JPH09311076A - 焦電型赤外線検出器 - Google Patents

焦電型赤外線検出器

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JPH09311076A
JPH09311076A JP8151521A JP15152196A JPH09311076A JP H09311076 A JPH09311076 A JP H09311076A JP 8151521 A JP8151521 A JP 8151521A JP 15152196 A JP15152196 A JP 15152196A JP H09311076 A JPH09311076 A JP H09311076A
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JP
Japan
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pyroelectric
infrared
thin film
circuit board
container
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Application number
JP8151521A
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English (en)
Inventor
Kazutaka Okamoto
一隆 岡本
Hideji Takada
秀次 高田
Koji Tominaga
浩二 富永
Koichi Matsumoto
浩一 松本
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Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性に優れた焦電型赤外線検出器を提供す
ること。 【解決手段】 赤外線透過窓4を上部に備えた容器1内
に、容器1の下方を封止するためのステム18から所定
寸法だけ離れるようにして回路基板17を設け、この回
路基板17の上面に、赤外線検出素子として、焦電体薄
膜9と、これを挟むようにして設けられる上部電極10
および下部電極11とを有する焦電型赤外線薄膜素子6
を、その赤外線検出部12が前記赤外線透過窓4に臨む
ようにして設けるとともに、前記回路基板17にチップ
タイプの高抵抗24およびモールドタイプのFET25
をはんだによって取り付けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、焦電型赤外線検
出器に関する。
【0002】
【従来の技術】焦電型赤外線検出器は、人体検知や、ガ
ス分析、非接触温度計測などの分野において用いられて
いるが、容器内に組み込まれる赤外線を検出する検出素
子としての焦電体は、PZTやLiTiO3 、PVDF
などセラミックや単結晶、高分子フィルムが用いられ
る。これらの焦電体は、ブロックやシート状の母材をも
とにして、所望の焦電体ペレットとして、例えば、4m
m角×数10〜100μm厚程度の形状に加工され、電
極を形成して所定の赤外線検出素子としている。
【0003】そして、焦電型赤外線検出器は、前記赤外
線検出素子のほかに、電気時定数を制御する高抵抗やイ
ンピーダンス変換用のFETを必要とするが、これらの
赤外線検出素子、高抵抗やFETを、容器内部に気密性
を維持しながら収容する必要がある。このため、従来に
おいては、TO−5(直径約8mm)の下方が開口した
金属製容器に収容し、この開口をステムによって封止す
るようにしていた。なお、TOとは、Transist
or Outlineの略称で、米国JEDECで標準
化されたパッケージ外形のうちでトランジスタに用いら
れるものである。
【0004】近年、焦電型赤外線検出器の前記利用分野
においては、高速応答性や小型化が要求される一方、薄
膜技術の確立と相まって焦電体の薄膜化が普及しつつあ
る。すなわち、ブロックやシート状の母材を加工して焦
電体を形成するといった従来の方法に対して、CVD法
やスパッタリング法によって単結晶基板上に焦電体薄膜
を数μmの厚みで形成する技術である。例えば「マイク
ロ焦電赤外線センサの開発と応用製品」(照明学会研究
会資料:1996.2.16)という論文には、厚さ2
μm、100〜500μm角の超小型素子が紹介されて
いるように、MOCVD法(有機金属化学気相成長法)
などの薄膜形成法によって、数μm程度の厚みを有する
焦電体薄膜の製造が可能になってきている。
【0005】ところで、前記焦電体薄膜に上部電極およ
び下部電極を設けた焦電型赤外線薄膜素子を赤外線検出
素子として用いた場合においては、小型化を目的とし
て、容器としてはTO−46やTO−18程度の形状の
ものに収納してもよいが、このような焦電型赤外線検出
器においても、赤外線検出素子のほかに、高抵抗やFE
Tを容器内に収容する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記TO−
46やTO−18における各素子の配置の制約上、FE
Tとしてはベアチップと称されるモールドされてない小
型部品を採用しなければならないとともに、リードピン
と各部品との接続および部品相互における接続などをワ
イヤボンディングによらなければならなかったため、次
のような不具合があった。
【0007】すなわち、 ベアチップ部品のため、取扱いが困難である。 構成部品の電極が表面に露出している一方、この部
品を配置するステムは金属であるため、絶縁性の接着剤
を用いて部品を固定する必要がある。 前記部品の固定に際して、その位置決めにかなりの
苦労を伴う。 部品やリードピンどうしの接続にワイヤボンディン
グを用いるため、その生産設備が必要となる。 などである。
【0008】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、生産性に優れた焦電型赤外線検
出器を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の焦電型赤外線検出器は、赤外線透過窓を
上部に備えた容器内に、容器の下方を封止するためのス
テムから所定寸法だけ離れるようにして回路基板を設
け、この回路基板の上面に、赤外線検出素子として、焦
電体薄膜と、これを挟むようにして設けられる上部電極
および下部電極とを有する焦電型赤外線薄膜素子を、そ
の赤外線検出部が前記赤外線透過窓に臨むようにして設
けるとともに、前記回路基板にチップタイプの高抵抗お
よびモールドタイプのFETをはんだによって取り付け
た点に特徴がある。
【0010】この発明の焦電型赤外線検出器において
は、回路基板上に、赤外線検出素子として、焦電体薄膜
と、これを挟むようにして設けられる上部電極および下
部電極とを有する焦電型赤外線薄膜素子を設けるととも
に、前記回路基板にチップタイプの高抵抗およびモール
ドタイプのFETをはんだによって同時に取り付けるよ
うにしているので、はんだリフローなど公知の表面実装
技術(SurfaceMount Technolog
y:SMT)を利用して生産することができ、別途、ワ
イヤボンディングを行う必要がないから生産性が向上す
る。そして、高抵抗やFETなどの部品をはんだ付けに
よって回路基板に固定することができるので、セルフア
ライメントの効果により、それらの位置決めが容易であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施例
を、図を参照しながら説明する。
【0012】図1および図2は、この発明の一実施例を
示すものである。まず、図1(A),(B)は、この発
明の焦電型赤外線検出器の一例を示し、この図1
(A),(B)において、1は鉄やニッケルあるいはコ
バールなどの金属よりなる下部開放型の筒状の容器で、
その上面部2のほぼ中央には開口部3が形成されてい
る。4は開口部3を容器1の上方から閉塞するように設
けられた赤外線透過窓材で、詳細には図示してないが、
シリコン、ゲルマニウムなどの赤外線透過性材料よりな
る母材の両面に波長選択性多層膜を形成してなるもの
で、その外周側面のほぼ全体と開口部3の全周辺部と
を、例えば導電性接合材5を用いて上面部2の上方から
容器1に接合されている。
【0013】6は容器1内に設けられる赤外線検出素子
としての焦電型赤外線薄膜素子である。この焦電型赤外
線薄膜素子6の構成について、図2を参照しながら説明
すると、この図2において、7はMgO(酸化マグネシ
ウム)よりなる単結晶基板で、その厚さは500μm程
度である。8はこの基板7の表層部にエッチングによっ
て形成される微小な凹部である。9は焦電体薄膜で、例
えばPZT系強誘電体薄膜またはPLZT系強誘電体薄
膜からなり、厚さ2μm程度である。この焦電体薄膜9
の上下両面には、例えばPt(白金)よりなる上部電極
10と下部電極11とが互いに対応するように設けられ
ている。これらの電極10,11の厚みは例えば0.2
μm程度である。なお、これら両電極10,11および
焦電体薄膜9が矢印A方向に見て互いに重なり合う部分
を赤外線検出部12というものとする。
【0014】13は赤外線検出部12における受光電極
としての上部電極10の上面を被覆するように設けられ
る赤外線吸収膜で、フォトリソグラフが可能な感光性有
機薄膜にカーボンブラックのような赤外線吸収材料を適
宜混入してなるものである。14は赤外線検出部12の
周辺に形成され、赤外線検出部12を基板7に対して保
持させる絶縁体薄膜で、ポリイミド系樹脂薄膜のような
有機絶縁体薄膜またはSiO2 薄膜のような無機絶縁体
薄膜よりなる。15,16は上部電極10、下部電極1
1にそれぞれ連なる上部引出し電極、下部引出し電極で
ある。
【0015】上述の説明から理解されるように、この発
明で用いる焦電型赤外線薄膜素子6はきわめて薄く、1
mm以下の厚さであり、また、精々1mm角程度の大き
さである。なお、このような構成の焦電型赤外線薄膜素
子6の詳細な構造およびその製造方法については、別途
特許出願しているところである。
【0016】再び図1(A),(B)に戻り、上記焦電
型赤外線薄膜素子6は、その赤外線検出部12を赤外線
透過窓材4に臨むようにしてセラミックなどよりなる回
路基板17上に設けられている。この回路基板17は、
容器1の下方を封止するためのステム18の上面から所
定寸法だけ離れるようにして設けられている。すなわ
ち、19,20はステム18に設けられた貫通孔21を
経てケース1外に延設されるリードピンで、例えば円周
を4等分するように同心円状に配置され、例えば図1
(B)に示すように、二本のリードピン19はX−X方
向に、他の二本のリードピン20はX−X方向と直交す
るY−Y方向に配置されている。これらのリードピン1
9,20は互いに同径の細長い円柱形状であり、リード
ピン19がリードピン20に比較してやや長く形成され
ている。
【0017】そして、一方のリードピン19は、その上
端部19aを回路基板17に開設された二つの貫通孔に
それぞれ挿入し、上端部19aが回路基板17の上面よ
り突出しないように設けられ、回路基板17の回路パタ
ーンとを接合するための例えばはんだなどの導電性接合
材22によって固定されている。これによって、回路基
板17は、X,Y二方向への位置が固定される。
【0018】また、他方のリードピン20は、その上端
面を回路基板17の下面に当接させており、適宜の接着
剤23によって固定されている。これによって、回路基
板17は、図1(A)に示すZ方向への位置が固定され
る。なお、接着剤23は、導電性接合材22と同じ材料
でもかまわない。
【0019】24は回路基板17の上面側に設けられ
る、出力回路の時定数を設定するためのチップタイプの
高抵抗であり、25は回路基板17の下面側に設けられ
るインピーダンス変換用のモールドタイプのFETであ
る。これらの高抵抗24およびFET25は、はんだリ
フローの技術など表面実装技術によって回路基板17に
取り付けられる。
【0020】上述したように、この発明における焦電型
赤外線検出器においては、容器1内に容器1に対して外
部から挿入される複数のリードピン19,20の上端部
に回路基板17を設け、この回路基板17上に、赤外線
検出素子として、焦電体薄膜9と、これを挟むようにし
て設けられる上部電極10および下部電極11とを有す
る焦電型赤外線薄膜素子6を設けるとともに、回路基板
17の上面にチップタイプの高抵抗24を、下面にモー
ルドタイプのFET25をそれぞれはんだによって取り
付けるようにしているので、はんだリフローなど公知の
表面実装技術を利用して生産することができ、ワイヤボ
ンディングを多用する必要がないから生産性が向上す
る。
【0021】そして、上述のように、高抵抗24やFE
T25などの部品をはんだ付けによって回路基板17に
固定することができるので、セルフアライメントの効果
により、それらの位置決めが容易である。
【0022】そして、この発明の焦電型赤外線検出器に
おいては、赤外線検出素子が焦電型赤外線薄膜素子6か
らなり、きわめて薄く小型であるとともに、高抵抗24
やFET25が小型でその取扱いが容易であり、しかも
回路基板17に対してコンパクトに取付けられるので、
焦電型赤外線検出器全体を小型なものとすることができ
る。
【0023】なお、高抵抗24やFET25などの部品
の回路基板17への取付けは、上述の実施例に限られる
ものではなく、例えば高抵抗24やFET25を回路基
板17の下面に設けるなどしてもよく、要するにはんだ
を用いて取り付けるようにしてあればよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、高速応答性など性能に優れた焦電型赤外線検出器を
安価にしかも大量生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の焦電型赤外線検出器の一例を示し、
(A)は縦断面図、(B)は平面図である。
【図2】前記焦電型赤外線検出器に組み込まれる焦電型
赤外線薄膜素子の一例を示す縦面図である。
【符号の説明】
1…容器、4…赤外線透過窓、6…焦電型赤外線薄膜素
子、9…焦電体薄膜、10…上部電極、11…上部電
極、12…赤外線検出部、17…回路基板、18…ステ
ム、24…高抵抗、25…FET。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 浩一 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線透過窓を上部に備えた容器内に、
    容器の下方を封止するためのステムから所定寸法だけ離
    れるようにして回路基板を設け、この回路基板の上面
    に、焦電体薄膜と、これを挟むようにして設けられる上
    部電極および下部電極とを有する焦電型赤外線薄膜素子
    を、その赤外線検出部が前記赤外線透過窓に臨むように
    して設けるとともに、前記回路基板にチップタイプの高
    抵抗およびモールドタイプのFETをはんだによって取
    り付けたことを特徴とする焦電型赤外線検出器。
  2. 【請求項2】 回路基板の上面に高抵抗を、下面にFE
    Tを配置した請求項1に記載の焦電型赤外線検出器。
  3. 【請求項3】 容器の内径が5mm以下である請求項1
    または2に記載の焦電型赤外線検出器。
JP8151521A 1996-05-23 1996-05-23 焦電型赤外線検出器 Pending JPH09311076A (ja)

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JP8151521A JPH09311076A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 焦電型赤外線検出器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007225456A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Matsushita Electric Works Ltd 赤外線検出器
JP2010145344A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Nippon Ceramic Co Ltd 小型サーモパイル型赤外線検出装置
JP2022521415A (ja) * 2019-02-22 2022-04-07 ピレオス リミテッド マイクロシステム及びマイクロシステムの作成方法

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JP2010145344A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Nippon Ceramic Co Ltd 小型サーモパイル型赤外線検出装置
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