JPH09274716A - 磁気記録媒体、及びその製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体、及びその製造方法

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JPH09274716A
JPH09274716A JP8116096A JP8116096A JPH09274716A JP H09274716 A JPH09274716 A JP H09274716A JP 8116096 A JP8116096 A JP 8116096A JP 8116096 A JP8116096 A JP 8116096A JP H09274716 A JPH09274716 A JP H09274716A
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magnetic
recording medium
film
magnetic recording
magnetic film
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JP8116096A
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English (en)
Inventor
Junko Ishikawa
准子 石川
Katsumi Sasaki
克己 佐々木
Hirohide Mizunoya
博英 水野谷
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐蝕性、及びヘッドタッチに優れた磁気記録
媒体を提供することである。 【解決手段】 支持体上に金属薄膜型の磁性膜が設けら
れてなる磁気記録媒体であって、前記磁性膜中にCo2
O3 が存在する磁気記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体に関
する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】磁気テープなどの磁気
記録媒体においては、高密度記録化の要請から、支持体
上に設けられる磁性層として、バインダ樹脂を用いた塗
布型のものではなく、バインダ樹脂を用いない金属薄膜
型のものが提案されている。すなわち、無電解メッキな
どの湿式メッキ手段、真空蒸着、スパッタリングあるい
はイオンプレーティングなどの乾式メッキ手段により磁
性膜を形成した磁気記録媒体が提案されている。そし
て、この種の磁気記録媒体は磁性体の充填密度が高く、
高密度記録に適したものである。尚、磁性膜の材料とし
ては、例えばCo,Co−Ni合金などのCo系材料が
有る。
【0003】しかし、金属薄膜型の磁性膜は耐蝕性に劣
る。この為、表面酸化が行われている。例えば、Coを
主体とする磁性薄膜を有し、該磁性薄膜の少なくとも表
面部にCo3 O4 が存在する磁気記録媒体が提案(特開
昭60−160027号公報)されている。又、磁性膜
の表面近傍を除き、支持体から遠ざかるにつれて磁性膜
中の酸素原子量が漸増する磁気記録媒体が提案(特開昭
58−83327号公報)されている。又、磁性薄膜の
表面からその近傍では磁性金属の酸化物結晶が形成さ
れ、該層の膜厚方向に連続して、前記金属および金属酸
化物が混在している層が形成され、該混在している層で
は各膜厚深さにおいて金属および金属酸化物を形成する
全金属原子に対する酸化物形成金属原子の割合αが磁性
薄膜の表面から膜厚方向に連続的に減少している磁気記
録媒体が提案(特開昭60−171622号公報)され
ている。又、Co系合金と酸素よりなる磁性薄膜を有
し、前記薄膜の厚み方向に対し磁性薄膜表面部に最も酸
素の多い部分を設けると共に、前記薄膜の表面部と支持
体と接触する面との間に酸素の成分比が高くなる部分を
設けた磁気記録媒体が提案(特公平5−3048号公
報)されている。
【0004】上記提案の磁気記録媒体は耐蝕性の向上が
謳われている。しかし、磁気記録媒体として必要な条件
は、耐蝕性のみでなく、ヘッドタッチ、即ち記録再生特
性も良いことが必要不可欠である。そして、上記提案の
ものは、ヘッドタッチが充分なものでない。従って、本
発明が解決しようとする課題は、耐蝕性、及びヘッドタ
ッチ(記録再生特性)に優れた磁気記録媒体を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記本発明の課題は、支
持体上に金属薄膜型の磁性膜が設けられてなる磁気記録
媒体であって、前記磁性膜中にCo2 O3 が存在するこ
とを特徴とする磁気記録媒体によって解決される。
【0006】特に、支持体上に金属薄膜型の磁性膜が設
けられてなる磁気記録媒体であって、前記磁性膜中にC
o2 O3 が存在すると共に、前記磁性膜の上層部にCo
3 O 4 が存在することを特徴とする磁気記録媒体によっ
て解決される。尚、上記の磁気記録媒体において、Co
2 O3 は磁性膜の上層部以外の部分に存在するのが好ま
しい。特に、磁性膜の下層部に主として存在するものが
好ましい。そして、磁性膜中におけるCo2 O3 の割合
が4〜50%であるものが好ましい。より具体的には、
全磁性膜中におけるCo2 O3 の割合が5〜15%であ
り、かつ、磁性膜の厚さの7/20の深さから下面まで
の部分において全Co2O3 の50%以上が存在するも
のが好ましい。
【0007】又、磁性膜の上面から磁性膜の厚さの1/
20の深さまでの部分におけるCo 3 O4 の割合が30
〜100%であるものが好ましい。特に、全磁性膜中に
おけるCo3 O4 の割合が10〜50%であり、かつ、
磁性膜の上面から磁性膜の厚さの1/20の深さまでの
部分におけるCo3 O4 の割合が30〜100%である
ものが好ましい。
【0008】上記Co2 O3 の結晶粒子は、その粒径が
50〜150Å、特に70〜100Åであるものが好ま
しく、又、Co3 O4 の結晶粒子は、その粒径が50〜
150Å、特に70〜100Åであるものが好ましい。
すなわち、上記のように構成させていると、Co2 O3
結晶粒子は空隙率が大きなものである為、クッション効
果を発揮することから、金属薄膜型の磁性膜の場合にあ
っては、ヘッドタッチを向上させるようになる。そし
て、磁気ヘッドに対する当たりが良いことから、例えば
再生波形が綺麗であり、再生特性が良いものとなる。
【0009】又、酸化によって耐蝕性も向上する。特
に、磁性膜の上層部にCo3 O4 結晶粒子が存在(従っ
て、Co2 O3 結晶粒子は磁性膜の上層部以外の部分に
主として存在)するタイプのものは、Co3 O4 が耐蝕
性に富むことから、耐蝕性も向上する。又、前記本発明
の課題は、支持体上にCo系粒子を堆積させる工程と、
支持体上にCo系粒子が堆積し始める初期段階において
冷却した酸化性ガスを供給する工程と、支持体上にCo
系粒子が堆積し終わる終期段階において加熱した酸化性
ガスを供給する工程とを具備することを特徴とする磁気
記録媒体の製造方法によって解決される。
【0010】尚、冷却した酸化性ガスは−150〜5℃
に冷却されたものであり、加熱した酸化性ガスが80〜
200℃に加熱されたものが好ましい。そして、冷却し
た酸化性ガスの供給量は10〜500sccmであり、
加熱した酸化性ガスの供給量が10〜500sccmで
あるのが好ましい。このようにして金属薄膜型Co系磁
性膜を成膜することにより、上記特徴の磁性膜が得られ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の磁気記録媒体は、支持体
上に金属薄膜型の磁性膜が設けられてなる磁気記録媒体
であって、前記磁性膜中にCo2 O3 が存在する。特
に、支持体上に金属薄膜型の磁性膜が設けられてなる磁
気記録媒体であって、前記磁性膜中にCo2 O3 が存在
すると共に、前記磁性膜の上層部にCo3 O4 が存在す
る。尚、上記の磁気記録媒体において、Co2 O3 は磁
性膜の上層部以外の部分に存在する。特に、磁性膜の下
層部に主として存在する。磁性膜中におけるCo2 O3
の割合は4〜50%(特に、5〜20%)である。特
に、全磁性膜中におけるCo 2 O3 の割合が4〜50%
(特に、5〜20%)であり、かつ、磁性膜の厚さの7
/20の深さから下面までの部分において全Co2 O3
の50%以上(特に、70〜100%)が存在する。
又、磁性膜の上面から磁性膜の厚さの1/20の深さま
での部分におけるCo3 O4 の割合が30〜100%で
ある。特に、全磁性膜中におけるCo3 O4 の割合が1
0〜50%(特に、15〜30%)であり、かつ、磁性
膜の上面から磁性膜の厚さの1/20の深さまでの部分
におけるCo3 O4 の割合が30〜100%(特に、6
0〜100%)である。特に、支持体上にCo系磁性膜
が設けられてなる磁気記録媒体であって、前記Co系磁
性膜の上面からCo系磁性膜の厚さの1/20の深さま
での部分にあってはCo3 O 4 の割合が65〜100%
(特に、75〜100%)であり、前記Co系磁性膜の
厚さの1/20の深さから2/20の深さまでの部分に
あってはCo3 O4 の割合が50〜90%(特に、60
〜80%)であり、前記Co系磁性膜の厚さの2/20
の深さから4/20の深さまでの部分にあってはCo3
O4 の割合が30〜80%(特に、40〜55%)であ
り、前記Co系磁性膜の厚さの4/20の深さから16
/20の深さまでの部分にあっては金属Coの割合が3
0〜70%(特に、40〜60%)であり、前記Co系
磁性膜の厚さの16/20の深さから18/20の深さ
までの部分にあってはCo2 O3 の割合が30〜80%
(特に、40〜55%)であり、前記Co系磁性膜の厚
さの18/20の深さから19/20の深さまでの部分
にあってはCo2 O3 の割合が50〜90%(特に、6
0〜80%)であり、前記Co系磁性膜の厚さの19/
20の深さから下面までの部分にあってはCo2 O3 の
割合が65〜100%(特に、75〜100%)であ
り、そして全磁性膜中の金属Coの割合が46〜86%
(特に、50〜70%)、全磁性膜中のCo2 O3 の割
合が4〜50%(特に、15〜20%)、全磁性膜中の
Co3 O4 の割合が4〜50%(特に、15〜30%)
である。Co2 O3 の結晶粒子は、その粒径が50〜1
50Å、特に70〜100Åである。又、Co3 O4 の
結晶粒子は、その粒径が50〜150Å、特に70〜1
00Åである。
【0012】尚、本明細書において、Co2 O3 の割合
とは、断面TEM切片にプローブ径を30Åに集束して
任意の数点に照射し、得られた電子線回折像からCo2
O3の結晶と判定された点の全点に対する割合である。
Co3 O4 の割合とは、断面TEM切片にプローブ径を
30Åに集束して任意の数点に照射し、得られた電子線
回折像からCo3 O4 の結晶と判定された点の全点に対
する割合である。Coの割合とは、断面TEM切片にプ
ローブ径を30Åに集束して任意の数点に照射し、得ら
れた電子線回折像からCoの結晶と判定された点の全点
に対する割合である。
【0013】磁気記録媒体、特に上記特徴の磁気記録媒
体は、支持体上にCo系粒子を堆積させる工程と、支持
体上にCo系粒子が堆積し始める初期段階において冷却
した酸化性ガスを供給する工程と、支持体上にCo系粒
子が堆積し終わる終期段階において加熱した酸化性ガス
を供給する工程とを具備する。冷却した酸化性ガスは−
150〜5℃に冷却されたものであり、加熱した酸化性
ガスは80〜200℃に加熱されたものである。又、冷
却した酸化性ガスの供給量は10〜500sccmであ
り、加熱した酸化性ガスの供給量は10〜500scc
mである。
【0014】すなわち、図1に示す装置によって得られ
る。図1中、1は支持体、2aは支持体1の供給側ロー
ル、2bは支持体1の巻取側ロール、3は冷却キャンロ
ール、4はルツボ(容器)、5は容器4内に充填された
Co系金属材料、6は電子銃、7は遮蔽板、8は真空槽
である。尚、この蒸着装置、特に斜め蒸着装置は従来か
らも知られているから、詳細は省略する。本装置の特徴
は、ノズル9a,9bに有る。ノズル9aは、容器4内
に充填されたCo系金属材料から蒸発したCo系粒子が
冷却キャンロール3に案内される支持体1に蒸着し始め
る位置に向けて設置されており、蒸着し始めたCo系粒
子(蒸着初期のCo系蒸着膜、Co系磁性膜の下層部)
に向けて冷却された酸素ガス等の酸化性ガスが供給され
る。ノズル9bは、容器4内に充填されたCo系金属材
料から蒸発したCo系粒子が冷却キャンロール3に案内
される支持体1に蒸着し終わる位置に向けて設置されて
おり、蒸着し終わるCo系粒子(蒸着終期のCo系蒸着
膜、Co系磁性膜の上層部)に向けて加熱された酸素ガ
ス等の酸化性ガスが供給される。この装置を用いて、支
持体上にCo系粒子を堆積させると共に、支持体上にC
o系粒子が堆積し始める初期段階において冷却酸素ガス
を供給し、かつ、Co系粒子が堆積し終わる終期段階に
おいて加熱酸素ガスを供給することにより、上記した特
徴の磁気記録媒体が得られる。
【0015】本発明における磁気記録媒体の支持体1と
しては、磁性を有するものでも、非磁性のものでも良
い。代表的なものとして、ポリエチレンテレフタレート
(PET)、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンナフタレート、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレ
フタレート、ポリエチレンビスフェノキシカルボキシレ
ート等のポリエステル類、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等のポリオレフィン類、セルロースアセテートブチレ
ート、セルロースアセテートプロピオネート等のセルロ
ース誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等の
ビニル系樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート等の非磁
性のプラスチック材料が挙げられる。勿論、これらに限
定されるものではない。又、各種の処理が行われること
が有る。例えば、コロナ放電、あるいはその他適宜な手
段による表面処理がなされる。又、接着性向上の為のポ
リエステルやポリウレタンあるいはオリゴマー等が塗布
されても良い。
【0016】この支持体1上に斜め蒸着法により金属薄
膜型の磁性膜が設けられる。尚、磁性膜は一層であって
も、二層以上であっても良い。しかし、少なくとも一層
に上記特徴の磁性膜が有る。尚、二層以上の磁性膜があ
る場合、上層側に本発明の特徴の磁性膜が有るのが好ま
しい。本発明の磁性膜を構成する材料としては、例えば
Co,Co−Ni合金、Co−Pt合金、Co−Ni−
Pt合金、Co−Ni−Fe−B合金、Co−Cr合金
等が用いられる。磁性膜は、その厚さ(平均厚さ)が6
00〜5000Åである。従って、所謂、バインダ樹脂
を用いない金属薄膜型のものである。
【0017】斜め蒸着等で設けられた最上層の磁性膜の
上には保護膜が必要に応じて設けられる。この保護膜を
構成する材料として、例えばAl,Si,Ti,Cr,
Zr,Nb,Mo,Ta,W等の金属の酸化物、窒化
物、炭化物あるいはダイヤモンドライクカーボンやボロ
ンナイトライド等が用いられる。成膜方法としてCVD
(ケミカルベーパーデポジション)やPVD(フィジカ
ルベーパーデポジション)が用いられる。保護膜の厚さ
は10〜500Å、特に30〜200Å程度である。
【0018】最上層の磁性膜、保護膜が設けられた場合
には、保護膜の上に潤滑剤の膜が設けられる。例えば、
フッ素系潤滑剤の膜が浸漬あるいは超音波噴霧などの手
段により20〜70Å程度の厚さ設けられる。潤滑剤と
しては、例えば-(C(R)F-CF2-O)p - (但し、RはF,C
F3 ,CH3 などの基)、特にHOOC-CF2(O-C2F4)p (OCF
2) q -OCF2-COOH ,F-(CF2CF2CF2O)n -CF2CF2COOH と言
ったようなカルボキシル基変性パーフロオロポリエーテ
ル、HOCH2-CF2(O-C2F4) p (OCF2) q -OCF2-CH2OH,HO-
(C2H4-O) m -CH2-(O-C2F4) p (OCF2) q -OCH2-(OCH2C
H2)n -OH ,F-(CF2CF2CF2O)n -CF2CF2CH2OHと言ったよ
うなアルコール変性パーフロオロポリエーテル、又、分
子の一方に、又は、一部にアルキル基などの飽和炭化水
素基、あるいは不飽和炭化水素基、若しくは芳香族炭化
水素基、その他の官能基が付いたもの等が挙げられる。
具体的には、モンテカチーニ社のFOMBLIN Z
DIACやFOMBLIN Z DOL、ダイキン工業
社のデムナムSA等がある。
【0019】支持体の他面側にはバックコート膜が設け
られる。バックコート膜を塗布により構成する場合は、
粒径10〜100nmのカーボンブラックを塩ビ系、ウ
レタン系等のバインダ樹脂中に分散させ、グラビア方
式、リバース方式あるいはダイ塗工方式等で乾燥後の厚
さが0.4〜1μmとなるよう塗布する。バックコート
膜を蒸着などのPVD手段で構成する場合は、Al−C
u合金などの金属材料を蒸発源に置き、蒸発金属粒子を
0.05〜1μmの厚さ堆積させる。そして、このよう
なバックコート膜の上には、走行性や耐久性を向上させ
る為に、トップコート層を設けても良い。
【0020】
【実施例1】図1に示す装置を用い、−20℃の冷却キ
ャンロール3に沿って5m/minで走行する6μm厚
のPETフィルム上にCo金属粒子を蒸着させた。ノズ
ル9aから−50℃に冷却した酸素ガスが100scc
m、ノズル9bから150℃に加熱した酸素ガスが15
0sccm導入された。真空槽8内の真空度は2×10
-5Torrとなるよう排気されている。この斜め蒸着で
成膜された磁性膜は、厚さが2000Åであった。そし
て、磁性膜の断面TEM像によれば、粒径50〜90Å
の結晶粒子が観察された。プローブ径を30Åに集束し
た電子線を磁性膜の各結晶粒子に照射し、各々の電子線
回折により調べた結果を表−1に示す。
【0021】 表−1 表面からの深さ 表面(0Å) Co3 O4 Co3 O4 CoO Co3 O4 CoO 200Å CoO Co Co CoO Co3 O4 400Å CoO Co Co Co CoO 600Å CoO CoO Co Co Co 800Å Co Co Co2 O3 Co CoO 1000Å Co2 O3 Co CoO CoO Co 1200Å Co Co2 O3 Co CoO Co2 O3 1400Å CoO Co2 O3 Co Co2 O3 Co 1600Å Co2 O3 Co2 O3 Co2 O3 Co CoO 1800Å Co2 O3 CoO Co2 O3 Co2 O3 Co 2000Å(支持体との界面) 上記斜め蒸着で成膜された磁性膜の上に80Å厚のダイ
ヤモンドライクカーボン膜を設け、この上に20Å厚の
潤滑剤膜を設けた。そして、PETフィルムの反対側の
面に0.5μm厚さのバックコート膜を設け、この後8
mm幅にスリットして8mmVTR用磁気テープを得
た。
【0022】
【実施例2】実施例1において、ノズル9aから−50
℃に冷却した酸素ガスを150sccm、ノズル9bか
ら80℃に加熱した酸素ガスを100sccmとし、か
つ、磁性膜の厚さを1900Åとした以外は実施例1に
準じて行い、8mmVTR用磁気テープを得た。
【0023】
【実施例3】実施例1において、ノズル9aから−10
0℃に冷却した酸素ガスを50sccm、ノズル9bか
ら150℃に加熱した酸素ガスを50sccmとした以
外は実施例1に準じて行い、8mmVTR用磁気テープ
を得た。
【0024】
【比較例1】実施例1において、ノズル9aから酸素ガ
スを導入せず、ノズル9bから20℃の酸素ガスを10
0sccm導入した以外は実施例1に準じて行い、8m
mVTR用磁気テープを得た。
【0025】
【比較例2】実施例1において、ノズル9aから酸素ガ
スを導入せず、ノズル9bから150℃の酸素ガスを1
00sccm導入した以外は実施例1に準じて行い、8
mmVTR用磁気テープを得た。
【0026】
【特性】上記各例で得た8mmVTR用磁気テープにつ
いて、アドバンテスト社のTR4171型スペクトルア
ナライザを用い、RBW(Resolution Band Width) =1
0kHz,VBW(Video Band Width)=30kHz,周
波数スパン=0MHz,スイープタイム=40ms,平
均回数=16回の条件でエンベロープの測定を行い、前
欠け(出力変動)の程度を求め、これによりヘッドタッ
チを調べたので、その結果を表−2に示す。又、耐蝕性
(60℃,90%RHの環境下に1カ月放置した際の、
Bsの保持率(%)で表示)を調べたので、その結果も
表−2に示す。
【0027】又、電子線回折によるCo2 O3 結晶粒
子、Co3 O4 結晶粒子、及びCo結晶粒子の割合を表
−3,4,5に示す。 表−2 磁性膜の厚さ(Å) ヘツドタッチ(%) 耐蝕性(%) 実施例1 2000 10 95 実施例2 1900 15 93 実施例3 2000 15 93 比較例1 2000 40 81 比較例2 1800 45 75 表−3 Co2 O3 結晶粒子の割合(%) A領域 B領域 C領域 D領域 E領域 F領域 G領域 H領域 I領域 実施例1 0 0 0 0 20 40 60 60 60 実施例2 0 0 0 0 30 50 60 60 70 実施例3 0 0 0 0 0 0 30 50 80 比較例1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 比較例2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 表−4 Co3 O4 結晶粒子の割合(%) A領域 B領域 C領域 D領域 E領域 F領域 G領域 H領域 I領域 実施例1 60 60 20 0 0 0 0 0 0 実施例2 50 40 10 0 0 0 0 0 0 実施例3 60 20 0 0 0 0 0 0 0 比較例1 10 0 0 0 0 0 0 0 0 比較例2 60 50 20 0 0 0 0 0 0 表−5 Co結晶粒子の割合(%) A領域 B領域 C領域 D領域 E領域 F領域 G領域 H領域 I領域 実施例1 40 40 40 60 50 40 20 20 20 実施例2 50 60 50 50 40 40 20 20 20 実施例3 40 50 60 70 70 70 60 40 20 比較例1 40 50 60 70 70 60 70 50 50 比較例2 30 40 70 80 80 80 80 70 70 表−3〜表−5中、A領域は磁性膜の表面(上面)から
磁性膜の厚さの1/20の深さまでの部分、B領域は磁
性膜の厚さの1/20の深さから2/20の深さまでの
部分、C領域は磁性膜の厚さの2/20の深さから4/
20の深さまでの部分、D領域は磁性膜の厚さの4/2
0の深さから6/20の深さまでの部分、E領域は磁性
膜の厚さの6/20の深さから14/20の深さまでの
部分、F領域は磁性膜の厚さの14/20の深さから1
6/20の深さまでの部分、G領域は磁性膜の厚さの1
6/20の深さから18/20の深さまでの部分、H領
域は磁性膜の厚さの18/20の深さから19/20の
深さまでの部分、I領域は磁性膜の厚さの19/20の
深さから20/20の深さ(磁性膜と支持体との界面
(下面))までの部分である。
【0028】合計値が100にならない場合が有るの
は、CoOが有るからによる。この結果から、本発明に
なるものは、ヘッドタッチに優れ、再生特性が良く、か
つ、耐蝕性に優れていることが判る。
【0029】
【発明の効果】ヘッドタッチに優れ、再生特性が良く、
かつ、耐蝕性に優れた磁気記録媒体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録媒体の製造装置の概略図
【符号の説明】
1 支持体 3 冷却キャンロール 5 Co系金属材料 6 電子銃 8 真空槽 9a,9b 酸素ガス供給ノズル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に金属薄膜型の磁性膜が設けら
    れてなる磁気記録媒体であって、 前記磁性膜中にCo2 O3 が存在することを特徴とする
    磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 支持体上に金属薄膜型の磁性膜が設けら
    れてなる磁気記録媒体であって、 前記磁性膜中にCo2 O3 が存在すると共に、前記磁性
    膜の上層部にCo3 O 4 が存在することを特徴とする磁
    気記録媒体。
  3. 【請求項3】 Co2 O3 は磁性膜の上層部以外の部分
    に存在することを特徴とする請求項1又は請求項2の磁
    気記録媒体。
  4. 【請求項4】 Co2 O3 は磁性膜の下層部に主として
    存在することを特徴とする請求項1〜請求項3いずれか
    の磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 磁性膜中におけるCo2 O3 の割合が4
    〜50%であることを特徴とする請求項1〜請求項4い
    ずれかの磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 磁性膜の上面から磁性膜の厚さの1/2
    0の深さまでの部分におけるCo3 O4 の割合が30〜
    100%であることを特徴とする請求項2の磁気記録媒
    体。
  7. 【請求項7】 支持体上にCo系粒子を堆積させる工程
    と、 支持体上にCo系粒子が堆積し始める初期段階において
    冷却した酸化性ガスを供給する工程と、 支持体上にCo系粒子が堆積し終わる終期段階において
    加熱した酸化性ガスを供給する工程とを具備することを
    特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  8. 【請求項8】 冷却した酸化性ガスが−150〜5℃に
    冷却されたものであり、加熱した酸化性ガスが80〜2
    00℃に加熱されたものであることを特徴とする請求項
    7の磁気記録媒体の製造方法。
  9. 【請求項9】 冷却した酸化性ガスの供給量が10〜5
    00sccmであり、加熱した酸化性ガスの供給量が1
    0〜500sccmであることを特徴とする請求項7又
    は請求項8の磁気記録媒体の製造方法。
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