JPH09277893A - エアバッグ - Google Patents
エアバッグInfo
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- JPH09277893A JPH09277893A JP9512596A JP9512596A JPH09277893A JP H09277893 A JPH09277893 A JP H09277893A JP 9512596 A JP9512596 A JP 9512596A JP 9512596 A JP9512596 A JP 9512596A JP H09277893 A JPH09277893 A JP H09277893A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、エアバッグとして必要な機械的特性
を保持しつつ、柔軟で、衝突した際の衝撃の少ないエア
バッグを提供しようとするものである。 【解決手段】本発明のエアバッグは、合成繊維布帛であ
って、該エアバッグの少なくとも顔面接触側の布帛が加
工糸で構成されていることを特徴とするものである。
を保持しつつ、柔軟で、衝突した際の衝撃の少ないエア
バッグを提供しようとするものである。 【解決手段】本発明のエアバッグは、合成繊維布帛であ
って、該エアバッグの少なくとも顔面接触側の布帛が加
工糸で構成されていることを特徴とするものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、車両衝突時に乗
員の衝撃を吸収し、その保護を図るエアバッグに関する
ものであり、さらに詳しくは、機械的特性を保持し、か
つ優れた柔軟性を有するエアバッグに関するものであ
る。
員の衝撃を吸収し、その保護を図るエアバッグに関する
ものであり、さらに詳しくは、機械的特性を保持し、か
つ優れた柔軟性を有するエアバッグに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車における乗員の安全確保の
ためのエアバッグの実用化が急速に高まりつつある。エ
アバッグは、自動車の衝突事故の際、衝突の衝撃を受け
てセンサーが作動し、高温、高圧のガスを発生させ、こ
のガスによって、エアバッグを瞬間的に膨張させ、衝突
時に乗員の顔面、前頭部を保護しようとするものであ
る。
ためのエアバッグの実用化が急速に高まりつつある。エ
アバッグは、自動車の衝突事故の際、衝突の衝撃を受け
てセンサーが作動し、高温、高圧のガスを発生させ、こ
のガスによって、エアバッグを瞬間的に膨張させ、衝突
時に乗員の顔面、前頭部を保護しようとするものであ
る。
【0003】従来、エアバッグには300〜1000デ
ニールのナイロン66またはナイロン6フィラメント糸
を用いた平織物に、耐熱性、難燃性、空気遮断性などの
向上のため、クロロプレン、クロルスルホン化オレフィ
ン、シリコーンなどの合成ゴムなどのエラストマー樹脂
を塗布、積層した基布を裁断し、袋体に縫製して作られ
ていた。
ニールのナイロン66またはナイロン6フィラメント糸
を用いた平織物に、耐熱性、難燃性、空気遮断性などの
向上のため、クロロプレン、クロルスルホン化オレフィ
ン、シリコーンなどの合成ゴムなどのエラストマー樹脂
を塗布、積層した基布を裁断し、袋体に縫製して作られ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のエラストマー樹脂を塗布、積層した基布は、かなり重
く、風合いが粗硬で、エアバッグ膨張時に、顔面が接触
すると擦過傷を受けることもあり好ましいものではなか
った。また収納性の面においても、折りたたみ難いとい
う問題があった。またこれらのエラストマー樹脂をコー
ティングするに際しては、加工工程が非常に繁雑であ
り、工程管理ならびに加工コストの面においても好まし
い方法とは言えなかった。
のエラストマー樹脂を塗布、積層した基布は、かなり重
く、風合いが粗硬で、エアバッグ膨張時に、顔面が接触
すると擦過傷を受けることもあり好ましいものではなか
った。また収納性の面においても、折りたたみ難いとい
う問題があった。またこれらのエラストマー樹脂をコー
ティングするに際しては、加工工程が非常に繁雑であ
り、工程管理ならびに加工コストの面においても好まし
い方法とは言えなかった。
【0005】一方、上記欠点を改善するため、ナイロン
66、ナイロン6などのポリアミド繊維ならびにポリエ
ステル繊維織物の高密度化によるノンコート基布を使用
したエアバッグの検討が進められ、エアバッグ用基布と
しての機械的特性、収納性、軽量化はコート布に比べ向
上してきたが、エアバッグが膨脹展開し、乗員の顔面に
接触した際に擦過傷を受ける、あるいは乗員がエアバッ
グ膨脹による反発を受けて車両構造物に衝突して負傷す
るという問題があり、エアバッグ用基布の柔軟性向上お
よび衝撃吸収性向上が強く要望されている。例えば、特
開平4−002835号公報で提案されているノンコー
ト高密度織物は、コート布に比べ軽量化され機械的特性
は向上しているが、柔軟性に欠け、満足したエアバッグ
が得られていないのが現状である。
66、ナイロン6などのポリアミド繊維ならびにポリエ
ステル繊維織物の高密度化によるノンコート基布を使用
したエアバッグの検討が進められ、エアバッグ用基布と
しての機械的特性、収納性、軽量化はコート布に比べ向
上してきたが、エアバッグが膨脹展開し、乗員の顔面に
接触した際に擦過傷を受ける、あるいは乗員がエアバッ
グ膨脹による反発を受けて車両構造物に衝突して負傷す
るという問題があり、エアバッグ用基布の柔軟性向上お
よび衝撃吸収性向上が強く要望されている。例えば、特
開平4−002835号公報で提案されているノンコー
ト高密度織物は、コート布に比べ軽量化され機械的特性
は向上しているが、柔軟性に欠け、満足したエアバッグ
が得られていないのが現状である。
【0006】本発明は、かかる従来のエアバッグの欠点
に鑑み、エアバッグとして必要な機械的特性を保持しつ
つ、柔軟で、衝突した際の衝撃の少ないエアバッグを提
供しようとするものである。
に鑑み、エアバッグとして必要な機械的特性を保持しつ
つ、柔軟で、衝突した際の衝撃の少ないエアバッグを提
供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために、次のような構成を有する。すなわち、本
発明のエアバッグは、合成繊維布帛であって、該エアバ
ッグの少なくとも顔面接触側の布帛が加工糸で構成され
ていることを特徴とするものである。
成するために、次のような構成を有する。すなわち、本
発明のエアバッグは、合成繊維布帛であって、該エアバ
ッグの少なくとも顔面接触側の布帛が加工糸で構成され
ていることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、布帛の柔軟性、圧縮性
が増すために、エアバッグが膨脹展開し、乗員の顔面に
接触した際に衝撃を吸収して、擦過傷を防ぐともに、乗
員のエアバッグ膨脹による反発を受けて車両構造物に衝
突して負傷することを防ぐという上述の課題について、
鋭意検討したところ、エアバッグの顔面接触側の布帛と
して、加工糸からなる布帛を用いたときに、意外にも、
上述の課題を一挙に解決し、特徴を発揮することを究明
したものである。
が増すために、エアバッグが膨脹展開し、乗員の顔面に
接触した際に衝撃を吸収して、擦過傷を防ぐともに、乗
員のエアバッグ膨脹による反発を受けて車両構造物に衝
突して負傷することを防ぐという上述の課題について、
鋭意検討したところ、エアバッグの顔面接触側の布帛と
して、加工糸からなる布帛を用いたときに、意外にも、
上述の課題を一挙に解決し、特徴を発揮することを究明
したものである。
【0009】本発明における合成繊維布帛としては、ナ
イロン6・6、ナイロン6、ナイロン12、ナイロン4
・6、およびナイロン6とナイロン6・6の共重合体、
ナイロンにポリアルキレングリコール、ジカルボン酸や
アミンなどを共重合したポリアミド繊維、ポリエチレン
テレフタレ−ト、ポリブチレンテレフタレ−トなどのホ
モポリエステル、ポリエステルの繰り返し単位を構成す
る酸成分にイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフ
タル酸またはアジピン酸などの脂肪族ジカルボン酸など
を共重合したポリエステル繊維などから構成される合成
繊維布帛が使用される。
イロン6・6、ナイロン6、ナイロン12、ナイロン4
・6、およびナイロン6とナイロン6・6の共重合体、
ナイロンにポリアルキレングリコール、ジカルボン酸や
アミンなどを共重合したポリアミド繊維、ポリエチレン
テレフタレ−ト、ポリブチレンテレフタレ−トなどのホ
モポリエステル、ポリエステルの繰り返し単位を構成す
る酸成分にイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフ
タル酸またはアジピン酸などの脂肪族ジカルボン酸など
を共重合したポリエステル繊維などから構成される合成
繊維布帛が使用される。
【0010】また、本発明で言う顔面接触側の布帛と
は、図1に示すようにエアバッグが膨脹展開するときに
顔面にあたる布帛全体をさすものである。つまり、布帛
の表裏を区別しているわけではない。
は、図1に示すようにエアバッグが膨脹展開するときに
顔面にあたる布帛全体をさすものである。つまり、布帛
の表裏を区別しているわけではない。
【0011】また、本発明で言う加工糸とは、加撚−熱
固定−解撚法、仮撚り法、押込み法、あるいは空気噴射
法によって、生糸にかさ高性を持たせたものを使用する
ことができる。またこれらの加工糸と生糸とを混繊させ
てもよい。これらの中で仮撚り法あるいは空気噴射法に
よる加工糸が好ましく用いられる。例えば、仮撚り法に
よって生糸を加撚、熱固定、解撚し、伸縮性に富んだね
じれ癖のあるかさ高加工糸をつくる方法や、また、空気
噴射法によって生糸に空気を噴射して、生糸の一本一本
のフィラメントどうしを絡ませてかさ高にする方法、さ
らには種々の加工糸と生糸とを絡ませる方法などでつく
られるものを使用することができる。
固定−解撚法、仮撚り法、押込み法、あるいは空気噴射
法によって、生糸にかさ高性を持たせたものを使用する
ことができる。またこれらの加工糸と生糸とを混繊させ
てもよい。これらの中で仮撚り法あるいは空気噴射法に
よる加工糸が好ましく用いられる。例えば、仮撚り法に
よって生糸を加撚、熱固定、解撚し、伸縮性に富んだね
じれ癖のあるかさ高加工糸をつくる方法や、また、空気
噴射法によって生糸に空気を噴射して、生糸の一本一本
のフィラメントどうしを絡ませてかさ高にする方法、さ
らには種々の加工糸と生糸とを絡ませる方法などでつく
られるものを使用することができる。
【0012】また、本発明の合成繊維布帛を構成する加
工糸および生糸の単糸繊度は、とくに制約を受けない
が、好ましくは0.5〜7.0デニールであり、織物を
構成する単繊維の強度は、エアバッグ、とくにノンコー
トエアバッグとしての必要な機械的特性を満足するもの
であればとくに制約を受けないが、好ましくは5g/デ
ニール以上、さらに好ましくは7g/デニール以上がよ
い。また、織物を構成する単繊維のトータル繊度につい
ても、とくに制約を受けないが、機械的特性ならびに収
納性の面から75〜500デニールであることが好まし
く使用される。
工糸および生糸の単糸繊度は、とくに制約を受けない
が、好ましくは0.5〜7.0デニールであり、織物を
構成する単繊維の強度は、エアバッグ、とくにノンコー
トエアバッグとしての必要な機械的特性を満足するもの
であればとくに制約を受けないが、好ましくは5g/デ
ニール以上、さらに好ましくは7g/デニール以上がよ
い。また、織物を構成する単繊維のトータル繊度につい
ても、とくに制約を受けないが、機械的特性ならびに収
納性の面から75〜500デニールであることが好まし
く使用される。
【0013】かかる繊維には、原糸糸条の製造工程や加
工工程での生産性あるいは、特性改善のために通常使用
されている各種添加剤を含んでいてもよい。たとえば、
熱安定性、酸化防止剤、光安定剤、平滑剤、帯電防止
剤、可塑剤、増粘剤、顔料、難燃剤などを含有せしめる
ことができる。
工工程での生産性あるいは、特性改善のために通常使用
されている各種添加剤を含んでいてもよい。たとえば、
熱安定性、酸化防止剤、光安定剤、平滑剤、帯電防止
剤、可塑剤、増粘剤、顔料、難燃剤などを含有せしめる
ことができる。
【0014】一方、布帛の構造としては、平織、綾織、
朱子織およびこれらの変化織、多軸織などの織物、また
は編物が使用されるが、これらの中でも、特に、機械的
特性に優れることから平織物が好ましい。織物として
は、経糸および緯糸に、あるいは経糸、緯糸のいずれか
に加工糸を使用する。また、織物を構成する糸の一部分
に加工糸を使用してもよい。また、カバーファクターが
1700〜2500であることが、非通気性すなわち気
密性ならびに柔軟性の面から好ましい。
朱子織およびこれらの変化織、多軸織などの織物、また
は編物が使用されるが、これらの中でも、特に、機械的
特性に優れることから平織物が好ましい。織物として
は、経糸および緯糸に、あるいは経糸、緯糸のいずれか
に加工糸を使用する。また、織物を構成する糸の一部分
に加工糸を使用してもよい。また、カバーファクターが
1700〜2500であることが、非通気性すなわち気
密性ならびに柔軟性の面から好ましい。
【0015】ここで、カバーファクターとは、経糸総繊
度をD1 、経糸密度をN1 とし、緯糸総繊度をD2 、経
糸密度をN2 とすると、D1 1/2 ×N1 +D2 1/2 ×N
2 で表される。
度をD1 、経糸密度をN1 とし、緯糸総繊度をD2 、経
糸密度をN2 とすると、D1 1/2 ×N1 +D2 1/2 ×N
2 で表される。
【0016】また、製織工程で用いられる織機として
は、ウォータージェットルーム、エアジェットルーム、
レピア織機が望ましい。また、エアバッグの構造として
は、少なくとも顔面接触側の布帛にナイロン66、ナイ
ロン6などのポリアミド系繊維やポリエステル系繊維の
加工糸からなる布帛を用いることが必須である。顔面接
触側の布帛に生糸のみからなる布帛を用いると、柔軟
性、圧縮性に欠けるために、エアバッグが膨脹展開し、
乗員の顔面に接触した際に衝撃を吸収できず、擦過傷を
受けるとともに、乗員のエアバッグ膨脹による反発を受
けて車両構造物に衝突して負傷するという問題がある。
は、ウォータージェットルーム、エアジェットルーム、
レピア織機が望ましい。また、エアバッグの構造として
は、少なくとも顔面接触側の布帛にナイロン66、ナイ
ロン6などのポリアミド系繊維やポリエステル系繊維の
加工糸からなる布帛を用いることが必須である。顔面接
触側の布帛に生糸のみからなる布帛を用いると、柔軟
性、圧縮性に欠けるために、エアバッグが膨脹展開し、
乗員の顔面に接触した際に衝撃を吸収できず、擦過傷を
受けるとともに、乗員のエアバッグ膨脹による反発を受
けて車両構造物に衝突して負傷するという問題がある。
【0017】さらに、本発明において、ノンコートエア
バッグの顔面接触側の布帛にはナイロン66、ナイロン
6などのポリアミド系繊維やポリエステル系繊維の加工
糸からなる布帛を用い、かつインフレーター側の布帛に
はナイロン66、ナイロン6などのポリアミド系繊維や
ポリエステル系繊維の生糸からなる布帛を用いることが
好ましい。
バッグの顔面接触側の布帛にはナイロン66、ナイロン
6などのポリアミド系繊維やポリエステル系繊維の加工
糸からなる布帛を用い、かつインフレーター側の布帛に
はナイロン66、ナイロン6などのポリアミド系繊維や
ポリエステル系繊維の生糸からなる布帛を用いることが
好ましい。
【0018】次に、本発明を図により説明する。図1
は、本発明のエアバッグの1例を示す断面図である。1
は顔面接触側布帛で、2はインフレーター側布帛であ
る。この顔面接触側布帛として、本発明では加工糸を経
糸および緯糸にあるいは経糸、緯糸のいずれかに使用す
るものである。もちろん該織物を構成する糸の一部分に
加工糸を使用してもよい。3はインフレーター取り付け
口で、4がベントホール部である。なお、図2は、衝撃
性を測定する測定装置の概略図であり、5のエアバッグ
の中に6の極薄ゴム風船を入れて膨ませ、7の振り子を
45度まで上げて放したときの反撥による戻り角度を測
定するものである。
は、本発明のエアバッグの1例を示す断面図である。1
は顔面接触側布帛で、2はインフレーター側布帛であ
る。この顔面接触側布帛として、本発明では加工糸を経
糸および緯糸にあるいは経糸、緯糸のいずれかに使用す
るものである。もちろん該織物を構成する糸の一部分に
加工糸を使用してもよい。3はインフレーター取り付け
口で、4がベントホール部である。なお、図2は、衝撃
性を測定する測定装置の概略図であり、5のエアバッグ
の中に6の極薄ゴム風船を入れて膨ませ、7の振り子を
45度まで上げて放したときの反撥による戻り角度を測
定するものである。
【0019】
【実施例】次に実施例により、本発明をさらに詳しく説
明する。なお、実施例中のエアバッグの厚さ、圧縮、お
よび人体への衝撃性は下記の方法によりを測定した。
明する。なお、実施例中のエアバッグの厚さ、圧縮、お
よび人体への衝撃性は下記の方法によりを測定した。
【0020】 厚さ :JIS L1096により測定した。
【0021】圧縮 :KES−G5ハンディー
圧縮試験機により圧縮特性の直線性(LC)および圧縮
仕事量(WC)を測定した。
圧縮試験機により圧縮特性の直線性(LC)および圧縮
仕事量(WC)を測定した。
【0022】人体への衝撃性:図2に示すように、エア
バッグ内に極薄のゴム風船を入れ、空気を入れて、内圧
0.2kg/cm2 になるように膨らませ、鉛製50
0gの振り子を45゜のところから放し、エアバッグに
衝突させ、反発により振り子がもどる角度を測定した。
バッグ内に極薄のゴム風船を入れ、空気を入れて、内圧
0.2kg/cm2 になるように膨らませ、鉛製50
0gの振り子を45゜のところから放し、エアバッグに
衝突させ、反発により振り子がもどる角度を測定した。
【0023】実施例1 総繊度420デニール、72フィラメント、強度9.4
g/デニール、伸度24%のナイロン6・6繊維の生糸
を仮撚り法によって加工糸にし、さらに該加工糸と該生
糸を空気噴射法により絡ませた加工糸を用いて、ウォー
タージェットルームにて経糸と緯糸の織密度がともに5
4本/インチの平組織の織物を製織した。ついで該織物
を通常の方法にて精練、乾燥した後、180℃で30秒
間ヒートセットした。また総繊度420デニール、72
フィラメント、強度9.4g/デニール、伸度24%の
ナイロン繊維の生糸を用い、ウォータージェットルーム
にて経糸と緯糸の織密度がともに54本/インチの平組
織の織物を製織した。ついで該織物を通常の方法にて精
練、乾燥した後、180℃で30秒間ヒートセットし
た。
g/デニール、伸度24%のナイロン6・6繊維の生糸
を仮撚り法によって加工糸にし、さらに該加工糸と該生
糸を空気噴射法により絡ませた加工糸を用いて、ウォー
タージェットルームにて経糸と緯糸の織密度がともに5
4本/インチの平組織の織物を製織した。ついで該織物
を通常の方法にて精練、乾燥した後、180℃で30秒
間ヒートセットした。また総繊度420デニール、72
フィラメント、強度9.4g/デニール、伸度24%の
ナイロン繊維の生糸を用い、ウォータージェットルーム
にて経糸と緯糸の織密度がともに54本/インチの平組
織の織物を製織した。ついで該織物を通常の方法にて精
練、乾燥した後、180℃で30秒間ヒートセットし
た。
【0024】このようにして得られた2種類の織物のう
ち、前者の加工糸からなる織物を顔面接触側に、後者の
生糸からなる織物をインフレーター側に用いることに
し、該エアバッグ用布帛から直径725mmの円状布帛
をそれぞれ1枚裁断した。インフレーター側布帛の中央
には同一布帛からなる直径200mmの円状補強布帛を
3枚積層して、直径110mm、145mm、175m
m線上を上下糸ともナイロン6・6繊維の420D/1
×3から構成される縫糸で本縫いによるミシン縫製し、
直径90mmの孔を設け、インフレーター取り付け口と
した。さらに中心部よりバイアス方向に255mmの位
置に相反して同一布帛からなる直径75mmの円状補強
布帛を1枚当て直径50mm、60mmの線上を上下糸
ともナイロン6・6繊維の420D/1×3から構成さ
れる縫糸で本縫いによるミシン縫製し、直径40mmの
孔を設けたベントホールを2か所設置した。次いで、本
円状布帛の補強布帛側を外にし、顔面接触側の円状布帛
と経軸を45度ずらして重ね合わせ、直径700mm、
710mmの円周上を上下糸ともナイロン6・6繊維の
1260D/1から構成される縫糸で二重環縫いによる
ミシン縫製した後、袋体を裏返し60L容量のノンコー
トエアバッグを得た。
ち、前者の加工糸からなる織物を顔面接触側に、後者の
生糸からなる織物をインフレーター側に用いることに
し、該エアバッグ用布帛から直径725mmの円状布帛
をそれぞれ1枚裁断した。インフレーター側布帛の中央
には同一布帛からなる直径200mmの円状補強布帛を
3枚積層して、直径110mm、145mm、175m
m線上を上下糸ともナイロン6・6繊維の420D/1
×3から構成される縫糸で本縫いによるミシン縫製し、
直径90mmの孔を設け、インフレーター取り付け口と
した。さらに中心部よりバイアス方向に255mmの位
置に相反して同一布帛からなる直径75mmの円状補強
布帛を1枚当て直径50mm、60mmの線上を上下糸
ともナイロン6・6繊維の420D/1×3から構成さ
れる縫糸で本縫いによるミシン縫製し、直径40mmの
孔を設けたベントホールを2か所設置した。次いで、本
円状布帛の補強布帛側を外にし、顔面接触側の円状布帛
と経軸を45度ずらして重ね合わせ、直径700mm、
710mmの円周上を上下糸ともナイロン6・6繊維の
1260D/1から構成される縫糸で二重環縫いによる
ミシン縫製した後、袋体を裏返し60L容量のノンコー
トエアバッグを得た。
【0025】このようにして、得られたノンコートエア
バッグの特性を評価し、表1に示した。本発明のノンコ
ートエアバッグは、顔面接触側布帛が圧縮されやすいた
めに、エアバッグ特性として要求される人体への衝撃性
の小さいものであった。
バッグの特性を評価し、表1に示した。本発明のノンコ
ートエアバッグは、顔面接触側布帛が圧縮されやすいた
めに、エアバッグ特性として要求される人体への衝撃性
の小さいものであった。
【0026】比較例1 総繊度420デニール、72フィラメント、強度9.4
g/デニール、伸度24%のナイロン6・6繊維からな
る生糸を用い、ウォータージェット織機にて経糸と緯糸
の織密度がともに54本/インチの平組織の織物を製織
した。しかる後、これらの織物を実施例1と同様に精
練、乾燥およびヒートセットした後、袋体を縫製した。
g/デニール、伸度24%のナイロン6・6繊維からな
る生糸を用い、ウォータージェット織機にて経糸と緯糸
の織密度がともに54本/インチの平組織の織物を製織
した。しかる後、これらの織物を実施例1と同様に精
練、乾燥およびヒートセットした後、袋体を縫製した。
【0027】このようにして、得られたノンコートエア
バッグの特性を実施例1と同様に評価し、表1に示し
た。これからもわかるように、比較例1のノンコートエ
アバッグは、顔面接触側布帛が圧縮されにくいために、
人体への衝撃性が実施例1に比べて大きかった。
バッグの特性を実施例1と同様に評価し、表1に示し
た。これからもわかるように、比較例1のノンコートエ
アバッグは、顔面接触側布帛が圧縮されにくいために、
人体への衝撃性が実施例1に比べて大きかった。
【0028】実施例2 総繊度315デニール、72フィラメント、強度9.5
g/デニール、伸度23%のナイロン6繊維の生糸を押
込み法によって加工糸にし、該加工糸を用いてレピア織
機にて経糸と緯糸の織密度がともに63本/インチの平
組織の織物を製織した。ついで該織物を通常の方法にて
精練、乾燥した後、180℃で30秒間ヒートセットし
た。また繊度315デニール、72フィラメント、強度
9.5g/デニール、伸度23%のナイロン6繊維の生
糸を用い、レピア織機にて経糸と緯糸の織密度がともに
63本/インチの平組織の織物を製織した。ついで該織
物を通常の方法にて精練、乾燥した後、180℃で30
秒間ヒートセットした。
g/デニール、伸度23%のナイロン6繊維の生糸を押
込み法によって加工糸にし、該加工糸を用いてレピア織
機にて経糸と緯糸の織密度がともに63本/インチの平
組織の織物を製織した。ついで該織物を通常の方法にて
精練、乾燥した後、180℃で30秒間ヒートセットし
た。また繊度315デニール、72フィラメント、強度
9.5g/デニール、伸度23%のナイロン6繊維の生
糸を用い、レピア織機にて経糸と緯糸の織密度がともに
63本/インチの平組織の織物を製織した。ついで該織
物を通常の方法にて精練、乾燥した後、180℃で30
秒間ヒートセットした。
【0029】このようにして得られた2種類の織物のう
ち、前者の加工糸からなる織物を顔面接触側の布帛に、
後者の生糸からなる織物をインフレーター側の布帛に用
いて、実施例1と同様に袋体を縫製し、ノンコートエア
バッグを得た。
ち、前者の加工糸からなる織物を顔面接触側の布帛に、
後者の生糸からなる織物をインフレーター側の布帛に用
いて、実施例1と同様に袋体を縫製し、ノンコートエア
バッグを得た。
【0030】このようにして、得られたノンコートエア
バッグの特性を実施例1と同様に評価し、表1に示し
た。本発明のノンコートエアバッグは、顔面接触側布帛
が圧縮されやすいために、エアバッグ特性として要求さ
れる人体への衝撃性の小さいものであった。
バッグの特性を実施例1と同様に評価し、表1に示し
た。本発明のノンコートエアバッグは、顔面接触側布帛
が圧縮されやすいために、エアバッグ特性として要求さ
れる人体への衝撃性の小さいものであった。
【0031】比較例2 総繊度315デニール、72フィラメント、強度9.5
g/デニール、伸度23%のナイロン6繊維からなる生
糸を用い、レピア織機にて経糸と緯糸の織密度がともに
63本/インチの平組織の織物を製織した。しかる後、
これらの織物を実施例1と同様に精練、乾燥およびヒー
トセットした後、袋体を縫製した。このようにして、得
られたノンコートエアバッグの特性を実施例1と同様に
評価し、表1に示した。これからもわかるように、比較
例2のノンコートエアバッグは、顔面接触側布帛が圧縮
されにくいために、人体への衝撃性が実施例2に比べて
大きかった。
g/デニール、伸度23%のナイロン6繊維からなる生
糸を用い、レピア織機にて経糸と緯糸の織密度がともに
63本/インチの平組織の織物を製織した。しかる後、
これらの織物を実施例1と同様に精練、乾燥およびヒー
トセットした後、袋体を縫製した。このようにして、得
られたノンコートエアバッグの特性を実施例1と同様に
評価し、表1に示した。これからもわかるように、比較
例2のノンコートエアバッグは、顔面接触側布帛が圧縮
されにくいために、人体への衝撃性が実施例2に比べて
大きかった。
【0032】実施例3 総繊度420デニール、144フィラメント、強度9.
4g/デニール、伸度17%のポリエチレンテレフタレ
−ト繊維の生糸を空気噴射法によって加工糸にし、該加
工糸を用いてエアジェットルームにて経糸と緯糸の織密
度がともに55本/インチの平組織の織物を製織した。
ついで該織物を通常の方法にて精練、乾燥した後、18
0℃で30秒間ヒートセットした。また総繊度420デ
ニール、144フィラメント、強度9.4g/デニー
ル、伸度17%のポリエチレンテレフタレ−ト繊維の生
糸を用い、エアジェットルームにて経糸と緯糸の織密度
がともに55本/インチの平組織の織物を製織した。つ
いで該織物を通常の方法にて精練、乾燥した後、180
℃で30秒間ヒートセットした。
4g/デニール、伸度17%のポリエチレンテレフタレ
−ト繊維の生糸を空気噴射法によって加工糸にし、該加
工糸を用いてエアジェットルームにて経糸と緯糸の織密
度がともに55本/インチの平組織の織物を製織した。
ついで該織物を通常の方法にて精練、乾燥した後、18
0℃で30秒間ヒートセットした。また総繊度420デ
ニール、144フィラメント、強度9.4g/デニー
ル、伸度17%のポリエチレンテレフタレ−ト繊維の生
糸を用い、エアジェットルームにて経糸と緯糸の織密度
がともに55本/インチの平組織の織物を製織した。つ
いで該織物を通常の方法にて精練、乾燥した後、180
℃で30秒間ヒートセットした。
【0033】このようにして得られた2種類の織物のう
ち、前者の加工糸からなる織物を顔面接触側の布帛に、
後者の生糸からなる織物をインフレーター側の布帛に用
いて、実施例1と同様に袋体を縫製し、ノンコートエア
バッグを得た。
ち、前者の加工糸からなる織物を顔面接触側の布帛に、
後者の生糸からなる織物をインフレーター側の布帛に用
いて、実施例1と同様に袋体を縫製し、ノンコートエア
バッグを得た。
【0034】このようにして、得られたノンコートエア
バッグの特性を実施例1と同様に評価し、表1に示し
た。本発明のノンコートエアバッグは、顔面接触側布帛
が圧縮されやすいために、エアバッグ特性として要求さ
れる人体への衝撃性の小さいものであった。
バッグの特性を実施例1と同様に評価し、表1に示し
た。本発明のノンコートエアバッグは、顔面接触側布帛
が圧縮されやすいために、エアバッグ特性として要求さ
れる人体への衝撃性の小さいものであった。
【0035】比較例3 総繊度420デニール、144フィラメント、強度9.
4g/デニール、伸度17%のポリエチレンテレフタレ
−ト繊維からなる生糸を用い、エアジェットルームにて
経糸と緯糸の織密度がともに55本/インチの平組織の
織物を製織した。しかる後、これらの織物を実施例1と
同様に精練、乾燥およびヒートセットした後、袋体を縫
製した。
4g/デニール、伸度17%のポリエチレンテレフタレ
−ト繊維からなる生糸を用い、エアジェットルームにて
経糸と緯糸の織密度がともに55本/インチの平組織の
織物を製織した。しかる後、これらの織物を実施例1と
同様に精練、乾燥およびヒートセットした後、袋体を縫
製した。
【0036】このようにして、得られたノンコートエア
バッグの特性を実施例1と同様に評価し、表1に示し
た。これからもわかるように、比較例3のノンコートエ
アバッグは、顔面接触側布帛が圧縮されにくいために、
人体への衝撃性が実施例3に比べて大きかった。
バッグの特性を実施例1と同様に評価し、表1に示し
た。これからもわかるように、比較例3のノンコートエ
アバッグは、顔面接触側布帛が圧縮されにくいために、
人体への衝撃性が実施例3に比べて大きかった。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、エアバッグ膨脹による
人体への衝撃を小さくすることができ、顔面擦過やエア
バッグ膨脹による反発を受けて車両構造物に衝突して負
傷する危険率の少ないエアバッグが得られることから、
エアバッグによる乗員保護システムを普及させることが
できる。
人体への衝撃を小さくすることができ、顔面擦過やエア
バッグ膨脹による反発を受けて車両構造物に衝突して負
傷する危険率の少ないエアバッグが得られることから、
エアバッグによる乗員保護システムを普及させることが
できる。
【図1】この図は、本発明のエアバッグの1例を示す断
面図である。
面図である。
【図2】この図は、衝撃性を測定する測定装置の概略図
である。
である。
1:顔面接触側布帛 2:インフレーター側布帛 3:インフレーター取り付け口 4:ベントホール部 5:エアバッグ 6:極薄ゴム風船 7:振り子
Claims (5)
- 【請求項1】 合成繊維布帛からなるエアバッグにおい
て、該エアバッグの少なくとも顔面接触側の布帛が加工
糸で構成されていることを特徴とするエアバッグ。 - 【請求項2】 該合成繊維布帛が、織物である請求項1
記載のエアバッグ。 - 【請求項3】 該織物が、75〜500デニールの総繊
度を有する織糸で構成されている請求項2記載のエアバ
ッグ用基布。 - 【請求項4】 該織物が、1700〜2500のカバー
ファクターを有するものである請求項2〜3のいずかに
記載のエアバッグ用基布。 - 【請求項5】 該合成繊維布帛が、ポリアミド系繊維お
よびポリエステル系繊維の少なくとも1種で構成されて
いる請求項1記載のエアバッグ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9512596A JPH09277893A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | エアバッグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9512596A JPH09277893A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | エアバッグ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09277893A true JPH09277893A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14129115
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9512596A Pending JPH09277893A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | エアバッグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09277893A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018181695A1 (ja) * | 2017-03-31 | 2018-10-04 | セーレン株式会社 | ノンコートエアバッグ用織物およびエアバッグ |
-
1996
- 1996-04-17 JP JP9512596A patent/JPH09277893A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018181695A1 (ja) * | 2017-03-31 | 2018-10-04 | セーレン株式会社 | ノンコートエアバッグ用織物およびエアバッグ |
| CN110461657A (zh) * | 2017-03-31 | 2019-11-15 | 世联株式会社 | 无涂层安全气囊用织物和安全气囊 |
| JPWO2018181695A1 (ja) * | 2017-03-31 | 2020-02-06 | セーレン株式会社 | ノンコートエアバッグ用織物およびエアバッグ |
| US20200047704A1 (en) * | 2017-03-31 | 2020-02-13 | Seiren Co.,Ltd. | Non-coated air bag fabric and air bag |
| EP3590773A4 (en) * | 2017-03-31 | 2020-12-02 | Seiren Co., Ltd. | WOVEN FABRIC FOR UNCOATED INFLATABLE SAFETY CUSHION AND INFLATABLE SAFETY CUSHION |
| US11752968B2 (en) | 2017-03-31 | 2023-09-12 | Seiren Co., Ltd. | Non-coated air bag fabric and air bag |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040318 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040330 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20040528 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040831 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |