JPH0934285A - 熱定着方法 - Google Patents

熱定着方法

Info

Publication number
JPH0934285A
JPH0934285A JP18688195A JP18688195A JPH0934285A JP H0934285 A JPH0934285 A JP H0934285A JP 18688195 A JP18688195 A JP 18688195A JP 18688195 A JP18688195 A JP 18688195A JP H0934285 A JPH0934285 A JP H0934285A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
recording material
roller
silicone oil
fluorine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18688195A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yamazaki
弘 山崎
Akizo Shirase
明三 白勢
Tatsuya Nagase
達也 長瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP18688195A priority Critical patent/JPH0934285A/ja
Publication of JPH0934285A publication Critical patent/JPH0934285A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 含フッ素系シリコンオイルを用いた熱定着方
法において、定着部での静電的な反発による、紙の定着
装置に対する密着性の低下が無く、定着液率に優れ且
つ、定着ローラー及びフィルム傷の発生の無い熱定着方
法の提供。 【構成】 移動する定着部材、該定着部材に移動する記
録材を圧接する圧着部材及び該定着部材を介して、該記
録材上のトナー像を熱熔融する加熱手段を設けてなる熱
定着方法において、前記定着部材の記録材と接触する側
の表面に、下記一般式〔I〕で示される構造単位を有す
る含フッ素系シリコンオイル塗膜を形成し、且つ記録材
が数平均一次粒子径0.1〜3.0μmの炭酸カルシウ
ムを含有することを特徴とする熱定着方法。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱定着方法に関し、特に
紙との接着性が良好で定着効率の良い熱定着方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法においては、記録材上
に担持されたトナー像の熱効率が良く、高速定着に適す
る等の理由から熱ローラ定着方法が賞用されてきた。こ
の熱ローラ定着方法は、加熱源を内蔵した定着ローラー
と圧着ローラーとの間をトナー像を担持した記録紙を通
過させ、トナーを記録紙へ熱溶融定着させる方法であ
る。
【0003】この熱ローラ定着方法は、上記長所を有す
る反面、負帯電性の高い転写紙を用いた場合には静電的
な反発があり、ローラーに対する密着性は低くくなりこ
の結果、紙に対する熱の伝達が不足し熱定着率が悪くな
る。
【0004】又、熱ローラ定着方法のオフセット現象発
生防止のため、従来定着ローラ表面にジメチルシリコン
オイルを供給する技術が提案されているが、ジメチルシ
リコンオイルは正帯電性を有し、中性紙に填料として用
いられる炭酸カルシウムは正帯電性を有するものである
為、中性紙が反発しやすくなり、この結果、紙の定着装
置に対する密着性が低下するため、定着効率が低下する
傾向にある。
【0005】近年、定着ローラに対する濡れ性が良好で
均一な塗布が可能であることから、含フッ素系シリコン
オイルを用いる熱定着方法が提案されているが、該含フ
ッ素系シリコンオイルは負帯電性が強く、酸性紙に填料
として一般的に使用されるカオリン、タルク等は負帯電
性を有するものであり、この結果、これらを用いた紙は
負帯電性を有するものとなる為、該含フッ素系シリコン
オイルを用いた定着装置に対する静電気的な反発で紙の
定着装置に対する密着性が低下し、この場合も定着性の
低下を招いてしまうという問題を有している。又、紙の
定着装置に対する密着性を良くすると定着ローラー及び
フィルム傷の発生が起こることも分かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題を鑑み、含フッ素系シリコンオイルを用いた熱定着
方法において、定着部での静電的な反発による、紙の定
着装置に対する密着性の低下が無く、定着効率に優れ、
且つ定着ローラー及びフィルム傷の発生の無い熱定着方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成により達成される。
【0008】1.移動する定着部材、該定着部材に移動
する記録材を圧接する圧着部材及び該定着部材を介し
て、該記録材上のトナー像を熱熔融する加熱手段を設け
てなる熱定着方法において、前記定着部材の記録材と接
触する側の表面に、下記一般式〔I〕で示される構造単
位を有する含フッ素系シリコンオイル塗膜を形成し、且
つ記録材が数平均一次粒子径0.1〜3.0μmの炭酸
カルシウムを含有することを特徴とする熱定着方法。
【0009】
【化2】
【0010】式中、Xは炭素数1〜4の飽和炭化水素基
又はアリール基を示し、Rfは炭素原子数2〜10のフ
ルオロアルキル基を示し、nは1〜4の整数を示す。
【0011】2.前記定着部材が、前記加熱手段を内蔵
した定着ローラーであることを特徴とする前記1記載の
熱定着方法。
【0012】この構成では紙自体の帯電性を正帯電化す
ることにより、特に特定構造を有する含フッ素系シリコ
ンオイルを用いた定着装置に対する密着性を向上するこ
とができ、定着率を上げることができるものと推定して
いる。
【0013】以下、本発明を詳細に述べる。
【0014】本発明のシリコンオイルは前記一般式
〔I〕で示される構造の繰り返し単位を有していること
が必須であるが、ジメチルシリコン、フェニルメチルシ
リコン、ジフェニルシリコン等と共重合体構造を有して
いてもよい。本発明の含フッ素系シリコンオイルは使用
時において適度な粘度を有する液状のものであることが
好ましい。このため、本発明の含フッ素系シリコンオイ
ルは25℃における粘度が20〜l000CSが好まし
く、更に好ましくはl00〜500CSの粘度を有するも
のがよい。
【0015】この粘度の調整は重合度を調整することで
制御することができる。この粘度は動的粘度を示し、A
STMD445−46T、或いはJ1SZ8808に準
拠し、ウッベローデ粘度計により測定されるものであ
る。
【0016】本発明の含フッ素系シリコンオイルが共重
合体である場合、本発明の諸目的達成度から、本発明の
一般式〔I〕で示される構造単位が20〜99.9%含
まれていればよい。20%未満であると本発明の含フッ
素系シリコンオイルの効果が発揮されず、他の成分の影
響、即ち本発明の含フッ素系シリコンオイルの効果が低
下してしまう。
【0017】本発明の含フッ素系シリコンオイルの製造
方法は、通常のシリコンオイルの製造方法と同様にジア
ルキル置換ジクロロシランを珪素と塩化アルキルとの反
応で調製し、これを用いて加水分解することでシロキサ
ンとなし、ついで環状オリゴマー或いは線状オリゴマー
を形成した後にこれらを重合することで合成される。
【0018】本発明の含フッ素系シリコンオイル化合物
は側鎖にフッ化アルキル基を有しているものであるが、
この場合には塩化アルキルの代わりに末端にクロロ基を
有するフッ素系化合物、例えば下記一般式で示す構造の
ものを用いることで容易に製造される。
【0019】Z−(CF2)m(CH2)nCl ここで、mは2〜10の整数を示し、nは1〜4の整数
を示す。また、Zは水素原子又はフッ素原子を示す。
【0020】具体的には下記に示す構造の化合物があげ
られる。
【0021】(A)CF3CF2CH2Cl (B)CF3CF2CF2CH2Cl (C)CF3CF2CF2(CH22Cl (D)CF3CF2CF2CF2(CH22Cl (E)CF3CF2CF2CF2CF2CH2Cl (F)CF3CF2CF2CF2CF2(CH23Cl (G)CF3CF2CF2CF2CF2CF2CH2Cl (H)CF3CF2CF2CF2CF2CF2CF2CH2Cl (l)HCF2CF2CH2Cl (J)HCF2CF2CF2CH2Cl (K)HCF2CF2CF2(CH22Cl (L)HCF2CF2CF2CF2CH2Cl (M)HCF2CF2CF2CF2(CH22Cl (N)HCF2CF2CF2CF2(CH24Cl (O)HCF2CF2CF2CF2CF2(CH23cl (P)HCF2CF2CF2CF2CF2CF2CH2Cl なお、本発明においてフッ化アルキル基以外のアルキル
基を導入する塩化アルキルとしては塩化メチル、塩化エ
チル、塩化プロピル、塩化ブチルをあげることができ
る。
【0022】本発明においてはこのフッ化アルキル置換
されたシリコンオイルを用いることで、フッ素系樹脂を
被覆された定着ロールに均一に付着させ本発明の効果を
発揮させるためには、フッ化アルキルで置換されたシリ
コンオイルのフッ素原子の数が大きく寄与する。従って
フッ化アルキルの炭素数は1〜10であり、珪素原子に
直接結合する部分はメチレン鎖である。更に、フッ化ア
ルキルの好ましい範囲は2〜8である。このフッ化アル
キル炭素数が過多となると熱が加わった場合の流動特性
に問題を生じる。また、フッ化アルキルを有しない場合
にはフッ素系樹脂を被覆した熱ロール表面に対する濡れ
性の向上が無く、均一なオイル膜の形成ができない。
【0023】本発明の一般式〔I〕で示される含フッ素
系シリコンオイルの構造を下記に示す。
【0024】
【化3】
【0025】
【化4】
【0026】なお、ここで、a及びbは1以上の整数を
示し、好ましくは10〜2000の整数であり、更に好
ましくは100〜1000である。
【0027】1.熱定着方法 本発明の熱定着方法は熱ローラ定着方法と移動するフィ
ルム材を加熱して行う方法に大別される。
【0028】以下本発明に好適に適用される熱定着方法
について説明する。
【0029】本発明の熱ローラー定着方法を図1に従っ
て説明すると、表面2に例えばテトラフルオロエチレン
やポリテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキル
ビニルエーテル共重合体類等を被覆した鉄やアルミニウ
ム等で構成される金属シリンダ3内部に加熱源4を有す
る上ローラー1とシリコンゴム等で形成された下ローラ
ー5とから形成されているものである。詳しくは、加熱
源4として線状のヒーターを有し、上ローラー1の表面
温度を約110〜220℃程度に加熱させるものであ
る。この上ローラー1と下ローラー5との間を本発明の
トナー画像7を担持した記録材6を通過させ、トナー画
像7を記録材上に熱溶融固着させる。従来の熱ローラー
定着方法では、溶融したトナーの一部が上ローラー1に
融着し、一回転後、この上ローラー1に融着したトナー
が記録材の別の部分に固着されるオフセット現象が発生
し、甚だしき場合は、上ローラー1に融着したトナー
は、記録材から離れず記録材と共に上ローラー1に巻き
付く、所謂巻き付き現象が発生すると共に定着ローラー
表面が汚れるという問題を提起していた。定着部に於い
ては上ローラー1と下ローラー5間に圧力を加え、下ロ
ーラー5を変形させ、いわゆるニップを形成する。ニッ
プ幅としては1〜10mm、好ましくは1.5〜7mm
である。定着線速度は40〜400mm/secが好ま
しい。ニップ幅が狭い場合には熱を均一にトナーに付与
することができなくなり、定着のムラを発生し易くな
る。一方でニップ幅が広い場合にはトナーの溶融が促進
され、オフセット現象が発生しやすくなる。
【0030】本発明の熱ローラー定着方法においては、
上ローラー1の表面2上には本発明の含フッ素系シリコ
ンオイル塗膜が形成されており、この塗膜と本発明の記
録材との相互作用によって、本発明の諸目的は効率的に
達成される。この本発明の含フッ素系シリコンオイル塗
膜の上ローラー1の表面2での形成は、一例として以下
の通りに行われる。
【0031】即ち、上ローラー1の長手方向の表面2に
は、含浸ローラー8が圧接され、矢印方向に回転してい
る。この含浸ローラー8には、予め本発明の含フッ素系
シリコンオイルを含浸させておき、定着に際して、上ロ
ーラー1の回転に従って極少量ずつ含浸ローラー8から
上ローラー1の表面に含フッ素系シリコンオイルが供給
されて、結果として上ローラー1の表面2上には、本発
明の含フッ素系シリコンオイル塗膜が形成されることに
なる。
【0032】又、後者の定着方法は、図2に従って説明
すると装置に固定支持された低熱容量ライン状加熱体1
5は、厚さ0.2〜5.0mm、好ましくは0.5〜
3.5mm、幅10〜15mm、長手方向の長さ240
〜400mmのアルミナ基板17に抵抗材料を1.0〜
2.5mmに塗布したもので両端より通電されるもので
ある。通電はDC100Vの周期25msecのパルス
波形で温度センサ16により制御された温度を、エネル
ギー放出量に応じたパルス幅に変化させて与える。低熱
容量ライン状加熱体15において温度センサ16で検出
された温度T1の場合、抵抗材料に対向するフィルム材
14の表面温度T2は温度T1よりも低い温度となる。
ここで温度T1は110〜220℃が好ましく、T2の
温度はT1の温度と比較して0.5〜10℃低いことが
好ましい。また、フィルム材14がトナー定着表面より
剥離する部分におけるフィルム材表面温度T3はT2と
ほぼ同等である。この様にエネルギー制御、温度制御さ
れた加熱体に当接してフィルム材は記録材と同じ方向に
移動する。このフィルム材14としては、厚みにして1
0〜35μmの耐熱フィルム、例えば、ポリエステル、
ポリパーフルオロアルキルビニルエーテル、ポリイミ
ド、ポリエーテルイミドに少なくともテフロン等のフッ
素樹脂に導電材を添加した離型材層を5〜15μm被覆
させたフィルムであることが好ましく、更に好ましくは
エンドレスフィルム材である。一般的には総厚10〜1
00μm、フィルム材14の駆動はフィルム材駆動ロー
ラー11とフィルム材従動ローラー12による駆動とテ
ンションによりシワ、ヨレがなく搬送される。加圧ロー
ラー13はシリコンゴム等の離型性の高いゴム弾性層を
有し、総圧2〜30kgでフィルム材14を介して低熱
容量ライン状加熱体15と加圧し、矢印方向に圧接回転
し、このフィルム材14と加圧ローラー13との間をト
ナー像を担持した記録材を通過させることによって、低
熱容量ライン状加熱体15を通過させて、トナー像を記
録材に溶融固着させる。
【0033】図2において、図1に示した場合と同様に
含浸ローラー8がフィルム材14の長手方向に渡って、
それを介してフィルム材従動ローラー12に圧接し、矢
印方向に回転している。図2において、フィルム材14
の移動に従って極少量ずつ含浸ローラー8からフィルム
材14の表面に含フッ素系シリコンオイルが供給され
て、その結果フィルム材14の加圧ローラー13側表面
上には本発明の含フッ素系シリコンオイル塗膜が形成さ
れる。
【0034】後者の定着方法の他の例を図3を用いて説
明する。この図3の例は、図2の例が、フィルム材がエ
ンドレスであったのに対し、有端なフィルム材の例であ
る。
【0035】即ち、図2の様にシート送り出し軸21及
び巻き取り軸22に有端フィルム材24を巻き付け、定
着毎に少しずつフィルム材24を矢印方向へ移動させ
る。この場合は巻き取り軸22で駆動する。13,1
5,16,17は図2のそれらと同じである。
【0036】巻き取り軸22で駆動により送り出し軸2
1に巻き取られていた有端フィルム材24は定着毎に少
しずつ駆り出され、この有端フィルム材24と加圧ロー
ラー13との間をトナー像を担持した記録材を通過さ
せ、低熱容量ライン状加熱体15を通過させることによ
ってトナー像を記録材に溶融固着させる。
【0037】図3において、本発明の含フッ素系シリコ
ンオイルを含浸させた含浸ローラー(図示せず)を、シ
ート送り出し軸21へ有端フィルム材24を介して圧接
させ、有端フィルム材の加圧ローラー側表面に本発明の
含フッ素系シリコンオイル塗膜が形成される。
【0038】図示した例においては含浸ローラーを使用
した含フッ素系シリコンオイル塗膜形成方法を開示した
が、その他に含フッ素系シリコンオイルを含浸させたパ
ッド、ウェッブ等を使用してもよい。
【0039】2.記録材の構成 本発明の記録材は、前述した炭酸カルシウムを含有した
転写紙である。
【0040】本発明で使用される炭酸カルシウムはタル
クやカオリン等と比較して正帯電性を有しており、紙が
搬送される際の摩擦や感光体との摩擦帯電によって正帯
電が炭酸カルシウムに付与され、効果として紙自体が正
帯電性化されるものと推定される。更に、帯電性の変化
が無く好ましく、この理由はタルクやカオリンと比較し
て炭酸カルシウムは結晶水を含有する事がなく、環境変
動で水分を吸水することが無いためと推定される。
【0041】炭酸カルシウムが帯電性を発生するメカニ
ズムは明確でないが、感光体等との相互摩擦或いは紙同
士の摩擦帯電によるものと推定される。本発明におい
て、数平均一次粒子径が0.1〜3.0μmであること
が必要であるが炭酸カルシウムは硬度が高いため、数平
均一次粒子径3.0μmを越える炭酸カルシウムを用い
た場合には帯電の発生効果は高いが、感光体を傷つけや
すくなり、画像欠陥を発生する問題を有すること、ま
た、数平均一次粒子径で0.1μm未満の炭酸カルシウ
ムは摩擦帯電性が低下し、正帯電性付与効果が減少する
ためと推定される。
【0042】この数平均一次粒子径は走査型電子顕微鏡
観察で10000倍に拡大し画像解析装置で測定された
値を示す。
【0043】炭酸カルシウムの転写紙中の含有量は、
2.0〜10.0重量%が好ましい。特に好ましくは
3.0〜8.0%である。含有量が10.0重量%を越
えると炭酸カルシウムの遊離が過多となり、感光体の研
磨量が増加し耐久性の低下の問題を発生する。一方で添
加量が2.0%重量未満であると感光体に対する付着量
が少なくなり、感光体の研磨効果が低くなることがあ
る。
【0044】炭酸カルシウムとしては通常の石灰岩を解
砕して得られる重質炭酸カルシウムと生石灰と炭酸ガス
とから調製される軽質炭酸カルシウムがあるが、重質炭
酸カルシウムは形状が不定形であるため感光体に対して
傷を発生しやすいことから、軽質炭酸カルシウムが好ま
しい。この場合、粒子の形状としては紡錘状、針状、粒
状等種々のものが得られるが、何れも不定形の形状では
ないことから、感光体に対する傷の発生がなく好まし
い。
【0045】紙を構成するために使用されるパルプとし
ては広葉樹から得られるパルプ及び針葉樹から得られる
パルプ、更には脱墨して得られる古紙パルプの何れを使
用しても良い。しかし、フルカラー面像を形成するため
には紙として白色度の高い紙が高い品位をえることがで
きるため、広葉樹から得られるパルプが好ましい。
【0046】転写紙には、上記炭酸カルシウムの他、公
知の添加剤が使用される。
【0047】例えば、紙中に添加されるサイズ剤として
はアルケニルコハク酸無水物、アルキルケテンダイマ
ー、脂肪酸無水物、イソシアナートアジリジン誘導体が
あげられる。
【0048】紙の物性としては表面の抵抗を22℃/6
5%環境下で放置後に1×109〜1×1012Ωとする
ことが好ましい(JIS−C−211)。平滑度は表面
(ワイヤー面)で21秒〜40秒とする事が好ましい
(JIS−P−8119)。紙中に存在する水分量はカ
ールの影響を小さくするために、4.0〜6.0%に調
整されていることが好ましい(JIS−P−812
5)。更に、白色度は80〜90%が好ましい(JIS
−P−8128)。
【0049】3.現像剤の構成 本発明のトナーは特に限定されない。平均粒径は体積平
均粒径で1〜30μmが好ましく、更に好ましくは5〜
20μmである。トナーを構成する結着樹脂としては特
に限定されず、従来公知の種々の樹脂が用いられる。例
えば、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン/ア
クリル系樹脂、ポリエステル樹脂等が挙げられる。トナ
ーを構成する着色剤としては特に限定されず、従来公知
の種々の材料が使用される。例えばカーボンブラック、
ニグロシン染料、アニリンブルー、カルコイルブルー、
クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイ
ルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロライ
ド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーンオクサ
レート、ローズベンガル等が挙げられる。その他の添加
剤としては例えばサリチル酸誘導体、アゾ系金属錯体等
の荷電制御剤等が挙げられる。また、磁性トナーを得る
場合には着色粒子に添加剤として磁性体粒子が含有され
る。磁性体粒子としては平均一次粒子径が0.1〜2.
0μmのフェライト・マグネタイト等の粒子が好ましく
用いられる。磁性体粒子の添加量は着色粒子中の20〜
70重量%であることが好ましい。
【0050】また、流動性付与の観点から、無機微粒子
を添加してもよい。無機微粒子としてはシリカ、チタニ
ア、アルミナ等の無機酸化物粒子が好ましく、更に、こ
れら無機微粒子はシランカップリング剤やチタンカップ
リング剤等によって疎水化処理されていることが好まし
い。
【0051】トナーはキャリアと混合され、二成分現像
剤として使用されるか、或いは磁性トナーである場合は
該磁性トナーのみにより一成分現像剤として使用され
る。
【0052】二成分現像剤を構成するキャリアとしては
鉄、フェライト等の磁性材料粒子のみで構成される非被
覆キャリア、磁性材料粒子表面を樹脂等によって被覆し
た樹脂被覆キャリアの何れを使用してもよい。このキャ
リアの平均粒径は体積平均粒径で30〜150μmが好
ましい。
【0053】一方で離型剤を添加してもよい。この離型
剤としては低分子量ポリオレフィン類、脂肪酸アミド
類、天然ワックス類等があげられる。これらの添加量は
トナー中に1〜5重量%添加されていることが好まし
い。
【0054】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0055】紙製造例1 下記表に示す配合で紙を調製した。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】(現像剤製造例)ポリエステル樹脂(PE
S)100部、カーボンブラック5部、低分子量ポリプ
ロピレン3部を加えて熔融、混練を行い、粉砕分級した
後に体積平均粒径が8.3μmの着色粒子を得た。つい
で、このものに疎水性シリカを0.8%添加しトナーを
得た。
【0059】また、これらトナーに対してスチレン−ア
クリル樹脂を被覆した体積平均粒径が62μmのフェラ
イトキャリアを混合し、トナー濃度が7重量%である現
像剤を調製した。
【0060】*評価機としてコニカ(株)製複写機コニ
カ3035を改造した図1に示したものと概要が同じ定
着器を使用した。下記に定着条件に関する改造内容を示
す。
【0061】なお、上記評価紙はA4に調整して使用し
た。
【0062】・熱ローラー定着条件 熱ローラー方式として、表面2をテトラフルオロエチレ
ン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体で被
覆した直径30mmφの加熱源4を中央部に内蔵した円
柱状の鉄を上ローラー1として有し、表面が同様にテト
ラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルエーテル共
重合体で被覆したシリコンゴムで構成された直径30m
mφの下ローラー5を有している。線圧は0.8kg/
cmに設定され、ニップの幅は4.3mmとした。この
定着器を使用して、印字の線達を250mm/secに
設定した。なお、定着器のクリーニング機構としては以
下の本発明の含フッ素系シリコンオイル例示化合物を含
浸した含浸ローラー8を装着して使用した。例示化合物
(3)、(7)、(8)、(9)を用い、これら熱ロー
ラー状定着装置をR−1、R−2、R−3、R−4とす
る。
【0063】また、定着器は、上ローラー1の表面温度
を可変(110〜230℃)できるものを用いた。
【0064】・フィルム定着条件 定着装置を図2に示す、エンドレスシート定着器(フィ
ルム定着装置)を用い、定着の条件を下記に設定した。
【0065】定着条件:加熱体15の温度T1=110
〜230℃ フィルム材14の移動速度=250mm/sec 加熱体15・加圧ローラー13間層圧=15kg 加圧ローラー13・フィルム材14間ニップ=3mm フィルム材14:表面に導電性物質を分散したポリテト
ラフルオロエチレンを被覆した厚みがl5umのポリイ
ミドフィルム材 なお、定着器のクリーニング機構としては以下の本発明
の含フッ素系シリコンオイル例示化合物を含浸した含浸
ローラー8を装着して使用した。例示化合物(3)、
(7)、(8)、(9)を用い、これらフィルム定着装
置をF−1、F−2、F−3、F−4とする。
【0066】一方、比較用定着装置として、ジメチルポ
リシロキサンからなるシリコンオイル(ジメチルシリコ
ンオイル)を前述の含浸ローラー8に含浸したものと、
特開昭52−124338号に記載されている側鎖のフ
ッ化アルキルが単なるトリフルオロメチルであるフッ素
系シリコンオイル(FS−1265:ダウコーニング社
製)を含浸ローラー8に含浸したものを使用した。ジメ
チルシリコンオイル使用熱ローラー状定着装置をR−比
1、フィルム定着装置をF−比1とし、本発明外のフッ
素系シリコンオイルを用いた定着装置をそれぞれ、R−
比2、F−比2とする。
【0067】(評価) ・定着率評価 定着率は上記現像剤を用いてベタ黒面像を現像しその後
前述の本発明及び比較用紙に対して転写を行い、10℃
/10%RHの環境下で、定着温度を5℃単位で120
℃〜200℃まで定着温度を変化させた上記定着装置を
用いて定着し、測定を行った。測定は定着された画像を
折り曲げ、その後に摩擦堅牢度試験器を用いて布で摩擦
を10回繰り返し、その前後の反射濃度をRD−918
にて測定し、その差から下記式に従って定着率を測定し
た。なお、初期画像濃度は紙の濃度を0とした相対反射
濃度で1.40に調整して測定を実施した。
【0068】
【数1】
【0069】定着率が70%以上であると実用上問題無
いレベルであることから、この定着率になる定着装置の
表面温度を評価した。下記表に70%の定着率を示す温
度を示す。更に画素率2%の画像を低温低湿環境(10
℃/20%RH)にて5万枚の印字を行い、定着ローラ
ー或いはフィルムの傷の有無を判定した。下記表に傷の
有無について目視で判定した結果を示す。傷があるもの
を×、傷の発生の無いものを○で評価した。
【0070】
【表3】
【0071】
【表4】
【0072】
【発明の効果】本発明による熱定着方法は含フッ素系シ
リコンオイルを用いた熱定着方法において、定着部での
静電的な反発による、紙の定着装置対する密着性の低下
が無く、定着効率に優れ且つ、定着ローラー及びフィル
ム傷の発生の無い優れた効果を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す熱ローラー定着方法の概略
構成例を示す図である。
【図2】本発明の他の一例であるフィルム材を介して加
熱体と記録材とを接触させる熱定着方法の概略構成例を
示す図である。
【図3】図2に示した熱定着方法の変形例を示す概略構
成例を示す図である。
【符号の説明】
1 上ローラー 4 加熱源 5 下ローラー 6 記録材 8 含浸ローラー 11 フィルム材駆動ローラー 12 フィルム材従動ローラー 14 フィルム材 15 低熱容量ライン状加熱体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動する定着部材、該定着部材に移動す
    る記録材を圧接する圧着部材及び該定着部材を介して、
    該記録材上のトナー像を熱熔融する加熱手段を設けてな
    る熱定着方法において、前記定着部材の記録材と接触す
    る側の表面に、下記一般式〔I〕で示される構造単位を
    有する含フッ素系シリコンオイル塗膜を形成し、且つ記
    録材が数平均一次粒子径0.1〜3.0μmの炭酸カル
    シウムを含有することを特徴とする熱定着方法。 【化1】 〔式中、Xは炭素数1〜4の飽和炭化水素基又はアリー
    ル基を示し、Rfは炭素原子数2〜10のフルオロアル
    キル基を示し、nは1〜4の整数を示す。〕
  2. 【請求項2】 前記定着部材が、前記加熱手段を内蔵し
    た定着ローラーであることを特徴とする請求項1記載の
    熱定着方法。
JP18688195A 1995-07-24 1995-07-24 熱定着方法 Pending JPH0934285A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18688195A JPH0934285A (ja) 1995-07-24 1995-07-24 熱定着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18688195A JPH0934285A (ja) 1995-07-24 1995-07-24 熱定着方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0934285A true JPH0934285A (ja) 1997-02-07

Family

ID=16196321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18688195A Pending JPH0934285A (ja) 1995-07-24 1995-07-24 熱定着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0934285A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6246035B1 (en) Heating device, image forming apparatus including the device and induction heating member included in the device
JP3496168B2 (ja) 熱定着方法
JP2965105B2 (ja) オフセット防止液の供給装置、接触ヒューザ装置ならびに粉末画像の受像体への融着方法
US5624780A (en) Toner image fixing method using fluorine containing silicone oil
JPH0934285A (ja) 熱定着方法
JPS60129768A (ja) 定着装置
JP3692577B2 (ja) 静電荷像現像用トナー、現像剤及び熱定着方法
JPH09160409A (ja) 画像形成方法及び装置
JP3567386B2 (ja) 熱定着方法
JP3543230B2 (ja) 熱定着方法
JP3577675B2 (ja) 熱定着方法
JPH0980954A (ja) 電子写真画像形成方法
JPH08272255A (ja) 画像形成方法
JP3862098B2 (ja) 画像熱定着方法
JPH08114940A (ja) 熱定着方法
JPH0968825A (ja) 電子写真用の現像剤
JP3481727B2 (ja) 定着方法
JP3450941B2 (ja) 定着方法
JP2015040863A (ja) 定着部材、定着装置及び画像形成装置
JP3574982B2 (ja) 画像形成方法
JPH08179649A (ja) 熱定着方法
JPH08101598A (ja) 熱定着方法
JPH08286454A (ja) 画像形成方法及び熱定着方法
JP4432689B2 (ja) 画像形成方法及び電子写真用転写紙
JPH08194402A (ja) 画像形成方法