JPH09258463A - 浸漬塗布法による電荷発生層形成方法 - Google Patents
浸漬塗布法による電荷発生層形成方法Info
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- JPH09258463A JPH09258463A JP6418996A JP6418996A JPH09258463A JP H09258463 A JPH09258463 A JP H09258463A JP 6418996 A JP6418996 A JP 6418996A JP 6418996 A JP6418996 A JP 6418996A JP H09258463 A JPH09258463 A JP H09258463A
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- Japan
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- coating
- coating liquid
- tank
- charge generation
- generation layer
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- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】塗布ムラ(筋状の段ムラ)を改善した電子写真
感光体の作製におけるオーバーフロー方式の浸漬塗布法
を提供する。 【解決手段】塗布槽4内の塗布液に被塗布物を浸漬する
ことにより電子写真感光体の電荷発生層を形成するに際
して、前記塗布槽に送り込まれる塗布液の流量が下記式
(1)を満たすように塗布液を循環させることを特徴と
する。 【数1】 (ここで、R=塗布液の流量(mm3 /s)、S=塗布
槽の上端部での塗布液表面積(mm2 )、D=被塗布物
の直径(mm)、V=塗布速度(mm/s))
感光体の作製におけるオーバーフロー方式の浸漬塗布法
を提供する。 【解決手段】塗布槽4内の塗布液に被塗布物を浸漬する
ことにより電子写真感光体の電荷発生層を形成するに際
して、前記塗布槽に送り込まれる塗布液の流量が下記式
(1)を満たすように塗布液を循環させることを特徴と
する。 【数1】 (ここで、R=塗布液の流量(mm3 /s)、S=塗布
槽の上端部での塗布液表面積(mm2 )、D=被塗布物
の直径(mm)、V=塗布速度(mm/s))
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浸漬塗布法による
電子写真感光体の作製方法に関し、特に機能分離型電子
写真感光体の電荷発生層を均一に塗布するための塗布方
法に関する。
電子写真感光体の作製方法に関し、特に機能分離型電子
写真感光体の電荷発生層を均一に塗布するための塗布方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真感光体の製造方法と
して、浸漬塗布法が広く実施されている。浸漬塗布法
は、感光体の製造方法としては、生産性、膜厚均一性の
点で有利であると考えられている。この方法は、塗布液
中に被塗布物を浸漬し、塗布液の入った塗布槽と被塗布
物の相対的な移動により塗布を行うものである。この相
対的な移動による塗布液面の上下動により、塗布槽内壁
に塗布液が付着乾燥し、それが塗布液中に乾燥固形物と
して混入し、塗膜欠陥を生じることがある。
して、浸漬塗布法が広く実施されている。浸漬塗布法
は、感光体の製造方法としては、生産性、膜厚均一性の
点で有利であると考えられている。この方法は、塗布液
中に被塗布物を浸漬し、塗布液の入った塗布槽と被塗布
物の相対的な移動により塗布を行うものである。この相
対的な移動による塗布液面の上下動により、塗布槽内壁
に塗布液が付着乾燥し、それが塗布液中に乾燥固形物と
して混入し、塗膜欠陥を生じることがある。
【0003】この問題を改善するため、オーバーフロー
方式のものが知られている。この方法は、塗布液を収容
するタンクからポンプによって塗布液を塗布槽内に供給
し、塗布液を塗布槽の上端部からオーバーフローさせ続
けることにより、塗布液液面の高さを一定に保つもので
ある。しかしながら、この方法においても、ポンプの脈
動、塗布槽と被塗布物の相対的な移動に起因する振動等
の影響により、塗布液の液面が振動し、塗布ムラ(筋状
の段ムラ)を生じることがある。特に、感光体が機能分
離型で、薄膜(0.1〜1μm程度)の電荷発生層を塗
布により形成する場合は、塗膜欠陥として塗布ムラが生
じやすい。この電荷発生層の塗布ムラは、帯電性、感度
などに影響を与え、そのまま画像上で画像濃度ムラにな
るので、従来からその改善が望まれていた。
方式のものが知られている。この方法は、塗布液を収容
するタンクからポンプによって塗布液を塗布槽内に供給
し、塗布液を塗布槽の上端部からオーバーフローさせ続
けることにより、塗布液液面の高さを一定に保つもので
ある。しかしながら、この方法においても、ポンプの脈
動、塗布槽と被塗布物の相対的な移動に起因する振動等
の影響により、塗布液の液面が振動し、塗布ムラ(筋状
の段ムラ)を生じることがある。特に、感光体が機能分
離型で、薄膜(0.1〜1μm程度)の電荷発生層を塗
布により形成する場合は、塗膜欠陥として塗布ムラが生
じやすい。この電荷発生層の塗布ムラは、帯電性、感度
などに影響を与え、そのまま画像上で画像濃度ムラにな
るので、従来からその改善が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、オーバーフロー方式の浸漬塗布法によって電子写
真感光体の電荷発生層を形成するに際して、塗布ムラ
(筋状の段ムラ)を改善した電荷発生層形成方法を提供
することにある。
的は、オーバーフロー方式の浸漬塗布法によって電子写
真感光体の電荷発生層を形成するに際して、塗布ムラ
(筋状の段ムラ)を改善した電荷発生層形成方法を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、少なくとも
電荷発生層と電荷輸送層を有する電子写真感光体におけ
るオーバーフロー方式の浸漬塗布で形成される電荷発生
層の塗膜の均一性について検討したところ、塗布槽に送
り込まれる塗布液の流量をある一定の関係を満たすよう
に調整することによって、塗布ムラ(筋状の段ムラ)を
改善することができることを見出し、本発明を完成する
に至った。
電荷発生層と電荷輸送層を有する電子写真感光体におけ
るオーバーフロー方式の浸漬塗布で形成される電荷発生
層の塗膜の均一性について検討したところ、塗布槽に送
り込まれる塗布液の流量をある一定の関係を満たすよう
に調整することによって、塗布ムラ(筋状の段ムラ)を
改善することができることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0006】すなわち、本発明は、浸漬塗布法による電
子写真感光体の電荷発生層の形成方法に関するものであ
って、塗布槽内の塗布液に被塗布物を浸漬することによ
り電荷発生層を形成するに際して、前記塗布槽に送り込
まれる塗布液の流量が下記式(1)を満たすように塗布
液を循環させることを特徴とする。
子写真感光体の電荷発生層の形成方法に関するものであ
って、塗布槽内の塗布液に被塗布物を浸漬することによ
り電荷発生層を形成するに際して、前記塗布槽に送り込
まれる塗布液の流量が下記式(1)を満たすように塗布
液を循環させることを特徴とする。
【数2】 ここで、R=塗布液の流量(mm3 /s) S=塗布槽の上端部での塗布液表面積(mm2 ) D=被塗布物の直径(mm) V=塗布速度(mm/s)
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、図面を参
照して説明する。図1は本発明において使用される浸漬
塗布装置の概略の構成図である。タンク1の塗布液はポ
ンプ2によって吸い込まれ、濾過フィルター3を経て、
塗布槽4の底部に送り込まれる。塗布槽の上端部から
は、塗布液がオーバーフローしており、タンク1に戻
り、塗布液の循環が成立する。なお、5は塗布槽ふたで
ある。
照して説明する。図1は本発明において使用される浸漬
塗布装置の概略の構成図である。タンク1の塗布液はポ
ンプ2によって吸い込まれ、濾過フィルター3を経て、
塗布槽4の底部に送り込まれる。塗布槽の上端部から
は、塗布液がオーバーフローしており、タンク1に戻
り、塗布液の循環が成立する。なお、5は塗布槽ふたで
ある。
【0008】本発明においては、上記の浸漬塗布装置に
よって、被塗布物として導電性支持体を用い、塗布液と
して電荷発生層形成用塗布液が使用されるが、その場合
の浸漬塗布条件として、塗布槽4に送り込まれる電荷発
生層形成用塗布液(以下、単に塗布液と称する。)の流
量が上記式(1)を満たすことが必要である。
よって、被塗布物として導電性支持体を用い、塗布液と
して電荷発生層形成用塗布液が使用されるが、その場合
の浸漬塗布条件として、塗布槽4に送り込まれる電荷発
生層形成用塗布液(以下、単に塗布液と称する。)の流
量が上記式(1)を満たすことが必要である。
【0009】ここで、塗布槽に被塗布物が浸漬されてい
ない状態での塗布槽の塗布液液面の表面積をS(m
m2 )、被塗布物(電子写真感光体)の直径をD(m
m)、塗布速度(塗布槽と被塗布物の相対速度)をV
(mm/s)とすると、被塗布物の塗布中の塗布槽内の
容積の変化は、(D/2)2 πVである。また、塗布中
に、塗布槽上端部からオーバーフローする塗布液の量
は、単位時間当り、(S−(D/2)2 π)・aであ
る。ここでaは、被塗布物塗布中の、塗布槽上端部近傍
での、塗布液の塗布槽に対する上昇速度である。ポンプ
から塗布槽に送り込まれる単位時間当りの塗布液流量を
R(mm3 /s)とすると、 R=(S−(D/2)2 π)・a+(D/2)2 πV であり、したがって、
ない状態での塗布槽の塗布液液面の表面積をS(m
m2 )、被塗布物(電子写真感光体)の直径をD(m
m)、塗布速度(塗布槽と被塗布物の相対速度)をV
(mm/s)とすると、被塗布物の塗布中の塗布槽内の
容積の変化は、(D/2)2 πVである。また、塗布中
に、塗布槽上端部からオーバーフローする塗布液の量
は、単位時間当り、(S−(D/2)2 π)・aであ
る。ここでaは、被塗布物塗布中の、塗布槽上端部近傍
での、塗布液の塗布槽に対する上昇速度である。ポンプ
から塗布槽に送り込まれる単位時間当りの塗布液流量を
R(mm3 /s)とすると、 R=(S−(D/2)2 π)・a+(D/2)2 πV であり、したがって、
【数3】 となる。また、塗布液は常にオーバーフローするので、
a>0である。図2は、被塗布物6の塗布速度Vと塗布
液の上昇速度aとの関係を説明するための説明図であ
る。
a>0である。図2は、被塗布物6の塗布速度Vと塗布
液の上昇速度aとの関係を説明するための説明図であ
る。
【0010】そしてオーバーフロー方式の浸漬塗布法に
おいて、塗布速度Vと、被塗布物塗布中の、塗布槽上端
部近傍での、塗布液の塗布槽に対する上昇速度aの関係
が、 4(mm/s)≧V−a≧−0.5(mm/s) (ただし、a>0)のときに、形成される電荷発生層の
塗膜の均一性が改善される。すなわち、ポンプから塗布
槽に、送り込まれる単位時間当たりの塗布液流量Rを、
下記式(1)を満たすように調整して塗布液を循環させ
ることにより、形成される電荷発生層の塗膜は均一なも
のとなるのである。
おいて、塗布速度Vと、被塗布物塗布中の、塗布槽上端
部近傍での、塗布液の塗布槽に対する上昇速度aの関係
が、 4(mm/s)≧V−a≧−0.5(mm/s) (ただし、a>0)のときに、形成される電荷発生層の
塗膜の均一性が改善される。すなわち、ポンプから塗布
槽に、送り込まれる単位時間当たりの塗布液流量Rを、
下記式(1)を満たすように調整して塗布液を循環させ
ることにより、形成される電荷発生層の塗膜は均一なも
のとなるのである。
【0011】
【数4】
【0012】本発明によって作製される電子写真感光体
は、感光層として電荷発生層と電荷輸送層とを有する公
知のものであれば何如なるものであってもよい。電荷発
生層を形成するための電荷発生層形成用塗布液として
は、電荷発生材料と結着樹脂とを適当な溶剤中に添加し
たものが使用される。たとえば、電荷発生材料として、
非晶質セレン、結晶性セレン−テルル合金、セレン−ひ
素合金その他のセレン化合物、酸化亜鉛、酸化チタン等
の無機光導電性材料、フタロシアニン系、スクアリリウ
ム系、アントアントロン系、ペリレン系、アゾ系、アン
トラキノン系、ピレン系、ピリリウム塩、チアピリリウ
ム塩等の有機顔料および染料を用いることができる。結
着樹脂としては、たとえば、ポリビニルブチラール樹
脂、ポリビニルホルマール樹脂等のポリビニルアセター
ル系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、
ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニ
ルアセテート樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、
シリコーン樹脂、フェノール樹脂、フェノキシ樹脂、メ
ラミン樹脂、尿素樹脂、ポリウレタン樹脂などがあげら
れる。電荷発生材料と結着樹脂は、5:1〜1:2の重
量比で配合するのが好ましい。また、塗布液を調製する
際に用いられる溶剤としては、メタノール、エタノー
ル、n−プロパノール、n−ブタノール、ベンジルアル
コール、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、アセト
ン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、クロロベ
ンゼン、トルエン、キシレン、酢酸メチル、酢酸n−ブ
チル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、メチレンクロ
ライド、クロロホルムなどの1種または2種以上の混合
物があげられる。
は、感光層として電荷発生層と電荷輸送層とを有する公
知のものであれば何如なるものであってもよい。電荷発
生層を形成するための電荷発生層形成用塗布液として
は、電荷発生材料と結着樹脂とを適当な溶剤中に添加し
たものが使用される。たとえば、電荷発生材料として、
非晶質セレン、結晶性セレン−テルル合金、セレン−ひ
素合金その他のセレン化合物、酸化亜鉛、酸化チタン等
の無機光導電性材料、フタロシアニン系、スクアリリウ
ム系、アントアントロン系、ペリレン系、アゾ系、アン
トラキノン系、ピレン系、ピリリウム塩、チアピリリウ
ム塩等の有機顔料および染料を用いることができる。結
着樹脂としては、たとえば、ポリビニルブチラール樹
脂、ポリビニルホルマール樹脂等のポリビニルアセター
ル系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、
ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニ
ルアセテート樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、
シリコーン樹脂、フェノール樹脂、フェノキシ樹脂、メ
ラミン樹脂、尿素樹脂、ポリウレタン樹脂などがあげら
れる。電荷発生材料と結着樹脂は、5:1〜1:2の重
量比で配合するのが好ましい。また、塗布液を調製する
際に用いられる溶剤としては、メタノール、エタノー
ル、n−プロパノール、n−ブタノール、ベンジルアル
コール、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、アセト
ン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、クロロベ
ンゼン、トルエン、キシレン、酢酸メチル、酢酸n−ブ
チル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、メチレンクロ
ライド、クロロホルムなどの1種または2種以上の混合
物があげられる。
【0013】
【実施例】次に、本発明を実施例および比較例によって
詳細に説明する。 実施例1 基体として、直径84mm、長さ340mmのアルミニ
ウムパイプを用意し、ホーニング加工により、表面をR
a=0.18に粗面化した。この基体上に、トリブトキ
シジルコニウムアセチルアセトネート(ZC540、松
本交商社製)の50%トルエン溶液100部、γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン(A1100、日本ユニ
カー社製)10部、およびn−ブタノール130部を混
合した塗布液を用いて、浸漬塗布し、140℃で10分
加熱して、0.1μmの硬化下引き層を形成した。次
に、電荷発生層形成用塗布液として、同分量のX型無金
属フタロシアニン顔料とポリビニルブチラール樹脂(B
X−1、積水化学工業社製)をシクロヘキサノン中に固
形分3.5重量%の分量で分散した塗布液を用意し、図
1の浸漬塗布装置に入れた。塗布槽は内径110mmの
円柱形のものを用い、塗布速度4.5mm/sで塗布す
る時に、ポンプから塗布槽に、送り込まれる単位時間当
りの塗布液流量Rを上記式(1)を満たすように30c
m3 /sに調整して塗布液を循環させて塗布を行った。
塗布後100℃で10分間の乾燥を行い、膜厚0.25
μmの塗膜を形成した。それにより外観上均一な電荷発
生層が形成された。更に、電荷輸送層形成用塗布液とし
て、同分量のN,N−ビス(3,4−ジメチルフェニ
ル)ビフェニル−4−アミンとポリカーボネート樹脂を
モノクロルベンゼン:テトラヒドロフラン(1:3)混
合溶媒中に固形分22重量%の分量で分散した液を用意
し、上記方法にてすでに電荷発生層まで塗布されている
ものに浸漬塗布し、オーブン乾燥器にて125℃で40
分間の乾燥を行い、膜厚24μmの塗膜を形成した。製
造した電子写真感光体を用い、プリンター(GW116
0改造機、富士ゼロックス社製)によって複写操作を実
施したところ、良好な画像が得られた。
詳細に説明する。 実施例1 基体として、直径84mm、長さ340mmのアルミニ
ウムパイプを用意し、ホーニング加工により、表面をR
a=0.18に粗面化した。この基体上に、トリブトキ
シジルコニウムアセチルアセトネート(ZC540、松
本交商社製)の50%トルエン溶液100部、γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン(A1100、日本ユニ
カー社製)10部、およびn−ブタノール130部を混
合した塗布液を用いて、浸漬塗布し、140℃で10分
加熱して、0.1μmの硬化下引き層を形成した。次
に、電荷発生層形成用塗布液として、同分量のX型無金
属フタロシアニン顔料とポリビニルブチラール樹脂(B
X−1、積水化学工業社製)をシクロヘキサノン中に固
形分3.5重量%の分量で分散した塗布液を用意し、図
1の浸漬塗布装置に入れた。塗布槽は内径110mmの
円柱形のものを用い、塗布速度4.5mm/sで塗布す
る時に、ポンプから塗布槽に、送り込まれる単位時間当
りの塗布液流量Rを上記式(1)を満たすように30c
m3 /sに調整して塗布液を循環させて塗布を行った。
塗布後100℃で10分間の乾燥を行い、膜厚0.25
μmの塗膜を形成した。それにより外観上均一な電荷発
生層が形成された。更に、電荷輸送層形成用塗布液とし
て、同分量のN,N−ビス(3,4−ジメチルフェニ
ル)ビフェニル−4−アミンとポリカーボネート樹脂を
モノクロルベンゼン:テトラヒドロフラン(1:3)混
合溶媒中に固形分22重量%の分量で分散した液を用意
し、上記方法にてすでに電荷発生層まで塗布されている
ものに浸漬塗布し、オーブン乾燥器にて125℃で40
分間の乾燥を行い、膜厚24μmの塗膜を形成した。製
造した電子写真感光体を用い、プリンター(GW116
0改造機、富士ゼロックス社製)によって複写操作を実
施したところ、良好な画像が得られた。
【0014】比較例1 電荷発生層形成用塗布液を入れた浸漬塗布装置におい
て、ポンプから塗布槽に、送り込まれる単位時間当りの
塗布液流量Rを25cm3 /s(この時、式(1)は満
たされない)にして塗布を実施した以外は、実施例1と
同様に電子写真感光体を製造した。外観上、電荷発生層
には塗布ムラ(筋状の段ムラ)が見られた。製造した電
子写真感光体を用い、プリンター(GW1160改造
機、富士ゼロックス社製)によって複写操作を実施した
ところ、グレー画像には、電荷発生層の塗布ムラ(筋状
の段ムラ)に対応した部分に筋状の濃度ムラが生じてい
た。
て、ポンプから塗布槽に、送り込まれる単位時間当りの
塗布液流量Rを25cm3 /s(この時、式(1)は満
たされない)にして塗布を実施した以外は、実施例1と
同様に電子写真感光体を製造した。外観上、電荷発生層
には塗布ムラ(筋状の段ムラ)が見られた。製造した電
子写真感光体を用い、プリンター(GW1160改造
機、富士ゼロックス社製)によって複写操作を実施した
ところ、グレー画像には、電荷発生層の塗布ムラ(筋状
の段ムラ)に対応した部分に筋状の濃度ムラが生じてい
た。
【0015】実施例2〜5、比較例2〜3 電荷発生層の塗布速度V、ポンプから塗布槽に送り込ま
れる単位時間当りの塗布液流量Rを変化させた以外は、
実施例1と同様に塗布を実施した。それらの結果を表1
に示す。
れる単位時間当りの塗布液流量Rを変化させた以外は、
実施例1と同様に塗布を実施した。それらの結果を表1
に示す。
【0016】
【表1】
【0017】実施例、比較例でわかるように、本発明に
したがって、ポンプから塗布槽に、送り込まれる単位時
間当りの塗布液流量Rを調整した場合は、電荷発生層が
均一に形成できるのに対し、本発明の上記範囲をはずれ
た塗布液流量で塗布を実施すると、塗布ムラ(筋状の段
ムラ)が生じる。すなわち、塗布速度V、被塗布物塗布
中の、塗布槽上端部近傍での、塗布液の塗布槽に対する
上昇速度aの関係が、適切な状態にある場合、被塗布物
近傍の塗布液面状態が、浸漬塗布上安定なものとなり、
均一な塗膜が得られるのである。
したがって、ポンプから塗布槽に、送り込まれる単位時
間当りの塗布液流量Rを調整した場合は、電荷発生層が
均一に形成できるのに対し、本発明の上記範囲をはずれ
た塗布液流量で塗布を実施すると、塗布ムラ(筋状の段
ムラ)が生じる。すなわち、塗布速度V、被塗布物塗布
中の、塗布槽上端部近傍での、塗布液の塗布槽に対する
上昇速度aの関係が、適切な状態にある場合、被塗布物
近傍の塗布液面状態が、浸漬塗布上安定なものとなり、
均一な塗膜が得られるのである。
【0018】
【発明の効果】本発明による浸漬塗布法は、塗布槽に送
り込まれる塗布液の流量を上記式(1)を満足するよう
に調整するので、電荷発生層形成用塗布液を用いて電荷
発生層を形成する場合、ムラ(筋状の段ムラ)を発生す
ることがなく、均一な電荷発生層を形成することが可能
である。したがって、本発明により作製される電子写真
感光体は、濃度ムラのない画像を形成することができ
る。
り込まれる塗布液の流量を上記式(1)を満足するよう
に調整するので、電荷発生層形成用塗布液を用いて電荷
発生層を形成する場合、ムラ(筋状の段ムラ)を発生す
ることがなく、均一な電荷発生層を形成することが可能
である。したがって、本発明により作製される電子写真
感光体は、濃度ムラのない画像を形成することができ
る。
【図1】 本発明に使用される浸漬塗布装置の概略の構
成図である。
成図である。
【図2】 被塗布物の塗布速度と塗布液の上昇速度との
関係を説明するための説明図である。
関係を説明するための説明図である。
1…タンク、2…ポンプ、3…濾過フィルター、4…塗
布槽、5…塗布槽ふた、6…被塗布物。
布槽、5…塗布槽ふた、6…被塗布物。
Claims (1)
- 【請求項1】 塗布槽内の塗布液に被塗布物を浸漬する
ことにより電子写真感光体の電荷発生層を形成するに際
して、前記塗布槽に送り込まれる塗布液の流量が下記式
(1)を満たすように塗布液を循環させることを特徴と
する浸漬塗布法による電荷発生層形成方法。 【数1】 ここで、R=塗布液の流量(mm3 /s) S=塗布槽の上端部での塗布液表面積(mm2 ) D=被塗布物の直径(mm) V=塗布速度(mm/s)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6418996A JPH09258463A (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | 浸漬塗布法による電荷発生層形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6418996A JPH09258463A (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | 浸漬塗布法による電荷発生層形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09258463A true JPH09258463A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=13250874
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6418996A Pending JPH09258463A (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | 浸漬塗布法による電荷発生層形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09258463A (ja) |
-
1996
- 1996-03-21 JP JP6418996A patent/JPH09258463A/ja active Pending
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