JPH09323148A - 金型の温度制御方法 - Google Patents
金型の温度制御方法Info
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- JPH09323148A JPH09323148A JP14456696A JP14456696A JPH09323148A JP H09323148 A JPH09323148 A JP H09323148A JP 14456696 A JP14456696 A JP 14456696A JP 14456696 A JP14456696 A JP 14456696A JP H09323148 A JPH09323148 A JP H09323148A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】金型1内の冷却水の蒸気化を抑制し、金型1の
型割れを抑えるのに有利な金型の温度制御方法を提供す
る。 【解決手段】冷却通路12とをもつ金型1と、冷水と熱
水との割合を調整可能な混合割合調整送給手段2とを用
いる。冷却通路12内の熱交換水の蒸気化の度合が高い
ときには、冷却通路12内に熱交換水を連続的に送給し
つつ、熱交換水に占める冷水の割合を増加し、熱交換水
を降温させる。更に蒸気化が激しいときには警報を発す
る。
型割れを抑えるのに有利な金型の温度制御方法を提供す
る。 【解決手段】冷却通路12とをもつ金型1と、冷水と熱
水との割合を調整可能な混合割合調整送給手段2とを用
いる。冷却通路12内の熱交換水の蒸気化の度合が高い
ときには、冷却通路12内に熱交換水を連続的に送給し
つつ、熱交換水に占める冷水の割合を増加し、熱交換水
を降温させる。更に蒸気化が激しいときには警報を発す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高温の溶湯が注入さ
れる金型の温度を調整する金型の制御方法に関する。
れる金型の温度を調整する金型の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高温の溶湯が注入される金型は、溶湯か
らの伝熱で高温となり易い。そのため金型の内部に形成
した空洞状の冷却通路に冷却水を送給することにより、
金型を内部から冷却している。ところで金型の冷却通路
内の冷却水が過剰に加熱され、蒸気化の度合が激しいと
きがある。この場合には、金型の冷却通路内に空気溜ま
りが生成され易い。その箇所は溶湯からの伝熱で非常に
高温化し易い。そのため後工程で、その箇所に冷たい冷
却水が流れると、その箇所が急冷されるため、その箇所
の熱衝撃が大きくなり、金型の型われが発生するおそれ
がある。
らの伝熱で高温となり易い。そのため金型の内部に形成
した空洞状の冷却通路に冷却水を送給することにより、
金型を内部から冷却している。ところで金型の冷却通路
内の冷却水が過剰に加熱され、蒸気化の度合が激しいと
きがある。この場合には、金型の冷却通路内に空気溜ま
りが生成され易い。その箇所は溶湯からの伝熱で非常に
高温化し易い。そのため後工程で、その箇所に冷たい冷
却水が流れると、その箇所が急冷されるため、その箇所
の熱衝撃が大きくなり、金型の型われが発生するおそれ
がある。
【0003】更に実際の操業では、鋳造設備の不調等で
金型のキャビティに溶湯が注入されることが中断される
ことがある。鋳造が中断している間に金型は冷える。そ
こで従来技術では鋳造再開時に、金型が適温に昇温する
まで、高温の溶湯を金型のキャビティに捨て打ちするこ
とが多いが、この場合には稼働効率が低下する問題があ
る。
金型のキャビティに溶湯が注入されることが中断される
ことがある。鋳造が中断している間に金型は冷える。そ
こで従来技術では鋳造再開時に、金型が適温に昇温する
まで、高温の溶湯を金型のキャビティに捨て打ちするこ
とが多いが、この場合には稼働効率が低下する問題があ
る。
【0004】また上記したように設備の不調等で溶湯の
注入が中断された場合には、金型の温度を保持するため
に、一般的には、金型の冷却通路への冷却水の送給を停
止する。鋳造再開と共に、金型の冷却通路への冷却水の
送給が再開されるが、このとき空気溜まりが残留した金
型部分が急冷されて熱衝撃が大きくなり、金型の型われ
が発生するおそれがある。
注入が中断された場合には、金型の温度を保持するため
に、一般的には、金型の冷却通路への冷却水の送給を停
止する。鋳造再開と共に、金型の冷却通路への冷却水の
送給が再開されるが、このとき空気溜まりが残留した金
型部分が急冷されて熱衝撃が大きくなり、金型の型われ
が発生するおそれがある。
【0005】ところで特開昭63−220964号公報
には、金型の冷却通路に冷却水を送給するとともに、金
型の温度が適温よりも低温であるときには、金型の冷却
通路の出口から排出されて高温となった冷却水を、金型
の冷却通路に再び戻す金型温度制御技術が開示されてい
る。このものによれば、金型の冷却通路の入口に戻され
る冷却水が昇温されているため、金型の温度が過剰に低
温になることを防止できる。
には、金型の冷却通路に冷却水を送給するとともに、金
型の温度が適温よりも低温であるときには、金型の冷却
通路の出口から排出されて高温となった冷却水を、金型
の冷却通路に再び戻す金型温度制御技術が開示されてい
る。このものによれば、金型の冷却通路の入口に戻され
る冷却水が昇温されているため、金型の温度が過剰に低
温になることを防止できる。
【0006】更に特開平4−333358号公報には、
熱水源と熱水源を開閉する高温用開閉弁と冷水源と冷水
源を開閉する低温用開閉弁とが設けられ、金型を冷却す
るときには、低温用開閉弁が開放されて冷水が金型に送
給され、一方、金型を予熱するときには、高温用開閉弁
が開放されて熱水が金型に送給される金型温度制御技術
が開示されている。この技術によれば、金型が高温のと
きには、冷水に切替え、金型の過熱を防止する。金型が
低温のときには熱水に切替え、金型を予熱する。しかし
ながらこの公報技術は、熱水のみ、または冷水のみのい
ずれかを送給する方式であり、熱水と冷水との混合割合
を調整して水温を調整する方式ではない。
熱水源と熱水源を開閉する高温用開閉弁と冷水源と冷水
源を開閉する低温用開閉弁とが設けられ、金型を冷却す
るときには、低温用開閉弁が開放されて冷水が金型に送
給され、一方、金型を予熱するときには、高温用開閉弁
が開放されて熱水が金型に送給される金型温度制御技術
が開示されている。この技術によれば、金型が高温のと
きには、冷水に切替え、金型の過熱を防止する。金型が
低温のときには熱水に切替え、金型を予熱する。しかし
ながらこの公報技術は、熱水のみ、または冷水のみのい
ずれかを送給する方式であり、熱水と冷水との混合割合
を調整して水温を調整する方式ではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記公報技術において
も、溶湯注入頻度が高い場合などのように、溶湯からの
伝熱量が過大な場合には、金型の冷却通路内の冷却水
は、金型からの熱で蒸気化の度合が激しくなる。蒸気化
の度合が激しい箇所は、前述したように空気溜まりを形
成し易く、非常に高温になり易い。そのため後工程で、
その箇所が冷却水で急冷されると、前述のように熱衝撃
が大きくなり、金型に型割れが発生するおそれがある。
も、溶湯注入頻度が高い場合などのように、溶湯からの
伝熱量が過大な場合には、金型の冷却通路内の冷却水
は、金型からの熱で蒸気化の度合が激しくなる。蒸気化
の度合が激しい箇所は、前述したように空気溜まりを形
成し易く、非常に高温になり易い。そのため後工程で、
その箇所が冷却水で急冷されると、前述のように熱衝撃
が大きくなり、金型に型割れが発生するおそれがある。
【0008】本発明は上記した実情に鑑みなされたもの
であり、請求項1〜請求項3は、冷却水の蒸気化の度合
が激しい場合には、金型の冷却通路に熱交換水を連続的
に送給しつつ、冷水の混合割合を増加して熱交換水を降
温させ、これにより金型の冷却性を確保し、金型の型割
れを抑えるのに有利な金型の温度制御方法を提供するこ
とを課題とする。
であり、請求項1〜請求項3は、冷却水の蒸気化の度合
が激しい場合には、金型の冷却通路に熱交換水を連続的
に送給しつつ、冷水の混合割合を増加して熱交換水を降
温させ、これにより金型の冷却性を確保し、金型の型割
れを抑えるのに有利な金型の温度制御方法を提供するこ
とを課題とする。
【0009】請求項4は、金型のキャビティへの溶湯の
注入が中断されて金型の温度が低温化する場合には、金
型の冷却通路への熱交換水の送給を停止させることな
く、昇温した熱交換水を金型の冷却通路に連続的に送給
し続け、これにより金型の温度を保温するのに有利な金
型の温度制御方法を提供することを課題とする。
注入が中断されて金型の温度が低温化する場合には、金
型の冷却通路への熱交換水の送給を停止させることな
く、昇温した熱交換水を金型の冷却通路に連続的に送給
し続け、これにより金型の温度を保温するのに有利な金
型の温度制御方法を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る金型の温
度制御方法は、高温の溶湯が注入されるキャビティと空
洞状の冷却通路とをもつ金型と、冷水及び熱水の混合割
合を調整して所望の水温をもつ熱交換水を得ると共に、
熱交換水を金型の冷却通路に送給可能な混合割合調整送
給手段とを用い、金型からの伝熱に伴い金型の冷却通路
内の熱交換水の蒸気化の度合が高いときには、金型の冷
却通路内に熱交換水を連続的に送給しつつ、熱交換水に
占める冷水の割合を増加することにより、増加前よりも
熱交換水を降温させ、かつ、温度が降温した熱交換水を
金型の冷却通路に送給する降温連続送給操作を行うこと
を特徴とするものである。
度制御方法は、高温の溶湯が注入されるキャビティと空
洞状の冷却通路とをもつ金型と、冷水及び熱水の混合割
合を調整して所望の水温をもつ熱交換水を得ると共に、
熱交換水を金型の冷却通路に送給可能な混合割合調整送
給手段とを用い、金型からの伝熱に伴い金型の冷却通路
内の熱交換水の蒸気化の度合が高いときには、金型の冷
却通路内に熱交換水を連続的に送給しつつ、熱交換水に
占める冷水の割合を増加することにより、増加前よりも
熱交換水を降温させ、かつ、温度が降温した熱交換水を
金型の冷却通路に送給する降温連続送給操作を行うこと
を特徴とするものである。
【0011】熱交換水の蒸気化の度合が高いとは、金型
の冷却通路内の熱交換水の温度が沸点に近いか、沸点を
超える意味である。請求項2に係る金型の温度制御方法
によれば、請求項1において、降温連続送給操作を行っ
ても、金型の冷却通路内の熱交換水が所定温度を越えて
おり冷却通路内の熱交換水の蒸気化の度合が高いときに
は、金型の冷却通路に送給する熱交換水の送給流量を増
加する送給流量増加操作を行うことを特徴とするもので
ある。
の冷却通路内の熱交換水の温度が沸点に近いか、沸点を
超える意味である。請求項2に係る金型の温度制御方法
によれば、請求項1において、降温連続送給操作を行っ
ても、金型の冷却通路内の熱交換水が所定温度を越えて
おり冷却通路内の熱交換水の蒸気化の度合が高いときに
は、金型の冷却通路に送給する熱交換水の送給流量を増
加する送給流量増加操作を行うことを特徴とするもので
ある。
【0012】請求項3に係る金型の温度制御方法によれ
ば、請求項2において、送給流量増加操作を行っても、
金型の冷却通路内の熱交換水が所定温度を越えており熱
交換水の蒸気化の度合が高いときには、警報を発するこ
とを特徴とするものである。請求項4に係る金型の温度
制御方法は、高温の溶湯が注入されるキャビティと空洞
状の冷却通路とをもつ金型と、冷水及び熱水の混合割合
を調整して所望の水温をもつ熱交換水を得ると共に、熱
交換水を金型の冷却通路に送給可能な混合割合調整送給
手段とを用い、金型のキャビティへの溶湯の供給が中断
されるとき、金型の冷却通路への熱交換水の送給を停止
することなく、金型の冷却通路に熱交換水を連続的に送
給し続け、且つ、熱交換水に占める熱水の割合を増加す
ることにより、増加前よりも熱交換水の温度を上昇させ
る昇温連続送給操作を行うことを特徴とするものであ
る。
ば、請求項2において、送給流量増加操作を行っても、
金型の冷却通路内の熱交換水が所定温度を越えており熱
交換水の蒸気化の度合が高いときには、警報を発するこ
とを特徴とするものである。請求項4に係る金型の温度
制御方法は、高温の溶湯が注入されるキャビティと空洞
状の冷却通路とをもつ金型と、冷水及び熱水の混合割合
を調整して所望の水温をもつ熱交換水を得ると共に、熱
交換水を金型の冷却通路に送給可能な混合割合調整送給
手段とを用い、金型のキャビティへの溶湯の供給が中断
されるとき、金型の冷却通路への熱交換水の送給を停止
することなく、金型の冷却通路に熱交換水を連続的に送
給し続け、且つ、熱交換水に占める熱水の割合を増加す
ることにより、増加前よりも熱交換水の温度を上昇させ
る昇温連続送給操作を行うことを特徴とするものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項1に係る方法によれば、冷
水及び熱水の混合割合を調整して所望の水温をもつ熱交
換水を得ると共に、混合割合が調整された熱交換水を金
型の冷却通路に送給可能な混合割合調整送給手段が用い
られる。混合割合調整送給手段は、複数個の開閉弁を利
用して構成できる。
水及び熱水の混合割合を調整して所望の水温をもつ熱交
換水を得ると共に、混合割合が調整された熱交換水を金
型の冷却通路に送給可能な混合割合調整送給手段が用い
られる。混合割合調整送給手段は、複数個の開閉弁を利
用して構成できる。
【0014】金型からの伝熱に伴い、金型の冷却通路内
の熱交換水が所定の温度を越えており、蒸気化の度合が
高いときには、混合割合調整送給手段は、熱交換水に占
める冷水の割合を増加して熱交換水を降温させる。降温
した熱交換水が金型の冷却通路に連続的に送給されるの
で、熱交換水の蒸気化の度合が抑制され、空気溜まりの
生成が抑制され、冷却通路が熱交換水で満たされる度合
が高くなる。
の熱交換水が所定の温度を越えており、蒸気化の度合が
高いときには、混合割合調整送給手段は、熱交換水に占
める冷水の割合を増加して熱交換水を降温させる。降温
した熱交換水が金型の冷却通路に連続的に送給されるの
で、熱交換水の蒸気化の度合が抑制され、空気溜まりの
生成が抑制され、冷却通路が熱交換水で満たされる度合
が高くなる。
【0015】上記した操作を行っても、金型の冷却通路
内の熱交換水が所定温度を越えており熱交換水の蒸気化
の度合が高いときがある。このときには、請求項2に係
る方法のように、金型の冷却通路に送給する熱交換水の
送給流量を増加する送給流量増加操作が行なわれる。こ
れにより熱交換水による金型の冷却性能が増加し、熱交
換水の蒸気化の度合が抑制され、空気溜まりの生成が抑
制され、冷却通路が熱交換水で満たされる度合が高くな
る。
内の熱交換水が所定温度を越えており熱交換水の蒸気化
の度合が高いときがある。このときには、請求項2に係
る方法のように、金型の冷却通路に送給する熱交換水の
送給流量を増加する送給流量増加操作が行なわれる。こ
れにより熱交換水による金型の冷却性能が増加し、熱交
換水の蒸気化の度合が抑制され、空気溜まりの生成が抑
制され、冷却通路が熱交換水で満たされる度合が高くな
る。
【0016】上記した操作を行っても、金型の冷却通路
内の熱交換水が所定温度を越えており熱交換水の蒸気化
の度合が高いときがある。このときには、請求項3に係
る方法のように、金型冷却系が異状形態である判断さ
れ、警報が発せられる。警報器としてはブザー、表示灯
が好ましい。鋳造設備の停止等により、金型のキャビテ
ィへの溶湯の供給が中断されるときがある。この場合に
は金型が低温化する。このときであっても、金型の冷却
通路への熱交換水の送給を停止させることなく、金型の
冷却通路に熱交換水を連続的に送給し続け、且つ、熱交
換水に占める熱水の混合割合を増加することにより、熱
交換水を昇温させる。これにより金型の保温性が確保さ
れ易くなり、金型の温度の低下が抑制され、金型の保温
に貢献できる。なおこの場合にも熱交換水の送給を停止
させないため、空気溜まりの生成が抑制され、冷却通路
が熱交換水で満たされる度合が高くなる。
内の熱交換水が所定温度を越えており熱交換水の蒸気化
の度合が高いときがある。このときには、請求項3に係
る方法のように、金型冷却系が異状形態である判断さ
れ、警報が発せられる。警報器としてはブザー、表示灯
が好ましい。鋳造設備の停止等により、金型のキャビテ
ィへの溶湯の供給が中断されるときがある。この場合に
は金型が低温化する。このときであっても、金型の冷却
通路への熱交換水の送給を停止させることなく、金型の
冷却通路に熱交換水を連続的に送給し続け、且つ、熱交
換水に占める熱水の混合割合を増加することにより、熱
交換水を昇温させる。これにより金型の保温性が確保さ
れ易くなり、金型の温度の低下が抑制され、金型の保温
に貢献できる。なおこの場合にも熱交換水の送給を停止
させないため、空気溜まりの生成が抑制され、冷却通路
が熱交換水で満たされる度合が高くなる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。金型1は金属製の鋳造型である。金型1には、高
温の溶湯が注入されるキャビティ10が形成されてい
る。金型1の内部には、空洞状の冷却通路12が形成さ
れている。混合割合は、冷水量がゼロで熱水のみの形
態、熱水量がゼロで冷水のみの形態を含む。
する。金型1は金属製の鋳造型である。金型1には、高
温の溶湯が注入されるキャビティ10が形成されてい
る。金型1の内部には、空洞状の冷却通路12が形成さ
れている。混合割合は、冷水量がゼロで熱水のみの形
態、熱水量がゼロで冷水のみの形態を含む。
【0018】混合割合調整送給手段2は、冷水と熱水と
の混合割合を適宜調整して金型1の冷却通路12に送給
するためのものである。図1から理解できるように、混
合割合調整送給手段2は、冷水を供給可能な冷水源21
と、冷水源21から延設された冷水通路22と、冷水通
路22に装備された冷水開閉弁23と、熱水を供給可能
な熱水源31と、熱水源31から延設された熱水通路3
2と、熱水通路32に装備された熱水開閉弁33と、冷
水通路22及び熱水通路32が合流すると共に金型1の
冷却通路12の入口につながる合流通路26と、金型1
の冷却通路12の出口から延びる排出通路27とを備え
ている。
の混合割合を適宜調整して金型1の冷却通路12に送給
するためのものである。図1から理解できるように、混
合割合調整送給手段2は、冷水を供給可能な冷水源21
と、冷水源21から延設された冷水通路22と、冷水通
路22に装備された冷水開閉弁23と、熱水を供給可能
な熱水源31と、熱水源31から延設された熱水通路3
2と、熱水通路32に装備された熱水開閉弁33と、冷
水通路22及び熱水通路32が合流すると共に金型1の
冷却通路12の入口につながる合流通路26と、金型1
の冷却通路12の出口から延びる排出通路27とを備え
ている。
【0019】冷水開閉弁23、熱水開閉弁33は電磁弁
で構成され、冷水開閉弁23の開口度、熱水開閉弁33
の開口度はそれぞれ可変である。熱水源31から送給さ
れる熱水の水温は、大気圧のもとでは一般的には60〜
90°Cとされるが、高圧下ではその沸点を越えること
が可能と考えられる。合流通路26には、第1水温検出
手段としての第1熱電対41が設けられている。第1熱
電対41は、金型1の冷却通路12の入口に送給される
熱交換水の水温TINを検出する。排出通路27には水温
検出手段としての第2熱電対42が設けられている。第
2熱電対42は、金型1の冷却通路12の出口から排出
された熱交換水の水温TOUT を検出する。なお第1熱電
対41からの検出水温信号は信号線41cを介して、ま
た第2熱電対42からの検出水温信号は信号線42cを
介して制御装置7の入力処理回路に入力される。
で構成され、冷水開閉弁23の開口度、熱水開閉弁33
の開口度はそれぞれ可変である。熱水源31から送給さ
れる熱水の水温は、大気圧のもとでは一般的には60〜
90°Cとされるが、高圧下ではその沸点を越えること
が可能と考えられる。合流通路26には、第1水温検出
手段としての第1熱電対41が設けられている。第1熱
電対41は、金型1の冷却通路12の入口に送給される
熱交換水の水温TINを検出する。排出通路27には水温
検出手段としての第2熱電対42が設けられている。第
2熱電対42は、金型1の冷却通路12の出口から排出
された熱交換水の水温TOUT を検出する。なお第1熱電
対41からの検出水温信号は信号線41cを介して、ま
た第2熱電対42からの検出水温信号は信号線42cを
介して制御装置7の入力処理回路に入力される。
【0020】制御装置7は、信号線23cを介して冷水
開閉弁23の開口度、また、信号線33cを介して熱水
開閉弁33の開口度を制御する。次に使用形態について
説明する。鋳造前の段階では金型1の予熱工程が実行さ
れる。即ち、熱交換水が合流通路26を経て金型1の冷
却通路12に送給される。金型1の冷却通路12に送給
された熱交換水は、排出通路27から外部に排出され
る。
開閉弁23の開口度、また、信号線33cを介して熱水
開閉弁33の開口度を制御する。次に使用形態について
説明する。鋳造前の段階では金型1の予熱工程が実行さ
れる。即ち、熱交換水が合流通路26を経て金型1の冷
却通路12に送給される。金型1の冷却通路12に送給
された熱交換水は、排出通路27から外部に排出され
る。
【0021】予熱工程では、金型1から熱交換水への伝
熱量が少ないため、出口側の熱交換水の水温TOUT が低
い。そのため、熱水開閉弁33の開口度が増加するよう
に、制御装置7により熱水開閉弁33が制御される。し
たがって、熱水源31からの熱水が合流通路26を経て
金型1の冷却通路12に多量に送給される。結果とし
て、金型1の冷却通路12の入口側の熱交換水における
熱水の混合割合が増加する。よって入口側の熱交換水の
水温TINが昇温する。入口側の熱交換水の水温T INを高
めて金型1の予熱性を向上させるためには、冷水開閉弁
23を閉じ、金型1の冷却通路12への冷水の送給を停
止することが好ましい。
熱量が少ないため、出口側の熱交換水の水温TOUT が低
い。そのため、熱水開閉弁33の開口度が増加するよう
に、制御装置7により熱水開閉弁33が制御される。し
たがって、熱水源31からの熱水が合流通路26を経て
金型1の冷却通路12に多量に送給される。結果とし
て、金型1の冷却通路12の入口側の熱交換水における
熱水の混合割合が増加する。よって入口側の熱交換水の
水温TINが昇温する。入口側の熱交換水の水温T INを高
めて金型1の予熱性を向上させるためには、冷水開閉弁
23を閉じ、金型1の冷却通路12への冷水の送給を停
止することが好ましい。
【0022】上記したように予熱工程では、金型1の冷
却通路12に送給された熱交換水によって、金型1は予
熱される。そのため予熱工程において、ヒータ装置等で
金型1を予熱する操作を廃止したり、簡略化するのに有
利である。従って金型1のキャビティ10に溶湯を捨て
打ちすることを廃止できるか、捨て打ち回数を低減で
き、可動率の向上に貢献できる。
却通路12に送給された熱交換水によって、金型1は予
熱される。そのため予熱工程において、ヒータ装置等で
金型1を予熱する操作を廃止したり、簡略化するのに有
利である。従って金型1のキャビティ10に溶湯を捨て
打ちすることを廃止できるか、捨て打ち回数を低減で
き、可動率の向上に貢献できる。
【0023】このような予熱工程が終了すると、金型1
のキャビティ10に高温の溶湯(例えばアルミ系等)が
注入されて鋳造工程が開始され、鋳造品が次々と成形さ
れる。鋳造工程では、高温の溶湯からの伝熱で金型1が
次第に昇温する。金型1を冷却しなければ、金型1の温
度は一般的には200°C、300°C、場合によって
は300°Cを越える。
のキャビティ10に高温の溶湯(例えばアルミ系等)が
注入されて鋳造工程が開始され、鋳造品が次々と成形さ
れる。鋳造工程では、高温の溶湯からの伝熱で金型1が
次第に昇温する。金型1を冷却しなければ、金型1の温
度は一般的には200°C、300°C、場合によって
は300°Cを越える。
【0024】金型1の昇温に伴い、出口側の熱交換水の
水温TOUT が高温となる。水温TOU T が高温であれば、
一般的には出口側の水温TOUT が水の沸点に近ければ、
金型1の冷却通路12内の熱交換水が蒸気化の度合が激
しい。そこで、冷水開閉弁23の開口度が増加し、熱交
換水における冷水の混合割合が増大して、入口側の熱交
換水の水温TINが降温するように、制御装置7により冷
水開閉弁23が制御される。
水温TOUT が高温となる。水温TOU T が高温であれば、
一般的には出口側の水温TOUT が水の沸点に近ければ、
金型1の冷却通路12内の熱交換水が蒸気化の度合が激
しい。そこで、冷水開閉弁23の開口度が増加し、熱交
換水における冷水の混合割合が増大して、入口側の熱交
換水の水温TINが降温するように、制御装置7により冷
水開閉弁23が制御される。
【0025】水温TINを一層降温するためには、熱水開
閉弁33を閉じたり、或いは、熱水開閉弁33の開口度
を大幅に減少させて、熱水の割合を低減させるか、ある
いは無くする。上記したように入口側の水温TINが降温
した熱交換水が金型1の冷却通路12に連続的に送給さ
れるので、冷却通路12内の熱交換水が蒸気化の度合が
抑制され、ひいては空気溜まりの生成が抑制され、冷却
通路12が熱交換水で満たされる度合が高くなる。
閉弁33を閉じたり、或いは、熱水開閉弁33の開口度
を大幅に減少させて、熱水の割合を低減させるか、ある
いは無くする。上記したように入口側の水温TINが降温
した熱交換水が金型1の冷却通路12に連続的に送給さ
れるので、冷却通路12内の熱交換水が蒸気化の度合が
抑制され、ひいては空気溜まりの生成が抑制され、冷却
通路12が熱交換水で満たされる度合が高くなる。
【0026】即ち、型割れの要因となり易い空気溜まり
の生成が抑制される。従って従来に比較して、金型1の
熱衝撃に対する耐久性が向上し、金型1の型割れを防止
するのに有利である。上記のような操作が行われても、
出口側の熱交換水の水温TOUT が所定水温を越えてお
り、熱交換水の蒸気化の度合が未だ激しいときがある。
このときには、制御装置7により冷水開閉弁23の開口
度が大きく増加し、冷水の流量が大きく増加する送給流
量増加操作が行なわれる。
の生成が抑制される。従って従来に比較して、金型1の
熱衝撃に対する耐久性が向上し、金型1の型割れを防止
するのに有利である。上記のような操作が行われても、
出口側の熱交換水の水温TOUT が所定水温を越えてお
り、熱交換水の蒸気化の度合が未だ激しいときがある。
このときには、制御装置7により冷水開閉弁23の開口
度が大きく増加し、冷水の流量が大きく増加する送給流
量増加操作が行なわれる。
【0027】これにより、金型1の冷却通路12に送給
される熱交換水つまり冷水の送給流量が増加され、金型
1を冷却する冷却性能が向上する。従って熱交換水の蒸
気化の度合が抑制され、ひいては空気溜まりの生成が抑
制され、冷却通路12が熱交換水で満たされる度合が高
くなる。即ち、型割れの要因となり易い空気溜まりの生
成が抑制され、金型1の型割れは抑制される。
される熱交換水つまり冷水の送給流量が増加され、金型
1を冷却する冷却性能が向上する。従って熱交換水の蒸
気化の度合が抑制され、ひいては空気溜まりの生成が抑
制され、冷却通路12が熱交換水で満たされる度合が高
くなる。即ち、型割れの要因となり易い空気溜まりの生
成が抑制され、金型1の型割れは抑制される。
【0028】更に上記した操作が行われても、出口側の
熱交換水の水温TOUT が所定水温を越えており、熱交換
水の蒸気化の度合が未だ激しいときがある。このときに
は制御装置7により警報器72から警報が発せられ、金
型冷却異状が報知される。ところで溶解設備や鋳造設備
の予想外の停止等により、金型1のキャビティ10への
溶湯の供給、つまり鋳造が中断されることがある。この
場合に金型1の温度が低下するため、出口側の熱交換水
の水温TOUT が過剰に低温となる。
熱交換水の水温TOUT が所定水温を越えており、熱交換
水の蒸気化の度合が未だ激しいときがある。このときに
は制御装置7により警報器72から警報が発せられ、金
型冷却異状が報知される。ところで溶解設備や鋳造設備
の予想外の停止等により、金型1のキャビティ10への
溶湯の供給、つまり鋳造が中断されることがある。この
場合に金型1の温度が低下するため、出口側の熱交換水
の水温TOUT が過剰に低温となる。
【0029】出口側の熱交換水の水温TOUT が過剰に低
温となれば、昇温連続送給操作が実行される。即ち、金
型1の冷却通路12への熱交換水の送給操作を停止させ
ないで、金型1の冷却通路12に熱交換水を連続的に送
給し続けるが、制御装置7は熱水開閉弁33の開口度を
増加する。これにより、熱交換水に占める熱水の混合割
合が増加し、入口側の熱交換水の水温TINが上昇する。
温となれば、昇温連続送給操作が実行される。即ち、金
型1の冷却通路12への熱交換水の送給操作を停止させ
ないで、金型1の冷却通路12に熱交換水を連続的に送
給し続けるが、制御装置7は熱水開閉弁33の開口度を
増加する。これにより、熱交換水に占める熱水の混合割
合が増加し、入口側の熱交換水の水温TINが上昇する。
【0030】この場合には、冷水開閉弁23を閉じて冷
水の送給を停止させるか、あるいは、冷水開閉弁23の
開口度を小さくして冷水の送給を低減することが好まし
い。従って、溶湯の注入が中断されたため金型1が低温
化しても、出口側の熱交換水の水温TOUT の検知によ
り、入口側の熱交換水の水温TINが自動的に昇温し、熱
交換水による金型1の保温性が確保される。よって、金
型1の温度が過剰に低温化することが抑制される。その
ため、上記中断が終了して鋳造が再開されるときには、
溶湯の捨て打ちを廃止できるか、あるいは、捨て打ち回
数を低減できる効果が得られ、稼働効率の向上に貢献で
きる。
水の送給を停止させるか、あるいは、冷水開閉弁23の
開口度を小さくして冷水の送給を低減することが好まし
い。従って、溶湯の注入が中断されたため金型1が低温
化しても、出口側の熱交換水の水温TOUT の検知によ
り、入口側の熱交換水の水温TINが自動的に昇温し、熱
交換水による金型1の保温性が確保される。よって、金
型1の温度が過剰に低温化することが抑制される。その
ため、上記中断が終了して鋳造が再開されるときには、
溶湯の捨て打ちを廃止できるか、あるいは、捨て打ち回
数を低減できる効果が得られ、稼働効率の向上に貢献で
きる。
【0031】以上説明したように本実施例によれば、冷
却通路12の出口側の熱交換水の水温TOUT を検出する
ことにより、熱交換水の冷水と熱水との混合割合を調整
でき、入口側の熱交換水の水温TINを自動的に調整でき
る。故に型温センサで金型1の温度を検出しつつ金型1
の温度を制御する方式を廃止できる。但し、必要に応じ
て型温度センサを設けることもできる。
却通路12の出口側の熱交換水の水温TOUT を検出する
ことにより、熱交換水の冷水と熱水との混合割合を調整
でき、入口側の熱交換水の水温TINを自動的に調整でき
る。故に型温センサで金型1の温度を検出しつつ金型1
の温度を制御する方式を廃止できる。但し、必要に応じ
て型温度センサを設けることもできる。
【0032】図2は制御装置7が実行する温調処理のサ
ブルーチンのフローチャートを示す。ステップS100
では入力処理を実行し、金型1の冷却通路12の入口側
の熱交換水の水温TINの信号(つまり第1熱電対41の
水温信号)と、金型1の冷却通路12の出口側の熱交換
水の水温TOUT の信号(つまり第2熱電対42の水温信
号)、更には他の信号を入力する。
ブルーチンのフローチャートを示す。ステップS100
では入力処理を実行し、金型1の冷却通路12の入口側
の熱交換水の水温TINの信号(つまり第1熱電対41の
水温信号)と、金型1の冷却通路12の出口側の熱交換
水の水温TOUT の信号(つまり第2熱電対42の水温信
号)、更には他の信号を入力する。
【0033】ステップS102では、金型1の冷却通路
12内の蒸気化の度合が激しいか否か判定する。具体的
には出口側の熱交換水の水温TOUT と、出口側のしきい
値水温Tcとを比較する。TOUT >Tcであり、冷却通
路12内の熱交換水の蒸気化の度合が激しいと判断され
る場合には、ステップS102からステップS104に
進む。そして入口側の水温TINと入口側のしきい値水温
Tdとを比較し、入口側の水温TINをまだ低下させるこ
とが可能か否か判定する。
12内の蒸気化の度合が激しいか否か判定する。具体的
には出口側の熱交換水の水温TOUT と、出口側のしきい
値水温Tcとを比較する。TOUT >Tcであり、冷却通
路12内の熱交換水の蒸気化の度合が激しいと判断され
る場合には、ステップS102からステップS104に
進む。そして入口側の水温TINと入口側のしきい値水温
Tdとを比較し、入口側の水温TINをまだ低下させるこ
とが可能か否か判定する。
【0034】YESであれば、ステップS104からス
テップS106に進み、冷水開閉弁23の開口量をΔS
ぶん増加させる指令を発する。よって熱交換水中の冷水
の混合割合が増加し、入口側の水温TINが降温する。更
にステップS116の出力処理を経て、メインルーチン
にリターンする。ステップS104での判定の結果、入
口側の水温TINを低下させることができないならば、ス
テップS104からステップS110に進み、熱交換水
の流量を大きく増加できるか否か判定する。つまり、冷
水開閉弁23の開口量を大きく増加できるか否か判定す
る。YESであれば、ステップS112に進み、冷水流
量を大きく増加させる指令を発し、熱交換水における冷
水の割合を大きく増加させ、ステップS116を経てメ
インルーチンにリターンする。
テップS106に進み、冷水開閉弁23の開口量をΔS
ぶん増加させる指令を発する。よって熱交換水中の冷水
の混合割合が増加し、入口側の水温TINが降温する。更
にステップS116の出力処理を経て、メインルーチン
にリターンする。ステップS104での判定の結果、入
口側の水温TINを低下させることができないならば、ス
テップS104からステップS110に進み、熱交換水
の流量を大きく増加できるか否か判定する。つまり、冷
水開閉弁23の開口量を大きく増加できるか否か判定す
る。YESであれば、ステップS112に進み、冷水流
量を大きく増加させる指令を発し、熱交換水における冷
水の割合を大きく増加させ、ステップS116を経てメ
インルーチンにリターンする。
【0035】ステップS110での判定の結果、NOで
あれば、ステップS114に進み、警報器5が警報を発
するための警報指令を発し、ステップS116を経てメ
インルーチンにリターンする。ステップS102での判
定の結果、出口側の熱交換水があまり過熱されておら
ず、蒸気化の度合が少ない状態であれば、つまり、出口
側の水温TOUT が出口側のしきい値水温Tc未満であれ
ば、ステップS102からステップS130に進み、水
温TINとオフセット値Kとを加え、そして(出口側の熱
交換水の水温TOU T )<(入口側の熱交換水の水温TIN
+オフセット値K)が成立するか否か判定する。
あれば、ステップS114に進み、警報器5が警報を発
するための警報指令を発し、ステップS116を経てメ
インルーチンにリターンする。ステップS102での判
定の結果、出口側の熱交換水があまり過熱されておら
ず、蒸気化の度合が少ない状態であれば、つまり、出口
側の水温TOUT が出口側のしきい値水温Tc未満であれ
ば、ステップS102からステップS130に進み、水
温TINとオフセット値Kとを加え、そして(出口側の熱
交換水の水温TOU T )<(入口側の熱交換水の水温TIN
+オフセット値K)が成立するか否か判定する。
【0036】YESであれば、金型1の温度が過剰に低
く、金型1が冷え過ぎであるため、金型1をこれ以上冷
却することは好ましくない。そこで、ステップS130
からステップS132に進み、冷水開閉弁23を閉じる
と共に、熱水開閉弁33の開口度を増加する指令を発す
る。従って熱交換水における熱水の割合が増加し、水温
TINが昇温する。更にステップS116を経て、メイン
ルーチンにリターンする。
く、金型1が冷え過ぎであるため、金型1をこれ以上冷
却することは好ましくない。そこで、ステップS130
からステップS132に進み、冷水開閉弁23を閉じる
と共に、熱水開閉弁33の開口度を増加する指令を発す
る。従って熱交換水における熱水の割合が増加し、水温
TINが昇温する。更にステップS116を経て、メイン
ルーチンにリターンする。
【0037】以上のような制御が実行されれば、出口側
の水温TOUT が高温であり、金型1の冷却通路12内の
熱交換水の蒸気化の度合が激しいときであっても、熱交
換水に占める冷水の割合が増加されるため、入口側の熱
交換水の水温TINが降温する。よって、熱交換水の蒸気
化の度合が抑制される。従って、熱交換水の過熱蒸気化
に起因する空気溜まりが金型1の冷却通路12内に形成
されることを抑えるのに有利である。これにより金型1
の耐久性を確保するのに貢献できる。
の水温TOUT が高温であり、金型1の冷却通路12内の
熱交換水の蒸気化の度合が激しいときであっても、熱交
換水に占める冷水の割合が増加されるため、入口側の熱
交換水の水温TINが降温する。よって、熱交換水の蒸気
化の度合が抑制される。従って、熱交換水の過熱蒸気化
に起因する空気溜まりが金型1の冷却通路12内に形成
されることを抑えるのに有利である。これにより金型1
の耐久性を確保するのに貢献できる。
【0038】更に本実施例によれば、溶湯が金型1のキ
ャビティ10に注入されることが中断され、金型1の温
度が低温となったときであっても、熱交換水の送給が停
止されることなく、熱交換水は金型1の冷却通路12に
連続的に通水されるため、金型1の冷却通路12におけ
る空気溜まりの形成を抑えるのに有利である。図3、図
4、図5は金型1の冷却通路12の要部を示す。図3に
示す形態によれば、金型1の内部に空洞状の冷却通路1
2が形成されている。
ャビティ10に注入されることが中断され、金型1の温
度が低温となったときであっても、熱交換水の送給が停
止されることなく、熱交換水は金型1の冷却通路12に
連続的に通水されるため、金型1の冷却通路12におけ
る空気溜まりの形成を抑えるのに有利である。図3、図
4、図5は金型1の冷却通路12の要部を示す。図3に
示す形態によれば、金型1の内部に空洞状の冷却通路1
2が形成されている。
【0039】図4に示す形態によれば、金型1の内部に
空洞状の冷却通路12が形成され、冷却通路12には細
冷却通路14が連通して形成されている。細冷却通路1
4の先端14kは未貫通状態であり、金型1の型凸部1
5の先端面15iに向けて延設され、先端面15iに接
近している。これにより型凸部15の先端面15iの冷
却性が確保される。冷却通路12の内部に通水管18が
細冷却通路14の開口14rに対面するように配置され
ている。
空洞状の冷却通路12が形成され、冷却通路12には細
冷却通路14が連通して形成されている。細冷却通路1
4の先端14kは未貫通状態であり、金型1の型凸部1
5の先端面15iに向けて延設され、先端面15iに接
近している。これにより型凸部15の先端面15iの冷
却性が確保される。冷却通路12の内部に通水管18が
細冷却通路14の開口14rに対面するように配置され
ている。
【0040】ここで、細冷却通路14の平均内径Da
は、通水管18の管外径Dbよりも小さい。勿論、冷却
通路12の内径Dcよりも小さい。このような細冷却通
路14については水量が制約される等の関係で、蒸気に
起因する空気溜まりが形成され易いが、本実施例の制御
が実行されれば、空気溜まりを低減するのに有利であ
る。
は、通水管18の管外径Dbよりも小さい。勿論、冷却
通路12の内径Dcよりも小さい。このような細冷却通
路14については水量が制約される等の関係で、蒸気に
起因する空気溜まりが形成され易いが、本実施例の制御
が実行されれば、空気溜まりを低減するのに有利であ
る。
【0041】図5に示す形態によれば、細い往路81及
び細い復路82を形成する通路形成部材80が金型1の
冷却通路12に嵌合されている。細い往路81や復路8
2については、水量が制約される等の関係で、蒸気に起
因する空気溜まりが残留し易いが、本実施例の制御が実
行されれば、空気溜まりを低減するのに有利である。
び細い復路82を形成する通路形成部材80が金型1の
冷却通路12に嵌合されている。細い往路81や復路8
2については、水量が制約される等の関係で、蒸気に起
因する空気溜まりが残留し易いが、本実施例の制御が実
行されれば、空気溜まりを低減するのに有利である。
【0042】
【発明の効果】請求項1〜請求項3に係る方法によれ
ば、金型の冷却通路に送給する熱交換水の過熱を抑え
て、金型の冷却通路内の熱交換水の蒸気化の度合を抑制
できる。従って蒸気化の度合に起因する熱衝撃を低減す
るのに有利であり、金型の型われを抑制するのに有利で
ある。
ば、金型の冷却通路に送給する熱交換水の過熱を抑え
て、金型の冷却通路内の熱交換水の蒸気化の度合を抑制
できる。従って蒸気化の度合に起因する熱衝撃を低減す
るのに有利であり、金型の型われを抑制するのに有利で
ある。
【0043】請求項4に係る方法によれば、金型のキャ
ビティへの溶湯の注入が中断された場合であっても、熱
交換水における熱水の割合を増加させて熱交換水を昇温
させて金型1の冷却通路に送給するため、金型が過剰に
低温になることを防止するのに有利である。更に、金型
のキャビティへの溶湯の注入が中断された場合であって
も、金型の冷却通路への熱交換水の送給を停止させない
ため、金型の冷却通路に空気溜まりが形成されることを
抑えるのに有利である。
ビティへの溶湯の注入が中断された場合であっても、熱
交換水における熱水の割合を増加させて熱交換水を昇温
させて金型1の冷却通路に送給するため、金型が過剰に
低温になることを防止するのに有利である。更に、金型
のキャビティへの溶湯の注入が中断された場合であって
も、金型の冷却通路への熱交換水の送給を停止させない
ため、金型の冷却通路に空気溜まりが形成されることを
抑えるのに有利である。
【図1】実施例に係る全体構成図である。
【図2】制御装置が実行するサブルーチンのフローチャ
ートである。
ートである。
【図3】金型の冷却通路の要部構成図である。
【図4】金型の冷却通路の他の要部構成図である。
【図5】金型の冷却通路の別の要部構成図である。
図中、1は金型、12は冷却通路、2は混合割合調整送
給手段、23は冷水開閉弁、33は熱水開閉弁、41は
第1熱電対、42は第2熱電対、7は制御装置を示す。
給手段、23は冷水開閉弁、33は熱水開閉弁、41は
第1熱電対、42は第2熱電対、7は制御装置を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】高温の溶湯が注入されるキャビティと空洞
状の冷却通路とをもつ金型と、 冷水及び熱水の混合割合を調整して所望の水温をもつ熱
交換水を得ると共に、前記熱交換水を前記金型の冷却通
路に送給可能な混合割合調整送給手段とを用い、 前記金型からの伝熱に伴い前記冷却通路内の熱交換水の
蒸気化の度合が高いときには、 前記冷却通路内に前記熱交換水を連続的に送給しつつ、
前記熱交換水に占める冷水の割合を増加することによ
り、増加前よりも前記熱交換水を降温させ、かつ、降温
した前記熱交換水を前記金型の冷却通路に送給する降温
連続送給操作を行うことを特徴とする金型の温度制御方
法。 - 【請求項2】請求項1において、前記降温連続送給操作
を行っても、前記金型の冷却通路内の前記熱交換水が所
定温度を越えており前記冷却通路内の熱交換水の蒸気化
の度合が高いときには、 前記金型の冷却通路に送給する前記熱交換水の送給流量
を増加する送給流量増加操作を行うことを特徴とする金
型の温度制御方法。 - 【請求項3】請求項2において、前記送給流量増加操作
を行っても、前記金型の冷却通路内の前記熱交換水が所
定温度を越えており前記熱交換水の蒸気化の度合が高い
ときには、警報を発することを特徴とする金型の温度制
御方法。 - 【請求項4】高温の溶湯が注入されるキャビティと空洞
状の冷却通路とをもつ金型と、 冷水及び熱水の混合割合を調整して所望の水温をもつ熱
交換水を得ると共に、前記熱交換水を前記金型の冷却通
路に送給可能な混合割合調整送給手段とを用い、 前記金型のキャビティへの溶湯の供給が中断されると
き、 前記金型の冷却通路への前記熱交換水の送給を停止する
ことなく、前記金型の冷却通路に前記熱交換水を連続的
に送給し続け、且つ、前記熱交換水に占める熱水の割合
を増加することにより、増加前よりも前記熱交換水を昇
温させる昇温連続送給操作を行うことを特徴とする金型
の温度制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14456696A JP3491795B2 (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 金型の温度制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14456696A JP3491795B2 (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 金型の温度制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09323148A true JPH09323148A (ja) | 1997-12-16 |
| JP3491795B2 JP3491795B2 (ja) | 2004-01-26 |
Family
ID=15365216
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14456696A Expired - Fee Related JP3491795B2 (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 金型の温度制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3491795B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016078104A (ja) * | 2014-10-22 | 2016-05-16 | 本田技研工業株式会社 | 金型加熱装置 |
| CN117773060A (zh) * | 2023-12-29 | 2024-03-29 | 东莞捷劲机械设备有限公司 | 制造高铁制动盘用热室压铸组件及压铸方法 |
-
1996
- 1996-06-06 JP JP14456696A patent/JP3491795B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016078104A (ja) * | 2014-10-22 | 2016-05-16 | 本田技研工業株式会社 | 金型加熱装置 |
| CN117773060A (zh) * | 2023-12-29 | 2024-03-29 | 东莞捷劲机械设备有限公司 | 制造高铁制动盘用热室压铸组件及压铸方法 |
| CN117773060B (zh) * | 2023-12-29 | 2024-09-17 | 东莞捷劲机械设备有限公司 | 制造高铁制动盘用热室压铸组件及压铸方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3491795B2 (ja) | 2004-01-26 |
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