JPH09293211A - 磁気抵抗効果ヘッド及び磁気記録装置 - Google Patents
磁気抵抗効果ヘッド及び磁気記録装置Info
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- JPH09293211A JPH09293211A JP8106933A JP10693396A JPH09293211A JP H09293211 A JPH09293211 A JP H09293211A JP 8106933 A JP8106933 A JP 8106933A JP 10693396 A JP10693396 A JP 10693396A JP H09293211 A JPH09293211 A JP H09293211A
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- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/33—Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only
- G11B5/39—Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】磁気ディスク装置、磁気テープ装置等の磁気記
録装置に用いられる磁気抵抗効果ヘッドに関し、高感度
が得られ、また端子の数を増やすことなく再生出力のベ
ースラインの変動を抑制すること。 【解決手段】磁気記録媒体対向面に平行な方向を磁化容
易軸とした磁気抵抗効果層6を有する磁気抵抗効果素子
6,7,8と、前記磁気抵抗効果層6のうちセンス領域
の磁気記録媒体対向面側に形成され、且つ前記磁気記録
媒体対向面に対して斜めの縁部を有する第一の電極10
と、前記第一の電極10の前記斜めの縁部に対して略平
行な縁部を有し、かつ前記第一の電極10から間隔をお
いて前記磁気抵抗効果層6上に形成された第二の電極1
1とを含む。
録装置に用いられる磁気抵抗効果ヘッドに関し、高感度
が得られ、また端子の数を増やすことなく再生出力のベ
ースラインの変動を抑制すること。 【解決手段】磁気記録媒体対向面に平行な方向を磁化容
易軸とした磁気抵抗効果層6を有する磁気抵抗効果素子
6,7,8と、前記磁気抵抗効果層6のうちセンス領域
の磁気記録媒体対向面側に形成され、且つ前記磁気記録
媒体対向面に対して斜めの縁部を有する第一の電極10
と、前記第一の電極10の前記斜めの縁部に対して略平
行な縁部を有し、かつ前記第一の電極10から間隔をお
いて前記磁気抵抗効果層6上に形成された第二の電極1
1とを含む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気抵抗効果ヘッ
ド及び磁気記録装置に関し、より詳しくは、磁気ディス
ク装置、磁気テープ装置等の磁気記録装置とその磁気記
録装置に用いられる磁気抵抗効果ヘッドに関する。
ド及び磁気記録装置に関し、より詳しくは、磁気ディス
ク装置、磁気テープ装置等の磁気記録装置とその磁気記
録装置に用いられる磁気抵抗効果ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置の小型化、大容量化が
進むに伴って、磁気ヘッドの高性能化が要求されてい
る。この要求を満足する再生専用の磁気ヘッドとして、
磁気ディスクの回転速度に依存せず小型ディスクに対し
ても利用でき、しかも高い出力が得られる磁気抵抗効果
ヘッド(以下、MRヘッドという)が注目されている。
進むに伴って、磁気ヘッドの高性能化が要求されてい
る。この要求を満足する再生専用の磁気ヘッドとして、
磁気ディスクの回転速度に依存せず小型ディスクに対し
ても利用でき、しかも高い出力が得られる磁気抵抗効果
ヘッド(以下、MRヘッドという)が注目されている。
【0003】MRヘッドとしては、磁気バイアス導体層
を用いるAMRヘッド、スピンバルブMRヘッド、ジャ
イアントMRヘッドなどがある。磁化バイアス導体層を
用いるAMRヘッドは、一般に、MR層及びリード端子
の一部が磁気記録媒体対向側に露出する構造のものが採
用されている。このような構造のMRヘッドが浮上型ス
ライダに取り付けられ場合に、浮上型スライダの浮上高
さが低くなると、MRヘッドが磁気記録媒体に電気的に
ショートしたり、磁気記録媒体との間で放電が起きやす
くなり、この結果、磁気ヘッドが損傷するおそれがあ
る。
を用いるAMRヘッド、スピンバルブMRヘッド、ジャ
イアントMRヘッドなどがある。磁化バイアス導体層を
用いるAMRヘッドは、一般に、MR層及びリード端子
の一部が磁気記録媒体対向側に露出する構造のものが採
用されている。このような構造のMRヘッドが浮上型ス
ライダに取り付けられ場合に、浮上型スライダの浮上高
さが低くなると、MRヘッドが磁気記録媒体に電気的に
ショートしたり、磁気記録媒体との間で放電が起きやす
くなり、この結果、磁気ヘッドが損傷するおそれがあ
る。
【0004】このような不都合を解消できる構造の磁気
ヘッドとして、センス電流を信号磁界と同方向に流すよ
うにMR層を配置するとともに、接地用のリード端子の
みを磁気記録媒体面側に露出させる構造のものが例えば
特開昭63-23217号号公報において記載されている。この
構造のMRヘッドを以下に縦型AMRヘッドという。ま
た、別の例として、図31に示すようにMR層101 に3
端子102 〜104 を接続したMR層ヘッドが米国特許5420
736 号に提案され、そのうちの1つの端子102 は接地電
圧になって磁気記録媒体対向面(ABS)に露出してい
る。また、このAMRヘッド101 では、接地端子102 に
三角形状の張出部102aを形成し、他の2つの端子103 ,
104 をその張出部102aの斜めの辺縁に間隔をおいて対向
するようにを配置し、さらに、MR層101 の磁化容易軸
Mを硬磁性層105 によって磁気記録媒体面と平行になる
方向に制御している。
ヘッドとして、センス電流を信号磁界と同方向に流すよ
うにMR層を配置するとともに、接地用のリード端子の
みを磁気記録媒体面側に露出させる構造のものが例えば
特開昭63-23217号号公報において記載されている。この
構造のMRヘッドを以下に縦型AMRヘッドという。ま
た、別の例として、図31に示すようにMR層101 に3
端子102 〜104 を接続したMR層ヘッドが米国特許5420
736 号に提案され、そのうちの1つの端子102 は接地電
圧になって磁気記録媒体対向面(ABS)に露出してい
る。また、このAMRヘッド101 では、接地端子102 に
三角形状の張出部102aを形成し、他の2つの端子103 ,
104 をその張出部102aの斜めの辺縁に間隔をおいて対向
するようにを配置し、さらに、MR層101 の磁化容易軸
Mを硬磁性層105 によって磁気記録媒体面と平行になる
方向に制御している。
【0005】これら2つのAMRヘッドは、磁気記録媒
体面とのコンタクト領域で特に有効である。また、3端
子構造を有するAMRヘッドは、接地端子102 以外の2
つの端子103,104 を差動増幅器106 に接続することによ
ってサーマルアスペリティを抑制する効果がある。サー
マルアスペリティは、磁気記録媒体表面の突起や異物に
MR素子が衝突した場合に、衝突エネルギーの発熱によ
り素子抵抗が増加して再生信号のベースライン変動を引
き起こして再生出力を変動させる現象である。サーマル
アスペリティについては、例えば次の文献に記載されて
いる。 Magneto-Resistive Head Thermal Asperity Dig
ital Compensation, R. L. Galbraith, G. J.Kerwin,
J. M. Poss, IEEE Trans. on Mag., Vol. 28, No.5, 19
92
体面とのコンタクト領域で特に有効である。また、3端
子構造を有するAMRヘッドは、接地端子102 以外の2
つの端子103,104 を差動増幅器106 に接続することによ
ってサーマルアスペリティを抑制する効果がある。サー
マルアスペリティは、磁気記録媒体表面の突起や異物に
MR素子が衝突した場合に、衝突エネルギーの発熱によ
り素子抵抗が増加して再生信号のベースライン変動を引
き起こして再生出力を変動させる現象である。サーマル
アスペリティについては、例えば次の文献に記載されて
いる。 Magneto-Resistive Head Thermal Asperity Dig
ital Compensation, R. L. Galbraith, G. J.Kerwin,
J. M. Poss, IEEE Trans. on Mag., Vol. 28, No.5, 19
92
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、縦型AMRヘ
ッドはセンス電流を流す端子とバイアス磁界を発生させ
る端子を別々に設けることになるので、構造が複雑にな
る。また、3端子構造を有するAMRヘッドは、バイア
ス磁界を発生させる導体層が不要になるので層の数が少
なくて済むが、接地端子の抵抗値分布がほぼ一定である
ので、接地端子に流れる電流はほぼ均一に放射状に拡が
るので高感度が得られ難い。
ッドはセンス電流を流す端子とバイアス磁界を発生させ
る端子を別々に設けることになるので、構造が複雑にな
る。また、3端子構造を有するAMRヘッドは、バイア
ス磁界を発生させる導体層が不要になるので層の数が少
なくて済むが、接地端子の抵抗値分布がほぼ一定である
ので、接地端子に流れる電流はほぼ均一に放射状に拡が
るので高感度が得られ難い。
【0007】また、3端子構造によれば実質的に2つの
MR素子を用いているので、配線の引出本数が増えて回
路が複雑になる。本発明はこのような問題に鑑みてなさ
れたものであって、高感度が得られ、また端子の数を増
やすことなく再生出力のベースラインの変動を抑制でき
る磁気抵抗効果ヘッド及び磁気記録装置を提供すること
を目的とする。
MR素子を用いているので、配線の引出本数が増えて回
路が複雑になる。本発明はこのような問題に鑑みてなさ
れたものであって、高感度が得られ、また端子の数を増
やすことなく再生出力のベースラインの変動を抑制でき
る磁気抵抗効果ヘッド及び磁気記録装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
(手段)上記した課題は、図2に例示するように、磁気
記録媒体対向面に平行な方向を磁化容易軸とした磁気抵
抗効果層6を有する磁気抵抗効果素子6,7,8と、前
記磁気抵抗効果層6のうちセンス領域の磁気記録媒体対
向面側に形成され、且つ前記磁気記録媒体対向面に対し
て斜めの縁部を有する第一の電極10と、前記第一の電
極10の前記斜めの縁部に対して略平行な縁部を有し、
かつ前記第一の電極10から間隔をおいて前記磁気抵抗
効果層6上に形成された第二の電極11とを有すること
を特徴とする磁気抵抗効果ヘッドにより解決する。
記録媒体対向面に平行な方向を磁化容易軸とした磁気抵
抗効果層6を有する磁気抵抗効果素子6,7,8と、前
記磁気抵抗効果層6のうちセンス領域の磁気記録媒体対
向面側に形成され、且つ前記磁気記録媒体対向面に対し
て斜めの縁部を有する第一の電極10と、前記第一の電
極10の前記斜めの縁部に対して略平行な縁部を有し、
かつ前記第一の電極10から間隔をおいて前記磁気抵抗
効果層6上に形成された第二の電極11とを有すること
を特徴とする磁気抵抗効果ヘッドにより解決する。
【0009】上記磁気抵抗効果ヘッドにおいて、前記第
一の電極10の前記斜めの縁部は、前記磁化容易軸に対
して45度の角度を有することを特徴とする。上記磁気
抵抗効果ヘッドにおいて、前記磁気抵抗効果素子6,
7,8、前記第一の電極10、前記第二の電極11は、
絶縁膜5,12を介して第一及び第二のシールド層4,
13に挟まれていることを特徴とする。
一の電極10の前記斜めの縁部は、前記磁化容易軸に対
して45度の角度を有することを特徴とする。上記磁気
抵抗効果ヘッドにおいて、前記磁気抵抗効果素子6,
7,8、前記第一の電極10、前記第二の電極11は、
絶縁膜5,12を介して第一及び第二のシールド層4,
13に挟まれていることを特徴とする。
【0010】上記磁気抵抗効果ヘッドにおいて、図4,
図5に例示するように、前記第一の電極10は、少なく
とも前記第一のシールド層4又は前記第二のシールド層
13のいずれかに導通していることを特徴とする。上記
磁気抵抗効果ヘッドにおいて、図5に例示するように、
前記第一の電極10は、前記絶縁膜12を貫通して前記
第二のシールド13に接する厚さを有することを特徴と
する。
図5に例示するように、前記第一の電極10は、少なく
とも前記第一のシールド層4又は前記第二のシールド層
13のいずれかに導通していることを特徴とする。上記
磁気抵抗効果ヘッドにおいて、図5に例示するように、
前記第一の電極10は、前記絶縁膜12を貫通して前記
第二のシールド13に接する厚さを有することを特徴と
する。
【0011】上記磁気抵抗効果ヘッドにおいて、図4に
例示するように、前記第一の電極10の前記磁気記録媒
体対向面から少なくとも前記第一のシールド層4又は前
記第二のシールド層13のいずれかの前記磁気記録媒体
対向面に至る領域には導電膜14が形成されていること
を特徴とする。上記磁気抵抗効果ヘッドにおいて、前記
磁気抵抗効果層6は、軟質磁性材からなる単層構造から
なることを特徴とする。
例示するように、前記第一の電極10の前記磁気記録媒
体対向面から少なくとも前記第一のシールド層4又は前
記第二のシールド層13のいずれかの前記磁気記録媒体
対向面に至る領域には導電膜14が形成されていること
を特徴とする。上記磁気抵抗効果ヘッドにおいて、前記
磁気抵抗効果層6は、軟質磁性材からなる単層構造から
なることを特徴とする。
【0012】上記磁気抵抗効果ヘッドにおいて、前記磁
気抵抗効果層6はスピンバルブ磁気抵抗効果膜からなる
ことを特徴とする。上記磁気抵抗効果ヘッドにおいて、
図3、図7に例示するように、前記磁気抵抗効果層6の
前記第一の電極10と第二の電極11の間の領域に存在
する磁化容易軸は、硬質磁性膜7,8又は反強磁性膜1
5,16のいずれかによって磁区制御されていることを
特徴とする。
気抵抗効果層6はスピンバルブ磁気抵抗効果膜からなる
ことを特徴とする。上記磁気抵抗効果ヘッドにおいて、
図3、図7に例示するように、前記磁気抵抗効果層6の
前記第一の電極10と第二の電極11の間の領域に存在
する磁化容易軸は、硬質磁性膜7,8又は反強磁性膜1
5,16のいずれかによって磁区制御されていることを
特徴とする。
【0013】上記磁気抵抗効果ヘッドにおいて、前記硬
質磁性膜同士の間の領域又は前記反強磁性膜同士の間の
領域に配置された前記第二の電極は、該領域よりも幅が
狭いことを特徴とする。上記した課題は、図14に例示
するように、第一の磁気シールド層56と、前記第一の
磁気シールド層56上に第一のギャップを介して形成さ
れた磁気抵抗効果素子58と、前記磁気抵抗効果素子5
8の上に第二のギャップを介して形成された第二の磁気
シールド層62と、前記第一の磁気シールド層56と前
記第二の磁気シールド層62の間にあって且つ前記磁気
抵抗効果素子58の近傍に形成された負の抵抗温度係数
を有する素子Rsmとを有することを特徴とする磁気抵抗
効果ヘッドによって解決する。
質磁性膜同士の間の領域又は前記反強磁性膜同士の間の
領域に配置された前記第二の電極は、該領域よりも幅が
狭いことを特徴とする。上記した課題は、図14に例示
するように、第一の磁気シールド層56と、前記第一の
磁気シールド層56上に第一のギャップを介して形成さ
れた磁気抵抗効果素子58と、前記磁気抵抗効果素子5
8の上に第二のギャップを介して形成された第二の磁気
シールド層62と、前記第一の磁気シールド層56と前
記第二の磁気シールド層62の間にあって且つ前記磁気
抵抗効果素子58の近傍に形成された負の抵抗温度係数
を有する素子Rsmとを有することを特徴とする磁気抵抗
効果ヘッドによって解決する。
【0014】上記した課題は、図1、図2に示すよう
に、上記した磁気抵抗効果ヘッドと、前記磁気抵抗効果
ヘッドが取り付けられたスライダ3と、前記スライダを
支持するサスペンション2と、前記磁気抵抗効果ヘッド
に一部が対向して配置される磁気記録媒体1とを有する
ことを特徴とする磁気記録装置により解決する。この磁
気記録装置において、前記磁気抵抗効果ヘッドの前記第
一の電極10は、前記磁気記録媒体1の表面と同電位に
なされていることを特徴とする。
に、上記した磁気抵抗効果ヘッドと、前記磁気抵抗効果
ヘッドが取り付けられたスライダ3と、前記スライダを
支持するサスペンション2と、前記磁気抵抗効果ヘッド
に一部が対向して配置される磁気記録媒体1とを有する
ことを特徴とする磁気記録装置により解決する。この磁
気記録装置において、前記磁気抵抗効果ヘッドの前記第
一の電極10は、前記磁気記録媒体1の表面と同電位に
なされていることを特徴とする。
【0015】(作用)次に、本発明の作用について説明
する。本発明の磁気ヘッドによれば、磁気抵抗効果層上
のセンス領域において第二の電極に間隔をおいて平行に
形成される第一の電極は、さらに磁気記録媒体寄りに配
置され、しかも磁気記録媒体対向面に対して傾斜する1
つの縁部を有しているので、センス領域の一側方の幅は
広く、他側方では幅が狭くなる。
する。本発明の磁気ヘッドによれば、磁気抵抗効果層上
のセンス領域において第二の電極に間隔をおいて平行に
形成される第一の電極は、さらに磁気記録媒体寄りに配
置され、しかも磁気記録媒体対向面に対して傾斜する1
つの縁部を有しているので、センス領域の一側方の幅は
広く、他側方では幅が狭くなる。
【0016】これにより、第一の電極では、幅の狭い領
域よりも幅の広い領域に電流が流れ易くなるので、第一
の電極と第二の電極の間に流れる電流の放射状の拡がり
が抑制される。第一の電極と第二の電極の間に流れるセ
ンス電流の方向を、例えば磁気抵抗効果層の磁化容易軸
方向と信号磁界流入方向のそれぞれに対して45度の角
度にすると、信号磁界による抵抗の変化が線形になり且
つ抵抗変化率を大きくすることができる。磁化容易軸方
向の制御は、センス領域の両側に硬質磁性層又は反強磁
性層を形成することによってなされる。
域よりも幅の広い領域に電流が流れ易くなるので、第一
の電極と第二の電極の間に流れる電流の放射状の拡がり
が抑制される。第一の電極と第二の電極の間に流れるセ
ンス電流の方向を、例えば磁気抵抗効果層の磁化容易軸
方向と信号磁界流入方向のそれぞれに対して45度の角
度にすると、信号磁界による抵抗の変化が線形になり且
つ抵抗変化率を大きくすることができる。磁化容易軸方
向の制御は、センス領域の両側に硬質磁性層又は反強磁
性層を形成することによってなされる。
【0017】第一の電極を、例えば磁気記録媒体と同電
位に保持すると、磁気記録媒体との電位差による放電や
短絡が回避され、磁気ヘッドの損傷が防止される。ま
た、磁気ヘッドのシールド層は一般に磁気記録媒体とほ
ぼ同電位に設定されるので、第一の電極をシールド層に
接続することにより、第一の電極と磁気記録媒体とを同
電位にすることができる。第一の電極とシールド層を導
通させる構造として、磁気記録媒体対向面に露出する第
一の電極とシールド層を覆う非磁性導電膜を磁気記録媒
体対向面に形成する構造や、或いは、第一の電極の膜厚
を厚くしてシールド層に導通させる構造がある。
位に保持すると、磁気記録媒体との電位差による放電や
短絡が回避され、磁気ヘッドの損傷が防止される。ま
た、磁気ヘッドのシールド層は一般に磁気記録媒体とほ
ぼ同電位に設定されるので、第一の電極をシールド層に
接続することにより、第一の電極と磁気記録媒体とを同
電位にすることができる。第一の電極とシールド層を導
通させる構造として、磁気記録媒体対向面に露出する第
一の電極とシールド層を覆う非磁性導電膜を磁気記録媒
体対向面に形成する構造や、或いは、第一の電極の膜厚
を厚くしてシールド層に導通させる構造がある。
【0018】一方、第二の電極を広くすると、第二電極
から第一電極に流れる電流が放射状になるおそれがある
ので、磁気抵抗効果層のセンス領域よりも広げないよう
にすることが好ましい。また、読み出し専用の磁気ヘッ
ドのサーマルアスペリティを抑制するために、磁気ヘッ
ドの近傍に負の抵抗温度係数を有する抵抗変化抑制素子
を形成するようにしたので、磁気ヘッドと磁気記録媒体
との接触による温度変化に対して磁気ヘッドの出力を安
定にすることができる。
から第一電極に流れる電流が放射状になるおそれがある
ので、磁気抵抗効果層のセンス領域よりも広げないよう
にすることが好ましい。また、読み出し専用の磁気ヘッ
ドのサーマルアスペリティを抑制するために、磁気ヘッ
ドの近傍に負の抵抗温度係数を有する抵抗変化抑制素子
を形成するようにしたので、磁気ヘッドと磁気記録媒体
との接触による温度変化に対して磁気ヘッドの出力を安
定にすることができる。
【0019】そのような磁気ヘッドは、例えば磁気ディ
スク装置、磁気テープ装置に使用される。
スク装置、磁気テープ装置に使用される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に述べる本発明の磁気ヘッド
は、例えば図1に示すような磁気ディスク装置又は図示
しない磁気テープ装置に適用される。図1において、磁
気記録媒体層(不図示)を有する磁気ディスク1と、磁
気ディスク1の上を移動するサスペンション2と、サス
ペンション2の先端に取り付けられたスライダ3とを有
している。そのスライダ3には、後述する読出及び書込
み用の磁気ヘッドが取り付けられている。
は、例えば図1に示すような磁気ディスク装置又は図示
しない磁気テープ装置に適用される。図1において、磁
気記録媒体層(不図示)を有する磁気ディスク1と、磁
気ディスク1の上を移動するサスペンション2と、サス
ペンション2の先端に取り付けられたスライダ3とを有
している。そのスライダ3には、後述する読出及び書込
み用の磁気ヘッドが取り付けられている。
【0021】そこで以下に、本発明の磁気ヘッドを構成
する磁気ヘッドの実施形態を以下に説明する。 (第1実施形態)図2(a) 〜(c) は、本発明の第1実施
形態の磁気抵抗効果(MR)ヘッドを示している。
する磁気ヘッドの実施形態を以下に説明する。 (第1実施形態)図2(a) 〜(c) は、本発明の第1実施
形態の磁気抵抗効果(MR)ヘッドを示している。
【0022】図2(a),(b) において、NiFe、FeAlSiなど
よりなる第一の磁気シールド層4の上にはAl2O3 などか
らなる絶縁性の第一のギャップ層5が形成され、その第
一のギャップ層5の上には矩形状のMR層6が形成され
ている。そのMR層6は、例えばNiFe、NiFeCo又はCoFe
などの単層の軟質磁性材層から形成されている。MR層
6の両側部には、MR層6の磁区制御のためにCoCrPt、
CoCrTaなどの第一及び第二の硬質磁性層7,8が形成さ
れている。
よりなる第一の磁気シールド層4の上にはAl2O3 などか
らなる絶縁性の第一のギャップ層5が形成され、その第
一のギャップ層5の上には矩形状のMR層6が形成され
ている。そのMR層6は、例えばNiFe、NiFeCo又はCoFe
などの単層の軟質磁性材層から形成されている。MR層
6の両側部には、MR層6の磁区制御のためにCoCrPt、
CoCrTaなどの第一及び第二の硬質磁性層7,8が形成さ
れている。
【0023】第一及び第二の硬質磁性層7,8の磁化M
0 の方向は磁気ディスクに平行な同一方向であり、これ
によりMR層4の磁化容易軸は磁気ディスク1に平行な
方向に制御されている。また、硬質7,8磁性層のそれ
ぞれの上にはAl2O3 などの絶縁部層9が形成されてい
る。MR層6上には、金、タングステンなどの非磁性導
電材よりなる第一の電極10と第二の電極11が間隔を
おいて形成されている。第一の電極10は、磁気ディス
ク1との対向面(以下、磁気記録媒体対向面という)寄
りに形成され、しかもMR層6の両側方の絶縁部層9,
10上を通って外部に引き出されている。その第一の電
極10の磁気記録媒体対向面に垂直な方向の幅は、第一
の硬質磁性層7上では0.5〜1μm程度と広く、第二
の硬質磁性層10上では0.1〜0.5μm程度と狭く
なっている。また、第二の電極11は、第一及び第二の
硬質磁性層7,8の間にのみ存在し、さらにMR6層か
ら第一のギャップ層5上に引き出されている。その第二
の電極11は、第一及び第二の硬磁性層7,8の間隔よ
りも狭く形成されている。
0 の方向は磁気ディスクに平行な同一方向であり、これ
によりMR層4の磁化容易軸は磁気ディスク1に平行な
方向に制御されている。また、硬質7,8磁性層のそれ
ぞれの上にはAl2O3 などの絶縁部層9が形成されてい
る。MR層6上には、金、タングステンなどの非磁性導
電材よりなる第一の電極10と第二の電極11が間隔を
おいて形成されている。第一の電極10は、磁気ディス
ク1との対向面(以下、磁気記録媒体対向面という)寄
りに形成され、しかもMR層6の両側方の絶縁部層9,
10上を通って外部に引き出されている。その第一の電
極10の磁気記録媒体対向面に垂直な方向の幅は、第一
の硬質磁性層7上では0.5〜1μm程度と広く、第二
の硬質磁性層10上では0.1〜0.5μm程度と狭く
なっている。また、第二の電極11は、第一及び第二の
硬質磁性層7,8の間にのみ存在し、さらにMR6層か
ら第一のギャップ層5上に引き出されている。その第二
の電極11は、第一及び第二の硬磁性層7,8の間隔よ
りも狭く形成されている。
【0024】第一の電極10と第二の電極11のそれぞ
れが対向する縁部は、MR層6上で互いにほぼ平行であ
り、しかも第一及び第二の硬質磁性層7,8の磁化M0
の方向に対して斜めになるように形成されている。それ
らの縁部は、例えばMR層6の磁化容易軸方向と信号磁
界Hsig の流入方向のそれぞれに対して45度の角度を
なすように形成されている。
れが対向する縁部は、MR層6上で互いにほぼ平行であ
り、しかも第一及び第二の硬質磁性層7,8の磁化M0
の方向に対して斜めになるように形成されている。それ
らの縁部は、例えばMR層6の磁化容易軸方向と信号磁
界Hsig の流入方向のそれぞれに対して45度の角度を
なすように形成されている。
【0025】このようなMR層6、第一及び第二の硬質
磁性層7,8、第一及び第二の電極10,11は、図2
(c) に示すように、Al2O3 などからなる第二のギャップ
層12に覆われ、その第二のギャップ層12の上には、
FeAlSi、NiFeなどよりなる第二の磁気シールド層13が
形成されている。上述したMRヘッドにおいては、第一
及び第二の電極10,11に挟まれたMR層6のセンス
領域の磁化M1 の方向が、磁気ディスク1からの信号磁
界Hsigによって磁化容易軸から傾斜すると、MR層6
では、磁気記録媒体対向面に対して斜めに流れる電流I
に対する電気抵抗が変化することになる。
磁性層7,8、第一及び第二の電極10,11は、図2
(c) に示すように、Al2O3 などからなる第二のギャップ
層12に覆われ、その第二のギャップ層12の上には、
FeAlSi、NiFeなどよりなる第二の磁気シールド層13が
形成されている。上述したMRヘッドにおいては、第一
及び第二の電極10,11に挟まれたMR層6のセンス
領域の磁化M1 の方向が、磁気ディスク1からの信号磁
界Hsigによって磁化容易軸から傾斜すると、MR層6
では、磁気記録媒体対向面に対して斜めに流れる電流I
に対する電気抵抗が変化することになる。
【0026】この場合、MR層6上における第一の電極
10が、磁気記録媒体対向面に対して傾斜する縁部を1
つだけ有している。従って、MR層6のセンス領域にお
けるセンス電流Iは、第一の電極10のうち幅が広くて
電気抵抗が小さい方向に集中し易くなるので、放射状に
拡がり難くなって感度が良くなる。この場合、センス電
流Iが流れる方向は、例えばMR層6の磁化容易軸方向
と信号磁界流入方向のそれぞれに対して45度の角度を
なすように流れる。45度としたのは、信号磁界Hsig
の変化に対する抵抗変化を線形にするためには45度に
限る必要はないが、抵抗変化率を大きくするために好ま
しい角度だからである。
10が、磁気記録媒体対向面に対して傾斜する縁部を1
つだけ有している。従って、MR層6のセンス領域にお
けるセンス電流Iは、第一の電極10のうち幅が広くて
電気抵抗が小さい方向に集中し易くなるので、放射状に
拡がり難くなって感度が良くなる。この場合、センス電
流Iが流れる方向は、例えばMR層6の磁化容易軸方向
と信号磁界流入方向のそれぞれに対して45度の角度を
なすように流れる。45度としたのは、信号磁界Hsig
の変化に対する抵抗変化を線形にするためには45度に
限る必要はないが、抵抗変化率を大きくするために好ま
しい角度だからである。
【0027】このような第一の電極10を、例えば磁気
ディスク1と同電位に保持すると、磁気ディスク1との
電位差による放電や短絡が回避され、磁気ヘッドの損傷
が防止される。ところで、上記した第一の電極は、図3
(a),(b) に示すように一側方だけに引き出されるような
形状にしてもよい。このような構造を採用することによ
って第二の電極11から第一の電極10aに流れる電流
が放射状になることがさらに抑制されるので、電流方向
性が良くなって感度が高くなる。しかも、第二の電極1
1の磁気記録媒体対向面方向の長さを第一の硬質磁性層
7と第二の硬質磁性層8の間に目一杯に長くしてもセン
ス電流Iが放射状に拡がり難くなるので、第二の電極1
1の抵抗値も低くなる。
ディスク1と同電位に保持すると、磁気ディスク1との
電位差による放電や短絡が回避され、磁気ヘッドの損傷
が防止される。ところで、上記した第一の電極は、図3
(a),(b) に示すように一側方だけに引き出されるような
形状にしてもよい。このような構造を採用することによ
って第二の電極11から第一の電極10aに流れる電流
が放射状になることがさらに抑制されるので、電流方向
性が良くなって感度が高くなる。しかも、第二の電極1
1の磁気記録媒体対向面方向の長さを第一の硬質磁性層
7と第二の硬質磁性層8の間に目一杯に長くしてもセン
ス電流Iが放射状に拡がり難くなるので、第二の電極1
1の抵抗値も低くなる。
【0028】第一の電極10,10aの電位の設定は、
例えば次の構造によって成される。まず、図4に示すよ
うに、第一及び第二の磁気シールド層4,13とそれら
の間に存在する各層のうちの磁気記録媒体対向面をタン
グステン、タンタルのような非磁性導電層14によって
覆うと、第一の電極10,10aと第一及び第二の磁気
シールド層11とが同電位になる。第一及び第二の磁気
シールド層4,13は、一般に、磁気ディスク1と同電
位になるように電圧調整されるので第一の電極10,1
0aの内部配線が不要になる。その電位として、接地電
位を選んでもよい。なお、磁気記録媒体対向面は、空気
ベアリング面(ABS)と呼ばれることもある。
例えば次の構造によって成される。まず、図4に示すよ
うに、第一及び第二の磁気シールド層4,13とそれら
の間に存在する各層のうちの磁気記録媒体対向面をタン
グステン、タンタルのような非磁性導電層14によって
覆うと、第一の電極10,10aと第一及び第二の磁気
シールド層11とが同電位になる。第一及び第二の磁気
シールド層4,13は、一般に、磁気ディスク1と同電
位になるように電圧調整されるので第一の電極10,1
0aの内部配線が不要になる。その電位として、接地電
位を選んでもよい。なお、磁気記録媒体対向面は、空気
ベアリング面(ABS)と呼ばれることもある。
【0029】また、第一の電極10を第二の磁気シール
ド層11と同じ電位に保持する構造として、図5に示す
ように、第一の電極10bの膜厚を第二の電極11の膜
厚よりも厚く形成し、しかも、第一の電極10bの膜厚
を、第二のギャップ層12を貫通して第二の磁気シール
ド層13に接するような厚さにしてもよい。これによれ
ば、図6に示すように第一の電極10bを引き出す領域
を省略してもよい。
ド層11と同じ電位に保持する構造として、図5に示す
ように、第一の電極10bの膜厚を第二の電極11の膜
厚よりも厚く形成し、しかも、第一の電極10bの膜厚
を、第二のギャップ層12を貫通して第二の磁気シール
ド層13に接するような厚さにしてもよい。これによれ
ば、図6に示すように第一の電極10bを引き出す領域
を省略してもよい。
【0030】ところで、上記した説明では、MR層6の
磁化容易軸を制御するために第一及び第二の硬質磁性層
7,8を用いるているが、それらの代わりにFeMn、NiM
n、NiO などの反強磁性膜を用いてもよい。反強磁性膜
を使用する場合には、図7に示すように、MR層6aを
磁気ディスク対向面に沿って広く形成してその両端寄り
の領域に反強磁性層15,16を形成することになる。
なお、反強磁性層15,16をNiO のような絶縁部材を
から形成する場合には、反強磁性層15,16と第一の
電極10の間の絶縁部膜9を省略してもよい。
磁化容易軸を制御するために第一及び第二の硬質磁性層
7,8を用いるているが、それらの代わりにFeMn、NiM
n、NiO などの反強磁性膜を用いてもよい。反強磁性膜
を使用する場合には、図7に示すように、MR層6aを
磁気ディスク対向面に沿って広く形成してその両端寄り
の領域に反強磁性層15,16を形成することになる。
なお、反強磁性層15,16をNiO のような絶縁部材を
から形成する場合には、反強磁性層15,16と第一の
電極10の間の絶縁部膜9を省略してもよい。
【0031】なお、上記した磁気ヘッドとしてAMRヘ
ッドを適用する場合に説明したが、MR層としてスピン
バルブ膜を使用する場合もある。スピンバルブ膜として
は、FeMn、NiFe、Cu、NiFeを順に積層した構造のものが
ある。 (第2実施形態)本実施形態では、第1実施形態のMR
ヘッドや従来のMRヘッドを磁気シールドする構造につ
いて説明する。
ッドを適用する場合に説明したが、MR層としてスピン
バルブ膜を使用する場合もある。スピンバルブ膜として
は、FeMn、NiFe、Cu、NiFeを順に積層した構造のものが
ある。 (第2実施形態)本実施形態では、第1実施形態のMR
ヘッドや従来のMRヘッドを磁気シールドする構造につ
いて説明する。
【0032】図1に示したスライダ3の後端には、第1
実施形態で説明したような読出専用のMRヘッドのみな
らず、書込み用の誘導型ヘッドが取り付けられるのが一
般的である。それらの磁気ヘッドは、図8に示すよう
に、磁気シールド層、絶縁層などを介してMRヘッド2
2と誘導型ヘッド23をスライダ3の上に順に配置する
構造が採用されている。そして、データは磁気ディスク
1のトラック1tに書き込まれる。
実施形態で説明したような読出専用のMRヘッドのみな
らず、書込み用の誘導型ヘッドが取り付けられるのが一
般的である。それらの磁気ヘッドは、図8に示すよう
に、磁気シールド層、絶縁層などを介してMRヘッド2
2と誘導型ヘッド23をスライダ3の上に順に配置する
構造が採用されている。そして、データは磁気ディスク
1のトラック1tに書き込まれる。
【0033】MRヘッド22と誘導型ヘッド23の双方
を有する記録再生ヘッドは、MRヘッド22の磁気シー
ルドと誘導型ヘッド23の磁極の構造の違いによって、
共有型と分離型に分けられる。共有型の記録再生ヘッド
は、図9(a) に示したように、MRヘッド22を挟む磁
気シールド層24の一方を、誘導型ヘッド23の磁極2
3b,23cの一部と共有させた構造を有している。ま
た、分離型の記録再生ヘッドは、図9(b) に示すよう
に、MRヘッド22を挟む磁気シールド層24a,24
bと、誘導型ヘッド23の磁極23b,23cを絶縁性
ギャップ層25を介して隣設させた構造となっている。
を有する記録再生ヘッドは、MRヘッド22の磁気シー
ルドと誘導型ヘッド23の磁極の構造の違いによって、
共有型と分離型に分けられる。共有型の記録再生ヘッド
は、図9(a) に示したように、MRヘッド22を挟む磁
気シールド層24の一方を、誘導型ヘッド23の磁極2
3b,23cの一部と共有させた構造を有している。ま
た、分離型の記録再生ヘッドは、図9(b) に示すよう
に、MRヘッド22を挟む磁気シールド層24a,24
bと、誘導型ヘッド23の磁極23b,23cを絶縁性
ギャップ層25を介して隣設させた構造となっている。
【0034】いずれの構造を採用するにしても、MRヘ
ッド22の磁気シールド24,23bの再生ギャップと
誘導型ヘッド23の磁極23b,23cの記録ギャップ
のそれぞれの位置が異なってしまう。再生ギャップと記
録ギャップの位置が異なると、記録再生ヘッドが磁気デ
ィスク1の内側に存在する場合と外側に存在する場合と
では記録位置と再生位置の相対的な位置関係が変わるこ
とになる。このように記録位置と再生位置の位置の差
は、ヨー(YAW)角ロスと呼ばれ、記録、再生の両ヘ
ッドを備えた磁気ディスク装置では、そのヨー角ロスを
小さくすることが重要になる。
ッド22の磁気シールド24,23bの再生ギャップと
誘導型ヘッド23の磁極23b,23cの記録ギャップ
のそれぞれの位置が異なってしまう。再生ギャップと記
録ギャップの位置が異なると、記録再生ヘッドが磁気デ
ィスク1の内側に存在する場合と外側に存在する場合と
では記録位置と再生位置の相対的な位置関係が変わるこ
とになる。このように記録位置と再生位置の位置の差
は、ヨー(YAW)角ロスと呼ばれ、記録、再生の両ヘ
ッドを備えた磁気ディスク装置では、そのヨー角ロスを
小さくすることが重要になる。
【0035】共有型の記録再生ヘッドはヨー角ロスが小
さいが、シールド層との共有部分である磁極23bが記
録磁界H2 の影響を大きく受ける。即ち、記録動作を繰
り返すたびに磁極23bの磁化状態が変化するために、
その磁化の変化がMRヘッド22の読出出力に影響を与
える。これに対して、分離型の記録再生ヘッドは、MR
ヘッド22の磁気シールド層24a,24bと誘導型ヘ
ッド23の磁極23b,23cが別々に配置されている
ために、記録磁界H2 による磁気シールド層24bへの
影響が少ないと考えられる。しかし、ヨー角ロスを小さ
くするために、MRヘッド22の磁気シールド層24a
と誘導型ヘッド23の磁極23bとそれらを分離するギ
ャップ層25のそれらの膜厚を薄くしてゆくと、磁気シ
ールド層24bへの書込み磁界の影響が大きくなって、
MRヘッド22の読出出力に影響を与えるようになる。
さいが、シールド層との共有部分である磁極23bが記
録磁界H2 の影響を大きく受ける。即ち、記録動作を繰
り返すたびに磁極23bの磁化状態が変化するために、
その磁化の変化がMRヘッド22の読出出力に影響を与
える。これに対して、分離型の記録再生ヘッドは、MR
ヘッド22の磁気シールド層24a,24bと誘導型ヘ
ッド23の磁極23b,23cが別々に配置されている
ために、記録磁界H2 による磁気シールド層24bへの
影響が少ないと考えられる。しかし、ヨー角ロスを小さ
くするために、MRヘッド22の磁気シールド層24a
と誘導型ヘッド23の磁極23bとそれらを分離するギ
ャップ層25のそれらの膜厚を薄くしてゆくと、磁気シ
ールド層24bへの書込み磁界の影響が大きくなって、
MRヘッド22の読出出力に影響を与えるようになる。
【0036】そこで、記録磁界H2 の影響を少なくする
ために、本実施形態では図10に示すような構造を採用
した。図10において、非磁性絶縁基板26の上には、
第一の磁気シールド層27が形成され、その上にはAl2O
3 などの非磁性の第一の絶縁層28を介して第二の磁気
シールド層29が形成されている。また、第一の磁気シ
ールド層27と第二の磁気シールド層29の間の第一の
絶縁層28内には磁気抵抗効果素子(MR素子)30が
形成され、そのMR素子30は、絶縁膜28内に形成さ
れた一対の電極(不図示)に接続されている。MR素子
30は再生専用の電磁変換素子である。
ために、本実施形態では図10に示すような構造を採用
した。図10において、非磁性絶縁基板26の上には、
第一の磁気シールド層27が形成され、その上にはAl2O
3 などの非磁性の第一の絶縁層28を介して第二の磁気
シールド層29が形成されている。また、第一の磁気シ
ールド層27と第二の磁気シールド層29の間の第一の
絶縁層28内には磁気抵抗効果素子(MR素子)30が
形成され、そのMR素子30は、絶縁膜28内に形成さ
れた一対の電極(不図示)に接続されている。MR素子
30は再生専用の電磁変換素子である。
【0037】第一の磁気シールド層27、第二の磁気シ
ールド層29及びMR素子30のそれぞれの一端は、磁
気ディスク1の記録面に対向している。また、第一の磁
気シールド層27と第二の磁気シールド層29のそれぞ
れの磁気ディスク対向面(ABS)からの長さは、第二
の磁気シールド層29の方が第一の磁気シールド層27
よりも短くなるように形成されている。第二の磁気シー
ルド層29のその長さは、少なくともMR素子30より
も大きな値、例えば5〜50μmの範囲内となってい
る。
ールド層29及びMR素子30のそれぞれの一端は、磁
気ディスク1の記録面に対向している。また、第一の磁
気シールド層27と第二の磁気シールド層29のそれぞ
れの磁気ディスク対向面(ABS)からの長さは、第二
の磁気シールド層29の方が第一の磁気シールド層27
よりも短くなるように形成されている。第二の磁気シー
ルド層29のその長さは、少なくともMR素子30より
も大きな値、例えば5〜50μmの範囲内となってい
る。
【0038】第二の磁気シールド層29は、軟質磁性膜
をパターニングして形成されているので、第二の磁気シ
ールド層29と第一の絶縁層28の境界には段差が生じ
る。この段差は、後述する誘導型ヘッド37の磁極にう
ねりが生じる原因になる。そこで、第一の絶縁層28の
うち第二の磁気シールド29が重ならない領域に、レジ
ストなどの有機絶縁材、Al2O3 、SiO2などの無機絶縁材
又は非磁性金属材よりなる中間層31を形成する。中間
層31は、第二の磁気シールド層29とほぼ同じ厚さ、
例えば0.5μmの厚さに形成する。
をパターニングして形成されているので、第二の磁気シ
ールド層29と第一の絶縁層28の境界には段差が生じ
る。この段差は、後述する誘導型ヘッド37の磁極にう
ねりが生じる原因になる。そこで、第一の絶縁層28の
うち第二の磁気シールド29が重ならない領域に、レジ
ストなどの有機絶縁材、Al2O3 、SiO2などの無機絶縁材
又は非磁性金属材よりなる中間層31を形成する。中間
層31は、第二の磁気シールド層29とほぼ同じ厚さ、
例えば0.5μmの厚さに形成する。
【0039】また、第二の磁気シールド層29及び中間
層31の上には非磁性材よりなる第二の絶縁層32が形
成され、第二の磁気シールド層29上での第二の絶縁層
32の膜厚は3μm以下に形成されていてヨー角ロスを
小さくするようになっている。誘導型ヘッド37は、第
二の絶縁層32の上に形成されていて、第一の磁極3
3、第三の絶縁層34、導電性のコイル35及び第二の
磁極36を有している。
層31の上には非磁性材よりなる第二の絶縁層32が形
成され、第二の磁気シールド層29上での第二の絶縁層
32の膜厚は3μm以下に形成されていてヨー角ロスを
小さくするようになっている。誘導型ヘッド37は、第
二の絶縁層32の上に形成されていて、第一の磁極3
3、第三の絶縁層34、導電性のコイル35及び第二の
磁極36を有している。
【0040】第一の磁極33は第二の絶縁層32上に約
1μmの厚さに形成され、しかも磁気ディスク対向面か
らの長さは、第二の磁気シールド層29の長さよりも長
くなっている。第一の磁極33上には第三の絶縁層34
及び第二の磁極36が形成されている。第三の絶縁層3
4の中には導電性のコイル35の一部が埋め込まれてい
る。
1μmの厚さに形成され、しかも磁気ディスク対向面か
らの長さは、第二の磁気シールド層29の長さよりも長
くなっている。第一の磁極33上には第三の絶縁層34
及び第二の磁極36が形成されている。第三の絶縁層3
4の中には導電性のコイル35の一部が埋め込まれてい
る。
【0041】第一の磁極33と第二の磁極36は、磁気
ディスク対向面では互いに0.1〜0.6μm程度のギ
ャップで離れる一方、第二の磁気シールド層29に重な
らない領域で互いに接触している。第一の磁極33と第
二の磁極36の磁気ディスク対向面から接続部分の端部
までの長さ、即ちヨーク(yoke)長は同じ方向の第二の
磁気シールド層29の長さL1 よりも長くなっている。
ディスク対向面では互いに0.1〜0.6μm程度のギ
ャップで離れる一方、第二の磁気シールド層29に重な
らない領域で互いに接触している。第一の磁極33と第
二の磁極36の磁気ディスク対向面から接続部分の端部
までの長さ、即ちヨーク(yoke)長は同じ方向の第二の
磁気シールド層29の長さL1 よりも長くなっている。
【0042】したがって、第一の磁極33と第二の磁極
36の接続領域の近傍には、第二の磁気シールド層29
は存在しないことになる。なお、第一及び第二の磁気シ
ールド層27,29、第一及び第二の磁極33,36
は、NiFeなどの磁性材から形成されている。本実施形態
でも、第一及び第二の磁極33,36の接続部分では第
二の磁極36が湾曲しているので、コイル35から発生
した記録磁界H2 がその接続部分でMR素子30側に漏
れる。しかし、その接続部分の下には第二のシールド層
29が存在しないので、その漏れ磁界によって第二のシ
ールド層29の磁区構造は殆ど変化しない。この結果、
磁気ディスク1からの信号磁界が第一及び第二のシール
ド層27,29に漏れる量が変化しないので、MR素子
30に入力する信号磁界の大きさは誘導型ヘッド37の
書込みの度に変動せず、MR素子30では安定した出力
が得られる。
36の接続領域の近傍には、第二の磁気シールド層29
は存在しないことになる。なお、第一及び第二の磁気シ
ールド層27,29、第一及び第二の磁極33,36
は、NiFeなどの磁性材から形成されている。本実施形態
でも、第一及び第二の磁極33,36の接続部分では第
二の磁極36が湾曲しているので、コイル35から発生
した記録磁界H2 がその接続部分でMR素子30側に漏
れる。しかし、その接続部分の下には第二のシールド層
29が存在しないので、その漏れ磁界によって第二のシ
ールド層29の磁区構造は殆ど変化しない。この結果、
磁気ディスク1からの信号磁界が第一及び第二のシール
ド層27,29に漏れる量が変化しないので、MR素子
30に入力する信号磁界の大きさは誘導型ヘッド37の
書込みの度に変動せず、MR素子30では安定した出力
が得られる。
【0043】これに対して、図9(a) に示すように、第
一の磁極23bにシールド層の機能を付与する場合に
は、記録磁界H2 によって第一の磁極23bの磁区構造
が変化するので、書込みのたびにシールド層の磁区が乱
れることに等しい。したがって、読み出しの際に磁気デ
ィスク1からシールド層24と第一の磁極23bに漏れ
る信号磁界が変動する。この結果、MR素子22に入力
する信号磁界の大きさは、誘導型ヘッド23による書込
みの度に大きく変動するので、出力値を乱す原因にな
る。
一の磁極23bにシールド層の機能を付与する場合に
は、記録磁界H2 によって第一の磁極23bの磁区構造
が変化するので、書込みのたびにシールド層の磁区が乱
れることに等しい。したがって、読み出しの際に磁気デ
ィスク1からシールド層24と第一の磁極23bに漏れ
る信号磁界が変動する。この結果、MR素子22に入力
する信号磁界の大きさは、誘導型ヘッド23による書込
みの度に大きく変動するので、出力値を乱す原因にな
る。
【0044】また、図9(b) に示すように、第二のシー
ルド層24bと第一の磁極23bを同じ領域に形成する
場合には、記録磁界H2 の漏れによって第二のシールド
層24bの磁区構造が変化するので、書込みのたびにそ
の磁区が乱れ、読出の際に磁気ディスク1から第一及び
第二のシールド層24a,24bに漏れる信号磁界が変
動する。この結果、MR素子22に入力する信号磁界の
大きさが変動するので、出力値を乱す原因になる。この
結果、MR素子22に入力する信号磁界の大きさが書込
みの度に変動するので、出力値を乱す原因になる。
ルド層24bと第一の磁極23bを同じ領域に形成する
場合には、記録磁界H2 の漏れによって第二のシールド
層24bの磁区構造が変化するので、書込みのたびにそ
の磁区が乱れ、読出の際に磁気ディスク1から第一及び
第二のシールド層24a,24bに漏れる信号磁界が変
動する。この結果、MR素子22に入力する信号磁界の
大きさが変動するので、出力値を乱す原因になる。この
結果、MR素子22に入力する信号磁界の大きさが書込
みの度に変動するので、出力値を乱す原因になる。
【0045】ここで、図10に示す本実施形態の記録再
生ヘッドの第二の磁気シールド層29と、図9(a) に示
す従来の記録再生ヘッドの第一の磁極(シールド層)
と、図9(b) に示す従来の記録再生ヘッドの第二の磁気
シールド層24bのそれぞれについて、コイル23a,
35に許容値の電流を流して磁気ディスク対向面からの
位置(高さ)と飽和磁束密度との関係を調べたところ図
11に示すような結果が得られた。
生ヘッドの第二の磁気シールド層29と、図9(a) に示
す従来の記録再生ヘッドの第一の磁極(シールド層)
と、図9(b) に示す従来の記録再生ヘッドの第二の磁気
シールド層24bのそれぞれについて、コイル23a,
35に許容値の電流を流して磁気ディスク対向面からの
位置(高さ)と飽和磁束密度との関係を調べたところ図
11に示すような結果が得られた。
【0046】図11によれば、本発明を用いた第二の磁
気シールド層29は、第一及び第二の磁極33,36か
ら漏れた磁界の影響を殆ど受けずに飽和磁束密度がほぼ
零と一定になった。これに対して、図9(a) に示す共有
型の記録再生ヘッドでは、書込み用の誘導型ヘッドの第
一の磁極23bをMRヘッド22のシールド層と共有し
ているので、そのシールド層(23b)には書き込みの
際に大きな磁界がかかり、特に磁気ディスク対向面近傍
では最も大きな磁界がかかることになる。したがって、
MR層22の出力が変動し易くなる。
気シールド層29は、第一及び第二の磁極33,36か
ら漏れた磁界の影響を殆ど受けずに飽和磁束密度がほぼ
零と一定になった。これに対して、図9(a) に示す共有
型の記録再生ヘッドでは、書込み用の誘導型ヘッドの第
一の磁極23bをMRヘッド22のシールド層と共有し
ているので、そのシールド層(23b)には書き込みの
際に大きな磁界がかかり、特に磁気ディスク対向面近傍
では最も大きな磁界がかかることになる。したがって、
MR層22の出力が変動し易くなる。
【0047】また、図9(b) に示す分離型の記録再生ヘ
ッドでは、コイル23a直下ではかなり大きなの磁界が
かかり、しかも第一の磁極23bと第二の磁極23cの
接続部分に近づくほど飽和磁束密度が大きくなってい
る。したがって、共有型の記録再生ヘッドと分離型の記
録再生ヘッドの双方ともシールド層の磁区構造は、書き
込みの度に乱れて読み出し出力の変動を招きやすくな
る。
ッドでは、コイル23a直下ではかなり大きなの磁界が
かかり、しかも第一の磁極23bと第二の磁極23cの
接続部分に近づくほど飽和磁束密度が大きくなってい
る。したがって、共有型の記録再生ヘッドと分離型の記
録再生ヘッドの双方ともシールド層の磁区構造は、書き
込みの度に乱れて読み出し出力の変動を招きやすくな
る。
【0048】ところで、本実施形態において、第一の磁
気シールド層27の長さを第二の磁気シールド29と同
じように短くすることも考えられるが、第一の磁気シー
ルド層27は誘導型ヘッド37から遠いので漏れ磁界に
よる影響が少ない。しかも、第一の磁気シールド層27
を短くすると、その縁部に段差が発生するので、MR素
子30に接続される図8のような薄い引出用端子22a
にも段差が生じて断線のおそれがあり、さらに、誘導型
ヘッド37に生じる段差を大きくするので好ましくな
い。
気シールド層27の長さを第二の磁気シールド29と同
じように短くすることも考えられるが、第一の磁気シー
ルド層27は誘導型ヘッド37から遠いので漏れ磁界に
よる影響が少ない。しかも、第一の磁気シールド層27
を短くすると、その縁部に段差が発生するので、MR素
子30に接続される図8のような薄い引出用端子22a
にも段差が生じて断線のおそれがあり、さらに、誘導型
ヘッド37に生じる段差を大きくするので好ましくな
い。
【0049】したがって、図10に示す構造を採用する
ことは、MR素子30に接続される引出用端子の断線が
防止され、誘導型ヘッド37の第一及び第二の磁極3
3,36にうねりが生じるおそれもなくなる。 (第3実施形態)記録再生ヘッドにおいて、記録磁界に
よって磁気シールド層の磁区が変動することについては
既に説明した。その磁区の変動は、MR素子のデータ読
み出しに悪影響を及ぼし、再生出力が変動するなどの不
都合がある。
ことは、MR素子30に接続される引出用端子の断線が
防止され、誘導型ヘッド37の第一及び第二の磁極3
3,36にうねりが生じるおそれもなくなる。 (第3実施形態)記録再生ヘッドにおいて、記録磁界に
よって磁気シールド層の磁区が変動することについては
既に説明した。その磁区の変動は、MR素子のデータ読
み出しに悪影響を及ぼし、再生出力が変動するなどの不
都合がある。
【0050】その磁区の変動を抑制するために、第2実
施形態で示した構造の他に、図12(a),(b) 、図13
(a) に示すような構造を採用してもよい。図12(a),
(b) に示す読み出し専用の磁気ヘッド40において、磁
気抵抗効果素子(MR素子)41の両側には一対の引出
電極42a,42bが接続され、これらは非磁性の絶縁
層43を介して第一の磁気シールド層44及び第二の磁
気シールド層45に挟まれている。また、第一の磁気シ
ールド層44及び第二の磁気シールド層45のうち、M
R素子41から遠い方の面にはそれぞれ加圧素子として
圧電素子46,47が取付けられている。
施形態で示した構造の他に、図12(a),(b) 、図13
(a) に示すような構造を採用してもよい。図12(a),
(b) に示す読み出し専用の磁気ヘッド40において、磁
気抵抗効果素子(MR素子)41の両側には一対の引出
電極42a,42bが接続され、これらは非磁性の絶縁
層43を介して第一の磁気シールド層44及び第二の磁
気シールド層45に挟まれている。また、第一の磁気シ
ールド層44及び第二の磁気シールド層45のうち、M
R素子41から遠い方の面にはそれぞれ加圧素子として
圧電素子46,47が取付けられている。
【0051】圧電素子46,47には電圧を印加するた
めの一対の電極46a,46b,47a,46bが形成
されているが、そのうちの接地用の電極46b,47b
は、非磁性導電材よりなる第一及び第二の磁気シールド
層44,45に接続されている。圧電素子46,47の
圧電材料としては、例えばチタン酸バリウム(BaTi
O3)、ジルコン酸鉛(PbZiO3)、チタン酸鉛(PbTiO3)
がある。
めの一対の電極46a,46b,47a,46bが形成
されているが、そのうちの接地用の電極46b,47b
は、非磁性導電材よりなる第一及び第二の磁気シールド
層44,45に接続されている。圧電素子46,47の
圧電材料としては、例えばチタン酸バリウム(BaTi
O3)、ジルコン酸鉛(PbZiO3)、チタン酸鉛(PbTiO3)
がある。
【0052】このような読み出し専用の磁気ヘッド40
には、図8に示すような書き込み用の誘導型ヘッド23
が重ねて配置される。次に、圧電素子及び磁気ヘッドに
接続される信号回路について、図13(a) のブロック図
に基づいて説明する。MR素子41の引出電極42a,
42bは、増幅回路(アンプ)48を介して復調回路4
9に接続されている。復調回路49は、MR素子41に
よって検出されたアナログの再生信号をディジタルに変
換してECC(誤り検出・訂正)回路50に出力するよ
うに構成されている。ECC回路50は、再生信号の波
形、タイミング等に基づいて再生信号のエラーを検出
し、エラーが存在しない場合には再生信号をそのまま出
力し、また、エラーが発生した時点でエラー検出信号を
圧電素子用電圧源51に出力する。エラー検出信号を入
力した圧電素子用電圧源51は、所定の電圧を圧電素子
46,47に出力する。
には、図8に示すような書き込み用の誘導型ヘッド23
が重ねて配置される。次に、圧電素子及び磁気ヘッドに
接続される信号回路について、図13(a) のブロック図
に基づいて説明する。MR素子41の引出電極42a,
42bは、増幅回路(アンプ)48を介して復調回路4
9に接続されている。復調回路49は、MR素子41に
よって検出されたアナログの再生信号をディジタルに変
換してECC(誤り検出・訂正)回路50に出力するよ
うに構成されている。ECC回路50は、再生信号の波
形、タイミング等に基づいて再生信号のエラーを検出
し、エラーが存在しない場合には再生信号をそのまま出
力し、また、エラーが発生した時点でエラー検出信号を
圧電素子用電圧源51に出力する。エラー検出信号を入
力した圧電素子用電圧源51は、所定の電圧を圧電素子
46,47に出力する。
【0053】圧電素子用電圧源51から圧電素子46,
47に印加する電圧の波形は、例えば図13(b) に示す
ような連続パルス、図13(c) に示すような交流パル
ス、図13(d) に示すような減衰パルス、或いは図13
(e) に示すような減衰する正弦波パルスのようなものが
ある。そのような圧力が加えられた圧電素子46,47
は、電圧を圧力に変換して第一及び第二の磁気シールド
層44,45に圧力を加える。
47に印加する電圧の波形は、例えば図13(b) に示す
ような連続パルス、図13(c) に示すような交流パル
ス、図13(d) に示すような減衰パルス、或いは図13
(e) に示すような減衰する正弦波パルスのようなものが
ある。そのような圧力が加えられた圧電素子46,47
は、電圧を圧力に変換して第一及び第二の磁気シールド
層44,45に圧力を加える。
【0054】圧電素子46,47による加える圧力は、
圧縮方向、伸長方向のいずれかであってもよいし、両方
向に交互に加えてもよく、さらに加圧方向は、第一及び
第二の磁気シールド層44,45との対向面に沿った方
向であってもよいし、その対向面に垂直な方向であって
もよい。一方、記録系統では、ライトゲート52及び記
録回路53を介して誘導型ヘッド23に記録磁界が印加
される。
圧縮方向、伸長方向のいずれかであってもよいし、両方
向に交互に加えてもよく、さらに加圧方向は、第一及び
第二の磁気シールド層44,45との対向面に沿った方
向であってもよいし、その対向面に垂直な方向であって
もよい。一方、記録系統では、ライトゲート52及び記
録回路53を介して誘導型ヘッド23に記録磁界が印加
される。
【0055】次に、圧電素子46,47からの圧力が第
一及び第二の磁気シールド層44,45にどのように作
用するかを説明する。第一及び第二の磁気シールド層4
4,45内では、誘導型ヘッド23の記録磁界によって
磁区の磁化方向や範囲が変化し、その磁区の状態が元に
戻らずに内部に応力が生じることがある。そのような不
安定な磁区を有する第一及び第二の磁気シールド層4
4,45は、MR素子41の読み出しに影響を及ぼす磁
界を発生する。
一及び第二の磁気シールド層44,45にどのように作
用するかを説明する。第一及び第二の磁気シールド層4
4,45内では、誘導型ヘッド23の記録磁界によって
磁区の磁化方向や範囲が変化し、その磁区の状態が元に
戻らずに内部に応力が生じることがある。そのような不
安定な磁区を有する第一及び第二の磁気シールド層4
4,45は、MR素子41の読み出しに影響を及ぼす磁
界を発生する。
【0056】この状態で圧電素子46,47から第一及
び第二の磁気シールド層44,45に上記したような圧
力を加わると、第一及び第二の磁気シールド層44,4
5内の応力が緩和されて磁区が元の安定した状態に戻
り、外部に発生する磁界を小さくする。MR素子41に
は一定のセンス電流が流れており、図1に示す磁気ディ
スク1から信号磁界がMR素子41に入力すると、MR
素子41の抵抗値が変化し、その抵抗値の変化は電圧の
変化として現れ、その電圧の変化はアンプ48、復調回
路49及びECC回路50を介して取り出される。
び第二の磁気シールド層44,45に上記したような圧
力を加わると、第一及び第二の磁気シールド層44,4
5内の応力が緩和されて磁区が元の安定した状態に戻
り、外部に発生する磁界を小さくする。MR素子41に
は一定のセンス電流が流れており、図1に示す磁気ディ
スク1から信号磁界がMR素子41に入力すると、MR
素子41の抵抗値が変化し、その抵抗値の変化は電圧の
変化として現れ、その電圧の変化はアンプ48、復調回
路49及びECC回路50を介して取り出される。
【0057】従って、第一及び第二の磁気シールド層4
4,45に圧力を加えることによって、MR素子41に
入力する信号磁界の乱れが防止され、再生出力の変動が
少なくなる。なお、圧電素子46,47からの圧力によ
って第一及び第二の磁気シールド層44,45に新たに
不安定な磁区が発生しないようにするためには、図13
(d),(e) のような減衰波形の電圧を印加するのが好まし
い。
4,45に圧力を加えることによって、MR素子41に
入力する信号磁界の乱れが防止され、再生出力の変動が
少なくなる。なお、圧電素子46,47からの圧力によ
って第一及び第二の磁気シールド層44,45に新たに
不安定な磁区が発生しないようにするためには、図13
(d),(e) のような減衰波形の電圧を印加するのが好まし
い。
【0058】圧電素子46,47による圧力印加のタイ
ミングは、読み出しの直前、書き込みと読み出しの間の
時間、又は書き込み終了直後のいずれかに設定してもよ
い。書き込みの後に圧電素子46,47を駆動するため
には、図13(a) の破線で示すような経路でライトゲー
ト52から圧電素子用電圧源51に記録指示信号を入力
し、記録指示信号がなくなった時点で圧力素子用電圧源
51から圧電素子46,47に電圧を印加する。 (第4実施形態)MRヘッドにおけるサーマルアスペリ
ティを抑制する手段としては、例えば従来技術の欄で説
明したように、実質的に2つのMR素子と作動増幅器を
用いたものがある。本実施形態では、それ以外の構造と
して、抵抗の温度変化を抑制する素子をMR素子に接続
してサーマルアスペリティを抑制する構造について説明
する。
ミングは、読み出しの直前、書き込みと読み出しの間の
時間、又は書き込み終了直後のいずれかに設定してもよ
い。書き込みの後に圧電素子46,47を駆動するため
には、図13(a) の破線で示すような経路でライトゲー
ト52から圧電素子用電圧源51に記録指示信号を入力
し、記録指示信号がなくなった時点で圧力素子用電圧源
51から圧電素子46,47に電圧を印加する。 (第4実施形態)MRヘッドにおけるサーマルアスペリ
ティを抑制する手段としては、例えば従来技術の欄で説
明したように、実質的に2つのMR素子と作動増幅器を
用いたものがある。本実施形態では、それ以外の構造と
して、抵抗の温度変化を抑制する素子をMR素子に接続
してサーマルアスペリティを抑制する構造について説明
する。
【0059】図14(a) 〜(c) は、本発明の第4実施形
態を示す平面図及び断面図である。図14(a) 〜(c) に
おいて、絶縁性の非磁性基板55上にはFeAlSi、FeNiな
どよりなる第一の磁気シールド層56が形成され、さら
にその上には、負の抵抗温度係数を有する材料よりなる
第一のギャップ層57が形成されている。負の抵抗温度
係数を有する材料としては炭化シリコン(SiC)、酸化
鉄、酸化ニッケル、酸化マンガン、酸化モリブデン、酸
化銅等がある。
態を示す平面図及び断面図である。図14(a) 〜(c) に
おいて、絶縁性の非磁性基板55上にはFeAlSi、FeNiな
どよりなる第一の磁気シールド層56が形成され、さら
にその上には、負の抵抗温度係数を有する材料よりなる
第一のギャップ層57が形成されている。負の抵抗温度
係数を有する材料としては炭化シリコン(SiC)、酸化
鉄、酸化ニッケル、酸化マンガン、酸化モリブデン、酸
化銅等がある。
【0060】第一のギャップ層57上には磁気抵抗効果
素子(MR素子)58が形成され、MR素子58の一端
は磁気記録媒体対向面(ABS)から露出している。M
R素子58は、図14(b) に示すように、NiFeCrよりな
るSAL(soft sdjacent layer )膜58aと、銅より
なる非磁性層58bと、NiFeよりなる磁気抵抗効果(M
R)層58cの三層構造を有し、三層構造の両側のそれ
ぞれには磁気記録媒体面に平行方向に磁化されたCoCrP
t、CoCrTaなどの導電性の硬質磁性層59a,59bが
接続されている。
素子(MR素子)58が形成され、MR素子58の一端
は磁気記録媒体対向面(ABS)から露出している。M
R素子58は、図14(b) に示すように、NiFeCrよりな
るSAL(soft sdjacent layer )膜58aと、銅より
なる非磁性層58bと、NiFeよりなる磁気抵抗効果(M
R)層58cの三層構造を有し、三層構造の両側のそれ
ぞれには磁気記録媒体面に平行方向に磁化されたCoCrP
t、CoCrTaなどの導電性の硬質磁性層59a,59bが
接続されている。
【0061】硬質磁性層59a,59bは、信号磁界が
ない状態でのMR素子58の自由磁化の方向を制御する
もので、その硬質磁性層59a,59bの上面からは
金、タングステンなどよりなる一対の端子60a,60
bが引き出されている。さらに、端子60a,60b及
びMR素子58は、第二のギャップ層61によって覆わ
れ、第二のギャップ層61の上には、第二の磁気シール
ド層62が形成されている。第二のギャップ層61は、
第一のギャップ層57と同じように、負の抵抗温度係数
を有する材料から形成され、また、第二の磁気シールド
層62は、第一の磁気シールド層56と同じ材料から形
成されている。
ない状態でのMR素子58の自由磁化の方向を制御する
もので、その硬質磁性層59a,59bの上面からは
金、タングステンなどよりなる一対の端子60a,60
bが引き出されている。さらに、端子60a,60b及
びMR素子58は、第二のギャップ層61によって覆わ
れ、第二のギャップ層61の上には、第二の磁気シール
ド層62が形成されている。第二のギャップ層61は、
第一のギャップ層57と同じように、負の抵抗温度係数
を有する材料から形成され、また、第二の磁気シールド
層62は、第一の磁気シールド層56と同じ材料から形
成されている。
【0062】以上のことから、MRヘッドにおいては、
実質的に、一対の端子60a,60bと第一の磁気シー
ルド層56の間と、一対の端子60a,60bと第二の
磁気シールド層62の間には、それぞれ負の抵抗温度係
数を有するNTC(negativetemparature coefficien
t)サーミスタを接続したことに等しくなる。したがっ
て、そのNTCサーミスタの抵抗値RsmとMR素子68
の抵抗値Rは図15のように並列に接続された状態にな
る。
実質的に、一対の端子60a,60bと第一の磁気シー
ルド層56の間と、一対の端子60a,60bと第二の
磁気シールド層62の間には、それぞれ負の抵抗温度係
数を有するNTC(negativetemparature coefficien
t)サーミスタを接続したことに等しくなる。したがっ
て、そのNTCサーミスタの抵抗値RsmとMR素子68
の抵抗値Rは図15のように並列に接続された状態にな
る。
【0063】次に、MR素子58とNTCサーミスタを
並列に接続したことにより、温度変化による端子60
a,60b間の抵抗変化率の抑制効果の一例を図16に
示す。図16では、その抵抗変化率の抑制効果を分かり
やすくするために、SAL膜58aと非磁性層58bの
温度変化を無視した場合の関係を示している。図16で
は、磁気抵抗効果層58cの抵抗値Rを10Ω、抵抗温
度係数を0.15%/℃とし、また、第一及び第二のギ
ャップ層57,61として、スパッタで形成された50
〜300Ωの抵抗値を有するSiC を用い、その抵抗値R
smの温度係数を−0.9%/℃とした。
並列に接続したことにより、温度変化による端子60
a,60b間の抵抗変化率の抑制効果の一例を図16に
示す。図16では、その抵抗変化率の抑制効果を分かり
やすくするために、SAL膜58aと非磁性層58bの
温度変化を無視した場合の関係を示している。図16で
は、磁気抵抗効果層58cの抵抗値Rを10Ω、抵抗温
度係数を0.15%/℃とし、また、第一及び第二のギ
ャップ層57,61として、スパッタで形成された50
〜300Ωの抵抗値を有するSiC を用い、その抵抗値R
smの温度係数を−0.9%/℃とした。
【0064】図17から明らかなように、MR層58c
だけを考慮した場合には、温度上昇によって抵抗値Rが
上昇してゆくのに対して、NTCサーミスタとなる第一
及び第二のギャップ層57,61をMR層58cに並列
接続することによって、端子60a,60b間の抵抗の
温度変化が抑制されることがわかる。図16では、10
0ΩのNTCサーミスタを使用する場合に温度変化によ
って端子60a,60b間の抵抗が殆ど変化せず、最も
好ましい結果が得られた。
だけを考慮した場合には、温度上昇によって抵抗値Rが
上昇してゆくのに対して、NTCサーミスタとなる第一
及び第二のギャップ層57,61をMR層58cに並列
接続することによって、端子60a,60b間の抵抗の
温度変化が抑制されることがわかる。図16では、10
0ΩのNTCサーミスタを使用する場合に温度変化によ
って端子60a,60b間の抵抗が殆ど変化せず、最も
好ましい結果が得られた。
【0065】NTCサーミスタとなる第一及び第二のギ
ャップ層57,61の抵抗値Rsmは、第一及び第二のギ
ャップ層57,61の厚さや、第一及び第二のギャップ
層57,61に接触する端子60a,60b又は硬質磁
性層59a,59bの面積、或いは、第一及び第二のギ
ャップ層57,61の単位体積当たりの抵抗率によって
決まる。
ャップ層57,61の抵抗値Rsmは、第一及び第二のギ
ャップ層57,61の厚さや、第一及び第二のギャップ
層57,61に接触する端子60a,60b又は硬質磁
性層59a,59bの面積、或いは、第一及び第二のギ
ャップ層57,61の単位体積当たりの抵抗率によって
決まる。
【0066】第一及び第二のギャップ層57,61をSi
Cから形成する場合には、その中にホウ素、燐又は砒素
のような不純物を導入することによってその抵抗値を制
御してもよい。そのような不純物は、イオン注入法によ
って端子60a,60bと第一及び第二の磁気シールド
層56,62の間にのみ導入してもよい。図14(a) 〜
(c) の磁気ヘッドでは、MR素子58の上下の第一及び
第二のギャップ層57,61を負の抵抗温度係数を有す
る材料により形成したが、いずれか一方だけをその材料
により形成し、他方を高抵抗のAl2O3 などから形成して
もよい。
Cから形成する場合には、その中にホウ素、燐又は砒素
のような不純物を導入することによってその抵抗値を制
御してもよい。そのような不純物は、イオン注入法によ
って端子60a,60bと第一及び第二の磁気シールド
層56,62の間にのみ導入してもよい。図14(a) 〜
(c) の磁気ヘッドでは、MR素子58の上下の第一及び
第二のギャップ層57,61を負の抵抗温度係数を有す
る材料により形成したが、いずれか一方だけをその材料
により形成し、他方を高抵抗のAl2O3 などから形成して
もよい。
【0067】また、サーマルアスペリティによるMR素
子58の抵抗は、離れた領域の温度上昇による影響を殆
ど受けない。従って、図17に示すように、第一のギャ
ップ層57、第二のギャップ61の少なくとも一方のう
ち、MR素子58の下の部分のみを負の抵抗温度係数の
材料層57aとし、それ以外の領域の第一及び第二のギ
ャップ層57,61をAl2O3 によって形成すれば、端子
60a,60b間の抵抗値の温度変化を抑制することが
できる。
子58の抵抗は、離れた領域の温度上昇による影響を殆
ど受けない。従って、図17に示すように、第一のギャ
ップ層57、第二のギャップ61の少なくとも一方のう
ち、MR素子58の下の部分のみを負の抵抗温度係数の
材料層57aとし、それ以外の領域の第一及び第二のギ
ャップ層57,61をAl2O3 によって形成すれば、端子
60a,60b間の抵抗値の温度変化を抑制することが
できる。
【0068】また、図14の磁気ヘッドでは、第一及び
第二のギャップ層57,61を負の抵抗温度係数を有す
る材料から形成しているために、端子60,60bが広
い面積でNTCサーミスタに接続したに等しい状態とな
っている。しかし、サーマルアスペリティは、MR素子
58近傍での磁気記録媒体との接触熱によって発生する
ので、それ以外の領域のNTCサーミスタを端子60
a,60bに接続することは、温度補償の精度を低下さ
せ易い。
第二のギャップ層57,61を負の抵抗温度係数を有す
る材料から形成しているために、端子60,60bが広
い面積でNTCサーミスタに接続したに等しい状態とな
っている。しかし、サーマルアスペリティは、MR素子
58近傍での磁気記録媒体との接触熱によって発生する
ので、それ以外の領域のNTCサーミスタを端子60
a,60bに接続することは、温度補償の精度を低下さ
せ易い。
【0069】そこで、図18(a),(b) に示すように、第
一のギャップ層57のうち磁気記録媒体対向面の近傍だ
けを硬質磁性層59a,59bに接続させ、それ以外の
領域の第一のギャップ層57上にAl2O3 などの高抵抗の
絶縁層63を形成してもよい。これにより、MR素子5
8の近傍にだけNTCサーミスタを接続したに等しくな
る。なお第二のギャップ層61側も同じような構造を採
用してもよい。
一のギャップ層57のうち磁気記録媒体対向面の近傍だ
けを硬質磁性層59a,59bに接続させ、それ以外の
領域の第一のギャップ層57上にAl2O3 などの高抵抗の
絶縁層63を形成してもよい。これにより、MR素子5
8の近傍にだけNTCサーミスタを接続したに等しくな
る。なお第二のギャップ層61側も同じような構造を採
用してもよい。
【0070】ところで、負の抵抗温度係数を有する素子
をMR素子58に並列に接続する他の構造として、図1
9に示すように、負の抵抗温度係数の材料膜64をMR
素子58の磁気記録媒体対向面に形成する構造がある。
この場合、その材料膜64を、MR素子58、第一の磁
気シールド層56及び第二の磁気シールド層62を含む
範囲に形成する構造を採用してもよいし、或いは、MR
素子58及び一対の端子60a,60bに接する範囲で
形成する構造を採用してもよい。そのような構造によっ
ても図15の等価回路が得られる。
をMR素子58に並列に接続する他の構造として、図1
9に示すように、負の抵抗温度係数の材料膜64をMR
素子58の磁気記録媒体対向面に形成する構造がある。
この場合、その材料膜64を、MR素子58、第一の磁
気シールド層56及び第二の磁気シールド層62を含む
範囲に形成する構造を採用してもよいし、或いは、MR
素子58及び一対の端子60a,60bに接する範囲で
形成する構造を採用してもよい。そのような構造によっ
ても図15の等価回路が得られる。
【0071】また、第一及び第二のギャップ層57,6
1以外の部分に負の抵抗温度係数の素子を設ける構造と
しては、図20に示すように、MR素子58の下に負の
抵抗温度係数のサーミスタ65を重ねて形成してもよ
い。この場合にも、一対の端子60a,60bにはMR
素子58とサーミスタ65は並列に接続される。ところ
で、上記したMR素子58は、SAL膜58a、非磁性
層58b、MR層58cの三層構造のAMR素子構造に
しているが、図21に示すように、FeMnよりなる反強磁
性層58d、NiFeよりなる固定軟質磁性層58e、Cuよ
りなる非磁性導電層58f及び、NiFeよりなる自由軟質
磁性層58gを順に積層したスピンバルブMR素子構造
を採用してもよい。 (第5実施形態)第4実施形態ではスピンバルブ型のM
R素子として、図21に示すように、反強磁性体層58
d、固定軟磁性体層58e、非磁性導電体層58f及び
自由軟磁性体層58gを順に形成した第1の構造を示し
た。その他の構造としては、下地層、自由軟磁性体層、
非磁性導電体層、固定軟磁性体層及び反強磁性体層を順
に積層した第2の構造がある。
1以外の部分に負の抵抗温度係数の素子を設ける構造と
しては、図20に示すように、MR素子58の下に負の
抵抗温度係数のサーミスタ65を重ねて形成してもよ
い。この場合にも、一対の端子60a,60bにはMR
素子58とサーミスタ65は並列に接続される。ところ
で、上記したMR素子58は、SAL膜58a、非磁性
層58b、MR層58cの三層構造のAMR素子構造に
しているが、図21に示すように、FeMnよりなる反強磁
性層58d、NiFeよりなる固定軟質磁性層58e、Cuよ
りなる非磁性導電層58f及び、NiFeよりなる自由軟質
磁性層58gを順に積層したスピンバルブMR素子構造
を採用してもよい。 (第5実施形態)第4実施形態ではスピンバルブ型のM
R素子として、図21に示すように、反強磁性体層58
d、固定軟磁性体層58e、非磁性導電体層58f及び
自由軟磁性体層58gを順に形成した第1の構造を示し
た。その他の構造としては、下地層、自由軟磁性体層、
非磁性導電体層、固定軟磁性体層及び反強磁性体層を順
に積層した第2の構造がある。
【0072】反強磁性体層の材料として、例えばFeNi、
NiMn,NiO等が使用されている。NiMn、NiO は成膜したま
まの状態で反強磁性となるが、これらは磁気的な相関を
保つ最低温度ネール点が低いので、NiMn膜、NiO 膜を成
長した後に高温加熱の工程があると、反強磁性を保てな
くなる。一方、NiMnは、特開平6ー76247号公報に
記載されているように、磁気特性が下地に大きく依存す
る。例えば、下地としてZr膜を用いると、NiMnは異方性
磁界の大きな反強磁性を示したZr膜が耐食性に劣ってい
る。また、NiMnはネール温度が600℃程度でありFeMn
の200℃に比べて3倍大きく、しかもFeMnよりもかな
り耐食性が良い。
NiMn,NiO等が使用されている。NiMn、NiO は成膜したま
まの状態で反強磁性となるが、これらは磁気的な相関を
保つ最低温度ネール点が低いので、NiMn膜、NiO 膜を成
長した後に高温加熱の工程があると、反強磁性を保てな
くなる。一方、NiMnは、特開平6ー76247号公報に
記載されているように、磁気特性が下地に大きく依存す
る。例えば、下地としてZr膜を用いると、NiMnは異方性
磁界の大きな反強磁性を示したZr膜が耐食性に劣ってい
る。また、NiMnはネール温度が600℃程度でありFeMn
の200℃に比べて3倍大きく、しかもFeMnよりもかな
り耐食性が良い。
【0073】次に、図22に示すように、下地層66と
してTi、Al2O3 、Ta、Zrのいずれかを用い、その上にNi
Mn膜67とNiFe膜68を順に形成した。そして、図23
に示すようなNiFe膜67の保磁力(Hc)と異方性磁界
(Hua) の大きさと磁化固定力(Hua−Hc)の大きさと
を実験により調査したところ、表1に示すような結果が
得られた。但し、実験の際には、下地層66の厚さを2
0nm、NiMn膜67の厚さを30nm、NiFe膜68の厚さを
20nmとした。
してTi、Al2O3 、Ta、Zrのいずれかを用い、その上にNi
Mn膜67とNiFe膜68を順に形成した。そして、図23
に示すようなNiFe膜67の保磁力(Hc)と異方性磁界
(Hua) の大きさと磁化固定力(Hua−Hc)の大きさと
を実験により調査したところ、表1に示すような結果が
得られた。但し、実験の際には、下地層66の厚さを2
0nm、NiMn膜67の厚さを30nm、NiFe膜68の厚さを
20nmとした。
【0074】
【表1】
【0075】表1から、Al2O3 又はTaが下地層66の場
合には、NiMn膜67による異方性磁化Huaが小さくてNi
Fe膜68の磁化の固定力(Hua−Hc)が小さくなり、し
かもNiFe膜68の磁化の安定性に欠けることがわかっ
た。また、下地層66としてZr膜を用いると、NiMn膜6
7によってNiFe膜68は異方性磁界Huaが大きくて反強
磁性を示すが、同時に保磁力Hc も大きいことがわか
り、NiFe膜68の磁化の固定力(Hua−Hc)が小さいこ
とがわかった。
合には、NiMn膜67による異方性磁化Huaが小さくてNi
Fe膜68の磁化の固定力(Hua−Hc)が小さくなり、し
かもNiFe膜68の磁化の安定性に欠けることがわかっ
た。また、下地層66としてZr膜を用いると、NiMn膜6
7によってNiFe膜68は異方性磁界Huaが大きくて反強
磁性を示すが、同時に保磁力Hc も大きいことがわか
り、NiFe膜68の磁化の固定力(Hua−Hc)が小さいこ
とがわかった。
【0076】したがって、Tiを下地層66の材料として
用い、しかも反強磁性膜としてネール温度が高いNiMn膜
を用いることが良いとわかった。但し、ネール温度が高
いので反強磁性を付与する加熱工程は、スピンバルブ型
MR素子を構成する自由軟磁性体層、非磁性導電層のス
ピンバルブ効果を劣化させて出力を低下させてしまうの
で、それらの層を形成する前に行うのが好ましい。
用い、しかも反強磁性膜としてネール温度が高いNiMn膜
を用いることが良いとわかった。但し、ネール温度が高
いので反強磁性を付与する加熱工程は、スピンバルブ型
MR素子を構成する自由軟磁性体層、非磁性導電層のス
ピンバルブ効果を劣化させて出力を低下させてしまうの
で、それらの層を形成する前に行うのが好ましい。
【0077】次に、Ti、NiMnを材料として選択し、また
最適な加熱工程を取り入れたスピンバブ型MRヘッドの
製造方法を以下に説明する。まず、図24(a) に示すよ
うに、Al2O3TiCのような非磁性絶縁性の基板69上に、
メッキによってNiFeよりなる第一の磁気シールド層70
を約2μmの厚さに形成する。その後に、第一の磁気シ
ールド層70をフォトリソグラフィーによりパターニン
グしてMR素子形成領域とその周辺を覆う200×20
0μm2 の大きさに整形する。
最適な加熱工程を取り入れたスピンバブ型MRヘッドの
製造方法を以下に説明する。まず、図24(a) に示すよ
うに、Al2O3TiCのような非磁性絶縁性の基板69上に、
メッキによってNiFeよりなる第一の磁気シールド層70
を約2μmの厚さに形成する。その後に、第一の磁気シ
ールド層70をフォトリソグラフィーによりパターニン
グしてMR素子形成領域とその周辺を覆う200×20
0μm2 の大きさに整形する。
【0078】その後に、第一の磁気シールド層70の両
側に窓71aを有する第一のレジスト膜71を形成す
る。第一のレジスト膜71は、スピンコーティングによ
り塗布された後に、ベーク、露光、現像などを経て窓7
1aが形成されている。続いて、図24(b) に示すよう
に、膜厚20nmのCrと膜厚2μmのCoCrPtを順にスパッ
タにより形成して二層構造の硬質磁性層71とする。そ
の二層構造の硬質磁性層71は、第一のレジスト膜71
を剥離するリフトオフ法によって第一の磁気シールド層
70の両側にのみ配置する。磁気シールド層の両側の硬
質磁性層は、磁気シールド層が書き込み用の磁界によっ
て磁区の変動が大きくならないように磁化を安定させる
ために形成される。
側に窓71aを有する第一のレジスト膜71を形成す
る。第一のレジスト膜71は、スピンコーティングによ
り塗布された後に、ベーク、露光、現像などを経て窓7
1aが形成されている。続いて、図24(b) に示すよう
に、膜厚20nmのCrと膜厚2μmのCoCrPtを順にスパッ
タにより形成して二層構造の硬質磁性層71とする。そ
の二層構造の硬質磁性層71は、第一のレジスト膜71
を剥離するリフトオフ法によって第一の磁気シールド層
70の両側にのみ配置する。磁気シールド層の両側の硬
質磁性層は、磁気シールド層が書き込み用の磁界によっ
て磁区の変動が大きくならないように磁化を安定させる
ために形成される。
【0079】次に、図24(c) に示すように、全体に第
一のギャップ層73としてAl2O3 を0.1μmの厚さに
形成した後に、第一の磁気シールド層70の上方にスピ
ンバルブMR素子74を構成する層74a〜74hを形
成する。その成膜工程とパターニグ工程を次に説明す
る。MR素子74を形成するために、まず、図25(a)
に示すように、第一のギャップ層73上にスパッタによ
って、Tiよりなる下地膜74aを20nm、NiMnよりなる
反強磁性膜74bを30nm、CoFeよりなる第一の軟磁性
膜74cを5nm、Ta膜74dを5nmの厚さに順に形成す
る。
一のギャップ層73としてAl2O3 を0.1μmの厚さに
形成した後に、第一の磁気シールド層70の上方にスピ
ンバルブMR素子74を構成する層74a〜74hを形
成する。その成膜工程とパターニグ工程を次に説明す
る。MR素子74を形成するために、まず、図25(a)
に示すように、第一のギャップ層73上にスパッタによ
って、Tiよりなる下地膜74aを20nm、NiMnよりなる
反強磁性膜74bを30nm、CoFeよりなる第一の軟磁性
膜74cを5nm、Ta膜74dを5nmの厚さに順に形成す
る。
【0080】この後に、図25(a) に示すように、2.
5kOe の磁界Hu を印加しながら280℃の温度で3時
間アニールを行う。その磁界Hu の方向は、磁気ヘッド
の磁気記録媒体対向面に垂直な方向である。第一の軟磁
性層74cを形成するのは、NiMn反強磁性層74bの交
換結合による磁化方向を決めるためであり、また、Ta層
74dはアニールの際にCoFe層74cの酸化を防止する
ためである。したがって、アニールの後には、図25
(b) に示すように、イオンミリングによってTa層74d
を除去するとともに、膜厚が2nmとなるまで第一の軟磁
性層74cを薄層化する。
5kOe の磁界Hu を印加しながら280℃の温度で3時
間アニールを行う。その磁界Hu の方向は、磁気ヘッド
の磁気記録媒体対向面に垂直な方向である。第一の軟磁
性層74cを形成するのは、NiMn反強磁性層74bの交
換結合による磁化方向を決めるためであり、また、Ta層
74dはアニールの際にCoFe層74cの酸化を防止する
ためである。したがって、アニールの後には、図25
(b) に示すように、イオンミリングによってTa層74d
を除去するとともに、膜厚が2nmとなるまで第一の軟磁
性層74cを薄層化する。
【0081】この後に、図25(c) に示すように、第一
の軟磁性層74cの上にCoFe又はNiFeの第二の軟磁性層
74eを1nmの厚さに成長する。これらの第一の軟磁性
層74cと第二の軟磁性層74eによって固定軟磁性層
74fが構成される。さらに、固定軟磁性層74fの上
にCuよりなる非磁性導電層74gを2.8nm、自由軟磁
性層74hを7.5nmの厚さに形成する。自由軟磁性層
74hは、膜厚0.5nmのCoFeと膜厚7nmのNiFeを非磁
性導電層74g上に順に形成した二層構造となってい
る。
の軟磁性層74cの上にCoFe又はNiFeの第二の軟磁性層
74eを1nmの厚さに成長する。これらの第一の軟磁性
層74cと第二の軟磁性層74eによって固定軟磁性層
74fが構成される。さらに、固定軟磁性層74fの上
にCuよりなる非磁性導電層74gを2.8nm、自由軟磁
性層74hを7.5nmの厚さに形成する。自由軟磁性層
74hは、膜厚0.5nmのCoFeと膜厚7nmのNiFeを非磁
性導電層74g上に順に形成した二層構造となってい
る。
【0082】ところで、図25(a) に示す状態で反強磁
性層74bのアニールを終えた後には、図26(a) に示
すように、第一の軟磁性層74cを完全に除去し、さら
にNiMn反強磁性層74bを5nm程度エッチングしてもよ
い。これは、NiMn反強磁性層74bを厚く形成している
のでエッチング終点を厳しく制限する必要がないからで
ある。この場合には、図26(b) に示すように、NiMn反
強磁性層74b上にCoFe又はNiFeの第二の軟磁性層74
eを1nmの厚さに形成し、これを固定軟磁性層とする。
さらに、固定軟磁性層74e上に、Cuよりなる非磁性導
電層74gを2.8nm、CoFeとNiFeよりなる二層構造の
自由軟磁性層74hを7.5nmの厚さに形成する。
性層74bのアニールを終えた後には、図26(a) に示
すように、第一の軟磁性層74cを完全に除去し、さら
にNiMn反強磁性層74bを5nm程度エッチングしてもよ
い。これは、NiMn反強磁性層74bを厚く形成している
のでエッチング終点を厳しく制限する必要がないからで
ある。この場合には、図26(b) に示すように、NiMn反
強磁性層74b上にCoFe又はNiFeの第二の軟磁性層74
eを1nmの厚さに形成し、これを固定軟磁性層とする。
さらに、固定軟磁性層74e上に、Cuよりなる非磁性導
電層74gを2.8nm、CoFeとNiFeよりなる二層構造の
自由軟磁性層74hを7.5nmの厚さに形成する。
【0083】ところで、図26(a) のように、第一の軟
磁性層74cを完全に除去すると、反強磁性層74b上
に形成される第二の軟磁性層74eの異方性磁界が小さ
くなる傾向にあるので図25(a) 〜(c) に示す工程を採
用する方が好ましい。なお、第一の軟磁性層74cの材
料としてNiFeを採用してもよい。これにより、スピンバ
ルブMR素子74を構成する下地層74a、反強磁性層
74b、固定軟磁性層74f、非磁性導電層74g及び
自由軟磁性層74hの成長工程は終了し、図27(a) 〜
(d) に示すようなパターニング工程に移る。
磁性層74cを完全に除去すると、反強磁性層74b上
に形成される第二の軟磁性層74eの異方性磁界が小さ
くなる傾向にあるので図25(a) 〜(c) に示す工程を採
用する方が好ましい。なお、第一の軟磁性層74cの材
料としてNiFeを採用してもよい。これにより、スピンバ
ルブMR素子74を構成する下地層74a、反強磁性層
74b、固定軟磁性層74f、非磁性導電層74g及び
自由軟磁性層74hの成長工程は終了し、図27(a) 〜
(d) に示すようなパターニング工程に移る。
【0084】そのパターニングは、まず、図27(a) に
示すように、スピンバルブMR素子74の引出端子を形
成する領域に窓77aを有する第二のレジスト膜77を
自由軟磁性層74h上に形成する。そして、窓77aか
ら露出した自由軟磁性層74hからその下の下地層74
aまでをイオンミリングによって除去すると、その窓7
7aからは第一のギャップ層73が露出する。
示すように、スピンバルブMR素子74の引出端子を形
成する領域に窓77aを有する第二のレジスト膜77を
自由軟磁性層74h上に形成する。そして、窓77aか
ら露出した自由軟磁性層74hからその下の下地層74
aまでをイオンミリングによって除去すると、その窓7
7aからは第一のギャップ層73が露出する。
【0085】続いて、図27(b) に示すように、全体に
膜厚12nmのCoCrPtよりなる磁化制御用の硬質磁性層7
5と、膜厚70nmのAuよりなる端子形成用の非磁性導電
膜76を順に形成した後に、第二のレジスト膜77を溶
剤により剥離すると、窓77aの領域を除いて硬質磁性
層75と非磁性導電膜76が剥離される。これにより非
磁性導電膜76より一対の引出電極76a,76bが形
成され、その下には、自由軟磁性層74hの磁化の向き
を磁気記録媒体対向面に平行な方向に向かせるための一
対の硬質磁性層75a,75bが存在することになる。
硬質磁性層75a,75bの磁化は、層成長の際に磁界
を印加して行う。
膜厚12nmのCoCrPtよりなる磁化制御用の硬質磁性層7
5と、膜厚70nmのAuよりなる端子形成用の非磁性導電
膜76を順に形成した後に、第二のレジスト膜77を溶
剤により剥離すると、窓77aの領域を除いて硬質磁性
層75と非磁性導電膜76が剥離される。これにより非
磁性導電膜76より一対の引出電極76a,76bが形
成され、その下には、自由軟磁性層74hの磁化の向き
を磁気記録媒体対向面に平行な方向に向かせるための一
対の硬質磁性層75a,75bが存在することになる。
硬質磁性層75a,75bの磁化は、層成長の際に磁界
を印加して行う。
【0086】その後に、図27(c) に示すように、引出
電極76a,76bの上とその先端を覆うU字状の第三
のレジスト78を形成する。そして、第三のレジスト7
8に覆われない自由軟磁性層74hからその下方の下地
層74aまでをエッチングすると、図27(d) に示すよ
うに、自由軟磁性層74hから下地層74aまでの各層
は、一対の引出電極76a,76bの先端の間にのみ残
ることになり、これらの層によるMR素子74のパター
ンが構成される。
電極76a,76bの上とその先端を覆うU字状の第三
のレジスト78を形成する。そして、第三のレジスト7
8に覆われない自由軟磁性層74hからその下方の下地
層74aまでをエッチングすると、図27(d) に示すよ
うに、自由軟磁性層74hから下地層74aまでの各層
は、一対の引出電極76a,76bの先端の間にのみ残
ることになり、これらの層によるMR素子74のパター
ンが構成される。
【0087】このような工程により、スピンバルブMR
素子74と引出電極76a,76bと磁化制御用の硬磁
性層75a,75bのパターニングが終了する。その断
面図は図24(d) 、斜視図は図28のようになる。な
お、スピンバルブMR素子74の平面形状は、2×2μ
m2 の大きさである。この後に、図29に示すように、
Al2O3 などの非磁性絶縁材よりなる第二のギャップ層7
9を0.1μm、NiFeよりなる第二の磁気シールド層8
0を2μmの厚さに形成し、その第二の磁気シールド層
80を150×150μm2 の形状にパターニングす
る。その後に、第一の磁気シールド層80と同じよう
に、第二のシールド層80の両側にCrとCoCrPtの二層構
造の硬質磁性層72aを形成する。
素子74と引出電極76a,76bと磁化制御用の硬磁
性層75a,75bのパターニングが終了する。その断
面図は図24(d) 、斜視図は図28のようになる。な
お、スピンバルブMR素子74の平面形状は、2×2μ
m2 の大きさである。この後に、図29に示すように、
Al2O3 などの非磁性絶縁材よりなる第二のギャップ層7
9を0.1μm、NiFeよりなる第二の磁気シールド層8
0を2μmの厚さに形成し、その第二の磁気シールド層
80を150×150μm2 の形状にパターニングす
る。その後に、第一の磁気シールド層80と同じよう
に、第二のシールド層80の両側にCrとCoCrPtの二層構
造の硬質磁性層72aを形成する。
【0088】以上により基板69上には、スピンバルブ
MR素子64を有する読み出し専用の磁気ヘッドが形成
されることになり、その上には、図29に示すように、
膜厚0.5μmのAl2O3 によって磁気的に分離される書
き込み用の誘導型磁気ヘッドが形成される。誘導型磁気
ヘッドは、図30(a) に示すように、下側の磁極81上
には、書き込み用のギャップgpを確保するために膜厚
0.5μmのAl2O3 からなる書き込み用ギャップ層82
が形成され、その上には非磁性の絶縁層86内に覆われ
た銅製のコイル85が形成され、その絶縁層86上には
膜厚2μmの上側の磁極84が形成されている。上側の
磁極84はコイル85の中央領域で下側の磁極82に接
続される。
MR素子64を有する読み出し専用の磁気ヘッドが形成
されることになり、その上には、図29に示すように、
膜厚0.5μmのAl2O3 によって磁気的に分離される書
き込み用の誘導型磁気ヘッドが形成される。誘導型磁気
ヘッドは、図30(a) に示すように、下側の磁極81上
には、書き込み用のギャップgpを確保するために膜厚
0.5μmのAl2O3 からなる書き込み用ギャップ層82
が形成され、その上には非磁性の絶縁層86内に覆われ
た銅製のコイル85が形成され、その絶縁層86上には
膜厚2μmの上側の磁極84が形成されている。上側の
磁極84はコイル85の中央領域で下側の磁極82に接
続される。
【0089】コイル85の形成は、図30(b) に示すよ
うに、書き込み用ギャップ層83の上にメッキにより成
膜された膜厚2μmの銅膜をフォトリソグラフィーによ
りコイル状にパターニングして行われる。また、コイル
85を覆う絶縁層86は、レジストやポリイミド等の有
機材から形成される。その絶縁層86の周辺は、絶縁層
86をパターニングした後に加熱して図30(c) のよう
になだらかにされる。その加熱は、スピンバルブMR素
子74のスピンバルブ効果を劣化させない温度で行う。
うに、書き込み用ギャップ層83の上にメッキにより成
膜された膜厚2μmの銅膜をフォトリソグラフィーによ
りコイル状にパターニングして行われる。また、コイル
85を覆う絶縁層86は、レジストやポリイミド等の有
機材から形成される。その絶縁層86の周辺は、絶縁層
86をパターニングした後に加熱して図30(c) のよう
になだらかにされる。その加熱は、スピンバルブMR素
子74のスピンバルブ効果を劣化させない温度で行う。
【0090】しかし、その加熱によって第一及び第二の
磁気シールド層70,80の結晶異方性が減少して再生
波形の安定性に欠けるといった不都合が生じる。そこ
で、その加熱の際には、第一及び第二の磁気シールド層
70,80の両側の硬質磁性層72,72aに外部磁場
H3 を印加して着磁させると、この硬質磁性層72,7
2aから外部に発生する磁界によってNiFeよりなる第一
及び第二の磁気シールド70,80の磁気異方性あ大き
くなって再生波形の安定性が増す。
磁気シールド層70,80の結晶異方性が減少して再生
波形の安定性に欠けるといった不都合が生じる。そこ
で、その加熱の際には、第一及び第二の磁気シールド層
70,80の両側の硬質磁性層72,72aに外部磁場
H3 を印加して着磁させると、この硬質磁性層72,7
2aから外部に発生する磁界によってNiFeよりなる第一
及び第二の磁気シールド70,80の磁気異方性あ大き
くなって再生波形の安定性が増す。
【0091】その外部磁場H3 は、磁気記録媒体対向面
ABSに対して垂直方向に印加する。なお、本実施形態
の図面は、理解を容易にするために磁気記録媒体面を形
成した状態を示している。しかし、実際には、全ての膜
の形成が終わった後に基板69を切断する際に形成され
る。
ABSに対して垂直方向に印加する。なお、本実施形態
の図面は、理解を容易にするために磁気記録媒体面を形
成した状態を示している。しかし、実際には、全ての膜
の形成が終わった後に基板69を切断する際に形成され
る。
【0092】
【発明の効果】以上述べたように本発明の磁気ヘッドに
よれば、磁気抵抗効果層上で磁気記録媒体寄りに形成さ
れる第一の電極は、さらに第二の電極に間隔をおいて平
行に形成され、しかも磁気記録媒体対向面に対して傾斜
する1つの縁部を有しているので、第一の電極の一方が
狭くなって抵抗が高くなり、そこには電流が流れ込みに
くくなり、第二の電極の間に流れる電流の放射状の拡が
りを抑制できる。
よれば、磁気抵抗効果層上で磁気記録媒体寄りに形成さ
れる第一の電極は、さらに第二の電極に間隔をおいて平
行に形成され、しかも磁気記録媒体対向面に対して傾斜
する1つの縁部を有しているので、第一の電極の一方が
狭くなって抵抗が高くなり、そこには電流が流れ込みに
くくなり、第二の電極の間に流れる電流の放射状の拡が
りを抑制できる。
【0093】また、センス電流の流れる方向を、磁気抵
抗効果層の磁化容易軸方向と信号磁界流入方向のそれぞ
れに対して45度の角度にすると、信号磁界による抵抗
の変化が線形になり且つ抵抗変化率を大きくすることが
できる。磁化容易軸方向は、センス領域の両側に硬質磁
性層又は反強磁性層を形成することによって制御でき
る。
抗効果層の磁化容易軸方向と信号磁界流入方向のそれぞ
れに対して45度の角度にすると、信号磁界による抵抗
の変化が線形になり且つ抵抗変化率を大きくすることが
できる。磁化容易軸方向は、センス領域の両側に硬質磁
性層又は反強磁性層を形成することによって制御でき
る。
【0094】第一の電極を、例えば磁気記録媒体と同電
位に保持すると、磁気記録媒体との電位差による放電や
短絡が回避され、磁気ヘッドの損傷を防止できる。ま
た、磁気ヘッドのシールド層は一般に磁気記録媒体とほ
ぼ同電位に設定されるので、第一の電極をシールド層に
接続することにより、第一の電極と磁気記録媒体とを同
電位にすることができる。
位に保持すると、磁気記録媒体との電位差による放電や
短絡が回避され、磁気ヘッドの損傷を防止できる。ま
た、磁気ヘッドのシールド層は一般に磁気記録媒体とほ
ぼ同電位に設定されるので、第一の電極をシールド層に
接続することにより、第一の電極と磁気記録媒体とを同
電位にすることができる。
【0095】また、第二の電極の面積を磁気抵抗効果層
のセンス領域よりも広げないようにしたので、第二電極
と第一電極の間に流れる電流が放射状になることを抑制
できる。また、読み出し専用の磁気ヘッドのサーマルア
スペリティを抑制するために、磁気ヘッドの近傍に負の
抵抗温度係数を有する抵抗変化抑制素子を形成するよう
にしたので、磁気ヘッドと磁気記録媒体との接触による
温度変化に対して磁気ヘッドの出力を安定にすることが
できる。
のセンス領域よりも広げないようにしたので、第二電極
と第一電極の間に流れる電流が放射状になることを抑制
できる。また、読み出し専用の磁気ヘッドのサーマルア
スペリティを抑制するために、磁気ヘッドの近傍に負の
抵抗温度係数を有する抵抗変化抑制素子を形成するよう
にしたので、磁気ヘッドと磁気記録媒体との接触による
温度変化に対して磁気ヘッドの出力を安定にすることが
できる。
【図1】図1は、本発明の実施形態の磁気ディスク装置
の内部を示す平面図である。
の内部を示す平面図である。
【図2】図2(a) は、本発明の第1実施形態に係るMR
ヘッドの平面図、図2(b) は、そのMRヘッドのI−I
線断面図、図2(c) は、そのMRヘッドのII−II線断面
図である。
ヘッドの平面図、図2(b) は、そのMRヘッドのI−I
線断面図、図2(c) は、そのMRヘッドのII−II線断面
図である。
【図3】図3(a),(b) は、本発明の第1実施形態に係る
MRヘッドに使用される電極の変形例を示す平面図及び
III-III 線断面図である。
MRヘッドに使用される電極の変形例を示す平面図及び
III-III 線断面図である。
【図4】図4は、本発明の第1実施形態に係るMRヘッ
ドの第一の電極と磁気シールド層の第1の接続例を示す
断面図である。
ドの第一の電極と磁気シールド層の第1の接続例を示す
断面図である。
【図5】図5は、本発明の第1実施形態に係るMRヘッ
ドの第一の電極と磁気シールド層の第2の接続例を示す
断面図である。
ドの第一の電極と磁気シールド層の第2の接続例を示す
断面図である。
【図6】図6は、本発明の第1実施形態に係るMRヘッ
ドの第一の電極の別の変形例を示す平面図である。
ドの第一の電極の別の変形例を示す平面図である。
【図7】図7は、本発明の第1実施形態に係るMRヘッ
ドのセンス領域の磁区制御に反強磁性層を用いる場合の
構造を示す断面図である。
ドのセンス領域の磁区制御に反強磁性層を用いる場合の
構造を示す断面図である。
【図8】図8は、読み出し用磁気ヘッドと書き込み用磁
気ヘッドの一般的な配置を示す斜視図である。
気ヘッドの一般的な配置を示す斜視図である。
【図9】図9(a) は、従来の共有型磁気ヘッドを示す断
面図、図9(b) は、従来の分離型磁気ヘッドを示す断面
図である。
面図、図9(b) は、従来の分離型磁気ヘッドを示す断面
図である。
【図10】図10は、本発明の第2実施形態に係る磁気
ヘッドを示す断面図である。
ヘッドを示す断面図である。
【図11】図11は、本発明の第2実施形態に係る磁気
ヘッドと従来の磁気ヘッドのシールド層のそれぞれの飽
和磁束密度分布図である。
ヘッドと従来の磁気ヘッドのシールド層のそれぞれの飽
和磁束密度分布図である。
【図12】図12(a),(b) は、本発明の第3実施形態に
係る再生用の磁気ヘッドと加圧素子を示す断面図及び斜
視図である。
係る再生用の磁気ヘッドと加圧素子を示す断面図及び斜
視図である。
【図13】図13(a) は、本発明の第3実施形態に係る
記録再生回路と加圧素子制御回路のブロック図、図13
(b) 〜図13(e) は、加圧素子に印加される電圧の波形
図である。
記録再生回路と加圧素子制御回路のブロック図、図13
(b) 〜図13(e) は、加圧素子に印加される電圧の波形
図である。
【図14】図14(a) は、本発明の第4実施形態の磁気
ヘッドの磁気抵抗効果素子を示す平面図、図14(b)
は、図14(a) のIV−IV線断面図、図14(c) は、図1
4(a) のV−V線断面図である。
ヘッドの磁気抵抗効果素子を示す平面図、図14(b)
は、図14(a) のIV−IV線断面図、図14(c) は、図1
4(a) のV−V線断面図である。
【図15】図15は、本発明の第4実施形態の磁気ヘッ
ドの抵抗の等価回路図である。
ドの抵抗の等価回路図である。
【図16】図16は、本発明の第4実施形態の磁気ヘッ
ドにおいて、負の抵抗温度係数を有するギャップ層の抵
抗値を変えた場合の温度と端子間抵抗値変化率の関係を
示す図である。
ドにおいて、負の抵抗温度係数を有するギャップ層の抵
抗値を変えた場合の温度と端子間抵抗値変化率の関係を
示す図である。
【図17】図17は、本発明の第4実施形態の磁気ヘッ
ドにおいて、ギャップ層のうちMR素子の下の領域だけ
を負の抵抗温度係数を有する材料により形成した例を示
す断面図である。
ドにおいて、ギャップ層のうちMR素子の下の領域だけ
を負の抵抗温度係数を有する材料により形成した例を示
す断面図である。
【図18】図18(a),(b) は、本発明の第4実施形態の
磁気ヘッドにおいて、負の抵抗温度係数を有するギャッ
プ層と硬質磁性層(端子)との接触を磁気記録媒体対向
面近傍だけに限定した構造を示す平面図及び断面図であ
る。
磁気ヘッドにおいて、負の抵抗温度係数を有するギャッ
プ層と硬質磁性層(端子)との接触を磁気記録媒体対向
面近傍だけに限定した構造を示す平面図及び断面図であ
る。
【図19】図19は、本発明の第4実施形態の磁気ヘッ
ドにおいて、負の抵抗温度係数を有する膜を磁気記録媒
体対向面に形成した例を示す断面図である。
ドにおいて、負の抵抗温度係数を有する膜を磁気記録媒
体対向面に形成した例を示す断面図である。
【図20】図20は、本発明の第4実施形態の磁気ヘッ
ドにおいて、ギャップ層とMR素子の間に負の抵抗温度
係数を有する膜を形成した例を示す断面図である。
ドにおいて、ギャップ層とMR素子の間に負の抵抗温度
係数を有する膜を形成した例を示す断面図である。
【図21】図21は、本発明の第4実施形態の磁気ヘッ
ドにスピンバルブ型のMR素子を適用する場合の層構造
を示す断面図である。
ドにスピンバルブ型のMR素子を適用する場合の層構造
を示す断面図である。
【図22】図22は、本発明の第5実施形態のスピンバ
ルブ磁気ヘッドに使用する下地の最適条件を調べるため
の実験に用いた層構造を示す断面図である。
ルブ磁気ヘッドに使用する下地の最適条件を調べるため
の実験に用いた層構造を示す断面図である。
【図23】図23は、反強磁性層の上に形成される軟磁
性層の磁界─磁束密度特性曲線を示す図である。
性層の磁界─磁束密度特性曲線を示す図である。
【図24】図24(a) 〜(d) は、本発明の第5実施形態
のスピンバルブMR素子を形成するまでの工程を示す断
面図である。
のスピンバルブMR素子を形成するまでの工程を示す断
面図である。
【図25】図25(a) 〜(c) は、本発明の第5実施形態
のスピンバルブMR素子の層の第1の形成工程を示す断
面図である。
のスピンバルブMR素子の層の第1の形成工程を示す断
面図である。
【図26】図26(a) ,(b) は、本発明の第5実施形態
のスピンバルブMR素子の層の第2の形成工程を示す断
面図である。
のスピンバルブMR素子の層の第2の形成工程を示す断
面図である。
【図27】図27(a) 〜(d) は、本発明の第5実施形態
のスピンバルブMR素子と引出端子のパターニング工程
を示す平面図である。
のスピンバルブMR素子と引出端子のパターニング工程
を示す平面図である。
【図28】図28は、本発明の第5実施形態のスピンバ
ルブMR素子と引出端子を示す斜視図である。
ルブMR素子と引出端子を示す斜視図である。
【図29】図29は、本発明の第5実施形態の磁気ヘッ
ドの磁気記録媒体対向面を示す側面図である。
ドの磁気記録媒体対向面を示す側面図である。
【図30】図30(a) は、本発明の第5実施形態の磁気
ヘッドの断面図、図30(b) は、誘導型ヘッドのコイル
の形成を示す断面図、図30(b) は、誘導型ヘッドのコ
イルを覆う絶縁層を示す断面図である。
ヘッドの断面図、図30(b) は、誘導型ヘッドのコイル
の形成を示す断面図、図30(b) は、誘導型ヘッドのコ
イルを覆う絶縁層を示す断面図である。
【図31】図31は、従来のMR素子の一例を示す平面
図である。
図である。
1 磁気ディスク 2 サスペンション 3 スライダ 4、13 磁気シールド層 5、12 ギャップ層 6 MR層 7、8 硬質磁性層 9 絶縁部層 10 第一の電極 11 第二の電極 14 非磁性導電層 15、16 反強磁性層 27 第一の磁気シールド層 28 第一の絶縁層 29 第二の磁気シールド層 30 MR素子 31 中間層 32 第二の絶縁層 33 第一の磁極 34 第三の絶縁層 35 コイル 36 第二の磁極36 37 誘導型ヘッド 41 MR素子 42a、42b 引出電極 43 絶縁層 44、45 磁気シールド層 46、47 圧電素子 48 アンプ 49 復調回路 50 ECC回路 51 圧電素子用電圧源 52 記録回路 53 ライトゲート 55 非磁性基板 56 第一の磁気シールド層 57 第一のギャップ層 58 MR素子 59a、59b 硬質磁性層 60a、60b 端子 61 第二のギャップ層 62 第二の磁気シールド層 63 絶縁層 64 負の温度係数の材料膜 65 サーミスタ 73 第一のギャップ層 74 スピンバルブMR素子 74a 下地膜 74b 反強磁性膜 74c 第一の軟磁性膜 74d Ta膜 74e 第二の軟磁性層 74f 固定軟磁性層 74g 非磁性導電層 74h 自由軟磁性層 75a,75b 硬質磁性層 76a,76b 引出電極
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図30
【補正方法】変更
【補正内容】
【図30】図30(a) は、本発明の第5実施形態の磁気
ヘッドの断面図、図30(b) は、誘導型ヘッドのコイル
の形成を示す断面図、図30(c) は、誘導型ヘッドのコ
イルを覆う絶縁層を示す断面図である。
ヘッドの断面図、図30(b) は、誘導型ヘッドのコイル
の形成を示す断面図、図30(c) は、誘導型ヘッドのコ
イルを覆う絶縁層を示す断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝下 義文 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 上原 裕二 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 神田 英一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 青島 賢一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 金井 均 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 兼 淳一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内
Claims (13)
- 【請求項1】磁気記録媒体対向面に平行な方向を磁化容
易軸とした磁気抵抗効果層を有する磁気抵抗効果素子
と、 前記磁気抵抗効果層上のうちセンス領域の磁気記録媒体
対向面側に形成され、且つ前記磁気記録媒体対向面に対
して斜めの縁部を1つ有する第一の電極と、 前記第一の電極の前記斜めの縁部に対して略平行な縁部
を有し、かつ前記第一の電極から間隔をおいて前記磁気
抵抗効果層上に形成された第二の電極とを有することを
特徴とする磁気抵抗効果ヘッド。 - 【請求項2】前記第一の電極の前記斜めの縁部は、前記
磁化容易軸に対して45度の角度を有することを特徴と
する請求項1記載の磁気抵抗効果ヘッド。 - 【請求項3】前記磁気抵抗効果素子、前記第一の電極、
前記第二の電極は、絶縁膜を介して第一及び第二のシー
ルド層に挟まれていることを特徴とする請求項1記載の
磁気抵抗効果ヘッド。 - 【請求項4】前記第一の電極は、少なくとも前記第一の
シールド層又は前記第二のシールド層のいずれかに導通
していることを特徴とする請求項3記載の磁気抵抗効果
ヘッド。 - 【請求項5】前記第一の電極は、前記絶縁膜を貫通して
前記第二のシールドに接する厚さを有することを特徴と
する請求項3記載の磁気抵抗効果ヘッド。 - 【請求項6】前記第一の電極の前記磁気記録媒体対向面
から、少なくとも前記第一のシールド層又は前記第二の
シールド層のいずれかの前記磁気記録媒体対向面に至る
領域には導電膜が形成されていることを特徴とする請求
項3記載の磁気抵抗効果ヘッド。 - 【請求項7】前記磁気抵抗効果層は、軟質磁性材からな
る単層構造であることを特徴とする請求項1記載の磁気
抵抗効果ヘッド。 - 【請求項8】前記磁気抵抗効果層は、スピンバルブ磁気
抵抗効果膜からなることを特徴とする請求項1記載の磁
気抵抗効果ヘッド。 - 【請求項9】前記磁気抵抗効果素子の前記第一の電極と
前記第二の電極の間の領域に存在する磁化容易軸は、硬
質磁性膜又は反強磁性膜のいずれかによって磁区制御さ
れていることを特徴とする請求項1〜8記載の磁気抵抗
効果ヘッド。 - 【請求項10】前記硬質磁性膜同士の間の領域又は前記
反強磁性膜同士の間の領域に配置された前記第二の電極
は、該領域よりも幅が狭いことを特徴とする請求項9記
載の磁気抵抗効果ヘッド。 - 【請求項11】第一の磁気シールド層と、 前記第一の磁気シールド層上に第一のギャップを介して
形成された磁気抵抗効果素子と、 前記磁気抵抗効果素子の上に第二のギャップを介して形
成された第二の磁気シールド層と、 前記第一の磁気シールド層と前記第二の磁気シールド層
の間にあって且つ前記磁気抵抗効果素子の近傍に形成さ
れた負の抵抗温度係数を有する素子とを有することを特
徴とする磁気抵抗効果ヘッド。 - 【請求項12】請求項1〜11のいずれかに記載の磁気
抵抗効果ヘッドと、 前記磁気抵抗効果ヘッドが取り付けられたスライダと、 前記スライダを支持するサスペンションと、 前記磁気抵抗効果ヘッドに一部が対向して配置される磁
気記録媒体とを有することを特徴とする磁気記録装置。 - 【請求項13】前記磁気抵抗効果ヘッドの前記第一の電
極は、前記磁気記録媒体の表面と同電位になされている
ことを特徴とする磁気記録装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8106933A JPH09293211A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 磁気抵抗効果ヘッド及び磁気記録装置 |
| US08/766,511 US5771141A (en) | 1996-04-26 | 1996-12-13 | Magnetoresistive head and magnetic recording/reproducing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8106933A JPH09293211A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 磁気抵抗効果ヘッド及び磁気記録装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002238454A Division JP2003151109A (ja) | 2002-08-19 | 2002-08-19 | 磁気抵抗効果ヘッド及び磁気記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09293211A true JPH09293211A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14446210
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8106933A Pending JPH09293211A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 磁気抵抗効果ヘッド及び磁気記録装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5771141A (ja) |
| JP (1) | JPH09293211A (ja) |
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| JPH11175931A (ja) * | 1997-12-16 | 1999-07-02 | Nec Corp | 磁気抵抗効果型複合ヘッド及び磁気ディスク装置 |
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| US6421212B1 (en) | 1999-09-21 | 2002-07-16 | Read-Rite Corporation | Thin film read head structure with improved bias magnet-to-magnetoresistive element interface and method of fabrication |
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| US6411477B1 (en) * | 2000-02-08 | 2002-06-25 | International Business Machines Corporation | Antiparallel pinned spin valve read head with improved magnetoresistance and biasing |
| US6822814B2 (en) | 2000-11-10 | 2004-11-23 | Jpmorgan Chase Bank, As Collateral Agent | Write head collision detection using MR read element in disc drives |
| US6678127B2 (en) * | 2001-01-02 | 2004-01-13 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Device and method of reducing ESD damage in thin film read heads which enables measurement of gap resistances and method of making |
| WO2004099724A2 (en) * | 2003-05-06 | 2004-11-18 | Sri International | Hydraulic cylinder with piston and a magnetic layer on the piston rod for piston position determination |
| US7259553B2 (en) * | 2005-04-13 | 2007-08-21 | Sri International | System and method of magnetically sensing position of a moving component |
| JP2013519882A (ja) * | 2010-02-11 | 2013-05-30 | エスアールアイ インターナショナル | 磁気符号化を用いた変位測定システム及び方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH064831A (ja) * | 1992-06-22 | 1994-01-14 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 薄膜磁気ヘッド |
| US5315468A (en) * | 1992-07-28 | 1994-05-24 | International Business Machines Corporation | Magnetoresistive sensor having antiferromagnetic layer for exchange bias |
| US5420736A (en) * | 1994-04-15 | 1995-05-30 | International Business Machines Corporation | MR read transducer with thermal noise cancellation |
| US5557491A (en) * | 1994-08-18 | 1996-09-17 | International Business Machines Corporation | Two terminal single stripe orthogonal MR head having biasing conductor integral with the lead layers |
-
1996
- 1996-04-26 JP JP8106933A patent/JPH09293211A/ja active Pending
- 1996-12-13 US US08/766,511 patent/US5771141A/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5771141A (en) | 1998-06-23 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021008 |