JPH09290106A - チップコンベアにおける濾過装置 - Google Patents

チップコンベアにおける濾過装置

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JPH09290106A
JPH09290106A JP8105153A JP10515396A JPH09290106A JP H09290106 A JPH09290106 A JP H09290106A JP 8105153 A JP8105153 A JP 8105153A JP 10515396 A JP10515396 A JP 10515396A JP H09290106 A JPH09290106 A JP H09290106A
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waste
coolant
rotary drum
downstream side
cutting
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Yukio Enomoto
行雄 榎本
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Enomoto Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転ドラムを切削屑から保護する。 【解決手段】クーラントの貯溜槽1内にはコンベア本体
が配設されている。コンベア本体のトラフ3内には搬送
スクレーパ9を有する無端状の搬送体8が掛装されてい
る。搬送体8の上方には濾過装置10が設けられ、その
ケーシング11の上流側から切削屑13を含むクーラン
トCが流し込まれる。ケーシング11内にはその上流側
から順に第1回転ドラム14と第2回転ドラム15とが
並設されている。第1回転ドラム14の上流側にはパン
チングプレート26が設けられている。この構成によれ
ば、浮遊切削屑13bよりも大きい沈降切削屑13aは
隔離プレート25の下方を通るため、両回転ドラム1
4,15のメッシュ22に干渉することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃液に含まれた廃
棄物を搬送するためのチップコンベアにおいて、廃棄物
を含む廃液を濾過する濾過装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の濾過装置としては、
例えば、工作機械から排出される廃液としてのクーラン
トを濾過するものがある。即ち、この濾過装置は、廃棄
物としての切削屑を含むクーラントが連続して投入され
る処理槽を備えている。処理槽内にはクーラントの液面
に浮遊する浮遊切削屑と、液面下に沈降する沈降切削屑
とを排出部に搬送するコンベア本体が設けられている。
このコンベア本体の上部にはクーラントを濾過する回転
ドラムが設けられ、回転ドラムの外周には複数のスクレ
ーパが設けられている。そして、回転ドラムが回転する
と、浮遊切削屑はスクレーパにより掻上げられてコンベ
ア本体の切削屑回収位置へと運ばれる。その後、浮遊切
削屑はコンベア本体にてその排出部へ搬送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記濾過装
置においては、回転ドラムの上流側に大量の沈降切削屑
がクーラントと共に投入されると、コンベア本体上で山
盛りとなる。即ち、山盛り沈降切削屑の上端が回転ドラ
ムの下端よりも上に位置することになる。そのため、こ
のような沈降切削屑が搬送されると、回転ドラムと沈降
切削屑とが干渉してしまい、回転ドラムを破損してしま
うおそれがあった。
【0004】そこで、本発明は、回転ドラムを切削屑か
ら保護することを目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、廃棄物を含む廃液が投入される投入口と、前記廃液
に含まれる廃棄物を搬送し得るコンベア本体と、前記投
入口の下流側に設けられ、前記廃液を濾過すると共に、
廃液に含まれる廃棄物をコンベア本体の廃棄物回収位置
側に移動させる回転ドラムとを備えたチップコンベアに
おいて、前記回転ドラムの上流側には同回転ドラムに対
して廃棄物が干渉するのを保護する保護部材を設けたこ
とを要旨とする。従って、請求項1に記載の発明によれ
ば、投入口から一度に大量の廃棄物が投入されても、廃
棄物が回転ドラムに干渉することなく保護部材により保
護される。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記保護部材は
廃液に含まれる所定の大きさの廃棄物よりも小さい廃棄
物を通過可能な濾過材であることを要旨とする。従っ
て、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の
発明の作用に加え、廃液が回転ドラムにより濾過される
前に保護部材により濾過される。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記濾過材は下
流側へ向かう程下向きに傾斜されていることを要旨とす
る。従って、請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の作用に加え、投入口から一
度に大量の廃棄物が山盛りとなって投入されても、廃棄
物は除々に圧縮されるため、搬送途中で目詰まりするこ
となく搬送される。
【0008】請求項4に記載の発明は、前記回転ドラム
の下流側には同回転ドラムの回転により移動された廃棄
物を前記コンベア本体の廃棄物回収位置側に案内するた
めの案内部材が設けられていることを要旨とする。従っ
て、請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至請求
項3のうち何れかに記載の発明の作用に加え、回転ドラ
ムの回転により下流側へと移動された廃棄物は案内部材
によりコンベア本体の廃棄物回収位置側に案内される。
【0009】請求項5に記載の発明は、前記案内部材は
廃棄物を案内するための案内面を有し、同案内面は回転
ドラムの下流側へ向かう程下向きに傾斜されていること
を要旨とする。従って、請求項5に記載の発明によれ
ば、請求項4に記載の発明の作用に加え、回転ドラムの
回転により移動された廃棄物は案内面の傾斜方向に沿っ
て回転ドラムの下流側へと案内される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を工作機械に使用さ
れるチップコンベアの濾過装置に具体化した一実施形態
を図面に基づいて説明する。
【0011】図1,図2に示すように、クーラントの貯
溜槽1内にはコンベア本体2が配設されている。コンベ
ア本体2のトラフ3は、下部において水平に延びる供給
部4と、その供給部4の下流端から上方へ斜め状に延び
る上昇部5と、その上昇部5の上端から下方へ延びる排
出部6とから構成されている。トラフ3の供給部4及び
排出部6内にはスプロケット7a,7bが回転可能に支
持され、それらのスプロケット7a,7b間には無端状
の搬送体8が掛装されている。搬送体8の外側には複数
個の搬送スクレーパ9が所定間隔おきで配設されてい
る。そして、図示しないモータの駆動により、搬送体8
は供給部4、上昇部5及び排出部6に沿って図2に示す
反時計回り方向へ周回するようになっている。
【0012】前記搬送体8の上方において、トラフ3の
供給部4上には濾過装置10が設けられている。濾過装
置10におけるケーシング11の下部開口部11aと、
供給部4の上部開口部4aとは連通されている。ケーシ
ング11の上流側左側壁には投入口11bが形成され、
この投入口11bにはケーシング11内に延びる樋12
の下流端が挿入されている。そして、工作機械から排出
された切削屑13を含む廃液としてのクーラントCは、
樋12を介してケーシング11内に流し込まれるように
なっている。この切削屑13は、ケーシング11内にお
けるクーラント液面Wの下方に沈む沈降切削屑13a
と、クーラント液面Wに浮く浮遊切削屑13bとが混合
されている。このクーラント液面Wと、コンベア本体2
の上昇部5における搬送体8との交差位置は浮遊切削屑
回収位置(廃棄物回収位置)αとなっている。又、樋1
2の下方に対向する搬送体8の上面が沈降切削屑回収位
置βとなっている。
【0013】前記ケーシング11内にはその上流側にお
ける第1回転ドラム14と、下流側における第2回転ド
ラム15とが並設されている。ケーシング11の下流側
左側壁には軸受け16が取着され、この軸受け16には
ケーシング11内に突設された駆動軸17が回転可能に
支持されている。駆動軸17の外端にはスプロケット1
8が固着されており、スプロケット18はチェーンを介
してモータ(何れも図示しない)に駆動連結されてい
る。又、駆動軸17の内端には両回転ドラム14,15
の基端が片持状に支持されている。そして、モータの駆
動により、両回転ドラム14,15は、前記駆動軸17
の軸心である回転軸心Kを中心にして図2に示す矢印A
方向へ回転するようになっている。
【0014】両回転ドラム14,15は、その基端にお
いて円形状をなす回転板19と、先端において回転板1
9と同一径なる回転リング20とを備えている。回転板
19と回転リング20との間には8つのスクレーパ21
が架設され、各スクレーパ21は同一円周上に等間隔を
おいて配置されている。8つのスクレーパ21のうち一
つのスクレーパ21の先端部にはNBR(ブタジエン・
アクリロニトリル共重合者)製のワイパー21a(図3
に示す)が取付けられている。このワイパー21aはス
クレーパ21の長手方向に沿って延びている。
【0015】前記スクレーパ21の内側には円筒状をな
すステンレス製のメッシュ(♯100)22が設けら
れ、このメッシュ22は図示しないボルト及びナットに
より各スクレーパ21の内側面に対して螺着されてい
る。そして、クーラントCはメッシュ22を通過する際
に濾過され、浮遊切削屑13bは第1回転ドラム14の
内部に通過しないようになっている。
【0016】そして、両回転ドラム14,15が回転す
るのに伴い、スクレーパ21はクーラント液面W下で前
記浮遊切削回収位置α側へ向けて回転するようになって
いる。そして、両回転ドラム14,15の上流側におけ
る浮遊切削屑13bは、スクレーパ21及びワイパ21
aにて掻上げられて下流側へと移動するようになってい
る。
【0017】又、両回転ドラム14,15の先端側に面
するケーシング11の側壁にはクーラント排出孔11c
が透設され、このクーラント排出孔11cの両端縁には
支持枠23の両側縁が固着されている。支持枠23の下
端は開口され、前記貯溜槽1と連通するクーラント排出
通路23aとなっている。そして、クーラント液面Wと
それよりも下方位置にある貯溜槽1のクーラント液面W
1との高低差により、両回転ドラム14,15を通過し
たクーラントCは、クーラント排出孔11c及びクーラ
ント排出通路23aを介して貯溜槽1内に排出される。
【0018】前記支持枠23には洗浄ノズル24が挿通
固着され、その先端は各回転ドラム14,15内に延出
されている。そして、貯溜槽1から汲み上げられたクー
ラントCが洗浄ノズル24の長手方向に亘って両回転ド
ラム14,15の下流側方向(図2に示す矢印B方向)
へ向けて噴射されるようになっている。この噴射圧によ
り、各回転ドラム14,15の下流側へ掻上げられた浮
遊切削屑13bは、各回転ドラム14,15の下流側に
移動されるようになっている。
【0019】図3に示すように、前記両回転ドラム1
4,15と搬送体8との間におけるケーシング11内に
は隔離プレート25が設けられている。この隔離プレー
ト25の左右両端縁はケーシング11の左右両内側面に
溶接により固着されている。隔離プレート25は前記第
1回転ドラム14の上流側から第2回転ドラム15の下
流側にかけて延びている。この隔離プレート25の上流
側端部は第1回転ドラム14の回転軸心K周りに沿って
湾曲した湾曲部25aとなっている。この湾曲部25a
の上面には前記ワイパー21aの先端縁が摺動可能にな
っている。又、隔離プレート25の中央部は前記供給部
4における搬送体8に沿って延びる平行部25bとなっ
ている。更に、隔離プレート25の下流側端部は下流側
へ向かう程上側に向けて傾斜した傾斜部25cとなって
いる。
【0020】前記第1回転ドラム14の上流側には保護
部材及び濾過材としてのパンチングプレート26が設け
られている。このパンチングプレート26の左右両端縁
はケーシング11の左右両内側面に対して溶接により固
着されている。又、パンチングプレート26の下端縁は
前記隔離プレート25における湾曲部25aの上流端に
溶接により固着され、上端縁はケーシング11の上壁に
対して図示しないボルト及びナットにより固着されてい
る。パンチングプレート26には直径2〜3mmの円孔
26aが多数形成され、各円孔26aの直径は約2〜3
mmとなっている。そして、パンチングプレート26の
円孔26aをクーラントCが通過することにより、切削
屑13を含むクーラントCは濾過されながら通過するよ
うになっている。即ち、パンチングプレート26によ
り、切削屑13は沈降切削屑13aと浮遊切削屑13b
とに分けられ、沈降切削屑13aよりも小さい浮遊切削
屑13bのみがパンチングプレート26の円孔26aを
通過するようになっている。従って、浮遊切削屑13b
よりも大きい沈降切削屑13aは隔離プレート25の下
方を通るため、両回転ドラム14,15のメッシュ22
に干渉することなく搬送体8の搬送スクレーパ9の周回
により搬送されるようになっている。
【0021】又、前記パンチングプレート26は前記隔
離プレート25と一体化されており、下流側へ向かう程
下向きに傾斜されている。両プレート25,26と搬送
体8とにより囲まれる空間は、沈降切削屑13aが搬送
される切削屑搬送空間Sとなっている。この切削屑搬送
空間Sの上流部は前記隔離プレート25とパンチングプ
レート26の協働により、下流側へ向かうほど除々に狭
まっている。一方、切削屑搬送空間Sの下流部は前記隔
離プレート25の傾斜部25cにより、下流側へ向かう
ほど除々に拡がっている。そして、山盛り状の沈降切削
屑13aは切削屑搬送空間Sの上流側で除々に圧縮され
るようになっている。
【0022】前記両回転ドラム14,15の下流側にお
ける隔離プレート25における平行部25bの上面に
は、案内部材としての第1の案内プレート27が設けら
れている。第1の案内プレート27の左右両端縁はケー
シング11の左右両内側面に溶接により固着され、上流
端縁及び下流端縁は平行部25bの上面に対して溶接に
より固着されている。又、前記第2回転ドラム15の下
流側における隔離プレート25における傾斜部25cの
上面には、案内部材としての第2の案内プレート28が
設けられている。第2の案内プレート28の左右両端縁
はケーシング11の左右両内側面に溶接により固着さ
れ、上流端縁及び下流端縁は平行部25bの上面に対し
て溶接により固着されている。
【0023】前記両案内プレート27,28は、その上
流側において各回転ドラム14,15周りに沿って湾曲
した湾曲部27a,28aと、湾曲部27a,28aの
下流端から下流側へ向かうほど下方へ直線状に傾斜され
た傾斜部27b,27bとから構成されている。前記各
湾曲部27a,28aの上面には各回転ドラム14,1
5のワイパー21aの先端縁が摺動可能になっている。
【0024】前記第1の案内プレート27における傾斜
部27bは第1回転ドラム14の下流側下部付近から第
2回転ドラム15の下側付近に延びている。又、第2の
案内プレート28における傾斜部28bは第2回転ドラ
ム15の下流側下部付近からケーシング11の前記トラ
フ3の上昇部5下端付近に延びている。そして、前記洗
浄ノズル24の噴射圧によりクーラント液面Wに強制的
に沈められた浮遊切削屑13bは各傾斜部27b,28
bの上面に沿って下流側に移動されるようになってい
る。即ち、傾斜部27b,28bの上面がクーラント液
面Wに強制的に沈められた浮遊切削屑13bを下流側へ
と案内するための案内面となっている。
【0025】なお、ケーシング11における下部開口部
11aの下流側端縁には、クーラントCが上流側へ戻る
のを防止するための逆流防止板29が第2回転ドラム1
5に向けて突設されている。この逆流防止板29は下部
開口部11aの左右方向へ延びている。
【0026】次に、上記のように構成された濾過装置の
作用について説明する。工作機械からのクーラントCが
樋12を通ってケーシング11内に投入されると、沈降
切削屑13aは各搬送スクレーパ9間における搬送体8
の沈降切削屑回収位置βに沈降し、浮遊切削屑13bは
クーラント液面Wに浮遊する。このとき、大量の切削屑
13が一度に投入されると、搬送体8上において沈降切
削屑13aは山盛りとなる。即ち、山盛り状の沈降切削
屑13aの上部は第1回転ドラム14の下端よりも高い
位置となる。そして、この状態で搬送体8が周回される
のに伴い、山盛り状の沈降切削屑13aが下流側へ移動
されると、搬送空間S内に入り込み、搬送空間部Sの上
流側において沈降切削屑13aはパンチングプレート2
6の側面に当たる。そのため、沈降切削屑13aは第1
回転ドラム14のメッシュ22に対して干渉しなくな
る。
【0027】山盛り状の沈降切削屑13aがパンチング
プレート26に当接しながら下流側へと移動される際
に、山盛り状の沈降切削屑13aは第1回転ドラム14
の上流側下方において搬送空間Sが狭くなるのに伴い除
々に圧縮される。この状態のまま沈降切削屑13aが下
流側へと搬送されるため、搬送空間S内で目詰まりしな
くなる。そして、供給部4の下流端まで搬送された沈降
切削屑13aは搬送体8の搬送スクレーパ9により掻き
上げられて排出部6から排出される。
【0028】一方、クーラントCはパンチングプレート
26を通過する際に濾過されることにより、浮遊切削屑
13bのみがパンチングプレート26を通過する。即
ち、クラントCがパンチングプレート26を通過するこ
とにより、沈降切削屑13aと浮遊切削屑13aとが分
離される。そして、浮遊切削屑13bを含むクーラント
Cは両回転ドラム14,15を通過する際に更に濾過さ
れる。つまり、回転ドラム14,15内には浮遊切削屑
13bが通過しない。濾過されたクーラントCは各回転
ドラム14,15の回転リング20の内側と、クーラン
ト排出孔11c及びクーラント排出通路23aを介して
貯溜槽1に排出される。そして、清浄化されたクーラン
トCは工作機械へと循環される。
【0029】又、パンチングプレート26と第1回転ド
ラム14の間に溜まっている浮遊切削屑13bは、第1
回転ドラム14のスクレーパ21により強制的にクーラ
ント液面Wの下方に沈み込まされ、第2回転ドラム15
の上流側に掻き出される。このとき、第1回転ドラム1
4の上流側に位置するスクレーパ23は、第1回転ドラ
ム14の回転軸心Kを含む垂立面まで浮遊切削屑13b
を押し込め、その垂立面を過ぎたら浮遊切削屑13bを
クーラント液面Wまで掻き上げる。第1回転ドラム14
の回転に伴い、そのワイパー21aが隔離プレート25
の湾曲部25a及び第1の案内プレート27における湾
曲部27aに摺動されるため、各部25a,27aの上
面に浮遊切削屑13bが残ることがない。
【0030】更に、浮遊切削屑13bは第2回転ドラム
15のスクレーパ21により強制的にクーラント液面W
の下方に沈み込まされて浮遊切削屑回収位置αへと掻き
出される。このとき、第2回転ドラム15の上流側に位
置するスクレーパ23は第2回転ドラム15の回転軸心
Kを含む垂立面まで浮遊切削屑13bを押し込め、その
垂立面を過ぎたら浮遊切削屑13bをクーラント液面W
まで掻き上げる。このとき、第2回転ドラム15の回転
に伴い、そのワイパー21aが第2の案内プレート28
の湾曲部28aに摺動されるため、同湾曲部28aの上
面に浮遊切削屑13bが残ることなく掻き上げられる。
【0031】従って、両回転ドラム14,15により、
浮遊切削屑13bは浮遊切削屑回収位置αに集められ
る。そして、浮遊切削屑回収位置αにおいて浮遊切削屑
13bは、クーラント液面Wを通過する搬送体8の搬送
スクレーパ9にて掻き上げられ、トラフ3の上昇部5の
下端部まで搬送されてきた沈降切削屑13aと一緒に搬
送されて、排出部6から排出される。
【0032】又、クーラントCが第1回転ドラム14の
メッシュ22を通過する際において、同メッシュ22表
面に浮遊切削屑13bが付着されが、洗浄ノズル24か
ら噴射されるクーラントCの噴射圧により剥離洗浄され
る。このとき、クーラントCの噴射圧により浮遊切削屑
13bはクーラント液面W下に沈降することがある。こ
の場合、沈降した浮遊切削屑13bは第1の案内プレー
ト27の傾斜部27bに沿って下降し、第2の案内プレ
ート28における湾曲部28aに移動される。傾斜部2
7bは下向きに傾斜されているため、沈降した浮遊切削
屑13bは傾斜部27bの途中で溜まることなく確実に
移動する。その後、既に上述したように第2回転ドラム
15の各スクレーパ21に押し込められた浮遊切削屑1
3bに付着され、下流側へと搬送される。
【0033】更に、クーラントCが第2回転ドラム15
のメッシュ22を通過する際において、同メッシュ22
表面に浮遊切削屑13bが付着されが、前記第1回転ド
ラム14と同様に、浮遊切削屑13bは洗浄ノズル24
から噴射されるクーラントCの噴射圧により剥離洗浄さ
れる。このとき、クーラントCの噴射圧により浮遊切削
屑13bはクーラント液面W下に沈降することがある。
この場合、沈降した浮遊切削屑13bは第2の案内プレ
ート28の傾斜部28bに沿って移動し、搬送体8上に
沈降する。傾斜部28bが下向きに傾斜されているた
め、沈降した浮遊切削屑13bは同傾斜部28bの途中
で溜まることなく確実に移動する。
【0034】従って、両傾斜部27a,28aにより、
クーラント液面W下に沈降した浮遊切削屑13bは、ク
ーラント液面W下にある沈降切削屑13aに付着され
る。そして、既に上述したように、沈降した浮遊切削屑
13bは搬送体8の搬送スクレーパ9にて掻き上げられ
て排出部6から排出される。
【0035】又、クーラントCがパンチングプレート2
6を通過する際に、沈降切削屑13aと浮遊切削屑13
bとを完全に分離しきれず、例えば、針状をなす細かい
沈降切削屑13aがパンチングプレート26を通過し、
その下流側に流れ込む場合がある。この場合には、上述
したのと同様に、細かい沈降切削屑13aは両回転ドラ
ム14,15のスクレーパ21によりクーラント液面W
下に押し込められた浮遊切削屑13bに付着され、各回
転ドラム14,15の下流側に搬送される。そして、各
案内プレート27,28の傾斜部27b,28bに沿っ
て下流側へ移動するため、最終的に搬送体8の搬送経路
上に沈降する。
【0036】パンチングプレート26が目詰まり等によ
り濾過効率が低下すると、クーラントCがパンチングプ
レート26から通過し難くなるため、クーラント液面W
の水位が上昇してしまう。この場合において、クーラン
トCは第2の案内プレート28の傾斜部28bの下流側
からケーシング11内に逆流しようとするが、逆流防止
板29により逆流し難くなる。そのため、浮遊切削屑1
3bが上流側へ戻され難くなる。
【0037】本実施形態は以下に示す(1)〜(5)の
効果を有する。 (1)山盛り状の沈降切削屑13bが第1回転ドラム1
4の上流付近に搬送されてきても、第1回転ドラム14
に当たる前にパンチングプレート26に当てられる。そ
のため、沈降切削屑13bと第1回転ドラム14のメッ
シュ22とが干渉することはない。即ち、第1回転ドラ
ム14はパンチングプレート26により保護されるた
め、第1回転ドラム14が破損するのを確実に防止する
ことができる。
【0038】(2)クーラントCをパンチングプレート
26で濾過させることにより、沈降切削屑13aと浮遊
切削屑13bとを分離するようにしたため、パンチング
プレート26に濾過機能がない場合に比べて、確実に両
切削屑13a,13bを分離させることができる。従っ
て、浮遊切削屑13bよりも比較的大きい沈降切削屑1
3aが両回転ドラム14,15のメッシュ22に当たら
なくなる。又、クーラントCはパンチングプレート26
を通過するため、同クーラントCはスムーズに下流側へ
流れるようになる。従って、大量のクーラントCが投入
されてもクーラント液面Wの水位が急激に上がるのを防
止することができる。
【0039】(3)山盛り状となって投入された沈降切
削屑13aは圧縮状態で搬送されるため、搬送経路途中
で目詰まりの原因にならない。従って、沈降切削屑13
aの搬送効率が低下するのを防止することができる。
【0040】(4)洗浄ノズル24から噴射されるクー
ラントCの噴射圧により、各回転ドラム14,15の下
流側においてクーラント液面W下に沈降しても、沈降し
た浮遊切削屑13bは各案内プレート27,28におけ
る傾斜部27b,28bに沿って下降する。そのため、
沈降した浮遊切削屑13bが傾斜部27b,28b上に
溜まることがない。従って、浮遊切削屑13bを浮遊切
削屑回収位置αまで確実に移動させることができる。
又、細かい沈降切削屑13aがパンチングプレート26
の下流側に流れ込んだ場合において、沈降切削屑13a
を傾斜部27b,28bに沿って移動させることができ
る。従って、浮遊切削屑13bのみならず細かい沈降切
削屑13aを確実に排出部6から排出することができ
る。
【0041】(5)パンチングプレート26が目詰まり
等によりクーラントCが第2の案内プレート28の傾斜
部28bの下流側から逆流しようとしても、逆流防止板
29により逆流し難くなる。従って、浮遊切削屑13b
が上流側へ戻り難することができ、浮遊切削屑13bの
回収効率が低下するのを防止できる。
【0042】なお、本発明は前記実施形態以外に以下の
ように構成してもよい。 (a)前記実施形態では、保護部材として円孔26aを
有するパンチングプレート26としたが、円孔26aを
省略して濾過機能を有しない単なるプレートにしてもよ
い。そして、この場合には、クーラントCの流れを確保
するために、プレートの下端縁を隔離プレート25の湾
曲部25aから離間させる。
【0043】(b)前記実施形態では、パンチングプレ
ート26を下流側へ向かう程下向きに傾斜させた。これ
以外にも、図3に二点鎖線で示すように、パンチングプ
レート26aクーラント液面Wに対して直交するように
してもよい。
【0044】(c)前記実施形態では、両回転ドラム1
4,15の回転方向を図2に示す矢印Aとしたが、反矢
印方向にし、浮遊切削屑13bをスクレーパ21により
掻き上げるようにしてもよい。
【0045】(d)前記実施形態では、回転ドラム1
4,15を二つ設けたが、任意の数にしてもよい。 (e)前記実施形態では、各回転ドラム14,15の下
流側に各案内プレート27,28を設けた。これ以外に
も、この案内プレート27,28の代わりにクーラント
を噴射するノズルを設け、このノズルの噴射圧で沈下し
た浮遊切削屑13bを下流側へ移動させるようにしても
よい。
【0046】次に、前記実施形態から把握できる請求項
以外の技術的思想について、それらの効果と共に記載す
る。 (A)廃棄物を含む廃液が投入される投入口と、前記廃
液に含まれる廃棄物を搬送し得るコンベア本体と、前記
投入口の下流側に設けられ、前記廃液を濾過すると共
に、廃液に含まれる廃棄物をコンベア本体の廃棄物回収
位置側に移動させる回転ドラムとを備えたチップコンベ
アにおいて、前記回転ドラムの下流側には同回転ドラム
の回転により移動された廃棄物を前記コンベア本体の廃
棄物回収位置側に案内するための案内部材を設けたチッ
プコンベアにおける濾過装置。この構成によれば、廃液
面下に沈降した廃棄物を確実に下流側へ移動させること
ができる。
【0047】(B)前記案内部材は廃棄物を案内するた
めの案内面を有し、同案内面は回転ドラムの下流側へ向
かう程下向きに傾斜されている前記(A)に記載のチッ
プコンベアにおける濾過装置。この構成によれば、
(A)に記載の発明の効果に加え、簡単な構造で廃棄物
を案内面の傾斜に沿って確実に移動させることができ
る。
【0048】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、回転ド
ラムと廃棄物とが干渉しなくなるため、回転ドラムを保
護することができる。
【0049】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、廃液は保護部材により濾過
されるため、濾過効率をより一層向上することができ
る。請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求
項2に記載の発明の効果に加え、大量の廃棄物が山盛り
となって投入されても、廃棄物が下流側へ搬送されるに
つれて除々に圧縮されるため、搬送途中で目詰まりする
のを防止できる。
【0050】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項3のうち何れかに記載の発明の効果に加え、
回転ドラムの回転により下流側へと移動された廃棄物は
移動経路途中で溜まることがないため、下流側へ確実に
移動させることができる。
【0051】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の効果に加え、傾斜面であるため、案内面
の傾斜方向に沿って回転ドラムの下流側へ移動させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すチップコンベアの平
面図。
【図2】同じく、チップコンベアの側断面図。
【図3】同じく、チップコンベアの拡大側断面図。
【符号の説明】
2…コンベア本体、11b…投入口、13…切削屑(廃
棄物)、14…第1回転ドラム、15…第2回転ドラ
ム、26…パンチングプレート(保護部材、濾過材)、
27…第1の案内プレート(案内部材)、28…第2の
案内プレート(案内部材)、C…クーラント(廃液)、
α…浮遊切削屑回収位置(廃棄物回収位置側)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃棄物を含む廃液が投入される投入口と、 前記廃液に含まれる廃棄物を搬送し得るコンベア本体
    と、 前記投入口の下流側に設けられ、前記廃液を濾過すると
    共に、廃液に含まれる廃棄物をコンベア本体の廃棄物回
    収位置側に移動させる回転ドラムとを備えたチップコン
    ベアにおいて、 前記回転ドラムの上流側には同回転ドラムに対して廃棄
    物が干渉するのを保護する保護部材を設けたチップコン
    ベアにおける濾過装置。
  2. 【請求項2】前記保護部材は廃液に含まれる所定の大き
    さの廃棄物よりも小さい廃棄物を通過可能な濾過材であ
    る請求項1に記載のチップコンベアにおける濾過装置。
  3. 【請求項3】前記濾過材は下流側へ向かう程下向きに傾
    斜されている請求項1又は請求項2に記載のチップコン
    ベアにおける濾過装置。
  4. 【請求項4】前記回転ドラムの下流側には同回転ドラム
    の回転により移動された廃棄物を前記コンベア本体の廃
    棄物回収位置側に案内するための案内部材が設けられて
    いる請求項1乃至請求項3のうち何れかに記載のチップ
    コンベアにおける濾過装置。
  5. 【請求項5】前記案内部材は廃棄物を案内するための案
    内面を有し、同案内面は回転ドラムの下流側へ向かう程
    下向きに傾斜されている請求項4に記載のチップコンベ
    アにおける濾過装置。
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