JPH08259588A - 新規アントラサイクリン抗生物質 - Google Patents
新規アントラサイクリン抗生物質Info
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- JPH08259588A JPH08259588A JP8594495A JP8594495A JPH08259588A JP H08259588 A JPH08259588 A JP H08259588A JP 8594495 A JP8594495 A JP 8594495A JP 8594495 A JP8594495 A JP 8594495A JP H08259588 A JPH08259588 A JP H08259588A
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- JP
- Japan
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- formula
- anthracycline antibiotic
- antibiotic
- antibiotics
- growth
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- Pending
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 10−エピ−11−デオキシ−β−ロドマイ
シノン骨格あるいは10,11−ジデオキシ−β−ロド
マイシノン骨格を有し、三糖類が分子中に共存する新規
アントラサイクリン系抗生物質、たとえば式(I−a)
で示されるK502−3。 【効果】 マウス白血病培養細胞(L1210)に対
し、増殖抑制作用を示す。
シノン骨格あるいは10,11−ジデオキシ−β−ロド
マイシノン骨格を有し、三糖類が分子中に共存する新規
アントラサイクリン系抗生物質、たとえば式(I−a)
で示されるK502−3。 【効果】 マウス白血病培養細胞(L1210)に対
し、増殖抑制作用を示す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストレプトミセス(S
treptomyces)属に属する微生物が生産する
新規なアントラサイクリン抗生物質に関する。
treptomyces)属に属する微生物が生産する
新規なアントラサイクリン抗生物質に関する。
【0002】
【従来の技術】アントラサイクリン系抗生物質として
は、従来から放線菌の培養液から得られるダウノマイシ
ン(米国特許第3,616,242号)およびアドリア
マイシン(米国特許第3,590,028号)が知られ
ており、これらの化合物は、実験腫瘍に対して広い抗癌
スペクトルを有し、癌化学療法剤として臨床的にも広く
利用されている。しかし、ダウノマイシンおよびアドリ
アマイシンはかなり強力な抗癌作用を示すが決して満足
できるものではない。そのため発酵法、半合成法、微生
物変換法など各種の手段により種々の類縁化合物を創製
する試みが行われており、さらにいくつかのアントラサ
イクリン抗生物質、例えばアクラシノマイシンAおよび
B(特公昭51−34915号)、4−デメトキシ−1
1−デオキシダウノマイシン(特開昭57−26494
号)、ロドマイシン群抗生物質(特開昭56−1529
9号)などが提案されている。
は、従来から放線菌の培養液から得られるダウノマイシ
ン(米国特許第3,616,242号)およびアドリア
マイシン(米国特許第3,590,028号)が知られ
ており、これらの化合物は、実験腫瘍に対して広い抗癌
スペクトルを有し、癌化学療法剤として臨床的にも広く
利用されている。しかし、ダウノマイシンおよびアドリ
アマイシンはかなり強力な抗癌作用を示すが決して満足
できるものではない。そのため発酵法、半合成法、微生
物変換法など各種の手段により種々の類縁化合物を創製
する試みが行われており、さらにいくつかのアントラサ
イクリン抗生物質、例えばアクラシノマイシンAおよび
B(特公昭51−34915号)、4−デメトキシ−1
1−デオキシダウノマイシン(特開昭57−26494
号)、ロドマイシン群抗生物質(特開昭56−1529
9号)などが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】抗腫瘍剤としてのアン
トラサイクリン抗生物質は、上述したように、各種の類
縁化合物が提案され、すでに一部は臨床的にも広く利用
されているものもあり、また臨床試験に供されているも
のもある。しかし、毒性、抗癌作用双方について共に満
足できるものはない。しかも抗腫瘍剤は、試験管内試
験、動物試験の結果が必ずしも人間の抗癌作用として反
映できないため、多角的な研究が要求される。そのた
め、抗腫瘍剤として一応の評価がされているアントラサ
イクリン系抗生物質について、さらに新たな部類に属す
る化合物の提案が望まれている。
トラサイクリン抗生物質は、上述したように、各種の類
縁化合物が提案され、すでに一部は臨床的にも広く利用
されているものもあり、また臨床試験に供されているも
のもある。しかし、毒性、抗癌作用双方について共に満
足できるものはない。しかも抗腫瘍剤は、試験管内試
験、動物試験の結果が必ずしも人間の抗癌作用として反
映できないため、多角的な研究が要求される。そのた
め、抗腫瘍剤として一応の評価がされているアントラサ
イクリン系抗生物質について、さらに新たな部類に属す
る化合物の提案が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、より有用
なアントラサイクリン抗生物質またはその合成中間体と
なり得る新規化合物を提案するため鋭意研究を重ねたと
ころ、ロドマイシン生産菌の1株であるストレプトミセ
ス・ビオラセウス(Streptomycesviol
aceus)A262株の変異株が、新規なアントラサ
イクリン抗生物質を生産することを見出し、本発明を完
成した。
なアントラサイクリン抗生物質またはその合成中間体と
なり得る新規化合物を提案するため鋭意研究を重ねたと
ころ、ロドマイシン生産菌の1株であるストレプトミセ
ス・ビオラセウス(Streptomycesviol
aceus)A262株の変異株が、新規なアントラサ
イクリン抗生物質を生産することを見出し、本発明を完
成した。
【0005】本発明により提供される新規アントラサイ
クリン抗生物質は、一般式(I)
クリン抗生物質は、一般式(I)
【化10】 (式中、R1は水素原子または水酸基を表し、R2は、式
【化11】 、式
【化12】 または式
【化13】 を表す。)で示される化合物である。
【0006】これらの化合物は、10−エピ−11−デ
オキシ−β−ロドマイシノン骨格あるいは10,11−
ジデオキシ−β−ロドマイシノン骨格を有し、三糖類が
分子中に共存する点で構造上の特徴を有する従来の文献
に未載の新規な物質である。
オキシ−β−ロドマイシノン骨格あるいは10,11−
ジデオキシ−β−ロドマイシノン骨格を有し、三糖類が
分子中に共存する点で構造上の特徴を有する従来の文献
に未載の新規な物質である。
【0007】より具体的には、式(I−a)
【化14】 で示される化合物(以下、K502−3と略記する)、
【0008】式(I−b)
【化15】 で示される化合物(以下、K502−5と略記する)、
【0009】式(I−c)
【化16】 で示される化合物(以下、K502−6と略記する)、
【0010】式(I−d)
【化17】 で示される化合物(以下、K502−7と略記する)、
【0011】式(I−e)
【化18】 で示される化合物(以下、K502−8と略記する)を
提供するものである。なお以後、本明細書において各化
合物を上記略称を用いて説明する。
提供するものである。なお以後、本明細書において各化
合物を上記略称を用いて説明する。
【0012】上述の本発明の化合物は、培養白血病細胞
L1210に対して増殖阻止作用を有し、それ自体制癌
剤として有用である。 (マウス白血病L1210培養細胞に対する増殖阻害作
用)10%仔牛血清を含むRPMI1640培地(ロー
ズウエルバーグ研究所)へL1210細胞を5×104
個/ml接種し、同様に本発明の物質を0.001〜1
0μg/mlの濃度で添加し、37℃にて炭酸ガス培養
器中で48時間培養し、対照区に対する50%増殖阻害
濃度を求めた。結果を表1に示す。
L1210に対して増殖阻止作用を有し、それ自体制癌
剤として有用である。 (マウス白血病L1210培養細胞に対する増殖阻害作
用)10%仔牛血清を含むRPMI1640培地(ロー
ズウエルバーグ研究所)へL1210細胞を5×104
個/ml接種し、同様に本発明の物質を0.001〜1
0μg/mlの濃度で添加し、37℃にて炭酸ガス培養
器中で48時間培養し、対照区に対する50%増殖阻害
濃度を求めた。結果を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】本発明の化合物の製造は、ストレプトミセ
ス属に属するロドマイシン系抗生物質およびその類縁化
合物を生産する能力を有する土壌分離株または公知の菌
株を、変異源として例えば、紫外線あるいはN−メチル
−N′−ニトロ−N−ニトロソグアニジン(NTG)を
用いる通常の変異処理により容易に単離される、本発明
の化合物を生産する菌株を、適当な栄養源からなる培地
に培養することにより行うことができる。
ス属に属するロドマイシン系抗生物質およびその類縁化
合物を生産する能力を有する土壌分離株または公知の菌
株を、変異源として例えば、紫外線あるいはN−メチル
−N′−ニトロ−N−ニトロソグアニジン(NTG)を
用いる通常の変異処理により容易に単離される、本発明
の化合物を生産する菌株を、適当な栄養源からなる培地
に培養することにより行うことができる。
【0015】これらの変異株のうち具体的なものとして
は、β−ロドマイシン類生産菌ストレプトミセス・ビオ
ラセウス(Streptomyces violace
us)A262株を紫外線で変異処理して得られる変異
株SKRU−502株を挙げることができる。該菌株
は、平成6年9月29日付で工業技術院生命工学工業技
術研究所にFERM P−14566として寄託されて
いる。
は、β−ロドマイシン類生産菌ストレプトミセス・ビオ
ラセウス(Streptomyces violace
us)A262株を紫外線で変異処理して得られる変異
株SKRU−502株を挙げることができる。該菌株
は、平成6年9月29日付で工業技術院生命工学工業技
術研究所にFERM P−14566として寄託されて
いる。
【0016】以下にSKRU−502株の菌学的性状を
示す。 (1)形態 良く分枝した基中菌糸より、螺旋状の気中菌糸を形成
し、輪生枝は認められない。成熟した胞子鎖は10〜5
0個の胞子の連鎖を認める。胞子の表面はとげ状であ
る。
示す。 (1)形態 良く分枝した基中菌糸より、螺旋状の気中菌糸を形成
し、輪生枝は認められない。成熟した胞子鎖は10〜5
0個の胞子の連鎖を認める。胞子の表面はとげ状であ
る。
【0017】(2)各種培地における生育状態(28
℃) 色の記載について( )内に示す標準は、H.D.Tr
esner & E.J.Backus,System
of color wheels for Stre
ptomycete taxonomy(J.App
l.Microbiol.vol.11,335〜33
8(1963))を用い、補足的に日本色彩研究所出版
の「色の標準」を用いた。
℃) 色の記載について( )内に示す標準は、H.D.Tr
esner & E.J.Backus,System
of color wheels for Stre
ptomycete taxonomy(J.App
l.Microbiol.vol.11,335〜33
8(1963))を用い、補足的に日本色彩研究所出版
の「色の標準」を用いた。
【0018】(2−1)シュークロース・硝酸塩寒天培
地 生育は良好である。基中菌糸は、濃い赤紫〜暗い赤紫色
を呈し、気中菌糸は形成しない。薄い紫〜赤紫色の可溶
性色素を産生する。 (2−2)グルコース・アスパラギン寒天培地 生育は良好である。気中菌糸は、明るい黄味ピンク色
(7ca)であり、基中菌糸は、黄味赤〜暗い赤色を呈
する。オレンジ色の可溶性色素を産生する。 (2−3)グリセリン・アスパラギン寒天培地 生育は良好である。気中菌糸は、明るい黄味ピンク色
(7ca)であり、基中菌糸は、初め明るい黄味赤色で
あり、後に暗い赤色を呈する。明るい赤色の可溶性色素
を産生する。 (2−4)スターチ・無機塩寒天培地 生育は良好である。気中菌糸は、明るい黄味ピンク色
(7ca)である。基中菌糸は、初め明るい赤味オレン
ジ色〜赤味茶色である。ピンク色の可溶性色素を産生す
る。
地 生育は良好である。基中菌糸は、濃い赤紫〜暗い赤紫色
を呈し、気中菌糸は形成しない。薄い紫〜赤紫色の可溶
性色素を産生する。 (2−2)グルコース・アスパラギン寒天培地 生育は良好である。気中菌糸は、明るい黄味ピンク色
(7ca)であり、基中菌糸は、黄味赤〜暗い赤色を呈
する。オレンジ色の可溶性色素を産生する。 (2−3)グリセリン・アスパラギン寒天培地 生育は良好である。気中菌糸は、明るい黄味ピンク色
(7ca)であり、基中菌糸は、初め明るい黄味赤色で
あり、後に暗い赤色を呈する。明るい赤色の可溶性色素
を産生する。 (2−4)スターチ・無機塩寒天培地 生育は良好である。気中菌糸は、明るい黄味ピンク色
(7ca)である。基中菌糸は、初め明るい赤味オレン
ジ色〜赤味茶色である。ピンク色の可溶性色素を産生す
る。
【0019】(2−5)チロシン寒天培地 生育は良好である。気中菌糸は、非常に薄い紫〜明るい
黄味ピンク色(7ca)であり、基中菌糸は、赤〜暗い
赤色を呈する。赤味オレンジ色の可溶性色素を産生す
る。 (2−6)栄養寒天培地 生育は良好である。気中菌糸は、非常に薄い紫色(11
ca)であり、基中菌糸は、濃い赤紫色を呈する。ピン
ク色の可溶性色素を産生する。 (2−7)イースト・麦芽寒天培地 生育は良好である。基中菌糸は、暗い赤紫色を呈し、気
中菌糸は形成しない。ピンク色の可溶性色素を産生す
る。 (2−8)オートミール寒天培地 生育は良好である。気中菌糸は、明るい黄味ピンク色
(7ca)であり、基中菌糸は、明るい赤色を呈する。
ピンク色の可溶性色素を産生する。
黄味ピンク色(7ca)であり、基中菌糸は、赤〜暗い
赤色を呈する。赤味オレンジ色の可溶性色素を産生す
る。 (2−6)栄養寒天培地 生育は良好である。気中菌糸は、非常に薄い紫色(11
ca)であり、基中菌糸は、濃い赤紫色を呈する。ピン
ク色の可溶性色素を産生する。 (2−7)イースト・麦芽寒天培地 生育は良好である。基中菌糸は、暗い赤紫色を呈し、気
中菌糸は形成しない。ピンク色の可溶性色素を産生す
る。 (2−8)オートミール寒天培地 生育は良好である。気中菌糸は、明るい黄味ピンク色
(7ca)であり、基中菌糸は、明るい赤色を呈する。
ピンク色の可溶性色素を産生する。
【0020】(3)生理的性質 (3−1)生育温度範囲:イースト・麦芽寒天培地を使
用し、pH6.0において、20℃、28℃、33℃、
37℃、42℃の各温度で実験したところ、20℃から
37℃までの各温度で生育が認められた。 (3−2)ゼラチンの液化:グルコース・ペプトン・ゼ
ラチン培地を使用し、20℃で培養したところ、僅かに
陽性であった。 (3−3)スターチの加水分解:スターチ・無機塩寒天
培地を使用して培養したところ、陽性であった。 (3−4)脱脂牛乳の凝固、ペプトン化:僅かに凝固す
る。ペプトン化は陽性であった。 (3−5)メラニン様色素の生成:トリプトファン・イ
ーストエキス・鉄寒天培地を使用して培養したところ、
陽性であった。
用し、pH6.0において、20℃、28℃、33℃、
37℃、42℃の各温度で実験したところ、20℃から
37℃までの各温度で生育が認められた。 (3−2)ゼラチンの液化:グルコース・ペプトン・ゼ
ラチン培地を使用し、20℃で培養したところ、僅かに
陽性であった。 (3−3)スターチの加水分解:スターチ・無機塩寒天
培地を使用して培養したところ、陽性であった。 (3−4)脱脂牛乳の凝固、ペプトン化:僅かに凝固す
る。ペプトン化は陽性であった。 (3−5)メラニン様色素の生成:トリプトファン・イ
ーストエキス・鉄寒天培地を使用して培養したところ、
陽性であった。
【0021】(4)各種炭素源の利用性:フリードハム
・ゴトリーブ寒天培地上に各種の炭素源を加え、生育を
見たところ、L−アラビノース、D−キシロース、D−
グルコース、D−フルクトース、シュークロース、イノ
シトール、L−ラムノース、ラフィノース、D−マンニ
ットのいずれの炭素源も利用することができた。
・ゴトリーブ寒天培地上に各種の炭素源を加え、生育を
見たところ、L−アラビノース、D−キシロース、D−
グルコース、D−フルクトース、シュークロース、イノ
シトール、L−ラムノース、ラフィノース、D−マンニ
ットのいずれの炭素源も利用することができた。
【0022】本発明の抗生物質を生産する菌株の培養
は、放線菌の栄養源として通常使用されそれ自体公知の
培地組成物中で行うことができる。例えば、炭素源とし
ては、グルコース、グリセリン、シュークロース、澱
粉、マルトース、動植物油などが使用でき、窒素源とし
ては、大豆粉、肉エキス、酵母エキス、ペプトン、コー
ンステープリカー、綿実粕、魚粉などの有機物態窒素、
ならびに硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硝酸ナ
トリウム、リン酸アンモニウムなどの無機態窒素が使用
できる。また必要に応じて食塩、塩化カリウム、リン酸
塩、その他Mg++、Ca++、Co++、Zn++、Fe++、
Cu++、Mn++あるいはNi++などの二価金属塩類、さ
らにはアミノ酸やビタミン類などを添加することができ
る。また発酵中の発泡を抑制するため、例えばシリコー
ン−KM75(商品名:信越化学株式会社製)などの消
泡剤を添加することができる。
は、放線菌の栄養源として通常使用されそれ自体公知の
培地組成物中で行うことができる。例えば、炭素源とし
ては、グルコース、グリセリン、シュークロース、澱
粉、マルトース、動植物油などが使用でき、窒素源とし
ては、大豆粉、肉エキス、酵母エキス、ペプトン、コー
ンステープリカー、綿実粕、魚粉などの有機物態窒素、
ならびに硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硝酸ナ
トリウム、リン酸アンモニウムなどの無機態窒素が使用
できる。また必要に応じて食塩、塩化カリウム、リン酸
塩、その他Mg++、Ca++、Co++、Zn++、Fe++、
Cu++、Mn++あるいはNi++などの二価金属塩類、さ
らにはアミノ酸やビタミン類などを添加することができ
る。また発酵中の発泡を抑制するため、例えばシリコー
ン−KM75(商品名:信越化学株式会社製)などの消
泡剤を添加することができる。
【0023】温度、pH、通気撹拌および発酵時間など
の発酵条件は、使用する菌株が最大量の該化合物を蓄積
するように選択すればよい。例えば温度は、20〜40
℃、好ましくは28℃、pHは5〜9、好ましくは6〜
7において、発酵時間は1〜10日間、好ましくは6〜
7日間で発酵を行うのが有利である。
の発酵条件は、使用する菌株が最大量の該化合物を蓄積
するように選択すればよい。例えば温度は、20〜40
℃、好ましくは28℃、pHは5〜9、好ましくは6〜
7において、発酵時間は1〜10日間、好ましくは6〜
7日間で発酵を行うのが有利である。
【0024】該培養物から抗生物質K502−3、K5
02−5、K502−6、K502−7およびK502
−8を単離、採取するには、発酵終了後の培養物を遠心
分離によるか、珪藻土のような適当な濾過助剤の存在下
で濾過することにより、菌体と上澄みまたは濾液に分離
する。上澄みからはpH7〜9でクロロホルム、トルエ
ン、酢酸エチルなどの有機溶媒で抽出する。菌体から
は、必要により、アセトン、メタノール、エタノールも
しくはブタノールなどの有機溶媒を用いて抽出する。そ
れぞれ濃縮乾固して黄色の粗粉末を得る。これを吸着担
体、例えば合成吸着樹脂、シリカゲルを用いたクロマト
グラフィーにより処理するか、陰イオン交換樹脂、陽イ
オン交換樹脂を用いる処理などを単独あるいは適宜組合
せて使用することにより、抗生物質K502−3、K5
02−5、K502−6、K502−7およびK502
−8を純粋な形で採取できる。
02−5、K502−6、K502−7およびK502
−8を単離、採取するには、発酵終了後の培養物を遠心
分離によるか、珪藻土のような適当な濾過助剤の存在下
で濾過することにより、菌体と上澄みまたは濾液に分離
する。上澄みからはpH7〜9でクロロホルム、トルエ
ン、酢酸エチルなどの有機溶媒で抽出する。菌体から
は、必要により、アセトン、メタノール、エタノールも
しくはブタノールなどの有機溶媒を用いて抽出する。そ
れぞれ濃縮乾固して黄色の粗粉末を得る。これを吸着担
体、例えば合成吸着樹脂、シリカゲルを用いたクロマト
グラフィーにより処理するか、陰イオン交換樹脂、陽イ
オン交換樹脂を用いる処理などを単独あるいは適宜組合
せて使用することにより、抗生物質K502−3、K5
02−5、K502−6、K502−7およびK502
−8を純粋な形で採取できる。
【0025】以下に実施例を挙げ、本発明をさらに詳細
に説明する。
に説明する。
【0026】
実施例1 ストレプトミセス・ビオラセウス(Streptomy
ces violaceus)SKRU−502株(F
ERM P−14566)のYGS(酵母エキス0.3
%、可溶性澱粉0.5%、グルコース0.5%、寒天
1.5%、pH7.2)斜面培養より1白金耳を採り、
種母培地(可溶性澱粉0.5%、グルコース0.5%、
エスサンミート(商品名:味の素株式会社製)1.0
%、酵母エキス0.1%、食塩0.1%、第二リン酸カ
リウム0.1%、硫酸マグネシウム・7水和物0.1
%、pH7.4に調整、120℃、15分加熱殺菌)1
00mlを含む500ml坂口フラスコに接種した。こ
れを30℃にて2日間振とう培養して種母を作成した。
ces violaceus)SKRU−502株(F
ERM P−14566)のYGS(酵母エキス0.3
%、可溶性澱粉0.5%、グルコース0.5%、寒天
1.5%、pH7.2)斜面培養より1白金耳を採り、
種母培地(可溶性澱粉0.5%、グルコース0.5%、
エスサンミート(商品名:味の素株式会社製)1.0
%、酵母エキス0.1%、食塩0.1%、第二リン酸カ
リウム0.1%、硫酸マグネシウム・7水和物0.1
%、pH7.4に調整、120℃、15分加熱殺菌)1
00mlを含む500ml坂口フラスコに接種した。こ
れを30℃にて2日間振とう培養して種母を作成した。
【0027】次いで生産培地(エスサンミート(商品
名:味の素株式会社製)2.5%、可溶性澱粉4.0
%、酵母エキス0.2%、食塩0.25%、炭酸カルシ
ウム0.32%、ミネラル混液0.1%、pH7.0に
調整、120℃、15分加熱殺菌)を100mlづつ5
00ml坂口フラスコ120本に入れ、これに上記種母
を1mlづつ接種した。但し、ミネラル混液は、硫酸マ
ンガン、硫酸亜鉛、硫酸ニッケル、硫酸コバルトを各
0.9mgを蒸留水300mlに溶解し、pHを2.3
に調整したものである。
名:味の素株式会社製)2.5%、可溶性澱粉4.0
%、酵母エキス0.2%、食塩0.25%、炭酸カルシ
ウム0.32%、ミネラル混液0.1%、pH7.0に
調整、120℃、15分加熱殺菌)を100mlづつ5
00ml坂口フラスコ120本に入れ、これに上記種母
を1mlづつ接種した。但し、ミネラル混液は、硫酸マ
ンガン、硫酸亜鉛、硫酸ニッケル、硫酸コバルトを各
0.9mgを蒸留水300mlに溶解し、pHを2.3
に調整したものである。
【0028】接種した培地を30℃で7日間振とう培養
すると生産物のため培養液は黄色を呈するので、培養液
を集め、遠心分離により菌体区分と上澄区分に分離し
た。菌体区分にアセトンを9l加え、撹拌抽出した。こ
れを濾過し、アセトン抽出液を採り減圧濃縮し、クロロ
ホルム6lで抽出した。一方、上澄区分は、クロロホル
ム6lで抽出し、菌体区分からのクロロホルム抽出液と
混合し、少量まで減圧濃縮した。これにn−ヘキサンを
過剰に加えて沈澱させ、濾過、真空乾燥して、抗生物質
K502−3、K502−5、K502−6、K502
−7およびK502−8を含む粗粉末1.11gを得
た。
すると生産物のため培養液は黄色を呈するので、培養液
を集め、遠心分離により菌体区分と上澄区分に分離し
た。菌体区分にアセトンを9l加え、撹拌抽出した。こ
れを濾過し、アセトン抽出液を採り減圧濃縮し、クロロ
ホルム6lで抽出した。一方、上澄区分は、クロロホル
ム6lで抽出し、菌体区分からのクロロホルム抽出液と
混合し、少量まで減圧濃縮した。これにn−ヘキサンを
過剰に加えて沈澱させ、濾過、真空乾燥して、抗生物質
K502−3、K502−5、K502−6、K502
−7およびK502−8を含む粗粉末1.11gを得
た。
【0029】実施例2 実施例1で得たの粗粉末をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(φ29mm×400mm:ワコーゲルC20
0)にかけ、クロロホルム/メタノール(100:1〜
2:1)混液で展開し、抗生物質K502−3、K50
2−5、K502−6、K502−7およびK502−
8を溶出分取した。それぞれを濃縮乾固し、各抗生物質
の部分精製粉末を得た。引続きこれらの部分精製粉末を
分取用シリカゲル薄層(シリカゲル60PF254:メ
ルク社製)を用いて精製した。薄層の下端より2.0c
mの位置に横線状に塗布し展開した。展開溶媒は、K5
02−3の精製には、クロロホルム/メタノール(1
5:1)混液を、K502−5、K502−6およびK
502−7の精製には、クロロホルム/メタノール/濃
アンモニア水(150:10:0.2)混液を、K50
2−8の精製には、クロロホルム/メタノール/濃アン
モニア水(100:10:0.1)混液をそれぞれ使用
した。各抗生物質に相当する黄色のバンド部分をかきと
り、クロロホルム/メタノール(5:1)混液で抽出し
た。なお、クロロホルム/メタノール/濃アンモニア水
(150:10:0.2)混液を展開溶媒とするTLC
分析(シリカゲル60 F254:メルク社製)を行っ
たとき、抗生物質K502−3、K502−5、K50
2−6、K502−7およびK502−8のRf値は、
それぞれ0.92、0.78、0.58、0.67およ
び0.46である。
ラフィー(φ29mm×400mm:ワコーゲルC20
0)にかけ、クロロホルム/メタノール(100:1〜
2:1)混液で展開し、抗生物質K502−3、K50
2−5、K502−6、K502−7およびK502−
8を溶出分取した。それぞれを濃縮乾固し、各抗生物質
の部分精製粉末を得た。引続きこれらの部分精製粉末を
分取用シリカゲル薄層(シリカゲル60PF254:メ
ルク社製)を用いて精製した。薄層の下端より2.0c
mの位置に横線状に塗布し展開した。展開溶媒は、K5
02−3の精製には、クロロホルム/メタノール(1
5:1)混液を、K502−5、K502−6およびK
502−7の精製には、クロロホルム/メタノール/濃
アンモニア水(150:10:0.2)混液を、K50
2−8の精製には、クロロホルム/メタノール/濃アン
モニア水(100:10:0.1)混液をそれぞれ使用
した。各抗生物質に相当する黄色のバンド部分をかきと
り、クロロホルム/メタノール(5:1)混液で抽出し
た。なお、クロロホルム/メタノール/濃アンモニア水
(150:10:0.2)混液を展開溶媒とするTLC
分析(シリカゲル60 F254:メルク社製)を行っ
たとき、抗生物質K502−3、K502−5、K50
2−6、K502−7およびK502−8のRf値は、
それぞれ0.92、0.78、0.58、0.67およ
び0.46である。
【0030】抽出液を濃縮乾固した後、3%酢酸緩衝液
10〜20mlに溶解し、トルエン10mlで抽出洗浄
した。抽出した残りの水層に1N水酸化ナトリウムを添
加してpH8.0に調整し、クロロホルムで抽出し、抽
出液を減圧濃縮した。これにn−ヘキサンを加え、撹拌
し、生成した沈澱を濾過集積し、真空乾燥して抗生物質
K502−3、K502−5、K502−6、K502
−7およびK502−8をそれぞれ3.9mg、3.5
mg、16.6mg、1.5mgおよび10.2mg得
た。
10〜20mlに溶解し、トルエン10mlで抽出洗浄
した。抽出した残りの水層に1N水酸化ナトリウムを添
加してpH8.0に調整し、クロロホルムで抽出し、抽
出液を減圧濃縮した。これにn−ヘキサンを加え、撹拌
し、生成した沈澱を濾過集積し、真空乾燥して抗生物質
K502−3、K502−5、K502−6、K502
−7およびK502−8をそれぞれ3.9mg、3.5
mg、16.6mg、1.5mgおよび10.2mg得
た。
【0031】以下に本発明の抗生物質K502−3、K
502−5、K502−6、K502−7およびK50
2−8の理化学的性状を示す。 (1)抗生物質K502−3の理化学的性状 (1−1)外観:黄色粉末 (1−2)融点:150〜154℃(分解) (1−3)比旋光度:[α]D 20 −40.5゜(c
0.0222、CHCl3) (1−4)分子式:C40H49NO13 (1−5)FABマススペクトル:m/z 752(M
+H)+ (1−6)UV吸収スペクトル:90%メタノール溶液
中で測定した極大吸収は下記のとおりである(単位:n
m)。 λmax(E1cm 1%):430.8(163.2)、2
59.6(329.4)、228.0(520) (1−7)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸
収は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1622、1672、1732
502−5、K502−6、K502−7およびK50
2−8の理化学的性状を示す。 (1)抗生物質K502−3の理化学的性状 (1−1)外観:黄色粉末 (1−2)融点:150〜154℃(分解) (1−3)比旋光度:[α]D 20 −40.5゜(c
0.0222、CHCl3) (1−4)分子式:C40H49NO13 (1−5)FABマススペクトル:m/z 752(M
+H)+ (1−6)UV吸収スペクトル:90%メタノール溶液
中で測定した極大吸収は下記のとおりである(単位:n
m)。 λmax(E1cm 1%):430.8(163.2)、2
59.6(329.4)、228.0(520) (1−7)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸
収は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1622、1672、1732
【0032】(1−8)1H−NMRスペクトル(40
0MHz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおり
である。 δTMS(ppm):1.05(3H,t,J=7.3
4Hz),1.24(d,J=6.60Hz),1.2
8(d,J=6.60Hz),1.36(3H,d,J
=6.60Hz),1.6〜1.75(m,J=7.3
4Hz),1.8〜1.85(3H),1.93(1
H,dd,J=12.48Hz & 5.14Hz),
2.09(1H,br t,J=8.07Hz),2.
16(6H,s),2.36(1H),2.47(1
H,td,J=12.47Hz & 3.67Hz),
2.59(2H,d,J=2.93Hz),2.84
(1H,d,J=17.61Hz),3.11(1H,
d,J=18.3Hz),3.76(1H,br
s),4.02(1H,br s),4.05(1H,
q,J=6.60Hz),4.32〜4.37(2
H),4.67(1H,q,J=7.34Hz),4.
79(1H,q,J=6.60Hz),5.12(1
H,brs),5.20(1H,d,J=2.93H
z),5.24(1H,br s),5.48(1H,
br s),7.30(1H,d,J=8.80H
z),7.64(1H,s),7.69(1H,t,J
=8.07Hz),7.83(1H,d,J=7.34
Hz),12.10(1H,s),12.65(1H,
s)
0MHz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおり
である。 δTMS(ppm):1.05(3H,t,J=7.3
4Hz),1.24(d,J=6.60Hz),1.2
8(d,J=6.60Hz),1.36(3H,d,J
=6.60Hz),1.6〜1.75(m,J=7.3
4Hz),1.8〜1.85(3H),1.93(1
H,dd,J=12.48Hz & 5.14Hz),
2.09(1H,br t,J=8.07Hz),2.
16(6H,s),2.36(1H),2.47(1
H,td,J=12.47Hz & 3.67Hz),
2.59(2H,d,J=2.93Hz),2.84
(1H,d,J=17.61Hz),3.11(1H,
d,J=18.3Hz),3.76(1H,br
s),4.02(1H,br s),4.05(1H,
q,J=6.60Hz),4.32〜4.37(2
H),4.67(1H,q,J=7.34Hz),4.
79(1H,q,J=6.60Hz),5.12(1
H,brs),5.20(1H,d,J=2.93H
z),5.24(1H,br s),5.48(1H,
br s),7.30(1H,d,J=8.80H
z),7.64(1H,s),7.69(1H,t,J
=8.07Hz),7.83(1H,d,J=7.34
Hz),12.10(1H,s),12.65(1H,
s)
【0033】(1−9)13C−NMRスペクトル(10
0MHz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおり
である。 δ(ppm):7.44,16.03,16.18,1
7.91,26.99,29.30,35.14,3
7.40,39.74,42.97,43.20,6
1.48,62.98,65.27,66.94,6
7.30,70.11,70.45,74.21,7
7.94,91.55,99.06,101.09,1
13.71,115.95,120.07,121.4
6,124.70,130.86,132.53,13
3.65,137.17,146.04,161.9
3,162.54,181.74,192.71,20
8.26
0MHz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおり
である。 δ(ppm):7.44,16.03,16.18,1
7.91,26.99,29.30,35.14,3
7.40,39.74,42.97,43.20,6
1.48,62.98,65.27,66.94,6
7.30,70.11,70.45,74.21,7
7.94,91.55,99.06,101.09,1
13.71,115.95,120.07,121.4
6,124.70,130.86,132.53,13
3.65,137.17,146.04,161.9
3,162.54,181.74,192.71,20
8.26
【0034】(2)抗生物質K502−5の理化学的性
状 (2−1)外観:黄色粉末 (2−2)融点:133〜137℃(分解) (2−3)比旋光度:[α]D 20 −58.8゜(c
0.017、CHCl3) (2−4)分子式:C40H49NO14 (2−5)FABマススペクトル:m/z 768(M
+H)+ (2−6)UV吸収スペクトル:90%メタノール溶液
中で測定した極大吸収は下記のとおりである(単位:n
m)。 λmax(E1cm 1%):432.4(134)、25
7.2(269)、228.4(472) (2−7)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸
収は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1622、1672、1732
状 (2−1)外観:黄色粉末 (2−2)融点:133〜137℃(分解) (2−3)比旋光度:[α]D 20 −58.8゜(c
0.017、CHCl3) (2−4)分子式:C40H49NO14 (2−5)FABマススペクトル:m/z 768(M
+H)+ (2−6)UV吸収スペクトル:90%メタノール溶液
中で測定した極大吸収は下記のとおりである(単位:n
m)。 λmax(E1cm 1%):432.4(134)、25
7.2(269)、228.4(472) (2−7)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸
収は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1622、1672、1732
【0035】(2−8)1H−NMRスペクトル(40
0MHz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおり
である。 δTMS(ppm):1.09(t,J=7.33H
z),1.24(d),1.29(d,J=5.57H
z),1.36(d,J=6.60Hz),1.93
(br d),2.17(s),2.48(br
t),2.59(2H,d,J=2.93Hz),3.
77(1H,br s),4.01〜4.02(2
H),4.3〜4.4(2H),4.59(1H,
s),4.66(1H,q,J=7.34Hz),4.
79(1H,q,J=7.34Hz),5.13(1
H,br s),5.16(1H,t,J=2.93H
z),5.20(1H,d,J=2.93Hz),5.
48(1H,br s),7.32(1H,d,J=
8.80Hz),7.71(1H,t,J=7.33H
z),7.85(1H,d,J=7.34Hz),7.
91(1H,s),12.04(1H,s),12.6
5(1H,s)
0MHz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおり
である。 δTMS(ppm):1.09(t,J=7.33H
z),1.24(d),1.29(d,J=5.57H
z),1.36(d,J=6.60Hz),1.93
(br d),2.17(s),2.48(br
t),2.59(2H,d,J=2.93Hz),3.
77(1H,br s),4.01〜4.02(2
H),4.3〜4.4(2H),4.59(1H,
s),4.66(1H,q,J=7.34Hz),4.
79(1H,q,J=7.34Hz),5.13(1
H,br s),5.16(1H,t,J=2.93H
z),5.20(1H,d,J=2.93Hz),5.
48(1H,br s),7.32(1H,d,J=
8.80Hz),7.71(1H,t,J=7.33H
z),7.85(1H,d,J=7.34Hz),7.
91(1H,s),12.04(1H,s),12.6
5(1H,s)
【0036】(2−9)13C−NMRスペクトル(10
0MHz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおり
である。 δ(ppm):6.59,16.03,16.20,1
7.91,26.97,29.25,29.95,3
3.09,39.74,43.18,61.48,6
2.99,65.29,66.92,67.29,6
8.23,70.46,72.59,73.04,7
4.15,77.94,91.55,99.13,10
1.37,115.07,115.89,120.2
3,121.80,124.83,130.78,13
3.47,133.58,137.45,146.5
5,161.76,162.67,181.31,19
2.84,208.24
0MHz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおり
である。 δ(ppm):6.59,16.03,16.20,1
7.91,26.97,29.25,29.95,3
3.09,39.74,43.18,61.48,6
2.99,65.29,66.92,67.29,6
8.23,70.46,72.59,73.04,7
4.15,77.94,91.55,99.13,10
1.37,115.07,115.89,120.2
3,121.80,124.83,130.78,13
3.47,133.58,137.45,146.5
5,161.76,162.67,181.31,19
2.84,208.24
【0037】(3)抗生物質K502−6の理化学的性
状 (3−1)外観:黄色粉末 (3−2)融点:152〜156℃(分解) (3−3)比旋光度:[α]D 20 −19.5゜(c
0.0256、CHCl3) (3−4)分子式:C40H53NO13 (3−5)FABマススペクトル:m/z 756(M
+H)+ (3−6)UV吸収スペクトル:90%メタノール溶液
中で測定した極大吸収は下記のとおりである(単位:n
m)。 λmax(E1cm 1%):431.2(232.1)、2
89.2(186.0)、259.6(463.4)、
228.0(736.3) (3−7)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸
収は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1622、1672
状 (3−1)外観:黄色粉末 (3−2)融点:152〜156℃(分解) (3−3)比旋光度:[α]D 20 −19.5゜(c
0.0256、CHCl3) (3−4)分子式:C40H53NO13 (3−5)FABマススペクトル:m/z 756(M
+H)+ (3−6)UV吸収スペクトル:90%メタノール溶液
中で測定した極大吸収は下記のとおりである(単位:n
m)。 λmax(E1cm 1%):431.2(232.1)、2
89.2(186.0)、259.6(463.4)、
228.0(736.3) (3−7)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸
収は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1622、1672
【0038】(3−8)1H−NMRスペクトル(40
0MHz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおり
である。 δTMS(ppm):1.06(3H,t,J=7.3
3Hz),1.15,1.21(3H,d,J=6.6
0Hz),1.29(d,J=6.61Hz),2.2
6(s),2.35(1H,d,J=14.47H
z),2.84(1H,d,J=17.60Hz),
3.11(1H,d,J=17.60Hz),3.58
(1H,br s),3.66(1H),3.77(1
H,br s),4.05(1H,q,J=6.60H
z),4.1(1H),4.22(1H,q,J=6.
60Hz),4.53(1H,q,J=6.60H
z),4.85(1H,br s),5.07(1H,
d,J=2.20Hz),5.23(1H,d,J=
1.47Hz),5.51(1H,d、J=2.93H
z),7.30(1H,d,J=9.53Hz),7.
62(1H,s),7.68(1H,t,J=7.33
Hz),7.82(1H,d,J=6.60Hz),1
2.09(1H,s),12.65(1H,s)
0MHz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおり
である。 δTMS(ppm):1.06(3H,t,J=7.3
3Hz),1.15,1.21(3H,d,J=6.6
0Hz),1.29(d,J=6.61Hz),2.2
6(s),2.35(1H,d,J=14.47H
z),2.84(1H,d,J=17.60Hz),
3.11(1H,d,J=17.60Hz),3.58
(1H,br s),3.66(1H),3.77(1
H,br s),4.05(1H,q,J=6.60H
z),4.1(1H),4.22(1H,q,J=6.
60Hz),4.53(1H,q,J=6.60H
z),4.85(1H,br s),5.07(1H,
d,J=2.20Hz),5.23(1H,d,J=
1.47Hz),5.51(1H,d、J=2.93H
z),7.30(1H,d,J=9.53Hz),7.
62(1H,s),7.68(1H,t,J=7.33
Hz),7.82(1H,d,J=6.60Hz),1
2.09(1H,s),12.65(1H,s)
【0039】(3−9)13C−NMRスペクトル(10
0MHz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおり
である。 δ(ppm):7.44,16.99,17.05,1
7.94,23.95,25.53,28.93,3
4.34,35.11,37.45,42.91,6
1.63,65.51,67.05,67.23,6
8.06,68.23,70.13,70.55,7
3.83,83.53,99.45,100.30,1
01.02,113.69,115.92,120.0
4,121.42,124.70,130.78,13
2.53,133.62,137.14,145.9
6,161.92,162.52,181.71,19
2.65
0MHz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおり
である。 δ(ppm):7.44,16.99,17.05,1
7.94,23.95,25.53,28.93,3
4.34,35.11,37.45,42.91,6
1.63,65.51,67.05,67.23,6
8.06,68.23,70.13,70.55,7
3.83,83.53,99.45,100.30,1
01.02,113.69,115.92,120.0
4,121.42,124.70,130.78,13
2.53,133.62,137.14,145.9
6,161.92,162.52,181.71,19
2.65
【0040】(4)抗生物質K502−7の理化学的性
状 (4−1)外観:黄色粉末 (4−2)融点:148〜152℃(分解) (4−3)分子式:C40H51NO14 (4−4)FABマススペクトル:m/z 770(M
+H)+ (4−5)UV吸収スペクトル:90%メタノール溶液
中で測定した極大吸収は下記のとおりである(単位:n
m)。 λmax(E1cm 1%):432(117.8)、288
(106.0)、258(235.2)、228.0
(433.6) (4−6)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸
収は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1622、1728
状 (4−1)外観:黄色粉末 (4−2)融点:148〜152℃(分解) (4−3)分子式:C40H51NO14 (4−4)FABマススペクトル:m/z 770(M
+H)+ (4−5)UV吸収スペクトル:90%メタノール溶液
中で測定した極大吸収は下記のとおりである(単位:n
m)。 λmax(E1cm 1%):432(117.8)、288
(106.0)、258(235.2)、228.0
(433.6) (4−6)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸
収は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1622、1728
【0041】(4−7)1H−NMRスペクトル(40
0MHz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおり
である。 δTMS(ppm):1.09(3H,t,J=7.3
3Hz),1.16(3H,d,J=6.60Hz),
1.29(d,J=6.60Hz),1.33(3H,
d,J=6.60Hz),2.19(s),2.4〜
2.5(3H),3.68(1H,br s),3.7
6(1H,br s),4.01(1H,q,J=6.
61Hz),4.1〜4.15(1H),4.49(1
H,q,J=6.61Hz),4.5〜4.6(1
H),4.59(1H,s),5.05〜5.1(2
H),5.17(1H,br t,J=2.93H
z),5.51(1H,br s),7.32(1H,
d,J=7.33Hz),7.71(1H,t,J=
7.34Hz),7.85(1H,d,J=7.34H
z),7.90(1H,s),12.05(1H,br
s),12.64(1H,br s)
0MHz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおり
である。 δTMS(ppm):1.09(3H,t,J=7.3
3Hz),1.16(3H,d,J=6.60Hz),
1.29(d,J=6.60Hz),1.33(3H,
d,J=6.60Hz),2.19(s),2.4〜
2.5(3H),3.68(1H,br s),3.7
6(1H,br s),4.01(1H,q,J=6.
61Hz),4.1〜4.15(1H),4.49(1
H,q,J=6.61Hz),4.5〜4.6(1
H),4.59(1H,s),5.05〜5.1(2
H),5.17(1H,br t,J=2.93H
z),5.51(1H,br s),7.32(1H,
d,J=7.33Hz),7.71(1H,t,J=
7.34Hz),7.85(1H,d,J=7.34H
z),7.90(1H,s),12.05(1H,br
s),12.64(1H,br s)
【0042】(4−8)13C−NMRスペクトル(10
0MHz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおり
である。 δ(ppm):6.60,14.82,16.97,1
7.93,27.66,29.72,29.92,3
3.48,33.53,34.32,43.18,6
1.55,65.33,66.86,68.31,7
0.48,71.81,72.62,73.04,7
4.01,82.86,99.41,100.15,1
01.37,115.07,115.89,120.2
2,121.77,124.83,130.90,13
3.45,133.58,137.43,146.5
7,161.78,162.67,181.34,19
2.82,210.11
0MHz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおり
である。 δ(ppm):6.60,14.82,16.97,1
7.93,27.66,29.72,29.92,3
3.48,33.53,34.32,43.18,6
1.55,65.33,66.86,68.31,7
0.48,71.81,72.62,73.04,7
4.01,82.86,99.41,100.15,1
01.37,115.07,115.89,120.2
2,121.77,124.83,130.90,13
3.45,133.58,137.43,146.5
7,161.78,162.67,181.34,19
2.82,210.11
【0043】(5)抗生物質K502−8の理化学的性
状 (5−1)外観:黄色粉末 (5−2)融点:165〜169℃(分解) (5−3)比旋光度:[α]D 20 +14.2゜(c
0.0212、CHCl3) (5−4)分子式:C40H53NO14 (5−5)FABマススペクトル:m/z 772(M
+H)+ (5−6)UV吸収スペクトル:90%メタノール溶液
中で測定した極大吸収は下記のとおりである(単位:n
m)。 λmax(E1cm 1%):432(152.5)、258
(290.8)、228(495.3) (5−7)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸
収は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1622、1672
状 (5−1)外観:黄色粉末 (5−2)融点:165〜169℃(分解) (5−3)比旋光度:[α]D 20 +14.2゜(c
0.0212、CHCl3) (5−4)分子式:C40H53NO14 (5−5)FABマススペクトル:m/z 772(M
+H)+ (5−6)UV吸収スペクトル:90%メタノール溶液
中で測定した極大吸収は下記のとおりである(単位:n
m)。 λmax(E1cm 1%):432(152.5)、258
(290.8)、228(495.3) (5−7)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸
収は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1622、1672
【0044】(5−8)1H−NMRスペクトル(40
0MHz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおり
である。 δTMS(ppm):1.09(3H,t),1.14
(3H,d,J=6.60Hz),1.22(d,J=
6.60Hz),1.28(3H,d,J=6.60H
z),2.17(s),3.56(1H,br s),
3.66(1H,br s),3.74(1H,br
s),4.00(1H,q,J=6.60Hz),4.
0〜4.1(1H),4.22(1H,q,J=6.6
0Hz),4.52(1H,q,J=6.60Hz),
4.56(1H,s),4.85(1H,br s),
5.04(1H,d,J=2.93Hz),5.13
(1H,br d,J=2.94Hz),5.47(1
H,d,J=2.94Hz),7.31(1H,d,J
=8.07Hz),7.69(1H,t,J=8.07
Hz),7.80(1H,d,J=6.61Hz),
7.85(1H,s),12.03(1H,br
s),12.56(1H,br s)
0MHz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおり
である。 δTMS(ppm):1.09(3H,t),1.14
(3H,d,J=6.60Hz),1.22(d,J=
6.60Hz),1.28(3H,d,J=6.60H
z),2.17(s),3.56(1H,br s),
3.66(1H,br s),3.74(1H,br
s),4.00(1H,q,J=6.60Hz),4.
0〜4.1(1H),4.22(1H,q,J=6.6
0Hz),4.52(1H,q,J=6.60Hz),
4.56(1H,s),4.85(1H,br s),
5.04(1H,d,J=2.93Hz),5.13
(1H,br d,J=2.94Hz),5.47(1
H,d,J=2.94Hz),7.31(1H,d,J
=8.07Hz),7.69(1H,t,J=8.07
Hz),7.80(1H,d,J=6.61Hz),
7.85(1H,s),12.03(1H,br
s),12.56(1H,br s)
【0045】(5−9)13C−NMRスペクトル(10
0MHz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおり
である。 δ(ppm):6.57,16.97,17.00,1
7.86,23.92,25.48,29.14,2
9.93,33.07,34.36,43.17,6
1.46,65.60,66.89,67.23,6
8.04,68.32,70.43,72.61,7
2.92,73.98,83.69,99.40,10
0.32,101.42,114.89,115.8
0,120.15,121.90,124,81,13
0.84,133.21,133.45,137.3
8,146.64,161.71,162.61,18
1.30,192.66
0MHz、CDCl3):主要な吸収は、下記のとおり
である。 δ(ppm):6.57,16.97,17.00,1
7.86,23.92,25.48,29.14,2
9.93,33.07,34.36,43.17,6
1.46,65.60,66.89,67.23,6
8.04,68.32,70.43,72.61,7
2.92,73.98,83.69,99.40,10
0.32,101.42,114.89,115.8
0,120.15,121.90,124,81,13
0.84,133.21,133.45,137.3
8,146.64,161.71,162.61,18
1.30,192.66
Claims (6)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1は水素原子または水酸基を表し、R2は、式 【化2】 、式 【化3】 または式 【化4】 を表す。)で示されるアントラサイクリン抗生物質。
- 【請求項2】 前記一般式(I)のR1が水素原子であ
り、R2が式 【化5】 である請求項1記載のアントラサイクリン抗生物質。 - 【請求項3】 前記一般式(I)のR1が水酸基であ
り、R2が式 【化6】 である請求項1記載のアントラサイクリン抗生物質。 - 【請求項4】 前記一般式(I)のR1が水素原子であ
り、R2が式 【化7】 である請求項1記載のアントラサイクリン抗生物質。 - 【請求項5】 前記一般式(I)のR1が水酸基であ
り、R2が式 【化8】 である請求項1記載のアントラサイクリン抗生物質。 - 【請求項6】 前記一般式(I)のR1が水酸基であ
り、R2が式 【化9】 である請求項1記載のアントラサイクリン抗生物質。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8594495A JPH08259588A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 新規アントラサイクリン抗生物質 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8594495A JPH08259588A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 新規アントラサイクリン抗生物質 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08259588A true JPH08259588A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13872880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8594495A Pending JPH08259588A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 新規アントラサイクリン抗生物質 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08259588A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001515040A (ja) * | 1997-08-13 | 2001-09-18 | ジェム ファーマスーティカル インク | 13−デオキシアントラサイクリン誘導体及びその製造方法 |
| CN115316135A (zh) * | 2022-08-23 | 2022-11-11 | 中国农业科学院农业资源与农业区划研究所 | 一种二月兰收获方法及收获装置 |
-
1995
- 1995-03-20 JP JP8594495A patent/JPH08259588A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001515040A (ja) * | 1997-08-13 | 2001-09-18 | ジェム ファーマスーティカル インク | 13−デオキシアントラサイクリン誘導体及びその製造方法 |
| EP1011687A4 (en) * | 1997-08-13 | 2003-08-27 | Gem Pharmaceuticals Inc | 13-DEOXYANTHRACYCLINE DERIVATIVES AND PROCESSES FOR THEIR PREPARATION |
| JP2010215662A (ja) * | 1997-08-13 | 2010-09-30 | Gem Pharmaceuticals Inc | 13−デオキシアントラサイクリン誘導体及びその製造方法 |
| CN115316135A (zh) * | 2022-08-23 | 2022-11-11 | 中国农业科学院农业资源与农业区划研究所 | 一种二月兰收获方法及收获装置 |
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