JPH0945563A - ロータリートランスおよびその製造方法 - Google Patents

ロータリートランスおよびその製造方法

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JPH0945563A
JPH0945563A JP7198545A JP19854595A JPH0945563A JP H0945563 A JPH0945563 A JP H0945563A JP 7198545 A JP7198545 A JP 7198545A JP 19854595 A JP19854595 A JP 19854595A JP H0945563 A JPH0945563 A JP H0945563A
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JP
Japan
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magnetic
layer
pattern
warp
warp prevention
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Application number
JP7198545A
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English (en)
Inventor
Shinji Harada
真二 原田
Shinya Matsutani
伸哉 松谷
Hiroshi Fujii
浩 藤井
Yuji Mido
勇治 御堂
Akira Hashimoto
晃 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0945563A publication Critical patent/JPH0945563A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオテープレコーダ等に用いられるロータ
リートランスに係り、特性面、生産性に優れたものを提
供することを目的とする。 【構成】 磁性体層12,13の一主面の一部に導電体
パターン7,37,9,39と反り防止絶縁体層8,3
8と磁性体パターン6,36とを形成し、この一主面と
は反対面に反り防止層5,35とを形成した構成とする
ことによって、一括焼成時にコアの反りが極力少ないも
のを得ることができ、したがって電気信号伝達効率がき
わめて高く、生産性にも優れたロータリートランスが得
られるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオテープレコーダー
やデジタルオーディオテープレコーダ、デジタルビデオ
テープレコーダ等に使用されるロータリートランスおよ
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にロータリートランスは、回転シリ
ンダの回転軸と同心円状にコイルが形成された回転側
(ヘッド側)のロータコアと固定側(電子回路側)のス
テータコアとを、これらのコイル面(主面)が向き合う
ように約20〜80μm程度の間隔をあけて配置した構
造であり、これによってヘッドと電子回路との信号伝達
を行っている。
【0003】従来、平板ロータリートランスとしては、
環状溝を形成した平板状焼結フェライトコアの上記環状
溝に導体を巻回してなる扁平スパイラルコイルを配置し
たもの(実公昭62−18013号公報)、導体層パタ
ーンが形成されたフィルムを金型にセットし、フェライ
ト粉とバインダとの混合物を射出成形した後、この導体
層パターン付グリーン成形体を脱脂・焼結したもの(特
開平3−248510号公報)、あるいは焼結フェライ
トの平坦面に導体コイル膜パターンと強磁性体膜とを形
成したもの(特開平2−251106号公報)、フェラ
イトコアの一主面に印刷で環状溝や導体コイルパターン
を形成したもの(特開平1−209708号公報)、磁
性体層および非磁性体層と導電体層との交互積層体とか
ら構成されたもの(特開平3−157906号公報)が
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記実公昭62−18
013号公報に記載した環状溝を形成した平板状焼結フ
ェライトコアに導体を巻回してなる扁平スパイラルコイ
ルを配置したものは、フェライト焼結時の寸法ばらつき
のためにコアの環状溝や対向面に面倒な後加工が必要で
あり、さらにチャンネル毎にコイルを装着する必要があ
るので、製造コストが非常に高くなるものであった。
【0005】また、巻線コイルを安定して環状溝に挿入
できるように、環状溝を予め100μm程度深く、かつ
大きめに加工しておく必要があるので、通常はステータ
コアとロータコアとを組み合わせた時、コイル面のギャ
ップが大きくなって磁気抵抗が高くなり、結合係数が低
くなって電気信号の伝達効率が低下するという問題点が
あった。
【0006】また、特開平3−248510号公報に示
すように導体層パターンが形成されたフィルムにフェラ
イトとバインダー混合物を射出成形して作成した成形体
を脱脂・焼成したコアは、射出成形によって導体層パタ
ーン内の個々の導体間にもフェライト粉とバインダーと
の混合物が入り込み導体間に磁性体が形成されること
で、導体層パターン内の各々の導体間で漏れ磁束が大き
くなる結果、ステータコアとロータコアとの磁気伝達効
率が低下するという問題があった。
【0007】一方、図6に示した特開平2−25110
6号公報記載の従来の構成の、焼結体のフェライトのス
テータコア101およびロータコア111の平坦面に導
体コイル膜パターン105および115と強磁性体膜1
02および112を形成したものは、ステータコア10
1およびロータコア111と強磁性体膜102および1
12との密着性が悪いので接着膜104および114が
必要であるとともに、導体コイル膜パターン105およ
び115が強磁性体膜102および112より厚くなっ
ている。従ってステータコア101とロータコア111
上の導体コイル膜パターン105と115間のギャップ
が小さくなるものの、逆にステータコア101とロータ
コア111間のギャップが大きくなり磁束の漏れが大き
くなることによって結合係数が小さくなり、また隣接チ
ャンネル間の電気信号がクロストークしやすくなって、
損失が大きくなるという問題があった。
【0008】また、図7に示した特開平1−20970
8号公報記載の従来の構成では、フェライトコア101
と111の一主面のみに導体コイル膜パターン105と
115および強磁性体膜102と112による環状溝を
印刷形成しているため、焼成時において強磁性体膜10
2,112が焼成収縮することによってフェライトコア
101,111が反ったり、クラックが入ったりする問
題があった。また複数個重ねて焼成する場合、反対面に
取り出し導体パターンが存在する場合、この導体パター
ンがフェライトコア主面と接触するため焼成時に反応す
るという問題があった。
【0009】さらに特開平3−157906号公報記載
の従来の構成では、導電体層が非磁性体層との交互積層
体で構成されているため、コアの対向面に形成される有
効磁束面積が小さくなるため十分な結合係数を確保でき
ないこと、また磁性体層に直接導電体層が形成されてい
ないため、磁気伝達効率が悪くなり、結合係数などの性
能確保に問題があり、さらに所望のコア厚みを達成する
ためには磁性体層などの印刷回数が多くなることで工数
低減に課題が残されていた。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決し、電気
信号の伝達効率、磁気伝達効率が高く、生産性に優れた
ロータリートランスを提供することを目的とするもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、ロータコアおよびステータコアは磁性体層
の一主面の一部に同心円状の複数部分に導電体パターン
と磁性体パターンと上記導電体パターン上には非磁性体
からなる反り防止絶縁体層が配置され、さらに磁性体層
の反対面に反り防止層が形成された積層体からなり、上
記ロータコアおよびステータコア各々の一主面どうしが
相対向するように回転軸に取付けられた構成とするもの
である。
【0012】
【作用】以上のように磁性体層の一主面の一部に同心円
状の複数部分に配置された導電体パターンと磁性体パタ
ーンと上記導電体パターン上に形成された非磁性体から
なる反り防止絶縁体層と、さらに磁性体層の反対面に形
成した反り防止層とを一括焼成したことによって、磁性
体層と導電体パターンとが強固に密着し接着層が不要と
なる。また導電体パターンは非磁性の反り防止絶縁体層
に覆われているため磁気効率や信頼性にも優れている。
また、磁性体層の一主面と反対面とに反り防止絶縁体層
と反り防止層とを設けていることにより、一括焼成時に
おけるコア全体の反りを制御することができ、かつ磁性
体層の反対面あるいは側面に形成された取り出し用導電
体パターンは重ね焼成時にもコアの重ねられる面と反応
を起こさないため、生産性に優れたロータリートランス
を提供することを可能とするものである。
【0013】
【実施例】図1は本発明のロータリートランスの一実施
例の断面図で、図2に示す一部切欠き平面図のA−B断
面図を示す。図3〜図5はそれぞれ本発明の一実施例を
示したコアの一部断面の模式図である。
【0014】図1および図2において、本発明のロータ
リートランスは、回転軸30と直角方向に置かれた固定
側ステータコア1と回転側のロータコア11とを平行度
を10μmに仕上げた両コアの主面3および33とがそ
れぞれ向き合うように約20〜80μm程度の間隔をあ
けて配置し、これによってヘッドと電子回路との信号伝
達を行っている。固定側のステータコア1において、回
転軸30を取り付ける軸穴2と、コアの一主面3にはこ
の一主面3の一部をチャンネル数に対応した複数部分に
形成した導電体パターンすなわち複数のコイルパターン
7とショートリング9との上に形成された非磁性体から
なる反り防止絶縁体層8と、上記導電体パターンの形成
されていないコアの一主面には、磁路を構成する磁性体
パターン6が形成され、また反対面4には反り防止層5
が形成され、コイルパターン7はスルーホール10によ
って取り出し用の導電体パターン20につながれて、端
子ピン50などを介して電気的に接続され、反り防止層
5側には端子台60が結合された構成になっている。
【0015】同様に回転側のロータコア11において、
回転軸30を取り付ける軸穴32と、コアの一主面33
にはこの一主面の一部を同心円状にチャンネル数に対応
した複数部分に形成された導電体パターンすなわち複数
のコイルパターン37とショートリング39の上に形成
した非磁性体からなる反り防止絶縁体層38と、上記導
電体パターンの形成されていないコアの一主面には、磁
路を構成する磁性体パターン36が形成され、また反対
面34には反り防止層35が形成され、コイルパターン
37はスルーホール40によって取り出し用の導電体パ
ターン22につながれて、端子ピン55などを介して電
気的に接続され反り防止層35側には端子台66が結合
された構成になっている。
【0016】ステータコア1やロータコア11のベース
となる磁性体層12,13の一主面にコイルパターン
7,37またはショートリング9,39(以下両パター
ンを総称して導電体パターンと称す)を形成し、それら
の上に反り防止絶縁体層8または38を形成した後、こ
れらを一体で脱脂焼成することにより磁性体層12また
は13と導電体パターン7,37または9,39とは強
固に密着し、その結果接着層は不要となるのである。
【0017】一方、磁性体層12,13の一主面にのみ
導電体パターン7,37または9,39および磁性体パ
ターン6,36を形成した場合、磁性体層12,13と
導電体パターン7,37,9,39や磁性体パターン
6,36との同時一体焼成においては、両者の密度差あ
るいは異種材料どうしでの焼成収縮挙動の違いが原因
で、反ったり、クラック等が発生したりする。
【0018】そのため、本発明は導電体パターン7,3
7および9,39上に反り防止絶縁体層8または38や
磁性体層12,13の反対面に反り防止層5または35
を設けることで、磁性体層12,13の一主面側と反対
面側とで焼成時の収縮挙動のバランスをとり反りを低減
するものである。この場合反り防止層5または35は反
対面全面あるいは部分的に形成してもよいものである。
これは金型等によってフェライト成形体の反対面に凹部
を形成するなどにより、反対面に成形密度差をつけるこ
とによる反り防止層であってもよい。
【0019】磁性体層12または13の厚みはロータリ
ートランスの性能が確保できる最小厚みでよく、少なく
とも200μm以上あればよい。また反り防止層5また
は35の部分的な形状としては、同心円状、非円形状、
リブ状、渦巻状、放射状、直線状、多角形状、点状など
またはそれらの組み合わせパターンなどが考えられるが
全て有効であり、また反り防止層5または35の厚み、
材料組成を変えることでも反りを制御することが可能で
ある。
【0020】反対面の反り防止層5または35は、磁気
回路的にはフェライト材料などの磁性体である必要がな
く、非磁性材料あるいは誘電体、絶縁材料などを用いて
もよい。また反り防止絶縁体層8または38はコイルパ
ターン7,37内の各々の導体間で漏れ磁束が大きくな
るため磁気伝達効率を向上させる点で非磁性材料がよ
い。
【0021】また、磁性体層12,13の一主面内のコ
イルパターン7または37の高さが磁性体パターン6,
36の同一主面より高い場合、コイルパターン7,37
から発生する磁束が構造上磁性体層12,13の一主面
にある磁路を構成する部分を有効に利用できなくなり、
結果的には漏洩磁束が増えるためにロータリートランス
として結合係数が低くなる。また重ね焼成する場合、導
電体パターン7,37,9,39とコアの重ねられる面
とが反応するため、個々に焼成する必要があり、生産性
に課題がある。このため導電体パターン7,37または
9,39の高さは磁性体パターン6,36の主面以下と
することが好ましい。また、磁性体層12,13の反対
面に形成した取り出し導電体パターン7,37,9,3
9も同様に重ね焼成に反応しないようにするためには、
磁性体層12,13と反り防止層5または35との間を
介した面に形成されることが好ましい。
【0022】磁性体層12,13に含まれる材料はフェ
ライト粉あるいはフェライト粉とフェライトを構成する
元素のうち少なくとも一種類以上が金属粉で残部が酸化
物からなり、これらに結合剤、可塑剤、潤滑剤、消泡剤
などの有機バインダーを加えたものを用いることができ
る。ここで金属粉はフェライトの焼結の際に収縮を防止
させるためのものであり、たとえば鉄粉、亜鉛粉、ニッ
ケル粉、銅粉などの金属粉を酸化膨張させて焼結の際に
収縮を抑制し、フェライト焼結体の収縮率をほぼゼロに
することができるため、焼成時の反りを限りなくゼロに
することができるものである。
【0023】反り防止絶縁体層8または38や反り防止
層5または35を構成する材料としては、セラミック材
料が優れており、上記のように焼成収縮を抑制・制御す
る金属粉を適宜選択して添加し使用できるものである。
また磁性体層12,13の焼成収縮率と反り防止絶縁体
層8,38および反り防止層5,35の焼成収縮率との
差は1%以内が好ましい。
【0024】導電体パターン7,37または9,39
は、800℃〜1200℃の低温焼成が可能な銀、銀−
パラジウム、銀−白金、または銅が好ましい。磁路構成
部つまり磁性体パターン6または36はフェライト材料
からなり、磁性体層12,13と同じフェライト材料で
も可能であり、磁性体層12,13と別組成のフェライ
ト材料または上記の金属粉を含んだものでも可能であ
る。
【0025】磁性体パターン6,36の形状はコアの一
主面に表出する部分が内部の面積より大きくすること
で、コア間の対向面積つまり磁路面積が大きく確保でき
磁気効率に優れ、損失が小さい高特性のロータリートラ
ンスを実現できるものである。上記導電体パターン7,
37,9,39および磁性体パターン6,36の形成
は、直接磁性体層12,13上に印刷法またはめっき法
で形成するか、フィルムあるいは金属板などの基体に導
電体パターン7,37,9,39および磁性体パターン
6,36を印刷形成し、これを磁性体層12,13の所
定の位置に転写形成することで、この形状を作成するこ
とができる。
【0026】特に上記転写法で磁性体パターン6,36
を形成した場合、図1に示すように磁性体パターン6,
36の形状が逆台形状に形成できるためコアの一主面に
表出する部分が内部の面積より大きくなることで、コア
間の対向面積つまり磁路面積が大きく確保でき良好な特
性が実現できるのである。
【0027】導電体パターン7,37または9,39と
磁性体パターン6または36の厚みは、数μm〜数10
μmが、また上記導電体パターン7,37,9,39と
上記磁性体パターン6,36との厚みの差は0〜数10
μmが導電体の低抵抗化、磁束の高密度化の点で好まし
い。所望の厚みを実現するために導電体パターン7,3
7,9,39および磁性体パターン6,36の形成は複
数回重ね印刷してもよい。
【0028】また、上記磁性体パターン6,36の厚み
や磁性体パターン6,36と導電体パターン7,37,
9,39との厚みの差を得るため、磁性体層12,13
の一主面は機械加工により磁性体パターン6,36を研
削し所望の寸法を実現してもよいものである。また反り
防止絶縁体層8,38の高さを磁性体パターン6,36
の一主面の高さより低くすることで、研削加工の負荷を
低減し、生産性を向上することもできる。
【0029】フェライト材料は850℃〜1200℃の
低温焼成が可能なNi−Zn−Cu系フェライトが好ま
しいが、その他のフェライト材料でも有効であることは
言うまでもない。
【0030】積層体を焼成前に金型などで打抜く場合、
積層体の一主面内に形成される磁性体パターン6,36
のうち外周部近傍に形成される磁性体パターン6,36
は、打抜き時に積層体の最外周部の端面に応力が集中す
るため、最外周から少なくとも0.1mm以上離して形成
することが好ましい。
【0031】以下、具体的な実施例について説明する。 (実施例1)図3に本発明に係わる一実施例の製造工程
であるコアの一部断面模式図を示す。
【0032】まず、フェライト粉の主組成がFe23
49mol%、ZnO 27mol%、NiO 13mol%、
CuO 13mol%であるように配合した原料粉末を7
00℃で3時間仮焼した後、平均粒子径が1μmになる
ように粉砕したNi−Zn−Cu系フェライト仮焼粉を
用意し、これにバインダーとしてブチラール樹脂、さら
に可塑剤、潤滑剤、消泡剤を投入しながらスラリー濃度
を適度に調整しフェライトスラリーを作成した。
【0033】次にこのスラリーをドクターブレード法を
用いて、厚さ200μmのグリーンシートを作成した。
このグリーンシートを複数枚積層したものを80℃で熱
プレスして、図3(a)に示す厚み0.9mmの一枚の磁
性体グリーンシートを作成し磁性体層12とした。これ
を所定の大きさに切断した後、図3(b)に示すように
磁性体層12の所望の位置に直径0.3mmのスルーホー
ル10を設けた。さらに図3(c)に示すように取り出
し導電体パターン20の形成とスルーホール10への導
電体形成を同時に行うため銀ペーストをスクリーン印刷
した。
【0034】次に図3(d)に示すように、この磁性体
層12の反対面に導電体パターンとしてスパイラル状コ
イルパターン7(パターン幅:100μm、厚み:40
μm)とショートリング9(パターン幅:200μm、
厚み:40μm)とを同時に形成するため銀ペーストを
スクリーン印刷した。この場合コイルパターン7と上記
スルーホール10とは電気的に接続されている。
【0035】さらにこの同一面に磁路を構成する部分の
磁性体パターン6(パターン幅:200μm、厚み:5
0μm)として、磁性体層12と同組成で平均粒子径
1.5μmのフェライト粉で作成したフェライトペース
トをコイルパターン7とショートリング9との間および
コイルパターン7と内外周面側との間にもスクリーン印
刷で円環状パターンを形成した。
【0036】次に図3(e)に示すように反り防止絶縁
体層8として、平均粒子径1μmのZnフェライトを主
成分とした非磁性材料を上記同組成のバインダーと混合
し作成した非磁性ペーストを導電体パターン7,9上に
スクリーン印刷した。
【0037】また図3(f)に示すように、図3(e)
で得られた上記磁性体層12の主面と反対面に反り防止
層5として、磁性体層12と同組成で平均粒子径2μm
のフェライト粉で作成したフェライトペーストをほぼ全
面(厚み:50μm)にスクリーン印刷し、成形体Aを
作成した。
【0038】また、次に比較例として上記と同方法で、
反り防止絶縁体層8、反り防止層5を形成しない成形体
Bを作成し、成形体A,Bをそれぞれプレス加工で外径
25mm、内径4.5mmの円盤状となるように切断した。
このように作成した成形体A,Bを脱脂した後、空気中
で900℃、3時間で一括焼成し、それぞれ試料A,B
とした。
【0039】電磁変換特性の評価は測定周波数が1MHz
でステータコアとロータコアとのギャップが25μmの
場合で行った。その結果、試料Aのコアの反りは5μm
で結合係数が0.98に対し、試料Bではコアの反りが
300μmにも達したため結合係数は測定不能となっ
た。
【0040】以上からわかるように反り防止絶縁体層
8、反り防止層5が存在しない場合、焼成時における反
り量が非常に大きく、電磁変換特性の測定評価も不可能
であった。反り防止絶縁体層8、反り防止層5を設ける
ことにより反りの極力少ない焼結コアが得られ、電気信
号の変換効率が高く性能に優れたロータリートランスが
得られるのである。
【0041】なお、上記実施例1に示した磁性体層12
および反り防止絶縁体層8および反り防止層5はこの実
施例に限ることはなく、これらの作成条件つまり粉体の
材料組成、仮焼温度、粒子径および密度、厚みなどをお
互いに適度に組み合わせることによって焼成コアの反り
量をほぼゼロに制御できるものである。さらに磁性体層
12の厚みは最低200μm以上あればよく、良好な性
能が得られることを確認している。また反り防止層5に
ついては本実施例ではスクリーン印刷にて形成したが、
上記に示した同様な方法でグリーンシートを作成し、こ
れを磁性体層12に積層することにより作成することも
可能である。
【0042】本実施例では導電体パターン7,9の形成
用材料として銀ペーストを使用したため焼成温度に制限
があり、900℃程度の比較的低温処理が前提になるの
で磁性体層12、反り防止絶縁体層8、反り防止層5の
材料もこれと整合性をとる条件にしたが、900℃以上
の比較的高温まで処理できる銀以外の材料すなわち銀−
パラジウムや銀−白金または銅などのペーストを使用す
れば本実施例に限ることなく、材料組成の選定や設計の
幅が広がることは言うまでもない。
【0043】また、磁性体パターン6と導電体パターン
つまりコイルパターン7、ショートリング9との厚みの
差や焼結コアの全体厚みを所望の寸法や磁性体パターン
6あるいは反り防止絶縁体層8の表面性を十分に確保す
るために、焼結コアの主面側や反対面の反り防止層5を
それぞれあるいは同時に研削による後加工を施してもよ
いものである。
【0044】また、この場合反り防止絶縁体層8の厚み
を予め磁性体パターン6の厚みより薄く形成することに
より研削時に加わる加工ストレスによるクラックやひず
みを低減することで、生産性に優れたロータリートラン
スを提供できるものである。
【0045】(実施例2)図4に本発明に係わる一実施
例の製造工程を示すコアの一部断面模式図を示す。
【0046】まず、図4(a)に示すように実施例1と
同様にして作成した非磁性体ペーストおよび磁性体ペー
ストをPETフィルム70などの基体上に所望のパター
ンにそれぞれスクリーン印刷し、反り防止絶縁体層8と
磁性体パターン6を形成した。
【0047】次に図4(b)に示すように実施例1と同
様にして作成したコイルパターン7とショートリング
9、スルーホール10、取り出し導電体パターン20、
反り防止層5が具備された磁性体層12を用意する。
【0048】次に図4(a)に示すパターン印刷された
PETフィルム70を図4(c)に示すように磁性体層
12上に熱プレスなどを用いラミネートした後、図4
(d)に示すようにPETフィルム70を剥がし反り防
止絶縁体層8と磁性体パターン6を磁性体層12の該当
面に転写形成し図4(e)に示す成形体を作成した。
【0049】次にこの成形体をプレス加工で外径25m
m、内径4.5mmの円盤状となるように切断し、脱脂し
た後、空気中で900℃、3時間で一括焼成し磁性体コ
アを作成した。
【0050】電磁変換特性は実施例1と同様に測定周波
数が1MHzでステータコアとロータコアとのギャップが
25μmの場合で評価したが、反り防止絶縁体層8、反
り防止層5を設けることにより反りの極力少ない焼結コ
アが得られ、電気信号の変換効率が高く性能に優れたロ
ータリートランスが得られた。
【0051】なお、上記実施例2に示した磁性体層12
および反り防止絶縁対層8および反り防止層5はこの実
施例に限ることはなく、これらの作成条件つまり粉体の
材料組成、仮焼温度、粒子径および密度、厚みなどをお
互いに適度に組み合わせることによって焼結コアの反り
量をほぼゼロに制御できるものである。さらに磁性体層
12の厚みは最低200μm以上あればよく、良好な性
能が得られることを確認している。また、反り防止層5
については本実施例ではスクリーン印刷にて形成した
が、上記に示した同様な方法でグリーンシートを作成
し、これを磁性体層12に積層することにより作成する
ことも可能である。
【0052】また、実施例1と同様に磁性体パターン6
とコイルパターン7とショートリング9との厚みの差や
焼結コアの全体厚みを所望の寸法にしたり、磁性体パタ
ーン6あるいは反り防止絶縁体層8の表面性を十分に確
保するために、焼結コアの主面3側や反対面4の反り防
止層5をそれぞれあるいは同時に研削による後加工を施
してもよいものである。
【0053】また、この場合反り防止絶縁体層8の厚み
を予め磁性体パターン6の厚みより薄く形成することに
よって研削時に加わる加工ストレスによるクラックやひ
ずみを低減でき、生産性に優れたロータリートランスを
提供できるものである。
【0054】また、実施例2では反り防止絶縁体層8や
磁性体パターン6を同一のPETフィルム70上に形成
したが、この例に限らず反り防止絶縁体層8を予め磁性
体層12側に印刷形成しておいてもよいものである。
【0055】本実施例では導電体パターン7,9の形成
用材料として銀ペーストを使用したため焼成温度に制限
があり、900℃程度の比較的低温処理が前提になるの
で磁性体層12、反り防止絶縁体層8、反り防止層5の
材料もこれと整合性をとる条件にしたが、900℃以上
の比較的高温まで処理できる銀以外の材料、すなわち、
銀−パラジウムや銀−白金または銅などのペーストを使
用すれば本実施例に限ることなく、材料組成の選定や設
計の幅が広がることは言うまでもない。
【0056】図4(c)に示すように本発明の特徴は磁
性体パターン6が磁性体層12上に転写形成されること
で、磁性体パターン6を逆台形状にすることができるた
めコアの一主面に表出する部分が内部の面積より大きく
なり、ロータコアとステータコア間の対向面積つまり磁
路面積が大きく確保でき、良好な特性が実現できるもの
である。
【0057】(実施例3)図5に本発明に係わる一実施
例の製造工程を示すコアの一部断面模式図を示す。
【0058】まず、フェライト粉の主組成がFe23
49mol%、ZnO 27mol%、NiO 13mol%、
CuO 13mol%であるように配合した原料粉末を7
00℃で3時間仮焼した後、平均粒子径が1μmになる
ように粉砕したNi−Zn−Cu系フェライト仮焼粉を
用意し、このNi−Zn−Cu系フェライト仮焼粉10
0重量部に金属Fe 65.8mol%、ZnO 18.
1mol%、NiO 8.7mol%、CuO 7.4mol%
の原料粉末の混合物30重量部を加え、これにバインダ
ーとしてブチラール樹脂、さらに可塑剤、潤滑剤、消泡
剤を投入しながらスラリー濃度を適度に調整しフェライ
トスラリーを作成した。
【0059】次にこのスラリーをドクターブレード法を
用いて、厚さ200μmのグリーンシートを作成した。
このグリーンシートを複数枚積層したものを80℃で熱
プレスして、厚み0.6mmの一枚の磁性体層12とし
た。
【0060】また、フェライト粉の主組成がFe23
50mol%、ZnO 50mol%に配合した原料粉末を7
00℃で3時間仮焼した後、平均粒子径が1μmになる
ように粉砕した非磁性のZnフェライト仮焼粉を用意
し、このZnフェライト仮焼粉100重量部に金属Fe
65.8mol%、ZnO 18.1mol%の原料粉末の
混合物30重量部を加え、これにバインダーとしてブチ
ラール樹脂、さらに可塑剤、潤滑剤、消泡剤を投入しな
がらスラリー濃度を適度に調整しフェライトスラリーを
作成した。
【0061】次にこのスラリーをドクターブレード法を
用いて、厚み100μmの非磁性の反り防止絶縁体層形
成用グリーンシート48を、さらにまたこのグリーンシ
ートを複数枚積層したものを80℃で熱プレスして、厚
み1.2mmの一枚の反り防止層形成用グリーンシート4
5とした。
【0062】まず、図5(a)に示すように作成した非
磁性の反り防止絶縁体層形成用グリーンシート48を基
体としてこの上に磁性体ペーストを所望のパターンにそ
れぞれスクリーン印刷し、磁性体パターン6を形成し
た。
【0063】次に、図5(b)に示すように実施例1と
同様にして作成したコイルパターン7、ショートリング
9、スルーホール10、取り出し導電体パターン20が
具備された磁性体層12を用意する。
【0064】次に印刷パターンが形成された反り防止絶
縁体層形成用グリーンシート48を図5(c)に示すよ
うに磁性体層12の上から、また反対面からは反り防止
用グリーンシート45をはさみ込むように熱プレスなど
を用いラミネートした後、図5(d)に示すようにPE
Tフィルム70を剥がし反り防止絶縁体層8と磁性体パ
ターン6を磁性体層12の該当面に積層し図5(e)に
示す成形体を作成した。この際反り防止絶縁体層8は導
電体パターン7,9上まで十分に充填されていた。ここ
で反り防止絶縁体層8の充填が不十分の場合は、図5
(a)において磁性体パターン6間に反り防止絶縁体層
8を印刷により形成したり、あるいは図5(b)におい
てコイルパターン7上にパターン形成することもでき
る。
【0065】次にこの成形体をプレス加工で外径25m
m、内径4.5mmの円盤状となるように切断し、脱脂し
た後、空気中で900℃、3時間で一括焼成し焼結コア
を作成した。
【0066】次にこうして得られた焼結コアの主面側に
ある反り防止絶縁体層8を図5(f)に示すように研削
により磁性体パターン6が露出するまで加工し、あるい
はコアの全体厚みが所望の寸法まで得られるように研削
加工しロータリートランス用コアを作成した。
【0067】電磁変換特性は実施例1と同様に測定周波
数が1MHzでステータコアとロータコアとのギャップが
25μmの場合で評価したが、反り防止絶縁体層8、反
り防止層5を設けることにより反りの極力少ない焼結コ
アが得られ、電気信号の変換効率が高く性能に優れたロ
ータリートランスが得られた。
【0068】なお、上記実施例3に示した磁性体層12
および反り防止絶縁体層8および反り防止層5はこの実
施例に限ることはなく、これらの作成条件つまり粉体の
材料組成、仮焼温度、粒子径および密度、厚みなどをお
互いに適度に組み合わせることによって焼成コアの反り
量をほぼゼロに制御できるものである。さらに磁性体層
12の厚みは最低200μm以上あればよく、良好な性
能が得られることを確認している。
【0069】また、実施例1と同様に磁性体パターン6
とコイルパターン7、ショートリング9との厚みの差や
焼結コアの全体厚みを所望の寸法や磁性体パターン6あ
るいは反り防止絶縁体層8の表面性を十分に確保するた
めに、焼結コアの主面側や反対面の反り防止層5をそれ
ぞれあるいは同時に研削による後加工を施してもよいも
のである。
【0070】また、この場合反り防止絶縁体層8の厚み
を予め磁性体パターン6の厚みより薄く形成することに
よって研削時に加わる加工ストレスによるクラックやひ
ずみを低減でき、生産性に優れたロータリートランスを
提供できるものである。
【0071】また、実施例3では磁性体パターン6を非
磁性の反り防止絶縁体層用グリーンシート48の基体上
に形成したが、この例に限らず十分な反り防止絶縁体層
8を形成するために直接導電体パターン7,9上や磁性
体パターン6間に予め印刷形成してもよいものである。
【0072】本実施例では導電体パターン7,9の形成
用材料として銀ペーストを使用したため焼成温度に制限
があり、900℃程度の比較的低温処理が前提になるの
で磁性体層12、反り防止絶縁体層8、反り防止層5の
材料もこれと整合性をとる条件にしたが、900℃以上
の比較的高温まで処理できる銀以外の材料すなわち銀−
パラジウムや銀−白金または銅などのペーストを使用す
れば本実施例に限ることなく、材料組成の選定や設計の
幅が広がることは言うまでもない。
【0073】図5(f)に示すように本発明の特徴は磁
性体パターン6が磁性体層12上に転写形成されること
で、磁性体パターン6の逆台形状にすることができるた
め、コアの一主面に表出する部分が内部の面積より大き
くなり、ロータコアとステータコア間の対向面積つまり
磁路面積が大きく確保でき、良好な特性が実現できるも
のである。
【0074】なお、本発明のロータリートランスおよび
その製造方法において、各種材料(磁性体層、反り防止
絶縁体層、反り防止層、導電体材料の組成や密度、厚
み)、成形体作成方法(印刷法、転写法、グリーンシー
ト積層法)、焼成条件(温度、時間、雰囲気など)、コ
ア形状(外径、内径、ギャップ、導電体パターン、磁性
体パターン、スルーホールの形状および寸法)などは本
実施例に限定されるものではない。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明のロータリー
トランスおよびその製造方法は、磁性体層の一主面の一
部に導電体パターンと磁性体パターンと反り防止絶縁体
層とを形成し、この一主面とは反対面に反り防止層とを
形成した構成とすることによって、一括焼成時にコアの
反りが極力少ないものを得ることができ、したがって電
気信号伝達効率がきわめて高く、生産性にも優れたロー
タリートランスが得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロータリートランスの一実施例を示す
断面図
【図2】同図1の一部切欠平面図
【図3】(a)〜(f)は本発明の一実施例のステータ
コアの製造工程を示す一部断面模式図
【図4】(a)〜(e)は本発明の他の実施例のステー
タコアの製造工程を示す一部断面模式図
【図5】(a)〜(f)は本発明の他の実施例のステー
タコアの製造工程を示す一部断面模式図
【図6】従来のロータリートランスを示す断面図
【図7】従来の他のロータリートランスを示す断面図
【符号の説明】
1 ステータコア 11 ロータコア 2,32 軸穴 3,33 コアの主面 4,34 磁性体層の反対面 5,35 反り防止層 6,36 磁性体パターン 7,37 コイルパターン 8,38 反り防止絶縁体層 9,39 ショートリング 10,40 スルーホール 12,13 磁性体層 20,22 取り出し導電体パターン 30 回転軸 45 反り防止用グリーンシート 48 反り防止絶縁体層用グリーンシート 50,55 端子ピン 60,66 端子台 70 PETフィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 御堂 勇治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 橋本 晃 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータコアおよびステータコアは磁性体
    層の一主面の一部に同心円状の複数部分に導電体パター
    ンと磁性体パターンと上記導電体パターン上には非磁性
    体からなる反り防止絶縁体層とが配置され、さらに磁性
    体層の反対面に反り防止層が形成されている積層体から
    なり、上記ロータコアおよびステータコア各々の一主面
    どうしが相対向するように回転軸に取付けられたロータ
    リートランス。
  2. 【請求項2】 ロータコアおよびステータコアはフェラ
    イト粉とフェライトを構成する元素のうち少なくとも一
    種類以上が金属粉で残部が酸化物からなる磁性体層の一
    主面の一部に同心円状の複数部分に導電体パターンと磁
    性体パターンと上記導電体パターン上には非磁性体から
    なる反り防止絶縁体層とが配置され、さらに磁性体層の
    反対面に反り防止層が形成されている積層体からなり、
    上記ロータコアおよびステータコア各々の一主面どうし
    が相対向するように回転軸に取付けられたロータリート
    ランス。
  3. 【請求項3】 磁性体パターンが磁路を構成する磁性体
    からなる請求項1または請求項2記載のロータリートラ
    ンス。
  4. 【請求項4】 磁路を構成する磁性体パターンとして相
    対向するロータコアおよびステータコア各々の主面側に
    表出する部分の面積が内在する部分より広く構成されて
    いる請求項1または請求項2記載のロータリートラン
    ス。
  5. 【請求項5】 導電体パターン上の反り防止絶縁体層の
    高さが磁性体パターンの一出面の高さ以下である請求項
    1または請求項2記載のロータリートランス。
  6. 【請求項6】 磁性体層の厚みが200μm以上である
    請求項1または請求項2記載のロータリートランス。
  7. 【請求項7】 反り防止層および反り防止絶縁体層がセ
    ラミック粉あるいはセラミック粉と少なくとも一種類以
    上が金属粉から成り、残部がセラミックを構成する酸化
    物とを含んだものであり、反り防止絶縁体層は非磁性体
    からなる請求項1または請求項2記載のロータリートラ
    ンス。
  8. 【請求項8】 反り防止層の面積は磁性体層の面積と同
    等または小さく、磁性体層のほぼ全面あるいは部分的に
    形成した構成である請求項1または請求項2記載のロー
    タリートランス。
  9. 【請求項9】 取り出し用の導電体パターンを磁性体層
    の主面と反対側の反り防止層上面あるいは磁性体層主面
    の反対面と反り防止層とが接する面、あるいはこれら導
    電体パターンを磁性体層主面の反対面から側面の一部に
    引き回して形成し、しかも取り出し用導電体パターンと
    磁性体層の一主面の導電体パターンとはスルーホールを
    介して導電体で導通させる構成とした請求項1または請
    求項2記載のロータリートランス。
  10. 【請求項10】 フェライト粉とフェライトを構成する
    元素のうち少なくとも一種類以上が金属で残部が酸化物
    からなる磁性体層の一主面の一部に同心円状の複数部分
    に導電体パターンと磁性体パターンと、上記導電体パタ
    ーン上には反り防止絶縁体層が配置され、さらに磁性体
    層の反対面には反り防止層が形成されてなる積層体のう
    ち、反り防止絶縁体層、磁性体パターンまたは反り防止
    層の少なくとも1つを磁性体層に直接あるいは別の基体
    上の複数部分に印刷などの手段でパターン形成した後、
    上記磁性体層の該当面に転写形成し、焼成するロータリ
    ートランスの製造方法。
  11. 【請求項11】 フェライト単独あるいはフェライト粉
    とフェライトを構成する元素のうち少なくとも一種類以
    上が金属で残部が酸化物との混合体とからなる磁性体層
    の一主面の一部に同心円状の複数部分に導電体パターン
    と磁性体パターンと上記導電体パターン上には反り防止
    絶縁体層が配置され、さらに磁性体層の反対面には反り
    防止層が形成されてなる積層体のうち、反り防止絶縁体
    層を全面に形成した基体上に同心円状の磁性体パターン
    を印刷などで形成し、これを導電体パターンが形成され
    た磁性体層上の導電体パターンをはさむ所定位置に積層
    し焼成した後、磁性体パターンが露出するまで反り防止
    絶縁体層を研削加工するロータリートランスの製造方
    法。
  12. 【請求項12】 磁性体層の焼成収縮率と磁性体層の反
    対面の反り防止層および反り防止絶縁体層の焼成収縮率
    との差が1%以内である請求項10または11記載のロ
    ータリートランスの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018206816A (ja) * 2017-05-30 2018-12-27 日立化成株式会社 シート
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