JPH09328661A - 剥離シート - Google Patents

剥離シート

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JPH09328661A JP8150910A JP15091096A JPH09328661A JP H09328661 A JPH09328661 A JP H09328661A JP 8150910 A JP8150910 A JP 8150910A JP 15091096 A JP15091096 A JP 15091096A JP H09328661 A JPH09328661 A JP H09328661A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘着剤層表面に接着力の異なる部分を任意
に発生させ、粘着力の調整やロールスリット時のエッジ
のブロッキング防止など、粘着剤をパートコートした時
と同じ性能を粘着製品に持たせることのできる剥離シー
トを提供する。 【解決手段】 紙、ラミネート紙、プラスチックフィル
ムなどの基材シート12上に水溶性高分子、熱可塑性樹
脂、熱硬化性樹脂などからなる皮膜形成性樹脂層14を
形成し、その皮膜形成性樹脂層14上の所望の部分に、
部分的にシリコーン系剥離剤層16を形成することを特
徴とする。シリコーン系剥離剤層16を形成するシリコ
ーン系剥離剤は軽剥離性を有するものが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は剥離シートに関
し、詳述すれば基材上に粘着性或いは剥離性の異なる部
分を有する剥離シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、粘着製品として、基材上に粘
着剤層が形成され、その粘着剤保護のために、紙やプラ
スチックフィルム等の基材にシリコーンを塗布した剥離
シートを積層したものが汎用されている。これら粘着製
品には、粘着力の調整、粘着製品をロールスリットする
場合のエッジ部分のブロッキングの防止、保護フィルム
用途への使用等の目的で、粘着剤層が全面ではなく部分
的に形成されたものがあり、種々の用途に用いられてい
る。
【0003】粘着剤層を部分的に形成した粘着製品は、
製品内に粘着層の有無による厚みの差ができるため、ロ
ール状にした場合、巻き取りシワが発生したり、ロール
外観が悪化するという問題点があった。また、薄い基材
を用いた場合、特に、粘着剤のない部分にしわやたるみ
を生じたり、粘着剤層を設計通りの部分のみに形成する
ため、粘着剤の塗布に特殊なコンマコーターやグラビア
コーター等の装置を必要とする、粘度の低い粘着剤が使
用できない、全面に粘着剤層を形成する場合に比べて、
厚みを有する粘着剤層の形成が困難であるなどの問題点
を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、部分的に粘
着性能に差異を有するような粘着製品として、粘着剤層
の部分的な形成という手段を用いることなく、所望の部
分に粘着性を有しないか、粘着性を非常に低い領域を形
成することができ、前記粘着製品をロールスリットする
場合のエッジ部分のブロッキングの防止、保護フィルム
用途などの目的とする機能を有し、且つ、外観も良好な
粘着製品を得ることが望まれていた。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明者らは、剥離シー
トの剥離性に着目し、剥離シートに部分的に剥離性能の
異なる部分を形成することにより、前記目的を達成し得
ることを見出し、本発明を完成した。
【0006】即ち、本発明の剥離シートは、基材シート
の少なくとも一面に、被膜形成樹脂層を設け、該被膜形
成樹脂層上にシリコーン系剥離剤層を部分的に形成して
なることを特徴とする。
【0007】この発明に係る剥離シートは、基材シート
に設けられた被膜形成樹脂層上にシリコーン系剥離剤層
を部分的に形成したため、シリコーン系剥離剤層が形成
されなかった部分の被膜形成樹脂が積層された粘着剤に
移行し、結果として粘着性の低い部分が形成され、粘着
製品の厚みを変更することなく、粘着性の異なる部分が
形成されたため、外観が良好で且つ、部分的に粘着性の
異なる粘着製品を提供しうるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】本発明の剥離シートは、各種基材シート上
に被膜形成樹脂を塗工後、その被膜形成性樹脂上にシリ
コーン系剥離剤をパートコートすることによって得られ
る。図1は、本発明の剥離シートの構成を示す概略断面
図である。剥離シート10は、基材シート12上には、
全面に被膜形成樹脂層14が形成され、その被膜形成樹
脂層14上に部分的にシリコーン系剥離剤16が形成さ
れている。図1は剥離シート10の幅方向の断面図であ
り、剥離シート10の幅方向の両端部及び中央部にはシ
リコーン系剥離剤16が形成されていない。図2はこの
剥離シート10の正面図を示す。剥離シート10は40
cmの幅を有し、シート10の流れ方向に平行に2列に
幅15cmのシリコーン系剥離剤16が形成され、中央
部には幅5cm、両端部にはそれぞれ2.5cm幅のシ
リコーン系剥離剤未塗工部分が形成されていることがわ
かる。
【0010】この剥離シート10を用いて部分的に粘着
性能に差異を有するような粘着製品である粘着シート2
0を形成する過程を図3の概略断面図によって説明す
る。図3(A)は本発明の剥離シート10上に粘着剤を
全面に塗布して、粘着剤層18を形成した状態を示す。
次に、図3(B)に示すように、粘着剤層18には保護
層である上紙22が積層されて粘着シート20が形成さ
れる。このような構成の粘着シート20は上紙22を剥
離すると、上紙22と粘着剤層18との接着性が樹脂層
14と基材シート12との接着性よりも高いことから、
上紙22に粘着剤層18が形成され、さらに、シリコー
ン系剥離剤16を介さずに被膜形成樹脂層14と接触し
ていた粘着剤層18の表面には被膜形成樹脂層14の一
部が転写されて移行し、当該部分の粘着性が低下する。
しかし、シリコーン系剥離剤層16に接している部分の
粘着剤層18の表面は粘着性が低下しないため、このよ
うな粘着シート20は、流れ方向の両端部と中央部に粘
着性が低い部分が存在することになり、図2において形
成された2列のシリコーン系剥離剤層16に該当する部
分のみに粘着剤層18を形成した粘着シートと同じ機能
を有する粘着シート20を得ることができる。
【0011】次に、本発明の剥離シートの各構成につき
順次説明する。本発明に使用する基材シート12として
は、通常の剥離シートに用いられる、紙、樹脂ラミネー
ト紙、プラスチックフィルム類等を適用することができ
る。例えば、紙基材としては、20〜150g/m2
度の坪量を有するクラフト紙や上質紙、グラシン紙など
が挙げられ、樹脂ラミネート紙としては、これらの紙に
ポリオレフィン樹脂等を10〜30μm厚で片面あるい
は両面にラミネートしたものは挙げられる。プラスチッ
ク基材シートとしては、低密度ポリエチレン、高密度ポ
リエチレン等のポリエチレン系フィルム、ポリプロピレ
ン、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポ
リ塩化ビニル、ポリスチレン、セルローストリアセテー
ト等が挙げられ、これらのプラスチックフィルムに帯電
防止剤や導電性塗料などを処理した基材シート、プラス
チックフィルムに金属蒸着層を形成した基材シートも使
用することができる。これらのプラスチック基材シート
の厚さは、とくに限定されるものではないが、通常12
〜200μmとすることが好ましい。また、必要に応じ
てこれらの基材シートの被膜形成樹脂を塗工する面に、
積層される被膜形成樹脂層との密着性を向上するための
マット処理、コロナ放電処理、酸化炎処理等の表面処理
を行ってもよい。
【0012】本発明の剥離シートにおいては、前記の基
材シートの少なくとも一面に被膜形成性樹脂層を形成す
るものであるが、本発明に利用しうる被膜形成性樹脂
は、被膜形成能を有する樹脂であればよく、例えばポリ
ビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビ
ニルピロリドンなどのビニル系高分子、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシメチルセルロースなどのセルロース系高分
子、カゼイン、ゼラチン、などの蛋白質系高分子、デン
プン、アルギン酸ナトリウムなどの水溶性高分子、ポリ
エチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂などの熱可
塑性樹脂、エポキシ樹脂、アルキッド樹脂、フェノール
樹脂、メラミン樹脂などの熱硬化性樹脂などを使用でき
る。
【0013】本発明の剥離シートにおいては、シリコー
ン系剥離剤層が形成されない部分の被膜形成樹脂のみを
粘着剤層表面に転写させることを目的とするため、形成
された樹脂被膜が所望の部分において切れる、即ち、分
離することが本発明の目的から好ましいが、樹脂被膜の
切れ性を向上するために、これらの被膜形成能を有する
樹脂にタルク、シリカ、ガラスビーズ、金属粉末などの
粒子状物を添加しても良い。
【0014】これらの被膜形成性樹脂の塗布厚さは樹脂
の乾燥厚さで0.05〜5μm程度であることが好まし
い。塗布厚さが乾燥厚さで0.05μm未満であると樹
脂被膜に穴などの欠損を生じる虞があり、5μmを超え
るとシリコーン未塗工部の樹脂が粘着剤層へ転写する際
に樹脂被膜が強すぎて剥離が重くなったり、シリコーン
塗工部も粘着剤層に転写してしまう虞がある。被膜形成
性樹脂はシリコーン未塗工部の樹脂が粘着剤層へ転写す
る際に、基材シートと被膜形成性樹脂層の界面から剥が
れるタイプでも、被膜形成性樹脂層内部で破断するタイ
プのどちらでも良い。
【0015】被膜形成性樹脂を上記の基材シートに塗布
する場合は、樹脂を適宜の溶剤に溶解した溶液をメイヤ
バーコーティング、グラビヤコーティング、ロールコー
ティング、リバースコーティング、エヤーナイフコーテ
ィング、などの公知の塗工方法を適宜、適用することが
できる。
【0016】本発明においてシリコーン系剥離剤層を形
成するために用いるシリコーン系剥離剤としては、剥離
性を有する層を形成しうる公知のシリコーンはいずれも
使用し得るが、軽剥離タイプのシリコーンを用いること
が望ましい。本発明に用い得るシリコーンの代表的なも
のとしては、市販品としては、例えば、東レダウコーニ
ングシリコーン(株)製SRX357、SRX211、
SREX211、SP7243S、Sy1−Off2
3;信越化学工業(株)製KS776A、KS847
H、KNS305;東芝シリコーン(株)製TPR67
21、UV9300などが挙げられる。
【0017】シリコーン系剥離剤層を被膜形成性樹脂層
上に部分的に形成するため方法としては、シリコーン系
剥離剤(以下、適宜、シリコーンと称する)を適宜の溶
剤により溶解した溶液をグラビヤコーターなど公知の手
段により、被膜形成性樹脂層上にパートコートする方法
が挙げられる。この場合、パートコート部のシリコーン
塗布量は溶液で5〜50g/m2 、シリコーン固形分で
0.05〜2g/m2程度であることが望ましい。塗布
量が固形分で0.05g/m2 未満であると剥離が不安
定であり、シリコーン系剥離剤層も粘着剤層へ転写する
虞がある。塗布量が2g/m2 を超えると剥離シートを
ロール状に巻き取った時のシリコーン層形成面が剥離シ
ート背面とブロッキングし易くなり、シリコーン層形成
面の剥離性能がブロッキングにより低下する虞がある。
この被膜形成性樹脂層上にパートコートしたシリコーン
系剥離剤を硬化して剥離剤層を形成する工程において
は、硬化手段として、一般的な加熱硬化のほかに、放射
線照射による硬化も採用できる。硬化は使用されるシリ
コーン系剥離剤の特性に応じて公知の方法で行えばよ
い。
【0018】前記構成を有する剥離シートは、その表面
に粘着剤層を形成して粘着製品を構成した場合、シリコ
ーン系剥離剤層が形成された部分に接する粘着剤層の表
面は所望の粘着性能を保持し、シリコーン系剥離剤層を
有しない部分で被膜形成樹脂層と接する粘着剤層の表面
には被膜形成樹脂層が転写されて粘着性が低下するた
め、所望の部分に粘着性の異なる部分を形成することが
できる。
【0019】具体例としては、図2に剥離シートの流れ
方向に平行なシリコーン系剥離剤層が形成された例を挙
げたが、シリコーン系剥離剤層の形状、面積、形成され
る割合は目的に応じて適宜選択することができる。シリ
コーン系剥離剤層はシリコーン系剥離剤を塗布、乾燥す
ることにより、簡単に形成することができ、塗布方法も
公知の手段を任意に用いることができる。シリコーン系
剥離剤層の厚みは、粘着剤層の厚みに比較すれば極めて
薄いため、部分的なシリコーン系剥離剤層の有無によっ
て最終製品である粘着製品の外観に影響を及ぼすことは
殆どなく、外観的にも好ましい粘着製品を得ることがで
きるという利点も有する。
【0020】
【実施例】以下に、具体例を挙げて本発明を詳細に説明
するが、本発明はこの実施例に制限されるものではな
い。 [実施例1〜2]予め片面コロナ放電処理を行った、厚
さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの処
理側表面に、下記表1に示す配合で調整した被膜形成性
樹脂の塗布液を、付着量(塗布液)12g/m2 となる
ようにメイヤバーコート法にて塗布し、140℃で60
秒間加熱し、乾燥させて被膜形成性樹脂層を形成した。
【0021】その後、下記表1に示すシリコーン系剥離
剤の塗布液を調整し、前記被膜形成性樹脂層表面に乾燥
塗布厚0.2μmとなるようにグラビヤコーターを用い
て図1のようにパートコートした後、140℃で30秒
間加熱しシリコーンを硬化させてシリコーン系剥離剤層
を部分的に形成した。
【0022】
【表1】
【0023】なお、前記表1において用いられた原料
は、以下に記載するものを示す。 アルギン酸ナトリウム :昭和化学(株)製 エポキシ・メラミン樹脂 タナカインクスNo. 952:
タナカインクス(株)製 シリコーン系剥離剤 KS847H(市販品):信越化
学工業(株)製 白金触媒 PL−50T(市販品):信越化学工業
(株)製 シリコーン系剥離剤 付加反応型シリコーン SRX2
11(市販品):東レ・ダウコーニング・シリコーン
(株)製 白金触媒 SRX212(市販品):東レ・ダウコーニ
ング・シリコーン(株)製 [比較例1]予め片面コロナ放電処理を行った、厚さ2
5μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの処理側
表面に、実施例1で用いたシリコーン系剥離剤を乾燥塗
布厚0.2μmとなるようにメイヤバーコート法にて塗
布し、140℃で30秒間加熱しシリコーンを硬化させ
てシリコーン系剥離剤層を基材シート表面全体に形成し
た。その後、実施例1で用いた被膜形成性樹脂の塗布液
を、図1のシリコーン未塗工部に当たる部分にグラビヤ
コーター法にて塗布し、140℃で60秒間乾燥させ
て、剥離層上に被膜形成性樹脂をパートコートしたサン
プルを作成した。(実施例1の樹脂層と剥離層の塗工順
序を逆にしたもの) [比較例2]予め片面コロナ放電処理を行った、厚さ2
5μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの処理側
表面に、実施例1で用いたシリコーン系剥離剤を乾燥塗
布厚0.2μmとなるようにメイヤバーコート法にて基
材シート表面全体に塗布し、140℃で30秒間加熱し
シリコーンを硬化させ、剥離シートを作成した。得られ
た剥離シート上にアクリル2液型粘着剤SKダイン17
17(綜研化学(株)製)を図1のシリコーン塗工部に
あたる部分に塗布厚100μとなるようにパートコート
した。(粘着剤パートコート品) つぎに前記実施例及び比較例の各剥離シートについて、
粘着シートを構成した場合のロール状に巻いた場合の巻
外観、粘着剤塗工性、粘着剤のパートコート性能につい
て下記測定方法にて評価した。 〈巻外観〉実施例1及び比較例1で得られた剥離シート
上に、アクリル2液型粘着剤SKダイン1717(綜研
化学(株)製)を塗布厚100μとなるように全面塗工
し、90℃で3分間乾燥した後、25μm厚さのポリエ
チレンテレフタレートフィルムを貼り合わせ、得られた
剥離シート付き粘着シートを3インチ紙管に巻き上げた
ときの外観の状態を目視にて観察し、下記の基準に従っ
て評価した。比較例2においては、接着剤を既にパート
コートしてあるため、そのまま、ポリエチレンテレフタ
レートフィルムを貼り合わせ、得られた剥離シート付き
粘着シートを3インチ紙管に巻き上げたものを同様に評
価した。結果を下記表2に示す。
【0024】 ○: 巻外観良好 ×: 巻外観不良 〈粘着剤塗工性〉得られた剥離シートに酢酸エチルにて
2倍希釈したSKダイン1717を塗布厚200μとな
るように塗工し、90℃で3分間乾燥した後、25μm
厚さのポリエチレンテレフタレートフィルムを貼り合わ
せる。なお、比較例2においては、グラビヤコーター法
にてパートコートした。粘着剤の塗工性を目視法にて観
察し、下記の基準に従って評価した。結果を下記表2に
示す。
【0025】 ○: 均一塗工(粘着剤塗工一に均一に塗工) ×: 粘着剤塗工位置から粘着剤のはみだし有り 〈粘着剤のパートコート性能〉得られた剥離シート付き
粘着シートから粘着剤シートを180°剥離法で30m
/minの速度で剥したときの粘着シート粘着剤面のタ
ックのある部分をフィンガータック法にて確認し、下記
の基準に従って評価した。結果を下記表2に示す。
【0026】 ○: タック有り部分と無し部分がきれいに分かれてい
る。 ×: タック有り部分と無し部分が不均一
【0027】
【表2】
【0028】表2の結果より明らかなように、本発明の
製造方法により得られた剥離シートである実施例1及び
2はいずれも粘着剤塗工後ロール状に巻き取った時の巻
外観が良好でかつ粘度の低い粘着剤も均一に塗工でき、
剥離シートから剥した粘着剤シートは粘着剤をパートコ
ートしたものと同様の働きをすることがわかった。
【0029】一方、全面に剥離層を形成し、その上に部
分的に樹脂層を形成してなる比較例1は、樹脂層塗工時
に樹脂塗料のはじきを生じて形成される樹脂層が不均一
になるため、粘着剤塗工したときに粘着剤の粘着性が低
下する部分と粘着性が保持される部分が不均一になり、
パートコートとしての性能が劣ることがわかった。ま
た、従来から用いられている剥離シート上に粘着剤をパ
ートコートした比較例2では、粘度の低い粘着剤を塗布
した場合には粘着剤が粘着剤塗工位置からはみだして設
計通りの部分粘着剤層を形成することができず、粘着剤
塗工後ロール状に巻き取った時の巻外観が不良で、しわ
が混入したり、基材のたるみを生じることがわかった。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明の剥離シートによ
れば、従来の粘着剤パートコート品の問題点である、巻
き取り時のしわの混入や、ロール外観不良、粘着剤未塗
工部のたるみ等がなく、粘着剤の付着量を任意に選定で
き、かつ粘着剤をパートコートした時と同じように粘着
力の調整やロールスリット時のエッジのブロッキング防
止効果がある剥離シートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の剥離シートの構成の一態様を示す概
略断面図である。
【図2】 本発明の剥離シートの一態様を示す正面図で
ある。
【図3】 (A)は本発明の剥離シート上に粘着剤層2
0を形成した状態を示す概略断面図であり、(B)はさ
らに粘着剤層に上紙が積層されて粘着シートを構成した
状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
10 剥離シート 12 基材シート 14 被膜形成樹脂層 16 シリコーン系剥離剤層 18 粘着剤層 20 粘着シート(粘着製品) 22 上紙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シートの少なくとも一面に、被膜形
    成樹脂層を設け、該被膜形成樹脂層上にシリコーン系剥
    離剤層を部分的に形成してなることを特徴とする剥離シ
    ート。
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