JPH0940621A - 光学活性インダニルメチルアミン誘導体及びその製造法 - Google Patents
光学活性インダニルメチルアミン誘導体及びその製造法Info
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- JPH0940621A JPH0940621A JP21134895A JP21134895A JPH0940621A JP H0940621 A JPH0940621 A JP H0940621A JP 21134895 A JP21134895 A JP 21134895A JP 21134895 A JP21134895 A JP 21134895A JP H0940621 A JPH0940621 A JP H0940621A
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Abstract
活性インダニルメチルアミン誘導体及びその製造法を提
供する。 【解決手段】化合物(I)のラセミ体を光学活性なマン
デル酸を用いて光学分割する。 【効果】光学活性インダニルメチルアミン誘導体を高純
度、高収率で製造することができる。
Description
体として有用な下記一般式(I)
表される新規な光学活性インダニルメチルアミン誘導体
及びその製造法に関する。
許公開WO92/15558号公報記載にはトロンボキサンA2拮
抗剤として有用なインダン誘導体の記載がある。本発明
は、当該公報に記載された光学活性インダン誘導体を製
造するための中間体及びその製造法を提供するものであ
る。
(II)
されるインダニルメチルアミン誘導体のラセミ体を光学
分割するために、分割剤として光学活性な酒石酸、ジベ
ンゾイル酒石酸、ナプロキセン、N−アセチルトリプト
ファン、N−アセチルグルタミン酸、N−アセチルバリ
ン、N−アセチルロイシン、N−アセチルシステイン、
N−ベンゾイルグルタミン酸などのN−保護アミノ酸を
用いたが十分な効果が得られなかった。本発明者らはさ
らに研究を行った結果、光学分割の分割剤として光学活
性なマンデル酸を用いることにより本発明を完成した。
即ち、インダニルメチルアミン誘導体に光学活性なマン
デル酸を作用させ1対のジアステレオマー塩とし、これ
らのジアステレオマー塩を分別し、塩基の存在下でマン
デル酸を脱離させることにより光学活性インダニルメチ
ルアミン誘導体が効率よく製造できることを見出し、本
発明を完成した。
学活性インダニルメチルアミン誘導体に関する。また、
本発明は一般式(II)で表されるインダニルメチルアミ
ン誘導体のラセミ体を光学活性マンデル酸と反応させて
1対のジアステレオマー塩とし、この塩を分別結晶した
後、塩基の存在下マンデル酸を脱離させることを特徴と
する一般式(I)で表される光学活性インダニルメチル
アミン誘導体の製造法に関する。
は、炭素数1〜4のアルキル基を示し、例えばメチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert
−ブチル基が挙げられる。
メチルアミン誘導体のラセミ体(II)は、例えば以下の
方法によって製造することができる。
ち、国際公開WO92/15558号公報記載の方法にしたがって
2−インダニル酢酸(III)をα−ハロ−α−メチルチ
オ酢酸アルキルエステルと縮合(フリーデルクラフツ反
応)させ、続いて酢酸中で亜鉛により還元して化合物
(IV)とし、これを公知の方法に準じてトリエチルアミ
ンなどのトリアルキルアミン中、ジフェニルホスホリル
アジド、ベンジルアルコールを加えてクルチウス転位反
応を行い、さらに接触還元によりN−置換基の脱保護を
行うことで化合物(II)を製造することができる。
製造することもできる。
ルアジドのクルチウス転位などにより得られる2−イン
ダニルメチルアミン(V)をギ酸メチル、ギ酸エチルな
どのギ酸エステルによりN−ホルミル化して化合物(V
I)とする。次に塩化アルミニウム、四塩化チタン、四
塩化スズなどのルイス酸の存在下に(VI)とα−ハロ−
α−メチルチオ酢酸アルキルエステルを縮合(フリーデ
ルクラフツ反応)させ、続いて酢酸中で亜鉛により還元
して化合物(VII)を製造する。(VII)は希塩酸や希硫
酸などの酸で処理してN−ホルミル基を脱離させること
により化合物(II)へ導くことができる。
は、化合物(II)を水、アルコール系溶媒、エーテル系
溶媒などの反応に影響を及ぼさない溶媒に溶解し、これ
に光学活性なマンデル酸を加え加熱溶解して反応させ
る。次いでこの反応混合液を冷却すると、ジアステレオ
マー塩の一方が優先的に晶出する。晶出物を分離した
後、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウ
ム、炭酸水素ナトリウムなどのアルカリを加え、さらに
酢酸エチル、エーテル、テトラヒドロフランなどのエー
テル系溶媒、塩化メチレン、クロロホルムなどのハロゲ
ン系溶媒などの有機溶媒を加えて処理することにより、
優先的に晶出した塩を分解すると同時に生成する光学活
性インダニルメチルアミン誘導体を有機層に抽出するこ
とができる。分解と抽出は別個に行うこともできる。こ
の抽出液を常法に従って乾燥、溶媒留去することによ
り、一方の光学活性インダニルメチルアミン誘導体
(I)が得られる。なお、晶出物の分離後に残った液に
は、生成したもう一方のジアステレオマー塩が多く存在
するので、この液に水酸化カリウム、水酸化ナトリウム
などのアルカリを加えジアステレオマー塩を分解した
後、有機溶媒で抽出し溶媒を留去することにより、析出
物より得られた光学活性体とは逆の光学活性をもつ光学
活性体を多量に含む残留物が得られる。この残留物に対
し、前とは逆の光学活性をもつマンデル酸を前述の方法
と同様に作用させることにより、もう一方の光学活性イ
ンダニルメチルアミン誘導体(I)を得ることができ
る。
ルアミン誘導体(I)は、常法により例えばハロゲン化
ベンゼンスルホン酸誘導体などのスルホン化剤と縮合さ
せることにより、また必要に応じてさらにエステル基を
加水分解してカルボン酸に変換することにより、国際特
許公開WO92/15558号公報に記載されたトロンボキサンA
2拮抗作用を有するインダン誘導体の光学活性体に導く
ことができる。
が、本発明はこれらによって限定されるものではない。
ミノメチル]インダン−5−イル]酢酸ナトリウム塩・
1/4水和物の製造
エチルエステルの製造
−イル)酢酸エチルエステル塩酸塩50gを300mlの
水に溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶液190mlを加
えた。これを酢酸エチル250mlで抽出し、有機層を無
水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去した。
残留物に水500ml及び(S)−(+)−マンデル酸2
8gを加え加熱溶解した。反応液を放冷し析出晶を濾取
した後、水から再結晶して標記化合物の(S)−(+)
−マンデル酸塩12gを得た。収率17%。 融点:145〜146℃ [α]D=+38°(c=0.5,MeOH)
カリウム100mgを加えクロロホルム25mlで抽出し、
クロロホルム層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶
媒を減圧留去して標記化合物160mgを無色油状物とし
て得た。収率94%。なお、エナンチオマー過剰率はH
PLCにより算出した。 [α]D=+6°(c=0.8,CH2Cl2) エナンチオマー過剰率:99.5%ee1 H−NMR(CDCl3)δ:1.25(3H,t),1.25(2H,brs),2.
47〜2.69(3H,m),2.78(2H,d),3.03(1H,dd),3.07(1H,dd),
3.56(2H,s),4.14(2H,q),7.04(1H,d),7.12(1H,s),7.14(1
H,d)
ミノメチル]インダン−5−イル]酢酸エチルエステル
の製造
し、工程1で得られた(+)−(2−アミノメチルイン
ダン−5−イル)酢酸エチルエステルの(S)−(+)
−マンデル酸塩9.5gをこの水溶液に溶解し、さらに
酢酸エチルを加えた。この液を激しく攪拌しながら塩化
パラクロロベンゼンスルホニル5.2gを加え室温で1
時間攪拌した。反応後分液し、有機層を1N塩酸、飽和
重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した後、溶媒を減圧留去した。得られた残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム)
で精製した後、ヘキサンと酢酸エチルの混液から再結晶
して標記化合物9.1gを得た。収率90%。 融点:92.5℃ MS(m/z):407(M+) [α]D=+14.8°(c=0.5,MeOH) エナンチオマー過剰率:99.5%ee
ミノメチル]インダン−5−イル]酢酸ナトリウム塩・
1/4水和物の製造
クロロフェニル)スルホニルアミノメチル]インダン−
5−イル]酢酸エチルエステル9.0gを1N水酸化ナ
トリウム水溶液50mlに懸濁し60℃で1時間攪拌し
た。反応液に1N塩酸50mlを加え放冷し、析出晶を濾
取した後50%エタノールから再結晶して、(+)−
[2−[(4−クロロフェニル)スルホニルアミノメチ
ル]インダン−5−イル]酢酸8.1gを得た。収率9
6%。 融点:166.5〜167.5℃ MS(m/z):379(M+) [α]D=+12.9°(c=0.5,MeOH)
ェニル)スルホニルアミノメチル]インダン−5−イ
ル]酢酸8.0gをエタノール144mlに溶解し、無水
炭酸ナトリウム1.77gを加えて加熱溶解した。この
溶液を放冷し、得られた析出晶を濾取し、標記化合物
7.0gを得た。収率83%。 融点:264〜266℃ [α]D=+12.9°(c=2.6,MeOH) エナンチオマー過剰率:99.5%ee
ミノメチル]インダン−5−イル]酢酸ナトリウム塩・
1/4水和物の製造
エチルエステルの製造
た濾液に1N水酸化ナトリウム水溶液140mlを加え、
酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、溶媒を減圧留去した。残留物に水350ml及び
(R)−(−)−マンデル酸20gを加え加熱溶解し
た。反応液を放冷し析出晶を濾取した後、水から再結晶
して標記化合物の(R)−(−)−マンデル酸塩10g
を得た。収率14%。 融点:145〜146℃ [α]D=−35°(c=0.5,MeOH)
記化合物の塩から標記化合物172mgを無色油状物とし
て得た。収率95%。 [α]D=−7°(c=0.8,CH2Cl2) エナンチオマー過剰率:99.5%ee
ミノメチル]インダン−5−イル]酢酸エチルエステル
の製造
し、工程1で得られた(−)−(2−アミノメチルイン
ダン−5−イル)酢酸エチルエステルの(R)−(−)
−マンデル酸塩11gをこの水溶液に溶解し、さらに酢
酸エチルを加えた。この液を激しく攪拌しながら塩化パ
ラクロロベンゼンスルホニル6.6gを加え室温で1時
間攪拌した。反応後分液し、有機層を1N塩酸、飽和重
曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した後、溶媒を減圧留去した。得られた残留物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム)で
精製した後、ヘキサンと酢酸エチルの混液から再結晶し
て標記化合物10.2gを得た。収率87%。 融点:93℃ MS(m/z):407(M+) [α]D=−13.0°(c=1.45,MeOH) エナンチオマー過剰率:99.5%ee
ミノメチル]インダン−5−イル]酢酸ナトリウム塩・
1/4水和物の製造
クロロフェニル)スルホニルアミノメチル]インダン−
5−イル]酢酸エチルエステル10.0gを1N水酸化
ナトリウム水溶液50mlに懸濁し60℃で1時間攪拌し
た。反応液に1N塩酸50mlを加え放冷し、析出晶を濾
取した後50%エタノールから再結晶して、(−)−
[2−[(4−クロロフェニル)スルホニルアミノメチ
ル]インダン−5−イル]酢酸9.1gを得た。収率9
8%。 融点:166.5〜167.5℃ MS(m/z):379(M+) [α]D=−10.3°(c=0.5,MeOH)
ェニル)スルホニルアミノメチル]インダン−5−イ
ル]酢酸9.0gをエタノール162mlに溶解し、無水
炭酸ナトリウム1.99gを加えて加熱溶解した。この
溶液を放冷し、得られた析出晶を濾取し、標記化合物
9.1gを得た。収率96%。 融点:264〜266℃ [α]D=−12.9°(c=2.5,MeOH) エナンチオマー過剰率:99.5%ee
−(2−アミノメチルインダン−5−イル)酢酸エチル
エステル塩酸塩の光学分割操作を行い、[2−[(4−
クロロフェニル)スルホニルアミノメチル]インダン−
5−イル]酢酸エチルエステルに変換した後、HPLC
により算出した。
エチルエステル塩酸塩1gを1N水酸化ナトリウム水溶
液5.6mlに溶解し、酢酸エチル50mlで抽出し、有機
層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去
した。残留物をエタノール20mlに溶解し、ナプロキセ
ン854mgを加え加熱溶解した。反応液を放冷し析出晶
を濾取した後、減圧乾燥し、ナプロキセン塩749mgを
得た。この塩を5%炭酸カリウム水溶液2.4mlに溶解
し、酢酸エチル2.4ml、p−クロロベンゼンスルホニ
ルクロリドを加え室温で1時間攪拌した。反応液を酢酸
エチルで抽出し、有機層を水、飽和重曹水、飽和食塩水
で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を
減圧留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(クロロホルム)で精製して、[2−
[(4−クロロフェニル)スルホニルアミノメチル]イ
ンダン−5−イル]酢酸エチルエステル178mgを得
た。エナンチオマー過剰率はHPLCにより算出した。 [α]D=0.0°(c=0.5,MeOH) エナンチオマー過剰率:0%ee
エチルエステル塩酸塩1gを1N水酸化ナトリウム水溶
液5.6mlに溶解し、酢酸エチル50mlで抽出し、有機
層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去
した。残留物をエタノール20mlに溶解し、N−アセチ
ル−L−グルタミン酸701mgを加え加熱溶解した。反
応液を放冷し析出晶を濾取した後、減圧乾燥し、N−ア
セチル−L−グルタミン酸塩773mgを得た。この塩を
5%炭酸カリウム水溶液2.6mlに溶解し、酢酸エチル
2.6ml、p−クロロベンゼンスルホニルクロリドを加
え室温で1時間攪拌した。反応液を酢酸エチルで抽出
し、有機層を水、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去し
た。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(クロロホルム)で精製して、[2−[(4−クロ
ロフェニル)スルホニルアミノメチル]インダン−5−
イル]酢酸エチルエステル173mgを得た。エナンチオ
マー過剰率はHPLCにより算出した。 [α]D=−2.0°(c=0.5,MeOH) エナンチオマー過剰率:15.0%ee
光学活性な酒石酸、ジベンゾイル酒石酸、N−アセチル
トリプトファン、N−アセチルバリン、N−アセチルロ
イシン、N−アセチルシステイン、N−ベンゾイルグル
タミン酸を用いて光学分割を行い、[2−[(4−クロ
ロフェニル)スルホニルアミノメチル]インダン−5−
イル]酢酸エチルエステルに誘導してエナンチオマー過
剰率を算出したところ、エナンチオマー過剰率は1.5
〜8.0%eeであり、十分な成果が得られなかった。
ニルメチルアミン誘導体を高純度かつ高収率で効率よく
製造することができ、しかも安全性が高いので工業的に
有用な製造法である。
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、Rは低級アルキル基を示す。)で表される光学
活性インダニルメチルアミン誘導体。 - 【請求項2】 一般式(II) 【化2】 (式中、Rは低級アルキル基を示す。)で表されるイン
ダニルメチルアミン誘導体のラセミ体を光学活性マンデ
ル酸と反応させて1対のジアステレオマー塩とし、この
塩を分別結晶した後、塩基の存在下マンデル酸を脱離さ
せることを特徴とする一般式(I) 【化3】 (式中、Rは前記と同意義を示す。)で表される光学活
性インダニルメチルアミン誘導体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21134895A JPH0940621A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 光学活性インダニルメチルアミン誘導体及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21134895A JPH0940621A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 光学活性インダニルメチルアミン誘導体及びその製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0940621A true JPH0940621A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16604489
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21134895A Ceased JPH0940621A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 光学活性インダニルメチルアミン誘導体及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0940621A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999018947A1 (en) * | 1997-10-14 | 1999-04-22 | Eli Lilly And Company | Process to make chiral compounds |
-
1995
- 1995-07-28 JP JP21134895A patent/JPH0940621A/ja not_active Ceased
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999018947A1 (en) * | 1997-10-14 | 1999-04-22 | Eli Lilly And Company | Process to make chiral compounds |
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