JPH09324347A - 立毛布帛 - Google Patents

立毛布帛

Info

Publication number
JPH09324347A
JPH09324347A JP8161015A JP16101596A JPH09324347A JP H09324347 A JPH09324347 A JP H09324347A JP 8161015 A JP8161015 A JP 8161015A JP 16101596 A JP16101596 A JP 16101596A JP H09324347 A JPH09324347 A JP H09324347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
napped
fabric
cloth
heat
mortar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8161015A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikatsu Mizukami
義勝 水上
Toshihide Tomikawa
利英 富川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP8161015A priority Critical patent/JPH09324347A/ja
Publication of JPH09324347A publication Critical patent/JPH09324347A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】タイル等の建築部材をモルタルでコンクリート
に接着する際に使用する接着性向上を目的としており、
形状が安定し、作業性の良好な立毛布帛を廉価に提供す
る。 【解決手段】トータル繊度が40デニール以上で、且つ
熱融着繊維を30重量%以上含有する熱融着したマルチ
フィラメントまたは紡績糸からなる立毛を持ち、この立
毛が基布と接着固定されている立毛布帛。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタイル等の建材と壁
材の接着に使用するモルタル等の接着性向上のために使
用する布帛に関する。
【0002】
【従来の技術】タイルをモルタルでコンクリート壁に張
りつける際にタイルの剥離防止、接着性向上のため、立
毛布帛が提案されている。特開平6−280130号公
報には板状建材用立毛布帛及びその製造方法が提案され
ている。この提案は単糸繊度が50デニール以上の立毛
を片面にのみ持つ立毛布帛である。単糸繊度が50デニ
ール未満では繊維がモルタル内部に入りにくいためであ
ると記載されている。好ましくは単糸繊度は100デニ
ール以上であると記載されている。
【0003】この布帛の製造方法としては起毛する方
法、パイル編み織物のパイルをカットする方法、ダブル
ラッセル編み機で2重編み物の接結糸を切断して2枚の
立毛布帛を得る方法、2重織物の接結糸を切断して2枚
の立毛布帛を得る方法が記載されている。しかし、この
提案では立毛と基布は固定されていないため、立毛の脱
落の恐れがある。
【0004】また、単糸繊度が50デニール以上の糸は
上記の提案でも記載されているようにモルタルに突き刺
せる程に硬く、一般的な方法で上記の布帛を編み織物に
製造するには十分な柔軟性がなく、特別の配慮が必要と
なる。そして、布帛形状の安定化と作業性の向上のため
には、特別に布帛にメラミン樹脂加工を行う必要があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はタイル等の建
築部材をモルタルでコンクリートに接着する際に使用す
る接着性向上を目的としており、形状が安定し、作業性
の良好な立毛布帛を廉価に提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは織り編みの
組織、および使用する糸を種々検討した結果、本発明の
完成に至った。本発明はトータル繊度が40デニール以
上で、且つ熱融着繊維を30重量%以上含有する熱融着
したマルチフィラメントまたは紡績糸からなる立毛を持
ち、この立毛が基布と接着固定されている立毛布帛であ
る。また、モルタル面と接着剤の面にも立毛が基布の両
面にある立毛布帛が接着性の点でより好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】タイル等の建築部材としてはタイ
ルの他に、ガラス、天然石材、人造石材、アクリル板等
の合成樹脂板、鋼板等の金属板等がある。従来の工法は
コンクリート面に塗布したモルタルが乾かない間にタイ
ルを圧着し、モルタルでコンクリートとタイルを接着す
る方法である。立毛布帛はこの接着に効果を発揮する。
【0008】本発明の立毛布帛は編み物、織物、タフト
等の立毛布帛である。編み織物はラッセル編みの様な経
編み、シンカーパイルの様な丸編み、モケットの様な2
重織物等が使用できる。また、ダブルラッセル編み物、
段ボールニットの様な2重編み物も使用することができ
る。2重編み織物は接結糸の中央でカットすることによ
り、2枚が一度に製造することができる。
【0009】立毛部の長さは2mm以上が好ましく、モ
ルタルに食い込む方の立毛は3mm以上が好ましい。モ
ルタルの厚さが15mmを超えることは殆どないので、
立毛の厚さはモルタルの厚さ以下で良い。立毛の密度は
20本/cm2 以上が好ましい。
【0010】立毛糸に含有される熱融着繊維の含有量は
少なくとも30重量%以上、好ましくは50重量%以
上、より好ましくは70重量%以上である。熱融着繊維
の含有量が30重量%未満であると接結糸の剛性が不足
する。
【0011】立毛糸はマルチフィラメントからなり、熱
融着してトータル繊度が40デニール以上でも良く、熱
融着してトータル繊度が40デニール以上である紡績糸
でも良い。
【0012】基布の糸は立毛糸の熱融着成分と同じであ
ると基布と立毛糸が熱融着し、固定されるため好まし
い。また、基布の糸も立毛糸と同様に熱融着繊維の含有
量は少なくとも30重量%以上、好ましくは50重量%
以上、より好ましくは70重量%以上である。
【0013】上記の熱融着繊維は既に市販されており、
通常サイドバイサイド型、芯鞘型の熱融着繊維が多く使
用されている。これらは融点の異なるポリマーを複合し
た繊維であり、ポリマーの種類により融点が異なる。1
10、130、150、170、200℃の低融点成分
を持った熱融着繊維がある。
【0014】また、ポリマーの種類としては低融点ポリ
マーとしてポリオレフィン、共重合ポリエステル、ナイ
ロンおよびこれらの変成物が多く使用されている。高融
点ポリマーとしてはポリプロピレン、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート、ナイロン
6、ナイロン66等が多く使用される。中ではモルタル
のアルカリ性に耐える耐アルカリ性に優れているポリオ
レフィンが好ましい。
【0015】熱融着繊維以外の繊維は熱融着繊維の鞘成
分と類似のポリマーの繊維を使用すると接着点が増加す
るため、接着効果は大きくなり好ましい。これには一般
的な合成繊維として、例えばポリプロピレン、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ナ
イロン6、ナイロン66等、再生繊維として、例えばビ
スコースレーヨン、アセテート等、天然繊維として、例
えばコットン、麻、ウール、シルク等がある。中ではモ
ルタルのアルカリ性に耐えるポリオレフィン、ビスコー
スレーヨン、アセテート、コットン、麻等が好ましい。
【0016】編み地の製造は一般的な両面経編み機、ま
たは釜間を広げた両面丸編み機、シンカーパイル編み機
等を使用することによって達成できる。両面立毛編み地
は例えばジャンベルカ編み機によって製造することがで
きる。織地の製造は2重織機を使用することによって達
成できる。両面立毛織地は例えばタオル織機によって製
造することができる。
【0017】上記の編み織物は仕上げの熱処理で熱融着
される際に、立毛糸及び基布に剛性と形状安定性が付与
される。この熱処理は一般的なテンター乾燥機で行うこ
とができる。熱処理温度は熱融着繊維の融着温度の10
℃以上で行うことが好ましい。また、滞留時間は1分間
以上が好ましい。より好ましくは20℃以上、3分間以
上である。十分に熱融着されると糸は熱融着ポリマー
(鞘部)で覆われて外観は1本の単糸と同様に見える。
【0018】この熱処理で立毛と基布も同時に熱融着
し、立毛が基布に固定される。従って、特に樹脂加工を
施す必要はない。本発明では熱融着仕上げ後、立毛のパ
イル先端をカットするため、立毛は既に基布と熱融着固
定されていて、立毛が脱落することがない。タイル等と
立毛布帛の接着剤としては酢酸ビニル、エバ、アクリル
系等の接着剤を使用することが出来る。
【0019】
【発明の効果】本発明の立毛布帛はタイル等の建築部材
をモルタルでコンクリートに接着する際に使用され、タ
イル等の接着性が向上し、タイル等の剥離脱落の防止が
出来る。また、この布帛は適当な剛性を持つため、形状
が安定し、作業性に優れている。別途、後加工を行う必
要がないため経済的にも有利である。
【0020】
【実施例】
実施例1 ジャンベルカ編み機を使用し、鐘紡(株)製熱融着複合
繊維ベルカップル(商標名)ポリエステルフィラメント
SD220D/16Fを供給して、両面パイル丸編み地
を編み上げた。編み上げた丸編み地は開反し、テンター
乾燥機でテンションを与えた状態で200℃で2分間の
熱セットを行い、次にパイルの先端をシャーリングによ
りカットして片面の立毛の長さが4mm、もう一方の立
毛の長さが2mmの本発明の立毛布帛を製造した。
【0021】この布帛の立毛部と基布のSEM写真を撮
影した結果、立毛部は完全に鞘成分のポリマーで被覆さ
れ、外観ではモノフィラメントから構成されているよう
に見えた。また、基布部も同様であり、立毛部と基布が
一体化し、立毛部は基布に強固に固定されていた。
【0022】タイルにこの布帛をアクリル系樹脂で接着
し、立毛部をコンクリートのモルタルに押しつけて張り
つけたところ容易に立毛部がモルタルに食い込んだ。室
温で90日間養生した後、このタイルの剥離強度を布帛
を使用しないタイルのみの比較品と比べた結果、2.1
倍の強度を示した。
【0023】実施例2 実施例1と同様にして使用する糸を鐘紡(株)製ポリエ
ステル熱融着繊維ベルコンビ(商標名)タイプ408
0、4d、51mmの100%短紡績糸40単糸にのみ
変更し、本発明の立毛布帛を製造した。この布帛の立毛
部と基布のSEM写真を撮影した結果、立毛部は完全に
鞘成分のポリマーで被覆され、毛羽も見当たらず、外観
ではモノフィラメントから構成されているように見え
た。また、基布部も同様であり、立毛部と基布が一体化
し、立毛部は基布に強固に固定されていた。
【0024】タイルにこの布帛をアクリル系樹脂で接着
し、立毛部をコンクリートのモルタルに押しつけて張り
つけたところ容易に立毛部がモルタルに食い込んだ。室
温で90日間養生した後、このタイルの剥離強度を布帛
を使用しないタイルのみの比較品と比べた結果、2.4
倍の強度を示した。
【0025】実施例3 実施例2と同様にして紡績糸の熱融着繊維をレギュラー
ポリエステル4d、51mmに部分的に置き換えて、混
紡糸を製造し、混紡率を変更した糸を使用して本発明の
立毛布帛を製造した。この布帛の立毛部と基布のSEM
写真を撮影した結果、立毛部および基布部分のポリマー
の被覆状況を表1に示した。
【0026】タイルにこの布帛をアクリル系樹脂で接着
し、立毛部をコンクリートのモルタルに押しつけて張り
つけたところ容易に立毛部がモルタルに食い込んだ。室
温で90日間養生した後、このタイルの剥離強度を布帛
を使用しないタイルのみの比較品と比べた結果を表1に
示した。
【0027】
【表1】
【0028】被覆状況は完全にモノフィラメントに見え
る場合は◎、単繊維が見えるが、単繊維は全て1本に熱
融着している場合は○、一部の単繊維が部分的に熱融着
せずに離れている場合、および毛羽が認められる場合に
は△、半分以上の数の単繊維が部分的に融着せずに離れ
ている場合は×とした。比較例の試験NO.7と8は立
毛の融着不足で立毛の剛性が不足し、モルタルに十分に
は食い込まなかったため、剥離強度の向上が小さかった
と思われる。
【0029】実施例4 実施例1と同様にしてフィラメント数を変化させ、熱融
着糸のデニールを変更した糸にのみ変更し、立毛布帛を
製造した。この布帛の立毛部と基布のSEM写真を撮影
した結果、立毛部および基布部分のポリマーの被覆状況
を表2に示した。
【0030】タイルにこの布帛をアクリル系樹脂で接着
し、立毛部をコンクリートのモルタルに押しつけて張り
つけたところ容易に立毛部がモルタルに食い込んだ。室
温で90日間養生した後、このタイルの剥離強度を布帛
を使用しないタイルのみの比較品と比べた結果を表2に
示した。
【0031】
【表2】
【0032】実施例5 実施例2の紡績糸を使用し、タオル織機で両面パイル織
物を製造してパイルの先端をシャーリングによりカット
し、片面の立毛の長さが4mm、もう一方の立毛の長さ
が2mmの本発明の立毛布帛を製造した。この布帛の立
毛部と基布のSEM写真を撮影した結果、立毛部は完全
に鞘成分のポリマーで被覆され、外観ではモノフィラメ
ントから構成されているように見えた。また、基布部も
同様であり、立毛部と基布が一体化し、立毛部は基布に
強固に固定されていた。
【0033】タイルにこの布帛をアクリル系樹脂で接着
し、立毛部をコンクリートのモルタルに押しつけて張り
つけたところ容易に立毛部がモルタルに食い込んだ。室
温で90日間養生した後、このタイルの剥離強度を布帛
を使用しないタイルのみの比較品と比べた結果、2.2
倍の強度を示した。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トータル繊度が40デニール以上で、且
    つ熱融着繊維を30重量%以上含有する熱融着したマル
    チフィラメントまたは紡績糸からなる立毛を持ち、この
    立毛が基布と接着固定されている立毛布帛。
  2. 【請求項2】 立毛を基布の両面に持つ請求項1に記載
    の立毛布帛。
JP8161015A 1996-05-31 1996-05-31 立毛布帛 Pending JPH09324347A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8161015A JPH09324347A (ja) 1996-05-31 1996-05-31 立毛布帛

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8161015A JPH09324347A (ja) 1996-05-31 1996-05-31 立毛布帛

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09324347A true JPH09324347A (ja) 1997-12-16

Family

ID=15726967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8161015A Pending JPH09324347A (ja) 1996-05-31 1996-05-31 立毛布帛

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09324347A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011055455A1 (ja) * 2009-11-09 2011-05-12 株式会社カネカ パイル布帛及びその製造方法
CN114108163A (zh) * 2021-11-29 2022-03-01 上海嘉麟杰纺织科技有限公司 一种防掉毛双面绒面料及其制备方法
JP7400141B1 (ja) * 2023-04-12 2023-12-18 佰龍機械廠股▲ふん▼有限公司 両面ロングパイル編み物

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011055455A1 (ja) * 2009-11-09 2011-05-12 株式会社カネカ パイル布帛及びその製造方法
JP5461572B2 (ja) * 2009-11-09 2014-04-02 株式会社カネカ パイル布帛及びその製造方法
KR101389764B1 (ko) * 2009-11-09 2014-04-29 가부시키가이샤 가네카 파일 포백 및 그 제조 방법
EA023898B1 (ru) * 2009-11-09 2016-07-29 Канека Корпорейшн Ворсовый материал и способ его изготовления
CN114108163A (zh) * 2021-11-29 2022-03-01 上海嘉麟杰纺织科技有限公司 一种防掉毛双面绒面料及其制备方法
JP7400141B1 (ja) * 2023-04-12 2023-12-18 佰龍機械廠股▲ふん▼有限公司 両面ロングパイル編み物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4690315B2 (ja) 布製面ファスナー
US7303804B2 (en) Pile cloth for cleaning
JP4708494B2 (ja) 繊維積層シートとこれを用いた人工皮革及びこれに用いる合成繊維紙
JPH10102375A5 (ja)
JPH0860510A (ja) 線状低密度ポリエチレンバインダー繊維を含む繊維構造体
LT4633B (lt) Elastinis įdėklas
TW201731412A (zh) 平面扣具及纖維製品
WO2013047098A1 (ja) 面ファスナー及び面ファスナー用係合素子の組み合わせ
JP5564246B2 (ja) 留め具布地構造
JP2013070854A (ja) フック・ループ混在型面ファスナー
JPH10102375A (ja) 不織複合体、その製造方法および利用
JPH0788615B2 (ja) 熱接着性貼合せ布
JP4366539B2 (ja) 雄型面ファスナーと装飾布帛
CA2206730A1 (en) Cleaning cloth for fastening to a cleaning-cloth holder
JPH08188938A (ja) 布帛テープ
JP2971332B2 (ja) 面ファスナー雌材
KR20020012138A (ko) 강화 스레드 제조 방법
JPH1025652A (ja) パイル布帛およびカーペット
JPH073606A (ja) 積層不織布およびその製造方法
JP3594382B2 (ja) 接合用不織布
JPH10266057A (ja) 不織布およびタフテッドカーペット用基布およびタフテッドカーペット
CN209284878U (zh) 针织布条簇绒地毯
JPH01292139A (ja) パイル抜け防止織物
JP2005060888A (ja) 内装材、及びその製造方法
JP2867113B2 (ja) 面ファスナー雌材