JPH09330836A - ロータリートランスおよびその製造方法 - Google Patents

ロータリートランスおよびその製造方法

Info

Publication number
JPH09330836A
JPH09330836A JP8145393A JP14539396A JPH09330836A JP H09330836 A JPH09330836 A JP H09330836A JP 8145393 A JP8145393 A JP 8145393A JP 14539396 A JP14539396 A JP 14539396A JP H09330836 A JPH09330836 A JP H09330836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
pattern
insulating layer
warp
rotary transformer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8145393A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Matsutani
伸哉 松谷
Shinji Harada
真二 原田
Yuji Mido
勇治 御堂
Hiroshi Fujii
浩 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8145393A priority Critical patent/JPH09330836A/ja
Publication of JPH09330836A publication Critical patent/JPH09330836A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオテープレコーダ等に用いられるロータ
リートランスに係り、特性面、生産性に優れたものを提
供することを目的とする。 【解決手段】 磁性基板10,40の一主面の一部に導
電体パターン7,37,9,39と磁性体パターン6,
36と非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体層8,
38とを形成した構成とすることによって、一括焼成時
にコアの反りが極力少ないものを得ることができ、した
がって電気信号伝達効率がきわめて高く、生産性にも優
れたロータリートランスが得られるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープレコ
ーダやデジタルオーディオテープレコーダ、デジタルビ
デオテープレコーダ等に使用されるロータリートランス
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にロータリートランスは、回転シリ
ンダの回転軸と同心円状にコイルが形成された回転側
(ヘッド側)のロータコアと固定側(電子回路側)のス
テータコアとを、これらのコイル面(主面)が向き合う
ように約20〜80μm程度の間隔をあけて配置した構
造であり、これによってヘッドと電子回路との信号伝達
を行っている。
【0003】従来、平板ロータリートランスとしては環
状溝を形成した平板状焼結フェライトコアの上記環状溝
に導体を巻回してなる扁平スパイラルコイルを配置した
もの(実公昭62−18013号公報)、あるいは導体
層パターンが形成されたフィルムを金型にセットし、フ
ェライト粉とバインダとの混合物を射出成形した後、こ
の導体層パターン付グリーン成形体を脱脂・焼結したも
の(特開平3−248510号公報)、あるいは焼結フ
ェライトの平坦面に導体コイル膜パターンと強磁性体膜
とを形成したもの(特開平2−251106号公報)、
あるいはフェライトコアの一主面に印刷で環状溝や導体
コイルパターンを形成したもの(特開平1−20970
8号公報)、磁性体層および非磁性体層と導電体層との
交互積層体とから構成されたもの(特開平3−1579
06号公報)があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記実公昭62−18
013号公報に記載された環状溝を形成した平板状焼結
フェライトコアに導体を巻回してなる扁平スパイラルコ
イルを配置したものは、フェライト焼結時の寸法ばらつ
きのためにコアの環状溝や対向面に面倒な後加工が必要
であり、さらにチャンネル毎にコイルを装着する必要が
あるので、製造コストが非常に高くつくものであった。
【0005】また、巻線コイルを安定して環状溝に挿入
できるように、環状溝を予め100μm程度深く、かつ
大きめに加工しておく必要があるので、通常はステータ
コアとロータコアとを組み合わせた時、コイル面のギャ
ップが大きくなって磁気抵抗が高くなり、結合係数が低
くなって電気信号の伝達効果が低下するという問題点が
あった。
【0006】また特開平3−248510号公報に示す
ように導体層パターンが形成されたフィルムにフェライ
トとバインダ混合物を射出成形して作成した成形体を脱
脂・焼成したコアは、射出成形によって導体層パターン
内の個々の導体間にもフェライト粉とバインダとの混合
物が入り込み導体間に磁性体が形成されることで、導体
層パターン内の各々の導体間で漏れ磁束が大きくなる結
果、ステータコアとロータコアとの磁気伝達効率が低下
するという問題があった。
【0007】一方、図7に示した特開平2−25110
6号公報記載の従来の構成の焼結体のフェライトのステ
ータコア101およびロータコア111の平坦面に導体
コイル膜パターン105および115と強磁性体膜10
2および112を形成したものは、ステータコア101
およびロータコア111と強磁性体膜102および11
2との密着性が悪いので接着膜104および114が必
要であるとともに、導体コイル膜パターン105および
115が強磁性体膜102および112より厚くなって
いる。従ってステータコア101とロータコア111上
の導体コイル膜パターン105と115間のギャップが
小さくなるものの、逆にステータコア101とロータコ
ア111間のギャップが大きくなり磁束の漏れが大きく
なることによって結合係数が小さくなり、また隣接チャ
ンネル間の電気信号がクロストークしやすくなって、損
失が大きくなるという問題があった。
【0008】また、図8に示した特開平1−20970
8号公報記載の従来の構成では、フェライトコア101
と111の一主面のみに導体コイル膜パターン105,
115および強磁性体膜102と112を印刷形成して
いるため、焼成時において強磁性体膜102,112が
焼成収縮することによってフェライトコア101,11
1が反ったり、クラックが入ったりする問題があった。
【0009】さらに特開平3−157906号公報記載
の従来の構成では、導電体層が非磁性体層との交互積層
体で構成されており、導電体パターン間にも非磁性体が
入り込むため焼成時に導電体材料と非磁性体との焼結挙
動が異なるのが原因で焼成歪みやクラックを発生しやす
いこと、所望のコア厚みを達成するためには磁性体層な
どの印刷回数が多くなること等で工数低減に課題が残さ
れていた。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決し、電気
信号の伝達効率、磁気伝達効率が高く、生産性に優れた
ロータリートランスを提供することを目的とするもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、ロータコアおよびステータコアは磁性体層
の一主面の一部に同心円状の複数部分に導電体パターン
と磁性体パターンと上記導電体パターン上には非磁性の
絶縁体層あるいは反り防止絶縁体層が形成されている積
層体からなり、上記ロータコアおよびステータコア各々
の一主面どうしが相対向するように回転軸に取付けられ
た構成とするものである。これにより、電気信号の伝達
効率、磁気伝達効率が高く、生産性に優れたロータリー
トランスが得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明のロータリートラン
スの一実施の形態の断面図で、図2に示す一部切欠き平
面図のA−A断面図を示す。図3〜図5はそれぞれ本発
明のコアの製造過程におけるコアの一部断面の模式図で
ある。
【0013】図1および図2において、本発明のロータ
リートランスは、回転軸30と直角方向に置かれた固定
側ステータコア1と回転側のロータコア11とを平行度
10μmに仕上げた主面3および33とがそれぞれ向き
合うように約20〜80μm程度の間隔をあけて配置
し、これによってヘッドと電子回路との信号伝達を行っ
ている。固定側のステータコア1において、回転軸30
を取り付ける軸穴2と、コアの一主面3にはこの一主面
3の一部を同心円状にチャンネル数に対応した複数部分
に形成した導電体パターンすなわち複数のコイルパター
ン7とショートリング9の上に形成した非磁性の絶縁体
層あるいは反り防止絶縁体層8、また一主面3には磁路
を構成する磁性体パターン6が構成され、さらに図1で
は取り出し導電体パターン20が磁性基板10とコイル
下地層5との間に形成された場合を示しており、コイル
パターン7は取り出し用の導電体パターン20につなが
れて、端子ピン50などを介して電気的に接続され、コ
ア反対面4側には端子台60が結合された構成になって
いる。
【0014】同様に回転側のロータコア11において、
回転軸30を取り付ける軸穴32と、コアの一主面33
にはこの一主面33の一部を同心円状にチャンネル数に
対応した複数部分に形成された導電体パターンすなわち
複数のコイルパターン37とショートリング39上に形
成された非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体層3
8、また一主面33には磁路を構成する磁性体パターン
36が構成され、さらに図1では取り出し導電体パター
ン22が磁性基板40とコイル下地層35との間に形成
された場合を示しておりコイルパターン37は取り出し
用の導電体パターン22につながれて、端子ピン55な
どを介して電気的に接続され、コア反対面34側には端
子台66が結合された構成になっている。以降、コイル
パターン7,37およびショートリング9,39を導電
体パターンとも記述する。
【0015】一方、磁性基板10,40の一主面に導電
体パターン7,37または9,39および磁性体パター
ン6,36を形成した場合、導電体パターン7,37,
9,39と磁性体パターン6,36との同時一体焼成に
おいては、両者の密度差あるいは異種材料どうしでの焼
成収縮挙動の違いが原因で、反ったり、クラック等が発
生したりする。そのため、本発明は導電体パターン7,
37,9,39上に非磁性の絶縁体層あるいは反り防止
絶縁体層8または38を設けることで、焼成時の収縮挙
動のバランスをとり反りを低減するものである。反り防
止層をコアの反対面4,34に形成しても有効である。
反り防止絶縁体層8または38はコイルパターン内の各
々の導体間で漏れ磁束が大きくなるため磁気伝達効率を
向上させる点で非磁性材料がよいが、反体面に反り防止
層を設ける場合は、磁性体あるいは非磁性体、誘電体、
絶縁材料などを用いてもよい。反り防止絶縁体層と、た
だ単なる絶縁体層は異なり、製品の反り量が大きいと
き、反り防止絶縁体層は、パッキング密度、組成等を調
整することにより、その熱収縮挙動を制御し、一体焼成
時の全体の反り量を低減するものである。
【0016】本発明の請求項1に記載の発明は、ロータ
コアおよびステータコアが磁性基板の一主面の一部に同
心円状の導電体パターンと磁性体パターンとが配置さ
れ、さらに導電体パターンの上層には非磁性体の絶縁体
層あるいは非磁性の反り防止絶縁体層が形成された構成
で、上記ロータおよびステータ各々の一主面どうしが相
対向するように回転軸に取付けられたロータリートラン
スとしたものであり、導電体パターン上には非磁性の絶
縁体層あるいは反り防止絶縁体層とからなる構成の積層
体が一括焼成されることによって、磁性基板と導電体パ
ターンとが強固に密着し接着層が不要となる。また導電
体パターンは非磁性の絶縁層あるいは反り防止絶縁体層
に覆われているために、磁気効率や信頼性にも優れてい
るものである。また、磁性基板の一主面に反り防止絶縁
体層を設けている場合には、一括焼成時におけるコア全
体の反りを制御することができる作用を有する。
【0017】本発明の請求項2に記載の発明は、ロータ
コアおよびステータコアが磁性基板の一主面の一部に磁
性体パターンあるいはコイル下地層が形成され、その上
面に同心円状の導電体パターンあるいはさらに磁性体パ
ターンが配置され、導電体パターンの上層には非磁性体
の絶縁体層あるいは非磁性の反り防止絶縁体層が形成さ
れた構成で、上記ロータおよびステータ各々の一主面ど
うしが相対向するように回転軸に取付けられたロータリ
ートランスとしたものであり、導電体パターン上には非
磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体層とからなる構
成の積層体が一括焼成されることによって、磁性基板と
導電体パターンとが強固に密着し接着層が不要になる。
また導電体パターンは非磁性の絶縁層あるいは反り防止
絶縁体層に覆われているために、電気効率や信頼性にも
優れているものである。また、磁性基板の一主面に反り
防止絶縁体層を設けている場合には、一括焼成時におけ
るコア全体の反りを制御することができる作用を有す
る。
【0018】本発明の請求項3に記載の発明は、磁性体
パターンはフェライト粉とフェライトを構成する元素の
うち少なくとも一種類以上が金属粉で残部が酸化物から
なる粉体を焼成した磁性体からなる請求項1,2記載の
ロータリートランスとしたものであり、金属粉はフェラ
イト焼結の際に収縮を防止させるためのものであり、た
とえば鉄粉、亜鉛粉、ニッケル粉、銅粉などの金属粉を
酸化膨張させて焼結の際に収縮を抑制し、フェライト焼
結体の収縮率をほぼゼロにすることができるため、焼成
時の反りを限りなくゼロにすることができるものであ
る。また、コイル下地層5,35に上記の材料を用い収
縮率をほぼゼロにすることにより、コイルパターン7,
37がよりファインな(ライン間隔が狭い)パターンで
も同時焼成が可能という作用を有する。
【0019】本発明の請求項4に記載の発明は、非磁性
の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体層はセラミック粉と
少なくとも一種類以上が金属粉から成り、残部がセラミ
ックを構成する酸化物粉体を構成したものである請求項
1,2記載のロータリートランスとしたものであり、非
磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体層8または38
を構成する材料としては、セラミック材料が優れてお
り、焼成収縮を抑制・制御する金属粉を適宜選択して添
加して反りを制御する作用を有する。
【0020】本発明の請求項5に記載の発明は、非磁性
の絶縁体層は有機物単独あるいは有機物と無機物とを含
んだものからなる請求項1,2記載のロータリートラン
スとしたもので、焼成後に有機物単独あるいは有機物と
無機物を含んだコイルパターン7をコートすることで信
頼性に優れた絶縁層としての作用を有する。
【0021】本発明の請求項6に記載の発明は、取り出
し用の導電体パターンを磁性基板の主面と反対面に形成
し、これら取り出し用の導電体パターンが磁性基板の主
面の反対面から側面の一部に引き回して形成され、しか
も取り出し用導電体パターンと磁性基板の一主面の導電
体パターンとはスルーホールを介して導電体で導通させ
る構成とした請求項1記載のロータリートランスとした
もので、端子台60まで取り出し導体を全印刷方式で形
成できる作用を有する。
【0022】本発明の請求項7に記載の発明は、取り出
し用の導電体パターンを磁性基板とコイル下地層との間
に形成し、これら取り出し用の導電体パターンが磁性基
板の主面から側面の一部に引き回して形成される構成と
した請求項2記載のロータリートランスとしたもので、
取り出し導電体パターン20が端面電極14を介して、
端子ピン50で端子台60と全印刷方式で形成できる作
用を有する。
【0023】本発明の請求項8に記載の発明は、磁性基
板の一主面の一部に同心円状の複数部分に導電体パター
ンと焼結フェライト粉単独あるいはフェライト粉とフェ
ライトを構成する元素のうち少なくとも一種類以上が金
属で残部が酸化物からなる磁性体パターンとを形成し、
上記導電体パターン上には非磁性の絶縁体層あるいは反
り防止絶縁体層が形成され、あるいは磁性基板の反対面
には反り防止層が形成された構成からなる積層体のう
ち、非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体層あるい
は磁性体パターンを別の基体上の複数部分に印刷などの
手段でパターン形成した後、上記磁性基板の該当面に転
写形成して、焼成するロータリートランスとしたもので
あり、生産性に優れた製造方法を提供するという作用を
有する。
【0024】本発明の請求項9に記載の発明は、磁性基
板の一主面の一部に同心円状の複数部分に導電体パター
ンと焼結フェライト粉単独あるいはフェライト粉とフェ
ライトを構成する元素のうち少なくとも一種類以上が金
属で残部が酸化物からなる磁性体パターンとを形成し、
上記導電体パターン上には非磁性の絶縁体層あるいは反
り防止絶縁体層が形成された構成からなる積層体のう
ち、非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体層を印刷
などで形成し、これを導電体パターンが形成された磁性
基板上の導電体パターンをはさむ所定位置に転写積層し
て焼成した後、磁性体パターンが露出するまで非磁性体
層あるいは反り防止絶縁体層を研削加工するロータリー
トランスとしたものであり、生産性に優れた製造方法を
提供するという作用を有する。
【0025】図1において、コアの主面3,33内のコ
イルパターン7または37の高さが磁性体パターン6,
36の同一主面より高い場合、コイルパターン7,37
から発生する磁束が構造上コアの主面3,33にある磁
路を構成する部分を有効に利用できなくなり、結果的に
は漏洩磁束が増えるためにロータリートランスとして結
合係数が低くなる。コアの反対面4,34に形成した取
り出し導電体パターン20,22は重ね焼成時にコイル
電極が反応しないようにするためには、反り防止層18
を反対面にも形成することが好ましい(図3参照)。
【0026】磁路構成部つまりコイル下地層5,35と
磁性体パターン6,36あるいは磁性体層12,13は
フェライト材料からなり、すべて同じフェライト材料で
も可能であり、別組成のフェライト材料または前記の金
属粉を含んだものでも可能である。磁性基板10,40
は、比抵抗値が高いNi−Zn系フェライトが好ましい
が、その他のフェライト材料、磁性材料、また前記の金
属粉を含んだものでも可能である。厚みは、ロータリー
トランスの性能が確保できる最小厚みでよく、少なくと
も200μm以上であればよい。
【0027】導電体パターン7,37または9,39
は、800℃〜1200℃の低温焼成が可能な銀、銀−
パラジウム、銀−白金、または銅が好ましい。
【0028】コイル下地層5,35は、コイルパターン
7,37と取り出し導電体パターン20,22との短絡
を防ぐためだけでなく、コイルパターン形成時の印刷性
を向上させるので、下地層が存在することは好ましい。
また、下地層の厚みは、薄いと取り出し導電体パターン
20とコイルパターン7間で容量成分を持つため、少な
くとも20μm以上厚い方が好ましい。磁性体層12,
13は取り出し導電体パターン20,22の段差を補正
するために設けるものであり、取り出し導電体パターン
厚みと同程度の厚さが必要である。
【0029】導電体パターン7,37または9,39と
磁性体パターン6または36の厚みは、数μm〜数10
μmが、導電体の低抵抗化の点で好ましい。また上記導
電体パターン7,37,9,39と上記磁性体パターン
6,36との厚みの差は0〜数10μmが、磁束の高密
度化の点で好ましい。所望の厚みを実現するために導電
体パターン7,37,9,39および磁性体パターン
6,36、コイル下地層5,35および磁性体層12,
13の形成は複数回重ね印刷してもよい。
【0030】また、上記磁性体パターン6,36の厚み
や磁性体パターン6,36と導電体パターン7,37,
9,39との厚みの差を得るため、コアの主面3,33
は機械加工により磁性体パターン6,36を研削し所望
の寸法を実現してもよいものである。また非磁性の絶縁
体層あるいは反り防止絶縁体層8,38の高さを磁性体
パターン6,36の一主面の高さより低くすることで、
研削加工の負荷を低減し、生産性を向上することもでき
る。
【0031】以下、実施の形態について、図3から図6
を用いて説明する。 (実施の形態1)図3に本発明に係わる実施の形態1の
製造工程であるコアの一部断面模式図を示す。
【0032】まず、フェライト粉の主組成がFe2O3
49mol%、ZnO 25mol%、NiO 26m
ol%であるように配合した原料粉末を900℃で3時
間仮焼した後、平均粒子径が1μmになるように粉砕し
たNi−Zn系フェライト仮焼粉Aを用意し、これを一
軸プレスにてスルーホール付きのトロイダル状の成形体
を得、脱脂した後、空気中1200℃で焼成して、平面
研磨の後、所望の位置に直径0.3mmのスルーホール1
6を設けた所定の寸法の磁性基板を得た(外径25mm、
内径4.5mm、厚み1mm)。
【0033】次にフェライト粉の主組成がFe2O3 4
9mol%、ZnO 27mol%、NiO 13mo
l%、CuO 13mol%であるように配合した原料
粉末を700℃で3時間仮焼した後、平均粒子径が1μ
mになるように粉砕したNi−Zn−Cu系フェライト
仮焼粉Bを用意し、これにバインダーとしてブチラール
樹脂、さらに可塑剤、潤滑剤、消泡剤を投入しながらス
ラリー濃度を適度に調整しフェライトペーストBを作成
した。
【0034】図3(b)に示すようにコアの反対面4に
取り出し導電体パターン20の形成とスルーホール16
への導電体形を同時に行うため銀ペーストをスクリーン
印刷し、上記のフェライトペーストBで反り防止層18
をスクリーン印刷した。
【0035】次に図3(d)に示すように、このコアの
主面3に導電体パターンとしてスパイラル状コイルパタ
ーン7(パターン幅:100μm、厚み:40μm)を
形成するため銀ペーストをスクリーン印刷した。この場
合コイルパターン7と上記スルーホール16とは電気的
に接続されている。
【0036】一方、磁路を構成する部分の磁性体パター
ン6(パターン幅:200μm、厚み:50μm)とし
て、上記フェライトペーストBを円環状にスクリーン印
刷した。図3(f)に示すように、非磁性の絶縁体層あ
るいは反り防止絶縁体層8として、平均粒子径1μmの
Znフェライトを主成分とした非磁性材料を上記フェラ
イトペーストBと同組成のバインダーと混合し作成した
非磁性ペーストCを所望の円環状パターンにそれぞれス
クリーン印刷し、非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶
縁体層8を形成した。以上により得られた物を、脱脂後
に大気中で920℃6hr焼成の後、試料1を得た。
【0037】電磁変換特性の評価は測定周波数が1MHz
でステータコアとのギャップが25μmの場合で行っ
た。その結果、試料1のコアの反りは5μmで結合係数
が0.98となった。
【0038】以上からわかるように導電体パターン7,
9上に形成される非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶
縁体層8において反りの極力少ない焼結コアが得られ、
電気信号の変換効率が高く性能に優れたロータリートラ
ンスが得られるのである。
【0039】なお、実施の形態1に示した磁性基板10
および非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体層8,
38はこの実施の形態に限ることはなく、これらの作成
条件つまり粉体の材料組成、仮焼温度、粒子径および密
度、厚みなどをお互いに適度に組み合わせることによっ
て焼成コアの反り量をほぼゼロに制御できるものであ
る。さらに磁性基板10の厚みは最低200μm以上あ
ればよく、良好な性能が得られることを確認している。
【0040】本実施の形態では導電体パターン7,9の
形成用材料として銀ペーストを使用したため焼成温度に
制限があり、900℃程度の比較的低温処理が前提にな
るので磁性体の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体層8,
38の材料もこれと整合性をとる条件にしたが、900
℃以上の比較的高温まで処理できる銀以外の材料すなわ
ち銀−パラジウムや銀−白金または銅などのペーストを
使用すれば本実施の形態に限ることなく、材料組成の選
定や設計の幅が広がることは言うまでもない。
【0041】また、磁性体パターン6とコイルパターン
7との厚みの差や焼結コアの全体厚みを所望の寸法や磁
性体パターン6または非磁性の絶縁体層あるいは反り防
止絶縁体層8の表面性を十分に確保するために、焼結コ
アの主面側や反対面をそれぞれあるいは同時に研削によ
る後加工を施してもよいものである。
【0042】また、この場合、非磁性の絶縁体層あるい
は反り防止絶縁体層8の厚みを予め磁性体パターン6の
厚みより薄く形成することにより焼結時に磁性体パター
ン6の面より非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体
層8の面が低くなり、研削時に加わる加工ストレスによ
るクラックやひずみを低減することで、生産性に優れた
ロータリートランスを提供できるものである。
【0043】(実施の形態2)図4に本発明に係わる実
施の形態2の製造工程を示すコアの一部断面模式図を示
す。
【0044】まず、フェライト粉の主組成がFe2O3
49mol%、ZnO 25mol%、NiO 26m
ol%であるように配合した原料粉末を900℃で3時
間仮焼した後、平均粒子径が1μmになるように粉砕し
たNi−Zn系フェライト仮焼粉Aを用意し、これを一
軸プレスにてトロイダル状の成形体を得、脱脂した後、
空気中1200℃で焼成して、平面研磨の後、所望の寸
法の磁性基板を得た(外径25mm、内径4.5mm、厚み
1mm)。
【0045】次にフェライト粉の主組成がFe2O3 4
9mol%、ZnO 27mol%、NiO 13mo
l%、CuO 13mol%であるように配合した原料
粉末を700℃で3時間仮焼した後、平均粒子径が1μ
mになるように粉砕したNi−Zn−Cu系フェライト
仮焼粉Bを用意した。このNi−Zn−Cu系フェライ
ト仮焼粉Bを100重量部に金属Fe 65.8mol
%、ZnO 18.1mol%、NiO 8.7mol
%、CuO 7.4mol%の原料粉末の混合物30重
量部を加え、これにバインダとしてブチラール樹脂、さ
らに可塑剤、潤滑剤、消泡剤を投入しながらペースト濃
度を適度に調整しフェライトペーストDを作成した。
【0046】銀ペーストをスクリーン印刷で、磁性基板
上に図4(a)に示すように厚み30μmの取り出し導
電体パターン20を形成し、上記フェライトペーストD
をスクリーン印刷で取り出し導電体パターン以外の場所
に磁性体層12を形成した。次に、上記のフェライトペ
ーストDをスクリーン印刷でスルーホール16が空いた
コイル下地層5を形成した。さらに図4(d)に示すよ
うに、コイル下地層5の上部に導電体パターンとしてス
パイラル状コイルパターン7(パターン幅:100μ
m、厚み:40μm)を形成するため銀ペーストをスク
リーン印刷した。この場合コイルパターン7と上記スル
ーホール16とは電気的に接続されている。一方、磁路
を構成する部分の磁性体パターン6(パターン幅:20
0μm、厚み:50μm)として、フェライトペースト
Dを円環状にスクリーン印刷した。図4(f)に示すよ
うに、非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体層8と
して、平均粒子径1μmのZnフェライトを主成分とし
た非磁性材料を上記フェライトペーストDと同組成のバ
インダーと混合し作成した非磁性ペーストCをそれぞれ
スクリーン印刷し、非磁性の絶縁体層あるいは反り防止
絶縁体層8を形成した。次に図4(g)に示すように、
端面電極14をAgptペーストで形成した。以上によ
り得られた物を、脱脂後に大気中で920℃6時間焼成
の後、試料2を得た。
【0047】電磁変換特性の評価は測定周波数が1MHz
でステータコアとロータコアとのギャップが25μmの
場合で行った。その結果、試料2のコアの反りは5μm
で結合係数が0.97となった。
【0048】以上からわかるように導電体パターン7,
9上に形成される非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶
縁体層8において反りの極力少ない焼結コアが得られ、
電気信号の変換効率が高く性能に優れたロータリートラ
ンスが得られるのである。
【0049】なお、上記実施の形態2に示した磁性基板
10および非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体層
8,38はこの実施の形態に限ることはなく、これらの
作成条件つまり粉体の材料組成、仮焼温度、粒子径およ
び密度、厚みなどをお互いに適度に組み合わせることに
よって焼成コアの反り量をほぼゼロに制御できるもので
ある。さらに磁性基板10の厚みは最低200μm以上
あればよく、良好な性能が得られることを確認してい
る。
【0050】本実施の形態では導電体パターン7,9の
形成用材料として銀ペーストを使用したため焼成温度に
制限があり、900℃程度の比較的低温処理が前提にな
るので非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体層8,
38の材料もこれと整合性をとる条件にしたが、900
℃以上の比較的高温まで処理できる銀以外の材料すなわ
ち銀−パラジウムや銀−白金または銅などのペーストを
使用すれば本実施の形態に限ることなく、材料組成の選
定や設計の幅が広がることは言うまでもない。
【0051】また、磁性体パターン6とコイルパターン
7との厚みの差や焼結コアの全体厚みを所望の寸法や磁
性体パターン6または非磁性の絶縁体層あるいは反り防
止絶縁体層8の表面性を十分に確保するために、焼結コ
アの主面側や反対面をそれぞれあるいは同時に研削によ
る後加工を施してもよいものである。
【0052】また、この場合、非磁性の絶縁体層あるい
は反り防止絶縁体層8の厚みを予め磁性体パターン6の
厚みより薄く形成することにより焼結時に磁性体パター
ン6の面より非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体
層8の面が低くなり、研削時に加わる加工ストレスによ
るクラックやひずみを低減することで、生産性に優れた
ロータリートランスを提供できるものである。
【0053】(実施の形態3)図5に本発明に係わる実
施の形態3の製造工程を示すコアの一部断面模式図を示
す。
【0054】まず、図5(a)に示すように実施の形態
1と同様にして作成した非磁性ペーストCおよびフェラ
イトペーストBをPETフィルム70などの基体上に所
望のパターンにそれぞれスクリーン印刷し、反り防止絶
縁体層8と磁性体パターン6を形成した。次に実施の形
態1と同様にスクリーン印刷でコイルパターン7、スル
ーホール16、反り防止層18、取り出し導電体パター
ン20が具備された磁性基板10を用意する。
【0055】次に図5(a)に示すパターン印刷された
PETフィルム70を図5(c)に示すように磁性基板
10上に熱プレスなどを用いラミネートした後、図5
(d)に示すようにPETフィルム70を剥がし反り防
止絶縁体層8と磁性体パターン6を磁性基板10の該当
面に転写形成し図5(e)に示す成形体を作成した。以
上により得られた物を、脱脂後に大気中で920℃6時
間焼成の後、試料3を得た。
【0056】電磁変換特性は実施の形態1と同様に測定
周波数が1MHzでステータコアとロータコアとのギャッ
プが25μmの場合で評価したが、反り防止絶縁体層
8、反り防止層18を設けることにより反りの極力少な
い焼結コアが得られ、電磁変換効率が高く性能に優れた
ロータリートランスが得られた。
【0057】なお、上記実施の形態3に示した磁性基板
10および非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体層
8,38はこの実施の形態に限ることはなく、これらの
作成条件つまり粉体の材料組成、仮焼温度、粒子径およ
び密度、厚みなどをお互いに適度に組み合わせることに
よって焼成コアの反り量をほぼゼロに制御できるもので
ある。さらに磁性基板10の厚みは最低200μm以上
あればよく、良好な性能が得られることを確認してい
る。
【0058】本実施の形態では導電体パターン7,9の
形成用材料として銀ペーストを使用したため焼成温度に
制限があり、900℃程度の比較的低温処理が前提にな
るので非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体層8,
38の材料もこれと整合性をとる条件にしたが、900
℃以上の比較的高温まで処理できる銀以外の材料すなわ
ち銀−パラジウムや銀−白金または銅などのペーストを
使用すれば本実施の形態に限ることなく、材料組成の選
定や設計の幅が広がることは言うまでもない。
【0059】また、磁性体パターン6とコイルパターン
7との厚みの差や焼結コアの全体厚みを所望の寸法や磁
性体パターン6または非磁性の絶縁体層あるいは反り防
止絶縁体層8の表面性を十分に確保するために、焼結コ
アの主面側や反対面をそれぞれあるいは同時に研削によ
る後加工を施してもよいものである。
【0060】また、この場合、非磁性の絶縁体層あるい
は反り防止絶縁体層8の厚みを予め磁性体パターン6の
厚みより薄く形成することにより焼結時に磁性体パター
ン6の面より非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体
層8の面が低くなり、研削時に加わる加工ストレスによ
るクラックやひずみを低減することで、生産性に優れた
ロータリートランスを提供できるものである。
【0061】(実施の形態4)図6に本発明に係わる実
施の形態4の製造工程を示すコアの一部断面模式図を示
す。
【0062】まず、フェライト粉の主組成がFe2O3
49mol%、ZnO 27mol%、NiO 13m
ol%、CuO 13mol%であるように配合した原
料粉末を700℃で3時間仮焼した後、平均粒子径が1
μmになるように粉砕したNi−Zn−Cu系フェライ
ト仮焼粉Bを用意した。このフェライト仮焼粉Bを一軸
プレスにてトロイダル状の成形体を得、脱脂した後、空
気中1050℃で焼成して、平面研磨の後、所定の寸法
の磁性基板Bを得た(外径25mm、内径4.5mm、厚み
1mm)。
【0063】次にNi−Zn−Cu系フェライト仮焼粉
Bを100重量部に金属Fe 65.8mol%、Zn
O 18.1mol%、NiO 8.7mol%、Cu
O7.4mol%の原料粉末の混合物30重量部を加
え、これにバインダーとしてブチラール樹脂、さらに可
塑剤、潤滑剤、消泡剤を投入しながらペースト濃度を適
度に調整しフェライトペーストDを作成した。
【0064】また、フェライト粉の主組成がFe2O3
50mol%、ZnO 50mol%であるように配合
した原料粉末を700℃で3時間仮焼した後、平均粒子
径が1μmになるように粉砕した非磁性のZnフェライ
ト仮焼粉Cを用意し、このZnフェライト仮焼粉100
重量部に金属Fe 66.7mol%、ZnO 33.
3mol%の原料粉末の混合物30重量部を加え、これ
にバインダーとしてブチラール樹脂、さらに可塑剤、潤
滑剤、消泡剤を投入しながらペースト濃度を適度に調整
しフェライトペーストEを作成した。
【0065】次にこの非磁性ペーストEをドクターブレ
ード法を用いて、図6(a)に示すように、PETフィ
ルム70などの基体上に厚み80μmで形成した。ま
た、実施の形態1と同様にスクリーン印刷でコイルパタ
ーン7、スルーホール16、反り防止層18、取り出し
導電体パターン20が具備された磁性基板10を用意す
る。
【0066】次に図6(a)に示すパターン印刷された
PETフィルム70を図6(c)に示すように磁性基板
10上に熱プレスなどを用いラミネートした後、図6
(d)に示すようにPETフィルム70を剥がし反り防
止絶縁体層8を磁性基板10の該当面に転写形成し図6
(e)に示す成形体を作成した。以上により得られた物
を、脱脂後に大気中で900℃3時間焼成の後、磁性体
パターンが露出するまで平面研磨を行い、図6(f)に
示す試料4を得た。
【0067】次にこうして得られた焼結コアの主面側に
ある反り防止絶縁体層8を図5(f)に示すように研削
により磁性体パターン6が露出するまで加工し、あるい
はコアの全体厚みが所望の寸法まで得られるように研削
加工しロータリートランス用コアを作成した。
【0068】電磁変換特性は実施の形態1と同様に測定
周波数が1MHzでステータコアとロータコアとのギャッ
プが25μmの場合で評価したが、反り防止絶縁体層
8、反り防止層18を設けることにより反りの極力少な
い焼結コアが得られ、電磁変換効率が高く性能に優れた
ロータリートランスが得られた。
【0069】なお、上記実施の形態4に示した磁性基板
10および非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体層
8,38はこの実施の形態に限ることはなく、これらの
作成条件つまり粉体の材料組成、仮焼温度、粒子径およ
び密度、厚みなどをお互いに適度に組み合わせることに
よって焼成コアの反り量をほぼゼロに制御できるもので
ある。さらに磁性基板10の厚みは最低200μm以上
であればよく、良好な性能が得られることを確認してい
る。
【0070】本実施の形態では導電体パターン7,9の
形成用材料として銀ペーストを使用したため焼成温度に
制限があり、900℃程度の比較的低温処理が前提にな
るので非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体層8,
38の材料もこれと整合性をとる条件にしたが、900
℃以上の比較的高温まで処理できる銀以外の材料すなわ
ち銀−パラジウムや銀−白金または銅などのペーストを
使用すれば本実施の形態に限ることなく、材料組成の選
定や設計の幅が広がることは言うまでもない。
【0071】また、磁性体パターン6とコイルパターン
7との厚みの差や焼結コアの全体厚みを所望の寸法や磁
性体パターン6または非磁性の絶縁体層あるいは反り防
止絶縁体層8の表面性を十分に確保するために、焼結コ
アの主面側や反対面をそれぞれあるいは同時に研削によ
る後加工を施してもよいものである。
【0072】また、この場合、非磁性の絶縁体層あるい
は反り防止絶縁体層8の厚みを予め磁性体パターン6の
厚みより薄く形成することにより焼結時に磁性体パター
ン6の面より非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体
層8の面が低くなり、研削時に加わる加工ストレスによ
るクラックやひずみを低減することで、生産性に優れた
ロータリートランスを提供できるものである。
【0073】なお本発明のロータリートランスおよびそ
の製造方法において、各種材料(磁性体層、反り防止絶
縁体層、反り防止層、導電体材料の組成や密度、厚
み)、成形体作成方法(印刷法、転写法、グリーンシー
ト積層法)、焼成条件(温度、時間、雰囲気など)、コ
ア形状(外径、内径、ギャップ、導電体パターン、磁性
体パターン、スルーホールの形状および寸法)などは本
実施の形態に限定されるものではない。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明のロータリー
トランスおよびその製造方法は、磁性基板の一主面の一
部に導電体パターンと磁性体パターンと非磁性の絶縁体
層あるいは反り防止絶縁体層とを形成した構成とするこ
とによって、一括焼成時にコアの反りが極力少ないもの
を得ることができ、したがって電気信号伝達効率がきわ
めて高く、生産性にも優れたロータリートランスが得ら
れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロータリートランスの一実施の形態を
示す断面図
【図2】同図1の一部切欠平面図
【図3】(a)〜(f)は本発明の実施の形態1のステ
ータコアの製造工程を示すそれぞれのコアの一部断面模
式図
【図4】(a)〜(g)は本発明の実施の形態2のステ
ータコアの製造工程を示すそれぞれのコアの一部断面模
式図
【図5】(a)〜(e)は本発明の実施の形態3のステ
ータコアの製造工程を示すそれぞれのコアの一部断面模
式図
【図6】(a)〜(f)は本発明の実施の形態4のステ
ータコアの製造工程を示すそれぞれのコアの一部断面模
式図
【図7】従来のロータリートランスを示す断面図
【図8】従来の他のロータリートランスを示す断面図
【符号の説明】
1 ステータコア 2,32 軸穴 3,33 コアの主面 4,34 コアの反体面 5,35 コイル下地層 6,36 磁性体パターン 7,37 コイルパターン 8,38 非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体層 9,39 ショートリング 10,40 磁性基板 11 ロータコア 12,13 磁性体層 14,15 端面電極 16,17 スルーホール 18,19 反り防止層(反対面) 20,22 取り出し導電体パターン 30 回転軸 50,55 端子ピン 60,66 端子台 70 PETフィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータコアおよびステータコアが磁性基
    板の一主面の一部に同心円状の導電体パターンと磁性体
    パターンとが配置され、さらに導電体パターンの上層に
    は非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体層が形成さ
    れた構成で、上記ロータおよびステータ各々の一主面ど
    うしが相対向するように回転軸に取付けられたロータリ
    ートランス。
  2. 【請求項2】 ロータコアおよびステータコアが磁性基
    板の一主面の一部に磁性体パターンあるいはコイル下地
    層が形成され、その上面に同心円状の導電体パターンあ
    るいはさらに磁性体パターンが配置され、導電体パター
    ンの上層には非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体
    層が形成された構成で、上記ロータおよびステータ各々
    の一主面どうしが相対向するように回転軸に取付けられ
    たロータリートランス。
  3. 【請求項3】 磁性体パターンはフェライト粉とフェラ
    イトを構成する元素のうち少なくとも一種類以上が金属
    粉で残部が酸化物からなる粉体を焼成した磁性体からな
    る請求項1,2記載のロータリートランス。
  4. 【請求項4】 非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁
    体層はセラミック粉単独あるいはセラミック粉と少なく
    とも一種類以上が金属粉から成り、残部がセラミックを
    構成する酸化物粉体を構成したものである請求項1,2
    記載のロータリートランス。
  5. 【請求項5】 非磁性の絶縁体層は有機物単独あるいは
    有機物と無機物とを含んだものからなる請求項1,2記
    載のロータリートランス。
  6. 【請求項6】 取り出し用の導電体パターンを磁性基板
    の主面と反対面に形成し、これら取り出し用の導電体パ
    ターンが磁性基板の主面と反対面から側面の一部に引き
    回して形成され、しかも取り出し用導電体パターンと磁
    性基板の一主面の導電体パターンとはスルーホールを介
    して導電体で導通させる構成とした請求項1記載のロー
    タリートランス。
  7. 【請求項7】 取り出し用の導電体パターンを磁性基板
    の主面と主面上に形成された磁性体パターンあるいはコ
    イル下地層間に形成し、これら取り出し用の導電体パタ
    ーンが磁性基板の主面から側面の一部に引き回して形成
    される構成とした請求項2記載のロータリートランス。
  8. 【請求項8】 磁性基板の一主面の一部に同心円状の複
    数部分に導電体パターンを形成し、上記導電体パターン
    上には非磁性の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体層が形
    成され、あるいは磁性基板の反対面には反り防止層が形
    成された構成からなる積層体のうち、非磁性の絶縁体層
    あるいは反り防止絶縁体層あるいは磁性体パターンを別
    の基体上の複数部分に印刷などの手段でパターン形成し
    た後、上記磁性基板の該当面に転写形成して、焼成する
    ロータリートランスの製造方法。
  9. 【請求項9】 磁性基板の一主面の一部に同心円状の複
    数部分に導電体パターンと焼結フェライト粉単独あるい
    はフェライト粉とフェライトを構成する元素のうち少な
    くとも一種類以上が金属で残部が酸化物からなる磁性体
    パターンとを形成し、上記導電体パターン上には非磁性
    の絶縁体層あるいは反り防止絶縁体層が形成された構成
    からなる積層体のうち、非磁性の絶縁体層あるいは反り
    防止絶縁体層を印刷などで形成し、これを導電体パター
    ンが形成された磁性基板上の導電体パターンをはさむ所
    定位置に転写積層して焼成した後、磁性体パターンが露
    出するまで非磁性体層あるいは反り防止絶縁体層を研削
    加工するロータリートランスの製造方法。
JP8145393A 1996-06-07 1996-06-07 ロータリートランスおよびその製造方法 Pending JPH09330836A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8145393A JPH09330836A (ja) 1996-06-07 1996-06-07 ロータリートランスおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8145393A JPH09330836A (ja) 1996-06-07 1996-06-07 ロータリートランスおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09330836A true JPH09330836A (ja) 1997-12-22

Family

ID=15384229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8145393A Pending JPH09330836A (ja) 1996-06-07 1996-06-07 ロータリートランスおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09330836A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999054760A1 (fr) 1998-04-22 1999-10-28 Nippon Carbide Kogyo Kabushiki Kaisha Feuille de retroreflexion en forme de triedre trirectangle
US8350653B2 (en) * 2008-10-29 2013-01-08 Wfs Technologies Ltd. Electrical connector system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999054760A1 (fr) 1998-04-22 1999-10-28 Nippon Carbide Kogyo Kabushiki Kaisha Feuille de retroreflexion en forme de triedre trirectangle
US8350653B2 (en) * 2008-10-29 2013-01-08 Wfs Technologies Ltd. Electrical connector system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100576408B1 (ko) 자성 페라이트용 분말, 자성 페라이트, 적층형 페라이트부품 및 이의 제법
US5479695A (en) Method of making a multilayer monolithic magnetic component
CN101467221B (zh) 层叠型陶瓷电子元器件
CN111524692B (zh) 层叠线圈部件以及制造方法
CN112885561B (zh) 线圈部件
CN113223826B (zh) 层叠线圈部件
CN111986876A (zh) 层叠型线圈部件
CN111161938A (zh) 电子部件以及电子部件的制造方法
CN102543407A (zh) 层压电感器及其制造方法
CN117747247A (zh) 层叠线圈部件
CN109887708B (zh) 电子部件
CN111986878A (zh) 层叠型线圈部件
JP7708208B2 (ja) 積層コイル部品
KR102747075B1 (ko) 다층 인덕터 구조
WO2011148787A1 (ja) 積層型インダクタおよびその製造方法
JPH0945563A (ja) ロータリートランスおよびその製造方法
JPH0945562A (ja) ロータリートランスおよびその製造方法
JPH0974037A (ja) ロータリートランスの製造方法
JPH09260144A (ja) コイル部品およびその製造方法
JPH05121240A (ja) インダクタンス部品およびその製造方法
JPH0845758A (ja) 平板ロータリートランスおよびその製造方法
CN113053619A (zh) 层叠线圈部件
JP2003297636A (ja) コイル部品
JP2516533Y2 (ja) 積層インダクタ−
JPH0935969A (ja) 平板ロータリートランスおよびその製造方法