JPH09261123A - スペクトル拡散受信装置 - Google Patents

スペクトル拡散受信装置

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JPH09261123A
JPH09261123A JP8070613A JP7061396A JPH09261123A JP H09261123 A JPH09261123 A JP H09261123A JP 8070613 A JP8070613 A JP 8070613A JP 7061396 A JP7061396 A JP 7061396A JP H09261123 A JPH09261123 A JP H09261123A
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JP
Japan
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frequency
vco
circuit
signal
spread spectrum
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JP8070613A
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Inventor
Kazuhisa Ishiguro
和久 石黒
Hiroyasu Yoshida
浩康 吉田
Yoshiaki Takahashi
義昭 高橋
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フリーラン周波数をスペクトル拡散信号の搬送
波信号より所定量ずらすことによって確実な同期捕捉を
可能にする。 【解決方法】PLL動作により第1乗算器2の出力信号
の位相に同期した出力信号がVCO13から発生する。
VCO13のフリーラン周波数は、スペクトル拡散信号
の搬送波信号より所定量ずらされて設定されている。受
信信号中の拡散符号と受信装置で作成された拡散符号と
の自己相関の±1チップの相関レベルにおけるキャプチ
ャレンジ及び前記自己相関の極大点の相関レベルにおけ
るキャプチャレンジによって、前記所定量が設定され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直接拡散方式のス
ペクトル拡散受信装置に関し、同期補足の改良と、同期
捕捉及び保持に位相同期ループを用いた場合の送信側P
N符号と受信側PN符号の位相誤差発生の防止とを施し
たスペクトル拡散受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信方式の一つとして、従来から、
スペクトル拡散通信方式が広く知られている。このスペ
クトル拡散方式では、送信側において、音声やデータな
どの情報信号で搬送波を変調し、この情報変調信号にM
系列等の拡散符号を乗算することによりスペクトル拡散
を行う。そして、スペクトル拡散された信号をアンテナ
より送信する。一方、受信側では、受信したスペクトル
拡散信号に送信側と同一の拡散符号を乗算して逆拡散を
行い、さらに情報復調して情報信号を得るようにしてい
る。
【0003】このような、スペクトル拡散通信方式で
は、受信側で逆拡散する際、受信側で作成した拡散符号
と受信信号中の拡散符号との同期をとって乗算しなけれ
ばならない。そこで、従来は、図2の如き、受信側で作
成する拡散符号と受信信号中の拡散符号の同期関係を保
つスペクトル拡散受信装置が提案されている。図2にお
いて、受信スペクトル拡散信号は周波数変換回路(1)
で後段の回路で処理され易いように低い周波数に周波数
変換された後、乗算器(2)で拡散符号発生回路(3)
から発生する拡散符号と乗算される。乗算器(2)の出
力信号は位相比較回路(4)においてVCO(電圧制御
水晶発振回路)(5)の出力信号と位相比較される。位
相比較の結果に応じた位相比較回路(4)の出力信号
は、LPF(6)で平滑された後VCO(5)に制御信
号として印加され、前記制御信号に応じてVCO(5)
の発振周波数が可変される。VCO(5)の出力信号
は、位相比較回路(4)に印加されるとともに、分周回
路(7)で分周された後に拡散符号発生回路(3)に印
加される。ここで、乗算器(2)、位相比較回路
(4)、VCO(5)、LPF(6)、分周回路(7)
及び拡散符号発生回路(8)は、いわゆるPLL(フェ
イズ ロックド ループ)を構成し、位相比較回路(4)
の2つの入力信号の位相差が0となるように前記PLL
が動作する。その為、VCO(5)の発振周波数の変化
に応じて、拡散符号発生回路(3)からの拡散符号の発
生タイミングが変化し、前記PLLは位相比較回路
(4)の2つの入力信号の位相が同期するように動作す
るので、乗算器(2)の出力信号とVCO(5)の出力
信号との位相が同期する。
【0004】前記PLLのロック後、前記スペクトル拡
散信号に同期した拡散符号が発生し、スペクトル拡散信
号と前記拡散符号とが乗算器(2)で乗算されることに
より、逆拡散が行われる。そして、逆拡散により発生す
る乗算器(2)の出力信号は、BPF(8)を介して、
復調回路(9)に印加され、復調により情報信号を得る
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、同期保持す
る前には同期捕捉を行わければならず、図2の従来回路
において、同期補足検出回路(10)、直流電圧源(1
1)及びスイッチ(12)を付加していた。同期捕捉を
行う場合、スイッチ(12)は直流電圧源(11)を選
択するので、VCO(5)から所定の発振周波数信号が
発生し、前記PLLの同期捕捉が行われる。前記所定の
発振周波数は、所望のロック周波数となるように設定さ
れる。そして、同期捕捉検出回路(10)において、ス
ペクトル拡散信号中の拡散符号と拡散符号発生回路
(3)の拡散符号との相関が検出され、前記相関が所定
レベル以上になることにより前記PLLの同期を捕捉し
たことを検出する。同期補足を示す同期捕捉検出回路
(13)の出力信号に応じて、スイッチ(12)はLP
F(6)の出力信号を選択する。その為、位相比較回路
(4)の2つの入力信号の位相差を0とするようにVC
O(5)の発振周波数が可変され、前記PLLの同期が
保持される。しかし、同期補足のために、特別な回路を
付加しなければならないので、回路構成が複雑になると
いう問題が発生していた。
【0006】また、同期保持動作において、実際には図
2の回路を構成する素子の遅延などにより、受信側で作
成した拡散符号とスペクトル拡散信号中の拡散符号との
位相が正確に一致せず、正確な逆拡散を行うことができ
なかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、スペクトル拡
散信号を受信するスペクトル拡散受信装置であって、前
記スペクトル拡散信号を拡散符号により逆拡散する逆拡
散回路と、フリーラン周波数がスペクトル逆拡散信号の
搬送波周波数f0に対して所定周波数δfだけ離して設
定されたVCOと、前記第1逆拡散回路の出力信号と、
該VCOの出力信号との位相を比較する位相比較回路
と、該位相比較回路の出力信号に応じてVCOの制御信
号を発生する制御信号発生回路と、前記VCOの出力信
号に応じて拡散符号を発生する拡散符号発生回路と、か
ら成り、前記VCOのフリーラン周波数は、fc1<f
0+δf<fc2あるいはfc2<f0−δf<fc1
の範囲とかつδfs<δfの範囲とに応じて設定される
ことを特徴とする。但し、fc1:自己相関の相関点の
±1チップ以内において最小キャプチャレンジを定める
周波数。fc2:自己相関の極大点におけるキャプチャ
レンジを定める周波数。δfs:スライディング相関を
行える周波数差。
【0008】また、スペクトル拡散信号を受信するスペ
クトル拡散受信装置であって、前記スペクトル拡散信号
を拡散符号により逆拡散する逆拡散回路と、フリーラン
周波数がスペクトル逆拡散信号の搬送波周波数f0に対
して所定周波数δfだけ離して設定されたVCOと、前
記第1逆拡散回路の出力信号と、該VCOの出力信号と
の位相を比較する位相比較回路と、該位相比較回路の出
力信号に応じてVCOの制御信号を発生する制御信号発
生回路と、前記VCOの出力信号に応じて拡散符号を発
生する拡散符号発生回路と、から成り、前記VCOのフ
リーラン周波数は、fc3<f0+δf<fc4あるい
はfc4<f0−δf<fc3の範囲とかつδfs<δ
fの範囲とに応じて設定されることを特徴とする。但
し、fc3:自己相関の2次極大点におけるキャプチャ
レンジを定める周波数。fc4:自己相関の1次極大点
におけるキャプチャレンジを定める周波数。δfs:ス
ライディング相関を行える周波数差。
【0009】さらに、スペクトル拡散信号を受信するス
ペクトル拡散受信装置であって、前記スペクトル拡散信
号を拡散符号により逆拡散する逆拡散回路と、フリーラ
ン周波数がスペクトル逆拡散信号の搬送波周波数f0に
対して所定周波数δfだけ離して設定されたVCOと、
前記第1逆拡散回路の出力信号と、該VCOの出力信号
との位相を比較する位相比較回路と、該位相比較回路の
出力信号に応じてVCOの制御信号を発生する制御信号
発生回路と、前記VCOの出力信号に応じて拡散符号を
発生する拡散符号発生回路と、から成り、前記VCOの
フリーラン周波数は、fc5<f0+δf<fc6ある
いはfc6<f0−δf<fc5の範囲とかつδfs<
δfの範囲とに応じて設定されることを特徴とする。但
し、fc1:相互相関の最大極大点におけるキャプチャ
レンジを定める周波数。fc2:自己相関の極大点にお
けるキャプチャレンジを定める周波数。δfs:スライ
ディング相関を行える周波数差。
【0010】またさらに、前記VCOを構成する発振子
に固体発振子またはSAW発振子を用いたことを特徴と
する。さらにまた、受信電界強度を検出する受信電界強
度検出回路と、前記受信電界強度が所定強度以下の場合
切換信号を発生する切換信号発生回路と備え、前記切換
信号に応じてVCOのフリーラン周波数が前記搬送波周
波数f0に近づく周波数に切り換わることを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示す
図であり、(13)はフリーラン周波数が搬送波周波数
に対してδfだけ離れて設定され、発振周波数が可変可
能なVCO、(14)は拡散符号を発生するためのクロ
ック信号発生回路となる分周回路、(15)は第1拡散
符号発生回路(3)からの拡散符号P0に応じて第1乃
至第3拡散符号P1乃至P3を発生する第2拡散符号発
生回路、(16)は前記第1乃至第3拡散符号P1乃至
P3の中から1つの拡散符号を選択する選択回路、(1
7)はスペクトル拡散信号と選択回路(16)の出力信
号とを乗算する第2逆拡散回路となる第2乗算器、(1
8)はスペクトル拡散信号と拡散符号との相関を検出す
る相関検出回路、(19)は選択回路(16)を制御
し、前記相関検出回路(18)の出力信号に応じて分周
回路(14)を制御する制御回路である。尚、図2の従
来例と同一の回路については、図2の従来例と同一の符
号を付し、説明を省略する。
【0012】図1において、受信が開始されると、ま
ず、第1乗算器(2)の出力信号とVCO(13)の出
力信号の同期を捕捉する動作が行われる。受信スペクト
ル拡散信号は周波数変換回路(1)で低い周波数に周波
数変換された後、第1乗算器(2)(第1逆拡散回路)
で後述される第2拡散符号発生回路(15)から発生す
る拡散符号と乗算される。そして、第1乗算器(2)の
出力信号は位相比較回路(4)においてVCO(13)
の出力信号と位相比較される。位相比較の結果に応じた
位相比較回路(4)の出力信号は、LPF(6)で平滑
された後、VCO(13)にその制御信号として印加さ
れる。
【0013】また、VCO(13)の出力信号は、位相
比較回路(4)に印加されるとともに、分周回路(1
4)にも印加され、m分周される。そして、分周回路
(14)の分周出力信号に基づき第1拡散符号発生回路
(3)から拡散符号P0が発生する。さらに、前記拡散
符号に応じて、第2拡散符号発生回路(15)から、基
準となる第1拡散符号P1、前記第1拡散符号P1より
所定の位相だけ進んだ第2拡散符号P2及び前記第1符
号P1より所定の位相だけ遅れた第3拡散符号P3が発
生する。
【0014】ここで、第1拡散符号発生回路(3)は、
例えば、シフトレジスタ及びエクスクルーシブオアゲー
トから成り、クロック信号となるVCO(13)の出力
信号に応じてM系列符号を発生する従来よく知られた回
路である。また、第2拡散符号発生回路(15)は、例
えば、前記第1拡散符号発生回路(3)の拡散符号P0
をデータとし、VCO(13)の出力信号をクロック信
号とする3段のシリアルのシフトレジスタから成り、前
記拡散符号P0が1段目から3段目のシフトレジスタへ
順に伝送される。そして、2段目のシフトレジスタの出
力信号を前記第1拡散符号P1とし、前記VCO(1
3)の出力信号の1クロックだけ第1拡散符号より進ん
だ第2拡散符号P2を1段目のシフトレジスタから、ま
た、前記1クロック遅れた第3拡散符号P3を3段目の
シフトレジスタから発生させる構成となる。
【0015】また、VCO(13)のフリーラン周波数
はスペクトル拡散信号の搬送波信号からδfだけ離れた
周波数に設定しているので、位相比較回路(4)の2つ
の入力信号の位相差を生じ、第1乗算器(2)の出力信
号とVCO(13)の出力信号との位相差を0にするよ
うにPLL動作を確実に行わせることができる。さら
に、第2拡散符号発生回路(15)からの拡散符号は第
1乗算器(2)に印加される。よって、VCO(5)の
発振周波数の変化に応じて、第1拡散符号発生回路
(3)から発生する拡散符号の発生タイミングが変化す
るので、PLLは第1乗算器(2)の出力信号とVCO
(13)の出力信号との位相差が0になるように動作す
る。即ち、第1乗算器(2)、位相比較回路(4)、L
PF(6)及びVCO(13)はPLLを構成し、位相
比較回路(4)の2つの入力信号の位相差が0となるよ
うに前記PLLが動作する。
【0016】よって、広く一般に知られたPLLの手法
を用いることによって、第1乗算器(2)の出力信号と
VCO(13)の出力信号との同期を確実に捕捉するこ
とができる。ところで、VCO(13)のフリーラン周
波数を拡散符号の搬送波周波数からδfだけ離して設定
される。位相比較回路(4)、LPF(6)及びVCO
(13)から成るPLLにおいて、ロックアップ時間を
tとすると、図3の自己相関の2チップをスライディン
グするために要する時間がt≦(2/f)と表せられる
ので
【0017】
【数1】
【0018】となる。但し、fは周波数である。拡散符
号がM系列の符号である場合、図3(イ)の如き自己相
関が得られる。ところで、相関のレベルとPLLのキャ
プチャレンジとの関係は図4の如く示され、キャプチャ
レンジは図4の曲線の内側で示される。図4(イ)よ
り、図3(イ)で示される極大点から±1チップから離
れた相関レベルにおけるキャプチャレンジはfcm1と
fcm1’との範囲内であり、相関の極大点に相当する
相関レベルのPLLのキャプチャレンジはfcm2とf
cm2’との範囲内である。そして、図3(イ)より、
相関レベルが極大点と前記±1チップのレベルとの間に
あるとPLLは第1乗算器(2)の出力信号に同期す
る。よって、拡散符号の搬送波周波数をf0とすると、
キャプチャレンジの上限は、
【0019】
【数2】
【0020】の範囲となり、キャプチャレンジの下限
は、
【0021】
【数3】
【0022】となるように、δfが設定される。尚、こ
れらの条件とともに、式(1)で設定される条件が加え
られる。また、拡散符号がGold符号等の非M系列の
符号であると、図3(ロ)の如き自己相関が得られる。
図4(ロ)より、2次極大点に相当する相関レベルのキ
ャプチャレンジはfcn1とfcn1’との範囲内であ
り、1次極大点に相当する相関レベルのPLLのキャプ
チャレンジはfcn2とfcn2’との範囲内である。
そして、図3(ロ)より、相関レベルが1次極大点と2
次極大点との間にある時PLLがロックするようなδf
を設定すると、2次極大点に誤って同期することがな
い。よって、拡散符号の搬送波周波数をf0とすると、
キャプチャレンジの上限は、
【0023】
【数4】
【0024】の範囲となり、キャプチャレンジの下限
は、
【0025】
【数5】
【0026】となるように、δfが設定される。尚、こ
れらの条件とともに、式(1)で設定される条件が加え
られる。さらに、拡散符号の異なる他の送信機のスペク
トル拡散信号を受信すると、図3(ハ)の実線の如き相
互相関が得られる。尚、自己相関は図3(ハ)の点線の
如くなる。図4(ハ)より、相互相関の最大極大点に相
当する相関レベルのキャプチャレンジはfcc1とfc
c1’との範囲内であり、自己極大点に相当する相関レ
ベルのキャプチャレンジはfcc2とfcc2’との範
囲内である。そして、図3(ハ)より、相関レベルが自
己相関の極大点と相互相関の最大極大点との間にある時
PLLがロックするようなδfを設定すると、前記最大
極大点に誤って同期することがない。よって、拡散符号
の搬送波周波数をf0とすると、キャプチャレンジの上
限は、
【0027】
【数6】
【0028】の範囲となり、(f0+δf)が、キャプ
チャレンジの下限で、
【0029】
【数7】
【0030】となるように、δfが設定される。尚、こ
れらの条件とともに、式(2)で設定される条件が加え
られる。よって、拡散符号がM系列または非M系列であ
るシステムや、拡散符号が複数あるために相互相関が起
きるシステムに応じてδfを設定すれば、疑似ロックす
ることなく、第1乗算器(2)の出力信号とVCO(1
3)の出力信号との正確な同期の捕捉を確実に行うこと
ができる。
【0031】ここで、VCO(13)の発振子として、
固体発振子を用いることによって、フリーラン周波数を
精度良く設定することができ、安定したフリーラン周波
数を得ることができる。その為、受信機の製造時や経年
変化等におけるVCO(13)の調整を無くすことがで
きる。さらに、SAW発振子を用いることにより、VC
O(13)の周波数の可変範囲を比較的広くすることが
できるので、VCO(13)のフリーラン周波数を所定
範囲以内で精度良く、任意に設定することができる。
【0032】同期捕捉が完了すると、制御回路(19)
にVCO(13)の出力信号が印加され、VCO(1
3)の出力信号に応じて第1制御信号が制御回路(1
9)から選択回路(16)に印加され、選択回路(1
6)が選択動作する。そして、受信されたスペクトル拡
散信号と、選択された拡散符号との相関が相関検出回路
(18)において検出される。制御回路(19)におい
て、検出された相関出力に応じて、拡散符号の位相がス
ペクトル拡散信号の位相より遅れているか進んでいるか
が判別され、判別結果に応じて第2制御信号が制御回路
(19)が発生する。そして、第2制御信号に応じて、
分周回路(14)の出力発生タイミングが可変される。
即ち、前記比較結果に応じて、拡散符号の位相がスペク
トル拡散信号の位相より遅れていると判別されると、第
2制御信号によって分周回路(14)の出力発生タイミ
ングが早まり、その結果、拡散符号の位相が進む。逆
に、拡散符号の位相がスペクトル拡散信号の位相より進
んでいると判別されると、分周回路(14)の出力発生
タイミングが遅れるので、拡散符号の位相が遅れる。検
出された自己相関に応じて分周回路(14)の出力発生
タイミングを制御することによって、受信スペクトル拡
散信号中の拡散符号と受信機で作成された拡散符号とを
同期させることができるとともに、その同期を保持させ
ることができる。
【0033】よって、以上の動作により、前記スペクト
ル拡散信号中の拡散符号に同期した拡散符号が発生し、
スペクトル拡散信号と前記拡散符号とが第1乗算器
(2)で乗算されることにより、正確な逆拡散が行われ
る。そして、第1乗算器(2)の出力信号は、BPF
(8)を介して、復調回路(9)に印加され、前記出力
信号を復調することによって、情報信号を得ることがで
きる。
【0034】尚、同期捕捉時でも、分周回路(14)の
出力発生タイミングは制御されているが、分周回路(1
4)の出力位相の変化はVCO(13)の周波数変化に
対して小さいので、分周回路(14)の出力発生タイミ
ングの制御は同期捕捉動作に悪影響は与えない。また、
相関検出回路(18)及び制御回路(19)の具体回路
例については、本発明の特許出願前に出願された特願平
7−68263号に記載されているので、動作説明は省
略する。さらに、相関検出回路(18)及び制御回路
(19)は、図1に記載される回路に限らず、特願平7
−73972号、特願平7−73973号及び特願平7
−73974号に記載される回路でも実現できる。
【0035】また、図1の回路において、周波数変換回
路(1)の出力信号に応じて受信電界強度を検出する電
界強度検出回路(20)、受信電界強度が基準レベル以
下の場合切換信号を発生する切換信号発生回路を接続さ
れている。受信電界強度が基準レベルより大きいと、切
換信号は発生せず、VCO(13)のフリーラン周波数
は拡散符号の搬送波信号からδf離れた周波数に設定さ
れる。受信電界強度が基準レベル以下に低下すると、切
換信号が切換信号発生回路(21)から発生し、VCO
(13)のフリーラン周波数は前記搬送波信号に近づい
たδf’に切り換わる。よって、弱電界時、スペクトル
拡散受信装置の感度を上げることができる。
【0036】
【発明の効果】以上に述べた如く、本発明によれば、V
COのフリーラン周波数を所定の条件範囲内で設定する
ので、特別な回路を付加する必要もなく、簡単な回路構
成で同期捕捉を確実に得ることができる。また、拡散符
号とスペクトル拡散信号との相関出力を検出し、その検
出結果に応じて拡散符号のとスペクトル拡散信号との同
期を取っているので、送信側と受信側との拡散符号が同
期し、正確なスペクトル逆拡散を行うことができる。
【0037】さらに、拡散符号発生回路の入力信号を発
生する過程で、前記入力信号の発生タイミングを調節し
て、拡散符号の位相を調節するので、温度変化、電源電
圧変化、経時変化、VCOの自走周波数のバラツキなど
に関係なくするとともに調節範囲を限定されることが無
く、常に正確なスペクトル逆拡散を行うことができる。
また、拡散符号のチップ周期に比べ十分小さい単位で拡
散符号の位相を調節すると、高精度に同期を取ることが
できる。
【0038】さらに、時分割によって、拡散符号とスペ
クトル拡散信号との相関を検出し、保持するので、回路
を簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】従来例を示すブロック図である。
【図3】本発明を説明するための相関図である。
【図4】相関とキャプチャレンジとの関係を示す特性図
である。
【符号の説明】
13 VCO 14 分周回路 15 第2拡散符号発生回路 16 選択回路 17 第2乗算器 18 相関検出回路 19 制御回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スペクトル拡散信号を受信するスペクトル
    拡散受信装置であって、 前記スペクトル拡散信号を拡散符号により逆拡散する逆
    拡散回路と、 フリーラン周波数がスペクトル逆拡散信号の搬送波周波
    数f0に対して所定周波数δfだけ離して設定されたV
    COと、 前記第1逆拡散回路の出力信号と、該VCOの出力信号
    との位相を比較する位相比較回路と、 該位相比較回路の出力信号に応じてVCOの制御信号を
    発生する制御信号発生回路と、 前記VCOの出力信号に応じて拡散符号を発生する拡散
    符号発生回路と、から成り、 前記VCOのフリーラン周波数は、fc1<f0+δf
    <fc2あるいはfc2<f0−δf<fc1の範囲と
    かつδfs<δfの範囲とに応じて設定されることを特
    徴とするスペクトル拡散受信装置。 但し、fc1:自己相関の相関点の±1チップ以内にお
    いて最小キャプチャレンジを定める周波数。 fc2:自己相関の極大点におけるキャプチャレンジを
    定める周波数。 δfs:スライディング相関を行える周波数差。
  2. 【請求項2】スペクトル拡散信号を受信するスペクトル
    拡散受信装置であって、 前記スペクトル拡散信号を拡散符号により逆拡散する逆
    拡散回路と、 フリーラン周波数がスペクトル逆拡散信号の搬送波周波
    数f0に対して所定周波数δfだけ離して設定されたV
    COと、 前記第1逆拡散回路の出力信号と、該VCOの出力信号
    との位相を比較する位相比較回路と、 該位相比較回路の出力信号に応じてVCOの制御信号を
    発生する制御信号発生回路と、 前記VCOの出力信号に応じて拡散符号を発生する拡散
    符号発生回路と、から成り、 前記VCOのフリーラン周波数は、fc3<f0+δf
    <fc4あるいはfc4<f0−δf<fc3の範囲と
    かつδfs<δfの範囲とに応じて設定されることを特
    徴とするスペクトル拡散受信装置。 但し、fc3:自己相関の2次極大点におけるキャプチ
    ャレンジを定める周波数。 fc4:自己相関の1次極大点におけるキャプチャレン
    ジを定める周波数。 δfs:スライディング相関を行える周波数差。
  3. 【請求項3】スペクトル拡散信号を受信するスペクトル
    拡散受信装置であって、 前記スペクトル拡散信号を拡散符号により逆拡散する逆
    拡散回路と、 フリーラン周波数がスペクトル逆拡散信号の搬送波周波
    数f0に対して所定周波数δfだけ離して設定されたV
    COと、 前記第1逆拡散回路の出力信号と、該VCOの出力信号
    との位相を比較する位相比較回路と、 該位相比較回路の出力信号に応じてVCOの制御信号を
    発生する制御信号発生回路と、 前記VCOの出力信号に応じて拡散符号を発生する拡散
    符号発生回路と、から成り、 前記VCOのフリーラン周波数は、fc5<f0+δf
    <fc6あるいはfc6<f0−δf<fc5の範囲と
    かつδfs<δfの範囲とに応じて設定されることを特
    徴とするスペクトル拡散受信装置。 但し、fc1:相互相関の最大極大点におけるキャプチ
    ャレンジを定める周波数 。 fc2:自己相関の極大点におけるキャプチャ
    レンジを定める周波数。 δfs:スライディング相関を行える周波数差。
  4. 【請求項4】前記VCOを構成する発振子に固体発振子
    またはSAW発振子を用いたことを特徴とする請求項
    1、2または3記載のスペクトル拡散受信装置。
  5. 【請求項5】受信電界強度を検出する受信電界強度検出
    回路と、前記受信電界強度が所定強度以下の場合切換信
    号を発生する切換信号発生回路と備え、前記切換信号に
    応じてVCOのフリーラン周波数が前記搬送波周波数f
    0に近づく周波数に切り換わることを特徴とする請求項
    1、2または3記載のスペクトル拡散受信装置。
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