JPH0931962A - 埋設物の埋戻し工法 - Google Patents
埋設物の埋戻し工法Info
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- JPH0931962A JPH0931962A JP7206815A JP20681595A JPH0931962A JP H0931962 A JPH0931962 A JP H0931962A JP 7206815 A JP7206815 A JP 7206815A JP 20681595 A JP20681595 A JP 20681595A JP H0931962 A JPH0931962 A JP H0931962A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 地表面下に埋設または構築された各種埋設物
を埋め戻すための迅速且つ安全な埋設物の埋戻し工法を
課題とする。 【解決手段】 地表面下に埋設または構築された各種埋
設物を埋め戻す際に、前記埋設物の周囲に流動化土層を
配設した後、前記流動化土層の上面部にpF値で4.2
以上で、且つ、現位置土との色差が1.5以上異なる粉
体により構成される粉体層を敷設し、更に前記粉体層の
上面部に路床または路盤層を配設することを特徴とする
埋設物の埋戻し工法である。また、前記粉体層を敷設し
た後、該粉体層の上層部が適度に締め固まるように前記
粉体層の上面部に水を散布することは望ましい。更に、
前記粉体層の色差を現位置土に対して3.0以上とする
とより安全な埋設物の埋め戻しができる。
を埋め戻すための迅速且つ安全な埋設物の埋戻し工法を
課題とする。 【解決手段】 地表面下に埋設または構築された各種埋
設物を埋め戻す際に、前記埋設物の周囲に流動化土層を
配設した後、前記流動化土層の上面部にpF値で4.2
以上で、且つ、現位置土との色差が1.5以上異なる粉
体により構成される粉体層を敷設し、更に前記粉体層の
上面部に路床または路盤層を配設することを特徴とする
埋設物の埋戻し工法である。また、前記粉体層を敷設し
た後、該粉体層の上層部が適度に締め固まるように前記
粉体層の上面部に水を散布することは望ましい。更に、
前記粉体層の色差を現位置土に対して3.0以上とする
とより安全な埋設物の埋め戻しができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばガス管や通
信ケーブル等の地下埋設物の埋戻し工法に関する。
信ケーブル等の地下埋設物の埋戻し工法に関する。
【0002】
【従来技術】従来、埋設物の埋戻し工法においては掘削
発生土をそのまま埋戻し材として利用できるケースはそ
の掘削土が良質土砂である場合に限られ、多くの場合別
の場所から良質の山砂等を搬入し、埋戻し材として利用
していた。
発生土をそのまま埋戻し材として利用できるケースはそ
の掘削土が良質土砂である場合に限られ、多くの場合別
の場所から良質の山砂等を搬入し、埋戻し材として利用
していた。
【0003】しかし、近年の天然資源の枯渇化、採取に
よる環境破壊、交通公害、および掘削発生土の処分地問
題等の諸事情により、掘削発生土やその他の不良土砂を
有効利用する動きが活発化してきている。例えば、掘削
発生土を改良材により安定処理し、改良土として埋戻し
材に利用する方法や、固化材と混合することにより、固
化特性を持たせ埋戻し材として利用する方法等が徐々に
普及してきている。
よる環境破壊、交通公害、および掘削発生土の処分地問
題等の諸事情により、掘削発生土やその他の不良土砂を
有効利用する動きが活発化してきている。例えば、掘削
発生土を改良材により安定処理し、改良土として埋戻し
材に利用する方法や、固化材と混合することにより、固
化特性を持たせ埋戻し材として利用する方法等が徐々に
普及してきている。
【0004】また一方では、埋戻し工事における締固め
時の振動・騒音問題、また締固め不足による道路陥没等
が問題となっている。そこで、良質土砂や改良土等を締
固めて埋め戻す方法に替わり、土砂と水および固化材を
混合し、流動性を持たせた状態で充填・埋戻しを行う方
法が検討されはじめ、一部実用化されている。
時の振動・騒音問題、また締固め不足による道路陥没等
が問題となっている。そこで、良質土砂や改良土等を締
固めて埋め戻す方法に替わり、土砂と水および固化材を
混合し、流動性を持たせた状態で充填・埋戻しを行う方
法が検討されはじめ、一部実用化されている。
【0005】例えば、特開昭63-233115 号公報は、往復
回転式撹拌ミキサーによって、土砂に水と固化材を混合
撹拌することにより、高度の均質分散性と流動性、さら
に材料分離性の小さい地山強度相当の強度発現性を持た
せた流動化土を、短時間に製造供給することを特徴とす
る土砂埋戻し充填工法を提案している。
回転式撹拌ミキサーによって、土砂に水と固化材を混合
撹拌することにより、高度の均質分散性と流動性、さら
に材料分離性の小さい地山強度相当の強度発現性を持た
せた流動化土を、短時間に製造供給することを特徴とす
る土砂埋戻し充填工法を提案している。
【0006】また、特開平3-287909号公報は、掘削残土
に予め固化材を配合混合し、この処理土を埋戻し現場へ
運搬し、埋戻しつつ処理土に注水するとともに振動を掛
けて流動化して、埋戻し箇所の完全な充填を行う工法を
提案している。
に予め固化材を配合混合し、この処理土を埋戻し現場へ
運搬し、埋戻しつつ処理土に注水するとともに振動を掛
けて流動化して、埋戻し箇所の完全な充填を行う工法を
提案している。
【0007】さらに、特開平1-312118号公報、および、
特開平4-351388号公報は、同様に、土砂に水と固化材等
を混合し、流動性を持たせた処理土として埋設管等の埋
戻しに用いる工法を提案している。
特開平4-351388号公報は、同様に、土砂に水と固化材等
を混合し、流動性を持たせた処理土として埋設管等の埋
戻しに用いる工法を提案している。
【0008】これらは何れも、その埋戻し材料が持つ流
動性により、埋戻しの際の締固め作業を不要とし、また
埋設管周辺部等の狭隘部分の充填を可能としている。ま
た、固化材の作用により、埋戻し後ある期間を経て、地
山と同等以上の強度を発現することが可能である。
動性により、埋戻しの際の締固め作業を不要とし、また
埋設管周辺部等の狭隘部分の充填を可能としている。ま
た、固化材の作用により、埋戻し後ある期間を経て、地
山と同等以上の強度を発現することが可能である。
【0009】更に、掘削発生土や、通常そのままの状態
では埋戻し材料として適さない土砂、例えば建設汚泥等
も埋戻し材料として有効に活用できる。更に、ガス管、
あるいは通信ケーブル等の道路その他の地表面下に埋設
または構築された各種埋設物は、補修や保守点検の都合
で何度も掘り起こされ、埋め戻される。
では埋戻し材料として適さない土砂、例えば建設汚泥等
も埋戻し材料として有効に活用できる。更に、ガス管、
あるいは通信ケーブル等の道路その他の地表面下に埋設
または構築された各種埋設物は、補修や保守点検の都合
で何度も掘り起こされ、埋め戻される。
【0010】しかし、これらの埋設物が正確にどの位置
に埋設されているかを知ることが難しく、掘削工事、例
えばガス管を掘り起こして補修する工事の際に誤ってガ
ス管を傷付け事故を起こしてしまうという事例が後を立
たない。
に埋設されているかを知ることが難しく、掘削工事、例
えばガス管を掘り起こして補修する工事の際に誤ってガ
ス管を傷付け事故を起こしてしまうという事例が後を立
たない。
【0011】このような事故を防ぐため、図2に示すよ
うに、ガス管4などの埋設物のすぐ上の上面部に埋設物
の存在を示す表示テープ3を配置したり、埋設物の損傷
を防止するための防護板5を配置することが行われてい
る。都市ガスの中低圧(10kgf/cm2 未満)の配
管では表示テープ3の配置が規定されている。
うに、ガス管4などの埋設物のすぐ上の上面部に埋設物
の存在を示す表示テープ3を配置したり、埋設物の損傷
を防止するための防護板5を配置することが行われてい
る。都市ガスの中低圧(10kgf/cm2 未満)の配
管では表示テープ3の配置が規定されている。
【0012】ここで表示テープ3とは、例えば、厚さ
0.15mm、幅400mm程度の緑色ポリエチレン製
シートである。また、防護板5は、例えば、厚さ6〜1
2mm、幅600〜1000mm程度の鉄板である。ま
た高圧(内圧10kgf/cm2 以上)では表示テープ
3と防護板5の配置が規定されている。なお、図中6は
流動化土、10は路床、12は路盤、14は舗装であ
る。
0.15mm、幅400mm程度の緑色ポリエチレン製
シートである。また、防護板5は、例えば、厚さ6〜1
2mm、幅600〜1000mm程度の鉄板である。ま
た高圧(内圧10kgf/cm2 以上)では表示テープ
3と防護板5の配置が規定されている。なお、図中6は
流動化土、10は路床、12は路盤、14は舗装であ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ガス埋設配管
工事等の大部分の都市街路の道路占有工事は、即日交通
解放の条件下で施工されることが多く、埋戻し自体に要
する時間は2時間程度の短時間作業を余儀なくされてい
る。
工事等の大部分の都市街路の道路占有工事は、即日交通
解放の条件下で施工されることが多く、埋戻し自体に要
する時間は2時間程度の短時間作業を余儀なくされてい
る。
【0014】このため、流動化土を用いた埋戻し工法を
適用する場合、流動化土を30分〜2時間で路床部等の
上層部の施工が可能な強度まで固化させることが要求さ
れている。ところが、流動化土を前記時間内に固化させ
るためには、対象土ごとに特殊な固化材が必要となるた
めコスト高であり、同時に配合技術も複雑となり、これ
に伴う品質管理の負担も大きくなる。
適用する場合、流動化土を30分〜2時間で路床部等の
上層部の施工が可能な強度まで固化させることが要求さ
れている。ところが、流動化土を前記時間内に固化させ
るためには、対象土ごとに特殊な固化材が必要となるた
めコスト高であり、同時に配合技術も複雑となり、これ
に伴う品質管理の負担も大きくなる。
【0015】このため、一般的配合の流動化土を用いた
場合には、路床部等の上部層の施工を可能とするために
は通常少なくとも2時間を超える時間を要している。
場合には、路床部等の上部層の施工を可能とするために
は通常少なくとも2時間を超える時間を要している。
【0016】また、短時間で固化する材料を使用する場
合、施工時の機械的なトラブルなどに対して、早急な対
応が必要となるため施工管理の負担が増大するという問
題がある。さらに、路床部埋め戻し完了後の土留め用の
矢板等の引き抜き時には流動化土が固化しているため、
矢板と地山との間に間隙ができ、道路の陥没の原因や雨
水等の水路となる等の問題もある。
合、施工時の機械的なトラブルなどに対して、早急な対
応が必要となるため施工管理の負担が増大するという問
題がある。さらに、路床部埋め戻し完了後の土留め用の
矢板等の引き抜き時には流動化土が固化しているため、
矢板と地山との間に間隙ができ、道路の陥没の原因や雨
水等の水路となる等の問題もある。
【0017】そこで、この発明は上層部の施工が可能な
強度まで固化する時間が2時間を超えるような一般的な
配合の流動化土であっても流動化土自体の初期強度に影
響されることなく、2時間以内更に好ましくは1時間以
内に上層部の施工が可能となり、且つ矢板等の引き抜き
によっても前述のような問題が生ずることがないような
埋設物の埋め戻し工法の提供を第1の目的とする。
強度まで固化する時間が2時間を超えるような一般的な
配合の流動化土であっても流動化土自体の初期強度に影
響されることなく、2時間以内更に好ましくは1時間以
内に上層部の施工が可能となり、且つ矢板等の引き抜き
によっても前述のような問題が生ずることがないような
埋設物の埋め戻し工法の提供を第1の目的とする。
【0018】また、前述の通り、表示テープ3や防護板
5の配置には、掘削された溝内での作業員による配置作
業や、重機による配置作業が必要となる。また、掘削さ
れた溝の至る所に切梁が設置されているため、前記防護
板5などの配置はこれらの切梁を避けて行わねばなら
ず、時間と手間が掛かると共に危険でもある。
5の配置には、掘削された溝内での作業員による配置作
業や、重機による配置作業が必要となる。また、掘削さ
れた溝の至る所に切梁が設置されているため、前記防護
板5などの配置はこれらの切梁を避けて行わねばなら
ず、時間と手間が掛かると共に危険でもある。
【0019】そこで、この発明は流動化土を用いた埋め
戻し工法であって、前記2時間以内に上層部の施工を可
能とし、更に従来の表示テープや防護板の配置を必要と
せず安全で、埋設物の存在を認識し易い埋設物の埋め戻
し工法の提供を第2の目的とする。
戻し工法であって、前記2時間以内に上層部の施工を可
能とし、更に従来の表示テープや防護板の配置を必要と
せず安全で、埋設物の存在を認識し易い埋設物の埋め戻
し工法の提供を第2の目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】発明者らは、前記一般的
な配合の流動化土であっても流動化土層上面部に所定以
上の吸水力を有する粉体層を敷設することにより、流動
化土層上層部を強制的に脱水し密度を増大させ、2時間
以内で強度を高めることができるとの知見を得た。
な配合の流動化土であっても流動化土層上面部に所定以
上の吸水力を有する粉体層を敷設することにより、流動
化土層上層部を強制的に脱水し密度を増大させ、2時間
以内で強度を高めることができるとの知見を得た。
【0021】同時に、この際前記粉体層が現位置土に対
して、一定の色差を有する粉体層とすることにより、各
種埋設物の掘り起し、あるいは、埋め戻される際に埋設
物の存在を予め認識することができるから、これらの損
傷を防ぐことができるとの知見を得て、以下の発明をす
るに至った。
して、一定の色差を有する粉体層とすることにより、各
種埋設物の掘り起し、あるいは、埋め戻される際に埋設
物の存在を予め認識することができるから、これらの損
傷を防ぐことができるとの知見を得て、以下の発明をす
るに至った。
【0022】(1)請求項1の発明は、地表面下に埋設
または構築された各種埋設物を埋め戻す際に、前記埋設
物の周囲に流動化土層を配設した後、前記流動化土層の
上面部にpF値で4.2以上で、且つ、現位置土との色
差が1.5以上異なる粉体により構成される粉体層を敷
設し、更に前記粉体層の上面部に路床または路盤層を配
設することを特徴とする埋設物の埋戻し工法を提供す
る。
または構築された各種埋設物を埋め戻す際に、前記埋設
物の周囲に流動化土層を配設した後、前記流動化土層の
上面部にpF値で4.2以上で、且つ、現位置土との色
差が1.5以上異なる粉体により構成される粉体層を敷
設し、更に前記粉体層の上面部に路床または路盤層を配
設することを特徴とする埋設物の埋戻し工法を提供す
る。
【0023】(2)請求項2の発明は、前記粉体層を敷
設した後、該粉体層の上層部が適度に締め固まるように
前記粉体層の上面部に水を散布し、該粉体層の上面部に
路床または路盤層を配設することを特徴とする請求項1
に記載された埋設物の埋戻し工法を提供する。
設した後、該粉体層の上層部が適度に締め固まるように
前記粉体層の上面部に水を散布し、該粉体層の上面部に
路床または路盤層を配設することを特徴とする請求項1
に記載された埋設物の埋戻し工法を提供する。
【0024】(3)請求項3の発明は、前記粉体層の色
差を現位置土に対して3.0以上とすることを特徴とす
る請求項1又は2に記載された埋設物の埋め戻し工法を
提供する。
差を現位置土に対して3.0以上とすることを特徴とす
る請求項1又は2に記載された埋設物の埋め戻し工法を
提供する。
【0025】(4)請求項4の発明は、前記粉体の全部
又は一部を顔料により着色したものとすることを特徴と
する請求項1、2、又は3のいずれかに記載された埋設
物の埋め戻し工法を提供する。
又は一部を顔料により着色したものとすることを特徴と
する請求項1、2、又は3のいずれかに記載された埋設
物の埋め戻し工法を提供する。
【0026】(5)請求項5の発明は、前記粉体の温度
を25℃〜50℃として、前記粉体層を敷設することを
特徴とする請求項1、2、3又は4のいずれかに記載さ
れた埋設物の埋戻し工法を提供する。
を25℃〜50℃として、前記粉体層を敷設することを
特徴とする請求項1、2、3又は4のいずれかに記載さ
れた埋設物の埋戻し工法を提供する。
【0027】
【発明の実施の形態】請求項1の発明では、埋設物の周
囲を流動化土で埋め戻し、所定強度の発現を確認した後
でpF値が4.2以上の吸水性の大きい粉体を敷設する
ことで、前記流動化土層の上層部を強制的に脱水し、密
度を増大させ強度を物理的に高めることができ、且つ、
同時に前記流動化土の粒子間距離が接近するため、強度
発現が早まり初期強度を増加させることができる。
囲を流動化土で埋め戻し、所定強度の発現を確認した後
でpF値が4.2以上の吸水性の大きい粉体を敷設する
ことで、前記流動化土層の上層部を強制的に脱水し、密
度を増大させ強度を物理的に高めることができ、且つ、
同時に前記流動化土の粒子間距離が接近するため、強度
発現が早まり初期強度を増加させることができる。
【0028】同時に、敷設した粉体層自体の下層部又は
層全体も、吸水することにより締め固まり、前記流動化
土層の上層部と併せて相乗的に強度が増加する。これら
の強度増加作用による盤効果によって荷重を支持するこ
とができ、早期に上層部の施工が可能となる。
層全体も、吸水することにより締め固まり、前記流動化
土層の上層部と併せて相乗的に強度が増加する。これら
の強度増加作用による盤効果によって荷重を支持するこ
とができ、早期に上層部の施工が可能となる。
【0029】また、ここで粉体のpF値を4.2以上と
したのは、4.2未満の場合には上記粉体が流動化土層
上層部から水分を充分に吸収しないので上記効果が得ら
れないためである。更に、この粉体層は一定の色差を有
するために埋設物の掘り起こしの際に埋設物の存在を知
らしめ、埋設物の誤って損傷することを防止できる。
したのは、4.2未満の場合には上記粉体が流動化土層
上層部から水分を充分に吸収しないので上記効果が得ら
れないためである。更に、この粉体層は一定の色差を有
するために埋設物の掘り起こしの際に埋設物の存在を知
らしめ、埋設物の誤って損傷することを防止できる。
【0030】ここで、pF値とは粉体が重力に逆らって
水分を吸収するときの吸引力をエネルギーの概念で表す
指標であり、粉体中の毛細管を立ち上がる水のエネルギ
ー(毛管ポテンシャル) を水柱の高さ( Hcm)とする
とき、pF=log10Hにより定義される。
水分を吸収するときの吸引力をエネルギーの概念で表す
指標であり、粉体中の毛細管を立ち上がる水のエネルギ
ー(毛管ポテンシャル) を水柱の高さ( Hcm)とする
とき、pF=log10Hにより定義される。
【0031】即ち、pF値は水分の吸収能力の指標であ
って、例えば、pF=3.0は塑性限界、pF=4.2
は収縮限界、pF=5.5は空気乾燥状態、pF=7.
0は炉乾燥状態である。粉体の保水機能はpF値が3.
0以下では間隙保水状態、4.2以上では表面保水状
態、また3.0〜4.2は両者の混在状態である。
って、例えば、pF=3.0は塑性限界、pF=4.2
は収縮限界、pF=5.5は空気乾燥状態、pF=7.
0は炉乾燥状態である。粉体の保水機能はpF値が3.
0以下では間隙保水状態、4.2以上では表面保水状
態、また3.0〜4.2は両者の混在状態である。
【0032】従って、pF=4.2以上であれば粉体が
保有する水分は表面水のみであり、粒子の間隙には水分
は存在せず、充分な吸水能力を有する。また、ここでい
う粉体の吸水性は粉体粒子間の毛管現象によるものを主
体とするが、粒子自体が有する細孔による吸水性を包含
してもよい。
保有する水分は表面水のみであり、粒子の間隙には水分
は存在せず、充分な吸水能力を有する。また、ここでい
う粉体の吸水性は粉体粒子間の毛管現象によるものを主
体とするが、粒子自体が有する細孔による吸水性を包含
してもよい。
【0033】請求項2の発明においては、前記粉体層を
敷設した後、この粉体層の上層部が適度に締め固まるよ
うに前記粉体層の上面部に水を散布することにより、該
粉体層上層部からも締め固め強度を得るものである。こ
れにより、前記流動化土層上層部および粉体層下層部の
締め固め強度との相乗効果により、更に施工時間をより
短縮することができる。
敷設した後、この粉体層の上層部が適度に締め固まるよ
うに前記粉体層の上面部に水を散布することにより、該
粉体層上層部からも締め固め強度を得るものである。こ
れにより、前記流動化土層上層部および粉体層下層部の
締め固め強度との相乗効果により、更に施工時間をより
短縮することができる。
【0034】請求項3の発明では、現位置土に対して粉
体層の色差を3.0以上とすることにより、埋設物の掘
り起こしの際により確実に埋設物の存在を知らしめ、埋
設物を誤って損傷することを防止できる。
体層の色差を3.0以上とすることにより、埋設物の掘
り起こしの際により確実に埋設物の存在を知らしめ、埋
設物を誤って損傷することを防止できる。
【0035】請求項4の発明では、前記粉体の全部又は
一部を顔料により着色したものとすることにより自由に
色差及び色調を確保することができる。
一部を顔料により着色したものとすることにより自由に
色差及び色調を確保することができる。
【0036】請求項5の発明は、粉体の温度を25〜5
0℃とすることにより養生雰囲気温度を高め、固化速度
を更に早めることができる。特に冬期には効果が大き
い。50℃を超えると流動化土中の固化材が異常に凝結
する恐れが生ずると共に人体の火傷等取扱難くなる。ま
た、25℃未満では上記効果が得られない。
0℃とすることにより養生雰囲気温度を高め、固化速度
を更に早めることができる。特に冬期には効果が大き
い。50℃を超えると流動化土中の固化材が異常に凝結
する恐れが生ずると共に人体の火傷等取扱難くなる。ま
た、25℃未満では上記効果が得られない。
【0037】また、何れの場合においても流動化土層は
まだ完全に固化しておらず、固化途上であるため、矢板
等の引き抜き時にも地山との間隙は発生せず、施工終了
後の道路陥没の原因となったり、水路となることはな
い。
まだ完全に固化しておらず、固化途上であるため、矢板
等の引き抜き時にも地山との間隙は発生せず、施工終了
後の道路陥没の原因となったり、水路となることはな
い。
【0038】本発明における前記粉体層の厚さは流動化
土層上層部及び該粉体層の下部層が2時間以内に適度に
固まるために適した厚さで、且つ、再掘削の際に埋設物
を容易に認識できる厚さであり、粉体の種類、粒度等に
よっても異なり、特に制限はない。しかし、通常好まし
くは100〜300mmである。
土層上層部及び該粉体層の下部層が2時間以内に適度に
固まるために適した厚さで、且つ、再掘削の際に埋設物
を容易に認識できる厚さであり、粉体の種類、粒度等に
よっても異なり、特に制限はない。しかし、通常好まし
くは100〜300mmである。
【0039】即ち、粉体層の厚さが100mmより薄く
なるにつれて再掘削の際に埋設物を容易に認識しにくく
なる。また、粉体層の厚さが300mmを超えると粉体
層自体の路床としての強度が徐々に不足する傾向にある
からである。
なるにつれて再掘削の際に埋設物を容易に認識しにくく
なる。また、粉体層の厚さが300mmを超えると粉体
層自体の路床としての強度が徐々に不足する傾向にある
からである。
【0040】この発明でいう流動化土とは、土砂に水お
よびセメント系、石灰系およびスラグ系等の固化材、ま
た必要に応じて石灰石粉、砕石粉、フライアッシュ等の
粒度調整材を混合し、さらに発泡剤や起泡剤による気泡
を混入した流動性および硬化性を持った材料である。
よびセメント系、石灰系およびスラグ系等の固化材、ま
た必要に応じて石灰石粉、砕石粉、フライアッシュ等の
粒度調整材を混合し、さらに発泡剤や起泡剤による気泡
を混入した流動性および硬化性を持った材料である。
【0041】前記土砂には上記土砂を石灰等で安定処理
した改良土砂、前記土砂および改良土砂の混合物、前記
土砂および改良土砂が発泡スチロール等の軽量材を含む
軽量土砂である場合等を含む。
した改良土砂、前記土砂および改良土砂の混合物、前記
土砂および改良土砂が発泡スチロール等の軽量材を含む
軽量土砂である場合等を含む。
【0042】粉体とは砂、粘性土、しらす等、自然界に
そのまま存在するもの、石灰、石灰石粉、砕石粉など自
然原料を人工的に処理したもの、および高炉スラグ等の
副生物、またこれらを粒度調整や乾燥処理した加工品等
であり、規定のpF値を満たす材料であればよい。
そのまま存在するもの、石灰、石灰石粉、砕石粉など自
然原料を人工的に処理したもの、および高炉スラグ等の
副生物、またこれらを粒度調整や乾燥処理した加工品等
であり、規定のpF値を満たす材料であればよい。
【0043】また、長期的に安定であり、腐食等により
将来的に道路の沈下原因とならないものである必要があ
る。さらに、土壌汚染等周辺環境に悪影響を与えるのも
のであってはならない。
将来的に道路の沈下原因とならないものである必要があ
る。さらに、土壌汚染等周辺環境に悪影響を与えるのも
のであってはならない。
【0044】次に、現位置土に対して一定の色差がある
粉体とは、色差が1.5以上、好ましくは3.0以上異
なる粉体であり、粉体を顔料で着色したものでもよい
し、また既に着色されている土砂等を混合して得たもの
でもよい。
粉体とは、色差が1.5以上、好ましくは3.0以上異
なる粉体であり、粉体を顔料で着色したものでもよい
し、また既に着色されている土砂等を混合して得たもの
でもよい。
【0045】上記顔料は、無機系および有機系顔料いず
れに限定するものではないが、好ましくは耐アルカリ
性、耐光性、耐侯性、耐熱性等に優れ、それらのアルカ
リ、光、天候、熱等による色相の褪色ができるだけ見ら
れない無機系顔料が良い。
れに限定するものではないが、好ましくは耐アルカリ
性、耐光性、耐侯性、耐熱性等に優れ、それらのアルカ
リ、光、天候、熱等による色相の褪色ができるだけ見ら
れない無機系顔料が良い。
【0046】そして、顔料の選定は以下の条件を総合的
に判断して行う。 (1)現位置土と識別可能な色差が得られることが必要
である。即ち、現位置土の中に粉体層が存在していると
識別しうる程度の色差は1.5以上であり、粉体層が目
立つ程の色差は3.0以上であり、大きな色差であると
感じられるのは6.0以上であり、多大な色差があると
感じられるのは12.0以上である。
に判断して行う。 (1)現位置土と識別可能な色差が得られることが必要
である。即ち、現位置土の中に粉体層が存在していると
識別しうる程度の色差は1.5以上であり、粉体層が目
立つ程の色差は3.0以上であり、大きな色差であると
感じられるのは6.0以上であり、多大な色差があると
感じられるのは12.0以上である。
【0047】(2)また粉体に着色される色は、望まし
くは現位置土と補色またはそれに近い関係にあることが
望ましい。 (3)埋設物の種類により粉体の色を予め決定しておく
こともできる。例えば埋設物がガス管である場合では緑
色、埋設物が水道管である場合には青色、埋設物が電話
線等の通信ケーブルである場合には赤色等とする。
くは現位置土と補色またはそれに近い関係にあることが
望ましい。 (3)埋設物の種類により粉体の色を予め決定しておく
こともできる。例えば埋設物がガス管である場合では緑
色、埋設物が水道管である場合には青色、埋設物が電話
線等の通信ケーブルである場合には赤色等とする。
【0048】また、着色を確実に行うためにバインダー
を用いることも可能である。即ち、粉体を例えば無機系
顔料とミキサーなどで攪拌して着色する場合には、バイ
ンダーなしでは顔料は粉体に固定されにくい。
を用いることも可能である。即ち、粉体を例えば無機系
顔料とミキサーなどで攪拌して着色する場合には、バイ
ンダーなしでは顔料は粉体に固定されにくい。
【0049】バインダーとしては、セメントまたはセメ
ント系、石灰系、スラグ系の固化材等が入手しやすく、
比較的安価であり、顔料を粉体に確実に固定することが
可能である。その他、バインダーとしてはアクリル酸エ
ステル系、シアノアクリレート系、エポキシ系、ニトリ
ル系樹脂等が考えられる。
ント系、石灰系、スラグ系の固化材等が入手しやすく、
比較的安価であり、顔料を粉体に確実に固定することが
可能である。その他、バインダーとしてはアクリル酸エ
ステル系、シアノアクリレート系、エポキシ系、ニトリ
ル系樹脂等が考えられる。
【0050】また、バインダーである前記セメントまた
固化材等は、当該バインダーのみを粉体に混合する場合
と、当該バインダーと水を一緒に粉体に混合する場合と
が考えられる。この混合量は、顔料の種類および量、粉
体の種類、必要な色差、および出来上がった粉体に要求
される強度により決定される。
固化材等は、当該バインダーのみを粉体に混合する場合
と、当該バインダーと水を一緒に粉体に混合する場合と
が考えられる。この混合量は、顔料の種類および量、粉
体の種類、必要な色差、および出来上がった粉体に要求
される強度により決定される。
【0051】また、バインダーを用いずに簡易な炉で焼
成することも可能である。また顔料を溶かした液体を噴
霧添加し乾燥により水分を減らして着色を行っても良
い。顔料としては、例えばバイエル社製無機顔料があ
り、顔料の色は赤、黄、緑等がある。なお、上記顔料、
バインダーの選択に際しては当然前述した吸水性を考慮
して行なう。
成することも可能である。また顔料を溶かした液体を噴
霧添加し乾燥により水分を減らして着色を行っても良
い。顔料としては、例えばバイエル社製無機顔料があ
り、顔料の色は赤、黄、緑等がある。なお、上記顔料、
バインダーの選択に際しては当然前述した吸水性を考慮
して行なう。
【0052】また、地表面下に埋設または構築された各
種埋設物にはガス管、水道管、通信ケーブル、その他種
々のものが考えられる。ここにいう地表面下とは、一般
には道路の下であることが多いが、必ずしもこれに限ら
ず埋設物が存在し得る場所すべてを含む。
種埋設物にはガス管、水道管、通信ケーブル、その他種
々のものが考えられる。ここにいう地表面下とは、一般
には道路の下であることが多いが、必ずしもこれに限ら
ず埋設物が存在し得る場所すべてを含む。
【0053】
【実施例】以下、実施例について説明する。表1には以
下の実施例において使用した流動化土の配合の1例を示
す。
下の実施例において使用した流動化土の配合の1例を示
す。
【0054】
【表1】
【0055】比較例 図2は通常の流動化土6と表示テープ3を用いた従来の
一般的な埋め戻し工法を示す。なお、この流動化土6は
現位置土に対して通常色差は考慮されていない。図2に
おいて地下埋設物であるガス管4の周囲に流動化土6を
配設した。
一般的な埋め戻し工法を示す。なお、この流動化土6は
現位置土に対して通常色差は考慮されていない。図2に
おいて地下埋設物であるガス管4の周囲に流動化土6を
配設した。
【0056】流動化土層打設終了後約5時間後、流動化
土層の強度がコーン指数qc =1.5kgf/cm2 と
なったとことを確認後流動化土層の上面部に路床材10
として山砂を投入し締め固める。この際、流動化土層の
上層部に防護板5、更に路床10内に表示テープ(幅4
00mm、厚さ0.15mm、色はグリーン)を敷設
し、ランマーによる締め固めを行った。
土層の強度がコーン指数qc =1.5kgf/cm2 と
なったとことを確認後流動化土層の上面部に路床材10
として山砂を投入し締め固める。この際、流動化土層の
上層部に防護板5、更に路床10内に表示テープ(幅4
00mm、厚さ0.15mm、色はグリーン)を敷設
し、ランマーによる締め固めを行った。
【0057】土留め用矢板16を引き抜いた後、さらに
その上方に路盤12及び舗装14を構築する。このよう
に通常の流動化土を用いた従来の一般的埋め戻し工法で
施工した場合には上層部施工開始までに5時間程度を要
した。
その上方に路盤12及び舗装14を構築する。このよう
に通常の流動化土を用いた従来の一般的埋め戻し工法で
施工した場合には上層部施工開始までに5時間程度を要
した。
【0058】従って、即日復旧型工事等の短時間の施工
を要求される工事には従来の工法を適用出来ない。ま
た、土留め用矢板を引抜き後、流動化土と地山との間に
は空隙が確認された。
を要求される工事には従来の工法を適用出来ない。ま
た、土留め用矢板を引抜き後、流動化土と地山との間に
は空隙が確認された。
【0059】実施例1 本発明の実施例を図1で説明する。図1において地下埋
設物であるガス管4の周囲に流動化土6を配設した。流
動化土層の強度がコーン指数qc =0.1kgf/cm
2 となったところで、流動化土層の上面部に緑色の顔料
で着色された(砂1tonに対しバイエル社製クロムグ
リーンGMを顔料として10kg混合した)空気乾燥状
態の砂(pF値5.5)で構成された粉体層3(層厚3
00mm)をスコップにて投入、敷設した。
設物であるガス管4の周囲に流動化土6を配設した。流
動化土層の強度がコーン指数qc =0.1kgf/cm
2 となったところで、流動化土層の上面部に緑色の顔料
で着色された(砂1tonに対しバイエル社製クロムグ
リーンGMを顔料として10kg混合した)空気乾燥状
態の砂(pF値5.5)で構成された粉体層3(層厚3
00mm)をスコップにて投入、敷設した。
【0060】次いで、この粉体層の上面部に路床材であ
る山砂を投入しランマにて締め固めた。さらにその上方
に路盤および舗装を構築した。なお、顔料と山砂の混合
は流動化土の製造に用いたミキサーで行った。この場
合、流動化土層の打設終了から路床材投入までの時間は
約1時間30分であった。
る山砂を投入しランマにて締め固めた。さらにその上方
に路盤および舗装を構築した。なお、顔料と山砂の混合
は流動化土の製造に用いたミキサーで行った。この場
合、流動化土層の打設終了から路床材投入までの時間は
約1時間30分であった。
【0061】このように、粉体として一般的な路床材で
ある山砂を用い、空気中に放置してpF値を4.2以上
とした状態で粉体層として利用することにより、施工時
間を3時間以上短縮し、即日復旧工事に適用可能な工法
となった。
ある山砂を用い、空気中に放置してpF値を4.2以上
とした状態で粉体層として利用することにより、施工時
間を3時間以上短縮し、即日復旧工事に適用可能な工法
となった。
【0062】また、汎用的な土木建材を用い、空気中で
放置乾燥させ、さらに流動化土製造用ミキサーにて顔料
と混合することにより着色粉体の製造コストを最小限度
に抑制することが可能となった。
放置乾燥させ、さらに流動化土製造用ミキサーにて顔料
と混合することにより着色粉体の製造コストを最小限度
に抑制することが可能となった。
【0063】粉体の敷設についても路床部施工の一工程
に組み込まれているため、新たな工程は発生せず、表示
テープの敷設手間も省略可能となった。さらに、土留め
用矢板引き抜き時には流動化土層は表層部を除き自立で
きない強度レベルであるため、流動化土層と地山との間
に空隙は生じない。従って、施工終了後の地盤沈下の恐
れはない。
に組み込まれているため、新たな工程は発生せず、表示
テープの敷設手間も省略可能となった。さらに、土留め
用矢板引き抜き時には流動化土層は表層部を除き自立で
きない強度レベルであるため、流動化土層と地山との間
に空隙は生じない。従って、施工終了後の地盤沈下の恐
れはない。
【0064】実施例2 埋設物である水道管の周囲に表1に示す配合の流動化土
層を配設した。流動化土層の強度がコーン指数で0.0
5kgf/cm2 となったことを確認した後、流動化土
層の上面部に石灰石粉(原地盤との色差15、pF値
6.5)で構成された粉体層(層厚150mm)を敷設
した。
層を配設した。流動化土層の強度がコーン指数で0.0
5kgf/cm2 となったことを確認した後、流動化土
層の上面部に石灰石粉(原地盤との色差15、pF値
6.5)で構成された粉体層(層厚150mm)を敷設
した。
【0065】この粉体層の上面部に路床材である山砂を
投入しランマにて締め固めた。土留め用矢板を引き抜い
た後、さらにその上方に路盤および舗装を構築した。こ
の場合流動化土層の打設終了から路床材投入までの時間
は約1時間であった。
投入しランマにて締め固めた。土留め用矢板を引き抜い
た後、さらにその上方に路盤および舗装を構築した。こ
の場合流動化土層の打設終了から路床材投入までの時間
は約1時間であった。
【0066】このように粉体として原地盤と多大な色差
があり、かつ明確に白色と判断できる石灰石粉を用いる
ことにより、粉体と顔料を混合する手間および設備が省
略できる。また乾燥処理が不要なため、処理に要する手
間、設備も省略できる。
があり、かつ明確に白色と判断できる石灰石粉を用いる
ことにより、粉体と顔料を混合する手間および設備が省
略できる。また乾燥処理が不要なため、処理に要する手
間、設備も省略できる。
【0067】実施例3 埋設物である通信ケーブル(4本)の周囲に表1に示す
配合の流動化土層を配設した。流動化土層の強度がコー
ン指数で0.05kgf/cm2 となったことを確認し
た後、流動化土層の上面部に、現場に設置した簡易炉に
て絶乾状態まで乾燥し、40℃まで自然冷却した山砂を
流動化土製造用ミキサーにより赤の顔料と混合した(砂
1tonに対しバイエル社製バイフェロックスを顔料と
して5kg混合)粉体(pF値7.0)をスコップにて
100mm厚に投入、敷設した。
配合の流動化土層を配設した。流動化土層の強度がコー
ン指数で0.05kgf/cm2 となったことを確認し
た後、流動化土層の上面部に、現場に設置した簡易炉に
て絶乾状態まで乾燥し、40℃まで自然冷却した山砂を
流動化土製造用ミキサーにより赤の顔料と混合した(砂
1tonに対しバイエル社製バイフェロックスを顔料と
して5kg混合)粉体(pF値7.0)をスコップにて
100mm厚に投入、敷設した。
【0068】この粉体層の上面部に路床材である山砂を
投入しランマにて締め固めた。この場合流動化土打設終
了から路床材投入までの時間は約50分であった。土留
め用矢板を引き抜いた後、さらにその上方に路盤および
舗装を構築した。
投入しランマにて締め固めた。この場合流動化土打設終
了から路床材投入までの時間は約50分であった。土留
め用矢板を引き抜いた後、さらにその上方に路盤および
舗装を構築した。
【0069】実施例2と同様に吸水性の高い粉体を用い
たこと、さらに粉体温度を40℃程度として流動化土の
養生雰囲気温度を高めたことで、固化速度をより早める
ことができた。また、上記温度条件のために固化材が異
常凝結を起こすことはなかった。
たこと、さらに粉体温度を40℃程度として流動化土の
養生雰囲気温度を高めたことで、固化速度をより早める
ことができた。また、上記温度条件のために固化材が異
常凝結を起こすことはなかった。
【0070】実施例4 埋設物であるガス管1の周囲に表1に示す配合の流動化
土層2を配設した。流動化土層2の強度がコーン指数で
0.1kgf/cm2 となったことを確認した後、流動
化土層の上面部に緑色の顔料(バイエル社製クロムグリ
ーンGMを砂1tonに対し顔料10kg混合した)で
着色された空気乾燥状態の砂(pF値5.5)で構成さ
れた粉体層3(層厚200mm)をスコップにて投入、
敷設した。
土層2を配設した。流動化土層2の強度がコーン指数で
0.1kgf/cm2 となったことを確認した後、流動
化土層の上面部に緑色の顔料(バイエル社製クロムグリ
ーンGMを砂1tonに対し顔料10kg混合した)で
着色された空気乾燥状態の砂(pF値5.5)で構成さ
れた粉体層3(層厚200mm)をスコップにて投入、
敷設した。
【0071】敷設直後、粉体層の含水比が締固めの最適
含水比15%になるように40kg/m2 の水を噴霧器
により散水した。この粉体層の上面部に路床材である山
砂を投入しランマにて締固めた。さらにその上方に路盤
および舗装を構築した。
含水比15%になるように40kg/m2 の水を噴霧器
により散水した。この粉体層の上面部に路床材である山
砂を投入しランマにて締固めた。さらにその上方に路盤
および舗装を構築した。
【0072】なお、顔料と山砂の混合は流動化土の製造
に用いたミキサーで行った。この場合の流動化土打設終
了から路床材の締固めまでの時間は1時間であった。
に用いたミキサーで行った。この場合の流動化土打設終
了から路床材の締固めまでの時間は1時間であった。
【0073】このように、締固めに対する最適含水比相
当の水分を散布することにより、粉体層全体が水締め状
態になり、盤効果による荷重の分散のため施工時間が約
4時間短縮できた。
当の水分を散布することにより、粉体層全体が水締め状
態になり、盤効果による荷重の分散のため施工時間が約
4時間短縮できた。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、埋設物の周囲に配設さ
れた流動化土層の上面部に吸水性の大きい(pF値4.
2以上)粉体を敷設することにより、流動化土層上層部
の強度を高め、同時に粉体層自体の下層部又は層全体も
締め固まり、上層部からの荷重を盤効果により分散さ
せ、極めて早期に上層部の施工を可能にする。
れた流動化土層の上面部に吸水性の大きい(pF値4.
2以上)粉体を敷設することにより、流動化土層上層部
の強度を高め、同時に粉体層自体の下層部又は層全体も
締め固まり、上層部からの荷重を盤効果により分散さ
せ、極めて早期に上層部の施工を可能にする。
【0075】本発明においては、一般的な配合の流動化
土を用いることが可能なため、特殊な固化材を必要とし
ない。したがって、固化材コストの低減や特殊配合技術
の不要化、品質管理の軽減が期待できる。
土を用いることが可能なため、特殊な固化材を必要とし
ない。したがって、固化材コストの低減や特殊配合技術
の不要化、品質管理の軽減が期待できる。
【0076】また、流動化土の固化時間は、流動化土の
混合及び打設中には固化しない程度に遅いため混合時や
圧送時等の機械トラブル等に対する時間的な余裕が生ま
れ、施工管理も大幅に軽減できる。さらに、矢板引き抜
き時にも流動化土と地山の間に間隙が生じないため、施
工後の道路等の陥没の恐れがなくなり、工事全体の品質
向上につながる。
混合及び打設中には固化しない程度に遅いため混合時や
圧送時等の機械トラブル等に対する時間的な余裕が生ま
れ、施工管理も大幅に軽減できる。さらに、矢板引き抜
き時にも流動化土と地山の間に間隙が生じないため、施
工後の道路等の陥没の恐れがなくなり、工事全体の品質
向上につながる。
【0077】更に、本発明においては、粉体層は周囲の
土砂と一定の色差を有し、表示テープと同様な機能を有
するため埋設物の掘り起こしの際に埋設物の存在を知ら
しめ、埋設物の誤って損傷することを防止できる効果が
ある。更に、粉体層の配設は路床材投入の一工程として
行われるため、施工に関する新たな費用は発生しないと
いう効果もある。
土砂と一定の色差を有し、表示テープと同様な機能を有
するため埋設物の掘り起こしの際に埋設物の存在を知ら
しめ、埋設物の誤って損傷することを防止できる効果が
ある。更に、粉体層の配設は路床材投入の一工程として
行われるため、施工に関する新たな費用は発生しないと
いう効果もある。
【図1】本発明の工法を適用して埋め戻した地下構造を
示す図である。
示す図である。
【図2】流動化土と従来の表示テープや防護板を適用し
た埋め戻し工法による地下構造を示す図である。
た埋め戻し工法による地下構造を示す図である。
2 地表面 3 表示テープ 4 地下埋設物 5 防護板 6 流動化土 8 粉体層 10 路床 12 路盤 14 舗装 16 土留め用矢板
Claims (5)
- 【請求項1】 地表面下に埋設または構築された各種埋
設物を埋め戻す際に、前記埋設物の周囲に流動化土層を
配設した後、前記流動化土層の上面部にpF値で4.2
以上で、且つ、現位置土との色差が1.5以上異なる粉
体により構成される粉体層を敷設し、更に前記粉体層の
上面部に路床または路盤層を配設することを特徴とする
埋設物の埋戻し工法。 - 【請求項2】 前記粉体層を敷設した後、該粉体層の上
層部が適度に締め固まるように前記粉体層の上面部に水
を散布し、該粉体層の上面部に路床または路盤層を配設
することを特徴とする請求項1に記載された埋設物の埋
戻し工法。 - 【請求項3】 前記粉体層の色差を現位置土に対して
3.0以上とすることを特徴とする請求項1又は2に記
載された埋設物の埋め戻し工法。 - 【請求項4】 前記粉体の全部又は一部を顔料により着
色したものとすることを特徴とする請求項1、2、又は
3のいずれかに記載された埋設物の埋め戻し工法。 - 【請求項5】 前記粉体の温度を25℃〜50℃とし
て、前記粉体層を敷設することを特徴とする請求項1、
2、3又は4のいずれかに記載された埋設物の埋戻し工
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7206815A JPH0931962A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 埋設物の埋戻し工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7206815A JPH0931962A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 埋設物の埋戻し工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0931962A true JPH0931962A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16529554
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7206815A Pending JPH0931962A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 埋設物の埋戻し工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0931962A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007270551A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 埋設物標示装置 |
-
1995
- 1995-07-21 JP JP7206815A patent/JPH0931962A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007270551A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 埋設物標示装置 |
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