JPH09303538A - 無段変速装置 - Google Patents

無段変速装置

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JPH09303538A
JPH09303538A JP12429696A JP12429696A JPH09303538A JP H09303538 A JPH09303538 A JP H09303538A JP 12429696 A JP12429696 A JP 12429696A JP 12429696 A JP12429696 A JP 12429696A JP H09303538 A JPH09303538 A JP H09303538A
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gear
gear ratio
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shift
variable transmission
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弘喜 五島
Yoshihisa Ito
義久 伊藤
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H2061/6604Special control features generally applicable to continuously variable gearings
    • F16H2061/6608Control of clutches, or brakes for forward-reverse shift

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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】走行状態に適した変速パターンで車両を走行さ
せることができ、運転者の好みに応じた変速パターンで
車両を走行させることができるようにする。 【解決手段】無段階の変速比で変速を行う無段変速機1
2と、該無段変速機12の変速比を変化させるアクチュ
エータと、アップシフト及びダウンシフトの有段の変速
を指示する有段変速指示手段と、有段の変速段、及び該
有段の変速段に対応する変速比が格納された記憶手段
と、前記有段変速指示手段の指示に基づいて前記記憶手
段から変速比を読み出し、該変速比に対応させて前記ア
クチュエータを作動させるアクチュエータ作動手段25
4と、入力手段と、該入力手段の操作に基づいて各有段
の変速段に対応する変速比を設定する変速比設定手段4
60とを有する。各変速段に対応する変速比を設定する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無段変速装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、Vベルト式の無段変速機(CV
T)を搭載した無段変速装置においては、プライマリプ
ーリとセカンダリプーリとの間にVベルトが張設されて
いて、前記プライマリプーリ及びセカンダリプーリの各
「V」字状の溝の間隔を変更することによって、プライ
マリプーリ及びセカンダリプーリの有効径を変化させ、
無段階の変速比で変速を行うようになっている。なお、
この場合、該変速比は、プライマリプーリの回転数をセ
カンダリプーリの回転数で除算することによって得られ
る値である。
【0003】そして、無段変速モードと有段変速モード
とを選択することができるようにした無段変速装置にお
いては、無段変速モードが選択されると、エンジン負荷
に対応させてプライマリプーリの目標回転数が設定さ
れ、該目標回転数が達成されるように変速比が変化させ
られる。また、有段変速モードが選択されると、運転者
がシフトレバー等を操作することによって、あらかじめ
設定された複数の変速段が順次選択され、該各変速段に
対応させて設定された変速比による変速パターンで車両
を走行させることができる。
【0004】そのために、有段の変速段、及び該有段の
変速段に対応する変速比があらかじめ設定され、変速テ
ーブルとして記憶装置に格納される。そして、無段変速
モードから有段変速モードに移行すると、変速比が、一
旦(いったん)、無段変速モードが選択されていたとき
の値に固定され、運転者がシフトレバー等を操作してア
ップシフト又はダウンシフトの有段の変速指示を行う
と、前記変速テーブルの所定の変速段及び変速比が選択
されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の無段変速装置においては、有段の変速段及び変速比
があらかじめ設定されているので、市街地、山岳地、高
速道路等のそれぞれの走行状態において、運転者の好み
に応じた変速パターンで車両を走行させることができな
いことがある。
【0006】すなわち、あらかじめ設定された有段の変
速段及び変速比で車両が走行させられるようになってい
るので、変速パターン自体を変えることはできない。本
発明は、前記従来の無段変速装置の問題点を解決して、
走行状態に適した変速パターンで車両を走行させること
ができるとともに、変速仕様を変えることができ、運転
者の好みに応じた変速パターンで車両を走行させること
ができる無段変速装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の無
段変速装置においては、無段階の変速比で変速を行う無
段変速機と、該無段変速機の変速比を変化させるアクチ
ュエータと、アップシフト及びダウンシフトの有段の変
速を指示する有段変速指示手段と、有段の変速段、及び
該有段の変速段に対応する変速比が格納された記憶手段
と、前記有段変速指示手段の指示に基づいて前記記憶手
段から変速比を読み出し、該変速比に対応させて前記ア
クチュエータを作動させるアクチュエータ作動手段と、
入力手段と、該入力手段の操作に基づいて各有段の変速
段に対応する変速比を設定する変速比設定手段とを有す
る。
【0008】本発明の他の無段変速装置においては、さ
らに、前記変速比設定手段によって設定された各変速比
を適正な範囲に収めるための適正変速比設定手段を有す
る。本発明の更に他の無段変速装置においては、さら
に、前記適正変速比設定手段は、前記変速比設定手段に
よって設定された変速比のうち互いに隣接する変速段の
各変速比を比較する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施の形態における無段変速装置の機能ブロック図であ
る。図において、12は無段階の変速比で変速を行う無
段変速機、43は該無段変速機12の変速比を変化させ
るアクチュエータとしての油圧アクチュエータ、252
は記憶手段としてのRAM、254は前記油圧アクチュ
エータ43を作動させるアクチュエータ作動手段、30
1は有段変速指示手段としてのシフトレバー、452は
入力手段としての操作パネル、460は変速比設定手段
である。
【0010】図2は本発明の実施の形態における無段変
速装置の概略図である。図において、11は無段変速装
置であり、該無段変速装置11は、Vベルト式の無段変
速機12、前後進モード切換装置13、トルクコンバー
タ16、カウンタシャフト17、及びディファレンシャ
ル装置19を有する。そして、前記トルクコンバータ1
6は、フロントカバー27を介してエンジン出力軸20
に連結され、図示しないエンジンによって回転させられ
るポンプインペラ21、入力軸22に連結されたタービ
ンランナ23、ワンウェイクラッチ25を介してケース
10に支持されたステータ26、及び前記フロントカバ
ー27と入力軸22との間に配設されたロックアップク
ラッチ15を有する。
【0011】なお、30はロックアップクラッチプレー
ト15aと入力軸22との間に配設されたダンパスプリ
ング、31は前記ポンプインペラ21に連結され、前記
エンジンからの回転を受けて駆動されるオイルポンプで
ある。前記無段変速機12は、プライマリシャフト32
に固定された固定シーブ33と前記プライマリシャフト
32に対して摺(しゅう)動自在に配設された可動シー
ブ35とから成るプライマリプーリ36、セカンダリシ
ャフト37に固定された固定シーブ39と前記セカンダ
リシャフト37に対して摺動自在に配設された可動シー
ブ40とから成るセカンダリプーリ41、及び前記プラ
イマリプーリ36とセカンダリプーリ41との間に張設
された金属製のVベルト42を有する。
【0012】さらに、プライマリプーリ36の可動シー
ブ35の背面には、ダブルピストン構造の油圧アクチュ
エータ43が、セカンダリプーリ41の可動シーブ40
の背面には、シングルピストン構造の油圧アクチュエー
タ45がそれぞれ配置される。そして、前記プライマリ
プーリ36側の油圧アクチュエータ43は、プライマリ
シャフト32に固定されたシリンダ部材46及び反力支
持部材47、可動シーブ35に固定された筒状部材4
9、並びにピストン部材50を有する。また、前記筒状
部材49、反力支持部材47及び可動シーブ35の背面
によって第1の油圧室51が、シリンダ部材46及びピ
ストン部材50によって第2の油圧室52がそれぞれ形
成される。
【0013】この場合、前記第1の油圧室51及び第2
の油圧室52は、連通孔47aによって互いに連通させ
られ、油圧を受けたときに発生させられる軸方向の力
は、セカンダリプーリ41側の油圧アクチュエータ45
の2倍になる。一方、セカンダリプーリ41側の油圧ア
クチュエータ45は、セカンダリシャフト37に固定さ
れた反力支持部材53、及び可動シーブ40の背面に固
定された筒状部材55を有する。また、前記反力支持部
材53及び筒状部材55によって油圧室56が形成され
る。なお、可動シーブ40と反力支持部材53との間に
プリロード用のスプリング57が配設され、可動シーブ
40を固定シーブ39に向けて付勢する。
【0014】また、前記前後進モード切換装置13は、
前後進切換用のダブルピニオンプラネタリギヤ60、リ
バースブレーキB1 、第1のクラッチC1 、第2のクラ
ッチC2 及びワンウェイクラッチFから成る。そして、
第1のクラッチC1 とワンウェイクラッチFとは直列に
配設され、前記入力軸22とプライマリプーリ36の固
定シーブ33との間に、第1のクラッチC1 及びワンウ
ェイクラッチFと、前記第2のクラッチC2 とが並列に
配設される。
【0015】また、前記ダブルピニオンプラネタリギヤ
60においては、サンギヤSが入力軸22に、第1のピ
ニオンP1 及び第2のピニオンP2 を支持するキャリヤ
CRがプライマリプーリ36の固定シーブ33に、リン
グギヤRが前記リバースブレーキB1 にそれぞれ連結さ
れる。そして、前記カウンタシャフト17には、大ギヤ
61及び小ギヤ62が固定され、前記大ギヤ61とセカ
ンダリシャフト37に固定されたギヤ63とが噛(し)
合させられ、また、小ギヤ62とディファレンシャル装
置19のギヤ65とが噛合させられる。
【0016】前記ディファレンシャル装置19は、前記
ギヤ65が固定されたデフケース76、該デフケース7
6によって支持されたデフギヤ66、及び左右のサイド
ギヤ67、69を有し、前記ギヤ65を介してデフケー
ス76に伝達された回転が、デフギヤ66及びサイドギ
ヤ67、69によって差動させられ、左右の車軸70、
71に伝達される。なお、200はエンジン回転数セン
サ、201は入力軸回転数センサ、202は車速センサ
である。
【0017】次に、前記構成の無段変速装置11の油圧
回路について説明する。図3は本発明の実施の形態にお
ける無段変速装置の油圧回路図である。図において、3
1はオイルポンプ、80はオイルポンプコントロールバ
ルブ、81はコントロールバルブ用ソレノイドバルブ、
82はプライマリレギュレータバルブ、83はセカンダ
リレギュレータバルブ、85はライン圧制御用リニアソ
レノイドバルブ、86はソレノイドバルブ用モジュレー
タバルブである。
【0018】また、87はマニュアルバルブであり、該
マニュアルバルブ87は、運転者の操作によって、図中
の表に示すように、ライン圧ポート1の油圧がポート2
又は3に切り換えられる。そして、89はモジュレータ
バルブ、90はC2コントロールバルブ、91はデュー
ティ制御用ソレノイドバルブ、C1は第1のクラッチC
1 (図2)の油圧サーボ、C2は第2のクラッチC2
油圧サーボ、B1はリバースブレーキB1の油圧サー
ボ、100は前記油圧サーボB1用のアキュムレータ、
101は油圧サーボC1用のアキュムレータである。
【0019】また、102は変速比を制御するためのレ
シオコントロールバルブ、103は該レシオコントロー
ルバルブ102に供給する制御油圧を調整するためのリ
ニアソレノイドバルブ、43はプライマリプーリ36側
の油圧アクチュエータ、45はセカンダリプーリ41側
の油圧アクチュエータである。さらに、16はトルクコ
ンバータ、105はロックアップコントロールバルブ、
106はロックアップリレーバルブ、107はロックア
ップ制御用のリニアソレノイドバルブ、109はクーラ
である。
【0020】次に、前記構成の無段変速装置11の制御
装置について説明する。図4は本発明の実施の形態にお
ける無段変速装置の制御装置のブロック図、図5は本発
明の実施の形態における選速装置の概略図である。図に
おいて、206は車載コンピュータから成る制御部(E
CU)であり、該制御部206に、エンジン回転数を検
出するエンジン回転数センサ200、プライマリプーリ
36(図2)の回転数、すなわち、入力軸22の回転数
(以下「入力軸回転数」という。)を検出する入力軸回
転数センサ201、セカンダリプーリ41の回転数、す
なわち、車速を検出する車速センサ202、アクセル踏
込量、すなわち、スロットル開度を検出するアクセルセ
ンサ203、及びポジションセンサ205がそれぞれ接
続される。
【0021】また、前記制御部206には、ROM25
1及びRAM252が内蔵されていて、前記ROM25
1に制御用プログラム等が格納され、前記RAM252
に有段の変速段、及び該有段の変速段に対応する変速比
があらかじめ設定され、変速テーブルとしてそれぞれ格
納される。この場合、該変速テーブルは、必要に応じて
書き換えることができる。そのために、前記制御部20
6に、液晶ディスプレイ等から成る表示パネル451、
及びキー、スイッチ等から成る操作パネル452が接続
される。
【0022】ところで、本実施の形態において、選速装
置は、図5に示すようなシフトレバー301から成り、
該シフトレバー301を操作することによって、前記ポ
ジションセンサ205を構成する図示しない各スイッチ
がオン・オフされるようになっている。そして、前記シ
フトレバー301を無段変速モード案内溝302内にお
いて移動させることによって、パーキングレンジ位置
P、後進走行レンジ位置R、ニュートラルレンジ位置
N、前進走行レンジ位置D及びローレンジ位置Lに置く
ことができ、前記前進走行レンジ位置Dにシフトレバー
301を置くと、無段変速モードが選択される。
【0023】さらに、シフトレバー301を、モード移
行溝303を介して有段変速モード案内溝304に移動
させ、該有段変速モード案内溝304内において移動さ
せることによって有段の変速を指示することができる。
そして、シフトレバー301をアップシフト位置+に置
くと、前記ポジションセンサ205から制御部206に
アップシフトの変速指示が送られ、シフトレバー301
をダウンシフト位置−に置くと、ポジションセンサ20
5から制御部206にダウンシフトの変速指示が送られ
る。
【0024】また、前記制御部206に、前記コントロ
ールバルブ用ソレノイドバルブ81(図3)を制御する
ためのポンプ用ソレノイド381、ライン圧制御用リニ
アソレノイドバルブ85を制御するためのライン圧用ソ
レノイド385、デューティ制御用ソレノイドバルブ9
1を制御するためのC2 用ソレノイド391、リニアソ
レノイドバルブ103を制御するための変速用ソレノイ
ド403、及びリニアソレノイドバルブ107を制御す
るためのロックアップ用ソレノイド407がそれぞれ接
続される。
【0025】次に、前記構成の制御装置の動作について
説明する。まず、図示しないエンジンの回転がオイルポ
ンプ31に伝達されると、該オイルポンプ31によって
所定の油圧が発生させられる。また、前記制御部206
は、エンジン負荷に基づいて計算された信号SG1をラ
イン圧用ソレノイド385に送り、ライン圧制御用リニ
アソレノイドバルブ85によって制御油圧を発生させ
る。そして、該制御油圧がプライマリレギュレータバル
ブ82に送られると、該プライマリレギュレータバルブ
82は前記オイルポンプ31によって発生させられた油
圧を調圧してライン圧にする。
【0026】また、運転者が無段変速モードにおける前
進走行レンジ又はローレンジを選択して、前記シフトレ
バー301を前進走行レンジ位置D又はローレンジ位置
Lに置くと、マニュアルバルブ87のライン圧ポート1
からの油圧がポート2を介して油圧サーボC1に供給さ
れ、第1のクラッチC1 が係合させられる。その結果、
エンジン出力軸20の回転は、トルクコンバータ16、
入力軸22、ワンウェイクラッチF及び第1のクラッチ
1 を介してプライマリプーリ36に伝達され、無段変
速機12において所定の変速比で変速され、セカンダリ
プーリ41に伝達される。そして、該セカンダリプーリ
41の回転は、カウンタシャフト17及びディファレン
シャル装置19を介して左右の車軸70、71に伝達さ
れる。なお、前進走行レンジが選択されると、ワンウェ
イクラッチFを介して第1のクラッチC1 だけが係合さ
せられるので、コースト時においてエンジンブレーキは
作動しない。
【0027】また、ローレンジが選択されると、シフト
レバー301がローレンジ位置Lに置かれたことがポジ
ションセンサ205によって検出され、制御部206か
らC 2 用ソレノイド391にデューティ信号SG3が送
られる。そして、デューティ制御用ソレノイドバルブ9
1が制御され、C2コントロールバルブ90が切り換え
られて油圧サーボC2に油圧が供給され、第1のクラッ
チC1 のほかに第2のクラッチC2 が係合させられる。
その結果、コースト時にエンジンブレーキを作動させる
ことができる。
【0028】そして、運転者が無段変速モードにおける
後進走行レンジを選択して、シフトレバー301を後進
走行レンジ位置Rに置くと、マニュアルバルブ87のラ
イン圧ポート1からの油圧がポート3を介して油圧サー
ボB1に供給され、リバースブレーキB1 が係合させら
れる。このとき、ダブルピニオンプラネタリギヤ60の
リングギヤRが固定され、入力軸22からサンギヤSに
入力された回転は、キャリヤCRから逆方向の回転とし
て出力され、プライマリプーリ36に伝達される。
【0029】ところで、前記無段変速機12において
は、セカンダリプーリ41側の油圧アクチュエータ45
にプライマリレギュレータバルブ82からのライン圧が
常時供給されていて、前記油圧アクチュエータ45によ
って負荷トルクに応じたベルト挟持力が発生させられ
る。一方、前記制御部206から変速用ソレノイド40
3に送られる変速信号SG4に基づいて、リニアソレノ
イドバルブ103が制御され、制御油圧が発生させられ
る。そして、該制御油圧によってレシオコントロールバ
ルブ102が制御され、該レシオコントロールバルブ1
02によって制御されたアプライ油圧がプライマリプー
リ36側の油圧アクチュエータ43に供給される。その
結果、無段変速機12の変速比が決定される。
【0030】この場合、前記制御部206において、例
えば、最良燃費でエンジンを駆動することができる最良
燃費動力線に基づいて、アクセルセンサ203によって
検出されたスロットル開度に対応する最良燃費プライマ
リプーリ回転数が算出され、該最良燃費プライマリプー
リ回転数が目標回転数として設定される。そして、入力
軸回転数センサ201によって検出された実際の入力軸
回転数と前記目標回転数とが比較され、実際の入力軸回
転数が目標回転数より高い場合は、前記アプライ油圧が
高くされる。その結果、プライマリプーリ36の有効径
が大きくなって無段変速機12の変速比は小さくなり、
アップシフトの変速が行われる。また、実際の入力軸回
転数が目標回転数より低い場合は、前記アプライ油圧が
低くされる。その結果、プライマリプーリ36の有効径
が小さくなって無段変速機12の変速比は大きくなり、
ダウンシフトの変速が行われる。
【0031】そして、無段変速モードにおける前進走行
レンジが選択されているときに、有段変速モードが選択
されると、前記ポジションセンサ205は、シフトレバ
ー301が有段変速モード案内溝304に移動させられ
たことを検出し、有段変速モード検出信号SG5を制御
部206に送る。該制御部206は、ポジションセンサ
205から有段変速モード検出信号SG5が送られる
と、無段変速モードから有段変速モードに移行したと判
断し、無段変速モードから有段変速モードに移行したと
きの変速比を移行時変速比αM として算出する。ここ
で、無段変速モードから有段変速モードに移行したとき
の入力軸回転数をNI 、車速をNO とすると、 αM =NI /NO になる。
【0032】そして、前記制御部206は、目標の変速
比αに前記移行時変速比αM をセットすることによっ
て、変速比を移行時変速比αM の値に固定する。次に、
前記制御部206は、ポジションセンサ205から送ら
れた変速操作検出信号SG6に基づいて、有段変速モー
ドにおいて変速指示があったかどうかを判断し、変速指
示があった場合は、更にアップシフトの変速指示があっ
たかどうかを判断する。この場合、有段変速モード案内
溝304に移動させられたシフトレバー301が、有段
変速モード案内溝304内を移動させられてアップシフ
ト位置+に置かれると、アップシフトの変速指示があっ
たと判断され、ダウンシフト位置−に置かれると、ダウ
ンシフトの変速指示があったと判断される。
【0033】そして、運転者が前記シフトレバー301
をアップシフト位置+に置くと、前記制御部206は、
1段上の変速段が選択されたと判断し、前記RAM25
2に格納された変速テーブルを参照して、1段上の変速
段の変速比を読み出し、該変速比による変速出力を発生
させる。その結果、プライマリプーリ36の有効径が大
きくなり、アップシフトの変速が行われる。
【0034】また、運転者が前記シフトレバー301を
ダウンシフト位置−に置くと、前記制御部206は、1
段下の変速段が選択されたと判断し、前記RAM252
に格納された変速テーブルを参照して、1段下の変速段
の変速比を読み出し、該変速比による変速出力を発生さ
せる。その結果、プライマリプーリ36の有効径が小さ
くなり、ダウンシフトの変速が行われる。
【0035】そして、前記移行時変速比αM と1段上の
変速段の変速比との差が小さく、所定の範囲に収まる場
合には、更に1段上の変速段の変速比が選択され、同様
に、前記移行時変速比αM と1段下の変速段の変速比と
の差が小さく、所定の範囲に収まる場合には、更に1段
下の変速段の変速比が選択される。ところで、前述した
ように、前記RAM252に格納された変速テーブル
は、あらかじめ設定された複数の有段の変速段、及び該
各有段の変速段に対応させて設定された変速比とから成
る。そして、前記各有段の変速段及び各変速比の組合せ
から成る変速パターンが、各変速仕様モードごとに、か
つ、各走行状態モードごとに設定される。
【0036】したがって、変速仕様モード及び走行状態
モードを選択することによって、変速仕様及び走行状態
に適した変速パターンを選択することができる。また、
アップシフトの変速とダウンシフトの変速とで変速パタ
ーンを異ならせることもできる。例えば、本実施の形態
においては、変速仕様モードとして、標準的な変速パタ
ーンから成る標準仕様モード、著名なサーキット場で車
両を走行させるのに適した変速パターンから成るサーキ
ット仕様モード、著名なスポーツカーを走行させるのに
適した変速パターンから成るスポーツカー仕様モード、
及び運転者が任意に設定することができる変速パターン
から成るオリジナル仕様モードがあり、運転者は、前記
標準仕様モード、サーキット仕様モード、スポーツカー
仕様モード及びオリジナル仕様モードのうち、任意の変
速仕様モードを選択することができる。
【0037】そして、前記標準仕様モードの走行状態モ
ードとして、市街地走行に適した変速パターンから成る
市街地モード、山岳地走行に適した変速パターンから成
る山岳地モード、高速道路走行に適した変速パターンか
ら成る高速道路モードがあり、運転者は、前記市街地モ
ード、山岳地モード及び高速道路モードのうち、任意の
走行状態モードを選択することができる。
【0038】また、サーキット仕様モードの走行状態モ
ードとして、各サーキット場の走行状態に適した鈴鹿モ
ード、富士スピードウェイモード、瑞浪モード等があ
り、スポーツカー仕様モードとして、各車両による走行
状態に適したフェラーリモード、ポルシェモード、ラン
チャモード等があり、運転者は任意の走行状態モードを
選択することができる。
【0039】さらに、オリジナル仕様モードの場合、運
転者が好みに応じて任意の走行状態モードを設定するこ
とができる。そして、前記標準仕様モード、サーキット
仕様モード及びスポーツカー仕様モードにおいては、各
走行状態モードごとに、例えば、4〜8段の所定の変速
段があらかじめ設定され、各変速段に対応させて変速比
もあらかじめ設定されている。
【0040】また、前記オリジナル仕様モードにおいて
は、運転者が変速段数を任意に設定することができるだ
けでなく、各変速段に対応する変速比を任意に設定する
こともできる。この場合、アップシフトの変速とダウン
シフトの変速とで変速パターンを同じにすることも異な
らせることもできる。したがって、運転者は、変速仕様
及び運転者の好みに応じた変速パターンで車両を走行さ
せることができる。
【0041】次に、変速パターンを設定する際の無段変
速装置11の動作について説明する。図6は本発明の実
施の形態における無段変速装置の動作を示すメインルー
チンのフローチャート、図7は本発明の実施の形態にお
ける表示パネルの表示例を示す図である。
【0042】まず、運転者は、変速パターンを設定しよ
うとする場合、操作パネル452(図4)を操作して、
表示パネル451に図7に示すような変速パターン設定
画面461を表示させ、続いて、オリジナル仕様モード
を選択するかどうかの指示を行う。前記変速パターン設
定画面461は、選択された変速仕様モードを表示する
ための変速仕様モード表示領域AR1、選択された走行
状態モードを表示するための走行状態モード表示領域A
R2、選択された変速段数を表示するための変速段数表
示領域AR3、変速パターンを更新している状態である
かどうかを表示するための更新状態表示領域AR4、R
AM252に格納している状態であるかどうかを表示す
るためのメモリ格納状態表示領域AR5、設定された変
速比を表示するための設定変速比表示領域AR6、カー
ソル位置を表示するためのカーソル表示領域AR7、及
び選択された変速段数までの各変速段を表示するための
変速段表示領域AR8から成る。
【0043】そして、前記制御部206は、オリジナル
仕様モードを選択する旨の指示があったかどうかを判断
し、指示があった場合は直ちに変速段入力処理を行い、
指示がない場合はモード入力処理を行った後、変速段入
力処理を行う。前記モード入力処理において、前記制御
部206は、運転者による操作パネル452の操作に基
づいて、標準仕様モード、サーキット仕様モード及びス
ポーツカー仕様モードのうち、いずれかの変速仕様モー
ドを選択し、各変速仕様モードのうち、いずれかの走行
状態モードを選択する。その結果、選択された変速仕様
モードが前記変速仕様モード表示領域AR1に、選択さ
れた走行状態モードが前記走行状態モード表示領域AR
2にそれぞれ表示される。
【0044】また、前記変速段入力処理において、制御
部206は、運転者による操作パネル452の操作に基
づいて、変速段数を選択する。その結果、選択された変
速段数が前記変速段数表示領域AR3に、選択された変
速段数までの各変速段が前記変速段表示領域AR8に、
各変速段に対応させてあらかじめ設定された変速比が前
記設定変速比表示領域AR6にそれぞれ表示される。
【0045】次に、前記制御部206の変速比設定手段
460(図1)は、変速比設定処理を行う。このとき、
運転者が操作パネル452を操作することによって、設
定変速比表示領域AR6に表示された各変速比をそのま
まRAM252に格納することができるとともに、表示
された各変速比を任意の変速比に変更してRAM252
に格納することもできる。
【0046】なお、前記制御部206の図示しない適正
変速比設定手段は、表示された各変速比が変更された場
合、各変速段に対応させて設定された変速比が適正な範
囲に収まるかどうかを判断する。そのために、前記適正
変速比設定手段は、設定された各変速段でアップシフト
の変速及びダウンシフトの変速を行った場合に、変速比
が、エンジンにエンストを起こさせてしまう最小回転数
に対応する最小変速比より大きく、しかも、エンジンに
オーバーレボリューションを発生させてしまう最大回転
数に対応する最小変速比より小さいかどうかを判断す
る。
【0047】この場合、エンジンにエンストを起こさせ
てしまうかどうか、及びエンジンにオーバーレボリュー
ションを発生させてしまうかどうかは、そのときのエン
ジン回転数によって異なる。本実施の形態においては、
前記適正変速比設定手段は、設定された変速比のうち互
いに隣接する二つの変速段の各変速比をそれぞれr、r
+1としたとき、アップシフトの変速を行う場合、r/
(r+1)の値が適正な範囲に収まるかどうかを判断す
る。
【0048】そして、エンジンにエンストが起こるのを
防止するためにr/(r+1)の値の最小値を、エンジ
ン回転数の変化が小さいことによって運転者が変速を実
感しなくなるのを防止するためにr/(r+1)の値の
最大値をそれぞれ設定し、例えば、 0.55<r/(r+1)<0.8 になるように変速比を設定する。
【0049】したがって、エンジン回転数が4000
〔rmp〕であるときにアップシフトの変速が指示され
ると、変速後にエンジン回転数は2200〜3200
〔rmp〕の値に変化する。また、エンジン回転数が1
000〔rmp〕であるときにアップシフトの変速が指
示されると、エンジン回転数が550〔rmp〕になる
可能性があるので、エンジン回転数が過度に低い場合、
変速を禁止することもできる。
【0050】一方、ダウンシフトの変速を行う場合、前
記適正変速比設定手段は、(r+1)/rの値が適正な
範囲に収まるかどうかを判断する。そして、エンジンに
オーバーレボリューションを発生させるのを防止するた
めにr/(r+1)の値の最小値を、エンジン回転数の
変化が小さいことによって運転者が変速を実感しなくな
るのを防止するためにr/(r+1)の値の最大値をそ
れぞれ設定し、例えば、 1/0.8<r/(r+1)<1/ 0.55 になるように変速比を設定する。
【0051】したがって、エンジン回転数が3000
〔rmp〕であるときにダウンシフトの変速が指示され
ると、変速後にエンジン回転数は3750〜5456
〔rmp〕の値に変化する。また、エンジン回転数が4
000〔rmp〕であるときにダウンシフトの変速が指
示されると、エンジン回転数が7272〔rmp〕にな
る可能性があるので、エンジン回転数が過度に高い場
合、変速を禁止することもできる。
【0052】このようにして、変速仕様モード、走行状
態モード及び変速段数が選択され、各変速段に対応する
変速比等がそれぞれ設定されると、制御部206は、運
転者による操作パネル452の操作に基づいて変速比格
納処理を行い、設定された変速段及び変速比を前記RA
M252に格納する。次に、フローチャートについて説
明する。 ステップS1 制御部206は、オリジナル仕様モード
を選択する旨の指示があったかどうかを判断する。オリ
ジナル仕様モードを選択する旨の指示があった場合はス
テップS3に、なかった場合はステップS2に進む。 ステップS2 モード入力処理を行う。 ステップS3 変速段入力処理を行う。 ステップS4 選択された変速段に対応させてあらかじ
め設定された変速比を表示する。 ステップS5 変速比設定処理を行う。 ステップS6 変速比格納処理を行う。 ステップS7 変速比出力処理を行う。
【0053】次に、図6のステップS2におけるモード
入力処理のサブルーチンについて説明する。図8は本発
明の実施の形態におけるモード入力処理のサブルーチン
のフローチャートである。 ステップS2−1 変速仕様モードをモニタに出力す
る。 ステップS2−2 選択された変速仕様モードを入力す
る。 ステップS2−3 走行状態モードをモニタに出力す
る。 ステップS2−4 選択された走行状態モードを入力す
る。
【0054】次に、図6のステップS5における変速比
設定処理のサブルーチンについて説明する。図9は本発
明の実施の形態における変速比設定処理のサブルーチン
のフローチャートである。 ステップS5−1 変速段を選択する。 ステップS5−2 設定された変速比を入力する。 ステップS5−3 設定された変速比が適正な範囲に収
まるかどうかを判断する。設定された変速比が適正な範
囲に収まる場合はステップS5−4に進み、収まらない
場合はステップS5−2に戻る。 ステップS5−4 変速比の入力が終了したかどうかを
判断する。変速比の入力が終了した場合は処理を終了
し、変速比の入力が終了していない場合はステップS5
−1に戻る。
【0055】次に、図6のステップS6における変速比
格納処理のサブルーチンについて説明する。図10は本
発明の実施の形態における変速比格納処理のサブルーチ
ンのフローチャートである。 ステップS6−1 設定された変速比をRAM252
(図1)に格納するかどうかを判断する。設定された変
速比をRAM252に格納する場合はステップS6−2
に進み、格納しない場合は処理を終了する。 ステップS6−2 変速比を格納する。
【0056】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、無段変速装置においては、無段階の変速比で変速
を行う無段変速機と、該無段変速機の変速比を変化させ
るアクチュエータと、アップシフト及びダウンシフトの
有段の変速を指示する有段変速指示手段と、有段の変速
段、及び該有段の変速段に対応する変速比が格納された
記憶手段と、前記有段変速指示手段の指示に基づいて前
記記憶手段から変速比を読み出し、該変速比に対応させ
て前記アクチュエータを作動させるアクチュエータ作動
手段と、入力手段と、該入力手段の操作に基づいて各有
段の変速段に対応する変速比を設定する変速比設定手段
とを有する。
【0057】この場合、運転者がアップシフト及びダウ
ンシフトの変速を指示すると、前記記憶手段から変速比
が読み出され、該変速比に対応させて前記アクチュエー
タが作動させられ、無段変速機の変速比が変化させられ
る。したがって、各変速段に対応する変速比を設定する
ことができるので、運転者は、適正な変速パターンで車
両を走行させることができる。
【0058】また、運転者の好みに応じた変速パターン
で車両を走行させることもできる。本発明の他の無段変
速装置においては、さらに、前記変速比設定手段によっ
て設定された各変速比を適正な範囲に収めるための適正
変速比設定手段を有する。この場合、設定された各変速
比が適正な範囲に収まるので、エンジンにエントストを
起こさせたり、オーバーレボリューションを発生させた
りするのを防止することができる。
【0059】本発明の更に他の無段変速装置において
は、さらに、前記適正変速比設定手段は、前記変速比設
定手段によって設定された変速比のうち互いに隣接する
変速段の各変速比を比較する。この場合、アップシフト
及びダウンシフトの変速を行ったときのエンジン回転数
に応じて、設定された各変速比を適正な範囲に収めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における無段変速装置の機
能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における無段変速装置の概
略図である。
【図3】本発明の実施の形態における無段変速装置の油
圧回路図である。
【図4】本発明の実施の形態における無段変速装置の制
御装置のブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態における選速装置の概略図
である。
【図6】本発明の実施の形態における無段変速装置の動
作を示すメインルーチンのフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態における表示パネルの表示
例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるモード入力処理の
サブルーチンのフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態における変速比設定処理の
サブルーチンのフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態における変速比格納処理
のサブルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
11 無段変速装置 12 無段変速機 43 油圧アクチュエータ 252 RAM 254 アクチュエータ作動手段 301 シフトレバー 451 表示パネル 452 操作パネル 460 変速比設定手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無段階の変速比で変速を行う無段変速機
    と、該無段変速機の変速比を変化させるアクチュエータ
    と、アップシフト及びダウンシフトの有段の変速を指示
    する有段変速指示手段と、有段の変速段、及び該有段の
    変速段に対応する変速比が格納された記憶手段と、前記
    有段変速指示手段の指示に基づいて前記記憶手段から変
    速比を読み出し、該変速比に対応させて前記アクチュエ
    ータを作動させるアクチュエータ作動手段と、入力手段
    と、該入力手段の操作に基づいて各有段の変速段に対応
    する変速比を設定する変速比設定手段とを有することを
    特徴とする無段変速装置。
  2. 【請求項2】 前記変速比設定手段によって設定された
    各変速比を適正な範囲に収めるための適正変速比設定手
    段を有する請求項1に記載の無段変速装置。
  3. 【請求項3】 前記適正変速比設定手段は、前記変速比
    設定手段によって設定された変速比のうち互いに隣接す
    る変速段の各変速比を比較する請求項2に記載の無段変
    速装置。
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