JPH09314774A - 二軸配向積層ポリエステルフイルム - Google Patents

二軸配向積層ポリエステルフイルム

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JPH09314774A
JPH09314774A JP12986596A JP12986596A JPH09314774A JP H09314774 A JPH09314774 A JP H09314774A JP 12986596 A JP12986596 A JP 12986596A JP 12986596 A JP12986596 A JP 12986596A JP H09314774 A JPH09314774 A JP H09314774A
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JP
Japan
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layer
polyester
film
particles
biaxially oriented
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JP12986596A
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English (en)
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Kei Mizutani
圭 水谷
Hideaki Watanabe
秀明 渡辺
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻取り幅の小さいフイルムの巻き取り性にす
ぐれ、かつ耐削れ性、電磁変換特性に優れる二軸配向積
層ポリエステルフイルムを提供する。 【解決手段】 ポリエステルB層の両側にポリエステル
A層(A1層、A2層)を積層した二軸配向積層ポリエ
ステルフイルムであって、ポリエステルA層に平均粒径
0.5〜5μの不活性粒子Aを0.001〜0.1重量
%、平均粒径0.1〜1.0μの不活性粒子Bを0.0
1〜1重量%、及び平均粒径0.005〜0.3μmの
不活性粒子Cを0.05〜1重量%含有し、1/2イン
チ幅にスリットしたフイルムを巻き取る時の端面ずれ速
度W(m/分)、重なったフイルム間の空気抜け時間T
(秒)、A1層側のフイルム表面粗さRa(nm)が次式
(1)〜(3)を満足することを特徴とする二軸配向積
層ポリエステルフイルム。 0≦ W <400・・・(1) 0≦ T <10000・・・(2) 0≦ T/Ra <500・・・(3)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二軸配向積層ポリエ
ステルフイルムに関し、更に詳しくは巻取り幅の小さい
フイルムの巻き取り性に優れ、かつ耐削れ性、電磁変換
特性に優れる二軸配向積層ポリエステルフイルムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートフイルムに
代表される二軸配向ポリエステルフイルムは、その優れ
た物理的および化学的特性の故に、磁気記録媒体例え
ば、磁気テープ用、フロッピーディスク等のベースフイ
ルムとして広く用いられている。
【0003】かかる二軸配向ポリエステルフィルムにお
いて、その巻取り性、耐削れ性がフイルムの製造工程お
よび各用途における加工工程の作業性の良否、さらには
その製品品質の良否を左右する大きな要因となってい
る。
【0004】ポリエステルフイルムの巻取り性が不足す
ると、例えばロール状に巻き上げる場合にシワが入った
り、ブロッキングを起こし、ロール表面がデコボコにな
り、製品の歩留まりを下げたりする。また磁気テープと
して加工し、ビデオテープレコーダー中で走行させる場
合、走行張力が増加して走行ストップを起こしたり、削
れ粉が発生し、磁気記録信号の欠落、即ちドロップアウ
トの原因にもなる。さらにまた、磁気テープカセットに
巻き込む場合にも軟巻きするようになり、その様なカセ
ットのビデオテープレコーダー内での走行が不安定とな
ったり、巻き込み前のパンケーキと呼ばれるリールを巻
き上げた磁気テープの場合軟巻きによる段落ちを生じた
りする。
【0005】一般に、ポリエステルフイルムの巻取り性
を確保するためには適度な滑り性を確保する必要がある
が、滑り性の確保には、(1)原料ポリマー中にその製
造過程で触媒残渣から不活性粒子を析出せしめる方法や
(2)不活性粒子を添加せしめる方法等によってフイル
ム表面に凹凸を付与せしめる方法が採用されている。こ
れらのフイルム中に含有する粒子は、その大きさが大き
いほど、またその含有量が多いほど、滑り性の改良が大
きいのが一般的である。
【0006】一方、磁気記録媒体用ベースフイルムにお
いては、できるだけ平坦であることが求められている。
ベース面の表面粗さが粗いと、磁気テープに加工する場
合、ベースフイルム表面の凹凸が磁性層塗布後にも磁性
層面に突き出し、電磁変換特性を悪化させる。この場
合、ベースフイルム中の粒子の大きさが大きいほど、ま
たその含有量が多いほど表面の粗さが粗くなり、電磁変
換特性は悪化する。
【0007】このように滑り性の改良と電磁変換特性の
向上という相反する特性を両立する手段としては、積層
フイルムとし、かつ一方の表層付近の不規則な粒子の並
びを表層の厚みをコントロールすることで面方向に均一
化させ、結果として平坦な表面を確保しつつ巻き取りに
有利な、すなわち滑り性に有利な表面性を確保する手段
が知られている。
【0008】しかしながら、この手段では両表層の滑り
性が著しく異なるために、加工工程内においてシワを生
じたり、磁性層塗布面側の滑り性が悪いためにコーティ
ング速度が上げられないという欠点があった。
【0009】また、二軸配向ポリエステルフイルムは、
先ずシート状に押し出した溶融ポリエステルを急冷固化
して未延伸フイルムを得、しかる後に逐次二軸延伸を実
施することによって所望の機械特性を得ているが、この
ときフイルムを横方向に延伸するためにはフイルムのエ
ッジ部をクリップでつかみ逐次幅が拡大するように設置
されたレール上を動かして実施するのが普通である。こ
のエッジ部は最終製品とはなり得ず廃棄されるか、回収
して再利用されるかである。
【0010】しかし、2層の積層フイルムの場合、この
回収されたフイルムを原料ポリマーとして再利用する
と、両表層粒子が混在するために表面粗さが変化してし
まうという欠点があった。また、特開昭51−5358
5には3層積層フイルムの芯層に回収されたフイルムを
再使用することが提案されているが、芯層に含まれる粒
子が表層に影響を与えないためには、表層の厚みを厚く
しなければならず、特性上単層のフイルムと何ら変わら
ない特性しか得られないという欠点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前述の問
題、すなわちフイルムの表面の滑り性を確保することで
巻取性、特に1/2インチ幅にスリットされたフイルム
の巻取性の改良と削れ性、磁気テープとしたときの電磁
変換特性の向上という相反する要求を満足できるように
するには、如何にすべきかという課題に対し鋭意研究を
重ねた結果、表層の厚みを減ずると表面粗度が低くなる
ことに着目し、表層に含まれる粒子の粒径、含有量と表
層厚さおよび芯層に含まれる粒径と含有量をある特定の
範囲にすれば、平坦でありながら1/2インチ幅にスリ
ットしたフイルムの巻取り性に優れ、かつ耐削れ性や電
磁変換特性に優れる二軸配向積層ポリエステルフイルム
が得られることを見いだし、本発明に到達した。
【0012】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明はポリエス
テルB層の両側にポリエステルA層(A1層、A2層)
を積層した二軸配向積層ポリエステルフイルムであっ
て、ポリエステルA層に平均粒径0.5〜5μの不活性
粒子Aを0.001〜0.1重量%、平均粒径0.1〜
1.0μの不活性粒子Bを0.01〜1重量%、及び平
均粒径0.005〜0.3μmの不活性粒子Cを0.0
5〜1重量%含有し、1/2インチ幅にスリットしたフ
イルムを巻き取る時の端面ずれ速度W(m/分)、重な
ったフイルム間の空気抜け時間T(秒)、A1層側のフ
イルム表面粗さRa(nm)が次式(1)〜(3)を満足
することを特徴とする二軸配向積層ポリエステルフイル
ムである。
【0013】
【数2】0≦ W <400・・・(1) 0≦ T <10000・・・(2) 0≦ T/Ra <500・・・(3)
【0014】本発明におけるポリエステルとは、芳香族
ジカルボン酸を主たる酸成分とし、脂肪酸グリコールを
主たるグリコール成分とするポリエステルである。かか
るポリエステルは実質的に線状であり、そしてフイルム
形成性、特に溶融成形による形成性を有する。
【0015】芳香族ジカルボン酸としては、例えばテレ
フタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジ
フェノキシエタンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン
酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、ジフェニルスル
ホンジカルボン酸、ジフェニルケトンジカルボン酸、ア
ンスラセンジカルボン酸等を挙げることができる。脂肪
族グリコールとしては、例えばエチレングリコール、ト
リメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ペ
ンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、
デカメチレングリコール等の如き炭素数2〜10のポリ
メチレングリコールあるいはシクロヘキサンジメタノー
ルの如き脂環族ジオール等を挙げることができる。
【0016】本発明において、ポリエステルとしてはア
ルキレンテレフタレートおよび/又はアルキレンナフタ
レートを主たる構成成分とするものが好ましい。
【0017】かかるポリエステルのうちでも特にポリエ
チレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタ
レートをはじめ、例えば全ジカルボン酸成分の80モル
%以上がテレフタル酸および/又は2,6−ナフタレン
ジカルボン酸であり、全グリコール成分の80モル%以
上がエチレングリコールである共重合体が好ましい。そ
の際、全酸成分の20モル%以下はテレフタル酸および
/又は2,6−ナフタレンジカルボン酸以外の前記芳香
族ジカルボン酸であることができ、また例えばアジピン
酸、セバチン酸等の如き脂肪族ジカルボン酸;シクロヘ
キサン−1,4−ジカルボン酸の如き脂環族ジカルボン
酸等であることができる。また全グリコール成分の20
モル%以下はエチレングリコール以外の前記グリコール
であることができ、また例えばハイドロキノン、レゾル
シン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン等の如き芳香族ジオール;ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコ
ール等の如きポリアルキレングリコール(ポリオキシア
ルキレングリコール)等であることができる。
【0018】また、本発明におけるポリエステルには、
例えばヒドロキシ安息香酸の如き芳香族オキシ酸、ω−
ヒドロキシカプロン酸の如き脂肪族オキシ酸等のオキシ
カルボン酸に由来する成分を、ジカルボン酸成分および
オキシカルボン酸成分の総量に対し20モル%以下で共
重合あるいは結合するものも包含される。
【0019】さらに本発明におけるポリエステルには、
実質的に線状である範囲の量、例えば全酸成分に対し2
モル%以下で、3官能以上のポリカルボン酸又はポリヒ
ドロキシ化合物、例えばトリメット酸、ペンタエリスリ
トール等を共重合したものも包含される。
【0020】前記ポリエステルは、それ自体公知であ
り、かつそれ自体公知の方法で製造することができる。
前記ポリエステルとしては、o−クロロフェノール中の
溶液として35℃で測定してもとめた固有粘度が約0.
4〜0.9のものが好ましい。
【0021】本発明の二軸配向積層ポリエステルフイル
ムにおいてポリエステルA層、B層は上記ポリエステル
からなるが、各層のポリマーは同じものであっても、異
なったものでもよい。その中同じものであるのが好まし
い。
【0022】本発明の二軸配向積層ポリエステルフイル
ムはポリエステルA層とポリエステルB層からなり、各
層は不活性粒子を含有する。不活性粒子としては、例え
ば(1)二酸化珪素(水和物、ケイ砂、石英等を含
む);(2)各種結晶形態のアルミナ;(3)SiO2
分を30重量%以上含有する珪酸塩(例えば非晶質ある
いは結晶質の粘土鉱物、アルミノシリケート(焼成物や
水和物を含む)、温石綿、ジルコン、フライアッシュ
等);(4)Mg、Zn、Zr、およびTiの酸化物;
(5)Ca、およびBaの硫酸塩;(6)Li、Ba、
およびCaのリン酸塩(1水素塩や2水素塩を含む);
(7)Li、Na、およびKの安息香酸塩;(8)C
a、Ba、Zn、およびMnのテレフタル酸塩;(9)
Mg、Ca、Ba、Zn、Cd、Pb、Sr、Mn、F
e、CoおよびNiのチタン酸塩;(10)Ba、およ
びPbのクロム酸塩;(11)炭素(例えばカーボンブ
ラック、グラファイト等);(12)ガラス(例えばガ
ラス粉、ガラスビーズ等);(13)Ca、およびMg
の炭酸塩;(14)ホタル石;(15)ZnS;(1
6)耐熱性高分子粒子(例えば架橋シリコーン樹脂粒
子、架橋アクリル樹脂粒子、架橋ポリスチレン粒子、架
橋スチレン−アクリル樹脂粒子、架橋ポリエステル粒
子、テフロン粒子、ポリイミド粒子、ポリイミド−アミ
ド粒子、メラミン樹脂粒子等)が好ましく挙げられる。
更に好ましくは耐熱性高分子粒子、合成無機物粒子(例
えば炭酸カルシウム、シリカ等)が挙げられる。これら
は粒度分布が狭いことが好ましく、相対標準偏差で0.
4以下、更に0.3以下、特に0.2以下であることが
好ましい。
【0023】本発明において、ポリエステルA層に含ま
れる不活性粒子Aは、その平均粒径が0.5〜5μmで
あることが必要である。好ましくは、1.0μm以上
2.0μm未満であり、さらに好ましくは1.0μm以
上1.5μm未満である。この平均粒径が5.0μmよ
り大であると磁気テープでの不活性粒子Aによって形成
する突起がビデオカセット内のガイドピン上で脱落を生
じ、白粉を発生し、結果として磁気テープを再生したと
きのノイズが多くなり、好ましくない。一方、0.5μ
m未満の粒子であるとフイルムの走行性が悪く、磁気テ
ープを巻き取るときの空気のかかえこみにより端面ずれ
を生じるため、好ましくない。また不活性粒子Aの含有
量は0.001〜0.1重量%が必要であり、好ましく
は0.005〜0.1重量%、更に好ましく0.01〜
0.1重量%である。不活性粒子Aの含有量が0.00
1重量%未満であると、電磁変換特性は良化するが、走
行性は悪化する。一方、0.1重量%を超えると電磁変
換特性および削れ性が悪化する。
【0024】また、ポリエステルA層は同時に平均粒径
が0.1〜1.0μm、好ましくは0.2〜1.0μ
m、更に好ましくは0.3〜1.0μmの不活性粒子B
を0.01〜1重量%含有している必要がある。この不
活性粒子Bはフイルムを巻き上げるためにフイルムとフ
イルムが重なるときフイルム地肌部に接触しない様にす
るのに含有させており、平均粒径が1.0μm以上であ
ると空気抜け時間は短縮し良好になるが、滑り性が良好
となりすぎるため1/2インチ幅にスリットしたフイル
ムを巻きとる際にずれてしまう可能性が高くなるので好
ましくない。一方、平均粒径が0.1μm未満であると
地肌に形成される不活性粒子Cによる突起の性能(具体
的にはフイルム表面の傷つき防止)を阻害する粒径に近
くなるため、耐削れ性がなくなってしまう。この含有量
が1重量%を超えると、フイルムの表面が粗くなり、電
磁変換特性を悪化させてしまう。一方、含有量が0.0
1%未満であると空気抜け時間が増大するため好ましく
ない。
【0025】また、ポリエステルA層は同時に平均粒径
が0.005〜0.3μm、好ましくは0.01〜0.
2μm、更に好ましくは0.01〜0.1μmの不活性
粒子Cを0.05〜1重量%、好ましくは0.1〜0.
8重量%、更に好ましくは0.2〜0.5重量%含有し
ていることが必要である。不活性粒子Cはフイルムの表
面が平坦になりすぎるのを防ぐために用いられる。この
不活性粒子Cを含有しないか、あるいは平均粒径が0.
005μm未満であったり、含有量が0.05重量%未
満であったりすると、フイルム間でのブロッキングが大
きくなり、巻き取り性を悪化させる。一方、この平均粒
径が0.3μmより大であったり、含有量が1重量%を
超えると、フイルム表面を粗化させ、電磁変換特性を悪
化させる。このポリエステルA層に含まれる不活性粒子
Cの種類は1種類であれば、例えばアルミナと他の酸化
物粒子からなる複合酸化物粒子、芯部分が酸化珪素の様
な無機質(セラミック)でスキン部分がアクリルの様な
有機質であるコアシェル型粒子であっても、その他の不
活性粒子であってもかまわない。
【0026】本発明の積層ポリエステルフイルムは、さ
らに、1/2インチ幅にスリットしたフイルムを巻き取
る時の端面ずれ速度W(m/分)、重なったフイルム間
の空気抜け時間T(秒)、ポリエステルA1層側のフイ
ルム表面粗さRa(nm)が次式(1)〜(3)を満足す
ることが必要である。
【0027】
【数3】0≦ W <400・・・(1) 0≦ T <10000・・・(2) 0≦ T/Ra <500・・・(3)
【0028】更に(1)式について、好ましくは100
≦W<400、更に好ましくは200≦W<400であ
る。(2)式について、好ましくは0≦T<8000、
更に好ましくは0≦T<5000である。(3)式につ
いて、好ましくは0≦T/Ra<400、更に好ましく
は0≦T/Ra<350である。
【0029】本発明においてポリエステルA層に含有さ
れる少なくとも1種類の不活性粒子は体積形状係数が
0.3〜0.52、さらに0.35〜0.52、特に
0.4〜0.52であることが好ましい。この中、不活
性粒子Aの体積形状係数が0.4〜0.52であると、
1/2インチにスリットしたフイルムの巻き取り性はよ
り一層向上する。すべての不活性粒子の体積形状係数が
0.1未満であると、突起によるフイルムへの傷つきに
より表面性を悪化させるだけでなく、フイルム表面より
白粉を発生し、好ましくない。
【0030】本発明においてポリエステルA層に含有さ
れる少なくとも1種類の不活性粒子は凝集粒子であり、
該粒子のモース硬度が5〜10、特に7〜10、平均一
次粒径が0.001〜0.1μm、特に0.05〜0.
1μm、さらに平均凝集度が1〜5、特に2〜5である
ことがより好ましい。モース硬度、平均1次粒径、及び
平均凝集度が前記の範囲にあるとき、フイルム表面の地
肌部が硬化するためガイドピンによる傷つきをより防止
できるので好ましい。
【0031】また、本発明において、ポリエステルA層
に含有される不活性粒子種とポリエステルB層に含有さ
れる不活性粒子種は同種であり、かつA層中の含有量が
B層中の含有量より大であることがより好ましい。A層
とB層中の不活性粒子が異種粒子であるとき、特にB層
に含有される不活性粒子の種類、含有量が変動している
ときは、A層に含有される不活性粒子の含有量、または
A層の厚みを随時調整しないと一定の表面性を得にくく
なり、巻取り性も変化してしまうため好ましくない。ま
た不活性粒子の含有量がA層、B層で同じときは、単層
フイルムの特性と同じになるため、1/2インチにスリ
ットしたフイルムの巻き取り性を改善することは不可能
となる。またA層中の不活性粒子の含有量がB層中の含
有量より少なくなるときには、B層に含有されている不
活性粒子がフイルム表面に突起として発現し、A層に含
有されている不活性粒子よって形成された突起で得られ
る、良好な1/2にスリットしたフイルムの巻取り性、
電磁変換特性、及び/又はフイルムの耐削れ性を低下さ
せるため、好ましくない。
【0032】本発明において、ポリエステルA層(A1
層、A2層)の厚みはポリエステルB層より薄いことが
好ましい。A層の厚みがB層より厚いと表面が平坦にな
らず、単層フイルムの表面形状、又はそれより粗い表面
形状となり、良好な巻取り性を得ることが不可能となっ
てしまうので好ましくない。ただし、A1層の厚みは
0.5μm以上であり、この厚みが0.5μm未満であ
ると、不活性粒子を含有するポリエステル層が薄くなり
すぎ、A1層の不活性粒子の脱落によって走行性を悪化
させ、また粒子数の減少によって摩擦係数が増加し滑り
性を悪化させてしまうので好ましくない。A1層の厚み
は5μm以下、さらには2μm以下であることが好まし
い。
【0033】またポリエステルA層のそれぞれの層、即
ちA1層、A2層の厚みは同じであってもよいが、滑り
性、電磁変換特性を両立させる点からは、その差が0.
5μm以上であることが好ましい。更に好ましくは1.
0μm以上である。
【0034】本発明のニ軸配向積層ポリエステルフイル
ムは、その全体の厚みが10〜25μmであることが好
ましい。そして、A層厚み(A1層とA2層の和)が全
厚みの50%未満で、かつ1μm以上10μm以下であ
ることが好ましい。
【0035】本発明のニ軸配向積層ポリエステルフイル
ムは、基本的には従来から知られている、あるいは当業
界に蓄積されている方法で得ることができる。例えば、
先ず積層未延伸フイルムを製造し、ついで該フイルムを
二軸配向させることで得ることができる。このうち積層
未延伸フイルムは、従来から蓄積された積層フイルムの
製造方法で製造することができる。例えば、表面を形成
するフイルム層(ポリエステルA層)と、芯層を形成す
るフイルム層(ポリエステルB層)とを、溶融状態また
は冷却固化された状態で積層する方法を用いることがで
きる。さらに具体的には、例えば共押出、エクストルー
ジョンラミネート等の方法で製造できる。
【0036】上述の方法で製造された積層未延伸フイル
ムは、更に従来から蓄積された二軸配向フイルムの製造
法に準じて、二軸配向フイルムとすることができる。例
えば、積層未延伸フイルムを一軸方向(縦方向または横
方向)に(Tg−10)〜(Tg+70)℃の温度(但
し、Tg:ポリエステルのガラス転移温度)で2.5〜
7.0倍の倍率で延伸し、次いで上記延伸方向と直角方
向(一段目延伸が縦方向の場合には、二段目延伸は横方
向となる)にTg(℃)−(Tg+70)℃の温度で
2.5〜7.0倍の倍率で延伸することで製造できる。
この場合、面積延伸倍率は9〜32倍、更には12〜3
2倍にするのが好ましい。延伸手段は同時二軸延伸、逐
次二軸延伸のいずれでもよい。さらに、二軸配向フイル
ムは、(Tg+70)℃〜Tm(℃)の温度で熱固定す
ることができる。例えば積層ポリエチレンテレフタレー
トフイルムについては190〜230℃で熱固定するこ
とが好ましい。熱固定時間は、例えば1〜60秒であ
る。
【0037】本発明の二軸配向積層ポリエステルフイル
ムは、前述した条件を満足さえすれば、従来最終製品と
なりえず廃棄される二軸延伸フイルムのエッジ部分等を
簡単な装置で芯層用ポリマーとして再利用することを可
能とし、かつ優れた表面性すなわち、滑り性、削れ性に
優れかつ磁気テープとしたとき優れた電磁変換特性を奏
する二軸配向ポリエステルフイルムを安価に供給するこ
とができるという特長をもっている。
【0038】なお、本発明における種々の物性値および
特性は、以下の如く測定されたものであり、かつ定義さ
れる。
【0039】(1)粒子の平均粒径(DP) 島津製作所製CP−50型セントリフィグル パーティ
クル サイズ アナライザー(Centrifugal Paticle Si
ze Analyzer) を用いて測定する。得られる遠心沈降曲
線を基に算出した各粒径の粒子とその残存量との積算曲
線から、50マスパーセントに相当する粒径を読みと
り、この値を上記平均粒径とする。(Book「粒度測定技
術」日刊工業新聞社発行、1975年、頁242〜24
7参照)。
【0040】(2)1/2インチ幅にスリットしたフイ
ルムを巻き取るときの端面ずれ速度(W) 図1に示した装置を用いて下記のように測定する。図1
中、1は巻きだしリール、2はテンションコントロー
ラ、3,5,6,8,9及び11はフリーローラ、4は
テンション検出器(入口)、7はステンレス鋼SUS3
04製の固定棒(外径5mmφ、表面粗さRa=20n
m)、10はテンション検出器(出口)、12はガイド
ローラ、13は巻き取りリールをそれぞれ示す。
【0041】図1に示した装置において固定棒7を経由
しないように1/2インチ幅にスリットしたフイルムを
通し、温度20℃、湿度60%の環境において、10〜
350m/分の速度で10m/分毎に200m走行さ
せ、巻き取りリール13で巻き取られる直前の位置でC
CDカメラにより端面位置を検出する。この単面位置の
変動量を時間軸に対する波形として表し、その波形につ
いて下記式により巻き取り性指数として算出する。
【0042】
【数4】 巻き取り性指数=√((1/L) ∫f(x)dx)
【0043】ここで、Lは測定時間(秒)、x:端面変
動量(μm)である。算出された各速度の巻き取り性指
数(各速度についてn=10の平均値)をX軸を測定速
度、Y軸を巻き取り性指数としてプロットし、得られる
点より近似曲線を設けて巻き取り性指数が20となる時
の速度を端面ずれ速度(m/分):Wとする。
【0044】(3)空気抜け時間(T) (株)東洋精機製、デジタルベック平滑度試験機を用い
て、まずフイルム20枚を重ねて、試料台最上部に接す
る1枚を除く19枚の中央に直径5mmの穴を設け、試
料台に乗せる。1kg/平方cmの荷重を加えて、真空
到達度を560mmHgに設定する。560mmHgに
到達した後、常圧に回復しようとするために各々のフイ
ルム間に空気が流れ込んでいく。空気が流れはじめる時
点から30秒に1回真空度を測定し、1時間実施する。
得られた時間に対する降下した真空度より直線近似し、
20mmHg降下するのに要する時間を空気抜け時間
(秒):Tとする。
【0045】(4)フイルムの表面粗さ(Ra) 中心線平均粗さ(Ra)としてJIS−B0601で定
義される値であり、本発明では(株)小坂研究所の触針
式表面粗さ計(SURFCORDER SE-30C) をもちいて測定す
る。測定条件等は次の通りである。 (a)触診先端半径:2μm (b)測定圧力 :30mg (c)カットオフ :0.25mm (d)測定長 :2.5mm (e)データのまとめ方 同一試料について6回繰り返し測定し最も大きい値を1
つ除き、残り5つのデーターの平均値で表示する。
【0046】(5)フイルムの走行摩擦係数(μk) 図1に示した装置を用いて下記のように測定する。温度
20℃、湿度60%の環境で、磁気テープの非磁性層面
を7の固定棒に角度θ=(152/180)πラジアン
(152O )で接触させて毎分200cmの速さで移
動(摩擦)させる。入り口テンションT1が35gとな
るようにテンションコントローラ2を調整ときの出口テ
ンション(T2:g)をフイルムが50往復走行した後
に出口テンション検出器で検出し、次式で走行摩擦係数
μkを算出する。
【0047】
【数5】μk=(2.303/θ)log(T2/T
1)=0.868log(T2/35)
【0048】(6)高速ピン削れ(耐削れ性、耐スクラ
ッチ性) 温度20℃、湿度60%の環境で、幅1/2インチに裁
断したフィルムをSUS焼結板を円柱形に曲げた表面仕
上げが不十分な(表面粗さRa=0.15nm)固定ガ
イドピンに角度θ=(60/180)πラジアン(60
O )接触させて毎分250mの速さ、入り口テンショ
ンT1=50gで走行(摩擦)させる。フィルムが20
0m走行した後固定ガイドピン上に付着した削れ粉およ
び走行した後のフイルムのスクラッチの本数を評価す
る。
【0049】<削れ粉判定> ◎:削れ粉が全くみられない ○:うっすらと削れ粉がみられる △:削れ粉の存在が一見して判る ×:削れ粉がひどく付着している <スクラッチ判定> ◎:スクラッチが全くみられない ○:1〜5本のスクラッチが見られる △:6〜15本のスクラッチが見られる ×:16本以上のスクラッチが見られる
【0050】(7)不活性粒子の含有量 ポリエステルフイルム100gを白金るつぼ中で100
0℃程度の炉の中で3時間以上燃焼させ、るつぼ中の燃
焼物をテレフタル酸(粉体)と混合し50グラムの錠型
のプレートを作成し、そのプレートを波長分散型蛍光X
線を用いて各元素のカウント値を予め作成してある元素
毎の検量線より換算し、粒子の含有量を決定する。蛍光
X線を測定する際のX線管はCr管が好ましくRh管で
測定してもよい。X線出力は4KWと設定し分光結晶は
測定する元素毎に変更する。
【0051】(8)不活性粒子の体積形状係数 走査電子顕微鏡により不活性粒子の写真を5000倍で
10視野撮影し、画像解析装置ルーゼックスFS(株式
会社ニレコ製)を用いて最大径の平均値を各視野毎に算
出し、更に10視野の平均値を求めDとする。上記
(1)項で求めた粒子の平均粒径dを用いて粒子の体積
をV=(π/6)×d3によって算出し、形状係数fを
次式により算出する。
【0052】
【数6】f=V/D3 式中、Vは粒子の体積(μm3),Dは粒子の最大径(μ
m)を示す。
【0053】(9)凝集粒子中の平均一次粒径 粒子を含有したフイルムを断面方向に厚さ100nmの
超薄切片とし、透過電子顕微鏡(例えば日本電子製JE
M−1200EX)を用いて、10万倍程度の倍率で粒
子を観察すると、凝集粒子(二次粒子)を観察できる。
この凝集粒子の個々の粒子(これ以上細分化できない粒
子)が一次粒子であり、この写真を用いて個々の一次粒
子の面積円相当の直径を画像解析装置等を用いて粒子1
000個について測定し、平均した粒子径を凝集粒子の
平均一次粒径とした。なお、粒子種の同定はSEM−X
MA、ICPによる金属元素の定量分析などを使用して
行うことができる。
【0054】(10)凝集粒子(二次粒子)の凝集度 前記平均一次粒径の測定にて得られた写真より観察され
た100個の凝集粒子(二次粒子)について、いくつの
一次粒子(これ以上分割する事のできない最小の粒子)
からできているかカウントし、一次粒子の総和を100
0で割った値を凝集度とする。
【0055】(11)電磁変換特性 VHS方式VTR(日本ビクター(株)製BR640
0)を改造し、4MHzの正弦波をアンプを通して記録
再生ヘッドに入力し、下記の方法で製造した磁気テープ
に記録した後再生し、その再生信号をスペクトラムアナ
ライザーに入力する。キャリア信号4MHzから0.1
MHz離れたところに生ずるノイズを測定し、キャリア
とノイズ比(C/N)をdB単位で表す。この方法を用
いて前述の磁気テープを測定し、比較例1で得られたも
のを基準(±0dB)として、この磁気テープとの差を
もって電磁変換特性とする。 ◎:+3dB以上の電磁変換特性を示す。 ○:0dB<X<3dBの電磁変換特性を示す。 △:電磁変換特性の変化なし。 ×:0dB以下の電磁変換特性を示す。
【0056】なお、磁気テープの製造法は次のとおり。
γ−Fe23 100重量部(以下、単に「部」と記
す)と下記の組成物をボールミルで12時間混練分散す
る。 ポリエステルポリウレタン 12部 塩化ビニル−酢酸ビニル− 無水マレイン酸共重合体 10部 α−アルミナ 5部 カーボンブラック 1部 酢酸ブチル 70部 メチルエチルケトン 35部 シクロヘキサノン 100部 分散後更に 脂肪酸:オレイン酸 1部 脂肪酸:パルミチン酸 1部 脂肪酸:エステル(アミルステアレート) 1部 を添加してなお10〜30分混練した。更に、トリイソ
シアネート化合物の25%酢酸エチル溶液7部を加え、
1時間高速せん段分散して磁性塗布液を調製する。
【0057】得られた塗布液をポリエステルフイルム上
に乾燥膜厚が3.5μmとなるように塗布する(ポリエ
ステルA1層側に塗布)。次いで直流電磁場中で配向処
理した後、100℃で乾燥する。乾燥後、カレンダリン
グ処理を施して1/2インチ幅にスリットして、磁気テ
ープとする。
【0058】(12)巻取り性 図1に示した装置において固定棒7を経由しないように
前述の方法で製造した磁気テープを通し、400m/分
の速度で500m走行させ、巻き取りリール側での巻き
取りの可否、及び巻き取られた磁気テープのロール形状
にて評価する。 <判定> ◎:巻き取られたロールでの端面ずれが0.5mm以
内。 ○:巻き取られたロールでの端面ずれが1mm以内。 △:巻き取られたロールでの端面ずれが1mmを超え
る。 ×:巻き取り不可
【0059】(13)ブレード削れ 温度20℃、湿度60%の環境で、幅1/2インチに裁
断したフィルムをブレード(米国GKI製工業用カミソ
リ試験機用ブレード)の刃先に角度θ=(6/180)
πラジアン(6O )接触させて毎分100mの速さ、
入り口テンションT1=50gで走行(摩擦)させる。
フィルムが100m走行した後ブレードに付着した削れ
粉量を評価する。この評価はフイルム表面に形成される
突起の衝撃強さと関係し、磁気テープ製造工程における
カレンダーやダイコーターでの削れ粉発生とよく対応し
ている。 <判定> ◎:ブレード刃先に付着する削れ粉付着幅が0.5mm
未満 ○:ブレード刃先に付着する削れ粉付着幅が0.5mm
以上で1.0mm未満 △:ブレード刃先に付着する削れ粉付着幅が1.0mm
以上で2.0mm未満 ×:ブレード刃先に付着する削れ粉付着幅が2.0mm
未満
【0060】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。
【0061】[実施例1〜4、比較例1〜5]ジメチルテ
レフタレートとエチレングリコールとを、エステル交換
触媒として酢酸マンガンを、重合触媒として三酸化アン
チモンを、安定剤として亜燐酸を、さらに滑剤として表
1、2のポリエステルA層に示す添加粒子を添加して、
常法により重合し、固有粘度(オルソクロロフェノー
ル、35℃)0.56の、ポリエステルA層に用いるポ
リエチレンテレフタレートを得た。
【0062】また、ポリエステルB層用としては表1〜
2のポリエステルB層に示す添加粒子を添加し上記と同
様の方法でポリエチレンテレフタレートを得た。
【0063】これらのポリエチレンテレフタレートのペ
レットを170℃で3時間乾燥後2台の押出機ホッパー
に供給し、溶融温度280〜300℃で溶融し、マルチ
マニホールド型共押出ダイを用いてB層の両側にA層を
積層させ、表面仕上げ0.3s程度、表面温度20℃の
回転冷却ドラム上に押出し、厚み200μmの未延伸積
層フイルムを得た。ここでドラム面側をA1層、反ドラ
ム面側をA2層とした。
【0064】このようにして得られた未延伸積層フイル
ムを75℃に予熱し、更に低速、高速ロール間で15m
m上方より800℃の表面温度のIRヒーター3本にて
加熱して3.2倍に延伸し、急冷し、続いてステンター
に供給し、120℃にて横方向に4.3倍に延伸した。
得られた二軸配向フイルムを205℃の温度で5秒間熱
固定し、厚み14μmの熱固定二軸配向ポリエステルフ
イルムを得た。
【0065】共押出フイルムの各層厚みについては、2
台の押出機の吐出量を変えることにより調整し、またポ
リエステルA1層側とポリエステルA2層側の厚さが異
なる場合には、片側の流路を狭めることにより調整し
た。また各層の厚みについては、蛍光X線法、およびフ
イルムを薄片に切り出し、透過電子顕微鏡にて境界面を
捜す方法を併用して求めた。
【0066】このようにして得られたフイルム特性を表
1〜2に示す。
【0067】
【表1】
【0068】
【表2】
【0069】
【発明の効果】本発明の二軸配向積層ポリエステルフイ
ルムは、巻取り幅の小さいフイルムの巻き取り性にすぐ
れ、かつ耐削れ性、電磁変換特性に優れ磁気記録媒体の
ベースフイルムとして極めて優れた特性を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行摩擦係数測定装置の概略図である。
【符号の説明】 1 巻出しリール 2 テンションコントローラ 3,5,6,8,9,11 フリーローラ 4 テンション検出器(入口) 7 固定棒 10 テンション検出器(出口) 12 ガイドローラ 13 巻き取りリール
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】(10)凝集粒子(二次粒子)の凝集度 前記平均一次粒径の測定にて得られた写真より観察され
た100個の凝集粒子(二次粒子)について、いくつの
一次粒子(これ以上分割する事のできない最小の粒子)
からできているかカウントし、一次粒子の総和を100
で割った値を凝集度とする。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルB層の両側にポリエステル
    A層(A1層、A2層)を積層した二軸配向積層ポリエ
    ステルフイルムであって、ポリエステルA層に平均粒径
    0.5〜5μの不活性粒子Aを0.001〜0.1重量
    %、平均粒径0.1〜1.0μの不活性粒子Bを0.0
    1〜1重量%、及び平均粒径0.005〜0.3μmの
    不活性粒子Cを0.05〜1重量%含有し、1/2イン
    チ幅にスリットしたフイルムを巻き取る時の端面ずれ速
    度W(m/分)、重なったフイルム間の空気抜け時間T
    (秒)、A1層側のフイルム表面粗さRa(nm)が次式
    (1)〜(3)を満足することを特徴とする二軸配向積
    層ポリエステルフイルム。 【数1】0≦ W <400・・・(1) 0≦ T <10000・・・(2) 0≦ T/Ra <500・・・(3)
  2. 【請求項2】 ポリエステルA層に含有されている不活
    性粒子の少なくとも1種類の体積形状係数が0.3〜
    0.52である請求項1記載の二軸配向積層ポリエステ
    ルフイルム。
  3. 【請求項3】 ポリエステルA層に含有されている不活
    性粒子の少なくとも1種類が凝集粒子であり、かつその
    凝集粒子のモース硬度が5〜10、平均一次粒径が0.
    001〜0.1μ、平均凝集度が1〜5である請求項1
    又は2記載の二軸配向積層ポリエステルフイルム。
  4. 【請求項4】 ポリエステルA層に含有されている不活
    性粒子種とポリエステルB層に含有されている不活性粒
    子種が同種であり、ポリエステルA層中の不活性粒子の
    量がポリエステルB層中の不活性粒子の量よりも多い請
    求項1記載の二軸配向積層ポリエステルフイルム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000071339A1 (fr) * 1999-05-25 2000-11-30 Teijin Limited Film polyester multicouche a orientation biaxiale
WO2002045959A1 (en) * 2000-12-05 2002-06-13 Teijin Limited Biaxially oriented layered polyester film and magnetic recording medium
JP2017177426A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 三菱ケミカル株式会社 離型用ポリエステルフィルム

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