JPH09295463A - 感熱記録材料 - Google Patents
感熱記録材料Info
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- JPH09295463A JPH09295463A JP8334158A JP33415896A JPH09295463A JP H09295463 A JPH09295463 A JP H09295463A JP 8334158 A JP8334158 A JP 8334158A JP 33415896 A JP33415896 A JP 33415896A JP H09295463 A JPH09295463 A JP H09295463A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 発色画像の保存安定性(耐可塑剤性、耐湿度
性)の優れた感熱記録材料を提供する。 【解決手段】 常温で無色又は淡色のロイコ染料と加熱
により上記ロイコ染料と反応して発色せしめる有機酸性
物質とを含有する感熱発色層を支持体上に設けてなる感
熱記録材料において、上記感熱発色層に下記一般式
(1)又は(2)で表されるスルホニルヒドラジド骨格
を有するフェノール誘導体から選択された1種又は2種
以上の化合物を含有せしめた感熱記録材料。 【化1】 (式中、R1 は炭素数1〜8のアルキル基、又はアリー
ル基を表す。また、Xは低級アルキル基、アルコキシ基
又はハロゲン基を、nは0〜4の整数を、mは1〜3の
整数を表す。但し、m+nは5未満である。) 【化2】 (式中、R2 は2価の脂肪族炭化水素基、フェニレン
基、又は両末端が芳香環である2価の芳香族基を表す。
また、Xは低級アルキル基、アルコキシ基又はハロゲン
基を、nは0〜4の整数を、mは1〜3の整数を表す。
但し、m+nは5以下である。)
性)の優れた感熱記録材料を提供する。 【解決手段】 常温で無色又は淡色のロイコ染料と加熱
により上記ロイコ染料と反応して発色せしめる有機酸性
物質とを含有する感熱発色層を支持体上に設けてなる感
熱記録材料において、上記感熱発色層に下記一般式
(1)又は(2)で表されるスルホニルヒドラジド骨格
を有するフェノール誘導体から選択された1種又は2種
以上の化合物を含有せしめた感熱記録材料。 【化1】 (式中、R1 は炭素数1〜8のアルキル基、又はアリー
ル基を表す。また、Xは低級アルキル基、アルコキシ基
又はハロゲン基を、nは0〜4の整数を、mは1〜3の
整数を表す。但し、m+nは5未満である。) 【化2】 (式中、R2 は2価の脂肪族炭化水素基、フェニレン
基、又は両末端が芳香環である2価の芳香族基を表す。
また、Xは低級アルキル基、アルコキシ基又はハロゲン
基を、nは0〜4の整数を、mは1〜3の整数を表す。
但し、m+nは5以下である。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、感熱記録材料に
係り、特に記録像の熱応答性及び地肌のかぶりが少な
く、画像の保存安定性(耐湿性、耐可塑剤性)に優れた
感熱記録材料に関する。
係り、特に記録像の熱応答性及び地肌のかぶりが少な
く、画像の保存安定性(耐湿性、耐可塑剤性)に優れた
感熱記録材料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報の多用化に伴って情報量が増
大し、これらの情報を記録するための情報記録の分野に
おいても、種々の記録方式及び記録材料が研究され実用
に供されている。なかでも、感熱記録方式は、感熱記
録材料を単に加熱するだけで記録画像を得ることがで
き、繁雑な現像工程を必要としない、感熱記録材料の
製造や保存管理は他の記録材料に比較して容易かつ安価
である、感熱記録材料の支持体として多くの場合に安
価な紙が使用されるが、この場合には得られた記録材料
が普通紙に近い感触になるなどの利点があり、コンピュ
ーターのアウトプット、電卓等のプリンター、各種計測
機器のレコーダー、ファクシミリ、自動発券機、感熱複
写機、ラベルなど多くの分野で採用されている。
大し、これらの情報を記録するための情報記録の分野に
おいても、種々の記録方式及び記録材料が研究され実用
に供されている。なかでも、感熱記録方式は、感熱記
録材料を単に加熱するだけで記録画像を得ることがで
き、繁雑な現像工程を必要としない、感熱記録材料の
製造や保存管理は他の記録材料に比較して容易かつ安価
である、感熱記録材料の支持体として多くの場合に安
価な紙が使用されるが、この場合には得られた記録材料
が普通紙に近い感触になるなどの利点があり、コンピュ
ーターのアウトプット、電卓等のプリンター、各種計測
機器のレコーダー、ファクシミリ、自動発券機、感熱複
写機、ラベルなど多くの分野で採用されている。
【0003】しかし、これらのOA機器の普及に伴い、
最近では感熱紙の販売競争が激化し、感熱紙メ−カ−が
コスト競争を強いられるようになった。また、OA機器
メ−カ−にとっては一般家庭へのワ−ドプロセッサの普
及がほぼ一段落し、複数台数を普及させるために従来の
機能と差別化した高機能が求められるようになった。そ
の一つとして、従来の感熱記録材料を、POSシステム
用のラベル等に利用される場合、特にス−パ−マ−ケッ
ト等で使用されるラベルは、水、ラップフィルム類、油
類に接触することが多く、記録画像が著しく褪色してし
まうという欠陥があった。このため、従来どおりに熱応
答性が良く安価で印字画像の安定化ができる薬剤が望ま
れるようになった。
最近では感熱紙の販売競争が激化し、感熱紙メ−カ−が
コスト競争を強いられるようになった。また、OA機器
メ−カ−にとっては一般家庭へのワ−ドプロセッサの普
及がほぼ一段落し、複数台数を普及させるために従来の
機能と差別化した高機能が求められるようになった。そ
の一つとして、従来の感熱記録材料を、POSシステム
用のラベル等に利用される場合、特にス−パ−マ−ケッ
ト等で使用されるラベルは、水、ラップフィルム類、油
類に接触することが多く、記録画像が著しく褪色してし
まうという欠陥があった。このため、従来どおりに熱応
答性が良く安価で印字画像の安定化ができる薬剤が望ま
れるようになった。
【0004】そこで、このような従来の感熱記録材料に
おける問題点を解決するための試みとして、その感熱発
色層中に種々の物質を添加し記録画像の保存安定性の向
上を図ることが提案されている。特公昭63−4606
7号公報では顕色剤としてフェノ−ル骨格を持つジフェ
ニルスルホン誘導体と増感剤としてフタル酸類のジベン
ジルエステルを含有せしめる方法が、特開昭59−73
990号公報、特開昭61−160292号公報、特開
昭60−176794号公報、特開平1−209184
号公報、特開平4−37589号公報では増感剤として
スルホン酸エステルを含有せしめる方法が、特開平5−
147357号、特開平5−148220号公報では顕
色剤としてスルホニルウレア化合物を含有せしめる方法
が提案されている。しかしながら、いずれの技術におい
ても保存安定性は向上するものの、満足のゆくものでは
なく、各薬剤の性能を充分引き出しているとは言えなか
った。
おける問題点を解決するための試みとして、その感熱発
色層中に種々の物質を添加し記録画像の保存安定性の向
上を図ることが提案されている。特公昭63−4606
7号公報では顕色剤としてフェノ−ル骨格を持つジフェ
ニルスルホン誘導体と増感剤としてフタル酸類のジベン
ジルエステルを含有せしめる方法が、特開昭59−73
990号公報、特開昭61−160292号公報、特開
昭60−176794号公報、特開平1−209184
号公報、特開平4−37589号公報では増感剤として
スルホン酸エステルを含有せしめる方法が、特開平5−
147357号、特開平5−148220号公報では顕
色剤としてスルホニルウレア化合物を含有せしめる方法
が提案されている。しかしながら、いずれの技術におい
ても保存安定性は向上するものの、満足のゆくものでは
なく、各薬剤の性能を充分引き出しているとは言えなか
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる観点
に鑑みて創案されたもので、その目的とするところは、
優れた熱応答性を有すると同時に、地肌のかぶりが少な
く保存安定性(耐湿度、耐可塑剤)に優れた安価な感熱
記録材料を提供することにある。
に鑑みて創案されたもので、その目的とするところは、
優れた熱応答性を有すると同時に、地肌のかぶりが少な
く保存安定性(耐湿度、耐可塑剤)に優れた安価な感熱
記録材料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、常
温で無色又は淡色のロイコ染料と加熱により上記ロイコ
染料と反応して発色せしめる有機酸性物質とを含有する
感熱発色層を支持体上に設けてなる感熱記録材料におい
て、上記感熱記録層に、下記一般式(1)又は(2)で
表されるスルホニルヒドラジド骨格を有するフェノ−ル
誘導体から選択された1種又は2種以上の化合物を有機
酸性物質として含有せしめたことを特徴とする感熱記録
材料である。
温で無色又は淡色のロイコ染料と加熱により上記ロイコ
染料と反応して発色せしめる有機酸性物質とを含有する
感熱発色層を支持体上に設けてなる感熱記録材料におい
て、上記感熱記録層に、下記一般式(1)又は(2)で
表されるスルホニルヒドラジド骨格を有するフェノ−ル
誘導体から選択された1種又は2種以上の化合物を有機
酸性物質として含有せしめたことを特徴とする感熱記録
材料である。
【化3】 (式中、R1 は炭素数1〜8のアルキル基、又はアリー
ル基を表す。また、Xは低級アルキル基、アルコキシ基
又はハロゲンを、nは0〜4の整数を、mは1〜3の整
数を表す。ただし、m+nは5以下である。)
ル基を表す。また、Xは低級アルキル基、アルコキシ基
又はハロゲンを、nは0〜4の整数を、mは1〜3の整
数を表す。ただし、m+nは5以下である。)
【化4】 (式中、R2 は2価の脂肪族炭化水素基又は2価の芳香
族基を表す。また、Xは、低級アルキル基、アルコキシ
基又はハロゲンを、nは0〜4の整数を、mは1〜3の
整数を表す。但し、m+nは5以下である。)
族基を表す。また、Xは、低級アルキル基、アルコキシ
基又はハロゲンを、nは0〜4の整数を、mは1〜3の
整数を表す。但し、m+nは5以下である。)
【0007】本発明において、発色剤として使用される
ロイコ染料は、常温において無色又は淡色であり、加熱
下に酸性物質と反応して発色する物質であり、3,3−
ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルア
ミノフタリド等のトリアリルメタン系染料や、4,4’
−ビスジメチルアミノベンズヒドリドベンジルエーテル
等のジフェニルメタン系染料や、ベンゾイルロイコメチ
レンブルー等のチアジン系染料や、3−メチルスピロジ
ナフトピラン等のスピロ系染料や、7’−アニリノ−
3’−(ジブチルアミノ)−6’−メチルフルオラン等
のフルオラン系染料、その他のロイコオーラミン系、イ
ンドリン系、インジゴ系等の各染料等を挙げることがで
きる。これらの発色剤は、使用に際しては、選ばれた1
種又は2種以上を用いることができる。
ロイコ染料は、常温において無色又は淡色であり、加熱
下に酸性物質と反応して発色する物質であり、3,3−
ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルア
ミノフタリド等のトリアリルメタン系染料や、4,4’
−ビスジメチルアミノベンズヒドリドベンジルエーテル
等のジフェニルメタン系染料や、ベンゾイルロイコメチ
レンブルー等のチアジン系染料や、3−メチルスピロジ
ナフトピラン等のスピロ系染料や、7’−アニリノ−
3’−(ジブチルアミノ)−6’−メチルフルオラン等
のフルオラン系染料、その他のロイコオーラミン系、イ
ンドリン系、インジゴ系等の各染料等を挙げることがで
きる。これらの発色剤は、使用に際しては、選ばれた1
種又は2種以上を用いることができる。
【0008】さらに、本発明において、感熱発色層中に
熱可溶性物質(増感剤)を併用することが好ましい。増
感剤としては融点50〜150℃の熱可溶性有機化合物
が用いられ、それらは例えば、p−ベンジルビフェニ
ル、m−ターフェニル、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ
酸フェニルエステル、ベンジルナフチルエーテル、ジベ
ンジルテレフタレート、p−ベンジルオキシ安息香酸ベ
ンジル、炭酸ジフェニル、炭酸ジトリル、1,2−ビス
(m−トリルオキシ)エタン、シュウ酸ジエステル類、
ヒドラジド類、スルホニルヒドラジド類、ジフェニルス
ルホン類などが挙げられる。そして、3,4,5−トリ
メトキシ安息香酸メチルエステルは、感度、保存安定性
の点で優れる。
熱可溶性物質(増感剤)を併用することが好ましい。増
感剤としては融点50〜150℃の熱可溶性有機化合物
が用いられ、それらは例えば、p−ベンジルビフェニ
ル、m−ターフェニル、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ
酸フェニルエステル、ベンジルナフチルエーテル、ジベ
ンジルテレフタレート、p−ベンジルオキシ安息香酸ベ
ンジル、炭酸ジフェニル、炭酸ジトリル、1,2−ビス
(m−トリルオキシ)エタン、シュウ酸ジエステル類、
ヒドラジド類、スルホニルヒドラジド類、ジフェニルス
ルホン類などが挙げられる。そして、3,4,5−トリ
メトキシ安息香酸メチルエステルは、感度、保存安定性
の点で優れる。
【0009】本発明では、感熱発色層に上記一般式
(1)又は(2)で表されるヒドラジド骨格を有するフ
ェノール誘導体から選択された1種又は2種以上の化合
物を有機酸性物質として配合する。一般式(1)におけ
るR1 のアルキル基としては、Cn H2n+1(但し、nは
1〜8)で表される基があり、アリ−ル基としては、フ
ェニル基、トルイル基等が挙げられる。また、Xの低級
アルキル基としてはメチル基、エチル基、プロピル基等
があり、アルコキシ基としてはメトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基等があり、ハロゲンとしてはフッ素、
塩素、臭素等がある。一般式(2)におけるR2 の2価
の脂肪族炭化水素基としては、Cn H2n(好ましくは、
nは1〜8)で表される基があり、2価の芳香族炭化水
素基としては、フェニレン基、両末端が芳香環である2
価の芳香族基が挙げられる。両末端が芳香環である2価
の芳香族基の好ましい例としては、下記一般式(3)で
表される基や、4環の芳香族基などが挙げられる。この
一般式(3)においてZは−O−、−CH2 −、−CO
−、−S−、−SO2 −、−(CF2 )−等から選ばれ
る。また、一般式(2)におけるXとしては、一般式
(1)におけるXと同様なものが挙げられる。なお、n
は0から4の整数、mは1から3の整数であるが、好ま
しくは、m=1である。
(1)又は(2)で表されるヒドラジド骨格を有するフ
ェノール誘導体から選択された1種又は2種以上の化合
物を有機酸性物質として配合する。一般式(1)におけ
るR1 のアルキル基としては、Cn H2n+1(但し、nは
1〜8)で表される基があり、アリ−ル基としては、フ
ェニル基、トルイル基等が挙げられる。また、Xの低級
アルキル基としてはメチル基、エチル基、プロピル基等
があり、アルコキシ基としてはメトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基等があり、ハロゲンとしてはフッ素、
塩素、臭素等がある。一般式(2)におけるR2 の2価
の脂肪族炭化水素基としては、Cn H2n(好ましくは、
nは1〜8)で表される基があり、2価の芳香族炭化水
素基としては、フェニレン基、両末端が芳香環である2
価の芳香族基が挙げられる。両末端が芳香環である2価
の芳香族基の好ましい例としては、下記一般式(3)で
表される基や、4環の芳香族基などが挙げられる。この
一般式(3)においてZは−O−、−CH2 −、−CO
−、−S−、−SO2 −、−(CF2 )−等から選ばれ
る。また、一般式(2)におけるXとしては、一般式
(1)におけるXと同様なものが挙げられる。なお、n
は0から4の整数、mは1から3の整数であるが、好ま
しくは、m=1である。
【化5】
【0010】
【実施の形態】好ましい具体例としては下記の化合物
1、化合物2、化合物3及び化合物4等が挙げられる。 [化合物1:融点157℃]
1、化合物2、化合物3及び化合物4等が挙げられる。 [化合物1:融点157℃]
【化6】 [化合物2:融点172℃]
【化7】 [化合物3]
【化8】 [化合物4]
【化9】 これらの化合物は、ヒドロキシベンズアルデヒド類とス
ルホニルヒドラジド類をクロロホルム等の溶媒中で反応
することにより合成することができる。例えば4−ヒド
ロキシベンズアルデヒドとp−トルエンスルホニルヒド
ラジドをクロロホルム中で室温攪拌し、生成物を濾取す
ると化合物1が得られる。そして、使用に際しては、こ
れらのうち選ばれた1種又は2種以上を用いることがで
きる。また、これらの使用量については、使用するロイ
コ染料、増感剤及び有機酸性物質の種類等によっても異
なるが、ロイコ染料1重量部に対して有機酸性物質、増
感剤は通常それぞれ1〜6重量部、好ましくは1.5〜
2.5重量部である。
ルホニルヒドラジド類をクロロホルム等の溶媒中で反応
することにより合成することができる。例えば4−ヒド
ロキシベンズアルデヒドとp−トルエンスルホニルヒド
ラジドをクロロホルム中で室温攪拌し、生成物を濾取す
ると化合物1が得られる。そして、使用に際しては、こ
れらのうち選ばれた1種又は2種以上を用いることがで
きる。また、これらの使用量については、使用するロイ
コ染料、増感剤及び有機酸性物質の種類等によっても異
なるが、ロイコ染料1重量部に対して有機酸性物質、増
感剤は通常それぞれ1〜6重量部、好ましくは1.5〜
2.5重量部である。
【0011】また、これらの他、発色部の保存安定性を
はかることを目的に添加されるもので、熱応答性がやや
劣るが、エポキシ樹脂、ステアリン酸亜鉛、サリチル酸
亜鉛などの有機酸性物質の金属塩を併用してもよい。更
に、本発明の感熱記録材料には、その用途等に応じて種
々の添加剤を添加することができる。このような添加剤
としては、例えば、微粒子状に分散したロイコ染料と有
機酸性物質とを互いに隔離した状態で固着させるポリビ
ニルアルコ−ル(PVA)、メチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、ポリアクリル酸カゼイン、ゼラ
チン、デンプンあるいはこれらの誘導体等の結着剤や、
感熱発色層の白色度、筆記具の滑り性、スティッキング
を目的に添加される炭酸カルシウム、カオリン、クレ
ー、タルク、酸化チタン等の白色顔料などがある。これ
らの添加剤は、混合されて又は別個に、紙フィルム等の
支持体上に塗布されて感熱発色層を形成する。また、こ
の感熱発色層は、保護層などの他の層を有していてもよ
い。
はかることを目的に添加されるもので、熱応答性がやや
劣るが、エポキシ樹脂、ステアリン酸亜鉛、サリチル酸
亜鉛などの有機酸性物質の金属塩を併用してもよい。更
に、本発明の感熱記録材料には、その用途等に応じて種
々の添加剤を添加することができる。このような添加剤
としては、例えば、微粒子状に分散したロイコ染料と有
機酸性物質とを互いに隔離した状態で固着させるポリビ
ニルアルコ−ル(PVA)、メチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、ポリアクリル酸カゼイン、ゼラ
チン、デンプンあるいはこれらの誘導体等の結着剤や、
感熱発色層の白色度、筆記具の滑り性、スティッキング
を目的に添加される炭酸カルシウム、カオリン、クレ
ー、タルク、酸化チタン等の白色顔料などがある。これ
らの添加剤は、混合されて又は別個に、紙フィルム等の
支持体上に塗布されて感熱発色層を形成する。また、こ
の感熱発色層は、保護層などの他の層を有していてもよ
い。
【0012】本発明の感熱記録材料においては、この感
熱発色層を構成するロイコ染料が有機酸性物質により発
色した際、その感熱発色層中に含有されているヒドラジ
ド骨格フェノール誘導体が印字画像の堅牢性を生じさせ
ると考えられる。
熱発色層を構成するロイコ染料が有機酸性物質により発
色した際、その感熱発色層中に含有されているヒドラジ
ド骨格フェノール誘導体が印字画像の堅牢性を生じさせ
ると考えられる。
【0013】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づいて、本発明
を具体的に説明する。 実施例1 (1)A液の調製 上記フェノール誘導体(化合物1)11.5重量部、ジ
フェニルスルホン11.5重量部、5wt%−PVA水
溶液46重量部及び水46重量部とをサンドミルを用い
て粉砕混合し平均粒径0.6μmのA液を調製した。 (2)B液の調製 7’−アニリノ−3’−(ジブチルアミノ)−6’−メ
チルフルオラン5.5重量部及び5wt%−PVA水溶
液49.5重量部をペイントシェーカーを用いて粉砕混
合し、平均粒径0.8μmのB液を調製した。 (3)感熱記録紙の調製 A液20重量部、B液10重量部、パラフィンワックス
エマルジョン(中京油脂製:ハイドリンZ−7)1重量
部、パラフィンワックスエマルジョン(中京油脂製:ハ
イドリンP−7)4重量部、50%炭酸カルシウム分散
液10重量部及び10wt%−PVA水溶液11.5重
量部を混合して塗液を調製し、この塗液を基紙上に塗布
して乾燥し、乾燥後の塗布量6g/m2 の感熱記録紙を
得た。 (4)発色試験 このようにして得られた感熱記録紙について、動的発色
試験を行った。動的発色試験は、印字試験機(大倉電気
製)を使用し、感度評価及び耐湿度性試験用に24V、
1.0msで耐可塑剤性試験用に27V、1.9msで
印字を行い、発色濃度をマクベス反射濃度計RD−91
4を使用して測定する方法で行った。結果を表1、表2
に示す。 (5)耐湿度性試験方法 動的発色試験を行った感熱記録紙(24V、1.0m
s)を恒温恒湿器(40℃、相対湿度90%)に10時
間保存し、その後印字部の発色濃度をマクベス反射濃度
計RD−914を使用して測定する方法で行った。残存
率は下記数式(1)により算出した。 残存率=(A−B)/C (1) (式中、Aは耐湿度性試験後の動的発色濃度を示し、B
は耐湿度性試験後の地肌の発色濃度から耐湿度性試験前
の地肌の発色濃度を差し引いた値を示し、Cは耐湿度性
試験前の動的発色濃度を示す。) (6)耐可塑剤性試験方法 動的発色試験を行った感熱記録紙(27V、1.9m
s)に塩化ビニルラップを印字面全面に密着させる。こ
の試験用感熱記録紙を乾燥器(50℃)に10時間保存
し、その後印字部の発色濃度をマクベス反射濃度計RD
−914を使用して測定する方法で行った。残存率は下
記数式(2)により算出した。 残存率=(D−E)/F (2) (式中、Dは耐可塑剤試験後の動的発色濃度を示し、E
は耐可塑剤性試験後の地肌の発色濃度から耐可塑剤性試
験前の地肌の発色濃度を差し引いた値を示し、Fは耐可
塑剤性試験前の動的発色濃度を示す。)
を具体的に説明する。 実施例1 (1)A液の調製 上記フェノール誘導体(化合物1)11.5重量部、ジ
フェニルスルホン11.5重量部、5wt%−PVA水
溶液46重量部及び水46重量部とをサンドミルを用い
て粉砕混合し平均粒径0.6μmのA液を調製した。 (2)B液の調製 7’−アニリノ−3’−(ジブチルアミノ)−6’−メ
チルフルオラン5.5重量部及び5wt%−PVA水溶
液49.5重量部をペイントシェーカーを用いて粉砕混
合し、平均粒径0.8μmのB液を調製した。 (3)感熱記録紙の調製 A液20重量部、B液10重量部、パラフィンワックス
エマルジョン(中京油脂製:ハイドリンZ−7)1重量
部、パラフィンワックスエマルジョン(中京油脂製:ハ
イドリンP−7)4重量部、50%炭酸カルシウム分散
液10重量部及び10wt%−PVA水溶液11.5重
量部を混合して塗液を調製し、この塗液を基紙上に塗布
して乾燥し、乾燥後の塗布量6g/m2 の感熱記録紙を
得た。 (4)発色試験 このようにして得られた感熱記録紙について、動的発色
試験を行った。動的発色試験は、印字試験機(大倉電気
製)を使用し、感度評価及び耐湿度性試験用に24V、
1.0msで耐可塑剤性試験用に27V、1.9msで
印字を行い、発色濃度をマクベス反射濃度計RD−91
4を使用して測定する方法で行った。結果を表1、表2
に示す。 (5)耐湿度性試験方法 動的発色試験を行った感熱記録紙(24V、1.0m
s)を恒温恒湿器(40℃、相対湿度90%)に10時
間保存し、その後印字部の発色濃度をマクベス反射濃度
計RD−914を使用して測定する方法で行った。残存
率は下記数式(1)により算出した。 残存率=(A−B)/C (1) (式中、Aは耐湿度性試験後の動的発色濃度を示し、B
は耐湿度性試験後の地肌の発色濃度から耐湿度性試験前
の地肌の発色濃度を差し引いた値を示し、Cは耐湿度性
試験前の動的発色濃度を示す。) (6)耐可塑剤性試験方法 動的発色試験を行った感熱記録紙(27V、1.9m
s)に塩化ビニルラップを印字面全面に密着させる。こ
の試験用感熱記録紙を乾燥器(50℃)に10時間保存
し、その後印字部の発色濃度をマクベス反射濃度計RD
−914を使用して測定する方法で行った。残存率は下
記数式(2)により算出した。 残存率=(D−E)/F (2) (式中、Dは耐可塑剤試験後の動的発色濃度を示し、E
は耐可塑剤性試験後の地肌の発色濃度から耐可塑剤性試
験前の地肌の発色濃度を差し引いた値を示し、Fは耐可
塑剤性試験前の動的発色濃度を示す。)
【0014】実施例2 実施例1のA液の調製の際に、上記化合物1に代えて化
合物2を用いた以外は、実施例1と全く同様にして感熱
記録紙を調製し、実施例1の場合と同様に発色試験を行
った。感度および耐湿度性試験の結果を表1に、耐可塑
剤性試験の結果を表2に示す。
合物2を用いた以外は、実施例1と全く同様にして感熱
記録紙を調製し、実施例1の場合と同様に発色試験を行
った。感度および耐湿度性試験の結果を表1に、耐可塑
剤性試験の結果を表2に示す。
【0015】実施例3 実施例1のA液の調製の際に、上記化合物1に代えて化
合物4を用いた以外は、実施例1と全く同様にして感熱
記録紙を調製し、実施例1の場合と同様に発色試験を行
った。感度および耐湿度性試験の結果を表1に、耐可塑
剤性試験の結果を表2に示す。
合物4を用いた以外は、実施例1と全く同様にして感熱
記録紙を調製し、実施例1の場合と同様に発色試験を行
った。感度および耐湿度性試験の結果を表1に、耐可塑
剤性試験の結果を表2に示す。
【0016】実施例4 実施例1のA液の調製の際に、ジフェニルスルホンに代
えて3,4,5−トリメトキシ安息香酸メチルエステル
を用いた以外は、実施例1と全く同様にして感熱記録紙
を調製し、実施例1の場合と同様に発色試験を行った。
感度および耐湿度性試験の結果を表1に、耐可塑剤性試
験の結果を表2に示す。
えて3,4,5−トリメトキシ安息香酸メチルエステル
を用いた以外は、実施例1と全く同様にして感熱記録紙
を調製し、実施例1の場合と同様に発色試験を行った。
感度および耐湿度性試験の結果を表1に、耐可塑剤性試
験の結果を表2に示す。
【0017】比較例1 実施例1のA液の調製の際に、化合物1に代えてビスフ
ェノ−ルAを使用する以外は、実施例1と全く同様にし
て感熱記録紙を調製し、実施例1の場合と同様様に発色
試験を行った。感度および耐湿度性試験の結果を表1
に、耐可塑剤性試験の結果を表2に示す。
ェノ−ルAを使用する以外は、実施例1と全く同様にし
て感熱記録紙を調製し、実施例1の場合と同様様に発色
試験を行った。感度および耐湿度性試験の結果を表1
に、耐可塑剤性試験の結果を表2に示す。
【0018】比較例2 実施例1のA液の調製の際に、化合物1に代えて4−ヒ
ドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンを
使用する以外は、実施例1と全く同様にして感熱記録紙
を調製し、実施例1の場合と同様に発色試験を行った。
感度および耐湿度性試験の結果を表1に、耐可塑剤性試
験の結果を表2に示す。
ドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンを
使用する以外は、実施例1と全く同様にして感熱記録紙
を調製し、実施例1の場合と同様に発色試験を行った。
感度および耐湿度性試験の結果を表1に、耐可塑剤性試
験の結果を表2に示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【発明の効果】本発明におけるスルホニルヒドラジド骨
格フェノール誘導体は、感熱記録材料用顕色剤として優
れた熱応答性を有し、画像安定性(耐湿度性、耐可塑剤
性)を改善したものである。
格フェノール誘導体は、感熱記録材料用顕色剤として優
れた熱応答性を有し、画像安定性(耐湿度性、耐可塑剤
性)を改善したものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野中 弘恵 千葉県浦安市今川1−2−18
Claims (2)
- 【請求項1】 常温で無色又は淡色のロイコ染料と加熱
により上記ロイコ染料と反応して発色せしめる有機酸性
物質とを含有する感熱発色層を支持体上に設けてなる感
熱記録材料において、上記感熱発色層に、有機酸性物質
として下記一般式(1)又は(2)で表されるスルホニ
ルヒドラジド骨格を有するフェノール誘導体から選択さ
れた1種又は2種以上の化合物を含有せしめたことを特
徴とする感熱記録材料。 【化1】 (式中、R1 は炭素数1〜8のアルキル基又はアリール
基を表し、Xは低級アルキル基、アルコキシ基又はハロ
ゲンを表し、nは0〜4の整数を、mは1〜3のの整数
を表す。但し、m+nは5以下である。) 【化2】 (式中、R2 は2価の脂肪族炭化水素基又は2価の芳香
族基を表す。また、Xは、低級アルキル基、アルコキシ
基又はハロゲンを、nは0〜4の整数を、mは1〜3の
整数を表す。但し、m+nは5以下である。) - 【請求項2】 感熱発色層に、増感剤として3,4,5
−トリメトキシ安息香酸メチルエステルを含有させてな
る請求項1記載の感熱記録材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8334158A JPH09295463A (ja) | 1996-03-04 | 1996-12-13 | 感熱記録材料 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-46375 | 1996-03-04 | ||
| JP4637596 | 1996-03-04 | ||
| JP8334158A JPH09295463A (ja) | 1996-03-04 | 1996-12-13 | 感熱記録材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09295463A true JPH09295463A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=26386485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8334158A Withdrawn JPH09295463A (ja) | 1996-03-04 | 1996-12-13 | 感熱記録材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09295463A (ja) |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP8334158A patent/JPH09295463A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040302 |