JPH09291435A - 嵩高性編織物 - Google Patents
嵩高性編織物Info
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- JPH09291435A JPH09291435A JP8124031A JP12403196A JPH09291435A JP H09291435 A JPH09291435 A JP H09291435A JP 8124031 A JP8124031 A JP 8124031A JP 12403196 A JP12403196 A JP 12403196A JP H09291435 A JPH09291435 A JP H09291435A
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- JP
- Japan
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- fiber
- polyester fiber
- polyester
- knitted fabric
- extensible
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- Pending
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- Artificial Filaments (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸水性と張り腰に優れ、しかも嵩高性
に富み、ドライでソフトな触感を有し、風合いがシルク
様の嵩高性編織物を提供する。 【解決手段】 伸長性ポリエステル系繊維および収縮
性ポリエステル系繊維の混繊糸を用いて編織し、熱処理
およびアルカリ減量処理を施して得られた嵩高性編織物
において、伸長性ポリエステル系繊維として、外周面に
繊維軸方向の3本ないし6本の断面短冊形凹溝を有する
中空異形繊維であって、中空率が5〜20%、短冊形凹
溝の深さが1μm以上、繊維外周径の0.4倍以下、幅
が0.2〜2.0μm、破断伸度が60〜150%のも
のを用い、上記の凹溝および中心孔の内面を部分的にフ
ィブリル化し、混繊糸の長さ方向に沿った2点間に存在
する伸長性ポリエステル系繊維と収縮性ポリエステル系
繊維の繊維長差を後者の10%以上とし、編織物の比容
積を2.5cc/g以上とする。
に富み、ドライでソフトな触感を有し、風合いがシルク
様の嵩高性編織物を提供する。 【解決手段】 伸長性ポリエステル系繊維および収縮
性ポリエステル系繊維の混繊糸を用いて編織し、熱処理
およびアルカリ減量処理を施して得られた嵩高性編織物
において、伸長性ポリエステル系繊維として、外周面に
繊維軸方向の3本ないし6本の断面短冊形凹溝を有する
中空異形繊維であって、中空率が5〜20%、短冊形凹
溝の深さが1μm以上、繊維外周径の0.4倍以下、幅
が0.2〜2.0μm、破断伸度が60〜150%のも
のを用い、上記の凹溝および中心孔の内面を部分的にフ
ィブリル化し、混繊糸の長さ方向に沿った2点間に存在
する伸長性ポリエステル系繊維と収縮性ポリエステル系
繊維の繊維長差を後者の10%以上とし、編織物の比容
積を2.5cc/g以上とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ポリエステル系
繊維からなり、ソフトでふくらみがあり、吸水性に優
れ、かつドライな感触と適度の張り腰を備えたシルキー
風合いの嵩高性編織物に関するものである。
繊維からなり、ソフトでふくらみがあり、吸水性に優
れ、かつドライな感触と適度の張り腰を備えたシルキー
風合いの嵩高性編織物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル繊維は取扱い易く、適度の
着用耐久性があるため、衣料用繊維として極めて広く利
用されているが、溶融紡糸法によって人工的に均一に大
量生産されるため、いくつかの欠点も有している。その
一つとして、合成繊維特有のぬめり感がある。すなわ
ち、通常のポリエステル繊維は均一で繊維表面が滑らか
であるため、ポリエステル繊維で作られた布帛はつるつ
るしており、絹や木綿のような温かみのある感触を有し
ない。
着用耐久性があるため、衣料用繊維として極めて広く利
用されているが、溶融紡糸法によって人工的に均一に大
量生産されるため、いくつかの欠点も有している。その
一つとして、合成繊維特有のぬめり感がある。すなわ
ち、通常のポリエステル繊維は均一で繊維表面が滑らか
であるため、ポリエステル繊維で作られた布帛はつるつ
るしており、絹や木綿のような温かみのある感触を有し
ない。
【0003】この欠点を改善するため、微細孔形成剤を
添加することにより、繊維表面を粗面化する技術(特開
昭54−120728号公報)、低温プラズマ処理でポ
リエステル繊維表面の粗面化と親水性を同時に付与する
技術、繊維表面に易溶出成分を楔状に複合し、その後溶
出して繊維外周を鋸歯状にしてキシミ感や絹なり効果を
付与する技術(特開昭63−190038号公報)、更
に微細孔形成剤を含有するポリエステルで中空糸を作
り、アルカリ処理により繊維表面に微細孔を形成して吸
水性を付与する技術(特開昭56−20612号公報)
等も知られている。しかしながら、上記の技術のいずれ
においても、吸水性、ドライ感、張り腰および嵩高性を
同時に満足することは不可能であった。
添加することにより、繊維表面を粗面化する技術(特開
昭54−120728号公報)、低温プラズマ処理でポ
リエステル繊維表面の粗面化と親水性を同時に付与する
技術、繊維表面に易溶出成分を楔状に複合し、その後溶
出して繊維外周を鋸歯状にしてキシミ感や絹なり効果を
付与する技術(特開昭63−190038号公報)、更
に微細孔形成剤を含有するポリエステルで中空糸を作
り、アルカリ処理により繊維表面に微細孔を形成して吸
水性を付与する技術(特開昭56−20612号公報)
等も知られている。しかしながら、上記の技術のいずれ
においても、吸水性、ドライ感、張り腰および嵩高性を
同時に満足することは不可能であった。
【0004】また、嵩高性の製品を作る方法の一つとし
て異収縮混繊技術があるが、これはポリエステル繊維の
製造工程において、延伸時の熱セット温度の違いにより
繊維の収縮率が変化することを利用したものであり、別
々に延伸熱セットした2種類のフィラメントを延伸機上
または延伸後に混繊することにより得られる。この混繊
糸を用いて編織した後、得られた布帛を熱処理すると、
2種のフィラメントがそれぞれ収縮し、混繊糸の長さ方
向に沿った2点間に存在する2種のフィラメント間に両
者の収縮差に伴う繊維長差が発現して布帛にふくらみが
生じる。しかしながら、この手法では、収縮時の布帛中
の拘束力が大きいため、繊維長差の発現が不十分とな
り、目標とする天然シルク様の風合いを得るに至らな
い。
て異収縮混繊技術があるが、これはポリエステル繊維の
製造工程において、延伸時の熱セット温度の違いにより
繊維の収縮率が変化することを利用したものであり、別
々に延伸熱セットした2種類のフィラメントを延伸機上
または延伸後に混繊することにより得られる。この混繊
糸を用いて編織した後、得られた布帛を熱処理すると、
2種のフィラメントがそれぞれ収縮し、混繊糸の長さ方
向に沿った2点間に存在する2種のフィラメント間に両
者の収縮差に伴う繊維長差が発現して布帛にふくらみが
生じる。しかしながら、この手法では、収縮時の布帛中
の拘束力が大きいため、繊維長差の発現が不十分とな
り、目標とする天然シルク様の風合いを得るに至らな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ポリエス
テル系繊維からなる上記従来の編織物における問題点を
解消し、ドライな触感を有し、吸水性と張り腰に優れ、
しかも嵩高性に富んだシルク様風合いの嵩高性編織物を
提供するものである。
テル系繊維からなる上記従来の編織物における問題点を
解消し、ドライな触感を有し、吸水性と張り腰に優れ、
しかも嵩高性に富んだシルク様風合いの嵩高性編織物を
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の嵩高性編織物
は、伸長性ポリエステル系繊維および収縮性ポリエステ
ル系繊維の混繊糸を用いて編織し、熱処理およびアルカ
リ減量処理を施して得られた嵩高性編織物において、上
記の伸長性ポリエステル系繊維が中心孔を有し、かつ外
周面に繊維軸方向の3本ないし6本の断面短冊形凹溝を
有する中空異形繊維であり、その中空率が5〜20%、
上記短冊形凹溝の深さが1μm以上、繊維外周径の0.
4倍以下、幅が0.2〜2.0μm、破断伸度が60〜
150%であって、上記の凹溝および中心孔の内面に沿
って部分的にフィブリル化しており、上記混繊糸の長さ
方向に沿った2点間に存在する伸長性ポリエステル系繊
維と収縮性ポリエステル系繊維の繊維長差が収縮性ポリ
エステル系繊維の10%以上で、上記編織物の比容積が
2.5cc/g以上であることを特徴とする。
は、伸長性ポリエステル系繊維および収縮性ポリエステ
ル系繊維の混繊糸を用いて編織し、熱処理およびアルカ
リ減量処理を施して得られた嵩高性編織物において、上
記の伸長性ポリエステル系繊維が中心孔を有し、かつ外
周面に繊維軸方向の3本ないし6本の断面短冊形凹溝を
有する中空異形繊維であり、その中空率が5〜20%、
上記短冊形凹溝の深さが1μm以上、繊維外周径の0.
4倍以下、幅が0.2〜2.0μm、破断伸度が60〜
150%であって、上記の凹溝および中心孔の内面に沿
って部分的にフィブリル化しており、上記混繊糸の長さ
方向に沿った2点間に存在する伸長性ポリエステル系繊
維と収縮性ポリエステル系繊維の繊維長差が収縮性ポリ
エステル系繊維の10%以上で、上記編織物の比容積が
2.5cc/g以上であることを特徴とする。
【0007】この発明の嵩高性編織物は、弛緩熱処理に
よって伸長する性質の伸長性ポリエステル系繊維および
弛緩熱処理によって収縮する性質の収縮性ポリエステル
系繊維を混繊し、得られた混繊糸を用いて編織し、乾熱
リラックスによって伸長性ポリエステル系繊維を伸長さ
せると共に、収縮性ポリエステル系繊維を収縮させて嵩
高性を発現させ、更にアルカリ減量処理によって伸長性
ポリエステル系繊維の凹溝と中心孔の各内面をフィブリ
ル化することによって製造される。
よって伸長する性質の伸長性ポリエステル系繊維および
弛緩熱処理によって収縮する性質の収縮性ポリエステル
系繊維を混繊し、得られた混繊糸を用いて編織し、乾熱
リラックスによって伸長性ポリエステル系繊維を伸長さ
せると共に、収縮性ポリエステル系繊維を収縮させて嵩
高性を発現させ、更にアルカリ減量処理によって伸長性
ポリエステル系繊維の凹溝と中心孔の各内面をフィブリ
ル化することによって製造される。
【0008】そして、混繊糸を構成する2種の繊維の繊
維長差および編織物の比容積が大きいため、絹調のソフ
トなふくらみを発現し、上記2種の繊維の少なくとも伸
長性ポリエステル系繊維が上記の中空繊維であるため、
編織物に適度な張り腰と弾発性が与えられ、かつフィブ
リル化を容易にし、また伸長して編織物の表面を形成す
る伸長性ポリエステル系繊維が上記の凹溝を有するた
め、その毛管現象によって編織物の吸水性が向上し、か
つフィブリル化によって薄起毛調の触感、すなわちピー
チ感が得られ、更に上記伸長性ポリエステル系繊維の破
断伸度が大きいため、染色時における染料の拡散性が向
上し、そのため上記のフィブリル化に伴う発色性の低下
が抑制され、染色性の良好な編織物となる。
維長差および編織物の比容積が大きいため、絹調のソフ
トなふくらみを発現し、上記2種の繊維の少なくとも伸
長性ポリエステル系繊維が上記の中空繊維であるため、
編織物に適度な張り腰と弾発性が与えられ、かつフィブ
リル化を容易にし、また伸長して編織物の表面を形成す
る伸長性ポリエステル系繊維が上記の凹溝を有するた
め、その毛管現象によって編織物の吸水性が向上し、か
つフィブリル化によって薄起毛調の触感、すなわちピー
チ感が得られ、更に上記伸長性ポリエステル系繊維の破
断伸度が大きいため、染色時における染料の拡散性が向
上し、そのため上記のフィブリル化に伴う発色性の低下
が抑制され、染色性の良好な編織物となる。
【0009】上記の伸長性ポリエステル系繊維は、中空
であれば、外形は円形および多葉形等のいずれでもよ
く、図1に断面円形の繊維1、図2に断面三角形の繊維
1、図3に断面多葉形の繊維1を例示する。これら図1
ないし図3において、2は断面短冊形凹溝、3は中心孔
である。この中空異形繊維1は、上記の凹溝2に繊維1
に比べてアルカリで溶出し易い溶出性ポリエステルを充
填した中空複合繊維の形で紡糸し、混繊、編織後のアル
カリ減量処理の際に溶出して製造するのが有利である。
であれば、外形は円形および多葉形等のいずれでもよ
く、図1に断面円形の繊維1、図2に断面三角形の繊維
1、図3に断面多葉形の繊維1を例示する。これら図1
ないし図3において、2は断面短冊形凹溝、3は中心孔
である。この中空異形繊維1は、上記の凹溝2に繊維1
に比べてアルカリで溶出し易い溶出性ポリエステルを充
填した中空複合繊維の形で紡糸し、混繊、編織後のアル
カリ減量処理の際に溶出して製造するのが有利である。
【0010】上記の繊維1を構成するポリエステルは、
繊維形成性のポリエステルであれば特に限定されない
が、例えばテレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸を主たるカルボン酸成分とし、エチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコールもしくはテトラメチレン
グリコールを主たるグリコール成分とするポリエチレン
テレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、あるいはポリエチレン2,6−
ナフタレート等の線状ポリエステルを主成分とするもの
が好ましく、特に高い伸長性を確保するために第3成分
を共重合しないポリエチレンテレフタレートが好まし
い。ただし、用途によっては難燃性、易染性、制電性等
を付与するため、機能性化合物を共重合することがで
き、またダル剤、無機粒子および種々の機能性粒子等を
添加することができる。
繊維形成性のポリエステルであれば特に限定されない
が、例えばテレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸を主たるカルボン酸成分とし、エチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコールもしくはテトラメチレン
グリコールを主たるグリコール成分とするポリエチレン
テレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、あるいはポリエチレン2,6−
ナフタレート等の線状ポリエステルを主成分とするもの
が好ましく、特に高い伸長性を確保するために第3成分
を共重合しないポリエチレンテレフタレートが好まし
い。ただし、用途によっては難燃性、易染性、制電性等
を付与するため、機能性化合物を共重合することがで
き、またダル剤、無機粒子および種々の機能性粒子等を
添加することができる。
【0011】上記の凹溝2を埋める溶出性ポリエステル
は、上記の繊維1を構成するポリエステルに比べて溶出
速度が10倍以上の速いものが好ましく、イソフタル
酸、アジピン酸、スルホイソフタル酸等の酸成分を5モ
ル%以上共重合させた変性ポリエステルおよびその2種
以上の混合物が例示されるが、任意のポリエステルに分
子量10,000以上のポリアルキレングリコールをブ
レンドしたものが経済性の点で好ましい。ただし、ポリ
アルキレングリコールのブレンド量は、5〜15重量%
が好ましく、5重量%未満では溶出速度が不足し、15
重量%超では、粘度低下が大きくなり、複合繊維の断面
形状のコントロールが困難になる。
は、上記の繊維1を構成するポリエステルに比べて溶出
速度が10倍以上の速いものが好ましく、イソフタル
酸、アジピン酸、スルホイソフタル酸等の酸成分を5モ
ル%以上共重合させた変性ポリエステルおよびその2種
以上の混合物が例示されるが、任意のポリエステルに分
子量10,000以上のポリアルキレングリコールをブ
レンドしたものが経済性の点で好ましい。ただし、ポリ
アルキレングリコールのブレンド量は、5〜15重量%
が好ましく、5重量%未満では溶出速度が不足し、15
重量%超では、粘度低下が大きくなり、複合繊維の断面
形状のコントロールが困難になる。
【0012】上記の中空異形繊維である伸長性ポリエス
テル系繊維の中空率は、5〜20%であり、5%未満で
は断面二次モーメントが小さくなって張り腰および弾発
性が不十分となり、またフィブリル化が促進されなくな
り、反対に20%を超えると紡糸時の糸切れが多くなっ
たり、繊維が破裂したりして製糸性に問題が生じ、かつ
フィブリル化が全体に生じて張り腰が消失する。
テル系繊維の中空率は、5〜20%であり、5%未満で
は断面二次モーメントが小さくなって張り腰および弾発
性が不十分となり、またフィブリル化が促進されなくな
り、反対に20%を超えると紡糸時の糸切れが多くなっ
たり、繊維が破裂したりして製糸性に問題が生じ、かつ
フィブリル化が全体に生じて張り腰が消失する。
【0013】また、短冊形凹溝2の配置数は、3〜6
個、好ましくは3〜4個であり、3個未満では吸水性お
よびドライ感が不足し、反対に6個を超えると溶出成分
比が高くなり、得られる布帛の強力が低下する。また、
上記凹溝2の深さは、1μm以上、繊維外周径(繊維1
に外接する円の直径)の0.4倍以下であり、1μm未
満では、吸水性能が不足し、かつ所望のフィブリル化が
得られず、反対に繊維外周径の0.4倍を超えると、特
定の断面形状を維持できない。また、幅は0.2〜2.
0μm、好ましくは0.5〜1.0μmであり、0.2
μm未満では、毛管現象による吸水性が向上する反面、
紡糸時における複合形状の安定性が低下し、2.0μm
を超えると吸水性能が不足する。
個、好ましくは3〜4個であり、3個未満では吸水性お
よびドライ感が不足し、反対に6個を超えると溶出成分
比が高くなり、得られる布帛の強力が低下する。また、
上記凹溝2の深さは、1μm以上、繊維外周径(繊維1
に外接する円の直径)の0.4倍以下であり、1μm未
満では、吸水性能が不足し、かつ所望のフィブリル化が
得られず、反対に繊維外周径の0.4倍を超えると、特
定の断面形状を維持できない。また、幅は0.2〜2.
0μm、好ましくは0.5〜1.0μmであり、0.2
μm未満では、毛管現象による吸水性が向上する反面、
紡糸時における複合形状の安定性が低下し、2.0μm
を超えると吸水性能が不足する。
【0014】また、上記の中空異形繊維(伸長性ポリエ
ステル系繊維)は、部分的にフィブリル化していること
が必要であり、このフィブリル化によって薄起毛調の触
感、いわゆるピーチ感が発現し、目標とする風合いが得
られる。そして、混繊糸を構成する他方の収縮性ポリエ
ステル系繊維よりも編織物中での繊維長が大きく、編織
物の表面を形成する上記伸長性ポリエステル系繊維のみ
がフィブリル化していることにより、編織物の張り腰を
損なうことなく編織物表面にソフトな触感が付与され
る。なお、このフィブリル化によって一般には染色時の
発色性が低下するが、上記中空異形の伸長性ポリエステ
ル系繊維は、60〜150%の伸度を有するため、染料
の拡散性が高められ発色性が補われる。ただし、上記の
伸度が60%未満では目的の発色性が得られず、反対に
150%を超えると、衣服に加工して着用した際に繊維
が伸びて品位が低下する。
ステル系繊維)は、部分的にフィブリル化していること
が必要であり、このフィブリル化によって薄起毛調の触
感、いわゆるピーチ感が発現し、目標とする風合いが得
られる。そして、混繊糸を構成する他方の収縮性ポリエ
ステル系繊維よりも編織物中での繊維長が大きく、編織
物の表面を形成する上記伸長性ポリエステル系繊維のみ
がフィブリル化していることにより、編織物の張り腰を
損なうことなく編織物表面にソフトな触感が付与され
る。なお、このフィブリル化によって一般には染色時の
発色性が低下するが、上記中空異形の伸長性ポリエステ
ル系繊維は、60〜150%の伸度を有するため、染料
の拡散性が高められ発色性が補われる。ただし、上記の
伸度が60%未満では目的の発色性が得られず、反対に
150%を超えると、衣服に加工して着用した際に繊維
が伸びて品位が低下する。
【0015】この発明の嵩高性編織物を構成する混繊糸
の所定長さ内に横たわる上記中空異形の伸長性ポリエス
テル系繊維および収縮性ポリエステル系繊維の繊維長差
は、後者の繊維長の10%以上、好ましくは12%以上
20%以下を必要とし、10%未満では絹調のソフトな
嵩高性が得られず、20%を超えるとスナッグが生じ易
くなる。そして、この発明の嵩高性編織物の比容積は、
2.5cc/g以上であり、従来の異収縮混繊糸を用いた
場合の1.8cc/gよりも約40%以上大きいため、天
然の絹製品に酷似した風合いが発現する。
の所定長さ内に横たわる上記中空異形の伸長性ポリエス
テル系繊維および収縮性ポリエステル系繊維の繊維長差
は、後者の繊維長の10%以上、好ましくは12%以上
20%以下を必要とし、10%未満では絹調のソフトな
嵩高性が得られず、20%を超えるとスナッグが生じ易
くなる。そして、この発明の嵩高性編織物の比容積は、
2.5cc/g以上であり、従来の異収縮混繊糸を用いた
場合の1.8cc/gよりも約40%以上大きいため、天
然の絹製品に酷似した風合いが発現する。
【0016】上記の混繊糸を構成する伸長性ポリエステ
ル系繊維および収縮性ポリエステル系繊維の乾熱160
℃における収縮率は、編織後の弛緩熱処理で上記の繊維
長差を生じる程度であり、伸長性ポリエステル系繊維の
乾熱収縮率は−10〜0%が、また収縮性ポリエステル
系繊維の乾熱収縮率は10〜30%がそれぞれ好まし
い。そして、収縮性ポリエステル系繊維は、上記の乾熱
収縮率を有するものであれば、その構成ポリエステルは
伸長性ポリエステル系繊維と同様に繊維形成性のポリエ
ステルであればよく、その断面形状も任意であるが、伸
長性ポリエステル系繊維と実質的に同じ断面形状の中空
異形繊維とすることが吸水性、張り腰および弾発性等を
向上させる点で好ましい。
ル系繊維および収縮性ポリエステル系繊維の乾熱160
℃における収縮率は、編織後の弛緩熱処理で上記の繊維
長差を生じる程度であり、伸長性ポリエステル系繊維の
乾熱収縮率は−10〜0%が、また収縮性ポリエステル
系繊維の乾熱収縮率は10〜30%がそれぞれ好まし
い。そして、収縮性ポリエステル系繊維は、上記の乾熱
収縮率を有するものであれば、その構成ポリエステルは
伸長性ポリエステル系繊維と同様に繊維形成性のポリエ
ステルであればよく、その断面形状も任意であるが、伸
長性ポリエステル系繊維と実質的に同じ断面形状の中空
異形繊維とすることが吸水性、張り腰および弾発性等を
向上させる点で好ましい。
【0017】また、上記の伸長性ポリエステル系繊維お
よび収縮性ポリエステル系繊維の混繊比率は、重量比2
5/75〜70/30、特に40/60〜60/40が
好ましく、25/75未満では嵩高性が不十分で、風合
いが悪くなり、反対に70/30を超えると収縮性ポリ
エステル系繊維に応力が集中し、強力が低下する。
よび収縮性ポリエステル系繊維の混繊比率は、重量比2
5/75〜70/30、特に40/60〜60/40が
好ましく、25/75未満では嵩高性が不十分で、風合
いが悪くなり、反対に70/30を超えると収縮性ポリ
エステル系繊維に応力が集中し、強力が低下する。
【0018】上記の繊維長差を有する編織物は、高配向
未延伸糸POYを延伸し、弛緩熱処理して得られた延伸
糸FDYを伸長性ポリエステル系繊維(伸長成分)と
し、これを収縮性ポリエステル系繊維と混繊し、編織後
に精錬、リラックス、プレセットすることにより、前者
を伸長させ、後者を収縮させて繊維長差を発現させ、し
かるのち減量加工および染色セットを施して得られる。
また、高配向未延伸糸POYを伸長成分に用いて収縮性
ポリエステル系繊維(収縮成分)と混繊し、得られた混
繊糸を用いて編織した後、ポリエステルに対してキャリ
ヤー能を有する有機化合物を含む溶液に浸漬して伸長成
分のPOYに収縮抑制処理を施し、次いで乾熱処理、プ
レセットを施して前者を伸長させ、後者を収縮させて繊
維長差を発現させ、しかるのち減量加工および染色セッ
トを行ってもよい。
未延伸糸POYを延伸し、弛緩熱処理して得られた延伸
糸FDYを伸長性ポリエステル系繊維(伸長成分)と
し、これを収縮性ポリエステル系繊維と混繊し、編織後
に精錬、リラックス、プレセットすることにより、前者
を伸長させ、後者を収縮させて繊維長差を発現させ、し
かるのち減量加工および染色セットを施して得られる。
また、高配向未延伸糸POYを伸長成分に用いて収縮性
ポリエステル系繊維(収縮成分)と混繊し、得られた混
繊糸を用いて編織した後、ポリエステルに対してキャリ
ヤー能を有する有機化合物を含む溶液に浸漬して伸長成
分のPOYに収縮抑制処理を施し、次いで乾熱処理、プ
レセットを施して前者を伸長させ、後者を収縮させて繊
維長差を発現させ、しかるのち減量加工および染色セッ
トを行ってもよい。
【0019】上記のポリエステルに対してキャリヤー能
を有する有機化合物は、水系、有機溶剤系のいずれでも
よく、安息香酸、安息香酸エステル等の安息香酸誘導
体、サリチル酸、サリチル酸エステル等のサリチル酸誘
導体、フェノール、m−クレゾール等のフェノール類、
モノクロロベンゼン、トリクロロベンゼン等のハロゲン
化芳香族類、アセトフェノン等のケトン類、ハロゲン化
フェノール類、フェニルフェノール類、アソニール等の
エーテル類、ジーおよびトリフェニルメタン類、ジフェ
ニル誘導体、メチルナフタレン、ナフトール等のナフタ
レン類、アニリン類等の主に芳香族系の有機化合物誘導
体が挙げられるが、場合によっては2種類以上を同時に
使用してもよい。また、これらの有機化合物以外に乳化
剤、精錬剤、分散剤、均染剤、PH緩衝剤等の各種助剤
および各種染料を数種類併用することもできる。
を有する有機化合物は、水系、有機溶剤系のいずれでも
よく、安息香酸、安息香酸エステル等の安息香酸誘導
体、サリチル酸、サリチル酸エステル等のサリチル酸誘
導体、フェノール、m−クレゾール等のフェノール類、
モノクロロベンゼン、トリクロロベンゼン等のハロゲン
化芳香族類、アセトフェノン等のケトン類、ハロゲン化
フェノール類、フェニルフェノール類、アソニール等の
エーテル類、ジーおよびトリフェニルメタン類、ジフェ
ニル誘導体、メチルナフタレン、ナフトール等のナフタ
レン類、アニリン類等の主に芳香族系の有機化合物誘導
体が挙げられるが、場合によっては2種類以上を同時に
使用してもよい。また、これらの有機化合物以外に乳化
剤、精錬剤、分散剤、均染剤、PH緩衝剤等の各種助剤
および各種染料を数種類併用することもできる。
【0020】なお、混繊糸を構成する2種の繊維中、少
なくとも中空異形の伸長性ポリエステル系繊維の繊維表
面および断面短冊形凹溝の内面には、微細な凹部を形成
し、これによってドライな触感および吸水性を一層高め
ることができる。この微細凹部の大きさは、繊維外周方
向の幅で0.2〜0.8μmが好ましく、0.2μm未
満では可視光線の波長以下となり、有色光の吸収量が低
下するだけでなく、ドライな触感が感じられなくなり、
反対に0.8μmを超えると、ドライな触感が低下する
だけでなく、物理的特性も低下する。また、上記微細凹
部の個数は、発色性およびドライ感触を高める意味で5
個/100平方μm以上が好ましい。
なくとも中空異形の伸長性ポリエステル系繊維の繊維表
面および断面短冊形凹溝の内面には、微細な凹部を形成
し、これによってドライな触感および吸水性を一層高め
ることができる。この微細凹部の大きさは、繊維外周方
向の幅で0.2〜0.8μmが好ましく、0.2μm未
満では可視光線の波長以下となり、有色光の吸収量が低
下するだけでなく、ドライな触感が感じられなくなり、
反対に0.8μmを超えると、ドライな触感が低下する
だけでなく、物理的特性も低下する。また、上記微細凹
部の個数は、発色性およびドライ感触を高める意味で5
個/100平方μm以上が好ましい。
【0021】上記の微細凹部は、繊維を構成するポリエ
ステルに少量の無機微粒子を添加しておき、編織後の減
量加工に伴って繊維表面および短冊形凹溝の内面から上
記の無機微粒子を脱落させることにより形成することが
できる。無機微粒子としては重合中に生成する金属化合
物その他種々の微粒子を用いることができるが、繊維の
透明性を保ちつつ微細凹部を付与する上で、繊維自身の
屈折率に近い屈折率を有するカオリナイトが好ましい。
該微粒子(一次粒子)の平均粒子径は、等価球径で0.
2〜0.3μmが好ましく、0.2μm未満では工業生
産が困難であり、0.3μmを超えると、紡糸時のフィ
ルター詰まりで操業性の低下を生じる。また、微粒子の
添加量は0.5〜3.0重量%以下が好ましく、0.5
重量%未満では繊維表面の凹部数が不足し、触感効果や
吸水効果が薄れ、3.0重量%を超えると一次粒子の凝
集により、紡糸時にフィルター詰まりが生じ、操業性が
低下し易い。
ステルに少量の無機微粒子を添加しておき、編織後の減
量加工に伴って繊維表面および短冊形凹溝の内面から上
記の無機微粒子を脱落させることにより形成することが
できる。無機微粒子としては重合中に生成する金属化合
物その他種々の微粒子を用いることができるが、繊維の
透明性を保ちつつ微細凹部を付与する上で、繊維自身の
屈折率に近い屈折率を有するカオリナイトが好ましい。
該微粒子(一次粒子)の平均粒子径は、等価球径で0.
2〜0.3μmが好ましく、0.2μm未満では工業生
産が困難であり、0.3μmを超えると、紡糸時のフィ
ルター詰まりで操業性の低下を生じる。また、微粒子の
添加量は0.5〜3.0重量%以下が好ましく、0.5
重量%未満では繊維表面の凹部数が不足し、触感効果や
吸水効果が薄れ、3.0重量%を超えると一次粒子の凝
集により、紡糸時にフィルター詰まりが生じ、操業性が
低下し易い。
【0022】
実施形態1 前記の断面短冊形凹溝を溶出性ポリエステルで埋めた形
態の中空複合繊維の本体ポリエステルとして平均等価球
径が0.3μm以下のカオリナイトを0.5〜3.0重
量%含有するポリエチレンテレフタレートを用い、その
断面短冊形凹溝を形成するための溶出性ポリエステルと
してイソフタル酸を共重合成分とする共重合ポリエステ
ル95〜85重量%および分子量10,000以上のポ
リアルキレングリコール5〜15重量%の混合物を用
い、本体ポリエステルおよび溶出性ポリエステルの複合
比が9/1の中空複合繊維からなるマルチフィラメント
糸を温度280℃で紡糸し、巻取り速度2500〜40
00m/分で巻取り、次いで温度80℃のホットローラ
を用いて1.5倍に延伸し、これを収縮成分とする。
態の中空複合繊維の本体ポリエステルとして平均等価球
径が0.3μm以下のカオリナイトを0.5〜3.0重
量%含有するポリエチレンテレフタレートを用い、その
断面短冊形凹溝を形成するための溶出性ポリエステルと
してイソフタル酸を共重合成分とする共重合ポリエステ
ル95〜85重量%および分子量10,000以上のポ
リアルキレングリコール5〜15重量%の混合物を用
い、本体ポリエステルおよび溶出性ポリエステルの複合
比が9/1の中空複合繊維からなるマルチフィラメント
糸を温度280℃で紡糸し、巻取り速度2500〜40
00m/分で巻取り、次いで温度80℃のホットローラ
を用いて1.5倍に延伸し、これを収縮成分とする。
【0023】上記の収縮成分とデニール数が異なる以外
は全く同様にして中空複合繊維のマルチフィラメント糸
を紡糸、延伸した後、190℃の非接触型ヒーターに通
して43%のオーバーフィード下で、かつ450m/分
の速度で通過させることにより、弛緩熱処理を施し、デ
ニール数が上記の収縮成分の0.67〜1.5倍の弛緩
熱処理糸(FDY)を得、これを伸長成分とする。上記
の伸長成分および収縮成分を混繊し、加撚、撚りセット
を施して混繊比率(重量比)40/60〜60/40の
混繊糸を得、この混繊糸を経糸および緯糸に用いて任意
組織の織物を製織し、得られた織物を常法で精錬、乾熱
リラックス、プレセットの後、アルカリ減量加工によっ
て伸長成分(伸長性ポリエステル系繊維)および収縮成
分(収縮性ポリエステル系繊維)の溶出性ポリエステル
を溶出して断面短冊形凹溝を形成すると共に、繊維表面
および凹溝内面に微細凹部を形成し、かつフィブリル化
した後、ファイナルセットを施して本発明の嵩高性織物
を得る。
は全く同様にして中空複合繊維のマルチフィラメント糸
を紡糸、延伸した後、190℃の非接触型ヒーターに通
して43%のオーバーフィード下で、かつ450m/分
の速度で通過させることにより、弛緩熱処理を施し、デ
ニール数が上記の収縮成分の0.67〜1.5倍の弛緩
熱処理糸(FDY)を得、これを伸長成分とする。上記
の伸長成分および収縮成分を混繊し、加撚、撚りセット
を施して混繊比率(重量比)40/60〜60/40の
混繊糸を得、この混繊糸を経糸および緯糸に用いて任意
組織の織物を製織し、得られた織物を常法で精錬、乾熱
リラックス、プレセットの後、アルカリ減量加工によっ
て伸長成分(伸長性ポリエステル系繊維)および収縮成
分(収縮性ポリエステル系繊維)の溶出性ポリエステル
を溶出して断面短冊形凹溝を形成すると共に、繊維表面
および凹溝内面に微細凹部を形成し、かつフィブリル化
した後、ファイナルセットを施して本発明の嵩高性織物
を得る。
【0024】実施形態2 実施形態1の本体ポリエステルおよび溶出性ポリエステ
ルを用いて複合比が9/1の中空複合繊維を温度280
℃で紡糸し、巻取り速度2500〜4000m/分で巻
取って繊度のみが異なる2種類の高配向未延伸糸(PO
Y)を得、一方をそのまま用いて伸長性ポリエステル系
繊維(伸長成分)とし、他方を80℃のホットローラで
1.5倍に延伸して繊度が伸長成分の0.67〜1.5
倍の収縮性ポリエステル系繊維(収縮成分)とする。上
記の伸長成分および収縮成分を混繊し、加撚、撚りセッ
トを施して混繊比率40/60〜60/40の混繊糸を
得、この混繊糸を経糸および緯糸に用いて任意組織の織
物を製織する。次いで、ポリエステルに対してキャリヤ
ー能を有する有機化合物の水系分散液に上記の織物を浸
漬し、ガラス転移点以下の温度から昇温を開始して最終
温度60〜100℃で処理して伸長成分の収縮を抑制
し、しかるのち洗浄、乾燥、精錬、乾熱リラックス、プ
レセットおよびアルカリ減量処理を施し、更にファイナ
ルセットを施して本発明の嵩高性織物を得る。
ルを用いて複合比が9/1の中空複合繊維を温度280
℃で紡糸し、巻取り速度2500〜4000m/分で巻
取って繊度のみが異なる2種類の高配向未延伸糸(PO
Y)を得、一方をそのまま用いて伸長性ポリエステル系
繊維(伸長成分)とし、他方を80℃のホットローラで
1.5倍に延伸して繊度が伸長成分の0.67〜1.5
倍の収縮性ポリエステル系繊維(収縮成分)とする。上
記の伸長成分および収縮成分を混繊し、加撚、撚りセッ
トを施して混繊比率40/60〜60/40の混繊糸を
得、この混繊糸を経糸および緯糸に用いて任意組織の織
物を製織する。次いで、ポリエステルに対してキャリヤ
ー能を有する有機化合物の水系分散液に上記の織物を浸
漬し、ガラス転移点以下の温度から昇温を開始して最終
温度60〜100℃で処理して伸長成分の収縮を抑制
し、しかるのち洗浄、乾燥、精錬、乾熱リラックス、プ
レセットおよびアルカリ減量処理を施し、更にファイナ
ルセットを施して本発明の嵩高性織物を得る。
【0025】
実施例1 前記の断面短冊形凹溝を溶出性ポリエステルで埋めた形
態の中空複合繊維の本体ポリエステルとして、平均等価
球径が0.25μmのカオリナイトを0.35重量%含
有する固有粘度0.63のポリエチレンテレフタレート
を用いた。また、上記の溶出性ポリエステルとして、イ
ソフタル酸10モル%を共重合してなる固有粘度0.6
2の共重合ポリエステル91重量%および分子量20,
000のポリエチレングリコール9重量%の混合物を用
いた。ただし、この混合物は、平均等価球径0.25μ
mの酸化チタンを0.35重量%添加して用いた。上記
の本体ポリエステルおよび溶出性ポリエステルを用い、
複合比が9/1の中空複合繊維を温度280℃で紡糸
し、巻取り速度3000m/分で巻取り、次いで温度8
0℃のホットローラで1.5倍に延伸して30デニール
12フィラメントおよび21デニール12フィラメント
の2種類のポリエステルマルチフィラメント糸を得た。
態の中空複合繊維の本体ポリエステルとして、平均等価
球径が0.25μmのカオリナイトを0.35重量%含
有する固有粘度0.63のポリエチレンテレフタレート
を用いた。また、上記の溶出性ポリエステルとして、イ
ソフタル酸10モル%を共重合してなる固有粘度0.6
2の共重合ポリエステル91重量%および分子量20,
000のポリエチレングリコール9重量%の混合物を用
いた。ただし、この混合物は、平均等価球径0.25μ
mの酸化チタンを0.35重量%添加して用いた。上記
の本体ポリエステルおよび溶出性ポリエステルを用い、
複合比が9/1の中空複合繊維を温度280℃で紡糸
し、巻取り速度3000m/分で巻取り、次いで温度8
0℃のホットローラで1.5倍に延伸して30デニール
12フィラメントおよび21デニール12フィラメント
の2種類のポリエステルマルチフィラメント糸を得た。
【0026】上記30デニールのポリエステルマルチフ
ィラメント糸をそのまま用いて収縮成分(乾熱160℃
における収縮率:16%)とし、21デニールのポリエ
ステルマルチフィラメント糸を190℃の非接触型ヒー
ターに通し、43%のオーバーフィード下で、かつ45
0m/分の速度で通過させることにより、弛緩熱処理を
施し、得られた弛緩熱処理FDYを伸長成分(乾熱16
0℃における収縮率:−4.0%)とした。この伸長性
ポリエステル系繊維12本の伸長成分および収縮性ポリ
エステル系繊維12本の収縮成分を引揃え、オーバーフ
ィード率2%、空気圧力2kg/cm2 で流体交絡混繊を行
い、得られた混繊糸に1200回/mのS撚りを付与
し、70℃で熱セットし、これを経糸および緯糸として
用い、両者を2本ずつ同時に浮沈させて斜子組織の織物
を得た。この織物を常法で精錬、乾熱リラックス、プレ
セットの後、濃度が50g/lの苛性ソーダ溶液を用い
て常温で処理し、30重量%を減量した後、ファイナル
セットにより実施例1の嵩高性編織物を得た。
ィラメント糸をそのまま用いて収縮成分(乾熱160℃
における収縮率:16%)とし、21デニールのポリエ
ステルマルチフィラメント糸を190℃の非接触型ヒー
ターに通し、43%のオーバーフィード下で、かつ45
0m/分の速度で通過させることにより、弛緩熱処理を
施し、得られた弛緩熱処理FDYを伸長成分(乾熱16
0℃における収縮率:−4.0%)とした。この伸長性
ポリエステル系繊維12本の伸長成分および収縮性ポリ
エステル系繊維12本の収縮成分を引揃え、オーバーフ
ィード率2%、空気圧力2kg/cm2 で流体交絡混繊を行
い、得られた混繊糸に1200回/mのS撚りを付与
し、70℃で熱セットし、これを経糸および緯糸として
用い、両者を2本ずつ同時に浮沈させて斜子組織の織物
を得た。この織物を常法で精錬、乾熱リラックス、プレ
セットの後、濃度が50g/lの苛性ソーダ溶液を用い
て常温で処理し、30重量%を減量した後、ファイナル
セットにより実施例1の嵩高性編織物を得た。
【0027】実施例2 実施例1の本体ポリエステルおよび溶出性ポリエステル
を用い、複合比が9/1の中空複合繊維を温度280℃
で紡糸し、巻取り速度3000m/分で巻取って20デ
ニール12フィラメントおよび30デニール12フィラ
メントの2種類の高配向未延伸糸(POY)を得た。2
0デニールの高配向未延伸糸をそのまま伸長性ポリエス
テル系繊維(伸長成分)に用い、30デニールの高配向
未延伸糸を温度80℃のホットローラで1.5倍に延伸
して20デニール12フィラメントの延伸糸とし、これ
を収縮性ポリエステル系繊維(収縮成分)に用いた。上
記20デニール12フィラメントの伸長成分および20
デニール12フィラメントの収縮成分を引揃え、実施例
1と同様に混繊、加撚および熱セットを行い、得られた
混繊糸で斜子組織の織物を製織した。
を用い、複合比が9/1の中空複合繊維を温度280℃
で紡糸し、巻取り速度3000m/分で巻取って20デ
ニール12フィラメントおよび30デニール12フィラ
メントの2種類の高配向未延伸糸(POY)を得た。2
0デニールの高配向未延伸糸をそのまま伸長性ポリエス
テル系繊維(伸長成分)に用い、30デニールの高配向
未延伸糸を温度80℃のホットローラで1.5倍に延伸
して20デニール12フィラメントの延伸糸とし、これ
を収縮性ポリエステル系繊維(収縮成分)に用いた。上
記20デニール12フィラメントの伸長成分および20
デニール12フィラメントの収縮成分を引揃え、実施例
1と同様に混繊、加撚および熱セットを行い、得られた
混繊糸で斜子組織の織物を製織した。
【0028】得られた織物サンプル5.0gをオルトー
フェニルフェノール系のキャリヤー(山川薬品社製、商
品名「テトロシンOEN」)のエマルジョンからなる濃
度2g/lの処理液250ml(キャリヤー濃度10%o
wfに相当、有機物質濃度約6.0%owfに相当)に
入れ、ミニカラー染色機を用いて処理液を攪拌しながら
温度30℃から80℃まで1℃/分の速度で昇温させ、
更に20分攪拌した後、冷却して取り出し、次いで洗浄
および乾燥を行い、精錬、乾熱リラックス、プレセット
の後、濃度50g/lの苛性ソーダ溶液で処理し、30
重量%の減量を行った後、ファイナルセットにより実施
例2の嵩高性織物を得た。
フェニルフェノール系のキャリヤー(山川薬品社製、商
品名「テトロシンOEN」)のエマルジョンからなる濃
度2g/lの処理液250ml(キャリヤー濃度10%o
wfに相当、有機物質濃度約6.0%owfに相当)に
入れ、ミニカラー染色機を用いて処理液を攪拌しながら
温度30℃から80℃まで1℃/分の速度で昇温させ、
更に20分攪拌した後、冷却して取り出し、次いで洗浄
および乾燥を行い、精錬、乾熱リラックス、プレセット
の後、濃度50g/lの苛性ソーダ溶液で処理し、30
重量%の減量を行った後、ファイナルセットにより実施
例2の嵩高性織物を得た。
【0029】比較例1 実施例1において、紡糸、延伸後の非接触型ヒーターに
よる熱処理時のオーバーフィード率を5%に変更する以
外は実施例1と全く同様にして比較例1の嵩高性編織物
を得た。
よる熱処理時のオーバーフィード率を5%に変更する以
外は実施例1と全く同様にして比較例1の嵩高性編織物
を得た。
【0030】比較例2 実施例2における溶融紡糸時の巻取り速度を2000m
/分に変更する以外は実施例2と全く同様にして比較例
2の嵩高性編織物を得た。
/分に変更する以外は実施例2と全く同様にして比較例
2の嵩高性編織物を得た。
【0031】比較例3 実施例1における断面短冊形凹溝の個数を2個とし、溶
出性ポリエステルの複合比を5%に設定する以外は実施
例1と全く同様にして比較例3の嵩高性編織物を得た。
出性ポリエステルの複合比を5%に設定する以外は実施
例1と全く同様にして比較例3の嵩高性編織物を得た。
【0032】比較例4 実施例1において、複合紡糸ノズルの分散板のスリット
寸法を変え、溶出後にできる断面短冊形凹溝の幅を広
く、深さを浅く変える以外は実施例1と全く同様にして
比較例4の嵩高性編織物を得た。
寸法を変え、溶出後にできる断面短冊形凹溝の幅を広
く、深さを浅く変える以外は実施例1と全く同様にして
比較例4の嵩高性編織物を得た。
【0033】比較例5 実施例2のキャリヤー浴中における最終処理速度を50
℃に変更する以外は実施例2と全く同様にして比較例5
の嵩高性編織物を得た。
℃に変更する以外は実施例2と全く同様にして比較例5
の嵩高性編織物を得た。
【0034】上記の実施例1、2および比較例1〜5に
おける伸長性ポリエステル系繊維の製造条件、構成およ
び得られた嵩高性編織物の評価結果を下記の表1に示
す。なお、本発明の評価に用いた測定方法は以下のとお
りである。また、表1では、実施例を「実」と、比較例
を「比」とそれぞれ略記した。また、微細凹部の個数
は、100平方μm当たりで示した。
おける伸長性ポリエステル系繊維の製造条件、構成およ
び得られた嵩高性編織物の評価結果を下記の表1に示
す。なお、本発明の評価に用いた測定方法は以下のとお
りである。また、表1では、実施例を「実」と、比較例
を「比」とそれぞれ略記した。また、微細凹部の個数
は、100平方μm当たりで示した。
【0035】吸水速度 仕上がり後の嵩高性編織物を10cm角に切断し、3枚重
ねて水平面に置き、中心部に30マイクロリットルの純
水を滴下し、布面より消失するまでの時間を計測する。
ねて水平面に置き、中心部に30マイクロリットルの純
水を滴下し、布面より消失するまでの時間を計測する。
【0036】凹溝寸法 仕上がり後の嵩高性編織物の断面を走査型電子顕微鏡
(倍率5000倍)で観察し、50個の繊維断面から凹
溝の幅と深さを計測して平均値で評価する。
(倍率5000倍)で観察し、50個の繊維断面から凹
溝の幅と深さを計測して平均値で評価する。
【0037】繊維長差 嵩高性編織物からマルチフィラメント糸を抜き出し、1
00mmの長さに切断し、そのマルチフィラメント糸をそ
の構成繊維が変形しないように十分注意しながら繊維1
本ずつに分離し、各繊維の繊維長を測定し、最も長い繊
維の長さをLL(mm)とし、最も短い繊維の長さをLS
(mm)として次式で求める。 糸長差(%)=(LL−LS)×100/LS
00mmの長さに切断し、そのマルチフィラメント糸をそ
の構成繊維が変形しないように十分注意しながら繊維1
本ずつに分離し、各繊維の繊維長を測定し、最も長い繊
維の長さをLL(mm)とし、最も短い繊維の長さをLS
(mm)として次式で求める。 糸長差(%)=(LL−LS)×100/LS
【0038】比容積 嵩高性編織物の厚さ(cm)を初荷重1g/cm2 で測定
し、目付量(g/cm2 )から次式で求める。 比容積(cc/g)=厚さ/目付量
し、目付量(g/cm2 )から次式で求める。 比容積(cc/g)=厚さ/目付量
【0039】フィブリル、ピーチ感、ドライ感 フィブリルは電子顕微鏡で観察し、部分的にフィブリル
化しているものを〇、していないものを×とした。ま
た、ピーチ感およびドライ感は、触感により判定し、ピ
ーチ感の有るものを〇、無いものを×とし、またドライ
感の有るものを〇、無いものを×とした。
化しているものを〇、していないものを×とした。ま
た、ピーチ感およびドライ感は、触感により判定し、ピ
ーチ感の有るものを〇、無いものを×とし、またドライ
感の有るものを〇、無いものを×とした。
【0040】 表 1 実1 実2 比1 比2 比3 比4 比5 伸長成分の種類 FDY POY FDY POY FDY FDY POY 紡糸条件 巻取速度(m/分)3000 3000 3000 2000 3000 3000 3000 紡糸温度(℃) 280 280 280 280 280 280 280 FDYの延伸条件 温度(℃) 80 − 80 − 80 80 − 倍率 1.5 − 1.5 − 1.5 1.5 − 弛緩熱処理条件 フィード比(%)43 − 5 − 43 43 − 温度(℃) 190 − 190 − 190 190 − 伸長成分の物性 繊維径(μm) 15.2 16.0 15.2 16.0 15.2 15.2 16.0 中空率(%) 8 8 8 8 8 8 8 凹溝数 4 4 4 4 2 4 4 溝幅(μm) 0.95 0.95 0.83 0.84 0.83 3.00 0.95 溝深さ(μm) 6.0 6.0 5.1 6.1 5.1 1.9 6.0 伸度(%) 65 93 69 88 66 70 85 微細凹部 幅(μm) 0.55 0.40 0.08 0.42 0.52 0.54 0.39 個数(個) 7 8 6 8 7 7 8 キャリヤ温度(℃)− 80 − 80 − − 50 布特性 吸水速度(秒) 1.3 1.4 1.7 2.8 3.0 4.3 1.9 糸長差(%) 13.4 12.1 3.9 2.0 13.5 13.3 4.1 比容積(cc/g) 3.0 2.7 1.7 1.2 2.7 2.6 1.8 フィブリル 〇 〇 × × × 〇 × ピーチ感 〇 〇 × × × 〇 × ドライ感 〇 〇 〇 〇 〇 × 〇
【0041】表1に示すように、実施例1および実施例
2は、いずれもドライで薄起毛調の触感と弾発性および
ふくらみに富み、かつ吸水性に優れた絹調の風合いを備
えていた。これに対し、比較例1は、伸長成分FDYの
製造工程における弛緩熱処理時のオーバーフィード率が
小さく、繊維長差および比容積が小さいため、フィブリ
ル化が不十分となり、薄起毛調の触感(ピーチ感)に欠
けていた。また、比較例2は、伸長成分POYの製造に
際し、巻取り速度が小さく、繊維長差および比容積が小
さいため、比較例1と同様にフィブリル化が不十分とな
り、ピーチ感に欠けていた。また、比較例3は、伸長成
分FDYの断面短冊形凹溝の数が2個と少ないため、フ
ィブリル化が不十分となってピーチ感に欠けていた。ま
た、比較例4は、伸長成分FDYの断面短冊形凹溝の幅
が過大で、深さが浅いため、ドライな感触に欠けてい
た。更に、比較例5は、伸長成分としてPOYを用い、
編織後にキャリヤー浴処理を行ったが、浴温度が低く、
繊維長差および比容積が小さいため、フィブリル化が不
十分となってピーチ感に欠けていた。
2は、いずれもドライで薄起毛調の触感と弾発性および
ふくらみに富み、かつ吸水性に優れた絹調の風合いを備
えていた。これに対し、比較例1は、伸長成分FDYの
製造工程における弛緩熱処理時のオーバーフィード率が
小さく、繊維長差および比容積が小さいため、フィブリ
ル化が不十分となり、薄起毛調の触感(ピーチ感)に欠
けていた。また、比較例2は、伸長成分POYの製造に
際し、巻取り速度が小さく、繊維長差および比容積が小
さいため、比較例1と同様にフィブリル化が不十分とな
り、ピーチ感に欠けていた。また、比較例3は、伸長成
分FDYの断面短冊形凹溝の数が2個と少ないため、フ
ィブリル化が不十分となってピーチ感に欠けていた。ま
た、比較例4は、伸長成分FDYの断面短冊形凹溝の幅
が過大で、深さが浅いため、ドライな感触に欠けてい
た。更に、比較例5は、伸長成分としてPOYを用い、
編織後にキャリヤー浴処理を行ったが、浴温度が低く、
繊維長差および比容積が小さいため、フィブリル化が不
十分となってピーチ感に欠けていた。
【0042】
【発明の効果】この発明の嵩高性編織物は、2種のポリ
エステル系繊維の混繊糸からなり、該2種の繊維間の繊
維長差が大きく、編織物の比容積が大きいため、絹調の
ソフトなふくらみを発現し、しかも上記2種の繊維中の
少なくとも長い方の繊維が中空繊維であるため、編織物
に適度な張り腰と弾発性が与えられ、かつフィブリル化
を容易にし、この長い方の繊維が繊維表面に特有の凹溝
を有し、編織物の表面を構成するため、凹溝の毛管現象
によって編織物の吸水性が向上し、そのフィブリル化に
よって薄起毛調の触感を与え、更に上記の長い方の繊維
が大きい破断伸度を有するため、染色時における染料の
拡散性が向上し、上記のフィブリル化に伴う発色性の低
下が抑制され、編織物として良好な染色性を具備してい
る。
エステル系繊維の混繊糸からなり、該2種の繊維間の繊
維長差が大きく、編織物の比容積が大きいため、絹調の
ソフトなふくらみを発現し、しかも上記2種の繊維中の
少なくとも長い方の繊維が中空繊維であるため、編織物
に適度な張り腰と弾発性が与えられ、かつフィブリル化
を容易にし、この長い方の繊維が繊維表面に特有の凹溝
を有し、編織物の表面を構成するため、凹溝の毛管現象
によって編織物の吸水性が向上し、そのフィブリル化に
よって薄起毛調の触感を与え、更に上記の長い方の繊維
が大きい破断伸度を有するため、染色時における染料の
拡散性が向上し、上記のフィブリル化に伴う発色性の低
下が抑制され、編織物として良好な染色性を具備してい
る。
【図1】本発明の一実施態様を示す繊維の断面である。
【図2】本発明の一実施態様を示す繊維の断面である。
【図3】本発明の一実施態様を示す繊維の断面である。
1:繊維 2:短冊形凹溝 3:中心孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D03D 15/04 D03D 15/04 A D06M 11/38 D06M 5/02 G
Claims (3)
- 【請求項1】 伸長性ポリエステル系繊維および収縮性
ポリエステル系繊維の混繊糸を用いて編織し、熱処理お
よびアルカリ減量処理を施して得られた嵩高性編織物に
おいて、上記の伸長性ポリエステル系繊維が中心孔を有
し、かつ外周面に繊維軸方向の3本ないし6本の断面短
冊形凹溝を有する中空異形繊維であり、その中空率が5
〜20%、上記短冊形凹溝の深さが1μm以上、繊維外
周径の0.4倍以下、幅が0.2〜2.0μm、破断伸
度が60〜150%であって、上記の凹溝および中心孔
の内面に沿って部分的にフィブリル化しており、上記混
繊糸の長さ方向に沿った2点間に存在する伸長性ポリエ
ステル系繊維と収縮性ポリエステル系繊維の繊維長差が
収縮性ポリエステル系繊維の10%以上で、上記編織物
の比容積が2.5cc/g以上であることを特徴とする
嵩高性編織物。 - 【請求項2】 少なくとも伸長性ポリエステル系繊維中
に平均粒子径が等価球径で0.3μm以下のカオリナイ
トを0.5〜3.0重量%含有している請求項1記載の
嵩高性編織物。 - 【請求項3】 収縮性ポリエステル系繊維が伸長性ポリ
エステル系繊維と実質的に同じ断面形状の中空異形繊維
である請求項1記載の嵩高性編織物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8124031A JPH09291435A (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 嵩高性編織物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8124031A JPH09291435A (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 嵩高性編織物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09291435A true JPH09291435A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14875325
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8124031A Pending JPH09291435A (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 嵩高性編織物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09291435A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105603544A (zh) * | 2016-02-03 | 2016-05-25 | 何兴荣 | 涤纶仿真丝织物面料的制备方法及其采用的异形纤维 |
-
1996
- 1996-04-22 JP JP8124031A patent/JPH09291435A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105603544A (zh) * | 2016-02-03 | 2016-05-25 | 何兴荣 | 涤纶仿真丝织物面料的制备方法及其采用的异形纤维 |
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