JPH09273069A - 三つ折り部をもつ縫製品およびその縫製方法 - Google Patents

三つ折り部をもつ縫製品およびその縫製方法

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JPH09273069A
JPH09273069A JP8156896A JP8156896A JPH09273069A JP H09273069 A JPH09273069 A JP H09273069A JP 8156896 A JP8156896 A JP 8156896A JP 8156896 A JP8156896 A JP 8156896A JP H09273069 A JPH09273069 A JP H09273069A
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folding
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重明 多湖
Toshiya Sugiyama
俊也 杉山
Katsunori Katayama
克則 片山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ほつれのない三つ折り部をもつ縫製品およびそ
の縫製方法を提供する 【解決手段】織布の一端41より所定幅をもって折り曲
げた帯状の中折部44と同じ方向に180°折り曲げた
帯状の裏折部45と表部46とを有し、該裏折部45、
該中折部44および該表部46の3部分が重なる第1折
線42の内側で該3部分を重ねて縫い合わされた三つ折
り部4をもつ縫製品1であって、該織布は熱可塑性樹脂
繊維で織られたものであり、該一端は熱カッターで溶融
切断され切断端面に表出する該熱可塑性樹脂繊維が互い
に融着していることを特徴とする。織布の端部は溶断さ
れ、端面に表出する繊維が互いに融着されているため、
糸屑がでるようなほつれは生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、織布を縫い合わせ
て縫製品をつくる縫製品およびその縫製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】織布は裁断により所定形状に裁断され、
縫い合わされて縫製品とする。この裁断により織布の端
部がほつれ易くなり、端部の延びる方向に延びる糸が端
部より離れたり、端部と交差する方向の糸が縄暖簾状に
なりやすい。このため必要により縫製品の端部を所定幅
で2回同じ方向に180°づつ折り曲げ3層に重なる部
分を縫い合わせて三つ折り部を形成し、ほつれ易い端部
を三つ折り部の内部に収納するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】発明者等は、部屋の窓
に取り付けられた、下端部を三つ折り部としたカーテン
が日の光を受けた場合、三つ折り部の内部が透け、糸屑
が三つ折り部に残されているのを見つけた。そしてこの
糸屑は裁断された端部の糸がほつれたものであることを
確認した。このような糸屑は三つ折り部といえども目に
付くことがあり、その縫製品の価値を下げる。
【0004】本発明はかかるほつれのない三つ折り部を
もつ縫製品およびその縫製方法を提供することを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明者は裁断された織布
のほつれを無くする方法を種々検討し、熱カッターで裁
断する方法に思い至った。そして、熱カッターの種類、
加熱の条件等を工夫し、裁断の切れ味、裁断面に表出す
る熱可塑性樹脂繊維の融着の程度を調べ、縫製中および
縫製品とした後での三つ折り部中でのほつれが生じない
縫製品が得られることを確認し、本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明の三つ折り部をもつ縫製
品は、織布の一端より所定幅をもって180°折り曲げ
た第1折線と該一端とで区画される帯状の中折部と該第
1折線よりほぼ同じ幅をもって該第1折線と同じ方向に
180°折り曲げた第2折線と該第1折線とで区画され
る帯状の裏折部と該第2折線を一端とする表部とを有
し、該裏折部、該中折部および該表部の3部分が重なる
該第1折線の内側で該3部分を重ねて縫い合わされた三
つ折り部をもつ縫製品であって、該織布は熱可塑性樹脂
繊維で織られたものであり、該一端は熱カッターで溶融
切断され切断端面に表出する該熱可塑性樹脂繊維が互い
に融着していることを特徴とする。
【0007】また、本発明の三つ折り部をもつ縫製品の
縫製方法は、熱可塑性樹脂繊維で織られた織布を熱カッ
ターで溶断し切断端面に表出する該熱可塑性樹脂繊維が
互いに融着している一端を形成する溶断工程と、該一端
より所定幅をもって180°折り曲げた第1折線と該一
端とで区画される帯状の中折部を形成する第1折り曲げ
工程と、該第1折線よりほぼ同じ幅をもって該第1折線
と同じ方向に180°折り曲げた第2折線と該第1折線
とで区画される帯状の裏折部を形成する第2折り曲げ工
程と、該裏折部、該中折部および残りの表部の3部分が
重なる該第1折線の内側で該3部分を重ねて縫い合わせ
て三つ折り部を形成する三つ折り縫製工程とを含むこと
を特徴とする。
【0008】
【発明の実施形態】本発明の三つ折り部をもつ縫製品
は、その織布が熱可塑性樹脂繊維で織られたものであ
り、三つ折り部内に折り込まれる織布の端部は熱カッタ
ーで溶融切断され切断端面に表出する該熱可塑性樹脂繊
維が互いに融着している。織布は熱カッターで溶断でき
る熱可塑性樹脂繊維で織られたものである必要がある。
かかる熱可塑性樹脂として、ナイロン、ポリエステル、
アクリロニトリル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン
樹脂等を挙げることが出来る。そしてこのような熱可塑
性樹脂でできた繊維で織られた織布を本発明の縫製品の
織布として使用する。
【0009】溶断端面は肉眼でみる限りに於いて、熱カ
ッターによる裁断は鋏で裁断したものと差異がない。し
かし熱カッターによる裁断ではその切断端面に表出する
繊維が互いに融着し、糸がほぐれることはない。なお、
肉眼で融着が容易に見て取れるような場合には、融着部
分が分厚くなっていたり、幅広く融着され、端部が固く
手触りが悪くなったり、光の射す方向によっては太い異
物が存在するように見えたりする。熱カッターによる裁
断はかかる問題が無い。
【0010】熱カッターによる裁断は、基台上に織布を
緊張保持し、その状態で加熱されたカッターを織布の上
より当接移動させることにより行うことができる。織布
はカッターの刃先に当接して溶融し、刃先で押し切られ
て分離される。この時溶断された部分は隣同志で融着し
て一体化される。本発明の縫製品としては三つ折り部が
透けて見えやすい室内の窓に使用される薄いカーテンが
最適である。しかし三つ折り部をもつ縫製品であればカ
ーテン以外の縫製品でもよく、三つ折り部内での糸のほ
つれをなくすることができる。
【0011】なお、本発明の三つ折り部をもつ縫製品お
よびその縫製方法は、三つ折り部内に収納される端面が
溶断されていることだけが従来の縫製品およびその縫製
方法と異なり、その他の部分、工程は従来のものをその
まま採用できる。
【0012】
【作用】本発明の三つ折り部をもつ縫製品は三つ折り部
の中に収納される織布の端部は溶断され、端面に表出す
る繊維が互いに融着され、糸屑がでるようなほつれは生
じない。
【0013】
【実施例】本発明の実施例であるカーテン1の一部斜視
図を図1に示す。このカーテン1はポリエステル繊維を
平織して織布としたもので、白色の薄手のものである。
このカーテン1は、中央部2、それぞれ三つ折り部とな
っているその上縁3、下縁4および両側縁5で形成され
ている。これら三つ折り部は代表してその下縁4の構成
を拡大斜視図として示すように、中折部44と裏折部4
5と表部46とからなる。
【0014】中折部44は、本発明の説明で一端として
説明されている下端41より所定幅をもって180°折
り曲げた第1折線42とで区画される帯状の部分であ
る。裏折部45は第1折線42よりほぼ同じ幅をもって
第1折線42と同じ方向に180°折り曲げた第2折線
43と第1折線42とで区画される帯状の部分である。
表部46は中折部44と重なる部分である。この三つ折
り部すなわち下縁4はこれら中折部44、裏折部45お
よび表部46の3部分が重なる第1折線42の内側でこ
れら3部分を重ねて縫い合わしている縫糸47をもつ。
【0015】本発明の説明で一端として説明されている
下端41は図3に模式的に示すように、織布10を基台
20上で織布10の両端を引っ張った状態で固定し、こ
の状態で加熱されたカッター30を織布10の上より自
重で押しつけ、その状態で織布10の上を移動させるこ
とにより行う。これにより織布10が熱溶融しカッター
の自重で押し切りカーテン地と切り端11とに切り分け
られる。なお、カッター30の後には分離器31が固定
されカーテン地と切り端11とが再結合しないように両
者の間に位置し分離している。また、カッター30はそ
の先端から下端ににかけてエッジが形成されている。
【0016】カッター30で切られた下端41はその切
断端面に表出している繊維が溶融して互いに融着し、一
体化している。このため糸のほつれは生じない。また、
見た感じでは鋏による切断と区別の付かないものであっ
た。下端41を触った感じでも特にその部分が硬くなる
等の感じは無く、通常の切り端といつたものであった。
【0017】このカーテン1はまず、その上縁3、下縁
4をそれぞれ上記したように三つ折り部とし、最後に両
側縁5を三つ折り部とした。そして上縁3を折り込んで
襞を形成して縫い付け固定して完成した。このカーテン
1は縫製加工中もまた、完成後に三つ折り部を折り曲げ
たり揉む等の手荒な取扱をしても下端41がほつれる等
の不都合は見られなかった。また、光に透かして見た場
合にも下端41の存在が確認できないほどで、意匠上の
問題もなかった。
【0018】
【発明の効果】本発明の三つ折り部をもつ縫製品はその
三つ折り部の中に収納されている一端が溶断され端面融
着して一体化している。このためほつれが生じない。こ
のためほつれ糸が三つ折り部中に残る等の不都合がな
く、縫製品としての価値の低下を抑制できる。また、縫
製加工中にも端のほつれが生じないため、加工が容易と
なり、縫製加工の能率が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の縫製品であるカーテンの一部斜視図
である。
【図2】実施例のカーテンの下縁部を示す拡大斜視図で
ある。
【図3】熱カッターによる融切を示す説明図である。
【符号の説明】
1…カーテン 2…中央部 3…上縁 4…下縁 5…側縁 10…織布 20…基台 30…カッター 31…分離器 41…下端 42…第1折線 43…第2折線 44…中折部 45…裏折部 46…表部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織布の一端より所定幅をもって180°
    折り曲げた第1折線と該一端とで区画される帯状の中折
    部と該第1折線よりほぼ同じ幅をもって該第1折線と同
    じ方向に180°折り曲げた第2折線と該第1折線とで
    区画される帯状の裏折部と該第2折線を一端とする表部
    とを有し、該裏折部、該中折部および該表部の3部分が
    重なる該第1折線の内側で該3部分を重ねて縫い合わさ
    れた三つ折り部をもつ縫製品であって、 該織布は熱可塑性樹脂繊維で織られたものであり、該一
    端は熱カッターで溶融切断され切断端面に表出する該熱
    可塑性樹脂繊維が互いに融着していることを特徴とする
    三つ折り部をもつ縫製品。
  2. 【請求項2】 カーテンである請求項1記載の縫製品。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂繊維で織られた織布を熱カ
    ッターで溶断し切断端面に表出する該熱可塑性樹脂繊維
    が互いに融着している一端を形成する溶断工程と、 該一端より所定幅をもって180°折り曲げた第1折線
    と該一端とで区画される帯状の中折部を形成する第1折
    り曲げ工程と、 該第1折線よりほぼ同じ幅をもって該第1折線と同じ方
    向に180°折り曲げた第2折線と該第1折線とで区画
    される帯状の裏折部を形成する第2折り曲げ工程と、 該裏折部、該中折部および残りの表部の3部分が重なる
    該第1折線の内側で該3部分を重ねて縫い合わせて三つ
    折り部を形成する三つ折り縫製工程とを含むことを特徴
    とする三つ折り部をもつ縫製品の縫製方法。
  4. 【請求項4】 溶断工程は基台上に織布を緊張保持しそ
    の状態で加熱されたカッターを当接移動させることによ
    り行う請求項3記載の三つ折り部をもつ縫製品の縫製方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101967762A (zh) * 2010-08-19 2011-02-09 上海印西邺国际贸易有限公司 一种缝合网格布的成型方法
JP2022125981A (ja) * 2021-02-17 2022-08-29 東レ株式会社 布の評価方法

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