JPH09310524A - 立体駐車装置 - Google Patents

立体駐車装置

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JPH09310524A
JPH09310524A JP12720996A JP12720996A JPH09310524A JP H09310524 A JPH09310524 A JP H09310524A JP 12720996 A JP12720996 A JP 12720996A JP 12720996 A JP12720996 A JP 12720996A JP H09310524 A JPH09310524 A JP H09310524A
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parking space
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の昇降パレットに一つのモータを共用し
て、昇降パレットの昇降駆動機構の構成を安価にする。 【解決手段】 地上駐車空間と上部駐車空間との間で昇
降パレットを昇降可能に設けた単位駐車装置を複数並設
し、この並設した装置の昇降パレットのいずれか一つを
選択して昇降動作させる共用の昇降駆動機構を設け、こ
の共用の昇降駆動機構は、一端が固定部に連結固定され
かつ並列する各昇降パレットと固定部に順次交互に掛け
回すロープと、各昇降パレットを上部駐車空間の位置か
ら下降できないように拘束するロック手段と、ロープの
他端が連結されて、いずれか一つの昇降パレットの昇降
のために該ロープを繰り出しあるいは引き込むモータ
と、並設した各昇降パレットのロック手段のいずれか一
つを選択して昇降パレットの下降のためにその拘束を解
除するロック制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は立体駐車装置に関
し、詳しくは少ない駆動手段で多数の車両を選択的に移
動できるようにした立体駐車装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来から、空間を有効に利用して多くの駐
車台数を確保するために種々の型式の立体駐車装置が提
案され、その代表的な装置の一つとして、上・下2段あ
るいは上・下3段の駐車空間の間で駐車パレットを昇降
させる多段式の立体駐車装置が知られている。
【0003】従来のこのような多段式立体駐車装置の例
を、上・下2段式のものを例にして説明すると、これ
は、車両出入路面に対向した地上面の駐車空間と、その
上部の空間(又はピット形式の地下空間)との間で、1
枚の駐車パレットを昇降できるように設けて、この駐車
パレット上に1台分の駐車スペースを確保すると共に、
昇降する駐車台としてのパレット(以下「昇降パレッ
ト」という)が上昇(又は下降)してできた地上面のス
ペースにもう1台の車両が駐車できるようにしたもので
あり、車両1台分の広さに、その上部(又は下部)の空
間を利用してもう1台の車両を駐車させる装置である。
【0004】ところで、この多段式立体駐車装置は、単
数で利用される場合もあるが、多くの場合はこれを複数
並列した状態に設置して用いられ、このように複数並列
して設置する場合の構成上の特徴を生かして、更に装置
の機能性向上、使い勝手の向上、装置の低廉化などを図
る提案がされている。
【0005】例えば、昇降はしないが地上面上で隣接装
置の間を横行できるパレット(以下「地上横行パレッ
ト」という)を並列装置数よりも一つ少なく設置し、こ
の地上横行パレットを隣接する単位駐車装置の間で移動
させることにより、任意の位置の昇降パレットを選択し
て昇降できるように空の空間(車両がない空間)をその
位置に移動させ、任意の位置の昇降パレット上の車両の
出入庫を容易化させるようにしたものが知られている。
【0006】また、昇降パレットの昇降動作を行わせる
昇降駆動機構の構成の簡易化、例えば駆動手段である油
圧シリンダ装置やモータ等を、並列設置された複数の昇
降パレットの駆動に兼用して装置設置台数よりも駆動手
段を少なくして設備費を低廉化させた装置や、上・下3
段式の立体駐車装置において、上部の駐車パレットと下
部の駐車パレットの昇降動作を一つの駆動手段で兼用・
共用化した装置も知られている(特開平2−30418
1号)。
【0007】上記の隣接装置の昇降パレットの昇降動作
を一つの駆動手段(モータ等)で兼用・共用化する方
式、あるいは3段式立体駐車装置の上部及び下部の昇降
パレットの昇降動作を一つのモータ等で兼用・共用化す
る方式はいずれも、各昇降パレットごとにモータ等を設
ける方式に比べて、コストの低廉化、保守管理の負担の
軽減が図れる利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の隣接昇
降パレットの間でモータ等を兼用・共用化するもので
は、並列台数が偶数の場合はモータ数を半減できるもの
の、並列台数が奇数の場合は共用できる部分と共用でき
ない部分が生じ、共用化用のモータやこれに付随するチ
ェーン機構等の規格と、残りの1基の単独駆動用のモー
タやこれに付随するチェーン機構等の規格とを別々に準
備し設備しなければならず、仕様の異なる部品点数が増
えてしまうため必ずしも効率的ではないという問題があ
る。
【0009】また上部と下部の昇降パレットのモータ等
を兼用・共用化する方式は、2段式の立体駐車装置には
適用できないという問題がある。
【0010】そして、これらの問題は、建物地下の駐車
場に立体駐車装置を設置する場合には特に問題となる。
すなわち、建物地下の駐車場では梁強度などから柱間間
隔が建築基準等で制約されるために単位駐車装置3台並
設式の立体駐車装置を採用する場合が実際上極めて多
く、また上・下2段式の立体駐車装置が採用される場合
も多い。このような場合、上記の隣接装置間で駆動手段
等を兼用・共用化する方式では、モータ3台が2台にな
るだけで1台しか削減できないのに、共用化用のモータ
等と単独用のモータ等を同数揃えなければならない弊害
の方が問題となる。また上部及び下部の昇降パレットの
駆動手段を兼用・共用化する方式は、上・下2段式には
適用できない。
【0011】本発明は、以上のような従来の駆動手段兼
用・共用型の立体駐車装置の問題点を解決するために、
モータ等の昇降パレットの駆動手段及びこれに付随する
チェーン機構等からなる昇降駆動機構について、並列設
置台数が奇数,偶数のいずれあっても制約されることな
く適用でき、しかも2段式、3段式のいずれにも適用可
能な構成を有する立体駐車装置を提供することを目的と
してなされたものである。
【0012】また本発明の別の目的は、昇降駆動機構を
兼用・共用化する場合に、理論的には共用できる台数に
制限がなく、したがって設計に応じて多数の昇降パレッ
トに一つのモータ等の駆動手段を兼用・共用することが
できて、装置の低廉化に極めて有利な新規な立体駐車装
置を提供するところにある。
【0013】本発明の更に別の目的は、昇降駆動機構の
共用化により、駆動手段の動力源の供給系、電源配線等
の負担を軽減でき、保守点検の作業負担も軽減できる新
規な立体駐車装置を提供するところにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明よりなる立体駐車装置の特徴は上記各
請求項に記載したところにある。
【0015】請求項1に記載した立体駐車装置の特徴
は、車両出入路面に臨む地上駐車空間とその上方の上部
駐車空間との間で昇降パレットを昇降可能に設けた単位
駐車装置を複数並設し、かつこの並設された単位駐車装
置の各昇降パレットのいずれか一つを選択して昇降動作
させる共用の昇降駆動機構を設けた立体駐車装置であっ
て、前記共用の昇降駆動機構は、一端が固定部に連結固
定されかつ並列する前記各昇降パレットと固定部に順次
交互に掛け回されたチェーン又はロープ等の柔軟な牽引
部材と、前記各昇降パレットを前記上部駐車空間の位置
から下降できないように拘束する係脱可能のロック手段
と、前記牽引部材の他端が連結されて、いずれか一つの
昇降パレットの下降のために該牽引部材を繰り出し、下
降した昇降パレットを上昇させるために該繰り出した牽
引部材を引き込む駆動手段と、前記並設した各昇降パレ
ットのロック手段のいずれか一つを選択して昇降パレッ
トの昇降のためにその拘束を解除するロック制御手段と
を備えた構成をなすところにある。
【0016】上記構成において、車両出入路面に臨む
「地上駐車空間」というのは、狭義の意味の地上レベル
の面ではなく、車両が出入庫できるレベル面に形成され
る空間をいい、建物の地下駐車場や2階,3階の駐車場
にあってはその階の車両走行面に臨むレベルの面をい
う。
【0017】また「単位駐車装置」というのは、地上駐
車空間と昇降パレットが上昇した位置として形成される
上部駐車空間の一対で形成される一単位をいい、隣接す
る単位駐車装置が一体であるとか独立しているとかの機
械構造的な限定を意味するものではない。またこの単位
駐車装置を「並設」するというのは、車両出入口を一定
方向に揃えて隙間なく隣接設置することをいう。並設台
数は、建物地下の駐車場などにあっては3台を一グルー
プとして並設する場合が多いが、これに限定されるもの
ではなく、本発明の利点を有効に発揮させるためには2
台以上、より多くの台数を並設することが好ましい。
【0018】「昇降パレット」は、その上に車両を駐車
させることができ、かつ車両を載せた状態を安定に維持
しながら昇降できる構造強度、及び車止め等の安定維持
構造などを備えたものであればよい。
【0019】本発明の構成における「昇降駆動機構」
は、上述したように、チェーン,ロープ等の牽引部材
と、モータ,油圧シリンダ装置等の駆動手段とを、昇降
パレットを昇降動作させる主たる手段として備えるもの
であり、牽引部材は、一端が固定部(建物等の躯体、立
体駐車装置の柱,梁等の構造強度部材等)に連結固定さ
れ、他端は駆動手段に連結される。また中間部は昇降パ
レット,固定部に設けたプーリに順次に掛け回すように
架設される。
【0020】上記において牽引部材の中間部を「昇降パ
レット及び固定部に順次交互に掛け回す」というのは、
各昇降パレットの間に固定部に固設したプーリ等の回転
部材(以下「固定部側プーリ」という)を配置すると共
に、各昇降パレットにはプーリ等の回転部材(以下「パ
レット側プーリ」という)を設けて、各昇降パレット
を、両側の固定部側プーリ(但し牽引部材の端部は固定
部又は駆動手段に連結)で吊り上げ,吊り下ろしできる
ように各プーリに掛け回すことをいう。
【0021】上記「ロック手段」は、各昇降パレットご
とに付設され、通常は自重による下降ができないように
昇降パレットをフック等の係合で拘束し、任意に選択し
た一つの昇降パレットの拘束をロック手段の係脱制御に
よって解除することで下降を許すように設けられてい
る。この拘束解除により駆動手段から牽引部材が繰り出
されて昇降パレットが下降される。この昇降パレットの
下降は、駆動手段であるモータ,油圧シリンダ装置等の
駆動速度を制御するか、あるいは適当なブレーキ機構、
減速機構を設けることで下降速度を制御するように設け
ることが好ましい。上記「ロック手段」としては、例え
ば昇降パレットのフック係合部に対して固定部側に設け
たフックを電磁的に動作させることで係合させることに
よる拘束と、係合を外すことによる拘束解除を行う方式
のものが好ましく採用される。
【0022】上記「駆動手段」としては、キヤードモー
タ等のモータ、復動シリンダ等の油圧シリンダ装置など
を好ましいものとして挙げることができる。
【0023】以上の構成によれば、上・下2段の駐車空
間に車両を駐車させる立体駐車装置について、昇降駆動
機構を複数の昇降パレットに兼用・共用して構成するこ
とができる。
【0024】請求項2の発明は、上記請求項1の発明に
対して、車両出入路面に臨む地上駐車空間とその下方の
下部駐車空間との間で昇降パレットを昇降可能に設けた
型の上・下2段式の立体駐車装置を特徴とするものであ
り、昇降パレットが地上駐車空間とその下方の下部駐車
空間との間で昇降する点、したがって駆動手段による昇
降パレットの昇降のための牽引部材の繰り出し,引き込
むが請求項1の発明とは逆になる点で異なるが、他は基
本的には同様の構成をなすものである。すなわち、地上
駐車空間と下部駐車空間の間で昇降パレットが昇降する
ように設けた単位駐車装置を複数並設し、かつこの並設
された単位駐車装置の各昇降パレットのいずれか一つを
選択して昇降動作させる共用の昇降駆動機構を設けた立
体駐車装置であって、前記共用の昇降駆動機構は、一端
が固定部に連結固定されかつ並列する各昇降パレットと
固定部に順次交互に掛け回された牽引部材と、各昇降パ
レットを下部駐車空間の位置から上昇できないように拘
束する係脱可能のロック手段と、牽引部材の他端が連結
されて、いずれか一つの昇降パレットの上昇のために該
牽引部材を引き込むと共に、上昇した昇降パレットを下
降させるために該引き込んだ牽引部材を繰り出す駆動手
段と、並設した各昇降パレットのロック手段のいずれか
一つを選択して昇降パレットの上昇のためにその拘束を
解除するロック制御手段とを備えた構成をなすところに
ある。
【0025】この発明における牽引部材等の各要素並び
に要素相互の関係は、基本的に上記請求項1の場合と同
じにすることができる。かかる構成により、上記と同様
に上・下2段の駐車空間に車両を駐車させる立体駐車装
置について、昇降駆動機構を複数の昇降パレットに兼用
・共用して構成することができる。
【0026】請求項4の発明は、上記した地上駐車空間
に対して上部駐車空間との間で昇降する第1の昇降パレ
ット(上部昇降パレット)、及び、地上駐車空間に対し
て下部駐車空間との間で昇降する第2の昇降パレット
(下部昇降パレット)とを設け、第1の昇降パレットに
ついて共用化する昇降駆動機構と、第2の昇降パレット
について共用化する昇降駆動機構とをそれぞれ別々に設
けた3段式の立体駐車装置であることを特徴とする。か
かる立体駐車装置は、上述した請求項1及び2の構成を
重複させることで形成させることができる。
【0027】請求項5の発明は、3段式の立体駐車装置
において、第1の昇降パレット(上部昇降パレット)と
第2の昇降パレット(下部昇降パレット)に対して、各
々別々に牽引部材を掛け回すと共に、これらの各牽引部
材の他端に連結する駆動手段を共用化した構成であるこ
とを特徴とする。すなわち、車両出入路面に臨む地上駐
車空間とその上方の上部駐車空間との間で第1の昇降パ
レットを昇降可能に設けると共に、前記地上駐車空間と
その下方の下部駐車空間との間で第2の昇降パレットを
昇降可能に設けた単位駐車装置を複数並設し、かつこの
並設された各単位駐車装置の第1及び第2の昇降パレッ
トのうちのいずれか一つを選択して昇降動作させる共用
の昇降駆動機構を設けた立体駐車装置であって、 前記
共用の昇降駆動機構は、一端が固定部に連結固定されか
つ並列する前記各第1の昇降パレットと固定部に順次交
互に掛け回されたチェーン又はロープ等の柔軟な第1の
牽引部材と、一端が固定部に連結固定されかつ並列する
前記各第2の昇降パレットと固定部に順次交互に掛け回
されたチェーン又はロープ等の柔軟な第2の牽引部材
と、前記各第1の昇降パレットを前記上部駐車空間の位
置から下降できないように拘束する係脱可能の第1のロ
ック手段と、前記各第2の昇降パレットを前記下部駐車
空間の位置から上昇できないように拘束する係脱可能の
第2のロック手段と、前記第1及び第2の牽引部材の他
端がそれぞれ連結されて、第1及び第2の昇降パレット
を昇降させるために牽引部材を繰り出しあるいは引き込
む駆動手段と、前記並設した第1及び第2の昇降パレッ
トのロック手段のいずれか一つを選択して昇降パレット
の昇降のためにその拘束を解除するロック制御手段とを
備えた3段式の立体駐車装置であることを特徴とする。
【0028】この3段式の立体駐車装置における牽引部
材等の各要素並びに要素相互の関係は、基本的に上記請
求項1の場合と同じにすることができ、かかる構成によ
り、上・中・下3段の駐車空間に車両を駐車させる立体
駐車装置において、昇降駆動機構の駆動手段を兼用・共
用して構成することができる。なおこの発明において用
いる駆動手段としては、例えば復動シリンダ型の油圧シ
リンダ装置が好ましいものとして挙げることができる
が、その動作は、第1の昇降パレットのうちのいずれか
一つを下降させて地上駐車空間に位置させるために第1
の牽引部材を繰り出し、かつ下降した第1の昇降パレッ
トを上昇させるために該繰り出した第1の牽引部材を引
き込み、第2の昇降パレットのうちのいずれか一つを上
昇させて地上駐車空間に位置させるために第2の牽引部
材を引き込み、かつ上昇した第2の昇降パレットを下降
させるために該引き込んだ第2の牽引部材を繰り出すよ
うに動作するものとして構成される。
【0029】請求項6の発明は、3段式の立体駐車装置
において、第1の昇降パレット(上部昇降パレット)と
第2の昇降パレット(下部昇降パレット)に渡って、1
本の牽引部材を掛け回し、この1本の牽引部材の他端を
一つの駆動手段に連結した構成であることを特徴とす
る。すなわち、車両出入路面に臨む地上駐車空間とその
上方の上部駐車空間との間で第1の昇降パレットを昇降
可能に設けると共に、前記地上駐車空間とその下方の下
部駐車空間との間で第2の昇降パレットを昇降可能に設
けた単位駐車装置を複数並設し、かつこの並設された各
単位駐車装置の第1及び第2の昇降パレットのうちのい
ずれか一つを選択して昇降動作させる共用の昇降駆動機
構を設けた立体駐車装置であって、前記共用の昇降駆動
機構は、一端が固定部に連結固定されかつ並列する前記
第1及び第2の昇降パレットに渡り固定部と順次交互に
掛け回されたチェーン又はロープ等の柔軟な牽引部材
と、前記各第1の昇降パレットを上部駐車空間の位置か
ら下降できないように拘束する係脱可能の第1のロック
手段と、前記各第2の昇降パレットを下部駐車空間の位
置から上昇できないように拘束する係脱可能の第2のロ
ック手段と、前記牽引部材の他端が連結されて、第1及
び第2の昇降パレットを昇降させるために牽引部材を繰
り出しあるいは引き込む駆動手段と、前記並設した第1
及び第2の昇降パレットのロック手段のいずれか一つを
選択して昇降パレットの昇降のためにその拘束を解除す
るロック制御手段とを備えた3段式の立体駐車装置であ
ることを特徴とする。
【0030】この3段式の立体駐車装置における牽引部
材等の各要素並びに要素相互の関係は、基本的に上記請
求項1の場合と同じにすることができ、かかる構成によ
り、上・中・下3段の駐車空間に車両を駐車させる立体
駐車装置を、その昇降駆動機構を兼用・共用化して構成
することができる。
【0031】また、上記したいずれの立体駐車装置も、
複数並設した単位駐車装置の地上駐車空間に、昇降はし
ないが地上面上で隣接装置の間を移動(横行)できる地
上面用のパレット(以下「地上横行パレット」という)
を、装置並設数よりも一つ少なく設け、その横行によっ
て空の地上駐車空間(車両がない空間)を昇降させよう
とする任意の位置の昇降パレットのある単位駐車装置に
移動させる構成を採用することができる。これにより任
意の位置の昇降パレットを選択して昇降でき、例えば3
段式の3台並設型の立体駐車装置であれば、上,下各3
台と地上面2台の駐車車両を、随時出入庫させることが
できる。この地上横行パレットを設ける場合にあって
は、例えば2段式の単位駐車装置を10台並設するとし
て、昇降パレットの昇降駆動機構は10台を一基の駆動
手段で兼用・共用してもよいし、その他人の数に分け
て、例えば5台づつに分けて2基の駆動手段で兼用・共
用するようにすることもできるが、後者の昇降軌道機構
の複数基設置の場合であっても地上横行パレットは9台
とすることもできる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。
【0033】実施形態1 図1〜図5により示される本例は、地上駐車空間に対し
て昇降パレットを上方に昇降させる上・下2段式の立体
駐車装置を、単位駐車装置を3台並設した形式のものと
したものである。
【0034】これらの図において、1は立体駐車装置の
フレーム構造物であり、3台並設した駐車装置の全体の
左右一対の前部支柱101(図5で片側のみ図示)、全
体の左右及び単位駐車装置間に立設されている計4本の
後部支柱102、左右の前部支柱101間に架設された
支柱上部の前部梁103、左右の後部支柱102間に架
設された支柱上部の後部梁104、前部梁103と後部
支柱102の頂部間に架設された前後梁105とから構
成されていて、各梁103〜105で囲まれた三つの平
面矩形の空間がそれぞれ単位駐車装置の空間を形成して
いる(図5参照)。なおこれらの各支柱,梁には例えば
H型鋼が用いられる。
【0035】図1〜図3は、この立体駐車装置の後部支
柱102部分に設けられた昇降駆動機構を説明するため
の図であり、ワイヤからなる牽引部材としてのロープ3
と、復動シリンダ型の油圧シリンダ装置4と、各昇降パ
レット毎に設けられたロック装置5とから構成されてい
る本例の昇降駆動機構は、3台の各単位駐車装置ごとに
配置された昇降パレット2のうちから、任意に選択した
いずれか一つを選んでこれを昇降させることができるよ
うに設けられている。なお図面において各昇降パレット
等を区別する場合には図1の左側位置の昇降パレットに
は1の添字を付して「21 」で示し、同様に中央の昇降
パレットは「22 」、右側の昇降パレットは「23 」で
示した(以下、他の部材についても同様とする。ただし
固定部側プーリを除く)。
【0036】この構成をより詳しく説明すると、本例に
おいては、単位駐車装置の中間に位置する後部支柱10
2の上部に固定部側プーリ61 ,62 が回転自在に組み
付けられ、また各昇降パレット2にはそれぞれその底部
の左右両側近傍にパレット側プーリ200が一対に組み
付けられている。
【0037】そして、一端が後部梁104に連結固定さ
れたロープ3が、パレット側プーリ2001 〜2003
及び後部支柱102上部の固定部側プーリ61 ,62
図1に示す如く順次に掛け回され、図1の右端のパレッ
ト側プーリ2003 から上方に延出された該ロープ3の
他端は、駆動手段である復動シリンダ型の油圧シリンダ
装置4に連結されている。
【0038】本例のこの油圧シリンダ装置4は、後部梁
104の上に設置されていて、シリンダハウジング40
1の後部に組み付けた第1の転向用プーリ403から、
ピストンロッド402の先端に組み付けた第2の転向用
プーリ404を介して、上記ロープ3を略180°転向
させた後、その他端を固定部に連結固定してなってい
る。このように構成することで、ピストンロッド402
の収納時(図2参照)と伸出時(図1参照)の間で必要
なロープ繰り出し量を確保するようにしている。なお図
では油圧シリンダ装置4のピストンロッド402の伸出
長を短かく示しているがこれは作図上の便宜のためであ
る。
【0039】各昇降パレット2と後部梁104との間に
設けられているロック装置5は、本例では、昇降パレッ
ト2の上面の左右両側近傍に、外向きに鉤部を向けたフ
ック500が一対に固設されていると共に、後部梁10
4にこれらのフック500に係合するように内向きに鉤
部を向けた揺動可能の吊りフック501が設けられ、図
1の状態時においては各吊りフック501がフック50
0に係合して昇降パレット2の下降ができないように拘
束し、該係合を外すことで昇降パレット2の昇降を許す
ようになっている(図2,図3参照)。なお各昇降パレ
ット2に対する一対の吊りフック501は、揺動中心よ
りも上方位置に枢着連結された同期用ロッド502が中
間部の作動ロッド503に枢着連結されていて、図示し
ないソレノイドの励磁によりこの作動ロッド503を上
方に移動させて上記係合を解除できるように設けられて
いる(図2参照)。
【0040】また本例では、この作動ロッド503が不
用意に移動して上記係合が解除されることがないように
安全装置が設けられている。すなわち図4に詳しく示す
ように、上下方向貫通穴と水平方向貫通穴とが設けられ
たブラケット504を後部梁104に組付けて、上記作
動ロッド503をこのブラケットの上下方向貫通穴に貫
通させると共に、この作動ロッドには水平方向貫通穴を
形成しておいて、該ブラケット504に形成した水平方
向貫通穴を通してこの作動ロッド503の水平方向貫通
穴にピン505がバネ506の力で嵌合できるように設
けている。507はこのピン505を作動ロッド503
の水平方向貫通穴から抜出すためのソレノイドである。
このようにすることで、ソレノイド507の励磁により
ピン505を作動ロッド503から抜いた後でなけれ
ば、該作動ロッド503の上動によるフックの係合解除
を行うことができないので、不用意にフックの係合解除
による昇降パレットの下降を招くことがないという利点
が得られる。
【0041】なお、昇降パレット2を水平な姿勢を保っ
て昇降させるために適宜の水平保持機構を設けることは
当然であり、例えば図5に示した水平保持用ワイヤ8
を、その一端を前後梁105の前部側近傍に連結固定
し、昇降パレット2の側部に前後一対に組み付けた水平
保持用プーリ9,9を介して他端を後部側の固定部に連
結固定する従来既知のものを適用することができる。
【0042】以上により本例の昇降駆動機構が構成さ
れ、その動作について一例的に説明すると、図1は三つ
の昇降パレット2がいずれも上部駐車空間の位置におい
て下降できないように拘束された状態を示す。すなわ
ち、いずれのロック装置5もフック500と吊りフック
501が係合状態にあり、また油圧シリンダ装置4はピ
ストンロッド402を伸長した状態にある。
【0043】この図1の状態から、いま図の右端の昇降
パレット23 を下降させる場合を考えると、まず同単位
駐車装置のロック装置53 を解除し、次いで油圧シリン
ダ装置4のピストンロッド402をシリンダハウジング
401内に緩やかに収納させる移動を行わせる。これに
より油圧シリンダ装置4部分からロープ3が繰り出さ
れ、昇降パレット23 が下降を開始する(図3参照)。
【0044】図2は、昇降パレット23 が地上駐車空間
の位置(下限位置)まで下降した状態を示し、この状態
で該昇降パレット23 に対して車両が出入庫できること
になる。なお、本例では昇降パレット2の底部にパレッ
ト側プーリ200を設けているので、車両の出入庫に支
障のないように地上側には適宜のピット7を設けている
が、これはパレット側プーリの組付け位置等により必ず
しも必須のものではない。またこの状態で、油圧シリン
ダ装置4はピストンロッド402の略全長をシリンダハ
ウジング401内に収納した状態にある。
【0045】次に、図2の状態から油圧シリンダ装置4
を、そのピストンロッド402を伸長させる方向に動作
させると昇降パレット23 は次第に上昇し、フック50
3,5003 が吊りフック5013 ,5013 にぶつ
かる段階で、本例では作動ロッド503をピン505に
対してフリーとしておけば、該吊りフック5013 ,5
013 が昇降パレット23 のフック5003 ,5003
により自然に外側に揺動し(図3参照)、更に昇降パレ
ット23 が上昇することで両者フックが係合して下降を
拘束する状態に戻る(図1参照)。なお、この場合に図
示しないソレノイドで吊りフック5013 ,5013
外側に揺動させるようにしてもよいことは当然である。
【0046】以上のようにして、本例の立体駐車装置に
よれば、三つの単位駐車装置の昇降パレット2のいずれ
か一つを、ロック装置の係合解除と、油圧シリンダ装置
の駆動とにより昇降させることができ、しかもこのため
に用いられる駆動手段は一つの油圧シリンダ装置を兼用
・共用できるため、従来装置に比べて駆動手段を少なく
でき、例えば数十台〜数百台の単位駐車装置を設置する
ような場合の駆動手段の削減による利益は極めて大きな
ものがある。
【0047】なお、本例において、図5に示すように、
地上面に横行用レール10を敷設して地上横行パレット
11を隣接単位駐車空間の間で横行移動できるよう構成
すれば、各昇降パレット2を任意に昇降できるので使い
勝手のよい立体駐車装置が提供できる。
【0048】実施形態2 図6(a)に示した本例は、実施形態1の駆動手段であ
る油圧シリンダ装置4に代えて巻取りドラム式のギヤー
ドモータ12を用いた例を示したものであり、その他は
実施形態1と全く同様に装置を構成することができる。
【0049】本例においても、実施形態1と同じ効果が
得られる。
【0050】また図6(b)はチェーン15の先端に重
錘14を連結した形式のギヤードモータ13を用いた例
を示したものであり、この場合には重錘14を昇降パレ
ットやこれに載せる車両の重量とウエイトバランスをと
ることができるため、モータには出力トルクの比較的小
さなものを用いることができる利点が得られる。
【0051】実施形態3 図7〜図9で示される本例は、地上面Fの上に構築され
たフレーム構造物31によって地上駐車空間から上方に
昇降するように設けられる上部昇降パレット(第1の昇
降パレット)32と、地上駐車空間から掘削された地下
ピット33内に下方に昇降するように設けられる下部昇
降パレット(第2の昇降パレット)34と、地上面を横
行する地上横行パレット35を単位駐車装置とした3段
式の立体駐車装置を示すものである。なおこれらの図に
おいて符号に付した添字は実施形態1と同じ意味であ
る。
【0052】上記の上部昇降パレット32は、一端がフ
レーム構造物31に連結固定され、かつ途中が、実施形
態1で説明したのと同様にパレット側プーリ2211
2212 ,2213 と固定側プーリ2221 ,2222
とに順次に掛け回された検印部材としての上部側ロープ
36により昇降可能に支持され、そのロープ36の他端
は本例の復動シリンダ型の油圧シリンダ装置37等から
なる駆動手段に連結されている。この駆動手段について
は後述するまた下部昇降パレット34は、一端が地下ピ
ットの壁面に連結固定され、かつ途中が、同様にパレッ
ト側プーリ2231 ,2232 ,2233 と固定側プー
リ2241 ,2242 とに順次に掛け回された検印部材
としての下部側ロープ38により昇降可能に支持され、
そのロープ38の他端は上記駆動手段に連結されてい
る。
【0053】また40は各上部昇降パレット32にそれ
ぞれ設けられたロック装置、41は各下部昇降パレット
34にそれぞれ設けられたロック装置であり、いずれも
ロックピン401,411に対してフック402,41
2が係合することで、昇降ができないように拘束し、図
示しないソレノイド等の係合解除装置の作動で係合を解
除することで昇降を許すように設けられている。
【0054】本例の立体駐車装置の特徴は、上部側ロー
プ36と下部側ロープ38を、一つの油圧シリンダ装置
37を利用して引き込み、繰り出しして、上部昇降パレ
ット32,下部昇降パレット34のいずれか一つを選択
して昇降させるようにしたところにあり、これにより上
部側と下部側の昇降駆動機構を別々に設けた場合に比べ
て更にモータ等の駆動装置を一つ少なくできる利点が得
られる。
【0055】この油圧シリンダ装置37等から構成され
る本例の駆動手段の構成を説明すると、油圧シリンダ装
置37は、ピストンロッド372を下向きに伸長できる
ようにシリンダハウジング371が垂直に配置されてい
ると共に、図示しない案内手段によりこのシリンダハウ
ジング371は上下に移動できるようにされ、更にこの
シリンダハウジング371の上端部には、フレーム構造
物1との間でその下降を拘束できるようにするためのロ
ック装置373が設けられている。374はフック、3
75はロックピンであり、図示しないソレノイド等の係
合解除装置の作動で該フック374とロックピン375
の係合を解除することでシリンダハウジング371の上
下移動を許すように設けられている。
【0056】そして、上記上部側ロープ36の他端は、
上下一対の固定プーリ42,43を介し、更にシリンダ
ハウジング371の上端プーリ376,376を介して
固定部に連結固定されている。このように上部側ロープ
36の他端を連結することにより、図7に示す状態(シ
リンダハウジング371がロック装置373で上限位置
に拘束されている状態)から、ロック装置373の係合
を解除してシリンダハウジング371を下降させること
により上部側ロープ36は繰り出され、上部昇降パレッ
ト32のいずれかを下降させることができる(図9参
照)。下降した上部昇降パレット32を上昇させるに
は、図9の状態から図7の状態にシリンダハウジング3
71を上昇させることで繰り出した上部側ロープ36を
引き込んだ後、ロック装置373を係合させればよい。
なお昇降させるいずれかの上部昇降パレット32は、昇
降に先立ってロック装置40の係合を解除することは言
うまでもない。
【0057】また、上記下部側ロープ38の他端は、上
下一対の固定プーリ44,45を介し、更にピストンロ
ッド372の下端プーリ377を介して固定部に連結固
定されている。このように下部側ロープ38の他端を連
結することにより、図7に示す状態から、ピストンロッ
ド372を上動させてシリンダハウジング371内に収
容させることで下部側ロープ38が引き込まれ、下部昇
降パレット34のいずれかを上昇させることができる
(図8参照)。上昇した下部昇降パレット34を下降さ
せるには、図8の状態から図7の状態にピストンロッド
372を下動させることで引き込んだ下部側ロープ38
を繰り出させればよい。なお昇降させるいずれかの下部
昇降パレット34は、昇降に先立ってロック装置41の
係合を解除することは言うまでもない。
【0058】以上のように、本例の立体駐車装置におい
ては、上部昇降パレット32に掛け回す上部側ロープ3
6と、下部昇降パレット34に掛け回す下部側ロープ3
8を別々に設けるが、これらを一つの油圧シリンダ装置
37等からなる駆動手段でその引き込みあるいは繰り出
しを行うことができて、任意の位置の昇降パレット3
2,34を地上駐車空間に移動させることができるた
め、上部側と下部側の昇降駆動機構を別々に設けた場合
に比べて更にモータ等の駆動装置を一つ少なくできる利
点が得られる。
【0059】なお、本例では、図に示すように、地上面
に地上横行パレット35を隣接単位駐車空間の数よりも
一つ少なく設置し、これを隣接装置間で横行移動できる
ように構成しているので、各昇降パレットを任意に昇降
できる利点も得られる。
【0060】実施形態4 図10に示した本例の立体駐車装置は、上部昇降パレッ
ト32と下部昇降パレット34の全てに渡って、1本の
牽引部材であるロープ50を掛け回した構成のものを示
している。
【0061】すなわち、上部昇降パレット32と下部昇
降パレット34、及びこれに付属するロック装置40,
41、固定側プーリ222,224、パレット側プーリ
221,223は、いずれも上記実施形態3と同じ構成
であり、異なっているのは、一端を固定部に連結固定し
たロープ50を固定側プーリ222,224、パレット
側プーリ221,223に交互に順次掛け回し、その他
端をフレーム構造物1の上に設置した油圧シリンダ装置
51のピストンロッド512の先端プーリ513を介し
て固定部に連結固定したところにある。なお、53,5
4,55は下部側から上部側にロープを掛け回しするた
めの固定部側プーリ、56は上部昇降パレットの端のパ
レット側プーリ2211 から上方に導いたロープ50を
転向させるための転向プーリ、511はシリンダハウジ
ングである。
【0062】本例の構成によれば、3段式立体駐車装置
の駆動手段を油圧シリンダ装置51の一つだけで構成で
きるため、多数の昇降パレットの駆動装置を必要として
いた従来装置に比べて極めて有利である他、実施形態3
に比べても、駆動手段の構成を簡易とできる利点があ
る。
【0063】実施形態5 図11に示した本例の立体駐車装置は、上記実施形態4
と比べ、上部昇降パレット32と下部昇降パレット34
の全てに渡って、1本の牽引部材であるロープ60を掛
け回した構成である点においては共通し、異なるのは、
駆動手段である油圧シリンダ装置51に代えて、モータ
61を用いていることと、重錘612のプーリ613を
介してロープ他端を固定部に連結固定しているところに
ある。なお611はロープ60を牽引するためのスプロ
ケットである。
【0064】本例の構成によれば、実施形態4と同様
に、3段式立体駐車装置の駆動手段をモータ61の一つ
だけで構成できるため、多数の昇降パレットの駆動装置
を必要としていた従来装置に比べて極めて有利である
他、実施形態3に比べても、駆動手段の構成を簡易とで
きる利点がある。また重錘612を昇降パレットやこれ
に載せる車両の重量とウエイトバランスをとることがで
きるため、モータには出力トルクの比較的小さなものを
用いることができる利点が得られる。
【0065】
【発明の効果】本発明の立体駐車装置によれば、以下の
効果が奏される。
【0066】: モータ等の昇降パレットの駆動手段
及びこれに付随するチェーン機構等からなる昇降駆動機
構を、並列設置台数が奇数,偶数のいずれあっても、複
数の単位駐車装置に制約されることなく兼用・共用する
ことができ、また2段式、3段式のいずれにも適用でき
る。
【0067】: 兼用・共用化する台数は、理論的に
は制限がなく、したがって設計に応じて一つの昇降駆動
機構を、多数の昇降パレットに兼用・共用することがで
きて、装置の低廉化に極めて有利な立体駐車装置を提供
できる。
【0068】 昇降駆動機構の共用化により、駆動手
段の動力源の供給系、電源配線等の負担を軽減でき、保
守点検の作業負担も軽減できる。
【0069】: 3段式の立体駐車装置においては、
隣接する昇降パレット群だけでなく、上及び下の昇降パ
レット群についても同時に、昇降駆動機構の駆動手段を
兼用・共用化することができるという、従来全く提案さ
れていない駆動手段数の大幅な削減が可能な新規な立体
駐車装置を提供することができる。
【0070】: 3段式の立体駐車装置では、必要に
応じて、上部昇降パレット群と下部昇降パレット群を昇
降させる牽引部材を、別々にすることもあるいは一連の
ものとすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明よりなる実施形態1の2段式の立体駐車
装置の構成概要を示した図であり、昇降パレットはいず
れも上限位置で下降できないように拘束された状態にあ
る。
【図2】図1の一つの昇降パレットが地上駐車空間に下
降した状態を示した図。
【図3】図2の下降した昇降パレットが上昇する途中の
状態を示した図。
【図4】実施形態1のロック装置が不用意に係合解除動
作しないようにする装置を説明するための図。
【図5】実施形態1の立体駐車装置の一部を示した斜視
外観図。
【図6】実施形態2の昇降駆動機構の駆動手段部分を説
明するための図。
【図7】実施形態3の3段式の立体駐車装置の構成概要
を示した図であり、昇降パレットはいずれも上限位置、
下限位置で拘束された状態にある。
【図8】図7の一つの下部昇降パレットが地上駐車空間
に上昇した状態を示した図。
【図9】図7の一つの上部昇降パレットが地上駐車空間
に下降した状態を示した図。
【図10】実施形態4の3段式の立体駐車装置の構成概
要を示した図であり、昇降パレットはいずれも上限位
置、下限位置で拘束された状態にある。
【図11】実施形態5の3段式の立体駐車装置の構成概
要を示した図であり、昇降パレットはいずれも上限位
置、下限位置で拘束された状態にある。
【符号の説明】
1・・・フレーム構造物 101・・・前部支柱 102・・・後部支柱 103・・・前部梁 104・・・後部梁 105・・・前後梁 2・・・昇降パレット 200・・・パレット側プーリ 3・・・ロープ 4・・・油圧シリンダ装置 401・・・シリンダハウジング 402・・・ピストンロッド 403・・・第1の転向用プーリ 404・・・第2の転向用プーリ 5・・・ロック装置 500・・・フック 501・・・吊りフック 502・・・同期用ロッド 503・・・作動ロッド 6・・・固定側プーリ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両出入路面に臨む地上駐車空間とその
    上方の上部駐車空間との間で昇降パレットを昇降可能に
    設けた単位駐車装置を複数並設し、かつこの並設された
    単位駐車装置の各昇降パレットのいずれか一つを選択し
    て昇降動作させる共用の昇降駆動機構を設けた立体駐車
    装置であって、 前記共用の昇降駆動機構は、一端が固定部に連結固定さ
    れかつ並列する前記各昇降パレットと固定部に順次交互
    に掛け回されたチェーン又はロープ等の柔軟な牽引部材
    と、前記各昇降パレットを前記上部駐車空間の位置から
    下降できないように拘束する係脱可能のロック手段と、
    前記牽引部材の他端が連結されて、いずれか一つの昇降
    パレットの下降のために該牽引部材を繰り出すと共に、
    下降した昇降パレットを上昇させるために該繰り出した
    牽引部材を引き込む駆動手段と、前記並設した各昇降パ
    レットのロック手段のいずれか一つを選択して昇降パレ
    ットの下降のためにその拘束を解除するロック制御手段
    とを備えたことを特徴とする立体駐車装置。
  2. 【請求項2】 車両出入路面に臨む地上駐車空間とその
    下方の下部駐車空間との間で昇降パレットを昇降可能に
    設けた単位駐車装置を複数並設し、かつこの並設された
    単位駐車装置の各昇降パレットのいずれか一つを選択し
    て昇降動作させる共用の昇降駆動機構を設けた立体駐車
    装置であって、 前記共用の昇降駆動機構は、一端が固定部に連結固定さ
    れかつ並列する前記各昇降パレットと固定部に順次交互
    に掛け回されたチェーン又はロープ等の柔軟な牽引部材
    と、前記各昇降パレットを前記下部駐車空間の位置から
    上昇できないように拘束する係脱可能のロック手段と、
    前記牽引部材の他端が連結されて、いずれか一つの昇降
    パレットの上昇のために該牽引部材を引き込むと共に、
    上昇した昇降パレットを下降させるために該引き込んだ
    牽引部材を繰り出す駆動手段と、前記並設した各昇降パ
    レットのロック手段のいずれか一つを選択して昇降パレ
    ットの上昇のためにその拘束を解除するロック制御手段
    とを備えたことを特徴とする立体駐車装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、牽引部材を繰
    り出しかつ引き込む駆動手段は、ギヤードモータ又は油
    圧シリンダ装置のいずれかであることを特徴とする立体
    駐車装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の昇降パレット及び昇降
    駆動機構と、請求項2に記載の昇降パレット及び昇降駆
    動機構とを併有することを特徴とする立体駐車装置。
  5. 【請求項5】 車両出入路面に臨む地上駐車空間とその
    上方の上部駐車空間との間で第1の昇降パレットを昇降
    可能に設けると共に、前記地上駐車空間とその下方の下
    部駐車空間との間で第2の昇降パレットを昇降可能に設
    けた単位駐車装置を複数並設し、かつこの並設された各
    単位駐車装置の第1及び第2の昇降パレットのうちのい
    ずれか一つを選択して昇降動作させる共用の昇降駆動機
    構を設けた立体駐車装置であって、 前記共用の昇降駆動機構は、一端が固定部に連結固定さ
    れかつ並列する前記各第1の昇降パレットと固定部に順
    次交互に掛け回されたチェーン又はロープ等の柔軟な第
    1の牽引部材と、一端が固定部に連結固定されかつ並列
    する前記各第2の昇降パレットと固定部に順次交互に掛
    け回されたチェーン又はロープ等の柔軟な第2の牽引部
    材と、前記各第1の昇降パレットを前記上部駐車空間の
    位置から下降できないように拘束する係脱可能の第1の
    ロック手段と、前記各第2の昇降パレットを前記下部駐
    車空間の位置から上昇できないように拘束する係脱可能
    の第2のロック手段と、前記第1及び第2の牽引部材の
    他端がそれぞれ連結されて、第1及び第2の昇降パレッ
    トを昇降させるために牽引部材を繰り出しあるいは引き
    込む駆動手段と、前記並設した第1及び第2の昇降パレ
    ットのロック手段のいずれか一つを選択して昇降パレッ
    トの昇降のためにその拘束を解除するロック制御手段と
    を備えたことを特徴とする立体駐車装置。
  6. 【請求項6】 車両出入路面に臨む地上駐車空間とその
    上方の上部駐車空間との間で第1の昇降パレットを昇降
    可能に設けると共に、前記地上駐車空間とその下方の下
    部駐車空間との間で第2の昇降パレットを昇降可能に設
    けた単位駐車装置を複数並設し、かつこの並設された各
    単位駐車装置の第1及び第2の昇降パレットのうちのい
    ずれか一つを選択して昇降動作させる共用の昇降駆動機
    構を設けた立体駐車装置であって、 前記共用の昇降駆動機構は、一端が固定部に連結固定さ
    れかつ並列する前記第1及び第2の昇降パレットに渡り
    固定部と順次交互に掛け回されたチェーン又はロープ等
    の柔軟な牽引部材と、前記各第1の昇降パレットを上部
    駐車空間の位置から下降できないように拘束する係脱可
    能の第1のロック手段と、前記各第2の昇降パレットを
    下部駐車空間の位置から上昇できないように拘束する係
    脱可能の第2のロック手段と、前記牽引部材の他端が連
    結されて、第1及び第2の昇降パレットを昇降させるた
    めに牽引部材を繰り出しあるいは引き込む駆動手段と、
    前記並設した第1及び第2の昇降パレットのロック手段
    のいずれか一つを選択して昇降パレットの昇降のために
    その拘束を解除するロック制御手段とを備えたことを特
    徴とする立体駐車装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    並設数よりも一つ少なく複数の単位駐車装置の地上駐車
    空間に地上面用のパレットを配置し、かつこれらの地上
    面用のパレットは隣接する単位駐車装置の間で移動でき
    るように構成したことを特徴とする立体駐車装置。
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