JPH09317758A - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置

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JPH09317758A
JPH09317758A JP8138581A JP13858196A JPH09317758A JP H09317758 A JPH09317758 A JP H09317758A JP 8138581 A JP8138581 A JP 8138581A JP 13858196 A JP13858196 A JP 13858196A JP H09317758 A JPH09317758 A JP H09317758A
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JP
Japan
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bearing
dynamic pressure
shaft member
ball
ball bearing
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JP8138581A
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English (en)
Inventor
Ikunori Sakatani
郁紀 坂谷
Katsuhiko Tanaka
克彦 田中
Hiromitsu Muraki
宏光 村木
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09317758A publication Critical patent/JPH09317758A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C21/00Combinations of sliding-contact bearings with ball or roller bearings, for exclusively rotary movement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】軸部材と軸受部材とを、軸方向に間隔を置いて
配置した玉軸受と動圧軸受とで相対回転自在に支持する
ようにした軸受装置で、玉軸受に予圧を付与するのに、
従来は高価な希土類磁石を用いた予圧付与機構を組み込
んでいるため、装置の低コスト化が難しい。 【解決手段】軸部材1と軸受部材40とを、軸方向に間
隔を置いて配置した玉軸受3と動圧軸受4とを介して相
対回転自在に組み立てると共に、軸部材1の動圧軸受4
側の端面1aと軸受部材40との間に圧力室14を設け
て、その圧力室14に軸受装置の作動時に動圧軸受4か
ら流体を供給して玉軸受3に予圧を付与する構成とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば磁気ディス
ク装置,光ディスク装置,レーザプリンタ,VTR等の
映像,音響,情報機器およびその他の精密回転機器に用
いられる軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の軸受装置としては、例え
ば図6に示すような磁気ディスク装置のスピンドルモー
タに組み込まれたものが知られている(特開平6−31
1702号公報)。この軸受装置は、図外の基台に固定
される軸部材bと、図示しない磁気ディスクが搭載され
て回転駆動部cで回転駆動されるスリーブ部材dとの間
に、軸方向に互いに離間させて転がり軸受(玉軸受)e
及び動圧軸受fを配設してあり、その動圧軸受fの近傍
の軸部材bに第1の永久磁石gを固定するとともに、そ
の第1の永久磁石gに同極で対向して反発する第2の永
久磁石hをスリーブ部材dに固定し、第1の永久磁石g
と第2の永久磁石hとの反発力の少なくとも一部の力を
転がり軸受eの方向に作用させることにより、当該転が
り軸受eに予圧を作用させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の軸受装置においては、玉軸受eに予圧を与えるため
に、動圧軸受fの上部近傍に第1の永久磁石gと第2の
永久磁石hとを対向配置して反発型磁気軸受または吸引
型磁気軸受を構成するという手段を講じている。したが
って、玉軸受eに十分な予圧を付与するためには、高価
な希土類磁石のような反発力または吸引力が大きな磁石
を使用することが必要であり、低コスト化が難しいとい
う問題点がある。
【0004】そこで本発明は、このような従来の軸受装
置の問題点に着目してなされたもので、高価な希土類磁
石に代わる玉軸受への予圧付与手段を設けることによ
り、予圧付与構造を備えた軸受装置の低コスト化を図る
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1にかかる軸受装置は、軸部材と軸
受部材とを、軸方向に間隔を置いて配置した玉軸受と動
圧軸受とを介して相対回転自在に組み立てると共に、前
記軸部材の動圧軸受側の端面と軸受部材との間に圧力室
を設け、その圧力室に軸受装置の作動時に前記動圧軸受
から流体を供給して前記玉軸受に予圧を付与することを
特徴とする。
【0006】このように構成した本発明の軸受装置にあ
っては、その回転作動により動圧軸受の動圧発生用の溝
の潤滑流体に発生した圧力が、軸部材の端面に臨む圧力
室に供給される。その圧力で軸部材を軸方向に加圧して
変位させ玉軸受に予圧を付与する。したがって、軸受装
置の外部に別途に玉軸受用の予圧付与手段を設ける必要
はない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、同等の機能を有する部材に
は、各図において同一の符号を付して示してある。
【0008】先ず構成を説明すると、図1は本発明の軸
受装置20の第1の実施形態の断面図である。円筒状の
軸部材1とスリーブ部材2とが、軸方向に間隔を置いて
配置した深溝玉軸受(以下、単に玉軸受という)3と動
圧軸受4とを介して相対回転自在に組み立てられてい
る。玉軸受3は、その内輪3nの内周面が軸部材1の外
周面に嵌着され、複数個の玉3tを挟んで内輪3nに対
向する外輪3gの外周面がスリーブ部材2の下部に設け
た大径の円筒孔5の内周面に嵌着している。動圧軸受4
は、軸部材1の一端(上端)面1aの近傍の軸部材の外
周面がラジアル外周面7とされ、これにラジアル軸受隙
間8を介して対向するスリーブ部材2の上部円筒孔9の
内周面がラジアル軸受面10とされ、そのラジアル軸受
面10に例えばスパイラル状の動圧発生用の溝11がボ
ール転造等の手段で形成されている。
【0009】前記スリーブ部材2の上部円筒孔9は、軸
部材1の動圧軸受4側の端面1aに軸方向隙間空間Sを
介して対向配置するとともに、加締め等の手段でスリー
ブ部材2に固着した蓋部材13で閉じ、当該隙間空間S
を圧力室14として構成している。従って、スリーブ部
材2と蓋部材13とは軸受部材40を構成する。
【0010】スリーブ部材2の下部の玉軸受3側の円筒
孔5の開放端には磁性流体シール15を付設して、当該
玉軸受3から発生するダストの外部放出を防止してい
る。次にこの実施形態の作用を述べる。
【0011】以上のように構成した軸受装置20は、軸
受装置の作動時すなわち軸部材1と軸受部材40とが相
対回転作動すると、動圧軸受4の動圧発生用の溝11内
の予め供給されている潤滑流体に圧力が発生して、軸部
材1とスリーブ部材2とがラジアル軸受隙間8を介して
互いに非接触で支持され、スリーブ部材2の軸部材1に
対する傾き及び偏心が防止されるのみならず、当該潤滑
流体の圧力が圧力室14内の潤滑流体にも伝達されて軸
部材1の端面1aを図の下方(玉軸受3側)へ押圧す
る。この押圧力は軸部材1を介して伝達されてその軸部
材1に嵌着された玉軸受3の内輪3nに負荷されて玉3
tに予圧力が付与され、玉軸受3は軸部材1またはスリ
ーブ部材2に負荷されるラジアル荷重とスラスト荷重と
を支持する。
【0012】かくして本実施形態によれば、例えば高価
な希土類磁石等を用いるなどして別途に玉軸受予圧付与
手段を設けることなく、玉軸受3に所要の剛性を与える
ことが可能であり、軸受装置全体の低コスト化が実現で
きる。しかも、軸部材1とスリーブ部材2との間に軸方
向に間隔を置いて介在する二組の軸受は、一方のみが玉
軸受3で、他方はラジアル軸受隙間8を有する動圧軸受
4としたので、双方の軸受にともに玉軸受3を使用した
軸受装置の場合に比べて、軸受の組立誤差に起因するミ
スアライメントの影響を受けにくく、その結果、本軸受
装置20をスピンドルモータに組み込んだ場合の当該モ
ータの非回転同期成分の振れを、従来の軸受装置より小
さくすることができるという効果をも奏する。因みに、
本願発明者等の研究結果によれば、スピンドルモータの
非回転同期成分の振れの主な原因は、玉軸受単体の非回
転同期成分の振れよりも、2個の玉軸受の組立誤差に起
因するミスアライメントによる影響が大きいという知見
が得られている。
【0013】ここで、玉軸受3と動圧軸受4とにそれぞ
れ用いる潤滑流体の種類及びそのシールについて説明す
る。両軸受の潤滑流体の種類は、同一のものでも、異な
るものでもよい。例えば 玉軸受3にグリースを使用し、動圧軸受4には潤滑油
を使用する。 玉軸受3及び動圧軸受4の双方にグリースを使用す
る。 玉軸受3及び動圧軸受4の双方に潤滑油を使用する。 玉軸受3及び動圧軸受4の双方に磁性流体を使用す
る。 等、種々の対応が可能である。
【0014】,.のケースのように、双方の軸受
に同一の潤滑流体を使用した場合は、玉軸受3と動圧軸
受4との潤滑流体同士が混じり合って潤滑特性が変化し
てしまうという危険性を防止できる。また、のケース
のように、双方の軸受に異なる潤滑流体を使用した場合
は、それぞれの軸受に最適な潤滑流体を選ぶことが可能
となり、きめ細かな軸受性能の設計が可能となる。
【0015】更に、本実施形態のように、スリーブ部材
2の下部の玉軸受3側の開放端に磁性流体シール15を
付設した場合に、上記のケースの如くに玉軸受3及び
動圧軸受4の双方とも磁性流体を使用して潤滑すると、
潤滑流体の混合による潤滑特性変化や軸受装置外への潤
滑流体の漏れが無くなるので好ましい。
【0016】また、軸受部材40には動圧軸受4の軸受
すき間8から玉軸受3の側へはみ出す潤滑流体を表面張
力により保持するためのテーパ部16が、ラジアル軸受
面10の玉軸受3側の端に隣接して設けられており、こ
れにより、潤滑流体の漏れと周囲への飛散が防止され
る。そのテーパ部16の軸心に対するテーパ角度θは2
°〜45°の範囲が好ましい。テーパ角度θが2°未満
ではテーパ部16に保持できる潤滑流体の量が少なくな
り、一方テーパ角度θが45°を超えると軸受装置の回
転時の遠心力によって潤滑流体が飛散し易くなる場合が
ある。回転数が3600rpmよりも高速の場合には、
テーパ部16の軸心に対するテーパ角度θを30°以下
に設定すると潤滑流体の飛散防止効果がより顕著にな
る。
【0017】なお、ラジアル軸受面10とテーパ部16
とラジアル軸受面10及びテーパ部16に対向する軸部
材1の外周面との少なくとも一方に、潤滑流体をはじく
性質を持つ撥油剤を前もって被着しておくと、その撥油
剤にはじかれた潤滑流体が毛細管現象により軸受すき間
8へ移行して外部へ飛散しなくなり、軸受すき間8から
の潤滑流体の流出・飛散の防止を確実に行うことができ
る利点がある。具体的には、例えば潤滑流体にフッ素油
を用いる場合には、撥油剤としてシリコン油を予め被着
しておき、潤滑流体に鉱油や合成油を用いる場合には、
撥油剤としてフッ素油系改質膜を被着しておくとよい。
【0018】図2は、本発明の軸受装置の第2の実施形
態の断面図である。この実施形態の軸受装置20は、玉
軸受3の内輪3nを取り除いて、軸部材1の外周面に直
接に玉3tの軌道面3kを形成している。内輪3nを省
いたことにより軸受装置全体の外径を小さくすることが
できる利点がある。なお、スリーブ部材2は、加工性と
摺動性の良い快削黄銅やりん青銅などの軟質金属製とし
て、スリーブ部材2の内周面におけるラジアル軸受面1
0に動圧発生用の溝11を容易に塑性加工できるように
するとともに、動圧軸受4の起動時に発生するラジアル
軸受面10とラジアル外周面7との接触による摩耗の緩
和を図っている。その動圧軸受4のラジアル軸受面10
の動圧発生用の溝11は、非対称なヘリングボーン状の
溝としてラジアル負荷容量を高めている。また、スリー
ブ部材2の内周面の上端部には円筒ころ部材17を圧入
して、軸部材1の端面1aと円筒ころ部材17との間に
軸方向すき間の圧力室14を形成している。従って、ス
リーブ部材2と円筒ころ部材17とは軸受部材40を構
成する。また、この場合の玉軸受3の下端のシールは、
外輪3gに取り付けた一般的な玉軸受用のシールド又は
シール3sで行っている。
【0019】この実施形態の軸受装置における上記以外
の作用効果は、第1の実施形態のものと同様である。続
いて、本発明の軸受装置の第3の実施形態を、スピンド
ルモータの断面図である図3を参照して説明する。
【0020】この実施形態は、本発明に係る軸受装置2
0を実際のHDDスピンドルモータ21に、軸部材固
定,軸受部材回転で組み込んだもので、当該軸受装置2
0の軸部材1が基台22に固定され、その軸部材1の上
部に配設したスリーブ部材2は図示されない磁気ディス
クが搭載されるハブ(回転体)23の内周に一体に嵌着
されている。また、軸部材1の下部には玉軸受3が、そ
の内輪3nを軸部材1に嵌着しその外輪3gをハブ(回
転体)23の内周面に嵌着することにより、内輪固定外
輪回転で装着されている。
【0021】前記スリーブ部材2の内周面のラジアル軸
受面10には、スパイラル状の動圧発生用の溝11がボ
ール転造等の手段で形成され、またスリーブ部材2の内
周面には、ラジアル軸受面10の玉軸受3側の端に隣接
して、テーパ部16が設けられている。また、スリーブ
部材2の内周面上端部には円筒ころ部材17が圧入され
て、軸部材1の上端面1aとの間に軸方向すき間の圧力
室14が設けられている。従って、ハブ23とスリーブ
部材2と円筒ころ部材17とは軸受部材40を構成す
る。
【0022】前記ハブ23の下面には環状の凹部24が
設けられ、この凹部24は、スリーブ部材2及び玉軸受
3の外輪3gが嵌着されたハブ最内周面23nとハブ最
外周面23gとの間に位置しており、その環状の凹部2
4の内周面24nに、ロータ(マグネット)25が固定
され、一方、当該環状の凹部24内に突き出して形成さ
れている基台22の環状の突部27の外周面27gに
は、ロータ25にエアギャップを隔てて半径方向に対向
に配されたステータ28が固定されてモータMが構成さ
れている。
【0023】以上のように構成されたスピンドルモータ
21の作動は次の通りである。前記モータMのステータ
28のコイルに通電すると、ハブ23が駆動される。ハ
ブ23は玉軸受3の玉3t及び動圧軸受4のラジアル軸
受すき間8の流体膜を介して軸部材1に回転自在に支持
されているため、軸部材1の回りに回転駆動される。か
かる駆動時には、動圧軸受4の動圧発生用の溝11のポ
ンピング作用により、軸受すき間8内の潤滑流体に動圧
が発生して、軸受装置20のスリーブ部材2が軸部材1
に非接触で回転する。そして、軸受すき間8内の潤滑流
体で発生した動圧の伝達で、圧力室14内の潤滑流体の
圧力が高まり、ハブ23が上方向に押圧される結果、ハ
ブ最内周面23nに嵌着された玉軸受の外輪3gに上向
きの力が作用して玉3tに予圧が付与されることとな
る。
【0024】この予圧で、玉軸受3は剛性が高まり、軸
部材1または軸受部材40に負荷されるラジアル荷重と
スラスト荷重とを支持する。かくしてこの第3の実施形
態にあっても、別途に玉軸受予圧付与手段を設けること
なく玉軸受3に所要の剛性を与えることができてスピン
ドルモータ21の低コスト化が実現する。しかも、軸部
材1と軸受部材40との間に介在する二組の軸受は、一
方が玉軸受3で他方はラジアル軸受隙間8を有する動圧
軸受4であるから、軸受の組立誤差に起因するミスアラ
イメントの影響を受けにくく、スピンドルモータ21の
非回転同期成分の振れが抑制されてハブ23ひいては磁
気ディスクの安定した回転が保証されるという効果をも
奏する。
【0025】また、スリーブ部材2の内周面のテーパ部
16で、動圧軸受4の軸受すき間8からはみ出す潤滑流
体を表面張力の作用により保持するから、潤滑流体が動
圧軸受4から漏れ出し、玉軸受3及び環状の凹部24を
通過してハブ23の外部に飛散し、これにより回転中の
磁気ヘッドの汚損される事態を回避することができる。
【0026】図4に、本発明の軸受装置の第4の実施形
態を示す。この実施形態も、上記第3の実施形態の場合
と同じく、本発明に係る軸受装置20を実際のHDDス
ピンドルモータ21に組み込んだ例である。しかしこの
場合はスリーブ部材固定,軸部材回転とした点が異なっ
ており、第2の実施形態に示した軸受装置20を倒立さ
せて組み込んだタイプである。すなわち、基台22に
は、スリーブ部材2がねじ止め等の手段で固定され、軸
部材1の方はカップを伏せた形状のハブ23の軸心を通
してハブ23に一体的に嵌着されている。前記固定スリ
ーブ部材2の上部の内周面には玉軸受3の外輪3gが嵌
入され、玉軸受3の内輪3nは取り除いて、軸部材1の
外周面に直接に玉3tの軌道面3kが形成してある。ま
た、スリーブ部材2の下部の内周面は動圧軸受4のラジ
アル軸受面10であり、その面に例えば非対称なヘリン
グボーン状の動圧発生用の溝11が形成され、軸部材1
の下部のラジアル外周面7に軸受すき間8を介して対向
している。圧力室14は、スリーブ部材2の内周下端に
平板31をねじ等で固着して開口を塞ぎ形成されてい
る。従って、スリーブ部材2と平板31とが軸受部材4
0を構成する。また、スリーブ部材2の上部の開口端部
に、磁性流体シール15を配設して軸部材1の外周面と
の間のすき間を磁性流体でシールし、玉軸受3内の潤滑
剤等のスリーブ部材2の外部への飛散を防止している。
【0027】ハブ23を軸部材1と一体回転させるモー
タMについては、軸受装置のスリーブ部材2の外周面に
ステータ28を固定し、そのステータ28にエアギャッ
プを隔てて半径方向対向に配設するロータ25がカップ
状のハブ23の内周面23nに固定されている。
【0028】この実施形態によれば、玉軸受3の内輪3
nを省いたのでスリーブ部材2の外径が小さくなり、装
置を小型化できる利点がある。その他の作用効果は上記
第3の実施形態の場合と同様である。
【0029】更に図5に、本発明の軸受装置の第5の実
施形態を示す。この実施形態は、本発明に係る軸受装置
20をHDDスピンドルモータ21にスリーブ部材固
定,軸部材回転で組み込んであるが、軸部材1をハブ2
3から上方へ突き出す長さにするとともに玉軸受3をハ
ブ23の外部に配置し、その長い軸部材1の両端部を軸
受で支持した点が上記各実施形態とは異なっている。す
なわち、スピンドルモータの基台22の軸心部に貫通孔
32を形成して、その貫通孔32の内周面にスリーブ部
材2を挿入固着している。そのスリーブ部材2は加工性
と摺動性に優れた快削黄銅やりん青銅等の軟質金属製の
ものとし、その内面のラジアル軸受面10に動圧発生用
の溝11をボール転造等の塑性加工により形成して動圧
軸受4を構成してある。前記基台22は、取付板33に
ボルト止めして固定してあり、前記スリーブ部材2の下
部開放口はボール34を嵌合して塞がれている。軸部材
1は下端側がスリーブ部材2に挿入され、上端側はHD
Dスピンドルモータ21の固定部材である取付板33に
固定した蓋21fを貫通している。その蓋21fに、玉
軸受3を内蔵した軸受ケース35が取付けられており、
軸部材1の上端部は当該玉軸受3により回転自在に支持
されている。従って、ボール34,スリーブ部材2,基
台22,取付板33,軸受ケース35及び蓋21fは軸
受部材40を構成する。軸部材1の下部のラジアル外周
面7は、軸受すき間8を介してスリーブ部材2のラジア
ル軸受面10に対向配置され、軸部材1の平面状の下端
面1bと前記ボール34との間には若干の軸方向すき間
を介在させて圧力室14が設けられている。この実施形
態におけるモータMの配置は上記第4の実施形態の場合
と同じである。
【0030】この実施形態の場合、このように軸部材1
をハブ23の外部に延長してその端部を玉軸受3を介し
て回転自在に軸受部材40に保持させているため、玉軸
受3と動圧軸受4とが軸方向に大きく離れ、軸部材1の
振れ回りを押さえることができるという利点がある。そ
の他の作用効果は上記第4の実施形態の場合と同様であ
る。
【0031】なお、上記各実施形態においては、動圧軸
受4の動圧発生用の溝11をスリーブ部材2の内面のラ
ジアル軸受面10に形成した場合を示したが、これに限
らず、動圧発生用の溝11を軸部材1のラジアル外周面
7の方に設けても良く、またはラジアル外周面7とラジ
アル軸受面10との両方に設けても良い。ラジアル外周
面7に動圧発生用の溝11を設ける場合、軸部材1の材
質としてマルテンサイト系のステンレス鋼を用い、熱処
理により硬さを塑性加工可能なHRC40〜50程度に
保つことにより、ラジアル外周面7に動圧発生用の溝1
1をボール転造により容易に塑性加工することが可能に
なる。また、軸部材1の材質としてステンレス鋼等の焼
入れ可能なものを用いて熱処理等により硬くしておき、
動圧発生用の溝11をエッチング加工で形成するように
してもよい。動圧発生用の溝11の溝パターンについて
も、実施形態のものに限定されず、その他の種々の溝パ
ターンを採用することができる。
【0032】また、上記実施の形態では、玉軸受として
深溝玉軸受を採用しているが、これに限定されず、4点
接触玉軸受等の他の玉軸受を適宜選択することができ、
また、玉軸受の形式、構造、材質及び熱処理等について
も上記実施の形態に限定する必要はなく、適宜変更して
もよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の軸受装置
は、動圧軸受の圧力を利用して玉軸受に予圧を付与する
ものとしたため、従来の軸受装置のような例えば希土類
磁石の反発力または吸引力を利用した高価な予圧付与手
段が不要となり、軸受装置の低コスト化が達成できると
共に、軸受装置の小型化も容易になるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軸受装置の第1の実施形態の断面図で
ある。
【図2】本発明の軸受装置の第2の実施形態の断面図で
ある。
【図3】本発明の軸受装置をスピンドルモータに適用し
た第3の実施形態の断面図である。
【図4】本発明の軸受装置をスピンドルモータに適用し
た第4の実施形態の断面図である。
【図5】本発明の軸受装置をスピンドルモータに適用し
た第5の実施形態の断面図である。
【図6】従来の軸受装置を用いたスピンドルモータの断
面図である。
【符号の説明】
1 軸部材 2 スリーブ部材 3 玉軸受 4 動圧軸受 14 圧力室 20 軸受装置 40 軸受部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部材と軸受部材とを、軸方向に間隔を
    置いて配置した玉軸受と動圧軸受とを介して相対回転自
    在に組み立てると共に、前記軸部材の動圧軸受側の端面
    と軸受部材との間に圧力室を設け、その圧力室に軸受装
    置の作動時に前記動圧軸受から流体を供給して前記玉軸
    受に予圧を付与することを特徴とする軸受装置。
JP8138581A 1996-05-31 1996-05-31 軸受装置 Pending JPH09317758A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11247850A (ja) * 1998-03-02 1999-09-14 Minebea Co Ltd 複合軸受け
JP2014152872A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Seiko Instruments Inc 軸受装置およびハードディスク装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11247850A (ja) * 1998-03-02 1999-09-14 Minebea Co Ltd 複合軸受け
JP2014152872A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Seiko Instruments Inc 軸受装置およびハードディスク装置

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