JPH09264357A - 摩擦材及び摩擦材の製造方法 - Google Patents

摩擦材及び摩擦材の製造方法

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JPH09264357A
JPH09264357A JP7668996A JP7668996A JPH09264357A JP H09264357 A JPH09264357 A JP H09264357A JP 7668996 A JP7668996 A JP 7668996A JP 7668996 A JP7668996 A JP 7668996A JP H09264357 A JPH09264357 A JP H09264357A
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JP
Japan
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friction material
fibers
frictional material
box
network structural
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JP7668996A
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Kennosuke Iida
謙之助 飯田
Akinobu Hashimoto
顕宣 橋本
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Akebono Research and Development Centre Ltd
Original Assignee
Akebono Research and Development Centre Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】強度を増大した摩擦材を提供する。 【解決手段】繊維1にて形成した網状構造物2を摩擦材
本体6に一体化させて摩擦材3とした。また、網状構造
物2は、摩擦材本体6の摩擦面7を除いた表面におい
て、摩擦材本体6を一体的に被覆する摩擦材3としても
よい。さらに、網状構造物2を、内部を隔壁4により複
数に分割した箱状に形成してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブレーキに使用され
る摩擦材に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクブレーキにはディスクロータに
圧接して制動力を発生させるディスクパッドが設けられ
ている。このディスクパッドは図6に示すように、キャ
リパ10内に設けられたピストン11によってディスク
ロータ12に圧接されるようになっている。
【0003】このディスクパッド13はバックプレート
14上に摩擦材15を接着して構成されており、その製
法はまず(1)バックプレート14表面の油脂分等の汚
れを除去し、続いて、(2)バックプレート14の摩擦
材15が接着される側の表面に接着剤を塗布する。そし
て、(3)プレス型(図示せず)のキャビティ底部へ前
記バックプレート14を水平方向に動かないように入れ
る。(4)このバックプレート14の上に摩擦材15の
原料となる10〜20種類程度の原材料からなる混合物
を充填して高温下で加圧成型を行う。(5)これ以後は
熱処理、研磨加工、塗装等の仕上げ工程を経て、製品が
完成する。
【0004】前記バックプレート14を設ける理由は割
れ易い摩擦材15を補強するという意味合いと、制動時
の強力なエネルギーによってキャリパ(ブレーキ固定
部)10に押し付けられる摩擦材15のエッジを守ると
いうことにある。即ち、金属であるバックプレート14
に応力を負担させることによって摩擦材15を保護し、
安全性を確保するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このバックプ
レートがあるために下記の問題が発生する。その第1は
前記製造工程の(1)及び(2)において、バックプレ
ートと摩擦材とを一体化するために様々な設備や工程を
要することから製造コストの上昇を招くことである。
【0006】その第2は前記工程(3)及び(4)にお
いて、熱プレスの型内にバックプレートを装填する必要
上、型の構成が複雑となり、さらには、装填のための作
業時間もかかることから、コスト及び生産性の上の問題
となっている。
【0007】また、型が複雑化することでその型枠同士
の温度分布にも不均一が生じ、摩擦材の成形状態にバラ
ツキが生じるという問題がある。このように、従来の摩
擦材(ディスクパッド)では、バックプレートに起因す
る諸問題がある。
【0008】本発明は前記事項に鑑みてなされたもので
あり、強度を増大した摩擦材を提供することを技術的課
題とする。また、バックプレートを省略できるととも
に、型の構造が簡略化できて、併せて、均一な品質が得
られる摩擦材を提供することを技術的課題とする。
【0009】また、このような摩擦材を製造する方法を
提供することを技術的課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記技術的課題
を解決するために以下のようにした。即ち、請求項1に
おいては、繊維1にて形成した網状構造物2を摩擦材本
体6に一体化させて摩擦材3とした。
【0011】また、請求項2では、前記網状構造物2
は、摩擦材本体6の摩擦面7を除いた表面において、摩
擦材本体6を一体的に被覆する摩擦材3とした。さら
に、請求項3では、前記網状構造物2を、内部を隔壁4
により複数に分割した箱状に形成した。
【0012】また、前記摩擦材3を製造する方法とし
て、成形型内に繊維1にて形成された網状構造物2を装
填する工程と、前記網状構造物2が装填された型内に摩
擦材の原料を充填する工程と、この網状構造物2及び摩
擦材の原料が充填された型内を圧縮する工程とを含む摩
擦材の製造方法とした。 〔繊維1〕繊維1としてはアラミド繊維、ガラス繊維、
カーボンファイバーを例示できる。アラミド繊維は芳香
族ポリアミド繊維のことで有機繊維の一種であり、強
度、耐熱性に優れ、引っ張り強度が鉄の5から7倍、破
断伸度4.2%で弾性率が極めて高いという特徴があ
る。
【0013】ガラス繊維は融けたガラスを引き伸ばした
り遠心力で吹き飛ばしたりして1000分の数ミリの太
さにしたもので同じ太さの鉄線程度の引っ張り強度が得
られるものである。
【0014】カーボンファイバーはグラファイト系の炭
素からできた高強度、高剛性の繊維であり、アクリル樹
脂等を原料に1000から1500度で酸化等の化学反
応が起きない不活性条件下で製造されるポリアクリロニ
トリル系のものが好適である。
【0015】なお、この他、金属繊維を使用することも
可能である。すなわち、繊維1は摩擦材3の原材料に使
用される材質と同質のものが望ましい。しかし、摩擦材
3の原材料に限定されるものではなく、ブレーキ性能を
低下させないものであれば、どのような材質でもよい。 〔網状構造物2〕網状構造物2は、前記した繊維を例え
ば三次元織物として形成したものである。織り構造とし
ては、例えばベロア織りを例示することができるが、ど
のような織り構造であってもよい。そして、網状構造物
2を箱状に形成する場合、底面の形状が台形、扇状ある
いはその他の形状に形成された有底無蓋の形状を例示す
ることができる。この箱状の網状構造物2は単体では比
較的柔軟性があるが、内部に充填される摩擦材原料の成
形に伴って飛躍的に強化され摩擦材3の骨格として作用
する。また、摩擦材3の表面を覆うため、外力による欠
けを防止する作用がある。
【0016】そして、前記網状構造物2により形成した
箱状構造体5の内部を、同じく繊維1により形成した隔
壁(網状構造物)4により複数に分割する場合は、分割
は2以上、任意の形状でよいが、摩擦材使用時の応力の
方向性を勘案して決定するとよい。また、前記箱状構造
体5の内部を分割するには、縦方向または横方向のいず
れに分割してもよく、あるいは水平方向に分割してもよ
い。
【0017】なお、網状構造物2は、全て同一材料によ
る織り糸で形成してもよいし、あるいは複数の材料によ
る織り糸で形成してもよい。 〔摩擦材3、摩擦材本体6〕摩擦材本体6自体の成分配
合については一般のものと同様である。すなわち、フェ
ノール樹脂等の熱硬化性樹脂結合材、ガラス繊維、アラ
ミド繊維等の繊維基材及びゴムダスト、カシューダス
ト、金属粉等の摩擦調整材等の全原料粉末を均一に混合
・撹拌したものが摩擦材本体6の原料となり、この原料
を網状構造物2と一体に加圧成形したものが摩擦材3と
なる。
【0018】このように、網状構造物2によって、単体
では脆い摩擦材3が大幅に強化される。このため、ディ
スクブレーキに使用する際、摩擦材にバックプレートを
設ける必要がなくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図5
に基づいて説明する。図2〜図4は繊維1で編織した網
状構造物2を箱状に形成した構造物(5)を示してい
る。繊維1としてはアラミド繊維、ガラス繊維、カーボ
ンファイバーが用いられている。前記網状構造物2は、
三次元織物として形成されているものである。
【0020】図2に示す箱状構造体5は長方形の一辺だ
けが湾曲している底面形状をなしており、隔壁4によっ
て4つの部屋に仕切られている。また、図3に示す箱状
構造体5は図1に示すものと同じ外観をなしているが、
隔壁によって9つの部屋に仕切られている。
【0021】さらに、図4に示す箱状構造体5は長方形
を湾曲させた形状となっており、また、隔壁4によって
4つの部屋に仕切られている。摩擦材3を製造するに際
しては、前記した形状をなしている箱状構造体5を型
(図示せず)内に装着し、内部に摩擦材本体6の原材料
を充填した後、圧力をかけて固める(ここでは単なる予
備プレスの段階でもよい)。その後熱成形することによ
り箱状構造体5と摩擦材本体6とは完全に一体化し強固
な外壁をもつ摩擦材3(図1)が完成する。
【0022】ディスクブレーキ用の摩擦材の製造に際し
ては、バックプレートのような突起物がなくなるため、
型の形状を大幅に簡略化することができる。また、摩擦
材3とは熱伝導率が異なるバックプレートがないため、
すべての面が平均的に熱処理され品質管理が容易とな
る。
【0023】さらに金属板であるバックプレートが不要
になることから、軽量化が可能でブレーキ装置のばね下
荷重の低減を図ることができる。次に、この摩擦材3を
実際のブレーキ装置に装着した例を図5に示す。
【0024】ディスクロータ12は矢示方向に回転して
おり、ピストン11が摩擦材3をディスクロータ12側
に押圧してブレーキを動作させると、摩擦材3にディス
クロータ12の回転方向と同じ向きの応力が発生し、摩
擦材3のP部分がキャリパ(ブレーキ固定部)10に強
く当接する。しかし、摩擦材3の外壁は網状構造物2で
保護されているから欠けや割れを生じることはない。な
お、箱状構造体5における開口部(成形時の摩擦材原料
充填口)が、摩擦材本体6の露出部分となり、摩擦材3
とディスクロータ12との摩擦面7になる。
【0025】そして、ブレーキ動作に伴い摩擦材3の摩
擦面7が摩耗する際は、摩擦材本体6とともに網状構造
物2も同様に摩耗して、摩擦材3に偏摩耗は生じない。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、単体では脆い摩擦材の
表面あるいは内部を繊維によって大幅に強化することが
できる。このため、バックプレートを設ける必要がない
ブレーキパッドを提供することができる。
【0027】また、摩擦材の製造にあたっては、成形型
の構造を簡略化でき、併せて、成形品の品質の均一化を
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における摩擦材の斜視図。
【図2】本発明の実施の形態における箱状構造体の第1
の態様を示す斜視図。
【図3】本発明の実施の形態における箱状構造体の第2
の態様を示す斜視図。
【図4】本発明の実施の形態における箱状構造体の第3
の態様を示す斜視図。
【図5】本発明の実施の形態におけるブレーキ装置内部
の断面図。
【図6】従来のブレーキ用ディスクパッドを示すブレー
キ装置内部の断面図である。
【符号の説明】
1・・繊維 2・・網状構造物 3・・摩擦材 4・・隔壁 5・・箱状構造体 6・・摩擦材本体 7・・摩擦面 10・・キャリパ 11・・ピストン 12・・ディスクロータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維にて形成した網状構造物を摩擦材本体
    に一体化させたことを特徴とする摩擦材。
  2. 【請求項2】前記網状構造物は、摩擦材本体の摩擦面を
    除いた表面において、摩擦材本体を一体的に被覆してい
    ることを特徴とする請求項1記載の摩擦材。
  3. 【請求項3】前記網状構造物を、内部を隔壁により複数
    に分割した箱状に形成することを特徴とする請求項1ま
    たは2のいずれかに記載の摩擦材。
  4. 【請求項4】成形型内に繊維にて形成された網状構造物
    を装填する工程と、 前記網状構造物が装填された型内に摩擦材の原料を充填
    する工程と、 この型内に充填された網状構造物及び摩擦材を圧縮する
    工程とを含む摩擦材の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003522913A (ja) * 2000-02-09 2003-07-29 フレニ・ブレンボ エス・ピー・エー ディスクブレーキのディスク
JP2003522709A (ja) * 2000-02-09 2003-07-29 フレニ・ブレンボ エス・ピー・エー ブレーキ用途用の成形複合材料およびその製造方法
JP2009540225A (ja) * 2006-06-07 2009-11-19 ティーエムディー フリクション サーヴィシズ ゲーエムベーハー ブレーキライニングを製造するためのプロセス、および、特に自動車ディスクブレーキ用のブレーキライニング

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