JPH09323384A - 防水シ−ト - Google Patents
防水シ−トInfo
- Publication number
- JPH09323384A JPH09323384A JP8143893A JP14389396A JPH09323384A JP H09323384 A JPH09323384 A JP H09323384A JP 8143893 A JP8143893 A JP 8143893A JP 14389396 A JP14389396 A JP 14389396A JP H09323384 A JPH09323384 A JP H09323384A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waterproof sheet
- strength
- total fineness
- rubber
- polymer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ソフトで軽いにもかかわらず、高強力、高引
裂強力、高弾性率を有し、さらに工程上の簡便さをも有
する防水シ−トを提供する。 【解決手段】 下記一般式(1)で示される繰り返し単
位から実質的になるポリマーフィラメントにより構成さ
れ、経糸および緯糸のそれぞれについて織密度と総繊度
との関係が下記式(2)を満足する織物に、その少なく
とも一面に熱可塑性樹脂またはゴムが被覆されてなる防
水シ−ト。 【化1】
裂強力、高弾性率を有し、さらに工程上の簡便さをも有
する防水シ−トを提供する。 【解決手段】 下記一般式(1)で示される繰り返し単
位から実質的になるポリマーフィラメントにより構成さ
れ、経糸および緯糸のそれぞれについて織密度と総繊度
との関係が下記式(2)を満足する織物に、その少なく
とも一面に熱可塑性樹脂またはゴムが被覆されてなる防
水シ−ト。 【化1】
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は防水シ−トに関する
ものである。詳細にはソフトで軽いにもかかわらず、高
強力、高弾性率を有する防水シ−トに関するものであ
る。
ものである。詳細にはソフトで軽いにもかかわらず、高
強力、高弾性率を有する防水シ−トに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、合成繊維を構成繊維とした防水シ
−トは大型テント、車両用幌、船舶用シ−トおよびテン
ト倉庫等に広く使用されている。これらの各々の用途に
使用される防水シ−トは、防水性能の他に高い引張強力
と高い引裂強力が要求され、さらに最近の市場ニ−ズと
して軽量性が強く望まれている。
−トは大型テント、車両用幌、船舶用シ−トおよびテン
ト倉庫等に広く使用されている。これらの各々の用途に
使用される防水シ−トは、防水性能の他に高い引張強力
と高い引裂強力が要求され、さらに最近の市場ニ−ズと
して軽量性が強く望まれている。
【0003】しかしながら、従来の合成繊維は産業資材
用の高強力マルチフィラメントでも引張強力が低く、防
水シ−トの設計必要強力を得るためには、防水シ−トの
ベ−スクロスの糸量を多くせざるを得ず、十分な軽量性
が得られない。十分な軽量性を得るためにはベ−スクロ
スの糸量を少なくする必要があり、この場合には逆に防
水シ−トの設計必要強力が得られないという欠点があ
る。また、防水シ−トの引裂強力はベ−スクロスに使用
する繊維の引張強度に依存する割合が高く、高い引裂強
力を得るためにはベ−スクロスの構成繊維に高い強度の
繊維を使用する必要があるが、従来のものは十分な引裂
強力が得られなかった。
用の高強力マルチフィラメントでも引張強力が低く、防
水シ−トの設計必要強力を得るためには、防水シ−トの
ベ−スクロスの糸量を多くせざるを得ず、十分な軽量性
が得られない。十分な軽量性を得るためにはベ−スクロ
スの糸量を少なくする必要があり、この場合には逆に防
水シ−トの設計必要強力が得られないという欠点があ
る。また、防水シ−トの引裂強力はベ−スクロスに使用
する繊維の引張強度に依存する割合が高く、高い引裂強
力を得るためにはベ−スクロスの構成繊維に高い強度の
繊維を使用する必要があるが、従来のものは十分な引裂
強力が得られなかった。
【0004】さらに大型テントのように建築物の構成材
料として取扱われる用途においては、防水シ−トの弾性
率が高い程好ましいが、従来のものは、弾性率が低いた
めに、設計上高い弾性率が要求される場合には防水シ−
トの構成繊維として従来の合成繊維は使用されず、ガラ
ス繊維またはアラミド繊維等の特殊な繊維が使用されて
いた。
料として取扱われる用途においては、防水シ−トの弾性
率が高い程好ましいが、従来のものは、弾性率が低いた
めに、設計上高い弾性率が要求される場合には防水シ−
トの構成繊維として従来の合成繊維は使用されず、ガラ
ス繊維またはアラミド繊維等の特殊な繊維が使用されて
いた。
【0005】合成繊維の中で、機械的強度の向上された
ポリビニルアルコ−ル繊維の使用が提案されているが、
該繊維は溶液紡糸法により製造されるために、紡糸原液
の均一性、乾燥工程における単糸間の膠着など、生産性
の点での制御が難しい面がある。
ポリビニルアルコ−ル繊維の使用が提案されているが、
該繊維は溶液紡糸法により製造されるために、紡糸原液
の均一性、乾燥工程における単糸間の膠着など、生産性
の点での制御が難しい面がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ソフ
トで軽いにもかかわらず、高強力、高引裂強力、高弾性
率を有し、さらに工程上の簡便さをも有する防水シ−ト
を提供することにある。
トで軽いにもかかわらず、高強力、高引裂強力、高弾性
率を有し、さらに工程上の簡便さをも有する防水シ−ト
を提供することにある。
【0007】本発明は、上記の目的は、下記一般式
(1)で示される繰り返し単位から実質的になるポリマ
ーフィラメントにより構成され、経糸および緯糸のそれ
ぞれについて織密度と総繊度との関係が下記式(2)を
満足する織物に、その少なくとも一面に熱可塑性樹脂ま
たはゴムが被覆されてなる防水シ−トに関する。
(1)で示される繰り返し単位から実質的になるポリマ
ーフィラメントにより構成され、経糸および緯糸のそれ
ぞれについて織密度と総繊度との関係が下記式(2)を
満足する織物に、その少なくとも一面に熱可塑性樹脂ま
たはゴムが被覆されてなる防水シ−トに関する。
【化2】 900 ≧ 織密度(本/インチ)×√総繊度 ≧ 400 (2)
【0008】本発明に係わる防水シ−トの構成繊維は、
上述の一般式(1)で示されるポリマーからなり、該ポ
リマ−とは実質的に高分子中のCO単位がオレフィン由
来の単位と交互に配列されているコポリマーのことであ
る。すなわち高分子鎖中で各CO単位の隣に、例えばエ
チレンのようなオレフィンの単位が一つずつ位置する構
造をとる。該コポリマーは、一酸化炭素と特定の1種の
オレフィンとの真のコポリマーであっても、あるいはま
た一酸化炭素と2種以上のオレフィンとのコポリマーで
あっても良い。
上述の一般式(1)で示されるポリマーからなり、該ポ
リマ−とは実質的に高分子中のCO単位がオレフィン由
来の単位と交互に配列されているコポリマーのことであ
る。すなわち高分子鎖中で各CO単位の隣に、例えばエ
チレンのようなオレフィンの単位が一つずつ位置する構
造をとる。該コポリマーは、一酸化炭素と特定の1種の
オレフィンとの真のコポリマーであっても、あるいはま
た一酸化炭素と2種以上のオレフィンとのコポリマーで
あっても良い。
【0009】一般式(1)で示されるポリマーに使用す
ることが可能なオレフィン系モノマーとしては、エチレ
ン、プロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテ
ン、オクテン、ノネン、デセン、ドデセン、スチレン、
メチルアクリレート、メチルメタクリレート、ビニルア
セテート、ウンデセン酸、ウンデセノール、6−クロロ
ヘキセン、N−ビニルピロリドン、およびスルニルホス
ホン酸のジエチルエステルなどが挙げられるが、力学特
性、耐熱性などの点からエチレンを主体としたポリマー
が好ましい。
ることが可能なオレフィン系モノマーとしては、エチレ
ン、プロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテ
ン、オクテン、ノネン、デセン、ドデセン、スチレン、
メチルアクリレート、メチルメタクリレート、ビニルア
セテート、ウンデセン酸、ウンデセノール、6−クロロ
ヘキセン、N−ビニルピロリドン、およびスルニルホス
ホン酸のジエチルエステルなどが挙げられるが、力学特
性、耐熱性などの点からエチレンを主体としたポリマー
が好ましい。
【0010】エチレンとエチレン以外のオレフィンとを
併用する場合、エチレンとエチレン以外のオレフィンと
のモル比は4/1以上であることが好ましい。4/1未
満の場合、ポリマーの融点が200℃以下となり、耐熱
性が不十分となるおそれがある。ポリマーの結晶性、耐
熱性および該ポリマーより得られるポリマーフィラメン
トの力学的性能の点から、エチレンと他のオレフィン系
モノマーのモル比は8/1以上であることがより好まし
い。本発明においては、遊離基触媒を使用して製造され
る交互構造を持たないその他公知のエチレン/COコポ
リマーの使用は考慮されない。
併用する場合、エチレンとエチレン以外のオレフィンと
のモル比は4/1以上であることが好ましい。4/1未
満の場合、ポリマーの融点が200℃以下となり、耐熱
性が不十分となるおそれがある。ポリマーの結晶性、耐
熱性および該ポリマーより得られるポリマーフィラメン
トの力学的性能の点から、エチレンと他のオレフィン系
モノマーのモル比は8/1以上であることがより好まし
い。本発明においては、遊離基触媒を使用して製造され
る交互構造を持たないその他公知のエチレン/COコポ
リマーの使用は考慮されない。
【0011】本発明で使用するコポリマーの重合度は、
m−クレゾール中60℃で測定した溶液粘度(LVN)
が1.0〜10.0dl/gの範囲内であることが好ま
しい。LVNが1.0dl/g未満の場合、得られるフ
ィラメントおよび最終製品である防水シ−トの力学強度
が不十分となるおそれがあり、1.2dl/g以上であ
ることがより好ましい。また10.0dl/gを越える
場合、繊維化時の溶融粘度、溶液粘度が高くなりすぎて
紡糸性が不良となるおそれがあり、5.0dl/g未満
であることがより好ましい。繊維化工程性および得られ
る防水シ−トの力学的性質の点から、LVNは1.3〜
4.0dl/gの範囲内であることがより好ましい。
m−クレゾール中60℃で測定した溶液粘度(LVN)
が1.0〜10.0dl/gの範囲内であることが好ま
しい。LVNが1.0dl/g未満の場合、得られるフ
ィラメントおよび最終製品である防水シ−トの力学強度
が不十分となるおそれがあり、1.2dl/g以上であ
ることがより好ましい。また10.0dl/gを越える
場合、繊維化時の溶融粘度、溶液粘度が高くなりすぎて
紡糸性が不良となるおそれがあり、5.0dl/g未満
であることがより好ましい。繊維化工程性および得られ
る防水シ−トの力学的性質の点から、LVNは1.3〜
4.0dl/gの範囲内であることがより好ましい。
【0012】上記したコポリマーよりなる繊維の繊維化
方法は特に限定されないが、一般的には溶融紡糸法また
は溶液紡糸法が採用される。溶融紡糸法を採用する場
合、例えば特開平1−124617号公報に記載の方法
に従って、ポリマーを最低(T+20)℃、好ましくは
(T+40)℃の温度で溶融紡糸し、次いで最高(T−
10)℃、好ましくは(T−40)℃の温度で好ましく
は3倍以上、より好ましくは7倍以上の延伸比で延伸す
る方法により、容易に所望する繊維が製造可能である
(ただしTは上記ポリマーの結晶融点である)。
方法は特に限定されないが、一般的には溶融紡糸法また
は溶液紡糸法が採用される。溶融紡糸法を採用する場
合、例えば特開平1−124617号公報に記載の方法
に従って、ポリマーを最低(T+20)℃、好ましくは
(T+40)℃の温度で溶融紡糸し、次いで最高(T−
10)℃、好ましくは(T−40)℃の温度で好ましく
は3倍以上、より好ましくは7倍以上の延伸比で延伸す
る方法により、容易に所望する繊維が製造可能である
(ただしTは上記ポリマーの結晶融点である)。
【0013】また溶液紡糸法を採用する場合、例えば特
開平2−112413号公報に記載の方法に従って、ポ
リマーを例えばヘキサフルオロイソプロパノール、m−
クレゾールなどに0.25〜20%、好ましくは0.5
〜10%の濃度で溶解させ、紡糸ノズルより押し出して
繊維化し、次いでトルエン、エタノール、イソプロパノ
ール、n−ヘキサン、イソオクタン、アセトン、メチル
エチルケトンなどの非溶剤浴、好ましくはアセトン浴中
で溶剤を除去、洗浄して紡糸原糸を得、さらに(T−1
00)〜(T+10)℃、好ましくは(T−50)〜T
℃で延伸して最終的に所望の繊維を得ることができる
(ただしTは上記ポリマーの結晶融点である)。
開平2−112413号公報に記載の方法に従って、ポ
リマーを例えばヘキサフルオロイソプロパノール、m−
クレゾールなどに0.25〜20%、好ましくは0.5
〜10%の濃度で溶解させ、紡糸ノズルより押し出して
繊維化し、次いでトルエン、エタノール、イソプロパノ
ール、n−ヘキサン、イソオクタン、アセトン、メチル
エチルケトンなどの非溶剤浴、好ましくはアセトン浴中
で溶剤を除去、洗浄して紡糸原糸を得、さらに(T−1
00)〜(T+10)℃、好ましくは(T−50)〜T
℃で延伸して最終的に所望の繊維を得ることができる
(ただしTは上記ポリマーの結晶融点である)。
【0014】上述のコポリマ−は上述のように、溶融紡
糸法および溶液紡糸法のどちらの方法でも繊維化するこ
とができるが、溶融紡糸法を適用することが生産性の点
で有効である。
糸法および溶液紡糸法のどちらの方法でも繊維化するこ
とができるが、溶融紡糸法を適用することが生産性の点
で有効である。
【0015】上述の方法により得られた繊維(フィラメ
ント)は総繊度が500デニ−ル以上であり、引張強度
が8.0g/デニ−ル以上、初期弾性率が100g/デ
ニ−ル以上である。
ント)は総繊度が500デニ−ル以上であり、引張強度
が8.0g/デニ−ル以上、初期弾性率が100g/デ
ニ−ル以上である。
【0016】本発明の防水シ−トは、かかる繊維を、た
とえば0.5g/デニ−ル以下の撚糸張力の下で50〜
200T/mの撚を加えた後、経糸および緯糸に用いて
製織してなる基布の少なくとも一面に、熱可塑性樹脂ま
たはゴムを被覆することにより製造される。かかる基布
は総繊度が500デニ−ル以上の上述の繊維で構成さ
れ、かつ織密度と繊度との関係が、経糸および緯糸のい
ずれもが下記式(2)を満足していることが必要であ
る。 900 ≧ 織密度(本/インチ)×√総繊度 ≧ 400 (2)
とえば0.5g/デニ−ル以下の撚糸張力の下で50〜
200T/mの撚を加えた後、経糸および緯糸に用いて
製織してなる基布の少なくとも一面に、熱可塑性樹脂ま
たはゴムを被覆することにより製造される。かかる基布
は総繊度が500デニ−ル以上の上述の繊維で構成さ
れ、かつ織密度と繊度との関係が、経糸および緯糸のい
ずれもが下記式(2)を満足していることが必要であ
る。 900 ≧ 織密度(本/インチ)×√総繊度 ≧ 400 (2)
【0017】織物の経糸および緯糸に用いられる繊維の
総繊度が500デニ−ル未満の場合、上記式(2)を満
足させると織物の目開きが小さくなり過ぎるために、被
覆される熱可塑性樹脂層またはゴム層との接着性が低
下、すなわち目開きによる被覆層のアンカ−効果が低下
し、防水シ−トに必要とされる強度を満足しないことに
なる。
総繊度が500デニ−ル未満の場合、上記式(2)を満
足させると織物の目開きが小さくなり過ぎるために、被
覆される熱可塑性樹脂層またはゴム層との接着性が低
下、すなわち目開きによる被覆層のアンカ−効果が低下
し、防水シ−トに必要とされる強度を満足しないことに
なる。
【0018】織密度と総繊度との関係が上記式(2)を
越える場合にも、織物の目開きが小さくなり過ぎて樹脂
またはゴム加工時のアンカ−効果が発現しないために接
着力は使用に堪え難いものとなる上に、シ−トの初期強
度が大きくなり過ぎる一方、伸度は小さくなるため、敷
設面へのフィット性が悪化する。一方、上記式(2)未
満の場合には製織時の目づれが発生し易く、防水シ−ト
の補強効果が不十分となって耐引裂性が悪化する。
越える場合にも、織物の目開きが小さくなり過ぎて樹脂
またはゴム加工時のアンカ−効果が発現しないために接
着力は使用に堪え難いものとなる上に、シ−トの初期強
度が大きくなり過ぎる一方、伸度は小さくなるため、敷
設面へのフィット性が悪化する。一方、上記式(2)未
満の場合には製織時の目づれが発生し易く、防水シ−ト
の補強効果が不十分となって耐引裂性が悪化する。
【0019】上記基布の少なくとも一面に被覆される熱
可塑性樹脂またはゴムは、塩化ビニル樹脂、ポリエチレ
ン樹脂、塩素化ポリエチレン、ポリエ−テルエステルエ
ラストマ−、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステ
ル、ウレタンゴム、天然ゴムなど任意のものが使用され
るが、塩化ビニル樹脂がコストの面で好ましい。
可塑性樹脂またはゴムは、塩化ビニル樹脂、ポリエチレ
ン樹脂、塩素化ポリエチレン、ポリエ−テルエステルエ
ラストマ−、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステ
ル、ウレタンゴム、天然ゴムなど任意のものが使用され
るが、塩化ビニル樹脂がコストの面で好ましい。
【0020】これら熱可塑性樹脂またはゴムによる防水
処理方法としては、上記熱可塑性樹脂またはゴムを流動
性のある溶液の状態でコ−ティングし、加熱乾燥するコ
−ティング法、熱可塑性樹脂またはゴムのプラスチゾル
液に基布を浸漬し、加熱処理により樹脂またはゴムをゲ
ル化するディッピング法、熱可塑性樹脂またはゴムの溶
融体を基布の表面に熱融着するトッピング法、あるいは
熱可塑性樹脂またはゴムのフィルムを積層する方法など
が挙げられ、これらの方法は2種以上を組み合わせても
よい。被覆層の厚さは、獲られるシ−トの強度および取
扱い性の観点から、シ−ト厚さとして1〜5mmの範囲
とすることが好ましい。
処理方法としては、上記熱可塑性樹脂またはゴムを流動
性のある溶液の状態でコ−ティングし、加熱乾燥するコ
−ティング法、熱可塑性樹脂またはゴムのプラスチゾル
液に基布を浸漬し、加熱処理により樹脂またはゴムをゲ
ル化するディッピング法、熱可塑性樹脂またはゴムの溶
融体を基布の表面に熱融着するトッピング法、あるいは
熱可塑性樹脂またはゴムのフィルムを積層する方法など
が挙げられ、これらの方法は2種以上を組み合わせても
よい。被覆層の厚さは、獲られるシ−トの強度および取
扱い性の観点から、シ−ト厚さとして1〜5mmの範囲
とすることが好ましい。
【0021】本発明の防水シ−トは高強力、高引裂強力
を有するとともに、初期弾性率が高く、外力による寸法
変化が小さい。さらに特定の織密度を有する織物を基布
として用いているので、該基布の目開きが適度な範囲と
なっており、その結果被覆層はアンカ−効果により基布
への接着性が高まって防水シ−トの破断強度が向上す
る。本発明の防水シ−トは上述のような優れた特性を有
しており、大型テント、車両用幌、船舶用シ−ト、テン
ト倉庫などに有効に使用することができる。
を有するとともに、初期弾性率が高く、外力による寸法
変化が小さい。さらに特定の織密度を有する織物を基布
として用いているので、該基布の目開きが適度な範囲と
なっており、その結果被覆層はアンカ−効果により基布
への接着性が高まって防水シ−トの破断強度が向上す
る。本発明の防水シ−トは上述のような優れた特性を有
しており、大型テント、車両用幌、船舶用シ−ト、テン
ト倉庫などに有効に使用することができる。
【0022】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳述するが、本
発明はこれら実施例により何等限定されるものではな
い。なお、実施例中における諸物性は以下の方法により
測定した値である。 (1)ポリマーの溶液粘度(LVN) ポリマーをm−クレゾールに0.5g/dlの濃度で溶
解させ、ウベローデ型粘度計を使用して60℃で測定し
た。 (2)繊維の引張強度(g/デニ−ル)および初期弾性
率(g/デニ−ル) JIS L 1013に準拠した方法で測定した。 (3)防水シ−トの評価 防水シ−トを1m四方、1mの高さの板枠内に敷設し、
その板枠内に砂を1m高さまで詰め込み、1週間経過後
板枠、砂を除去して防水シ−トの状況を評価した。 評価基準; ○:損傷なし △:亀裂部分がわずかに発生したが、実用上問題なし ×:亀裂部分が多大に発生
発明はこれら実施例により何等限定されるものではな
い。なお、実施例中における諸物性は以下の方法により
測定した値である。 (1)ポリマーの溶液粘度(LVN) ポリマーをm−クレゾールに0.5g/dlの濃度で溶
解させ、ウベローデ型粘度計を使用して60℃で測定し
た。 (2)繊維の引張強度(g/デニ−ル)および初期弾性
率(g/デニ−ル) JIS L 1013に準拠した方法で測定した。 (3)防水シ−トの評価 防水シ−トを1m四方、1mの高さの板枠内に敷設し、
その板枠内に砂を1m高さまで詰め込み、1週間経過後
板枠、砂を除去して防水シ−トの状況を評価した。 評価基準; ○:損傷なし △:亀裂部分がわずかに発生したが、実用上問題なし ×:亀裂部分が多大に発生
【0023】実施例 プロピレンを7モル%共重合したエチレン/プロピレン
/一酸化炭素ポリマー(LVN1.7dl/g)を紡糸
温度275℃で紡糸し、次いでプレート温度200℃で
6倍延伸した後、熱固定し総繊度500〜5000デニ
−ルの繊維を得た。該繊維の引張強度、初期弾性率を下
記表に示す。該繊維を0.3g/デニ−ルの撚糸張力
下、100T/mの撚を付与して経糸と緯糸に使用し、
織密度と繊度との積が下記表になるように織密度を変え
て平織物を製織した。この織物を基布として、両面に厚
さ0.5mmの塩化ビニル樹脂層をトッピングして防水
シ−トを得た。
/一酸化炭素ポリマー(LVN1.7dl/g)を紡糸
温度275℃で紡糸し、次いでプレート温度200℃で
6倍延伸した後、熱固定し総繊度500〜5000デニ
−ルの繊維を得た。該繊維の引張強度、初期弾性率を下
記表に示す。該繊維を0.3g/デニ−ルの撚糸張力
下、100T/mの撚を付与して経糸と緯糸に使用し、
織密度と繊度との積が下記表になるように織密度を変え
て平織物を製織した。この織物を基布として、両面に厚
さ0.5mmの塩化ビニル樹脂層をトッピングして防水
シ−トを得た。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】本発明の防水シ−トは、該シ−トを構成
する繊維自身の引張強度、初期弾性率が高いことに由来
して、該繊維からなる基布も高強力、高弾性率を有し、
また、該基布が特定の織密度を有することから、基布の
目開きが適度な範囲となっており、アンカ−効果による
被覆層の接着性が高まってシ−トの破断強度が向上する
ため、耐引裂性に優れたものとなる。
する繊維自身の引張強度、初期弾性率が高いことに由来
して、該繊維からなる基布も高強力、高弾性率を有し、
また、該基布が特定の織密度を有することから、基布の
目開きが適度な範囲となっており、アンカ−効果による
被覆層の接着性が高まってシ−トの破断強度が向上する
ため、耐引裂性に優れたものとなる。
Claims (1)
- 【請求項1】下記一般式(1)で示される繰り返し単位
から実質的になるポリマーフィラメントにより構成さ
れ、経糸および緯糸のそれぞれについて織密度と総繊度
との関係が下記式(2)を満足する織物に、その少なく
とも一面に熱可塑性樹脂またはゴムが被覆されてなる防
水シ−ト。 【化1】 900 ≧ 織密度(本/インチ)×√総繊度 ≧ 400 (2)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8143893A JPH09323384A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 防水シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8143893A JPH09323384A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 防水シ−ト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09323384A true JPH09323384A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15349503
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8143893A Pending JPH09323384A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 防水シ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09323384A (ja) |
-
1996
- 1996-06-06 JP JP8143893A patent/JPH09323384A/ja active Pending
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