JPH09290624A - 建設機械用空調装置の外気導入ダクト - Google Patents

建設機械用空調装置の外気導入ダクト

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JPH09290624A
JPH09290624A JP10548496A JP10548496A JPH09290624A JP H09290624 A JPH09290624 A JP H09290624A JP 10548496 A JP10548496 A JP 10548496A JP 10548496 A JP10548496 A JP 10548496A JP H09290624 A JPH09290624 A JP H09290624A
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禎久 冨田
Takeshi Sakyo
剛 佐京
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建設機械の運転室壁に開口された外気導入口
への雨水の侵入を防止でき、かつ塵埃の侵入を最小限に
押さえることが可能な建設機械用空調装置の外気導入ダ
クトを提供する。 【構成】 浅皿状の内側ダクト12と深皿状の外側ダク
ト13とを所定の間隔を隔てて不可分の一体に成形し、
外気導入ダクト11とする。内側ダクト12の上部に
は、空間16を介して、運転室壁に開設された空調装置
用の外気導入口と連通する第1の透孔17を開設する。
一方、外側ダクト13の下部には、空間18を介して、
第1の透孔17と連通する第2の透孔19を開設する。
これら第1及び第2の透孔17,19は、かかる位置関
係で開設されるほか、外気導入口側から見たときに、互
いに重ならない任意の位置に開設できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械の運転室内に
搭載された空調装置に外気を取り込むためのダクトに係
り、特に、空調装置への雨水や塵埃等の侵入を防止する
に好適なダクトの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に、従来より提案されているこの種
の外気導入ダクトの構成例を示す。図7は、建設機械の
空調装置設定部を示す要部断面図であって、1は建設機
械の運転室壁、2は当該運転室壁1の一部に開設された
空調装置用の外気導入口、3は当該外気導入口2の内側
に配置された空調装置用のフィルタ、4は空調装置、5
は外気導入口2の外側に被着された外気導入ダクトを示
している。
【0003】外気導入ダクト5は、図7から明らかなよ
うに、矩形状に形成された天板5aと、当該天板5aの
4辺より起立された周壁5bとをもって皿状に形成され
ており、周壁5bの末端部には、当該外気導入ダクト5
を運転室壁1にねじ止めするためのフランジ5cが突設
されている。一方、運転室壁1の当該フランジ5cと対
応する位置には、ねじ孔1aが開設されている。したが
って、フランジ5cに開設されたねじ孔5dと運転室壁
1に開設されたねじ孔1aとにボルト6を貫通し、ナッ
ト7を締め付けることによって、外気導入ダクト5を運
転室壁1にねじ止めすることができる。
【0004】外気導入ダクト5には、外気導入口2を介
して空調装置4に外気を導入するための透孔を必要とす
る。図8(a)〜(c)に、従来より提案されている各
種の透孔開設位置を示す。図8(a)は周壁5bの上部
に透孔7を開設した例を示し、図8(b)は周壁5bの
下部に透孔7を開設した例を示す。また、図8(c)は
周壁5bの側面部に透孔7を開設した例を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、透孔7を周
壁5bの上部に開設すると、透孔7からダクト内に雨水
が侵入しやすいので、フィルタ3が雨水で膨潤されやす
く、フィルタ寿命を短縮したり、空調装置4の吸気圧力
が高くなって空調特性が劣化するといった不都合を生じ
やすい。
【0006】一方、透孔7を周壁5bの下部に開設する
と、雨水の侵入はある程度防止できるが、透孔7から侵
入した土埃等の塵埃が外気導入口2を介してフィルタ3
に侵入しやすいので、フィルタの目詰まりを生じて、や
はりフィルタ寿命に悪影響を与えたり、空調装置の特性
を劣化させやすい。
【0007】透孔7を周壁5bの側面部に開設した場合
には、透孔7を周壁5bの上部に開設した場合よりも雨
水の侵入を低減でき、かつ透孔7を周壁5bの下部に開
設した場合よりも塵埃の侵入を低減できるが、雨水の侵
入及び塵埃の侵入を実用上十分なほどには低減できない
ので、やはり建設機械用空調装置の外気導入ダクトとし
ては不適当である。
【0008】本発明は、かかる従来技術の不備を解消す
るためになされたものであって、その目的は、建設機械
の運転室壁に開口された外気導入口への雨水の侵入を防
止でき、かつ塵埃の侵入を最小限に押さえることが可能
な建設機械用空調装置の外気導入ダクトを提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、建設機械の運転室壁に開口された空調装
置用の外気導入口を被覆し、外部から前記外気導入口内
への雨水及び塵埃の侵入を防止する建設機械用空調装置
の外気導入ダクトにおいて、前記外気導入ダクトを、一
部に前記外気導入口と連通する第1の透孔が開設された
内側ダクトと、当該内側ダクトと所定の間隔を隔てて配
置され、一部に前記第1の透孔と連通する第2の透孔が
開設された外側ダクトとを有する二重構造にし、前記外
気導入口側から見たときに、前記第1及び第2の透孔の
開設位置が互いに重ならないように、これら第1及び第
2の透孔の開設位置が調整するという構成にした。
【0010】
【作用】外気導入ダクトを二重構造にし、建設機械の運
転室壁に開口された空調装置用の外気導入口側から見た
ときに、内側ダクトに開設された第1の透孔と外側ダク
トに開設された第2の透孔の開設位置が互いに重ならな
いように、これら第1及び第2の透孔の開設位置を調整
すると、仮に第2の透孔から雨水が侵入したとしても、
内側ダクトに当たって下方に流れるので、第2の透孔と
は異なる位置に開設された第1の透孔を経て、外気導入
口に侵入することがない。また、仮に第2の透孔から塵
埃が侵入したとしても、当該第2の透孔から第1の透孔
に至るまでの空気流通経路が長いために、この空気流通
経路を流れる途中で、空気中の塵埃が自重によって下方
に落下しやすくなるので、第1の透孔を経て外気導入口
に侵入しにくくなる。よって、雨水や塵埃の侵入による
フィルタの損傷を緩和でき、かつフィルタの目詰りによ
る空調特性の劣化を長期間防止できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4に基づ
いて説明する。図1は本実施例に係る外気導入ダクトの
正面図、図2は図1のA−A部断面図、図3は本実施例
に係る外気導入ダクトを建設機械の運転室壁に取り付け
た状態を示す要部断面図である。
【0012】図1及び図2から明らかなように、本例の
外気導入ダクト11は、略矩形に形成された天板12a
と、当該天板12aの4辺より起立された周壁12bと
をもって浅い皿状に形成された内側ダクト12と、同じ
く略矩形に形成された天板13aと、当該天板13aの
4辺より起立された周壁13bとをもって深い皿状に形
成された外側ダクト13とを、所定の間隔を隔てて、不
可分の一体に成形してなる。また、この外気導入ダクト
11の所定の部分には、ボルト挿入孔14を有するフラ
ンジ15が不可分の一体に成形されている。
【0013】内側ダクト12の上部、より詳細には、天
板12aの上端寄りの部分から周壁12bに亘る部分に
は、空間16を介して運転室壁21に開設された空調装
置用の外気導入口22(図3参照)と連通する第1の透
孔17が開設されている。一方、外側ダクト13の下
部、より詳細には、天板13aの下端部より斜めに起立
された周壁13bには、空間18を介して前記第1の透
孔17と連通する第2の透孔19が開設されている。こ
のように、これら第1及び第2の透孔17,19は、外
気導入口2側から見たときに、互いに重ならないよう
に、開設位置が調整される。透孔17,19の開口面積
及び空間16,18の最小断面積は、空調装置の吸気圧
力を考慮して、空調装置の特性を害しない値に設定され
る。
【0014】図3に、運転室壁1への外気導入ダクト1
1の取り付け状態を示す。この図において、21は運転
室壁、22は運転室壁21に開設された空調装置用の外
気導入口、23は当該外気導入口22の内側に配置され
た空調装置用のフィルタ、24は空調装置本体を示して
いる。
【0015】本例の外気導入ダクト11は、図3に示す
ように、運転室壁21に開設された外気導入口22を覆
うようにして、運転室壁21の外面に取り付けられる。
運転室壁21への外気導入ダクト11の取り付けは、外
気導入ダクト11に開設されたボルト挿入孔と運転室壁
21に開設されたボルト挿入孔(図示省略)とを合致
し、各ボルト挿入孔に貫通されたボルト25にてフラン
ジ15を締結することによって行われる。
【0016】本例の外気導入ダクト11は、第2の透孔
19が外側ダクト13の下部に開口されているので、雨
水が直接内側ダクト12内に入ることはない。即ち、雨
足が強い場合には、図3に矢印で示すように、外気導入
ダクト11の下方に位置する部材、例えば油圧ショベル
で言えば上部旋回体31相当する部分で跳ね上がった水
滴32が、第2の透孔19から外側ダクト13内に入る
ことがある。また、風雨が強い場合には、風に吹き上げ
られた水滴33が、第2の透孔19から外側ダクト13
内に入ることもある。しかし、これらの場合にも、第1
の透孔17が内側ダクト12の上部に開口されており、
第2の透孔19から第1の透孔17に至る距離が長いた
めに、第1の透孔17を越えて内側ダクト12の内側に
雨水が侵入することはありえず、フィルタ23の湿潤が
防止される。
【0017】また、運転室内に備えられた空気供給ファ
ン(図示省略)の吸引力や風の力によって、作業中ある
いは走行中に巻き上げられた土埃等の塵埃34が第2の
透孔19から外側ダクト13内に入ることはあり得る。
しかし、この場合にも、第2の透孔19から第1の透孔
17に至る距離が長いために、外側ダクト13内に侵入
した塵埃のうち、比較的重量が大きいものは外側ダクト
13内を上昇する過程で自重によって落下し、第1の透
孔17を越えて内側ダクト12の内側には侵入しないの
で、フィルタ23に付着する塵埃量が減少される。
【0018】よって、雨水や塵埃の侵入によるフィルタ
の損傷を緩和でき、かつフィルタの目詰りによる空調特
性の劣化を長期間防止できる。
【0019】なお、前記実施例においては、内側ダクト
12の上部に第1の透孔17を開設すると共に、外側ダ
クト13の下部に第2の透孔19を開設したが、本発明
の要旨はこれに限定されるものではなく、外気導入口2
2側から見たときに、互いに重なりあわないような位置
関係をもって、これら第1の透孔17と第2の透孔19
とを開設すれば足りる。図4及び図5に、他の透孔開設
位置を例示する。図4は、第1の透孔17を内側ダクト
12の上部に開口し、第2の透孔19を外側ダクト13
の側面部に開口した例を示している。また、図5は、第
1の透孔17を内側ダクト14の一方の側面部に開口
し、第2の透孔19を外側ダクト13のこれと対向する
側の側面部に開口した例を示している。
【0020】また、前記実施例においては、内側ダクト
12と外側ダクト13とを不可分の一体に形成したが、
本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、図6に
示すように、内側ダクト12と外側ダクト13とを独立
の別体に形成することもできる。この場合にも、透孔1
7,19の開設位置は、互いに重なりあわない限り、任
意の位置に開設することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
外気導入ダクトを二重構造にし、建設機械の運転室壁に
開口された空調装置用の外気導入口側から見たときに、
内側ダクトに開設された第1の透孔と外側ダクトに開設
された第2の透孔の開設位置が互いに重ならないよう
に、これら第1及び第2の透孔の開設位置を調整したの
で、内側ダクトの内側にまで雨水や塵埃が侵入しにく
い。よって、雨水や塵埃の侵入によるフィルタの損傷を
緩和でき、かつフィルタの目詰りによる空調特性の劣化
を長期間防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る外気導入ダクトの平面図である。
【図2】図1のA−A部断面図である。
【図3】実施例に係る外気導入ダクトを建設機械の運転
室壁に取り付けた状態を示す要部平面図である。
【図4】実施例に係る外気導入ダクトの他の透孔開設位
置を示す平面図である。
【図5】実施例に係る外気導入ダクトのさらに他の透孔
開設位置を示す平面図である。
【図6】本発明の他の実施例に係る外気導入ダクトの取
付状態の断面図である。
【図7】従来例に係る建設機械の空調装置設定部の要部
断面図である。
【図8】従来例に係る外気導入ダクト5の透孔開設位置
を示す平面図である。
【符号の説明】
11 外気導入ダクト 12 内側ダクト 13 外側ダクト 15 フランジ 16,18 空間 17 第1の透孔 19 第2の透孔 21 運転室壁 22 外気導入口 23 フィルタ 24 空調装置本体 25 ボルト
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【図5】
【図1】
【図2】
【図6】
【図7】
【図3】
【図8】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械の運転室壁に開口された空調装
    置用の外気導入口を被覆し、外部から前記外気導入口内
    への雨水及び塵埃の侵入を防止する建設機械用空調装置
    の外気導入ダクトにおいて、前記外気導入ダクトを、一
    部に前記外気導入口と連通する第1の透孔が開設された
    内側ダクトと、当該内側ダクトと所定の間隔を隔てて配
    置され、一部に前記第1の透孔と連通する第2の透孔が
    開設された外側ダクトとを有する二重構造にし、前記外
    気導入口側から見たときに、前記第1及び第2の透孔の
    開設位置が互いに重ならないように、これら第1及び第
    2の透孔の開設位置が調整されていることを特徴とする
    建設機械用空調装置の外気導入ダクト。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の外気導入ダクトにおい
    て、前記内側ダクトと前記外側ダクトとが、不可分の一
    体構造になっていることを特徴とする建設機械用空調装
    置の外気導入ダクト。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の外気導入ダクトにおい
    て、前記内側ダクトと前記外側ダクトとが、分離可能に
    構成されていることを特徴とする建設機械用空調装置の
    外気導入ダクト。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の外気導入ダクトにおい
    て、前記第1の透孔が、前記内側ダクトの上部に開口さ
    れ、前記第2の透孔が、前記外側ダクトの下部に開口さ
    れていることを特徴とする建設機械用空調装置の外気導
    入ダクト。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の外気導入ダクトにおい
    て、前記第1の透孔が、前記内側ダクトの上部に開口さ
    れ、前記第2の透孔が、前記外側ダクトの側面部に開口
    されていることを特徴とする建設機械用空調装置の外気
    導入ダクト。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の外気導入ダクトにおい
    て、前記第1の透孔が、前記内側ダクトの一方の側面部
    に開口され、前記第2の透孔が、前記外側ダクトの他方
    の側面部に開口されていることを特徴とする建設機械用
    空調装置の外気導入ダクト。
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