JPH09296090A - 難燃性メタクリル系樹脂組成物 - Google Patents

難燃性メタクリル系樹脂組成物

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JPH09296090A
JPH09296090A JP13053296A JP13053296A JPH09296090A JP H09296090 A JPH09296090 A JP H09296090A JP 13053296 A JP13053296 A JP 13053296A JP 13053296 A JP13053296 A JP 13053296A JP H09296090 A JPH09296090 A JP H09296090A
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JP
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halogen
compound
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JP13053296A
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English (en)
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Tetsuya Sawano
哲哉 沢野
Jun Nakauchi
純 中内
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた難燃性と耐熱性、および耐候性を有
し、金属腐食を防止することができる難燃性メタクリル
系樹脂の開発。 【解決手段】 メチルメタクリレート系樹脂(A)10
0重量部に対して含ハロゲンリン酸エステル系化合物
(B)2〜40重量部およびスズ化合物(C)0.01
〜1.0重量部を含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、難燃性メタクリル
系樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】メチ
ルメタクリレートを主成分とするメタクリル系樹脂は、
透明性で耐候性に優れ、かつ機械的強度、熱的性質なら
びに成形加工性などにおいても比較的バランスのとれた
性能を有しているために、照明材料、光学材料、看板、
ディスプレイ、装飾部材、建築部材など多くの用途に使
用されている。しかしながら、メタクリル系樹脂は、比
較的燃焼し易い性質を有しているためにしばしばその使
用用途が限定されることがある。
【0003】このため、メタクリル系樹脂の難燃化につ
いて多くの改質検討が試みられてきている。例えば特開
昭61−141759号公報には、水酸化マグネシウ
ム、水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム等の無機化
合物をメタクリル系樹脂に配合することが開示されてい
る。しかし、この方法は、難燃性をある程度改良できる
が、得られるメタクリル系樹脂が不透明となり、メタク
リル系樹脂の本来の特性である透明性が失われるという
欠点を有する。
【0004】一方、メタクリル系樹脂の優れた透明性を
損うことなく難燃性を付与する方法として、例えば特開
昭59−41349号公報には、含ハロゲン縮合リン酸
エステル等の有機ハロゲンリン系化合物の難燃剤を使用
する方法が開示されている。また、メタクリル系樹脂の
難燃化に際してリン系化合物を使用してハロゲンを含ま
ない難燃化剤を使用する方法(特開平5−170996
号公報)も開示されているが、難燃性能においてはハロ
ゲン系の化合物が優れている。
【0005】しかしながら、ハロゲン系難燃剤を使用し
て難燃性のメタクリル系樹脂を得る場合、その製造時に
ハロゲン系難燃剤の分解により製造設備の腐食を生じさ
せる。例えばメチルメタクリレート系樹脂成形板の製造
においては、金属製のステンレススチール板が鋳型とし
て用いられているが、ステンレススチールは、酸に対し
ては不働態皮膜を生成しやすく比較的腐食を生じにくい
素材であるにもかかわらず、塩素あるいは塩素イオン等
のハロゲン系物質が共存すると孔食等の腐食を発生させ
る欠点があった。この鋳型の腐食は、樹脂の製造過程に
おける重合発熱、あるいは外部からの加熱、樹脂原料中
や鋳型表面に存在する水分等によるハロゲン含有リン酸
エステルの熱分解あるいは加水分解によりさらに助長さ
れる傾向を示す。
【0006】また、ハロゲン系難燃剤の使用は、上記の
重合時のみならず得られた樹脂の加工時においてもその
難燃剤の熱分解によるシリンダーあるいは金型の腐食を
生じさせる場合がある。例えば特開平2−284954
号公報には、ハロゲン化難燃剤による腐食対策として腐
食を起し難いハロゲン系難燃剤の使用を開示している。
【0007】しかしながら、金属腐食の生じにくいハロ
ゲン化難燃剤の使用は難燃効果が十分でない上に物性や
耐候性を低下させるという欠点があり、そのために利用
分野が限定される等の問題点がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述の状
況に鑑み、優れた難燃性、耐熱性および耐候性を有し、
金属腐食を防止することのできるメタクリル系樹脂を得
ることを目的として鋭意検討した結果、含ハロゲンリン
酸エステル系化合物を用いて難燃性のメチルメタクリレ
ート系樹脂を得るにあたり、それに特定のスズ系化合物
を配合することにより上記の目的が達成されることを見
い出し本発明を完成した。
【0009】すなわち本発明は、メチルメタクリレート
系樹脂(A)100重量部に対して含ハロゲンリン酸エ
ステル系化合物(B)2〜40重量部およびスズ系化合
物(C)0.01〜1.0重量部を含有する難燃性メタ
クリル系樹脂組成物にある。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において使用されるメチル
メタクリレート系樹脂(A)は、メチルメタクリレート
の単独重合体、あるいはメチルメタクリレートと、メチ
ルメタクリレートと共重合可能な他の単量体との共重合
体である。メチルメタクリレートと共重合可能な他の単
量体の具体例としては、エチルメタクリレート、ブチル
メタクリレート等のアルキルメタクリレート、メチルア
クリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート
等のアルキルアクリレート、メタクリル酸、グリシジル
メタクリレート等の官能基を有する単量体、エチレング
リコールジメタクリレート等の分子内に不飽和二重結合
を2個以上有する単量体、シクロヘキシルマレイミド等
のN−置換マレイミド系単量体、無水マレイン酸あるい
はスチレン系単量体、および分子中にアリル基を2個以
上有する多官能アリル系化合物等が挙げられる。
【0011】これらのメチルメタクリレートと共重合可
能な単量体の中でも分子中にアリル基を2個以上有する
多官能アリル化合物は、樹脂の燃焼速度を低下させ、少
量の含ハロゲンリン酸エステル化合物の使用で所望の難
燃効果を発揮させることができる。
【0012】多官能アリル化合物の具体例としては、例
えばフタル酸ジアリル、イソフタル酸ジアリル、テレフ
タル酸ジアリル、トリアリルイソシアヌレート、トリア
リルシアヌレート、ジアリルマレエート、トリアリルト
リメリテート、ジエチレングリコールビスアリルカーボ
ネート、ジフェン酸ジアリル、ポリアリルグリシジルエ
ーテル等が挙げられる。これらの中でも特にトリアリル
イソシアヌレート、トリアリルシアヌレートの使用が好
ましい。
【0013】メチルメタクリレートと共重合可能な他の
単量体の使用量は、メチルメタクリレート系樹脂(A)
中通常30重量%以下の範囲で使用される。特に多官能
アリル化合物を使用する場合の使用量は、メチルメタク
リレート系樹脂(A)100重量部に対して通常2〜1
2重量部の範囲である。2重量部未満では燃焼速度を低
下させることが困難となったり、また燃焼時に溶融変形
あるいは燃焼物の垂れが生じ易くなり、一方、12重量
部を超えると耐熱温度が低下するようになる。さらに多
官能アリル化合物と含ハロゲンリン酸エステル系化合物
(B)の総和は、メチルメタクリレート系樹脂(A)1
00重量部に対して24重量部以下での使用が耐熱性の
点で好ましい。24重量部を超えると耐熱温度が低くな
り実用的でなくなる。
【0014】本発明において使用される含ハロゲンリン
酸エステル系化合物(B)は、ホスフェート、ポリホス
フェート、ホスフォネート、ポリホスフォネート等にお
いてこれらの構造単位中に塩素もしくは臭素のようなハ
ロゲン元素を含有するものである。具体的にはトリス
(クロロエチル)ホスフェート、トリス(ジクロロプロ
ピル)ホスフェートなどの含ハロゲンリン酸エステル;
(株)大八化学工業所製品の難燃剤であるCR504
(含ハロゲンポリホスフェート)、CR509(含ハロ
ゲンポリホスフォネート)などのポリホスフェートおよ
びポリホスフォネート等が挙げられる。これらは1種で
または2種以上を組み合わせて使用することができる。
【0015】これらの含ハロゲンリン酸エステル系化合
物(B)の使用量は、メチルメタクリレート系樹脂
(A)100重量部に対して通常2〜40重量部の範囲
であり、好ましくは3〜30重量部の範囲である。2重
量部未満では難燃効果が低下し、40重量部を超えると
耐熱温度が低下するようになる。
【0016】また、本発明において使用されるスズ系化
合物(C)は、ラウレート系、マレート系、メルカプタ
イド系のジブチルあるいはジオクチル等の有機スズ化合
物である。具体例としてはジブチルスズマレート、ジオ
クチルスズマレート、ジ−n−オクチルスズ−S,S’
−ビス(イソオクチルメルカプトアセテート)、ジブチ
ルスズジラウレート等が挙げられる。これらの化合物は
1種でまたは2種以上を組み合わせて使用することもで
きる。
【0017】これらのスズ化合物(C)の使用量は、メ
チルメタクリレート系樹脂(A)100重量部に対して
0.01〜1.0重量部の範囲である。この範囲より少
ない場合には含ハロゲンリン酸エステル系化合物の分解
に対しての金属の腐食防止効果が低下し、一方、その使
用量が多過ぎる場合には難燃性の低下および透明性の低
下等を招くようになる。
【0018】本発明の難燃性メタクリル系樹脂組成物を
得る方法としては、特に限定されないが、例えばメチル
メタクリレート、メチルメタクリレートとこれと共重合
可能な他の単量体との混合物またはシラップに、含ハロ
ゲンリン酸エステル系化合物、スズ化合物および重合開
始剤を加えて混合した後、これを無機ガラス、あるいは
ステンレススチールまたはアルミニウム等の金属材料か
らなる型と場合によっては原料の漏れを防止するための
適当なシーリングとで構成された鋳型(セル)内に注入
し、室温〜150℃の温度で重合して得る方法が好まし
い方法として挙げられる。この際、重合温度は多段階に
変えて重合することもできる。
【0019】本発明に用いられる重合開始剤としては、
一般にメチルメタクリレートの重合に使用されるラジカ
ル重合開始剤が使用できる。特に好ましくは10時間半
減温度が35℃〜80℃の範囲となる重合開始剤であ
る。そのような重合開始剤としては、ラウロイルパーオ
キサイド、ベンゾイルパーオキサイド、ターシャリブチ
ルパーオキシピバレート、ターシャリブチルパーオキシ
ネオデカノエート、ターシャリブチルパーオキシ−2−
エチルヘキサノエート、ターシャリブチルパーオキシイ
ソブチレート、ターシャリヘキシルパーオキシピバレー
ト、イソプロピルパーオキシジカーボネイト、ジ−2−
エチルヘキシルパーオキシジカーボネイト等の有機過酸
化物系開始剤;2,2′−アゾビスイソブチロニトリ
ル、ジメチル−2,2′−アゾビスイソブチレート、
2,2′−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、
2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、2,2′−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジ
メチルバレロニトリル)等のアゾビス系開始剤が挙げら
れる。
【0020】重合開始剤の使用量は、重合性原料100
重量部に対して0.001〜1.0重量部の範囲であ
る。
【0021】本発明の難燃性メタクリル系樹脂組成物の
重合あるいは賦形に際しては必要により、離型剤、紫外
線吸収剤、光安定剤、また、透明性を維持できる着色
剤、有機あるいは無機フィラー等を添加してもよい。
【0022】以下、本発明を実施例、比較例および参考
例を挙げて更に詳細に説明するが、本発明はこれによっ
て何んら限定されるものではない。実施例および比較例
中の部は重量部を示す。また、実施例および比較例にお
ける物性の評価は以下に示す方法によった。
【0023】(1)燃焼特性 JIS K−6911に準拠して水平燃焼試験を行い、
燃焼挙動を観察しながら水平燃焼速度を測定した。ま
た、運輸省鉄運81号の方法にて燃焼性を調べた。
【0024】(2)耐熱性 JIS K7207に準拠して荷重たわみ温度を測定し
た。
【0025】(3)加速暴露試験 スガ試験機(株)製、サンシャインウエザーメーターを
使用し、ブラックパネル温度63℃、60分サイクル中
降雨12分の条件で加速暴露試験を行い、初期YI値お
よび600時間後のΔYI値の測定を行った。
【0026】[実施例1〜2、比較例1]冷却管、温度
計および撹拌機を取り付けたセパラブルフラスコにメチ
ルメタクリレート3000部を入れ窒素置換した後、撹
拌しながら加熱した。内温が80℃になった時点で重合
開始剤として2,2’−アゾビス−(2,4−ジメチル
バレロニトリル)を1.95部を添加した。さらに加熱
し内温95℃より15分間保持した後、室温まで冷却し
て、粘度が20℃において10ポイズで、かつ重合率が
20%であるシラップを得た。次いで、このシラップ1
00部に対してトリアリルイソシアヌレート(TAI
C)を4.4重量部およびCR509(含ハロゲンポリ
ホスフォネート、(株)大八化学工業所製)を5.5部
添加し混合した。
【0027】次に、この液状混合物300部にTVS8
831(ジ−n−オクチルスズ−S,S′−ビス(イソ
オクチルメルカプトアセテート)、日東化成(株)製)
を表1に示す量を添加混合し、さらに再度重合開始剤と
して2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニ
トリル)を0.195部、さらに離型剤としてジオクチ
ルスルホコハク酸ナトリウムを0.015部、そして紫
外線吸収剤として2−(5−メチル−2−ヒドロキシフ
ェニル)ベンゾトリアゾールを0.3部添加し混合溶解
した。次いで、この混合物を吸引脱気し、片面が鏡面研
磨されたステンレススチール板(SUS304、30c
m×30cm×3mm(厚さ))とポリ塩化ビニル製ガ
スケットから構成されるキャスト用鋳型中に注入し、8
0℃の水浴中60分、さらに130℃の空気浴中で1時
間重合させて厚さ3mmの無色透明樹脂板を得た。この
樹脂板についての評価結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】[比較例2]実施例1のシラップ100部
あたりTAICを4.7重量部、トリフェニルホスフェ
ートを9.4部およびo−ジクロロベンゼンを3.0部
添加して混合した。次いで、この液状混合物300部に
対し実施例1と同様にして重合開始剤、離型剤および紫
外線吸収剤を混合した。以下、実施例1と同様の操作を
行って厚さ3mmの無色透明樹脂板を得た。樹脂中の塩
素含有量およびリン含有量は実施例1にほぼ等しいもの
であった。次いで、この樹脂板について物性を評価した
ところ、水平燃焼速度は10.8mm/分と良好であっ
たが、荷重たわみ温度が68℃と低かった。また加速暴
露試験600時間後のΔYIは6.1と高く黄変が著し
かった。
【0030】[実施例3〜6、比較例3〜4]実施例1
において、TVS8831を表2に示したスズ化合物に
変えて使用した以外は、実施例1と同様の操作を繰り返
し厚さ3mmの無色透明樹脂板を得た。得られた樹脂板
についての評価結果を表2に示す。
【0031】
【表2】
【0032】[実施例7〜10、比較例5〜6]実施例
1のシラップ100部あたりTAICとCR509を表
3に示す量を添加して混合した。次に、この液状混合物
3000部に対しTVS8831を1.5部、重合開始
剤として2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバレ
ロニトリル)を0.24部添加し、さらに離型剤として
ジオクチルスルホコハク酸ナトリウムを0.15部およ
び紫外線吸収剤として2−(5−メチル−2−ヒドロキ
シフェニル)ベンゾトリアゾールを3.0部添加し、混
合溶解した。次いで、この混合液を吸引脱気し、大きさ
61cm×48cm×3mm(厚さ)の片面が鏡面研磨
されたステンレススチール板とポリ塩化ビニル製ガスケ
ットから構成されたキャスト用鋳型中に注入し、76℃
の水浴中60分、さらに130℃の空気浴中で1時間重
合させて厚さ2〜10mmの無色透明樹脂板を得た。得
られた樹脂板についての評価結果を表3に示す。
【0033】
【表3】
【0034】さらに、上記の樹脂板について、鉄道車両
用材料の難燃性試験(運輸省鉄運81号)を行った結
果、実施例7〜10の樹脂板は、アルコール燃焼後の残
炎なくすぐに自己消火し材料区分の難燃性に位置付けら
れる性能を有していた。さらにアルコール量を規格の
0.5ccから1.0ccまで増量した試験も行ったが
いずれもアルコール燃焼後に残炎なくすぐに自己消火し
た。一方、比較例5で得られた樹脂板は、アルコール燃
焼後も自己消火することなく燃焼が拡大した。比較例6
は、アルコール燃焼後の残炎は無く難燃性の区分に入る
性能を有していたが、耐熱性が不足して実用に耐えるも
のではなかった。
【0035】難燃剤の金属に対する腐食性の評価:本発
明の難燃性メタクリル系樹脂組成物において用いられる
含ハロゲンリン酸エステル系化合物とスズ系化合物との
組み合わせからなる難燃剤の金属に対する腐食性につい
て下記の実験を行った。
【0036】[参考例1]50mlのガラス製のサンプ
ル瓶中に、下記表4に示す浸漬液を入れ、その中に、上
記実施例1で使用されたと同じ片面が鏡面仕上げされた
ステンレススチール板から製作された試験片(材質SU
S304、大きさ20mm×40mm)を浸漬液中に約
半分が浸漬するように配置した。その後これらのサンプ
ル瓶を60℃の温度にて100日ないし140日放置し
た後、試験片の外観変化を観察した。得られた結果を表
4に示す。この結果から明らかなように、含ハロゲンリ
ン酸エステル系化合物のみでは金属腐食を生じるが、そ
れに本発明のスズ化合物を共存させた場合には金属腐食
が抑制されることがわかる。
【0037】
【表4】
【0038】[参考例2]この参考例2においては、含
ハロゲンリン酸エステル系化合物を構成する原料である
リン酸とハロゲン化アルキルの存在下での影響を調べ
た。これは含ハロゲンリン酸エステル系化合物の分解が
進んだ加速試験とみなすことができる。浸漬液の組成を
表5のようにし、また浸漬期間を4週間とした以外は参
考例1と同様の操作を繰り返して行った。結果を表5に
示す。液Cのみでは腐食が起るが、これに本発明のスズ
化合物を共存させることにより金属腐食が抑制されるこ
とがわかる。
【0039】
【表5】
【0040】
【発明の効果】本発明の難燃性メタクリル系樹脂組成物
は、スズ化合物を使用しているため、それの製造時、加
工時において含ハロゲンリン酸エステル系化合物の分解
による金属製の鋳型あるいは金型の腐食を防止すること
ができる。さらに本発明の難燃性メタクリル系樹脂組成
物は、難燃性、耐候性、耐熱性に優れており、各種照明
カバー、誘導灯の表示板、看板、遮音板、建材、弱電機
器およびOA機器、人工大理石等に使用することができ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メチルメタクリレート系樹脂(A)10
    0重量部に対して含ハロゲンリン酸エステル系化合物
    (B)2〜40重量部およびスズ系化合物(C)0.0
    1〜1.0重量部を含有する難燃性メタクリル系樹脂組
    成物。
JP13053296A 1996-04-30 1996-04-30 難燃性メタクリル系樹脂組成物 Pending JPH09296090A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100425668C (zh) * 2006-09-06 2008-10-15 湖北省化学研究院 一种挠性印制电路用无卤阻燃胶粘剂
JP2015074740A (ja) * 2013-10-10 2015-04-20 三菱レイヨン株式会社 メタクリル樹脂組成物及びその製造方法並びに樹脂成形体

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