JPH09273090A - 金属コード及びこれとゴムとの複合物 - Google Patents
金属コード及びこれとゴムとの複合物Info
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- JPH09273090A JPH09273090A JP8082171A JP8217196A JPH09273090A JP H09273090 A JPH09273090 A JP H09273090A JP 8082171 A JP8082171 A JP 8082171A JP 8217196 A JP8217196 A JP 8217196A JP H09273090 A JPH09273090 A JP H09273090A
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/06—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
- D07B1/0606—Reinforcing cords for rubber or plastic articles
- D07B1/0646—Reinforcing cords for rubber or plastic articles comprising longitudinally preformed wires
Landscapes
- Ropes Or Cables (AREA)
- Tires In General (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Wire Processing (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 タイヤ、コンベヤベルト、高圧ホースなどの
軽量化と耐久性向上を可能ならしめる耐食性、耐疲労性
に優れた2本撚り構造のコンパクトなゴム補強用の金属
コードを提供する。 【解決手段】 2本の金属フィラメント1をくせ付けし
て撚り合わせ、撚り合わせ状態においてその2本の金属
フィラメントに撚り合わせによるくせ以外に、ピッチが
コード撚りピッチの0.20〜0.50倍、フィラメン
ト径方向の高さが0.05〜0.25mmで波の巻き方
向が撚り合わせ方向と同じ方向と同じ向きの擬似螺旋波
状のくせを保有させる。かかる金属コードは、各金属フ
ィラメントに施された細かいくせによるばね効果で外部
エネルギーを吸収し、フィラメントに加わる外力を緩和
するので繰り返し単純曲げや圧縮曲げに対する耐疲労性
が向上する。また、各フィラメントが不連続に接し、接
触部間の隙間を通してゴムが浸透するのでゴム被覆率が
高まって耐食性も向上する。
軽量化と耐久性向上を可能ならしめる耐食性、耐疲労性
に優れた2本撚り構造のコンパクトなゴム補強用の金属
コードを提供する。 【解決手段】 2本の金属フィラメント1をくせ付けし
て撚り合わせ、撚り合わせ状態においてその2本の金属
フィラメントに撚り合わせによるくせ以外に、ピッチが
コード撚りピッチの0.20〜0.50倍、フィラメン
ト径方向の高さが0.05〜0.25mmで波の巻き方
向が撚り合わせ方向と同じ方向と同じ向きの擬似螺旋波
状のくせを保有させる。かかる金属コードは、各金属フ
ィラメントに施された細かいくせによるばね効果で外部
エネルギーを吸収し、フィラメントに加わる外力を緩和
するので繰り返し単純曲げや圧縮曲げに対する耐疲労性
が向上する。また、各フィラメントが不連続に接し、接
触部間の隙間を通してゴムが浸透するのでゴム被覆率が
高まって耐食性も向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐食性及び耐疲労
性に優れたゴム物品補強用の金属コードと、これを補強
材としてゴム中に埋設して作られたタイヤ、コンベヤベ
ルト、高圧ホース等の複合物に関する。
性に優れたゴム物品補強用の金属コードと、これを補強
材としてゴム中に埋設して作られたタイヤ、コンベヤベ
ルト、高圧ホース等の複合物に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴム物品の補強に用いられる金属コード
は、通常、高炭素鋼線(JIS G3502ピアノ線
材)を素材として、ゴムとの接着性を付与するために表
面にブラス、銅、亜鉛などの金属めっきを施し、直径
0.1〜0.5mmまで伸線加工したものを単撚り、複
撚り、または層撚りしたものであり、自動車タイヤ、コ
ンベヤベルト、高圧ホースなどの補強材として広く用い
られている。例えば、乗用車用ラジアルタイヤにはベル
ト部補強材料として4本または5本の金属フィラメント
を撚り合わされた1×4または1×5の単撚り構造の金
属コードが使用されている。
は、通常、高炭素鋼線(JIS G3502ピアノ線
材)を素材として、ゴムとの接着性を付与するために表
面にブラス、銅、亜鉛などの金属めっきを施し、直径
0.1〜0.5mmまで伸線加工したものを単撚り、複
撚り、または層撚りしたものであり、自動車タイヤ、コ
ンベヤベルト、高圧ホースなどの補強材として広く用い
られている。例えば、乗用車用ラジアルタイヤにはベル
ト部補強材料として4本または5本の金属フィラメント
を撚り合わされた1×4または1×5の単撚り構造の金
属コードが使用されている。
【0003】このゴム補強用材料としての金属コードに
要求される品質特性には、ゴムとの接着性、耐食性、耐
疲労性、並びに他の種々の機械的性能(切断荷重、剛性
など)がある。これらのうち、耐食性に関しては、ゴム
中に埋設された金属コードにゴム未被覆部が存在する
と、タイヤが走行中に石や釘等を踏んで切り傷を受け、
その傷が金属コードまで達したとき、コードが傷を伝っ
て浸透する水分により短期間のうちに腐食し、コードの
切断荷重や耐疲労性が低下する。また、コードとゴムと
の接着性が低下し、剥離してタイヤのセパレーションに
よる品質トラブルを起こす恐れもある。
要求される品質特性には、ゴムとの接着性、耐食性、耐
疲労性、並びに他の種々の機械的性能(切断荷重、剛性
など)がある。これらのうち、耐食性に関しては、ゴム
中に埋設された金属コードにゴム未被覆部が存在する
と、タイヤが走行中に石や釘等を踏んで切り傷を受け、
その傷が金属コードまで達したとき、コードが傷を伝っ
て浸透する水分により短期間のうちに腐食し、コードの
切断荷重や耐疲労性が低下する。また、コードとゴムと
の接着性が低下し、剥離してタイヤのセパレーションに
よる品質トラブルを起こす恐れもある。
【0004】一般によく用いられる前述の1×4または
1×5のクローズドコードは、図4に示すような断面形
状をしており、コード中央部に空洞が存在する。このた
めに、これらの金属コードをゴム中に埋設すると、コー
ド内部にゴムが浸入せず、ゴムによる被覆がなされない
中空スペースが生じる。このような中空スペースを内部
にもつ金属コードとゴムの複合体は、水分の浸透で金属
コードの腐食や金属コードとゴム間のセパレーション等
の品質トラブルを起こすため短寿命となる。
1×5のクローズドコードは、図4に示すような断面形
状をしており、コード中央部に空洞が存在する。このた
めに、これらの金属コードをゴム中に埋設すると、コー
ド内部にゴムが浸入せず、ゴムによる被覆がなされない
中空スペースが生じる。このような中空スペースを内部
にもつ金属コードとゴムの複合体は、水分の浸透で金属
コードの腐食や金属コードとゴム間のセパレーション等
の品質トラブルを起こすため短寿命となる。
【0005】この問題を解決するために、ゴム未被覆部
を無くする金属コードの改良が試みられている。例え
ば、特開昭55−90962号では図5に示すように金
属フィラメント2相互間に隙間があるように撚り合わせ
たオープンコードが提案され、また、特公昭58−31
438号では図6に示すようにコード内部にほとんど空
洞が存在しない2(平行)+2コードが提案されて両者
ともタイヤ用の補強材料として既に実用化されている。
を無くする金属コードの改良が試みられている。例え
ば、特開昭55−90962号では図5に示すように金
属フィラメント2相互間に隙間があるように撚り合わせ
たオープンコードが提案され、また、特公昭58−31
438号では図6に示すようにコード内部にほとんど空
洞が存在しない2(平行)+2コードが提案されて両者
ともタイヤ用の補強材料として既に実用化されている。
【0006】一方、近年の環境保護の高まりから、自動
車の排ガス量を減らすための開発が種々行われている。
低燃費化は排ガス量の抑制に直結するのでこの面での開
発は特に盛んであり、自動車用タイヤにおいても転がり
抵抗の低減や重量減の観点から、軽量化の強い要求があ
る。このため、金属コードの直径を小さくし、さらに被
覆ゴムの厚さが薄くて済むようにコードの撚り構成を簡
素化する試みがなされている。例えば、特開昭62−1
17893号や特開昭62−234921号には、図2
に示すように2本の金属フィラメント2を撚り合わせた
だけの非常に簡素な1×2コードが提案されている。こ
のコードは、内部に空洞が存在しないのでフィラメント
接触部以外は埋設ゴムで被覆され、耐食性も極めて優れ
ているという特長を有している。また、特開平2−22
9286号には、2本の金属フィラメントの撚り合わせ
くせ付けの度合を適正範囲に設定することによって2本
の金属フィラメント間に部分的に隙間を設け、これによ
りゴム被覆率をさらに改善して耐食性を向上させた1×
2の改良コードが提案されている。
車の排ガス量を減らすための開発が種々行われている。
低燃費化は排ガス量の抑制に直結するのでこの面での開
発は特に盛んであり、自動車用タイヤにおいても転がり
抵抗の低減や重量減の観点から、軽量化の強い要求があ
る。このため、金属コードの直径を小さくし、さらに被
覆ゴムの厚さが薄くて済むようにコードの撚り構成を簡
素化する試みがなされている。例えば、特開昭62−1
17893号や特開昭62−234921号には、図2
に示すように2本の金属フィラメント2を撚り合わせた
だけの非常に簡素な1×2コードが提案されている。こ
のコードは、内部に空洞が存在しないのでフィラメント
接触部以外は埋設ゴムで被覆され、耐食性も極めて優れ
ているという特長を有している。また、特開平2−22
9286号には、2本の金属フィラメントの撚り合わせ
くせ付けの度合を適正範囲に設定することによって2本
の金属フィラメント間に部分的に隙間を設け、これによ
りゴム被覆率をさらに改善して耐食性を向上させた1×
2の改良コードが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記特開昭62−11
7893号や特開昭62−234921号に開示された
1×2コードは、埋設ゴムに被覆され耐食性に優れてい
るばかりでなく、最小単位の撚り本数で構成されている
ため自動車用タイヤの軽量化にも適しているが、一方で
は次の欠点を有する。即ち、実際に乗用車用タイヤにお
いて従来よく使用される1×4または1×5コードに代
えて1×2コードを使用する場合、金属コードの強力や
剛性等を考慮して撚り本数が少なくなった分を補うため
に従来よりもフィラメントの直径を大きくしたものが用
られる。また、1×2コードは図2の(b)、(c)か
らも分かるように、コードの横断面をみると、金属フィ
ラメント2が水平あるいは垂直に配列された形態となっ
ており、長手方向に凹凸の大きい不均一な構造となって
いる。
7893号や特開昭62−234921号に開示された
1×2コードは、埋設ゴムに被覆され耐食性に優れてい
るばかりでなく、最小単位の撚り本数で構成されている
ため自動車用タイヤの軽量化にも適しているが、一方で
は次の欠点を有する。即ち、実際に乗用車用タイヤにお
いて従来よく使用される1×4または1×5コードに代
えて1×2コードを使用する場合、金属コードの強力や
剛性等を考慮して撚り本数が少なくなった分を補うため
に従来よりもフィラメントの直径を大きくしたものが用
られる。また、1×2コードは図2の(b)、(c)か
らも分かるように、コードの横断面をみると、金属フィ
ラメント2が水平あるいは垂直に配列された形態となっ
ており、長手方向に凹凸の大きい不均一な構造となって
いる。
【0008】このようにフィラメントの直径が大きく、
また、長手方向に不均一な構造となっているとコードの
耐疲労性(曲げ疲労や圧縮疲労)が悪くなる。特に、乗
用車用タイヤのベルト部に使用した場合、急速な旋回時
に生じるタイヤベルト部のバックリング現象により金属
コードに圧縮応力が繰り返し負荷されるが、この繰り返
しバックリング現象に対する圧縮疲労性が悪いという問
題がある。
また、長手方向に不均一な構造となっているとコードの
耐疲労性(曲げ疲労や圧縮疲労)が悪くなる。特に、乗
用車用タイヤのベルト部に使用した場合、急速な旋回時
に生じるタイヤベルト部のバックリング現象により金属
コードに圧縮応力が繰り返し負荷されるが、この繰り返
しバックリング現象に対する圧縮疲労性が悪いという問
題がある。
【0009】そこで、本発明は、耐食性や軽量化に優れ
た1×2コードに関し、従来問題となっていた曲げ疲労
や圧縮疲労のような耐疲労性を改良した金属コードと、
このコードを補強材料として耐久性を向上させたタイ
ヤ、コンベヤベルト、高圧ホース等の複合体を提供しよ
うとするものである。
た1×2コードに関し、従来問題となっていた曲げ疲労
や圧縮疲労のような耐疲労性を改良した金属コードと、
このコードを補強材料として耐久性を向上させたタイ
ヤ、コンベヤベルト、高圧ホース等の複合体を提供しよ
うとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するために、2本の金属フィラメントを撚り合わ
せて成る金属コードであって、両金属フィラメントが撚
り合わせ状態において撚り合わせくせ(撚り合わせによ
る螺旋形状)以外に、ピッチpがコード撚りピッチPの
0.20〜0.50倍、フィラメント径方向の高さhが
0.05〜0.25mmで波の巻き方向が撚り合わせ方
向と同じ向きの擬似螺旋形状のくせを有するようにした
ものである。
を解決するために、2本の金属フィラメントを撚り合わ
せて成る金属コードであって、両金属フィラメントが撚
り合わせ状態において撚り合わせくせ(撚り合わせによ
る螺旋形状)以外に、ピッチpがコード撚りピッチPの
0.20〜0.50倍、フィラメント径方向の高さhが
0.05〜0.25mmで波の巻き方向が撚り合わせ方
向と同じ向きの擬似螺旋形状のくせを有するようにした
ものである。
【0011】このような金属コードは、撚り合わせる前
に、両金属フィラメントに好ましくはピッチp1が撚り
ピッチPの0.25〜0.55倍、フィラメント径方向
の高さh1が0.15〜0.40mmの二次元のくせを
施し、その後、両金属フィラメントをピッチp1が前述
のpに、高さh1がhに変わるように撚り合わせること
によって得られる。
に、両金属フィラメントに好ましくはピッチp1が撚り
ピッチPの0.25〜0.55倍、フィラメント径方向
の高さh1が0.15〜0.40mmの二次元のくせを
施し、その後、両金属フィラメントをピッチp1が前述
のpに、高さh1がhに変わるように撚り合わせること
によって得られる。
【0012】このときの撚り合わせピッチPは10mm
以上とし、フィラメントの直径は0.28〜0.40m
mの範囲であるのが好ましく、金属フィラメントの二次
元の事前のくせ付けは2本共施す必要がある。1本だけ
だと、外力をかけた時荷重負担が、くせを施していない
フィラメントに集中し、コードの切断荷重が低下した
り、耐疲労性が低下したりする。
以上とし、フィラメントの直径は0.28〜0.40m
mの範囲であるのが好ましく、金属フィラメントの二次
元の事前のくせ付けは2本共施す必要がある。1本だけ
だと、外力をかけた時荷重負担が、くせを施していない
フィラメントに集中し、コードの切断荷重が低下した
り、耐疲労性が低下したりする。
【0013】かかる金属コードを補強材として、天然ゴ
ム又は合成ゴムを主体とするゴム中に埋設して作られる
タイヤ、コンベヤベルト、高圧ホース等が本発明の複合
物であって、この複合物は同じ2本撚りコードを用いた
従来の複合物に比べて耐久性に優れる。
ム又は合成ゴムを主体とするゴム中に埋設して作られる
タイヤ、コンベヤベルト、高圧ホース等が本発明の複合
物であって、この複合物は同じ2本撚りコードを用いた
従来の複合物に比べて耐久性に優れる。
【0014】なお、金属フィラメントの表面には、ゴム
との接着性を良くするために、ブラス、銅、亜鉛、ある
いはブラスにCo,Ni,Sn等の元素を含んだ三元合
金等の金属めっきを被覆しておくのが望ましい。
との接着性を良くするために、ブラス、銅、亜鉛、ある
いはブラスにCo,Ni,Sn等の元素を含んだ三元合
金等の金属めっきを被覆しておくのが望ましい。
【0015】このように、2本の金属フィラメントを撚
り合わせ、撚り合わせ状態において2本の金属コードに
撚り合わせくせ以外に擬似螺旋波状のくせを保有させた
本発明の金属コードは、例えば、撚り合わせ前に一対の
噛み合わせ歯車の間に金属フィラメントを通過させるこ
とによって二次元の小さいくせを付加し、くせのついた
2本のフィラメントを撚り合わせる方法等により、比較
的簡単に製造することができる。
り合わせ、撚り合わせ状態において2本の金属コードに
撚り合わせくせ以外に擬似螺旋波状のくせを保有させた
本発明の金属コードは、例えば、撚り合わせ前に一対の
噛み合わせ歯車の間に金属フィラメントを通過させるこ
とによって二次元の小さいくせを付加し、くせのついた
2本のフィラメントを撚り合わせる方法等により、比較
的簡単に製造することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の金属コードは、図1に示
すように、2本の金属フィラメント1、1が撚り合わせ
た状態でコード撚りピッチよりも小さい擬似螺旋波状の
くせを有しているので、例えば乗用車用タイヤのトレッ
ド部に補強材料として使用した場合、悪路での曲げ変形
や急速旋回時のバックリング現象による座屈変形でコー
ドに単純曲げあるいは圧縮を伴う曲げが負荷されても、
各金属フィラメントに施された擬似螺旋波状のくせによ
るばね効果で外部エネルギーを吸収し、フィラメントに
加わる外力を緩和する働きがあり、繰り返し単純曲げあ
るいは圧縮曲げに対する耐疲労性が向上する。さらに、
特開昭62−117893号や特開昭62−23492
1号に開示されている2本撚りコードでは、各フィラメ
ントが連続的に相互接触する。これに対し、本発明のコ
ードは小さい擬似螺旋波状のくせを有しているので、不
連続な接触状態を呈しており、接触部間においてフィラ
メント相互間に隙間が生じている。この隙間を通してゴ
ムの浸透が行われるため前2者のコードに比べてゴム被
覆率が良くなり、より一層の耐食性向上を達成すること
ができる。また、フィラメント相互の接触部分が非常に
少なくなっているのでフレッチング摩耗が減少するとい
う利点もある。特開平2−229286号には2本の金
属フィラメント間に部分的に隙間を設けてゴム被覆率を
改善したオープンタイプの金属コードが開示されている
が、これは、本発明のように撚り合わせ以外の小さい擬
似螺旋波状のくせを施していないので耐疲労性が悪い。
すように、2本の金属フィラメント1、1が撚り合わせ
た状態でコード撚りピッチよりも小さい擬似螺旋波状の
くせを有しているので、例えば乗用車用タイヤのトレッ
ド部に補強材料として使用した場合、悪路での曲げ変形
や急速旋回時のバックリング現象による座屈変形でコー
ドに単純曲げあるいは圧縮を伴う曲げが負荷されても、
各金属フィラメントに施された擬似螺旋波状のくせによ
るばね効果で外部エネルギーを吸収し、フィラメントに
加わる外力を緩和する働きがあり、繰り返し単純曲げあ
るいは圧縮曲げに対する耐疲労性が向上する。さらに、
特開昭62−117893号や特開昭62−23492
1号に開示されている2本撚りコードでは、各フィラメ
ントが連続的に相互接触する。これに対し、本発明のコ
ードは小さい擬似螺旋波状のくせを有しているので、不
連続な接触状態を呈しており、接触部間においてフィラ
メント相互間に隙間が生じている。この隙間を通してゴ
ムの浸透が行われるため前2者のコードに比べてゴム被
覆率が良くなり、より一層の耐食性向上を達成すること
ができる。また、フィラメント相互の接触部分が非常に
少なくなっているのでフレッチング摩耗が減少するとい
う利点もある。特開平2−229286号には2本の金
属フィラメント間に部分的に隙間を設けてゴム被覆率を
改善したオープンタイプの金属コードが開示されている
が、これは、本発明のように撚り合わせ以外の小さい擬
似螺旋波状のくせを施していないので耐疲労性が悪い。
【0017】金属フィラメントに小さい波状のくせ付け
を施したコードとして、特開平2−307994号は、
3本以上の金属フィラメントの内、少なくとも1本のフ
ィラメントを、一対のかみ合い状歯車の歯面間に通して
ここでジグザグ状にくせ付けしたのち撚り合わせ、フィ
ラメント間に設けた隙間によってゴム浸透性を改善する
ことを提案しているが、この方法では全フィラメントに
ジグザグ状にくせを付加していないので、得られた金属
コードは切断荷重の低下や耐疲労性が著しく低下する。
実公昭60−6475号もスパイラル状にくせ付けした
金属フィラメントをラッピングワイヤで並行に束ねてフ
ィラメント間に隙間を生じさせた安価な金属コードを提
案しているが、これは撚り合わされていないので可撓性
が充分ではなく、タイヤ製造時の成型性やタイヤ走行時
の乗心地性が悪くなるという欠点がある。また、特公昭
63−63293号には、くせ付けされていない2本撚
りのコアの周りに螺旋状にくせ付けされた6本のフィラ
メントを撚り合わせた2層撚り構造の金属コードが開示
されているが、このコードは撚り本数が多いので自動車
タイヤの軽量化に適さず、コスト増にもつながる。さら
に、くせ付けされていない2本撚りのストランドをコア
として用いているので品質的にも問題がある。
を施したコードとして、特開平2−307994号は、
3本以上の金属フィラメントの内、少なくとも1本のフ
ィラメントを、一対のかみ合い状歯車の歯面間に通して
ここでジグザグ状にくせ付けしたのち撚り合わせ、フィ
ラメント間に設けた隙間によってゴム浸透性を改善する
ことを提案しているが、この方法では全フィラメントに
ジグザグ状にくせを付加していないので、得られた金属
コードは切断荷重の低下や耐疲労性が著しく低下する。
実公昭60−6475号もスパイラル状にくせ付けした
金属フィラメントをラッピングワイヤで並行に束ねてフ
ィラメント間に隙間を生じさせた安価な金属コードを提
案しているが、これは撚り合わされていないので可撓性
が充分ではなく、タイヤ製造時の成型性やタイヤ走行時
の乗心地性が悪くなるという欠点がある。また、特公昭
63−63293号には、くせ付けされていない2本撚
りのコアの周りに螺旋状にくせ付けされた6本のフィラ
メントを撚り合わせた2層撚り構造の金属コードが開示
されているが、このコードは撚り本数が多いので自動車
タイヤの軽量化に適さず、コスト増にもつながる。さら
に、くせ付けされていない2本撚りのストランドをコア
として用いているので品質的にも問題がある。
【0018】本発明の金属コードは、このような問題点
をも解決し、耐疲労性や耐食性を向上させており、ゴム
物品の耐久性改善に優れた効果を奏する。
をも解決し、耐疲労性や耐食性を向上させており、ゴム
物品の耐久性改善に優れた効果を奏する。
【0019】ここで、撚り合わせ状態での擬似螺旋波状
のくせについて、そのピッチpを金属コードの撚りピッ
チの0.20〜0.50倍、フィラメント径方向のくせ
付け高さhを0.05〜0.25mmとしたのは以下の
理由による。即ち、ピッチpが大き過ぎるとコード撚り
合わせ時に各種ガイドとの摩擦抵抗などによりくせが消
える傾向にあり、耐疲労性の向上効果が薄れる。また、
そのピッチpが小さ過ぎると金属フィラメントに付加さ
れる屈曲箇所が多くなってコード強力の低下が著しくな
ったり、フィラメント間隙間が小さ過ぎてゴムの浸透性
が低下したりする。
のくせについて、そのピッチpを金属コードの撚りピッ
チの0.20〜0.50倍、フィラメント径方向のくせ
付け高さhを0.05〜0.25mmとしたのは以下の
理由による。即ち、ピッチpが大き過ぎるとコード撚り
合わせ時に各種ガイドとの摩擦抵抗などによりくせが消
える傾向にあり、耐疲労性の向上効果が薄れる。また、
そのピッチpが小さ過ぎると金属フィラメントに付加さ
れる屈曲箇所が多くなってコード強力の低下が著しくな
ったり、フィラメント間隙間が小さ過ぎてゴムの浸透性
が低下したりする。
【0020】これらの不具合を回避する上での好ましい
値として、コード撚りピッチPの0.20〜0.50倍
のくせ付けピッチを選んだ。また、くせ付けの径方向の
大きさ(くせ付け高さ)hは、大きくなるに従い外力に
対する緩和作用も増大し耐疲労性向上に効果があるの
で、波状のくせ付けを施した金属フィラメント間にゴム
が浸透できる隙間の大きさを考慮して、その下限を0.
05mmとした。また、このくせ付け高さhが過大であ
るとコード径が大きくなったり、コードの撚り均一性の
維持が難しくなったりするので、直径が一般的な範囲に
ある金属フィラメントを用いてコードの撚りピッチを上
記の範囲に定めるケースでの上限を0.25mmとし
た。
値として、コード撚りピッチPの0.20〜0.50倍
のくせ付けピッチを選んだ。また、くせ付けの径方向の
大きさ(くせ付け高さ)hは、大きくなるに従い外力に
対する緩和作用も増大し耐疲労性向上に効果があるの
で、波状のくせ付けを施した金属フィラメント間にゴム
が浸透できる隙間の大きさを考慮して、その下限を0.
05mmとした。また、このくせ付け高さhが過大であ
るとコード径が大きくなったり、コードの撚り均一性の
維持が難しくなったりするので、直径が一般的な範囲に
ある金属フィラメントを用いてコードの撚りピッチを上
記の範囲に定めるケースでの上限を0.25mmとし
た。
【0021】一方、撚り合わせ状態で小さな波状のくせ
を保有させるために撚り合わせ前に行う二次元のくせ付
けについて、ピッチp1が撚りピッチPの0.25〜
0.55倍の範囲にするのが好ましいとしたのは以下の
理由による。本発明の金属コードは、二度撚り撚線機で
撚り合わせるのが効果的である。そこで、撚り合わせ前
の二次元の波状のくせ付けピッチp1は撚り合わせ時の
撚りピッチPなる付加量を考慮して撚り合わせ後のくせ
付けピッチpよりも大きくし、上限は撚りピッチPより
大きくなると消滅し易くなるため、撚りピッチPの0.
25〜0.55倍とした。また、撚り合わせ前に行う二
次元のくせ付けにおいて、フィラメント径方向のくせ付
け高さh1を0.15〜0.40mmの範囲によるのが
好ましいとしたのは、くせ付け高さh1は、撚り合わせ
過程でくせ付けピッチの減少に伴い小さくなると共に、
撚り合わせローラや撚り合わせ後の伸直ローラ等の接触
によるしごきでさらに低下するので、これらの低下量を
考慮して撚り合わせ状態のくせ付け高さhより大きくし
たためである。
を保有させるために撚り合わせ前に行う二次元のくせ付
けについて、ピッチp1が撚りピッチPの0.25〜
0.55倍の範囲にするのが好ましいとしたのは以下の
理由による。本発明の金属コードは、二度撚り撚線機で
撚り合わせるのが効果的である。そこで、撚り合わせ前
の二次元の波状のくせ付けピッチp1は撚り合わせ時の
撚りピッチPなる付加量を考慮して撚り合わせ後のくせ
付けピッチpよりも大きくし、上限は撚りピッチPより
大きくなると消滅し易くなるため、撚りピッチPの0.
25〜0.55倍とした。また、撚り合わせ前に行う二
次元のくせ付けにおいて、フィラメント径方向のくせ付
け高さh1を0.15〜0.40mmの範囲によるのが
好ましいとしたのは、くせ付け高さh1は、撚り合わせ
過程でくせ付けピッチの減少に伴い小さくなると共に、
撚り合わせローラや撚り合わせ後の伸直ローラ等の接触
によるしごきでさらに低下するので、これらの低下量を
考慮して撚り合わせ状態のくせ付け高さhより大きくし
たためである。
【0022】なお、擬似螺旋波状くせのくせ付けピッチ
及びくせ付け高さは図3に示すように定義するものであ
る。
及びくせ付け高さは図3に示すように定義するものであ
る。
【0023】金属フィラメントの直径は通常0.1〜
0.5mmの範囲のものが用いられる。本発明のように
2本の金属フィラメントを撚り合わせた金属コードでは
フィラメント直径は0.28〜0.40mmの範囲がよ
り好ましい。また異径の金属フィラメントを撚り合わせ
てもよい。さらに、各金属フィラメントの撚りピッチも
5〜20mmの範囲で同一にするのが望ましい。5mm
未満ではコード製造時の生産性が低下し、逆に20mm
を越えるとコード切断時の端末ばらけや可撓性の低下が
生じる。
0.5mmの範囲のものが用いられる。本発明のように
2本の金属フィラメントを撚り合わせた金属コードでは
フィラメント直径は0.28〜0.40mmの範囲がよ
り好ましい。また異径の金属フィラメントを撚り合わせ
てもよい。さらに、各金属フィラメントの撚りピッチも
5〜20mmの範囲で同一にするのが望ましい。5mm
未満ではコード製造時の生産性が低下し、逆に20mm
を越えるとコード切断時の端末ばらけや可撓性の低下が
生じる。
【0024】本発明のように2本撚りの場合、実用的に
は10〜16mmの撚りピッチが望ましい。
は10〜16mmの撚りピッチが望ましい。
【0025】
【実施例】直径が0.3mmのブラスめっきした金属フ
ィラメント2本を用いて、撚りピッチ14mmで撚り合
わせ、図1に示すような構造の擬似螺旋波付きコード
(S・C)3を作成した(実施例1)。このコードは、
撚り合わせ状態で2本の金属フィラメント1、1が、撚
りによるくせの外に、径方向くせ付け高さが共に0.0
7mm、くせ付けピッチがコード撚りピッチの0.24
倍のくせを有し、二重の螺旋を描いた状態になってい
る。即ち、各金属フィラメントは、径dの円に内接して
コード撚りピッチの0.24倍のピッチで不規則な擬似
螺旋を描き、一方、径dの円はコード径を決める径Dの
円に内接してコードの撚りピッチ(ここでは14mm)
で螺旋を描くため、フィラメントの各々は二重螺旋を描
くことになる。
ィラメント2本を用いて、撚りピッチ14mmで撚り合
わせ、図1に示すような構造の擬似螺旋波付きコード
(S・C)3を作成した(実施例1)。このコードは、
撚り合わせ状態で2本の金属フィラメント1、1が、撚
りによるくせの外に、径方向くせ付け高さが共に0.0
7mm、くせ付けピッチがコード撚りピッチの0.24
倍のくせを有し、二重の螺旋を描いた状態になってい
る。即ち、各金属フィラメントは、径dの円に内接して
コード撚りピッチの0.24倍のピッチで不規則な擬似
螺旋を描き、一方、径dの円はコード径を決める径Dの
円に内接してコードの撚りピッチ(ここでは14mm)
で螺旋を描くため、フィラメントの各々は二重螺旋を描
くことになる。
【0026】また、同じ金属フィラメントを用いて撚り
合わせ状態でのくせ付け高さが0.12mm、くせ付け
ピッチがコード撚りピッチの0.41倍となるS・C
(実施例2)、くせ付け高さが0.17mm、くせ付け
ピッチがコード撚りピッチの0.20倍となるS・C
(実施例3)、並びにくせ付け高さが0.04mm、く
せ付けピッチがコード撚りピッチの0.56倍となるS
・C(比較例2)も作った。
合わせ状態でのくせ付け高さが0.12mm、くせ付け
ピッチがコード撚りピッチの0.41倍となるS・C
(実施例2)、くせ付け高さが0.17mm、くせ付け
ピッチがコード撚りピッチの0.20倍となるS・C
(実施例3)、並びにくせ付け高さが0.04mm、く
せ付けピッチがコード撚りピッチの0.56倍となるS
・C(比較例2)も作った。
【0027】さらに、比較例1として図2に示す従来の
1×2×0.30の撚り構造のコンパクトコード(C・
C)4も用意した。
1×2×0.30の撚り構造のコンパクトコード(C・
C)4も用意した。
【0028】また、直径が0,28mmのブラスめっき
した金属フィラメント2本を用いて、撚りピッチ12m
mで撚り合わせ、上記と同様の擬似螺旋波付きコード
(S・C)を作成した(実施例4)。
した金属フィラメント2本を用いて、撚りピッチ12m
mで撚り合わせ、上記と同様の擬似螺旋波付きコード
(S・C)を作成した(実施例4)。
【0029】このコードは、撚り合わせ状態で2本の金
属フィラメント1、1が、径方向くせ付け高さが共に
0.06mm、くせ付けピッチがコード撚りピッチの
0.23倍のくせを有し、二重の螺旋を描いた状態にな
っている。
属フィラメント1、1が、径方向くせ付け高さが共に
0.06mm、くせ付けピッチがコード撚りピッチの
0.23倍のくせを有し、二重の螺旋を描いた状態にな
っている。
【0030】また同じ金属フィラメントを用いて撚り合
わせ状態でのくせ付け高さが0.14mm、くせ付けピ
ッチがコード撚りピッチの0.37倍となるS・C(実
施例5)、くせ付け高さが0.20mm、くせ付けピッ
チがコード撚りピッチの0.25倍となるS・C(実施
例6)並びにくせ付け高さが0.05mm、くせ付けピ
ッチがコード撚りピッチの0.57倍となるS・C(比
較例4)も作った。
わせ状態でのくせ付け高さが0.14mm、くせ付けピ
ッチがコード撚りピッチの0.37倍となるS・C(実
施例5)、くせ付け高さが0.20mm、くせ付けピッ
チがコード撚りピッチの0.25倍となるS・C(実施
例6)並びにくせ付け高さが0.05mm、くせ付けピ
ッチがコード撚りピッチの0.57倍となるS・C(比
較例4)も作った。
【0031】さらに、比較例3として図2に示す従来の
1×2×0.28の撚り構造のコンパクトコード(C・
C)4も用意した。
1×2×0.28の撚り構造のコンパクトコード(C・
C)4も用意した。
【0032】次に、これ等の試料を用いて、耐食性の代
用特性であるゴム中に埋設したときのゴム被覆率を測定
し、また、耐疲労性の代用特性としてコード単体での屈
曲疲労試験、並びにコードとゴムの複合体についてのコ
ード軸方向圧縮疲労試験を実施した。その結果を表1に
示す。
用特性であるゴム中に埋設したときのゴム被覆率を測定
し、また、耐疲労性の代用特性としてコード単体での屈
曲疲労試験、並びにコードとゴムの複合体についてのコ
ード軸方向圧縮疲労試験を実施した。その結果を表1に
示す。
【0033】同表から判るように、実施例1〜6は、比
較例1、3の従来コードに比べてゴム浸透性が改善さ
れ、ゴム被覆率が非常に良くなっている。また、屈曲疲
労試験及び圧縮疲労試験による耐疲労性も比較例1、2
又は3、4より優れた結果が得られている。
較例1、3の従来コードに比べてゴム浸透性が改善さ
れ、ゴム被覆率が非常に良くなっている。また、屈曲疲
労試験及び圧縮疲労試験による耐疲労性も比較例1、2
又は3、4より優れた結果が得られている。
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の金属コー
ドは、撚り合わせ後に小さい擬似螺旋波状のくせを保有
する2本の金属フィラメントから構成されているので、
単純曲げや圧縮曲げによる耐疲労性が向上し、さらにフ
ィラメント間に設けられた隙間によりゴム被覆率が改善
され耐食性向上やフレッチング摩耗減少にも効果があ
る。従って、上記の金属コードとゴムによって構成され
るタイヤ、コンベヤベルト、高圧ホースなどの複合体
は、耐疲労性、耐食性が高まって耐久性が向上し、軽量
化も実現できる。
ドは、撚り合わせ後に小さい擬似螺旋波状のくせを保有
する2本の金属フィラメントから構成されているので、
単純曲げや圧縮曲げによる耐疲労性が向上し、さらにフ
ィラメント間に設けられた隙間によりゴム被覆率が改善
され耐食性向上やフレッチング摩耗減少にも効果があ
る。従って、上記の金属コードとゴムによって構成され
るタイヤ、コンベヤベルト、高圧ホースなどの複合体
は、耐疲労性、耐食性が高まって耐久性が向上し、軽量
化も実現できる。
【図1】本発明の金属コードの一例を示す図であり、
(a)は外観を、(b)は(a)のb−b線部の断面
を、(c)は同じくc−c線部の断面を表わしている。
(a)は外観を、(b)は(a)のb−b線部の断面
を、(c)は同じくc−c線部の断面を表わしている。
【図2】従来の2本撚りコンパクトコードを示す図であ
り、(a)は外観を、(b)は(a)のb−b線部の断
面を、(c)は同じくc−c線部の断面を表わしてい
る。
り、(a)は外観を、(b)は(a)のb−b線部の断
面を、(c)は同じくc−c線部の断面を表わしてい
る。
【図3】擬似螺旋波状のくせ付けを施した金属フィラメ
ントの平面模式図。
ントの平面模式図。
【図4】1×5のクローズドコードの断面図(a)と、
1×4のクローズドコードの断面図(b)。
1×4のクローズドコードの断面図(b)。
【図5】1×5のオープンコードの断面図。
【図6】2(平行)+2コードの断面図。
1・・・小さい擬似螺旋波状のくせ付けをした金属フィ
ラメント 2・・・小さい擬似螺旋波状のくせ付けをしていない金
属フィラメント 3・・・金属コード(S・C) 4・・・金属コード(C・C)
ラメント 2・・・小さい擬似螺旋波状のくせ付けをしていない金
属フィラメント 3・・・金属コード(S・C) 4・・・金属コード(C・C)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60C 9/00 F16L 11/08 A F16L 11/08 B29C 67/14 P
Claims (5)
- 【請求項1】 2本の金属フィラメントを撚り合わせて
なる金属コードであって、両金属フィラメントが撚り合
わせ状態において、撚り合わせくせ以外にピッチpがコ
ード撚りピッチPの0.20〜0.50倍、フィラメン
ト径方向の高さhが0.05〜0.25mmで波の巻き
方向が撚り合わせ方向と同じ向きの擬似螺旋波状のくせ
を有していることを特徴とする金属コード。 - 【請求項2】 前記金属フィラメントは、ピッチp1が
撚りピッチPの0.25〜0.55倍、フィラメント径
方向の高さh1が0.15〜0.40mmの二次元のく
せを事前に施してこれらを撚り合わせてある請求項1記
載の金属コード。 - 【請求項3】 前記金属フィラメントの撚り合わせピッ
チPが10mm以上である請求項1又は請求項2記載の
金属コード。 - 【請求項4】 前記金属フィラメントの直径が0.28
〜0.40mmの範囲である請求項1〜3のいずれか1
項に記載の金属コード。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の金
属コードを補強材として天然ゴム又は合成ゴムを主体と
するゴム中に埋設して作られているタイヤ、コンベヤベ
ルト、高圧ホース等の複合物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8082171A JPH09273090A (ja) | 1996-04-04 | 1996-04-04 | 金属コード及びこれとゴムとの複合物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8082171A JPH09273090A (ja) | 1996-04-04 | 1996-04-04 | 金属コード及びこれとゴムとの複合物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09273090A true JPH09273090A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=13766993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8082171A Pending JPH09273090A (ja) | 1996-04-04 | 1996-04-04 | 金属コード及びこれとゴムとの複合物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09273090A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012036927A (ja) * | 2010-08-04 | 2012-02-23 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴムホース |
| CN114811207A (zh) * | 2021-01-28 | 2022-07-29 | 横滨橡胶株式会社 | 软管用金属线的规格决定方法及软管 |
-
1996
- 1996-04-04 JP JP8082171A patent/JPH09273090A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012036927A (ja) * | 2010-08-04 | 2012-02-23 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴムホース |
| CN114811207A (zh) * | 2021-01-28 | 2022-07-29 | 横滨橡胶株式会社 | 软管用金属线的规格决定方法及软管 |
| CN114811207B (zh) * | 2021-01-28 | 2023-11-10 | 横滨橡胶株式会社 | 软管用金属线的规格决定方法及软管 |
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