JPH09303723A - 触媒燃焼装置 - Google Patents
触媒燃焼装置Info
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- JPH09303723A JPH09303723A JP8121189A JP12118996A JPH09303723A JP H09303723 A JPH09303723 A JP H09303723A JP 8121189 A JP8121189 A JP 8121189A JP 12118996 A JP12118996 A JP 12118996A JP H09303723 A JPH09303723 A JP H09303723A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 触媒燃焼停止後に長期間放置した場合の触媒
燃焼開始時における触媒活性の低下を抑制すること。 【解決手段】 パラジウムを含む触媒層1、燃料供給管
2、エアーコンプレッサー4、流量制御装置3、5、燃
料−空気混合室6、燃焼室13、炎口7、着火用電極8
を設け、さらに触媒層1の下流側に排ガス検出器9を設
置し、未燃焼炭化水素(以下HC)などを検出できる。
排ガス検出器9のさらに下流側には、浄化用の空気供給
管10の出口、浄化触媒層11を順に設置している。排
ガス検出器9の信号に基づいて、流量制御装置3、5の
制御が行える。その制御により、触媒燃焼停止時に、燃
料が完全燃焼するのに必要な空気量以下に空気供給量を
減少、もしくは燃料のみを供給して、触媒に対して還元
雰囲気を与える。
燃焼開始時における触媒活性の低下を抑制すること。 【解決手段】 パラジウムを含む触媒層1、燃料供給管
2、エアーコンプレッサー4、流量制御装置3、5、燃
料−空気混合室6、燃焼室13、炎口7、着火用電極8
を設け、さらに触媒層1の下流側に排ガス検出器9を設
置し、未燃焼炭化水素(以下HC)などを検出できる。
排ガス検出器9のさらに下流側には、浄化用の空気供給
管10の出口、浄化触媒層11を順に設置している。排
ガス検出器9の信号に基づいて、流量制御装置3、5の
制御が行える。その制御により、触媒燃焼停止時に、燃
料が完全燃焼するのに必要な空気量以下に空気供給量を
減少、もしくは燃料のみを供給して、触媒に対して還元
雰囲気を与える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ガス等の燃料
を用いた触媒燃焼装置に関するものである。
を用いた触媒燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、触媒燃焼の停止は、一酸化炭素、
未燃焼炭化水素などの放出をさけるために、燃料供給を
停止させた後に空気供給を停止させるか、燃料と空気の
供給を同時に停止させていた。
未燃焼炭化水素などの放出をさけるために、燃料供給を
停止させた後に空気供給を停止させるか、燃料と空気の
供給を同時に停止させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように触媒燃焼
を停止させると、パラジウムが酸化度の高い状態にな
り、空気雰囲気下で放置することによって、PdO、も
しくは、これに近い状態になり、酸化パラジウム結晶格
子中の酸素欠陥が減少するため、2〜3日後には著しく
着火時の活性が低下し、触媒燃焼を開始させるために
は、予熱時間を長くするなどの対処が必要であった。
を停止させると、パラジウムが酸化度の高い状態にな
り、空気雰囲気下で放置することによって、PdO、も
しくは、これに近い状態になり、酸化パラジウム結晶格
子中の酸素欠陥が減少するため、2〜3日後には著しく
着火時の活性が低下し、触媒燃焼を開始させるために
は、予熱時間を長くするなどの対処が必要であった。
【0004】本発明はこのような従来の触媒燃焼装置の
課題を考慮し、長時間放置しても、触媒燃焼開始時に優
れた触媒活性を有する触媒燃焼装置を提供することを目
的とするものである。
課題を考慮し、長時間放置しても、触媒燃焼開始時に優
れた触媒活性を有する触媒燃焼装置を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の触媒燃焼装置
は、少なくともパラジウムを含む触媒層を備え、燃焼停
止時に、空気流量を燃料が完全燃焼するのに必要な空気
量以下まで減少、あるいは、空気供給を完全に停止さ
せ、燃料ガスのみを供給することによって、触媒層に還
元雰囲気を与えることを特徴とするものである。触媒燃
焼を停止させることによって、長期間放置後でも、触媒
燃焼開始時の触媒活性低下を避けることができる。
は、少なくともパラジウムを含む触媒層を備え、燃焼停
止時に、空気流量を燃料が完全燃焼するのに必要な空気
量以下まで減少、あるいは、空気供給を完全に停止さ
せ、燃料ガスのみを供給することによって、触媒層に還
元雰囲気を与えることを特徴とするものである。触媒燃
焼を停止させることによって、長期間放置後でも、触媒
燃焼開始時の触媒活性低下を避けることができる。
【0006】燃焼中の触媒層に対して燃料過剰の混合ガ
スを供給すると、未燃焼炭化水素や一酸化炭素などの発
生が起こる。触媒層の下流で排ガスの特定成分を検出
し、その情報に基づいて、混合ガスの供給を制御するこ
とにより、大量の不完全燃焼ガスの放出を防ぐことがで
きる。
スを供給すると、未燃焼炭化水素や一酸化炭素などの発
生が起こる。触媒層の下流で排ガスの特定成分を検出
し、その情報に基づいて、混合ガスの供給を制御するこ
とにより、大量の不完全燃焼ガスの放出を防ぐことがで
きる。
【0007】触媒層の下流に浄化触媒層を設置し、かつ
触媒層と浄化触媒層の中間に必要量の空気を供給するこ
とによって、触媒燃焼停止時の不完全燃焼ガス放出を完
全に抑制することができる。
触媒層と浄化触媒層の中間に必要量の空気を供給するこ
とによって、触媒燃焼停止時の不完全燃焼ガス放出を完
全に抑制することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。まず本発明の原理について
説明する。触媒層に用いているパラジウムは燃焼時には
部分酸化状態、もしくは金属に近い状態であるが、燃焼
停止時に酸素の過剰な状態で温度を下げることによっ
て、酸化度の高い状態になる。この段階では酸化パラジ
ウムの結晶格子中には酸素欠陥が多く含まれており、触
媒活性も高いため、触媒燃焼は容易に開始できるが2〜
3日間、空気雰囲気中で放置すると、酸化パラジウム中
の酸素欠陥が減少し、触媒活性は著しく低下する。本発
明では、触媒燃焼を燃料過剰の混合ガスを供給しながら
停止させることにより、パラジウムが金属に近い状態に
なるようにして、触媒活性の低下を抑制している。触媒
燃焼停止時には、空気を供給することによって、触媒層
で燃焼反応が起こり、触媒層の温度が下がるのに時間が
かかって、HCやCOの発生が多くなると同時に、パラ
ジウムの還元反応が充分に終了しない恐れがあるので、
空気供給は完全に停止させた方が良い。また、触媒燃焼
停止時に、空気供給を減少、または停止させた後に、し
ばらくしてからCOの発生が始まるが、その前にCOよ
り反応性の低いHCの排出が始まる。したがって、触媒
層下流のHC増加を検出し、混合ガスの供給を停止させ
ることにより、COの発生は避けることができ、HCも
ほぼ抑制できる。HC、COの外部への排出を避けるた
めには、触媒層下流に浄化触媒層を設置するが、触媒層
には燃料過剰の混合ガスを供給しているため、不足分の
空気を浄化触媒層の上流部に供給する必要がある。本発
明で用いる触媒層はパラジウムを含むものであれば、白
金やロジウム、その他の金属との混合系であっても良
い。また、アルミナを始めとする担体にパラジウムが担
持されたようなものでも、複合酸化物などのマトリック
ス中にパラジウムイオンなどの形で取り込まれたもので
も良い。本実施の形態では、触媒層としてコージェライ
トハニカムにパラジウムを担持させたアルミナをコーテ
ィングさせて用いたが、ハニカムの材質、形状はどのよ
うなものでも良く、ハニカムを用いずに単にパラジウム
を担体に担持させた粉末をそのまま触媒層として用いて
も良い。
て図面を参照して説明する。まず本発明の原理について
説明する。触媒層に用いているパラジウムは燃焼時には
部分酸化状態、もしくは金属に近い状態であるが、燃焼
停止時に酸素の過剰な状態で温度を下げることによっ
て、酸化度の高い状態になる。この段階では酸化パラジ
ウムの結晶格子中には酸素欠陥が多く含まれており、触
媒活性も高いため、触媒燃焼は容易に開始できるが2〜
3日間、空気雰囲気中で放置すると、酸化パラジウム中
の酸素欠陥が減少し、触媒活性は著しく低下する。本発
明では、触媒燃焼を燃料過剰の混合ガスを供給しながら
停止させることにより、パラジウムが金属に近い状態に
なるようにして、触媒活性の低下を抑制している。触媒
燃焼停止時には、空気を供給することによって、触媒層
で燃焼反応が起こり、触媒層の温度が下がるのに時間が
かかって、HCやCOの発生が多くなると同時に、パラ
ジウムの還元反応が充分に終了しない恐れがあるので、
空気供給は完全に停止させた方が良い。また、触媒燃焼
停止時に、空気供給を減少、または停止させた後に、し
ばらくしてからCOの発生が始まるが、その前にCOよ
り反応性の低いHCの排出が始まる。したがって、触媒
層下流のHC増加を検出し、混合ガスの供給を停止させ
ることにより、COの発生は避けることができ、HCも
ほぼ抑制できる。HC、COの外部への排出を避けるた
めには、触媒層下流に浄化触媒層を設置するが、触媒層
には燃料過剰の混合ガスを供給しているため、不足分の
空気を浄化触媒層の上流部に供給する必要がある。本発
明で用いる触媒層はパラジウムを含むものであれば、白
金やロジウム、その他の金属との混合系であっても良
い。また、アルミナを始めとする担体にパラジウムが担
持されたようなものでも、複合酸化物などのマトリック
ス中にパラジウムイオンなどの形で取り込まれたもので
も良い。本実施の形態では、触媒層としてコージェライ
トハニカムにパラジウムを担持させたアルミナをコーテ
ィングさせて用いたが、ハニカムの材質、形状はどのよ
うなものでも良く、ハニカムを用いずに単にパラジウム
を担体に担持させた粉末をそのまま触媒層として用いて
も良い。
【0009】次に浄化触媒層について述べる。浄化触媒
層は触媒層と同じく、どのようなものでも良いが、排ガ
ス中の希薄なHCが浄化できるように、触媒層よりも活
性でなければならず、さらに、浄化性能を向上させるた
めに、触媒層に近づけるか、電気などで加熱し、浄化触
媒層の温度を高くする方が良い。
層は触媒層と同じく、どのようなものでも良いが、排ガ
ス中の希薄なHCが浄化できるように、触媒層よりも活
性でなければならず、さらに、浄化性能を向上させるた
めに、触媒層に近づけるか、電気などで加熱し、浄化触
媒層の温度を高くする方が良い。
【0010】本実施の形態では燃料ガスとして、都市ガ
スを用いたが、プロパンガス、ブタンガス、ガソリン、
灯油などパラジウムを燃焼に用いることができる燃料な
らば、どのようなものでも良い。
スを用いたが、プロパンガス、ブタンガス、ガソリン、
灯油などパラジウムを燃焼に用いることができる燃料な
らば、どのようなものでも良い。
【0011】図1に本発明の触媒燃焼装置の構成を示
す。図1において、1はパラジウムを含む触媒層、2は
燃料供給管(都市ガス配管など)、4はエアーコンプレ
ッサー、3、5は流量制御装置、6は燃料−空気混合室
で、燃焼室13の入り口付近には炎口7を備えており、
その近傍には着火用電極8を設置している。触媒層1の
下流側には排ガス検出器9を設置し、未燃焼炭化水素
(以下HC)などを検出できるようにしてある。排ガス
検出器9のさらに下流側には、浄化用の空気供給管10
の出口、浄化触媒層11を順に設置している。また、排
ガス検出器9の信号に基づいて、流量制御装置3、5の
制御が行えるようにしてある。また、燃焼室13の前方
にはセキエイガラス12が設けられそこから熱線が放出
されるようになっている。
す。図1において、1はパラジウムを含む触媒層、2は
燃料供給管(都市ガス配管など)、4はエアーコンプレ
ッサー、3、5は流量制御装置、6は燃料−空気混合室
で、燃焼室13の入り口付近には炎口7を備えており、
その近傍には着火用電極8を設置している。触媒層1の
下流側には排ガス検出器9を設置し、未燃焼炭化水素
(以下HC)などを検出できるようにしてある。排ガス
検出器9のさらに下流側には、浄化用の空気供給管10
の出口、浄化触媒層11を順に設置している。また、排
ガス検出器9の信号に基づいて、流量制御装置3、5の
制御が行えるようにしてある。また、燃焼室13の前方
にはセキエイガラス12が設けられそこから熱線が放出
されるようになっている。
【0012】次に、本実施の形態の動作について、詳細
に説明する。触媒燃焼を開始させるには、流量制御装置
3、5によって、所定の燃焼量、空気過剰率(燃料が完
全燃焼するために必要な空気量に対する実際に供給した
空気量の比率)の混合ガスを燃焼室に供給し、着火用電
極8によって、炎口7に火炎をつける。火炎燃焼の高温
排ガスによって、触媒層1の上流部を触媒の活性化温度
(約430℃)まで加熱した後、流量制御装置3、5に
よって、一旦、混合ガス供給を停止し、火炎を消火す
る。触媒温度が下降しないうちに、再び混合ガスを供給
することによって、触媒燃焼が開始する。燃焼は主に触
媒層1の上流部で起こり、燃焼の輻射熱はセキエイガラ
ス12を通して外部へ放出され、暖房などに利用でき
る。
に説明する。触媒燃焼を開始させるには、流量制御装置
3、5によって、所定の燃焼量、空気過剰率(燃料が完
全燃焼するために必要な空気量に対する実際に供給した
空気量の比率)の混合ガスを燃焼室に供給し、着火用電
極8によって、炎口7に火炎をつける。火炎燃焼の高温
排ガスによって、触媒層1の上流部を触媒の活性化温度
(約430℃)まで加熱した後、流量制御装置3、5に
よって、一旦、混合ガス供給を停止し、火炎を消火す
る。触媒温度が下降しないうちに、再び混合ガスを供給
することによって、触媒燃焼が開始する。燃焼は主に触
媒層1の上流部で起こり、燃焼の輻射熱はセキエイガラ
ス12を通して外部へ放出され、暖房などに利用でき
る。
【0013】触媒燃焼を停止させるには、流量制御装置
3、5によって、空気過剰率を1以下、かつ燃焼が継続
しない燃焼量にするか、空気供給を完全に停止させて、
燃料のみを触媒層1に供給する。パラジウム還元後にお
けるHCやCOの大量発生を抑制させるために、HC、
CO濃度の増加を排ガス検出器9で検出し、流量制御装
置3、5によって、触媒層1への燃料、及び空気供給を
停止させる。HC、COの外部への放出を避けるため、
流量制御装置5によって、浄化触媒層11に必要量の空
気を供給する。
3、5によって、空気過剰率を1以下、かつ燃焼が継続
しない燃焼量にするか、空気供給を完全に停止させて、
燃料のみを触媒層1に供給する。パラジウム還元後にお
けるHCやCOの大量発生を抑制させるために、HC、
CO濃度の増加を排ガス検出器9で検出し、流量制御装
置3、5によって、触媒層1への燃料、及び空気供給を
停止させる。HC、COの外部への放出を避けるため、
流量制御装置5によって、浄化触媒層11に必要量の空
気を供給する。
【0014】
(実施例1)パラジウム2wt%を担持したγーアルミ
ナ粉末100gを水160g中に分散させ、スラリーを
調製した。直径50mm、高さ20mmの円筒形で、平
方インチ当たり400セルの空孔を有するコージェライ
ト製のハニカム状担体基材を、このスラリーに浸漬し、
乾燥した後、500℃で1時間焼成することによって触
媒層1を作製した。浄化触媒層11はパラジウム8wt
%をγーアルミナ粉末に担持し、この触媒粉末100g
を水160g中に分散させ、スラリーを調製して、直径
30mm、高さ20mmの円筒形で、平方インチ当たり
400セルの空孔を有するコージェライト製のハニカム
状担体基材を、このスラリーに浸漬し、乾燥した後、5
00℃で1時間焼成することによって作製した。
ナ粉末100gを水160g中に分散させ、スラリーを
調製した。直径50mm、高さ20mmの円筒形で、平
方インチ当たり400セルの空孔を有するコージェライ
ト製のハニカム状担体基材を、このスラリーに浸漬し、
乾燥した後、500℃で1時間焼成することによって触
媒層1を作製した。浄化触媒層11はパラジウム8wt
%をγーアルミナ粉末に担持し、この触媒粉末100g
を水160g中に分散させ、スラリーを調製して、直径
30mm、高さ20mmの円筒形で、平方インチ当たり
400セルの空孔を有するコージェライト製のハニカム
状担体基材を、このスラリーに浸漬し、乾燥した後、5
00℃で1時間焼成することによって作製した。
【0015】触媒層1と浄化触媒層11を図1の装置に
組み込み、都市ガス及び空気の供給量を燃焼量250k
cal/h、空気過剰率1.2となるように設定し、触
媒燃焼を上記の方法で開始させた。定常燃焼を30分間
続け、流量制御装置5によって、触媒層1への空気供給
を停止させ、浄化触媒層11への空気供給を始めた。触
媒層1の下流におけるHC濃度が1ppm/secの割
合で増加を始めることを検出すると、流量制御装置3を
閉じ、都市ガスの供給を停止させた。その後、3ヶ月
間、空気雰囲気下で放置した。
組み込み、都市ガス及び空気の供給量を燃焼量250k
cal/h、空気過剰率1.2となるように設定し、触
媒燃焼を上記の方法で開始させた。定常燃焼を30分間
続け、流量制御装置5によって、触媒層1への空気供給
を停止させ、浄化触媒層11への空気供給を始めた。触
媒層1の下流におけるHC濃度が1ppm/secの割
合で増加を始めることを検出すると、流量制御装置3を
閉じ、都市ガスの供給を停止させた。その後、3ヶ月
間、空気雰囲気下で放置した。
【0016】触媒燃焼開始時の活性は、火炎予熱終了後
の触媒層1の下流におけるHC濃度の変化を測定し、H
C濃度が1000ppmを切るまでの時間で比較した。
結果を(表1)に示す。 (実施例2)実施例1と同じ条件で、30分間、触媒燃
焼させ、燃焼を停止させる時には、流量制御装置5によ
って、空気過剰率が0.2となるように空気流量を調節
し、HC濃度が1ppm/secの割合で増加を始める
のを検出すると、流量制御装置3、5によって、混合ガ
ス供給を停止させた。その後、3ヶ月間、空気雰囲気下
で放置した。
の触媒層1の下流におけるHC濃度の変化を測定し、H
C濃度が1000ppmを切るまでの時間で比較した。
結果を(表1)に示す。 (実施例2)実施例1と同じ条件で、30分間、触媒燃
焼させ、燃焼を停止させる時には、流量制御装置5によ
って、空気過剰率が0.2となるように空気流量を調節
し、HC濃度が1ppm/secの割合で増加を始める
のを検出すると、流量制御装置3、5によって、混合ガ
ス供給を停止させた。その後、3ヶ月間、空気雰囲気下
で放置した。
【0017】このものについて、着火時の活性を調べた
結果を(表1)に示す。 (実施例3)実施例1と同じ条件で、30分間、触媒燃
焼させ、燃焼を停止させる時には、流量制御装置5によ
って、空気過剰率が0.4となるように空気流量を調節
し、HC濃度が1ppm/secの割合で増加を始める
のを検出すると、流量制御装置3、5によって、混合ガ
ス供給を停止させた。その後、3ヶ月間、空気雰囲気下
で放置した。
結果を(表1)に示す。 (実施例3)実施例1と同じ条件で、30分間、触媒燃
焼させ、燃焼を停止させる時には、流量制御装置5によ
って、空気過剰率が0.4となるように空気流量を調節
し、HC濃度が1ppm/secの割合で増加を始める
のを検出すると、流量制御装置3、5によって、混合ガ
ス供給を停止させた。その後、3ヶ月間、空気雰囲気下
で放置した。
【0018】このものについて、着火時の活性を調べた
結果を(表1)に示す。 (実施例4)実施例1と同じ条件で、30分間、触媒燃
焼させ、燃焼を停止させる時には、流量制御装置5によ
って、空気過剰率が0.6となるように空気流量を調節
し、HC濃度が1ppm/secの割合で増加を始める
のを検出すると、流量制御装置3、5によって、混合ガ
ス供給を停止させた。その後、3ヶ月間、空気雰囲気下
で放置した。
結果を(表1)に示す。 (実施例4)実施例1と同じ条件で、30分間、触媒燃
焼させ、燃焼を停止させる時には、流量制御装置5によ
って、空気過剰率が0.6となるように空気流量を調節
し、HC濃度が1ppm/secの割合で増加を始める
のを検出すると、流量制御装置3、5によって、混合ガ
ス供給を停止させた。その後、3ヶ月間、空気雰囲気下
で放置した。
【0019】このものについて、着火時の活性を調べた
結果を(表1)に示す。 (実施例5)実施例1と同じ条件で、30分間、触媒燃
焼させ、燃焼を停止させる時には、流量制御装置5によ
って、空気過剰率が0.8となるように空気流量を調節
し、HC濃度が1ppm/secの割合で増加を始める
のを検出すると、流量制御装置3、5によって、混合ガ
ス供給を停止させた。その後、3ヶ月間、空気雰囲気下
で放置した。
結果を(表1)に示す。 (実施例5)実施例1と同じ条件で、30分間、触媒燃
焼させ、燃焼を停止させる時には、流量制御装置5によ
って、空気過剰率が0.8となるように空気流量を調節
し、HC濃度が1ppm/secの割合で増加を始める
のを検出すると、流量制御装置3、5によって、混合ガ
ス供給を停止させた。その後、3ヶ月間、空気雰囲気下
で放置した。
【0020】このものについて、着火時の活性を調べた
結果を(表1)に示す。 (実施例6)実施例1と同じ条件で、30分間、触媒燃
焼させ、流量制御装置5によって、空気供給を停止させ
た。触媒層1の下流におけるHC濃度が1秒間に1pp
mの割合で増加していることを検出すると、流量制御装
置3によって、都市ガスの供給を停止させた。空気供給
停止後の触媒層1の下流におけるHC、CO濃度を測定
し、それぞれの濃度の最大値を(表2)に示した。 (実施例7)実施例1と同じ条件で、30分間、触媒燃
焼させ、流量制御装置5によって、空気供給を停止させ
た。触媒層1の下流におけるCO濃度が1秒間に1pp
mの割合で増加していることを検出すると、流量制御装
置3によって、都市ガスの供給を停止させた。空気供給
停止後の触媒層1の下流におけるHC、CO濃度を測定
し、それぞれの濃度の最大値を(表2)に示した。 (実施例8)実施例6で、浄化触媒層11の下流におけ
るHC、CO濃度を測定し、それぞれの濃度の最大値を
(表2)に示した。 (実施例9)実施例7で、浄化触媒層11の下流におけ
るHC、CO濃度を測定し、それぞれの濃度の最大値を
(表2)に示した。 (比較例1)実施例1と同様に、燃焼量250kcal
/h、空気過剰率1.2の条件で30分間、定常燃焼さ
せた後、都市ガスと空気の供給を流量制御装置3、5に
よって停止した。その後、3日間、空気雰囲気下で放置
した。
結果を(表1)に示す。 (実施例6)実施例1と同じ条件で、30分間、触媒燃
焼させ、流量制御装置5によって、空気供給を停止させ
た。触媒層1の下流におけるHC濃度が1秒間に1pp
mの割合で増加していることを検出すると、流量制御装
置3によって、都市ガスの供給を停止させた。空気供給
停止後の触媒層1の下流におけるHC、CO濃度を測定
し、それぞれの濃度の最大値を(表2)に示した。 (実施例7)実施例1と同じ条件で、30分間、触媒燃
焼させ、流量制御装置5によって、空気供給を停止させ
た。触媒層1の下流におけるCO濃度が1秒間に1pp
mの割合で増加していることを検出すると、流量制御装
置3によって、都市ガスの供給を停止させた。空気供給
停止後の触媒層1の下流におけるHC、CO濃度を測定
し、それぞれの濃度の最大値を(表2)に示した。 (実施例8)実施例6で、浄化触媒層11の下流におけ
るHC、CO濃度を測定し、それぞれの濃度の最大値を
(表2)に示した。 (実施例9)実施例7で、浄化触媒層11の下流におけ
るHC、CO濃度を測定し、それぞれの濃度の最大値を
(表2)に示した。 (比較例1)実施例1と同様に、燃焼量250kcal
/h、空気過剰率1.2の条件で30分間、定常燃焼さ
せた後、都市ガスと空気の供給を流量制御装置3、5に
よって停止した。その後、3日間、空気雰囲気下で放置
した。
【0021】このものについて、着火時の活性を調べた
結果を(表1)に示す。 (比較例2)実施例1と同様に、30分間、触媒燃焼さ
せ、流量制御装置5によって、空気供給を停止させ、燃
料供給は停止させなかった。空気供給停止後の触媒層1
の下流におけるHC、CO濃度を測定し、それぞれの最
大値を(表2)に示した。 (比較例3)比較例2で、浄化触媒11層の下流におけ
るHC、CO濃度を測定し、それぞれの最大値を(表
2)に示した。
結果を(表1)に示す。 (比較例2)実施例1と同様に、30分間、触媒燃焼さ
せ、流量制御装置5によって、空気供給を停止させ、燃
料供給は停止させなかった。空気供給停止後の触媒層1
の下流におけるHC、CO濃度を測定し、それぞれの最
大値を(表2)に示した。 (比較例3)比較例2で、浄化触媒11層の下流におけ
るHC、CO濃度を測定し、それぞれの最大値を(表
2)に示した。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】実施例1〜5と比較例1の結果から分かる
ように、空気過剰率が0.2以下で触媒燃焼を停止させ
ることによって、着火時の触媒活性低下防止に大きな効
果が見られ、その効果は長期間にわたって持続すること
が分かった。
ように、空気過剰率が0.2以下で触媒燃焼を停止させ
ることによって、着火時の触媒活性低下防止に大きな効
果が見られ、その効果は長期間にわたって持続すること
が分かった。
【0025】また、実施例6〜9と比較例2、3の結果
から分かるように、触媒層1の下流側に排ガス検出器9
を設置し、HC濃度の増加を検出して、燃料ガス供給を
制御することにより、COの発生を完全に抑制すること
ができた。また、HCの排出もかなり抑制することがで
きた。さらに、浄化触媒11を触媒層1の下流側に設置
し、かつ主触媒と浄化触媒の途中経路で必要量の空気を
供給できるようにすると、CO、HCの排出を完全に抑
制することができた。
から分かるように、触媒層1の下流側に排ガス検出器9
を設置し、HC濃度の増加を検出して、燃料ガス供給を
制御することにより、COの発生を完全に抑制すること
ができた。また、HCの排出もかなり抑制することがで
きた。さらに、浄化触媒11を触媒層1の下流側に設置
し、かつ主触媒と浄化触媒の途中経路で必要量の空気を
供給できるようにすると、CO、HCの排出を完全に抑
制することができた。
【0026】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明によると、長時間放置しても、触媒燃焼開始時に
優れた触媒活性を有する触媒燃焼装置を提供することが
できる。
本発明によると、長時間放置しても、触媒燃焼開始時に
優れた触媒活性を有する触媒燃焼装置を提供することが
できる。
【図1】本発明の一実施の形態の触媒燃焼装置の概略図
である。
である。
【符号の説明】 1 触媒層 2 燃料供給管 3 流量制御装置 4 エアーコンプレッサー 5 流量制御装置 6 燃料−空気混合室 7 炎口 8 着火用電極 9 排ガス検出器 10 浄化用空気供給管 11 浄化触媒層 12 セキエイガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 保坂 正人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくともパラジウムを含む触媒層を備
えた触媒燃焼装置において、燃焼を停止させる時、空気
流量を燃料が完全燃焼するのに必要な空気量以下まで減
少、あるいは、燃料ガスのみを供給することにより、前
記触媒層に還元雰囲気を与えることを特徴とする触媒燃
焼装置。 - 【請求項2】 触媒層の下流側に、排ガスの特定成分を
検出する検出手段を備え、この検出結果に基づいて触媒
燃焼停止時に、空気及び/又は燃料の供給を制御するこ
とを特徴とする触媒燃焼装置。 - 【請求項3】 触媒層下流側に浄化触媒層を備え、かつ
前記触媒層と浄化触媒層の中間に空気を取り入れること
を特徴とする請求項2記載の触媒燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8121189A JPH09303723A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 触媒燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8121189A JPH09303723A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 触媒燃焼装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09303723A true JPH09303723A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=14805068
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8121189A Pending JPH09303723A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 触媒燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09303723A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100566504B1 (ko) * | 1998-06-05 | 2006-03-31 | 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 | 촉매 연소장치 및 연소 제어방법 |
-
1996
- 1996-05-16 JP JP8121189A patent/JPH09303723A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100566504B1 (ko) * | 1998-06-05 | 2006-03-31 | 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 | 촉매 연소장치 및 연소 제어방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |