JPH09324986A - 泥状物乾燥機 - Google Patents

泥状物乾燥機

Info

Publication number
JPH09324986A
JPH09324986A JP8163873A JP16387396A JPH09324986A JP H09324986 A JPH09324986 A JP H09324986A JP 8163873 A JP8163873 A JP 8163873A JP 16387396 A JP16387396 A JP 16387396A JP H09324986 A JPH09324986 A JP H09324986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mud
heat
heat exchange
dryer
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8163873A
Other languages
English (en)
Inventor
Jinichi Nishimura
仁一 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NISHIMURA TEKKOSHO KK
Original Assignee
NISHIMURA TEKKOSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NISHIMURA TEKKOSHO KK filed Critical NISHIMURA TEKKOSHO KK
Priority to JP8163873A priority Critical patent/JPH09324986A/ja
Publication of JPH09324986A publication Critical patent/JPH09324986A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】熱効率が高く、総括伝熱係数が大きく、コンパ
クト・大容量で低廉にする。 【構成】内部に熱媒体を通し外面が熱交換面を形成する
複数の隣り合う熱交換体14の対向する熱交換面23の
間で熱交換体に対して相対的に回転する回転羽根21
は、熱交換面に付着し乾燥されるべき泥状物を正転時に
押さえつけ逆転時に掻き取る物理的異方性を備えた弾性
体であり、熱交換体14はフィン状の薄いディスクであ
り、羽根21は弾性的に隔壁に直接的又は泥状物を介し
て間接的に接触し、正転と逆転を交互に行って泥状物を
攪拌混合し、熱交換率が高く小型であるが大容量であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、泥状物乾燥機に関
する。更に詳しくは、乾燥中の泥状物の攪拌混合を効率
的にするディスク状の熱交換面を備える泥状物乾燥機に
関する。
【0002】
【従来の技術】汚泥の処理は、海洋投棄問題など多様な
問題の解決にとって重要である。特に、生活廃棄物であ
る活性汚泥は、重金属が少ないので緑農地還元のための
乾燥処理が望まれている。このような背景下、泥状物の
乾燥の熱効率の向上は、環境問題、リサイクルの必要性
から緊要の課題として要求されている。特に活性汚泥に
関してこの要求が強い。この問題に対処する最重要課題
は、熱効率の向上及び乾燥機設備の合理化である。なぜ
なら、設備及びランニングコストの低廉化が行われない
限り、環境問題、リサイクルの実現は、言うだけで実行
に移されないからである。
【0003】乾燥機は、熱力学的知識がなければ抜本的
な改良が不可能である。熱力学は、飽和蒸気圧と不飽和
蒸気圧との関係、温度差、熱伝導面積、熱伝達効率、熱
伝達媒体の物性など複雑な要素が絡まっている。更に、
重要課題は、燃費の減少である。燃費の減少のために
は、総括伝熱係数Kを大きくしなければならない。総括
伝熱係数Kは次式で定義される。
【0004】K=a/(A+B+C), A=a/ht,B=at/λt,B=a/λ. ht:加熱板と加熱媒体間の伝熱係数 at:加熱板の厚さ λt:加熱板の熱伝導度 a:材料層の厚さ このような係数Kは、右辺の分母の3つの項で決定され
る。第3項は乾燥物の物性により決まる。設計上課題を
解決できるのは、htとatの2つの値をどうするかで
ある。加熱板の厚さatを小さくするために使用蒸気圧
を低く制限し、同時に、加熱板と加熱媒体間の伝熱係数
htを大きくするために蒸気速度をあげるようにしたデ
ィスク型乾燥機がこの出願人により開発され知られてい
る。
【0005】前記物性は、水分含有率からみた攪拌混合
状態により大きく態様を変える。水分を除けば同じ物質
であっても、熱伝導率にきわめて大きい影響を与え潜熱
が大きい水分の含有率及び水分の分布が異なれば被乾燥
物としては物質が異なると考えて、設計を行う必要があ
る。即ち、乾燥物の攪拌混合状態を適正に調整すること
により、総括伝熱係数Kを大きくすることができると考
えられる。又、乾燥機の構造から見れば、攪拌混合の効
率化が燃費に影響し攪拌混合の仕方が乾燥機の設備費に
影響する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような技
術的背景に基づいてなされたものであり、下記のような
目的を達成する。
【0007】本発明の目的は、熱効率が高い泥状物乾燥
機を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、総括伝熱係数が大き
い泥状物乾燥機を提供することにある。
【0009】本発明の更に他の目的は、伝熱面積が大き
い泥状物乾燥機において熱効率が高く総括伝熱係数が大
きい泥状物乾燥機を提供することにある。
【0010】本発明の更に他の目的は、コンパクトで総
括伝熱係数が大きい泥状物乾燥機を提供することにあ
る。
【0011】本発明の更に他の目的は、コンパクトで総
括伝熱係数が大きく低廉な泥状物乾燥機を提供すること
にある。
【0012】本発明の更に他の目的は、実施形態を通じ
て明らかにされる。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に次のような手段を採る。
【0014】本発明1の泥状物乾燥機は、内部に熱媒体
を通し外面が熱交換面を形成する複数の熱交換体、隣り
合う前記複数の熱交換体の対向する熱交換面の間で前記
熱交換体に対して相対的に回転する回転羽根とからな
り、前記回転羽根は、前記熱交換面に付着し乾燥される
べき泥状物を正転時に押さえつけ逆転時に掻き取る異方
性を備える。
【0015】本発明2の泥状物乾燥機は、前記発明1に
おいて、前記異方性は物理的異方性を備えることを特徴
としている。
【0016】本発明3の泥状物乾燥機は、前記発明2に
おいて、前記物理的異方性が回転方向に異方性を備える
弾性材により与えられていることを特徴としている。
【0017】本発明4の泥状物乾燥機は、前記発明1に
おいて、前記熱交換体は、内部に熱媒体を通す薄い隔壁
を有する複数の円板状の伝熱面を備え、中央に主軸が貫
通し前記隔壁とこれに対向して隣り合う隔壁の間には前
記主軸に固定されて攪拌のために前記回転羽根が設けら
れ、前記回転羽根は弾性的に前記隔壁に直接的に又は泥
状物を介して間接的に接触することを特徴としている。
【0018】本発明5の泥状物乾燥機は、前記発明4に
おいて、前記回転羽根は両翼が前記対向する隔壁に対し
て接触することを特徴としている。
【0019】本発明6の泥状物乾燥機は、熱交換体に熱
蒸気と泥状物との間で熱交換する熱交換面を形成し、前
記熱交換面に対して移動する接触子を前記熱交換面又は
前記熱交換面に付着する乾燥中の前記泥状物に対して接
触させ、前記熱交換面と前記接触子との相対的移動を正
方向と負方向に逆転させ、前記接触子に正転時に前記泥
状物を押さえつけ逆転時に前記泥状物を掻き取る異方性
を与えたことを特徴としている。
【0020】本発明7の泥状物乾燥機は、前記発明6に
おいて、正転と逆転を交互に行って泥状物を攪拌混合す
ることを特徴としている。
【0021】本発明8の泥状物乾燥機は、前記発明6又
は7において、前記接触子は前記熱交換面に対して回転
し、前記熱交換面は前記接触子の回転軸心線に対して直
交又は交差していることを特徴としている。
【0022】本発明の泥状物乾燥機は、乾燥面に接触す
る回転羽根又は接触子が乾燥面である熱交換面に対して
回転して移動する。接触子は、乾燥面に付着している泥
状物又は泥状物層を正転時に押さえつけて泥状物層を成
長させ逆転時に泥状物層を掻き取る。接触子又は乾燥面
が回転する方向を逆にするだけで、泥状物層の成長と排
除を行うことができる。押さえ付けと掻き取りを交互に
行う攪拌混合により、泥状物自体の熱交換を促進し熱効
率を高める。乾燥面に付着する泥状物層を押さえ付ける
ことにより、泥状物層内の熱伝導率があがる。
【0023】本発明の泥状物乾燥機の実施形態による
と、伝熱板がフィン状に形成されているので広い面積の
熱交換面で熱交換が行われ、逆に乾燥機全体からの放熱
が少ないので、熱効率が高い。また、伝熱面がフィン状
に形成されているので熱交換器の容積が小さく乾燥機が
小型化されている。このような利益は、真空方式の乾燥
機において特に顕著である。伝熱面を薄い隔壁で構成し
て熱交換媒体の蒸気の圧力を低くしたが、蒸気流速を速
くしたので、総括伝熱係数を高く維持している。
【0024】乾燥面はディスク・フィン状の中空体の外
側面として形成し、乾燥面を接触子又は羽根の回転軸心
線に実質的に直交する(交差していてもよい)ように形
成することにより、より小型化され同時に熱効率を高め
ることができる。
【0025】掻き取られ乾燥した泥状物は、乾燥室を回
転させ上方から下方に位置を変える投入口から排除する
ので、投入排除作業が効率的である。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1,2,3は、本発明の泥状物乾燥機の
実施形態1を示す正面図である。乾燥室本体1は機台2
に回転自在に支持されている。乾燥室本体1は、図2に
示すように、スクリュー機構3により傾動自在である。
スクリュー機構3は、サーボモータ3a、減速機構3
b、伸縮手段本体3c、伸縮手段本体3cに内蔵されて
いる回転スクリューにより軸方向に前進後退する伸縮ア
ーム3dからなる。
【0027】伸縮アーム3dの先端が回転自在に結合さ
れている乾燥室本体1は、伸縮アーム3dの前進後退に
より、乾燥開始時又は乾燥完了時に傾動する。この傾動
により、上方位置にある汚泥投入口4は、乾燥完了時に
仮想線で示すように下方位置に降下する。このような降
下時に、汚泥投入口は汚泥排出口5(図2参照)にな
る。
【0028】乾燥室本体1は、図3に示すように、概ね
円筒状に形成されている。円筒軸心線を共有するよう
に、羽根回転軸6が乾燥室本体1を貫通している。羽根
回転軸6は、後述する回転羽根を回転させる。羽根回転
軸6は、プーリ7、伝動ベルト8等を介してサーボモー
タ9により回転駆動される。サーボモータ9は、後述す
るプログラマブルコントローラ11により制御運転され
る。サーボモータ9により、羽根回転軸6は正転・逆転
する。プログラマブルコントローラ11は、制御盤又は
入力手段12を備えている。
【0029】羽根回転軸6は、機台2上に軸受13を介
して回転自在に支持されている。乾燥室本体1は、羽根
回転軸6から切り離されている。乾燥室本体1の内周面
にディスク状熱交換器14,14が固定されている。デ
ィスク状熱交換器14は、複数体が並列して配置されて
いる。
【0030】熱交換器14は、軸心線を共有する円筒面
で形成される軸方向穴15が形成されている。各熱交換
器14は、羽根回転軸6から切り離されている。熱交換
器14は、内部に蒸気室16を備える中空体である。熱
交換器14の中は、圧力蒸気が導入される。
【0031】図1,2に示す蒸気供給管17から、高温
蒸気が熱交換器14の蒸気室16に導入される。羽根回
転軸6に、図3に示すように、接触子(又は回転羽根)
21が取りつけられている。羽根回転軸6に放射方向に
延びる接触子取付腕22が取りつけられている。
【0032】接触子取付腕22に接触子21が固定され
ている。接触子取付腕22は、隣り合う熱交換器14の
間即ち熱交換器14の隣り合う熱伝達面(又は乾燥面、
熱交換面)23の間に配置されている。熱交換面23
は、熱交換器14の外側面の軸直角面である。接触子2
1は、半径方向に延びている。接触子21は、図4、5
に示すように、接触子取付腕22にボルト25により固
定されている。
【0033】接触子21は、根本部26と両翼24R,
24Lから構成されている。両翼24R,24Lは、根
本部26から軸方向に延びながら円周方向に延びてい
る。両翼24R,24Lは、軸方向に反対側に延びてい
る。接触子21は、弾性材で形成されている。接触子2
1は、例えば鋼材の板を概ねU状又は凹状に曲げて、焼
きを入れて製作することができる。ステンレススティー
ルを用いることもできる。両翼24R,24Lの先端部
は、先端により近い部分が根本部26の近傍に対してよ
り柔軟に変位する。
【0034】このような接触子21は、2体の熱交換器
14の間に1体が設けられている。接触子21は一般的
には、n体の熱交換器14の間に(n−1)体が設けら
れている。熱交換器14の表面積を増大するために、熱
交換器14は薄く形成され10連、20連が設けられる
ので、熱交換器14は外観上フィン状の姿に形成されて
いる。複数体の熱交換器14から構成される熱交換器
は、フィンに見える多数の熱交換器14を備えている。
【0035】図2に示すように、乾燥室本体1の下部に
ドレン溜まり27が設けられている。各熱交換器14の
下端部に開けられた小さいドレン排出口28を介して、
蒸気室16はドレン溜まり27に接続されている。
【0036】図6は、プログラマブルコントローラ11
を示している。プログラマブルコントローラ11は、中
央演算処理装置31、ROM32、RAM33、電気的
出力手段(図示せず)から構成されている。ROM32
は、図6に示す後述するフローチャートを実行するプロ
グラムを記憶している。入力手段12からRAM33
に、設定する正逆転回数N、N組のタイマーT1N,T
2Nの設定時間T1N,T2Nを入力することができ
る。中央演算処理装置31は、サーボモータ9に、ドラ
イバ(図示せず)を介して正転信号、逆転信号、停止信
号を出力することができる。
【0037】次に、実施形態1の動作・作用を説明す
る。熱交換器14を構成する隔壁の厚さは、薄く形成さ
れている。隔壁の厚さが薄いので、内部の蒸気の熱の熱
交換面23への伝導速度が速い。隔壁の厚さは薄いが、
蒸気圧を低く設定しているので、熱交換器14の強度は
保証されている。
【0038】図7に示すように、プログラマブルコント
ローラ11に付随するスタートボタンを押すと(ステッ
プS1)、あるいは、入力手段12から始動信号を入力
すると、乾燥室本体1が始動位置に復帰して(ステップ
S2)汚泥投入口4が上方に位置する。公知手段によ
り、定量の活性汚泥が汚泥投入口4から投入される(ス
テップS3)。
【0039】汚泥投入口4は、密閉蓋により密閉され
る。正逆転回数Nは、設定されている(ステップS
4)。例えば、N=4。公知手段により、高温低圧蒸気
が熱交換器14に供給される(ステップS5)。タイマ
ーT11に時間T11が設定されている(ステップS
6)。サーボモータ9が正転を開始する(ステップS
7)。図8bは、羽根回転軸6と一体に接触子21が回
転する正転状態が示されている。図8(a)は、接触子
21の自然状態を示している。
【0040】乾燥室内に投入された粘度が高い汚泥は、
熱交換器14の熱交換面23に付着し引きずられ、又
は、接触子21により掻き上げられて、熱交換面23の
全面に押しつけられて付着する。汚泥が熱交換面23に
付着して、薄い汚泥層が形成される。薄い汚泥層は、直
ちに乾燥する。このような汚泥層の表面に未乾燥の汚泥
が、同様に付着する。
【0041】接触子21の両翼24R,24Lは、正転
時は汚泥層Aを押さえつける方向に熱交換面23に対し
て移動しているので、汚泥層Aの成長を促進させる。こ
の状態が、時間T11継続する。この時間が経過すると
(ステップS8)、タイマーT2Nに時間T21が設定
された状態で(ステップS9)、サーボモータ9は逆転
を開始する(ステップS10)。
【0042】図8(b)は、羽根回転軸6と一体に接触
子21が逆転する逆転状態が示されている。乾燥した粘
度が低い汚泥層Aは、接触子21により掻き落とされて
粉砕される。接触子21の両翼24R,24Lは、逆転
時は汚泥層Aを掻き取る方向に熱交換面23に対して移
動しているので、汚泥層Aを熱交換面23から掻き取
り、且つ、掻き取られた汚泥を粒状化する。
【0043】粒状化した汚泥塊とより粘度の高い汚泥と
が混合攪拌される。タイマーT21に設定された時間T
21が経過して(ステップS11)、サーボモータ9は
停止する(ステップS12)。Nは1だけ減算される
(ステップS13)。ステップS14でNOの判断がな
され、ステップS6に戻る。
【0044】再び、サーボモータ9は正転する。図8
(b)で示す汚泥層Aはより粘度が低くなっているが、
層が厚く形成され汚泥層Aの成長が促進される。汚泥層
Aは攪拌混合が行われているので、乾燥速度は速い。ス
テップS7,S10が4回繰り返され、熱交換面23に
付着する乾燥した汚泥層Aが掻き取られながら、十分に
攪拌混合され粉砕される。
【0045】乾燥汚泥は紛状に形成されている。ステッ
プS14でYESの判断がなされ、サーボモータ9の逆
転が停止し(ステップS15)、シリンダ装置3が動作
して、汚泥投入口4は下方位置に降下する(ステップS
16)。プログラムの実行が完了し、紛状の乾燥汚泥が
汚泥排出口5から排出される。
【0046】このように何回も層が形成されるが、層は
常に1層であり厚み方向に均一な水分含有率を有してい
るので、均質に乾燥した紛状体が得られる。このような
紛状体は、有機肥料、飼料などとして再利用される。
【0047】図9,10は、本発明の泥状物乾燥機の実
施形態2を示す平面図、正面断面図である。傾胴装置3
は、シリンダ41とピストンロッド42とから構成され
ている。乾燥室本体1が概ね円筒状に形成され、円筒軸
心線を共有するように、羽根回転軸6が乾燥室本体1を
貫通し、羽根回転軸6がプーリ7、伝動ベルト8等を介
してサーボモータ9により回転駆動される。サーボモー
タ9がプログラマブルコントローラ11により制御運転
され、サーボモータ9により羽根回転軸6が正転・逆転
し、プログラマブルコントローラ11が制御盤又は入力
手段12を備えている点は、実施形態1に同じである。
【0048】運転パターンは、原料の性質によって変化
させられる。掻き取りのための正転と押し付けのための
逆転のそれぞれの継続時間をそれぞれに設定することが
できる。正転と逆転を1周期とする複数周期による複数
通りの運転パターンがプログラム化されており、1つの
パターンを選択することができる。1通りのパターンに
おいて、正転時間と逆転時間を設定することができる。
図11は、正転時間Nと逆転時間Mとからなる1周期を
示している。例えば、Nは1回転時間の3倍であり、M
は1回転時間の2倍である。
【0049】正転時間と逆転時間は、前記したように1
回転単位で設定することができるが、また、1回転の範
囲内の角度の単位で設定することもできる。図12は、
正転時間Pと逆転時間Qとからなる1周期を示してい
る。例えば、Pは1/6回転時間の3倍であり、Mは1
/6回転時間の2倍である。ディスク面との固着力が強
い場合に小刻みに正逆転を繰り返すことにより、掻き取
りを完全にすることができる。
【0050】実施形態2は、真空乾燥機である。乾燥室
本体1は、真空蒸発乾燥部51と蒸気回収を行うコンデ
ンサー室部52とが併設されている。真空蒸発乾燥部5
1と蒸気回収を行うコンデンサー室部52は、独立のサ
ーボモータ9により回転駆動される。
【0051】真空蒸発乾燥部51の内周面に3体のディ
スク状熱交換機14,14,14が固定されている。熱
交換器14は、実施形態1のそれと同様の構造を備えて
いる。即ち、熱交換器14には軸心線を共有する円筒面
で形成される軸方向穴15が形成されている。各熱交換
器14は、羽根回転軸6から切り離されている。熱交換
器14は、内部に温水又は高温蒸気が満たされる流体室
55を備える中空体である。
【0052】図10に示すように、羽根回転軸6に接触
子(又は回転羽根)21が取りつけられている。羽根回
転軸6に放射方向に延びる接触子取付腕22が取りつけ
られている。接触子取付腕22に接触子21が固定され
ている。接触子取付腕22は、隣り合う熱交換器14の
間即ち熱交換器14の隣り合う熱伝達面(又は乾燥面、
熱交換面)23の間に配置されている。熱交換面23
は、熱交換器14の外側面の軸直角面である。接触子2
1は、半径方向に延びている。接触子21は、図4,5
に示すように、実施形態1と同一構造である。
【0053】即ち、接触子21は、図4,5に示すよう
に根本部26と両翼24R,24Lから構成されてい
る。両翼24R,24Lは、根本部26から軸方向に延
びながら円周方向に延びている。両翼24R,24L、
軸方向に反対側に延びている。接触子21は、弾性材で
形成されている。接触子21は、例えば鋼材の板を概ね
U字状又は凹状に曲げて、焼きを入れて製作することが
できる。ステンレススティールを用いることもできる。
両翼24R,24Lの先端部は、先端により近い部分が
根本部26の近傍に対してより柔軟に変位する。
【0054】このような接触子21の組は、3体の熱交
換器14の間に2体が設けられている。熱交換器14は
外観上フィン状の姿に形成されている。複数体の熱交換
器14から構成される熱交換器は、フィンに見える多数
の熱交換器14を備えている。蒸気を使用する場合に
は、真空蒸発乾燥部51の下部にドレン溜まりが設けら
れ、各熱交換器14の下端部に開けられた小さいドレン
排出口を介して、流体室55はドレン溜まりに接続さ
れ、ドレン溜まりに集められ蒸気トラップに至り気液分
離されたドレンのみが外部に排出される点も、実施形態
1に同様である。温水を使用する場合には、このような
構造は必要ではない。
【0055】コンデンサー室部52は、同軸線上で真空
蒸発乾燥部51に隣り合っている。コンデンサー室部5
2の内周面に2体のディスク状の冷却用熱交換器11
4,114が固定されている。冷却用熱交換器114
は、熱交換器14と同じ構造を備えている。即ち、冷却
用熱交換器114には、軸心線を共有する円筒面で形成
される軸方向穴115が形成されている。各冷却用熱交
換器114は、羽根回転軸6から切り離されている。冷
却用熱交換器114は、内部に冷却水が循環す冷却室1
55を備える中空体である。
【0056】羽根回転軸6に冷却側接触子(又は回転羽
根)121が取りつけられている。羽根回転軸6に放射
方向に延びる冷却側接触子取付腕122が取りつけられ
ている。冷却側接触子取付腕122に冷却側接触子12
1が固定されている。冷却側接触子取付腕122は、隣
り合う冷却用熱交換器114の間即ち冷却用熱交換器1
14の隣り合う冷却側熱伝達面(又は乾燥面、熱交換
面)123の間に配置されている。
【0057】冷却側熱伝達面123は、冷却用熱交換器
114の外側面の軸直角面である。冷却側接触子121
は、半径方向に延びている。冷却側接触子121は、図
4,5に示す実施形態1の接触子21と同一構造であ
る。
【0058】即ち、冷却側接触子121は、図4、5を
参照して説明すると、根本部26と両翼24R,24L
から構成されている。両翼24R,24Lは、根本部2
6から軸方向に延びながら円周方向に延びている。両翼
24R,24Lは、軸方向に反対方向に延びている。冷
却側接触子121は、弾性材で形成されている。冷却側
接触子121は、例えば鋼材の板を概ねU字状又は凹状
に曲げて、焼きを入れて製作することができる。但し、
冷却側接触子121は、ディスク面の清掃を行うための
ものであり、その構造は乾燥部のものよりも簡便に形成
することができる。
【0059】このような冷却側接触子121の組は、2
体の冷却用熱交換器の間に2体が設けられている。冷却
用熱交換器は外観上フィン状の姿に形成されている。複
数体の冷却用熱交換器から構成される冷却用熱交換器
は、フィンに見える多数の冷却用熱交換器114を備え
ている。図10に示すように、コンデンサー室部52の
底壁に吸引管31が設けられている。吸引管61は、真
空ポンプ62に接続されている。
【0060】次に、実施形態2の作用・動作を説明す
る。乾燥の作用は、真空下(30〜40torr)で行われ
る。熱変性を避ける必要があるもの例えば食品等の乾燥
が行われる。細胞膜を持つものは、乾燥効率が向上す
る。真空条件下で乾燥が行われる点を除き、乾燥作用は
実施形態1に同様である。乾燥作用で生じる水蒸気、有
機ガスは、真空ポンプ62の吸引作用及び蒸発蒸気の収
縮によって、コンデンサー室部52に引かれ、冷却用熱
交換器114の冷却側熱伝達面123で冷却され、液滴
になって冷却側熱伝達面123を流下して、真空ポンプ
62により吸引され外部に排出される。冷却側熱伝達面
123で固化した凝固物は、回転する冷却側接触子12
1により掻き取られて、底部に落下する。凝固物は液と
ともに真空ポンプに吸引され外部に排出される(凝固物
は、工程終了後に、排出することができる。)。
【0061】図13,14は、羽根回転軸6(図示せ
ず)に、取りつけられる実施形態1,2の接触子(又は
回転羽根)21を改良した実施形態3としての接触子2
21を示している。羽根回転軸6に放射方向に延びる接
触子取付腕222が取りつけられている。
【0062】接触子取付腕222に接触子221が固定
されている。接触子取付腕222は、隣り合う熱交換器
14の間即ち熱交換器の隣り合う熱伝達面(又は乾燥
面、熱交換面)23の間に配置されている。熱交換面2
3は、熱交換器の外側面の軸直角面である。接触子22
1は、半径方向に延びている。接触子221は、図15
に示すように、接触子取付腕222にボルト225によ
り固定されている。
【0063】接触子221は、両翼として構成されてい
る。接触子221が軸方向に延びながら円周方向に延
び、両翼側で軸方向に反対側に延び、弾性材で形成され
ている点は、実施形態1,2と同一構造である。両翼の
接触子221は、例えば鋼材の板を曲げ焼きを入れて製
作するが、別体に形成されている。
【0064】図13,17に示すように、接触子取付腕
222には、半径方向中心側で中央に通し空洞226が
開けられている。通し空洞226は、円周方向に接触子
取付腕222に開けられている。半径方向外側寄りに、
傾斜攪拌板227が接触子取付腕222に取りつけられ
ている。図13,14に示すように、傾斜攪拌板227
の傾斜方向は、接触子221が熱交換面23に付着した
泥状体を掻き取る回転方向(周方向)と中心方向を合成
した方向である。
【0065】接触子221の半径方向外端には、円筒面
掻取スクレーパ228が取りつけられている。円筒面掻
取スクレーパ228は、両方向性を有している。円筒面
掻取スクレーパ228は、周方向に並ぶ両翼を備えてい
る。接触子221は、図14に示すように、回転軸部2
29にボルト230により交換可能に取りつけられてい
る。
【0066】次に、実施形態3の作用を説明する。回転
する接触子221が正転時に熱交換面23に泥状物を押
し付け逆転時に熱交換面23に付着した泥状物を掻き取
る点は、実施形態1,2に同じである。実施形態1,2
においては、乾燥中のある時期に泥状物の全量がスクレ
ーパに付着して同体に回転することがある。実施形態3
では、通し空洞226を通過するので、泥状物の全量が
スクレーパに付着して同体に回転することがない。
【0067】円筒面掻取スクレーパ228は、乾燥室本
体1の円筒面又は部分円筒面に接して回転し、正転時か
逆転常時かに係わらず円筒面に付着した泥状物を掻き取
ることができる。
【0068】
【発明の効果】本発明の泥状物乾燥機によると、弾性的
に適度の押圧力で押さえられる泥状物層は、成長が速
い。このような成長を促進させる接触子又は乾燥面が回
転する方向を逆にするだけで泥状物層の成長と破砕を行
うことができ、隔壁数を増大させるだけで容易に大容量
化できるので、乾燥機の構造がシンプルになり、熱効率
の向上と同時に設備費を低廉にする。また、同じ接触子
で押しつけと掻き取りを行いながら泥状物を混合攪拌す
るので、この点からも熱効率が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の泥状物乾燥機の実施形態1を
示す正面図である。
【図2】図2は、図1の背面図である。
【図3】図3は、図1の側面断面図である。
【図4】図4は、図3のIV−IV線断面図である。
【図5】図5は、図4の側面断面図である。
【図6】図6は、プログラマブルコントローラのブロッ
ク図である。
【図7】図7は、フローチャート図である。
【図8】図8(a),(b),(c)は、それぞれに接
触子の自然状態時,正転時及び逆転時の変形態様を示す
平面断面図である。
【図9】図9は、本発明の泥状物乾燥機の実施形態1の
示す正面図である。
【図10】図10は、図9の断面図である。
【図11】図11は、運転パターンの1例を示すタイム
チャート図である。
【図12】図12は、運転パターンの他の1例を示すタ
イムチャート図である。
【図13】図13は、本発明の泥状物乾燥機の実施形態
3を示す正面図である。
【図14】図14は、図13の平面図である。
【図15】図15は、図14のXV−XV線断面図である。
【図16】図16は、図14のXVI−XVI線断面図であ
る。
【図17】図17は、図14のXVII−XVII線断面図であ
る。
【図18】図18は、図14のXVIII−XVIII線断面図で
ある。
【符号の説明】
1…乾燥室本体 2…機台 3…シリンダ装置 4…汚泥投入口 5…汚泥排出口 6…羽根回転軸 9…インバータ・モータ 11…プログラマブルコントローラ 12…入力手段 14…熱交換器 16…蒸気室 21,121,221…接触子 22,222…接触子取付腕 23…熱交換面 31…中央演算処理装置 32…ROM 33…RAM

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に熱媒体を通し外面が熱交換面を形成
    する複数の熱交換体、 隣り合う前記複数の熱交換体の対向する熱交換面の間で
    前記熱交換体に対して相対的に回転する回転羽根とから
    なり、 前記回転羽根は、前記熱交換面に付着し乾燥されるべき
    泥状物を正転時に押さえつけ逆転時に掻き取る異方性を
    備える泥状物乾燥機。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記異方性は物理的異方性を備えることを特徴とする泥
    状物乾燥機。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記物理的異方性が回転方向に異方性を備える弾性材に
    より与えられていることを特徴とする泥状物乾燥機。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記熱交換体は、内部に熱媒体を通す薄い隔壁を有する
    複数の円板状の伝熱面を備え、 中央に主軸が貫通し前記隔壁とこれに対向して隣り合う
    隔壁の間には前記主軸に固定されて攪拌のために前記回
    転羽根が設けられ、 前記回転羽根は弾性的に前記隔壁に直接的に又は泥状物
    を介して間接的に接触することを特徴とする泥状物乾燥
    機。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記回転羽根は両翼が前記対向する隔壁に対して接触す
    ることを特徴とする泥状物乾燥機。
  6. 【請求項6】熱交換体に熱蒸気と泥状物との間で熱交換
    する熱交換面を形成し、 前記熱交換面に対して移動する接触子を前記熱交換面又
    は前記熱交換面に付着する乾燥中の前記泥状物に対して
    接触させ、前記熱交換面と前記接触子との相対的移動を
    正方向と負方向に逆転させ、 前記接触子に正転時に前記泥状物を押さえつけ逆転時に
    前記泥状物を掻き取る異方性を与えたことを特徴とする
    泥状物乾燥機。
  7. 【請求項7】請求項6において、 正転と逆転を交互に行って泥状物を攪拌混合することを
    特徴とする泥状物乾燥機。
  8. 【請求項8】請求項6又は7において、 前記接触子は前記熱交換面に対して回転し、前記熱交換
    面は前記接触子の回転軸心線に対して直交又は交差して
    いることを特徴とする泥状物乾燥機。
JP8163873A 1996-06-04 1996-06-04 泥状物乾燥機 Pending JPH09324986A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8163873A JPH09324986A (ja) 1996-06-04 1996-06-04 泥状物乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8163873A JPH09324986A (ja) 1996-06-04 1996-06-04 泥状物乾燥機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09324986A true JPH09324986A (ja) 1997-12-16

Family

ID=15782407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8163873A Pending JPH09324986A (ja) 1996-06-04 1996-06-04 泥状物乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09324986A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012211047A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Mitsubishi Chemicals Corp 硫酸アンモニウム塩の製造方法
JP5277419B1 (ja) * 2012-08-10 2013-08-28 本田技研工業株式会社 排液リサイクルシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012211047A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Mitsubishi Chemicals Corp 硫酸アンモニウム塩の製造方法
JP5277419B1 (ja) * 2012-08-10 2013-08-28 本田技研工業株式会社 排液リサイクルシステム
WO2014024544A1 (ja) * 2012-08-10 2014-02-13 本田技研工業株式会社 排液リサイクルシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0124537Y2 (ja)
JP2005337631A (ja) 乾燥装置と被乾燥物の乾燥方法
JPH0816237B2 (ja) 高密度洗剤用ペースト原料の連続乾燥方法
JPH09324986A (ja) 泥状物乾燥機
CN117490372B (zh) 耙式干燥机
JP3112438B2 (ja) 冷菓製造機内の撹拌混合装置
JP2020085347A (ja) フリーズドライ製品の製造方法及びフリーズドライシステム
JPH0699096A (ja) 厨芥処理機
JP3893560B2 (ja) 液体原料を用いた粉粒体の製造方法並びに粉粒体製造装置
CN205607064U (zh) 滚筒刮板干燥机
CN117419524A (zh) 一种多菌灵可湿粉预处理烘干装置
JPH0914837A (ja) 乾燥装置
CN217144375U (zh) 一种水泥制品生产用水泥浇筑装置
JP2000329467A (ja) 乾燥機
CN203183971U (zh) 节能型一步制粒机
JP2004108728A (ja) 温水乾燥機
CN221286899U (zh) 一种聚羧酸减水剂用干燥装置
CN223696802U (zh) 一种生物化工产品制备蒸馏釜
CN221099216U (zh) 一种用于聚合氯化铝的干燥塔
JPH11179186A (ja) 造粒制御方法および造粒装置
CN223416743U (zh) 一种立式刮板薄膜蒸发器
CN208043512U (zh) 一种样品干燥装置
JPS60218588A (ja) 熱交換器における回転翼構造
CN223586569U (zh) 蒸发器及立式蒸发系统
JP3579506B2 (ja) 乾燥装置