JPH09292677A - ハロゲン化銀写真感光材料用固形処理剤の製造方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料用固形処理剤の製造方法

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JPH09292677A
JPH09292677A JP10651296A JP10651296A JPH09292677A JP H09292677 A JPH09292677 A JP H09292677A JP 10651296 A JP10651296 A JP 10651296A JP 10651296 A JP10651296 A JP 10651296A JP H09292677 A JPH09292677 A JP H09292677A
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silver halide
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JP10651296A
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Hiroshi Yamashita
博 山下
Kenji Ishida
賢治 石田
Hiroshi Shimizu
啓 清水
Tetsuya Suzuki
哲也 鈴木
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真用固形処理剤中の微量の成分がばらつく
ことなく均一に分散し、かつ安定に存在する様に改良さ
れたハロゲン化銀写真感光材料用固形処理剤の製造方法
を提供する。 【解決手段】 ハロゲン化銀写真感光材料用固形処理剤
の製造方法において、処理剤の総重量に対し0.01%
以上1%以下の比率で含有される微量成分は、糖類及び
水溶性高分子化合物から選ばれる少なくとも1種と共に
溶媒に溶解して粉体状の処理剤成分に添加する、又は、
粉体状の処理剤成分を気流により流動状態に保ち、処理
剤の総重量に対し0.01%以上1%以下の比率で含有
される微量成分を溶媒に溶解してスプレーで噴霧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハロゲン化銀写真感
光材料用固形処理剤の製造方法に関し、詳しくは固形処
理剤中に微量含有する構成成分が均一かつ安定に存在す
るよう改良されたハロゲン化銀写真感光材料用固形処理
剤の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料は、露光後、
現像、脱銀、洗浄、安定化等の工程により処理される。
処理は、通常自動現像機で行われ、処理液の活性度を一
定に保つ様に補充液を補充する方式が一般に広く用いら
れている。補充液の補充は、感光材料からの溶出物の希
釈、蒸発量の補正及び消費成分の補充を目的としてい
る。この様な補充処理剤は通常、濃縮溶液の状態で製
造、輸送、保管され、使用時には一定量の水で希釈して
補充液として用いられる。しかし、液体処理剤の容器と
して用いられているプラスチックボトルは、液体危険物
の輸送に対する安全性や使用後の廃棄に対する規制が強
化されてきている状況にあり、業界では、ボトルを使用
しない固形処理剤の開発が強く求められている。
【0003】一方で、写真用処理液には良好な写真性能
を得るために種々の化合物が添加されており、微量の添
加で効果を奏するものも多い。例えば、かぶり防止剤、
現像促進剤、銀汚れ防止剤、色調改良剤、漂白促進剤、
定着促進剤、画像安定化剤等がこれにあたる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの微量添加物
は、処理液中で濃度がばらつくと十分な効果が得られな
いばかりか、かえって写真性能に悪影響を及ぼす。固形
処理剤では、これら微量成分を均一に分散するようコン
トロールすることが製造上困難であった。
【0005】この問題を解決する手段として微量有機成
分を有機溶媒に溶解して無機組成物に被覆する方法が特
開平8−22105号に記載されている。しかしなが
ら、近年の写真処理技術の進歩により写真用処理剤の構
成成分は増加し、かつ微量成分の濃度ばらつきに対する
許容幅も小さくなっているのが現状であり、より均一性
の高い製造方法が求められていた。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、写真用固形処理剤中の微量の成分
がばらつくことなく均一に分散し、かつ安定に存在する
様に改良されたハロゲン化銀写真感光材料用固形処理剤
の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、ハ
ロゲン化銀写真感光材料用固形処理剤の製造方法におい
て、 処理剤の総重量に対し0.01%以上1%以下の比
率で含有される微量成分は、糖類及び水溶性高分子化合
物から選ばれる少なくとも1種と共に溶媒に溶解して粉
体状の処理剤成分に添加する、 粉体状の処理剤成分を気流により流動状態に保ち、
処理剤の総重量に対し0.01%以上1%以下の比率で
含有される微量成分を溶媒に溶解してスプレーで噴霧す
る、 及びにおいて、前記粉体状の処理剤成分を気流
により流動状態に保ち、前記微量成分と糖類及び水溶性
高分子化合物から選ばれる少なくとも1種とを溶解した
溶媒をスプレーで噴霧すること、前記溶媒が水であるこ
と、前記糖類又は水溶性高分子が糖アルコール、多糖類
又は下記一般式Aで表される化合物であること、及び前
記粉体状の処理剤成分の80重量%以上が粒度840μ
m以下であること、
【0008】
【化2】
【0009】〔式中l、m、nは各々0〜1000の整
数を表し、l+m+nは10以上である。〕によって達
成される。
【0010】以下、本発明について詳細に説明する。
【0011】本発明の製造方法で製造されるハロゲン化
銀写真感光材料用固形処理剤としては、カラー用発色現
像液、漂白液、漂白定着液、定着液、安定液、リンス
液、停止液、反転液及び黒白用現像液、定着液、安定液
等に使用されるものが挙げられる。
【0012】本発明で言う微量成分とは、写真用固形処
理剤を構成する成分の総重量に対し、0.01%以上1
%以下の比率で含有される成分であって、例えば以下の
化合物が挙げられる。
【0013】無機化合物としては、ヨウ化カリウム、ヨ
ウ化ナトリウム、臭化カリウム、臭化ナトリウム、臭化
アンモニウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム等があ
る。有機化合物としては、ベンゾトリアゾール、5−ニ
トロベンゾトリアゾール、5−クロルベンゾトリアゾー
ル、5−ブロムベンゾトリアゾール、5−メチルベンゾ
トリアゾール、5−エチルベンゾトリアゾール、5−ニ
トロインダゾール、6−ニトロイソインダゾール、5−
エチルイソインダゾール、6−クロルイソインダゾール
等;ベンズイミダゾール、5−ニトロベンズイミダゾー
ル、2−メルカプトベンズイミダゾール、1,3−ベン
ゾチアゾール、1,3−ベンゾオキサゾール、1,3−
ベンゾセレナゾール、2−メルカプト−1,3−ベンゾ
チアゾール、2−ソジウムメルカプト−1,3−ベンゾ
チアゾール、2−メルカプト−5−ニトロ−1,3−ベ
ンゾチアゾール、2−メルカプト−5−スルホ−1,3
−ベンゾチアゾール、2−メルカプト−5−クロル−
1,3−ベンゾチアゾール、2−メルカプト−5−メチ
ル−1,3−ベンゾオキサゾール、2−メルカプト−
1,3−ベンゾオキサゾール、2−メルカプト−5−メ
チル−1,3−ベンゾオキサゾール、2−メルカプト−
1,3−ベンゾセレナゾール、2−メルカプト−5−ブ
ロム−1,3−ベンゾオキサゾール等;2−メルカプト
−1,3,4−チアジアゾール、2,5−ジメルカプト
−1,3,4−チアジアゾール、2−メルカプト−5−
フェニル−1,3,4−チアジアゾール、2−メルカプ
ト−1,3,4−オキサジアゾール、2−メルカプト−
1,3,3−セレノジアゾール、2−メルカプト−5−
メチルメルカプト−1,3,4−チアジアゾール、1−
アミノ−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾー
ル、1−アミノ−5−メルカプト−1,3,4−オキサ
ジアゾール等;1−フェニル−5−メルカプトテトラゾ
ール、1−メチル−5−メルカプトテトラゾール、1−
エチル−5−メルカプトテトラゾール、3−メルカプト
−1,2,4−トリアゾール、5−メルカプト−1,
3,4−トリアゾール、2−メチル−5−メルカプト−
1,3,4−トリアゾール、1−フェニル−5−メルカ
プト−1,3,4−トリアゾール、1−フェニル−2−
メチル−5−メルカプト−1,3,4−トリアゾール
等;エチレンチオ尿素、エチルプロピルチオ尿素、ジプ
ロピルチオ尿素、ヒドロキシルエチルチオ尿素、フェニ
ルチオ尿素、ジイソプロピルチオ尿素、ジイソブチルチ
オ尿素、エチルベンジルチオ尿素、5−メルカプト−
(1H)−テトラゾリル酢酸、2−メルカプトベンツイ
ミダゾール−5−スルホン酸、2,3,5,6,7,8
−ヘキサヒドロ−2−チオキソ−4−(1H)−キナゾ
リノン、3−(5−メルカプトテトラゾール)−ベンゼ
ンスルホン酸、1−(N,N−ジエチルアミノ)エチル
−5−メルカプトテトラゾール、3,3′−ジチオビス
ヒドロ桂皮酸、等がある。本発明の製造方法を適用する
と、特に有機化合物の場合、成分のばらつきを少なくで
きるのみならず、消失や劣化及び変成を抑えることがで
きる。
【0014】本発明で言う粉体状の処理剤成分は、粉
末、微細結晶等であって、その80重量%以上が840
μm以下の粒度であることが、本発明の効果の点から好
ましく、更に80重量%以上が500μm以下の粒度で
あることがより好ましい。本発明における粒度の測定
は、JIS規格の篩いを用いた篩い分け法による。即
ち、840μm(20mesh)或いは500μm(3
2mesh)の篩いを通過した粉体と不通過の粉体の重
量を測定することにより求める。粒度をコントロールす
る方法としては、ハンマーミル、ロールミル、スクリー
ンミル、ピンミル等の市販の粉砕機を用いることができ
る。又、粒子を破砕しながら、スクリーンにより一定の
粒度以下の粉体のみを排出する整粒機も好ましく用いら
れ、例えば、フラッシュミル(不二パウダル社製)、ニ
ユースピードミル(岡田精工社製)等が市販されてい
る。
【0015】本発明で用いられる糖類又は水溶性高分子
化合物として好ましいものは、糖アルコール、単糖類
(グルコース、ガラクトース等)、二糖類(マルトー
ス、スクロース、ラクトース等)、多糖類、ポリアルキ
レングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン、ポリビニルアセタール、ポリビニルアセテー
ト、アミノアルキルメタクリレート共重合体、メタクリ
ル酸−メタクリル酸エステル共重合体、メタクリル酸−
アクリル酸エステル共重合体、ベタイン構造を有するビ
ニル重合体等が挙げられる。この中で特に好ましいの
は、糖アルコール、多糖類及び前記一般式Aで表される
ポリアルキレングリコールである。
【0016】糖アルコールとして好ましいのは、トレイ
トール、エリスリトール、アラビトール、リビトール、
キシリトール、ソルビトール、マンニトール、イジトー
ル、タリトール、ガラクチトール、アロズリシトールが
挙げられる。
【0017】多糖類として好ましいのは、プルラン、メ
チルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、
酢酸フタル酸セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロー
ス、デキストリン類、シクロデキストリン類、でんぷん
分解物等が挙げられる。
【0018】一般式Aで表される化合物として好ましい
のは、 (1) HO−(CH2CH2O)l−H (2) HO−(CH2CH2CH2O)m−H (3) HO−(CH2C(CH3)HO)n−H (4) HO−(CH2CH2O)l−(CH2CH2CH2
O)m−H (5) HO−(CH2CH2O)l−(CH2C(C
3)HO)n−H (6) HO−(CH2CH2CH2O)m−(CH2
(CH3)HO)n−H で表されるものである。尚、ここでのl、m、nは1〜
1000である。このうち特に好ましいのは、(1)で
表されるポリエチレングリコールである。又、その平均
分子量は1000〜10000であることが好ましい。
【0019】本発明で微量成分を溶媒に溶解する場合の
濃度としては、本発明の効果の点で0.1重量%〜10
重量%が好ましい。又、糖類又は水溶性高分子化合物を
溶媒に溶解する場合の濃度としては、1重量%〜70重
量%が好ましい。添加する微量成分に対する糖類又は水
溶性高分子化合物の重量比率は、1〜1000倍が好ま
しく、より好ましくは5倍〜200倍である。
【0020】本発明で微量成分を溶解する溶媒として
は、その沸点が70℃から120℃であることが本発明
の効果の点で好ましい。更に、安全性や環境上の理由も
含め水が最も好ましい溶媒である。
【0021】本発明において粉体状の構成成分を気流に
より流動状態に保ち、微量成分を溶媒に溶解してスプレ
ーで噴霧する具体的方法としては、流動層造粒法が好ま
しい。又、流動層造粒法と各種造粒法を組み合わせた複
合型造粒法、例えば撹拌流動層造粒、転動流動層造粒、
撹拌転動流動層造粒も好ましい方法の1つである。ここ
では、最も一般的な流動層造粒法について説明する。
【0022】図1は、流動層造粒装置の一例の概略図で
あり、これを参照しながら本発明の製造方法について説
明する。送風ファンFによって吸引された空気は、化学
繊維等で構成される給気フィルターEを通じて清浄化さ
れた後、熱交換機Dにより所定の温度まで加熱され、整
流板4を通して流動層造粒装置本体1へ送入される。こ
の熱風は粉体を懸濁状態に保ち、圧縮エアB、送液装置
C及びスプレー装置3により霧化される液滴と均一に接
触させしめるとともに、噴霧により加湿された流動層を
蒸発乾燥させる熱源として作用する。上部に飛散する微
粉末は集塵フィルター2により捕集され、流動層内に払
い落とされる。ここで濾過された空気は排気ファンAに
より系外に排出される。
【0023】流動する粉体に微量成分を含む溶液を噴霧
する方法としては、加圧ノズル、回転円盤、2流体ノズ
ル等を用いることができる。加圧ノズルは、溶液に圧力
を加えて高速の液流として大気中に噴出させ、大気との
相対速度との差によって細かい液滴を得る方法である。
回転円盤は、高速で回転している円盤の中心に液を注
ぎ、遠心力によって円盤の周辺で液滴に微粒化させる方
法である。2流体ノズルは、空気、窒素ガス又は水蒸気
等の圧縮性の気体が比較的低い圧力で高速の気流が得ら
れるのを利用して、液体を分裂させ細かい液滴を得る方
法である。
【0024】これらの中で、2流体ノズルにより微量成
分溶液を噴霧する方法は、液滴の乾燥が速く、又より均
一に分散させることができる点で本発明で好ましく用い
られる。この場合、単位時間当たりにノズルから吐出す
る霧化エア容量と溶液容量の比(気/液比)が100以
上10000以下であることが好ましく、特に1000
以上5000以下が好ましい。
【0025】流動層造粒装置は市販のものが利用でき、
具体的にはパウレック社製のマルチプレックスシリー
ズ、GPCGシリーズ、WST/WSGシリーズ、不二
パウダル社製のニューマルメライザーシリーズ、大川原
製作所製のミクスグラードシリーズ、フロイント製スパ
イラフローシリーズ、フローコーターシリーズ等が挙げ
られる。
【0026】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0027】実施例1 以下の操作に従ってハロゲン化銀写真感光材料用固形処
理剤試料を作成した。
【0028】(操作1)市販の整粒機を用い840μm
以下の粒子が80重量%以上になるよう調整した炭酸カ
リウム3000g、ジエチレントリアミン五酢酸60
g、ソルビトール120g、ヨウ化カリウム2gを用意
した。これらを市販の撹拌造粒機に入れ、3分間撹拌混
合した後、撹拌を続けながら水150mlを添加した。
得られた造粒物を流動層乾燥機に移し、給気温度55℃
で約1時間乾燥させた。
【0029】(操作2)操作1同様に整粒した炭酸カリ
ウム3000g、ジエチレントリアミン五酢酸60g、
ソルビトール120gを用意した。これらを市販の撹拌
造粒機に入れ、3分間撹拌混合した後、撹拌を続けなが
ら、ヨウ化カリウム2gを水150mlに溶解した溶液
を添加した。得られた造粒物を操作1同様に乾燥した。
【0030】(操作3)操作1同様に整粒した炭酸カリ
ウム3000g、ジエチレントリアミン五酢酸60gを
用意した。これらを市販の撹拌造粒機に入れ、3分間撹
拌混合した後、撹拌を続けながら、ヨウ化カリウム2g
とソルビトール120gを水150mlに溶解した溶液
を添加した。得られた造粒物を操作1同様に乾燥した。
【0031】(操作4)操作1同様に整粒した炭酸カリ
ウム3000g、ジエチレントリアミン五酢酸60g、
ソルビトール120g、ヨウ化カリウム2gを用意し
た。これらを流動層造粒機(パウレック製:GPCG−
5型)に入れ、給気温度55℃、風量8m3/分で流動
させた。水150mlを2流体ノズルにより噴霧した。
このときの噴霧速度は40g/分とし、霧化エアは気/
液比が2000になるよう調整した。噴霧終了後、造粒
物を造粒状態に保ち、約1時間乾燥させた。
【0032】(操作5)操作1同様に整粒した炭酸カリ
ウム3000g、ジエチレントリアミン五酢酸60g、
ソルビトール120gを用意した。これらを流動層造粒
機(前出)に入れ、操作4同様の条件で流動させた。ヨ
ウ化カリウム2gを水150mlに溶解した溶液を操作
4同様に噴霧し、その後約1時間乾燥させた。
【0033】(操作6)操作1同様に整粒した炭酸カリ
ウム3000g、ジエチレントリアミン五酢酸60gを
用意した。これらを流動層造粒機(前出)に入れ、操作
4同様の条件で流動させた。ヨウ化カリウム2g及びソ
ルビトール120gを水150mlに溶解した溶液を操
作4同様に噴霧し、その後約1時間乾燥させた。
【0034】操作1〜6で得られた顆粒各々について、
ランダムに10ヶ所から10gずつサンプリングを行
い、含有するヨウ化カリウムの量を測定し、偏差を求め
た。結果を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】表1より本発明の製造方法を用いた場合、
比較に対し微量成分のばらつきが少ないことが判る。
【0037】実施例2 実施例1の操作2及び操作3で、添加するヨウ化カリウ
ムの量が固形処理剤全体の重量に対し、表2の比率にな
るよう調整した。実施例1と同様にヨウ化カリウムの偏
差を求めたところ、表2に示すように微量成分の比率が
処理剤構成成分の総重量に対し、0.01%以上1%以
下の場合に本発明の効果が認められることがわかる。
【0038】
【表2】
【0039】実施例3 以下の操作に従ってハロゲン化銀写真感光材料用固形定
着剤試料を作成した。
【0040】(操作7)市販の整粒機を用い、粒度が表
3記載の様になるよう調整したチオ硫酸アンモニウム/
チオ硫酸ナトリウム(90/10)3000g、亜硫酸
ナトリウム200g、松谷化学社製パインフロー(でん
ぷん分解物)150gを用意した。これらを流動層造粒
機(前出)に入れ、給気温度55℃、風量8m3/分で
流動させた。3−メルカプト−1,2,4−トリアゾー
ル10gを水又はメタノール400mlに溶解した溶液
を2流体ノズルにより噴霧し、その後約1時間乾燥させ
た。
【0041】(操作8)市販の整粒機を用い、粒度が表
3記載の様になるよう調整したチオ硫酸アンモニウム/
チオ硫酸ナトリウム(90/10)3000g、亜硫酸
ナトリウム200gを用意した。これらを流動層造粒機
(前出)に入れ、操作7同様に流動させた。3−メルカ
プト−1,2,4−トリアゾール10gと前出のパイン
フロー150gを水400mlに溶解した溶液を2流体
ノズルにより噴霧し、その後約1時間乾燥させた。
【0042】操作7及び8により表3に記載した顆粒を
作成し、各々の顆粒について、ランダムに10ヶ所から
10gずつサンプリングを行い、含有する3−メルカプ
ト−1,2,4−トリアゾールの量を測定し、理論量に
対し実際に測定された含有量の平均値の比率、及び偏差
を求めた。結果を表3に示す。
【0043】
【表3】
【0044】表3より微量成分を溶解する溶媒は水が好
ましい。又、粉体状の成分はその80重量%以上が84
0μm以下であることが好ましく、更に500μm以下
であるとより好ましい。
【0045】実施例4 以下の操作に従ってハロゲン化銀写真感光材料用固形現
像剤試料を作成した。
【0046】(操作9)市販の整粒機を用い840μm
以下の粒子が80重量%以上になるよう調整した炭酸カ
リウム3000g、ジエチレントリアミン五酢酸60g
を用意した。これらを市販の撹拌造粒機に入れ、3分間
撹拌混合した後、撹拌を続けながら表4に記載の糖類又
は水溶性高分子化合物、ヨウ化カリウム2g及び5−メ
ルカプト−(1H)−テトラゾリル酢酸ナトリウム3g
を水150mlに溶解して添加した。得られた造粒物を
流動層乾燥機に移し、給気温度55℃で約1時間乾燥さ
せた。この顆粒にオクタンスルホン酸ナトリウムを1重
量%添加して、クロスロータリー混合機で3分間混合し
た。混合物を菊水製作所製クリーンプレスコレクト18
Kを改造した打錠機を用い、1錠あたりの充填量を12
gとし、直径30mmのの臼杵で打錠した。
【0047】操作9で作成した錠剤からランダムに10
錠をサンプリングし、ヨウ化カリウムの含有量の偏差、
及び5−メルカプト−(1H)−テトラゾリル酢酸ナト
リウムについては理論量に対し実際に測定された含有量
の平均値の比率、及び偏差を求めた。更に、別にサンプ
リングした錠剤3錠をアルミをラミネートしたポリエチ
レン製袋に密封し、50℃の恒温槽で3週間保存した。
この錠剤中の5−メルカプト−(1H)−テトラゾリル
酢酸ナトリウムの量を測定し、含有量の平均値を保存前
の値と比較して残存率を求めた。これらの結果を表4に
示す。
【0048】
【表4】
【0049】表4より、本発明の製造方法は錠剤状の固
形処理剤についても有用であること、用いる糖類及び水
溶性高分子化合物のなかで、糖アルコール、多糖類及び
一般式Aに該当するポリアルキレングリコールが特に好
ましいことがわかる。
【0050】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、写真用固形
処理剤中の微量の成分が均一に分散し、かつ安定であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】流動層造粒装置の一例の概略図。
【符号の説明】
1 流動槽本体 2 集塵フィルター 3 スプレー装置 4 整流板 A 排気ファン B 圧縮エア C 送液装置 D 熱交換機 E 給気フィルター F 送風ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 哲也 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理剤の総重量に対し0.01%以上1
    %以下の比率で含有される微量成分は、糖類及び水溶性
    高分子化合物から選ばれる少なくとも1種と共に溶媒に
    溶解して粉体状の処理剤成分に添加することを特徴とす
    るハロゲン化銀写真感光材料用固形処理剤の製造方法。
  2. 【請求項2】 粉体状の処理剤成分を気流により流動状
    態に保ち、処理剤の総重量に対し0.01%以上1%以
    下の比率で含有される微量成分を溶媒に溶解してスプレ
    ーで噴霧することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
    料用固形処理剤の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記粉体状の処理剤成分を気流により流
    動状態に保ち、前記微量成分と糖類及び水溶性高分子化
    合物から選ばれる少なくとも1種とを溶解した溶媒をス
    プレーで噴霧することを特徴とする請求項1に記載のハ
    ロゲン化銀写真感光材料用固形処理剤の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記溶媒が水であることを特徴とする請
    求項1、2又は3に記載の固形処理剤の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記糖類又は水溶性高分子が糖アルコー
    ル、多糖類又は下記一般式Aで表される化合物であるこ
    とを特徴とする請求項1、3又は4に記載のハロゲン化
    銀写真感光材料用固形処理剤の製造方法。 【化1】 〔式中l、m、nは各々0〜1000の整数を表し、l
    +m+nは10以上である。〕
  6. 【請求項6】 前記粉体状の処理剤成分の80重量%以
    上が粒度840μm以下であることを特徴とする請求項
    1、2、3、4又は5に記載のハロゲン化銀写真感光材
    料用固形処理剤の製造方法。
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