JPH09317293A - 多段引出しキャビネットにおける同時引出し防止兼電気施解錠装置 - Google Patents

多段引出しキャビネットにおける同時引出し防止兼電気施解錠装置

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JPH09317293A
JPH09317293A JP8156004A JP15600496A JPH09317293A JP H09317293 A JPH09317293 A JP H09317293A JP 8156004 A JP8156004 A JP 8156004A JP 15600496 A JP15600496 A JP 15600496A JP H09317293 A JPH09317293 A JP H09317293A
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Akihiko Fukuda
章彦 福田
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宜秘 光本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引出しの後面と箱体の内側後面との間に距離
を取る必要がなく、箱体内に設置可能で、かつ複数の引
出しの同時開放によるキャビネットの転倒を防止するた
めの防倒装置と施解錠装置とを簡単な機構により共用で
きる多段引出しキャビネットにおける同時引出し防止兼
電気施解錠装置を提供すること。 【解決手段】 上下方向に移動させることで全引出し2
を同時に施解錠出来る昇降杆6を、箱体1の内側面に配
設させる電磁ソレノイド29を用いて移動させることが
出来るようにしたことにより、引出し2の奥行きを有効
に取ることが出来る。また、複数の引出し2の同時開放
による箱体1の転倒を防止するための防倒装置に、電磁
ソレノイド29を追加するだけで、防倒装置を有する箱
体1に容易に電気式の施解除装置を設けることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、箱体内に複数の引
出しを上下に多段状に装着した多段引出しキャビネット
における同時引出し防止兼電気施解錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のロック装置としては実公
平4−32465号公報等が開示されている。この装置
は、箱体内に複数の引出しを上下に多段状に装着し、各
引出しの後端に回動自在に設けたラッチ爪を、箱体内に
配設した前後回動自在となるようにして軸支した縦長の
係合部材に係合する方向に付勢し、前記各ラッチ爪が取
り付く引出しの前面板に設けられた錠前にて前記係合部
材との係合が解除できるように構成する一方、箱体内に
は、箱体内に挿入された全引出しのラッチ爪との係脱を
一挙に行わせる方向に前記係合部材を回動駆動する電磁
ソレノイドを設けたものである。
【0003】この装置では、電磁ソレノイドによって、
全引出しの施解錠が電気的に同時に行えるため、錠前に
よる施解錠と比較して施解錠作業が楽に行える。特に多
くのキャビネットの施解錠を行う場合には、錠前の場合
には、各キャビネット毎にキー操作が必要であるのに対
して、この装置を備えたキャビネットの場合には、集中
制御部に各キャビネットの電磁ソレノイドの制御を行わ
せることで、各キャビネットの同時施解錠が可能とな
り、施解錠作業が非常に楽に行え、退社時の全キャビネ
ットの同時施錠、出社時の全キャビネットの同時解錠が
可能となり、文書等の盗難防止に有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな装置では、ラッチ爪が引出しの後端に設けられ、電
磁ソレノイドにより回動駆動する係合部材が箱体の内側
後部に設けられているために、箱体に引出しが挿入され
た状態で、引出しの後面と箱体の内側後面との間に距離
が必要となり、箱体の奥行に比べて引出しの有効奥行が
小さくなるので、引出しの文書収納量が少なくなってし
まうという欠点があった。
【0005】また、係合部材がロック解除状態にある
と、多段引出しの全てが同時に引出されてキャビネット
が転倒する恐れがあった。そこで多段引出しキャビネッ
トの箱体内側面に設けられている複数の引出しの同時開
放によるキャビネットの転倒を防止するための防倒装置
を設けること等が考えられるが、施解錠装置と防倒装置
とを別装置として備えることになると、そのためのスペ
ースが更に大きくなるとともに、装置が高価なものとな
ってしまう問題があった。
【0006】本発明はこのような問題点を解決するた
め、引出しの後面と箱体の内側後面との間に距離を取る
必要がなく、箱体内に設置可能で、かつ複数の引出しの
同時開放によるキャビネットの転倒を防止するための防
倒装置と施解錠装置とを簡単な機構により共用できる多
段引出しキャビネットにおける同時引出し防止兼電気施
解錠装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の多段引出しキャビネットにおける同時引出
し防止兼電気施解錠装置は、箱体内に複数の引出しを上
下に多段状に装着した多段引出しキャビネットにおい
て、箱内の内側面に昇降杆を上下動可能として装着し、
それに対向する各引出しの側面に突子を設け、かつ箱体
の内側面に、前記突子の移動規制が可能な案内具を設
け、所定の1つの引出しの前方移動時において、他の引
出しの突子の移動が案内具により規制されるようにする
とともに、箱体の内側面に、施解錠スイッチからの信号
によって、前記昇降杆を上下動を規制させるべく駆動力
を与える電磁ソレノイドを設け、該電磁ソレノイドによ
り、昇降杆を所定位置にて停止させることで全引出しを
同時に施解錠させうるようにしたことを特徴としてい
る。この特徴によれば、上下方向に移動させることで全
引出しを同時に施解錠出来る昇降杆を、箱体の内側面に
配設させる電磁ソレノイドを用いて移動させることが出
来るようにしたことにより、引出しの奥行きを有効に取
ることが出来る。また、複数の引出しの同時開放による
キャビネットの転倒を防止するための防倒装置に、電磁
ソレノイドを追加するだけで、防倒装置を有するキャビ
ネットに容易に電気式の施解除装置を設けることができ
る。
【0008】本発明の多段引出しキャビネットにおける
同時引出し防止兼電気施解錠装置は、箱体内に複数の引
出しを上下に多段状に装着した多段引出しキャビネット
において、箱内の内側面に上下動可能として装着された
昇降杆と、それに対向する各引出しの側面とのいずれか
一方に突子を設け、かつ他方に、昇降杆が上方に移動す
ることで突子と等高となって突子と当接して、各引出し
の前方への移動を阻止するストッパ面と、引出しが前方
へ移動することにより、前記突子と摺接して、昇降杆を
上方に移動させる押上部と、引出しの後方への移動時
に、前記突子と摺接して、昇降杆を下降させる押下部と
を備える案内具を設けるとともに、前記昇降杆が装着さ
れる箱体の内側面に、施解錠スイッチからの信号によっ
て、昇降杆とリンク結合してこの昇降杆を上下動させう
る電磁ソレノイドを設け、該電磁ソレノイドにより、昇
降杆を上方に移動させることで全引出しを同時に施錠さ
せ、かつ昇降杆を下方に移動させることで全引出しを同
時に解錠させるようにしたことを特徴としている。
【0009】本発明の多段引出しキャビネットにおける
同時引出し防止兼電気施解錠装置は、昇降杆を上方へ引
揚げる方向に付勢するバネが箱体の内側面に設けられて
いることが好ましい。このようにすることで、小型で電
気使用量の少ない電磁ソレノイドで昇降杆を上方へ引上
げが可能となる。
【0010】本発明の多段引出しキャビネットにおける
同時引出し防止兼電気施解錠装置は、箱体内に複数の引
出しを上下に多段錠に装着するとともに、箱体内側面上
下方向に、それぞれ所定の許動空間を有するように複数
の昇降杆を装着し、それに対向する各引出しの側面に突
子を設け、前記各昇降杆の上端又は下端に、引出しの移
動により前記突子と当接する当接片と、許動空間内への
係脱可能な係止部材とを有する施錠カムが回動可能に枢
着され、前記係止部材は、引出しの前方移動時において
許動空間内に係合され、全昇降杆の移動を規制し、引出
しの後方移動時には許動空間から逸脱され、全昇降杆の
移動を許容するようになっているとともに、箱体の内側
面に、施解錠スイッチからの信号によって、最上位の昇
降杆の上方移動を規制する嵌入部材を、前記最上位の昇
降杆の上方に出没自在とする電磁ソレノイドを設け、該
電磁ソレノイドにより前記最上位の昇降杆の上方移動を
この嵌入部材で規制することで全引出しを同時に施錠さ
せ、かつ最上位の昇降杆の上方に移動を許容させること
で全引出しを同時に解錠させることにしたことを特徴と
している。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明すると、まず図1には本発明の適用される書
類収納用のキャビネットが示されており、キャビネット
の箱体1内には上下3段に引出し2が収容されている。
前記引出し2の両側面における前記箱体1のそれぞれの
内側面には、前後方向摺動自在に取付けられた案内レー
ル3内に嵌合可能な走行レール4が固設されており、引
出し2を箱体1内に出し入れしうるようになっている。
そしてこれら各引出し2の両側面所定箇所には突子5が
それぞれ突設されている。
【0012】箱体1の両内側面上下方向には、箱体1の
高さより若干短寸の昇降杆6が、支持板10(図2参
照)により昇降自在に支持されており、特に図1中右方
の昇降杆6の下端部と右方の側板の下端部との間には、
合成樹脂製のキャッチ7が設けられている。
【0013】キャッチ7は図5(a)〜図5(c)に示
されるように、上方の把持具8と下方の嵌入具9とより
なり、把持具8は、下面開口する方形箱状をなすととも
に、その内側面には、弾性屈撓する1対の係止片8aが
形成されている。前記両係止片8aの下端同士は、常時
は近接している。嵌入具9は、中位部が膨出している舌
片状の嵌入部9aの下端に取付部9bを連設したものよ
りなっている。そして把持具8は、箱体1の内側面下部
に固着され、嵌入具9は、右方の昇降杆6の下端に固着
されている。
【0014】右方の昇降杆6における各突子5とほぼ等
高の個所には、後述するような案内具11の基板12が
固着されている。前記基板12の側面上部には、下向山
形の押上突起13が、同じく側面下部には、上向山形の
押下突起(ストッパ)14が連設され、両突起13、1
4の間には、引出し2の突子5が前後に挿通しうる前下
方を向く傾斜溝15が形成されている。押下突起14の
後端面14aは、垂直なストッパ面をなしている。尚、
左方の昇降杆6の内側面における各引出し2に対応する
位置には、上記と同一の押下突起14のみが固着されて
いる。
【0015】また、前記両昇降杆6の上端には係合孔1
6が穿設され、両係合孔16には、階段状に屈曲する揺
動板17の先端部17aが、上下方向に若干遊動しうる
ように嵌合されている(図6、9参照)。
【0016】特に図9に示されるように、前記揺動板1
7の後板17bからは、フック18が後方に突設されて
おり、該フック18は、箱体1の上板の裏面に固設され
る支持具19に穿設された長孔20内に係脱可能に係合
されている。
【0017】箱体1内の左内側面上部後側には、特に図
6〜図8に示される自動ロック装置21が配設されてい
る。該自動ロック装置21は、主に箱体1の左内側面上
部に固設される基板22と、該基板22の上部に形成さ
れる突片23において軸24を中心に回動自在に軸支さ
れ、その前端上部に形成される切欠部25(図9参照)
を介して、揺動板17の先端部17a近傍を下方より支
持する回動リンク26と、前記基板22にボルト27を
介して固定される取付板28に固設される電磁ソレノイ
ド29とから構成される。
【0018】電磁ソレノイド29の上方には上下方向に
伸縮する軸29aが嵌挿されており、その先端には下端
に水平板30を有する連結板31が取付けられており、
この連結板31の上端は、軸32をもって回動リンク2
6の後端に枢着されている。
【0019】前記水平板30は、取付板28に互いに上
下方向に所定距離離間して固着される上下の制御部材3
3、33’間内を移動可能になっている。
【0020】また、34は一端を回動リンク26の後端
に、他端を基板22に取付けられた取付ボルト36上端
にそれぞれ取付けられた付勢バネであり、常時回動リン
ク26を反時計回り方向に付勢し、電磁ソレノイド29
の軸29aの収縮力を補助するようになっている。
【0021】電磁ソレノイド29は、箱体1の前面上部
に露出される鍵孔35aを有する電磁シリンダ錠35a
を介してキー操作することで、電磁ソレノイド29の軸
29aが収縮し、回動リンク26が軸24を中心に回動
されるようになっている。
【0022】このように構成された装置において、全引
出し2が押入れられ、電磁シリンダ錠35が解錠されて
いる時は、図7に示されるように昇降杆6の自重で電磁
ソレノイド29の軸29aが伸長し、回動リンク26の
前端が揺動板17の前端を下方位置に保持するようにな
っている。
【0023】図2に示されるように両昇降杆6が自重に
より下限に位置(即ち昇降杆6が係合孔16の上辺を介
して揺動板17の先端部17aに吊支される状態)して
いる時、各案内具11の傾斜溝15の後端は、各引出し
2の突子5の直前に位置する。従って各引出し2は、自
由に引き出すことができ、キャッチ7の把持具8と嵌入
9は、図5(a)に示すように、上下に分離している。
【0024】図3に示すように、例えば中段の引き出し
2を引出すと、右方の突子5は、中段の案内具11の傾
斜溝15を通過する際に、押上突起13を押上げ、右方
の昇降杆6とともに全案内具11を上昇させ、ともに上
昇する嵌入具9は、図5(b)に示すように把持具8に
嵌入して弾性係合する。
【0025】突子5の通過後も、右方の昇降杆6は下降
せず、他の突子5は、押下突起14の後端面14aの下
部の直後に位置する。従って上段と下段の引出し2は、
その突子5が各案内具11の押下突起14に前方が遮ら
れて引出すことはできない。このとき、左方の昇降杆6
は下限に位置したままで、左方の突子5の移動を何ら妨
げることはない。
【0026】上述の状態で、中段の引出し2を押し入れ
ると、その右方の突子5は、中段の案内具11の傾斜溝
15を前方より通過する際、押下突起14を押し下げる
ので、昇降杆6もともに下降して、キャッチ7の嵌入具
9は、把持具8より強制的に離脱させられ、右方の昇降
杆6は、自重により更に若干下降して、図2に示す状態
となり、全引出し2は引出し可能となる。
【0027】図2及び図7に示す状態において、電磁シ
リンダ錠35を施錠操作すると、電磁ソレノイド29の
軸29aが図8のように収縮し、回動リンク26を反時
計回りに回動させる。よって回動リンク26の先端が揺
動板17を上向き回動させ、その先端部17aに吊支さ
れている両昇降杆6は、図4に示すように、各案内具1
1とともに若干上昇させられ、その押下突起14の後端
面14aの上部が、各突子5の前方を覆うので、左右両
列の全引出し2は、引出し不能に施錠される。
【0028】しかもこの時は、両昇降杆6が上述の同時
引き出し防止時程上昇しないので、キャッチ7は係合し
ていない。そのため、再び電磁ソレノイド29への通電
を停止すれば、図7に示されるように電磁ソレノイド2
9の軸29aが再び伸長され、昇降杆6は自重により下
降して図2に示すように解除される。
【0029】以下、本発明の実施の形態としての多段引
出しキャビネットにおける同時引出し防止兼電気施解錠
装置によれば、上下方向に移動させることで全引出しを
同時に施解錠出来る昇降杆を、箱体の内側面に配設させ
る電磁ソレノイドを用いて移動させることが出来るよう
にしたことにより、引出しの奥行きを有効に取ることが
出来る。
【0030】また、複数の引出しの同時開放によるキャ
ビネットの転倒を防止するための防倒装置にも箱体の内
側に昇降杆に結合するリンクと、電磁ソレノイドを追加
するのみの簡単な連係構造で、防倒装置を有するキャビ
ネットに容易に電気式の施解除装置を設けることができ
る。
【0031】図10、11には本発明の他の実施の形態
としてのキャビネットの箱体1が示されている。本実施
例の形態における昇降杆は、それぞれの引出し2に対応
して3つの分割されており、これら各昇降杆40の上端
には、引出し2の側面に突設された突子43に当接可能
な当接片41と、該当接片41の回動と連動して上向き
回動する係止部材としての押上げ片42とを備える施錠
カム44が枢着されている。
【0032】これら各昇降杆40は、通常は図10に示
すように自重により下限に位置するようになっている。
また、上板1aの裏面には、前記昇降杆40の上限を当
接規制する規制部材45が固着されている。
【0033】そして上板1aの昇降杆40の後方位置に
は、前述のように各昇降杆40が下限位置にある時に、
最上位の昇降杆40の施錠カム44と天板1a裏面との
間に形成される許動空間S内に侵入可能な嵌入部材47
を軸46aの先端に備える電磁ソレノイド46が固着さ
れている。
【0034】このように構成される本実施例の形態のキ
ャビネットにおいても、特に図示しないが、前述の実施
の形態と同様に上板1aの前面に鍵孔を開口する電磁シ
リンダ錠が上板1aに配設されており、電磁ソレノイド
46を操作出来るようになっている。
【0035】そして図11に示されるような解錠状態に
おいては、電磁ソレノイド46の軸46aは収縮されて
おり、昇降杆40の規制部材45までの移動及び最上位
の施錠カム44の回動が許容されている。よって任意の
引出し2を引出すことが可能となっている。
【0036】ここで、例えば中段の引出し2を引出す
と、突子43が同方向に移動して当接片41を介して施
錠カム44を回動させる。これにより押上げ片42がそ
の上部の昇降杆40を上限まで押上げる。この状態にお
いて、最上位、最下位の昇降杆40の施錠カム44は、
それぞれ規制部材45、中段の昇降杆40の下端により
回動が規制され、かつ各当接片41が突子43の前方移
動を当接規制する位置にあるため、他の上、下段の引出
し2の引出しが不能となる。
【0037】次に図10に示されるように引出し2が箱
体1内に収納された状態において、電磁シリンダ錠によ
り施錠操作すると、電磁ソレノイド46の軸46aが伸
長して許動空間S内に嵌入部材47が嵌入される。よっ
て各昇降杆40の上下移動が規制され、全ての施錠カム
44が突子43の移動を当接規制する位置にて回動不能
となるため、全ての引出し2が施錠されることになる。
また再び解錠操作すれば、電磁ソレノイド46の軸46
aが収縮され、図11に示される状態になる。
【0038】このように本実施例の形態のような引出し
の防倒装置を備えたキャビネットにおいても、電磁ソレ
ノイドを介して全ての引出しを電気的に同時に施解錠す
ることが出来るとともに、前述の実施の形態と同様の効
果を奏する。
【0039】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【0040】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0041】(a)請求項1の発明によれば、上下方向
に移動させることで全引出しを同時に施解錠出来る昇降
杆を、箱体の内側面に配設させる電磁ソレノイドを用い
て移動させることが出来るようにしたことにより、引出
しの奥行きを有効に取ることが出来る。また、複数の引
出しの同時開放によるキャビネットの転倒を防止するた
めの防倒装置に、昇降杆の上下動を規制させるべく駆動
力を与える電磁ソレノイドを追加するのみの簡単な連係
構造で、防倒装置を有するキャビネットに容易に電気式
の施解除装置を設けることができる。
【0042】(b)請求項2の発明によれば、複数の引
出しの同時開放によるキャビネットの転倒を防止するた
めの防倒装置に、昇降杆に結合するリンクと、電磁ソレ
ノイドを追加するのみの簡単な連係構造で、防倒装置を
有するキャビネットに容易に電気式の施解除装置を設け
ることができる。
【0043】(c)請求項3の発明によれば、キー操作
による摺動板の摺動で、電磁ソレノイドの軸の伸長と同
様の動きをリンクに伝達できるようになるため、リンク
構造をより簡易化できる。
【0044】(d)請求項4の発明によれば、複数の引
出しの同時開放によるキャビネットの転倒を防止するた
めの防倒装置に、昇降杆の上方に出没自在な嵌入部材を
有する電磁ソレノイドを追加するのみの簡単な構造で、
防倒装置を有するキャビネットに容易に電気式の施解除
装置を設けることができる。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される書類収納用のキャビネット
を示す斜視図である。
【図2】施解錠装置が解錠状態であるキャビネットを示
す側面図である。
【図3】施解錠装置が解錠状態で、引出しが引出された
キャビネットを示す側面図である。
【図4】施解錠装置が施錠状態であるキャビネットを示
す側面図である。
【図5】(a)、(b)、(c)はそれぞれ図2のA−
A断面図、図2のB−B断面図、図2のC−C断面図で
ある。
【図6】図1のキャビネットの要部拡大平面図である。
【図7】図2の状態におけるキャビネットの施解錠装置
を示す側面図である。
【図8】図4の状態におけるキャビネットの施解錠装置
を示す側面図である。
【図9】施解錠装置の要部拡大斜視図である。
【図10】本発明の他の実施の形態としてのキャビネッ
ト内の構造を示す側面図である。
【図11】図10のキャビネットに対応する作用を表わ
す側面図である。
【符号の説明】
1 箱体 1a 上板 2 引出し 3 案内レール 4 走行レール 5 突子 6 昇降杆 7 キャッチ 8 把持具 8a 係止片 9 嵌入具 9a 嵌入部 9b 取付部 10 支持板 11 案内具 12 基板 13 押上突起 14 押下突起 14a 後端面(ストッパ面) 15 傾斜溝 16 係合孔 17 揺動板 17a 先端部 17b 後板 18 フック 19 支持具 20 長孔 21 自動ロック装置 22 基板 23 突片 24 軸 25 切欠部 26 回動リンク 27 ボルト 28 取付板 29 電磁ソレノイド 29a 軸 30 水平板 31 連結板 32 軸 33、33’ 規制部材 34 付勢バネ 35 電磁シリンダ錠 35a 鍵孔 36 取付ボルト 40 昇降杆 41 当接片 42 押上げ片(係止部材) 43 突子 44 施錠カム 45 規制部材 46 電磁ソレノイド 46a 軸 47 嵌入部材 S 許動空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体内に複数の引出しを上下に多段状に
    装着した多段引出しキャビネットにおいて、箱内の内側
    面に昇降杆を上下動可能として装着し、それに対向する
    各引出しの側面に突子を設け、かつ箱体の内側面に、前
    記突子の移動規制が可能な案内具を設け、所定の1つの
    引出しの前方移動時において、他の引出しの突子の移動
    が案内具により規制されるようにするとともに、箱体の
    内側面に、施解錠スイッチからの信号によって、前記昇
    降杆を上下動を規制させるべく駆動力を与える電磁ソレ
    ノイドを設け、該電磁ソレノイドにより、昇降杆を所定
    位置にて停止させることで全引出しを同時に施解錠させ
    うるようにしたことを特徴としてなる多段引出しキャビ
    ネットにおける同時引出し防止兼電気施解錠装置。
  2. 【請求項2】 箱体内に複数の引出しを上下に多段状に
    装着した多段引出しキャビネットにおいて、箱内の内側
    面に上下動可能として装着された昇降杆と、それに対向
    する各引出しの側面とのいずれか一方に突子を設け、か
    つ他方に、昇降杆が上方に移動することで突子と等高と
    なって突子と当接して、各引出しの前方への移動を阻止
    するストッパ面と、引出しが前方へ移動することによ
    り、前記突子と摺接して、昇降杆を上方に移動させる押
    上部と、引出しの後方への移動時に、前記突子と摺接し
    て、昇降杆を下降させる押下部とを備える案内具を設け
    るとともに、前記昇降杆が装着される箱体の内側面に、
    施解錠スイッチからの信号によって、昇降杆とリンク結
    合してこの昇降杆を上下動させうる電磁ソレノイドを設
    け、該電磁ソレノイドにより、昇降杆を上方に移動させ
    ることで全引出しを同時に施錠させ、かつ昇降杆を下方
    に移動させることで全引出しを同時に解錠させるように
    したことを特徴としてなる多段引出しキャビネットにお
    ける同時引出し防止兼電気施解錠装置。
  3. 【請求項3】 昇降杆を上方へ引揚げる方向に付勢する
    バネが箱体の内側面に設けられている請求項2に記載の
    多段引出しキャビネットにおける同時引出し防止兼電気
    施解錠装置。
  4. 【請求項4】 箱体内に複数の引出しを上下に多段錠に
    装着するとともに、箱体内側面上下方向に、それぞれ所
    定の許動空間を有するように複数の昇降杆を装着し、そ
    れに対向する各引出しの側面に突子を設け、前記各昇降
    杆の上端又は下端に、引出しの移動により前記突子と当
    接する当接片と、許動空間内への係脱可能な係止部材と
    を有する施錠カムが回動可能に枢着され、前記係止部材
    は、引出しの前方移動時において許動空間内に係合さ
    れ、全昇降杆の移動を規制し、引出しの後方移動時には
    許動空間から逸脱され、全昇降杆の移動を許容するよう
    になっているとともに、箱体の内側面に、施解錠スイッ
    チからの信号によって、最上位の昇降杆の上方移動を規
    制する嵌入部材を、前記最上位の昇降杆の上方に出没自
    在とする電磁ソレノイドを設け、該電磁ソレノイドによ
    り前記最上位の昇降杆の上方移動をこの嵌入部材で規制
    することで全引出しを同時に施錠させ、かつ最上位の昇
    降杆の上方に移動を許容させることで全引出しを同時に
    解錠させることにしたことを特徴としてなる多段引出し
    キャビネットにおける同時引出し防止兼電気施解錠装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007185236A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Kyoei Ind Co Ltd キャビネット
CN107013107A (zh) * 2017-04-27 2017-08-04 杨骏成 一种用于医院推车的连杆锁结构
CN110236309A (zh) * 2019-03-27 2019-09-17 上海库为自动化科技有限公司 一种智能分隔式抽屉柜

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