JPH0965052A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH0965052A
JPH0965052A JP21712595A JP21712595A JPH0965052A JP H0965052 A JPH0965052 A JP H0965052A JP 21712595 A JP21712595 A JP 21712595A JP 21712595 A JP21712595 A JP 21712595A JP H0965052 A JPH0965052 A JP H0965052A
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JP
Japan
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filter
image
image sensor
spectral filter
spectral
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Application number
JP21712595A
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English (en)
Inventor
Takeshi Sugata
武史 菅田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0965052A publication Critical patent/JPH0965052A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種の分光フィルタの交換使用によって多
色原稿画像を読み取るようにした装置において、各分光
フィルタの両面の平行度のバラツキに起因して読取り画
像に色ずれが生じるのを効果的に抑制する。 【解決手段】 主走査方向に延びて原稿を照明する光源
13,14と、その照明光を読み取るイメージセンサ1
8とを備え、上記原稿Dからイメージセンサ18までの
光路中の所定の介在位置に分光フィルタ交換装置26等
によって複数種の分光フィルタを交換しながら保持し、
各分光フィルタに対応する分光成分をイメージセンサ1
8で読み取る装置。各分光フィルタの両面同士の傾斜に
起因する画像読取り位置のずれを考慮し、このずれを解
消する方向に所定角度だけ、上記介在位置に保持される
各分光フィルタの前側面を光軸に対して傾斜させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿とCCD等か
らなるイメージセンサとの間に複数種の分光フィルタを
交換しながら介在させ、その分光フィルタに対応する分
光成分を上記イメージセンサを用いて読み取るように構
成された画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多色原稿をいわゆる1ライン型の
CCDイメージセンサで読み取る装置として、上記原稿
とCCDイメージセンサとの間に複数種の分光フィルタ
(一般にはレッド、グリーン、ブルー(以下、各々R,
G,Bと称する。)に対応する3種の分光フィルタ)を
交換しながら介在させて、これら分光フィルタの枚数と
同等の回数だけ走査を行い、各走査において各分光フィ
ルタに対応する分光成分を上記CCDイメージセンサで
順次読み取った後、そのデータを合成してカラー画像デ
ータを得るように構成されたものが知られている(例え
ば特開昭60−20678号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような装置で
は、最終的に得られる画像に色ずれが生じる場合があ
る。このような色ずれは、適宜交換される分光フィルタ
の挿入角度のバラツキや、各走査における副走査方向へ
の光学系の移動速度のバラツキによっても生ずるが、本
発明者等は、上記色ずれの要因について研究を重ねた結
果、上記分光フィルタの表裏両面の平行度のバラツキが
特に色ずれに著しい影響を与えることを突き止めた。
【0004】その原理を説明する。図7において、原稿
Dとイメージセンサ18との間に分光フィルタF及び結
像レンズ22が介在し、原稿Dから分光フィルタFが距
離sだけ離れているものとする。ここで、分光フィルタ
Fの前側面(原稿D側の面)F1が光軸Lに対して直交
する方向に向けられ、かつ、この前側面F1に対して第
2面(イメージセンサ18側の面)F2が微小角度αだ
け傾いているとすると、この微小角度αに対応する角度
だけ分光フィルタFで光軸Lが屈曲し、その分イメージ
センサ18による読取り位置にずれが発生することにな
る。
【0005】具体的に、図8に示すように、フィルタ前
側面F1への光軸Lの入射角をi1、フィルタ前側面F
1からの光軸Lの出射角をi1´、フィルタ後側面F2
への光軸Lの入射角をi2、フィルタ後側面F2からの
光軸Lの出射角をi2´、フィルタFにおける屈折率を
nとすると、次式が成立する(スネルの法則)。
【0006】
【数1】sini1=nsini1´ nsini2=sini2´ i2=α−i1´ ここで、近似式 sinx≒x(ただし、xは十分に小さい
ものとする。)を数1の第1式及び第2式に適用する
と、次式が得られる。
【0007】
【数2】i1≒ni1´ ni2≒i2´ 一方、原稿DからフィルタFに向かう光軸Lに対してフ
ィルタFからイメージセンサ18に向かう光軸Lがなす
角度(以下、ふれ角と称する。)δは次式で与えられ
る。
【0008】
【数3】δ=i1+i2´−α 以上の式において、δは近似的に次式で与えられる。
【0009】
【数4】δ≒(n−1)α (∵i1+i2´=n(i
1´+i2)=nα) このふれ角δに対応して、原稿画像の読取り位置は、寸
法Δy≒stanδだけずれることになり、よって、交換
される分光フィルタFの上記角度αにバラツキがある場
合、そのバラツキ分だけ色ずれが現われることになる。
【0010】このようなフィルタの平行度に起因する色
ずれを抑制する手段として、寸法精度の高い極めて高品
質のフィルタを用いることが考えられるが、この手段に
よれば、装置全体のコストアップは免れ得ない。特に、
上記分光フィルタFは、その厚みが大きいと、フィルタ
を挿入しない場合よりも光路長が著しく増加してピント
がぼける等の不都合があるため、各分光フィルタFの厚
み寸法は非常に小さく設定されており、このような薄肉
のフィルタにおいて安定した平行度を得ることは非常に
困難である。
【0011】本発明は、このような事情に鑑み、複数枚
の分光フィルタを交換的に使用して多色原稿の読取りを
行う画像読取装置において、各分光フィルタの両面の平
行度のバラツキに起因する読取り画像の色ずれを効果的
に抑制できる画像読取装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述のように、原稿画像
の読取り位置は各分光フィルタの平行度によって大きく
変化するが、フィルタ前側面F1への入射角i1、すな
わち光軸Lに対するフィルタ前側面F1の傾斜角度によ
っても変化する。
【0013】本発明は、この点に着目してなされたもの
であり、多色原稿を照明する光源と、この光源と多色原
稿とを相対移動させる走査手段と、受光光量に応じたレ
ベルの電気信号を出力するイメージセンサと、上記原稿
の照明光束を上記イメージセンサに結像する結像光学系
と、上記原稿とイメージセンサとの間の光軸位置に複数
種の分光フィルタを交換しながら介在させる分光フィル
タ保持手段とを備え、各分光フィルタに対応する分光成
分を上記イメージセンサで順次読み取るように構成され
た画像読取装置において、各分光フィルタの両面の平行
度のバラツキに起因する上記イメージセンサによる各分
光成分の読取り位置のバラツキを相殺する方向に、各分
光フィルタの前側面を光軸に対してその平行度に応じた
角度だけ傾けた状態で各分光フィルタを上記光軸位置に
保持するように上記分光フィルタ保持手段を構成したも
のである。
【0014】この構成によれば、各分光フィルタの両面
平行度にバラツキがある場合にも、これに応じた角度だ
け各分光フィルタの前側面(図8のフィルタ前側面F
1)が光軸に対して傾いた状態で保持されることによ
り、上記バラツキに起因する画像読取り位置のずれ(色
ずれ)が是正される。
【0015】すなわち、各分光フィルタにおける表裏両
面の平行度のバラツキに起因するイメージセンサの読取
位置のバラツキは、分光フィルタの微妙な平行度誤差に
より大幅にバラツキを生じるため平行度による補正が困
難なのに対し、各分光フィルタ前側面と光軸との傾きに
より生じるイメージセンサの読取位置のバラツキは、フ
ィルタの平行度による影響より大幅に少ない点に着目
し、イメージセンサ読取位置のバラツキを、影響度が少
なく調整が容易な光軸に対する各分光フィルタの挿入角
度の調整により達成するようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を、図
1〜図5に基づいて説明する。
【0017】図1に示す画像読取装置10は、ハウジン
グ12を備え、その上面に透明な原稿載置板16が固定
されている。ハウジング12内には、原稿載置板16上
の原稿を照らす第1の光源13及び第2の光源14と、
イメージセンサ(この形態では1ライン型CCDイメー
ジセンサ)18と、結像光学系とが収容されている。結
像光学系は、複数枚のミラー20A,20B,20Cと
結像レンズ22とを備え、上記光源13,14による原
稿の照明光束がミラー20A〜20Cで反射されて結像
レンズ22によりイメージセンサ18に結像される(す
なわち原稿Dからイメージセンサ18に至る光軸Lが形
成される)ように配置されている。
【0018】上記第1の光源13及び第2の光源14と
ミラー20Aとは、主走査方向(図1の奥行き方向)に
延び、図2に示すような光学系駆動モータ(パルスモー
タ)21と図略の駆動伝達機構とにより、上記主走査方
向と直交する副走査方向(図1の左右方向)に駆動され
るように構成され、その半分の速度でミラー20B,2
0Cが同方向に連動駆動されるようになっており、この
ような動作によって上記光源13,14による原稿照明
位置からイメージセンサ18までの光路長が常に一定に
保たれるようになっている。また、光源13,14の原
点位置に対応する位置には、同位置に光源13,14が
存在するか否かを検出する原点位置スイッチ56(図
2)が設けられている。
【0019】なお、図1には、光源13,14を移動さ
せて原稿の副走査をするものを示しているが、光源1
3,14を固定して原稿を移動させることによりその副
走査を行うものにも本発明は適用が可能である。
【0020】イメージセンサ18は、リニアイメージセ
ンサであり、図2に示すような受光部18aと転送部1
8bとを備えている。そして、ドライバ17から入力さ
れる駆動信号(スタート信号及びストップ信号)に対応
した期間だけ画像の読取り動作を行うように構成されて
いる。
【0021】上記結像レンズ22とミラー20cとの間
には、熱線カットフィルタ24及び分光フィルタ交換装
置26が設けられている。熱線カットフィルタ24は、
反射ミラー20で反射された光のうち、所定値(例えば
700nm)以上の波長成分をカットし、この波長成分に起
因するスミアー(画像がその縁からはみ出してにじみ、
汚れたようにボケて見える現象)の発生を防ぐためのも
のである。分光フィルタ交換装置26は、R用分光フィ
ルタ、G用分光フィルタ、B用分光フィルタを択一的に
上記光軸L上の位置に対して挿脱する(すなわち原稿D
とイメージセンサ18との間に介在させる)ものであ
り、図3に示すような構造を有している。
【0022】同図において、ハウジング28に、上下に
延びる左右一対のガイド軸30,32が固定されてお
り、ガイド軸30に沿って昇降可能にフィルタ保持板3
4が支持され、ガイド軸32に沿って昇降可能にフィル
タ保持板36が支持されている。そして、フィルタ保持
板34にR用分光フィルタ38RとG用分光フィルタ3
8Gとが上下に並べて固定され、フィルタ保持板36に
B用分光フィルタ38Bが固定されている。
【0023】ハウジング28の一側部には、フィルタ交
換モータ40とプーリ42とが上下に配され、フィルタ
交換モータ40の出力軸に固定されたプーリ41と上記
プーリ42との間にワイヤ44が掛け渡されており、こ
のワイヤ44の途中部分に上記フィルタ保持板34が固
定されている。同様に、ハウジング28の他側部には、
フィルタ交換モータ46とプーリ48とが上下に配さ
れ、フィルタ交換モータ46の出力軸に固定されたプー
リ47と上記プーリ48との間にワイヤ50が掛け渡さ
れており、このワイヤ50の途中部分に上記フィルタ保
持板36が固定されている。よって、各フィルタ交換モ
ータ40,46の駆動により、フィルタ保持板34,3
6が各々昇降駆動されるようになっている。
【0024】上記ハウジング28の一側部には、下から
順に、原点位置センサ52、位置決めセンサ54G、及
び位置決めセンサ54Rが設けられ、ハウジング28の
他側部には、下から順に、位置決めセンサ54B及び原
点位置センサ53が設けられている。以上の各センサ
は、発光素子及び受光素子からなる光センサで構成され
ている。これに対し、フィルタ保持板34の一側部から
は側方に被検出部34aが延設され、フィルタ保持板3
6の他側部からは側方に被検出部36aが延設されてい
る。そして、上記被検出部34aが上記原点位置センサ
52により検出された状態で両分光フィルタ38R,3
8Gが原点位置(光軸Lから外れた位置)に位置決めさ
れ、上記被検出部34aが上記位置決めセンサ54Gに
検出された状態で分光フィルタ38Gが光軸L上の位置
に位置決めされ、上記被検出部34aが上記位置決めセ
ンサ54Rに検出された状態で分光フィルタ38Rが光
軸L上の位置に位置決めされ、上記被検出部36aが上
記位置決めセンサ54Bに検出された状態で分光フィル
タ38Bが光軸L上の位置に位置決めされ、上記被検出
部36aが上記原点位置センサ53により検出された状
態で分光フィルタ38Bが原点位置(光軸Lから外れた
位置)に位置決めされるように、各センサの配設位置が
設定されている。
【0025】さらに、この装置の特徴として、各分光フ
ィルタ38R,38G,38Bは、図4に示すように、
それぞれ、予め設定された光軸Lに対して角度θr,θ
g,θb(一般にはθr≠θg≠θb)だけ傾いた状態
で光軸L上の位置に位置決めされるように、各フィルタ
保持板34,36に傾斜状態で固定されている。すなわ
ち、各分光フィルタ38R,38G,38Bのフィルタ
前側面F1とフィルタ後側面F2とが平行でない場合に
は、これに起因してイメージセンサ18による画像読取
り位置にずれが生じるため、これを相殺する方向に相殺
する角度だけ各分光フィルタ前側面F1を光軸Lに対し
て傾けるように、分光フィルタ交換装置26が構成され
ている。
【0026】具体的に、傾斜角度θr,θg,θbの値
を求めるには、各分光フィルタにおける両面F1,F2
同士の傾斜角度αと前記(数1)〜(数3)とに基づ
き、振れ角δが予め設定された微小許容範囲内に収まる
ようなフィルタ前側面F1への入射角i1の値をコンピ
ュータによる数値演算(例えばはさみ打ち法)で算出
し、その値をそのまま各分光フィルタ38R,38G,
38Bの傾斜角度θr,θg,θbとして設定するよう
にしてもよいし、実機において実際に分光フィルタをセ
ットし、その角度を微調整しながら試行錯誤的に適当な
角度を見つけるようにしてもよい。また、当該角度は微
小角であることから、下記の近似式(数5)を用いて傾
斜角度θを演算しても、ほぼ近い値を得ることができ
る。
【0027】
【数5】θ=(s/d)・n・α ここで、sはフィルタと原稿面との間の距離、dはフィ
ルタ厚み寸法、nはフィルタでの屈折率である。
【0028】上記画像読取装置には、図2に示すような
操作部58、ラインメモリ19、画像処理装置70、及
び制御装置60を備えている。
【0029】操作部58は、オペレータの操作を受けて
これに応じた信号、例えば走査開始信号や走査用パラメ
ータ設定信号(主走査方向トリミング範囲指定信号、副
走査方向トリミング範囲指定信号、ハイライト濃度設定
信号、シャドー濃度設定信号、シャープネス削除設定信
号、倍率設定信号、カラー/モノクロ選択信号等)を画
像処理装置70もしくは制御装置60に入力するもので
ある。
【0030】ラインメモリ19は、バッファの役目を担
うものであり、イメージセンサ18の転送部18bから
転送される1ライン分の画素データを一時的に蓄え、画
像処理装置70に出力するものである。
【0031】画像処理装置70は、上記ラインメモリ1
9から順次入力される1ライン分の画素データのうち、
上記操作部58の操作によって入力された主走査方向ト
リミング範囲(主走査範囲)に対応する信号のみをピッ
クアップし、これを画像メモリ72に蓄積して画像デー
タを構築するものである。
【0032】制御装置60は、副走査制御手段62及び
フィルタ交換制御手段64を備えている。
【0033】副走査制御手段62は、走査前の状態で光
源13,14を原点位置、すなわち原点位置スイッチ5
6により光源13,14が検出される位置に戻し、この
位置を基準として上記光学系駆動モータ21に出力する
パルス数から光源13,14の現在位置を把握し、その
駆動制御を実行するとともに、ドライバ17に制御信号
を出力してイメージセンサ18による読取り期間の制御
すなわち副走査範囲の制御を実行するものである。
【0034】フィルタ交換制御手段64は、前記図3に
示した原点位置センサ52,53及び位置決めセンサ5
4R,54G,54Bの検出信号に基づき、1枚の原稿
について1回目の走査時にはR用分光フィルタ38R
を、2回目の走査時にはG用分光フィルタ38G、3回
目の走査時にはB用分光フィルタ38Bを、それぞれ光
軸L上の位置へ繰り出すように、フィルタ交換モータ4
0,46を適宜作動させるものである。
【0035】次に、この装置において行われる制御動作
を図5のフローチャートに基づいて説明する。
【0036】まず、走査要求のあった時点で(図5のス
テップS1でYES)、上述の走査用パラメータを取込
み(ステップS2)、各機器を初期状態にセットする
(ステップS3)。具体的には、A/Dコンバータのゲ
イン設定、分光フィルタの選択及び選択分光フィルタの
位置決め(1回目の走査ではR用分光フィルタ38Rを
選択)、光源13,14の点灯、光源13,14の原点
位置復帰、絞り設定等を行う。
【0037】次に、CCDイメージセンサ18の主走査
方向の感度バラツキや光源13,14の主走査方向の輝
度バラツキを補償するためのシェーディング補正を行う
(ステップS4)。このシェーディング補正は、例えば
原稿載置板16の裏面に固定した基準白色原稿を試験的
に走査してその結果得られるCCDイメージセンサ18
の主走査方向の出力バラツキを調べ、このバラツキに応
じたシェーディング補正値をCCDイメージセンサ18
の後段のA/Dコンバータ(図示省略)にインプットす
ることにより行うことができる。この場合、A/Dコン
バータは、上記シェーディング補正値に応じた値でCC
Dイメージセンサ18の出力を補正することになる。
【0038】なお、このシェーディング補正の実行時期
は適宜設定すれば良く、1枚の原稿についての走査の度
に行ってもよいし、走査用パラメータが変更された場合
にのみ行うようにしてもよいし、定期的に行うようにし
てもよい。
【0039】次に、予め設定された走査待機位置へ光源
13,14を移動させる(ステップS5)。この走査待
機位置は、副走査方向のトリミング開始位置(すなわち
副走査開始位置)よりも手前側(原点位置側)の位置で
あって、副走査開始位置に至るまでに光源13,14の
走行速度を所定の副走査速度に高めるのに十分な助走距
離を確保できる位置に設定されている。
【0040】次いで、階調補正用の変換テーブルがセッ
トされた後(ステップS6)、変倍パターンがセットさ
れ(ステップS7)、原稿走査が開始される(ステップ
S8)。具体的には、前記走査待機位置から光源13,
14の駆動が開始され、これら光源13,14が前記助
走距離だけ移動した地点からイメージセンサ18による
読取りが開始される(副走査開始)。そして、予め設定
されたライン数を走査した地点、すなわち、予め設定さ
れた副走査方向トリミング範囲分だけ光源13,14が
移動した地点で(ステップS9)、イメージセンサ18
による読取りが止められ(副走査終了)、光源13,1
4の消灯といった必要な走査終了動作が行われる(ステ
ップS10)。
【0041】このようにして1回目の走査が終了した
後、使用する分光フィルタとしてG用分光フィルタ38
Gを選択して上記と同様に2回目の走査が行われ、次い
で、使用する分光フィルタとしてB用分光フィルタ38
Bを選択して同様に3回目の走査が行われることによ
り、1枚の原稿の画像読取りが完了する。
【0042】この走査の際、各分光フィルタ38R,3
8G,38Bは、その両面F1,F2同士の傾斜角αに
応じて、この傾斜に起因する画像読取り位置誤差を解消
する方向にフィルタ前側面F1が光軸Lに対して傾いた
状態で所定の介在位置に供給されるので、これら分光フ
ィルタ38R,38G,38Bの両面平行度のバラツキ
がある場合でも、これに起因する読取り画像の色ずれを
効果的に抑制できる。
【0043】なお、本発明の実施形態は上記のものに限
定されず、例として次のような形態を取ることも可能で
ある。
【0044】(1) 本発明において、分光フィルタを交換
するための手段は特に問わず、手差しで交換しても良い
し、図3とは別の装置、例えば図6の装置を用いて自動
交換するようにしてもよい。同図の装置は、主走査方向
と平行な方向に延びるフィルタ交換用回転軸80を備
え、このフィルタ交換用回転軸80の周面に、3枚の分
光フィルタ38R,38G,38Bと1枚のバランス保
持用平行板(もしくは他用途のフィルタ)84とが90
°間隔で放射状に固定されており、上記フィルタ交換用
回転軸80にパルスモータ82の出力軸が連結されてい
る。この装置によれば、パルスモータ82によるフィル
タ交換用回転軸80の回転駆動によって、分光フィルタ
の交換を自動的に行うことが可能である。なお、この装
置の場合、各分光フィルタ38R,38G,38Bのフ
ィルタ前側面F1を光軸Lに対して傾ける手段として
は、これら分光フィルタ38R,38G,38Bをフィ
ルタ交換用回転軸80に実際に上記角度だけ傾けた状態
で固定するようにしてもよいし、所定の傾斜角度分だけ
フィルタ交換時のパルスモータ82の駆動パルス数を増
減させるようにしてもよい。
【0045】(2) 上記実施形態では、フィルタを全く介
在させない場合と各分光フィルタを介在させた場合との
読取り位置の差に基づいてフィルタ傾斜角度を設定して
いるが、いずれかの分光フィルタを基準フィルタとし、
この分光フィルタの前側面F1は光軸Lに対して垂直な
状態で保持するようにした上で、この基準フィルタを介
在させた場合と他の分光フィルタを介在させた場合との
読取り位置の差に基づいて当該他の分光フィルタの傾斜
角度を設定しても、画像における各色の相対的な色ずれ
は抑制することが可能である。
【0046】(3) 上記実施形態では、所定の主走査方向
トリミング範囲に属するデータのみを画像メモリ72に
記憶させるようにしているが、このトリミング範囲に関
係なく1ライン分のデータを全て画素メモリ72に記憶
させ、走査が終了した後に上記主走査方向トリミング範
囲に基づいて画像処理を行うようにしてもよい。ただ
し、上記のように予めトリミング範囲外のデータを除去
して範囲内のデータのみを画像メモリ72に取り込むよ
うにすれば、必要メモリ数が大幅に削減される利点があ
る。
【0047】
【実施例】
A)フィルタ両面傾斜角度αの算出例 厚み1mm、屈折率n=1.52 の分光フィルタを用い、図
7に示す距離s=525mmの条件で実際に画像読取りを行
ったところ、分光フィルタを用いない場合に比べ、副走
査方向に寸法Δy=0.12mm だけ読取り位置にずれが生
じた。この0.12mmは、600dpi(dot per inch)の場合に
は約3画素分に相当する。この場合、図7に示すフィル
タ前側面F1と後側面F2とがなす角度αは、前記数4
と関係式Δy≒stanδとに基づき、次のように求めら
れる。
【0048】
【数6】 α={1/(n−1)}tan-1(Δy/s) =(1/0.52)tan-1(0.12/525)≒0.025° このようにして算出される傾斜角度αに基づき、各分光
フィルタの光軸Lに対する傾斜角度を求めることが可能
である。
【0049】B)光軸Lに対するフィルタ前側面F1の
傾斜角度θr(図4)の算出例 焦点距離f=80mm、光学倍率m=0.25 のレンズ22に
対し、その前側主点よりも約20mm原稿よりの位置に板厚
2mmの分光フィルタ(例えばR用分光フィルタ38R)
をそのフィルタ前側面F1が光軸Lと直交する状態で挿
入した場合、この分光フィルタを側方から見たときの両
面傾斜角度αが1´であるとすると、イメージセンサ1
8による画像読取り位置は正規の位置から約14μmず
れる。このずれを解消するのに適当なフィルタ前側面F
1の傾斜角度(側方から見たときの傾斜角度)θr は、
前記(数5)に基づく演算によれば約4.8°となる。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明は、複数種の分光フ
ィルタを交換しながら所定の光軸位置に保持して原稿照
明光のうち各分光フィルタに対応する分光成分をイメー
ジセンサで読み取る画像読取装置において、各分光フィ
ルタの両面の平行度のバラツキを考慮し、このバラツキ
に起因する画像読取り位置の誤差を解消すべく、上記光
軸位置での各分光フィルタの光軸に対する傾斜角度を個
別に設定したものであるので、特別な装置を用いること
なく、各分光フィルタの平行度にバラツキに起因する読
取り画像の色ずれを効果的に抑制できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における画像読取装置の
ハード構成を示す断面側面図である。
【図2】上記画像読取装置に設けられたCCDイメージ
センサ及びその周辺機器の機能構成を示すブロック図で
ある。
【図3】上記画像読取装置に設けられた分光フィルタ交
換装置の斜視図である。
【図4】上記分光フィルタ交換装置に保持される分光フ
ィルタと光軸との傾斜状態を示す側面図である。
【図5】上記画像読取装置において行われる制御動作を
示すフローチャートである。
【図6】上記分光フィルタ交換装置の他の例を示す斜視
図である。
【図7】分光フィルタにおける光の屈折と原稿画像読取
り位置のずれとの関係を示す説明図である。
【図8】上記分光フィルタにおける光の屈折状態を示す
拡大図である。
【符号の説明】
10 画像読取装置 13 第1の光源 14 第2の光源 16 原稿載置板 18 イメージセンサ 20A〜20C 反射ミラー 22 結像レンズ 26 分光フィルタ交換装置(分光フィルタ保持手段) 38R,38G,38B 分光フィルタ F1 フィルタ前側面 L 光軸 θ 光軸に対するフィルタ前側面の傾斜角度

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多色原稿を照明する光源と、この光源と
    多色原稿とを相対移動させる走査手段と、受光光量に応
    じたレベルの電気信号を出力するイメージセンサと、上
    記原稿の照明光束を上記イメージセンサに結像する結像
    光学系と、上記原稿とイメージセンサとの間の光軸位置
    に複数種の分光フィルタを交換しながら介在させる分光
    フィルタ保持手段とを備え、各分光フィルタに対応する
    分光成分を上記イメージセンサで順次読み取るように構
    成された画像読取装置において、各分光フィルタの両面
    の平行度のバラツキに起因する上記イメージセンサによ
    る各分光成分の読取り位置のバラツキを相殺する方向
    に、各分光フィルタの前側面を光軸に対してその平行度
    に応じた角度だけ傾けた状態で各分光フィルタを上記光
    軸位置に保持するように上記分光フィルタ保持手段を構
    成したことを特徴とする画像読取装置。
JP21712595A 1995-08-25 1995-08-25 画像読取装置 Pending JPH0965052A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007185341A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Pentax Corp 内視鏡用光源装置

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