JPH09264875A - めっき付着量の測定方法 - Google Patents

めっき付着量の測定方法

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JPH09264875A
JPH09264875A JP7773596A JP7773596A JPH09264875A JP H09264875 A JPH09264875 A JP H09264875A JP 7773596 A JP7773596 A JP 7773596A JP 7773596 A JP7773596 A JP 7773596A JP H09264875 A JPH09264875 A JP H09264875A
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Takashi Tsukada
隆史 塚田
Shigeyuki Matsushima
茂之 松嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、電解剥離法のうち所謂「接線法」で
めっき付着量を求めるに際し、電位−時間曲線1上に引
いた接線d1 と該曲線の一定電位部分に引いた水平線d
2 と交点Bの位置を人手を介さずに容易、かつ迅速に定
めるようにしためっき付着量の測定方法を提供すること
を目的としている。 【解決手段】めっき板から採取した試験片を電解液中で
定電流電解して、電位の経時変化を測定し、ある特定電
位に対応する時間を電解開始から試験片付着物の剥離に
要した時間とし、その当該時間までに流れた電流値にフ
ァラデーの法則を適用して該試験片のめっき付着量を算
出する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、めっき付着量の測
定方法に関し、詳しくは電解剥離法によってぶりき板等
のめっき付着量を求める際に測定した電位−時間曲線の
変曲点位置を従来法より正確に判定する技術に係わる。
【0002】
【従来の技術】高品質のめっき鋼板を製造するには、そ
のめっき付着量を正確に測定してめっき条件を調整し、
常に適正なめっき厚みになるよう管理する必要がある。
そのためには、めっき付着量を迅速、且つ正確に測定す
ることが必要で、従来より種々のめっき付着量測定方法
が知られている。例えば、ぶりき板の錫付着量やティン
フリー鋼板の金属クロム付着量に対しては、JIS−G
−3303(付属書1)及びJIS−G−3315(付
属書1)で規定されている所謂電解剥離法、蛍光X線法
と称する試験方法がよく利用される。
【0003】このうち、電解剥離法は、電解槽中に炭素
棒電極(陰極)、試験片保持器及び銀製の照合電極を取
付け、該試験片を陽極として所定の電解液中で定電流電
解を行うものである。そして、電解中に試験片の電位を
電位差計で連続的に記録紙に描いて電位−時間曲線(v
−t曲線)を求め、その曲線からある特定電位値までに
流れた電気量が算出され、ファラデーの法則によって付
着量に換算される。
【0004】ところで、上記電解剥離法で、電位−時間
曲線より具体的にめっき付着量を求めるに際しては、電
解が進行し試料の溶解が錫層(クロム層)等のめっき層
から地鉄に移る時に該電位−時間曲線1に図4に示すよ
うな変曲点Aが出現するので、その変曲点Aを利用す
る。つまり、該変曲点Aを上記の「ある特定電位」と
し、電解開始からその点までの間に通じた電流量を用い
て付着量を算出するのが一般的である(通称、変曲点法
という)。しかし、試料がぶりき板の場合には、この変
曲点Aが明確に現れないことが多いので、該変曲点Aを
人が判断するには問題があった。そこで、図4に示すよ
うに、電位−時間曲線1の変曲点Aと思われる位置に仮
に接線d1 を引き、また該曲線1の電位が一定になった
部分に水平線d2 を引き、該接線d1 と水平線d2 との
交点Bまでの時間t1 内に流した電流量に基づき付着量
を求める方法が提案され、多用されるようになった(以
後’接線法’と呼ぶ)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この接
線法を用いても、電位−時間曲線を描いた記録紙から手
作業で上記接線d1 を引く場合、作業者によって接線d
1 が異なり、測定データの信頼性に欠けるという問題が
あった。さらに、この接線法を人手によらず機器で自動
的に行う方法もあり、その方法で接線d1 及び水平線d
2 を引くと、地鉄側の水平線d2 が無数に現れ、特定困
難となる別の問題がある。これは、一定電位の部分は各
瞬間での傾きの変化が小さいので、どこで一定になった
か機器で明確に判断できないからである。これを精度よ
く行なうとすると、電圧の極微小な変化をキャッチする
必要があり、現状の機器ではほとんど実行不可能であ
る。
【0006】そこで、本発明は、かかる事情を鑑み、電
解剥離法のうち所謂「接線法」でめっき付着量を求める
に際し、電位−時間曲線1上に引いた接線d1 と該曲線
の一定電位部分に引いた水平線d2 と交点Bの位置を人
手を介さずに容易、かつ迅速に定めるようにしためっき
付着量の測定方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために、電位−時間曲線を時間で2回微分した
電位変化速度の加速度が極小値を有することに着眼し、
それを利用すれば一義的に上記交点が定まると考え、本
発明を創案した。すなわち、本発明は、めっき板から採
取した試験片を電解液中で定電流電解して電位の経時変
化を測定し、ある特定電位に対応する時間を電解開始か
ら試験片付着物の剥離に要した時間と定め、その時間に
至るまでに流れた電流値にファラデーの法則を適用して
該試験片のめっき付着量を算出する方法において、上記
測定した電位値を時間に関し2回微分し、その微分値
(E”)が極小となる時間の前後のE”=0となる2点
の中点を上記のある特定電位に対応する時間とすること
を特徴とするめっき付着量の測定方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明では、めっき板から採取し
た試験片を陽極として電解液中で定電流電解して電位の
経時変化を測定し、ある特定電位に対応する時間を電解
開始から試験片付着物の剥離に要した時間と定め、その
時間に至るまでに流れた電流値にファラデーの法則を適
用して該試験片のめっき付着量を算出する方法におい
て、上記測定した電位値を時間に関し2回微分し、その
微分値が極小となる時間の前後のE”=0となる2点の
中点を上記のある特定電位に対応する時間とするように
したので、それは、電位変化の加速度が極小になる時間
となる。つまり、前記電位−時間曲線上に引いた接線と
一定電位の部分に引いた水平線の交点Bの位置に相当
し、該位置が容易に、しかも正確且つ一義的に求められ
るようになる。また、電位−時間曲線を記録しなくて
も、測定した電位値と時間とをコンピュータの自動ロジ
ックに組み込めば、従来の接線法と同等の値が迅速かつ
容易に得られるようになる。
【0009】なお、具体的な微分値は、電位−時間曲線
上において、微小時間(秒)を仮定し、その時間内で変
化する電位値の差をその時間で除して1回目の値とし、
2回目の微分値は、上記で得た電位変化速度−時間曲線
において同様の演算を行なうことによって求められる。
以下、実施例において、図1〜3に基づき本発明の内容
を説明する。
【0010】
【実施例】図3は、Fe素地上に目標量2.80g/m
2 としてSnめっきを施したぶりき板で得た電位−時間
曲線を示している。該曲線を得るに際しては、まず、上
記ぶりき板から大きさ90mmφの試験片を採取して陽
極とした。そして、電解液に1規定塩酸水溶液を、陰極
に炭素棒を用いて、電圧5mV、電流250mAの定電
流電解を行った。その結果が、上記図3の電位−時間曲
線1である。
【0011】次に、この電位−時間曲線を用いて、前記
(1)変曲点法(変極点はa)、(2)接線法(交点は
b)及び(3)本発明に係る2回微分法(中点c)によ
り、それぞれの場合に対応するめっき付着量を求めた。
その際、各ケースについての電解時間と電流値とから、
前記JIS規定に記載された下記式で付着量を換算し
た。 すずめっき量、g/m2 =0.61557×(1/S)×F×D ・・・(A) ここで、Sは試験片の面積(mm2 )、Dは電解開始か
ら各交点(a,b)や上記中点(c)までの時間(se
c)、Fはその間の電流値(mA)であり、 で求
める。
【0012】従って、変曲点法によるめっき付着量は、
図3のaまでの時間ta を上記(A)式に代入、接線法
による値は、同じく図3のbまでの時間tb を代入する
ことで得られる。一方、本発明に係る2回微分法での値
は、以下のようにして求める。まず、図3の電位−時間
曲線1を時間で1回微分した電位変化速度−時間曲線2
を得る。その結果を図2に示す。引続いて、この図2の
電位変化速度をさらに時間で微分し、電位変化加速度
(E”)−時間曲線3を得る。その結果を図1に示す。
【0013】図1は、E”が極小値を示す点(b)の前
後において、E”=0に対応する点は、aとdである。
従って、本発明では、このaとdの中点cを前記「ある
特定電位に対応する時間tc とし、めっき付着量はこの
c を前記(A)式に代入することで求める。ところ
で、図1〜図3より、a点とb点は明らかに異なる時間
であるが、b点とc点間にはほとんど時間の違いが見ら
れないことがわかる。そこで、本発明法で求めた付着量
が妥当なものであるかどうかを判断するため、試験片数
n=10で電解試験を行い、上記3つの方法についての
有意差検定を行った。
【0014】その結果は、表1及び表2に一括して示す
が、(1)の変曲点法と(2)の接線法との間では、t
0 =−2.4277(≧t0 (9,005)=2.2
6)となり、両者間に有意差が認められた。つまり、両
者で異なった付着量が得られた。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】一方、本発明に係る(3)の2回微分法で
は、上記(2)の接線法と比較してt0 =0.3078
(≦t0 (9.005)=2.26)と有意差は認めら
れなかった(危険率5%)。つまり、本発明に係る2回
微分法で求めためっき付着量は、(2)の接線法で求め
たものと差がないことが確認できた。(2)の接線法に
は、接線が作業者や自動機械によって一致しないという
欠点があるが、本発明に係る2回微分法には、ある特定
電位に対応する時間が一義的に定まり、コンピュータを
利用すれば、簡単で、しかも迅速にめっき付着量が測定
できるという利点がある。従って、従来の接線法を利用
するよりも、本発明に係る2回微分法が優れていること
が明らかである。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では電解剥離
法において電位−時間曲線を時間で2回微分し、その極
小値前後のE”=0の2点の交点までの時間で付着量を
算出するようにしたので、接線法と等価な付着量が迅速
に得られるようになった。また、人手を介さない自動測
定時でも測定点が明確となり、容易にめっき付着量が求
められるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の曲線をさらに時間で微分して得られた電
位変化の加速度に関する曲線を示す図である。
【図2】図3の曲線を時間で微分して得られた電位変化
速度の曲線を示す図である。
【図3】ぶりき板試料で実測した電位−時間曲線であ
る。
【図4】JISに従った変曲点法、接線法による電位−
時間曲線の測定結果を示す図である。
【符号の説明】
1 電位−時間曲線 2 電位変化速度−時間曲線 3 電位変化加速度−時間曲線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 めっき板から採取した試験片を電解液中
    で定電流電解して、電位の経時変化を測定し、ある特定
    電位に対応する時間を電解開始から試験片付着物の剥離
    に要した時間とし、その当該時間までに流れた電流値に
    ファラデーの法則を適用して該試験片のめっき付着量を
    算出する方法において、 上記測定した電位値(E)を時間(t)に関し2回微分
    し、その微分値(E”)が極小となる時間の前後のE”
    =0となる2点の中点を上記のある特定電位に対応する
    時間とすることを特徴とするめっき付着量の測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003044514A1 (en) * 2001-11-20 2003-05-30 Arkray, Inc. Fail judging method for analysis and analyzer
JPWO2003044514A1 (ja) * 2001-11-20 2005-04-07 アークレイ株式会社 分析処理におけるフェイル判断方法および分析装置
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