JPH09305740A - スキャナ装置およびスキャナ装置の制御装置およびスキャナ装置のスキャン方法およびスキャナ装置のスキャン制御方法および記憶媒体 - Google Patents

スキャナ装置およびスキャナ装置の制御装置およびスキャナ装置のスキャン方法およびスキャナ装置のスキャン制御方法および記憶媒体

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JPH09305740A
JPH09305740A JP8116636A JP11663696A JPH09305740A JP H09305740 A JPH09305740 A JP H09305740A JP 8116636 A JP8116636 A JP 8116636A JP 11663696 A JP11663696 A JP 11663696A JP H09305740 A JPH09305740 A JP H09305740A
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image
scanner device
recording medium
scanning
image sensor
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JP8116636A
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Nobutsune Kobayashi
伸恒 小林
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャナ装置およびスキャナ装置の制御装置
およびスキャナ装置のスキャン方法およびスキャナ装置
のスキャン制御方法および記憶媒体に関し、イメージセ
ンサの中央部分のみを用いた場合も記録媒体全領域の画
像をスキャンする。 【解決手段】 ステップS2304で高解像度かを判定
する。360dpiの高解像度の場合には、ステップS
2306でバックフィードする。そして、ステップS2
310の、複数の画像読み取り手段をスキャン方向と略
垂直方向に配列されたイメージセンサにより読み込んだ
画像情報から上下各32画素分を破棄して除外し、略垂
直方向の中央64画素を有効データとして採用する処理
を繰り返し行い、シート状の記録媒体に形成された全て
の画像を読み取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスキャナ装置および
スキャナ装置の制御装置およびスキャナ装置のスキャン
方法およびスキャナ装置のスキャン制御方法および記憶
媒体に関し、特に、複数の画像読み取り手段をスキャン
方向と略垂直方向に配列されたスキャナ装置およびスキ
ャナ装置の制御装置およびスキャナ装置のスキャン方法
およびスキャナ装置のスキャン制御方法および記憶媒体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なスキャナ装置において
は、スキャン対象原稿に光を照射し、この光が画像に反
射してスキャナ装置の光学部に入り、その光のレベルが
アナログ/ディジタル変換(以下A/D変換)によって
ディジタル値に変換されたものに基づいてスキャン画像
が得られる構成になっている。スキャナ装置の画質を決
定する重要な要素としてコントラストが挙げられるが、
これは画像中の最も暗い画素から最も明るい画素までの
濃淡の範囲として定義される。スキャナ装置はこのコン
トラストに基づき、取り込まれた各々の画素についてそ
の入射光に応じたアナログ出力をA/D変換する。
【0003】このコントラスト情報は、スキャナ装置の
個体間の光学的特性および電気回路特性にばらつきがあ
るため、装置個体によって異なる。そのため、スキャナ
装置はスキャン動作を行う前に必ずこのコントラスト情
報を規定する動作を遂行し、結果を記憶しておく必要が
ある。
【0004】このコントラスト情報は、具体的には、ス
キャナ装置が実際に読み取って得られる最も白いデータ
の値を規定するための基準データ(以下白基準値)と、
最も黒いデータの値を規定するための基準データ(以下
オフセット値)で構成される。各々の画素からのアナロ
グ出力をA/D変換する際、この白基準値、オフセット
値をリファレンスとしてA/D変換を行う。
【0005】一方、最近ではワードプロセッサ等に用い
られるシリアル・プリンタにおいて、インクカートリッ
ジと同形状のスキャナユニットをインクカートリッジと
交換して搭載することで、スキャナ装置としても使用可
能となるものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スキャ
ナ装置が画像や白基準値、オフセット値を読み込む際、
スキャナ装置の出力値は、光源、光学センサ、A/D変
換回路、アンプ等ハードウェアの環境、位置精度、個体
差などに依存する。特定の画素を読み込む場合、その出
力を一定にして安定した高画質を実現するためには、こ
の依存度による出力値の変動比率が低いことが求められ
る。これを実現するために、精度の良い部品の採用、光
源の高光量化、画素当たりの読み取り時間の増加などの
方策が講じられている。しかしながらこれらの方策で
は、装置の大型化、高価格化を招くことになる。
【0007】装置の小型化および低価格化を行う場合、
安定した高画質を実現するために障害となる以下の制限
事項が生じる場合がある。
【0008】1).小型化、低価格化のために、使用で
きる光学部品の大きさが制限され、結果として理想的な
光学特性を得られない場合がある。
【0009】2).省電力化、または発熱対策のため、
光源の高出力化やアンプの高出力化が困難になる場合が
ある。
【0010】3).使用部品が制限される。たとえば、
A/D変換の量子化処理に入力するアナログ値が低すぎ
ると量子化誤差が大きくなってしまうため、アンプによ
り可変的にゲインの調整を行いこのアナログ値を理想的
なレベルにしてやることが望ましいが、小型化、および
低価格化を行うためにゲインを可変できるアンプを採用
できない場合がある。
【0011】これら制限事項の結果として、以下のよう
な問題が引き起こされる場合がある。
【0012】A).小型化、低価格化のため光源のLE
D数の不足により発生する、カラム両端における光量不
足 後に説明するように、LEDの数を充分に配置出来ない
場合、カラムの両端に行くほど光量が低下する。つま
り、カラムの両端に行くほど、CCDリニア・イメージ
・センサの出力値が低くなることになる。CCDリニア
・イメージ・センサの蓄積時間が長ければ、この現象は
顕著ではなく、なんら問題にはならない。蓄積時間は、
1画素を読み込むために要する時間であり、1画素に対
する露光時間を意味する。したがって、蓄積時間が長い
場合は露光時間が増えCCDリニア・イメージ・センサ
の出力値が高くなるため、カラム両端で出力値が低下し
ても、必要最低限の出力値を保つことが出来るからであ
る。
【0013】一方、蓄積時間が短い場合には、この現象
により悪影響がでる場合も考えられる、たとえば、露光
時間が少ないためCCDリニア・イメージ・センサの出
力値が元々低い条件で更にカラムの両端で出力値が低下
すると、カラムの両端で得られる出力値は非常に低いも
のとなる場合がある。CCDリニア・イメージ・センサ
の出力値が低いと、A/D変換の結果得られるディジタ
ル・データのレンジが狭くなる。即ち、たとえば出力値
が高いとき6ビットの精度で得られるディジタル・デー
タが、出力値が低いと3ビットの精度でしか得られなく
なるようなことも起こり得る。
【0014】B).低価格化のための受光レンズの光学
特性による、カラム両端における画像のにじみ 安価な受光レンズの光学的な特性として、カラムの両端
に行くほど光が拡散してしまう。このため、両端付近で
は隣り合った画素間で入射光の漏洩が生じる。この結
果、スキャンした画像がカラムの両端に行くほどにじん
でしまう現象が発生する場合がある。
【0015】CCDリニア・イメージ・センサの解像度
が低い場合はこの現象は顕著ではなく、なんら問題には
ならない。低解像度では、CCDリニア・イメージ・セ
ンサの隣り合った画素の情報を合わせて一つの画素情報
を発生させるため、にじみがあっても最終的にその影響
は同一画素情報の中に包括されてしまうことが多いから
である。
【0016】一方、解像度が高い場合にはこの現象のお
よぼす影響は無視できないことがある。高解像度では、
CCDリニア・イメージ・センサの各々の画素の情報が
そのまま各々の画素情報に対応するため、カラムの両端
に行くほどスキャン画像に直接にじみが反映されてしま
うからである。
【0017】C).画像データの転送速度の制限 スキャナファームウェアからホスト側へデータ転送を行
うとき、転送速度の制限により1ラインのスキャン処理
中に1ライン分の画像データの転送処理が終らない場合
が発生する。
【0018】解像度が低い場合はこの現象は発生しにく
い。これは、そもそも回路設計の段階でこうした問題が
起こらないよう各回路定数を決定しているからである。
【0019】一方、解像度が高い場合にはこの現象はよ
り発生しやすくなる。高解像度では単位時間あたりのデ
ータ量が飛躍的に増加するが、小型・低価格化を計るた
めには各回路定数のマージンを小さくしなければならな
いため、解像度が高い場合を考慮した余裕のある転送速
度を設定することができない。
【0020】以上述べてきたA),B),C)の問題点
を解決するために、状況に応じて複数の読み取りセンサ
中から任意の読み取りセンサを選択することでスキャン
幅を可変にすることが考えられる。たとえば、低解像度
においてはヘッド全幅のCCDリニア・イメージ・セン
サを用いてスキャン処理を行い、高解像度においてはC
CDリニア・イメージ・センサのカラム方向両端付近の
画素を用いずに中央部分の画素のみを用いてスキャン処
理する方法が考えられる。
【0021】しかしながら上記のスキャン処理では、読
み取り原稿用紙の頭出し処理を行ったときに、中央部分
の画素のみを用いてスキャン処理を行う場合に問題が生
じる場合もある。すなわち、フィード方向の原稿用紙先
端にあたるCCDリニア・イメージ・センサの使用しな
い画素の分だけ画像が欠落してしまうという問題が発生
する場合がある。
【0022】そこで本発明は、上記の問題を解決したス
キャナ装置およびスキャナ装置の制御装置およびスキャ
ナ装置のスキャン方法およびスキャナ装置のスキャン制
御方法および記憶媒体を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明の装置では、複数の画像読
み取り手段をスキャン方向と略垂直方向に配列されたイ
メージセンサを搭載したスキャン手段によりシート状の
記録媒体に形成された画像を読み取るスキャナ装置であ
って、前記複数の画像読み取り手段のうち、一定階調の
画像に対して所定レベルを出力する画像読み取り手段を
決定する決定手段と、前記記録媒体に形成された前記画
像を前記画像読み取り手段により読み取り可能なよう
に、前記記録媒体を前記略垂直方向に移動させる移動手
段と、前記記録媒体に形成された前記画像を前記スキャ
ン手段により前記一定のスキャン幅でスキャンするとと
もに、前記一定のスキャン幅に応じて前記記録媒体を前
記略垂直方向に移動させて前記シート状の記録媒体に形
成された全ての画像を読み取るスキャン手段とを具備し
た構成とした。
【0024】また、請求項2に記載の本発明の装置で
は、前記所定レベルを出力する前記画像読み取り手段
は、前記イメージセンサの解像度に応じて決定される構
成とした。
【0025】また、請求項3に記載の本発明の装置で
は、前記イメージセンサはリニア・イメージ・センサで
あり、前記一定のスキャン幅は、前記リニア・イメージ
・センサの各画素のうち、前記一定階調の画像に対して
所定レベルを出力する連続して配列された画素による前
記略垂直方向の長さにより可変される構成とした。
【0026】上記目的を達成するために、請求項4に記
載の本発明の装置では、複数の画像読み取り手段をスキ
ャン方向と略垂直方向に配列されたイメージセンサを搭
載したスキャン手段によりシート状の記録媒体に形成さ
れた画像を読み取るスキャナ装置を制御するスキャナ装
置の制御装置であって、前記複数の画像読み取り手段の
うち、一定階調の画像に対して所定レベルを出力する画
像読み取り手段を決定するように制御する決定制御手段
と、前記記録媒体に形成された前記画像を前記画像読み
取り手段により読み取り可能なように、前記記録媒体を
前記略垂直方向に移動させるように制御する移動制御手
段と、前記記録媒体に形成された前記画像を前記スキャ
ン手段により前記一定のスキャン幅でスキャンするとと
もに、前記一定のスキャン幅に応じて前記記録媒体を前
記略垂直方向に移動させて前記シート状の記録媒体に形
成された全ての画像を読み取るように制御するスキャン
制御手段とを具備した構成とした。
【0027】また、請求項5に記載の本発明の装置で
は、前記所定レベルを出力する前記画像読み取り手段
を、前記イメージセンサの解像度に応じて決定するよう
に制御する構成とした。
【0028】また、請求項6に記載の本発明の装置で
は、前記イメージセンサはリニア・イメージ・センサで
あり、前記一定のスキャン幅を、前記リニア・イメージ
・センサの各画素のうち、前記一定階調の画像に対して
所定レベルを出力する連続して配列された画素による前
記略垂直方向の長さにより可変制御する構成とした。
【0029】上記目的を達成するために、請求項7に記
載の本発明の方法では、複数の画像読み取り手段をスキ
ャン方向と略垂直方向に配列されたイメージセンサを搭
載したスキャン手段によりシート状の記録媒体に形成さ
れた画像を読み取るスキャナ装置のスキャン方法であっ
て、前記複数の画像読み取り手段のうち、一定階調の画
像に対して所定レベルを出力する画像読み取り手段を決
定する決定ステップと、前記記録媒体に形成された前記
画像を前記画像読み取り手段により読み取り可能なよう
に、前記記録媒体を前記略垂直方向に移動させる移動ス
テップと、前記記録媒体に形成された前記画像を前記ス
キャン手段により前記一定のスキャン幅でスキャンする
とともに、前記一定のスキャン幅に応じて前記記録媒体
を前記略垂直方向に移動させて前記シート状の記録媒体
に形成された全ての画像を読み取るスキャンステップと
を含む構成とした。
【0030】また、請求項8に記載の本発明の方法で
は、前記所定レベルを出力する前記画像読み取り手段
は、前記イメージセンサの解像度に応じて決定される構
成とした。
【0031】また、請求項9に記載の本発明の方法で
は、前記イメージセンサはリニア・イメージ・センサで
あり、前記一定のスキャン幅は、前記リニア・イメージ
・センサの各画素のうち、前記一定階調の画像に対して
所定レベルを出力する連続して配列された画素による前
記略垂直方向の長さにより可変される構成とした。
【0032】上記目的を達成するために、請求項10に
記載の本発明の記憶媒体では、請求項7に記載の前記決
定ステップと前記移動ステップと前記スキャンステップ
とを含むプログラムを読み出し可能に記憶した構成とし
た。
【0033】上記目的を達成するために、請求項11に
記載の本発明の制御方法では、複数の画像読み取り手段
をスキャン方向と略垂直方向に配列されたイメージセン
サを搭載したスキャン手段によりシート状の記録媒体に
形成された画像を読み取るスキャナ装置を制御するスキ
ャナ装置のスキャン制御方法であって、前記複数の画像
読み取り手段のうち、一定階調の画像に対して所定レベ
ルを出力する画像読み取り手段を決定するように制御す
る決定制御ステップと、前記記録媒体に形成された前記
画像を前記画像読み取り手段により読み取り可能なよう
に、前記記録媒体を前記略垂直方向に移動させるように
制御する移動制御ステップと、前記記録媒体に形成され
た前記画像を前記スキャン手段により前記一定のスキャ
ン幅でスキャンするとともに、前記一定のスキャン幅に
応じて前記記録媒体を前記略垂直方向に移動させて前記
シート状の記録媒体に形成された全ての画像を読み取る
ように制御するスキャン制御ステップとを含む構成とし
た。
【0034】また、請求項12に記載の本発明の制御方
法では、前記所定レベルを出力する前記画像読み取り手
段を、前記イメージセンサの解像度に応じて決定するよ
うに制御する構成とした。
【0035】また、請求項13に記載の本発明の制御方
法では、前記イメージセンサはリニア・イメージ・セン
サであり、前記一定のスキャン幅を、前記リニア・イメ
ージ・センサの各画素のうち、前記一定階調の画像に対
して所定レベルを出力する連続して配列された画素によ
る前記略垂直方向の長さにより可変する構成とした。
【0036】上記目的を達成するために、請求項14に
記載の本発明の記憶媒体では、請求項11に記載の前記
決定ステップと前記決定制御ステップと前記移動制御ス
テップと前記スキャン制御ステップとを含むプログラム
を読み出し可能に記憶した構成とした。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を詳細に説明する。
【0038】(第1の実施の形態)図1は本発明を適用
したスキャナ装置の第1の実施の形態であるシリアル・
プリンタ内蔵型携帯用パソコンの外観を示す斜視図であ
る。
【0039】図1において、10はパソコン本体、20
は液晶パネルからなる表示部、30はキーボードからな
る入力部である。
【0040】図1に示す本実施の形態の装置は、シリア
ル・インクジェット・プリンタのインクヘッド・カート
リッジを移動させるキャリッジ上にインクヘッド・カー
トリッジと同形状のスキャナヘッド・カートリッジを載
せ変えることによって、プリンタを原稿のスキャナ装置
として機能させることが可能なシリアル・プリンタ内蔵
型携帯用パソコンである。
【0041】図2は本発明を適用したスキャナ装置の第
1の実施の形態であるシリアル・プリンタ内蔵型携帯用
パソコンの内部構成を示すブロック図である。
【0042】このパソコンの処理装置(ホスト)200
の主制御は、中央処理装置(CPU)201により行わ
れている。その基本的制御は、ROM202に格納され
たBIOSにより指示される。書き込み可能な記憶媒体
であるフロッピィディスク(FDD)203やハードデ
ィスク(HDD)204からフロッピィディスク・コン
トローラ(FDC)205やハードディスク・コントロ
ーラ(HDC)206を介してアプリケーション・プロ
グラムを読み出し、システム・メインメモリ(MAIN
DRAM)207に展開し、またシステム・メインメモ
リ207をワーエリアとして利用して各種プログラムを
実行する。
【0043】このとき、画面の表示方法としては、ビデ
オ・グラフィックアレイ・コントローラ(VGAC)2
08を使って液晶表示装置(LCD)209にビデオメ
モリ(VRAM)210に書き込まれているキャラクタ
等の表示を行ない、キーボード211からのキー入力は
キーボード・コントローラ(KBC)212を介して行
なわれる。ここで、数値演算プロセッサ(FPU)21
3は、CPU201に対して演算処理のサポートを行な
うものである。また、リアルタイム・クロック(RT
C)214は現時点での経過時間を示すもので、システ
ム全体の電源が切られた状態においても、専用バッテリ
により動作が行なわれる。
【0044】SRAMメモリ(図示せず)には、システ
ムの動作状態などのシステム情報が格納されている。こ
のSRAMも、前記専用バッテリにより電源未投入時に
もその内容は保持されている。DMAコントローラ(D
MAC)215は、メモリ−メモリ間、メモリ−I/O
間、I/O−I/O間において高速にデータ転送を行な
うために、CPU201の介在なしでデータ転送を行な
う。割込コントローラ(IRQC)216は各I/Oか
らの割り込みを受け付け、優先順位にしたがって処理を
行なう。タイマ(図示せず)は数チャンネルのフリーラ
ンニング・タイマを持ち、各種時間管理を行なう。その
他外部に接続するためのシリアル・インタフェース(S
IO)217、拡張ポート(PORT)218やユーザ
に動作状況を伝えるLED(図示せず)が設けられてい
る。
【0045】この処理装置(ホスト)200には、パラ
レル・インタフェースを介してプリンタ/スキャナ装置
219が接続されている。プリンタ/スキャナ装置21
9は、プリンタ/スキャナ・コントローラ220および
プリンタ/スキャナ・ユニット221を含んで構成さ
れ、処理装置(ホスト)200により、プリンタ/スキ
ャナ・コントローラ220を介して制御されている。処
理装置(ホスト)200とプリンタ/スキャナ・コント
ローラ220は、I/Oポートのレジスタレベルでステ
ータス・データ、印字/スキャン・データの送信、受信
を行う。
【0046】プリンタ/スキャナ装置219は、プリン
タ/スキャナ・ユニット221のキャリッジに脱着式の
印字ヘッドもしくはスキャナヘッドのいずれかを装着す
ることにより、印字機能もしくはスキャナ機能を実現す
ることができる。
【0047】次に、プリンタ/スキャナ装置219につ
いて詳細に説明する。
【0048】図3は本実施の形態のプリンタ/スキャナ
装置219のブロック図である。
【0049】プリンタ/スキャナ装置219は、プリン
タ/スキャナ制御用のCPU301、プリンタ/スキャ
ナ制御プログラムやプリンタ・エミュレーション、印字
フォントを格納したR0M302、印字のための展開デ
ータ、スキャナにより取り込まれた画像データ、処理装
置(ホスト)200からの受信データを記憶しておくR
AM303を含んで構成される。
【0050】さらに、プリンタ/スキャナ装置219
は、モータを駆動するプリンタドライバ305a,30
5b、メモリのアクセス制御や処理装置(ホスト)20
0とのデータの送受信やプリンタドライバ305a,3
05bへの制御信号送出を行なうプリンタ/スキャナ・
コントローラ220、モータの駆動力により印字/スキ
ャン・ヘッド304をスキャン動作させるプリンタ/ス
キャナ・ユニット221を含んで構成される。また、本
装置全体の機体温度を管理するためにサーミスタ307
が設けられている。
【0051】CPU301はROM302内の制御プロ
グラムにより、プリンタ/スキャナ装置219本体のメ
カ的/電気的制御を行いつつ、処理装置(ホスト)20
0からプリンタ/スキャナ装置219へ送られてくるエ
ミュレーション・コマンドをプリンタ/スキャナ・コン
トローラ220内のI/Oデータレジスタから読み出
し、このコマンドに対応した制御のための情報をプリン
タ/スキャナ・コントローラ220内のI/Oレジス
タ、I/Oポートに書き込み、読み出しを行う。
【0052】次に、プリンタ/スキャナ・コントローラ
220について詳細に説明する。
【0053】図4はプリンタ/スキャナ・コントローラ
220の機能ブロックを示すブロック図である。
【0054】プリンタ/スキャナ・コントローラ220
の機能ブロックとしては、処理装置(ホスト)200と
のコマンドレベルでのデータの送受信を行なうI/Oデ
ータレジスタ401、I/Oデータレジスタ401から
受信データをRAM303に直接書き込む受信バッファ
・コントローラ402、印字時にはRAM303内の記
録データバッファから記録データを読み出し、印字/ス
キャン・ヘッド304へ対してデータの送出を行ない、
スキャナとして使用時には印字/スキャン・ヘッド30
4から送られてくるデータを同じくRAM303内の記
録データバッファに書き込んで行く印字/スキャン・バ
ッファ・コントローラ403、RAM303に対して3
方向からのメモリアクセスを制御するメモリ・コントロ
ーラ404、プリント/スキャン・シーケンスを制御す
るシーケンス・コントローラ405、処理装置(ホス
ト)200との通信を行うホスト・インタフェース(I
/F)406の各ブロックから成る。
【0055】図5はプリンタ/スキャナ・コントローラ
220のI/Oデータレジスタ401のレジスタマップ
を示す説明図である。
【0056】図5においてモータ・コントロール・ポー
ト501は、レジスタの値を直接書き換えることによ
り、ポートを制御して各モータを駆動する領域である。
【0057】記録データ・バッファ・エリア502は、
印字、またはスキャン動作に必要なデータ領域を設定す
る領域であり、開始アドレス5021と終了アドレス
(スキャン時は開始アドレスのみ)5022を設定する
ことにより、その範囲内で印字/スキャン・バッファ・
コントローラ403により、RAM303の開始アドレ
スから順番に終了アドレスに至るまで、記録データの読
み出し、書き込みを行う。
【0058】この時、記録データ・アドレス・ポインタ
は、現在データを送出中、または書き込み中のデータの
アドレスを示している。印字モードの場合、読み出され
たデータは印字/スキャン・ヘッド304に転送され、
印字/スキャン・ヘッド304内のヘッド・ドライバは
制御信号を送出する。スキャンモードの場合、印字/ス
キャン・ヘッド304より送られてくるデータが、この
記録データ・バッファ・エリア502に書き込まれてい
く。
【0059】受信データ・バッファ・エリア503は、
受信に必要なデータ領域を設定する領域であり、開始ア
ドレス5031と終了アドレス5032(スキャン時は
開始アドレスのみ)を設定することにより、その範囲内
で受信バッファ・コントローラ402により、RAM3
03の開始アドレスから順番に終了アドレスに至るま
で、受信データの書き込みを行う。この時、受信データ
・アドレス・ポインタは、現在データを受信済みになっ
ているデータのアドレスを示している。
【0060】図6は記録および受信動作における記録デ
ータ・バッファ・エリア502と受信バッファエリア5
03のRAM303上のアドレス領域を示す説明図であ
る。
【0061】図6に示すとおり、アドレス領域の先頭に
入力バッファ601が、続いて印字/スキャン・データ
・バッファ602が設けられる。
【0062】次に、プリンタ/スキャナ・ユニット22
1について説明する。
【0063】図7は本実施の形態のプリンタ/スキャナ
・ユニット221の外観を示す斜視図である。
【0064】図7において、701はキャリッジ、70
2は印字ヘッド・カートリッジ、703はヘッドガイ
ド、704はフレキシブル・ケーブルである。プリント
用の印字ヘッド・カートリッジ702はスキャン用のス
キャナヘッド・カートリッジ750と同様の形状であ
り、プリンタ/スキャナ・ユニット221は、印字ヘッ
ド・カートリッジ702をスキャナヘッド・カートリッ
ジ750と交換可能に構成されている。
【0065】また、図8はスキャナヘッド・カートリッ
ジ750の外観を示す斜視図である。
【0066】図7のプリンタ/スキャナ・ユニット22
1中のスキャナヘッド・カートリッジ750には、CC
Dリニア・イメージ・センサが搭載されている。このス
キャナヘッド・カートリッジ750は、印字ヘッド・カ
ートリッジ702と共通なコネクタ部801により、プ
リンタ/スキャナ装置219本体と電気的に接続され
る。コネクタ部801には、本体より読取制御信号を送
受信するための複数の接点802が設けられている。
【0067】印字ヘッド・カートリッジ702と同様の
形状のスキャナヘッド・カートリッジ750は、スキャ
ナヘッド・カートリッジ750と同様にヘッドガイド7
03に案内されてキャリッジ701に装着される。読取
り制御信号は、接点802およびフレキシブル・ケーブ
ル304を介して、プリンタ/スキャナ装置219本体
のプリンタ/スキャナ・コントローラ220と送受信さ
れる。
【0068】図9はスキャナヘッド・カートリッジ75
0の内部構成を示すブロック図である。図9において、
801はプリンタ本体より読取制御信号を送受信するコ
ネクタ部であり、802はその接点である。
【0069】スキャナヘッド・カートリッジ750の内
部には、図中の各電子回路および素子を実装したフレキ
シブル基板が内部光学系部品を包み込む略箱形状の構成
で配置される。Paはシート状の記録媒体である読み取
り用原稿用紙であり、読み取る画像を形成されているも
のとする。902は光源となるLED発光素子であり、
複数個で構成される。LED902は、コネクタ部80
1を介して電源を供給されることにより発光する。90
3は、LED902が照射した光の反射光をCCDリニ
ア・イメージ・センサ904へ入射させる反射ミラーで
ある。
【0070】CCDリニア・イメージ・センサ904に
より検出された反射ミラー903からの反射光に応じた
アナログ出力は、アンプ905により増幅される。90
6はIC化されたスキャナ・コントローラである。この
スキャナ・コントローラ906は、本体とのデータ/コ
マンドの送信、受信、本体からのコマンドに応じたスキ
ャン動作のためのLED902、CCDリニア・イメー
ジ・センサ904等の制御信号出力を行う。
【0071】またスキャナ・コントローラ906は、C
CDリニア・イメージ・センサ904からのアナログ出
力を増幅した信号をA/D変換ブロック907によりデ
ィジタル・データに変換し、本体へ送出する等の制御を
行う。908はスキャナ・コントローラ906の作業用
のSRAMであり、白基準値、オフセット値の二つのA
/Dリファレンス値、スキャナの動作状態、読み取りデ
ータの展開などを行う際に使用される。本体からのコマ
ンドの送信、受信は、スキャナ・コントローラ906内
のI/Oポートのレジスタレベルで行われる。
【0072】図10はスキャナ・コントローラ906内
のI/Oポートのレジスタのレジスタマップを示す説明
図である。
【0073】図10に示すとおり、このレジスタはre
gister0…register50により構成され
ており、スキャン開始/終了、LEDコントロールON
/OFF等に関する情報を含んでいる。
【0074】図11は読み取り反射光の経路の詳細を示
す説明図であり、同図(A)は側面図、同図(B)は平
面図である。
【0075】LPは光の経路を示し、スキャン対象ライ
ンSLは、LED902からCCDリニア・イメージ・
センサ904に達する反射光が読み取り用原稿用紙Pa
上で反射する位置にある。同図(A)から明らかなよう
に、一列に並べられた複数のLED902から発せられ
た光はスキャン対象ラインSLの位置で反射し、受光レ
ンズおよび反射ミラー903aにより集光され、複数の
LED902と同一方向に複数の画素を配列されたCC
Dリニア・イメージ・センサ904に入射する。この配
列方向は、原稿用紙Paの給送方向と同一方向であり、
キャリッジ(図7中の701)の移動方向と略垂直であ
る。
【0076】CCDリニア・イメージ・センサ904の
各画素は、読み取った画像の各ドットに対応する。小
型、安価な構成においては、LED902の数を充分に
多くすることが出来ないため、CCDリニア・イメージ
・センサ904の上端および下端に位置する画素に入射
する反射光は、同図(B)に示すとおり、その中央に位
置する画素に入射する反射光に比べて少なくなる。
【0077】図12は、理想的な光学部の構成と小型・
安価な光学部の構成を比較説明するための説明図であ
る。同図(A)は高価なペンタプリズム1200を採用
した[理想的な構成]の例を、同図(B)はペンタプリ
ズム1200を採用しない[小型・安価な構成]の例を
示している。
【0078】同図(A)の例では、ペンタプリズム12
00を採用したことにより、光の経路LPは読み取り原
稿用紙Paに対して垂直に入射し、垂直に反射するよう
になっている。したがって、原稿用紙Paの紙面の高さ
が基準位置Psに対してP1,P2のように上下に変化
した場合でも、受光レンズおよび反射ミラー903aに
入射する反射光の経路は変化しないので、CCDリニア
・イメージ・センサ904への入射光量にも変化はな
い。
【0079】一方、同図(B)に示す例ではペンタプリ
ズム1200を採用しないため、光の経路LPの原稿用
紙Paの紙面への入射光と反射光は、Θで示される反射
角を持つことになる。紙面を光学系から遠ざけてこの反
射角Θを小さくすれば、受光レンズおよび反射ミラー9
03aを介してCCDリニア・イメージ・センサ904
へ入射する光量への反射角Θによる影響は少なくなる
が、小型化を図るためには反射角Θを小さくすることは
困難である。
【0080】この結果、原稿用紙Paの紙面の高さが基
準位置Psに対してP1,P2のように上下に変化する
と、受光レンズおよび反射ミラー903aに入射する反
射光は位置ずれを起こし、CCDリニア・イメージ・セ
ンサ904への入射光量が一定に保たれない。したがっ
て、安価な受光レンズおよび反射ミラー903aでは両
端の出力値が低く、紙面の基準位置Psで反射した場合
の出力値を最高にして、紙面の高さが上に変化しても下
に変化しても、CCDリニア・イメージ・センサ904
の出力値は低下することになる。
【0081】図13は、スキャナヘッド・カートリッジ
750を用いて読み取り用原稿用紙Paの全領域を繰り
返しスキャンする場合の動作例について示す説明図であ
る。
【0082】ここでは、スキャナヘッド・カートリッジ
750はLED902の数が少数で、受光レンズおよび
反射ミラー903aの長さが短く、CCDリニア・イメ
ージ・センサ904の画素数が128、各画素ピッチが
1/360インチであるものとして説明する。
【0083】スキャン処理は、CCDリニア・イメージ
・センサ904の各画素がカラム方向(原稿用紙Paの
給送方向)に128個配列されるように構成されたスキ
ャナヘッド・カートリッジ750をライン方向に動かす
ことで1回のスキャンが行われる。しかし、1回のスキ
ャンでは、カラム方向のスキャン幅は(128/36
0)≒0.36インチにしかならない。
【0084】したがって、読み取り用原稿用紙Paの全
領域をスキャンするためには、ライン方向の1回のスキ
ャン処理の後にスキャン幅分だけ原稿用紙Paをカラム
方向にフィードし、同様のスキャン処理を繰り返し行う
必要がある。
【0085】したがって本実施の形態の装置において
は、原稿用紙Paの位置を基準にして考えると、スキャ
ナヘッド・カートリッジ750の移動軌跡がLsで示し
たとおりになるようにスキャナヘッド・カートリッジ7
50をライン方向に動かすととも原稿用紙Paをカラム
方向にフィードする。このように、ライン方向のスキャ
ン処理を複数回行うことで、原稿用紙Paの全領域をス
キャンすることができるようになっている。
【0086】図14はCCDリニア・イメージ・センサ
904の蓄積時間、キャリッジ速度、およびCCDリニ
ア・イメージ・センサ904によるライン方向の読み取
り解像度の関係を示す説明図である。
【0087】ここで蓄積時間とは、CCDリニア・イメ
ージ・センサ904の各画素に読み取る画像に応じた電
荷が蓄積されるのに要する時間である。また、キャリッ
ジ速度とはスキャナヘッド・カートリッジ750がライ
ン方向に動く速度を示している。また、図14において
Vはキャリッジ速度を表している。すなわち、CCDリ
ニア・イメージ・センサ904によるライン方向の読み
取り解像度はキャリッジ速度と蓄積時間に反比例し、以
下の式で表される。
【0088】ライン方向の読み取り解像度=1/(蓄積
時間*キャリッジ速度) したがって、蓄積時間とキャリッジ速度と読み取り解像
度との関係は図14のとおりになる。本実施の形態の装
置においては、ライン方向の読み取り解像度が360d
piのときの蓄積時間が256マイクロ秒の場合と、1
80dpiのときの蓄積時間が512マイクロ秒の場合
について説明をする。
【0089】図15は処理装置(ホスト)200とプリ
ンタ/スキャナ装置219間の情報の送受信に使用され
る専用ステータスポートについて示すブロック図であ
る。
【0090】SP1で示されるステータスポート1は8
ビットで構成されており、他のステータスポートSP
2,SP3およびプリンタ/スキャナ装置219の状態
に関する情報を送受信するために用いられる。SP2で
示されるステータスポート2は16ビットで構成されて
おり、コマンドおよびデータを送受信するために用いら
れる。SP3で示されるステータスポート3は16ビッ
トで構成されており、印刷用のイメージデータを処理装
置(ホスト)200からプリンタ/スキャナ装置219
に送信するために用いられる。
【0091】図16はステータスポート1(SP1)に
ついて説明する説明図である。
【0092】ステータスポート1の各々のビットB1〜
B6は、処理装置(ホスト)200、プリンタ/スキャ
ナ装置219の双方から参照することができる。
【0093】B1で示されるビット0は、SP2のステ
ータスポート2を介して処理装置(ホスト)200から
プリンタ/スキャナ装置219にデータを送信中のとき
は1、デフォルト状態のときは0になる。B2で示され
るビット1は、SP2のステータスポート2を介してプ
リンタ/スキャナ装置219から処理装置(ホスト)2
00にデータを送信中のときは1、デフォルト状態のと
きは0になる。
【0094】B3で示されるビット2は、SP3のステ
ータスポート3を介して処理装置(ホスト)200から
プリンタ/スキャナ装置219にデータを送る事が出来
るとき(書き込み可のとき)は0、送る事が出来ないと
き(書き込み不可のとき)は1になる。B4で示される
ビット3は、プリンタ/スキャナ装置219の電源がO
Nのときは0、OFFのときは1になる。B5で示され
るビット4は、プリンタ/スキャナ装置219がbus
y状態のときは1に、ready状態のときは0にな
る。B6で示されるビット5は、SP1〜SP3のステ
ータスポート1〜3が初期化中のときは1、初期化済み
のときは0になる。
【0095】図17はステータスポート2(SP2)を
介してプリンタ/スキャナ装置219から処理装置(ホ
スト)200に送られる1バイトのヘッドユニット情報
を示す説明図である。
【0096】図17中にB11で示すビット0は、現在
プリンタ/スキャナ装置219に搭載されているヘッド
ユニットの種類を示しており、0であればスキャナヘッ
ドが、1であれば印字ヘッドが搭載されていることを表
している。B12で示すビット1は、現在プリンタ/ス
キャナ装置219にヘッドユニットが搭載されているか
否かを示しており、0であればヘッドユニットが搭載さ
れておらず、1であればビット0で示されるいずれかの
ヘッドユニットが搭載されていることを表している。
【0097】図18は処理装置(ホスト)200に送ら
れる1バイトの読み取り解像度情報を示す説明図であ
る。
【0098】B21で示したビット0が1のとき読み取
り解像度は360dpiであり、B22で示したビット
1が1のとき読み取り解像度は180dpiであること
を表している。両ビットB21,B22が2つ同時に1
になることはなく、いずれか一方が1になる。
【0099】図19は、ステータスポート2(SP2)
を介して処理装置(ホスト)200からプリンタ/スキ
ャナ装置219に送られるコマンドの一覧を示す説明図
である。
【0100】処理装置(ホスト)200は、これらのコ
マンドC1……20をSP2のステータスポート2に書
き込んでからB1のビット0を立て、通信中であること
を示す。プリンタ/スキャナ装置219はB1のビット
0が立っていることを検知し次第、SP2のステータス
ポート2に書き込まれたコマンドにしたがって処理を行
い、B1のビット0を落とし、デフォルト状態であるこ
とを示す。この処理が終了し次第、SP2のステータス
ポート2に結果を書き込み、B2のビット1を立てて、
通信中であることを示す。処理装置(ホスト)200
は、B2のビット1が立っていることを検知し次第、S
P2のステータスポート2の内容を読み込み、読み込み
が終了したらB2のビット1を落とし、デフォルト状態
であることを示す。
【0101】以下、図19に示した各コマンドC1……
20の詳細について説明する。
【0102】コマンドC1のコマンドパラメータ100
0Hによって、ステータスポート1、2、3の初期化を
行う。コマンドC2のコマンドパラメータ4000Hに
よって、印刷イメージの転送を行う。このコマンドC2
を書き込んだ後、SP3のステータスポート3にイメー
ジデータそのものを書き込むことで、印刷を行うことが
可能になる。
【0103】コマンドC3のコマンドパラメータ800
0H〜8F78Hによって、スキャナ読み取りを行う。
コマンドパラメータ8000H〜8F78Hの下位12
ビットは、1回のライン方向へのスキャン動作後のフィ
ード量を示す。このコマンドC3を書き込むと、読み込
んだイメージデータが順次SP2のステータスポート2
を介してプリンタ/スキャナ装置219から処理装置
(ホスト)200に送られてくる。このようにイメージ
データを転送した後、下位12ビットの値で示されるフ
ィード量だけカラム方向に原稿用紙をフィードして、コ
マンドC3による動作は終了する。ここで、フィード量
の単位はCCDリニア・イメージ・センサの画素ピッチ
と同一の1/360インチである。
【0104】コマンドC4のコマンドパラメータ900
0H〜9F78Hによって、カラム方向のフィード動作
を指示する。コマンドパラメータ9000H〜9F78
Hの下位12ビットの値でフィード量を指定する。フィ
ード量の単位はCCDリニア・イメージ・センサの画素
ピッチと同一の1/360インチである。コマンドC5
のコマンドパラメータ9FF0Hによって、排紙を指示
する。コマンドC6のコマンドパラメータ9FF1Hに
よって、給紙を指示する。
【0105】コマンドC7のコマンドパラメータA80
1Hによって、現在プリンタ/スキャナ装置219に搭
載されているヘッドユニットについての情報を取得す
る。このコマンドC7を発効すると、図17で示した1
バイトのヘッドユニット情報がSP2のステータスポー
ト2を介してプリンタ/スキャナ装置219から処理装
置(ホスト)200に送られてくる。
【0106】コマンドC8のコマンドパラメータA80
5Hによって、現在プリンタ/スキャナ装置219で設
定されている現在の読み取り解像度の設定値を取得す
る。このコマンドC8を発効すると、プリンタ/スキャ
ナ装置219から図18で示した1バイトの読み取り解
像度情報が処理装置(ホスト)200に送られてくる。
【0107】コマンドC9のコマンドパラメータAD0
0H〜AD3FHによって、蓄積時間512マイクロ秒
で検出した白基準値を2ドット単位で取得する。コマン
ドパラメータAD00H〜AD3FHの下位8ビット
が、CCDリニア・イメージ・センサの128個の画素
(ドット)に順次対応している。このコマンドC9を受
け取ると、プリンタ/スキャナ装置219は、該当する
ドットで設定された1バイトの白基準値をSP2のステ
ータスポート2を介し処理装置200に送り返す。
【0108】また、コマンドC10のコマンドパラメー
タAD40H〜AD7FHによって、蓄積時間256マ
イクロ秒で検出した白基準値を2ドット単位で取得す
る。コマンドパラメータAD40H〜AD7FHの下位
8ビットがCCDリニア・イメージ・センサの128個
の画素に順次対応している。このコマンドC10を受け
取ると、プリンタ/スキャナ装置219は、該当するド
ットで設定された1バイトの白基準値をSP2のステー
タスポート2を介して処理装置(ホスト)200に送り
返す。
【0109】コマンドC11のコマンドパラメータAD
80Hによって、搭載されているヘッドユニットのヘッ
ドIDを読み出して取得する。このコマンドC11を受
け取ると、プリンタ/スキャナ装置219は読み出した
ヘッドユニットのヘッドIDを、SP2のステータスポ
ート2を介して処理装置(ホスト)200に送り返す。
【0110】コマンドC12のコマンドパラメータAD
81Hによって、プリンタ/スキャナ装置219の読み
出し時の機内温度情報を読み出して取得する。このコマ
ンドC12を受け取ると、プリンタ/スキャナ装置21
9は1バイトのこの機内温度情報をSP2のステータス
ポート2を介して処理装置(ホスト)200に送り返
す。
【0111】コマンドC13のコマンドパラメータAD
F0Hによって、白基準値の検出動作を遂行する。この
コマンドC13を受け取ると、プリンタ/スキャナ装置
219は蓄積時間512マイクロ秒、256マイクロ秒
の各々の場合について白基準値の検出動作を行う。
【0112】コマンドC14のコマンドパラメータB8
05Hによって、プリンタ/スキャナ装置219に新し
い読み取り解像度を設定する。このコマンドC14を発
効した後、図18で示した1バイトの読み取り解像度情
報をプリンタ/スキャナ装置219に送ることで、新し
い読み取り解像度の設定を行うことができる。
【0113】コマンドC15のコマンドパラメータBD
00H〜BD3FHによって、蓄積時間512マイクロ
秒時の白基準値を処理装置(ホスト)200からプリン
タ/スキャナ装置219中のRAM303に送る。コマ
ンドパラメータBD00H〜BD3FHの下位8ビット
が、CCDリニア・イメージ・センサの128個の画素
に順次対応している。このコマンドC15を発効した
後、続けてプリンタ/スキャナ装置219に1バイトの
白基準値を送ることで、該当するヘッドの白基準値を2
ドット単位で設定することができる。RAM303中の
この白基準値は、実スキャン動作を行う直前にスキャナ
ヘッドに書き込まれる。
【0114】コマンドC16のコマンドパラメータBD
40H〜BD7FHによって、蓄積時間256マイクロ
秒時の白基準値を処理装置(ホスト)200からプリン
タ/スキャナ装置219中のRAM303に送る。コマ
ンドパラメータBD40H〜BD7FHの下位8ビット
が、CCDリニア・イメージ・センサの128個の画素
に順次対応している。このコマンドC16を発効した
後、続けてプリンタ/スキャナ装置219に1バイトの
白基準値を送ることで、該当するヘッドの白基準値を2
ドット単位で設定することができる。RAM303中の
この白基準値は、実スキャン動作を行う直前にスキャナ
ヘッドに書き込まれる。
【0115】コマンドC17のコマンドパラメータBD
F0Hによって、プリンタ/スキャナ装置219中のR
AM303に設定された白基準値をスキャナヘッドに書
き込み、白基準値設定動作を遂行する。また、コマンド
C18のコマンドパラメータD000Hによって、ヘッ
ド交換位置へのキャリッジ移動を行う。このコマンドC
18を受信すると、プリンタ/スキャナ装置219はヘ
ッド交換位置にキャリッジを移動させる。
【0116】コマンドC19のコマンドパラメータD1
00Hによって、ヘッド交換位置からホームボジション
にキャリッジを移動する。このコマンドC19を受信す
ると、プリンタ/スキャナ装置219はヘッドユニット
の初期化処理を行ってからキャリッジをホームボジショ
ンに移動させ、ヘッド交換を終了する。また、コマンド
C20のコマンドパラメータ3000H〜3B40Hに
よって、キャリッジ位置の左オフセットを指定する。コ
マンドパラメータ3000H〜3B40Hの下位12ビ
ットで、オフセット量を指定する。オフセット量の単位
は、CCDリニア・イメージ・センサの画素ピッチと同
一の1/360インチである。
【0117】図20は本実施の形態の装置における基本
的なスキャナの動作手順について、処理装置(ホスト)
200の送信するコマンドを用いて説明するフローチャ
ートである。
【0118】本フローチャートの制御プログラムがRO
M302より読み出されて起動することでスキャナとし
ての動作を開始し、まず、ステップS2002におい
て、コマンドC1を送信して各ステータスポートの初期
化を行う。次にステップS2003において、B6で示
すビット5(図16参照)が0であるかを参照すること
でこの初期化処理が終了しているか否かを検出し、B6
=0で初期化が終了していればステップS2004の処
理に進む。
【0119】初期化が終了するとステップS2004で
は、B11で示したビット0およびビットB12で示し
たビット1(図17参照)を参照して、スキャナヘッド
・カートリッジ750がキャリッジ701に装着されて
いるか否かを検出する。B11=1,かつB12=0で
装着済みの場合はステップS2008の処理に進むが、
B11=0,B12=0またはB11=0,B12=1
の場合は、スキャナヘッド・カートリッジ750は未装
着であるためステップS2005の処理に進む。
【0120】ステップS2005では、コマンドC18
を送信してヘッド交換を開始する。このコマンドにより
ヘッド交換位置にキャリッジ701が移動するので、使
用者はステップS2006でスキャナヘッド・カートリ
ッジ750をキャリッジ701に装着する。装着が完了
するとステップS2007の処理に進み、コマンドC1
9を送信してヘッド交換を終了する。ヘッド交換を終了
するとステップS2004に戻る。
【0121】ステップS2004においてスキャナヘッ
ド・カートリッジ750がキャリッジ701に装着され
ていることが検出されると、ステップS2008におい
て、使用者は白基準用紙をセットし、コマンドC6を送
信して給紙を行う。給紙するとステップS2009の処
理に進み、コマンドC13を送信することにより白基準
値検出動作を遂行する。ステップS2009の白基準値
検出動作が終了するとステップS2010の処理に進
み、コマンドC5を送信することにより白基準用紙の排
紙を行う。
【0122】白基準用紙を排紙するとステップS201
1では、読み取り解像度の選択を行う。読み取り解像度
の選択は、前述したCCDリニア・イメージ・センサの
蓄積時間とキャリアの移動速度に応じて選択する。36
0dpiが選択された場合はステップS2012に、1
80dpiが選択された場合はステップS2013の処
理に進む。ステップS2012では、360dpiの読
み取り解像度に応じてビットB21=1,ビットB22
=0に設定した後、ステップS2014の処理に進む。
また、ステップS2013では、180dpiの読み取
り解像度に応じてビットB21=0,ビットB22=1
に設定した後、ステップS2014の処理に進む。
【0123】ステップS2014ではコマンドC14を
送信し、コマンドパラメータA805により現在の読み
取り解像度の設定値を取得する。これにより読み取り解
像度を設定すると、ステップS2015で使用者はスキ
ャンする読み取り原稿用紙をセットした後、コマンドC
6を送信して給紙を行う。読み取り原稿用紙を給紙する
とステップS2016の原稿読み取り処理を行ってスキ
ャン画像を出力した後、ステップS2017で読み取り
原稿用紙の排紙を行う。
【0124】本実施の形態の特徴的な処理であるS20
16の原稿読み取り処理ついては、図22を参照して後
に詳細に説明する。
【0125】ここで、図21は本実施の形態の装置のス
キャナヘッドの特性について説明する特性図である。
【0126】同図中の2本の曲線は、CCDリニア・イ
メージ・センサを構成する各画素の一定階調の画像に対
する出力値を、蓄積時間の長い場合と短い場合について
それぞれ示したものである。同図中、横軸はCCDリニ
ア・イメージ・センサのカラム方向の位置を表し、縦軸
は横軸の位置にある各画素の出力値を表している。図1
1を参照して既に説明したように、CCDリニア・イメ
ージ・センサのカラム方向の両端においては光量が落ち
るため、出力値は中央で高く、両端で低くなっている。
【0127】このとき、蓄積時間が短い(高解像度)場
合のCCDリニア・イメージ・センサ両端付近に位置す
る画素の出力値は、蓄積時間が長い(低解像度)場合の
CCDリニア・イメージ・センサ中央に位置する画素の
出力値に比べて著しく低いことがわかる。これは、CC
Dリニア・イメージ・センサ出力のA/D変換後のディ
ジタル値の精度が、低解像度のCCDリニア・イメージ
・センサではたとえば6ビットの桁数で得られる場合、
高解像度のCCDリニア・イメージ・センサでは2〜3
ビット程度の桁数でしか得られない場合があることを表
している。
【0128】すなわち、低解像度のCCDリニア・イメ
ージ・センサでは64階調のディジタル画像データが得
られるとき、高解像度のCCDリニア・イメージ・セン
サでは4〜8階調のディジタル画像データしか得られな
いことになる。このようにCCDリニア・イメージ・セ
ンサの出力値が図21に示した特性となる場合、高解像
度のCCDリニア・イメージ・センサではカラム方向の
両端付近の画素の出力を使用すると、その部分の画像を
高階調のものにすることができない場合がある。
【0129】そこで、本実施の形態は、蓄積時間が短い
場合のCCDリニア・イメージ・センサ両端付近に位置
する画素の出力値から高階調のディジタル画像データを
得られないときでも、原稿用紙の全領域をスキャンして
高階調の画像を得ることができるように構成した。
【0130】図22は本実施の形態の装置で解決すべき
スキャン動作と読み取り原稿用紙Paの頭出し処理の関
係を具体的に示した説明図である。
【0131】図21までの説明で明らかにしたように、
スキャナヘッドを構成するCCDリニア・イメージ・セ
ンサ904は、蓄積時間が短い場合、すなわち解像度が
高い場合には、たとえばカラム方向中央の画素2233
〜2264をスキャンに用い、両端付近の画素2201
〜2232,2265〜2318をスキャンに用いない
ようにする。
【0132】従来はスキャン処理を開始すると、いかな
る場合においても読み取り原稿用紙Paを給紙した後P
3の位置まで頭出ししていた。ところが、図22から明
らかなように、カラム方向中央の画素2233〜226
4のみを採用してスキャン処理を行った場合スキャン開
始時にP3の位置まで頭出しをすると、読み取り原稿用
紙Paのフィード方向先端部分の32画素分の画像をス
キャンすることが出来なくなってしまう。
【0133】図22中では、この原稿用紙Pa上の“A
BCD”の文字の上端が画素2201〜2232による
スキャン領域に含まれる様子を示しており、この部分の
画像データはライン方向に1回スキャンした後に破棄さ
れてしまう。このため、最終的に得られるスキャン画像
から欠落してしまうことになる。このような場合、P4
で示す適切な位置で頭出しすることで、この問題の解決
を図ろうというのが本発明の意図するところである。
【0134】図23は本実施の形態のステップS201
6の原稿読み取り処理の詳細について示すフローチャー
トである。
【0135】本実施の形態の装置においては、蓄積時間
が512マイクロ秒、180dpiの低解像度のときC
CDリニア・イメージ・センサのカラム方向の全長にあ
たる128画素分を有効スキャン幅として用いてスキャ
ンを行い、蓄積時間が256マイクロ秒、360dpi
の高解像度のときCCDリニア・イメージ・センサのた
とえば中央64画素分(図21の斜線部)を有効スキャ
ン幅として用いてスキャンする構成を採用している。
【0136】原稿読み取り処理を開始すると、ステップ
S2302で変数Xに読み取り原稿用紙のカラム方向の
寸法dc(図13参照)を代入する。次にステップS2
303において、コマンドC6を送信し、コマンドパラ
メータ9FF1により給紙を行う。給紙するとステップ
S2304において、コマンドC8を送信し、現在の読
み取り解像度を取得する。そして、取得した結果をステ
ップS2305で判定する。
【0137】すなわちステップS2305では、ビット
B21=1、かつB22=0かを判定する。ビットB2
1=1、かつB22=0であれば、現在の読み取り解像
度は360dpiなのでステップS2306以降の処理
に進む。一方、ビットB21=0、かつB22=1であ
れば、現在の読み取り解像度は180dpiなのでステ
ップS2312以降の処理に進む。
【0138】ステップS2306では、コマンドC4を
送信し、CCDリニア・イメージ・センサのフィード方
向先端(図13中で上端)の32画素分に相当する分だ
け原稿用紙をバックフィードして適切な位置P4に頭出
しする。
【0139】続くステップS2307では、変数Xの値
を調べることにより原稿用紙の全領域の読み取りが終了
したか否かを判定する。X≦0であれば全領域の読み取
りを終了しているので図20の処理にリターンし、X>
0であれば全領域の読み取りを終了していないのでステ
ップS2308以降の処理に進む。ステップS2308
ではコマンドC3のスキャナ読み取りコマンドを送信す
るが、有効スキャン幅は64画素分であるため、フィー
ド量は64画素分とする必要がある。したがって、コマ
ンドパラメータ8000H〜8F78Hの下位12ビッ
トを64とし、この値で1回のスキャン動作後のライン
方向のフィード量を示す。
【0140】ステップS2309では、原稿用紙を64
画素分フィードして変数Xの値をX=X−64/360
により更新し、原稿用紙の残りのスキャン長を計算す
る。64画素分カラム方向にフィードするとステップS
2310の処理に進み、CCDリニア・イメージ・セン
サにより読み込んだ画像から、使用に不適当なカラム方
向両端のそれぞれ上下各32画素分のドットを破棄して
除外し、中央の64画素分のドットを有効データとして
採用する。
【0141】ステップS2310の処理を終了するとス
テップS2307の処理に戻り、X≦0と判定されるま
で、ステップS2307〜S2310の処理を繰り返し
実行する。これにより、CCDリニア・イメージ・セン
サにより読み込んだ画像のうち、高階調の画像データの
みを得られる使用に適当な中央の64画素分のドットが
採用され原稿用紙の全領域の読み取りが終了する。した
がって、高解像度の場合でも原稿用紙の先端部分を含む
全領域にわたって高階調の画像読み取りを行うことがで
きる。
【0142】一方、180dpiの場合はステップS2
305からステップS2312の処理に進む。ステップ
S2312は原稿の全領域の読み取りが終了したか否か
を判定するステップS2307と同様の処理であり、終
了していれば図20の処理にリターンし、終了していな
ければステップS2313の処理に進む。
【0143】ステップS2313ではコマンドC3のス
キャナ読み取りコマンドを送信するが、CCDリニア・
イメージ・センサのカラム方向の全長にあたる128画
素を全て有効スキャン幅として使えるので、フィード量
は128画素分となる。したがって、コマンドパラメー
タ8000H〜8F78Hの下位12ビットを128と
し、この値で1回のスキャン動作後のライン方向のフィ
ード量を示す。
【0144】さらにステップS2314において、原稿
用紙を128画素分フィードして変数Xの値をX=X−
128/360により更新し、原稿用紙の残りのスキャ
ン長を計算する。128画素分カラム方向にフィードす
るとステップS2315の処理に進み、CCDリニア・
イメージ・センサにより読み込んだ画像情報をそのまま
全て有効データとして採用する。これは、低解像度で
は、CCDリニア・イメージ・センサのカラム方向の全
長にわたって高階調のデータを得るのに十分な出力値が
得られるためである。
【0145】ステップS2315の処理を終了するとス
テップS2312の処理に戻り、X≦0と判定されるま
で、ステップS2312〜S2315の処理を繰り返し
実行する。これにより、原稿用紙の全領域の読み取りが
終了する。
【0146】本実施の形態ではスキャンに用いるCCD
リニア・イメージ・センサの画素を中央の64画素に固
定した場合について説明したが、この画素数を可変な任
意の値とすることも可能である。その場合はステップS
2306で行うバックフィードの量をこの任意の値に対
応した値としてやれぱよい。
【0147】また、本実施の形態では、全ての処理を制
御コマンドにより処理装置(ホスト)200側で行う例
について説明してきたが、実際の装置では任意の処理を
スキャナヘッド側に担当させることも可能である。たと
えばスキャナヘッドに、CCDリニア・イメージ・セン
サの各々の画素をイネーブル/ディセーブル切り替えす
る機能を備えることで、ステップS2310のような処
理を行うことなく、処理装置(ホスト)200側で画像
データを受け取った時点で既に不要な画像データが除去
されている状態にすることができる。
【0148】本発明方法は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
しても良い。また、本発明方法はシステム或いは装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることは言うまでもない。この場合、本発明方
法を達成するためのソフトウエアによって表されるプロ
グラムを格納した記憶媒体をシステム或いは装置に読み
出すことによって、そのシステム或いは装置が、本発明
方法の効果を享受することが可能になる。
【0149】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスキャナ装
置およびスキャナ装置の制御装置およびスキャナ装置の
スキャン方法およびスキャナ装置のスキャン制御方法お
よび記憶媒体によれば、複数の画像読み取り手段をスキ
ャン方向と略垂直方向に配列されたイメージセンサを搭
載したスキャン手段によりシート状の記録媒体に形成さ
れた画像を読み取る際に、複数の画像読み取り手段のう
ち一定階調の画像に対して所定レベルを出力する画像読
み取り手段を決定し、記録媒体に形成された画像をこの
画像読み取り手段により読み取り可能なように記録媒体
を略垂直方向に移動させ、記録媒体に形成された画像を
スキャン手段により一定のスキャン幅でスキャンすると
ともに一定のスキャン幅に応じて記録媒体を略垂直方向
に移動させてシート状の記録媒体に形成された全ての画
像を読み取るようにしたので、たとえばイメージセンサ
の中央部分の画素のみを用いてスキャン処理を行う場合
においても、画像を形成されたシート状の記録媒体のス
キャン方向と略垂直方向の端部の画像を欠落させること
なく記録媒体全領域の画像をスキャンすることが可能と
なるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したスキャナ装置の第1の実施の
形態であるシリアル・プリンタ内蔵型携帯用パソコンの
外観を示す斜視図である。
【図2】本発明を適用したスキャナ装置の第1の実施の
形態であるシリアル・プリンタ内蔵型携帯用パソコンの
内部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明を適用したスキャナ装置の第1の実施の
形態のプリンタ/スキャナ装置219のブロック図であ
る。
【図4】本発明を適用したスキャナ装置の第1の実施の
形態のプリンタ/スキャナ・コントローラ220の機能
ブロックを示すブロック図である。
【図5】本発明を適用したスキャナ装置の第1の実施の
形態のプリンタ/スキャナ・コントローラ220のI/
Oデータレジスタ401のレジスタマップを示す説明図
である。
【図6】記録および受信動作における記録データ・バッ
ファ・エリア502と受信バッファエリア503のRA
M303上のアドレス領域を示す説明図である。
【図7】本発明を適用したスキャナ装置の第1の実施の
形態のプリンタ/スキャナ・ユニット221の外観を示
す斜視図である。
【図8】本発明を適用したスキャナ装置の第1の実施の
形態のスキャナヘッド・カートリッジ750の外観を示
す斜視図である。
【図9】本発明を適用したスキャナ装置の第1の実施の
形態のスキャナヘッド・カートリッジ750の内部構成
を示すブロック図である。
【図10】本発明を適用したスキャナ装置の第1の実施
の形態のスキャナ・コントローラ906内のI/Oポー
トのレジスタのレジスタマップを示す説明図である。
【図11】読み取り反射光の経路の詳細を示す説明図で
ある。
【図12】理想的な光学部の構成と小型・安価な光学部
の構成を比較説明するための説明図である。
【図13】本発明を適用したスキャナ装置の第1の実施
の形態のスキャナヘッド・カートリッジ750を用いて
読み取り用原稿用紙Paの全領域を繰り返しスキャンし
た場合の動作例について示す説明図である。
【図14】本発明を適用したスキャナ装置の第1の実施
の形態のCCDリニア・イメージ・センサ904の蓄積
時間、キャリッジ速度、およびCCDリニア・イメージ
・センサ904によるライン方向の読み取り解像度の関
係を示す説明図である。
【図15】本発明を適用したスキャナ装置の第1の実施
の形態の処理装置(ホスト)200とプリンタ/スキャ
ナ装置219間の情報の送受信に使用される専用ステー
タスポートについて示すブロック図である。
【図16】本発明を適用したスキャナ装置の第1の実施
の形態のシリアル・プリンタ/スキャナ内蔵型携帯用パ
ソコンの処理装置(ホスト)200とプリンタ/スキャ
ナ装置219の情報の送受信に使用されるステータスポ
ート1(SP1)の説明図である。
【図17】本発明を適用したスキャナ装置の第1の実施
の形態のシリアル・プリンタ/スキャナ内蔵型携帯用パ
ソコンの処理装置(ホスト)200とプリンタ/スキャ
ナ装置219の情報の送受信に使用されるステータスポ
ート2(SP2)を介してプリンタ/スキャナ装置21
9から処理装置(ホスト)200に送られる1バイトの
ヘッドユニット情報を示す説明図である。
【図18】本発明を適用したスキャナ装置の第1の実施
の形態の処理装置(ホスト)200に送られる1バイト
の読み取り解像度情報を示す説明図である。
【図19】ステータスポート2(SP2)を介して処理
装置(ホスト)200からプリンタ/スキャナ装置21
9に送られるコマンドの一覧を示す説明図である。
【図20】本発明を適用したスキャナ装置の第1の実施
の形態のシリアル・プリンタ内蔵型携帯用パソコンにお
ける基本的なスキャナの動作手順について、処理装置
(ホスト)200の送信するコマンドを用いて説明する
フローチャートである。
【図21】本発明を適用したスキャナ装置の第1の実施
の形態のシリアル・プリンタ内蔵型携帯用パソコンのス
キャナヘッドの特性について説明する特性図である。
【図22】本発明を適用した第1の実施の形態で解決し
ようとするスキャン動作と読み取り原稿用紙Paの頭出
し処理の関係を具体的に示した説明図である。
【図23】本発明を適用した第1の実施の形態のステッ
プS2016の原稿読み取り処理の詳細について示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 パソコン本体 20 表示部 30 入力部 200 処理装置(ホスト) 201 中央処理装置(CPU) 202 ROM 203 フロッピィディスク(FDD) 204 ハードディスク(HDD) 205 フロッピィディスク・コントローラ(FDC) 206 ハードディスク・コントローラ(HDC) 207 システム・メインメモリ 208 ビデオ・グラフィックアレイ・コントローラ
(VGAC) 209 液晶表示装置(LCD) 210 ビデオメモリ(VRAM) 211 キーボード 212 キーボード・コントローラ(KBC) 213 数値演算プロセッサ(FPU) 214 リアルタイム・クロック(RTC) 215 DMAコントローラ(DMAC) 216 割込コントローラ(IRQC) 217 シリアル・インタフェース(SIO) 218 拡張ポート(PORT) 219 プリンタ/スキャナ装置 220 プリンタ/スキャナ・コントローラ 221 プリンタ/スキャナ・ユニット 301 CPU 302 ROM 303 RAM 304 印字/スキャン・ヘッド 305a,305b ドライバ 307 サーミスタ 401 I/0データレジスタ 402 受信バッファ・コントローラ 403 印字/スキャン・バッファ・コントローラ 404 メモリ・コントローラ 405 シーケンス・コントローラ 406 ホスト・インタフェース 501 モータ・コントロール・ポート 502 記録データ・バッファ・エリア 503 受信データ・バッファ・エリア 601 入力バッファ 602 印字/スキャン・データ・バッファ 701 キャリッジ 702 印字ヘッド・カートリッジ 750 スキャナヘッド・カートリッジ 902 LED 903 反射ミラー 903a 受光レンズおよび反射ミラー 904 CCDリニア・イメージ・センサ 905 アンプ 906 スキャナ・コントローラ 907 A/D変換ブロック 908 SRAM 2201〜2318 画素

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像読み取り手段をスキャン方向
    と略垂直方向に配列されたイメージセンサを搭載したス
    キャン手段によりシート状の記録媒体に形成された画像
    を読み取るスキャナ装置であって、 前記複数の画像読み取り手段のうち、一定階調の画像に
    対して所定レベルを出力する画像読み取り手段を決定す
    る決定手段と、 前記記録媒体に形成された前記画像を前記所定レベルを
    出力する前記画像読み取り手段により読み取り可能なよ
    うに、前記記録媒体を前記略垂直方向に移動させる移動
    手段と、 前記記録媒体に形成された前記画像を前記スキャン手段
    により前記一定のスキャン幅でスキャンするとともに、
    前記一定のスキャン幅に応じて前記記録媒体を前記略垂
    直方向に移動させて前記シート状の記録媒体に形成され
    た全ての画像を読み取るスキャン手段とを具備したこと
    を特徴とするスキャナ装置。
  2. 【請求項2】 前記所定レベルを出力する前記画像読み
    取り手段は、前記イメージセンサの解像度に応じて決定
    されることを特徴とする請求項1に記載のスキャナ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記イメージセンサはリニア・イメージ
    ・センサであり、前記一定のスキャン幅は、前記リニア
    ・イメージ・センサの各画素のうち、前記一定階調の画
    像に対して前記所定レベルを出力する連続して配列され
    た画素による前記略垂直方向の長さにより可変されるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のスキャナ装
    置。
  4. 【請求項4】 複数の画像読み取り手段をスキャン方向
    と略垂直方向に配列されたイメージセンサを搭載したス
    キャン手段によりシート状の記録媒体に形成された画像
    を読み取るスキャナ装置を制御するスキャナ装置の制御
    装置であって、前記複数の画像読み取り手段のうち、一
    定階調の画像に対して所定レベルを出力する画像読み取
    り手段を決定するように制御する決定制御手段と、 前記記録媒体に形成された前記画像を前記所定レベルを
    出力する前記画像読み取り手段により読み取り可能なよ
    うに、前記記録媒体を前記略垂直方向に移動させるよう
    に制御する移動制御手段と、 前記記録媒体に形成された前記画像を前記スキャン手段
    により前記一定のスキャン幅でスキャンするとともに、
    前記一定のスキャン幅に応じて前記記録媒体を前記略垂
    直方向に移動させて前記シート状の記録媒体に形成され
    た全ての画像を読み取るように制御するスキャン制御手
    段とを具備したことを特徴とするスキャナ装置の制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記所定レベルを出力する前記画像読み
    取り手段を、前記イメージセンサの解像度に応じて決定
    するように制御することを特徴とする請求項4に記載の
    スキャナ装置の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記イメージセンサはリニア・イメージ
    ・センサであり、前記一定のスキャン幅を、前記リニア
    ・イメージ・センサの各画素のうち、前記一定階調の画
    像に対して前記所定レベルを出力する連続して配列され
    た画素による前記略垂直方向の長さにより可変制御する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載のスキャナ装
    置の制御装置。
  7. 【請求項7】 複数の画像読み取り手段をスキャン方向
    と略垂直方向に配列されたイメージセンサを搭載したス
    キャン手段によりシート状の記録媒体に形成された画像
    を読み取るスキャナ装置のスキャン方法であって、 前記複数の画像読み取り手段のうち、一定階調の画像に
    対して所定レベルを出力する画像読み取り手段を決定す
    る決定ステップと、 前記記録媒体に形成された前記画像を前記所定レベルを
    出力する前記画像読み取り手段により読み取り可能なよ
    うに、前記記録媒体を前記略垂直方向に移動させる移動
    ステップと、 前記記録媒体に形成された前記画像を前記スキャン手段
    により前記一定のスキャン幅でスキャンするとともに、
    前記一定のスキャン幅に応じて前記記録媒体を前記略垂
    直方向に移動させて前記シート状の記録媒体に形成され
    た全ての画像を読み取るスキャンステップとを含むこと
    を特徴とするスキャナ装置のスキャン方法。
  8. 【請求項8】 前記所定レベルを出力する前記画像読み
    取り手段は、前記イメージセンサの解像度に応じて決定
    されることを特徴とする請求項7に記載のスキャナ装置
    のスキャン方法。
  9. 【請求項9】 前記イメージセンサはリニア・イメージ
    ・センサであり、前記一定のスキャン幅は、前記リニア
    ・イメージ・センサの各画素のうち、前記一定階調の画
    像に対して前記所定レベルを出力する連続して配列され
    た画素による前記略垂直方向の長さにより可変されるこ
    とを特徴とする請求項7または8に記載のスキャナ装置
    のスキャン方法。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の前記決定ステップと
    前記移動ステップと前記スキャンステップとを含むプロ
    グラムを読み出し可能に記憶したことを特徴とする記憶
    媒体。
  11. 【請求項11】 複数の画像読み取り手段をスキャン方
    向と略垂直方向に配列されたイメージセンサを搭載した
    スキャン手段によりシート状の記録媒体に形成された画
    像を読み取るスキャナ装置を制御するスキャナ装置のス
    キャン制御方法であって、 前記複数の画像読み取り手段のうち、一定階調の画像に
    対して所定レベルを出力する画像読み取り手段を決定す
    るように制御する決定制御ステップと、 前記記録媒体に形成された前記画像を前記所定レベルを
    出力する前記画像読み取り手段により読み取り可能なよ
    うに、前記記録媒体を前記略垂直方向に移動させるよう
    に制御する移動制御ステップと、 前記記録媒体に形成された前記画像を前記スキャン手段
    により前記一定のスキャン幅でスキャンするとともに、
    前記一定のスキャン幅に応じて前記記録媒体を前記略垂
    直方向に移動させて前記シート状の記録媒体に形成され
    た全ての画像を読み取るように制御するスキャン制御ス
    テップとを含むことを特徴とするスキャナ装置のスキャ
    ン制御方法。
  12. 【請求項12】 前記所定レベルを出力する前記画像読
    み取り手段を、前記イメージセンサの解像度に応じて決
    定するように制御することを特徴とする請求項11に記
    載のスキャナ装置のスキャン制御方法。
  13. 【請求項13】 前記イメージセンサはリニア・イメー
    ジ・センサであり、前記一定のスキャン幅を、前記リニ
    ア・イメージ・センサの各画素のうち、前記一定階調の
    画像に対して前記所定レベルを出力する連続して配列さ
    れた画素による前記略垂直方向の長さにより可変するこ
    とを特徴とする請求項11または12に記載のスキャナ
    装置のスキャン制御方法。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載の前記決定ステップ
    と前記決定制御ステップと前記移動制御ステップと前記
    スキャン制御ステップとを含むプログラムを読み出し可
    能に記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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