JPH09323483A - 熱転写受像シート及びその製造方法 - Google Patents

熱転写受像シート及びその製造方法

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JPH09323483A
JPH09323483A JP8165265A JP16526596A JPH09323483A JP H09323483 A JPH09323483 A JP H09323483A JP 8165265 A JP8165265 A JP 8165265A JP 16526596 A JP16526596 A JP 16526596A JP H09323483 A JPH09323483 A JP H09323483A
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JP
Japan
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thermal transfer
transfer image
cut
receiving sheet
sheet
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JP8165265A
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English (en)
Inventor
Kenji Sakamoto
健司 坂本
Kazuhiro Masuda
和博 増田
Atsushi Kametaka
厚 亀高
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Inctec Inc
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Inctec Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 離型シートを除く他の積層部分を任意の形状
にハーフカットする際に、カッター刃に粘着剤が付着し
て、熱転写受像シートの表面にその粘着剤が転移付着す
ることがなく、また、ハーフカット領域が熱転写プリン
ター内で搬送中にめくれて、剥がれることがなく、さら
にハーフカット領域を剥がす時に、その領域を破裂する
ことがないような熱転写受像シート及びその製造方法を
提供する。 【解決手段】 少なくとも離型シートと、その離型面に
形成した粘着剤層と、該粘着剤層とともに剥離可能な支
持体と、該支持体の上に形成された染料受容層とからな
る熱転写受像シートにおいて、該離型シートを除く他の
積層部分が、レーザー加工手段により、任意の形状及び
深さにハーフカットされ、且つ該ハーフカット部に熱処
理が施されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は昇華型熱転写により
文字、画像が形成される受像シートにおいて、少なくと
も、離型シート/粘着剤層/支持体/染料受容層からな
る構成で、ハーフカットが施されている熱転写受像シー
ト及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の熱転写方法が知られている
が、それらの中でも、近年、昇華性の染料を含有する染
料層を支持体上に形成した熱転写シートを、サーマルヘ
ッドやレーザー等の加熱媒体によって加熱することによ
り、熱転写受像シート上に画像を形成する昇華転写記録
方式が注目され、種々の分野において、情報記録手段と
して利用されている。この昇華転写記録方式によれば、
極めて短時間でフルカラー画像を形成することができ、
中間色の再現性や階調性に優れた、フルカラー銀塩写真
画像にも匹敵する高品質な画像を得ることができる。マ
ルチメディアに関連した様々なハードおよびソフトの発
達により、この熱転写方法は、コンピューターグラフィ
ックス、衛星通信による静止画像そしてCDROMその
他に代表されるデジタル画像およびビデオ等のアナログ
画像のフルカラーハードコピーシステムとして、その市
場を拡大している。
【0003】この熱転写方法による熱転写受像シートの
具体的な用途は、多岐にわたっている。代表的なものと
しては、印刷の校正刷り、画像の出力、CAD/CAM
などの設計およびデザインなどの出力、CTスキャンや
内視鏡カメラなどの各種医療用分析機器、測定機器の出
力用途そしてインスタント写真の代替として、また身分
証明書やIDカード、クレジットカード、その他カード
類への顔写真などの出力、さらに遊園地、ゲームセンタ
ー、博物館、水族館などのアミューズメント施設におけ
る合成写真、記念写真としての用途などをあげることが
できる。さらに、上記のような用途の多様化に伴い、任
意の対象物に貼り付けられるもので、例えば、画像が形
成される染料受容層と支持体が、粘着剤層を介して、離
型シートと剥離可能な構成の熱転写受像シートが使用さ
れている。いわゆる、ラベルやシールタイプと言われて
いるものである。この熱転写受像シートは、染料受容層
に所望の画像を形成後、該染料受容層を剥離して任意の
対象物に貼着する用途のものである。
【0004】図5及び図6は、上記の用途に使用されて
いる従来技術の熱転写受像シートの1例を示すもので、
図6は図5のX−X拡大断面図である。図5に示す熱転
写受像シートは、所定の幅の長尺タイプであり、その両
端は巻芯1に巻かれ、熱転写プリンターに装着されて矢
印方向又はその反対方向に進行し、図示していない昇華
型熱転写シートがその表面に重ねられ、該熱転写シート
をその背面からサーマルヘッド等により画像上に加熱し
て、熱転写シートの染料を熱転写受像シートの染料受容
層に移行させ、熱転写受像シートの表面に任意の画像2
を形成するものである。
【0005】上記の熱転写受像シートは、図5に示すよ
うに任意の形状にハーフカットされており、その断面の
詳細を拡大して図6に示す。尚、ハーフカットの形成方
法はカッター刃を取り付けた上型と台座の間に、熱転写
受像シートを挿入して、上型を上下動させる方法や、シ
リンダータイプのロータリーカッター方法でもよい。ハ
ーフカットライン3によって区画された領域に形成され
た画像2、例えば、顔写真画像は、図6に示すようにハ
ーフカットライン3に沿って、その粘着剤層4とともに
離型シート5から剥離され、剥離された画像形成染料受
容層部分Aは、図7に示すように任意の物品11、例え
ば、ノート、手帳、鞄、その他の物品に貼着される。
尚、図5における符号12は検知マークを示す。
【0006】以上の如く、従来のハーフカット入り熱転
写受像シートは、離型シート5の離型面に、粘着剤層4
と染料受容層7の支持体6である例えば、発泡ポリエチ
レンテレフタレート(PET)フィルムや、ユポの名称
で知られている合成紙と、該支持体6上に形成された染
料染着性の樹脂層7(染料受容層)から形成されてい
る。また、本願出願人により、上記の如き熱転写受像シ
ートにおいて、上記の支持体として、未発泡の樹脂フィ
ルムと発泡樹脂フィルムとの積層体を使用して画像発色
濃度を向上させたものが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の如き熱
転写受像シートを用いて画像形成する場合には、図5に
示す如き熱転写受像シートが、両端が巻き芯1に巻き付
けられ、更に画像形成用の熱転写プリンター内では、プ
ラテンロールを始めとして幾つかのローラーを経由して
熱転写受像シートが搬送され、且つ画像形成部分がサー
マルヘッド等により部分的に加熱されて所望の画像が形
成される。この画像形成に際して、熱転写受像シートが
ロール等の部分で湾曲搬送される際、ハーフカットライ
ン3で包囲されている領域の端部がめくれ、該端部から
ハーフカット領域が剥離し、該剥離した領域の裏面には
粘着剤層が形成されているため、該粘着剤層が熱転写プ
リンター内や、熱転写受像シートの表面に付着して、熱
転写プリンター内における熱転写受像シートの搬送不良
の問題が発生し、しばしば画像形成が中断されるという
問題が生じている。
【0008】また、上記のような問題は、粘着剤層の粘
着強度を向上させれば解決することができるが、粘着剤
層の粘着強度を向上させると、画像形成後のハーフカッ
ト領域を剥がす際、剥離困難になったり、剥離時にハー
フカット領域の一部が破裂するという問題が生じる。
【0009】しかしながら、上記の熱転写受像シート
は、従来のカッター刃による圧接でハーフカットを形成
するため、その加工部分が粗面となり、歪みやバリが生
じやすく、ハーフカット領域の剥離不良が生じたり、カ
ッター刃による加工の際に、カッター刃が熱転写受像シ
ートから抜け出る時、カッター刃に粘着剤が付着して、
熱転写受像シートの表面にその粘着剤が転移付着する。
この状態では、熱転写受像シートの表面に付着した粘着
剤が、印字時に熱転写プリンター内の搬送機構に影響
し、走行不良やハーフカット領域の剥がれ、あるいは熱
転写シートへのシワ誘発などを起こしたりする問題があ
った。
【0010】そこで、上記の問題を解決するため、本発
明は、少なくとも離型シートと、その離型面に形成した
粘着剤層と、該粘着剤層とともに剥離可能な支持体と、
その支持体上に形成された染料受容層とからなる熱転写
受像シートにおいて、離型シートを除く他の積層部分を
任意の形状にハーフカットする際に、カッター刃に粘着
剤が付着して、熱転写受像シートの表面にその粘着剤が
転移付着することがなく、また、ハーフカット領域が熱
転写プリンター内で搬送中にめくれて、剥がれることが
なく、さらにハーフカット領域を剥がす時に、その領域
を破裂することがないような熱転写受像シート及びその
製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、少なくとも離型シートと、その離型面に
形成した粘着剤層と、該粘着剤層とともに剥離可能な支
持体と、該支持体の上に形成された染料受容層とからな
る熱転写受像シートにおいて、該離型シートを除く他の
積層部分が、レーザー加工手段により、任意の形状及び
深さにハーフカットされ、且つ該ハーフカット部に熱処
理が施されていることを特徴とする。また、少なくとも
離型シートと、その離型面に形成した粘着剤層と、該粘
着剤層とともに剥離可能な支持体と、該支持体の上に形
成された染料受容層とからなる熱転写受像シートに対
し、ハーフカットを行う製造方法において、該離型シー
トを除く他の積層部分を、レーザー加工手段により、熱
処理を施すことにより、任意の形状及び深さに該ハーフ
カットを形成することを特徴とする。
【0012】また、前記のハーフカットにおいて、ハー
フカットラインの深さが異なる部分を有することを特徴
とする。また、前記のハーフカットラインにおいて、深
さが浅いハーフカットライン部が、ハーフカット領域の
印字開始辺側及び/又は印字終了辺側に形成されている
ことを特徴とする。また、前記の支持体が、粘着剤層に
接する未発泡の樹脂フィルムと染料受容層に接する発泡
樹脂フィルムとの積層体とからなることを特徴とする。
また、前記の離型シートが、表面無処理のポリオレフィ
ン樹脂フィルムからなることを特徴とする。また、前記
の表面無処理のポリオレフィン樹脂フィルムが、延伸又
は無延伸のポリプロピレン樹脂フィルムであることを特
徴とする。また、前記の表面無処理のポリオレフィン樹
脂フィルムと粘着剤層とのJISZ0237準拠の18
0°による剥離強度が100〜1,700gであること
を特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の熱転写受像シートは、少なくとも離型
シートと、その離型面に形成した粘着剤層と、該粘着剤
層とともに剥離可能な支持体と、該支持体の上に形成さ
れた染料受容層とからなる熱転写受像シートにおいて、
該離型シートを除く他の積層部分が、レーザー加工手段
により、任意の形状及び深さにハーフカットされ、且つ
該ハーフカット部に熱処理が施されている。また、本発
明で用いるレーザー加工手段は、レーザー光照射時間等
の条件を変えるだけで、簡単にハーフカットラインの深
さ調整を行うことができ、精度が高く、再現性良い、ハ
ーフカット加工ができる。
【0014】レーザー光を照射された部分は、局所的に
加熱され、その部分の融点を越えた状態の液相時に、そ
の部分を吹き飛ばすことにより切断し、ハーフカット加
工を行う。すなわち、熱転写受像シートに非接触でハー
フカット加工ができる。したがって、従来のカッター刃
によるハーフカット加工と比べ、カッター刃に粘着剤が
付着して、熱転写受像シートの表面にその粘着剤が転移
付着することがなく、さらに加工部分に応力がかから
ず、バリや歪みが生じない。従来の熱転写受像シートの
表面に付着した粘着剤は、印字時に熱転写プリンター内
の搬送機構に影響し、走行不良やハーフカット領域の剥
がれ、あるいは熱転写シートへのシワ誘発などを起こし
たりする原因となる。
【0015】また、従来のカッター刃によるハーフカッ
ト加工では、その加工部分が粗面となり、歪みが生じ、
バリが生じやすい。このようなバリや歪みは、昇華転写
型熱転写記録では、致命的な不良であり、そのバリや歪
みの部分および付近では、染料の転移がムラとなり、本
来の鮮明、高品質な画像が得られない。また、本発明で
は、ハーフカットの深さが異なる部分を有するため、ハ
ーフカット領域が熱転写プリンター内で搬送中にめくれ
て、剥がれることを防止する。さらに、ハーフカット領
域が熱転写プリンター内で搬送中にめくれることがない
ため、粘着剤層の粘着強度を高くする必要がなく、画像
形成後のハーフカット領域を剥がす際、剥離困難になっ
たり、剥離時にハーフカット領域の一部が破裂すること
もない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、好ましい実施の形態を挙
げて、本発明を更に詳しく説明する。本発明の熱転写受
像シートの一つの形態は、図1に示すように、ハーフカ
ットラインを浅い部分3’と深い部分3の深さが異なる
部分を有し、そのハーフカットをレーザー加工手段によ
り行い、該ハーフカットの周縁部に熱処理が施されてい
ることを特徴とする熱転写受像シートである。図2は、
図1のX−X拡大断面図であり、本発明の熱転写受像シ
ートの層構成を説明する図であり、図3は他の本発明の
熱転写受像シートの層構成を説明する図である。図示さ
れているように深いハーフカットライン3は、粘着剤層
4の底部まで達しているが、浅いハーフカットライン
3’は、図2の場合には粘着剤層4にまで達しておら
ず、また、図3の場合には支持体を構成するフィルム8
の一部にまで達し、粘着剤層4にまでは達していない。
このようにハーフカットラインの深さを変えることによ
って、浅いハーフカットライン3’のところでは、熱転
写プリンター中で熱転写受像シートに画像形成される場
合、剥がれにくく、したがって、ハーフカット領域の剥
がれによるプリンタ内で熱転写受像シートの搬送不良が
なく、画像形成が中断されることもない。
【0017】図2及び図3に示す例は単なる例示であ
り、浅いハーフカットライン3’のカット深さは図示の
例に限定されず、離型シート5にまでは達せず、且つ染
料受容層7と支持体6の少なくとも一部まで届いていれ
ば如何なる深さであってもよい。尚、図3のように、支
持体が貼り合わせてある場合には、その下側のフィルム
8の途中までカットを入れておくことが好ましい。図4
は、本発明におけるハーフカットライン3、3’の形状
の例を示す拡大図である。図示のように浅いハーフカッ
トライン3’と深いハーフカットライン3との形状は、
図1に示す形状以外に、図4a〜dに示す如き形状が可
能であり、その他の形状であってもよい。好ましい形状
は、図4に示すように、浅いハーフカットライン3’
が、印字開始辺側及び/または印字終了辺側に形成され
ている形状である。また、熱転写受像シートの印字する
搬送方向の先頭部である印字開始辺が剥離し易いので、
図4b及びcの形状にして、印字終了辺側は、印字後に
剥がしやすいように深いハーフカットライン3にするこ
とが特に好ましい。
【0018】図2は、図1のX−X拡大断面図であり、
本発明の熱転写受像シートの層構成は、図2に示すよう
に、離型シート5と、その離型面に形成した粘着剤層4
と、該粘着剤層4とともに剥離可能な支持体6と、その
支持体6上に形成された染料受容層7とからなってい
る。また、本発明の別の好ましい実施形態の熱転写受像
シートの例は、図3にその拡大断面図に示すように、支
持体(図の符号で、8+10+9)が、粘着剤層4に接
する未発泡の樹脂フィルム8と染料受容層7に接する発
泡樹脂フィルム9との積層体とすることによって、形成
された画像の染料発色性、特に画像の高濃度部の染料発
色性を向上させることができる。上記の未発泡樹脂フィ
ルム8と発泡樹脂フィルム9とは接着剤層10により貼
着されている。また、浅いハーフカット部分を設けなく
ても問題のない時は、通常の様な深いハーフカットのみ
にてハーフカット処理しても良い。
【0019】(離型シート)本発明において使用する離
型シート5は、従来公知のプラスチックフィルムまた
は、ポリラミ紙の表面にシリコーン等の公知の離型剤で
離型処理を施した材料であり、例えば、東レ株式会社製
のルミラーT−60(厚み50μm)や、ダイヤホイル
株式会社製のW−400(厚み38μm)として入手
し、使用することができる。これらの離型シートは20
μm〜100μmの厚みのものが好ましく、離型シート
が薄すぎると得られる熱転写受像シートのいわゆるコシ
がなくなり、熱転写プリンターで搬送できなかったり、
熱転写受像シートにシワが発生したりする。一方、離型
シートが厚すぎると、得られる熱転写受像シートが厚く
なりすぎ、熱転写プリンターで搬送駆動させる力が大き
くなりすぎて、プリンターに故障が生じたり、正常に搬
送できなかったりする。
【0020】また、本発明において使用する離型シート
は、表面無処理のポリオレフィン樹脂フィルム、例え
ば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムで
あり、特に延伸または無延伸のポリプロピレン樹脂フィ
ルムが好ましい。本発明者の知見によれば、特に延伸ま
たは無延伸のポリプロピレン樹脂フィルムは、その表面
に、従来技術の如き離型処理を施すことなく熱転写受像
シートを作成した場合に、粘着剤の種類を選択すること
によって、上記離型シートと粘着剤層とのJISZ02
37準拠の180°による剥離強度を約100〜1,7
00g、好ましくは約700〜1,400gの範囲に容
易に調節することができ、画像形成時にはハーフカット
領域の剥離がなく、そのうえ画像形成後には、ハーフカ
ット領域が破裂することなく、容易に剥離することがで
きる。上記の離型シートの厚みは約20〜100μm、
好ましくは35〜75μmの範囲である。このような延
伸若しくは無延伸のポリプロピレン樹脂フィルムとし
て、例えば、東洋紡績株式会社製のパイレンや東レ株式
会社製のトレファン等として市場から入手することがで
きる。
【0021】(粘着剤層)上記の本発明において使用す
る粘着剤層4は、従来公知の溶剤系及び水系のいずれの
粘着剤を用いて形成することができる。粘着剤として、
例えば、酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル−
アクリル共重合体、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン樹脂や、
天然ゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴムなどが挙げ
られる。粘着剤層の塗工量は、約8〜30g/m2 (固
形分)が一般的であり、従来公知の方法、すなわち、グ
ラビアコート、グラビアリバースコート、ロールコート
等の方法で、離型シート上に塗布し、乾燥して粘着剤層
を形成する。また、粘着剤層の粘着力は、JIS Z0
237準拠の180°による剥離方法において、100
〜1,700gの範囲、好ましくは700〜1,400
gの範囲にすることが望ましい。以上の如き粘着剤は、
前記離型シート上に粘着剤層を形成する際に、その剥離
強度が前記範囲になるように、選択して使用することが
好ましい。
【0022】(支持体)本発明の熱転写受像シートにお
ける支持体6としては、従来公知のものでよく、例え
ば、東洋紡績株式会社製のトヨパールSS P4255
(厚み35μm)、モービルプラスチックヨーロッパ製
のMW247(厚み35μm)等の発泡ポリプロピレン
フィルム、ダイヤホイル株式会社製のW−900(50
μm)、東レ株式会社製のE−60(50μm)等の発
泡ポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましく使用
される。又、本発明の別の好ましい実施形態の熱転写受
像シートの例は、図3にその拡大断面図にて示すよう
に、支持体(図の符号で、8+10+9)が、粘着剤層
4に接する未発泡の樹脂フィルム8と染料受容層7に接
する発泡樹脂フィルム9との積層体からなる。このよう
にすることによって、形成される画像、特に高濃度部分
の発色濃度を向上させて、高品質の画像を形成すること
ができる。
【0023】上記において、有用な未発泡樹脂フィルム
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等の未発泡のフィルムであり、従来公知の未
発泡樹脂フィルムはいずれも本発明において使用でき、
その厚みとしては約10〜50μmの範囲が好ましい。
フィルム厚が薄すぎると、いわゆるコシがなく、得られ
る熱転写受像シートにおいて、サーマルヘッド等による
画像形成時に熱収縮によるカールが発生し、一方、厚す
ぎるとサーマルヘッド等による画像形成時にヒートセッ
トによるカールが発生し易くなる。好ましい一例として
は、例えば、東レ株式会社製のルミラーS−10(厚み
12μm)が挙げられる。また、有用な発泡樹脂フィル
ムとしては、発泡ポリプロピレンフィルムや発泡ポリエ
チレンテレフタレートフィルム等の従来公知の発泡樹脂
フィルムが使用でき、特に発泡ポリプロピレンフィルム
がそのクッション性と断熱性が優れており、サーマルヘ
ッドとの圧接で、均一に効率良く染料を受容層へ転移さ
せるため、好ましい。これらのフィルムの厚みは、30
〜60μm程度が好ましい。好ましいものとしては、例
えば、東洋紡績株式会社製のトヨパールP4255(厚
さ35μm)やトヨパールP4256(厚さ60μm)
等が挙げられる。
【0024】上記の未発泡樹脂フィルムと、発泡樹脂フ
ィルムとの積層方法としては、例えば、ドライラミネー
ション、ノンソルベント(ホットメルト)ラミネーショ
ン、ECラミネーション方法等の公知の積層方法が使用
できるが、好ましい方法はドライラミネーション及びノ
ンソルベントラミネーション方法である。ノンソルベン
トラミネーション方法に好適な接着剤としては、例え
ば、武田薬品工業株式会社製のタケネートA−720L
が挙げられ、ドライラミネーションに好適な接着剤とし
ては、例えば、武田薬品工業株式会社製のタケラックA
969/タケネートA−5(3/1)等が挙げられる。
これらの接着剤の使用量としては、固形分で約1〜8g
/m2 、好ましくは2〜6g/m2 の範囲である。
【0025】(染料受容層)図2に例示する本発明の熱
転写受像シートにおいては、染料受容層7の形成は、前
記支持体6に予め設けておいてもよいし、支持体6と離
型シート5とを積層した後に、支持体の面に設けてもよ
い。また、図3に例示する本発明の熱転写受像シートに
おいては、染料受容層7の形成は、前記発泡樹脂フィル
ム9と未発泡樹脂フィルム8とを積層する前の発泡樹脂
フィルム9に設けてもよいし、発泡樹脂フィルム9と未
発泡樹脂フィルム8とを積層して構成された支持体の発
泡樹脂フィルム9の面に設けてもよいし、支持体(図の
符号で、8+10+9)と離型シート5とを積層した後
に、支持体の発泡樹脂フィルム9の面に設けてもよい。
【0026】上記の染料受容層を形成する材料として
は、例えば、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹
脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、エチレン・酢酸
ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ポ
リマー、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルエステル等のポ
リエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系
樹脂、エチレンやプロピレン等のオレフィンと他のビニ
ルモノマーとの共重合体系樹脂、アイオノマー、セルロ
ースジアセテート等のセルロース系樹脂、ポリカーボネ
ート系樹脂等が挙げられ、中でも特に好ましいものはポ
リエステル系樹脂及び塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体
及びそれらの混合物である。
【0027】画像形成時において、染料層を有する昇華
型熱転写シートと、熱転写受像シートの染料受容層との
融着若しくは印画感度の低下等を防ぐ目的で、上記染料
受容層用樹脂に離型剤を混合することができる。混合し
て使用する好ましい離型剤としては、シリコーンオイ
ル、リン酸エステル系界面活性剤、フッ素系界面活性剤
等が挙げられるが、中でもシリコーンオイルが望まし
い。そのシリコーンオイルとしては、エポキシ変性、ビ
ニル変性、アルキル変性、アミノ変性、カルボキシル変
性、アルコール変性、フッ素変性、アルキルアラルキル
ポリエーテル変性、エポキシ・ポリエーテル変性、ポリ
エーテル変性等の変性シリコーンオイルが望ましい。
【0028】離型剤は1種若しくは2種以上のものが使
用される。また、離型剤の添加量は染料受容層形成用樹
脂100重量部に対し、0.5〜30重量部が好まし
い。この添加量の範囲を満たさない場合は、昇華型熱転
写シートと熱転写受像シートの染料受容層との融着若し
くは印画感度の低下等の問題が生じる場合がある。この
ような離型剤を染料受容層に添加することによって、転
写後の染料受容層の表面に離型剤がブリードアウトして
離型層が形成される。また、これらの離型剤は染料受容
層形成用樹脂中に添加せず、染料受容層上に別途塗工し
てもよい。
【0029】染料受容層は、発泡樹脂フィルムの表面
に、上記の如き樹脂に離型剤等の必要な添加剤を加えた
ものを適当な有機溶剤に溶解したり、或いは有機溶剤や
水に分散した分散体を適当な塗布方法で塗布及び乾燥す
ることによって形成される。上記染料受容層の形成に際
しては、染料受容層の白色度を向上させて転写画像の鮮
明度を更に高める目的で、白色顔料や蛍光増白剤等を添
加することができる。以上のように形成される染料受容
層は任意の厚さでよいが、一般的には乾燥状態で1〜5
0μmの厚さである。
【0030】また、このような染料受容層は連続被覆で
あるのが好ましいが、樹脂エマルジョン若しくは水溶性
樹脂や樹脂分散液を使用して、不連続の被覆として形成
してもよい。更に、熱転写プリンターの搬送安定化を図
るために染料受容層の上に帯電防止剤を塗工してもよ
い。更に、染料受容層と反対側の熱転写受像シートの面
には熱転写プリンターの給紙時のダブルフィードを防ぐ
ために、適当なスリップ層(不図示)を設けることがで
きる。スリップ層としては、ブチラール樹脂、ポリアク
リル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポリ塩化
ビニリデン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリカーボ
ネート、ポリ酢酸ビニル等公知の樹脂の単独又はブレン
ドしたものに、各種の微粒子やシリコーン等の滑剤を添
加したものを用いることができる。
【0031】(製造方法)本発明の熱転写受像シートの
製造方法は、少なくとも離型シートと、その離型面に形
成した粘着剤層と、該粘着剤層とともに剥離可能な支持
体と、該支持体の上に形成された染料受容層とからなる
熱転写受像シートに対し、ハーフカットを行う製造方法
において、該離型シートを除く他の積層部分を、レーザ
ー加工手段により、熱処理を施すことにより、任意の形
状に該ハーフカットを形成するものである。したがっ
て、レーザー加工手段によりハーフカットを形成するこ
とについて、以下に説明する。本発明のレーザー加工手
段は、レーザー光として、YAGレーザー、炭酸ガスレ
ーザー、ルビーレーザーなどを用い、特にYAGレーザ
ーは、波長が短く、微小なスポットに集光できるため、
より微細な加工が可能であり、好ましく用いられる。
【0032】本発明のレーザー加工手段の例を、説明す
ると、まず、レンズによりレーザー光を集光して、熱転
写受像シートの染料受容層の面へ照射する。その際に、
レーザー光の照射時間または、レーザー出力値を変化さ
せることにより、ハーフカットラインの深さを調整する
ことができる。すなわち、レーザー光の照射時間が少な
め目の場合に、ハーフカットラインが浅くなり、レーザ
ー光の照射時間を少し多くして、ハーフカットラインを
深くすることができる。また、レーザー出力値が少なめ
目の場合に、ハーフカットラインが浅くなり、レーザー
出力値を少し多くして、ハーフカットラインを深くする
ことができる。このように、簡単に、精度が高く、再現
性良く、加工部分に非接触で、ハーフカット加工ができ
る。したがって、従来のカッター刃によるハーフカット
加工と比べ、カッター刃に粘着剤が付着して、熱転写受
像シートの表面にその粘着剤が転移付着することがな
く、さらに加工部分に応力がかからず、バリや歪みが生
じない。
【0033】本発明のレーザー加工手段は、約0.9〜
11μmの赤外線領域のレーザー光線を使用することが
好ましく、レーザー光を照射された部分は、加熱される
ことになる。レーザー光を照射された部分は、局所的に
加熱され、その部分の融点を越えた状態の液相時に、そ
の部分を吹き飛ばすことにより切断され、ハーフカット
加工が行われる。本発明のレーザー加工手段は、以下に
説明するレーザー加工装置により、熱転写受像シートに
ハーフカットを形成する。レーザー加工装置は、図8に
その一例を示すように、レーザーヘッド21と加工光学
系(レンズ)22と、レーザー電源23とから構成され
るレーザー発振器20、被加工物である熱転写受像シー
ト30を搭載し、水平面内(XY平面内)に移動可能な
XYテーブル24、レーザーヘッド21と加工光学系
(レンズ)22を上下方向(Z軸方向)に移動させるZ
テーブル25、XYテーブル24の水平面内の移動動作
とZテーブル25の上下方向の移動動作とレーザー発振
器20の発振動作とを自動または手動で制御するメイン
コントローラ26を備える。このようなレーザー加工装
置のメインコントローラの制御により、図1に示すよう
な面付けのハーフカットを行うことができる。尚、図1
にある検知マークをハーフカット加工の開始検知信号と
して利用することができることは、言うまでもない。
【0034】(検知マーク)本発明の熱転写受像シート
には、図1に示すような検知マーク12を設けることが
できる。この検知マーク12は、熱転写画像形成の開始
位置を示すものである。また、この検知マーク12をハ
ーフカット形成の開始位置として利用することもでき
る。例えば、図1では、検知マーク12を読み取り検知
して、12個の区画のハーフカットの加工を行う。次
に、その加工の進行方向の次の検知マークを、読み取り
検知して、また、同様にハーフカット加工を行い、その
動作を繰り返すことができる。検知マーク12の形状や
色は、検知器によって検知可能であればよく、限定され
るものではない。形状において、例えば、図1のように
楕円状でも、または、四角形でもよく、その他、丸形や
バーコード等の形状でもよい。また、ライン状の場合で
は、熱転写受像シートの幅全体にわたって、形成しても
よい。検知マークの色は、検知器で検知可能であればよ
く、例えば、光透過型検知器であれば、隠蔽性の高い銀
色、黒色などがあげられる。また、光反射型検知器であ
れば、反射性の高い金属光沢の色調などがあげられる。
【0035】検知マークの形成方法は、熱転写受像シー
トの表面から裏面に穴を貫通させることによって形成し
てもよいし、グラビア印刷やオフセット印刷で形成して
もよい。また、蒸着フィルムを転写箔でホットスタンプ
で設けたり、裏面に粘着剤付きの蒸着フィルムを貼り付
けることもでき、特に限定されるものではない。また、
検知マークの形成場所は、図1のように12個の区画の
ハーフカットを一単位として、その一単位毎の先頭部に
形成する。さらに、最初のハーフカット一単位の先頭部
にのみ形成してもよい。最初のハーフカット形成位置
を、検知マークを検知器により読み取ることにより、検
知して、レーザー加工装置での熱転写受像シートの送り
量を制御することによって、次以降もハーフカット形成
位置を正確に合わせことができる。検知マークの検知手
段については、検知マークを読み取ることができれば何
でもよく、特に限定されるものではない。検知マークと
して、貫通穴の場合は、光透過型の検知器で読み取るこ
とができるため、光反射型の検知器に比べ、誤作動が少
ないため、好ましい。また、金属光沢の銀色の検知マー
クを印刷で設けたり、蒸着フィルムの検知マークを用い
た場合は、光反射型の検知器で読み取ることができる。
【0036】以上のように形成された本発明の熱転写受
像シートに画像を形成する方法は、従来公知の昇華型熱
転写方式でよく、例えばイエロー、シアン及びマゼンタ
の3色の染料層を面順次に有する熱転写シートを用い
て、公知のサーマルヘッド方式の熱転写プリンターによ
って所望のフルカラー画像を本発明の熱転写受像シート
の染料受容層に形成し、画像形成された染料受容層を含
む層を、粘着剤層とともに離型シートから剥離し、剥離
した染料受容層を含む層を任意の物品に貼着することが
できる。また、熱転写受像シートが前記のようにハーフ
カット処理されている場合にはハーフカット領域内に画
像を形成し、図7に示すと同様な方法で画像形成された
ハーフカット領域を剥離し、同様に任意の物品11に貼
着することができる。
【0037】
【実施例】以下に実施例及び比較例をあげて、本発明を
さらに具体的に説明する。尚、文中部または%とあるの
は重量基準である。 (実施例1)まず、支持体である発泡ポリエチレンテレ
フタレートフィルム(商品名W−900、ダイヤホイル
株式会社製、厚み50μm)の一方の表面に下記組成の
染料受容層用塗工液を固形分で、4.0g/m2 の割合
で、塗工及び乾燥して染料受容層を形成した。
【0038】染料受容層用塗工液組成 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体 40部 (電気化学工業株式会社製、#1000A) ポリエステル樹脂(東洋紡績株式会社製、バイロン600) 40部 塩化ビニル・スチレン・アクリル共重合体 20部 (電気化学工業株式会社製、デンカラック#400A) ビニル変性シリコーン 10部 (信越化学工業株式会社製 X−62−1212) 触媒(信越化学工業株式会社製 CAT−PLR−5) 5部 触媒(信越化学工業株式会社製 CAT−PL−50T) 6部 メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 400部
【0039】次に、上記の発泡ポリエチレンテレフタレ
ートフィルムの染料受容層を形成していない面に、下記
組成の粘着剤を固形分塗工量15g/m2 の割合で塗工
し、温度70℃にて1分間の加熱乾燥を行って粘着剤層
を形成した。粘着剤層用塗工液組成 アクリル共重合体 48部 (総研化学株式会社製 SKダイン1310L) エポキシ樹脂(総研化学株式会社製 硬化剤E−AX) 0.36部 酢酸エチル 51.64部
【0040】別に離型シートである表面無処理の二軸延
伸ポリプロピレンフィルム(商品名パイレンP215
6、東洋紡績株式会社製、厚み30μm)の一方の表面
に、前記の積層体の粘着剤層面を対向させてラミネート
した。最後に、前記染料受容層面に帯電防止剤として、
第4級アンモニウム塩化合物(松本油脂製薬株式会社
製、TB−34の1/1000希釈液)を塗布して熱転
写受像シートを形成した。上記の熱転写受像シートを、
離型シートの厚み部分を残して、図4bに示す形状に、
YAGレーザーを用いたレーザー加工手段(レーザー出
力1000W、照射時間0.1〜0.2ms)により、
ハーフカット処理して、実施例1の熱転写受像シートを
得た。1画面のサイズは110mm×110mmであ
り、この1画面内には20mm×15mmの小さい区画
が図1に示すように、12個形成されている。尚、図1
のような検知マークを貫通穴で形成しておく。
【0041】(実施例2)離型シートとして、表面無処
理の無延伸ポリプロピレンフィルム(商品名太閤FC、
FA、二村化学製、厚み60μm)を使用した以外は、
実施例1と同様にして実施例2の熱転写受像シートを得
た。 (実施例3)支持体として、合成紙(商品名ユポFPU
60、王子油化株式会社製、厚さ60μm)を使用した
以外は、実施例1と同様にして実施例3の熱転写受像シ
ートを得た。
【0042】(実施例4)まず、発泡ポリプロピレンフ
ィルム(Mobil製、MW846、厚み35μm)の
一方の表面に実施例1と同様にして染料受容層を形成し
た。次に、上記発泡ポリプロピレンフィルムの染料受容
層を形成していない面に、下記組成の接着剤を固形分塗
工量3g/m2 の割合で塗工し、その面にPETフィル
ム(東レ株式会社製、透明PET T−60、厚み25
μm)を貼り合わせた。接着剤層用塗工液組成 ウレタン系樹脂 30部 (武田薬品工業株式会社製 タケラックA−969V) イソシアネート硬化剤 10部 (武田薬品工業株式会社製 タケネートA−5) 酢酸エチル 80部
【0043】上記のように貼り合わせたPETフィルム
の表面に、下記組成の粘着剤を固形分塗工量15g/m
2 の割合で塗工し、温度70℃にて1分間の加熱乾燥を
行って、粘着剤層を形成した。粘着剤層用塗工液組成 アクリル共重合体 48部 (総研化学株式会社製 SKダイン1310L) エポキシ樹脂(総研化学株式会社製 硬化剤E−AX) 0.36部 酢酸エチル 51.64部
【0044】別に離型シートである表面無処理の二軸延
伸ポリプロピレンフィルム(商品名パイレンP215
6、東洋紡績株式会社製、厚み30μm)の一方の表面
に、前記の積層体の粘着剤層面を対向させてラミネート
した。最後に、前記染料受容層面に帯電防止剤として、
第4級アンモニウム塩化合物(松本油脂製薬株式会社
製、TB−34の1/1000希釈液)を塗布して熱転
写受像シートを形成した。上記の熱転写受像シートを、
離型シートの厚み部分を残して、図1の形状でハーフカ
ットの深さは粘着層までで均一になるように、YAGレ
ーザーを用いたレーザー加工手段(レーザー出力100
0W、照射時間0.1〜0.2ms)により、ハーフカ
ット処理して、実施例4の熱転写受像シートを得た。1
画面のサイズは110mm×110mmであり、この1
画面内には20mm×15mmの小さい区画が図1に示
すように、12個形成されている。尚、図1のような検
知マークを貫通穴で形成しておく。
【0045】(比較例1)実施例1において、ハーフカ
ットをカッター刃による加工によって形成し、その他は
実施例1と同様にして比較例2の熱転写受像シートを得
た。
【0046】イエロー、シアン及びマゼンタの3色の染
料層を面順次に有する昇華熱転写シート(大日本印刷株
式会社製)と前記の実施例及び比較例の熱転写受像シー
トとを、夫々の染料層と染料受容層とを対向させて重ね
合わせ、熱転写シートの裏面からヘッド印加電圧12.
0V、パルス幅16msec、印画周期33.3mse
c、ドット密度6ドット/lineの条件でサーマルヘ
ッドによる熱転写プリンターで記録を行い、熱転写受像
シートの染料受容層にフルカラーの顔写真を形成した。
尚、ハーフカット部の上にも、印字される条件とした。
以上の画像形成において、印字品質及び熱転写プリンタ
ーでの搬送性の評価を行った。評価方法は、以下の通り
である。
【0047】<評価方法> (印字品質)フルカラーの顔写真を形成した印字物につ
いて、その品質を目視にて評価した。判断基準は以下の
通りである。 ○:良好である。転写ムラがない。 ×:印字不良が発生する。転写ムラが認められる。
【0048】(搬送性)各熱転写受像シートの100画
面を連続で画像形成した時の熱転写プリンターの停止回
数で判定した。尚、その停止は、熱転写受像シートのト
ラブルによるものとする。判断基準は以下の通りであ
る。 ○:停止回数2回以下 ×:停止回数20回以上
【0049】評価結果を下記表1に示す。
【表1】
【0050】
【発明の効果】以上の通り、本発明は、少なくとも離型
シートと、その離型面に形成した粘着剤層と、該粘着剤
層とともに剥離可能な支持体と、該支持体の上に形成さ
れた染料受容層とからなる熱転写受像シートにおいて、
該離型シートを除く他の積層部分が、レーザー加工手段
により、任意の形状及び深さにハーフカットされ、且つ
該ハーフカット部に熱処理が施されている。したがっ
て、レーザー加工手段により、熱転写受像シートに非接
触でハーフカット加工ができるため、カッター刃に粘着
剤が付着して、熱転写受像シートの表面にその粘着剤が
転移付着することがなく、また、ハーフカット領域が熱
転写プリンター内で搬送中にめくれて、剥がれることが
なく、さらにハーフカット領域を剥がす時に、その領域
を破裂することがない。
【0051】さらに、本発明は、少なくとも離型シート
と、その離型面に形成した粘着剤層と、該粘着剤層とと
もに剥離可能な支持体と、該支持体の上に形成された染
料受容層とからなる熱転写受像シートに対し、ハーフカ
ットを行う製造方法において、該離型シートを除く他の
積層部分を、レーザー加工手段により、熱処理を施すこ
とにより、任意の形状及び深さに該ハーフカットを形成
する。したがって、本発明の製造方法は、従来のカッタ
ー刃によるハーフカット加工と比べ、カッター刃に粘着
剤が付着して、熱転写受像シートの表面にその粘着剤が
転移付着することがなく、さらに加工部分に応力がかか
らず、その加工部分が粗面、バリや歪みが生じない。ま
た、ハーフカットラインが浅い部分と深い部分から構成
しているため、ハーフカット領域が熱転写プリンター内
で搬送中にめくれて、剥がれることがなく、さらにハー
フカット領域を剥がす時に、その領域を破裂することが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写受像シートの平面を図解的に説
明する図である。
【図2】図1のX−X拡大断面図である。
【図3】別の例の図1のX−X拡大断面図である。
【図4】ハーフカットラインのパターンの例を図解的に
説明する図である。
【図5】従来技術のハーフカットされた熱転写受像シー
トを、図解的に説明する図である。
【図6】図5のX−X拡大断面図である。
【図7】剥離した印字物を他物品に貼着した状態を説明
する図である。
【図8】レーザー加工装置の構成の概略図である。
【符号の説明】
1 巻芯 2 画像 3 深いハーフカットライン 3’ 浅いハーフカットライン 4 粘着剤層 5 離型シート 6 支持体 7 染料受容層 8 未発泡樹脂フィルム 9 発泡樹脂フィルム 10 接着剤層 11 物品 12 検知マーク 20 レーザー発振器 21 レーザーヘッド 22 加工光学系 23 レーザー電源 24 XYテーブル 25 Zテーブル 26 メインコントローラ 30 熱転写受像シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀高 厚 神奈川県横浜市緑区青砥町450 ザ・イン クテック株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも離型シートと、その離型面に
    形成した粘着剤層と、該粘着剤層とともに剥離可能な支
    持体と、該支持体の上に形成された染料受容層とからな
    る熱転写受像シートにおいて、該離型シートを除く他の
    積層部分が、レーザー加工手段により、任意の形状及び
    深さにハーフカットされ、且つ該ハーフカット部に熱処
    理が施されていることを特徴とする熱転写受像シート。
  2. 【請求項2】 少なくとも離型シートと、その離型面に
    形成した粘着剤層と、該粘着剤層とともに剥離可能な支
    持体と、該支持体の上に形成された染料受容層とからな
    る熱転写受像シートに対し、ハーフカットを行う製造方
    法において、該離型シートを除く他の積層部分を、レー
    ザー加工手段により、熱処理を施すことにより、任意の
    形状及び深さに該ハーフカットを形成することを特徴と
    する熱転写受像シートの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記のハーフカットにおいて、ハーフカ
    ットラインの深さが異なる部分を有することを特徴とす
    る上記の請求項1に記載する熱転写受像シート。
  4. 【請求項4】 前記のハーフカットにおいて、ハーフカ
    ットラインの深さが異なる部分を有することを特徴とす
    る上記の請求項2に記載する熱転写受像シートの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記のハーフカットラインにおいて、深
    さが浅いハーフカットライン部が、ハーフカット領域の
    印字開始辺側及び/又は印字終了辺側に形成されている
    ことを特徴とする上記の請求項3に記載する熱転写受像
    シート。
  6. 【請求項6】 前記のハーフカットラインにおいて、深
    さが浅いハーフカットライン部が、ハーフカット領域の
    印字開始辺側及び/又は印字終了辺側に形成されている
    ことを特徴とする上記の請求項4に記載する熱転写受像
    シートの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記の支持体が、粘着剤層に接する未発
    泡の樹脂フィルムと染料受容層に接する発泡樹脂フィル
    ムとの積層体とからなることを特徴とする上記の請求項
    1に記載する熱転写受像シート。
  8. 【請求項8】 前記の離型シートが、表面無処理のポリ
    オレフィン樹脂フィルムからなることを特徴とする上記
    の請求項1に記載する熱転写受像シート。
  9. 【請求項9】 前記の表面無処理のポリオレフィン樹脂
    フィルムが、延伸又は無延伸のポリプロピレン樹脂フィ
    ルムであることを特徴とする上記の請求項8に記載する
    熱転写受像シート。
  10. 【請求項10】 前記の表面無処理のポリオレフィン樹
    脂フィルムと粘着剤層とのJIS Z0237準拠の1
    80°による剥離強度が100〜1,700gであるこ
    とを特徴とする上記の請求項8に記載する熱転写受像シ
    ート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7858190B2 (en) 2005-09-15 2010-12-28 Basf Coatings Gmbh Thermosetting coating compositions with multiple cure mechanisms
US10431755B2 (en) 2017-06-16 2019-10-01 Japan Display Inc. Display device including an insulating substrate with pixels disposed on a first surface
CN110579936A (zh) * 2018-06-11 2019-12-17 柯尼卡美能达株式会社 热显影光敏材料和使用了该热显影光敏材料的医用薄膜

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CN110579936B (zh) * 2018-06-11 2023-10-27 柯尼卡美能达株式会社 热显影光敏材料和使用了该热显影光敏材料的医用薄膜

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