JPH09267729A - 足踏式パーキングブレーキ装置 - Google Patents
足踏式パーキングブレーキ装置Info
- Publication number
- JPH09267729A JPH09267729A JP7909196A JP7909196A JPH09267729A JP H09267729 A JPH09267729 A JP H09267729A JP 7909196 A JP7909196 A JP 7909196A JP 7909196 A JP7909196 A JP 7909196A JP H09267729 A JPH09267729 A JP H09267729A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotation
- pole
- pedal arm
- state
- teeth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は足踏式パーキングブレーキ装置に関
し、部品点数を増加させることなく、ブレーキペダルの
踏み込みによりブレーキ解除及び作動の両方の操作が可
能とされた足踏式パーキングブレーキ装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 ペダルアーム14の一端にはセクタ歯2
6を備えたセクタ20が固定され、セクタ20に対向す
る部位にはポール30が長穴32にピン34が挿入され
て支持されている。スプリング40はポール30を付勢
し、その付勢方向はポール30の長穴32に沿った移動
により反転する。ロック状態では、ポール歯36とセク
タ歯26とが噛合し、ペダルアーム14が回動される
と、ポール歯36がセクタ歯26から離脱されて解除状
態となる。この回動量が所定値を越えるとラチェット歯
38がセクタ歯26と噛合して再びロック状態となる。
し、部品点数を増加させることなく、ブレーキペダルの
踏み込みによりブレーキ解除及び作動の両方の操作が可
能とされた足踏式パーキングブレーキ装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 ペダルアーム14の一端にはセクタ歯2
6を備えたセクタ20が固定され、セクタ20に対向す
る部位にはポール30が長穴32にピン34が挿入され
て支持されている。スプリング40はポール30を付勢
し、その付勢方向はポール30の長穴32に沿った移動
により反転する。ロック状態では、ポール歯36とセク
タ歯26とが噛合し、ペダルアーム14が回動される
と、ポール歯36がセクタ歯26から離脱されて解除状
態となる。この回動量が所定値を越えるとラチェット歯
38がセクタ歯26と噛合して再びロック状態となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用足踏式パー
キングブレーキ装置に係わり、特に、ブレーキの作動及
び解除をブレーキペダルの踏み込み操作により行うこと
が可能な足踏式パーキングブレーキ装置に関する。
キングブレーキ装置に係わり、特に、ブレーキの作動及
び解除をブレーキペダルの踏み込み操作により行うこと
が可能な足踏式パーキングブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】足踏式パーキングブレーキ装置において
は、運転室内の下部に設けられたブレーキペダルの踏み
込みによりペダルアームが回動することにより、パーキ
ングブレーキは作動状態となる。この状態で踏力を解除
すると、ペダルアームがロックされることによりパーキ
ングブレーキは作動状態に保持される。足踏式パーキン
グブレーキ装置の操作性を向上させるためには、パーキ
ングブレーキの解除操作も同じプレーキペダルの踏み込
みにより行われることが望ましい。このように一つのブ
レーキペダルにより、ブレーキ作動保持状態及びブレー
キ解除状態のいずれの状態をも実現し得る足踏式パーキ
ングブレーキ装置として、従来より特開昭57−209
449号に開示される足踏式パーキングブレーキ装置が
知られている。上記従来の装置は、セクタ歯を有するセ
クタと、回動可能に支持され、セクタ歯と噛合可能なポ
ールと、ポールに付勢力を付与するスプリングと、ペダ
ルアームとスプリングとを連結するリンク機構とを備え
ている。ポールとセクタ歯とが噛合した状態では、ペダ
ルアームの解除方向への回動は禁止され、足踏式パーキ
ングブレーキ装置はロック状態とされる。一方、ポール
とセクタ歯とが噛合しない状態では、ペダルアームの解
除方向への回動が許容され、足踏式パーキングブレーキ
装置は解除状態とされる。リンク機構は、ペダルアーム
の回動量が所定値以下の場合には、ポールがセクタから
離脱する向きに付勢され、ペダルアームの回動量が所定
量を越えた場合には、ポールがセクタに向けて付勢され
るように、スプリングの支持点を移動させる。これによ
り、ペダルアームのブレーキ解除方向への回動が許容さ
れた状態、即ち解除状態と、ペダルアームのブレーキ解
除方向への回動が禁止された状態、即ちロック状態とが
選択的に実現されている。
は、運転室内の下部に設けられたブレーキペダルの踏み
込みによりペダルアームが回動することにより、パーキ
ングブレーキは作動状態となる。この状態で踏力を解除
すると、ペダルアームがロックされることによりパーキ
ングブレーキは作動状態に保持される。足踏式パーキン
グブレーキ装置の操作性を向上させるためには、パーキ
ングブレーキの解除操作も同じプレーキペダルの踏み込
みにより行われることが望ましい。このように一つのブ
レーキペダルにより、ブレーキ作動保持状態及びブレー
キ解除状態のいずれの状態をも実現し得る足踏式パーキ
ングブレーキ装置として、従来より特開昭57−209
449号に開示される足踏式パーキングブレーキ装置が
知られている。上記従来の装置は、セクタ歯を有するセ
クタと、回動可能に支持され、セクタ歯と噛合可能なポ
ールと、ポールに付勢力を付与するスプリングと、ペダ
ルアームとスプリングとを連結するリンク機構とを備え
ている。ポールとセクタ歯とが噛合した状態では、ペダ
ルアームの解除方向への回動は禁止され、足踏式パーキ
ングブレーキ装置はロック状態とされる。一方、ポール
とセクタ歯とが噛合しない状態では、ペダルアームの解
除方向への回動が許容され、足踏式パーキングブレーキ
装置は解除状態とされる。リンク機構は、ペダルアーム
の回動量が所定値以下の場合には、ポールがセクタから
離脱する向きに付勢され、ペダルアームの回動量が所定
量を越えた場合には、ポールがセクタに向けて付勢され
るように、スプリングの支持点を移動させる。これによ
り、ペダルアームのブレーキ解除方向への回動が許容さ
れた状態、即ち解除状態と、ペダルアームのブレーキ解
除方向への回動が禁止された状態、即ちロック状態とが
選択的に実現されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、上記従来
の足踏式パーキングブレーキ装置においては、ペダルア
ームの回動に連動してスプリングの支持点を移動させる
ため、ペダルアームとスプリングとを連結するリンク機
構を備えている。このリンク機構を実現するために、ブ
レーキペダルの所定量を越える回動を検出する部材と、
この部材の移動に応じてスプリングの支持点を移動させ
る機構とが設けられ、更に、これら部材を連結するため
の連結部品も設けられるなど、上記したリンク機構には
多数の部品が必要とされる。このように、上記従来の足
踏式パーキングブレーキ装置は、ペダルアームの回動に
連動してスプリングの支持点を移動させるリンク機構を
実現するため、部品点数が増加し、製造コストが増大す
るという問題を有していた。
の足踏式パーキングブレーキ装置においては、ペダルア
ームの回動に連動してスプリングの支持点を移動させる
ため、ペダルアームとスプリングとを連結するリンク機
構を備えている。このリンク機構を実現するために、ブ
レーキペダルの所定量を越える回動を検出する部材と、
この部材の移動に応じてスプリングの支持点を移動させ
る機構とが設けられ、更に、これら部材を連結するため
の連結部品も設けられるなど、上記したリンク機構には
多数の部品が必要とされる。このように、上記従来の足
踏式パーキングブレーキ装置は、ペダルアームの回動に
連動してスプリングの支持点を移動させるリンク機構を
実現するため、部品点数が増加し、製造コストが増大す
るという問題を有していた。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、部品点数を増大させることなく、ブレーキペダ
ルの踏み込み操作により、ペダルアームの解除方向への
回動が禁止されたロック状態、及び、ペダルアームの解
除方向への回動が許容された解除状態のいずれの状態を
も実現し得る足踏式パーキングブレーキ装置を提供する
ことを目的とする。
であり、部品点数を増大させることなく、ブレーキペダ
ルの踏み込み操作により、ペダルアームの解除方向への
回動が禁止されたロック状態、及び、ペダルアームの解
除方向への回動が許容された解除状態のいずれの状態を
も実現し得る足踏式パーキングブレーキ装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、ペダルアームに所定値以下の回動量が
付与された場合に、前記ペダルアームの解除方向への回
動を許容する解除状態を実現し、かつ、ペダルアームに
前記所定値を越える回動量が付与された場合に前記ペダ
ルアームの解除方向への回動を禁止するロック状態を実
現する足踏式パーキングブレーキ装置において、所定方
向に向かう第1の回転トルクが作用する場合に、前記ペ
ダルアームと係合して前記ロック状態を実現し、かつ、
前記ペダルアームとの係合が解除されることにより前記
解除状態を実現する回動禁止部材と、前記回動禁止部材
に対して付勢力を付与する付勢手段と、前記回動禁止部
材の回転中心を、前記付勢力の作用点に対して相対移動
させることにより、前記付勢力が前記第1の回転トルク
を発生させる第1の状態と、前記付勢力が前記第1の回
転トルクと逆向きの第2の回転トルクを発生させる第2
の状態とを反転させる回転中心移動手段と、を備える足
踏式パーキングブレーキ装置により達成される。
に記載する如く、ペダルアームに所定値以下の回動量が
付与された場合に、前記ペダルアームの解除方向への回
動を許容する解除状態を実現し、かつ、ペダルアームに
前記所定値を越える回動量が付与された場合に前記ペダ
ルアームの解除方向への回動を禁止するロック状態を実
現する足踏式パーキングブレーキ装置において、所定方
向に向かう第1の回転トルクが作用する場合に、前記ペ
ダルアームと係合して前記ロック状態を実現し、かつ、
前記ペダルアームとの係合が解除されることにより前記
解除状態を実現する回動禁止部材と、前記回動禁止部材
に対して付勢力を付与する付勢手段と、前記回動禁止部
材の回転中心を、前記付勢力の作用点に対して相対移動
させることにより、前記付勢力が前記第1の回転トルク
を発生させる第1の状態と、前記付勢力が前記第1の回
転トルクと逆向きの第2の回転トルクを発生させる第2
の状態とを反転させる回転中心移動手段と、を備える足
踏式パーキングブレーキ装置により達成される。
【0006】請求項1記載の発明において、付勢手段は
回動禁止部材に付勢力を付与する。回転中心移動手段
は、回動禁止部材の回転中心を、前記付勢力の作用点に
対して相対移動させることにより、前記付勢力が前記第
1の回転トルクを発生させる第1の状態と、第1の回転
トルクと逆向きの第2の回転トルクを発生させる第2の
状態とを反転させる。回動禁止部材に第1の回転トルク
が作用すると、回動禁止部材はペダルアームと係合して
足踏式パーキングブレーキ装置はロック状態とされる。
従って、第1の状態においては、ペダルアームはロック
状態とされる。一方、第2の状態においては、回動禁止
部材には第1のトルクとは逆向きの第2のトルクが作用
する。このため、回動禁止部材とペダルアームとの係合
が解除されると、足踏式パーキングブレーキ装置は解除
状態とされる。このように、回転中心移動手段により、
足踏式パーキングブレーキ装置の解除状態とロック状態
とが切り換えられる。
回動禁止部材に付勢力を付与する。回転中心移動手段
は、回動禁止部材の回転中心を、前記付勢力の作用点に
対して相対移動させることにより、前記付勢力が前記第
1の回転トルクを発生させる第1の状態と、第1の回転
トルクと逆向きの第2の回転トルクを発生させる第2の
状態とを反転させる。回動禁止部材に第1の回転トルク
が作用すると、回動禁止部材はペダルアームと係合して
足踏式パーキングブレーキ装置はロック状態とされる。
従って、第1の状態においては、ペダルアームはロック
状態とされる。一方、第2の状態においては、回動禁止
部材には第1のトルクとは逆向きの第2のトルクが作用
する。このため、回動禁止部材とペダルアームとの係合
が解除されると、足踏式パーキングブレーキ装置は解除
状態とされる。このように、回転中心移動手段により、
足踏式パーキングブレーキ装置の解除状態とロック状態
とが切り換えられる。
【0007】また、請求項2に記載する如く、ペダルア
ームに所定値以下の回動量が付与された場合に、前記ペ
ダルアームの解除方向への回動を許容する解除状態を実
現し、かつ、ペダルアームに前記所定値を越える回動量
が付与された場合に前記ペダルアームの解除方向への回
動を禁止するロック状態を実現する足踏式パーキングブ
レーキ装置において、所定方向に向かう第1の回転トル
クが作用する場合に、前記ペダルアームと係合して前記
ロック状態を実現し、かつ、前記ペダルアームとの係合
が解除されることにより前記解除状態を実現する回動禁
止部材と、前記回動禁止部材に対して付勢力を付与する
付勢手段と、前記付勢力が前記第1の回転トルクを発生
させる第1の状態と、前記付勢力が前記第1の回転トル
クと逆向きの第2の回転トルクを発生させる第2の状態
とを反転させるトルク反転手段と、前記回動禁止部材の
前記第2トルクの向きへの回動を規制する規制手段と、
を備える足踏式パーキングブレーキ装置によって、足踏
式パーキングブレーキ装置の操作性が向上される。
ームに所定値以下の回動量が付与された場合に、前記ペ
ダルアームの解除方向への回動を許容する解除状態を実
現し、かつ、ペダルアームに前記所定値を越える回動量
が付与された場合に前記ペダルアームの解除方向への回
動を禁止するロック状態を実現する足踏式パーキングブ
レーキ装置において、所定方向に向かう第1の回転トル
クが作用する場合に、前記ペダルアームと係合して前記
ロック状態を実現し、かつ、前記ペダルアームとの係合
が解除されることにより前記解除状態を実現する回動禁
止部材と、前記回動禁止部材に対して付勢力を付与する
付勢手段と、前記付勢力が前記第1の回転トルクを発生
させる第1の状態と、前記付勢力が前記第1の回転トル
クと逆向きの第2の回転トルクを発生させる第2の状態
とを反転させるトルク反転手段と、前記回動禁止部材の
前記第2トルクの向きへの回動を規制する規制手段と、
を備える足踏式パーキングブレーキ装置によって、足踏
式パーキングブレーキ装置の操作性が向上される。
【0008】請求項2記載の発明において、付勢手段は
回動禁止部材に付勢力を付与する。付勢力反転手段は、
前記付勢力が前記付勢力が前記第1の回転トルクを発生
させる第1の状態と、第1の回転トルクと逆向きの第2
の回転トルクを発生させる第2の状態とを反転させる。
回動禁止部材に第1の回転トルクが作用すると、回動禁
止部材はペダルアームと係合して足踏式パーキングブレ
ーキ装置はロック状態とされる。従って、第1の状態に
おいては、ペダルアームはロック状態とされる。一方、
第2の状態においては、回動禁止部材には第1のトルク
は作用しない。このため、回動禁止部材とペダルアーム
との係合が解除されると、足踏式パーキングブレーキ装
置は解除状態とされる。従って、トルク反転手段によ
り、足踏式パーキングブレーキ装置の解除状態とロック
状態とが切り換えられる。規制手段は回動禁止部材の第
2のトルクの向きの回動を規制する。このため、回動禁
止機構が第2の状態に変化する際に、回動禁止機構と規
制手段とが係合する。かかる係合により当接音が生ず
る。かかる当接音により、足踏式パーキングブレーキ装
置が解除状態となったことが感知される。
回動禁止部材に付勢力を付与する。付勢力反転手段は、
前記付勢力が前記付勢力が前記第1の回転トルクを発生
させる第1の状態と、第1の回転トルクと逆向きの第2
の回転トルクを発生させる第2の状態とを反転させる。
回動禁止部材に第1の回転トルクが作用すると、回動禁
止部材はペダルアームと係合して足踏式パーキングブレ
ーキ装置はロック状態とされる。従って、第1の状態に
おいては、ペダルアームはロック状態とされる。一方、
第2の状態においては、回動禁止部材には第1のトルク
は作用しない。このため、回動禁止部材とペダルアーム
との係合が解除されると、足踏式パーキングブレーキ装
置は解除状態とされる。従って、トルク反転手段によ
り、足踏式パーキングブレーキ装置の解除状態とロック
状態とが切り換えられる。規制手段は回動禁止部材の第
2のトルクの向きの回動を規制する。このため、回動禁
止機構が第2の状態に変化する際に、回動禁止機構と規
制手段とが係合する。かかる係合により当接音が生ず
る。かかる当接音により、足踏式パーキングブレーキ装
置が解除状態となったことが感知される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施例であ
る足踏式パーキングブレーキ装置10の構成図である。
図1において、ブラケット12は運転室の底部に装着さ
れている。ペダルアーム14はピン16によりブラケッ
ト12に対して回動可能に支持されている。ペダルアー
ム14はブラケット12から図1中右下に向けて突出す
るように設けられており、突出部の端部にはペダルシー
ト18が固定されている。ペダルアーム14のブラケッ
ト12内側の端部には、セクタ20がピン22及び24
により固定されている。セクタ20の、ペダルアーム1
4への固定部とは反対側の側面には、ピン16の中心
点、即ち、ペダルアーム14の回動軸を中心とする円弧
に沿ってセクタ歯26が設けられている。ペダルアーム
14の、ピン16とセクタ20との間の図1中下方の部
位には、パーキングブレーキケーブル28の一端がピン
30を介して回動可能に接続されている。パーキングブ
レーキケーブル28の他端は車輪に設けられたブレーキ
機構(図示せず)に連結されている。なお、図1には足
踏式パーキングブレーキ装置10のロック状態、即ち、
ペダルアーム14が踏み込まれた位置で保持された状態
を示している。
る足踏式パーキングブレーキ装置10の構成図である。
図1において、ブラケット12は運転室の底部に装着さ
れている。ペダルアーム14はピン16によりブラケッ
ト12に対して回動可能に支持されている。ペダルアー
ム14はブラケット12から図1中右下に向けて突出す
るように設けられており、突出部の端部にはペダルシー
ト18が固定されている。ペダルアーム14のブラケッ
ト12内側の端部には、セクタ20がピン22及び24
により固定されている。セクタ20の、ペダルアーム1
4への固定部とは反対側の側面には、ピン16の中心
点、即ち、ペダルアーム14の回動軸を中心とする円弧
に沿ってセクタ歯26が設けられている。ペダルアーム
14の、ピン16とセクタ20との間の図1中下方の部
位には、パーキングブレーキケーブル28の一端がピン
30を介して回動可能に接続されている。パーキングブ
レーキケーブル28の他端は車輪に設けられたブレーキ
機構(図示せず)に連結されている。なお、図1には足
踏式パーキングブレーキ装置10のロック状態、即ち、
ペダルアーム14が踏み込まれた位置で保持された状態
を示している。
【0010】ブラケット12のセクタ歯26に対向する
部位には、ポール30が配設されている。ポール30は
略三角形の部材であり、その中央部に長穴32を備えて
いる。長穴32はその長軸が、ポール30のセクタ歯2
6に対向する辺30aと平行になるように形成されてい
る。ポール30は、ブラケット12に固定されたピン3
4が長穴32に挿入されることにより、ブラケット12
に対して、ピン34の周りに回動可能、かつ、長穴32
に沿って並進移動可能に支持されている。
部位には、ポール30が配設されている。ポール30は
略三角形の部材であり、その中央部に長穴32を備えて
いる。長穴32はその長軸が、ポール30のセクタ歯2
6に対向する辺30aと平行になるように形成されてい
る。ポール30は、ブラケット12に固定されたピン3
4が長穴32に挿入されることにより、ブラケット12
に対して、ピン34の周りに回動可能、かつ、長穴32
に沿って並進移動可能に支持されている。
【0011】ポール30は、その辺30aの両端に、ポ
ール歯36、及びラチェット歯38を備えている。ポー
ル歯36、及びラチェット歯38は、セクタ20のセク
タ歯26と噛合可能な形状に形成されている。また、ポ
ール歯36はラチェット歯38よりもセクタ歯26側に
突出するように設けられている。図1に示すブレーキ作
動状態においては、ポール30は、ポール歯36がセク
タ歯26に噛合すると共に、ピン34が長穴32のポー
ル歯36側の端部と係合するように位置している。
ール歯36、及びラチェット歯38を備えている。ポー
ル歯36、及びラチェット歯38は、セクタ20のセク
タ歯26と噛合可能な形状に形成されている。また、ポ
ール歯36はラチェット歯38よりもセクタ歯26側に
突出するように設けられている。図1に示すブレーキ作
動状態においては、ポール30は、ポール歯36がセク
タ歯26に噛合すると共に、ピン34が長穴32のポー
ル歯36側の端部と係合するように位置している。
【0012】なお、ポール歯36は、セクタ歯26と噛
合した位置で、ポールの回動軸、即ち、ピン34の中心
と、セクタ歯26の回動軸、即ち、ピン16の中心とを
結ぶ直線よりも図1中上方に位置するように設けられて
いる。従って、ポール歯36がセクタ歯26と噛合した
状態では、ポール30が図1中反時計回り方向(ポール
30に関するかかる方向を以下、反転方向と称す)に回
動する場合に、ポール歯36はセクタ歯26から離脱す
る方向に移動することになる。従って、ポール30が反
転方向に回動してもポール歯36がセクタ歯26に食い
込むことはない。このため、ポール30は、ポール歯3
6がセクタ歯26を乗り越えながら移動することによ
り、ポール30は反転方向に回動することができ、従っ
て、ペダルアーム14は図1中時計回り方向(ペダルア
ーム14に関するこの方向を以下、作動方向と称す)に
回動することができる。これに対して、ポール30の図
1中時計回り方向(ポール30に関するかかる方向を以
下、正転方向と称す)の回動については、ポール歯36
はセクタ歯26に食い込む方向に移動することになる。
このため、ポール30のこの方向の回動は禁止され、従
って、ペダルアーム14の図1中反時計回り方向(ペダ
ルアーム14に関するこの方向を以下、解除方向と称
す)の回動は禁止されている。
合した位置で、ポールの回動軸、即ち、ピン34の中心
と、セクタ歯26の回動軸、即ち、ピン16の中心とを
結ぶ直線よりも図1中上方に位置するように設けられて
いる。従って、ポール歯36がセクタ歯26と噛合した
状態では、ポール30が図1中反時計回り方向(ポール
30に関するかかる方向を以下、反転方向と称す)に回
動する場合に、ポール歯36はセクタ歯26から離脱す
る方向に移動することになる。従って、ポール30が反
転方向に回動してもポール歯36がセクタ歯26に食い
込むことはない。このため、ポール30は、ポール歯3
6がセクタ歯26を乗り越えながら移動することによ
り、ポール30は反転方向に回動することができ、従っ
て、ペダルアーム14は図1中時計回り方向(ペダルア
ーム14に関するこの方向を以下、作動方向と称す)に
回動することができる。これに対して、ポール30の図
1中時計回り方向(ポール30に関するかかる方向を以
下、正転方向と称す)の回動については、ポール歯36
はセクタ歯26に食い込む方向に移動することになる。
このため、ポール30のこの方向の回動は禁止され、従
って、ペダルアーム14の図1中反時計回り方向(ペダ
ルアーム14に関するこの方向を以下、解除方向と称
す)の回動は禁止されている。
【0013】一方、ラチェット歯38は、セクタ歯26
と噛合した位置で、ポールの回動軸と、セクタ歯26の
回動軸とを結ぶ直線よりも図1中下方に位置するように
設けられている。このため、ラチェット歯38がセクタ
歯26に噛合した状態では、ポール歯36の場合と同様
の理由で、ポール30の正転方向、及びペダルアーム1
4の解除方向の回動のみが許容され、ポール30の反転
方向及びペダルアーム14の作動方向の回動は禁止され
る。
と噛合した位置で、ポールの回動軸と、セクタ歯26の
回動軸とを結ぶ直線よりも図1中下方に位置するように
設けられている。このため、ラチェット歯38がセクタ
歯26に噛合した状態では、ポール歯36の場合と同様
の理由で、ポール30の正転方向、及びペダルアーム1
4の解除方向の回動のみが許容され、ポール30の反転
方向及びペダルアーム14の作動方向の回動は禁止され
る。
【0014】ポール30の辺30aとは反対側の頂部に
はスプリング40の一方の端部40aが接続されてい
る。スプリング40の他方の端部40bはブラケット1
2に接続されている。スプリング40は捩ればねであ
り、端部40a及び40bが互いに離間する方向の弾性
力を発揮する。即ち、ボール30にはスプリング40の
端部40bから端部40aに向かう方向の力が作用して
いる。図1に示すブレーキ作動状態においては、スプリ
ング40の端部40bから40aに向かう方向は、端部
40bからポール30の回動軸であるピン34の中心に
向かう方向よりも図中下方に向いているため、ポール3
0には反転方向のトルクが作用している。この場合、ポ
ール歯36はセクタ歯26とが噛合することにより、ポ
ール30の回動は禁止されている。
はスプリング40の一方の端部40aが接続されてい
る。スプリング40の他方の端部40bはブラケット1
2に接続されている。スプリング40は捩ればねであ
り、端部40a及び40bが互いに離間する方向の弾性
力を発揮する。即ち、ボール30にはスプリング40の
端部40bから端部40aに向かう方向の力が作用して
いる。図1に示すブレーキ作動状態においては、スプリ
ング40の端部40bから40aに向かう方向は、端部
40bからポール30の回動軸であるピン34の中心に
向かう方向よりも図中下方に向いているため、ポール3
0には反転方向のトルクが作用している。この場合、ポ
ール歯36はセクタ歯26とが噛合することにより、ポ
ール30の回動は禁止されている。
【0015】ブラケット12の、セクタ歯26とポール
30の辺30aとの間の部位にはストッパピン42が固
定されている。ストッパピン42はポール30の辺30
aと係合することにより、ポール30の反転方向の回動
を規制する。次に、図1と共に図2〜図5を参照して、
足踏式パーキングブレーキ装置10の動作について説明
する。図1に示す状態、即ち、ブレーキロック状態にお
いてペダルシート18に踏力が付与されると、ペダルア
ーム14に作動方向のトルクが作用するため、ポール3
0には反転方向のトルクが作用する。この場合、ポール
歯36がセクタ歯26に噛合しているので、ポール30
は反転方向に回動することができる。このため、ポール
30は反転方向に回動してポール歯36がセクタ歯26
から離脱する。この結果、ポール30はスプリング40
による付勢力によって反転方向に回動し、図2に示す如
く、ポール30の辺30aとストッパピン42とが係合
すると共に、ラチェット歯38とセクタ歯26とが噛合
した状態となる。図2に示す状態においてペダルシート
18への踏力が解除されると、ペダルアーム14にはパ
ーキングブレーキケーブル28の張力により解除方向の
トルクが作用する。この場合、ラチェット歯38がセク
タ歯26に噛合しているため、ペダルアーム14の解除
方向への回動は許容されている。このため、ペダルアー
ム14は解除方向に回動し、図3に示す如くブレーキが
解除された状態となる。
30の辺30aとの間の部位にはストッパピン42が固
定されている。ストッパピン42はポール30の辺30
aと係合することにより、ポール30の反転方向の回動
を規制する。次に、図1と共に図2〜図5を参照して、
足踏式パーキングブレーキ装置10の動作について説明
する。図1に示す状態、即ち、ブレーキロック状態にお
いてペダルシート18に踏力が付与されると、ペダルア
ーム14に作動方向のトルクが作用するため、ポール3
0には反転方向のトルクが作用する。この場合、ポール
歯36がセクタ歯26に噛合しているので、ポール30
は反転方向に回動することができる。このため、ポール
30は反転方向に回動してポール歯36がセクタ歯26
から離脱する。この結果、ポール30はスプリング40
による付勢力によって反転方向に回動し、図2に示す如
く、ポール30の辺30aとストッパピン42とが係合
すると共に、ラチェット歯38とセクタ歯26とが噛合
した状態となる。図2に示す状態においてペダルシート
18への踏力が解除されると、ペダルアーム14にはパ
ーキングブレーキケーブル28の張力により解除方向の
トルクが作用する。この場合、ラチェット歯38がセク
タ歯26に噛合しているため、ペダルアーム14の解除
方向への回動は許容されている。このため、ペダルアー
ム14は解除方向に回動し、図3に示す如くブレーキが
解除された状態となる。
【0016】このように、図1に示す状態から図2に示
す状態までペダルシート18を踏み込んだ状態で踏力を
解除することにより、足踏式パーキングブレーキ装置1
0を、ペダルアーム14の解除方向への回動が許容され
た解除状態を実現することができる。なお、足踏式パー
キングブレーキ装置10が図2に示す状態となる際、ポ
ール30の辺30aとストッパピン42とが係合するこ
とによる当接音が発生する。かかる当接音により、運転
者は足踏式パーキングブレーキ装置10が、ペダルシー
ト18を解放するとパーキングブレーキが解除される状
態となったことを検知することができる。このため、運
転者は上記した当接音を感知した時点でペダルシート1
8を開放することによりパーキングブレーキを解除する
ことができ、足踏式パーキングブレーキ装置10の操作
性が向上されている。
す状態までペダルシート18を踏み込んだ状態で踏力を
解除することにより、足踏式パーキングブレーキ装置1
0を、ペダルアーム14の解除方向への回動が許容され
た解除状態を実現することができる。なお、足踏式パー
キングブレーキ装置10が図2に示す状態となる際、ポ
ール30の辺30aとストッパピン42とが係合するこ
とによる当接音が発生する。かかる当接音により、運転
者は足踏式パーキングブレーキ装置10が、ペダルシー
ト18を解放するとパーキングブレーキが解除される状
態となったことを検知することができる。このため、運
転者は上記した当接音を感知した時点でペダルシート1
8を開放することによりパーキングブレーキを解除する
ことができ、足踏式パーキングブレーキ装置10の操作
性が向上されている。
【0017】一方、図2に示す状態においてペダルシー
ト18への踏力が維持されると、かかる踏力によりセク
タ歯26を介してラチェット歯38が図2中右上方に向
けて押圧される。この場合、ラチェット歯38とセクタ
歯26とが噛合しているため、ポールの反転方向への回
動は禁止されている。このため、ポール30は長穴32
に沿って図2中右上に向けて移動し、ピン34が長穴3
2のラチェット歯38側の端部と係合して図4に示す状
態となる。このように、ポール30が長穴32に沿って
移動することにより、スプリング40によるポール30
への付勢力の方向は反転方向から正転方向に反転する。
このため、ポール30は正転方向に回動し、図5に示す
如く、ポール歯36がセクタ歯26に噛合した状態とな
る。
ト18への踏力が維持されると、かかる踏力によりセク
タ歯26を介してラチェット歯38が図2中右上方に向
けて押圧される。この場合、ラチェット歯38とセクタ
歯26とが噛合しているため、ポールの反転方向への回
動は禁止されている。このため、ポール30は長穴32
に沿って図2中右上に向けて移動し、ピン34が長穴3
2のラチェット歯38側の端部と係合して図4に示す状
態となる。このように、ポール30が長穴32に沿って
移動することにより、スプリング40によるポール30
への付勢力の方向は反転方向から正転方向に反転する。
このため、ポール30は正転方向に回動し、図5に示す
如く、ポール歯36がセクタ歯26に噛合した状態とな
る。
【0018】図5に示す如く、ポール歯36がセクタ歯
26と噛合した状態では、ポール30の反転方向への回
動は許容されている。このため、ぺダルシート18へ付
与された踏力によりペダルアーム14及びセクタ20に
作用するトルクが、セクタ歯26を介してポール歯36
に伝達されると、ポール30は反転方向に回動し、ペダ
ルアーム14は作動方向に回動する。ペダルアーム14
のかかる回動に応じて、パーキングブレ−キケーブル2
8は図5中右上に向けて引張られ、車輪にペダルアーム
14の回動量に応じた制動力が付与される。
26と噛合した状態では、ポール30の反転方向への回
動は許容されている。このため、ぺダルシート18へ付
与された踏力によりペダルアーム14及びセクタ20に
作用するトルクが、セクタ歯26を介してポール歯36
に伝達されると、ポール30は反転方向に回動し、ペダ
ルアーム14は作動方向に回動する。ペダルアーム14
のかかる回動に応じて、パーキングブレ−キケーブル2
8は図5中右上に向けて引張られ、車輪にペダルアーム
14の回動量に応じた制動力が付与される。
【0019】所望の制動力が車輪に付与されるまでペダ
ルアーム14が作動方向に回動された時点でペダルシー
ト18への踏力が解除されると、ペダルアーム14には
パーキングブレーキケーブル28の張力により図5にお
ける反時計回り方向(ペダルアーム14に関するかかる
方向を以下、解除方向と称す)のトルクが作用する。こ
のため、ペダルアーム14は、ポール歯36とセクタ歯
26とが噛合状態となるまで解除方向に回動する。ポー
ル歯36とセクタ歯26とが噛合すると、ペダルアーム
14に作用する解除方向のトルクはセクタ歯26を介し
てポール歯36に伝達される。この場合、ポール歯36
とセクタ歯26とが噛合することにより、ポール30の
正転方向の回動は禁止されている。このため、ボール3
0は長穴32に沿って図5中左下へ向けて移動し、再び
図1に示す如く、ピン34が長穴32のポール歯36側
の端部に係合した状態で保持される。
ルアーム14が作動方向に回動された時点でペダルシー
ト18への踏力が解除されると、ペダルアーム14には
パーキングブレーキケーブル28の張力により図5にお
ける反時計回り方向(ペダルアーム14に関するかかる
方向を以下、解除方向と称す)のトルクが作用する。こ
のため、ペダルアーム14は、ポール歯36とセクタ歯
26とが噛合状態となるまで解除方向に回動する。ポー
ル歯36とセクタ歯26とが噛合すると、ペダルアーム
14に作用する解除方向のトルクはセクタ歯26を介し
てポール歯36に伝達される。この場合、ポール歯36
とセクタ歯26とが噛合することにより、ポール30の
正転方向の回動は禁止されている。このため、ボール3
0は長穴32に沿って図5中左下へ向けて移動し、再び
図1に示す如く、ピン34が長穴32のポール歯36側
の端部に係合した状態で保持される。
【0020】このように、図1に示すブレーキ作動ロッ
ク状態からペダルシート18の踏力を付与して図2に示
す状態とした後、更に、ペダルシート18への踏力を維
持してペダルアーム14を所望の角度まで回動させた
後、ペダルシート18への踏力を解除することにより、
再び、ブレーキ作動状態に保持することができる。即
ち、足踏式パーキングブレーキ装置10においては、ブ
レーキが作動してロックされた状態から、ペダルシート
18を踏み込むことにより、更に制動力が増加されたロ
ック状態を実現することができる。
ク状態からペダルシート18の踏力を付与して図2に示
す状態とした後、更に、ペダルシート18への踏力を維
持してペダルアーム14を所望の角度まで回動させた
後、ペダルシート18への踏力を解除することにより、
再び、ブレーキ作動状態に保持することができる。即
ち、足踏式パーキングブレーキ装置10においては、ブ
レーキが作動してロックされた状態から、ペダルシート
18を踏み込むことにより、更に制動力が増加されたロ
ック状態を実現することができる。
【0021】なお、図5に示す状態に達する際に、ポー
ル歯36とセクタ歯26とが噛合することによる当接音
が生ずる。従って、運転者は、足踏式パーキングブレー
キ装置10が図2に示す状態に達した際にポール30の
辺30aとストッパ42との係合による当接音を感知し
た後、更に、このポール歯36とセクタ歯26との当接
音をを感知することにより、足踏式パーキングブレーキ
装置10が、ペダルアーム14の解除方向への回動が禁
止されたロック状態になったことを検知することができ
る。
ル歯36とセクタ歯26とが噛合することによる当接音
が生ずる。従って、運転者は、足踏式パーキングブレー
キ装置10が図2に示す状態に達した際にポール30の
辺30aとストッパ42との係合による当接音を感知し
た後、更に、このポール歯36とセクタ歯26との当接
音をを感知することにより、足踏式パーキングブレーキ
装置10が、ペダルアーム14の解除方向への回動が禁
止されたロック状態になったことを検知することができ
る。
【0022】図3に示すブレーキが解除された状態にお
いて、再びペダルシート18に踏力が付与されると、ペ
ダルアーム14には作動方向のトルクが作用する。かか
るトルクはセクタ歯26を介してラチェット歯38に伝
達される。この場合、ラチェット歯38とセクタ歯26
とが噛合しているため、上述の如くポール30の反転方
向の回動は禁止されている。このため、ポール30は長
穴32に沿って移動し、図4に示す如く、ピン34が長
穴32のラチェット歯38側の端部と係合した状態とな
る。この状態から、ペダルアーム14が所望の回動角度
となるまで回動された後、ペダルシート18への踏力が
解除されると、上述の如く、図5に示す状態を経て、図
1に示すロック状態となる。
いて、再びペダルシート18に踏力が付与されると、ペ
ダルアーム14には作動方向のトルクが作用する。かか
るトルクはセクタ歯26を介してラチェット歯38に伝
達される。この場合、ラチェット歯38とセクタ歯26
とが噛合しているため、上述の如くポール30の反転方
向の回動は禁止されている。このため、ポール30は長
穴32に沿って移動し、図4に示す如く、ピン34が長
穴32のラチェット歯38側の端部と係合した状態とな
る。この状態から、ペダルアーム14が所望の回動角度
となるまで回動された後、ペダルシート18への踏力が
解除されると、上述の如く、図5に示す状態を経て、図
1に示すロック状態となる。
【0023】以上述べたように、本実施例の足踏式パー
キングブレーキ装置10によれば、運転者がペダルシー
ト18の踏み込み量を調整することにより、ペダルアー
ム14の解除方向への回動が許容された解除状態、及
び、ペダルアーム14の解除方向への回動が禁止された
ロック状態のいずれの状態をも実現することができる。
かかる機能は、上述の如く、ポール30にポール歯36
と共にラチェット歯38を設けると共に、ポール30の
ピン34による支持部を長穴32とし、ピン34と長穴
32の係合位置に応じてスプリング40によるポール3
0への付勢方向が反転されるように構成することにより
実現されている。即ち、付勢方向を反転させるために新
たな部品を付加することは不要とされている。このよう
に、足踏式パーキングブレーキ装置10においては、部
品点数を増加させることなく、従って、装置のコストを
上昇させることなく、上記した機能が得られている。
キングブレーキ装置10によれば、運転者がペダルシー
ト18の踏み込み量を調整することにより、ペダルアー
ム14の解除方向への回動が許容された解除状態、及
び、ペダルアーム14の解除方向への回動が禁止された
ロック状態のいずれの状態をも実現することができる。
かかる機能は、上述の如く、ポール30にポール歯36
と共にラチェット歯38を設けると共に、ポール30の
ピン34による支持部を長穴32とし、ピン34と長穴
32の係合位置に応じてスプリング40によるポール3
0への付勢方向が反転されるように構成することにより
実現されている。即ち、付勢方向を反転させるために新
たな部品を付加することは不要とされている。このよう
に、足踏式パーキングブレーキ装置10においては、部
品点数を増加させることなく、従って、装置のコストを
上昇させることなく、上記した機能が得られている。
【0024】なお、上記した実施例においては、ポール
30が上記した回動禁止機構に、長穴32及びピン34
が上記した付勢力反転機構に、スプリング40が上記し
た付勢手段に、ストッパピン42が上記した規制手段
に、それぞれ相当している。次に、本発明の第2の実施
例である足踏式パーキングブレーキ装置50の構成を図
6を参照して説明する。図6は本実施例の足踏式パーキ
ングブレーキ装置50の構成を示す。なお、図6におい
て図1と同様の構成部分については同一の符号を付して
その説明を省略する。
30が上記した回動禁止機構に、長穴32及びピン34
が上記した付勢力反転機構に、スプリング40が上記し
た付勢手段に、ストッパピン42が上記した規制手段
に、それぞれ相当している。次に、本発明の第2の実施
例である足踏式パーキングブレーキ装置50の構成を図
6を参照して説明する。図6は本実施例の足踏式パーキ
ングブレーキ装置50の構成を示す。なお、図6におい
て図1と同様の構成部分については同一の符号を付して
その説明を省略する。
【0025】図6は、足踏式パーキングブレーキ装置5
0のロック状態、即ち、ペダルアーム14が踏み込まれ
て保持された状態を示している。図6において、ブラケ
ット12のセクタ歯26に対向する部位には、ポール6
0が配設されている。ポール60は、そのセクタ歯26
に対向する部位にポール歯62を備えている。ポール歯
62はセクタ歯26と噛合可能な形状に形成されてい
る。ポール60はその中央部に長穴64を備えている。
長穴64はその長軸がポール歯64の突出方向に対して
垂直となるように形成されている。ポール60は、ブラ
ケット12に固定されたピン65が長穴62に挿入され
ることにより、ブラケット12に対して、ピン65の周
りに回動可能、かつ、長穴64に沿って並進移動可能に
支持されている。
0のロック状態、即ち、ペダルアーム14が踏み込まれ
て保持された状態を示している。図6において、ブラケ
ット12のセクタ歯26に対向する部位には、ポール6
0が配設されている。ポール60は、そのセクタ歯26
に対向する部位にポール歯62を備えている。ポール歯
62はセクタ歯26と噛合可能な形状に形成されてい
る。ポール60はその中央部に長穴64を備えている。
長穴64はその長軸がポール歯64の突出方向に対して
垂直となるように形成されている。ポール60は、ブラ
ケット12に固定されたピン65が長穴62に挿入され
ることにより、ブラケット12に対して、ピン65の周
りに回動可能、かつ、長穴64に沿って並進移動可能に
支持されている。
【0026】ポール60は、その図6中左下方へ延びる
アーム部66を備えている。ポール60のポール歯62
とアーム部66とを接続する部位の、セクタ歯26に対
向する側には円弧上に形成された係合面67が設けられ
ている。図6に示す状態においては、ポール60は、ポ
ール歯62がセクタ歯26と噛合するとともに、ピン6
5が長穴42の図中右上方の端部に係合するように位置
している。
アーム部66を備えている。ポール60のポール歯62
とアーム部66とを接続する部位の、セクタ歯26に対
向する側には円弧上に形成された係合面67が設けられ
ている。図6に示す状態においては、ポール60は、ポ
ール歯62がセクタ歯26と噛合するとともに、ピン6
5が長穴42の図中右上方の端部に係合するように位置
している。
【0027】ポール歯62は、セクタ歯26と噛合した
状態で、ポールの回動軸、即ち、ピン65の中心と、セ
クタ歯26の回動軸、即ち、ピン16の中心とを結ぶ直
線よりも図6中上方に位置するように設けられている。
従って、ポール歯62がセクタ歯26と噛合した状態で
は、ポール60が図6中反時計回り方向(ポール60に
関するかかる方向を以下、反転方向と称す)に回動する
場合に、ポール歯62はセクタ歯26から離脱する方向
に移動することになる。従って、ポール60が反転方向
に回動してもポール歯62がセクタ歯26に食い込むこ
とはない。このため、ポール30は、ポール歯62がセ
クタ歯26を乗り越えながら移動することにより、ポー
ル60は反転方向に回動することができ、従って、この
状態では、ペダルアーム14は作動方向に回動すること
ができる。これに対して、ポール60の図6中時計回り
方向(ポール60に関するかかる方向を以下、正転方向
と称す)の回動については、ポール歯62はセクタ歯2
6に食い込む方向に移動することになるため、ポール6
0のこの方向の回動は禁止され、従って、ペダルアーム
14の解除方向への回動は禁止される。
状態で、ポールの回動軸、即ち、ピン65の中心と、セ
クタ歯26の回動軸、即ち、ピン16の中心とを結ぶ直
線よりも図6中上方に位置するように設けられている。
従って、ポール歯62がセクタ歯26と噛合した状態で
は、ポール60が図6中反時計回り方向(ポール60に
関するかかる方向を以下、反転方向と称す)に回動する
場合に、ポール歯62はセクタ歯26から離脱する方向
に移動することになる。従って、ポール60が反転方向
に回動してもポール歯62がセクタ歯26に食い込むこ
とはない。このため、ポール30は、ポール歯62がセ
クタ歯26を乗り越えながら移動することにより、ポー
ル60は反転方向に回動することができ、従って、この
状態では、ペダルアーム14は作動方向に回動すること
ができる。これに対して、ポール60の図6中時計回り
方向(ポール60に関するかかる方向を以下、正転方向
と称す)の回動については、ポール歯62はセクタ歯2
6に食い込む方向に移動することになるため、ポール6
0のこの方向の回動は禁止され、従って、ペダルアーム
14の解除方向への回動は禁止される。
【0028】ポール60の、長穴64に関してポール歯
62とは反対側の部位にはスプリング68の一方の端部
68aが接続されている。スプリング68の他方の端部
68bはブラケット12に接続されている。スプリング
68は捩ればねであり、端部68a及び68bが互いに
離間する方向の弾性力を発揮する。即ち、ボール60に
はスプリング68の端部68bから端部68aに向かう
方向の力が作用している。図6に示すブレーキ作動状態
においては、スプリング68の端部68bから68aに
向かう方向は、端部68bからポール60の回動軸であ
るピン65の中心に向かう方向よりも図中下方に向いて
いる。このため、図6に示す状態においてはポール60
には反転方向のトルクが作用するが、ポール歯62とセ
クタ歯26とが噛合することにより、ポール歯62は固
定状態に保持されている。
62とは反対側の部位にはスプリング68の一方の端部
68aが接続されている。スプリング68の他方の端部
68bはブラケット12に接続されている。スプリング
68は捩ればねであり、端部68a及び68bが互いに
離間する方向の弾性力を発揮する。即ち、ボール60に
はスプリング68の端部68bから端部68aに向かう
方向の力が作用している。図6に示すブレーキ作動状態
においては、スプリング68の端部68bから68aに
向かう方向は、端部68bからポール60の回動軸であ
るピン65の中心に向かう方向よりも図中下方に向いて
いる。このため、図6に示す状態においてはポール60
には反転方向のトルクが作用するが、ポール歯62とセ
クタ歯26とが噛合することにより、ポール歯62は固
定状態に保持されている。
【0029】ブラケット12のセクタ歯26に対向する
部位には、ラチェット70が、ポール60に重なるよう
に配設されている。ラチェット70は、そのセクタ歯2
6と対向する部位にラチェット歯72を備えている。ま
た、ラチェット70はその中央部に長穴74を備えてい
る。長穴74はその長軸がラチェット歯72の突出方向
に対して垂直となるように形成されている。ラチェット
70は長穴74にピン65が挿入されることによりブラ
ケット12に対してピン65の回りに回動可能、かつ、
長穴74に沿って移動可能に設けられている。ラチェッ
ト70は、図6に示す状態では、ピン65が長穴74の
図中右上方の端面と係合するように位置している。
部位には、ラチェット70が、ポール60に重なるよう
に配設されている。ラチェット70は、そのセクタ歯2
6と対向する部位にラチェット歯72を備えている。ま
た、ラチェット70はその中央部に長穴74を備えてい
る。長穴74はその長軸がラチェット歯72の突出方向
に対して垂直となるように形成されている。ラチェット
70は長穴74にピン65が挿入されることによりブラ
ケット12に対してピン65の回りに回動可能、かつ、
長穴74に沿って移動可能に設けられている。ラチェッ
ト70は、図6に示す状態では、ピン65が長穴74の
図中右上方の端面と係合するように位置している。
【0030】ラチェット70の、ラチェット歯72の後
方の部位には、図面に対して垂直に突出する突起76が
設けられている。図6に示す状態においては、突起76
の側面はポール60の係合面67と係合している。ま
た、ラチェット70の突起76に関してラチェット歯7
2とは反対側の頂部にはスプリング80の一方の端部8
0aが接続されている。スプリング80の他方の端部8
0bはブラケット12に接続されている。スプリング8
0は捩ればねであり、端部80a及び80bが互いに離
間する方向の弾性力を発揮する。即ち、ラチェット70
にはスプリング80の端部80bから端部80aに向か
う方向の力が作用している。スプリング80の端部80
bから80aに向かう方向は、常に、端部80bからラ
チェット80の回動軸であるピン65の中心に向かう方
向よりも図6中下方に向いている。このため、ラチェッ
ト80には、常に、ラチェット歯72をセクタ歯26に
向けて押圧する方向のトルクが作用している。
方の部位には、図面に対して垂直に突出する突起76が
設けられている。図6に示す状態においては、突起76
の側面はポール60の係合面67と係合している。ま
た、ラチェット70の突起76に関してラチェット歯7
2とは反対側の頂部にはスプリング80の一方の端部8
0aが接続されている。スプリング80の他方の端部8
0bはブラケット12に接続されている。スプリング8
0は捩ればねであり、端部80a及び80bが互いに離
間する方向の弾性力を発揮する。即ち、ラチェット70
にはスプリング80の端部80bから端部80aに向か
う方向の力が作用している。スプリング80の端部80
bから80aに向かう方向は、常に、端部80bからラ
チェット80の回動軸であるピン65の中心に向かう方
向よりも図6中下方に向いている。このため、ラチェッ
ト80には、常に、ラチェット歯72をセクタ歯26に
向けて押圧する方向のトルクが作用している。
【0031】ラチェット歯72は、セクタ歯26と噛合
した状態で、ラチェット70の回動軸と、セクタ歯26
の回動軸とを結ぶ直線よりも図6中下方に位置するよう
に設けられている。このため、ラチェット歯72がセク
タ歯26に噛合した状態では、ポール歯62の場合と同
様の理由で、ラチェット70の図6中時計回り方向(ラ
チェット70に関するこの方向を、以下正転方向と称
す)に回動することができるが、図6中反時計回り方向
(ラチェット70に関するこの方向を、以下反転方向と
称す)の回動は禁止されている。
した状態で、ラチェット70の回動軸と、セクタ歯26
の回動軸とを結ぶ直線よりも図6中下方に位置するよう
に設けられている。このため、ラチェット歯72がセク
タ歯26に噛合した状態では、ポール歯62の場合と同
様の理由で、ラチェット70の図6中時計回り方向(ラ
チェット70に関するこの方向を、以下正転方向と称
す)に回動することができるが、図6中反時計回り方向
(ラチェット70に関するこの方向を、以下反転方向と
称す)の回動は禁止されている。
【0032】ブラケット12の、ポール60のアーム部
66とセクタ歯26との間の部位にはストッパピン82
が固定されている。ポールストッパ82はポール60の
アーム部66と係合することにより、ポール60の反転
方向の回動を規制する。また、ブラケット12のラチェ
ット70の図6における上方の部位にはストッパピン8
4が固定されている。ストッパピン84は、ラチェット
70が長穴74に沿って図1中右上方に移動した状態で
は、ラチェット70と係合することによりラチェット7
0の反転方向の回動を規制し、ラチェット70が長穴7
4に沿って図1中左下方に移動した状態では、ラチェッ
ト70の反転方向の回動を規制しないように配設されて
いる。
66とセクタ歯26との間の部位にはストッパピン82
が固定されている。ポールストッパ82はポール60の
アーム部66と係合することにより、ポール60の反転
方向の回動を規制する。また、ブラケット12のラチェ
ット70の図6における上方の部位にはストッパピン8
4が固定されている。ストッパピン84は、ラチェット
70が長穴74に沿って図1中右上方に移動した状態で
は、ラチェット70と係合することによりラチェット7
0の反転方向の回動を規制し、ラチェット70が長穴7
4に沿って図1中左下方に移動した状態では、ラチェッ
ト70の反転方向の回動を規制しないように配設されて
いる。
【0033】次に、図6と共に図7〜図10を参照し
て、足踏式パーキングブレーキ装置50の動作について
説明する。図6に示すロック状態において、ペダルシー
ト18に踏力が付与されると、ペダルアーム14には作
動方向のトルクが作用する。かかるトルクはセクタ歯2
6を介してポール歯62に伝達される。ポール歯62と
セクタ歯26とが噛合した状態では、上述の如く、ポー
ル60は反転方向に回動することができるため、ポール
60は反転方向に回動し、ポール歯62はセクタ歯26
から離脱する。ポール歯62がセクタ歯26から離脱す
ると、ポール60はスプリング68により反転方向に付
勢されているため、ポール60はアーム部66とストッ
パ82とが係合するまで回動する。この状態を図7に示
す。
て、足踏式パーキングブレーキ装置50の動作について
説明する。図6に示すロック状態において、ペダルシー
ト18に踏力が付与されると、ペダルアーム14には作
動方向のトルクが作用する。かかるトルクはセクタ歯2
6を介してポール歯62に伝達される。ポール歯62と
セクタ歯26とが噛合した状態では、上述の如く、ポー
ル60は反転方向に回動することができるため、ポール
60は反転方向に回動し、ポール歯62はセクタ歯26
から離脱する。ポール歯62がセクタ歯26から離脱す
ると、ポール60はスプリング68により反転方向に付
勢されているため、ポール60はアーム部66とストッ
パ82とが係合するまで回動する。この状態を図7に示
す。
【0034】図7に示す状態でペダルシート18への踏
力が開放されると、ペダルアーム14にはパーキングブ
レーキケーブル28の張力により解除方向のトルクが作
用する。上述の如く、ラチェット歯72とセクタ歯26
とが噛合した状態ではブレーキペダル14の解除方向へ
の回動は許容されている。このため、ブレーキペダル1
4は解除方向に回動し、図8に示す如くブレーキが解除
された状態となる。
力が開放されると、ペダルアーム14にはパーキングブ
レーキケーブル28の張力により解除方向のトルクが作
用する。上述の如く、ラチェット歯72とセクタ歯26
とが噛合した状態ではブレーキペダル14の解除方向へ
の回動は許容されている。このため、ブレーキペダル1
4は解除方向に回動し、図8に示す如くブレーキが解除
された状態となる。
【0035】なお、図6に示す状態から図7に示す状態
に達する際、ポール60のアーム部66とストッパピン
82との係合により当接音が発生する。従って、運転者
はかかる当接音を感知することにより、足踏式パーキン
グブレーキ装置50が、ペダルアーム14の解除方向へ
の回動が供された解除状態となったことを検知すること
ができる。これにより、足踏式パーキングブレーキ装置
50の操作性が向上されている。
に達する際、ポール60のアーム部66とストッパピン
82との係合により当接音が発生する。従って、運転者
はかかる当接音を感知することにより、足踏式パーキン
グブレーキ装置50が、ペダルアーム14の解除方向へ
の回動が供された解除状態となったことを検知すること
ができる。これにより、足踏式パーキングブレーキ装置
50の操作性が向上されている。
【0036】一方、図7に示す状態においてペダルシー
ト18への踏力が維持されると、ペダルアーム14に作
用する作動方向のトルクはセクタ歯26を介してラチェ
ット歯72に伝達される。ラチェット歯72とセクタ歯
26とが噛合した状態では、ラチェット70の反転方向
の回動は禁止されているため、かかる押圧によりラチェ
ット72は長穴74に沿って図中右上に向けて移動す
る。この場合、ポール押上突起76によりポール60の
係合面67が押圧されるため、ポール60も長穴64に
沿って移動し図9に示す状態となる。図9に示す状態で
は、ラチェット70の回動はストッパピン84により規
制されているため、ラチェット歯72はセクタ歯26に
噛合しない。また、上述の如くポール60が長穴64に
沿って移動することにより、スプリング68によりポー
ル60に作用する付勢力の方向は反転方向から正転方向
に反転する。このため、ポール60は正転方向に回動
し、ポール歯62はセクタ歯26とが噛合して図10に
示す状態となる。上述の如く、ポール歯60とセクタ歯
26とが噛合した状態ではペダルシート14の作動方向
への回動は許容されているため、ペダルアーム14はペ
ダルシートに付与される踏力に応じて作動方向に回動す
る。
ト18への踏力が維持されると、ペダルアーム14に作
用する作動方向のトルクはセクタ歯26を介してラチェ
ット歯72に伝達される。ラチェット歯72とセクタ歯
26とが噛合した状態では、ラチェット70の反転方向
の回動は禁止されているため、かかる押圧によりラチェ
ット72は長穴74に沿って図中右上に向けて移動す
る。この場合、ポール押上突起76によりポール60の
係合面67が押圧されるため、ポール60も長穴64に
沿って移動し図9に示す状態となる。図9に示す状態で
は、ラチェット70の回動はストッパピン84により規
制されているため、ラチェット歯72はセクタ歯26に
噛合しない。また、上述の如くポール60が長穴64に
沿って移動することにより、スプリング68によりポー
ル60に作用する付勢力の方向は反転方向から正転方向
に反転する。このため、ポール60は正転方向に回動
し、ポール歯62はセクタ歯26とが噛合して図10に
示す状態となる。上述の如く、ポール歯60とセクタ歯
26とが噛合した状態ではペダルシート14の作動方向
への回動は許容されているため、ペダルアーム14はペ
ダルシートに付与される踏力に応じて作動方向に回動す
る。
【0037】ペダルアーム14が所要の位置まで回動さ
れた時点でペダルシート18への踏力が解除されると、
ペダルアーム14にはパーキングブレーキケーブル28
の張力により解除方向のトルクが作用する。かかるトル
クはセクタ歯26及びポール歯62を介してポール60
に伝達されるが、上述の如く、ポール歯62がセクタ歯
26に噛合した状態では、ポール60の正転方向の回動
は禁止されている。このため、ペダルアーム14は図6
に示す如く踏み込まれた位置で保持され、足踏式パーキ
ングブレーキ装置50はロック状態となる。
れた時点でペダルシート18への踏力が解除されると、
ペダルアーム14にはパーキングブレーキケーブル28
の張力により解除方向のトルクが作用する。かかるトル
クはセクタ歯26及びポール歯62を介してポール60
に伝達されるが、上述の如く、ポール歯62がセクタ歯
26に噛合した状態では、ポール60の正転方向の回動
は禁止されている。このため、ペダルアーム14は図6
に示す如く踏み込まれた位置で保持され、足踏式パーキ
ングブレーキ装置50はロック状態となる。
【0038】なお、図9に示す状態から図10に示す状
態に達する際に、ポール歯62とセクタ歯26との噛合
に伴う当接音が生ずる。従って、運転者は、ポール60
のアーム部66とポールストッパ66との当接音を感知
した後、更に、ポール歯62とセクタ歯26との当接音
を検知することにより、足踏式パーキングブレーキ装置
50がロック状態となったことを検知することができ
る。
態に達する際に、ポール歯62とセクタ歯26との噛合
に伴う当接音が生ずる。従って、運転者は、ポール60
のアーム部66とポールストッパ66との当接音を感知
した後、更に、ポール歯62とセクタ歯26との当接音
を検知することにより、足踏式パーキングブレーキ装置
50がロック状態となったことを検知することができ
る。
【0039】以上述べたように、本実施例の足踏式パー
キングブレーキ装置50によれば足踏式パーキングブレ
ーキ装置10と同様に、運転者がペダルシート18の踏
み込み量を調整することにより、ペダルアーム14の解
除方向への回動が許容された解除状態、及び、ペダルア
ーム14の解除方向への回動が禁止されたロック状態の
いずれの状態をも実現することができる。かかる機能
は、上述の如く、ポール60と共にラチェット70を設
け、ポール60及びラチェット70のピン65による支
持部を長穴64及び74とし、ピン65と長穴32の係
合位置に応じてスプリング68によるポール60への付
勢方向が反転される構成により実現されている。即ち、
付勢方向を反転させるために新たな部品を付加すること
は不要とされている。このように、足踏式パーキングブ
レーキ装置50においては、部品点数を増加させること
なく、従って、装置のコストを上昇させることなく、上
記した機能が得られている。
キングブレーキ装置50によれば足踏式パーキングブレ
ーキ装置10と同様に、運転者がペダルシート18の踏
み込み量を調整することにより、ペダルアーム14の解
除方向への回動が許容された解除状態、及び、ペダルア
ーム14の解除方向への回動が禁止されたロック状態の
いずれの状態をも実現することができる。かかる機能
は、上述の如く、ポール60と共にラチェット70を設
け、ポール60及びラチェット70のピン65による支
持部を長穴64及び74とし、ピン65と長穴32の係
合位置に応じてスプリング68によるポール60への付
勢方向が反転される構成により実現されている。即ち、
付勢方向を反転させるために新たな部品を付加すること
は不要とされている。このように、足踏式パーキングブ
レーキ装置50においては、部品点数を増加させること
なく、従って、装置のコストを上昇させることなく、上
記した機能が得られている。
【0040】なお、上記した実施例においては、ポール
60が上記した回動禁止機構に、長穴64及びピン65
が上記した付勢力反転機構に、スプリング68が上記し
た付勢手段に、ストッパピン82が上記した規制手段
に、それぞれ相当している。
60が上記した回動禁止機構に、長穴64及びピン65
が上記した付勢力反転機構に、スプリング68が上記し
た付勢手段に、ストッパピン82が上記した規制手段
に、それぞれ相当している。
【0041】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、部品点数を増加させることなく、ペダルアームを回
動させることにより、ペダルアームの解除方向への回動
が禁止されたロック状態、及び、ペダルアームの解除方
向への回動が許容された解除状態のいずれの状態をも実
現することができる。
ば、部品点数を増加させることなく、ペダルアームを回
動させることにより、ペダルアームの解除方向への回動
が禁止されたロック状態、及び、ペダルアームの解除方
向への回動が許容された解除状態のいずれの状態をも実
現することができる。
【0042】また、請求項2記載の発明によれば、足踏
式パーキングブレーキ装置が解除状態となったことを当
接音により検知することができる。これにより、足踏式
パーキングブレーキ装置の操作性を向上させることがで
きる。
式パーキングブレーキ装置が解除状態となったことを当
接音により検知することができる。これにより、足踏式
パーキングブレーキ装置の操作性を向上させることがで
きる。
【図1】本発明の第1の実施例である足踏式パーキング
ブレーキ装置の構成図である。
ブレーキ装置の構成図である。
【図2】本実施例の足踏式パーキングブレーキ装置のブ
レーキ作動状態においてペダルに踏力が付与された状態
を示す図である。
レーキ作動状態においてペダルに踏力が付与された状態
を示す図である。
【図3】本実施例の足踏式パーキングブレーキ装置のブ
レーキ解除状態を示す図である。
レーキ解除状態を示す図である。
【図4】本実施例の足踏式パーキングブレーキ装置の図
2に示す状態において踏力が維持された場合の状態を示
す図である。
2に示す状態において踏力が維持された場合の状態を示
す図である。
【図5】本実施例の足踏式パーキングブレーキ装置がブ
レーキ作動状態に保持される直前の状態を示す図であ
る。
レーキ作動状態に保持される直前の状態を示す図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施例である足踏式パーキング
ブレーキ装置の構成図である。
ブレーキ装置の構成図である。
【図7】本実施例の足踏式パーキングブレーキ装置のブ
レーキ作動状態においてペダルに踏力が付与された状態
を示す図である。
レーキ作動状態においてペダルに踏力が付与された状態
を示す図である。
【図8】本実施例の足踏式パーキングブレーキ装置のブ
レーキ解除状態を示す図である。
レーキ解除状態を示す図である。
【図9】本実施例の足踏式パーキングブレーキ装置の図
7に示す状態において踏力が維持された場合の状態を示
す図である。
7に示す状態において踏力が維持された場合の状態を示
す図である。
【図10】本実施例の足踏式パーキングブレーキ装置が
ブレーキ作動状態に保持される直前の状態を示す図であ
る。
ブレーキ作動状態に保持される直前の状態を示す図であ
る。
14 ペダルアーム 20 セクタ 26 セクタ歯 30、60 ポール 32、64、74 長穴 35、65 ピン 36、62 ポール歯 38、72 ラチェット歯 40、68、80 スプリング 42、82、84 ストッパピン 60 ポール 70 ラチェット
Claims (2)
- 【請求項1】 ペダルアームに所定値以下の回動量が付
与された場合に、前記ペダルアームの解除方向への回動
を許容する解除状態を実現し、かつ、ペダルアームに前
記所定値を越える回動量が付与された場合に前記ペダル
アームの解除方向への回動を禁止するロック状態を実現
する足踏式パーキングブレーキ装置において、 所定方向に向かう第1の回転トルクが作用する場合に、
前記ペダルアームと係合して前記ロック状態を実現し、
かつ、前記ペダルアームとの係合が解除されることによ
り前記解除状態を実現する回動禁止部材と、 前記回動禁止部材に対して付勢力を付与する付勢手段
と、 前記回動禁止部材の回転中心を、前記付勢力の作用点に
対して相対移動させることにより、前記付勢力が前記第
1の回転トルクを発生させる第1の状態と、前記付勢力
が前記第1の回転トルクと逆向きの第2の回転トルクを
発生させる第2の状態とを反転させる回転中心移動手段
と、を備えることを特徴とする足踏式パーキングブレー
キ装置。 - 【請求項2】 ペダルアームに所定値以下の回動量が付
与された場合に、前記ペダルアームの解除方向への回動
を許容する解除状態を実現し、かつ、ペダルアームに前
記所定値を越える回動量が付与された場合に前記ペダル
アームの解除方向への回動を禁止するロック状態を実現
する足踏式パーキングブレーキ装置において、 所定方向に向かう第1の回転トルクが作用する場合に、
前記ペダルアームと係合して前記ロック状態を実現し、
かつ、前記ペダルアームとの係合が解除されることによ
り前記解除状態を実現する回動禁止部材と、 前記回動禁止部材に対して付勢力を付与する付勢手段
と、 前記付勢力が前記第1の回転トルクを発生させる第1の
状態と、前記付勢力が前記第1の回転トルクと逆向きの
第2の回転トルクを発生させる第2の状態とを反転させ
るトルク反転手段と、 前記回動禁止部材の前記第2トルクの向きへの回動を規
制する規制手段と、を備えることを特徴とする足踏式パ
ーキングブレーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7909196A JPH09267729A (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | 足踏式パーキングブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7909196A JPH09267729A (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | 足踏式パーキングブレーキ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09267729A true JPH09267729A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=13680224
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7909196A Pending JPH09267729A (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | 足踏式パーキングブレーキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09267729A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001000466A1 (fr) * | 1999-06-28 | 2001-01-04 | Kuroishi Iron Works Co., Ltd. | Frein de stationnement pour vehicule |
| FR2853293A1 (fr) * | 2003-04-02 | 2004-10-08 | Bowden | Dispositif de commande de frein de service |
| JP2009190616A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Kubota Corp | トラクタのブレーキ操作機構 |
| WO2010034521A3 (de) * | 2008-09-29 | 2010-06-10 | Edscha Ag | Feststellanordnung für eine feststellbremse |
| CN119821337A (zh) * | 2025-03-11 | 2025-04-15 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 一种适用于新能源轻卡的驻车操纵装置 |
-
1996
- 1996-04-01 JP JP7909196A patent/JPH09267729A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001000466A1 (fr) * | 1999-06-28 | 2001-01-04 | Kuroishi Iron Works Co., Ltd. | Frein de stationnement pour vehicule |
| US6508341B1 (en) | 1999-06-28 | 2003-01-21 | Kuroishi Iron Works Co., Ltd. | Parking brake device for vehicle |
| FR2853293A1 (fr) * | 2003-04-02 | 2004-10-08 | Bowden | Dispositif de commande de frein de service |
| JP2009190616A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Kubota Corp | トラクタのブレーキ操作機構 |
| WO2010034521A3 (de) * | 2008-09-29 | 2010-06-10 | Edscha Ag | Feststellanordnung für eine feststellbremse |
| US8783131B2 (en) | 2008-09-29 | 2014-07-22 | Edscha Engineering Gmbh | Locking arrangement for a parking brake |
| CN119821337A (zh) * | 2025-03-11 | 2025-04-15 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 一种适用于新能源轻卡的驻车操纵装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4642419B2 (ja) | 車両用自動変速機のシフトレバーロック装置 | |
| JP3669009B2 (ja) | 車両用足踏式パーキングブレーキ制御装置 | |
| JP4844063B2 (ja) | 車両用足踏み式パーキングブレーキ装置 | |
| JPH09267729A (ja) | 足踏式パーキングブレーキ装置 | |
| JP4562706B2 (ja) | パーキングブレーキ操作装置 | |
| JP2009043155A (ja) | 車両のペダル装置 | |
| JPH1024814A (ja) | パーキングブレーキ操作装置 | |
| JP4217540B2 (ja) | 足踏み式パーキングブレーキ操作装置 | |
| JP3015349B1 (ja) | 足踏式パーキングブレーキペダル | |
| JPH0948259A (ja) | 自動車のアクセルペダル装置 | |
| JP3434336B2 (ja) | パーキングブレーキ操作装置 | |
| JP2018012430A (ja) | 足踏み式パーキングブレーキ装置 | |
| JPH10100873A (ja) | パーキングブレーキ装置 | |
| JP3766551B2 (ja) | 足踏み式パーキングブレーキ操作装置 | |
| JPH062851Y2 (ja) | パーキングブレーキ操作装置 | |
| JPH04100779A (ja) | ステアリングロック装置 | |
| JP2902748B2 (ja) | 足踏み式パーキングブレーキ装置 | |
| JP2008525247A (ja) | 車両用パーキングブレーキ | |
| JPH0556710U (ja) | パーキングブレーキ操作装置 | |
| JP3772387B2 (ja) | パーキングブレーキ装置 | |
| JPH0976887A (ja) | 足踏み式パーキングブレーキ操作装置 | |
| JPH0463748A (ja) | ステアリングロック装置 | |
| JPH0622613Y2 (ja) | パーキングブレーキ操作装置 | |
| JP2606552Y2 (ja) | 自動変速機のコラム式シフトレバー装置 | |
| JPH11139271A (ja) | 車両の足踏み式パーキングブレーキ |