JPH09295007A - 鋼板の熱間圧延機および熱間圧延方法 - Google Patents
鋼板の熱間圧延機および熱間圧延方法Info
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- JPH09295007A JPH09295007A JP8109811A JP10981196A JPH09295007A JP H09295007 A JPH09295007 A JP H09295007A JP 8109811 A JP8109811 A JP 8109811A JP 10981196 A JP10981196 A JP 10981196A JP H09295007 A JPH09295007 A JP H09295007A
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Abstract
いて、材料が圧延機に噛み込まれまたは圧延機から抜け
出るときに、材料がその幅方向に折れ曲がり噛み込まな
くなったり、材料が破断してロールを傷つけるいわゆる
通板不安定性を防止し、鋼板を良好な状態で安定して圧
延する。 【解決手段】 圧延機の上下1対のワークロールのうち
その一方1aを、バックアップロール1bに対し圧延方
向入側に向けてその位置をずらしたオフセットaを与え
て配置し、その他方1bを、バックアップロール2bに
対し圧延方向出側に向けてその位置をずらしたオフセッ
トbを与えて配置する。
Description
延機および連続熱間圧延方法に関するものである。
れたスラブを粗圧延機で所定厚さに圧延して粗バーとな
し、次いで粗バーを、複数基の圧延スタンドからなる連
続熱間圧延機において、所定厚さの熱延鋼板に仕上圧延
することにより製造される。
圧延操業において、圧延すべき材料が圧延機に噛み込ま
れるとき、または、材料が圧延機から抜け出るときに、
材料がその幅方向に折れ曲がって圧延機に噛み込まなく
なったり、材料が破断してロールを傷つけるような、い
わゆる通板不安定性が問題になっている。
前回の圧延時における圧延機間の材料の走行状態を観察
し、ロールギャップの板幅方向の差を変化させて圧延の
安定化を図っていた。
運転者の経験と勘に頼るものであって、その結果が必ず
しも適確であるとはいえないことから、その改善につい
て従来から種々研究がなされており、例えば、特開昭6
1−219411号公報には、鋼板の幅方向の偏りおよ
び圧延荷重の幅方向の差に着目し、圧延荷重の差に応じ
たロールギャップの幅方向差を与えることによって、通
板不安定性を回避する方法(以下、先行技術1という)
が開示されている。
は、材料の圧延スタンド間での幅方向の位置を計測し、
ロールギャップの幅方向差を操作する方法(以下、先行
技術2という)が開示されている。
は、ワークロール軸受箱と圧延機ハウジングメタルとの
間のクリアランスをある値以下に管理するように、ロー
ル軸受箱の変位を計測し、変位が設定値を超えたときに
ライナーメタルを交換する方法(以下、先行技術3とい
う)が開示されている。
鋼板の熱間圧延は、1500m/分以上の高速度で行わ
れるので、上述した通板不安定性の問題は、約5.5m
間隔の圧延スタンド間を約0.2秒で走行する、極めて
短時間において生ずるものであることから、先行技術1
および2によっては、所望の効果をあげることができな
い。
延される材料の幅方向の偏りだけではなく、板厚の幅方
向分布や材料温度の幅方向の偏り、圧延機自体の弾性変
形特性の差異なども考えられ、これらの要因を適切に分
類する必要性があることからも、先行技術1および2に
よっては、解決することが困難である。
束によって、圧延の安定性が得られるが、板厚制御のた
めのロールギャップの変更やロール組替え時の作業性な
どから、ある程度のクリアランスは必要であり、更に、
どのような状況でロール軸受けが移動するかが明確では
なく、無駄な補修工事となる可能性がある。
を解決し、鋼板の連続熱間圧延操業において、圧延すべ
き材料が圧延機に噛み込まれるとき、または、材料が圧
延機から抜け出るときに、材料がその幅方向に折れ曲が
って圧延機に噛み込まなくなったり、材料が破断してロ
ールを傷つけるような、いわゆる通板不安定性の発生を
適確に防止し、鋼板を良好な状態で安定して圧延するこ
とができ、品質の優れた薄鋼板を歩留り高く製造し得る
熱間圧延機および連続熱間圧延方法を提供することにあ
る。
観点から、連続熱間仕上圧延機における鋼板の連続熱間
圧延において、通板不安定性の発生を適確に防止し得る
方法を開発すべく鋭意研究を重ねた。その結果、圧延機
のワークロールを、圧延前後または圧延中にロールの軸
方向および圧延方向に動かないように安定して位置させ
れば、上述した通板不安定性が飛躍的に改善されること
がわかった。
は、バックアップロール2に対してその相対的位置を圧
延方向にずらす、いわゆるオフセットaを与えて配置さ
れている。オフセット量は、軸受けの強度にもよるが通
常5mm以上であり、このようなオフセットaを与えて配
置することにより、ワークロール1は、バックアップロ
ール2の接触力によりオフセットaを与えられた方向に
押し付けられて安定すると考えられている。
圧延機に噛み込むときまたは抜け出るときに、ワークロ
ール1に移動の生ずることが観察されている。このよう
なワークロールの動きは、通常の力関係では考えられな
い挙動であるために、従来はその原因が明らかにされて
いなかった。
べく、実操業上の詳細な観点から研究を進めた結果、ワ
ークロールの移動現象は、次のようにして生ずることが
わかった。
径差の存在することが避けられず、材料が圧延機から抜
け出た後、上下のワークロールが接触することによっ
て、上下のワークロールに、その直径差に応じたそれぞ
れ逆方向のトルクが発生する。その結果、上下何れか一
方のワークロールが、圧延中に押し付けられていた方向
とは逆方向に移動する現象が生ずる。
とから、圧延中に生ずる大きな圧延荷重により弾性変形
が生じてロールギャップが拡がり、圧延の終了と同時に
弾性変形が元に戻りロールギャップが小さくなることに
よって発生するものであり、圧延材の仕上がり板厚が薄
く、またロールギャップの設定値が小さい場合に発生し
やすい。
付け力は、バックアップロールとの間のオフセットによ
って生じる押し付け力の数倍にもなることが確認されて
おり、トルクによるワークロールの押し付け力が、オフ
セットによる押し付け方向と逆向きに働くと、軸受箱は
容易に移動してしまう。
て、圧延された鋼板の先端部および後端部は矩形状に保
たれず、舌状や魚の尾状の形状になることが知られてい
る。また圧延材は、その幅方向に様々な非対称性を有し
ているので、圧延機に噛み込みまたは圧延機から抜け出
るときに、その幅方向に同時に圧延が開始されまたは圧
延が終了するものではない。
ークロール同士が接触状態から、ロールの胴長方向全体
に同時に非接触状態になるとは限らず、部分的に先にオ
セット方向に動く場合が生ずる。同様に、圧延材が抜け
出るときには、上下ワークロール同士がその胴長方向全
体に同時には接触せず、部分的に先にオフセットと逆方
向に動く場合が生ずる。
が上側ワークロール1bよりも大径であり、このような
ワークロール1a,1bのオフセットを、矢印に示す圧
延方向出側に設定した場合には、上下のワークロール1
a,1bは、定常圧延中は、圧延方向出側に押し付けら
れている。
ロールギャップの設定が小さい場合、圧延を行っていな
い状態においては圧延荷重がないためにワークロール1
a,1bは接触し、下側の大径のワークロール1aは、
上側の小径のワークロール1bから受ける摩擦力即ちト
ルクによって、矢印Aに示すように圧延方向入側に押し
付けられるように移動し、上側ワークロール1bは、下
側ワークロール1aから受ける摩擦力即ちトルクによっ
て、矢印Bに示すように圧延方向出側に押し付けられる
ように移動する。
すると、バックアップロール2a,2bとワークロール
1a,1bとがオフセットを有して接触している場合
に、ワークロール1a,1bがバックアップロール2
a,2bの周方向に移動し、ロールギャップも変化す
る。
板幅方向で異なると、ロールギャップの変化も板幅方向
で異なることになり、その結果、板幅方向で圧下率が異
なるようになるため、鋼板はその幅方向に曲がり、前述
したような通板の不安定性が発生すると考えられる。
れたものであって、この発明は、鋼板を連続的に熱間圧
延する複数基の圧延スタンドからなる連続熱間圧延機の
上下1対のワークロールの一方を、バックアップロール
に対し圧延方向入側に向けてその位置を相対的にずらし
たオフセットを与えて配置し、そして、前記ワークロー
ルの他方を、バックアップロールに対し圧延方向出側に
向けてその位置を相対的にずらしたオフセットを与えて
配置したことに特徴を有するものである。
向けたオフセットを与えて配置されている前記一方のワ
ークロールの直径は、圧延方向出側に向けたオフセット
を与えて配置されている前記他方のワークロールの直径
よりも、0.1〜1mmの範囲内で大であることが好まし
い。
述したメカニズムで生ずることから、ワークロールのオ
フセットが圧延方向出側に設定されている場合には、小
径のワークロールは常に圧延方向出側に押し付けられて
いるので、特に対策をとらなくても、ワークロールに殆
ど動きは生じない。
いては、圧延中は、圧延方向出側に押し付けられ、材料
が圧延機から抜け出て、上下のワークロールが接触する
と、圧延方向入側に押し付けられるように移動する。
うなワークロールの変動をなくすために、大径側のワー
クロールを、圧延中においても、圧延方向入側に押し付
けられている状態となるように、バックアップロールに
対し圧延方向入側に向けてその位置をずらしたオフセッ
トを与えて配置した。
配置の一例を示す概略側面図である。図1に示すよう
に、下側ワークロール1aの直径は、上側ロール1bの
直径よりも大である。このような大径の下側ワークロー
ル1aは、下側バックアップロール2aに対し、圧延方
向入側に向けてその位置をずらしたオフセットaを与え
て配置されている。そして、小径の上側ワークロール1
bは、上側バックアップロール2bに対し、圧延方向出
側に向けてその位置をずらしたオフセットbを与えて配
置されている。
は、圧延中においても、圧延方向入側に押し付けられて
いる状態になるので、材料が圧延機から抜け出て、上下
のワークロール1a,1bが接触した状態になっても、
ワークロール1a,1bが、圧延方向入側に移動するよ
うなことは生じない。
は、ロールの熱膨張の差などを考慮して、0.1mm以上
とする。トルクの面では、ロール直径の差が大きくても
問題はないと考えられるが、ロール直径差が1mmを超え
て大きくなると、接触の際の滑りが大になって、ロール
表面が傷付くおそれが生ずる。従って、ワークロール1
a,1bの直径の差は0.1〜1mmの範囲内とすべきで
ある。ワークロール1a,1bの好ましい直径差は、
0.5mm程度である。
ルチョックとハウジングとの間のクリアランス以外のベ
アリングにガタがある場合においても、効果が発揮され
る。従来のロールチョックとハウジングの間のクリアラ
ンスを管理する方法や、チョックを拘束する方法のみで
は、ベアリングのガタがあるために、ワークロールが接
触したときに、大径側のワークロールは、必ずクリアラ
ンスとガタとを合わせた分だけ、入側に移動することに
なり、ワークロールを安定化することができない。
水平方向の力は、圧延中であると非圧延中であるとを問
わず、各チョック毎に一定方向で変化せず、従って、ワ
ークロールを、上下ともに水平方向に安定した位置に保
持することができる。
ール1aの直径を、上側ロール1bの直径よりも0.5
mm大となし、このような大径の下側ワークロール1a
の、下側バックアップロール2aに対する、圧延方向入
側に向けたオフセットaを6mmとし、そして、小径の上
側ワークロール1bの、上側バックアップロール2bに
対する、圧延方向出側に向けたオフセットbを同じく6
mmとして鋼板を熱間圧延した結果、通板不安定によるワ
ークロールの組み替え頻度は、従来の場合に比べ約1/
4に減少し、仕上圧延機内におけるワークロールの水平
方向の動きに起因する通板不安定性を解消して、圧延の
安定性を飛躍的に高めることができた。
鋼板の連続熱間圧延操業において、圧延すべき材料が圧
延機に噛み込まれるとき、または、材料が圧延機から抜
け出るときに、材料がその幅方向に折れ曲がって圧延機
に噛み込まなくなったり、材料が破断してロールを傷つ
けるような、いわゆる通板不安定性の発生を適確に防止
し、鋼板を良好な状態で安定して圧延することができ、
品質の優れた薄鋼板を歩留り高く製造し得る工業上有用
な効果がもたらされる。
側面図である。
ある。
ロールが受ける水平力を示す概略側面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 上下1対のワークロールとバックアップ
ロールとからなり、前記上下1対のワークロールの一方
は、前記バックアップロールに対し圧延方向入側に向け
てその位置を相対的にずらしたオフセットを与えて配置
されており、そして、前記ワークロールの他方は、前記
バックアップロールに対し圧延方向出側に向けてその位
置を相対的にずらしたオフセットを与えて配置されてい
ることを特徴とする、鋼板の熱間圧延機。 - 【請求項2】バックアップロールに対し圧延方向入側に
向けたオフセットを与えて配置されている前記一方のワ
ークロールの直径が、圧延方向出側に向けたオフセット
を与えて配置されている前記他方のワークロールの直径
よりも大である、請求項1記載の熱間圧延機。 - 【請求項3】前記一方のワークロールの直径が、前記他
方のワークロールの直径よりも、0.1〜1mmの範囲内
で大である、請求項2記載の熱間圧延機。 - 【請求項4】複数基の圧延スタンドからなる連続熱間圧
延機によって材料を鋼板に連続的に熱間圧延する鋼板の
熱間圧延方法において、 前記圧延機の上下1対のワークロールの一方を、バック
アップロールに対し圧延方向入側に向けてその位置を相
対的にずらしたオフセットを与えて配置し、そして、前
記ワークロールの他方を、前記バックアップロールに対
し圧延方向出側に向けてその位置を相対的にずらしたオ
フセットを与えて配置し、且つ、前記圧延方向入側に向
けオフセットを与えて配置した一方のワークロールの直
径を、前記圧延方向出側に向けオフセットを与えて配置
した他方のワークロールの直径よりも大となし、これに
よって、圧延時におけるワークロールの水平方向の安定
性を確保せしめ、鋼板を安定して連続圧延するようにし
たことを特徴とする、鋼板の熱間圧延方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10981196A JP3627366B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 鋼板の熱間圧延機および熱間圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10981196A JP3627366B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 鋼板の熱間圧延機および熱間圧延方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09295007A true JPH09295007A (ja) | 1997-11-18 |
| JP3627366B2 JP3627366B2 (ja) | 2005-03-09 |
Family
ID=14519811
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10981196A Expired - Fee Related JP3627366B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 鋼板の熱間圧延機および熱間圧延方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3627366B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12290971B2 (en) | 2018-09-21 | 2025-05-06 | Canon Virginia, Inc. | Injection molding system |
-
1996
- 1996-04-30 JP JP10981196A patent/JP3627366B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12290971B2 (en) | 2018-09-21 | 2025-05-06 | Canon Virginia, Inc. | Injection molding system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3627366B2 (ja) | 2005-03-09 |
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