JPH09281677A - 磁気記録媒体の処理方法 - Google Patents

磁気記録媒体の処理方法

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JPH09281677A
JPH09281677A JP8089389A JP8938996A JPH09281677A JP H09281677 A JPH09281677 A JP H09281677A JP 8089389 A JP8089389 A JP 8089389A JP 8938996 A JP8938996 A JP 8938996A JP H09281677 A JPH09281677 A JP H09281677A
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JP
Japan
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magnetic recording
layer
recording medium
magnetic
solution
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JP8089389A
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English (en)
Inventor
Masaru Iwagaki
賢 岩垣
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 磁気特性や走行性に影響を与えることなく磁
気ヘッドの目づまりを防止した磁気記録媒体の処理方法
を提供するとともに多層構成型カラー感光材料の写真構
成層をも併せ持つ磁気記録媒体であっても磁気ヘッドの
目づまりを防止した磁気記録媒体を提供する。 【解決手段】 透明支持体上の一方の側に磁気記録層を
有し、他方の側に少なくとも一層の写真構成層を有する
磁気記録媒体を、画像露光および磁気記録したのち現像
処理するにおいて、下記一般式(1)または(2)で表
される化合物を含有する処理液にて処理する。 一般式(1) H(−O−R1−)n1−O−R2 〔式中、Rは炭素数2または3のアルキレン基を、R
は総炭素数8以上の25以下のアルキル基またはアリ
ール基を表す。nは12以上30以下の整数を表
す。〕 一般式(2) H(−O−R3−)n2−O−R4 〔式中、Rは炭素数2または3のアルキレン基を、R
は総炭素数16以上25以下のアルキル基またはアリ
ール基を表す。nは7以上11以下の整数を表す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録層を有する
磁気記録媒体の処理方法に関し、詳しくは磁気ヘッドの
目づまりを低減した磁気記録媒体の処理方法に関する。
【0002】
【従来技術】磁気記録媒体は一般に磁気ヘッドによって
情報を読み書きするものであり、迅速かつ正確に情報入
出力されるためには磁気記録媒体と磁気ヘッドとが常に
最適の環境にある必要がある。しかしながら、合成ポリ
マーバインダー中に酸化鉄を主成分とする磁性体粒子を
分散してなる磁気記録媒体表面と、金属である磁気ヘッ
ドとの接触によって、磁気ヘッドの表面およびギャップ
部分にゴミ、埃、塵あるいは磁気記録媒体の成分などが
付着して目づまりを起こし、情報入出力に支障をきたす
場合がある。
【0003】これらの問題に対しては、磁気ヘッドのク
リーニングを行なうことによってほとんど解消するが、
ゴミ、埃、塵に対して有効であっても磁気記録媒体の成
分の付着に対しては完ぺきではない。またクリーニング
部材の用意やクリーニングの煩わしさは依然存在する。
【0004】近年、ハロゲン化銀カラー写真感光材料
は、撮影(画像露光)後の現像処理や印画紙へのプリン
トをより効率よく高精度で行うために、撮影条件の情報
等をハロゲン化銀カラー感光材料に記録しておいて有効
利用しようとする提案がある。
【0005】米国特許4,947,196号及び国際公
開特許90/04254号には、写真フィルムの裏面に
磁気記録を可能とする磁性体粒子を含有した磁性層を有
するロール状フィルム及び磁気ヘッドを有する撮影用カ
メラが開示されている。上記改良技術によれば、磁性層
に感光材料の種類やメーカー等の識別情報、撮影時の条
件に係わる情報、顧客に関する情報、プリント条件に係
わる情報、プリント焼き増しの条件に係わる情報などを
フィルム上で磁気的に入/出力することにより、プリン
ト品質の向上、プリント作業の効率化、ラボ事務処理の
効率化等をはかることが可能となる。
【0006】すなわち、支持体の一方の側に磁気記録媒
体を、他方の側に写真構成層を設けて磁気情報と光学的
画像情報を併せ持った画期的な記録媒体と言える。
【0007】しかしながら、前記磁気ヘッドの目づまり
の問題は存在し、さらに写真構成層およびその現像処理
によってあらたな目づまりが発生していることが明らか
になった。従来のクリーニング手段だけでは完全な対処
が困難であり、また磁気記録媒体の研磨剤の増量などの
対応では磁気特性や走行性及び透明性を劣化させること
があり好ましくない。磁気記録媒体の処理方法に着目し
た根本的な改善が求められている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、磁気特性や走行性に影響を与えることなく磁気ヘ
ッドの目づまりを防止した磁気記録媒体の処理方法を提
供することである。本発明の他の目的は、多層構成型カ
ラー感光材料の写真構成層をも併せ持つ磁気記録媒体で
あっても磁気ヘッドの目づまりを防止した磁気記録媒体
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は下記
構成により達成された。
【0010】(1) 透明支持体上の一方の側に磁気記
録層を有し、他方の側に少なくとも一層の写真構成層を
有する磁気記録媒体を、画像露光および磁気記録したの
ち現像処理するにおいて、下記一般式(1)または
(2)で表される化合物を含有する処理液にて処理する
ことを特徴とする磁気記録媒体の処理方法。
【0011】一般式(1) H(−O−R1−)n1−O−R2 〔式中、R1は炭素数2または3のアルキレン基を表
し、R2は総炭素数8以上25以下のアルキル基または
アリール基を表す。n1は12以上30以下の整数を表
す。〕 一般式(2) H(−O−R3−)n2−O−R4 〔式中、R3は炭素数2または3のアルキレン基を表
し、R4は総炭素数16以上25以下のアルキル基また
はアリール基を表す。n2は7以上11以下の整数を表
す。〕 (2) 前記処理液がハロゲン化銀感光材料の処理工程
の最終安定液である(1)記載の磁気記録媒体の処理方
法。
【0012】(3) 透明支持体上の一方の側に磁気記
録層を有し、他方の側にそれぞれ少なくとも一層の赤感
性層、緑感性層、青感性層および非感光性層からなる写
真構成層を有する磁気記録媒体を、画像露光および磁気
記録したのち現像処理するにおいて、前記一般式(1)
または(2)で表される化合物を含有する処理液にて処
理することを特徴とする磁気記録媒体の処理方法。
【0013】以下、本発明を詳細に説明する。
【0014】一般式(1)または(2)で表される化合
物について説明する。
【0015】前記一般式(1)において、R1は炭素数
2または3のアルキレン基を表し、R2は炭素数8以上
25以下、好ましくは炭素数10以上20以下のアルキ
ル基またはアリール基を示す。n1は12以上30以下
の整数を表すが、12以上25以下が好ましく、12以
上20以下が特に好ましい。n1が12より小さいと本
発明の効果が得られない。またn1が30より大きい
と、あるいはR2の炭素数が8未満か25より大きい
と、本来の界面活性剤としての効果が小さくなって好ま
しくない。
【0016】一般式(2)において、R3は炭素数2ま
たは3のアルキレン基を表し、R4は炭素数16以上2
5以下、好ましくは炭素数16以上20以下のアルキル
基またはアリール基を示す。n2は7以上11以下の整
数を示す。nが7より小さいと、あるいはR4の炭素数
が16未満であると、本発明の効果が得られない。また
2が11より大きいと、あるいはR4の炭素数が25よ
り大きいと、本来の界面活性剤としての効果が小さくな
って好ましくない。
【0017】前記一般式(1)または(2)で表される
化合物において、そのHLB値が15以上19以下であ
ることが好ましい。
【0018】本発明において一般式(1)に該当する好
ましい化合物群としては、 プロピレングリコールモノオクチルエーテル(n1=1
2〜30) ポリエチレングリコールモノドデシルエーテル(n1
12〜30) ポリエチレングリコールモノオクチルフェニルエーテル
(n1=12〜30) ポリエチレングリコールモノノニルフェニルエーテル
(n1=12〜30) ポリエチレングリコール−3−メチル−4−オクチルフ
ェニルエーテル(n1=12〜30) ポリエチレングリコールモノセチルエーテル(n1=1
2〜30) ポリエチレングリコールモノステアリルエーテル(n1
=12〜30) ポリエチレングリコールモノオレイルエーテル(n1
12〜30) プロピレングリコールモノドデシルフェニルエーテル
(n1=12〜30) 本発明において一般式(1)に該当する特に好ましい化
合物は、 1.プロピレングリコールモノオクチルエーテル(n1
=15) 2.ポリエチレングリコールモノドデシルエーテル(n
1=23) 3.ポリエチレングリコールモノドデシルエーテル(n
1=25) 4.ポリエチレングリコールモノオクチルフェニルエー
テル(n1=20) 5.ポリエチレングリコールモノノニルフェニルエーテ
ル(n1=15) 6.ポリエチレングリコールモノノニルフェニルエーテ
ル(n1=18) 7.ポリエチレングリコールモノノニルフェニルエーテ
ル(n1=20) 8.ポリエチレングリコール−3−メチル−4−オクチ
ルフェニルエーテル(n1=12) 9.ポリエチレングリコールモノセチルエーテル(n1
=20) 10.ポリエチレングリコールモノステアリルエーテル
(n1=20) 11.ポリエチレングリコールモノオレイルエーテル
(n1=20) 12.プロピレングリコールモノドデシルフェニルエー
テル(n1=25) 本発明において一般式(2)に該当する好ましい化合物
群としては、 ポリエチレングリコールモノセチルエーテル(n2=7
〜11) ポリエチレングリコールモノステアリルエーテル(n2
=7〜11) ポリエチレングリコールモノオレイルエーテル(n2
7〜11) プロピレングリコール−3,4−ジヘプチルフェニルエ
ーテル(n2=7〜11) 本発明において一般式(2)に該当する特に好ましい化
合物は、 13.ポリエチレングリコールモノセチルエーテル(n
2=11) 14.ポリエチレングリコールモノステアリルエーテル
(n2=8) 15.ポリエチレングリコールモノオレイルエーテル
(n2=7) 16.ポリエチレングリコールモノオレイルエーテル
(n2=10) 17.プロピレングリコール−3,4−ジヘプチルフェ
ニルエーテル(n2=8) これらの化合物については、英国特許第1,281,6
19号、特開昭56−132338号等に記載されてい
る。
【0019】本発明においては、磁気記録媒体の処理液
がハロゲン化銀感光材料の処理工程の最終安定液である
ことが好ましい。この安定液または安定化処理について
は、特開昭57−8543号、同58−14843号、
同60−220345号等に示されている。安定液に
は、本発明の化合物の他に、色素画像を安定化させるた
めのアルデヒド化合物またはアルデヒド放出化合物、界
面活性剤、pH緩衝剤、蛍光増白剤、保恒剤、硬膜剤、
防腐剤、消泡剤、硬水軟化剤等が適宜含まれる。安定液
は、その使用に対応して新液が補充されるし、またいわ
ゆる多段向流方式によって有効に安定化処理を行なうこ
とができる。
【0020】本発明の一般式(1)または(2)で表さ
れる化合物の安定液への添加量は、通常安定液1リット
ル当り、0.01g以上5g以下、0.05g以上2g
以下が好ましく、0.1g以上1g以下が特に好まし
い。
【0021】以下に、安定液処理が組み込まれた処理工
程の代表例を示すが、これらに限定されるものではな
い。
【0022】 硬膜−中和−現像−水洗−定着−水洗−安定 現像−水洗−定着−水洗−安定 現像−中和−水洗−定着−水洗−安定 現像定着−水洗−安定 本発明において磁気記録媒体の処理液は、ハロゲン化銀
カラー感光材料の処理工程の最終安定液であることが好
ましい。ハロゲン化銀カラー感光材料の処理工程は広く
知られているが、芳香族1級アミン系発色現像主薬を含
有する発色現像工程、漂白剤を含有する漂白工程、定着
剤を含有する定着工程が基本であり、各処理の間に水洗
工程、中和工程、調整工程等を入れても良い。また、漂
白工程と定着工程を一緒にして、漂白定着工程としても
よい。さらにカラー画像を反転させる場合は、最初にハ
ロゲン化銀の現像のみを行なう白黒現像工程が設けられ
る。
【0023】以下に、安定液処理が組み込まれたカラー
処理工程の代表例を示すが、これらに限定されるもので
はない。
【0024】発色現像−漂白定着−水洗−安定 発色現像−漂白定着−安定 発色現像漂白定着−水洗−安定 発色現像−漂白−定着−水洗−安定 発色現像−漂白−水洗−定着−水洗−安定 現像−水洗−反転−発色現像−漂白定着−水洗−安定 現像−水洗−反転−発色現像−調整−漂白−定着−水洗
−安定 本発明は磁気記録層の磁気情報を磁気ヘッドで読み取る
上において、そのハロゲン化銀感光材料用処理液中の界
面活性剤に注目し、特定の界面活性剤を選定することに
よって、磁気ヘッドの目づまりを低減させるに至ったこ
とは、従来技術からは予想しえなかったことであり、驚
くに値するものである。
【0025】本発明の感光材料には、例えば、写真感光
材料の種類・製造番号、メーカー名、乳剤No.等の写
真感光材料に関する各種の情報、例えば、撮影日・時、
絞り、露出時間、照明の条件、使用フィルター、天候、
撮影枠の大きさ、撮影機の機種、アナモルフィックレン
ズの使用等のカメラ撮影時の各種の情報、例えば、プリ
ント枚数、フィルターの選択、顧客の色の好み、トリミ
ング枠の大きさ等のプリント時に必要な各種の情報、例
えばプリント枚数、フィルターの選択、顧客の色の好
み、トリミング枠の大きさ等のプリント時に得られた同
様の各種の情報、その他顧客情報等を入力するために、
磁気記録層を設けてもよい。
【0026】本発明において、磁気記録層は支持体に対
して写真構成層とは反対側に塗設されることが好まし
く、支持体側から順に、下引き層、帯電防止層(導電
層)、磁気記録層、滑り層が構成されることが好まし
い。
【0027】磁気記録層に用いられる磁性体微粉末とし
ては、金属磁性体粉末、酸化鉄磁性体粉末、Coドープ
酸化鉄磁性体粉末、二酸化クロム磁性体粉末、バリウム
フェライト磁性体粉末などが使用できる。これらの磁性
体粉末の製法は既知であり、公知の方法に従って製造す
ることができる。
【0028】磁気記録層の光学濃度は、写真画像への影
響を考えると小さいことが好ましく、1.5以下、より
好ましくは0.2以下、特に好ましくは0.1以下であ
る。光学濃度の測定法は、コニカ(製)サクラ濃度計P
DA−65を用い、ブルー光を透過するフィルターを用
いて、436nmの波長の光を塗膜に垂直に入射させ、
該塗膜による光の吸収を算出する方法による。
【0029】磁気記録層の感光材料1m2当たりの磁化
量は3×10-2emu以上であることが好ましい。該磁
化量は、東英工業製試料振動型磁束計(VSM−3)を
用いて、一定体積の塗膜の塗布方向に外部磁界1000
Oeで一度飽和させた後外部磁界を減少させて0にした
時の磁束密度(残留磁束密度)を計測して、これを写真
感光材料1m2当たりに含まれる透明磁性層の体積に換
算して求めることができる。透明磁性層の単位面積当た
りの磁化量が3×10-2emuより小さいと磁気記録の
入出力に支障を来す。
【0030】磁気記録層の厚みは、0.01〜20μm
が好ましく、より好ましくは0.05〜15μm、更に
好ましくは0.1〜10μmである。
【0031】磁気記録層を構成するバインダーとして
は、ビニル系樹脂、セルロースエステル系樹脂、ウレタ
ン系樹脂、ポリエステル系樹脂等が好ましく用いられ
る。又、水系エマルジョン樹脂を用いて、有機溶剤を用
いることなく水系塗布によってバインダーを形成するこ
とも好ましい。更に該バインダーは、硬化剤による硬
化、熱硬化、電子線硬化等によって物理的特性を調整す
ることが必要である。特に、ポリイソシアネート型硬化
剤の添加による硬化が好ましい。
【0032】磁気記録層中には、磁気ヘッドの目づまり
を防止するために研磨剤が添加されることが必要であ
り、非磁性金属酸化物粒子、特にアルミナ微粒子の添加
が好ましい。
【0033】磁気記録媒体の支持体としては、ポリエチ
レンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレ
ート(PEN)等のポリエステルフィルム、セルロース
トリアセテートフィルム、セルロースジアセテートフィ
ルム、ポリカーボネートフィルム、ポリスチレンフィル
ム、ポリオレフィンフィルム等を挙げることができる。
特に、特開平1−244446号、同1−291248
号、同1−298350号、同2−89045号、同2
−93641号、同2−181749号、同2−214
852号、同2−291135号等に示されるような含
水率の高いポリエステルを用いると支持体を薄膜化して
も現像処理後の巻癖回復性に優れる。
【0034】本発明において、好ましく用いられる支持
体はPET及びPENである。これらを用いる場合、厚
みは50〜100μm、特に60〜90μmであること
が好ましい。
【0035】本発明の磁気記録媒体は、ZnO,V
25,TiO2,SnO2,Al23,In23,SiO
2,MgO,BaO,MoO3等の金属酸化物粒子を含有
する導電層を有するのが好ましく、該金属酸化物粒子
は、酸素欠陥を含むもの及び用いられる金属酸化物に対
してドナーを形成する異種原子を少量含むもの等が一般
的に言って導電性が高いので好ましく、特に後者はハロ
ゲン化銀乳剤にカブリを与えないので好ましい。
【0036】前記導電層や下引き層のバインダーとして
は、磁気記録層と同様のものが利用できる。
【0037】また、磁気記録層の上に滑り層として、高
級脂肪酸エステル、高級脂肪酸アミド、ポリオルガノシ
ロキサン、流動パラフィン、ワックス類等を塗設するこ
とが好ましい。
【0038】本発明の磁気記録媒体を、ロール状とする
場合、カメラやパトローネの小型化が達成されるだけで
なく、資源の節約が可能となり、現像済みのネガフィル
ムの保存スペースが僅かで済むことから、フィルム巾は
20〜35mm程度、好ましくは20〜30mmであ
る。撮影画面面積も300〜700mm2程度、好まし
くは400〜600mm2の範囲にあれば、最終的な写
真プリントの画質を損なうことなくスモールフォーマッ
ト化が可能であり、従来以上にパトローネの小型化、カ
メラの小型化が達成できる。又、撮影画面の縦横比(ア
スペクト比)は限定されず、従来の126サイズの1:
1、ハーフサイズの1:1.4、135(標準)サイズ
の1:1.5、ハイビジョンタイプの1:1.8、パノ
ラマタイプの1:3など各種のものに利用できる。
【0039】本発明の磁気記録媒体をロール状の形態で
使用する場合には、カートリッジに収納した形態を採る
のが好ましい。カートリッジとして最も一般的なものは
現在の135フォーマットのパトローネである。その
他、実開昭58−67329号、同58−195236
号、特開昭58−181035号、同58−18263
4号、米国特許4,221,479号、特開平1−23
1045号、同2−170156号、同2−19945
1号、同2−124564号、同2−201441号、
同2−205843号、同2−210346号、同2−
211443号、同2−214853号、同2−264
248号、同3−37645号、同3−37646号、
米国特許第4,846,418号、同4,848,69
3号、同4,832,275号等で提案されたカートリ
ッジも使用できる。又、特開平5−210201号の
「小型の写真用ロールフィルムパトローネとフィルムカ
メラ」に適用することができる。
【0040】本発明においてハロゲン化銀乳剤は、リサ
ーチ・ディスクロージャ308119(以下RD308
119と略す)に記載されているものを併用して用いる
こともできる。下記に記載箇所を示す。
【0041】 〔項目〕 〔RD308119のページ〕 ヨード組織 993 I−A項 製造方法 〃 〃 及び994 E項 晶癖(正常晶) 〃 〃 晶癖(双晶) 〃 〃 エピタキシャル 〃 〃 ハロゲン組成(一様) 993 I−B項 ハロゲン組成(一様でない) 〃 〃 ハロゲンコンバージョン 994 I−C項 ハロゲン置換 〃 〃 金属含有 994 I−D項 単分散 995 I−F項 溶媒添加 〃 〃 潜像形成位置(表面) 995 I−G項 潜像形成位置(内部) 〃 〃 適用感材(ネガ) 995 I−H項 適用感材(ポジ) 〃 〃 乳剤を混合して用いる 〃 I−J項 脱塩 〃 II−A項 本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、物理熟成、化
学熟成及び分光増感を行ったものを使用することができ
る。このような工程で使用される添加剤は、リサーチ・
ディスクロージャNo.17643、No.18716
及びNo.308119(それぞれ、以下RD1764
3、RD18716及びRD308119と略す)に記
載されている。
【0042】下記に記載箇所を示す。
【0043】
【表1】
【0044】本発明に使用できる公知の写真用添加剤も
上記リサーチ・ディスクロージャに記載されている。下
記に関連のある記載箇所を示す。
【0045】
【表2】
【0046】本発明には種々のカプラーを使用すること
ができ、その具体例は、上記リサーチ・ディスクロージ
ャに記載されている。下記に関連ある記載箇所を示す。
【0047】
【表3】
【0048】本発明に使用する添加剤は、RD3081
19XIVに記載されている分散法などにより、添加する
ことができる。
【0049】本発明においては、前述RD17643
28頁、RD18716 647〜8頁及びRD308
119のXIXに記載されている支持体を使用することが
できる。
【0050】本発明の磁気記録媒体は、前述RD308
119VII−K項に記載されているフィルタ層や中間層
等の補助層を設けることができる。
【0051】本発明の写真構成層は、前述RD3081
19VII−K項に記載されている順層、逆層、ユニット
構成等の様々な層構成をとることができる。
【0052】本発明は、一般用もしくは映画用のカラー
ネガフィルム、スライド用もしくはテレビ用のカラー反
転フィルム、カラーペーパー、カラーポジフィルム、カ
ラー反転ペーパーに代表される種々のカラー感光材料に
適用することができる。
【0053】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0054】実施例1 磁気記録媒体の作成 《支持体の作成》2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメ
チル100重量部、エチレングリコール60重量部にエ
ステル交換触媒として酢酸カルシウム水和物0.1重量
部を添加し、常法に従ってエステル交換反応を行った。
得られた生成物に、三酸化アンチモン0.05重量部、
リン酸トリメチルエステル0.03重量部を添加した。
次いで徐々に昇温、減圧にし、290℃、0.05mm
Hgの条件で重合を行ない固有粘度0.60のポリエチ
レン−2,6−ナフタレートを得た。
【0055】これを、150℃で8時間真空乾燥した
後、300℃でTダイから層状に溶融押出し、50℃の
冷却ドラム上に静電印加しながら密着させ、冷却固化さ
せ、未延伸シートを得た。この未延伸シートをロール式
縦延伸機を用いて、135℃で縦方向に3.3倍延伸し
た。
【0056】得られた一軸延伸フィルムをテンター式横
延伸機を用いて、第一延伸ゾーン145℃で総横延伸倍
率の50%延伸し、更に第二延伸ゾーン155℃で総横
延伸倍率3.3倍となるように延伸した。次いで、10
0℃で2秒間熱処理し、更に第一熱固定ゾーン200℃
で5秒間熱固定し、第二熱固定ゾーン240℃で15秒
間熱固定した。次いで、横方向に5%弛緩処理しながら
室温まで30秒かけて徐冷して、厚さ85μmのポリエ
チレンナフタレートフィルムを得た。
【0057】これをステンレス製のコアに巻き付け、1
10℃で48時間熱処理(アニール処理)して支持体を
作成した。
【0058】この支持体の両面に12W/m2/min
のコロナ放電処理を施し、一方の面に下引塗布液B−1
を乾燥膜厚0.4μmになるように塗布し、その上に1
2W/m2/minのコロナ放電処理を施し、下引塗布
液B−2を乾燥膜厚0.06μmになるように塗布し
た。
【0059】12W/m2/minのコロナ放電処理を
施した他方の面には、下引塗布液B−3を乾燥膜厚0.
2μmになるように塗布し、その上に12W/m2/m
inのコロナ放電処理を施し、塗布液B−4を乾燥膜厚
0.2μmになるように塗布した。
【0060】各層はそれぞれ塗布後90℃で10秒間乾
燥し、4層塗布後引き続いて110℃で2分間熱処理を
行った後、50℃で30秒間冷却処理を行った。
【0061】 〈下引塗布液B−1〉 ブチルアクリレート30重量%,t−ブチルアクリレート20重量%, スチレン25重量%及び2−ヒドロキシエチルアクリレート25重量% の共重合体ラテックス液(固形分30%) 125g 化合物(UL−1) 0.4g ヘキサメチレン−1,6−ビス(エチレン尿素) 0.05g 水で仕上げる 1000ml 〈下引塗布液B−2〉 スチレン−無水マレイン酸共重合体の水酸化ナトリウム水溶液 (固形分6%) 50g 化合物(UL−1) 0.6g 化合物(UL−2) 0.09g シリカ粒子(平均粒径3μ) 0.2g 水で仕上げる 1000ml 〈塗布液B−3〉 ブチルアクリレート30重量%、t−ブチルアクリレート20重量%、 スチレン25重量%及び2−ヒドロキシアクリレート25重量% の共重合体ラテックス液(固形分30%) 50g 化合物(UL−1) 0.3g ヘキサメチレン−1,6−ビス(エチレン尿素) 1.1g 水で仕上げる 1000ml
【0062】
【化1】
【0063】〈塗布液B−4〉ジカルボン酸成分として
テレフタル酸ジメチル60モル%、イソフタル酸ジメチ
ル30モル%、5−スルホイソフタル酸ジメチルのナト
リム塩10モル%、グリコール成分としてエチレングリ
コール50モル%、ジエチレングリコール50モル%を
常法により共重合した。この共重合体を95℃の熱水中
で3時間撹拌し、15重量%の水分散液Aとした。
【0064】 酸化スズ−酸化アンチモン複合微粒子(平均粒径0.2μ)の 水分散液(固形分40重量%) 109g 水分散液A 67g 水で仕上げる 1000ml 《磁気記録層の塗設》前記下引処理支持体の下引層U−
4塗布液を塗設した層上に下記組成の磁気記録層塗布液
を精密イクストルージョンコーターを用い乾燥膜厚0.
8μmとなるように塗布し、乾燥と同時に塗膜が未乾の
うちに配向磁場中で塗布方向へ磁性体を配向させ、磁気
記録再生時の高出力化を図った。
【0065】 〔磁気記録層塗布液M−1の組成と調製〕 コバルト含有ガンマ酸化鉄 (平均長軸長0.12μm、短軸長0.015μm、 Fe2+/Fe3+=0.2、比表面積40m2/g、Hc=750Oe) 10重量部 アルミナ(α−Al23、平均粒径0.2μm) 3重量部 ジアセチルセルロース(帝人(株)製) 150重量部 ポリウレタン(N3132、日本ポリウレタン(株)製) 15重量部 ステアリン酸 2重量部 シクロヘキサノン 920重量部 アセトン 920重量部 上記を良く混合分散した後、サンドミルで分散後、ポリイソシアネートのコロ ネート−3041(日本ポリウレタン(株)製、固形分50%)を50重量部添 加した後、十分撹拌混合して磁性塗料M−1とした。
【0066】《潤滑層の塗設》前記磁気記録層の上にカ
ルナバワックスを0.1%含有するよう水/メタノール
混合溶液に分散した潤滑剤塗布液(下記ワックス液)を
調製し、該ワックスの付量が15mg/m2となるよう
に塗布した。ワックス塗布後の原反を100℃の熱処理
ゾーンに5分間通して乾かした後、40℃のオーブンで
5日間放置し、イソシアネートの架橋反応を充分に行っ
た。
【0067】(ワックス液の作成)90℃に加熱した水
100重量部にポリオキシエチレンラウリルエーテル4
重量部を混合し、別に90℃で熔融しておいたカルナバ
ワックス40重量部をこれに添加した後、高速撹拌式ホ
モジナイザーを用いて充分に撹拌し、カルナバワックス
の分散液(WAX1)を作成した。
【0068】次に水995重量部、メタノール900重
量部及びプロピレングリコールモノメチルエーテル10
0重量部を混合し、ここにWAX1を5重量部添加し、
撹拌してワックス液を作成した。
【0069】前記磁気記録媒体の、磁気記録層側とは反
対側に前記下引塗布液B−1及びB−2を同一条件で塗
設した下引層を設けた後、以下に示す組成の写真構成層
を設けて、磁気記録媒体100とした。添加量は1m2
当たりのグラム数で表す。但し、ハロゲン化銀とコロイ
ド銀は銀の量に換算し、増加色素(SDで示す)は銀1
モル当たりのモル数で示した。
【0070】 第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀 0.16 UV−1 0.3 CM−1 0.044 OIL−1 0.044 ゼラチン 1.33 第2層(中間層) AS−1 0.16 OIL−1 0.20 ゼラチン 1.40 第3層(低感度赤感色性層) 沃臭化銀a 0.12 沃臭化銀b 0.50 SD−1 3.0×10-5 SD−4 1.5×10-4 SD−3 3.0×10-4 SD−6 3.0×10-6 C−1 0.51 CC−1 0.047 OIL−2 0.45 AS−2 0.005 ゼラチン 1.40 第4層(中感度赤感色性層) 沃臭化銀c 0.64 SD−1 3.0×10-5 SD−2 1.5×10-4 SD−3 3.0×10-4 C−2 0.22 CC−1 0.028 DI−1 0.002 OIL−2 0.21 AS−3 0.006 ゼラチン 0.87 第5層(高感度赤感色性層) 沃臭化銀c 0.13 沃臭化銀d 1.14 SD−1 3.0×10-5 SD−2 1.5×10-4 SD−3 3.0×10-4 C−2 0.085 C−3 0.084 CC−1 0.029 DI−1 0.027 OIL−2 0.23 AS−3 0.013 ゼラチン 1.23 第6層(中間層) OIL−1 0.29 AS−1 0.23 ゼラチン 1.00 第7層(低感度緑感色性層) 沃臭化銀a 0.245 沃臭化銀b 0.105 SD−6 5.0×10-4 SD−5 5.0×10-4 M−1 0.21 CM−2 0.039 OIL−1 0.25 AS−2 0.003 AS−4 0.063 ゼラチン 0.98 第8層(中間層) M−1 0.03 CM−2 0.005 OIL−1 0.16 AS−1 0.11 ゼラチン 0.80 第9層(中感度緑感色性層) 沃臭化銀e 0.87 SD−7 3.0×10-4 SD−8 6.0×10-5 SD−9 4.0×10-5 M−1 0.17 CM−2 0.048 CM−3 0.059 DI−2 0.012 OIL−1 0.29 AS−4 0.05 AS−2 0.005 ゼラチン 1.43 第10層(高感度緑感色性層) 沃臭化銀f 1.19 SD−7 4.0×10-4 SD−8 8.0×10-5 SD−9 5.0×10-5 M−1 0.09 CM−3 0.020 DI−3 0.005 OIL−1 0.11 AS−4 0.026 AS−5 0.014 AS−6 0.006 ゼラチン 0.78 第11層(イエローフィルター層) 黄色コロイド銀 0.05 OIL−1 0.18 AS−7 0.16 ゼラチン 1.00 第12層(低感度青感色性層) 沃臭化銀g 0.29 沃臭化銀h 0.19 SD−10 8.0×10-4 SD−11 3.1×10-4 Y−1 0.91 DI−4 0.022 OIL−1 0.37 AS−2 0.002 ゼラチン 1.29 第13層(高感度青感色性層) 沃臭化銀h 0.13 沃臭化銀i 1.00 SD−10 4.4×10-4 SD−11 1.5×10-4 Y−1 0.48 DI−4 0.019 OIL−1 0.21 AS−2 0.004 ゼラチン 1.55 第14層(第1保護層) 沃臭化銀j 0.30 UV−1 0.055 UV−2 0.110 OIL−2 0.63 ゼラチン 1.32 第15層(第2保護層) PM−1 0.15 PM−2 0.04 WAX−1 0.02 D−1 0.001 ゼラチン 0.55 尚、上記の組成物の他に、塗布助剤SU−1、SU−
2、SU−3、分散助剤SU−4、粘度調整剤V−1、
安定剤ST−1、ST−2、カブリ防止剤AF−1、重
量平均分子量:10,000及び重量平均分子量:1,
100,000の2種のポリビニルピロリドン(AF−
2)、抑制剤AF−3、AF−4、AF−5、硬膜剤H
−1、H−2及び防腐剤Ase−1を添加した。
【0071】上記試料に用いた化合物の構造を以下に示
す。
【0072】上記沃臭化銀の特徴を表4に示す。
【0073】
【表4】
【0074】
【化2】
【0075】
【化3】
【0076】
【化4】
【0077】
【化5】
【0078】
【化6】
【0079】
【化7】
【0080】
【化8】
【0081】
【化9】
【0082】
【化10】
【0083】尚、本発明の好ましいハロゲン化銀粒子の
形成例として、沃臭化銀d,fの製造例を以下に示す。
【0084】種晶乳剤−1の調製 以下のようにして種晶乳剤を調製した。
【0085】特公昭58−58288号、同58−58
289号に示される混合撹拌機を用いて、35℃に調整
した下記溶液A1に硝酸銀水溶液(1.161モル)
と、臭化カリウムと沃化カリウムの混合水溶液(沃化カ
リウム2モル%)を、銀電位(飽和銀−塩化銀電極を比
較電極として銀イオン選択電極で測定)を0mVに保ち
ながら同時混合法により2分を要して添加し、核形成を
行った。続いて、60分の時間を要して液温を60℃に
上昇させ、炭酸ナトリウム水溶液でpHを5.0に調整
した後、硝酸銀水溶液(5.902モル)と、臭化カリ
ウムと沃化カリウムの混合水溶液(沃化カリウム2モル
%)を、銀電位を9mVに保ちながら同時混合法によ
り、42分を要して添加した。添加終了後40℃に降温
しながら、通常のフロキュレーション法を用いて直ちに
脱塩、水洗を行った。
【0086】得られた種晶乳剤は、平均球換算直径が
0.24μm、平均アスペクト比が4.8、ハロゲン化
銀粒子の全投影面積の90%以上が最大辺比率が1.0
〜2.0の六角状の平板状粒子からなる乳剤であった。
この乳剤を種晶乳剤−1と称する。
【0087】 〔溶液A1〕 オセインゼラチン 24.2g 臭化カリウム 10.8g HO(CH2CH2O)m(CH(CH3)CH2O)19.8(CH2CH2O )nH (m+n=9.77)(10%エタノール溶液) 6.78ml 10%硝酸 114ml H2O 9657ml 沃化銀微粒子乳剤SMC−1の調製 0.06モルの沃化カリウムを含む6.0重量%のゼラ
チン水溶液5リットルを激しく撹拌しながら、7.06
モルの硝酸銀水溶液と7.06モルの沃化カリウム水溶
液、各々2リットルを10分を要して添加した。この間
pHは硝酸を用いて2.0に、温度は40℃に制御し
た。粒子調製後に、炭酸ナトリウム水溶液を用いてpH
を5.0に調整した。得られた沃化銀微粒子の平均粒径
は0.05μmであった。この乳剤をSMC−1とす
る。
【0088】沃臭化銀dの調製 0.178モル相当の種晶乳剤−1とHO(CH2CH2
O)m(CH(CH3)CH2O)19.8(CH2CH2O)n
H(m+n=9.77)の10%エタノール溶液0.5
mlを含む、4.5重量%の不活性ゼラチン水溶液70
0mlを75℃に保ち、pAgを8.4、pHを5.0
に調整した後、激しく撹拌しながら同時混合法により以
下の手順で粒子形成を行った。
【0089】1)2.1モルの硝酸銀水溶液と0.19
5モルのSMC−1、及び臭化カリウム水溶液を、pA
gを8.4、pHを5.0に保ちながら添加した。
【0090】2)続いて溶液を60℃に降温し、pAg
を9.8に調製した。その後、0.071モルのSMC
−1を添加し、2分間熟成を行った。(転位線の導入) 3)0.959モルの硝酸銀水溶液と0.03モルのS
MC−1、及び臭化カリウム水溶液を、pAgを9.
8、pHを5.0に保ちながら添加した。
【0091】尚、粒子形成を通して各溶液は、新核の生
成や粒子間のオストワルド熟成が進まないように最適な
速度で添加した。上記添加終了後に40℃で通常のフロ
キュレーション法を用いて水洗処理を施した後、ゼラチ
ンを加えて再分散し、pAgを8.1、pHを5.8に
調整した。
【0092】得られた乳剤は、粒径(同体積の立方体1
辺長)0.75μm、平均アスペクト比5.0、粒子内
部から2/8.5/X/3モル%(Xは転位線導入位
置)のハロゲン組成を有する平板状粒子からなる乳剤で
あった。この乳剤を電子顕微鏡で観察したところ乳剤中
の粒子の全投影面積の60%以上の粒子にフリンジ部と
粒子内部双方に5本以上の転位線が観察された。表面沃
化銀含有率は、6.7モル%であった。
【0093】沃臭化銀fの調製 沃臭化銀dの調製において、1)の工程でpAgを8.
8とし、3)の工程で添加する硝酸銀量を0.92モ
ル、SMC−1の量を0.069モルとした以外は沃臭
化銀dと全く同様にして沃臭化銀fを調製した。
【0094】得られた乳剤は、粒径(同体積の立方体1
辺長)0.65μm、平均アスペクト比6.5、粒子内
部から2/8.5/X/7モル%(Xは転位線導入位
置)のハロゲン組成を有する平板状粒子からなる乳剤で
あった。この乳剤を電子顕微鏡で観察したところ乳剤中
の粒子の全投影面積の60%以上の粒子にフリンジ部と
粒子内部双方に5本以上の転位線が観察された。表面沃
化銀含有率は、11.9モル%であった。
【0095】上記各乳剤に前述の増感色素を添加、熟成
した後、トリフォスフィンセレナイド、チオ硫酸ナトリ
ウム、塩化金酸、チオシアン酸カリウムを添加し、常法
に従い、かぶり、感度関係が最適になるように化学増感
を施した。
【0096】沃臭化銀a,b,c,e,g,h,i,j
についても、上記d,fに準じ分光増感、化学増感を施
した。
【0097】このようにして作成した磁気記録媒体10
0を1インチ巾、長さ300mずつに裁断し、テストパ
ターンの画像露光、および、磁気書き込みヘッドにて6
KHzの方形波信号を100mm/sの搬送速度で記録
(モデル磁気記録)し、リールに巻いた。
【0098】下記安定液(A)中の界面活性剤Nを、表
5のように変更してさらに安定液(B)〜(I)を調製
し、前記画像露光および情報を磁気記録された磁気記録
媒体100をそれぞれ安定液のみ異なる条件でシネ型現
像処理を行なって、試料101〜109を得た。さらに
安定液のかわりにイオン交換水を用いて水洗を充分行な
ったものを試料110とした。
【0099】
【表5】
【0100】 (処理工程) 処理工程 処理時間 処理温度 補充量* 発色現像 3分15秒 38±0.3℃ 780ml 漂 白 45秒 38±2.0℃ 150ml 定 着 1分30秒 38±2.0℃ 830ml 安 定 60秒 38±5.0℃ 830ml 乾 燥 1分 55±5.0℃ − *補充量は感光材料1m2当たりの値である。
【0101】発色現像液、漂白液、定着液、安定液及び
その補充液は、以下のものを使用した。
【0102】発色現像液及び発色現像補充液 現像液 補充液 水 800ml 800ml 炭酸カリウム 30g 35g 炭酸水素ナトリウム 2.5g 3.0g 亜硫酸カリウム 3.0g 5.0g 臭化ナトリウム 1.3g 0.4g 沃化カリウム 1.2mg − ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.5g 3.1g 塩化ナトリウム 0.6g − 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒドロキシルエチル) アニリン硫酸塩 4.5g 6.3g ジエチレントリアミン五酢酸 3.0g 3.0g 水酸化カリウム 1.2g 2.0g 水を加えて1リットルとし、水酸化カリウム又は20%硫酸を用いて発色現像 液はpH10.06に、補充液はpH10.18に調整する。
【0103】漂白液及び漂白補充液 漂白液 補充液 水 700ml 700ml 1,3−ジアミノプロパン四酢酸鉄(III)アンモニウム 125g 175g エチレンジアミン四酢酸 2g 2g 硝酸ナトリウム 40g 50g 臭化アンモニウム 150g 200g 氷酢酸 40g 56g 水を加えて1リットルとし、アンモニア水又は氷酢酸を用いて漂白液はpH4 .4に、補充液はpH4.0に調整する。
【0104】定着液及び定着補充液 定着液 補充液 水 800ml 800ml チオシアン酸アンモニウム 120g 150g チオ硫酸アンモニウム 150g 180g 亜硫酸ナトリウム 15g 20g エチレンジアミン四酢酸 2g 2g アンモニア水又は氷酢酸を用いて定着液はpH6.2に、補充液はpH6.5 に調整後、水を加えて1リットルとする。
【0105】安定液及(A)及び安定補充液 水 900ml 界面活性剤N(ポリエチレングリコール モノオクチルフェニルエーテル(n1=10)) 2.0g ジメチロール尿素 0.5g ヘキサメチレンテトラミン 0.2g 1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン 0.1g シロキサン(UCC製L−77) 0.1g アンモニア水 0.5ml 水を加えて1リットルとした後、アンモニア水又は50%硫酸を用いてpH8 .5に調整する。
【0106】上記現像処理された試料101〜110に
ついて、磁気記録された情報を100mm/Sの搬送速
度で磁気ヘッドにて読み取りを行ない、同時に磁気ヘッ
ドの目詰まりの発生状況について評価を行った。また搬
送速度を200mm/Sとした時の走行安定性について
も調べた。
【0107】〈磁気ヘッドの目づまり評価テスト〉磁気
読み取りヘッドにて同一搬送速度にて方形波信号を読み
とっていき、出力が初期値よりも2dB以上下がった点
をヘッドクロッグ発生点とし、テスト開始からの長さ
(m)でヘッドクロッグの発生レベルを評価した。数値
が小さい程、すなわち短い距離でヘッドクロッグが発生
すること程好ましくないことを意味する。
【0108】〈走行安定性テスト〉200mm/Sの搬
送速度で0.15秒間走行させ、次に0.3秒間停止し
たのち再度200mm/Sで走行させる動作を連続して
繰り返し行い、ジャミングの発生状況を評価した。
【0109】良好・・・ジャミングの発生なし 不良・・・10mに一回以上発生。
【0110】結果を表6に示す。
【0111】
【表6】
【0112】表6から明らかなように、本発明の処理方
法によるものは目づまりが発生しにくく、磁気特性や透
明性にも問題がない優れたものであることがわかる。
【0113】また最終処理として水洗を行なったものは
目詰まりの発生は起こりにくい結果となったが、処理後
のカールの問題があって好ましくなかった。
【0114】
【発明の効果】本発明により、磁気特性や走行性に影響
を与えることなく磁気ヘッドの目づまりを防止した磁気
記録媒体の処理方法を提供することである。本発明の他
の目的は、多層構成型カラー感光材料の写真構成層をも
併せ持つ磁気記録媒体であっても磁気ヘッドの目づまり
を防止した磁気記録媒体を提供することができた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明支持体上の一方の側に磁気記録層を
    有し、他方の側に少なくとも一層の写真構成層を有する
    磁気記録媒体を、画像露光および磁気記録したのち現像
    処理するにおいて、下記一般式(1)または(2)で表
    される化合物を含有する処理液にて処理することを特徴
    とする磁気記録媒体の処理方法。 一般式(1) H(−O−R1−)n1−O−R2 〔式中、R1は炭素数2または3のアルキレン基を表
    し、R2は総炭素数8以上25以下のアルキル基または
    アリール基を表す。n1は12以上30以下の整数を表
    す。〕 一般式(2) H(−O−R3−)n2−O−R4 〔式中、R3は炭素数2または3のアルキレン基を表
    し、R4は総炭素数16以上25以下のアルキル基また
    はアリール基を表す。n2は7以上11以下の整数を表
    す。〕
  2. 【請求項2】 前記処理液がハロゲン化銀感光材料の処
    理工程の最終安定液である請求項1記載の磁気記録媒体
    の処理方法。
  3. 【請求項3】 透明支持体上の一方の側に磁気記録層を
    有し、他方の側にそれぞれ少なくとも一層の赤感性層、
    緑感性層、青感性層および非感光性層からなる写真構成
    層を有する磁気記録媒体を、画像露光および磁気記録し
    たのち現像処理するにおいて、前記一般式(1)または
    (2)で表される化合物を含有する処理液にて処理する
    ことを特徴とする磁気記録媒体の処理方法。
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