JPH09292371A - 超音波の反射源の映像処理方法及び装置 - Google Patents

超音波の反射源の映像処理方法及び装置

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JPH09292371A
JPH09292371A JP8104921A JP10492196A JPH09292371A JP H09292371 A JPH09292371 A JP H09292371A JP 8104921 A JP8104921 A JP 8104921A JP 10492196 A JP10492196 A JP 10492196A JP H09292371 A JPH09292371 A JP H09292371A
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JP
Japan
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wave
ultrasonic
reflection source
longitudinal
transverse
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JP8104921A
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Inventor
Takehiro Oura
雄大 大浦
Fuminobu Takahashi
文信 高橋
Kazunori Koga
和則 古賀
Atsushi Watanabe
敦志 渡辺
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】縦波斜角探触子を用いて測定した探傷データを
映像化する技術において、ゴースト像を消去して真の欠
陥像だけを表示する超音波映像処理方法及び装置を提供
することである。 【解決手段】検査装置は、縦波超音波10と横波超音波
を鋼板に送信する縦波斜角探触子と、x方向に縦波斜角
探触子を走査するモータ,y方向に縦波斜角探触子1を
走査するモータ,エンコーダからなる走査機構と、エン
コーダから送信されるパルスを計数するカウンタと、制
御装置と、トリガ発生器と、発振器と、受信器と、ゲー
ト回路と、A/D変換器と、メモリと、記憶媒体と、デ
ータ記憶部46,画像データ演算装置44と、画像表示
装置36とを備えて構成し、縦波斜角探触子を用いて測
定した探傷データを映像化する技術において、ゴースト
像を消去して真の欠陥像だけを表示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波を検査対象に
入射して、超音波の送信位置と検査対象内から超音波探
触子に戻ってくる超音波エコーの入射してからの経過時
間から反射源の位置を算出し、反射源を映像化する超音
波映像処理方法と装置に係り、横波が通過しない材質、
例えば溶接部を含んだ検査対象の縦波超音波を用いた探
傷データを映像化する技術において、溶接部以外に存在
する反射源のゴースト像を消去するのに好適な超音波映
像処理方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼材の溶接部では、横波超音波の減衰が
激しく、縦波超音波しか伝播しない。したがって、溶接
部近傍及び内部に存在する欠陥を検出するには縦波斜角
探傷法が従来用いられている。
【0003】この縦波斜角探傷法で測定した探傷データ
の映像処理方法を、図2,図3,図4により説明する。
【0004】コンピュータ100で走査装置60と超音
波探傷器106を制御し、縦波斜角探触子1を走査装置
60で鋼板3に走査しながら、超音波探傷器106から
縦波斜角探触子1にパルス波50を送信する。
【0005】縦波斜角探触子1にパルス波50を送信す
ると横波超音波9と縦波超音波10が鋼板3内に入射角
θS,θLで入射する。横波超音波9あるいは縦波超音波
10の経路に欠陥6が存在すると、横波超音波9あるい
は縦波超音波10が欠陥6で反射され、反射波の一部が
縦波斜角探触子1で反射エコー52として受信される。
【0006】この反射エコー52が受信されるときの縦
波斜角探触子の位置(x,y)とパルス波50を送信して
から反射エコー52を受信するまでの伝播時間Tを記憶
装置104に図4のように記憶する。
【0007】欠陥6が母材内に存在すると、まず縦波斜
角探触子1の位置が(x0,y0)のとき縦波超音波10の
反射エコーが伝播時間TL で受信され、次に縦波斜角探
触子1の位置が(x1,y0)のとき横波超音波9の反射エ
コーがTS で受信される。
【0008】つまり、縦波斜角探触子を用いると、1つ
の欠陥に対し2回反射エコーが得られる。両方の反射エ
コーとも縦波超音波の反射エコーとして映像化すると、
(式1)で表される位置に真の欠陥像14がディスプレ
イ102に表示され、
【0009】
【数1】
【0010】(式2)で表される位置にゴースト像14
gがディスプレイ102に表示される。
【0011】
【数2】
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図2のように縦波斜角
探触子1を用いて測定した探触子の位置(x,y)と伝播
時間Tから、縦波音速VLと縦波入射角θLを用いて、反
射エコーを映像化すると、(式1)で表される位置に真
の欠陥像14がディスプレイ102に表示され、(式
2)で表される位置にゴースト像14gがディスプレイ
102に表示される。
【0013】このために、映像化された画像から真の欠
陥像を認識する際に誤りやすい。
【0014】本発明の目的はゴースト像を消去し、真の
欠陥像14だけを表示させる超音波映像処理方法と装置
とを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の方法としての第1手段は、検査対象内に検査対象表面
に対して斜めに縦波超音波を送信し、送信位置に戻って
きた超音波エコーを受信し、送信位置を走査して、送
信,受信を繰り返し、送信位置の位置データと、超音波
の送信から受信までの経過時間から、検査対象の縦波及
び横波の音速と入射角を利用して、検査対象内の反射源
の位置を算出し、縦波の音速と入射角を利用して算出し
た反射源と、横波の音速と入射角を利用して算出した反
射源を比較して、同じ位置または接近した位置にある反
射源だけを映像化する超音波の反射源の映像処理方法で
あり、この方法によれば、ゴースト像を消去し、真の反
射源像だけを表示させる作用効果が得られる。
【0016】同じく第2手段は、第1手段において、検
査対象に横波が通過しない減衰領域が存在する場合、第
1手段で映像化した反射源に横波が反射するときの超音
波の送信位置と、送信された横波超音波が前記反射源で
反射して送信位置に戻ってくるまでの経過時間から、縦
波の音速と入射角を利用しゴースト像の位置を算出し
て、前記ゴースト像の近傍に存在せず、かつ縦波の音速
と入射角を利用して算出した反射源で前記減衰領域また
は前記減衰領域の横波の影に存在するものを映像化する
ことを特徴とする超音波の反射源の映像処理方法であ
り、この方法によれば、第1手段の作用効果に加えて、
横波超音波が通過しない減衰領域の反射源も映像化する
ことが出来るという作用効果が得られる。
【0017】同じく第3手段は、第1手段または第2手
段において、検査対象の形状が事前に判明しており、縦
波あるいは横波の音速と入射角を利用して算出した反射
源の位置が検査対象の外側にある場合、縦波あるいは横
波が検査対象の境界で反射したとして反射源の位置を算
出することを特徴とする超音波の反射源の映像処理方法
であり、この方法によれば、第1手段または第2手段の
作用効果に加えて、超音波が検査対象の境界で反射して
反射源から戻ってきた超音波エコーについても、反射源
を映像化することが出来るという作用効果が得られる。
【0018】同じく第4手段は、第1手段から第3手段
までのいずれかの一手段において、検査対象の輪郭また
は輪郭の一部を映像化する処理を含むことを特徴とする
超音波の反射源の映像処理方法であり、この方法によれ
ば、第1手段から第3手段までのいずれかの一手段によ
る作用効果に加えて、反射源の検査対象に対する位置を
視覚的に認識することが出来る作用効果が得られる。
【0019】同じく第5手段は、第1手段から第4手段
までのいずれかの一手段において、検査対象の縦波及び
横波の音速を測定する過程を含むことを特徴とする超音
波の反射源の映像処理方法であり、この方法によれば、
第1手段から第4手段までのいずれかの一手段による作
用効果に加えて、音速が不明な検査対象についても、反
射源を映像化することが出来るという作用効果が得られ
る。
【0020】同じく第6手段は、第1手段から第5手段
までのいずれかの一手段において、送信位置から超音波
を送信してから、ある特定の期間内に送信位置に戻って
くる超音波エコーの経過時間だけを測定することを特徴
とする超音波の反射源の映像処理方法であり、この方法
によれば、第1手段から第5手段までのいずれかの一手
段による作用効果に加えて、ある特定の期間内に送信位
置に戻ってくる超音波エコーの経過時間だけを測定する
ので、所望の特定の反射像だけを映像化することが出来
るという作用効果が得られる。
【0021】同じく第7手段は、第1手段から第6手段
までのいずれかの一手段において、送信位置から超音波
を送信して、ある特定のパワーを持って送信位置に戻っ
てくる超音波エコーの経過時間だけを測定することを特
徴とする超音波の反射源の映像処理方法であり、この方
法によれば、第1手段から第6手段までのいずれかの一
手段による作用効果に加えて、ある特定のパワーを持っ
て送信位置に戻ってくる超音波エコーの経過時間だけを
測定して所望する特定の反射像だけを映像化することが
出来るという作用効果が得られる。
【0022】上記目的を達成するための装置としての第
8手段は、検査対象内に検査対象表面に対して斜めに縦
波超音波を送信する手段と、送信位置に戻ってきた超音
波エコーを受信する手段と、送信位置を走査する手段
と、送信位置と超音波の送信から受信までの経過時間を
測定する手段と、送信位置と経過時間から、検査対象の
縦波及び横波の音速と入射角を利用し、検査対象内の反
射源の位置を算出する手段と、縦波及び横波の音速と入
射角を利用して算出した反射源を比較して、同じ位置ま
たは接近した位置にある反射源だけを映像化する手段
と、を備えた超音波の反射源の映像処理装置であり、こ
の装置によれば、第1手段による方法が利用出来て、ゴ
ースト像を消去する作用が得られ、真の反射源像だけを
表示させる装置を提供できるという効果が得られる。
【0023】同じく第9手段は、第8手段において、検
査対象に横波が通過しない減衰領域が存在する場合、第
8手段の装置で映像化した反射源に横波が反射するとき
の超音波の送信位置と、送信された横波超音波が前記反
射源で反射して送信位置に戻ってくるまでの経過時間か
ら、縦波の音速と入射角を利用しゴースト像の位置を算
出する手段と、前記ゴースト像の近傍に存在せず、かつ
縦波の音速と入射角を利用して算出した反射源で前記減
衰領域または前記減衰領域の横波の影に存在するものを
映像化する手段とを備えたことを特徴とする超音波の反
射源の映像処理装置であり、この装置によれば、第8手
段による作用と効果に加えて、横波超音波が通過しない
減衰領域の反射源も映像化することが出来るから、反射
源の認識確立が向上する装置を提供できるという効果が
得られる。
【0024】同じく第10手段は、第8手段または第9
手段において、検査対象の形状が事前に判明しており、
縦波あるいは横波の音速と入射角を利用して算出した反
射源の位置が検査対象の外側にある場合、縦波あるいは
横波が検査対象の境界で反射したとして反射源の位置を
算出する手段を備えたことを特徴とする超音波の反射源
の映像処理装置であり、この装置によれば、第8手段ま
たは第9手段による作用効果に加えて、超音波が検査対
象の境界で反射して反射源から戻ってきた超音波エコー
についても反射源の位置を検査対象内に置き換えて映像
化することが出来る作用が得られるから、反射源を反射
経路にて探索しても反射源の位置を検査対象内の位置に
正確に映像化できるという効果が得られる。
【0025】同じく第11手段は、第8手段から第10
手段までのいずれかの一手段において、検査対象の縦波
及び横波の音速を測定する手段を含むことを特徴とする
超音波の反射源の映像処理装置であり、この装置によれ
ば、第8手段から第10手段までのいずれかの一手段に
よる作用効果に加えて、音速が不明な検査対象について
もその検査対象内の超音波の反射源を映像化できる作用
が得られるから、予め検査対象の超音波に関する音速デ
ータを用意しなくとも或いは未知の材料によって作られ
た検査対象を対象として、超音波の反射源の映像化が行
えるという効果が得られる。
【0026】同じく第12手段は、第8手段から第11
手段までのいずれかの一手段において、送信位置から超
音波を入射してから、ある特定の期間内に送信位置に戻
ってくる超音波エコーの経過時間を測定する手段を備え
たことを特徴とする超音波の反射源の映像処理装置であ
り、この装置によれば、第8手段から第11手段までの
いずれかの一手段による作用効果に加えて、ある特定の
期間内に送信位置に戻ってくる超音波エコーの経過時間
を測定して特定の反射源だけを映像化する作用が得られ
るから、所望する特定の範囲内の反射源のみを映像化出
来る効果が得られる。
【0027】同じく第13手段は、第8手段から第12
手段までのいずれかの一手段において、送信位置から超
音波を入射して、ある特定のパワーを持って送信位置に
戻ってくる超音波エコーの経過時間を測定する手段を備
えたことを特徴とする超音波の反射源の映像処理装置で
あり、この装置によれば、第8手段から第12手段まで
のいずれかの一手段による作用効果に加えて、ある特定
のパワーを持って送信位置に戻ってくる超音波エコーの
経過時間を測定してその特定の反射源だけを映像化する
作用により、所望の反射パワーを有する特定の反射源だ
けを映像化出来るという効果が得られる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図を用い
て説明する。
【0029】<第1実施例>図1に本発明の第1実施例
を示す。
【0030】図1は、本発明の第1実施例の装置のブロ
ック図及び検査対象ある。
【0031】検査対象は鋼板3で、内部に欠陥6が存在
する。この鋼板3の厚さはd,縦波音速はVL、横波音
速はVSである。
【0032】検査装置は、縦波超音波10(入射角
θL)と横波超音波9(入射角θS)を鋼板3に送信する縦
波斜角探触子1と、x方向に縦波斜角探触子1を走査す
るモータ62a,y方向に縦波斜角探触子1を走査する
モータ62b,エンコーダ64a,64bからなる走査
装置60と、エンコーダ64a,64bから送信される
パルスを計数するカウンタ35a,35bと、制御装置
34と、トリガ発生器33と、発振器30と、受信器3
1と、ゲート回路32と、A/D変換器40と、メモリ
42と、記憶媒体38と、鋼板3の形状,鋼板3の縦波
音速と横波音速,縦波斜角探触子1の入射角と初期位
置,エンコーダの分解能等が記憶されているデータ記憶
部46と、画像データ演算装置44と、画像表示装置3
6とで構成されている。
【0033】次に、検査手順を図1,図5,図6,図7
を用いて説明する。
【0034】図5は、制御装置34の制御アルゴリズム
である。
【0035】図6には、受信器31が受信する信号f
(t)と、ゲート回路32が発生するゲート信号G(t)
と、A/D変換器40がA/D変換する信号g(t)を示
す。
【0036】波形50は発振器30が発生するパルス電
圧で、波形54は縦波斜角探触子1のシュー内エコー
で、波形52は縦波超音波10または横波超音波9が欠
陥6で反射して縦波斜角探触子1に戻ってきた反射エコ
ーである。
【0037】図7は記憶媒体内のデータ形式である。
【0038】まず、制御装置34がカウンタ35a,3
5bのカウント値Nx,Nyをゼロにリセットする。
【0039】制御装置34が走査装置60に指令を出
し、x方向走査用モータ62aを駆動し、縦波斜角探触
子1をx方向に走査する。
【0040】縦波斜角探触子1をx方向に走査すると、
エンコーダ64aからパルスが発生する。
【0041】カウンタ35aがそのパルスを計数して、
パルス数をカウント値に書き込んでいく。
【0042】制御装置34はカウンタ35aのカウント
値を常に監視しており、カウント値NxがN,2N,3
N・・・(Nは任意の整数)になると制御装置34がト
リガ発生器33に指令を出し、トリガ発生器33は発振
器30とゲート回路32に外部トリガを入力する。
【0043】つまり、縦波斜角探触子1がある間隔で走
査されるごとに、トリガ発生器33は外部トリガを出力
する。
【0044】カウンタ35aのカウント値Nx がNにな
ると、発振器30,ゲート回路32に外部トリガが入力
され、発振器30は、図6に示すような、パルス電圧5
0を発生し、ゲート回路32は図6に示すようなゲート
信号G(t)とg(t)をA/D変換器40に入力する。
【0045】ここで、g(t)とは受信信号f(t)でゲー
ト信号G(t)の時間内にあり、受信信号f(t)からゲー
ト信号G(t)を差し引いた信号である。
【0046】A/D変換器40は、ゲート信号G(t)の
立上がりで信号g(t)のA/D変換を開始する。
【0047】A/D変換器40は、A/D変換した信号
g(t)の最大値までの伝播時間Tをメモリ42に記録す
る。
【0048】ただし、信号g(t)に波形が現われない場
合、メモリ42にゼロを記録する。このTは、超音波が
鋼板3に入射して、縦波斜角探触子1に戻ってくるまで
の時間である。
【0049】このような機能を持つA/D変換器とし
て、例えばソニックス社のSTR8100Dを用いる。
【0050】制御装置34はトリガ発生器33に指令を
出したときのカウンタ35a,35bのカウント値Nx
yと、メモリ42に記憶された時間Tを記憶媒体38
に図7に示す形式で記憶する。
【0051】ただし、Tがゼロの場合は記憶媒体38に
は何も記憶しない。
【0052】次に、カウンタ35aのカウント値Nx
2Nになると制御装置34は、同じようにトリガ発生器
33に指令を出し、発振器30とゲート回路32に同時
に外部トリガを入力して、同じ信号処理を繰り返す。
【0053】このように、縦波斜角探触子1をx方向に
走査して、ある走査間隔ごとにTを測定することが出来
る。
【0054】x方向の走査が終了すると、走査装置60
に指令を出し、y方向走査用モータ62bを駆動し、縦
波斜角探触子1をy方向にピッチする。
【0055】y方向にピッチする距離は、カウンタ35
bのカウント値を監視して決定される。
【0056】そしてまた、縦波斜角探触子1をx方向に
走査する。
【0057】こうして、制御装置34はデータ記憶部4
6の鋼板3の形状データを用いて縦波斜角探触子1のx
方向走査,y方向ピッチを繰り返すことにより、鋼板3
の全面についてTを測定することが出来る。
【0058】次に、欠陥6の映像化手順を図8,図9,
図10,図11,図12を用いて説明する。
【0059】図8は画像データ演算装置44のデータ処
理アルゴリズムである。
【0060】上記検査手法で鋼板3を検査した結果、記
憶媒体38に図9のような探傷データ1〜6が記憶され
たとする。
【0061】画像データ演算装置44は鋼板3の領域を
図10のように微小領域M(1)〜M(I)(I:領域ナン
バー)に区切る。
【0062】次に、画像データ演算装置44は、記憶媒
体38に記録されているカウント値Nx,Nyと、データ
記憶部46に記憶されている縦波斜角探触子1の初期位
置(xs,ys)とエンコーダ64a,64bの分解能
x,dyから縦波斜角探触子1の鋼板3に対する超音波
入射位置(x,y)を(式3)で算出する。
【0063】
【数3】 x=xs+dx・Nx y=ys+dy・Ny …(式3) x,y :超音波の入射位置 xs,ys:入射位置の初期位置 dx,dy:エンコーダの分解能 Nx,Ny:カウント値 そして、画像データ演算装置44は、縦波斜角探触子1
の超音波入射位置(x,y)と、伝播時間Tと、データ記
憶部46に記憶されている鋼板3の縦波音速VLと縦波
斜角探触子1の入射角θL から、(式4)を用いて、探
傷データ1〜6に対して図10のように反射源の位置P
1〜P6を算出する。
【0064】
【数4】
【0065】(式4)で算出した反射源の位置P1〜P
6を含む微小領域M(i),M(j),M(k),M(l),M
(m),M(n)を反射源とする。
【0066】隣接した微小領域M(i),M(j),M(k)
と、微小領域M(l),M(m),M(n)は同一の反射源1
4,14gと見なす。
【0067】反射源14は縦波反射エコーを縦波音速V
L,縦波入射角θLを用いて算出したものであり、反射源
14gは横波反射エコーを縦波音速VL,縦波入射角θL
を用いて算出したものである。
【0068】同様にして、画像データ演算装置44は、
その縦波斜角探触子1の超音波入射位置(x,y)と、伝
播時間Tと、データ記憶部46に記憶されている鋼板3
の縦波音速VSと縦波斜角探触子1の入射角θSから、
(式5)を用いて、探傷データ1〜6に対して図12の
ように反射源の位置P7〜P12を算出し、
【0069】
【数5】
【0070】位置P7〜P12を含む微小領域M(o),
M(p),M(q),M(i),M(j),M(k)を反射源とす
る。隣接した微小領域M(o),M(p),M(q)と微小領
域M(i),M(j),M(k)は同一の反射源16g,16
と見なす。反射源16gは縦波反射エコーを横波音速V
S,横波入射角θSを用いて算出したものであり、反射源
16は横波反射エコーを横波音速VS,横波入射角θS
用いて算出したものである。
【0071】画像データ演算装置44は、図10の反射
源14,14gと図11の反射源16,16gの領域ナ
ンバーを比較し、領域ナンバーがある個数以上等しい反
射源14と16の領域を選出する。
【0072】そして反射源14の領域、反射源16の領
域のいずれか、あるいは両方と、鋼板3の輪郭を図13
のように画像表示装置36に表示する。
【0073】このように探傷データを処理することで、
真の欠陥像18を画像表示装置に表示することが出来
る。
【0074】<第2実施例>図13に本発明の第2実施
例を示す。
【0075】図13は、本発明の第2実施例の装置のブ
ロック図及び検査対象である。
【0076】検査対象は溶接部4が存在する鋼板3で、
母材には欠陥6aが、溶接部には欠陥6bが存在する。
【0077】鋼板3の厚さはd,縦波音速はVL,横波
音速はVSである。
【0078】縦波超音波は溶接部を通過できるが、横波
超音波は溶接境界で反射する。
【0079】したがって、欠陥6bの縦波反射エコーは
縦波斜角探触子1で検出できるが、横波反射エコーは検
出できない。
【0080】第2実施例の検査装置と検査手順は第1実
施例のそれらと同じであり、記憶媒体38には図8のよ
うなデータが記憶されている。
【0081】次に、欠陥6の映像化手順を図14,図1
5,図16,図17,図18,図19,図20を用いて
説明する。
【0082】図14は画像データ演算装置44のデータ
処理アルゴリズムである。
【0083】画像データ演算装置44は鋼板3の領域を
微小領域M(1)〜M(I)(I:領域ナンバー)に区切
る。
【0084】次に、画像データ演算装置44は、縦波斜
角探触子1の鋼板3に対する超音波入射位置(x,y)を
(式3)で算出する。
【0085】そして、画像データ演算装置44は、縦波
斜角探触子1の超音波入射位置(x,y)と、伝播時間T
と、データ記憶部46に記憶されている鋼板3の縦波音
速VLと縦波斜角探触子1の入射角θL から、(式4)
を用いて反射源の位置を算出する。
【0086】(式4)で算出した反射源の位置を含む微
小領域から構成される領域を図15のように反射源1
4,14g,15と見なす。
【0087】反射源14は欠陥6aの縦波反射エコーを
縦波音速VL,縦波入射角θLを用いて算出したものであ
り、反射源14gは欠陥6aの横波反射エコーを縦波音
速VL,縦波入射角θLを用いて算出したもので、反射源
15は欠陥6bの縦波反射エコーを縦波音速VL,縦波
入射角θLを用いて算出したものである。
【0088】同様にして、画像データ演算装置44は、
その縦波斜角探触子1の超音波入射位置(x,y)と、伝
播時間Tと、データ記憶部46に記憶されている鋼板3
の縦波音速VSと縦波斜角探触子1の入射角θSから、
(式5)を用いて反射源の位置を算出する。
【0089】(式5)で算出した反射源の位置を含む微
小領域から構成される領域を図16のように反射源1
6,16g,17gと見なす。
【0090】反射源16は欠陥6aの横波反射エコーを
横波音速VS,横波入射角θSを用いて算出したものであ
り、反射源16gは欠陥6aの縦波反射エコーを横波音
速VS,横波入射角θSを用いて算出したもので、反射源
17gは欠陥6bの縦波反射エコーを横波音速VS,横
波入射角θSを用いて算出したものである。
【0091】画像データ演算装置44は、図15の反射
源14,14g,15と図16の反射源16,16g,
17gの領域ナンバーを比較し、領域ナンバーがある個
数以上等しい反射源14と16を選出し、反射源14の
領域と反射源16の領域のいずれか、または両方を図1
7のように反射像18として選出する。
【0092】画像データ演算装置44は、反射源18の
すべての微小領域について、微小領域の重心位置で横波
が反射するときの縦波斜角探触子1の位置と伝播時間を
算出し、この縦波斜角探触子1の位置,伝播時間と、デ
ータ記憶部46に記憶されている鋼板3の縦波音速VL
と縦波入射角θLから、(式4)を用いて反射源の位置
を算出し、算出した反射源の位置を含む微小領域から構
成される領域を図19のように反射源18gと見なす。
【0093】画像データ演算装置44は、図15の溶接
部内の反射源14g,15と図18の反射源18gの領
域ナンバーを比較し、領域ナンバーがある個数以上異な
っている反射源15を図19のように選出する。
【0094】そして反射源18の領域と反射源15の領
域の両方と、鋼板3および溶接部の輪郭を図20のよう
に画像表示装置36に表示する。
【0095】このように探傷データを処理することで、
真の欠陥像15,18を画像表示装置に表示することが
出来る。
【0096】<第3実施例>図21に本発明の第3実施
例を示す。
【0097】図21は、本発明の第3実施例の装置のブ
ロック図及び検査対象である。
【0098】第3実施例の検査装置と検査手順は第1実
施例のそれらと同じであり、記憶媒体38には図8のよ
うなデータが記憶されている。
【0099】ただし、第3実施例では欠陥6から直接反
射したエコーと鋼板3の底面で1スキップして欠陥6か
ら反射したエコーの伝播時間Tがデータとして記憶媒体
38に記憶されている。
【0100】次に、欠陥6の映像化手順を図22,図2
3,図24,図25を用いて説明する。
【0101】図22は画像データ演算装置44のデータ
処理アルゴリズムである。
【0102】画像データ演算装置44は鋼板3の領域を
微小領域M(1)〜M(I)(I:領域ナンバー)に区切
る。
【0103】次に、画像データ演算装置44は、縦波斜
角探触子1の鋼板3に対する超音波入射位置(x,y)を
(式3)で算出する。
【0104】そして、画像データ演算装置44は、縦波
斜角探触子1の超音波入射位置(x,y)と、伝播時間T
と、データ記憶部46に記憶されている鋼板3の縦波音
速VLと縦波斜角探触子1の入射角θL から、(式4)
を用いて反射源の位置を算出する。
【0105】(式4)で算出した反射源の位置が鋼板3
の領域から外れている場合は、反射源の位置を鋼板3の
境界に対して対称な位置に移動する。
【0106】(式4)で算出した反射源の位置を含む微
小領域から構成される領域を図23のように反射源1
4,14gと見なす。
【0107】反射源14は、欠陥6から直接反射した縦
波エコーと底面で1スキップして反射した縦波エコーを
縦波音速VL,縦波入射角θLを用いて算出したものであ
り、反射源14gは、欠陥6から直接反射した横波エコ
ーと底面で1スキップして反射した横波エコーを縦波音
速VL,縦波入射角θLを用いて算出したものである。同
様にして、画像データ演算装置44は、その縦波斜角探
触子1の超音波入射位置(x,y)と、伝播時間Tと、デ
ータ記憶部46に記憶されている鋼板3の横波音速VS
と横波斜角探触子1の入射角θSから、(式5)を用い
て反射源の位置を算出する。
【0108】(式5)で算出した反射源の位置が鋼板3
の領域から外れている場合は、反射源の位置を鋼板3の
境界に対して対称な位置に移動する。
【0109】(式5)で算出した反射源の位置を含む微
小領域から構成される領域を図24のように反射源1
6,16gと見なす。
【0110】反射源16は、欠陥6から直接反射した横
波エコーと底面で1スキップして反射した横波エコーを
横波音速VS,横波入射角θSを用いて算出したものであ
り、反射源14gは、欠陥6から直接反射した縦波エコ
ーと底面で1スキップして反射した縦波エコーを横波音
速VS,横波入射角θSを用いて算出したものである。画
像データ演算装置44は、図23の反射源14,14g
と図24の反射源16,16gの領域ナンバーを比較
し、領域ナンバーがある個数以上等しい反射源14と1
6を選出し、反射源14の領域と反射源16の領域のい
ずれか、または両方を反射源18として選出する。
【0111】そして反射源18の領域と鋼板3の輪郭を
図25のように画像表示装置36に表示する。
【0112】このように探傷データを処理することで、
底面で1スキップした反射エコーの探傷データも映像処
理でき、真の欠陥像18を画像表示装置に表示すること
が出来る。
【0113】<第4実施例>図26に本発明の第4実施
例を示す。
【0114】図26は、本発明の第4実施例の装置のブ
ロック図及び検査対象である。
【0115】検査対象は鋼板3で、内部に欠陥6が存在
する。
【0116】この鋼板3の厚さはdであり、縦波音速,
横波音速は不明である。
【0117】検査装置は、振動子81の傾きがθiで、
シュー内の縦波音速がViである縦波斜角探触子1と、
縦波垂直探触子2aと、横波垂直探触子2bと、スイッ
チ70と、x方向に縦波斜角探触子1を走査するモータ
62a,y方向に縦波斜角探触子1を走査するモータ6
2b,エンコーダ64a,64bからなる走査装置60
と、エンコーダ64a,64bから送信されるパルスを
計数するカウンタ35a,35bと、制御装置34と、
トリガ発生器33と、発振器30と、受信器31と、ゲ
ート回路32と、A/D変換器40と、メモリ42と、
記憶媒体38と、鋼板3の形状,シュー内の縦波音速V
i ,縦波斜角探触子1の振動子81の傾きθi ,エンコ
ーダの分解能等が記憶されているデータ記憶部46,画
像データ演算装置44と、画像表示装置36とで構成さ
れている。
【0118】次に、検査手順を図26,図27,図28
を用いて説明する。
【0119】図28は、制御装置34の制御アルゴリズ
ムである。
【0120】図29,図30には、発振器30を縦波垂
直探触子2a及び横波垂直探触子2bに接続して、発振
器30からパルス電圧50を送信したときに縦波垂直探
触子2a及び横波垂直探触子2bが受信する縦波多重エ
コー53,横波多重エコー55を示す。
【0121】先ず、縦波垂直探触子2a及び横波垂直探
触子2bを鋼板3にセットする。
【0122】スイッチ7で発振器30と縦波垂直探触子
2aとを接続する。
【0123】制御装置34がトリガ発生器33に指令を
出し、トリガ発生器33は発振器30とゲート回路32
に外部トリガを入力する。
【0124】発振器30に外部トリガが入力されると発
振器30は図29に示すようなパルス電圧50を発生
し、ゲート回路32は図29に示すようなゲート信号G
(t)とg(t)をA/D変換器に入力する。
【0125】ここで、g(t)とは受信信号f(t)でゲー
ト信号G(t)の時間内にあり、受信信号f(t)からゲー
ト信号G(t)を差し引いた信号である。
【0126】A/D変換器は、ゲート信号G(t)の立上
がりで信号g(t)のA/D変換を開始する。
【0127】A/D変換器は、A/D変換した信号g
(t)をメモリ42に記録する。
【0128】制御装置34はメモリ42内のデータから
縦波超音波の往復時間tL を決定する。
【0129】このtLから鋼板3の縦波音速VLは(式
6)で求まり、鋼板3での縦波超音波の入射角θL
(式7)で求まる。
【0130】
【数6】 VL=2d/tL …(式6) tL:縦波超音波の往復時間
【0131】
【数7】
【0132】次に、スイッチ7で発振器30と横波垂直
探触子2bとを接続する。
【0133】制御装置34がトリガ発生器33に指令を
出し、トリガ発生器33は発振器30とゲート回路32
に外部トリガを入力する。
【0134】発振器30に外部トリガが入力されると発
振器30は図30に示すようなパルス電圧50を発生
し、ゲート回路32は図30に示すようなゲート信号G
(t)とg(t)をA/D変換器に入力する。
【0135】ここで、g(t)とは受信信号f(t)でゲー
ト信号G(t)の時間内にあり、受信信号f(t)からゲー
ト信号G(t)を差し引いた信号である。
【0136】A/D変換器は、ゲート信号G(t)の立上
がりで信号g(t)のA/D変換を開始する。
【0137】A/D変換器は、A/D変換した信号g
(t)をメモリ42に記録する。
【0138】制御装置34はメモリ42内のデータから
横波超音波の往復時間tS を決定する。
【0139】このtS から鋼板3の横波音速VS は(式
8)で求まり、鋼板3での横波超音波の入射角θS
(式9)で求まる。
【0140】
【数8】 VS=2d/tS …(式8) tS:横波超音波の往復時間
【0141】
【数9】
【0142】次に、スイッチ7で発振器30と縦波斜角
探触子1とを接続し、第1実施例と同様な処理をするこ
とで、記憶媒体38には図8のようなデータが記憶され
ている。
【0143】図8のデータと、(式6),(式7),(式
8),(式9)から求めたVL,θL,VS,θSを用いて、
第1実施例と同様な映像化処理を行うことで欠陥6を画
像表示装置36に映像化することが出来る。
【0144】<第5実施例>図31,図32に本発明の
第5実施例を示す。
【0145】本発明の第5実施例は、第1実施例から第
4実施例のいずれかの一例において、A/D変換器40
がA/D変換した信号g(t)の波高値hもメモリ42に
記録する機能を持ち、記録媒体38に図33に示すデー
タを記録するものである。
【0146】画像データ演算装置44は、欠陥像を波高
値hの大きさに応じて色彩又は濃度を変て画像表示装置
に表示することにより、視覚的に欠陥からの反射エコー
強度を認識することが出来る。
【0147】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ゴースト像を
消去し、真の反射源像だけを映像化する方法が提供でき
る。
【0148】請求項2の発明によれば、横波超音波が通
過しない減衰領域の反射源も映像化する方法が提供でき
る。
【0149】請求項3の発明によれば、超音波が検査対
象の境界で反射して反射源から戻ってきた超音波エコー
についても、反射源を映像化する方法が提供できる。
【0150】請求項4の発明によれば、反射源の検査対
象に対する位置を視覚的に認識することが出来る方法が
提供できる。
【0151】請求項5の発明によれば、音速が不明な検
査対象についても、反射源を映像化する方法が提供でき
る。
【0152】請求項6,請求項7の発明によれば、特定
の反射像だけを映像化する方法が提供できる。
【0153】請求項8の発明によれば、ゴースト像を消
去し、真の反射源像だけを表示させることが出来るとい
う効果が得られる。
【0154】請求項9の発明によれば、横波超音波が通
過しない減衰領域の反射源も映像化することが出来ると
いう効果が得られる。
【0155】請求項10の発明によれば、超音波が検査
対象の境界で反射して反射源から戻ってきた超音波エコ
ーについても、反射源を映像化することが出来るという
効果が得られる。
【0156】請求項11の発明によれば、音速が不明な
検査対象についても、反射源を映像化することが出来る
という効果が得られる。
【0157】請求項12,請求項13の発明によれば、
特定の反射像だけを映像化することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による装置の構成ブロック
図である。
【図2】縦波を用いた従来技術の検査装置の概略斜視図
である。
【図3】従来技術の検査で受信した超音波波形を示した
波形図である。
【図4】従来技術の検査で記録したデータ形式図であ
る。
【図5】第1実施例の制御アルゴリズムを示したフロー
チャート図である。
【図6】受信器の受信波形と、ゲート回路の出力波形を
示した波形図である。
【図7】記憶媒体内のデータ形式図である。
【図8】第1実施例のデータ処理アルゴリズムのフロー
チャート図である。
【図9】記憶媒体内のデータ形式図である。
【図10】探傷データを縦波反射エコーと仮定して欠陥
の位置を算出した結果を表示した図である。
【図11】探傷データを横波反射エコーと仮定して欠陥
の位置を算出した結果を表示した図である。
【図12】鋼板内に存在する欠陥像と鋼板の輪郭を表示
した図である。
【図13】本発明の第2実施例を示す装置の構成ブロッ
ク図である。
【図14】第2実施例のデータ処理アルゴリズムを示す
フローチャート図である。
【図15】探傷データを縦波反射エコーと仮定して欠陥
の位置を算出した結果を表示した図である。
【図16】探傷データを横波反射エコーと仮定して欠陥
の位置を算出した結果を表示した図である。
【図17】図15と図16を比較して、同じ位置あるい
は近傍にある欠陥を選出して表示した図である。
【図18】図17の欠陥像から計算したゴースト像を表
示した図である。
【図19】溶接部に存在する欠陥像を表示した図であ
る。
【図20】鋼板内に存在する欠陥像と鋼板の輪郭を表示
した図である。
【図21】本発明の第3実施例を示す装置の構成ブロッ
ク図である。
【図22】第3実施例のデータ処理アルゴリズムを示し
たフローチャート図である。
【図23】探傷データを縦波反射エコーと仮定して欠陥
の位置を算出した結果を表示した図である。
【図24】探傷データを横波反射エコーと仮定して欠陥
の位置を算出した結果を表示した図である。
【図25】鋼板内に存在する欠陥像と鋼板の輪郭を表示
した図である。
【図26】本発明の第4実施例を示す装置の構成ブロッ
ク図である。
【図27】縦波斜角探触子の概念図である。
【図28】第4実施例の制御アルゴリズムを示すフロー
チャート図である。
【図29】縦波垂直探触子が送受信する超音波波形を示
す波形図である。
【図30】横波垂直探触子が送受信する超音波波形を示
す波形図である。
【図31】受信器の受信波形と、ゲート回路の出力波形
を示した波形図である。
【図32】記憶媒体内のデータ形式図である。
【符号の説明】 1…縦波斜角探触子、2a…縦波垂直探触子、2b…横
波垂直探触子、3…鋼板、4…溶接部、6…欠陥、9…
横波超音波、10…縦波超音波、30…発振器、31…
受信器、32…ゲート回路、33…トリガ発生器、34
…制御装置、35a,35b…カウンタ、36…画像表
示装置、38…記憶媒体、40…A/D変換器、42…
メモリ、44…画像データ演算装置、46…データ記憶
部、60…走査装置、62a,62b…モータ、64
a,64b…エンコーダ、70…スイッチ、80…シュ
ー、81…振動子、100…コンピュータ、102…デ
ィスプレイ、104…記憶装置、106…超音波探傷
器、θS …横波の入射角度、θL…縦波の入射角度、VS
…横波音速、VL…縦波音速、T…伝播時間、TS…横波
の伝播時間、TL…縦波の伝播時間、h…波高値。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 敦志 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発本部内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検査対象内に検査対象表面に対して斜めに
    縦波超音波を送信し、 送信位置に戻ってきた超音波エコーを受信し、 前記送信位置を走査して、前記送信と受信を繰り返し、 前記送信位置の位置データと、超音波の前記送信から前
    記受信までの経過時間から、前記検査対象の前記縦波及
    び横波の音速と入射角を利用して、前記検査対象内の反
    射源の位置を算出し、 前記縦波の音速と入射角を利用して算出した前記反射源
    と、前記横波の音速と入射角を利用して算出した前記反
    射源を比較して、同じ位置または接近した位置にある反
    射源だけを映像化する過程を備えた超音波の反射源の映
    像処理方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、検査対象に横波が通過
    しない減衰領域が存在する場合、請求項1の方法で映像
    化した反射源に横波が反射するときの超音波の送信位置
    と、送信された横波超音波が前記反射源で反射して送信
    位置に戻ってくるまでの経過時間から、縦波の音速と入
    射角を利用しゴースト像の位置を算出し、 前記ゴースト像の近傍に存在せず、かつ縦波の音速と入
    射角を利用して算出した反射源で前記減衰領域または前
    記減衰領域の横波の影に存在するものを映像化する過程
    を備えたことを特徴とする超音波の反射源の映像処理方
    法。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、検査対
    象の形状が事前に判明しており、縦波あるいは横波の音
    速と入射角を利用して算出した反射源の位置が検査対象
    の外側にある場合、縦波あるいは横波が検査対象の境界
    で反射したとして反射源の位置を算出する過程を備えた
    ことを特徴とする超音波の反射源の映像処理方法。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2または請求項3に
    おいて、検査対象の輪郭または輪郭の一部を映像化する
    処理過程を備えたことを特徴とする超音波の反射源の映
    像処理方法。
  5. 【請求項5】請求項1から請求項4までのいずれかの一
    項において、検査対象の縦波及び横波の音速を測定する
    過程を備えたことを特徴とする超音波の反射源の映像処
    理方法。
  6. 【請求項6】請求項1から請求項5までのいずれかの一
    項において、送信位置から超音波を送信してから、ある
    特定の期間内に送信位置に戻ってくる超音波エコーの経
    過時間だけを測定する過程を備えたことを特徴とする超
    音波の反射源の映像処理方法。
  7. 【請求項7】請求項1から請求項6までのいずれかの一
    項において、送信位置から超音波を送信して、ある特定
    のパワーを持って送信位置に戻ってくる超音波エコーの
    経過時間だけを測定する過程を備えたことを特徴とする
    超音波の反射源の映像処理方法。
  8. 【請求項8】検査対象内に検査対象表面に対して斜めに
    縦波超音波を送信する手段と、 送信位置に戻ってきた超音波エコーを受信する手段と、 前記送信位置を走査する手段と、 前記送信位置と超音波の前記送信から前記受信までの経
    過時間を測定する手段と、 前記送信位置と前記経過時間から、前記検査対象の前記
    縦波及び横波の音速と入射角を利用して、前記検査対象
    内の超音波の反射源の位置を算出する手段と、 前記縦波及び前記横波の音速と入射角を利用して算出し
    た前記反射源を比較して、同じ位置または接近した位置
    にある反射源だけを映像化する手段とを備えた超音波の
    反射源の映像処理装置。
  9. 【請求項9】請求項8において、検査対象に横波が通過
    しない減衰領域が存在する場合、請求項8の装置で映像
    化した反射源に横波が反射するときの超音波の送信位置
    と、送信された横波超音波が前記反射源で反射して送信
    位置に戻ってくるまでの経過時間から、縦波の音速と入
    射角を利用してゴースト像の位置を算出する手段と、 前記ゴースト像の近傍に存在せず、かつ縦波の音速と入
    射角を利用して算出した反射源で前記減衰領域または前
    記減衰領域の横波の影に存在するものを映像化する手段
    とを備えたことを特徴とする超音波の反射源の映像処理
    装置。
  10. 【請求項10】請求項8または請求項9において、検査
    対象の形状が事前に判明しており、縦波あるいは横波の
    音速と入射角を利用して算出した反射源の位置が検査対
    象の外側にある場合に、前記縦波あるいは前記横波が検
    査対象の境界で反射したとして反射源の位置を算出する
    手段を備えたことを特徴とする超音波の反射源の映像処
    理装置。
  11. 【請求項11】請求項8または請求項9または請求項1
    0において、検査対象の縦波及び横波の音速を測定する
    手段を備えたことを特徴とする超音波の反射源の映像処
    理装置。
  12. 【請求項12】請求項8から請求項11までのいずれか
    の一項において、送信位置から超音波を入射してから、
    ある特定の期間内に前記送信位置に戻ってくる超音波エ
    コーの経過時間を測定する手段を備えたことを特徴とす
    る超音波の反射源の映像処理装置。
  13. 【請求項13】請求項8から請求項12までのいずれか
    の一項において、送信位置から超音波を入射して、ある
    特定のパワーを持って送信位置に戻ってくる超音波エコ
    ーの経過時間を測定する手段を備えたことを特徴とする
    超音波の反射源の映像処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101067618B (zh) 2007-06-08 2010-05-19 华中科技大学 一种用于检测非金属介质的多通道超声波采集装置
KR20160021336A (ko) * 2014-08-14 2016-02-25 주식회사 포스코 주편 품질 모니터링장치 및 주편 품질 평가방법
JP2021189056A (ja) * 2020-06-01 2021-12-13 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 超音波検査装置

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