JPH0935940A - 雑音吸収具及び雑音吸収具用磁性体 - Google Patents
雑音吸収具及び雑音吸収具用磁性体Info
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- JPH0935940A JPH0935940A JP20026395A JP20026395A JPH0935940A JP H0935940 A JPH0935940 A JP H0935940A JP 20026395 A JP20026395 A JP 20026395A JP 20026395 A JP20026395 A JP 20026395A JP H0935940 A JPH0935940 A JP H0935940A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 雑音吸収具に使用する磁性体及びその磁性体
を収納する保持ケース自体の構造の簡素化を図り、電子
機器の各電線に対応して容易に装着できる雑音吸収具用
磁性体の構造を提供する。 【構成】 雑音吸収具が、電子機器の電線を包囲する形
状に形成されると共に、前記電線の軸方向に分割された
一対の磁性体と、前記一対の磁性体をそれぞれ収納する
一対のケース部を開閉可能とした保持ケースとを具備
し、前記一対の磁性体をクッション材を介してそれぞれ
前記一対のケース部に収納して構成される。又、雑音吸
収具用磁性体が円盤状に形成されると共に、複数種類の
溝径を有している。
を収納する保持ケース自体の構造の簡素化を図り、電子
機器の各電線に対応して容易に装着できる雑音吸収具用
磁性体の構造を提供する。 【構成】 雑音吸収具が、電子機器の電線を包囲する形
状に形成されると共に、前記電線の軸方向に分割された
一対の磁性体と、前記一対の磁性体をそれぞれ収納する
一対のケース部を開閉可能とした保持ケースとを具備
し、前記一対の磁性体をクッション材を介してそれぞれ
前記一対のケース部に収納して構成される。又、雑音吸
収具用磁性体が円盤状に形成されると共に、複数種類の
溝径を有している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器の電線に装着
され、電子機器の内部で発生して出力する雑音電流、或
いは外部で発生し電線を通して電子機器へ流入する雑音
電流を吸収する雑音吸収具及びそれに用いる雑音吸収具
用磁性体の構造に関する。
され、電子機器の内部で発生して出力する雑音電流、或
いは外部で発生し電線を通して電子機器へ流入する雑音
電流を吸収する雑音吸収具及びそれに用いる雑音吸収具
用磁性体の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電流に流れる雑音を吸収する方法とし
て、従来電線の周囲に磁性体であるフエライトを外嵌さ
せ、フエライトにより電線を流れる雑音電流を吸収する
技術が知られている。このような電線を流れる雑音電流
をフエライトを用いて吸収する場合、従来は2分割され
たリング状のフエライトを粘着テープ等を使用して、単
に電線の周囲を包囲するように取付けているに過ぎない
ものであった。上述のようにフエライトを粘着テープな
どで電線に取付けているため外れやすく、装着に手間が
かかり、継続的に使用するためには種々の問題があっ
た。又、フエライトとして導電性のものを選択すると、
電子機器内で短絡、触電等が発生する原因となってい
た。かかる欠点を解決した装置として、例えば実公平2
−34875号、実公平4−12653号に開示された
ものがある。即ち、上記公報に示されている雑音吸収具
は、電子機器の電線の外周を包囲するように形成した磁
性体を開閉可能としたケース部で成る保持ケースに挿入
し、磁性体に電線を通して挟むようにして装着される。
このため、磁性体は雑音吸収具を取付ける電線の外径に
適合するものが選択される。又、雑音吸収具を電子機器
の電線に取付ける作業を容易にするために、磁性体が保
持ケースから離脱することを防止する必要がある。そし
て、電線に流れる雑音を良好に吸収するためには、磁性
体分割面が電線を中心として同一中心で対向する位置に
保持されていることが望まれ、更に分割面の間隙により
磁気抵抗が増大するので、その磁気抵抗を低減するため
に、分割面を互いに圧接させる必要がある。このような
条件を満たすために、以下のようにしている。
て、従来電線の周囲に磁性体であるフエライトを外嵌さ
せ、フエライトにより電線を流れる雑音電流を吸収する
技術が知られている。このような電線を流れる雑音電流
をフエライトを用いて吸収する場合、従来は2分割され
たリング状のフエライトを粘着テープ等を使用して、単
に電線の周囲を包囲するように取付けているに過ぎない
ものであった。上述のようにフエライトを粘着テープな
どで電線に取付けているため外れやすく、装着に手間が
かかり、継続的に使用するためには種々の問題があっ
た。又、フエライトとして導電性のものを選択すると、
電子機器内で短絡、触電等が発生する原因となってい
た。かかる欠点を解決した装置として、例えば実公平2
−34875号、実公平4−12653号に開示された
ものがある。即ち、上記公報に示されている雑音吸収具
は、電子機器の電線の外周を包囲するように形成した磁
性体を開閉可能としたケース部で成る保持ケースに挿入
し、磁性体に電線を通して挟むようにして装着される。
このため、磁性体は雑音吸収具を取付ける電線の外径に
適合するものが選択される。又、雑音吸収具を電子機器
の電線に取付ける作業を容易にするために、磁性体が保
持ケースから離脱することを防止する必要がある。そし
て、電線に流れる雑音を良好に吸収するためには、磁性
体分割面が電線を中心として同一中心で対向する位置に
保持されていることが望まれ、更に分割面の間隙により
磁気抵抗が増大するので、その磁気抵抗を低減するため
に、分割面を互いに圧接させる必要がある。このような
条件を満たすために、以下のようにしている。
【0003】図10は磁性体としてのフエライト100
の一例を示しており、フエライト100の上面には断面
半円状の溝101が設けられている。かかるフエライト
100は2個ずつ一対に、図11に示すような保持ケー
ス110のケース部111及び112に挿入されて収納
されるようになっており、ケース部111及び112は
ヒンジ113を介して開閉される。フエライト100を
ケース部111及び112に挿入すると、ケース部11
1及び112内の底面にそれぞれ一端が固定されたばね
部で内側に突出した各4個の突起114及び115がフ
エライト100の底面に接触し、その弾性作用でケース
部外側へ押出される。この押出し状態で保持ケース11
0を閉じると、突起114及び115の弾性変形でフエ
ライト100の分割面がそれぞれ加圧され、フエライト
100の分割面を互いに圧接することができる。又、フ
エライト100の両側にはケース部111及び112の
側部爪116、117及び118、119と係合するた
めの係合溝102及び103が形成されており、フエラ
イト100をケース部111及び112に挿入したとき
に、係合溝102及び103と側部爪116、117及
び118、119とがそれぞれ係合するようになってい
る。更に、ケース部111の外側面には係止爪120が
設けられ、ケース部112の側部には係止フック121
が設けられており、保持ケース110を閉じたときにク
ランプするようになっている。保持ケース110の各爪
やフックには適度な弾性が与えられ、保持ケース110
とフエライト100の間の遊嵌状態を保持している。こ
れにより、フエライト100が保持ケース110内で分
割面に平行な方向又は垂直の方向への微動を許され、電
線を挟んで装着したときに対向位置を適宜調整される。
又、フエライト100の両側に設けられた係止溝10
2、103とケース部111及び112の側部爪11
6、117及び118、119とが係合するので、開か
れている場合でもフエライト100が保持ケース110
から離脱することはない。
の一例を示しており、フエライト100の上面には断面
半円状の溝101が設けられている。かかるフエライト
100は2個ずつ一対に、図11に示すような保持ケー
ス110のケース部111及び112に挿入されて収納
されるようになっており、ケース部111及び112は
ヒンジ113を介して開閉される。フエライト100を
ケース部111及び112に挿入すると、ケース部11
1及び112内の底面にそれぞれ一端が固定されたばね
部で内側に突出した各4個の突起114及び115がフ
エライト100の底面に接触し、その弾性作用でケース
部外側へ押出される。この押出し状態で保持ケース11
0を閉じると、突起114及び115の弾性変形でフエ
ライト100の分割面がそれぞれ加圧され、フエライト
100の分割面を互いに圧接することができる。又、フ
エライト100の両側にはケース部111及び112の
側部爪116、117及び118、119と係合するた
めの係合溝102及び103が形成されており、フエラ
イト100をケース部111及び112に挿入したとき
に、係合溝102及び103と側部爪116、117及
び118、119とがそれぞれ係合するようになってい
る。更に、ケース部111の外側面には係止爪120が
設けられ、ケース部112の側部には係止フック121
が設けられており、保持ケース110を閉じたときにク
ランプするようになっている。保持ケース110の各爪
やフックには適度な弾性が与えられ、保持ケース110
とフエライト100の間の遊嵌状態を保持している。こ
れにより、フエライト100が保持ケース110内で分
割面に平行な方向又は垂直の方向への微動を許され、電
線を挟んで装着したときに対向位置を適宜調整される。
又、フエライト100の両側に設けられた係止溝10
2、103とケース部111及び112の側部爪11
6、117及び118、119とが係合するので、開か
れている場合でもフエライト100が保持ケース110
から離脱することはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような雑音吸収具では、磁性体(フエライト)の構造が
複雑でその製造が容易でないと共に、磁性体を収納する
保持ケ−スの構造も複雑であり、その金型作成が困難で
あり、製造コストのアップを招いている。又、構造が複
雑であることから、磁性体及び保持ケ−スの歩留りが悪
くなる欠点がある。そして、電子機器の配線として外径
の異なる電線を使用している場合、各電線に雑音吸収具
を取付けるには、その電線の外径とほぼ同じ溝径を有す
る磁性体が必要となる。磁性体の溝径が電線に適合しな
いと磁性体の分割面に間隙を生じ、さらに電線の軸方向
に雑音吸収具が移動すると、電子機器の構成や雑音吸収
の性能等に悪影響を与えるからである。
ような雑音吸収具では、磁性体(フエライト)の構造が
複雑でその製造が容易でないと共に、磁性体を収納する
保持ケ−スの構造も複雑であり、その金型作成が困難で
あり、製造コストのアップを招いている。又、構造が複
雑であることから、磁性体及び保持ケ−スの歩留りが悪
くなる欠点がある。そして、電子機器の配線として外径
の異なる電線を使用している場合、各電線に雑音吸収具
を取付けるには、その電線の外径とほぼ同じ溝径を有す
る磁性体が必要となる。磁性体の溝径が電線に適合しな
いと磁性体の分割面に間隙を生じ、さらに電線の軸方向
に雑音吸収具が移動すると、電子機器の構成や雑音吸収
の性能等に悪影響を与えるからである。
【0005】本発明は上述のような事情よりなされたも
のであり、本発明の目的は、磁性体及び保持ケース自体
の構造が簡素であり、製造も容易で歩留りも良い雑音吸
収具を提供することにあり、更に磁性体が種々の電線の
外径に対応できるような自由度の高い構造を有し、雑音
吸収具に最適な雑音吸収具用磁性体を提供することにあ
る。
のであり、本発明の目的は、磁性体及び保持ケース自体
の構造が簡素であり、製造も容易で歩留りも良い雑音吸
収具を提供することにあり、更に磁性体が種々の電線の
外径に対応できるような自由度の高い構造を有し、雑音
吸収具に最適な雑音吸収具用磁性体を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子機器の電
線を包囲する形状に形成されると共に、前記電線の軸方
向に分割された一対の磁性体と、前記一対の磁性体をそ
れぞれ収納する一対のケース部を開閉可能とした保持ケ
ースとを具備し、前記一対の磁性体の分割面を互いに圧
接させて前記電線を包囲し、前記電線に流れる雑音電流
を吸収する雑音吸収具に関するもので、本発明の上記目
的は、前記一対の磁性体をクッション材を介してそれぞ
れ前記一対のケース部に収納することによって達成され
る。又、本発明は雑音吸収具用磁性体に関するもので、
本発明の上記目的は、分割された一対の円盤状磁性体構
体で成り、前記一対の円盤状磁性体構体の各対向面に電
子機器の電線を包囲するための溝が、前記各対向面の中
心部を通るように設けることによって達成される。
線を包囲する形状に形成されると共に、前記電線の軸方
向に分割された一対の磁性体と、前記一対の磁性体をそ
れぞれ収納する一対のケース部を開閉可能とした保持ケ
ースとを具備し、前記一対の磁性体の分割面を互いに圧
接させて前記電線を包囲し、前記電線に流れる雑音電流
を吸収する雑音吸収具に関するもので、本発明の上記目
的は、前記一対の磁性体をクッション材を介してそれぞ
れ前記一対のケース部に収納することによって達成され
る。又、本発明は雑音吸収具用磁性体に関するもので、
本発明の上記目的は、分割された一対の円盤状磁性体構
体で成り、前記一対の円盤状磁性体構体の各対向面に電
子機器の電線を包囲するための溝が、前記各対向面の中
心部を通るように設けることによって達成される。
【0007】
【作用】本発明の雑音吸収具は、磁性体を収納した保持
ケースで電子機器の電線を挟むようにして電線に装着さ
れる。ここにおいて、磁性体とケ−ス部との間に接着剤
を塗布されたクッション材を用いることにより、少なく
とも磁性体を収納した保持ケ−スが電線に装着されるま
での間、磁性体とケ−ス部との間がクッション材によっ
て接着されているので、磁性体を離脱することなく雑音
吸収具を簡単に電線に装着することができる。又、磁性
体の底面及び側面を包み込む形でクッション材を保持ケ
−スに挿入しているので、クッション材が有する弾性作
用により磁性体は微動可能なため、保持ケースを閉じた
ときに磁性体は中心軸に向かって加圧されるから、一対
の磁性体の対向面は圧接される。更に、磁性体の底面及
び側面がクッション材で支持され、磁性体とケ−ス部と
の間が擬似的に遊嵌状態に保たれているので、位置ずれ
によってたとえ一対の磁性体の圧接面が多少合わない場
合でも、分割された磁性体が電線を中心とする同一位置
で対向するように調整される。従って、電線に流れる雑
音電流を常に好適に吸収することができる。
ケースで電子機器の電線を挟むようにして電線に装着さ
れる。ここにおいて、磁性体とケ−ス部との間に接着剤
を塗布されたクッション材を用いることにより、少なく
とも磁性体を収納した保持ケ−スが電線に装着されるま
での間、磁性体とケ−ス部との間がクッション材によっ
て接着されているので、磁性体を離脱することなく雑音
吸収具を簡単に電線に装着することができる。又、磁性
体の底面及び側面を包み込む形でクッション材を保持ケ
−スに挿入しているので、クッション材が有する弾性作
用により磁性体は微動可能なため、保持ケースを閉じた
ときに磁性体は中心軸に向かって加圧されるから、一対
の磁性体の対向面は圧接される。更に、磁性体の底面及
び側面がクッション材で支持され、磁性体とケ−ス部と
の間が擬似的に遊嵌状態に保たれているので、位置ずれ
によってたとえ一対の磁性体の圧接面が多少合わない場
合でも、分割された磁性体が電線を中心とする同一位置
で対向するように調整される。従って、電線に流れる雑
音電流を常に好適に吸収することができる。
【0008】電子機器の配線として外径の異なる電線を
使用している場合、電線の外径に適合した溝径を有する
磁性体の雑音吸収具を装着することが必要となる。しか
し、電線の径が変わる度に磁性体を取り替えたり、雑音
吸収具を取り替えたりすることは面倒である。本発明の
磁性体では、雑音吸収具に収納された磁性体自体が複数
の異なった溝径を有しているので、一対の磁性体で種々
の電線径に対応した雑音吸収具を提供することができ
る。
使用している場合、電線の外径に適合した溝径を有する
磁性体の雑音吸収具を装着することが必要となる。しか
し、電線の径が変わる度に磁性体を取り替えたり、雑音
吸収具を取り替えたりすることは面倒である。本発明の
磁性体では、雑音吸収具に収納された磁性体自体が複数
の異なった溝径を有しているので、一対の磁性体で種々
の電線径に対応した雑音吸収具を提供することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明の雑音吸収具に用いる
保持ケ−ス1が開いた状態の斜視図を示しており、図2
に示すような一対の磁性体10を収納するための2つの
ケース部2及び3を有し、ケース部2及び3はヒンジ4
で開閉可能になっている。又、ケース部2及び3の両側
の側壁部には電線を通すための半円状の切欠5、5及び
6、6が設けらており、磁性体10の上面には電線を通
すための断面半円状の溝11が形成されている。
て詳細に説明する。図1は本発明の雑音吸収具に用いる
保持ケ−ス1が開いた状態の斜視図を示しており、図2
に示すような一対の磁性体10を収納するための2つの
ケース部2及び3を有し、ケース部2及び3はヒンジ4
で開閉可能になっている。又、ケース部2及び3の両側
の側壁部には電線を通すための半円状の切欠5、5及び
6、6が設けらており、磁性体10の上面には電線を通
すための断面半円状の溝11が形成されている。
【0010】このような構造において、磁性体10をケ
ース部2及び3に、図3に示すように溝11が切欠5及
び6に対応するようにして挿入して収納するが、その
際、本発明では磁性体10の底面及び側面を図4に示す
クッション材20で包み込むようにする。クッション材
20は収縮性を有するベース部21で成り、一部両面に
接着剤22及び23が塗布された構成となっており、例
えば接着剤22に磁性体10の底面を接着して後に、ク
ッション材20及び磁性体10を一緒にケース部2及び
3に挿入するか、又は接着剤23でクッション材20を
ケース部2及び3に挿入して後に磁性体10をケース部
2及び3に挿入して収納する。この後、磁性体10の溝
11に図3に示す如く電線30を載置し、ケース部2及
び3を閉じてクランプする。尚、図ではケース部2及び
3のクランプ手段は示されていないが、係止フック等に
よってクランプするようになっている。図5は図3のA
−A部の断面構造である。このように、クッション材2
0を用いて磁性体10を収納するが、ケース部2及び3
の底面と磁性体10の底面とを、接着剤22及び23を
塗布されたクッション材20を使用して装填しているの
で、磁性体10の保持ケース1からの離脱を防止するこ
とができる。保持ケース1と磁性体10は、少なくとも
磁性体10を収納した保持ケース1が電線30に装着さ
れるまでの間接着されていれば良いから、大きな接着力
は不必要である。又、接着剤22、23は底面部のみに
使用されているので、磁性体10をケース部2及び3に
スムーズに挿入して収納できる。収縮性のクッション材
20が磁性体10の側面を支持していることにより、ケ
ース部2及び3の壁部と磁性体10は擬似的な遊嵌状態
にあり、磁性体10は水平及び上下方向に微動可能な状
態である。磁性体10の圧接面が平行な方向へずれる
と、雑音吸収性能が低下するが、本発明ではケース部2
及び3と磁性体10の遊嵌状態により、磁性体10は電
線30を中心として相互位置が微調整され、同一中心部
で対向する位置に保持される。また、クッション材20
の弾性が磁性体10を常に中心軸に向かって加圧するか
ら、磁性体10の分割面は確実に圧接される。
ース部2及び3に、図3に示すように溝11が切欠5及
び6に対応するようにして挿入して収納するが、その
際、本発明では磁性体10の底面及び側面を図4に示す
クッション材20で包み込むようにする。クッション材
20は収縮性を有するベース部21で成り、一部両面に
接着剤22及び23が塗布された構成となっており、例
えば接着剤22に磁性体10の底面を接着して後に、ク
ッション材20及び磁性体10を一緒にケース部2及び
3に挿入するか、又は接着剤23でクッション材20を
ケース部2及び3に挿入して後に磁性体10をケース部
2及び3に挿入して収納する。この後、磁性体10の溝
11に図3に示す如く電線30を載置し、ケース部2及
び3を閉じてクランプする。尚、図ではケース部2及び
3のクランプ手段は示されていないが、係止フック等に
よってクランプするようになっている。図5は図3のA
−A部の断面構造である。このように、クッション材2
0を用いて磁性体10を収納するが、ケース部2及び3
の底面と磁性体10の底面とを、接着剤22及び23を
塗布されたクッション材20を使用して装填しているの
で、磁性体10の保持ケース1からの離脱を防止するこ
とができる。保持ケース1と磁性体10は、少なくとも
磁性体10を収納した保持ケース1が電線30に装着さ
れるまでの間接着されていれば良いから、大きな接着力
は不必要である。又、接着剤22、23は底面部のみに
使用されているので、磁性体10をケース部2及び3に
スムーズに挿入して収納できる。収縮性のクッション材
20が磁性体10の側面を支持していることにより、ケ
ース部2及び3の壁部と磁性体10は擬似的な遊嵌状態
にあり、磁性体10は水平及び上下方向に微動可能な状
態である。磁性体10の圧接面が平行な方向へずれる
と、雑音吸収性能が低下するが、本発明ではケース部2
及び3と磁性体10の遊嵌状態により、磁性体10は電
線30を中心として相互位置が微調整され、同一中心部
で対向する位置に保持される。また、クッション材20
の弾性が磁性体10を常に中心軸に向かって加圧するか
ら、磁性体10の分割面は確実に圧接される。
【0011】図6は本発明の他の実施例を図5に対応さ
せて示すものであり、本例ではケース部2への装填は図
5の場合と全く同一であるが、ケース部3については両
面テープ40を用いて磁性体10を装填している。この
場合、ケース部3の磁性体10は弾性のない両面テープ
40のために微動はしないが、ケース部2の磁性体10
はクッション材20の弾性、収縮作用のために微動する
ので、上述と同様の効果が得られる。
せて示すものであり、本例ではケース部2への装填は図
5の場合と全く同一であるが、ケース部3については両
面テープ40を用いて磁性体10を装填している。この
場合、ケース部3の磁性体10は弾性のない両面テープ
40のために微動はしないが、ケース部2の磁性体10
はクッション材20の弾性、収縮作用のために微動する
ので、上述と同様の効果が得られる。
【0012】電子機器の配線として外径の異なる電線を
使用している場合、電線を通すための磁性体の溝径及び
ケース部に設けられている切欠の径を変える必要がある
が、上述の例ではそれぞれ1種類の径しか設けられてい
ないので、1種類の電線にしか対応できない。又、上述
ではいずれも磁性体の溝に電線を通すことにより、電線
を流れる雑音電流を吸収するものであるため、電線の外
径は磁性体の溝径よりも少し小さくしなければならな
い。しかし、磁性体の溝径よりも電線の外径が大幅に小
さい場合には、磁性体が電線の軸方向に自由に移動でき
ることになり、機器構成上好ましくない。このような場
合、通常は電線径に対応した溝径を有する磁性体を選択
することになるので、機器内外部の外径の異なる電線の
各部に雑音吸収具を取付けたい場合には、対象となる電
線の径に合わせた磁性体、つまり雑音吸収具を何種類も
用意しなければならない。このような事情より、本発明
では図7(A)、(B)に示すような円盤状の磁性体5
0を用いる。即ち、円盤状磁性体50の上面には、その
中心部を通る4本の溝51〜54が設けられており、溝
51〜54の各溝径はそれぞれ異なっている。そして、
図8に示すような形態で1対の磁性体の間に電線30を
通すと、一対の磁性体50で4種類の電線径に対応する
ことができる。
使用している場合、電線を通すための磁性体の溝径及び
ケース部に設けられている切欠の径を変える必要がある
が、上述の例ではそれぞれ1種類の径しか設けられてい
ないので、1種類の電線にしか対応できない。又、上述
ではいずれも磁性体の溝に電線を通すことにより、電線
を流れる雑音電流を吸収するものであるため、電線の外
径は磁性体の溝径よりも少し小さくしなければならな
い。しかし、磁性体の溝径よりも電線の外径が大幅に小
さい場合には、磁性体が電線の軸方向に自由に移動でき
ることになり、機器構成上好ましくない。このような場
合、通常は電線径に対応した溝径を有する磁性体を選択
することになるので、機器内外部の外径の異なる電線の
各部に雑音吸収具を取付けたい場合には、対象となる電
線の径に合わせた磁性体、つまり雑音吸収具を何種類も
用意しなければならない。このような事情より、本発明
では図7(A)、(B)に示すような円盤状の磁性体5
0を用いる。即ち、円盤状磁性体50の上面には、その
中心部を通る4本の溝51〜54が設けられており、溝
51〜54の各溝径はそれぞれ異なっている。そして、
図8に示すような形態で1対の磁性体の間に電線30を
通すと、一対の磁性体50で4種類の電線径に対応する
ことができる。
【0013】図9は本発明の他の実施例、つまり上記磁
性体50を用いた例を図3に対応して示すものである。
円盤状磁性体50は、その上面に設けられた電線を装填
するための溝51〜54から電線の外径に適合する溝を
選び、その溝が保持ケースの切欠5、6と直線で結ばれ
るようにケース部2及び3に挿入して収納され、電線3
0を挟むようにして装着される。本例においても、ケー
ス部への収納に用いられているクッション材による弾
性、収縮性特性により、前述と同様の効果が得られる。
更に、本例において円形状磁性体50の上面に4種類の
溝が設けられており、外径の異なる電線に雑音吸収具を
装着する場合は、新たに磁性体を作成する必要がなく、
単に円盤状磁性体50の上面の溝の中から電線の外径に
適する溝を新たに選択し、電線を装填すれば良い。この
溝の種類は磁性体の面積により制限されるが、原理的に
は何種類もの溝を設けることができる。磁性体に設けら
れた溝面の垂直方向に電線が挿通できる中空筒を設ける
ことにより、磁性体が種々の配線に対応できる。
性体50を用いた例を図3に対応して示すものである。
円盤状磁性体50は、その上面に設けられた電線を装填
するための溝51〜54から電線の外径に適合する溝を
選び、その溝が保持ケースの切欠5、6と直線で結ばれ
るようにケース部2及び3に挿入して収納され、電線3
0を挟むようにして装着される。本例においても、ケー
ス部への収納に用いられているクッション材による弾
性、収縮性特性により、前述と同様の効果が得られる。
更に、本例において円形状磁性体50の上面に4種類の
溝が設けられており、外径の異なる電線に雑音吸収具を
装着する場合は、新たに磁性体を作成する必要がなく、
単に円盤状磁性体50の上面の溝の中から電線の外径に
適する溝を新たに選択し、電線を装填すれば良い。この
溝の種類は磁性体の面積により制限されるが、原理的に
は何種類もの溝を設けることができる。磁性体に設けら
れた溝面の垂直方向に電線が挿通できる中空筒を設ける
ことにより、磁性体が種々の配線に対応できる。
【0014】
【発明の効果】本発明の雑音吸収具のによれば、クッシ
ョン材等を用いることにより磁性体と保持ケース自体の
構造を簡素化でき、磁性体が、接着剤あるいはクッショ
ン材と、磁性体との間の接着力により保持ケースからの
離脱が防止され、電線に簡単に装着できる。磁性体は保
持ケース内部に用いられているクッション材による弾
性、収縮特性により、電線を通して保持ケースを閉じた
時に電線を中心として相互位置が微調整され、同一中心
で対向した位置に圧接される。さらに、磁性体は、クッ
ション材の弾性により常に中心軸に向かって加圧される
から、確実に且つ継続的に圧接することができる。又、
電子機器の配線として外径の異なる電線を使用している
場合でも、磁性体に数種類の溝を設けているので、一種
類の磁性体で数種類の電線径に適合し得る雑音吸収具を
提供することができる。
ョン材等を用いることにより磁性体と保持ケース自体の
構造を簡素化でき、磁性体が、接着剤あるいはクッショ
ン材と、磁性体との間の接着力により保持ケースからの
離脱が防止され、電線に簡単に装着できる。磁性体は保
持ケース内部に用いられているクッション材による弾
性、収縮特性により、電線を通して保持ケースを閉じた
時に電線を中心として相互位置が微調整され、同一中心
で対向した位置に圧接される。さらに、磁性体は、クッ
ション材の弾性により常に中心軸に向かって加圧される
から、確実に且つ継続的に圧接することができる。又、
電子機器の配線として外径の異なる電線を使用している
場合でも、磁性体に数種類の溝を設けているので、一種
類の磁性体で数種類の電線径に適合し得る雑音吸収具を
提供することができる。
【図1】本発明の保持ケ−スの一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明に用いる磁性体の一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】本発明の雑音吸収具を電線に装着する様子を示
す図である。
す図である。
【図4】本発明に用いるクッション材の断面構造図であ
る。
る。
【図5】図3のA−A部の断面構造図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す断面構造図である。
【図7】本発明の磁性体の構造例を示す図であり、
(A)は平面部、(B)は側面図である。
(A)は平面部、(B)は側面図である。
【図8】図7の磁性体を電線に取付けた様子を示す図で
ある。
ある。
【図9】図7の磁性体を収納する保持ケースの例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図10】従来の磁性体(フエライト)の一例を示す斜
視図である。
視図である。
【図11】従来の保持ケースの一例を示す斜視図であ
る。
る。
1 保持ケ−ス 2、3 ケース部 4 ヒンジ 5、6 切欠部 10 磁性体 11 電線装填溝 20 クッション材 21 ベース部 22、23 接着剤 30 電線 40 両面テープ 50 円盤状磁性体 51、52、53、54 電線装填溝 100 フエライト 101 電線装填溝 102、103 係合溝 110 保持ケース 111、112 ケース部 113 ヒンジ 114、115 突起 116、117、118、119 係合爪 120 係止爪 121 係止フック
Claims (7)
- 【請求項1】 電子機器の電線を包囲する形状に形成さ
れると共に、前記電線の軸方向に分割された一対の磁性
体と、前記一対の磁性体をそれぞれ収納する一対のケー
ス部を開閉可能とした保持ケースとを具備し、前記一対
の磁性体の分割面を互いに圧接させて前記電線を包囲
し、前記電線に流れる雑音電流を吸収する雑音吸収具に
おいて、前記一対の磁性体をクッション材を介してそれ
ぞれ前記一対のケース部に収納したことを特徴とする雑
音吸収具。 - 【請求項2】 前記クッション材の両面又は片面の一部
に接着剤が塗布されている請求項1に記載の雑音吸収
具。 - 【請求項3】 前記クッション材の一方の厚さが薄く、
接着テープとなっている請求項2に記載の雑音吸収具。 - 【請求項4】 前記一対の磁性体がそれぞれ直方体形状
となっている請求項1に記載の雑音吸収具。 - 【請求項5】 前記一対の磁性体がそれぞれ円盤状形状
となっている請求項1に記載の雑音吸収具。 - 【請求項6】 分割された一対の円盤状磁性体構体で成
り、前記一対の円盤状磁性体構体の各対向面に電子機器
の電線を包囲するための溝が、前記各対向面の中心部を
通るように設けられていることを特徴とする雑音吸収具
用磁性体。 - 【請求項7】 前記溝が複数設けられており、各溝の径
がそれぞれ異なっている請求項6に記載の雑音吸収具用
磁性体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20026395A JPH0935940A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 雑音吸収具及び雑音吸収具用磁性体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20026395A JPH0935940A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 雑音吸収具及び雑音吸収具用磁性体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0935940A true JPH0935940A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16421441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20026395A Pending JPH0935940A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 雑音吸収具及び雑音吸収具用磁性体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0935940A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014130708A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Hitachi Metals Ltd | ワイヤハーネス |
| EP2911311A1 (de) * | 2014-02-20 | 2015-08-26 | Grass GmbH | Vorrichtung zum Absorbieren bzw. Reduzieren von Störsignalen auf einem elektrischen Leiter |
| JP2016178861A (ja) * | 2016-04-13 | 2016-10-06 | 日立金属株式会社 | ワイヤハーネス |
-
1995
- 1995-07-14 JP JP20026395A patent/JPH0935940A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014130708A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Hitachi Metals Ltd | ワイヤハーネス |
| US9258933B2 (en) | 2012-12-28 | 2016-02-09 | Hitachi Metals, Ltd. | Wire harness |
| EP2911311A1 (de) * | 2014-02-20 | 2015-08-26 | Grass GmbH | Vorrichtung zum Absorbieren bzw. Reduzieren von Störsignalen auf einem elektrischen Leiter |
| JP2016178861A (ja) * | 2016-04-13 | 2016-10-06 | 日立金属株式会社 | ワイヤハーネス |
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