JPH09313928A - 酸化防止剤 - Google Patents
酸化防止剤Info
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- JPH09313928A JPH09313928A JP8160751A JP16075196A JPH09313928A JP H09313928 A JPH09313928 A JP H09313928A JP 8160751 A JP8160751 A JP 8160751A JP 16075196 A JP16075196 A JP 16075196A JP H09313928 A JPH09313928 A JP H09313928A
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Abstract
用な酸化防止剤および該酸化防止剤を含有する耐酸化
性、酸素吸収性およびハロゲン吸収性に優れた樹脂組成
物、および該樹脂組成物から得られる包装材料等を提供
する。 【解決手段】下記式(1) M2+ 1-xM3+ x(OH)2An- x/n・m1H2O (1) [式中、M2+およびM3+はそれぞれ二価金属および三価
金属イオンを示し、An-はSO3 2-、S2O3 2-,S2-,
ポリ硫化イオン、HPO2 2-、H2PO2 -、HPO3 2-、
H2PO3 -から選ばれた硫黄およびリンの低級酸化物の
アニオンを示し、xおよびm1はそれぞれ0<x<0.
5、0≦m1の範囲である。]で表されるハイドロタル
サイト類化合物、または下記式(2) Li1-yM2+ yM3+ 2(OH)6An- (1+y)/n・m2H2O (2) [式中、M2+およびM3+はそれぞれ式(1)と同義、A
n-は式(1)と同義であり、yおよびm2はそれぞれ0
≦y<0.5、0≦m2の範囲である。]で表されるリ
チウムアルミネート類を有効成分とする酸化防止剤、該
酸化防止剤を含有する樹脂組成物。
Description
またはハロゲン捕捉剤として有用な酸化防止剤および該
酸化防止剤を含有する耐酸化性、酸素吸収性およびハロ
ゲン吸収性に優れた樹脂組成物、および該樹脂組成物か
ら得られる包装材料、包装容器に関する。さらに詳しく
は、還元性化合物を層間に構成アニオンとして含有する
ハイドロタルサイト類および/またはリチウムアルミネ
ート類を有効成分とする新規な酸化防止剤、酸素吸収剤
およびハロゲン吸収剤に関する。さらに、該酸化防止剤
を樹脂に配合することにより、樹脂自体の酸素やハロゲ
ンによる酸化を防止すると共に、該樹脂で包装された食
品等の鮮度を酸素を吸収することにより保持することの
できる樹脂組成物、樹脂系材料に関する。
ポリエチレン等のポリオレフィン、ナイロン、スパンデ
ックス、ゴム系ポリマー、石油製品および食品等は酸素
および/またはハロゲンにより望ましくない変化を受け
る。これを抑制するため、通常酸化防止剤が添加され
る。酸化防止剤としての必要条件を要約すると次の通り
である。 1)酸化防止性能が優れていること、2)ポリマーとの
相溶性が良く、表面にブルームしないこと、3)ポリマ
ーの加工温度で安定であり、揮発しないこと、4)それ
自体白色でポリマーを着色させ難いこと、5)水や油に
溶けないこと、6) 無毒であること、7) 安価であ
ること。酸化防止剤の最大の市場であるプラスチックお
よびゴムで用いられる酸化防止剤としては、フェノール
系、硫黄系、リン系の有機化合物を原料とする有機系酸
化防止剤がある。これらの有機系酸化防止剤は、揮発
性、耐熱性に問題がある。揮発性、耐熱性を改善するた
めに、高分子量酸化防止剤の開発も進められてきた。し
かしながら、依然として揮発性、耐熱性という問題の解
決が不十分であると共に、より高価となり、しかも毒性
が強くなる傾向にある。
は、揮発性があり、毒性に問題のあるものが多く、しか
も揮発性が少なくなる程高価となる傾向にある。さらに
単独では、目的とする酸化防止効果を十分発揮できない
ため、フェノール系と硫黄系またはリン系とを併用する
ことが一般に必要である。他方亜硫酸ナトリウム、亜リ
ン酸等の無機化合物が食品の酸化防止剤として使用され
ている。しかし水溶性であるため、揮発性、毒性、価格
等の問題が無いにも拘わらず、プラスチックとかゴムに
は利用できない。本発明は、前記有機系酸化防止剤と無
機系酸化防止剤の欠点を克服し、酸化防止剤として具備
すべき全ての要求1)〜7)を同時に満足する安価で、
かつ新規なプラスチックおよびゴム用に適した酸化防止
剤、該酸化防止剤を含有する樹脂組成物、および該樹脂
組成物を含有する包装材料の提供を目的とする。さらに
本発明は、プラスチックおよびゴムに酸素吸収性および
/またはハロゲン吸収性を付与し、これらの樹脂で製造
された食品等の包装材料により、食品等の内容物の酸素
による劣化を防止することを目的とする。さらに本発明
は、塩化ビニル等のハロゲン含有樹脂やゴム中のハロゲ
ンを捕捉するハロゲン捕捉剤の提供を目的とする。本発
明はさらに、塩素殺菌された水道水やプール水中の塩素
によるポリエチレン製水道パイプ、スパンデックス製水
着等の劣化を防止することを目的とする。
金属イオンを、好ましくはM2+がMg2+および/または
Zn2+を、M3+がAl3+を示し、An-はSO3 2-、S2O
3 2-,S2-,ポリ硫化イオン、HPO2 2-、H2PO2 -、
HPO3 2-、H2PO3 -等の硫黄およびリンの低級酸化物
から選ばれたn価の還元性アニオンの少なくとも一種を
示し、xおよびm1はそれぞれ0<x<0.5、0≦m1
の範囲である。]で表されるハイドロタルサイト類化合
物、または下記式(2) Li1-yM2+ yM3+ 2(OH)6An- (1+y)/n・m2H2O (2) [式中、M2+は二価金属イオン、好ましくはMg2+およ
び/またはZn2+を,M3+は三価金属イオン、このまし
くはAl3+を示し、An-は式(1)と同じ意味を示し、
yおよびm2はそれぞれ0≦y<0.5、0≦m2の範囲
である。]で表されるリチウムアルミネート類を有効成
分とすることを特徴とする樹脂および/またはゴム用酸
化防止剤を提供する。さらに本発明は、樹脂および/ま
たはゴム100重量部と上記の式(1)および/または
式(2)で表される酸化防止剤0.001〜20重量部
とを含有することを特徴とする耐酸化性に優れた樹脂お
よび/またはゴム組成物を提供する。
ゴムに有効な酸化防止剤として必要な前記要求を全て満
たす新規な酸化防止剤を開発すべく鋭意研究を進めた結
果、次のような結論を得るに至った。前記した有機系酸
化防止剤の欠点を、亜硫酸ナトリウム等の安価な無機の
低級酸化物をハイドロタルサイト類またはリチウムアル
ミネート類を構成するアニオンサイトに導入することに
より、解決できるものと確信した。すなわち亜硫酸ナト
リウム等の水溶性低級酸化物を式(1)または式(2)
の化合物に変換することにより、水や油に不溶性とな
り、樹脂およびゴムへの使用が可能となること、しかも
低級酸化物が本来有する酸化防止効果は失われることな
く、むしろ強化されることを発見した。さらに本発明の
酸化防止剤は、フェノール系酸化防止剤と併用すること
なく、単独使用の場合にもその作用効果は優れているこ
とを発見した。以下本発明において、ハロゲン捕捉剤等
の用途をも含めて酸化防止剤という。
ミネート類は、MgとAlの水酸化物を主成分とするた
め、最も安定な化合物に属する。価格的にも比較的安価
であり、合成条件を選択することによりサブミクロンオ
ーダーの微粒子を製造できる。その上、屈折率がポリプ
ロピレンやポリエチレン等の樹脂の屈折率に極めて近い
ため、透明性に優れている。微粒子のハイドロタルサイ
ト類またはリチウムアルミネート類を、従来公知の種々
の表面処理剤で表面処理することにより、樹脂およびゴ
ムに対する分散性、相溶性を良好にすることもできる。
そのため、無機化合物を添加する場合にありがちな、樹
脂やゴムの透明性を損なう、あるいは分散不良による外
観不良、引張強度等の機械的強度を損なう等の問題を、
本発明の酸化防止剤は示さない。
ミネート類の構造に組み込まれた低級酸化物系アニオン
は、酸素および/またはハロゲンと直接反応して、安定
なより高次の酸化物イオンとなる。このため少量添加の
場合にはプラスチックやゴムの酸化防止剤として、比較
的多量添加の場合にはプラスチックやゴムに浸入してく
る酸素および/またはハロゲンの吸収剤として作用す
る。酸素吸収剤として作用する場合、酒、食品、魚、花
などの酸化防止による鮮度保持剤としての用途に、プラ
スチックやゴム製の包装資材に配合する用途に利用する
ことができる。さらにこれらの利用分野では、本発明者
が先に発明した抗微生物剤;すなわちMgおよび/また
はCaの水酸化物または酸化物と、Znおよび/または
Cuの水酸化物または酸化物との固溶体(特開平6−7
2816号公報、特開平6−65011号公報および特
願平6ー79714号明細書)、と本発明の酸化防止剤
とを併用することにより、鮮度保持機能を一層高めるこ
とができる。
において、少なくとも本発明のAn-を除く化合物は、ハ
イドロタルサイト類、リチウムアルミネート類としてそ
れぞれ物質、製造法共に公知である[例えば、F.Cavan
i.,T.Trifiro, A.Vaccari, Catalysis Today, 11,173(1
991), M.J.Hernandez-Moreno, M.A.Ulibarri, J.L.Rend
on and C.J.Serna, Phys. Chem. Minerals 12,34(198
5)]。次に本発明の式(1)および式(2)の化合物の
製造法について説明する。原料であるMg、Alおよび
Li等の水溶性金属塩を目的とする低級酸化物アニオン
すなわち還元性アニオンとを式(1)の化合物ではpH
約8以上、式(2)の化合物ではpH約11以上で反応
させることにより、あるいはNO3 -、Cl-、Br-、C
H3COO-等を構成アニオンとする式(1)または式
(2)の化合物を、目的とする低級酸化物アニオンでイ
オン交換することにより製造できる。好ましくは、以上
の方法で製造された化合物を、約110℃〜約200℃
で約5時間以上水熱処理すると良い。また、式(2)の
化合物は、水酸化アルミニウムと炭酸リチウム等のリチ
ウム化合物とを約100〜約180℃で水熱処理する方
法により製造することもできる。
分散性、成形品外観、良好な酸化防止能、白色性等を満
足させるためには、平均2次粒子径が少なくとも5μm
以下、好ましくは1μm以下であることが必要である。
また式(1)の化合物において、M2+としてはMg2+お
よび/またはZn2+を、M3+としてはAl3+を用いるこ
とが好ましい。式(2)の化合物においても、M2+とし
てMg2+および/またはZn2+を、M3+としてAl3+を
用いることが好ましい。式(1)、式(2)の化合物共
に、低級酸化物アニオンAn-としてS2O3 2-の使用が特
に好ましい。
よびゴム中での分散性を良くするために、公知の次のよ
うな表面処理剤により表面処理して用いることが好まし
い。表面処理剤の具体例を次に例示する。ステアリン
酸、パルミチン酸、ラウリン酸、オレイン酸等の高級脂
肪酸類;前記高級脂肪酸類のアルカリ金属塩類;ステア
リルアルコール、オレイルアルコール等の高級アルコー
ルの硫酸エステル塩;アミド結合硫酸エステル塩、エス
テル結合硫酸エステル塩、エステル結合スルホネート、
アミド結合スルホン酸塩、エーテル結合スルホン酸塩、
エーテル結合アルキルアリルスルホン酸塩、エステル結
合アルキルアリルスルホン酸塩、アミド結合アルキルア
リルスルホン酸塩等のアニオン系界面活性剤類;オルト
リン酸とオレイルアルコール、ステアリルアルコール等
とのモノまたはジエステルまたは両者の混合物であって
それらの酸型またはアルカリ金属塩またはアミン塩のリ
ン酸エステル類;ビニルエトキシシラン、ビニルトリス
(2−メトキシ−エトキシ)シラン、γ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン、β(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリ
メトキシシラン等のシラン系カップリング剤類;イソプ
ロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピル
トリス(ジオクチルパイロフォスフェート)チタネー
ト、イソプロピルトリデシルベンゼンスルホニルチタネ
ート等のチタネート系カップリング剤類;アセトアルコ
キシ−アルミニウムジイソプロピレート等のアルミニウ
ム系カップリング剤類;グリセリンモノステアレート、
グリセリンモノオレエート等の多価アルコールと脂肪酸
のエステル類。
の化合物のコーティング処理は、それ自体公知の湿式法
または乾式法により実施できる。例えば湿式法として
は、式(1)または式(2)の化合物のスラリーに該表
面処理剤を液状またはエマルジョン状で加え、機械的に
撹拌して十分に混合すればよい。乾式法としては、式
(1)または式(2)の化合物の粉末を、ヘンシェルミ
キサー等の混合機により十分撹拌下に表面処理剤を液
状、エマルジョン状、固形状で加え、加熱または非加熱
下に十分に混合すればよい。表面処理剤の添加量が適宜
選択できるが、該式(1)または式(2)の化合物の重
量に基づいて約0.1〜約10重量%とするのが好まし
い。
成物に用いられる樹脂およびゴムを例示すると次の通り
である。ポリエチレン、エチレンと他のオレフィンとの
共重合体、エチレンと酢酸ビニル、アクリル酸エチル、
またはアクリル酸メチルとの共重合体、ポリプロピレ
ン、プロピレンと他のα−オレフィンとの共重合体、ポ
リブテン−1、ポリスチレン、スチレンとアクリロニト
リル、エチレンとプロピレンジエンゴムまたはブタジエ
ンとの共重合体、アクリロニトリルとブタジエンとスチ
レンとの共重合体(ABS)、ポリメチルペンテン、塩
化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、塩素化塩化ビニル
樹脂、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、ポ
リアミド、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート、ポリサルフォン、ポリビ
ニルアルコール等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂、キシ
レン樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン等の熱硬化性
樹脂、SBR、BR、TR、EPDM、EPM、NB
R、CR、IIR、ウレタンゴム、アクリルゴム、クロ
ロスルホン化ポリエチレンゴム、エピクロルヒドリンゴ
ム、エチレン・アクリルゴム、天然ゴム等のゴム。上記
樹脂の中でも、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリス
チレン、ABSおよびポリ塩化ビニル系樹脂が通常特に
好ましく用いられる。
ポリプロピレン繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維
等の合成繊維、ガソリン、灯油、軽油潤滑油等の石油製
品への配合、あるいはラード、バター、大豆油、肉、果
実、野菜等の食品の包装材料あるいは食品中に含有させ
て使用することもできる。樹脂およびゴムに対する本発
明の酸化防止剤の配合量は、樹脂および/またはゴム1
00重量部に対して約0.001〜約50重量部、好ま
しくは約0.01〜約10重量部である。本発明の耐酸
化性樹脂および/またはゴム組成物は、本発明の酸化防
止剤の他に、慣用の他の添加剤を配合してもよい。この
ような添加剤としては次のものが例示される。フェノー
ル系酸化防止剤、リン系または硫黄系酸化防止剤、紫外
線吸収剤、熱安定剤、帯電防止剤、顔料、発泡剤、可塑
剤、滑剤、酸およびハロゲン中和剤、加硫剤、架橋剤
等。
明する。
(OH)13CO3・3.5H2O、BET比表面積12m
2/g、平均2次粒子径0.42μm、協和化学工業社
製、“DHT−4”)100gを約2リットルの水に懸
濁し、撹拌下に0.4NのHNO31リットルを約pH
4、温度25℃に保ちながら加え、NO3型ハイドロタ
ルサイトに変換した。次に0.2モル/リットルのNa
2S2O32リットルを加え、約20分間撹拌を継続し、
ハイドロタルサイトのNO3 -をS2O3 2-にイオン交換し
た。濾過後、ハイドロタルサイトを撹拌機を用いて約4
0℃の水に乳化分散させた後、100gの温水に溶融し
たラウリン酸ナトリウム水溶液(3gのラウリン酸ナト
リウム含有)を撹拌下に加え、表面処理を行った。引き
続き濾過、水洗後、約60℃で真空乾燥した。同様にし
て、表面処理前のサンプルを調製し、このものの化学分
析を実施した。化学組成は次の通りであった。 Mg4.5Al2(OH)13(S2O3)0.9(CO3)0.1・
mH2O このもののX線回折パターンは、低角にシフトしている
が、ハイドロタルサイトと同じであった。この試料の熱
分析を空気中で行った結果、約210℃に酸素吸収によ
る強い発熱ピークがあり、この温度周辺で酸素吸収によ
る重量増加が認められた(図1)。これに対し、例えば
Na2S2O3・5H2Oは約135℃で分解し、酸素吸収
による発熱は実質的に認められなかった(図2)。
リプロピレン100重量部に0.05重量部のステアリ
ン酸カルシウムと0.10重量部の表面処理した上記の
S2O3型ハイドロタルサイトを均一に混合後、押出機を
用い240℃で溶融混練し、水冷却し、乾燥した。この
混練を最大5回繰り返した。混練1回、3回および5回
繰り返して得られたそれぞれの試料についてメルトフロ
ーインデックス(以下MIともいう)と黄変度を評価し
た。黄変度はハンターカラー色差計を用いてb値を測定
した。その結果を表1に示す。ポリプロピレンは加工時
の劣化により主鎖が切断され溶融粘度が低下し、MIが
上昇する。そのためMIの増加が少ない程、酸化が抑え
られていることを示す。すなわち、MIの値は加工安定
性の良否を示す。また黄変度すなわち着色が少ない程商
品価値が高く、この黄変も酸化によって生じるものであ
る。
処理したものを0.10重量部、フェノール系酸化防止
剤であるIrganox 1010を0.10重量部およびステアリ
ン酸カルシウムを0.05重量部を、実施例1と同様に
操作してポリプロピレン100重量部に溶融混練した。
得られたそれぞれの試料についてMIと黄変度を評価し
た。その結果を表1に示す。本発明の酸化防止剤は、フ
ェノール系酸化防止剤を併用することにより、耐酸化性
はさらに改善された。
ルサイトの100gを1.5リットルの脱イオン水に乳
化した後、撹拌下に、Na2S2O3・7H2Oを94g加
え、約30分間反応させた。その後濾過、水洗し、さら
にアセトン約1リットルで洗浄した。得られたケーキを
乾燥機に入れ、約60℃で乾燥した。乾燥物の化学組成
は次の通りであった。 Mg4.5Al2(OH)13(SO3)0.92(CO3)0.08・
mH2O このもののX線回折パターンは、少し低角にシフトして
いるが、ハイドロタルサイトと同じであった。この試料
の熱分析を空気中で行った結果、約197℃に酸素吸収
による強い発熱ピークがあり、この温度周辺で酸素吸収
による重量増加が僅かに認められた(図3)。発熱量は
約55μV/10.4mgであった。これに対し、SO
3型ハイドロタルサイトと同じ条件でNa2SO3を熱分
析したところ、約295℃で約6μV/10.7mgの
極めて弱い発熱ピークが認められたに過ぎなかった(図
4)。
鎖低密度ポリエチレン(以下LLDPEともいう)10
0重量部に対し0.05重量部、およびステアリン酸カ
ルシウム0.05重量部を均一に混合後、押出機を用
い、220℃で合計最大5回混練して試料を得た。得ら
れたそれぞれの試料についてMIと黄変度を評価した。
評価結果を表1に示す。ポリエチレンは加工時の劣化に
より架橋を起こし、溶融粘度が増加し、MIは低下す
る。
mの水酸化アルミニウム78gを800ミリリットルの
脱イオン水に入れ、撹拌機を用いて乳化した。ついでこ
れに2.8gのLi2CO3を加え溶解後、オートクレー
ブを用い、140℃で10時間水熱処理を行った。水熱
処理物を濾過、水洗後、1リットルの水に乳化し、撹拌
下に、0.5モル/リットルのH3PO2水溶液0.7リ
ットルを、pHを約3に保ちながら加えた。その後濾
過、水洗した後、約70℃で真空乾燥した。乾燥物の化
学分析結果は次の通りであった。 LiAl2(OH)6(HPO2)2- 0.5・mH2O このもののX線回折パターンはLiAl2(OH)6(C
O3)2- 0.5・mH2Oと実質的に同じであった。実施例
3で用いたLLDPE100重量部に、このHPO2型
リチウムアルミネート0.05重量部とステアリン酸カ
ルシウム0.05重量部とを混合し、以下実施例3と同
様に操作して試料を得た。それぞれの試料のMIと黄変
度の評価結果を表1に示す。
1と同様に操作してポリプロピレンの試料を得た。それ
ぞれの試料について、MIと黄変度を評価した。評価結
果を表1に示す。
3と同様に操作してLLDPEの試料を得た。それぞれ
のの試料について、MIと黄変度を評価した。評価結果
を表1に示す。
施例1で得られた未表面処理のS2O3型ハイドロタルサ
イト1gを加え、約30分間撹拌した後、水中の塩素濃
度を吸光分析法により測定した。水中の塩素濃度は1.
0ppmであった。
剤および無機系酸化防止剤がそれぞれ有する欠点を解決
し、耐酸化性、酸素吸収性、ハロゲン吸収性に優れた酸
化防止剤が提供される。すなわち本発明によれば、揮発
性、毒性がなく、耐熱性に優れ、かつ安価に製造できる
酸化防止剤が提供される。さらに本発明によれば、屈折
率が樹脂やゴムに近いため、樹脂やゴムに配合したとき
に透明性に優れ、かつ樹脂やゴムへの分散、相溶性に優
れた酸化防止剤が提供される。さらに本発明によれば、
樹脂およびゴムの酸素やハロゲンによる劣化が防止され
る本発明の酸化防止剤を含有する樹脂組成物、および食
品等の内容物の鮮度保持性能に優れた該樹脂組成物製樹
脂材料が提供される。
トの熱分析結果を示すグラフである。
フである。
トの熱分析結果を示すグラフである。
Claims (7)
- 【請求項1】 下記式(1) M2+ 1-xM3+ x(OH)2An- x/n・m1H2O (1) [式中、M2+およびM3+はそれぞれ二価金属および三価
金属イオンを示し、An-はSO3 2-、S2O3 2-,S2-,
ポリ硫化イオン、HPO2 2-、H2PO2 -、HPO3 2-、
H2PO3 -から選ばれた硫黄およびリンの低級酸化物の
アニオンの少なくとも一種を示し、xおよびm1はそれ
ぞれ0<x<0.5、0≦m1の範囲である。]で表さ
れるハイドロタルサイト類化合物、または下記式(2) Li1-yM2+ yM3+ 2(OH)6An- (1+y)/n・m2H2O (2) [式中、M2+およびM3+はそれぞれ二価金属および三価
金属イオンを示し、An-は式(1)と同じ意味を示し、
yおよびm2はそれぞれ0≦y<0.5、0≦m2の範囲
である。]で表されるリチウムアルミネート類を有効成
分とすることを特徴とする酸化防止剤。 - 【請求項2】 請求項1記載の式(1)および式(2)
において、M2+がMg2+および/またはZn2+であり、
M3+がAl3+であり、An-がSO3 2-および/またはS2
O3 2-であることを特徴とする酸化防止剤。 - 【請求項3】 請求項1記載の式(1)および式(2)
の化合物が、高級脂肪酸類、アニオン系界面活性剤、リ
ン酸エステル、シラン系カップリング剤、チタネート系
カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤および
多価アルコールと脂肪酸とのエステル類からなる群から
選ばれた少なくとも一種の表面処理剤で表面処理されて
いることを特徴とする酸化防止剤。 - 【請求項4】 樹脂100重量部と請求項1記載の式
(1)および/または式(2)で表される酸化防止剤
0.001〜20重量部とを含有することを特徴とする
樹脂組成物。 - 【請求項5】 請求項4記載の樹脂組成物が、さらにフ
ェノール系酸化防止剤を0.001〜10重量部含有す
ることを特徴とする樹脂組成物。 - 【請求項6】 請求項4記載の樹脂組成物を含有するこ
とを特徴とする包装材料。 - 【請求項7】 請求項1記載のハイドロタルサイト類化
合物および/またはリチウムアルミネート類を有効成分
として含有することを特徴とするハロゲン捕捉剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8160751A JPH09313928A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 酸化防止剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8160751A JPH09313928A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 酸化防止剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09313928A true JPH09313928A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15721681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8160751A Pending JPH09313928A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 酸化防止剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09313928A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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