JPH09306064A - 回転ヘッドドラムと磁気記録再生装置 - Google Patents
回転ヘッドドラムと磁気記録再生装置Info
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- JPH09306064A JPH09306064A JP8147865A JP14786596A JPH09306064A JP H09306064 A JPH09306064 A JP H09306064A JP 8147865 A JP8147865 A JP 8147865A JP 14786596 A JP14786596 A JP 14786596A JP H09306064 A JPH09306064 A JP H09306064A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気テープ/ドラム要因による影響を受けな
い、安定したエアフィルムを保つようにすること。 【解決手段】 中回転ドラム式の回転ヘッドドラム2に
おいて、上固定ドラム12の外周面12aに形成した空
気吹出口21から空気吹出手段によって空気27を吹き
出して、上固定ドラム12の外周面12aと磁気テープ
14との間にエアフィルム28を形成するもの。
い、安定したエアフィルムを保つようにすること。 【解決手段】 中回転ドラム式の回転ヘッドドラム2に
おいて、上固定ドラム12の外周面12aに形成した空
気吹出口21から空気吹出手段によって空気27を吹き
出して、上固定ドラム12の外周面12aと磁気テープ
14との間にエアフィルム28を形成するもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープレコ
ーダ、データレコーダ、テープストリーマ等のヘリカル
スキャン方式の磁気記録再生装置に適用するのに最適な
回転ヘッドドラムの技術分野に属するものである。
ーダ、データレコーダ、テープストリーマ等のヘリカル
スキャン方式の磁気記録再生装置に適用するのに最適な
回転ヘッドドラムの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、VTR等のヘリカルスキャン
方式の磁気記録再生装置には、図5の(A)に示すよう
な上回転ドラム式の回転ヘッドドラム1と、図4の
(A)に示すような中回転ドラム式の回転ヘッドドラム
2の2種類が使用されている。
方式の磁気記録再生装置には、図5の(A)に示すよう
な上回転ドラム式の回転ヘッドドラム1と、図4の
(A)に示すような中回転ドラム式の回転ヘッドドラム
2の2種類が使用されている。
【0003】図5の(A)に示す上回転ドラム式の回転
ヘッドドラム1は、下固定ドラム4の上部に上回転ドラ
ム5を同一軸心状に配置し、下固定ドラム4の外周面4
aにヘリカル状のテープリード6を形成し、上回転ドラ
ム5の下端の外周に複数の回転磁気ヘッド7を取り付
け、上回転ドラム5を下固定ドラム4の下部に取り付け
た駆動モータ8によって回転駆動するように構成したも
のである。
ヘッドドラム1は、下固定ドラム4の上部に上回転ドラ
ム5を同一軸心状に配置し、下固定ドラム4の外周面4
aにヘリカル状のテープリード6を形成し、上回転ドラ
ム5の下端の外周に複数の回転磁気ヘッド7を取り付
け、上回転ドラム5を下固定ドラム4の下部に取り付け
た駆動モータ8によって回転駆動するように構成したも
のである。
【0004】また、図4の(A)に示す中回転ドラム式
の回転ヘッドドラム2は、下固定ドラム10の上部に、
ディスク状の中回転ドラム11と、上固定ドラム12と
を同一軸心状に配置し、下固定ドラム10の外周面10
aにヘリカル状のテープリード6を形成し、中回転ドラ
ム11の外周に複数の回転磁気ヘッド7を取り付け、上
固定ドラム12を下固定ドラム10にドラムホルダー
(図示せず)によって固定し、中回転ドラム11を下固
定ドラム10の下部に取り付けた駆動モータ8によって
回転駆動するように構成したものである。
の回転ヘッドドラム2は、下固定ドラム10の上部に、
ディスク状の中回転ドラム11と、上固定ドラム12と
を同一軸心状に配置し、下固定ドラム10の外周面10
aにヘリカル状のテープリード6を形成し、中回転ドラ
ム11の外周に複数の回転磁気ヘッド7を取り付け、上
固定ドラム12を下固定ドラム10にドラムホルダー
(図示せず)によって固定し、中回転ドラム11を下固
定ドラム10の下部に取り付けた駆動モータ8によって
回転駆動するように構成したものである。
【0005】そして、これら何れの回転ヘッドドラム
1、2も、これらの外周に磁気テープ14をテープリー
ド6に沿ってヘリカル状に巻き付けて、その磁気テープ
14の下エッジ14bをテープリード6で案内するよう
にして、磁気テープ14をテープリード6に沿って走行
させながら、複数の回転磁気ヘッド7によってヘリカル
スキャン方式で信号の記録、再生を行うようにしたもの
である。
1、2も、これらの外周に磁気テープ14をテープリー
ド6に沿ってヘリカル状に巻き付けて、その磁気テープ
14の下エッジ14bをテープリード6で案内するよう
にして、磁気テープ14をテープリード6に沿って走行
させながら、複数の回転磁気ヘッド7によってヘリカル
スキャン方式で信号の記録、再生を行うようにしたもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年のこの種磁気記録
再生装置では、磁気テープ14への記録密度の増加を進
めるために、回転磁気ヘッド7の記録波長を短くすると
共に、回転磁気ヘッド7と磁気テープ14間の相対速度
を上げてトラックピッチを狭くする傾向にある。従っ
て、回転磁気ヘッド7によって磁気テープ14に書き込
む記録トラックをより一層正確な直線で、かつ、正確な
等間隔に形成しなければならないが、スペーシングロス
の影響が大きくなっているために、回転磁気ヘッド7と
磁気テープ14間に小さなスペーシングを安定に保つた
めに回転磁気ヘッド7と磁気テープ14の接触状態をよ
り一層安定化しなければならなくなっている。
再生装置では、磁気テープ14への記録密度の増加を進
めるために、回転磁気ヘッド7の記録波長を短くすると
共に、回転磁気ヘッド7と磁気テープ14間の相対速度
を上げてトラックピッチを狭くする傾向にある。従っ
て、回転磁気ヘッド7によって磁気テープ14に書き込
む記録トラックをより一層正確な直線で、かつ、正確な
等間隔に形成しなければならないが、スペーシングロス
の影響が大きくなっているために、回転磁気ヘッド7と
磁気テープ14間に小さなスペーシングを安定に保つた
めに回転磁気ヘッド7と磁気テープ14の接触状態をよ
り一層安定化しなければならなくなっている。
【0007】しかし、図5の(A)に示す上回転ドラム
式の回転ヘッドドラム1では、上回転ドラム5の回転に
伴う磁気テープ14に対するドラム入口側からの空気巻
き込み量が多い関係で、上回転ドラム5の回転速度を上
げた場合、図5の(B)に示すように、上回転ドラム5
の外周面5aと、磁気テープ14との間に厚いエアフィ
ルム16が形成されてしまい、回転磁気ヘッド7と磁気
テープ14間の良好なスペーシングが保てず、回転磁気
ヘッド7と磁気テープ14の良好な接触が得られなくな
るために、上回転ドラム5の回転速度の上昇には限界が
ある。なお、上回転ドラム5の外周面5aに溝を切る等
してエアフィルムをなくするための対策がなされてはい
るが、エアフィルムを均一化する有効な対策は今のとこ
ろ見つかっていない。
式の回転ヘッドドラム1では、上回転ドラム5の回転に
伴う磁気テープ14に対するドラム入口側からの空気巻
き込み量が多い関係で、上回転ドラム5の回転速度を上
げた場合、図5の(B)に示すように、上回転ドラム5
の外周面5aと、磁気テープ14との間に厚いエアフィ
ルム16が形成されてしまい、回転磁気ヘッド7と磁気
テープ14間の良好なスペーシングが保てず、回転磁気
ヘッド7と磁気テープ14の良好な接触が得られなくな
るために、上回転ドラム5の回転速度の上昇には限界が
ある。なお、上回転ドラム5の外周面5aに溝を切る等
してエアフィルムをなくするための対策がなされてはい
るが、エアフィルムを均一化する有効な対策は今のとこ
ろ見つかっていない。
【0008】一方、図4の(A)に示す中回転ドラム式
の回転ヘッドドラム2では、中回転ドラム11がディス
ク状に形成されていて、その中回転ドラム11の回転に
伴う空気の巻き込み量が少ないので、中回転ドラム11
の回転速度を上げても、回転磁気ヘッド7と磁気テープ
14間の良好なスペーシングを保って、回転磁気ヘッド
7と磁気テープ14の接触は良好に保つことができる
が、図4の(B)に示すように、中回転ドラム11の外
周で回転磁気ヘッド7のない部分では、負圧現象によっ
てエアフィルムが失われる箇所が生じる。このエアフィ
ルムは、磁気テープ14と上下固定ドラム12、10と
の直接的な接触を防ぎ、磁気テープ14の走行負荷を低
減することに寄与しているために、負圧現象によってエ
アフィルムが失われると、磁気テープ14の特に上エッ
ジ14a側が上固定ドラム12の外周面12aに吸着さ
れて、磁気テープ14の走行負荷の増大を招くばかり
か、磁気テープ14の損傷を引き起すこともあった。な
お、実験では、図4の(C)に示すように、磁気テープ
14の上エッジ14aによって、上固定ドラム12の外
周面12aに摺り傷(凹み)17が発生することも判っ
た。このため、上固定ドラム12の外周面12aにバル
ジを形成したり、中回転ドラム11の外周にダミーヘッ
ドを設ける等してエアフィルムを増加させる対策がなさ
れてはいるが、磁気テープ14の走行負荷を表すテープ
テンション比の値は依然として高く、エアフィルムは十
分とは言えない現状にある。
の回転ヘッドドラム2では、中回転ドラム11がディス
ク状に形成されていて、その中回転ドラム11の回転に
伴う空気の巻き込み量が少ないので、中回転ドラム11
の回転速度を上げても、回転磁気ヘッド7と磁気テープ
14間の良好なスペーシングを保って、回転磁気ヘッド
7と磁気テープ14の接触は良好に保つことができる
が、図4の(B)に示すように、中回転ドラム11の外
周で回転磁気ヘッド7のない部分では、負圧現象によっ
てエアフィルムが失われる箇所が生じる。このエアフィ
ルムは、磁気テープ14と上下固定ドラム12、10と
の直接的な接触を防ぎ、磁気テープ14の走行負荷を低
減することに寄与しているために、負圧現象によってエ
アフィルムが失われると、磁気テープ14の特に上エッ
ジ14a側が上固定ドラム12の外周面12aに吸着さ
れて、磁気テープ14の走行負荷の増大を招くばかり
か、磁気テープ14の損傷を引き起すこともあった。な
お、実験では、図4の(C)に示すように、磁気テープ
14の上エッジ14aによって、上固定ドラム12の外
周面12aに摺り傷(凹み)17が発生することも判っ
た。このため、上固定ドラム12の外周面12aにバル
ジを形成したり、中回転ドラム11の外周にダミーヘッ
ドを設ける等してエアフィルムを増加させる対策がなさ
れてはいるが、磁気テープ14の走行負荷を表すテープ
テンション比の値は依然として高く、エアフィルムは十
分とは言えない現状にある。
【0009】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、磁気テープ/ドラム要因(例え
ば、ドラム回転数、磁気テープの種類、回転磁気ヘッド
の突き出し量、上固定ドラムの摩耗状態等)による影響
を受けない、安定したエアフィルムを保つことができる
ようにしたものを提供することを目的としている。
されたものであって、磁気テープ/ドラム要因(例え
ば、ドラム回転数、磁気テープの種類、回転磁気ヘッド
の突き出し量、上固定ドラムの摩耗状態等)による影響
を受けない、安定したエアフィルムを保つことができる
ようにしたものを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の回転ヘッドドラムは、上固定ドラムと、外
周に複数の回転磁気ヘッドが取り付けられた中回転ドラ
ムと、外周にヘリカル状のテープリードが形成された下
固定ドラムとによって中回転ドラム式に構成され、磁気
テープを上記テープリードに沿ってヘリカル状に巻き付
けて走行させながら、上記複数の回転磁気ヘッドによっ
てヘリカルスキャン方式で信号の記録、再生を行うよう
にした回転ヘッドドラムにおいて、上固定ドラムの外周
面に形成した空気吹出口から空気吹出手段によって空気
を吹き出して、上固定ドラムの外周面と磁気テープとの
間にエアフィルムを形成するようにしたものである。
めの本発明の回転ヘッドドラムは、上固定ドラムと、外
周に複数の回転磁気ヘッドが取り付けられた中回転ドラ
ムと、外周にヘリカル状のテープリードが形成された下
固定ドラムとによって中回転ドラム式に構成され、磁気
テープを上記テープリードに沿ってヘリカル状に巻き付
けて走行させながら、上記複数の回転磁気ヘッドによっ
てヘリカルスキャン方式で信号の記録、再生を行うよう
にした回転ヘッドドラムにおいて、上固定ドラムの外周
面に形成した空気吹出口から空気吹出手段によって空気
を吹き出して、上固定ドラムの外周面と磁気テープとの
間にエアフィルムを形成するようにしたものである。
【0011】上記のように構成された本発明の回転ヘッ
ドドラムは、中回転ドラム式の回転ヘッドドラムにおい
て、上固定ドラムの外周面に形成された空気吹出口から
空気吹出手段によって空気を吹き出して、上固定ドラム
の外周面と磁気テープとの間にエアフィルムを形成する
ようにしたので、磁気テープ/ドラム要因の影響を受け
ない安定したエアフィルムを形成することができる。
ドドラムは、中回転ドラム式の回転ヘッドドラムにおい
て、上固定ドラムの外周面に形成された空気吹出口から
空気吹出手段によって空気を吹き出して、上固定ドラム
の外周面と磁気テープとの間にエアフィルムを形成する
ようにしたので、磁気テープ/ドラム要因の影響を受け
ない安定したエアフィルムを形成することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をヘリカルスキャン
方式の磁気記録再生装置における中回転ドラム式の回転
ヘッドドラムに適用した実施の形態を図1〜図3を参照
して説明する。なお、図4と同一構造部には同一の符号
を付して説明の重複を省く。
方式の磁気記録再生装置における中回転ドラム式の回転
ヘッドドラムに適用した実施の形態を図1〜図3を参照
して説明する。なお、図4と同一構造部には同一の符号
を付して説明の重複を省く。
【0013】まず、図1に示すように、中回転ドラム式
の回転ヘッドドラム2において、上固定ドラム12の外
周面12aで、ヘリカル状に巻き付けられて走行され磁
気テープ14の摺動部分のほぼ全域に亘って空気吹出用
溝19を磁気テープ14の上エッジ14aに沿って斜め
に形成し、上固定ドラム12の上面12bから外周面1
2aにかけてほぼL型や斜め等に切り込んだ複数の空気
吹出用穴20の先端を空気吹出用溝19の複数箇所に開
口させて、これらの空気吹出用溝19と空気吹出用穴2
0とによって空気吹出口21を形成している。
の回転ヘッドドラム2において、上固定ドラム12の外
周面12aで、ヘリカル状に巻き付けられて走行され磁
気テープ14の摺動部分のほぼ全域に亘って空気吹出用
溝19を磁気テープ14の上エッジ14aに沿って斜め
に形成し、上固定ドラム12の上面12bから外周面1
2aにかけてほぼL型や斜め等に切り込んだ複数の空気
吹出用穴20の先端を空気吹出用溝19の複数箇所に開
口させて、これらの空気吹出用溝19と空気吹出用穴2
0とによって空気吹出口21を形成している。
【0014】そして、駆動源であるモータ22によって
駆動される空気圧縮用ポンプ23の空気吹出用パイプ2
4を空気タンク25に接続し、その空気タンク25の空
気吹出口に接続された複数の空気吹出用パイプ26の先
端を上固定ドラム12の複数の空気吹出用穴20の上端
20aに接続して、これらのモータ22、空気圧縮用ポ
ンプ23、空気吹出用パイプ24、空気タンク25及び
複数の空気吹出用パイプ26によって空気吹出手段を構
成している。
駆動される空気圧縮用ポンプ23の空気吹出用パイプ2
4を空気タンク25に接続し、その空気タンク25の空
気吹出口に接続された複数の空気吹出用パイプ26の先
端を上固定ドラム12の複数の空気吹出用穴20の上端
20aに接続して、これらのモータ22、空気圧縮用ポ
ンプ23、空気吹出用パイプ24、空気タンク25及び
複数の空気吹出用パイプ26によって空気吹出手段を構
成している。
【0015】そして、この空気吹出手段によって圧縮さ
れた空気が空気吹出口21の複数の空気吹出用穴20か
ら空気吹出用溝19を通して上固定ドラム12の外周面
12aから外方に放射状に吹き出されて、その外周面1
2aと走行する磁気テープ14の上エッジ14a側との
間にエアフィルム28が形成されるように構成されてい
る。この際、複数の空気吹出用穴20から吹き出された
空気は空気吹出用溝19によって上固定ドラム12の外
周面12aで、磁気テープ14の摺動部分のほぼ全域に
亘って広範囲に広がり、走行する磁気テープ14と上固
定ドラム12の外周面12aとの間に、磁気テープ14
の摺動部分のほぼ全域に亘って均一なエアフィルム28
を形成することができる。この際、複数の空気吹出用穴
20の位置を、上固定ドラム12と磁気テープ14の接
触面圧の最も高い位置近くに配置し、その接触面圧の最
も低い部分からは遠い位置に配置することによって、エ
アフィルム28をより一層均一に形成することができ
る。
れた空気が空気吹出口21の複数の空気吹出用穴20か
ら空気吹出用溝19を通して上固定ドラム12の外周面
12aから外方に放射状に吹き出されて、その外周面1
2aと走行する磁気テープ14の上エッジ14a側との
間にエアフィルム28が形成されるように構成されてい
る。この際、複数の空気吹出用穴20から吹き出された
空気は空気吹出用溝19によって上固定ドラム12の外
周面12aで、磁気テープ14の摺動部分のほぼ全域に
亘って広範囲に広がり、走行する磁気テープ14と上固
定ドラム12の外周面12aとの間に、磁気テープ14
の摺動部分のほぼ全域に亘って均一なエアフィルム28
を形成することができる。この際、複数の空気吹出用穴
20の位置を、上固定ドラム12と磁気テープ14の接
触面圧の最も高い位置近くに配置し、その接触面圧の最
も低い部分からは遠い位置に配置することによって、エ
アフィルム28をより一層均一に形成することができ
る。
【0016】このように、走行する磁気テープ14と上
固定ドラム12の外周面12aとの間で、磁気テープ1
4の摺動部分のほぼ全域に亘って形成される均一なエア
フィルム28は、回転ヘッドドラム2/磁気テープ14
以外の外部機構によって形成されるものであるから、磁
気テープ14/回転ヘッドドラム2の要因(例えば、ド
ラム回転数、磁気テープの種類、回転磁気ヘッドの突き
出し量、上固定ドラムの摩耗状態等)による影響を受け
ない、安定状態を定常的に保つことができるエアフィル
ム28となる。従って、回転磁気ヘッド7と磁気テープ
14間の良好なスペーシングを安定して保つことができ
て、回転磁気ヘッド7と磁気テープ14の良好な接触を
安定して保つことができるので、磁気テープ14への記
録密度の増加を図るべく、回転磁気ヘッド7と磁気テー
プ14間の相対速度を上げても、磁気テープ14の安定
走行を損なうことなく、磁気テープ14の走行負荷の低
減、磁気テープ14の損傷防止、回転磁気ヘッド7の摩
耗軽減を実現することができる。
固定ドラム12の外周面12aとの間で、磁気テープ1
4の摺動部分のほぼ全域に亘って形成される均一なエア
フィルム28は、回転ヘッドドラム2/磁気テープ14
以外の外部機構によって形成されるものであるから、磁
気テープ14/回転ヘッドドラム2の要因(例えば、ド
ラム回転数、磁気テープの種類、回転磁気ヘッドの突き
出し量、上固定ドラムの摩耗状態等)による影響を受け
ない、安定状態を定常的に保つことができるエアフィル
ム28となる。従って、回転磁気ヘッド7と磁気テープ
14間の良好なスペーシングを安定して保つことができ
て、回転磁気ヘッド7と磁気テープ14の良好な接触を
安定して保つことができるので、磁気テープ14への記
録密度の増加を図るべく、回転磁気ヘッド7と磁気テー
プ14間の相対速度を上げても、磁気テープ14の安定
走行を損なうことなく、磁気テープ14の走行負荷の低
減、磁気テープ14の損傷防止、回転磁気ヘッド7の摩
耗軽減を実現することができる。
【0017】なお、実際の磁気テープ走行時には、エア
フィルム28の厚さを微細に制御することが好ましく、
モータ22によって駆動されるポンプ23の作動を制御
することによって、空気吹出口21から吹き出す空気圧
を制御するようにした制御手段である制御回路29が備
えられている。
フィルム28の厚さを微細に制御することが好ましく、
モータ22によって駆動されるポンプ23の作動を制御
することによって、空気吹出口21から吹き出す空気圧
を制御するようにした制御手段である制御回路29が備
えられている。
【0018】つまり、実験結果から、回転磁気ヘッド7
と磁気テープ14の相対速度、テープテンションとエア
フィルム28の厚さの関係は、 h∝(V/T)2/3 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) (但し、h=エアフィルム、V=相対速度、T=テープ
テンション)となる。そこで、図2の(A)(B)に示
すように、相対速度とテープテンションのデータを制御
回路29に取り込み、現在のエアフィルム28の厚さを
計算し、エアフィルム28の厚さが目標値を達成してい
ない時には、空気吹出口21から空気27を吹き出す
か、或いは、その吹き出す空気圧を増減調整し、テープ
テンションを目標値に調整することによってエアフィル
ム28の厚さを補正することになる。
と磁気テープ14の相対速度、テープテンションとエア
フィルム28の厚さの関係は、 h∝(V/T)2/3 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) (但し、h=エアフィルム、V=相対速度、T=テープ
テンション)となる。そこで、図2の(A)(B)に示
すように、相対速度とテープテンションのデータを制御
回路29に取り込み、現在のエアフィルム28の厚さを
計算し、エアフィルム28の厚さが目標値を達成してい
ない時には、空気吹出口21から空気27を吹き出す
か、或いは、その吹き出す空気圧を増減調整し、テープ
テンションを目標値に調整することによってエアフィル
ム28の厚さを補正することになる。
【0019】この際、図2の(A)(B)はヘリカルス
キャン方式の磁気記録再生装置31における供給リール
32、巻取リール33、キャプスタン34、ピンチロー
ラ35、テンションレギュレータ36等を備えた磁気テ
ープ14の走行系を概略的に示したものであり、図2の
(A)に示す早送り/巻戻しの高速走行モード時は、供
給リール32及び巻取リール33の巻径D1 、D2 とト
ルクT1 、T2 からエアフィルム28の厚さを換算して
制御回路29にフィードバックする。また、図2の
(B)に示すサーチモード時は、テンションレギュレー
タ36によって検出したテープインションT3 からエア
フィルム28の厚さを換算して制御回路29にフィード
バックする。
キャン方式の磁気記録再生装置31における供給リール
32、巻取リール33、キャプスタン34、ピンチロー
ラ35、テンションレギュレータ36等を備えた磁気テ
ープ14の走行系を概略的に示したものであり、図2の
(A)に示す早送り/巻戻しの高速走行モード時は、供
給リール32及び巻取リール33の巻径D1 、D2 とト
ルクT1 、T2 からエアフィルム28の厚さを換算して
制御回路29にフィードバックする。また、図2の
(B)に示すサーチモード時は、テンションレギュレー
タ36によって検出したテープインションT3 からエア
フィルム28の厚さを換算して制御回路29にフィード
バックする。
【0020】なお、データレコーダ等のデジタル方式の
磁気記録再生装置に搭載される回転ヘッドドラム2で
は、デジタル/アナログの各モードを1つの回転ヘッド
ドラム2の異なる回転数を使って成り立たせている。従
って、デジタル/アナログのうちの一方のモードを基準
にドラム常数を定めると、スペーシングロス、トラッキ
ング不良、貼り付き等の不具合を生じる。しかし、上述
したように、外部から最適な空気27を上固定ドラム1
2と磁気テープ14の間に供給すれば、常に各モードに
おいて最適なエアフィルム28を安定して形成すること
ができる。そして、図3に示したグラフは、磁気テープ
14の走行速度が30Hz時と、−1倍速時のエアフィ
ルム28の厚さの変化を測定した実験データを示したも
のであり、特性Aは従来の上回転ドラム式の回転ヘッド
ドラム1の場合のエアフィルム厚を示し、特性Bは従来
の中回転ドラム式の回転ヘッドドラム2の場合のエアフ
ィルム厚を示し、特性Cは本発明を適用した外部機構に
よる空気27の吹き出しによって形成されるエアフィル
ム28の厚さを示しており、最適なエアフィルム28を
安定して形成できることがわかる。
磁気記録再生装置に搭載される回転ヘッドドラム2で
は、デジタル/アナログの各モードを1つの回転ヘッド
ドラム2の異なる回転数を使って成り立たせている。従
って、デジタル/アナログのうちの一方のモードを基準
にドラム常数を定めると、スペーシングロス、トラッキ
ング不良、貼り付き等の不具合を生じる。しかし、上述
したように、外部から最適な空気27を上固定ドラム1
2と磁気テープ14の間に供給すれば、常に各モードに
おいて最適なエアフィルム28を安定して形成すること
ができる。そして、図3に示したグラフは、磁気テープ
14の走行速度が30Hz時と、−1倍速時のエアフィ
ルム28の厚さの変化を測定した実験データを示したも
のであり、特性Aは従来の上回転ドラム式の回転ヘッド
ドラム1の場合のエアフィルム厚を示し、特性Bは従来
の中回転ドラム式の回転ヘッドドラム2の場合のエアフ
ィルム厚を示し、特性Cは本発明を適用した外部機構に
よる空気27の吹き出しによって形成されるエアフィル
ム28の厚さを示しており、最適なエアフィルム28を
安定して形成できることがわかる。
【0021】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記した実施の形態に限定されることな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能で
ある。例えば、互いに独立した複数の空気吹出手段によ
って複数の空気吹出用穴20にそれぞれ独立して最適な
空気圧の空気27を吹き出したり、複数の空気吹出用穴
の直径や空気吹出量等を個々に設定、調整して、個々の
空気吹出用穴20から吹き出す空気圧を個々に調整する
こともできる。
たが、本発明は上記した実施の形態に限定されることな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能で
ある。例えば、互いに独立した複数の空気吹出手段によ
って複数の空気吹出用穴20にそれぞれ独立して最適な
空気圧の空気27を吹き出したり、複数の空気吹出用穴
の直径や空気吹出量等を個々に設定、調整して、個々の
空気吹出用穴20から吹き出す空気圧を個々に調整する
こともできる。
【0022】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の回転ヘ
ッドドラムと磁気記録再生装置は、次のような効果を奏
する。
ッドドラムと磁気記録再生装置は、次のような効果を奏
する。
【0023】請求項1は、中回転ドラム式の回転ヘッド
ドラムにおいて、上固定ドラムの外周面に形成された空
気吹出口から空気吹出手段によって空気を吹き出して、
上固定ドラムの外周面と磁気テープとの間にエアフィル
ムを形成することにより、磁気テープ/ドラム要因の影
響を受けない安定したエアフィルムを形成することがで
きるようにしたので、回転ヘッドドラム/磁気テープに
無関係に制御が可能な安定したエアフィルムを形成する
ことができて、良好なスペーシングを安定に保つことが
でき、回転磁気ヘッドと磁気テープの良好な接触、磁気
テープの安定走行を損なうことなく、磁気テープの走行
負荷の低減、磁気テープの損傷防止、回転磁気ヘッドの
摩耗の軽減を実現することができる。
ドラムにおいて、上固定ドラムの外周面に形成された空
気吹出口から空気吹出手段によって空気を吹き出して、
上固定ドラムの外周面と磁気テープとの間にエアフィル
ムを形成することにより、磁気テープ/ドラム要因の影
響を受けない安定したエアフィルムを形成することがで
きるようにしたので、回転ヘッドドラム/磁気テープに
無関係に制御が可能な安定したエアフィルムを形成する
ことができて、良好なスペーシングを安定に保つことが
でき、回転磁気ヘッドと磁気テープの良好な接触、磁気
テープの安定走行を損なうことなく、磁気テープの走行
負荷の低減、磁気テープの損傷防止、回転磁気ヘッドの
摩耗の軽減を実現することができる。
【0024】請求項2は、上固定ドラムの外周面に磁気
テープに沿って形成した空気吹出用溝と、その空気吹出
用溝の複数箇所に開口した複数の空気吹出用穴とによっ
て空気吹出口を構成したので、構造が簡単で、低コスト
な構成でありながら、上固定ドラムの外周面における磁
気テープの摺動部分のほぼ全域に亘って均一なエアフィ
ルムを安定して形成することができる。
テープに沿って形成した空気吹出用溝と、その空気吹出
用溝の複数箇所に開口した複数の空気吹出用穴とによっ
て空気吹出口を構成したので、構造が簡単で、低コスト
な構成でありながら、上固定ドラムの外周面における磁
気テープの摺動部分のほぼ全域に亘って均一なエアフィ
ルムを安定して形成することができる。
【0025】請求項3は、空気吹出手段によって空気吹
出口から吐き出す空気圧を制御する制御手段を備えたの
で、磁気テープの走行状態等に対応させた最適なエアフ
ィルムを安定して形成することができる。
出口から吐き出す空気圧を制御する制御手段を備えたの
で、磁気テープの走行状態等に対応させた最適なエアフ
ィルムを安定して形成することができる。
【0026】請求項4は、外部機構によるエアフィルム
形成手段を備えた磁気記録再生装置であるから、磁気テ
ープ/ドラム要因の影響を受けないエアフィルムを磁気
テープの走行状態等に合せて最適に設定することができ
る。
形成手段を備えた磁気記録再生装置であるから、磁気テ
ープ/ドラム要因の影響を受けないエアフィルムを磁気
テープの走行状態等に合せて最適に設定することができ
る。
【図1】本発明を適用したヘリカルスキャン方式の磁気
記録再生装置における中回転ドラム式の回転ヘッドドラ
ムのエアフィルムを説明する斜視図及び断面図である。
記録再生装置における中回転ドラム式の回転ヘッドドラ
ムのエアフィルムを説明する斜視図及び断面図である。
【図2】本発明の制御回路による空気圧の調整動作を説
明するブロック図である。
明するブロック図である。
【図3】本発明の回転ヘッドドラムと従来の回転ヘッド
ドラムのエアフィルムを比較して示したグラフである。
ドラムのエアフィルムを比較して示したグラフである。
【図4】従来の中回転ドラム式の回転ヘッドドラムのエ
アフィルムを説明する斜視図及び断面図である。
アフィルムを説明する斜視図及び断面図である。
【図5】従来の上回転ドラム式の回転ヘッドドラムのエ
アフィルムを説明する斜視図及び断面図である。
アフィルムを説明する斜視図及び断面図である。
2は中回転ドラム式の回転ヘッドドラム、6はテープリ
ード、7は回転磁気ヘッド、10は下固定ドラム、11
は中回転ドラム、12は上固定ドラム、14は磁気テー
プ、19は空気吹出用溝、20は空気吹出用穴、21は
空気吹出口、22は空気吹出手段の一部を構成するモー
タ、23は空気吹出手段の一部を構成する空気ポンプ、
24は空気吹出手段の一部を構成する空気吹出用パイ
プ、25は空気吹出手段の一部を構成する空気ポンプ、
26は空気吹出手段の一部を構成する空気吹出用パイ
プ、27は吹き出される空気、28はエアフィルム、2
9は制御手段である制御回路、31は磁気記録再生装
置。
ード、7は回転磁気ヘッド、10は下固定ドラム、11
は中回転ドラム、12は上固定ドラム、14は磁気テー
プ、19は空気吹出用溝、20は空気吹出用穴、21は
空気吹出口、22は空気吹出手段の一部を構成するモー
タ、23は空気吹出手段の一部を構成する空気ポンプ、
24は空気吹出手段の一部を構成する空気吹出用パイ
プ、25は空気吹出手段の一部を構成する空気ポンプ、
26は空気吹出手段の一部を構成する空気吹出用パイ
プ、27は吹き出される空気、28はエアフィルム、2
9は制御手段である制御回路、31は磁気記録再生装
置。
Claims (4)
- 【請求項1】上固定ドラムと、外周に複数の回転磁気ヘ
ッドが取り付けられた中回転ドラムと、外周にヘリカル
状のテープリードが形成された下固定ドラムとによって
中回転ドラム式に構成され、 磁気テープを上記テープリードに沿ってヘリカル状に巻
き付けて走行させながら、上記複数の回転磁気ヘッドに
よってヘリカルスキャン方式で信号の記録、再生を行う
ようにした回転ヘッドドラムにおいて、 上記上固定ドラムの外周面に形成された空気吹出口と、 上記空気吹出口から空気を吹き出して上記上固定ドラム
の外周面と上記磁気テープとの間にエアフィルムを形成
する空気吹出手段とを備えたことを特徴とする回転ヘッ
ドドラム。 - 【請求項2】上記上固定ドラムの外周面に磁気テープに
沿って形成した空気吹出用溝と、その空気吹出用溝の複
数箇所に開口された複数の空気吹出用穴とによって上記
空気吹出口を形成したことを特徴とする請求項1記載の
回転ヘッドドラム。 - 【請求項3】上記空気吹出手段によって上記空気吹出口
から吹き出す空気圧を制御する制御手段を備えたことを
特徴とする請求項1記載の回転ヘッドドラム。 - 【請求項4】請求項1又は請求項2又は請求項3記載の
中回転ドラム式の回転ヘッドドラムを搭載したことを特
徴とする磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8147865A JPH09306064A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 回転ヘッドドラムと磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8147865A JPH09306064A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 回転ヘッドドラムと磁気記録再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09306064A true JPH09306064A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=15440001
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8147865A Withdrawn JPH09306064A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 回転ヘッドドラムと磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09306064A (ja) |
-
1996
- 1996-05-20 JP JP8147865A patent/JPH09306064A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030805 |