JPH09255372A - 光ファイバ用樹脂被覆装置 - Google Patents
光ファイバ用樹脂被覆装置Info
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- JPH09255372A JPH09255372A JP8071708A JP7170896A JPH09255372A JP H09255372 A JPH09255372 A JP H09255372A JP 8071708 A JP8071708 A JP 8071708A JP 7170896 A JP7170896 A JP 7170896A JP H09255372 A JPH09255372 A JP H09255372A
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被覆ダイス内で光ファイバに向かう樹脂の流
れに不均一が多少あっても、偏肉の発生を防止しつつ樹
脂を被覆できる光ファイバ用樹脂被覆装置を得る。 【解決手段】 ニップル25とその次の被覆ダイス26
との間にファイバ調芯ダイス27を設ける。ニップル2
5とファイバ調芯ダイス27との間に調芯ダイス用樹脂
供給流路28を設ける。調芯ダイス用樹脂供給流路28
からファイバ調芯ダイス27のダイス孔29を経て次の
被覆ダイス26のダイス孔30内に樹脂を供給する。
れに不均一が多少あっても、偏肉の発生を防止しつつ樹
脂を被覆できる光ファイバ用樹脂被覆装置を得る。 【解決手段】 ニップル25とその次の被覆ダイス26
との間にファイバ調芯ダイス27を設ける。ニップル2
5とファイバ調芯ダイス27との間に調芯ダイス用樹脂
供給流路28を設ける。調芯ダイス用樹脂供給流路28
からファイバ調芯ダイス27のダイス孔29を経て次の
被覆ダイス26のダイス孔30内に樹脂を供給する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバに樹脂
を被覆する光ファイバ用樹脂被覆装置に関するものであ
る。
を被覆する光ファイバ用樹脂被覆装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ用樹脂被覆装置で光ファイバ
に樹脂を被覆する際の被覆樹脂の偏肉を防止するため、
従来は該光ファイバ用樹脂被覆装置内での樹脂の流れを
均一にする工夫がされてきた。
に樹脂を被覆する際の被覆樹脂の偏肉を防止するため、
従来は該光ファイバ用樹脂被覆装置内での樹脂の流れを
均一にする工夫がされてきた。
【0003】その代表的なものは、被覆ダイス内に樹脂
溜り部と樹脂絞り部とを幾つか設けた構造のものであ
る。
溜り部と樹脂絞り部とを幾つか設けた構造のものであ
る。
【0004】その例を図7に示す。この光ファイバ用樹
脂被覆装置は、ニップル1と被覆ダイス2とを備え、ニ
ップル1のニップル孔3を通過した光ファイバ4が被覆
ダイス2のダイス孔5内で樹脂6に接触して該光ファイ
バ4に該樹脂6が被覆されるようになっている。この場
合、被覆ダイス2のダイス孔5内には、樹脂供給口7か
ら外側の樹脂溜り部8aと、樹脂絞り部9と、内側の樹
脂溜り部8bと、ニップル1と被覆ダイス2との間の被
覆ダイス用樹脂供給流路10を経て樹脂6が供給される
ようになっている。
脂被覆装置は、ニップル1と被覆ダイス2とを備え、ニ
ップル1のニップル孔3を通過した光ファイバ4が被覆
ダイス2のダイス孔5内で樹脂6に接触して該光ファイ
バ4に該樹脂6が被覆されるようになっている。この場
合、被覆ダイス2のダイス孔5内には、樹脂供給口7か
ら外側の樹脂溜り部8aと、樹脂絞り部9と、内側の樹
脂溜り部8bと、ニップル1と被覆ダイス2との間の被
覆ダイス用樹脂供給流路10を経て樹脂6が供給される
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造にしても、被覆ダイス2のダイス孔5内の樹脂
6の円周方向の流れを均一にすることは実際上難しい問
題点がある。また、被覆ダイス2の位置決めをする場
合、光ファイバ4が被覆ダイス2のダイス孔5の中心を
通るように芯合わせをすることは、該光ファイバ4が空
間であるニップル孔3を経て供給される関係で振動を伴
っていることが多いため、非常に難しい問題点がある。
更に、被覆ダイス2の加工精度を考えると、そのダイス
孔5内での樹脂6の流れを光ファイバ4の周方向で完全
に均一とすることは難しい問題点がある。以上述べた樹
脂6の流れの不均一の要因により、線速を高速化してい
くと被覆ダイス2による調芯力よりも樹脂の流れの不均
一に伴う外乱が勝り、光ファイバ4に被覆される樹脂6
の偏肉の度合いが大きくなるという問題点がある。
うな構造にしても、被覆ダイス2のダイス孔5内の樹脂
6の円周方向の流れを均一にすることは実際上難しい問
題点がある。また、被覆ダイス2の位置決めをする場
合、光ファイバ4が被覆ダイス2のダイス孔5の中心を
通るように芯合わせをすることは、該光ファイバ4が空
間であるニップル孔3を経て供給される関係で振動を伴
っていることが多いため、非常に難しい問題点がある。
更に、被覆ダイス2の加工精度を考えると、そのダイス
孔5内での樹脂6の流れを光ファイバ4の周方向で完全
に均一とすることは難しい問題点がある。以上述べた樹
脂6の流れの不均一の要因により、線速を高速化してい
くと被覆ダイス2による調芯力よりも樹脂の流れの不均
一に伴う外乱が勝り、光ファイバ4に被覆される樹脂6
の偏肉の度合いが大きくなるという問題点がある。
【0006】本発明の目的は、被覆ダイス内で光ファイ
バに向かう樹脂の流れに不均一が多少あっても、偏肉の
発生を防止しつつ樹脂を被覆できる光ファイバ用樹脂被
覆装置を提供することにある。
バに向かう樹脂の流れに不均一が多少あっても、偏肉の
発生を防止しつつ樹脂を被覆できる光ファイバ用樹脂被
覆装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ニップルと被
覆ダイスとを備え、該ニップルのニップル孔を通過した
光ファイバに被覆ダイスのダイス孔内で樹脂が所定の厚
みで被覆される光ファイバ用樹脂被覆装置を改良するも
のである。
覆ダイスとを備え、該ニップルのニップル孔を通過した
光ファイバに被覆ダイスのダイス孔内で樹脂が所定の厚
みで被覆される光ファイバ用樹脂被覆装置を改良するも
のである。
【0008】本発明に係る光ファイバ用樹脂被覆装置に
おいては、ニップルとその次の被覆ダイスとの間にファ
イバ調芯ダイスが設けられ、ニップルとファイバ調芯ダ
イスとの間に調芯ダイス用樹脂供給流路が設けられ、該
調芯ダイス用樹脂供給流路からファイバ調芯ダイスのダ
イス孔を経て次の被覆ダイスのダイス孔内に樹脂が供給
されるようになっていることを特徴とする。
おいては、ニップルとその次の被覆ダイスとの間にファ
イバ調芯ダイスが設けられ、ニップルとファイバ調芯ダ
イスとの間に調芯ダイス用樹脂供給流路が設けられ、該
調芯ダイス用樹脂供給流路からファイバ調芯ダイスのダ
イス孔を経て次の被覆ダイスのダイス孔内に樹脂が供給
されるようになっていることを特徴とする。
【0009】このようにすると、被覆ダイスのダイス孔
内には、その真上のファイバ調芯ダイスのダイス孔から
該被覆ダイスのダイス孔の中央に樹脂が供給されること
になり、該ファイバ調芯ダイスのダイス孔内で光ファイ
バの周囲に上下方向の循環流が生じ、この循環流は光フ
ァイバの周方向にほぼ均一化されることになる。また、
このような構造にすると、光ファイバと樹脂との合流部
における樹脂の流れと、被覆ダイスのダイス孔における
テーパ部内の樹脂の循環流とをファイバ調芯ダイスによ
り分離することができ、上下の樹脂の流れの相互干渉を
防止することができる。更に、ファイバ調芯ダイスのダ
イス孔に調芯ダイス用樹脂供給流路から樹脂が供給され
るので、この樹脂が詰まったダイス孔を光ファイバが通
って該樹脂により振動が減衰され、しかも該樹脂を介し
てダイス孔内で光ファイバがある程度調芯されて次の被
覆ダイスのダイス孔内に入るので、該被覆ダイスのダイ
ス孔内で樹脂の流れに多少の不均一があっても打ち消さ
れて、偏肉の発生を防止しつつ樹脂を被覆することがで
きる。従って、光ファイバの線速が高速化されても、偏
肉の発生を防止しつつ樹脂を被覆することができる。
内には、その真上のファイバ調芯ダイスのダイス孔から
該被覆ダイスのダイス孔の中央に樹脂が供給されること
になり、該ファイバ調芯ダイスのダイス孔内で光ファイ
バの周囲に上下方向の循環流が生じ、この循環流は光フ
ァイバの周方向にほぼ均一化されることになる。また、
このような構造にすると、光ファイバと樹脂との合流部
における樹脂の流れと、被覆ダイスのダイス孔における
テーパ部内の樹脂の循環流とをファイバ調芯ダイスによ
り分離することができ、上下の樹脂の流れの相互干渉を
防止することができる。更に、ファイバ調芯ダイスのダ
イス孔に調芯ダイス用樹脂供給流路から樹脂が供給され
るので、この樹脂が詰まったダイス孔を光ファイバが通
って該樹脂により振動が減衰され、しかも該樹脂を介し
てダイス孔内で光ファイバがある程度調芯されて次の被
覆ダイスのダイス孔内に入るので、該被覆ダイスのダイ
ス孔内で樹脂の流れに多少の不均一があっても打ち消さ
れて、偏肉の発生を防止しつつ樹脂を被覆することがで
きる。従って、光ファイバの線速が高速化されても、偏
肉の発生を防止しつつ樹脂を被覆することができる。
【0010】この場合、調芯ダイス用樹脂供給流路とは
別に、ファイバ調芯ダイスとその次の被覆ダイスとの間
に被覆ダイス用樹脂供給流路を設けることが好ましい。
別に、ファイバ調芯ダイスとその次の被覆ダイスとの間
に被覆ダイス用樹脂供給流路を設けることが好ましい。
【0011】このようにすると、樹脂の供給開始時に、
ファイバ調芯ダイスの下で被覆ダイスのダイス孔の入口
の外周に空気溜りができるのを防止することができる。
従って、被覆樹脂に空気が巻き込まれるのを防止するこ
とができる。また、この被覆ダイス用樹脂供給流路の大
きさにより、被覆ダイスのダイス孔内における樹脂圧力
の調整を行うことができ、最適圧力で樹脂の被覆を行う
ことができる。
ファイバ調芯ダイスの下で被覆ダイスのダイス孔の入口
の外周に空気溜りができるのを防止することができる。
従って、被覆樹脂に空気が巻き込まれるのを防止するこ
とができる。また、この被覆ダイス用樹脂供給流路の大
きさにより、被覆ダイスのダイス孔内における樹脂圧力
の調整を行うことができ、最適圧力で樹脂の被覆を行う
ことができる。
【0012】また、本発明は、ニップルとN段の被覆ダ
イスとを備え、ニップルのニップル孔を通過した光ファ
イバにN段の被覆ダイスのダイス孔内で樹脂がそれぞれ
所定の厚みでN層被覆される光ファイバ用樹脂被覆装置
を改良の対象としている。
イスとを備え、ニップルのニップル孔を通過した光ファ
イバにN段の被覆ダイスのダイス孔内で樹脂がそれぞれ
所定の厚みでN層被覆される光ファイバ用樹脂被覆装置
を改良の対象としている。
【0013】本発明に係る光ファイバ用樹脂被覆装置に
おいては、ニップルとその次の被覆ダイスとの間にファ
イバ調芯ダイスが設けられ、ニップルとファイバ調芯ダ
イスとの間に調芯ダイス用樹脂供給流路が構成され、該
調芯ダイス用樹脂供給流路からファイバ調芯ダイスのダ
イス孔を経て次の前記被覆ダイスのダイス孔内に樹脂が
供給されるようになっていることを特徴とする。
おいては、ニップルとその次の被覆ダイスとの間にファ
イバ調芯ダイスが設けられ、ニップルとファイバ調芯ダ
イスとの間に調芯ダイス用樹脂供給流路が構成され、該
調芯ダイス用樹脂供給流路からファイバ調芯ダイスのダ
イス孔を経て次の前記被覆ダイスのダイス孔内に樹脂が
供給されるようになっていることを特徴とする。
【0014】このようにすると、ファイバ調芯ダイスの
ダイス孔からその次の被覆ダイスのダイス孔の中央に樹
脂が供給されることになり、該ファイバ調芯ダイスのダ
イス孔内で光ファイバの周囲に上下方向の循環流が生
じ、この循環流は光ファイバの周方向にほぼ均一化され
ることになる。また、このような構造にすると、光ファ
イバと樹脂との合流部における樹脂の流れと、被覆ダイ
スのダイス孔におけるテーパ部内の樹脂の循環流とをフ
ァイバ調芯ダイスにより分離することができ、上下の樹
脂の流れの相互干渉を防止することができる。更に、フ
ァイバ調芯ダイスのダイス孔に調芯ダイス用樹脂供給流
路から樹脂が供給されるので、この樹脂が詰まったダイ
ス孔を光ファイバが通って該樹脂により振動が減衰さ
れ、しかも該樹脂を介してダイス孔内で光ファイバがあ
る程度調芯されて次の被覆ダイスのダイス孔内に入るの
で、該被覆ダイスのダイス孔内で樹脂の流れに多少の不
均一があっても打ち消されて、偏肉の発生を防止しつつ
樹脂を被覆することができる。従って、光ファイバの線
速が高速化されても、偏肉の発生を防止しつつ樹脂のN
層被覆を行うことができる。
ダイス孔からその次の被覆ダイスのダイス孔の中央に樹
脂が供給されることになり、該ファイバ調芯ダイスのダ
イス孔内で光ファイバの周囲に上下方向の循環流が生
じ、この循環流は光ファイバの周方向にほぼ均一化され
ることになる。また、このような構造にすると、光ファ
イバと樹脂との合流部における樹脂の流れと、被覆ダイ
スのダイス孔におけるテーパ部内の樹脂の循環流とをフ
ァイバ調芯ダイスにより分離することができ、上下の樹
脂の流れの相互干渉を防止することができる。更に、フ
ァイバ調芯ダイスのダイス孔に調芯ダイス用樹脂供給流
路から樹脂が供給されるので、この樹脂が詰まったダイ
ス孔を光ファイバが通って該樹脂により振動が減衰さ
れ、しかも該樹脂を介してダイス孔内で光ファイバがあ
る程度調芯されて次の被覆ダイスのダイス孔内に入るの
で、該被覆ダイスのダイス孔内で樹脂の流れに多少の不
均一があっても打ち消されて、偏肉の発生を防止しつつ
樹脂を被覆することができる。従って、光ファイバの線
速が高速化されても、偏肉の発生を防止しつつ樹脂のN
層被覆を行うことができる。
【0015】この場合も、調芯ダイス用樹脂供給流路と
は別に、ファイバ調芯ダイスとその次の被覆ダイスとの
間に被覆ダイス用樹脂供給流路を設けることが好まし
い。
は別に、ファイバ調芯ダイスとその次の被覆ダイスとの
間に被覆ダイス用樹脂供給流路を設けることが好まし
い。
【0016】このようにすると、樹脂の供給開始時に、
ファイバ調芯ダイスの下で被覆ダイスのダイス孔の入口
の外周に空気溜りができるのを防止することができる。
従って、被覆樹脂に空気が巻き込まれるのを防止するこ
とができる。また、この被覆ダイス用樹脂供給流路の大
きさにより、被覆ダイスのダイス孔内における樹脂圧力
の調整を行うことができ、最適圧力で樹脂の被覆を行う
ことができる。
ファイバ調芯ダイスの下で被覆ダイスのダイス孔の入口
の外周に空気溜りができるのを防止することができる。
従って、被覆樹脂に空気が巻き込まれるのを防止するこ
とができる。また、この被覆ダイス用樹脂供給流路の大
きさにより、被覆ダイスのダイス孔内における樹脂圧力
の調整を行うことができ、最適圧力で樹脂の被覆を行う
ことができる。
【0017】
(第1例)本例は、図1に示す光ファイバ線引き装置に
本例の光ファイバ用樹脂被覆装置を適用した例を示した
ものである。
本例の光ファイバ用樹脂被覆装置を適用した例を示した
ものである。
【0018】該光ファイバ線引き装置では、光ファイバ
母材11を線引炉12にて加熱溶融して紡糸し、光ファ
イバ4を得る。この光ファイバ4を外径測定器13を経
てからファイバ冷却装置14にて冷却した後、初段の光
ファイバ用樹脂被覆装置15に通して第1層目の樹脂を
被覆する。なお、16は光ファイバ用樹脂被覆装置15
を支持しているダイホルダである。外径測定器13で
は、光ファイバ4の外径を測定し、該光ファイバ4の外
径が一定になるように後述するファイバ引取り機の引取
り速度と光ファイバ母材11の供給速度とを調整する。
母材11を線引炉12にて加熱溶融して紡糸し、光ファ
イバ4を得る。この光ファイバ4を外径測定器13を経
てからファイバ冷却装置14にて冷却した後、初段の光
ファイバ用樹脂被覆装置15に通して第1層目の樹脂を
被覆する。なお、16は光ファイバ用樹脂被覆装置15
を支持しているダイホルダである。外径測定器13で
は、光ファイバ4の外径を測定し、該光ファイバ4の外
径が一定になるように後述するファイバ引取り機の引取
り速度と光ファイバ母材11の供給速度とを調整する。
【0019】得られた一次被覆ファイバ4Aは初段の樹
脂硬化装置17に通し、該一次被覆ファイバ4Aの被覆
樹脂を硬化させる。樹脂硬化装置17では、被覆樹脂が
紫外線硬化樹脂の場合には、紫外線ランプを用いる。
脂硬化装置17に通し、該一次被覆ファイバ4Aの被覆
樹脂を硬化させる。樹脂硬化装置17では、被覆樹脂が
紫外線硬化樹脂の場合には、紫外線ランプを用いる。
【0020】次に、この一次被覆ファイバ4Aを2段目
の光ファイバ用樹脂被覆装置18に通して第2層目の樹
脂を被覆する。なお、19は該光ファイバ用樹脂被覆装
置18を支持しているダイホルダである。
の光ファイバ用樹脂被覆装置18に通して第2層目の樹
脂を被覆する。なお、19は該光ファイバ用樹脂被覆装
置18を支持しているダイホルダである。
【0021】得られた二次被覆ファイバ4Bは、2段目
の被覆ファイバ冷却装置20にて冷却した後、2段目の
樹脂硬化装置21に通し、該二次被覆ファイバ4Bの被
覆樹脂を硬化させる。
の被覆ファイバ冷却装置20にて冷却した後、2段目の
樹脂硬化装置21に通し、該二次被覆ファイバ4Bの被
覆樹脂を硬化させる。
【0022】2段目の樹脂硬化装置21を通り抜けた二
次被覆ファイバ4Bは、ファイバ引取り機としてのキャ
プスタン22と、ガイドプーリ23とを経て巻取ボビン
24に巻き取る。
次被覆ファイバ4Bは、ファイバ引取り機としてのキャ
プスタン22と、ガイドプーリ23とを経て巻取ボビン
24に巻き取る。
【0023】本例では、このような光ファイバ線引き装
置の初段の光ファイバ用樹脂被覆装置15に本発明を適
用している。
置の初段の光ファイバ用樹脂被覆装置15に本発明を適
用している。
【0024】該光ファイバ用樹脂被覆装置15は、図2
に示すように、ニップル25と被覆ダイス26とを備
え、これらニップル25とその次の被覆ダイス26との
間にはファイバ調芯ダイス27が設けられている。ニッ
プル25とファイバ調芯ダイス27との間には、調芯ダ
イス用樹脂供給流路28が設けられている。該調芯ダイ
ス用樹脂供給流路28からファイバ調芯ダイス27のダ
イス孔29を経て被覆ダイス26のダイス孔30内に樹
脂が供給されるようになっている。また、ファイバ調芯
ダイス27とその次の被覆ダイス26との間には、被覆
ダイス用樹脂供給流路31が設けられている。
に示すように、ニップル25と被覆ダイス26とを備
え、これらニップル25とその次の被覆ダイス26との
間にはファイバ調芯ダイス27が設けられている。ニッ
プル25とファイバ調芯ダイス27との間には、調芯ダ
イス用樹脂供給流路28が設けられている。該調芯ダイ
ス用樹脂供給流路28からファイバ調芯ダイス27のダ
イス孔29を経て被覆ダイス26のダイス孔30内に樹
脂が供給されるようになっている。また、ファイバ調芯
ダイス27とその次の被覆ダイス26との間には、被覆
ダイス用樹脂供給流路31が設けられている。
【0025】調芯ダイス用樹脂供給流路28には、樹脂
供給口32から外側の樹脂溜り部33と、樹脂絞り部3
4と、内側の樹脂溜り部35と、ファイバ調芯ダイス2
7の連通孔36を経て樹脂が供給されるようになってい
る。また、被覆ダイス用樹脂供給流路31にも内側の樹
脂溜り部35を経て樹脂が供給されるようになってい
る。
供給口32から外側の樹脂溜り部33と、樹脂絞り部3
4と、内側の樹脂溜り部35と、ファイバ調芯ダイス2
7の連通孔36を経て樹脂が供給されるようになってい
る。また、被覆ダイス用樹脂供給流路31にも内側の樹
脂溜り部35を経て樹脂が供給されるようになってい
る。
【0026】このような光ファイバ用樹脂被覆装置15
には、ニップル25のニップル孔37を経て光ファイバ
4が供給されるようになっている。
には、ニップル25のニップル孔37を経て光ファイバ
4が供給されるようになっている。
【0027】本例では、被覆ダイス26に設けられた凹
部38に、ニップル25の一部とファイバ調芯ダイス2
7の全体とを嵌め合せることにより、相互間の位置決め
がなされている。なお、これらの相互間の位置決めは、
上下相互間毎に嵌め合せて位置決めすることもできる。
部38に、ニップル25の一部とファイバ調芯ダイス2
7の全体とを嵌め合せることにより、相互間の位置決め
がなされている。なお、これらの相互間の位置決めは、
上下相互間毎に嵌め合せて位置決めすることもできる。
【0028】次に、かかる光ファイバ用樹脂被覆装置1
5により光ファイバ4に樹脂を被覆する動作について説
明する。
5により光ファイバ4に樹脂を被覆する動作について説
明する。
【0029】この装置では、ファイバ調芯ダイス27の
ダイス孔29に、樹脂供給口32から外側の樹脂溜り部
33,樹脂絞り部34,内側の樹脂溜り部35,連通孔
36,調芯ダイス用樹脂供給流路28を経て樹脂が供給
される。次の被覆ダイス26のダイス孔30には、該フ
ァイバ調芯ダイス27のダイス孔29を経て樹脂が供給
される。
ダイス孔29に、樹脂供給口32から外側の樹脂溜り部
33,樹脂絞り部34,内側の樹脂溜り部35,連通孔
36,調芯ダイス用樹脂供給流路28を経て樹脂が供給
される。次の被覆ダイス26のダイス孔30には、該フ
ァイバ調芯ダイス27のダイス孔29を経て樹脂が供給
される。
【0030】調芯ダイス用樹脂供給流路28の中央でニ
ップル孔37を通過した光ファイバ4と樹脂が接触す
る。調芯ダイス用樹脂供給流路28の高さ(厚さ)は、
光ファイバ4の線速と樹脂粘度により最適化される(線
速100 〜1500m/分で、高さは約0.3 〜2.0 mm)。次
に、光ファイバ4はファイバ調芯ダイス27のダイス孔
29に入る。該ファイバ調芯ダイス27のダイス孔29
におけるテーパ部29aとランド部29bにより樹脂を
介して光ファイバ4を該ダイス孔29のランド部29b
のほぼ中心に調芯する。この調芯効果により、ニップル
25とファイバ調芯ダイス27内の流路で光ファイバ4
に向かう樹脂流が不均一になっても、ファイバ調芯ダイ
ス27のダイス孔29のほぼ中心に光ファイバ4をガイ
ドすることができる。また、被覆ダイス26による調芯
効果も加わり、外乱の影響をさらに小さくできる。更
に、調芯ダイス用樹脂供給流路28とファイバ調芯ダイ
ス27のダイス孔29内の樹脂により、光ファイバ4の
振動を減衰させることができる。
ップル孔37を通過した光ファイバ4と樹脂が接触す
る。調芯ダイス用樹脂供給流路28の高さ(厚さ)は、
光ファイバ4の線速と樹脂粘度により最適化される(線
速100 〜1500m/分で、高さは約0.3 〜2.0 mm)。次
に、光ファイバ4はファイバ調芯ダイス27のダイス孔
29に入る。該ファイバ調芯ダイス27のダイス孔29
におけるテーパ部29aとランド部29bにより樹脂を
介して光ファイバ4を該ダイス孔29のランド部29b
のほぼ中心に調芯する。この調芯効果により、ニップル
25とファイバ調芯ダイス27内の流路で光ファイバ4
に向かう樹脂流が不均一になっても、ファイバ調芯ダイ
ス27のダイス孔29のほぼ中心に光ファイバ4をガイ
ドすることができる。また、被覆ダイス26による調芯
効果も加わり、外乱の影響をさらに小さくできる。更
に、調芯ダイス用樹脂供給流路28とファイバ調芯ダイ
ス27のダイス孔29内の樹脂により、光ファイバ4の
振動を減衰させることができる。
【0031】ファイバ調芯ダイス27による調芯力によ
りガイドされた光ファイバは、該ファイバ調芯ダイス2
7の中心と機械的に同軸度の出された被覆ダイス26の
ダイス孔30に入って所定の被覆径に樹脂が一次被覆さ
れる。
りガイドされた光ファイバは、該ファイバ調芯ダイス2
7の中心と機械的に同軸度の出された被覆ダイス26の
ダイス孔30に入って所定の被覆径に樹脂が一次被覆さ
れる。
【0032】光ファイバ用樹脂被覆装置15をこのよう
な構造にすると、被覆ダイス26のダイス孔30内に
は、その真上のファイバ調芯ダイス27のダイス孔29
から該被覆ダイス26のダイス孔30の中央に樹脂が供
給されることになり、該被覆ダイス26のダイス孔30
内の樹脂の円周方向の流れ及び光ファイバ4の周方向の
樹脂の流れをほぼ均一にすることができる。また、この
ような構造にすると、光ファイバ4と樹脂との合流部に
おける樹脂の流れと、被覆ダイス26のダイス孔30に
おけるテーパ部内の樹脂の循環流とをファイバ調芯ダイ
ス27により分離することができ、上下の樹脂の流れの
相互干渉を防止することができる。更に、ファイバ調芯
ダイス27のダイス孔29に調芯ダイス用樹脂供給流路
28から樹脂が供給されるので、この樹脂が詰まったダ
イス孔29を光ファイバ4が通って該樹脂により振動が
減衰され、しかも該樹脂を介してダイス孔29内で光フ
ァイバ4がある程度調芯されて次の被覆ダイス26のダ
イス孔30内に入ることになり、このため該被覆ダイス
26のダイス孔30内で樹脂の流れに多少の不均一があ
っても打ち消されて、偏肉の発生を防止しつつ樹脂を被
覆することができる。従って、光ファイバ4の線速が高
速化されても、偏肉の発生を防止しつつ樹脂を被覆する
ことができる。
な構造にすると、被覆ダイス26のダイス孔30内に
は、その真上のファイバ調芯ダイス27のダイス孔29
から該被覆ダイス26のダイス孔30の中央に樹脂が供
給されることになり、該被覆ダイス26のダイス孔30
内の樹脂の円周方向の流れ及び光ファイバ4の周方向の
樹脂の流れをほぼ均一にすることができる。また、この
ような構造にすると、光ファイバ4と樹脂との合流部に
おける樹脂の流れと、被覆ダイス26のダイス孔30に
おけるテーパ部内の樹脂の循環流とをファイバ調芯ダイ
ス27により分離することができ、上下の樹脂の流れの
相互干渉を防止することができる。更に、ファイバ調芯
ダイス27のダイス孔29に調芯ダイス用樹脂供給流路
28から樹脂が供給されるので、この樹脂が詰まったダ
イス孔29を光ファイバ4が通って該樹脂により振動が
減衰され、しかも該樹脂を介してダイス孔29内で光フ
ァイバ4がある程度調芯されて次の被覆ダイス26のダ
イス孔30内に入ることになり、このため該被覆ダイス
26のダイス孔30内で樹脂の流れに多少の不均一があ
っても打ち消されて、偏肉の発生を防止しつつ樹脂を被
覆することができる。従って、光ファイバ4の線速が高
速化されても、偏肉の発生を防止しつつ樹脂を被覆する
ことができる。
【0033】また、本例のように、ファイバ調芯ダイス
27とその次の被覆ダイス26との間に被覆ダイス用樹
脂供給流路31を設けると、樹脂の供給開始時に、ファ
イバ調芯ダイス27の下で被覆ダイス26のダイス孔3
0の入口の外周に空気溜りができるのを防止することが
できる。従って、被覆樹脂に空気が巻き込まれるのを防
止することができる。また、この被覆ダイス用樹脂供給
流路31の大きさにより、被覆ダイス26のダイス孔3
0内における樹脂圧力の調整を行うことができ、最適圧
力で樹脂の被覆を行うことができる。なお、本例の被覆
ダイス用樹脂供給流路31の高さ(厚さ)は、光ファイ
バ4の線速が100 〜1500m/分である場合には、0.5 〜
3.0 mm程度に調整される。
27とその次の被覆ダイス26との間に被覆ダイス用樹
脂供給流路31を設けると、樹脂の供給開始時に、ファ
イバ調芯ダイス27の下で被覆ダイス26のダイス孔3
0の入口の外周に空気溜りができるのを防止することが
できる。従って、被覆樹脂に空気が巻き込まれるのを防
止することができる。また、この被覆ダイス用樹脂供給
流路31の大きさにより、被覆ダイス26のダイス孔3
0内における樹脂圧力の調整を行うことができ、最適圧
力で樹脂の被覆を行うことができる。なお、本例の被覆
ダイス用樹脂供給流路31の高さ(厚さ)は、光ファイ
バ4の線速が100 〜1500m/分である場合には、0.5 〜
3.0 mm程度に調整される。
【0034】光ファイバ4の外径を125 μmに制御し、
その外周に対する樹脂の第1層,第2層の被覆径をそれ
ぞれ195 μm,250 μmになるように、初段の光ファイ
バ用樹脂被覆装置15における被覆ダイス26のダイス
孔30と、2段目の光ファイバ用樹脂被覆装置18にお
ける被覆ダイスのダイス孔とを選定し、光ファイバ4の
線引を行った。線速に対する初段の光ファイバ用樹脂被
覆装置15での第1層の樹脂被覆の偏肉について、従来
の光ファイバ用樹脂被覆装置と第1例の光ファイバ用樹
脂被覆装置15とで光ファイバ4に樹脂を被覆した時の
偏芯を比較した結果を表1に示す。
その外周に対する樹脂の第1層,第2層の被覆径をそれ
ぞれ195 μm,250 μmになるように、初段の光ファイ
バ用樹脂被覆装置15における被覆ダイス26のダイス
孔30と、2段目の光ファイバ用樹脂被覆装置18にお
ける被覆ダイスのダイス孔とを選定し、光ファイバ4の
線引を行った。線速に対する初段の光ファイバ用樹脂被
覆装置15での第1層の樹脂被覆の偏肉について、従来
の光ファイバ用樹脂被覆装置と第1例の光ファイバ用樹
脂被覆装置15とで光ファイバ4に樹脂を被覆した時の
偏芯を比較した結果を表1に示す。
【0035】
【表1】 また、図2に示す光ファイバ用樹脂被覆装置15を2段
目の光ファイバ用樹脂被覆装置18として用いたが、同
様に1層目と2層目の樹脂被覆の偏芯を改善することが
できた。
目の光ファイバ用樹脂被覆装置18として用いたが、同
様に1層目と2層目の樹脂被覆の偏芯を改善することが
できた。
【0036】(第2例)図3は、本発明に係る光ファイ
バ用樹脂被覆装置15の第2例を示したものである。
バ用樹脂被覆装置15の第2例を示したものである。
【0037】本例の光ファイバ用樹脂被覆装置15にお
いては、被覆ダイス26のダイス孔30の入口に、ファ
イバ調芯ダイス27から樹脂溜り防止用部材39を挿入
することにより、該被覆ダイス26のダイス孔30の入
口側の形状を流線形にしている。
いては、被覆ダイス26のダイス孔30の入口に、ファ
イバ調芯ダイス27から樹脂溜り防止用部材39を挿入
することにより、該被覆ダイス26のダイス孔30の入
口側の形状を流線形にしている。
【0038】このような構造にすると、第1例のように
被覆ダイス用樹脂供給流路31を設けなくても、被覆ダ
イス26のダイス孔30の入口に空気溜りと樹脂よどみ
ができるのを防止することができる。
被覆ダイス用樹脂供給流路31を設けなくても、被覆ダ
イス26のダイス孔30の入口に空気溜りと樹脂よどみ
ができるのを防止することができる。
【0039】(第3例)本例は、図4に示す光ファイバ
線引き装置に本例の光ファイバ用樹脂被覆装置を適用し
た例を示したものである。
線引き装置に本例の光ファイバ用樹脂被覆装置を適用し
た例を示したものである。
【0040】該光ファイバ線引き装置では、光ファイバ
母材11を線引炉12にて加熱溶融して紡糸し、光ファ
イバ4を得る。この光ファイバ4を外径測定器13を経
てからファイバ冷却装置14にて冷却した後、一括二層
被覆形の光ファイバ用樹脂被覆装置40に通して第1層
目と2層目の樹脂を被覆する。なお、41は光ファイバ
用樹脂被覆装置15を支持しているダイホルダである。
外径測定器13では、光ファイバ4の外径を測定し、該
光ファイバ4の外径が一定になるように後述するファイ
バ引取り機の引取り速度と光ファイバ母材11の供給速
度とを調整する。
母材11を線引炉12にて加熱溶融して紡糸し、光ファ
イバ4を得る。この光ファイバ4を外径測定器13を経
てからファイバ冷却装置14にて冷却した後、一括二層
被覆形の光ファイバ用樹脂被覆装置40に通して第1層
目と2層目の樹脂を被覆する。なお、41は光ファイバ
用樹脂被覆装置15を支持しているダイホルダである。
外径測定器13では、光ファイバ4の外径を測定し、該
光ファイバ4の外径が一定になるように後述するファイ
バ引取り機の引取り速度と光ファイバ母材11の供給速
度とを調整する。
【0041】得られた二次被覆ファイバ4Bは複数段の
樹脂硬化装置42に通し、該二次被覆ファイバ4Bの被
覆樹脂を硬化させる。樹脂硬化装置42では、被覆樹脂
が紫外線硬化樹脂の場合には、紫外線ランプを用いる。
樹脂硬化装置42に通し、該二次被覆ファイバ4Bの被
覆樹脂を硬化させる。樹脂硬化装置42では、被覆樹脂
が紫外線硬化樹脂の場合には、紫外線ランプを用いる。
【0042】得られた二次被覆ファイバ4Bは、ファイ
バ引取り機としてのキャプスタン22と、ガイドプーリ
23とを経て巻取ボビン24に巻き取る。
バ引取り機としてのキャプスタン22と、ガイドプーリ
23とを経て巻取ボビン24に巻き取る。
【0043】本例では、このような光ファイバ線引き装
置の一括二層被覆形の光ファイバ用樹脂被覆装置40に
本発明を適用している。
置の一括二層被覆形の光ファイバ用樹脂被覆装置40に
本発明を適用している。
【0044】該一括二層被覆形の光ファイバ用樹脂被覆
装置40は、図5に示すように、ニップル25と2段の
被覆ダイス26,41とを備え、ニップル25とその次
の被覆ダイス26との間にファイバ調芯ダイス27が設
けられている。ニップル25とファイバ調芯ダイス27
との間には、調芯ダイス用樹脂供給流路28が設けられ
ている。該調芯ダイス用樹脂供給流路28からファイバ
調芯ダイス27のダイス孔29を経て被覆ダイス26の
ダイス孔30内に樹脂が供給されるようになっている。
装置40は、図5に示すように、ニップル25と2段の
被覆ダイス26,41とを備え、ニップル25とその次
の被覆ダイス26との間にファイバ調芯ダイス27が設
けられている。ニップル25とファイバ調芯ダイス27
との間には、調芯ダイス用樹脂供給流路28が設けられ
ている。該調芯ダイス用樹脂供給流路28からファイバ
調芯ダイス27のダイス孔29を経て被覆ダイス26の
ダイス孔30内に樹脂が供給されるようになっている。
【0045】調芯ダイス用樹脂供給流路28には、樹脂
供給口32から外側の樹脂溜り部33と、樹脂絞り部3
4と、内側の樹脂溜り部35を経て樹脂が供給されるよ
うになっている。
供給口32から外側の樹脂溜り部33と、樹脂絞り部3
4と、内側の樹脂溜り部35を経て樹脂が供給されるよ
うになっている。
【0046】二段目の被覆ダイス41は、初段の被覆ダ
イス26の下に重ねて配置されている。該被覆ダイス4
1のダイス孔42には、樹脂供給口43から外側の樹脂
溜り部44と、樹脂絞り部45と、内側の樹脂溜り部4
6を経て樹脂が供給されるようになっている。
イス26の下に重ねて配置されている。該被覆ダイス4
1のダイス孔42には、樹脂供給口43から外側の樹脂
溜り部44と、樹脂絞り部45と、内側の樹脂溜り部4
6を経て樹脂が供給されるようになっている。
【0047】このような一括二層被覆形の光ファイバ用
樹脂被覆装置40のニップル25とファイバ調芯ダイス
27と被覆ダイス26,41とは、図示しないが対向面
での位置決め凹凸の嵌め合わせや、これらを相互に位置
決めするケース等により、相互間の位置決めがなされて
いる。
樹脂被覆装置40のニップル25とファイバ調芯ダイス
27と被覆ダイス26,41とは、図示しないが対向面
での位置決め凹凸の嵌め合わせや、これらを相互に位置
決めするケース等により、相互間の位置決めがなされて
いる。
【0048】このような構造の光ファイバ用樹脂被覆装
置40には、ニップル2のニップル孔37を経て光ファ
イバ4が供給されるようになっている。
置40には、ニップル2のニップル孔37を経て光ファ
イバ4が供給されるようになっている。
【0049】次に、かかる一括二層被覆形の光ファイバ
用樹脂被覆装置40により光ファイバ4に樹脂を二層一
括被覆する動作について説明する。
用樹脂被覆装置40により光ファイバ4に樹脂を二層一
括被覆する動作について説明する。
【0050】この装置では、ファイバ調芯ダイス27の
ダイス孔29に、樹脂供給口32から外側の樹脂溜り部
33,樹脂絞り部34,内側の樹脂溜り部35,調芯ダ
イス用樹脂供給流路28を経て樹脂が供給される。次の
被覆ダイス26のダイス孔30には、該ファイバ調芯ダ
イス27のダイス孔29を経て樹脂が供給される。二段
目の被覆ダイス41のダイス孔42には、樹脂供給口4
3から外側の樹脂溜り部44,樹脂絞り部45,内側の
樹脂溜り部46を経て樹脂が供給される。
ダイス孔29に、樹脂供給口32から外側の樹脂溜り部
33,樹脂絞り部34,内側の樹脂溜り部35,調芯ダ
イス用樹脂供給流路28を経て樹脂が供給される。次の
被覆ダイス26のダイス孔30には、該ファイバ調芯ダ
イス27のダイス孔29を経て樹脂が供給される。二段
目の被覆ダイス41のダイス孔42には、樹脂供給口4
3から外側の樹脂溜り部44,樹脂絞り部45,内側の
樹脂溜り部46を経て樹脂が供給される。
【0051】調芯ダイス用樹脂供給流路28の中央でニ
ップル孔37を通過した光ファイバ4と樹脂が接触す
る。調芯ダイス用樹脂供給流路28の高さ(厚さ)は、
光ファイバ4の線速と樹脂粘度により最適化される。な
お、本例では、この高さは線速に応じて0.3 〜2.0 mm程
度に調整した。次に、光ファイバ4はファイバ調芯ダイ
ス27のダイス孔29に入る。該ファイバ調芯ダイス2
7のダイス孔29におけるテーパ部29aとランド部2
9bにより樹脂を介して光ファイバ4を該ダイス孔29
のランド部29bのほぼ中心に調芯する。この調芯効果
により、ニップル孔27近傍の樹脂の流れの不均一性に
よる悪影響の大部分を打ち消すことができる。加えて、
ファイバ調芯ダイス27のテーパ部29aの調芯効果に
より偏心をさらに小さくできる。また、調芯ダイス用樹
脂供給流路28とファイバ調芯ダイス27のダイス孔2
9内の樹脂により、光ファイバ4の振動を減衰させる。
ップル孔37を通過した光ファイバ4と樹脂が接触す
る。調芯ダイス用樹脂供給流路28の高さ(厚さ)は、
光ファイバ4の線速と樹脂粘度により最適化される。な
お、本例では、この高さは線速に応じて0.3 〜2.0 mm程
度に調整した。次に、光ファイバ4はファイバ調芯ダイ
ス27のダイス孔29に入る。該ファイバ調芯ダイス2
7のダイス孔29におけるテーパ部29aとランド部2
9bにより樹脂を介して光ファイバ4を該ダイス孔29
のランド部29bのほぼ中心に調芯する。この調芯効果
により、ニップル孔27近傍の樹脂の流れの不均一性に
よる悪影響の大部分を打ち消すことができる。加えて、
ファイバ調芯ダイス27のテーパ部29aの調芯効果に
より偏心をさらに小さくできる。また、調芯ダイス用樹
脂供給流路28とファイバ調芯ダイス27のダイス孔2
9内の樹脂により、光ファイバ4の振動を減衰させる。
【0052】ファイバ調芯ダイス27による調芯力によ
りガイドされた光ファイバ4は、該ファイバ調芯ダイス
27の中心と機械的に同軸度の出された初段の被覆ダイ
ス26のダイス孔30に入って所定の被覆径に樹脂が一
次被覆される。
りガイドされた光ファイバ4は、該ファイバ調芯ダイス
27の中心と機械的に同軸度の出された初段の被覆ダイ
ス26のダイス孔30に入って所定の被覆径に樹脂が一
次被覆される。
【0053】一次被覆された光ファイバは、被覆ダイス
26の中心と機械的に同軸度の出された2段目の被覆ダ
イス41のダイス孔42に案内される。該ダイス孔42
に入った光ファイバ4には、所定の被覆径に樹脂が二次
被覆され、二次被覆ファイバ4Bとなる。
26の中心と機械的に同軸度の出された2段目の被覆ダ
イス41のダイス孔42に案内される。該ダイス孔42
に入った光ファイバ4には、所定の被覆径に樹脂が二次
被覆され、二次被覆ファイバ4Bとなる。
【0054】調芯ダイス用樹脂供給流路28の高さ(厚
さ)は、光ファイバ4の線速と第1層目と第2層目の樹
脂の粘度により最適化される。なお、本例では、この高
さは線速に応じて0.5 〜3 mmの範囲で調整した。
さ)は、光ファイバ4の線速と第1層目と第2層目の樹
脂の粘度により最適化される。なお、本例では、この高
さは線速に応じて0.5 〜3 mmの範囲で調整した。
【0055】一括二層被覆形の光ファイバ用樹脂被覆装
置40をこのような構造にすると、被覆ダイス26のダ
イス孔30内には、その真上のファイバ調芯ダイス27
のダイス孔29から該被覆ダイス26のダイス孔30の
中央に樹脂が供給されることになり、該被覆ダイス26
のダイス孔30内の樹脂の円周方向の流れ及び光ファイ
バ4の周方向の樹脂の流れをほぼ均一にすることができ
る。また、このような構造にすると、光ファイバ4と樹
脂との合流部における樹脂の流れと、被覆ダイス26の
ダイス孔30におけるテーパ部内の樹脂の循環流とをフ
ァイバ調芯ダイス27により分離することができ、上下
の樹脂の流れの相互干渉を防止することができる。更
に、ファイバ調芯ダイス27のダイス孔29に調芯ダイ
ス用樹脂供給流路28から樹脂が供給されるので、この
樹脂が詰まったダイス孔29を光ファイバ4が通って該
樹脂により振動が減衰され、しかも該樹脂を介してダイ
ス孔29内で光ファイバ4がある程度調芯されて次の被
覆ダイス26のダイス孔30内に入ることになり、この
ためニップル孔37近傍の樹脂流路の樹脂の流れに多少
の不均一があっても打ち消されて、偏肉の発生を防止し
つつ樹脂の一次被覆を施すことができる。
置40をこのような構造にすると、被覆ダイス26のダ
イス孔30内には、その真上のファイバ調芯ダイス27
のダイス孔29から該被覆ダイス26のダイス孔30の
中央に樹脂が供給されることになり、該被覆ダイス26
のダイス孔30内の樹脂の円周方向の流れ及び光ファイ
バ4の周方向の樹脂の流れをほぼ均一にすることができ
る。また、このような構造にすると、光ファイバ4と樹
脂との合流部における樹脂の流れと、被覆ダイス26の
ダイス孔30におけるテーパ部内の樹脂の循環流とをフ
ァイバ調芯ダイス27により分離することができ、上下
の樹脂の流れの相互干渉を防止することができる。更
に、ファイバ調芯ダイス27のダイス孔29に調芯ダイ
ス用樹脂供給流路28から樹脂が供給されるので、この
樹脂が詰まったダイス孔29を光ファイバ4が通って該
樹脂により振動が減衰され、しかも該樹脂を介してダイ
ス孔29内で光ファイバ4がある程度調芯されて次の被
覆ダイス26のダイス孔30内に入ることになり、この
ためニップル孔37近傍の樹脂流路の樹脂の流れに多少
の不均一があっても打ち消されて、偏肉の発生を防止し
つつ樹脂の一次被覆を施すことができる。
【0056】また、初段の被覆ダイス26を通過した光
ファイバ4とその周囲の第1層目の樹脂は、この初段の
被覆ダイス26と機械的に同軸度の出された2段目の被
覆ダイス41のダイス孔42に導かれるので、第2層目
の樹脂被覆の偏肉も少なくできる。
ファイバ4とその周囲の第1層目の樹脂は、この初段の
被覆ダイス26と機械的に同軸度の出された2段目の被
覆ダイス41のダイス孔42に導かれるので、第2層目
の樹脂被覆の偏肉も少なくできる。
【0057】以上の理由により、第1層,第2層の樹脂
被覆の偏肉を著しく改善できた。
被覆の偏肉を著しく改善できた。
【0058】なお、初段の被覆ダイス26と2段目の被
覆ダイス41との間に前述したような構造のファイバ調
芯ダイスを介在させると、第1層目と第2層目の樹脂被
覆の偏肉をさらに小さくすることができる。
覆ダイス41との間に前述したような構造のファイバ調
芯ダイスを介在させると、第1層目と第2層目の樹脂被
覆の偏肉をさらに小さくすることができる。
【0059】従って、本例によれば、光ファイバ4の線
速が高速化されても、偏肉の発生を防止しつつ樹脂を被
覆することができる。
速が高速化されても、偏肉の発生を防止しつつ樹脂を被
覆することができる。
【0060】光ファイバ4の外径を125 μmに制御し、
その外周に対する樹脂の第1層,第2層の被覆径をそれ
ぞれ198 μm,248 μmになるように、一括二層被覆形
の光ファイバ用樹脂被覆装置40における初段の被覆ダ
イス26のダイス孔30と、2段目の被覆ダイス41の
ダイス孔42とを選定し、光ファイバ4の線引を行っ
た。線速に対する一括二層被覆形の光ファイバ用樹脂被
覆装置40での第1層と第2層の樹脂被覆の偏肉につい
て、従来の光ファイバ用樹脂被覆装置と該第3例の光フ
ァイバ用樹脂被覆装置40とで光ファイバ4に樹脂を被
覆した時の偏芯を比較した結果を表2に示す。
その外周に対する樹脂の第1層,第2層の被覆径をそれ
ぞれ198 μm,248 μmになるように、一括二層被覆形
の光ファイバ用樹脂被覆装置40における初段の被覆ダ
イス26のダイス孔30と、2段目の被覆ダイス41の
ダイス孔42とを選定し、光ファイバ4の線引を行っ
た。線速に対する一括二層被覆形の光ファイバ用樹脂被
覆装置40での第1層と第2層の樹脂被覆の偏肉につい
て、従来の光ファイバ用樹脂被覆装置と該第3例の光フ
ァイバ用樹脂被覆装置40とで光ファイバ4に樹脂を被
覆した時の偏芯を比較した結果を表2に示す。
【0061】
【表2】 (第4例)本例は、図5に示す一括二層被覆形の光ファ
イバ用樹脂被覆装置40の変形例を示したものである。
なお、図5と対応する部分には、同一符号を付けて示し
ている。
イバ用樹脂被覆装置40の変形例を示したものである。
なお、図5と対応する部分には、同一符号を付けて示し
ている。
【0062】本例の一括二層被覆形の光ファイバ用樹脂
被覆装置40では、調芯ダイス用樹脂供給流路28とは
別に、ファイバ調芯ダイス27とその次の被覆ダイス2
6との間に被覆ダイス用樹脂供給流路31が設けられて
いる。
被覆装置40では、調芯ダイス用樹脂供給流路28とは
別に、ファイバ調芯ダイス27とその次の被覆ダイス2
6との間に被覆ダイス用樹脂供給流路31が設けられて
いる。
【0063】該被覆ダイス用樹脂供給流路31には、前
述した樹脂供給口32から連通路47,外側の樹脂溜り
部48と、樹脂絞り部49と、内側の樹脂溜り部50と
を経て樹脂が供給されるようになっている。
述した樹脂供給口32から連通路47,外側の樹脂溜り
部48と、樹脂絞り部49と、内側の樹脂溜り部50と
を経て樹脂が供給されるようになっている。
【0064】このような構造でも、第3例と同様の効果
を得ることができる。
を得ることができる。
【0065】特に本例のように、ファイバ調芯ダイス2
7とその次の被覆ダイス26との間に被覆ダイス用樹脂
供給流路31を設けると、樹脂の供給開始時に、ファイ
バ調芯ダイス27の下で被覆ダイス26のダイス孔30
の入口の外周に空気溜りができるのを防止することがで
きる。従って、被覆樹脂に空気が巻き込まれるのを防止
することができる。また、この被覆ダイス用樹脂供給流
路31の大きさにより、被覆ダイス26のダイス孔30
内における樹脂圧力の調整を行うことができ、最適圧力
で樹脂の被覆を行うことができる。なお、本例の被覆ダ
イス用樹脂供給流路31の高さ(厚さ)は、線速に応じ
て0.5 〜3 mmの範囲で調整した。
7とその次の被覆ダイス26との間に被覆ダイス用樹脂
供給流路31を設けると、樹脂の供給開始時に、ファイ
バ調芯ダイス27の下で被覆ダイス26のダイス孔30
の入口の外周に空気溜りができるのを防止することがで
きる。従って、被覆樹脂に空気が巻き込まれるのを防止
することができる。また、この被覆ダイス用樹脂供給流
路31の大きさにより、被覆ダイス26のダイス孔30
内における樹脂圧力の調整を行うことができ、最適圧力
で樹脂の被覆を行うことができる。なお、本例の被覆ダ
イス用樹脂供給流路31の高さ(厚さ)は、線速に応じ
て0.5 〜3 mmの範囲で調整した。
【0066】なお、図5に示す一括二層被覆形の光ファ
イバ用樹脂被覆装置40でも、図3に示す光ファイバ用
樹脂被覆装置15と同様に、被覆ダイス26のダイス孔
30の入口に、ファイバ調芯ダイス27から樹脂溜り防
止用部材39を挿入することにより、該被覆ダイス26
のダイス孔30の入口側の形状を流線形にすることもで
きる。
イバ用樹脂被覆装置40でも、図3に示す光ファイバ用
樹脂被覆装置15と同様に、被覆ダイス26のダイス孔
30の入口に、ファイバ調芯ダイス27から樹脂溜り防
止用部材39を挿入することにより、該被覆ダイス26
のダイス孔30の入口側の形状を流線形にすることもで
きる。
【0067】このような構造にすると、被覆ダイス26
内の樹脂の循環がスムーズになり、また樹脂がよどまな
いので、長時間使用しても樹脂が変質する心配がない。
内の樹脂の循環がスムーズになり、また樹脂がよどまな
いので、長時間使用しても樹脂が変質する心配がない。
【0068】なお、上記例においては、最も好ましい形
状である一段のテーパ形状のファイバ調芯ダイスを用い
たが、該ファイバ調芯ダイスの孔の形状はこれに限定さ
れるものではなく、例えば多段のテーパ形状であっても
よいし、ランド部がない形状であってもよい。
状である一段のテーパ形状のファイバ調芯ダイスを用い
たが、該ファイバ調芯ダイスの孔の形状はこれに限定さ
れるものではなく、例えば多段のテーパ形状であっても
よいし、ランド部がない形状であってもよい。
【0069】
【発明の効果】本発明に係る光ファイバ用樹脂被覆装置
においては、被覆ダイスのダイス孔内には、その真上の
ファイバ調芯ダイスのダイス孔から該被覆ダイスのダイ
ス孔の中央に樹脂が供給されるようになっているので、
該被覆ダイスのダイス孔内の樹脂の円周方向の流れ及び
光ファイバの周方向の樹脂の流れをほぼ均一にすること
ができる。また、該ファイバ調芯ダイスの存在により、
光ファイバと樹脂との合流部における樹脂の流れと、被
覆ダイスのダイス孔におけるテーパ部内の樹脂の循環流
とを分離することができ、上下の樹脂の流れの相互干渉
を防止することができる。更に、ファイバ調芯ダイスの
ダイス孔には調芯ダイス用樹脂供給流路から樹脂が供給
されるので、この樹脂が詰まったダイス孔を光ファイバ
が通って該樹脂により振動が減衰され、しかも該樹脂を
介してダイス孔内で光ファイバがある程度調芯されて次
の被覆ダイスのダイス孔内に入ることになり、このため
該被覆ダイスのダイス孔内で樹脂の流れに多少の不均一
があっても打ち消されて、偏肉の発生を防止しつつ樹脂
を被覆することができる。従って、光ファイバの線速が
高速化されても、偏肉の発生を防止しつつ樹脂を被覆す
ることができる。
においては、被覆ダイスのダイス孔内には、その真上の
ファイバ調芯ダイスのダイス孔から該被覆ダイスのダイ
ス孔の中央に樹脂が供給されるようになっているので、
該被覆ダイスのダイス孔内の樹脂の円周方向の流れ及び
光ファイバの周方向の樹脂の流れをほぼ均一にすること
ができる。また、該ファイバ調芯ダイスの存在により、
光ファイバと樹脂との合流部における樹脂の流れと、被
覆ダイスのダイス孔におけるテーパ部内の樹脂の循環流
とを分離することができ、上下の樹脂の流れの相互干渉
を防止することができる。更に、ファイバ調芯ダイスの
ダイス孔には調芯ダイス用樹脂供給流路から樹脂が供給
されるので、この樹脂が詰まったダイス孔を光ファイバ
が通って該樹脂により振動が減衰され、しかも該樹脂を
介してダイス孔内で光ファイバがある程度調芯されて次
の被覆ダイスのダイス孔内に入ることになり、このため
該被覆ダイスのダイス孔内で樹脂の流れに多少の不均一
があっても打ち消されて、偏肉の発生を防止しつつ樹脂
を被覆することができる。従って、光ファイバの線速が
高速化されても、偏肉の発生を防止しつつ樹脂を被覆す
ることができる。
【0070】この場合、ファイバ調芯ダイスとその次の
被覆ダイスとの間に被覆ダイス用樹脂供給流路を設ける
と、樹脂の供給開始時に、ファイバ調芯ダイスの下で被
覆ダイスのダイス孔の入口の外周に空気溜りができるの
を防止することができる。従って、被覆樹脂に空気が巻
き込まれるのを防止することができる。また、この被覆
ダイス用樹脂供給流路の大きさにより、被覆ダイスのダ
イス孔内における樹脂圧力の調整を行うことができ、最
適圧力で樹脂の被覆を行うことができる。
被覆ダイスとの間に被覆ダイス用樹脂供給流路を設ける
と、樹脂の供給開始時に、ファイバ調芯ダイスの下で被
覆ダイスのダイス孔の入口の外周に空気溜りができるの
を防止することができる。従って、被覆樹脂に空気が巻
き込まれるのを防止することができる。また、この被覆
ダイス用樹脂供給流路の大きさにより、被覆ダイスのダ
イス孔内における樹脂圧力の調整を行うことができ、最
適圧力で樹脂の被覆を行うことができる。
【0071】また、本発明は、ニップルとN段の被覆ダ
イスとを備えて樹脂をN層被覆する光ファイバ用樹脂被
覆装置でも、ニップルとその次の被覆ダイスとの間にフ
ァイバ調芯ダイスを設けることにより同様の効果を得る
ことができる。
イスとを備えて樹脂をN層被覆する光ファイバ用樹脂被
覆装置でも、ニップルとその次の被覆ダイスとの間にフ
ァイバ調芯ダイスを設けることにより同様の効果を得る
ことができる。
【0072】この一括N層被覆形の光ファイバ用樹脂被
覆装置でも、ファイバ調芯ダイスとその次の被覆ダイス
との間に被覆ダイス用樹脂供給流路を設けると、樹脂の
供給開始時に、ファイバ調芯ダイスの下で被覆ダイスの
ダイス孔の入口の外周に空気溜りができるのを防止する
ことができる。従って、被覆樹脂に空気が巻き込まれる
のを防止することができる。また、この被覆ダイス用樹
脂供給流路の大きさにより、被覆ダイスのダイス孔内に
おける樹脂圧力の調整を行うことができ、最適圧力で樹
脂の被覆を行うことができる。
覆装置でも、ファイバ調芯ダイスとその次の被覆ダイス
との間に被覆ダイス用樹脂供給流路を設けると、樹脂の
供給開始時に、ファイバ調芯ダイスの下で被覆ダイスの
ダイス孔の入口の外周に空気溜りができるのを防止する
ことができる。従って、被覆樹脂に空気が巻き込まれる
のを防止することができる。また、この被覆ダイス用樹
脂供給流路の大きさにより、被覆ダイスのダイス孔内に
おける樹脂圧力の調整を行うことができ、最適圧力で樹
脂の被覆を行うことができる。
【図1】本発明の光ファイバ用樹脂被覆装置を用いた光
ファイバ線引き装置の一例の概略構成を示す縦断面図で
ある。
ファイバ線引き装置の一例の概略構成を示す縦断面図で
ある。
【図2】図1で用いる本発明に係る光ファイバ用樹脂被
覆装置の第1例の縦断面図である。
覆装置の第1例の縦断面図である。
【図3】図1で用いる本発明に係る光ファイバ用樹脂被
覆装置の第2例の縦断面図である。
覆装置の第2例の縦断面図である。
【図4】本発明の光ファイバ用樹脂被覆装置を用いた光
ファイバ線引き装置の他の例の概略構成を示す縦断面図
である。
ファイバ線引き装置の他の例の概略構成を示す縦断面図
である。
【図5】図4で用いる本発明に係る光ファイバ用樹脂被
覆装置の第3例の縦断面図である。
覆装置の第3例の縦断面図である。
【図6】図4で用いる本発明に係る光ファイバ用樹脂被
覆装置の第4例の縦断面図である。
覆装置の第4例の縦断面図である。
【図7】従来の光ファイバ用樹脂被覆装置の縦断面図で
ある。
ある。
1 ニップル 2 被覆ダイス 3 ニップル孔 4 光ファイバ 4A 一次被覆ファイバ 4B 二次被覆ファイバ 5 ダイス孔 6 樹脂 7 樹脂供給口 8a 外側の樹脂溜り部 8b 内側の樹脂溜り部 9 樹脂絞り部 10 被覆ダイス用樹脂供給流路 11 光ファイバ母材 12 線引炉 13 外径測定器 14 ファイバ冷却装置 15 初段の光ファイバ用樹脂被覆装置 16 ダイホルダ 17 初段の樹脂硬化装置 18 2段目の光ファイバ用樹脂被覆装置 19 ダイホルダ 20 被覆ファイバ冷却装置 21 2段目の樹脂硬化装置 22 キャプスタン 23 ガイドプーリ 24 巻取ボビン 25 ニップル 26 被覆ダイス 27 ファイバ調芯ダイス 28 調芯ダイス用樹脂供給流路 29 ダイス孔 30 ダイス孔 31 被覆ダイス用樹脂供給流路 32 樹脂供給口 33 外側の樹脂溜り部 34 樹脂絞り部 35 内側の樹脂溜り部 36 連通孔 37 ニップル孔 38 凹部 39 樹脂溜り防止用部材 40 一括二層被覆形の光ファイバ用樹脂被覆装置 41 ダイホルダ 42 樹脂硬化装置 43 樹脂供給口 44 外側の樹脂溜り部 45 樹脂絞り部 46 内側の樹脂溜り部 47 連通路 48 外側の樹脂溜り部 49 樹脂絞り部 50 内側の樹脂溜り部
Claims (4)
- 【請求項1】 ニップルと被覆ダイスとを備え、前記ニ
ップルのニップル孔を通過した光ファイバに前記被覆ダ
イスのダイス孔内で樹脂が所定の厚みで被覆される光フ
ァイバ用樹脂被覆装置において、 前記ニップルとその次の前記被覆ダイスとの間にファイ
バ調芯ダイスが設けられ、前記ニップルと前記ファイバ
調芯ダイスとの間に調芯ダイス用樹脂供給流路が設けら
れ、該調芯ダイス用樹脂供給流路から前記ファイバ調芯
ダイスのダイス孔を経て次の前記被覆ダイスのダイス孔
内に前記樹脂が供給されるようになっていることを特徴
とする光ファイバ用樹脂被覆装置。 - 【請求項2】 前記ファイバ調芯ダイスとその次の前記
被覆ダイスとの間に被覆ダイス用樹脂供給流路が設けら
れていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ
用樹脂被覆装置。 - 【請求項3】 ニップルとN段の被覆ダイスとを備え、
前記ニップルのニップル孔を通過した光ファイバに前記
N段の被覆ダイスのダイス孔内で樹脂がそれぞれ所定の
厚みでN層被覆される光ファイバ用樹脂被覆装置におい
て、 前記ニップルとその次の前記被覆ダイスとの間にファイ
バ調芯ダイスが設けられ、前記ニップルと前記ファイバ
調芯ダイスとの間に調芯ダイス用樹脂供給流路が構成さ
れ、該調芯ダイス用樹脂供給流路から前記ファイバ調芯
ダイスのダイス孔を経て次の前記被覆ダイスのダイス孔
内に前記樹脂が供給されるようになっていることを特徴
とする光ファイバ用樹脂被覆装置。 - 【請求項4】 前記ファイバ調芯ダイスとその次の前記
被覆ダイスとの間に被覆ダイス用樹脂供給流路が設けら
れていることを特徴とする請求項3に記載の光ファイバ
用樹脂被覆装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8071708A JPH09255372A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 光ファイバ用樹脂被覆装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8071708A JPH09255372A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 光ファイバ用樹脂被覆装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09255372A true JPH09255372A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=13468318
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8071708A Pending JPH09255372A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 光ファイバ用樹脂被覆装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09255372A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999032415A1 (fr) | 1997-12-22 | 1999-07-01 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Procede et appareil pour l'application d'un revetement sur une fibre optique |
| US6576058B2 (en) | 1997-12-22 | 2003-06-10 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Optical fiber coating method and coating apparatus |
| JP2012254911A (ja) * | 2011-06-10 | 2012-12-27 | Fujikura Ltd | 光ファイバ素線の製造方法 |
| WO2014196612A1 (ja) * | 2013-06-07 | 2014-12-11 | 株式会社フジクラ | 光ファイバ裸線被覆装置および光ファイバ裸線被覆方法 |
| JP2017500600A (ja) * | 2013-11-26 | 2017-01-05 | コーニング インコーポレイテッド | 光ファイバ被覆塗布装置および方法 |
| JP2025034718A (ja) * | 2023-08-31 | 2025-03-13 | Swcc株式会社 | ケーブルの製造装置およびケーブルの製造方法 |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP8071708A patent/JPH09255372A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999032415A1 (fr) | 1997-12-22 | 1999-07-01 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Procede et appareil pour l'application d'un revetement sur une fibre optique |
| AU752046B2 (en) * | 1997-12-22 | 2002-09-05 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Method and apparatus for coating optical fiber |
| US6576058B2 (en) | 1997-12-22 | 2003-06-10 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Optical fiber coating method and coating apparatus |
| EP1043283A4 (en) * | 1997-12-22 | 2008-11-05 | Sumitomo Electric Industries | METHOD AND DEVICE FOR COATING AN OPTICAL FIBER |
| JP2012254911A (ja) * | 2011-06-10 | 2012-12-27 | Fujikura Ltd | 光ファイバ素線の製造方法 |
| WO2014196612A1 (ja) * | 2013-06-07 | 2014-12-11 | 株式会社フジクラ | 光ファイバ裸線被覆装置および光ファイバ裸線被覆方法 |
| JP5951129B2 (ja) * | 2013-06-07 | 2016-07-13 | 株式会社フジクラ | 光ファイバ裸線被覆装置および光ファイバ裸線被覆方法 |
| US10562814B2 (en) | 2013-06-07 | 2020-02-18 | Fujikura Ltd. | Bare optical fiber coating device and bare optical fiber coating method |
| JP2017500600A (ja) * | 2013-11-26 | 2017-01-05 | コーニング インコーポレイテッド | 光ファイバ被覆塗布装置および方法 |
| JP2025034718A (ja) * | 2023-08-31 | 2025-03-13 | Swcc株式会社 | ケーブルの製造装置およびケーブルの製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050713 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050719 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050916 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051025 |