JPH09272425A - 車両の減速度付加装置 - Google Patents

車両の減速度付加装置

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JPH09272425A
JPH09272425A JP8111213A JP11121396A JPH09272425A JP H09272425 A JPH09272425 A JP H09272425A JP 8111213 A JP8111213 A JP 8111213A JP 11121396 A JP11121396 A JP 11121396A JP H09272425 A JPH09272425 A JP H09272425A
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JP
Japan
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pressure
chamber
control
valve
negative pressure
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JP8111213A
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English (en)
Inventor
Hisashi Yanase
尚志 梁▲せ▼
Takao Morita
隆夫 森田
Mitsuhiko Harayoshi
光彦 原良
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負圧切換弁、大気圧切換弁、これらの制御操
作システムや倍力装置等の制動装置に誤作動や故障が発
生しても、倍力装置の制御室内圧力が過大化することな
く、滑らかな減速が維持されるとともに、ブレーキ制
御、操作系の故障の発生が防止された車両の減速度付加
装置を提供する。 【解決手段】 非作動時は前記第1、2圧力室12、1
1に第1の圧力を供給する第1制御弁15と、作動時に
前記第2圧力室に第2の圧力を供給して倍力装置100
のブースターピストン14を車両制動方向に移動せしめ
る第2制御弁16とを有する車両の減速度付加装置にお
いて、アクセルペダルの操作状態を検出するアクセルペ
ダル操作状態検出手段からの出力に基づきアクセルペダ
ル9が戻し状態にあると判定された場合に、前記第2制
御弁16を作動させて車両に減速度を付加する制御装置
と、前記第2圧力室の圧力が所定の設定圧力に達したと
き、前記第2圧力室への第2圧力の供給を遮断するリミ
ッタ30とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行時に車両を減
速させるための減速度付加装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に制動装置の倍力装置にかかる自動
車用制動装置の従来の1例を示す。同図において、1は
ブレーキペダル、2は該ブレーキペダル1に連動連結さ
れたプッシュロッド、100は倍力装置である。
【0003】該倍力装置100は、ハウジング20内を
大気室(以下A室という)11、負圧室(以下B室とい
う)12、制御室(以下C室という)13の3つの室に
ダイヤフラム19、23により区画し、中央のB室12
にエンジンの吸気管からの負圧を導くとともに、A室1
1及びC室13に大気を導くようにして、ブレーキペダ
ル1からプッシュロッド2を介して開閉駆動される負圧
弁15及び大気弁16を該ブレーキペダル1により開閉
し、ブレーキペダル1に附与される踏力を倍力してブー
スターピストン14からマスターシリンダ8に伝達する
ように構成されている。
【0004】4は負圧切換弁、5は大気圧切換弁であ
り、C室13への負圧あるいは大気圧の供給、遮断を切
り換える機能を備える。21はB室12の負圧導入口、
22はC室13の圧力導入口であり、B室12にはエン
ジンの吸気管から負圧管6及び負圧導入口21を経てエ
ンジン負圧が導入され、またC室13には前記負圧切換
弁4及び大気切換弁5の切り換えによってエンジン負圧
あるいは大気圧が選択的に導入されるようになってい
る。
【0005】3はプッシュロッド2及び大気弁16の戻
し用スプリング、17は前記負圧弁15の戻し用スプリ
ング、18はブースターピストン14の戻し用スプリン
グである。
【0006】上記のように構成された制動装置におい
て、通常走行時には負圧切換弁4が開、大気圧5が閉と
されることにより、B室12とともにC室13へもエン
ジン負圧が導入される。
【0007】さらに、ブレーキペダル1が踏み込まれて
いないので、負圧弁15が開となるとともに大気弁16
は閉となり、B室12内の負圧が負圧弁15を介してA
室11にも導入される。これによってA室11、B室1
2、C室13の全てが負圧となり、倍力装置100は不
作動となる。
【0008】通常制動時には、ブレーキペダル1を踏み
込むとプッシュロッド2を介して負圧弁15がピストン
14に着座せしめられることにより閉じられるととも
に、大気弁16が左方に押されて開弁する。これによ
り、B室12とA室11との間は遮断され、A室11に
は大気弁16を介して大気が導入され、A室11の大気
圧とB室12(及びC室13)の負圧との差圧によって
ブースターピストン14が左方に押され、プッシュロッ
ド2に附与される踏力が倍力されてマスターシリンダ8
に伝達され車両は制動される。
【0009】車両距離制御時などで自動的に制動力を付
加する時には、負圧切換弁4が閉、大気圧切換弁5が開
に切り換えられ、C室13は大気圧となり、ブースター
ピストン14はC室13とB室12(負圧)との差圧に
より右方に移動する。
【0010】該ピストン14の右方への移動によって負
圧弁15が閉となるとともに大気弁16が開となり、A
室11に大気圧が導入され、A室11とB室12の差圧
によりブースターピストン14は左方に押されてマスタ
ーシリンダ8に作用し、該マスターシリンダ8を介して
車両は制動される。このように、負圧切換弁4及び大気
切換弁5を上記のように開閉することによって、ブレー
キペダル1を踏み込むことなく車両は制動される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記のようなブレーキ
システムは、負圧切換弁4および大気圧切換弁5の作動
により制動力を付加するものであるが、これら切換弁の
作動方法によっては発生する制動力も大きくなる。
【0012】また、図3に示されるようなブレーキシス
テムを備えた制動装置にあっては、負圧切換弁4や大気
圧切換弁5の弁体の固着、摩耗等による作動不良の発生
や、これらの弁を開閉制御する制御系における異常の発
生等により前記C室13の圧力が過大になることがあ
る。このため、上記従来のものにあっては、かかる圧力
上昇によって、滑らかな減速が阻害されてドライバーに
違和感を与えたりする場合がある。
【0013】本発明は、負圧切換弁、大気圧切換弁、こ
れらの制御操作システムや倍力装置等の制動装置に誤作
動や故障が発生しても、倍力装置の制御室内圧力が過大
化することなく、滑らかな減速が維持されるとともに、
ブレーキ制御、操作系の故障の発生が防止された車両の
減速度付加装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は前記のような問
題点に鑑みてなされたものであり、その特徴とする手段
は、少なくとも第1の圧力が導入される第1圧力室およ
び第2の圧力が導入される第2圧力室を有する倍力装置
と、非作動時は前記第1、2圧力室に前記第1の圧力を
供給する第1制御弁と、作動時に前記第2圧力室に前記
第2の圧力を供給して前記倍力装置のブースターピスト
ンを車両制動方向に移動せしめる第2制御弁とを有する
車両の減速度付加装置において、アクセルペダルの操作
状態を検出するアクセルペダル操作状態検出手段と、該
アクセルペダル操作状態検出手段からの出力に基づきア
クセルペダルが戻し状態にあると判定された場合に、前
記第2制御弁を作動させて前記車両に減速度を付加する
制御装置と、前記第2圧力室の圧力が所定の設定圧力に
達したとき、前記第2圧力室への第2圧力の供給を遮断
するリミッタを設けたことにある。
【0015】また、さらに具体的には、前記制御装置
は、エンジンの負圧源に接続された負圧切換弁と、大気
に接続された大気圧切換弁と、両切換弁に接続された制
御室と、該制御室の圧力に応動して前記第2制御弁を作
動させる作動部材と、前記アクセルペダル操作状態検出
手段の出力に応じて前記両切換弁を作動させて前記制御
室に大気圧を供給させる制御手段を有して構成すること
も本発明の好適な手段である。
【0016】また、さらに具体的には、前記リミッタ
は、大気に接続された大気圧切換弁からの空気の入口ポ
ート及び、エンジンの負圧源に接続された負圧切換弁と
前記大気圧弁に接続された制御室への空気の出口ポート
を有するシリンダと、該シリンダ内に往復動自在に嵌合
され、1側に作用する前記大気圧切換弁からの大気圧と
他側に作用する前記エンジン負圧及びスプリング力の合
成圧力との差圧により、前記入口ポートと出口ポートと
の連通・遮断を切り換えるピストンとを備えたことも本
発明の好適な手段である。
【0017】負圧切換弁4と、大気圧切換弁5と、両切
換弁に接続された制御室13と、作動部材(ブースター
ピストン)14と、前記アクセルペダル操作状態検出手
段の出力に応じて前記両切換弁を作動させて前記制御室
に大気圧を供給させる制御手段(コントローラ)42と
で制御装置が構成される。図1において、負圧切換弁4
が閉じ、大気圧切換弁5が開き始めると、リミッタ30
は大気圧切換弁5からの大気を倍力装置100の制御室
13に送り、該制御室13の圧力上昇により、倍力装置
100のブースターピストン14は負圧弁15を閉じ、
大気弁16を開く。これによって大気室11に大気が導
入され大気室11と負圧室12との差圧によりブースタ
ーピストン14は制動方向に移動する。
【0018】この際において、前記リミッタ30への空
気圧が所定の設定圧力に達するとリミッタ30のピスト
ンの作動により制御室13への空気の通流が遮断され、
制御室内の圧力は前記設定圧力以下に保持される。これ
により、前記制御室内の過大な圧力上昇が回避され、ブ
ースターピストン14の移動による負圧弁15及び大気
弁16の閉塞あるいは開放は緩やかに行われ、これに続
く前記のようなブースターピストン14の制動方向への
移動による車両の減速も適切な速度で滑らかになされ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の好適
な実施形態につき詳細に説明する。但しこの実施例に記
載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配
置などは特に特定的な記載がない限りは、この発明の範
囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過
ぎない。
【0020】図1は本発明の実施形態に係る車両の減速
度付加装置の構成図である。図1において、1はブレー
キペダル、2は該ブレーキペダル1に連動連結されたプ
ッシュロッド、100は倍力装置である。20は前記倍
力装置100のハウジングであり、該ハウジング20内
は大気室(以下A室という)11、負圧室(以下B室と
いう)12及び制御室(以下C室という)13の3つの
室にダイヤフラム19、20によって区画されている。
【0021】そして、前記A室11には大気弁16を介
して大気圧が導入され、B室12には負圧管6及び負圧
導入口21を経てエンジン負圧が導入され、さらにC室
13には、後述するように、負圧切換弁4あるいは大気
圧切換弁5からリミッタ30を介してエンジン負圧ある
いは大気圧が選択的に導入される。
【0022】14は制動用のマスターシリンダ8に制動
力を伝達するためのブースターピストン、15は該ブー
スターピストン14の後端部とプッシュロッド2との間
に設けられた負圧弁、3は前記プッシュロッド2及び大
気弁16の戻し用スプリング、17は負圧弁15の戻し
用スプリング、18はブースターピストン14の戻し用
スプリングである。また22は前記C室13の制御圧導
入口である。
【0023】30はリミッタ、4はエンジンの吸気管に
接続される負圧切換弁、5は大気圧が導入される大気圧
切換弁である。前記リミッタ30は3個の入口ポートと
1個の出口ポートとを備えており、第1入口ポート37
には前記負圧切換弁4出口からの出口負圧管43及び大
気圧切換弁5からの大気管44が接続され、第2入口ポ
ート38aにはエンジン吸気管からの負圧管6が接続さ
れ、さらに第3入口ポート38bには前記大気圧切換弁
5からの大気管44が接続されている。そして出口ポー
ト39は前記C室の大気圧導入口22に接続されてい
る。
【0024】42は前記負圧切換弁4及び大気圧切換弁
5に開閉制御信号を発信するコントローラであり、該コ
ントローラ42は、制御回線47、48を介して前記各
切換弁4、5のソレノイド4a、5aに接続されてい
る。該コントローラ42には、配線50によりアクセル
戻しスイッチ10が接続され、該スイッチ10は、アク
セルペダル9の踏み込みが解除され初期位置に復帰した
ときに閉成して出力信号をコントローラ42に送信す
る。コントローラ42には、前記信号を受けるとアクセ
ルペダルが初期位置に復帰したことを判定する判定手段
が設けられ、該判定手段とスイッチ10とによりアクセ
ルペダル操作状態検出手段を構成している。
【0025】図2に、前記リミッタ30の詳細を示す。
図2(A)は、リミッタの不作動時、図2(B)は作動
時を示し、図において、31は該リミッタ30のシリン
ダ、32は該シリンダ31内に往復摺動自在に嵌合され
たピストン、33は該ピストン32の戻し用スプリン
グ、34は第1流体室、35は第2流体室、36は該ピ
ストン32に形成された切換溝である。
【0026】前記リミッタ30においては、次のような
設定がなされている。即ち、第2流体室35の圧力をP
1、エンジン負圧をP0、ピストン32の面積をS、ス
プリング33のばね定数をK、スプリング33の変位
(取付時からの撓み)をXとすると、ピストン32は下
記(1)式を満足する位置で静定する。 P1・S=P0・S+K・X (1)
【0027】そして、上記スプリング33は、第2流体
室35内の圧力がエンジン負圧P0に等しいときは、該
スプリング33の弾力によりピストン32が左方におし
つけられ、また第2流体室35内の圧力がコントローラ
42に設定された一定圧まで上昇すると、上記(1)式
の左辺>右辺となって該スプリング33が撓み、圧力上
昇に従いピストン32を右方へ移動せしめるように、そ
のばね定数K及び取付荷重を設定されている。
【0028】前述した負圧切換弁4と、大気圧切換弁5
と、両切換弁に接続された制御室13と、作動部材(ブ
ースターピストン)14と、前記アクセルペダル操作状
態検出手段の出力に応じて前記両切換弁を作動させて前
記制御室に大気圧を供給させる制御手段(コントロー
ラ)42とで制御装置が構成され、該制御装置により減
速度が付加される。通常走行時には、コントローラ42
からの制御信号により、負圧切換弁4が開、大気圧切換
弁5が閉に切り換えられる。一方、倍力装置100にお
いては、ブレーキペダル1が踏み込まれていないので、
負圧弁15は開、大気弁16はこれの戻し用スプリング
3と負圧弁の戻し用スプリング17の弾力により負圧弁
15に着座して閉となっている。したがって、B室12
には負圧管6を経て常時エンジン負圧が導入されている
が、この負圧が負圧弁15を通ってA室11に入り、該
A室11も負圧となっている。
【0029】前記リミッタ30においては、前記負圧切
換弁4を経たエンジン負圧が第1入口ポート37及び第
3入口ポート38bから切換溝36及び第2流体室35
に夫々導かれるとともに、負圧管6からのエンジン負圧
が第2入口ポート38aから第1流体室34に導かれ、
全ての室が負圧となっている。
【0030】従って(1)式の左辺<右辺となって、ピ
ストン32は、図2(A)のように、スプリング33の
弾力により左方に押し付けられ、切換溝36は第1入口
ポート37と出口ポート39とを連通し、第1入口ポー
ト37の負圧は出口ポート39から制御管41及び導入
口22を経て倍力装置100のC室13に導かれる。こ
れによってA室11、B室12、C室13は全て負圧と
なり、倍力装置100は不作動となる。
【0031】通常制動時には、負圧切換弁4を開、大気
圧切換弁5を閉として、B室12とともにC室13も負
圧とした状態でブレーキペダル1を踏み込むとプッシュ
ロッド2を介して負圧弁15がブースターピストン14
に着座せしめられることにより閉じられるとともに、該
プッシュロッド2のさらなる左方移動によって大気弁1
6が左方に押され、負圧弁15から離れて開弁する。
【0032】これにより、B室12とA室11との間は
遮断され、A室11には大気弁16を介して大気が導入
され、A室11の大気圧とB室12(及びC室13)の
負圧との差圧によってブースターピストン14が左方に
押され、プッシュロッド2に附与される踏力が倍力され
てマスターシリンダ8に伝達され車両は制動される。
【0033】ドライバーがアクセルペダル9を戻したこ
とをアクセル戻しスイッチ10により検出した時には、
コントローラ42からの制御信号により、負圧切換弁4
が閉、大気圧切換弁5が開に切り換えられる。大気圧切
換弁5を経た大気圧は大気管44を経てリミッタ30の
第1入口ポート37及び第2入口ポート38bの双方に
導かれる。
【0034】この際において、コントローラ42は負圧
切換弁4の閉塞速度と大気圧切換弁5の開放速度を制御
して、上記リミッタ30を(1)式の運動式に従って作
動せしめ、C室13内の圧力及びその上昇速度を制御時
間(大気圧切換弁及び負圧切換弁の開閉時間)と制動減
速度との関係が設定された制御マップに基づき制御す
る。
【0035】上記大気圧切換弁5の開き始め、及び負圧
切換弁4の閉じ始めから、リミッタ30に導かれる空気
(大気)の圧力が一定の設定圧力PSに達しない間は
(1)式の左辺<右辺となってリミッタ30の第1入口
ポート37と出口ポート39とが連通しており、大気圧
切換弁5からの空気はリミッタ30から大気管41を経
てC室13に導かれる。
【0036】ここで倍力装置100の負圧弁15は開、
大気弁16は閉となっているので、B室12内の負圧は
負圧弁15を経てA室11に導かれ、B室12、A室1
1の双方共負圧となっている。従って上記C室13の圧
力上昇によってブースターピストン14は図1の右方に
移動する。
【0037】該ブースターピストン14の右方への移動
によって負圧弁15が閉となると、A室11への負圧の
附与が遮断され、次いで大気弁16が開となると、該大
気弁16を通ってA室11内に大気が導入される。
【0038】これにより、A室11が大気圧となり、A
室11とB室12との差圧によりブースターピストン1
4は図1の左方に移動せしめられ、このブースターピス
トン14の左方への変位がマスターシリンダ8に伝達さ
れる。この際において、上記リミッタ30の作動によ
り、次のような滑らかな緩減速作動がなされる。
【0039】上記大気圧切換弁5の開度が増し、リミッ
タ30への空気圧が上記設定圧力PSまで上昇して
(1)式の左辺>右辺となると、リミッタ30のピスト
ン32が図2(A)の状態から右方へ変位し、第1入口
ポート37と出口ポート39との間を遮断し、図2
(B)の状態となる。これによりC室13への空気の供
給が遮断される。
【0040】従って、C室13の圧力は、図2(B)に
示されるように、リミッタ30が全閉となったときの設
定圧力PS以上には上昇せず、大気圧切換弁5開時のC
室13内の圧力は上記リミッタ30に設定された上記設
定圧力PS以下に保持され、ブースターピストン14は
減速方向(図1の左方)へ滑らかに作動され、0.2G
程度の緩減速が行われることとなる。
【0041】尚、本実施例においては、負圧式倍力装置
を用いたが、これに限定されるものではなく、油圧式倍
力装置などその他の制動倍力装置にも適用可能である。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、大気圧切換弁からリミ
ッタを経て倍力装置の制御室に供給される空気圧力がリ
ミッタに設定された設定圧力に達すると、リミッタは制
御室への空気の供給を遮断するので、制御室の圧力は上
記設定圧力以下に保持され、過大な圧力上昇が回避され
る。
【0043】これにより、倍力装置のブースターピスト
ンの負圧弁及び大気弁の閉・開動作及びこれに続く制動
方向への移動による減速動作は適切な速度で滑らかにな
される。従って、大気圧切換弁の開放状態のままの故障
や倍力装置の誤作動等による制御信号の異常等により前
記制御室の圧力が過大になるのが、前記リミッタの動作
により未然に防止されて、過大な減速度の附与を防止す
ることができる。
【0044】また、エンジンブレーキを補助し制動操作
頻度を低減して運転操作を容易にする車両の減速度付加
装置において、システムの誤作動による必要以上の減速
度の附与が防止されるとともに、短時間の走行が可能と
なり、安定した運転が実現できる。
【0045】さらに、倍力装置の制御室の圧力特性をリ
ミッタのスプリング特性によって設定することができる
ので、滑らかな運転制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る車両の減速度付加装置
の構成図である。
【図2】前記実施形態におけるリミッタの構造図であ
る。
【図3】制動装置の倍力装置にかかる自動車用制動装置
を示す従来例図である。
【符号の説明】
1 ブレーキペダル 4 負圧切換弁 5 大気圧切換弁 8 マスターシリンダ 11 大気室(A室) 12 負圧室(B室) 13 制御室(C室) 14 ブースターピストン(作動部材) 15 負圧弁 16 大気弁 30 リミッタ 31 シリンダ 32 ピストン 33 スプリング 34 第1流体室 35 第2流体室 36 切換溝 37、38a、38b 第1、第2、第3入口ポート 39 出口ポート 42 コントローラ(制御手段) 100 倍力装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1の圧力が導入される第1
    圧力室および第2の圧力が導入される第2圧力室を有す
    る倍力装置と、非作動時は前記第1、2圧力室に前記第
    1の圧力を供給する第1制御弁と、作動時に前記第2圧
    力室に前記第2の圧力を供給して前記倍力装置のブース
    ターピストンを車両制動方向に移動せしめる第2制御弁
    とを有する車両の減速度付加装置において、 アクセルペダルの操作状態を検出するアクセルペダル操
    作状態検出手段と、 該アクセルペダル操作状態検出手段からの出力に基づき
    アクセルペダルが戻し状態にあると判定された場合に、
    前記第2制御弁を作動させて前記車両に減速度を付加す
    る制御装置と、 前記第2圧力室の圧力が所定の設定圧力に達したとき、
    前記第2圧力室への第2圧力の供給を遮断するリミッタ
    を設けたことを特徴とする車両の減速度付加装置。
  2. 【請求項2】 前記制御装置は、エンジンの負圧源に接
    続された負圧切換弁と、大気に接続された大気圧切換弁
    と、両切換弁に接続された制御室と、該制御室の圧力に
    応動して前記第2制御弁を作動させる作動部材と、前記
    アクセルペダル操作状態検出手段の出力に応じて前記両
    切換弁を作動させて前記制御室に大気圧を供給させる制
    御手段を有することを特徴とする請求項1記載の車両の
    減速度付加装置。
  3. 【請求項3】 前記リミッタは、大気に接続された大気
    圧切換弁からの空気の入口ポート及び、エンジンの負圧
    源に接続された負圧切換弁と前記大気圧弁に接続された
    制御室への空気の出口ポートを有するシリンダと、 該シリンダ内に往復動自在に嵌合され、1側に作用する
    前記大気圧切換弁からの大気圧と他側に作用する前記エ
    ンジン負圧及びスプリング力の合成圧力との差圧によ
    り、前記入口ポートと出口ポートとの連通・遮断を切り
    換えるピストンとを備えたことを特徴とする請求項1記
    載の車両の減速度付加装置。
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