JPH09260628A - 固体撮像装置、mosトランジスタ及び寄生容量抑制方法 - Google Patents
固体撮像装置、mosトランジスタ及び寄生容量抑制方法Info
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- JPH09260628A JPH09260628A JP8065906A JP6590696A JPH09260628A JP H09260628 A JPH09260628 A JP H09260628A JP 8065906 A JP8065906 A JP 8065906A JP 6590696 A JP6590696 A JP 6590696A JP H09260628 A JPH09260628 A JP H09260628A
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D62/00—Semiconductor bodies, or regions thereof, of devices having potential barriers
- H10D62/10—Shapes, relative sizes or dispositions of the regions of the semiconductor bodies; Shapes of the semiconductor bodies
- H10D62/17—Semiconductor regions connected to electrodes not carrying current to be rectified, amplified or switched, e.g. channel regions
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- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 MOSトランジスタのチャネルコンダクタン
スを低減することなく寄生容量を抑制する。 【解決手段】 N型基板11の主面側に設けられている
P型のウェル領域12の表面付近に、N+型高濃度領域
13及び14を形成し、そのN+型高濃度領域13と1
4の間及び周囲に、N型低濃度領域16を形成する。N
+型高濃度領域13及び14と、ウェル領域12の間の
PN接合を逆バイアス状態にすることにより、N+型高
濃度領域13及び14の周囲及びN型低濃度領域の全て
を空乏化して、空乏層20を形成する。
スを低減することなく寄生容量を抑制する。 【解決手段】 N型基板11の主面側に設けられている
P型のウェル領域12の表面付近に、N+型高濃度領域
13及び14を形成し、そのN+型高濃度領域13と1
4の間及び周囲に、N型低濃度領域16を形成する。N
+型高濃度領域13及び14と、ウェル領域12の間の
PN接合を逆バイアス状態にすることにより、N+型高
濃度領域13及び14の周囲及びN型低濃度領域の全て
を空乏化して、空乏層20を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置、M
OSトランジスタ及び寄生容量抑制方法に関し、特に、
ソース領域とドレイン領域の間及び周囲に、ウェル領域
と反対の導電型の低濃度領域を形成し、ソース及びドレ
イン領域と、ウェル領域の間のPN接合を逆バイアス状
態にすることにより、PN接合容量を低減するようにし
た固体撮像装置、MOSトランジスタ及び寄生容量抑制
方法に関する。
OSトランジスタ及び寄生容量抑制方法に関し、特に、
ソース領域とドレイン領域の間及び周囲に、ウェル領域
と反対の導電型の低濃度領域を形成し、ソース及びドレ
イン領域と、ウェル領域の間のPN接合を逆バイアス状
態にすることにより、PN接合容量を低減するようにし
た固体撮像装置、MOSトランジスタ及び寄生容量抑制
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、MOSトランジスタは、半導
体集積回路中において、スイッチング素子として使用さ
れている。
体集積回路中において、スイッチング素子として使用さ
れている。
【0003】例えば、ラインセンサ、イメージセンサ等
の固体撮像装置においても、MOSトランジスタはスイ
ッチング素子として使用されている。図6は、MOSト
ランジスタをスイッチング素子として使用した場合の固
体撮像装置の一構成例を示すブロック図である。この固
体撮像装置1の撮像領域2の内部には、複数の画素(図
示せず)が、マトリクス状に形成されており、その各画
素が被写体からの光を受光し、その光を信号電荷に光電
変換して蓄積するようになされている。
の固体撮像装置においても、MOSトランジスタはスイ
ッチング素子として使用されている。図6は、MOSト
ランジスタをスイッチング素子として使用した場合の固
体撮像装置の一構成例を示すブロック図である。この固
体撮像装置1の撮像領域2の内部には、複数の画素(図
示せず)が、マトリクス状に形成されており、その各画
素が被写体からの光を受光し、その光を信号電荷に光電
変換して蓄積するようになされている。
【0004】上記各画素は、通常、水平選択線(後述す
る出力信号線6に平行な方向に形成されている線)(図
示せず)及び垂直信号線4に接続されている。
る出力信号線6に平行な方向に形成されている線)(図
示せず)及び垂直信号線4に接続されている。
【0005】水平方向の画素数分だけ設けられている水
平転送MOSトランジスタ3は、その一端が、撮像領域
2から引き出された、対応する垂直信号線4に接続され
ており、その他端が出力信号線6に接続されている。ま
た、水平転送MOSトランジスタ3のゲートは、水平走
査回路5に接続されている。
平転送MOSトランジスタ3は、その一端が、撮像領域
2から引き出された、対応する垂直信号線4に接続され
ており、その他端が出力信号線6に接続されている。ま
た、水平転送MOSトランジスタ3のゲートは、水平走
査回路5に接続されている。
【0006】水平走査回路5は、水平転送MOSトラン
ジスタ3のゲートにパルス電圧を印加し、水平転送MO
Sトランジスタ3のONまたはOFFを制御するように
なされている。出力信号線6の後段には、出力端7が設
けられており、この出力端7から外部に信号電荷が出力
される。
ジスタ3のゲートにパルス電圧を印加し、水平転送MO
Sトランジスタ3のONまたはOFFを制御するように
なされている。出力信号線6の後段には、出力端7が設
けられており、この出力端7から外部に信号電荷が出力
される。
【0007】なお、図6においては、水平転送MOSト
ランジスタ3及び垂直信号線4は、それぞれ、6個ずつ
示されているが、実際には、より多くの数(撮像領域2
内の水平方向に並べられた画素の数に対応する数、例え
ば800個)の水平転送MOSトランジスタ3及び垂直
信号線4が設けられている。
ランジスタ3及び垂直信号線4は、それぞれ、6個ずつ
示されているが、実際には、より多くの数(撮像領域2
内の水平方向に並べられた画素の数に対応する数、例え
ば800個)の水平転送MOSトランジスタ3及び垂直
信号線4が設けられている。
【0008】次に、この固体撮像装置1の動作について
説明する。
説明する。
【0009】所定のタイミングにおいて、撮像領域2内
の所定の画素に蓄積されていた信号電荷(被写体の光に
対応した信号電荷)に対応する信号が、その画素に接続
されている垂直信号線4を介して、所定の水平転送MO
Sトランジスタ3の一端に転送される。そして、その水
平転送MOSトランジスタ3のゲートが水平走査回路5
から所定のレベルの電圧の印加を受けると、水平転送M
OSトランジスタ3の一端に転送されている信号が、そ
の他端から出力信号線6に転送される。出力信号線6に
転送された信号は、出力端7から外部に出力される。
の所定の画素に蓄積されていた信号電荷(被写体の光に
対応した信号電荷)に対応する信号が、その画素に接続
されている垂直信号線4を介して、所定の水平転送MO
Sトランジスタ3の一端に転送される。そして、その水
平転送MOSトランジスタ3のゲートが水平走査回路5
から所定のレベルの電圧の印加を受けると、水平転送M
OSトランジスタ3の一端に転送されている信号が、そ
の他端から出力信号線6に転送される。出力信号線6に
転送された信号は、出力端7から外部に出力される。
【0010】ところで、上記の固体撮像装置1は、MO
Sトランジスタをスイッチング素子(水平転送MOSト
ランジスタ3)として使用しているが、この場合、MO
Sトランジスタには動作速度、耐圧等様々な素子性能が
要求され、その要求される素子性能に影響を与える問題
の1つに寄生容量の問題がある。ラインセンサ、イメー
ジセンサ等の固体撮像装置に使用されるスイッチング素
子の寄生容量は、装置全体の性能に多大な影響を与える
場合があり、重要な問題とされている。
Sトランジスタをスイッチング素子(水平転送MOSト
ランジスタ3)として使用しているが、この場合、MO
Sトランジスタには動作速度、耐圧等様々な素子性能が
要求され、その要求される素子性能に影響を与える問題
の1つに寄生容量の問題がある。ラインセンサ、イメー
ジセンサ等の固体撮像装置に使用されるスイッチング素
子の寄生容量は、装置全体の性能に多大な影響を与える
場合があり、重要な問題とされている。
【0011】例えば、図6に示す固体撮像装置1におい
ては、水平転送MOSトランジスタ3の出力信号線6側
には、それぞれ、寄生容量CSが形成される。また、水
平方向に並んでいる水平転送MOSトランジスタ3の数
をNHとすると、出力信号線6の全体の容量CHは、次の
(1)式で表される。 CH=(NH×CS)+(出力信号線6の固有の容量) ・・・(1)
ては、水平転送MOSトランジスタ3の出力信号線6側
には、それぞれ、寄生容量CSが形成される。また、水
平方向に並んでいる水平転送MOSトランジスタ3の数
をNHとすると、出力信号線6の全体の容量CHは、次の
(1)式で表される。 CH=(NH×CS)+(出力信号線6の固有の容量) ・・・(1)
【0012】近年、ラインセンサ、イメージセンサ等の
固体撮像装置の画素数は、益々増加する傾向にあり、水
平方向に並べられる画素の数が増加されることにより、
水平転送トランジスタ3の数NHも増加する。従って、
画素数が増加された場合、出力信号線6の容量CHが増
加してしまい、固体撮像装置の感度、動作速度が低下し
てしまうという問題が生じる。
固体撮像装置の画素数は、益々増加する傾向にあり、水
平方向に並べられる画素の数が増加されることにより、
水平転送トランジスタ3の数NHも増加する。従って、
画素数が増加された場合、出力信号線6の容量CHが増
加してしまい、固体撮像装置の感度、動作速度が低下し
てしまうという問題が生じる。
【0013】図7は、従来、スイッチング素子として用
いられているノーマリオフ(エンハンスメント)型のM
OSトランジスタの構成例を示す断面図である(すなわ
ち、同図に示すMOSトランジスタは、例えば、図6の
水平転送MOSトランジスタ3として使用される)。こ
のMOSトランジスタ10Bにおいては、N型基板(シ
リコン基板)11の主面側に、P型のウェル領域12が
設けられており、このウェル領域12へのコンタクトを
形成するP+型のコンタクト領域12Aが、ウェル領域
12の表面付近に形成されている。ウェル領域12の表
面付近にはまた、N型の高濃度領域(以下、N+型高濃
度型領域という)13及び14が所定の間隔だけ離間さ
れて形成されている。
いられているノーマリオフ(エンハンスメント)型のM
OSトランジスタの構成例を示す断面図である(すなわ
ち、同図に示すMOSトランジスタは、例えば、図6の
水平転送MOSトランジスタ3として使用される)。こ
のMOSトランジスタ10Bにおいては、N型基板(シ
リコン基板)11の主面側に、P型のウェル領域12が
設けられており、このウェル領域12へのコンタクトを
形成するP+型のコンタクト領域12Aが、ウェル領域
12の表面付近に形成されている。ウェル領域12の表
面付近にはまた、N型の高濃度領域(以下、N+型高濃
度型領域という)13及び14が所定の間隔だけ離間さ
れて形成されている。
【0014】N+型高濃度領域13及び14は、一方が
ソース領域とされ、他方がドレイン領域となるが、MO
Sトランジスタをスイッチング素子として用いる場合、
N+型高濃度領域13,14の極性が反転することがあ
るため、そのいずれかをソース領域として、固定して呼
ぶことは、必ずしも適切ではない。しかしながら、便宜
上、両者を区別するために、以下の記載においては、N
+型高濃度領域13をソース領域と呼び、N+型高濃度領
域14をドレイン領域と呼ぶことにする。
ソース領域とされ、他方がドレイン領域となるが、MO
Sトランジスタをスイッチング素子として用いる場合、
N+型高濃度領域13,14の極性が反転することがあ
るため、そのいずれかをソース領域として、固定して呼
ぶことは、必ずしも適切ではない。しかしながら、便宜
上、両者を区別するために、以下の記載においては、N
+型高濃度領域13をソース領域と呼び、N+型高濃度領
域14をドレイン領域と呼ぶことにする。
【0015】N型基板11(ウェル領域12を含む)の
表面上には、例えばSiO2よりなる絶縁膜(酸化膜)
17が形成されており、その絶縁膜17中の、上記N+
型高濃度領域13,14の間に対応する位置には、ゲー
ト電極15が形成されている。
表面上には、例えばSiO2よりなる絶縁膜(酸化膜)
17が形成されており、その絶縁膜17中の、上記N+
型高濃度領域13,14の間に対応する位置には、ゲー
ト電極15が形成されている。
【0016】このMOSトランジスタ10Bをスイッチ
ング素子として用いた場合、寄生容量が大きいという問
題がある。従って、このMOSトランジスタ10Bを固
体撮像装置等に使用した場合、上述したように、感度、
動作速度等が低下してしまう。
ング素子として用いた場合、寄生容量が大きいという問
題がある。従って、このMOSトランジスタ10Bを固
体撮像装置等に使用した場合、上述したように、感度、
動作速度等が低下してしまう。
【0017】MOSトランジスタ10Bの寄生容量は、
ソース領域(N+型高濃度領域13)、ドレイン領域
(N+型高濃度領域14)と、P型のウェル領域12の
間に形成されるPN接合部のPN接合容量Cjによって
決まる。
ソース領域(N+型高濃度領域13)、ドレイン領域
(N+型高濃度領域14)と、P型のウェル領域12の
間に形成されるPN接合部のPN接合容量Cjによって
決まる。
【0018】PN接合部の接合容量Cjは、PN接合の
接合部の濃度分布を片側ステップ接合で近似した場合、
以下に示す(2),(3)式によって表される。
接合部の濃度分布を片側ステップ接合で近似した場合、
以下に示す(2),(3)式によって表される。
【0019】 Cj=εs/xd ・・・(2) xd={2εs(VR+φT)/qCW}1/2 ・・・(3)
【0020】なお、(2),(3)式中の、εsは半導
体の誘電率、xdは空乏層幅、VRはPN接合に印加され
た逆バイアス電圧、φTはPN接合のビルトイン電圧、
qは単位電荷、CWはウェル領域12の不純物濃度、を
それぞれ示している。
体の誘電率、xdは空乏層幅、VRはPN接合に印加され
た逆バイアス電圧、φTはPN接合のビルトイン電圧、
qは単位電荷、CWはウェル領域12の不純物濃度、を
それぞれ示している。
【0021】また、半導体基板の材料としてシリコンを
用いた場合、誘電率εsは11.7ε0(ε0:真空の誘
電率)であり、また、φTは濃度等によって異なるが、
高々1V程度である。
用いた場合、誘電率εsは11.7ε0(ε0:真空の誘
電率)であり、また、φTは濃度等によって異なるが、
高々1V程度である。
【0022】(2),(3)式より明らかなように、P
N接合部の接合容量Cjを低減するには、ウェル領域1
2の不純物濃度CWの低減、または、逆バイアス電圧VR
の印加によって、空乏層幅xdを増加させることが有効
である。
N接合部の接合容量Cjを低減するには、ウェル領域1
2の不純物濃度CWの低減、または、逆バイアス電圧VR
の印加によって、空乏層幅xdを増加させることが有効
である。
【0023】ところが、通常、ウェル領域12の不純物
濃度CWは、素子耐圧等の制約から、所定の範囲内に限
定して絞り込む必要があり、これを大幅に変更(低減)
することは困難とされている。
濃度CWは、素子耐圧等の制約から、所定の範囲内に限
定して絞り込む必要があり、これを大幅に変更(低減)
することは困難とされている。
【0024】例えば、PN接合部の接合容量Cjを1/
2にするためには、(2),(3)式より、ウェル領域
12の不純物濃度CWを1/4に低減する必要がある
が、これは実際上不可能である。
2にするためには、(2),(3)式より、ウェル領域
12の不純物濃度CWを1/4に低減する必要がある
が、これは実際上不可能である。
【0025】一方、ソース領域(N+型高濃度領域1
3)及びドレイン領域(N+型高濃度領域14)と、P
型のウェル領域12の間のPN接合に、逆バイアス電圧
VRを印加し、ソース領域、ドレイン領域の周囲に空乏
層を広げ、PN接合容量Cjを低減することは、図7に
示す従来構造のエンハンスメント型のMOSトランジス
タ1においても可能であり、この場合のMOSトランジ
スタ10Bの様子を図8に示す。
3)及びドレイン領域(N+型高濃度領域14)と、P
型のウェル領域12の間のPN接合に、逆バイアス電圧
VRを印加し、ソース領域、ドレイン領域の周囲に空乏
層を広げ、PN接合容量Cjを低減することは、図7に
示す従来構造のエンハンスメント型のMOSトランジス
タ1においても可能であり、この場合のMOSトランジ
スタ10Bの様子を図8に示す。
【0026】図8において、VW,VS,VD,VGは、そ
れぞれ、ウェル領域12、ソース領域13、ドレイン領
域14、ゲート電極15のポテンシャル(印加されてい
る電圧)を示している。これらの各ポテンシャルVW,
VS,VD,VGは、素子の動作状態によって変化するも
のであり、また、上述したように、ソース領域、ドレイ
ン領域については、極性が反転することもあるので、一
律に規定することはできないが、ここでは、簡単のた
め、各ポテンシャルVW,VS,VD,VGを以下に示すよ
うに仮定する。
れぞれ、ウェル領域12、ソース領域13、ドレイン領
域14、ゲート電極15のポテンシャル(印加されてい
る電圧)を示している。これらの各ポテンシャルVW,
VS,VD,VGは、素子の動作状態によって変化するも
のであり、また、上述したように、ソース領域、ドレイ
ン領域については、極性が反転することもあるので、一
律に規定することはできないが、ここでは、簡単のた
め、各ポテンシャルVW,VS,VD,VGを以下に示すよ
うに仮定する。
【0027】すなわち、ゲート電極15のポテンシャル
VGは、そのハイレベル(ON動作時)を5V、ローレ
ベル(OFF動作時)を0Vとする。ソース領域13の
ポテンシャルVSは、常に0Vとする。ドレイン領域1
4のポテンシャルVDは、ソース領域13のポテンシャ
ルVS以上とする。ウェル領域12のポテンシャルV
Wは、ウェル領域12と、ソース領域13及びドレイン
領域14の間のPN接合を逆バイアス状態とするため、
ソース領域13のポテンシャルVSよりも低い−5Vと
する。すなわち、上述したソース領域13及びドレイン
領域14と、P型のウェル領域12の間のPN接合に印
加される(以下、単にPN接合に印加されるという)逆
バイアス電圧VRは5Vとされる。
VGは、そのハイレベル(ON動作時)を5V、ローレ
ベル(OFF動作時)を0Vとする。ソース領域13の
ポテンシャルVSは、常に0Vとする。ドレイン領域1
4のポテンシャルVDは、ソース領域13のポテンシャ
ルVS以上とする。ウェル領域12のポテンシャルV
Wは、ウェル領域12と、ソース領域13及びドレイン
領域14の間のPN接合を逆バイアス状態とするため、
ソース領域13のポテンシャルVSよりも低い−5Vと
する。すなわち、上述したソース領域13及びドレイン
領域14と、P型のウェル領域12の間のPN接合に印
加される(以下、単にPN接合に印加されるという)逆
バイアス電圧VRは5Vとされる。
【0028】以上のように仮定した場合、このMOSト
ランジスタ10Bのソース領域13及びドレイン領域1
4の周囲には、空乏層20Bが形成される(すなわち、
空乏層幅が増加する)。
ランジスタ10Bのソース領域13及びドレイン領域1
4の周囲には、空乏層20Bが形成される(すなわち、
空乏層幅が増加する)。
【0029】また、この場合における効果として、この
MOSトランジスタ10BのPN接合の接合容量C
jが、(2),(3)式から、φTを1Vと仮定したと
き、逆バイアス電圧VRを印加しない場合の接合容量の
1/61/2(=1/2.4)倍となり、PN接合容量Cj
が半分以下に低減される。
MOSトランジスタ10BのPN接合の接合容量C
jが、(2),(3)式から、φTを1Vと仮定したと
き、逆バイアス電圧VRを印加しない場合の接合容量の
1/61/2(=1/2.4)倍となり、PN接合容量Cj
が半分以下に低減される。
【0030】従って、このMOSトランジスタ10Bを
図6に示す固体撮像装置1の水平転送MOSトランジス
タ3として使用する場合、ソース領域13及びドレイン
領域14とウェル領域12の間のPN接合を逆バイアス
状態にすることにより、容量Cs,CHを小さくすること
ができる。
図6に示す固体撮像装置1の水平転送MOSトランジス
タ3として使用する場合、ソース領域13及びドレイン
領域14とウェル領域12の間のPN接合を逆バイアス
状態にすることにより、容量Cs,CHを小さくすること
ができる。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンハ
ンスメント型(ノーマリオフ型)のMOSトランジスタ
10Bのソース(ドレイン)領域13とウェル領域12
の間のPN接合に逆バイアス電圧を印加すると、スイッ
チング素子としてのコンダクタンス(チャネルコンダク
タンス)まで低下してしまうという課題が生じる。
ンスメント型(ノーマリオフ型)のMOSトランジスタ
10Bのソース(ドレイン)領域13とウェル領域12
の間のPN接合に逆バイアス電圧を印加すると、スイッ
チング素子としてのコンダクタンス(チャネルコンダク
タンス)まで低下してしまうという課題が生じる。
【0032】ここで、MOSトランジスタ10Bのチャ
ネルコンダクタンスgDは、以下に示す(4)式によっ
て表される。また、MOSトランジスタ10BのPN接
合(ソース領域13とウェル領域12の間のPN接合)
に逆バイアス電圧を印加したときのしきい値電圧(スイ
ッチのONまたはOFFの切り換わる電圧)VTのシフ
ト量ΔVTは以下に示す(5)式によって表される。 gD=(ΔID/ΔVDS) =(W/L)μCOX(VGS−VT) ・・・(4) ΔVT={2qεsCW(VR+φT)}1/2/COX −{2qεsCWφT}1/2/COX ・・・(5)
ネルコンダクタンスgDは、以下に示す(4)式によっ
て表される。また、MOSトランジスタ10BのPN接
合(ソース領域13とウェル領域12の間のPN接合)
に逆バイアス電圧を印加したときのしきい値電圧(スイ
ッチのONまたはOFFの切り換わる電圧)VTのシフ
ト量ΔVTは以下に示す(5)式によって表される。 gD=(ΔID/ΔVDS) =(W/L)μCOX(VGS−VT) ・・・(4) ΔVT={2qεsCW(VR+φT)}1/2/COX −{2qεsCWφT}1/2/COX ・・・(5)
【0033】なお、(4),(5)式中のWはチャネル
幅、Lはチャネル長(ソース領域13とドレイン領域1
4の間隔)を表している。また、COXはゲート酸化膜容
量であり、絶縁膜(酸化膜)17の厚さが500オング
ストロームとされているとき、6.9×10-8F/cm
-2となる。
幅、Lはチャネル長(ソース領域13とドレイン領域1
4の間隔)を表している。また、COXはゲート酸化膜容
量であり、絶縁膜(酸化膜)17の厚さが500オング
ストロームとされているとき、6.9×10-8F/cm
-2となる。
【0034】以下、(4),(5)式を用いて、PN接
合に逆バイアス電圧VR(=5V)を印加した場合にお
けるチャネルコンダクタンスgDの変化について説明す
る。まず、(5)式より、しきい値電圧のシフト量ΔV
Tを求めると、CWが5×1016cm-3、VRが5V、φT
が1V、εsが11.7ε0、であるとき、ΔVTは2.
7Vとなる。従って、逆バイアス電圧VR(=5V)の
印加前のしきい値電圧を1Vと仮定すると、逆バイアス
電圧VRの印加後のしきい値電圧は3.7V(=1V+
2.7V)となる。
合に逆バイアス電圧VR(=5V)を印加した場合にお
けるチャネルコンダクタンスgDの変化について説明す
る。まず、(5)式より、しきい値電圧のシフト量ΔV
Tを求めると、CWが5×1016cm-3、VRが5V、φT
が1V、εsが11.7ε0、であるとき、ΔVTは2.
7Vとなる。従って、逆バイアス電圧VR(=5V)の
印加前のしきい値電圧を1Vと仮定すると、逆バイアス
電圧VRの印加後のしきい値電圧は3.7V(=1V+
2.7V)となる。
【0035】一方、チャネルコンダクタンスgDは、
(4)式より明らかなように、(VGS−VT)に比例し
ている。上述したように、ON動作時のゲート電極15
のポテンシャルが5Vであると仮定され、ソース領域1
3のポテンシャルVSが常に0Vであると仮定されてい
るので、ON動作時において、VGSは5V(一定)とな
る。従って、上記のように、しきい値電圧が1Vから
3.7Vにシフトされたことに伴って、(VGS−VT)
は、4Vから1.3Vに変化する。つまり、(VGS−V
T)に比例するチャネルコンダクタンスgDは、しきい値
電圧VTのシフトにより、約1/3に減少してしまう。
(4)式より明らかなように、(VGS−VT)に比例し
ている。上述したように、ON動作時のゲート電極15
のポテンシャルが5Vであると仮定され、ソース領域1
3のポテンシャルVSが常に0Vであると仮定されてい
るので、ON動作時において、VGSは5V(一定)とな
る。従って、上記のように、しきい値電圧が1Vから
3.7Vにシフトされたことに伴って、(VGS−VT)
は、4Vから1.3Vに変化する。つまり、(VGS−V
T)に比例するチャネルコンダクタンスgDは、しきい値
電圧VTのシフトにより、約1/3に減少してしまう。
【0036】なお、このチャネルコンダクタンスgDの
低下は、VGSを増加することによって抑制することがで
きるが、VGSの増加のためには、ゲート領域15に印加
するパルスの振幅を大きくしたり(例えば、0V(OF
F動作時)と8V(ON動作時)のパルス電圧を印加し
たり)、パルスのローレベルの値とハイレベルの値を全
体的にシフトする必要があり、それぞれ、消費電力の増
加、駆動回路の複雑化といった問題を有しているため、
必ずしも実用的ではない。
低下は、VGSを増加することによって抑制することがで
きるが、VGSの増加のためには、ゲート領域15に印加
するパルスの振幅を大きくしたり(例えば、0V(OF
F動作時)と8V(ON動作時)のパルス電圧を印加し
たり)、パルスのローレベルの値とハイレベルの値を全
体的にシフトする必要があり、それぞれ、消費電力の増
加、駆動回路の複雑化といった問題を有しているため、
必ずしも実用的ではない。
【0037】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、MOSトランジスタのコンダクタンスを低
減することなく、その寄生容量を低減することを目的と
する。
ものであり、MOSトランジスタのコンダクタンスを低
減することなく、その寄生容量を低減することを目的と
する。
【0038】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の固体撮
像装置は、転送手段が、半導体基板中に形成されている
第1導電型の低濃度のウェル領域と、ウェル領域へのコ
ンタクトを形成する、第1導電型の高濃度のコンタクト
領域と、ウェル領域中の表面付近に形成されている、第
1導電型と反対の第2導電型の第1の高濃度領域と、ウ
ェル領域中の表面付近の第1の高濃度領域と対応する位
置に形成されている第2導電型の第2の高濃度領域と、
ウェル領域中の表面付近の、第1の高濃度領域と第2の
高濃度領域の間と、第1及び第2の高濃度領域の周囲に
形成されている第2導電型の低濃度領域と、第1の高濃
度領域と第2の高濃度領域の間の、第2導電型の低能度
領域の上部に形成されているゲート領域とを備え、第1
及び第2の高濃度領域の周囲と低濃度領域が空乏化され
るように、第1及び第2の高濃度領域とウェル領域の間
の第1導電型と第2導電型の接合が常に逆バイアス状態
とされていることを特徴とする。
像装置は、転送手段が、半導体基板中に形成されている
第1導電型の低濃度のウェル領域と、ウェル領域へのコ
ンタクトを形成する、第1導電型の高濃度のコンタクト
領域と、ウェル領域中の表面付近に形成されている、第
1導電型と反対の第2導電型の第1の高濃度領域と、ウ
ェル領域中の表面付近の第1の高濃度領域と対応する位
置に形成されている第2導電型の第2の高濃度領域と、
ウェル領域中の表面付近の、第1の高濃度領域と第2の
高濃度領域の間と、第1及び第2の高濃度領域の周囲に
形成されている第2導電型の低濃度領域と、第1の高濃
度領域と第2の高濃度領域の間の、第2導電型の低能度
領域の上部に形成されているゲート領域とを備え、第1
及び第2の高濃度領域の周囲と低濃度領域が空乏化され
るように、第1及び第2の高濃度領域とウェル領域の間
の第1導電型と第2導電型の接合が常に逆バイアス状態
とされていることを特徴とする。
【0039】請求項2に記載の固体撮像装置は、転送手
段が、半導体基板中に形成されている第1導電型の低濃
度のウェル領域と、ウェル領域へのコンタクトを形成す
る、第1導電型の高濃度のコンタクト領域と、ウェル領
域中の表面付近に形成されている、第1導電型と反対の
第2導電型の第1の高濃度領域と、ウェル領域中の表面
付近の第1の高濃度領域の外周に環状に形成されている
第2導電型の第2の高濃度領域と、ウェル領域中の表面
付近の、第1の高濃度領域と第2の高濃度領域の間と、
第2の高濃度領域の周囲に形成されている第2導電型の
低濃度領域と、第2導電型の低濃度領域の上部に環状に
形成されているゲート領域とを備え、第1及び第2の高
濃度領域の周囲と低濃度領域が空乏化されるように、第
1及び第2の高濃度領域とウェル領域の間の第1導電型
と第2導電型の接合が常に逆バイアス状態とされている
ことを特徴とする。
段が、半導体基板中に形成されている第1導電型の低濃
度のウェル領域と、ウェル領域へのコンタクトを形成す
る、第1導電型の高濃度のコンタクト領域と、ウェル領
域中の表面付近に形成されている、第1導電型と反対の
第2導電型の第1の高濃度領域と、ウェル領域中の表面
付近の第1の高濃度領域の外周に環状に形成されている
第2導電型の第2の高濃度領域と、ウェル領域中の表面
付近の、第1の高濃度領域と第2の高濃度領域の間と、
第2の高濃度領域の周囲に形成されている第2導電型の
低濃度領域と、第2導電型の低濃度領域の上部に環状に
形成されているゲート領域とを備え、第1及び第2の高
濃度領域の周囲と低濃度領域が空乏化されるように、第
1及び第2の高濃度領域とウェル領域の間の第1導電型
と第2導電型の接合が常に逆バイアス状態とされている
ことを特徴とする。
【0040】請求項4に記載のMOSトランジスタは、
半導体基板中に形成されている第1導電型の低濃度のウ
ェル領域と、ウェル領域へのコンタクトを形成する、第
1導電型の高濃度のコンタクト領域と、ウェル領域中の
表面付近に形成されている、第1導電型と反対の第2導
電型の第1の高濃度領域と、ウェル領域中の表面付近の
第1の高濃度領域と対応する位置に形成されている第2
導電型の第2の高濃度領域と、ウェル領域中の表面付近
の、第1の高濃度領域と第2の高濃度領域の間と、第1
及び第2の高濃度領域の周囲に形成されている第2導電
型の低濃度領域と、前記第1の高濃度領域と第2の高濃
度領域の間の、第2導電型の低能度領域の上部に形成さ
れているゲート領域とを備え、第1及び第2の高濃度領
域の周囲と低濃度領域が空乏化されるように、第1及び
第2の高濃度領域とウェル領域の間の第1導電型と第2
導電型の接合が常に逆バイアス状態とされていることを
特徴とする。
半導体基板中に形成されている第1導電型の低濃度のウ
ェル領域と、ウェル領域へのコンタクトを形成する、第
1導電型の高濃度のコンタクト領域と、ウェル領域中の
表面付近に形成されている、第1導電型と反対の第2導
電型の第1の高濃度領域と、ウェル領域中の表面付近の
第1の高濃度領域と対応する位置に形成されている第2
導電型の第2の高濃度領域と、ウェル領域中の表面付近
の、第1の高濃度領域と第2の高濃度領域の間と、第1
及び第2の高濃度領域の周囲に形成されている第2導電
型の低濃度領域と、前記第1の高濃度領域と第2の高濃
度領域の間の、第2導電型の低能度領域の上部に形成さ
れているゲート領域とを備え、第1及び第2の高濃度領
域の周囲と低濃度領域が空乏化されるように、第1及び
第2の高濃度領域とウェル領域の間の第1導電型と第2
導電型の接合が常に逆バイアス状態とされていることを
特徴とする。
【0041】請求項5に記載の寄生容量抑制方法は、半
導体基板中に、低濃度の第1導電型のウェル領域を形成
し、ウェル領域中の所定の位置に、高濃度の第1導電型
のコンタクト領域を形成し、ウェル領域中の表面付近
に、第2導電型の第1の高濃度領域と第2の高濃度領域
を形成し、ウェル領域中の表面付近の、第1の高濃度領
域と第2の高濃度領域の間と、第1及び第2の高濃度領
域の周囲に、第2導電型の低濃度領域を形成し、第1の
高濃度領域と第2の高濃度領域の間の、第2の導電型の
低能度領域の上部に、ゲート領域を形成し、第1及び第
2の高濃度領域の周囲と低濃度領域の全てを空乏化する
ように、第1及び第2の高濃度領域とウェル領域の間の
第1導電型と第2導電型の接合を常に逆バイアス状態と
することを特徴とする。
導体基板中に、低濃度の第1導電型のウェル領域を形成
し、ウェル領域中の所定の位置に、高濃度の第1導電型
のコンタクト領域を形成し、ウェル領域中の表面付近
に、第2導電型の第1の高濃度領域と第2の高濃度領域
を形成し、ウェル領域中の表面付近の、第1の高濃度領
域と第2の高濃度領域の間と、第1及び第2の高濃度領
域の周囲に、第2導電型の低濃度領域を形成し、第1の
高濃度領域と第2の高濃度領域の間の、第2の導電型の
低能度領域の上部に、ゲート領域を形成し、第1及び第
2の高濃度領域の周囲と低濃度領域の全てを空乏化する
ように、第1及び第2の高濃度領域とウェル領域の間の
第1導電型と第2導電型の接合を常に逆バイアス状態と
することを特徴とする。
【0042】請求項1に記載の固体撮像装置において
は、転送手段が、半導体基板中に形成されている第1導
電型の低濃度のウェル領域と、ウェル領域へのコンタク
トを形成する、第1導電型の高濃度のコンタクト領域
と、ウェル領域中の表面付近に形成されている、第1導
電型と反対の第2導電型の第1の高濃度領域と、ウェル
領域中の表面付近の第1の高濃度領域と対応する位置に
形成されている第2導電型の第2の高濃度領域と、ウェ
ル領域中の表面付近の第1の高濃度領域と第2の高濃度
領域の間と、第1及び第2の高濃度領域の周囲に形成さ
れている第2導電型の低濃度領域と、第1の高濃度領域
と第2の高濃度領域の間の、第2導電型の低能度領域の
上部に形成されているゲート領域とを備えている。第1
及び第2の高濃度領域とウェル領域の間の第1導電型と
第2導電型の接合が、第1及び第2の高濃度領域の周囲
と低濃度領域が空乏化されるように、常に逆バイアス状
態とされている。
は、転送手段が、半導体基板中に形成されている第1導
電型の低濃度のウェル領域と、ウェル領域へのコンタク
トを形成する、第1導電型の高濃度のコンタクト領域
と、ウェル領域中の表面付近に形成されている、第1導
電型と反対の第2導電型の第1の高濃度領域と、ウェル
領域中の表面付近の第1の高濃度領域と対応する位置に
形成されている第2導電型の第2の高濃度領域と、ウェ
ル領域中の表面付近の第1の高濃度領域と第2の高濃度
領域の間と、第1及び第2の高濃度領域の周囲に形成さ
れている第2導電型の低濃度領域と、第1の高濃度領域
と第2の高濃度領域の間の、第2導電型の低能度領域の
上部に形成されているゲート領域とを備えている。第1
及び第2の高濃度領域とウェル領域の間の第1導電型と
第2導電型の接合が、第1及び第2の高濃度領域の周囲
と低濃度領域が空乏化されるように、常に逆バイアス状
態とされている。
【0043】請求項2に記載の固体撮像装置において
は、転送手段が、半導体基板中に形成されている第1導
電型の低濃度のウェル領域と、ウェル領域へのコンタク
トを形成する、第1導電型の高濃度のコンタクト領域
と、ウェル領域中の表面付近に形成されている、第1導
電型と反対の第2導電型の第1の高濃度領域と、ウェル
領域中の表面付近の第1の高濃度領域の外周に環状に形
成されている第2導電型の第2の高濃度領域と、ウェル
領域中の表面付近の、第1の高濃度領域と第2の高濃度
領域の間と、第2の高濃度領域の周囲に形成されている
第2導電型の低濃度領域と、第2導電型の低濃度領域の
上部に環状に形成されているゲート領域とを備えてい
る。第1及び第2の高濃度領域とウェル領域の第1導電
型と第2導電型の接合が、第1及び第2の高濃度領域の
周囲と低濃度領域が空乏化されるように、常に逆バイア
ス状態とされている。
は、転送手段が、半導体基板中に形成されている第1導
電型の低濃度のウェル領域と、ウェル領域へのコンタク
トを形成する、第1導電型の高濃度のコンタクト領域
と、ウェル領域中の表面付近に形成されている、第1導
電型と反対の第2導電型の第1の高濃度領域と、ウェル
領域中の表面付近の第1の高濃度領域の外周に環状に形
成されている第2導電型の第2の高濃度領域と、ウェル
領域中の表面付近の、第1の高濃度領域と第2の高濃度
領域の間と、第2の高濃度領域の周囲に形成されている
第2導電型の低濃度領域と、第2導電型の低濃度領域の
上部に環状に形成されているゲート領域とを備えてい
る。第1及び第2の高濃度領域とウェル領域の第1導電
型と第2導電型の接合が、第1及び第2の高濃度領域の
周囲と低濃度領域が空乏化されるように、常に逆バイア
ス状態とされている。
【0044】請求項4に記載のMOSトランジスタにお
いては、第1導電型の低濃度のウェル領域が半導体基板
中に形成され、ウェル領域へのコンタクトを形成する、
第1導電型の高濃度のコンタクト領域が形成されてい
る。第2導電型の第1の高濃度領域が、ウェル領域中の
表面付近に形成され、第2導電型の第2の高濃度領域
が、ウェル領域中の表面付近の第1の高濃度領域と対応
する位置に形成されている。第2導電型の低濃度領域
が、ウェル領域中の表面付近の、第1の高濃度領域と第
2の高濃度領域の間と、第1及び第2の高濃度領域の周
囲に形成されている。ゲート領域は、第1の高濃度領域
と第2の高濃度領域の間の、第2導電型の低能度領域の
上部に形成されている。第1及び第2の高濃度領域の周
囲と低濃度領域が空乏化されるように、第1及び第2の
高濃度領域とウェル領域の間の第1導電型と第2導電型
の接合が常に逆バイアス状態とされている。
いては、第1導電型の低濃度のウェル領域が半導体基板
中に形成され、ウェル領域へのコンタクトを形成する、
第1導電型の高濃度のコンタクト領域が形成されてい
る。第2導電型の第1の高濃度領域が、ウェル領域中の
表面付近に形成され、第2導電型の第2の高濃度領域
が、ウェル領域中の表面付近の第1の高濃度領域と対応
する位置に形成されている。第2導電型の低濃度領域
が、ウェル領域中の表面付近の、第1の高濃度領域と第
2の高濃度領域の間と、第1及び第2の高濃度領域の周
囲に形成されている。ゲート領域は、第1の高濃度領域
と第2の高濃度領域の間の、第2導電型の低能度領域の
上部に形成されている。第1及び第2の高濃度領域の周
囲と低濃度領域が空乏化されるように、第1及び第2の
高濃度領域とウェル領域の間の第1導電型と第2導電型
の接合が常に逆バイアス状態とされている。
【0045】請求項5に記載の寄生容量抑制方法におい
ては、半導体基板中に、低濃度の第1導電型のウェル領
域が形成され、ウェル領域中の所定の位置に、高濃度の
第1導電型のコンタクト領域が形成され、ウェル領域中
の表面付近に、第2導電型の第1の高濃度領域と第2の
高濃度領域が形成される。ウェル領域中の表面付近の、
第1の高濃度領域と第2の高濃度領域の間と、第1及び
第2の高濃度領域の周囲に第2導電型の低濃度領域が形
成される。第1の高濃度領域と第2の高濃度領域の間
の、第2導電型の低能度領域の上部に、低能度領域が形
成される。第1及び第2の高濃度領域とウェル領域の間
の第1導電型と第2導電型の接合が、第1及び第2の高
濃度領域の周囲と低濃度領域の全てが空乏化されるよう
に、常に逆バイアス状態とされる。
ては、半導体基板中に、低濃度の第1導電型のウェル領
域が形成され、ウェル領域中の所定の位置に、高濃度の
第1導電型のコンタクト領域が形成され、ウェル領域中
の表面付近に、第2導電型の第1の高濃度領域と第2の
高濃度領域が形成される。ウェル領域中の表面付近の、
第1の高濃度領域と第2の高濃度領域の間と、第1及び
第2の高濃度領域の周囲に第2導電型の低濃度領域が形
成される。第1の高濃度領域と第2の高濃度領域の間
の、第2導電型の低能度領域の上部に、低能度領域が形
成される。第1及び第2の高濃度領域とウェル領域の間
の第1導電型と第2導電型の接合が、第1及び第2の高
濃度領域の周囲と低濃度領域の全てが空乏化されるよう
に、常に逆バイアス状態とされる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。なお、従来の場合と対応する部分には
同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
照して説明する。なお、従来の場合と対応する部分には
同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0047】図1は、本発明を適用したMOSトランジ
スタの一実施例の構成を示す断面図である。このMOS
トランジスタ10の構成は、図7に示す場合と基本的に
同様であるが、N+型高濃度領域13(第2導電型の第
1の高濃度領域)とN+型高濃度領域14(第2導電型
の第2の高濃度領域)の間(すなわち、チャネルの形成
される部分)と、N+型高濃度領域13及び14の周囲
に、N+型高濃度領域13,14に比べて低濃度のN型
低濃度領域16(第2導電型の低濃度領域)が形成され
ている。なお、このN型低能度領域16の不純物濃度
は、後述する逆バイアス電圧において、N型低能度領域
16が空乏化されるように設定されている。
スタの一実施例の構成を示す断面図である。このMOS
トランジスタ10の構成は、図7に示す場合と基本的に
同様であるが、N+型高濃度領域13(第2導電型の第
1の高濃度領域)とN+型高濃度領域14(第2導電型
の第2の高濃度領域)の間(すなわち、チャネルの形成
される部分)と、N+型高濃度領域13及び14の周囲
に、N+型高濃度領域13,14に比べて低濃度のN型
低濃度領域16(第2導電型の低濃度領域)が形成され
ている。なお、このN型低能度領域16の不純物濃度
は、後述する逆バイアス電圧において、N型低能度領域
16が空乏化されるように設定されている。
【0048】また、本実施例においても、従来例の場合
と同様の仮定を行う。すなわち、N+型高濃度領域13
及び14は、一方がソース領域とされ、他方がドレイン
領域となるが、便宜上、両者を区別するために、以下の
記載においては、N+型高濃度領域13をソース領域と
呼び、N+型高濃度領域14をドレイン領域と呼ぶこと
にする。
と同様の仮定を行う。すなわち、N+型高濃度領域13
及び14は、一方がソース領域とされ、他方がドレイン
領域となるが、便宜上、両者を区別するために、以下の
記載においては、N+型高濃度領域13をソース領域と
呼び、N+型高濃度領域14をドレイン領域と呼ぶこと
にする。
【0049】図2は、図1に示すMOSトランジスタ1
0のソース領域13及びドレイン領域14と、ウェル領
域12の間のPN接合を逆バイアス状態にした場合の状
態を示す断面図である。図2において、VW,VS,
VD,VGは、それぞれ、ウェル領域12、ソース領域1
3、ドレイン領域14、ゲート電極15のポテンシャル
を示している。これらの各ポテンシャルVW,VS,
VD,VGは、素子の動作状態によって変化するものであ
り、また、上述したように、ソース領域、ドレイン領域
については、極性が反転することもあるので、一律に規
定することはできないが、ここでは、簡単のため、各ポ
テンシャルVW,VS,VD,VGを、従来例と同様に、以
下に示すように仮定する。
0のソース領域13及びドレイン領域14と、ウェル領
域12の間のPN接合を逆バイアス状態にした場合の状
態を示す断面図である。図2において、VW,VS,
VD,VGは、それぞれ、ウェル領域12、ソース領域1
3、ドレイン領域14、ゲート電極15のポテンシャル
を示している。これらの各ポテンシャルVW,VS,
VD,VGは、素子の動作状態によって変化するものであ
り、また、上述したように、ソース領域、ドレイン領域
については、極性が反転することもあるので、一律に規
定することはできないが、ここでは、簡単のため、各ポ
テンシャルVW,VS,VD,VGを、従来例と同様に、以
下に示すように仮定する。
【0050】すなわち、ゲート電極15のポテンシャル
VGは、ハイレベル(ON動作時)を5V、ローレベル
(OFF動作時)を0Vとする。ソース領域13のポテ
ンシャルVSは、常に0Vとする。ドレイン領域14の
ポテンシャルVDは、ソース領域13のポテンシャルVS
以上とする。ウェル領域12のポテンシャル(コンタク
ト領域12Aに印加される電圧)VWは、ウェル領域1
2と、ソース領域13及びドレイン領域14の間のPN
接合を逆バイアス状態とするため、ソース領域13のポ
テンシャルVSよりも低い−5Vとする。すなわち、上
述したソース領域13及びドレイン領域14と、P型の
ウェル領域12の間のPN接合に印加される逆バイアス
電圧VRは、5Vとされる。
VGは、ハイレベル(ON動作時)を5V、ローレベル
(OFF動作時)を0Vとする。ソース領域13のポテ
ンシャルVSは、常に0Vとする。ドレイン領域14の
ポテンシャルVDは、ソース領域13のポテンシャルVS
以上とする。ウェル領域12のポテンシャル(コンタク
ト領域12Aに印加される電圧)VWは、ウェル領域1
2と、ソース領域13及びドレイン領域14の間のPN
接合を逆バイアス状態とするため、ソース領域13のポ
テンシャルVSよりも低い−5Vとする。すなわち、上
述したソース領域13及びドレイン領域14と、P型の
ウェル領域12の間のPN接合に印加される逆バイアス
電圧VRは、5Vとされる。
【0051】以上のように仮定した場合、図2に示すよ
うに、N型低濃度領域16の全部と、N+型高濃度領域
13,14及びN型低濃度領域16の周囲に空乏層20
が形成される。
うに、N型低濃度領域16の全部と、N+型高濃度領域
13,14及びN型低濃度領域16の周囲に空乏層20
が形成される。
【0052】また、この場合における効果として、ま
ず、このMOSトランジスタ10のPN接合の接合容量
Cjが、(2),(3)式から、逆バイアス電圧VRを印
加しない場合の接合容量の1/61/2(=1/2.4)
倍となり、接合容量を半分以下に低減することができ
る。
ず、このMOSトランジスタ10のPN接合の接合容量
Cjが、(2),(3)式から、逆バイアス電圧VRを印
加しない場合の接合容量の1/61/2(=1/2.4)
倍となり、接合容量を半分以下に低減することができ
る。
【0053】さらに、本実施例においては、上記逆バイ
アス電圧VRを印加することによって、ソース領域13
及びドレイン領域14の周囲に形成した低濃度領域16
のすべてを空乏化させているため、さらに、このMOS
トランジスタ10の接合容量Cjを低減することができ
る。以下に、その理由を述べる。
アス電圧VRを印加することによって、ソース領域13
及びドレイン領域14の周囲に形成した低濃度領域16
のすべてを空乏化させているため、さらに、このMOS
トランジスタ10の接合容量Cjを低減することができ
る。以下に、その理由を述べる。
【0054】一般に、P型のウェル領域12は、N型基
板11の表面にP型不純物を注入し、そのP型不純物を
熱拡散処理によりN型基板11の内部に拡散させること
によって形成されている。すなわち、熱拡散によって形
成されているウェル領域12の濃度CWは、その内部に
おいて均一ではなく、表面近傍(ソース領域13及びド
レイン領域14の側面部)の濃度が最も高くなってい
る。また、(2),(3)式より明らかなように、ウェ
ル領域12の濃度CWが高い部分では空乏層の広がりが
抑制され、その部分(ソース領域13及びドレイン領域
14の側面部)において接合容量Cjが最も大きくな
る。これは、(2),(3)式より明らかなように、ウ
ェル領域の濃度CWが高いと空乏層の広がりが抑圧され
るからである。
板11の表面にP型不純物を注入し、そのP型不純物を
熱拡散処理によりN型基板11の内部に拡散させること
によって形成されている。すなわち、熱拡散によって形
成されているウェル領域12の濃度CWは、その内部に
おいて均一ではなく、表面近傍(ソース領域13及びド
レイン領域14の側面部)の濃度が最も高くなってい
る。また、(2),(3)式より明らかなように、ウェ
ル領域12の濃度CWが高い部分では空乏層の広がりが
抑制され、その部分(ソース領域13及びドレイン領域
14の側面部)において接合容量Cjが最も大きくな
る。これは、(2),(3)式より明らかなように、ウ
ェル領域の濃度CWが高いと空乏層の広がりが抑圧され
るからである。
【0055】本実施例においては、上記のウェル領域1
2の濃度CWが高い部分(すなわち、ソース領域13と
ドレイン領域14の間及びその周囲)にN型低濃度領域
16を形成し、PN接合に逆バイアス電圧VRを印加す
ることにより、N型低濃度領域16を空乏化させてい
る。
2の濃度CWが高い部分(すなわち、ソース領域13と
ドレイン領域14の間及びその周囲)にN型低濃度領域
16を形成し、PN接合に逆バイアス電圧VRを印加す
ることにより、N型低濃度領域16を空乏化させてい
る。
【0056】従って、空乏層の横方向への広がりが増加
するため、ソース領域13及びドレイン領域14の側面
部の容量が減少する。
するため、ソース領域13及びドレイン領域14の側面
部の容量が減少する。
【0057】一方、本実施例のMOSトランジスタ10
は、構造としては、ノーマリオン型のトランジスタであ
るが、PN接合に逆バイアス電圧VRを印加することに
より、ノーマリオフ特性を得ている。従って、高いチャ
ネルコンダクタンスを確保することができる。以下に、
その理由を説明する。
は、構造としては、ノーマリオン型のトランジスタであ
るが、PN接合に逆バイアス電圧VRを印加することに
より、ノーマリオフ特性を得ている。従って、高いチャ
ネルコンダクタンスを確保することができる。以下に、
その理由を説明する。
【0058】MOSトランジスタ10のチャネルコンダ
クタンスgDは、従来例に示す(4)式より明らかなよ
うに、(VGS−VT)に比例している。従って、同一の
VGSにおいてgDの値を大きくするには、しきい値電圧
VTを小さい値に抑える必要がある。そのために、例え
ば、しきい値電圧VTを負の値にすることが考えられ
る。しかしながら、本実施例の仮定においては、ゲート
電極15に印加されるパルス電圧VGが0V(OFF動
作時)と5V(ON動作時)であるので、しきい値電圧
VTが負の値とされると、ゲート電極15にローレベル
の電圧(=0V)が印加されたときに、このMOSトラ
ンジスタ10がOFFしないため、スイッチング素子と
して機能しなくなる。従って、しきい値電圧VTを負の
値とすることはできない。そこで、しきい値電圧V
Tは、正の小さな値にする必要がある。
クタンスgDは、従来例に示す(4)式より明らかなよ
うに、(VGS−VT)に比例している。従って、同一の
VGSにおいてgDの値を大きくするには、しきい値電圧
VTを小さい値に抑える必要がある。そのために、例え
ば、しきい値電圧VTを負の値にすることが考えられ
る。しかしながら、本実施例の仮定においては、ゲート
電極15に印加されるパルス電圧VGが0V(OFF動
作時)と5V(ON動作時)であるので、しきい値電圧
VTが負の値とされると、ゲート電極15にローレベル
の電圧(=0V)が印加されたときに、このMOSトラ
ンジスタ10がOFFしないため、スイッチング素子と
して機能しなくなる。従って、しきい値電圧VTを負の
値とすることはできない。そこで、しきい値電圧V
Tは、正の小さな値にする必要がある。
【0059】仮に、PN接合に印加する逆バイアス電圧
VR(=5V)を印加した場合に伴うしきい値電圧VTの
変化量ΔVTを、従来例の場合と同様に、2.7Vとす
ると、逆バイアス電圧VRの印加前のしきい値電圧VTを
−1.7V(ノーマリオン型のMOSトランジスタであ
るため)に設定しておくと、逆バイアス電圧VRの印加
により、しきい値電圧VTを1V(=−1.7V+2.
7V)とすることができ、従来例に示す場合(しきい値
電圧VTが3.7Vに変位した場合)に比べて、しきい
値電圧VTを小さい値に抑えることができるとともに、
ノーマリオフ特性を得ることもできる。従って、しきい
値電圧VTを小さい値に抑えることに対応して、(4)
式より、このMOSトランジスタ10は、高いチャネル
コンダクタンスgDを得ることができる。
VR(=5V)を印加した場合に伴うしきい値電圧VTの
変化量ΔVTを、従来例の場合と同様に、2.7Vとす
ると、逆バイアス電圧VRの印加前のしきい値電圧VTを
−1.7V(ノーマリオン型のMOSトランジスタであ
るため)に設定しておくと、逆バイアス電圧VRの印加
により、しきい値電圧VTを1V(=−1.7V+2.
7V)とすることができ、従来例に示す場合(しきい値
電圧VTが3.7Vに変位した場合)に比べて、しきい
値電圧VTを小さい値に抑えることができるとともに、
ノーマリオフ特性を得ることもできる。従って、しきい
値電圧VTを小さい値に抑えることに対応して、(4)
式より、このMOSトランジスタ10は、高いチャネル
コンダクタンスgDを得ることができる。
【0060】以上に説明したMOSトランジスタ10
は、図3に示す固体撮像装置のスイッチング素子として
用いることができる。図3に示す固体撮像装置1の構成
は、図6に示す固体撮像装置の構成と基本的に同様であ
る。すなわち、本実施例においては、図2に示すMOS
トランジスタ10を、水平走査回路5(制御手段)の制
御に対応して、撮像領域2(光電変換手段)から出力さ
れる信号を出力信号線6(出力手段)に転送するスイッ
チング素子である水平転送MOSトランジスタ3(転送
手段)として使用する。
は、図3に示す固体撮像装置のスイッチング素子として
用いることができる。図3に示す固体撮像装置1の構成
は、図6に示す固体撮像装置の構成と基本的に同様であ
る。すなわち、本実施例においては、図2に示すMOS
トランジスタ10を、水平走査回路5(制御手段)の制
御に対応して、撮像領域2(光電変換手段)から出力さ
れる信号を出力信号線6(出力手段)に転送するスイッ
チング素子である水平転送MOSトランジスタ3(転送
手段)として使用する。
【0061】本実施例においては、チャネルコンダクタ
ンスを低下させることなく寄生容量をさらに低減したM
OSトランジスタ10を用いているので、出力信号線6
に発生する寄生容量CHを、従来例に比べてさらに(約
1/3に)低減することができる。
ンスを低下させることなく寄生容量をさらに低減したM
OSトランジスタ10を用いているので、出力信号線6
に発生する寄生容量CHを、従来例に比べてさらに(約
1/3に)低減することができる。
【0062】また、本発明においては、MOSトランジ
スタを他の構造にすることも可能である。図4は、本発
明を適用したMOSトランジスタの他の実施例の構成を
示す断面図である。同図に示すMOSトランジスタ10
Aの構成は、図1に示すMOSトランジスタ10の構成
と基本的に同様であるが、以下に示す点が異なってい
る。
スタを他の構造にすることも可能である。図4は、本発
明を適用したMOSトランジスタの他の実施例の構成を
示す断面図である。同図に示すMOSトランジスタ10
Aの構成は、図1に示すMOSトランジスタ10の構成
と基本的に同様であるが、以下に示す点が異なってい
る。
【0063】すなわち、本実施例におけるMOSトラン
ジスタ10Aにおいては、ウェル領域12の表面付近に
サイズの小さいN+型高濃度領域13Aが形成され、N+
型高濃度領域14Aが、N+型高濃度領域13Aの外周
に、環状に形成されている。また、N型低濃度領域16
Aが、N+型高濃度領域13AとN+型高濃度領域14A
の間、及びN+型高濃度領域14Aの周囲に形成されて
いる。N+型高濃度領域13AとN+型高濃度領域14A
の間のN型低濃度領域16Aの上部の絶縁膜17中に
は、ゲート電極15Aが、環状に形成されている。
ジスタ10Aにおいては、ウェル領域12の表面付近に
サイズの小さいN+型高濃度領域13Aが形成され、N+
型高濃度領域14Aが、N+型高濃度領域13Aの外周
に、環状に形成されている。また、N型低濃度領域16
Aが、N+型高濃度領域13AとN+型高濃度領域14A
の間、及びN+型高濃度領域14Aの周囲に形成されて
いる。N+型高濃度領域13AとN+型高濃度領域14A
の間のN型低濃度領域16Aの上部の絶縁膜17中に
は、ゲート電極15Aが、環状に形成されている。
【0064】本実施例においても、図1及び図2に示す
実施例の場合と同様の仮定が成り立っているものとする
(すなわち、本実施例においても、N+型高濃度領域1
3Aをソース領域と呼び、N+型高濃度領域14Aをド
レイン領域と呼ぶことにする)。
実施例の場合と同様の仮定が成り立っているものとする
(すなわち、本実施例においても、N+型高濃度領域1
3Aをソース領域と呼び、N+型高濃度領域14Aをド
レイン領域と呼ぶことにする)。
【0065】図5は、図4に示すMOSトランジスタ1
0AのPN接合(ソース領域13A及びドレイン領域1
4Aと、ウェル領域12の間のPN接合)を逆バイアス
状態とした場合の様子を示す断面図である。なお、ポテ
ンシャルVG,VS,VD,VWは、図2に示す場合と同様
の値をとるものとする。
0AのPN接合(ソース領域13A及びドレイン領域1
4Aと、ウェル領域12の間のPN接合)を逆バイアス
状態とした場合の様子を示す断面図である。なお、ポテ
ンシャルVG,VS,VD,VWは、図2に示す場合と同様
の値をとるものとする。
【0066】このような構造にした場合においても、P
N接合に逆バイアス電圧VRを印加することにより、N+
型高濃度領域13A,14Aの周囲、及びN型低濃度領
域16Aの全てが空乏化されて空乏層20Aが形成され
る。従って、従来の場合に比べて、PN接合容量Cjを
小さくすることができる。なお、本実施例においても、
図2に示す実施例の場合と同様の理由により、MOSト
ランジスタ10BのチャネルコンダクタンスgDを高い
値とすることができる。
N接合に逆バイアス電圧VRを印加することにより、N+
型高濃度領域13A,14Aの周囲、及びN型低濃度領
域16Aの全てが空乏化されて空乏層20Aが形成され
る。従って、従来の場合に比べて、PN接合容量Cjを
小さくすることができる。なお、本実施例においても、
図2に示す実施例の場合と同様の理由により、MOSト
ランジスタ10BのチャネルコンダクタンスgDを高い
値とすることができる。
【0067】さらに、本実施例においては、N+型高濃
度領域(ソース領域)13AがN+型高濃度領域(ドレ
イン領域)14Aに比べて小さいサイズであるので、N
+型高濃度領域13AにおけるPN接合容量が、N+型高
濃度領域14AのPN接合容量よりも小さくなる。一
方、図3に示す固体撮像装置においては、従来例に示し
たように、出力信号線6に発生する寄生容量CHが問題
とされている。従って、本実施例のMOSトランジスタ
10Aを図3の水平転送MOSトランジスタ3として用
いる場合、N+型高濃度領域13Aを出力信号線6に接
続することにより、出力信号線6に発生する寄生容量C
Hを小さくすることができる。すなわち、図5に示すM
OSトランジスタ10Aは、ソースまたはドレインのい
ずれか一方の寄生容量だけを小さくする場合に適してい
る。
度領域(ソース領域)13AがN+型高濃度領域(ドレ
イン領域)14Aに比べて小さいサイズであるので、N
+型高濃度領域13AにおけるPN接合容量が、N+型高
濃度領域14AのPN接合容量よりも小さくなる。一
方、図3に示す固体撮像装置においては、従来例に示し
たように、出力信号線6に発生する寄生容量CHが問題
とされている。従って、本実施例のMOSトランジスタ
10Aを図3の水平転送MOSトランジスタ3として用
いる場合、N+型高濃度領域13Aを出力信号線6に接
続することにより、出力信号線6に発生する寄生容量C
Hを小さくすることができる。すなわち、図5に示すM
OSトランジスタ10Aは、ソースまたはドレインのい
ずれか一方の寄生容量だけを小さくする場合に適してい
る。
【0068】
【発明の効果】以上のように、本発明の固体撮像装置、
MOSトランジスタ及び寄生容量抑制方法によれば、第
1導電型のウェル領域中に形成されている第2導電型の
第1の高濃度領域と第2の高濃度領域の間及び周囲に、
第2導電型の低濃度領域を形成し、ウェル領域と第1及
び第2の高濃度領域との間の、第1導電型と第2導電型
の接合を逆バイアス状態にするようにしたので、MOS
トランジスタのチャネルコンダクタンスを低減すること
なく寄生容量を抑制することができる。
MOSトランジスタ及び寄生容量抑制方法によれば、第
1導電型のウェル領域中に形成されている第2導電型の
第1の高濃度領域と第2の高濃度領域の間及び周囲に、
第2導電型の低濃度領域を形成し、ウェル領域と第1及
び第2の高濃度領域との間の、第1導電型と第2導電型
の接合を逆バイアス状態にするようにしたので、MOS
トランジスタのチャネルコンダクタンスを低減すること
なく寄生容量を抑制することができる。
【図1】本発明を適用したMOSトランジスタの一実施
例の構成を示す断面図である。
例の構成を示す断面図である。
【図2】図1に示すMOSトランジスタ10のソース領
域13及びドレイン領域14と、ウェル用域12の間の
PN接合を逆バイアス状態にした場合の状態を示す断面
図である。
域13及びドレイン領域14と、ウェル用域12の間の
PN接合を逆バイアス状態にした場合の状態を示す断面
図である。
【図3】本発明を適用した固体撮像装置の一実施例の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図4】本発明を適用したMOSトランジスタの他の実
施例の構成を示す断面図である。
施例の構成を示す断面図である。
【図5】図4に示すMOSトランジスタ10Aのソース
領域13A及びドレイン領域14Aと、ウェル領域12
の間のPN接合を逆バイアス状態にした場合の様子を示
す断面図である。
領域13A及びドレイン領域14Aと、ウェル領域12
の間のPN接合を逆バイアス状態にした場合の様子を示
す断面図である。
【図6】従来の固体撮像装置の一構成例を示すブロック
図である。
図である。
【図7】従来のMOSトランジスタの構成例を示す断面
図である。
図である。
【図8】図7に示すMOSトランジスタ10Bの、ソー
ス領域13及びドレイン領域14と、ウェル領域12の
間のPN接合を逆バイアス状態にした場合の状態を示す
断面図である。
ス領域13及びドレイン領域14と、ウェル領域12の
間のPN接合を逆バイアス状態にした場合の状態を示す
断面図である。
【符号の説明】 1 固体撮像装置 2 撮像領域 3 水平転送MOSトランジスタ 4 垂直信号線 5 水平走査回路 6 出力信号線 7 出力端 10,10A,10B MOSトランジスタ 11 N型基板 12 ウェル領域 12A コンタクト領域 13,13A,14,14A N+型高濃度領域 15 ゲート電極 16 N型低濃度領域 17 絶縁膜 20,20A,20B 空乏層
Claims (5)
- 【請求項1】 被写体の光を信号電荷に光電変換して蓄
積する光電変換手段と、 前記光電変換手段により生成された前記信号電荷を外部
に出力する出力手段と、 前記光電変換手段と前記出力手段の間に配置され、前記
光電変換手段から前記出力手段に前記信号電荷を転送す
る転送手段と、 前記転送手段をオンまたはオフすることにより、前記信
号電荷の読み出しを制御する制御手段とを備える固体撮
像装置において、 前記転送手段は、 半導体基板中に形成されている第1導電型の低濃度のウ
ェル領域と、 前記ウェル領域へのコンタクトを形成する、第1導電型
の高濃度のコンタクト領域と、 前記ウェル領域中の表面付近に形成されている、前記第
1導電型と反対の第2導電型の第1の高濃度領域と、 前記ウェル領域中の表面付近の前記第1の高濃度領域と
対応する位置に形成されている第2導電型の第2の高濃
度領域と、 前記ウェル領域中の表面付近の、前記第1の高濃度領域
と前記第2の高濃度領域の間と、前記第1及び第2の高
濃度領域の周囲に形成されている第2導電型の低濃度領
域と、 前記第1の高濃度領域と第2の高濃度領域の間の、前記
第2導電型の低能度領域の上部に形成されているゲート
領域とを備え、 前記第1及び第2の高濃度領域の周囲と前記低濃度領域
が空乏化されるように、前記第1及び第2の高濃度領域
と前記ウェル領域の間の前記第1導電型と前記第2導電
型の接合が常に逆バイアス状態とされていることを特徴
とする固体撮像装置。 - 【請求項2】 被写体の光を信号電荷に光電変換して蓄
積する光電変換手段と、 前記光電変換手段により生成された前記信号電荷を外部
に出力する出力手段と、 前記光電変換手段と前記出力手段の間に配置され、前記
光電変換手段から前記出力手段に前記信号電荷を転送す
る転送手段と、 前記転送手段をオンまたはオフすることにより、前記信
号電荷の読み出しを制御する制御手段とを備える固体撮
像装置において、 前記転送手段は、 半導体基板中に形成されている第1導電型の低濃度のウ
ェル領域と、 前記ウェル領域へのコンタクトを形成する、第1導電型
の高濃度のコンタクト領域と、 前記ウェル領域中の表面付近に形成されている、前記第
1導電型と反対の第2導電型の第1の高濃度領域と、 前記ウェル領域中の表面付近の前記第1の高濃度領域の
外周に環状に形成されている第2導電型の第2の高濃度
領域と、 前記ウェル領域中の表面付近の、前記第1の高濃度領域
と前記第2の高濃度領域の間と、前記第2の高濃度領域
の周囲に形成されている第2導電型の低濃度領域と、 前記第2導電型の低濃度領域の上部に環状に形成されて
いるゲート領域とを備え、 前記第1及び第2の高濃度領域の周囲と前記低濃度領域
が空乏化されるように、前記第1及び第2の高濃度領域
と前記ウェル領域の間の前記第1導電型と前記第2導電
型の接合が常に逆バイアス状態とされていることを特徴
とする固体撮像装置。 - 【請求項3】 前記第1の高濃度領域は、前記出力手段
に接続され、 前記第2の高濃度領域は、前記光電変換手段に接続され
ていることを特徴とする請求項2に記載の固体撮像装
置。 - 【請求項4】 半導体基板中に形成されている第1導電
型の低濃度のウェル領域と、 前記ウェル領域へのコンタクトを形成する、第1導電型
の高濃度のコンタクト領域と、 前記ウェル領域中の表面付近に形成されている、前記第
1導電型と反対の第2導電型の第1の高濃度領域と、 前記ウェル領域中の表面付近の前記第1の高濃度領域と
対応する位置に形成されている第2導電型の第2の高濃
度領域と、 前記ウェル領域中の表面付近の、前記第1の高濃度領域
と前記第2の高濃度領域の間と、前記第1及び第2の高
濃度領域の周囲に形成されている第2導電型の低濃度領
域と、 前記第1の高濃度領域と第2の高濃度領域の間の、前記
第2導電型の低能度領域の上部に形成されているゲート
領域とを備え、 前記第1及び第2の高濃度領域の周囲と前記低濃度領域
が空乏化されるように、前記第1及び第2の高濃度領域
と前記ウェル領域の間の前記第1導電型と前記第2導電
型の接合が常に逆バイアス状態とされていることを特徴
とするMOSトランジスタ。 - 【請求項5】 半導体基板中に、低濃度の第1導電型の
ウェル領域を形成し、 前記ウェル領域中の所定の位置に、高濃度の第1導電型
のコンタクト領域を形成し、 前記ウェル領域中の表面付近に、第2導電型の第1の高
濃度領域と第2の高濃度領域を形成し、 前記ウェル領域中の表面付近の、前記第1の高濃度領域
と前記第2の高濃度領域の間と、前記第1及び第2の高
濃度領域の周囲に、第2導電型の低濃度領域を形成し、 前記第1の高濃度領域と第2の高濃度領域の間の、前記
第2導電型の低能度領域の上部に、ゲート領域を形成
し、 前記第1及び第2の高濃度領域の周囲と前記低濃度領域
の全てを空乏化するように、前記第1及び第2の高濃度
領域と前記ウェル領域の間の前記第1導電型と第2導電
型の接合を常に逆バイアス状態とすることを特徴とする
寄生容量抑制方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06590696A JP3553576B2 (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 固体撮像装置、mosトランジスタ及び寄生容量抑制方法 |
| US08/812,482 US6111281A (en) | 1996-03-22 | 1997-03-06 | Solid-state image-pickup device and MOS transistor having a reduced incidental capacitance |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06590696A JP3553576B2 (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 固体撮像装置、mosトランジスタ及び寄生容量抑制方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09260628A true JPH09260628A (ja) | 1997-10-03 |
| JP3553576B2 JP3553576B2 (ja) | 2004-08-11 |
Family
ID=13300482
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06590696A Expired - Fee Related JP3553576B2 (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 固体撮像装置、mosトランジスタ及び寄生容量抑制方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6111281A (ja) |
| JP (1) | JP3553576B2 (ja) |
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1996
- 1996-03-22 JP JP06590696A patent/JP3553576B2/ja not_active Expired - Fee Related
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1997
- 1997-03-06 US US08/812,482 patent/US6111281A/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
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| JP3553576B2 (ja) | 2004-08-11 |
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