JPH0940688A - 新規アントラサイクリン抗生物質 - Google Patents
新規アントラサイクリン抗生物質Info
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- JPH0940688A JPH0940688A JP20928095A JP20928095A JPH0940688A JP H0940688 A JPH0940688 A JP H0940688A JP 20928095 A JP20928095 A JP 20928095A JP 20928095 A JP20928095 A JP 20928095A JP H0940688 A JPH0940688 A JP H0940688A
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- Japan
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- acid
- antibiotic
- culture
- medium
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- Pending
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 新規な制がん性抗生物質を提供する。
【解決手段】 下記一般式(A)、
【化1】
(式中、R1はメトキシカルボニル基または水酸基を、
R2は水素原子または水酸基を表す。)で示される新規
アントラサイクリン抗生物質または薬理学的に許容され
るそれらの付加塩。
R2は水素原子または水酸基を表す。)で示される新規
アントラサイクリン抗生物質または薬理学的に許容され
るそれらの付加塩。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制がん作用を有する新
規なアントラサイクリン抗生物質に関する。
規なアントラサイクリン抗生物質に関する。
【0002】
【従来の技術】アントラサイクリン系抗生物質として
は、従来から放線菌の培養液から得られるダウノマイシ
ン(米国特許第3,616,242号)およびアドリア
マイシン(米国特許第3,590,028号)が知られ
ており、これらの化合物は、実験腫瘍に対して広い抗が
んスペクトルを有し、がん化学療法剤として臨床的にも
広く利用されている。しかし、ダウノマイシンおよびア
ドリアマイシンはかなり強力な抗がん作用を示すが決し
て満足できるものではない。そのため発酵法、半合成
法、微生物変換法など各種の手段により種々の類縁化合
物を創製する試みが行われており、さらにいくつかのア
ントラサイクリン抗生物質、例えばアクラシノマイシン
AおよびB(特公昭51−34915号)、4−デメト
キシ−11−デオキシダウノマイシン(特開昭57−2
6494号)、ロドマイシン群抗生物質(特開昭56−
15299号)などが提案されている。
は、従来から放線菌の培養液から得られるダウノマイシ
ン(米国特許第3,616,242号)およびアドリア
マイシン(米国特許第3,590,028号)が知られ
ており、これらの化合物は、実験腫瘍に対して広い抗が
んスペクトルを有し、がん化学療法剤として臨床的にも
広く利用されている。しかし、ダウノマイシンおよびア
ドリアマイシンはかなり強力な抗がん作用を示すが決し
て満足できるものではない。そのため発酵法、半合成
法、微生物変換法など各種の手段により種々の類縁化合
物を創製する試みが行われており、さらにいくつかのア
ントラサイクリン抗生物質、例えばアクラシノマイシン
AおよびB(特公昭51−34915号)、4−デメト
キシ−11−デオキシダウノマイシン(特開昭57−2
6494号)、ロドマイシン群抗生物質(特開昭56−
15299号)などが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】制がん剤としてのアン
トラサイクリン抗生物質は、上述したように、各種の類
縁化合物が提案され、すでに一部は臨床的にも広く利用
されているものもあり、また臨床試験に供されているも
のもある。しかし、毒性、抗がん作用双方について共に
満足できるものはない。しかも制がん剤は、試験管内試
験、動物試験の結果が必ずしも人間の抗がん作用として
反映できないため、多角的な研究が要求される。そのた
め、制がん剤として一応の評価がされているアントラサ
イクリン系抗生物質について、さらに新たな部類に属す
る化合物の提案が望まれている。
トラサイクリン抗生物質は、上述したように、各種の類
縁化合物が提案され、すでに一部は臨床的にも広く利用
されているものもあり、また臨床試験に供されているも
のもある。しかし、毒性、抗がん作用双方について共に
満足できるものはない。しかも制がん剤は、試験管内試
験、動物試験の結果が必ずしも人間の抗がん作用として
反映できないため、多角的な研究が要求される。そのた
め、制がん剤として一応の評価がされているアントラサ
イクリン系抗生物質について、さらに新たな部類に属す
る化合物の提案が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、より有用
なアントラサイクリン抗生物質またはその合成中間体と
なり得る新規化合物を提案するため鋭意研究を重ねたと
ころ、アクラシノマイシン生産菌の1株であるストレプ
トミセス・ガリラエウス(Streptomyces
galilaeus)MA144−M1株より単離した
抗生物質非生産性変異株が、アグリコン類(例えば、ア
クラビノン、β−ロドマイシノンなど)を基質として新
規なアントラサイクリン抗生物質を生産することを見出
し本発明を完成した。
なアントラサイクリン抗生物質またはその合成中間体と
なり得る新規化合物を提案するため鋭意研究を重ねたと
ころ、アクラシノマイシン生産菌の1株であるストレプ
トミセス・ガリラエウス(Streptomyces
galilaeus)MA144−M1株より単離した
抗生物質非生産性変異株が、アグリコン類(例えば、ア
クラビノン、β−ロドマイシノンなど)を基質として新
規なアントラサイクリン抗生物質を生産することを見出
し本発明を完成した。
【0005】本発明により提供される新規アントラサイ
クリン抗生物質は、一般式(A)
クリン抗生物質は、一般式(A)
【化4】 (式中、R1はメトキシカルボニル基または水酸基を、
R2は水素原子または水酸基を表す。)で示される化合
物である。本発明者らは、一般式(A)で示される化合
物のうち、下記式(A−1)で示される抗生物質をCG
1−C、下記式(A−2)で示される抗生物質をCG2
1−Cと命名した。以後、本明細書において各化合物を
上記名称を用いて説明する。
R2は水素原子または水酸基を表す。)で示される化合
物である。本発明者らは、一般式(A)で示される化合
物のうち、下記式(A−1)で示される抗生物質をCG
1−C、下記式(A−2)で示される抗生物質をCG2
1−Cと命名した。以後、本明細書において各化合物を
上記名称を用いて説明する。
【0006】
【化5】
【0007】
【化6】
【0008】上述の本発明の化合物は、培養白血病細胞
L1210に対して増殖阻止作用を有し、それ自体制が
ん剤として有用である。 (マウス白血病L1210培養細胞に対する増殖阻害作
用)10%仔牛血清を含むRPMI1640培地(ロー
ズウエルバーグ研究所)へL1210細胞を5×104
個/ml接種し、これに本発明の物質を0.001〜1
0μg/mlの濃度で添加し、37℃にて炭酸ガス培養
器中で培養し、対照区に対する50%増殖阻害濃度を求
めた。なお、本発明の物質は、あらかじめ0.1M酢酸
(pH3.0)中に10mg/ml濃度で溶解した後、
Dulbecco PBS(−)(日水製薬株式会社
製)で希釈し、添加した。抗生物質CG1−Cおよび抗
生物質CG21−Cのマウス白血病L1210培養細胞
に対する50%増殖阻害濃度(IC50)は、それぞれ
0.30および0.06μg/mlであった。
L1210に対して増殖阻止作用を有し、それ自体制が
ん剤として有用である。 (マウス白血病L1210培養細胞に対する増殖阻害作
用)10%仔牛血清を含むRPMI1640培地(ロー
ズウエルバーグ研究所)へL1210細胞を5×104
個/ml接種し、これに本発明の物質を0.001〜1
0μg/mlの濃度で添加し、37℃にて炭酸ガス培養
器中で培養し、対照区に対する50%増殖阻害濃度を求
めた。なお、本発明の物質は、あらかじめ0.1M酢酸
(pH3.0)中に10mg/ml濃度で溶解した後、
Dulbecco PBS(−)(日水製薬株式会社
製)で希釈し、添加した。抗生物質CG1−Cおよび抗
生物質CG21−Cのマウス白血病L1210培養細胞
に対する50%増殖阻害濃度(IC50)は、それぞれ
0.30および0.06μg/mlであった。
【0009】上記のアントラサイクリン抗生物質の製造
は、アクラシノマイシン、シネルビンあるいはロドマイ
シン系抗生物質およびその類縁化合物を生産する能力を
有する土壌分離株または公知の菌株を変異源として例え
ば、紫外線あるいはN−メチル−N′−ニトロ−N−ニ
トロソグアニジン(NTG)を用いる通常の変異処理に
より容易に単離される抗生物質(または色素)非生産性
で、アクラビノンおよびβ−ロドマイシノンをそれぞれ
抗生物質CG1−Cおよび抗生物質CG21−Cに変換
する能力を有する菌株を、適当な栄養源からなる培地に
培養し、アクラビノンおよびβ−ロドマイシノンを適当
な時期に添加することにより行うことができる。
は、アクラシノマイシン、シネルビンあるいはロドマイ
シン系抗生物質およびその類縁化合物を生産する能力を
有する土壌分離株または公知の菌株を変異源として例え
ば、紫外線あるいはN−メチル−N′−ニトロ−N−ニ
トロソグアニジン(NTG)を用いる通常の変異処理に
より容易に単離される抗生物質(または色素)非生産性
で、アクラビノンおよびβ−ロドマイシノンをそれぞれ
抗生物質CG1−Cおよび抗生物質CG21−Cに変換
する能力を有する菌株を、適当な栄養源からなる培地に
培養し、アクラビノンおよびβ−ロドマイシノンを適当
な時期に添加することにより行うことができる。
【0010】これらの菌株のうち具体的なものとして
は、アントラサイクリン抗生物質アクラシノマイシンA
の生産菌として知られているストレプトミセス・ガリラ
エウス(Streptomyces galilaeu
s)MA144−M1株(ATCC31133またはF
ERM P−2455)から単離した抗生物質非生産性
変異株で、かつ上記変換能を有する変異株、ストレプト
ミセス・ガリラエウス(Streptomyces g
alilaeus)MA144−M1.KE303株を
挙げることができるが、上記変換能を有する菌株であれ
ばいかなる属に属する菌株でも用いることができる。該
菌株は、昭和54年2月8日付で工業技術院微生物工業
技術研究所(現、生命工学工業技術研究所)にFERM
P−4808として寄託され、昭和63年9月12日
付でFERM BP−2048として国際寄託に移管さ
れている。
は、アントラサイクリン抗生物質アクラシノマイシンA
の生産菌として知られているストレプトミセス・ガリラ
エウス(Streptomyces galilaeu
s)MA144−M1株(ATCC31133またはF
ERM P−2455)から単離した抗生物質非生産性
変異株で、かつ上記変換能を有する変異株、ストレプト
ミセス・ガリラエウス(Streptomyces g
alilaeus)MA144−M1.KE303株を
挙げることができるが、上記変換能を有する菌株であれ
ばいかなる属に属する菌株でも用いることができる。該
菌株は、昭和54年2月8日付で工業技術院微生物工業
技術研究所(現、生命工学工業技術研究所)にFERM
P−4808として寄託され、昭和63年9月12日
付でFERM BP−2048として国際寄託に移管さ
れている。
【0011】以下にKE303株の菌学的性状を示す。 (1)形態 良く分枝した基中菌糸より、鉤状〜螺旋状の気中菌糸を
形成し、輪生枝は認められない。成熟した胞子鎖は10
個以上の胞子の連鎖を認める。胞子の大きさは0.4〜
0.8×0.8〜1.6μm位であり、胞子の表面は平
滑である。 (2)各種培地における生育状態(27℃) 色の記載について( )内に示す標準は、コンティナー
・コーポレーション・オブ・アメリカのカラー・ハーモ
ニィ・マニュアル(Container Corpor
atin of AmericaのColor har
mony manual)を用いた。
形成し、輪生枝は認められない。成熟した胞子鎖は10
個以上の胞子の連鎖を認める。胞子の大きさは0.4〜
0.8×0.8〜1.6μm位であり、胞子の表面は平
滑である。 (2)各種培地における生育状態(27℃) 色の記載について( )内に示す標準は、コンティナー
・コーポレーション・オブ・アメリカのカラー・ハーモ
ニィ・マニュアル(Container Corpor
atin of AmericaのColor har
mony manual)を用いた。
【0012】(2−1)シュークロース・硝酸塩寒天培
地 発育は白色〜うす黄(2db)を呈し、気中菌糸は着生
せず、溶解性色素も認められない。 (2−2)グルコース・アスパラギン寒天培地 発育はうす黄(1ba)〜黄緑(1・1/2ec)であ
り、明るい灰色(d)の気中菌糸を着生する。溶解性色
素は認められない。 (2−3)グリセリン・アスパラギン寒天培地 淡黄緑色(1cb)〜明るい灰味を帯びたオリーブ色
(1・1/2ge)の発育上に、黄味灰色〜明るい灰色
(2dc)の気中菌糸を着生し、溶解性色素は認められ
ない。 (2−4)スターチ・無機塩寒天培地 うす黄色(1ba)〜うす黄緑(1cb)の発育上に、
明るい灰色(2fe)〜灰(a)の気中菌糸を着生し、
溶解性色素は認められない。
地 発育は白色〜うす黄(2db)を呈し、気中菌糸は着生
せず、溶解性色素も認められない。 (2−2)グルコース・アスパラギン寒天培地 発育はうす黄(1ba)〜黄緑(1・1/2ec)であ
り、明るい灰色(d)の気中菌糸を着生する。溶解性色
素は認められない。 (2−3)グリセリン・アスパラギン寒天培地 淡黄緑色(1cb)〜明るい灰味を帯びたオリーブ色
(1・1/2ge)の発育上に、黄味灰色〜明るい灰色
(2dc)の気中菌糸を着生し、溶解性色素は認められ
ない。 (2−4)スターチ・無機塩寒天培地 うす黄色(1ba)〜うす黄緑(1cb)の発育上に、
明るい灰色(2fe)〜灰(a)の気中菌糸を着生し、
溶解性色素は認められない。
【0013】(2−5)チロシン寒天培地 茶灰味黄褐(3ge)〜茶灰(4ei)の発育上に、う
す灰色の気中菌糸を遅れて僅かに着生し、溶解性色素は
黒色を呈する。 (2−6)栄養寒天培地 発育は灰黄味(3ec)であり、黄味がかった灰色(2
dc)〜うす灰(d)の気中菌糸を着生する。溶解性色
素は茶色を呈する。 (2−7)イースト・麦芽寒天培地 うすオリーブ茶(2gc)〜うす黄緑(1・1/2e
c)の発育上に、明るい灰色(3fe〜3ih)の気中
菌糸を着生し、溶解性色素は生成しないか、僅かに茶色
を帯びる。 (2−8)オートミール寒天培地 うす黄(2db)〜灰黄(3ec)の発育上に、黄味灰
(2dc)〜明るい灰(d)の気中菌糸を着生し、溶解
性色素は褐色を帯びる。
す灰色の気中菌糸を遅れて僅かに着生し、溶解性色素は
黒色を呈する。 (2−6)栄養寒天培地 発育は灰黄味(3ec)であり、黄味がかった灰色(2
dc)〜うす灰(d)の気中菌糸を着生する。溶解性色
素は茶色を呈する。 (2−7)イースト・麦芽寒天培地 うすオリーブ茶(2gc)〜うす黄緑(1・1/2e
c)の発育上に、明るい灰色(3fe〜3ih)の気中
菌糸を着生し、溶解性色素は生成しないか、僅かに茶色
を帯びる。 (2−8)オートミール寒天培地 うす黄(2db)〜灰黄(3ec)の発育上に、黄味灰
(2dc)〜明るい灰(d)の気中菌糸を着生し、溶解
性色素は褐色を帯びる。
【0014】(3)生理的性質 (3−1)生育温度範囲:マルトース・イースト・エキ
ストラクト寒天培地(マルトース1.0%、酵母エキス
(オリエンタル酵母工業株式会社製)0.4%、糸寒天
3.5%)を使用し、pH6.0において、20℃、2
4℃、27℃、30℃、37℃、50℃の各温度で実験
したところ、50℃を除いてそのいずれの温度でも生育
するが、最適温度は27℃〜37℃付近と思われる。 (3−2)ゼラチンの液化:15%単純ゼラチン培地の
場合、20℃で培養したところ、培養14日目頃から液
化がみられ、その作用は弱い方である。グルコース・ペ
プトン・ゼラチン培地の場合、20℃で培養したとこ
ろ、培養7日目頃から液化が始まり、その作用は弱い方
〜中程度である。 (3−3)スターチの加水分解:スターチ・無機塩寒天
培地を使用して27℃で培養したところ、培養5日目頃
から僅かに水解性がみられるが、その作用は弱い方であ
る。 (3−4)スキムミルクの凝固、ペプトン化:培養5日
目頃よりペプトン化が始まり、17日目頃にはほぼ完了
し、その作用は中程度〜強い方である。凝固はみられな
い。
ストラクト寒天培地(マルトース1.0%、酵母エキス
(オリエンタル酵母工業株式会社製)0.4%、糸寒天
3.5%)を使用し、pH6.0において、20℃、2
4℃、27℃、30℃、37℃、50℃の各温度で実験
したところ、50℃を除いてそのいずれの温度でも生育
するが、最適温度は27℃〜37℃付近と思われる。 (3−2)ゼラチンの液化:15%単純ゼラチン培地の
場合、20℃で培養したところ、培養14日目頃から液
化がみられ、その作用は弱い方である。グルコース・ペ
プトン・ゼラチン培地の場合、20℃で培養したとこ
ろ、培養7日目頃から液化が始まり、その作用は弱い方
〜中程度である。 (3−3)スターチの加水分解:スターチ・無機塩寒天
培地を使用して27℃で培養したところ、培養5日目頃
から僅かに水解性がみられるが、その作用は弱い方であ
る。 (3−4)スキムミルクの凝固、ペプトン化:培養5日
目頃よりペプトン化が始まり、17日目頃にはほぼ完了
し、その作用は中程度〜強い方である。凝固はみられな
い。
【0015】(3−5)メラニン様色素の生成:トリプ
トファン・イースト・ブロス、ペプトン・イースト・鉄
・寒天、およびチロシン寒天培地を使用して27℃で培
養したところ、いずれの培地でもメラニン様色素の生成
が認められる。 (3−6)各種炭素源の利用性:フリドハム・ゴトリー
ブ寒天培地上に各種の炭素源を加え、27℃において生
育を見たところ、L−アラビノース、D−キシロース、
D−グルコース、D−フルクトース、シュークロース、
イノシトール、L−ラムノース、ラフィノースを利用し
てよく発育し、D−マンニトールは利用しない。 (3−7)リンゴ酸カルシウムの溶解:リンゴ酸カルシ
ウム寒天培地を使用して27℃で培養したところ、リン
ゴ酸カルシウムの溶解が認められ、その作用は強い方で
ある。 (3−8)硝酸塩の還元反応:1.0%硝酸ナトリウム
含有ペプトン水を使用して27℃で培養したところ、陽
性である。
トファン・イースト・ブロス、ペプトン・イースト・鉄
・寒天、およびチロシン寒天培地を使用して27℃で培
養したところ、いずれの培地でもメラニン様色素の生成
が認められる。 (3−6)各種炭素源の利用性:フリドハム・ゴトリー
ブ寒天培地上に各種の炭素源を加え、27℃において生
育を見たところ、L−アラビノース、D−キシロース、
D−グルコース、D−フルクトース、シュークロース、
イノシトール、L−ラムノース、ラフィノースを利用し
てよく発育し、D−マンニトールは利用しない。 (3−7)リンゴ酸カルシウムの溶解:リンゴ酸カルシ
ウム寒天培地を使用して27℃で培養したところ、リン
ゴ酸カルシウムの溶解が認められ、その作用は強い方で
ある。 (3−8)硝酸塩の還元反応:1.0%硝酸ナトリウム
含有ペプトン水を使用して27℃で培養したところ、陽
性である。
【0016】本発明の出発物質は下記一般式(B)、
【化7】 (式中、R1はメトキシカルボニル基または水酸基を、
R2は水素原子または水酸基を表す。)で示される生物
学的に不活性なアグリコン類である。すなわち、一般式
(B)において、R1がメトキシカルボニル基、R2が水
素原子であるアクラビノン、R1およびR2が水酸基であ
るβ−ロドマイシノンが用いられ、それぞれ抗生物質C
G1−Cおよび抗生物質CG21−Cに変換される。
R2は水素原子または水酸基を表す。)で示される生物
学的に不活性なアグリコン類である。すなわち、一般式
(B)において、R1がメトキシカルボニル基、R2が水
素原子であるアクラビノン、R1およびR2が水酸基であ
るβ−ロドマイシノンが用いられ、それぞれ抗生物質C
G1−Cおよび抗生物質CG21−Cに変換される。
【0017】これらの変換用アグリコン類は、それ自体
公知の化合物であり、発酵法(Tetrahedro
n,30,3787〜3791(1974)、Jour
nalof Antibiotics,28(10),
830〜834(1975)、Journal of
Antibiotics,36(8),1080〜10
83(1983)、Journal of Antib
iotics,39(7),902〜909(198
6)、Journal of Antibiotic
s,40(1),116〜121(1987))、合成
法(Can.J.Chem.,65,31〜34(19
87)、Liebigs Ann.Chem.,10,
949〜953(1988)、Chem.Ber.,1
13(9),2976〜2993(1980))のいず
れの方法によっても製造することができる。
公知の化合物であり、発酵法(Tetrahedro
n,30,3787〜3791(1974)、Jour
nalof Antibiotics,28(10),
830〜834(1975)、Journal of
Antibiotics,36(8),1080〜10
83(1983)、Journal of Antib
iotics,39(7),902〜909(198
6)、Journal of Antibiotic
s,40(1),116〜121(1987))、合成
法(Can.J.Chem.,65,31〜34(19
87)、Liebigs Ann.Chem.,10,
949〜953(1988)、Chem.Ber.,1
13(9),2976〜2993(1980))のいず
れの方法によっても製造することができる。
【0018】本発明の抗生物質CG1−CおよびCG2
1−Cは、以下に示した方法により製造することができ
る。まず寒天斜面培地(酵母エキス0.3%、可溶性澱
粉1.0%、寒天1.5%、pH7.2)で培養し、4
〜10℃で保存された上記の変換能を有する菌株(例え
ばKE303株)を例えば澱粉、グルコース、有機窒素
源、無機塩類からなる通常の液体培地へ接種し、25〜
32℃にて1〜3日間振盪培養して種母を調製する。次
に通常の液体培地、例えばシュークロース、グルコー
ス、大豆粉、無機塩類よりなる培地へ、上記の種母を1
〜3%接種し、25〜32℃にて15〜48時間振盪培
養を行い、対数増殖期へ達した培養液に基質として、上
記アグリコン類をメタノールに溶解あるいは懸濁して最
終添加量10〜500μg/mlとなるように添加し、
さらに48〜150時間培養を続けて微生物変換させ
る。なお、発酵中の発泡を抑制するため、例えばアデカ
ノール(商品名:旭電化工業株式会社製)、シリコーン
−KM75(商品名:信越化学株式会社製)などの消泡
剤を適宜添加することができる。
1−Cは、以下に示した方法により製造することができ
る。まず寒天斜面培地(酵母エキス0.3%、可溶性澱
粉1.0%、寒天1.5%、pH7.2)で培養し、4
〜10℃で保存された上記の変換能を有する菌株(例え
ばKE303株)を例えば澱粉、グルコース、有機窒素
源、無機塩類からなる通常の液体培地へ接種し、25〜
32℃にて1〜3日間振盪培養して種母を調製する。次
に通常の液体培地、例えばシュークロース、グルコー
ス、大豆粉、無機塩類よりなる培地へ、上記の種母を1
〜3%接種し、25〜32℃にて15〜48時間振盪培
養を行い、対数増殖期へ達した培養液に基質として、上
記アグリコン類をメタノールに溶解あるいは懸濁して最
終添加量10〜500μg/mlとなるように添加し、
さらに48〜150時間培養を続けて微生物変換させ
る。なお、発酵中の発泡を抑制するため、例えばアデカ
ノール(商品名:旭電化工業株式会社製)、シリコーン
−KM75(商品名:信越化学株式会社製)などの消泡
剤を適宜添加することができる。
【0019】微生物変換が完了した培養物から抗生物質
CG1−CおよびCG21−Cを単離、採取するには、
発酵終了後の培養物を遠心分離により菌体と上澄みに分
離し、菌体から目的の抗生物質を含有する粗色素をアセ
トン、クロロホルム、メタノール、酢酸エチル、トルエ
ン、希薄鉱酸もしくは酸性緩衝液などを用いて抽出す
る。これを吸着担体、例えば合成吸着樹脂、シリカゲル
を用いたクロマトグラフィーにより処理するか、陰イオ
ン交換樹脂、陽イオン交換樹脂を用いる処理、ゲル濾
過、向流分配法などの常法を単独あるいは適宜組合せて
精製操作を行う。例えば、粗抽出物を架橋デキストラン
ゲル(セファデックスLH−20:ファルマシア社製)
カラムでゲル濾過し、目的物を未変換のアグリコンと分
離させ、次いでプレパラティブシリカゲル薄層(PF
254:メルク社製)で溶媒を変えて精製操作を繰り返す
ことにより容易に目的の抗生物質CG1−CおよびCG
21−Cを単離、採取することができる。
CG1−CおよびCG21−Cを単離、採取するには、
発酵終了後の培養物を遠心分離により菌体と上澄みに分
離し、菌体から目的の抗生物質を含有する粗色素をアセ
トン、クロロホルム、メタノール、酢酸エチル、トルエ
ン、希薄鉱酸もしくは酸性緩衝液などを用いて抽出す
る。これを吸着担体、例えば合成吸着樹脂、シリカゲル
を用いたクロマトグラフィーにより処理するか、陰イオ
ン交換樹脂、陽イオン交換樹脂を用いる処理、ゲル濾
過、向流分配法などの常法を単独あるいは適宜組合せて
精製操作を行う。例えば、粗抽出物を架橋デキストラン
ゲル(セファデックスLH−20:ファルマシア社製)
カラムでゲル濾過し、目的物を未変換のアグリコンと分
離させ、次いでプレパラティブシリカゲル薄層(PF
254:メルク社製)で溶媒を変えて精製操作を繰り返す
ことにより容易に目的の抗生物質CG1−CおよびCG
21−Cを単離、採取することができる。
【0020】また抗生物質CG1−CおよびCG21−
Cは、前述したとおりにアミノ糖を有することから、無
機酸または有機酸とのそれ自体公知の造塩反応によっ
て、容易に用いた酸に対応する酸付加塩を製造すること
ができる。好適に用いることのできる酸として、例えば
硫酸、塩酸、臭化水素酸、硝酸、リン酸、酢酸、プロピ
オン酸、マレイン酸、オレイン酸、パルミチン酸、クエ
ン酸、コハク酸、酒石酸、フマル酸、グルタミン酸、パ
ントテン酸、ラウリルスルホン酸、メタンスルホン酸、
ナフタレンスルホン酸などが挙げられる。
Cは、前述したとおりにアミノ糖を有することから、無
機酸または有機酸とのそれ自体公知の造塩反応によっ
て、容易に用いた酸に対応する酸付加塩を製造すること
ができる。好適に用いることのできる酸として、例えば
硫酸、塩酸、臭化水素酸、硝酸、リン酸、酢酸、プロピ
オン酸、マレイン酸、オレイン酸、パルミチン酸、クエ
ン酸、コハク酸、酒石酸、フマル酸、グルタミン酸、パ
ントテン酸、ラウリルスルホン酸、メタンスルホン酸、
ナフタレンスルホン酸などが挙げられる。
【0021】以下に実施例を挙げ、本発明をさらに詳細
に説明する。なお、下記の説明中特に記載がない限り表
示濃度は重量%である。
に説明する。なお、下記の説明中特に記載がない限り表
示濃度は重量%である。
【0022】
実施例1 ストレプトミセス・ガリラエウス(Streptomy
ces galilaeus)MA144−M1.KE
303株(FERM BP−2048)のYS(酵母エ
キス0.3%、可溶性澱粉1.0%、寒天1.5%、p
H7.2)斜面培養より1白金耳を採り、種母培地(可
溶性澱粉0.5%、グルコース0.5%、エスサンミー
ト(商品名:味の素株式会社製)1.0%、酵母エキス
0.1%、食塩0.1%、第二リン酸カリウム0.1
%、硫酸マグネシウム・7水和物0.1%、pH7.4
に調整、120℃、15分加熱殺菌)100mlを含む
500ml三角フラスコに接種した。これを28℃にて
2日間回転振とう培養(200rpm)して種母を作成
した。
ces galilaeus)MA144−M1.KE
303株(FERM BP−2048)のYS(酵母エ
キス0.3%、可溶性澱粉1.0%、寒天1.5%、p
H7.2)斜面培養より1白金耳を採り、種母培地(可
溶性澱粉0.5%、グルコース0.5%、エスサンミー
ト(商品名:味の素株式会社製)1.0%、酵母エキス
0.1%、食塩0.1%、第二リン酸カリウム0.1
%、硫酸マグネシウム・7水和物0.1%、pH7.4
に調整、120℃、15分加熱殺菌)100mlを含む
500ml三角フラスコに接種した。これを28℃にて
2日間回転振とう培養(200rpm)して種母を作成
した。
【0023】次いで生産培地(エスサンミート(商品
名::味の素株式会社製)3.0%、可溶性澱粉2.0
%、グルコース1.0%、酵母エキス0.1%、食塩
0.3%、第二リン酸カリウム0.1%、硫酸マグネシ
ウム・7水和物0.1%、炭酸カルシウム0.3%、ミ
ネラル混液0.1%(v/v)、pH8.2に調整、1
20℃、15分加熱殺菌)を50mlづつ500ml三
角フラスコ100本に入れ、これに上記種母を0.5m
lづつ接種した。但し、ミネラル混液は、CuSO4・
5H2Oを2.3g、FeSO4・7H2Oを0.4g、
MnCl2・4H2Oを3.2g、ZnSO4・2H2Oを
0.8gを蒸留水500mlに溶解したものである。
名::味の素株式会社製)3.0%、可溶性澱粉2.0
%、グルコース1.0%、酵母エキス0.1%、食塩
0.3%、第二リン酸カリウム0.1%、硫酸マグネシ
ウム・7水和物0.1%、炭酸カルシウム0.3%、ミ
ネラル混液0.1%(v/v)、pH8.2に調整、1
20℃、15分加熱殺菌)を50mlづつ500ml三
角フラスコ100本に入れ、これに上記種母を0.5m
lづつ接種した。但し、ミネラル混液は、CuSO4・
5H2Oを2.3g、FeSO4・7H2Oを0.4g、
MnCl2・4H2Oを3.2g、ZnSO4・2H2Oを
0.8gを蒸留水500mlに溶解したものである。
【0024】接種した培地を28℃で1日間振とう培養
した後、これに基質のアクラビノンのメタノール溶液
(3mg/ml)をフラスコ当り0.5ml(基質量と
して1.5mg)ずつ添加し、さらに4日間同一条件で
培養を継続した。培養終了後、培養液を集め、遠心分離
により菌体を分離した。集めた菌体にアセトンを5l加
え、撹拌抽出した。これを濾過し、アセトン抽出液を採
り、約0.2lまで減圧濃縮した後、リン酸でpH3.
0に調整し、さらにクロロホルムで抽出洗浄した。次い
で4N水酸化ナトリウムでpH8.0に調整し、クロロ
ホルム3l(総量)で抽出した。このクロロホルム抽出
液を少量まで減圧濃縮し、これにn−ヘキサンを過剰に
加えて沈澱させ、濾過、真空乾燥して、抗生物質CG1
−Cを含む粗粉末を得た。
した後、これに基質のアクラビノンのメタノール溶液
(3mg/ml)をフラスコ当り0.5ml(基質量と
して1.5mg)ずつ添加し、さらに4日間同一条件で
培養を継続した。培養終了後、培養液を集め、遠心分離
により菌体を分離した。集めた菌体にアセトンを5l加
え、撹拌抽出した。これを濾過し、アセトン抽出液を採
り、約0.2lまで減圧濃縮した後、リン酸でpH3.
0に調整し、さらにクロロホルムで抽出洗浄した。次い
で4N水酸化ナトリウムでpH8.0に調整し、クロロ
ホルム3l(総量)で抽出した。このクロロホルム抽出
液を少量まで減圧濃縮し、これにn−ヘキサンを過剰に
加えて沈澱させ、濾過、真空乾燥して、抗生物質CG1
−Cを含む粗粉末を得た。
【0025】実施例2 実施例1で得た抗生物質CG1−Cの粗粉末をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(φ20mm/100g;
ワコーゲルC200:和光純薬株式会社製)にかけ、ク
ロロホルム/メタノール(100:1〜20:1)混液
で展開し、CG1−Cを溶出分取した。得られた画分を
水洗した後、濃縮乾固し、CG1−Cの部分精製粉末を
得た。次にこれを分取用シリカゲル薄層(20cm×2
0cm;シリカゲル60PF254:メルク社製)を用
いて精製した。薄層の下端より2.0cmの位置に横線
状に塗布し、クロロホルム/メタノール/濃アンモニア
水(6:1:0.1)で展開した。CG1−Cに相当す
る黄色のバンド部分(Rf:約0.6)をかきとり、ク
ロロホルム/メタノール(7:1)混液で抽出した。抽
出液を水洗した後、濃縮乾固した。これを0.1M酢酸
緩衝液(pH3.0)5mlに溶解し、トルエン2ml
で抽出洗浄した。抽出した残りの水層に0.1N水酸化
ナトリウムを添加してpH8.0に調整し、クロロホル
ム10mlで抽出した。水洗した後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥させ、これを減圧濃縮した。これに過剰のn−
ヘキサンを加え、撹拌し、生成した沈澱を濾過集積し、
真空乾燥して抗生物質CG1−Cを3mg得た。
ルカラムクロマトグラフィー(φ20mm/100g;
ワコーゲルC200:和光純薬株式会社製)にかけ、ク
ロロホルム/メタノール(100:1〜20:1)混液
で展開し、CG1−Cを溶出分取した。得られた画分を
水洗した後、濃縮乾固し、CG1−Cの部分精製粉末を
得た。次にこれを分取用シリカゲル薄層(20cm×2
0cm;シリカゲル60PF254:メルク社製)を用
いて精製した。薄層の下端より2.0cmの位置に横線
状に塗布し、クロロホルム/メタノール/濃アンモニア
水(6:1:0.1)で展開した。CG1−Cに相当す
る黄色のバンド部分(Rf:約0.6)をかきとり、ク
ロロホルム/メタノール(7:1)混液で抽出した。抽
出液を水洗した後、濃縮乾固した。これを0.1M酢酸
緩衝液(pH3.0)5mlに溶解し、トルエン2ml
で抽出洗浄した。抽出した残りの水層に0.1N水酸化
ナトリウムを添加してpH8.0に調整し、クロロホル
ム10mlで抽出した。水洗した後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥させ、これを減圧濃縮した。これに過剰のn−
ヘキサンを加え、撹拌し、生成した沈澱を濾過集積し、
真空乾燥して抗生物質CG1−Cを3mg得た。
【0026】以下に本発明の抗生物質CG1−Cの理化
学的性状を示す。 (1)外観:黄色粉末 (2)融点:142〜145℃(分解) (3)比旋光度:[α]D 20 +36゜(c 0.0
1、CHCl3) (4)分子式:C42H52N2O15 (5)FABマススペクトル:((M+H)+,Δ−
1.5mmu) 825.3431 (6)UV吸収スペクトル:90%メタノール溶液中で
測定した極大吸収は下記のとおりである(単位:n
m)。 λmax(E1cm 1%):229(411)、262(2
94)、282(294)、431(115) (7)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸収
は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1672、1624
学的性状を示す。 (1)外観:黄色粉末 (2)融点:142〜145℃(分解) (3)比旋光度:[α]D 20 +36゜(c 0.0
1、CHCl3) (4)分子式:C42H52N2O15 (5)FABマススペクトル:((M+H)+,Δ−
1.5mmu) 825.3431 (6)UV吸収スペクトル:90%メタノール溶液中で
測定した極大吸収は下記のとおりである(単位:n
m)。 λmax(E1cm 1%):229(411)、262(2
94)、282(294)、431(115) (7)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸収
は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1672、1624
【0027】(8)1H−NMRスペクトル(400M
Hz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおりであ
る。 δTMS(ppm):1.09(3H,t,J=7.3
3Hz),1.23(d,J=6.60Hz),1.2
8(d,J=6.60Hz),1.43(3H,d,J
=6.61Hz),1.85(br t),2.12
(2H,dd,J=12.48Hz &J=4.40H
z),2.20(s),2.29(1H,d,J=1
5.41Hz),2.3(1H),2.52(1H,d
d,J=15.41 & J=3.67Hz),3.7
0(3H,s),3.74(1H,br s),3.7
8(1H,br s),4.00(1H,q,J=6.
60Hz),4.11(1H,s),4.16(1H,
br m),4.54(1H,q,J=6.60H
z),4.62(1H,br q),4.74(2H,
br s),5.04(1H,br s),5.26
(1H,s),5.27(1H,d,J=3.67H
z),5.29(1H,s),5.52(1H),7.
32(1H,d,J=7.34Hz),7.70(1
H,t,J=7.33Hz),7.70(1H,s),
7.84(1H,d,J=7.34Hz),12.05
(1H,br s),12.69(1H,br)
Hz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおりであ
る。 δTMS(ppm):1.09(3H,t,J=7.3
3Hz),1.23(d,J=6.60Hz),1.2
8(d,J=6.60Hz),1.43(3H,d,J
=6.61Hz),1.85(br t),2.12
(2H,dd,J=12.48Hz &J=4.40H
z),2.20(s),2.29(1H,d,J=1
5.41Hz),2.3(1H),2.52(1H,d
d,J=15.41 & J=3.67Hz),3.7
0(3H,s),3.74(1H,br s),3.7
8(1H,br s),4.00(1H,q,J=6.
60Hz),4.11(1H,s),4.16(1H,
br m),4.54(1H,q,J=6.60H
z),4.62(1H,br q),4.74(2H,
br s),5.04(1H,br s),5.26
(1H,s),5.27(1H,d,J=3.67H
z),5.29(1H,s),5.52(1H),7.
32(1H,d,J=7.34Hz),7.70(1
H,t,J=7.33Hz),7.70(1H,s),
7.84(1H,d,J=7.34Hz),12.05
(1H,br s),12.69(1H,br)
【0028】(9)13C−NMRスペクトル(100M
Hz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおりであ
る。 δTMS(ppm):6.69,15.63,17.4
3,17.87,29.66,32.16,33.7
7,34.20,43.18,52.52,57.1
3,61.57,65.39,66.68,68.2
6,70.72,71.71,72.92,74.0
3,83.29,94.90,97.50,99.3
6,101.49,114.69,115.85,12
0.17,120.95,124.82,131.3
6,132.94,133.53,137.37,14
2.64,158.42,162.17,162.6
0,171.31,181.39,192.74,19
4.13
Hz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおりであ
る。 δTMS(ppm):6.69,15.63,17.4
3,17.87,29.66,32.16,33.7
7,34.20,43.18,52.52,57.1
3,61.57,65.39,66.68,68.2
6,70.72,71.71,72.92,74.0
3,83.29,94.90,97.50,99.3
6,101.49,114.69,115.85,12
0.17,120.95,124.82,131.3
6,132.94,133.53,137.37,14
2.64,158.42,162.17,162.6
0,171.31,181.39,192.74,19
4.13
【0029】実施例3 ストレプトミセス・ガリラエウス(Streptomy
ces galilaeus)MA144−M1.KE
303株(FERM BP−2048)のYS(酵母エ
キス0.3%、可溶性澱粉1.0%、寒天1.5%、p
H7.2)斜面培養より1白金耳を採り、種母培地(可
溶性澱粉0.5%、グルコース0.5%、エスサンミー
ト(商品名:味の素株式会社製)1.0%、酵母エキス
0.1%、食塩0.1%、第二リン酸カリウム0.1
%、硫酸マグネシウム・7水和物0.1%、pH7.4
に調整、120℃、15分加熱殺菌)100mlを含む
500ml三角フラスコに接種した。これを28℃にて
2日間回転振とう培養(200rpm)して種母を作成
した。
ces galilaeus)MA144−M1.KE
303株(FERM BP−2048)のYS(酵母エ
キス0.3%、可溶性澱粉1.0%、寒天1.5%、p
H7.2)斜面培養より1白金耳を採り、種母培地(可
溶性澱粉0.5%、グルコース0.5%、エスサンミー
ト(商品名:味の素株式会社製)1.0%、酵母エキス
0.1%、食塩0.1%、第二リン酸カリウム0.1
%、硫酸マグネシウム・7水和物0.1%、pH7.4
に調整、120℃、15分加熱殺菌)100mlを含む
500ml三角フラスコに接種した。これを28℃にて
2日間回転振とう培養(200rpm)して種母を作成
した。
【0030】次いで生産培地(エスサンミート(商品
名::味の素株式会社製)3.0%、可溶性澱粉2.0
%、グルコース1.0%、酵母エキス0.1%、食塩
0.3%、第二リン酸カリウム0.1%、硫酸マグネシ
ウム・7水和物0.1%、炭酸カルシウム0.3%、ミ
ネラル混液0.1%(v/v)、pH8.2に調整、1
20℃、15分加熱殺菌)を50mlづつ500ml三
角フラスコ100本に入れ、これに上記種母を0.5m
lづつ接種した。但し、ミネラル混液は、CuSO4・
5H2Oを2.3g、FeSO4・7H2Oを0.4g、
MnCl2・4H2Oを3.2g、ZnSO4・2H2Oを
0.8gを蒸留水500mlに溶解したものである。
名::味の素株式会社製)3.0%、可溶性澱粉2.0
%、グルコース1.0%、酵母エキス0.1%、食塩
0.3%、第二リン酸カリウム0.1%、硫酸マグネシ
ウム・7水和物0.1%、炭酸カルシウム0.3%、ミ
ネラル混液0.1%(v/v)、pH8.2に調整、1
20℃、15分加熱殺菌)を50mlづつ500ml三
角フラスコ100本に入れ、これに上記種母を0.5m
lづつ接種した。但し、ミネラル混液は、CuSO4・
5H2Oを2.3g、FeSO4・7H2Oを0.4g、
MnCl2・4H2Oを3.2g、ZnSO4・2H2Oを
0.8gを蒸留水500mlに溶解したものである。
【0031】接種した培地を28℃で1日間振とう培養
した後、これに基質のβ−ロドマイシノンのメタノール
溶液(3mg/ml)をフラスコ当り0.5ml(基質
量として1.5mg)ずつ添加し、さらに4日間同一条
件で培養を継続した。培養終了後、培養液を集め、遠心
分離により菌体を分離した。集めた菌体にアセトンを5
l加え、撹拌抽出した。これを濾過し、アセトン抽出液
を採り、約0.2lまで減圧濃縮した後、リン酸でpH
3.0に調整し、さらにクロロホルムで抽出洗浄した。
次いで4N水酸化ナトリウムでpH8.0に調整し、ク
ロロホルム3l(総量)で抽出した。このクロロホルム
抽出液を少量まで減圧濃縮し、これにn−ヘキサンを過
剰に加えて沈澱させ、濾過、真空乾燥して、抗生物質C
G21−Cを含む粗粉末を得た。
した後、これに基質のβ−ロドマイシノンのメタノール
溶液(3mg/ml)をフラスコ当り0.5ml(基質
量として1.5mg)ずつ添加し、さらに4日間同一条
件で培養を継続した。培養終了後、培養液を集め、遠心
分離により菌体を分離した。集めた菌体にアセトンを5
l加え、撹拌抽出した。これを濾過し、アセトン抽出液
を採り、約0.2lまで減圧濃縮した後、リン酸でpH
3.0に調整し、さらにクロロホルムで抽出洗浄した。
次いで4N水酸化ナトリウムでpH8.0に調整し、ク
ロロホルム3l(総量)で抽出した。このクロロホルム
抽出液を少量まで減圧濃縮し、これにn−ヘキサンを過
剰に加えて沈澱させ、濾過、真空乾燥して、抗生物質C
G21−Cを含む粗粉末を得た。
【0032】実施例4 実施例3で得た抗生物質CG21−Cの粗粉末を分取用
シリカゲル薄層(20cm×20cm;シリカゲル60
PF254:メルク社製)を用いて精製した。薄層の下
端より2.0cmの位置に横線状に塗布し、クロロホル
ム/メタノール/水/酢酸/濃アンモニア水(120:
50:5:1:1)で展開した。CG21−Cに相当す
る橙色のバンド部分(Rf:約0.6)をかきとり、ク
ロロホルム/メタノール(5:1)混液で抽出した。こ
の分取用シリカゲル薄層による精製操作をもう一度繰り
返した。得られた抽出液に0.1M酢酸を加え、酸水転
溶した。水層のpHを0.1N水酸化ナトリウムでpH
8.0に調整し、クロロホルム20mlで抽出した。水
洗した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、これを減圧
濃縮した。これに過剰のn−ヘキサンを加え、撹拌し、
生成した沈澱を濾過集積し、真空乾燥して抗生物質CG
21−Cを6mg得た。
シリカゲル薄層(20cm×20cm;シリカゲル60
PF254:メルク社製)を用いて精製した。薄層の下
端より2.0cmの位置に横線状に塗布し、クロロホル
ム/メタノール/水/酢酸/濃アンモニア水(120:
50:5:1:1)で展開した。CG21−Cに相当す
る橙色のバンド部分(Rf:約0.6)をかきとり、ク
ロロホルム/メタノール(5:1)混液で抽出した。こ
の分取用シリカゲル薄層による精製操作をもう一度繰り
返した。得られた抽出液に0.1M酢酸を加え、酸水転
溶した。水層のpHを0.1N水酸化ナトリウムでpH
8.0に調整し、クロロホルム20mlで抽出した。水
洗した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、これを減圧
濃縮した。これに過剰のn−ヘキサンを加え、撹拌し、
生成した沈澱を濾過集積し、真空乾燥して抗生物質CG
21−Cを6mg得た。
【0033】以下に本発明の抗生物質CG21−Cの理
化学的性状を示す。 (1)外観:橙色粉末 (2)融点:187〜190℃(分解) (3)比旋光度:[α]D 20 +43゜(c 0.0
2、CHCl3) (4)分子式:C40H50N2O15 (5)FABマススペクトル:((M+H)+,Δ−
1.2mmu) 799.3278 (6)UV吸収スペクトル:90%メタノール溶液中で
測定した極大吸収は下記のとおりである(単位:n
m)。 λmax(E1cm 1%):203(284)、235(5
28)、255(339)、285(360)、495
(188)、529(124) (7)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸収
は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1600
化学的性状を示す。 (1)外観:橙色粉末 (2)融点:187〜190℃(分解) (3)比旋光度:[α]D 20 +43゜(c 0.0
2、CHCl3) (4)分子式:C40H50N2O15 (5)FABマススペクトル:((M+H)+,Δ−
1.2mmu) 799.3278 (6)UV吸収スペクトル:90%メタノール溶液中で
測定した極大吸収は下記のとおりである(単位:n
m)。 λmax(E1cm 1%):203(284)、235(5
28)、255(339)、285(360)、495
(188)、529(124) (7)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸収
は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1600
【0034】(8)1H−NMRスペクトル(400M
Hz、CDCl3−CD3OD(10:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δTMS(ppm):1.11(3H,t,J=7H
z),1.22(3H,d,J=7Hz),1.30
(3H,d,J=7Hz),1.42(3H,d,J=
7Hz),2.18(s),3.78(1H,br
s),3.81(1H,br s),4.03(1H,
q,J=7Hz),4.13(1H,m),4.55
(1H,q,J=7Hz),4.57(1H,q,J=
7Hz),4.88(1H),5.06(1H,br
d),5.16(1H,br s),5.18(1H,
s),5.29(1H,s),5.51(1H,br
s),6.16(1H,br s),7.33(1H,
d,J=7Hz),7.73(1H,t,J=7H
z),7.89(1H,d,J=7Hz)
Hz、CDCl3−CD3OD(10:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δTMS(ppm):1.11(3H,t,J=7H
z),1.22(3H,d,J=7Hz),1.30
(3H,d,J=7Hz),1.42(3H,d,J=
7Hz),2.18(s),3.78(1H,br
s),3.81(1H,br s),4.03(1H,
q,J=7Hz),4.13(1H,m),4.55
(1H,q,J=7Hz),4.57(1H,q,J=
7Hz),4.88(1H),5.06(1H,br
d),5.16(1H,br s),5.18(1H,
s),5.29(1H,s),5.51(1H,br
s),6.16(1H,br s),7.33(1H,
d,J=7Hz),7.73(1H,t,J=7H
z),7.89(1H,d,J=7Hz)
【0035】(9)13C−NMRスペクトル(100M
Hz、CDCl3−CD3OD(10:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δTMS(ppm):6.53,15.91,17.0
4,17.91,29.24,30.33,32.6
7,34.04,43.26,61.65,65.4
5,66.17,66.98,68.48,70.5
9,72.19,72.19,74.20,82.3
6,95.03,95.09,99.38,101.5
1,111.67,112.28,116.20,11
9.77,124.89,133.58,135.0
2,137.23,138.68,156.59,15
7.16,161.33,162.54,186.4
6,191.02,195.06
Hz、CDCl3−CD3OD(10:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δTMS(ppm):6.53,15.91,17.0
4,17.91,29.24,30.33,32.6
7,34.04,43.26,61.65,65.4
5,66.17,66.98,68.48,70.5
9,72.19,72.19,74.20,82.3
6,95.03,95.09,99.38,101.5
1,111.67,112.28,116.20,11
9.77,124.89,133.58,135.0
2,137.23,138.68,156.59,15
7.16,161.33,162.54,186.4
6,191.02,195.06
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式(A) 【化1】 (式中、R1はメトキシカルボニル基または水酸基を、
R2は水素原子または水酸基を表す。)で示される新規
アントラサイクリン抗生物質または薬理学的に許容され
るそれらの付加塩。 - 【請求項2】 式(A−1) 【化2】 で示される新規アントラサイクリン抗生物質または薬理
学的に許容されるそれらの付加塩。 - 【請求項3】 式(A−2) 【化3】 で示される新規アントラサイクリン抗生物質または薬理
学的に許容されるそれらの付加塩。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20928095A JPH0940688A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 新規アントラサイクリン抗生物質 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20928095A JPH0940688A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 新規アントラサイクリン抗生物質 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0940688A true JPH0940688A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16570336
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20928095A Pending JPH0940688A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 新規アントラサイクリン抗生物質 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0940688A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108864221A (zh) * | 2018-06-08 | 2018-11-23 | 中国科学院上海有机化学研究所 | 阿克拉霉素类似物及其制法和用途 |
-
1995
- 1995-07-26 JP JP20928095A patent/JPH0940688A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108864221A (zh) * | 2018-06-08 | 2018-11-23 | 中国科学院上海有机化学研究所 | 阿克拉霉素类似物及其制法和用途 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040629 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041102 |