JPH0937089A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH0937089A
JPH0937089A JP7185322A JP18532295A JPH0937089A JP H0937089 A JPH0937089 A JP H0937089A JP 7185322 A JP7185322 A JP 7185322A JP 18532295 A JP18532295 A JP 18532295A JP H0937089 A JPH0937089 A JP H0937089A
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JP
Japan
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scanning
sub
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image
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JP7185322A
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English (en)
Inventor
Takeshi Sugata
武史 菅田
Yoshihiko Sudo
義彦 須藤
Takeshi Murata
武 村田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種の分光フィルタの交換使用によって多
色原稿画像を読み取るようにした装置において、各分光
フィルタの両面の平行度のバラツキに起因して読取り画
像に色ずれが生じるのを効果的に抑制する。 【解決手段】 主走査方向に延びて原稿を照明する光源
13,14と、その照明光を読み取るイメージセンサ1
8とを備え、上記原稿Dからイメージセンサ18までの
光路中に分光フィルタ交換装置26等によって複数種の
分光フィルタを交換しながら介在させ、光源13,14
を原稿に対して副走査方向に相対移動させることによ
り、各分光フィルタに対応する分光成分をイメージセン
サ18で読み取る装置。各分光フィルタの両面の平行度
に対応する走査範囲の補正値を予め設定、記憶してお
き、実際の画像読取り時に使用分光フィルタに対応する
走査範囲補正値に基づいて走査範囲を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿とCCD等か
らなるイメージセンサとの間に複数種の分光フィルタを
交換しながら介在させ、その分光フィルタに対応する分
光成分を上記イメージセンサを用いて読み取るように構
成された画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多色原稿をいわゆる1ライン型の
CCDイメージセンサで読み取る装置として、上記原稿
とCCDイメージセンサとの間に複数種の分光フィルタ
(一般にはレッド、グリーン、ブルー(以下、各々R,
G,Bと称する。)に対応する3種の分光フィルタ)を
交換しながら介在させてこれら分光フィルタの枚数と同
等の回数だけ走査を行い、各走査において各分光フィル
タに対応する分光成分を上記CCDイメージセンサで順
次読み取った後、そのデータを合成してカラー画像デー
タを得るように構成されたものが知られている(例えば
特開昭60−20678号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような装置で
は、最終的に得られる画像に色ずれが生じる場合があ
る。このような色ずれは、適宜交換される分光フィルタ
の挿入角度のバラツキや、各走査における副走査方向へ
の光学系の移動速度のバラツキによっても生ずるが、本
発明等は、上記色ずれの要因について研究を重ねた結
果、上記分光フィルタの表裏両面の平行度のバラツキが
特に色ずれに著しい影響を与えることを突き止めた。
【0004】その原理を説明する。図8において、原稿
Dとイメージセンサ18との間に分光フィルタF及び結
像レンズ22が介在し、原稿Dから分光フィルタFが距
離lだけ離れているものとする。ここで、分光フィルタ
Fの第1面(原稿D側の面)F1が光軸Lに対して直交
する方向に向けられ、かつ、この第1面F1に対して第
2面(イメージセンサ18側の面)F2が微小角度αだ
け傾いているとすると、この微小角度αに対応する角度
だけ分光フィルタFで光軸Lが屈曲し、その分イメージ
センサ18による読取り位置にずれが発生することにな
る。
【0005】具体的に、図9に示すように、フィルタ第
1面F1への光軸Lの入射角をi1、フィルタ第1面F
1からの光軸Lの出射角をi1´、フィルタ第2面F2
への光軸Lの入射角をi2、フィルタ第2面F2からの
光軸Lの出射角をi2´、フィルタFにおける屈折率を
nとすると、次式が成立する(スネルの法則)。
【0006】
【数1】sini1=nsini1´ nsini2=sini2´ i2=α−i1´ ここで、近似式 sinx≒x(ただし、xは十分に小さい
ものとする。)を数1の第1式及び第2式に適用する
と、次式が得られる。
【0007】
【数2】i1≒ni1´ ni2≒i2´ 一方、原稿DからフィルタFに向かう光軸Lに対してフ
ィルタFからイメージセンサ18に向かう光軸Lがなす
角度(以下、ふれ角と称する。)δは次式で与えられ
る。
【0008】
【数3】δ=i1+i2´−α 以上の式より、δは近似的で与えられる。
【0009】
【数4】δ≒(n−1)α このふれ角δに対応して、原稿画像の読取り位置は、寸
法Δy≒ltanδだけずれることになり、よって、交換
される分光フィルタFの上記角度αにバラツキがある場
合、そのバラツキ分だけ色ずれが現われることになる。
【0010】このようなフィルタの平行度に起因する色
ずれを抑制する手段として、寸法精度の高い極めて高品
質のフィルタを用いることが考えられるが、この手段に
よれば、装置全体のコストアップは免れ得ない。特に、
上記分光フィルタFは、その厚みが大きいと、フィルタ
を挿入しない場合よりも光路長が著しく増加してピント
がぼける等の不都合があるため、各分光フィルタFの厚
み寸法は非常に小さく設定されており、このような薄肉
のフィルタにおいて安定した平行度を得ることは非常に
困難である。
【0011】本発明は、このような事情に鑑み、複数枚
の分光フィルタを交換的に使用して多色原稿の読取りを
行う画像読取装置において、各分光フィルタの両面の平
行度のバラツキに起因する読取り画像の色ずれを効果的
に抑制できる画像読取装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、主走査方向に
延び、多色原稿を照明する光源と、この光源に対して上
記主走査方向と直交する副走査方向に上記原稿を相対移
動させる副走査手段と、受光光量に応じたレベルの電気
信号を出力するイメージセンサと、上記原稿の照明光束
を上記イメージセンサに結像する結像光学系とを備え、
上記原稿とイメージセンサとの間に複数種の分光フィル
タを交換しながら介在させることにより、その分光フィ
ルタに対応する分光成分を上記イメージセンサで順次読
み取るように構成された画像読取装置において、各分光
フィルタの両面の平行度に応じて予め設定された走査範
囲補正値を記憶し、実際に使用される分光フィルタに対
応した走査範囲補正値に基づいて上記原稿の走査範囲を
補正する走査範囲補正手段を備えたものである。
【0013】この構成によれば、各分光フィルタの両面
平行度にバラツキがある場合にも、各々の平行度に応じ
た走査範囲補正値で走査範囲が補正されるため、上記バ
ラツキに起因する画像読取り位置のずれ(色ずれ)が是
正される。
【0014】なお、走査方向には主走査方向と副走査方
向とがあるが、主走査範囲を補正するには、上記イメー
ジセンサから転送された信号のうち予め設定された主走
査範囲内に属する信号に基づいて画像データを形成する
画像処理手段を備えるとともに、上記走査範囲補正手段
として、各分光フィルタの両面の平行度に応じて予め設
定された主走査範囲補正値を記憶し、使用される分光フ
ィルタに対応した主走査範囲補正値に基づいて上記主走
査範囲を補正する主走査範囲補正手段を備えるようにす
ればよい。
【0015】これに対し、副走査範囲を補正するには、
上記走査範囲補正手段として、各分光フィルタの両面の
平行度に応じて予め設定された副走査範囲補正値を記憶
し、使用される分光フィルタに対応した副走査範囲補正
値に基づいて上記原稿と光源との相対移動時における副
走査範囲を補正する副走査範囲補正手段を備えればよ
い。
【0016】より具体的に、副走査前に上記光源と原稿
とを予め設定された走査待機用相対位置にセットし、こ
の走査待機用相対位置より副走査方向へ所定の助走距離
だけ光源と原稿とが相対移動した時点から上記イメージ
センサによる画像読取りを開始するように構成された装
置では、使用される分光フィルタに応じて上記走査待機
用相対位置を補正するようにしても、あるいは上記助走
距離を補正するようにしても、上記補正値分だけ副走査
範囲が補正されることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を、図
1〜図6に基づいて説明する。
【0018】図1に示す画像読取装置10は、ハウジン
グ12を備え、その上面に透明な原稿載置板16が固定
されている。ハウジング12内には、原稿載置板16上
の原稿を照らす第1の光源13及び第2の光源14と、
イメージセンサ(この形態では1ライン型CCDイメー
ジセンサ)18と、結像光学系とが収容されている。結
像光学系は、複数枚のミラー20A,20B,20Cと
結像レンズ22とを備え、上記光源13,14による原
稿の照明光束がミラー20A〜20Cで反射されて結像
レンズ22によりイメージセンサ18に結像される(す
なわち原稿Dからイメージセンサ18に至る光軸Lが形
成される)ように配置されている。
【0019】上記第1の光源13及び第2の光源14と
ミラー20Aとは、主走査方向(図1の奥行き方向)に
延び、図2に示すような光学系駆動モータ(パルスモー
タ)21と図略の駆動伝達機構とにより、上記主走査方
向と直交する副走査方向(図1の左右方向)に駆動され
るように構成され、その半分の速度でミラー20B,2
0Cが同方向に連動駆動されるようになっており、この
ような動作によって上記光源13,14による原稿照明
位置からイメージセンサ18までの光路長が常に一定に
保たれるようになっている。また、光源13,14の原
点位置に対応する位置には、同位置に光源13,14が
存在するか否かを検出する原点位置スイッチ56(図
2)が設けられている。
【0020】なお、図1には、光源13,14を移動さ
せて原稿の副走査をするものを示しているが、光源1
3,14を固定して原稿を移動させることによりその副
走査を行うものにも本発明は適用が可能である。
【0021】イメージセンサ18は、リニアイメージセ
ンサであり、図2に示すような受光部18aと転送部1
8bとを備えている。そして、ドライバ17から入力さ
れる駆動信号(スタート信号及びストップ信号)に対応
した期間だけ画像の読取り動作を行うように構成されて
いる。
【0022】上記結像レンズ22とミラー20cとの間
には、熱線カットフィルタ24及び分光フィルタ交換装
置26が設けられている。熱線カットフィルタ24は、
反射ミラー20で反射された光のうち、所定値(例えば
700nm)以上の波長成分をカットし、この波長成分に起
因するスミアー(画像がその縁からはみ出してにじみ、
汚れたようにボケて見える現象)の発生を防ぐためのも
のである。分光フィルタ交換装置26は、R用分光フィ
ルタ、G用分光フィルタ、B用分光フィルタを択一的に
上記光軸L上の位置に対して挿脱する(すなわち原稿D
とイメージセンサ18との間に介在させる)ものであ
り、図3に示すような構造を有している。
【0023】同図において、ハウジング28に、上下に
延びる左右一対のガイド軸30,32が固定されてお
り、ガイド軸30に沿って昇降可能にフィルタ保持板3
4が支持され、ガイド軸32に沿って昇降可能にフィル
タ保持板36が支持されている。そして、フィルタ保持
板34にR用分光フィルタ38RとG用分光フィルタ3
8Gとが上下に並べて固定され、フィルタ保持板36に
B用分光フィルタ38Bが固定されている。
【0024】ハウジング28の一側部には、フィルタ交
換モータ40とプーリ42とが上下に配され、フィルタ
交換モータ40の出力軸に固定されたプーリ41と上記
プーリ42との間にワイヤ44が掛け渡されており、こ
のワイヤ44の途中部分に上記フィルタ保持板34が固
定されている。同様に、ハウジング28の他側部には、
フィルタ交換モータ46とプーリ48とが上下に配さ
れ、フィルタ交換モータ46の出力軸に固定されたプー
リ47と上記プーリ48との間にワイヤ50が掛け渡さ
れており、このワイヤ50の途中部分に上記フィルタ保
持板36が固定されている。よって、各フィルタ交換モ
ータ40,46の駆動により、フィルタ保持板34,3
6が各々昇降駆動されるようになっている。
【0025】上記ハウジング28の一側部には、下から
順に、原点位置センサ52、位置決めセンサ54G、及
び位置決めセンサ54Rが設けられ、ハウジング28の
他側部には、下から順に、位置決めセンサ54B及び原
点位置センサ53が設けられている。以上の各センサ
は、発光素子及び受光素子からなる光センサで構成され
ている。これに対し、フィルタ保持板34の一側部から
は側方に被検出部34aが延設され、フィルタ保持板3
6の他側部からは側方に被検出部36aが延設されてい
る。そして、上記被検出部34aが上記原点位置センサ
52により検出された状態で両分光フィルタ38R,3
8Gが原点位置(光軸Lから外れた位置)に位置決めさ
れ、上記被検出部34aが上記位置決めセンサ54Gに
検出された状態で分光フィルタ38Gが光軸L上の位置
に位置決めされ、上記被検出部34aが上記位置決めセ
ンサ54Rに検出された状態で分光フィルタ38Rが光
軸L上の位置に位置決めされ、上記被検出部36aが上
記位置決めセンサ54Bに検出された状態で分光フィル
タ38Bが光軸L上の位置に位置決めされ、上記被検出
部36aが上記原点位置センサ53により検出された状
態で分光フィルタ38Bが原点位置(光軸Lから外れた
位置)に位置決めされるように、各センサの配設位置が
設定されている。
【0026】この画像読取装置には、図2に示すような
操作部58、ラインメモリ19、画像処理装置70、及
び制御装置60を備えている。
【0027】操作部58は、オペレータの操作を受けて
これに応じた信号、例えば走査開始信号や走査用パラメ
ータ設定信号(主走査方向トリミング範囲指定信号、副
走査方向トリミング範囲指定信号、ハイライト濃度設定
信号、シャドー濃度設定信号、シャープネス削除設定信
号、倍率設定信号、カラー/モノクロ選択信号等)を画
像処理装置70もしくは制御装置60に入力するもので
ある。
【0028】ラインメモリ19は、バッファの役目を担
うものであり、イメージセンサ18の転送部18bから
転送される1ライン分の画素データを一時的に蓄え、画
像処理装置70に出力するものである。
【0029】画像処理装置70は、上記ラインメモリ1
9から順次入力される1ライン分の画素データのうち、
上記操作部58の操作によって入力された主走査方向ト
リミング範囲(主走査範囲)に対応する信号のみをピッ
クアップし、これを画像メモリ72に蓄積して画像デー
タを構築するものである。
【0030】制御装置60は、副走査制御手段62、フ
ィルタ交換制御手段64、主走査範囲補正手段66、及
び副走査範囲補正手段68を備えている。
【0031】副走査制御手段62は、走査前の状態で光
源13,14を原点位置、すなわち原点位置スイッチ5
6により光源13,14が検出される位置に戻し、この
位置を基準として上記光学系駆動モータ21に出力する
パルス数から光源13,14の現在位置を把握し、その
駆動制御を実行するとともに、ドライバ19に制御信号
を出力してイメージセンサ18による読取り期間の制御
すなわち副走査範囲の制御を実行するものである。
【0032】フィルタ交換制御手段64は、前記図3に
示した原点位置センサ52,53及び位置決めセンサ5
4R,54G,54Bの検出信号に基づき、1枚の原稿
について1回目の走査時にはR用分光フィルタ38R
を、2回目の走査時にはG用分光フィルタ38G、3回
目の走査時にはB用分光フィルタ38Bを、それぞれ光
軸L上の位置へ繰り出すように、フィルタ交換モータ4
0,46を適宜作動させるものである。
【0033】主走査範囲補正手段66は、上方から見た
各分光フィルタ38R,38G,38Bの両面の平行度
に応じた主走査範囲補正値(すなわち、フィルタ両面が
平行状態からずれていることに起因して発生する読取り
位置のずれを解消すべく主走査範囲を補正しなければな
らない値)を記憶し、現在選択されている分光フィルタ
に対応した主走査範囲補正値を画像処理装置70に入力
するものである。ここで、画像処理装置70は、上記主
走査範囲補正手段66から入力された補正値だけ、記憶
している主走査範囲をずらすように構成されている。こ
の補正値を設定するには、分光フィルタを全く介在させ
ない場合のイメージセンサ18による読取り位置と、各
分光フィルタ38R,38G,38Bを介在させた場合
のイメージセンサ18による読取り位置との主走査方向
のずれとを調べればよく、このずれ量をそのままもしく
は適当に数値変換して各分光フィルタ38R,38G,
38Bについての主走査範囲補正値に設定すればよい。
【0034】副走査範囲補正手段68は、側方から見た
各分光フィルタ38R,38G,38Bの両面の平行度
に応じた副走査範囲補正値を記憶し、現在選択されてい
る分光フィルタに対応した副走査範囲補正値を上記副走
査制御手段62に入力するものである。ここで、副走査
制御手段62は、上記主走査範囲補正手段66から入力
された補正値だけ実際の副走査範囲をずらす(具体的に
は上記補正値だけ後述の走査待機位置をずらす)ように
構成されている。上記補正値を設定するには、分光フィ
ルタを全く介在させない場合のイメージセンサ18によ
る読取り位置と、各分光フィルタ38R,38G,38
Bを介在させた場合のイメージセンサ18による読取り
位置との副走査方向のずれとを調べればよく、このずれ
量をそのままもしくは適当に数値変換して各分光フィル
タ38R,38G,38Bについての副走査範囲補正値
として設定すればよい。
【0035】次に、この装置において行われる制御動作
を図4〜図6のフローチャートに基づいて説明する。
【0036】まず、走査要求のあった時点で(図4のス
テップS1でYES)、上述の走査用パラメータを取込
み(ステップS2)、各機器を初期状態にセットする
(ステップS3)。具体的には、A/Dコンバータのゲ
イン設定、分光フィルタの選択及び選択分光フィルタの
位置決め(1回目の走査ではR用分光フィルタ38Rを
選択)、光源13,14の点灯、光源13,14の原点
位置復帰、絞り設定等を行う。
【0037】なお、図示はしないが、ステップS3の後
には、CCDイメージセンサ18の主走査方向の感度バ
ラツキや光源13,14の主走査方向の輝度バラツキを
補償するためのシェーディング補正を行うことが、より
好ましい。このシェーディング補正は、例えば原稿載置
板16の裏面に固定した基準白色原稿を試験的に走査し
てその結果得られるCCDイメージセンサ18の主走査
方向の出力バラツキを調べ、このバラツキに応じたシェ
ーディング補正値をCCDイメージセンサ18の後段の
A/Dコンバータ(図示省略)にインプットすることに
より行うことができる。この場合、A/Dコンバータ
は、上記シェーディング補正値に応じた値でCCDイメ
ージセンサ18の出力を補正することになる。
【0038】なお、このシェーディング補正の実行時期
は適宜設定すれば良く、1枚の原稿についての走査の度
に行ってもよいし、走査用パラメータが変更された場合
にのみ行うようにしてもよいし、定期的に行うようにし
てもよい。
【0039】次に、予め設定された走査待機位置へ光源
13,14を移動させる(ステップS4)。この走査待
機位置は、副走査方向のトリミング開始位置(すなわち
副走査開始位置)よりも手前側(原点位置側)の位置で
あって、副走査開始位置に至るまでに光源13,14の
走行速度を所定の副走査速度に高めるのに十分な助走距
離を確保できる位置に設定されている。この実施形態で
は、図5のフローチャートに示されるように、上記トリ
ミング開始位置から所定の助走距離を差引き、さらに、
副走査範囲補正手段68で設定された副走査範囲補正値
が加えられた位置が走査待機位置として設定され(ステ
ップS41)、この位置に光源13,14が移送される
(ステップS42)。
【0040】次いで、階調補正用の変換テーブルがセッ
トされた後(ステップS5)、主走査方向のトリミング
範囲(すなわち主走査範囲)が決定される(ステップS
6)。具体的には、図6に示すように、予め設定された
基本アドレスに上述の主走査範囲補正値を加えた値がト
リミング開始アドレス(すなわち主走査方向トリミング
範囲の一旦のアドレス)Bとして設定され(ステップS
61)、このトリミング開始アドレスBから、この開始
アドレスBに予め設定された有効アドレス数(主走査方
向トリミング範囲の幅に対応するアドレス数)を加えた
アドレスまでが、実際のトリミング範囲(主走査範囲)
として設定される(ステップS62)。従って、上記主
走査範囲補正値の分だけ主走査範囲がずらされることに
なる。
【0041】その後、変倍パターンがセットされ(ステ
ップS7)、原稿走査が開始される(ステップS8)。
具体的には、前記走査待機位置から光源13,14の駆
動が開始され、これら光源13,14が前記助走距離だ
け移動した地点からイメージセンサ18による読取りが
開始される(副走査開始)。そして、予め設定されたラ
イン数を走査した地点、すなわち、予め設定された副走
査方向トリミング範囲分だけ光源13,14が移動した
地点で(ステップS9)、イメージセンサ18による読
取りが止められ(副走査終了)、光源13,14の消灯
といった必要な走査終了動作が行われる(ステップS1
0)。この走査動作において、上記走査待機位置は予め
上述の副走査範囲補正値分だけ前方もしくは後方にずら
されているので、その分だけ副走査範囲もずらされるこ
とになる。
【0042】このようにして1回目の走査が終了した
後、使用する分光フィルタとしてG用分光フィルタ38
Gを選択して上記と同様に2回目の走査が行われ、次い
で、使用する分光フィルタとしてB用分光フィルタ38
Bを選択して同様に3回目の走査が行われることによ
り、1枚の原稿の画像読取りが完了する。
【0043】以上のように、この装置は、分光フィルタ
を介在させない場合の画像読取り位置と各分光フィルタ
38R,38G,38Bを介在させた場合の画像読取り
位置との主走査方向及び副走査方向へのずれを予め調
べ、これらのずれ量を各分光フィルタについての主走査
範囲補正値及び副走査範囲補正値として記憶しておき、
実際の画像読取り時には、使用する分光フィルタに対応
した補正値を呼び出して主走査範囲及び副走査範囲を補
正するようにしたものであるので、各分光フィルタの両
面平行度にバラツキがある場合でも、このバラツキに起
因する読取り画像の色ずれを効果的に抑制できる。
【0044】なお、本発明の実施形態は上記のものに限
定されず、例として次のような形態を取ることも可能で
ある。
【0045】(1) 本発明において、分光フィルタを交換
するための手段は特に問わず、手差しで交換しても良い
し、図3とは別の装置、例えば図7の装置を用いて自動
交換するようにしてもよい。同図の装置は、主走査方向
と平行な方向に延びるフィルタ交換用回転軸80を備
え、このフィルタ交換用回転軸80の周面に、3枚の分
光フィルタ38R,38G,38Bと1枚のバランス保
持用平行板(もしくは他用途のフィルタ)84とが90
°間隔で放射状に固定されており、上記フィルタ交換用
回転軸80にパルスモータ82の出力軸が連結されてい
る。この装置によれば、パルスモータ82によるフィル
タ交換用回転軸80の回転駆動によって、分光フィルタ
の交換を自動的に行うことが可能である。
【0046】(2) 上記実施形態では、走査待機位置をず
らすことによって副走査範囲の補正を行っているが、こ
の走査待機位置は固定しておき、走査待機位置から実際
の副走査開始位置までの助走距離を補正するようにして
もよい。この場合、助走距離は、補正で削減される場合
を考慮してその削減分だけ余裕をもって設定しておけば
よい。
【0047】(3) 上記実施形態では、フィルタを全く介
在させない場合と各分光フィルタを介在させた場合との
読取り位置の差に基づいて補正値を設定しているが、い
ずれかの分光フィルタを基準フィルタとし、この基準フ
ィルタを介在させた場合と他の分光フィルタを介在させ
た場合との読取り位置の差に基づいて補正値を設定して
も、画像における各色の相対的な色ずれは抑制すること
が可能である。
【0048】(4) 上記実施形態では、所定の主走査方向
トリミング範囲に属するデータのみを画像メモリ72に
記憶させるようにしているが、このトリミング範囲に関
係なく1ライン分のデータを全て画素データ72に記憶
させ、走査が終了した後に上記主走査方向トリミング範
囲に基づいて画像処理を行うようにしてもよい。ただ
し、上記のように予めトリミング範囲外のデータを除去
して範囲内のデータのみを画像メモリ72に取り込むよ
うにすれば、必要メモリ数が大幅に削減される利点があ
る。
【0049】
【実施例】厚み1mm、屈折率n=1.52 の分光フィルタ
を用い、図8に示す距離l=525mmの条件で実際に画像
読取りを行ったところ、分光フィルタを用いない場合に
比べ、主走査方向に寸法Δy=0.12mm だけ読取り位置
にずれが生じた。この0.12mmは、600dpi(dot per inc
h)の場合には約3画素分に相当する。この場合、図8
に示すフィルタ第1面F1と第2面F2とがなす角度α
は、前記数4と関係式Δy≒ltanδとに基づき、次の
ように求められる。
【0050】
【数5】 α={1/(n−1)}tan-1(Δy/l) =(1/0.52)tan-1(0.12/525)≒0.025° そこで、この分光フィルタFを用いて画像読取りを行う
場合の光線のふれ角δを第1面F1への入射角i1が0
°から20°の範囲で演算したところ、次のような結果
を得ることができた。
【0051】
【表1】
【0052】この結果によれば、入射角i1が0°の場
合と20°の場合とにおけるふれ角δの差は、(0.0144
°−0.0130°)=0.0014°であり、これは原稿上の長さ
にして約13μmに相当し、1200dpiの場合には約0.6画素
に相当する。
【0053】一方、原稿載置板に載置される原稿の照明
光(反射光)のうち、原稿中央部で反射した光はフィル
タ第1面F1にこれと直交する角度で(すなわち入射角
1=0°で)入射するのに対し、原稿幅方向(主走査
方向)両端で反射した光はフィルタ第1面F1に入射角
1=20°で入射する。従って、原稿中心部の画像に
ついての主走査方向のずれ量と原稿端部の画像について
の主走査方向のずれ量との差は1画素未満であり、この
実施例では、主走査範囲の補正は、副走査範囲の補正と
同様、範囲の大きさは変えずに位置をシフトさせるだけ
の補正で対処できることになる。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明は、複数種の分光フ
ィルタを交換しながら使用して原稿照明光のうち各分光
フィルタに対応する分光成分をイメージセンサで読み取
る画像読取装置において、各分光フィルタの両面の平行
度に応じた走査範囲補正値を予め設定、記憶しておき、
実際に使用される分光フィルタに対応した走査範囲補正
値に基づいて上記原稿の走査範囲を補正するようにした
ものであるので、各分光フィルタの平行度にバラツキが
ある場合でも、このバラツキに起因する画像読取り位置
のずれ、すなわち色ずれを効果的に抑制できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における画像読取装置の
ハード構成を示す断面側面図である。
【図2】上記画像読取装置に設けられたCCDイメージ
センサ及びその周辺機器の機能構成を示すブロック図で
ある。
【図3】上記画像読取装置に設けられた分光フィルタ交
換装置の斜視図である。
【図4】上記画像読取装置において行われる制御動作を
示すフローチャートである。
【図5】上記画像読取装置において行われる制御動作を
示すフローチャートである。
【図6】上記画像読取装置において行われる制御動作を
示すフローチャートである。
【図7】上記分光フィルタ交換装置の他の例を示す斜視
図である。
【図8】分光フィルタにおける光の屈折と原稿画像読取
り位置のずれとの関係を示す説明図である。
【図9】上記分光フィルタにおける光の屈折状態を示す
拡大図である。
【符号の説明】
10 画像読取装置 13 第1の光源 14 第2の光源 16 原稿載置板 18 CCDイメージセンサ 20A〜20C 反射ミラー 22 結像レンズ 26 分光フィルタ交換装置 38R,38G,38B 分光フィルタ 60 制御装置 62 副走査制御手段 64 フィルタ交換制御手段 66 主走査範囲補正手段 68 副走査範囲補正手段 70 画像処理装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に延び、多色原稿を照明する
    光源と、この光源に対して上記主走査方向と直交する副
    走査方向に上記原稿を相対移動させる副走査手段と、受
    光光量に応じたレベルの電気信号を出力するイメージセ
    ンサと、上記原稿の照明光束を上記イメージセンサに結
    像する結像光学系とを備え、上記原稿とイメージセンサ
    との間に複数種の分光フィルタを交換しながら介在させ
    ることにより、その分光フィルタに対応する分光成分を
    上記イメージセンサで順次読み取るように構成された画
    像読取装置において、各分光フィルタの両面の平行度に
    応じて予め設定された走査範囲補正値を記憶し、実際に
    使用される分光フィルタに対応した走査範囲補正値に基
    づいて上記原稿の走査範囲を補正する走査範囲補正手段
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像読取装置において、
    上記イメージセンサから転送された信号のうち予め設定
    された主走査範囲内に属する信号に基づいて画像データ
    を形成する画像処理手段を備えるとともに、上記走査範
    囲補正手段として、各分光フィルタの両面の平行度に応
    じて予め設定された主走査範囲補正値を記憶し、使用さ
    れる分光フィルタに対応した主走査範囲補正値に基づい
    て上記主走査範囲を補正する主走査範囲補正手段を備え
    たことを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の画像読取装置に
    おいて、上記走査範囲補正手段として、各分光フィルタ
    の両面の平行度に応じて予め設定された副走査範囲補正
    値を記憶し、使用される分光フィルタに対応した副走査
    範囲補正値に基づいて上記原稿と光源との相対移動時に
    おける副走査範囲を補正する副走査範囲補正手段を備え
    たことを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像読取装置において、
    上記副走査前に上記光源と原稿とを予め設定された走査
    待機用相対位置にセットし、この走査待機用相対位置よ
    り副走査方向へ所定の助走距離だけ光源と原稿とが相対
    移動した時点から上記イメージセンサによる画像読取り
    を開始するように構成するとともに、使用される分光フ
    ィルタに応じて上記走査待機用相対位置を補正するよう
    に上記副走査範囲補正手段を構成したことを特徴とする
    画像読取装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の画像読取装置において、
    上記副走査前に上記光源と原稿とを予め設定された走査
    待機用相対位置にセットし、この走査待機用相対位置よ
    り副走査方向へ所定の助走距離だけ光源と原稿とが相対
    移動した時点から上記イメージセンサによる画像読取り
    を開始するように構成するとともに、使用される分光フ
    ィルタに応じて上記助走距離を補正するように上記副走
    査範囲補正手段を構成したことを特徴とする画像読取装
    置。
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