JPH08113587A - 新規アントラサイクリン抗生物質 - Google Patents
新規アントラサイクリン抗生物質Info
- Publication number
- JPH08113587A JPH08113587A JP27428394A JP27428394A JPH08113587A JP H08113587 A JPH08113587 A JP H08113587A JP 27428394 A JP27428394 A JP 27428394A JP 27428394 A JP27428394 A JP 27428394A JP H08113587 A JPH08113587 A JP H08113587A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antibiotic
- streptomyces
- concentrated
- formula
- microbes
- Prior art date
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- Pending
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 下記式、
【化1】
(式中、R1およびR2は
【化2】
または水素原子を表す。但し、R1とR2が共に水素原子
である場合を除く。)で示される新規アントラサイクリ
ン系抗生物質。 【効果】 マウス白血病培養細胞(L1210)に対
し、増殖抑制作用を示す。
である場合を除く。)で示される新規アントラサイクリ
ン系抗生物質。 【効果】 マウス白血病培養細胞(L1210)に対
し、増殖抑制作用を示す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストレプトミセス(S
treptomyces)属に属する微生物が生産する
新規なアントラサイクリン抗生物質に関する。
treptomyces)属に属する微生物が生産する
新規なアントラサイクリン抗生物質に関する。
【0002】
【従来の技術】アントラサイクリン系抗生物質として
は、従来から放線菌の培養液から得られるダウノマイシ
ン(米国特許第3,616,242号)およびアドリア
マイシン(米国特許第3,590,028号)が知られ
ており、これらの化合物は、実験腫瘍に対して広い抗癌
スペクトルを有し、癌化学療法剤として臨床的にも広く
利用されている。しかし、ダウノマイシンおよびアドリ
アマイシンはかなり強力な抗癌作用を示すが決して満足
できるものではない。そのため発酵法、半合成法、微生
物変換法など各種の手段により種々の類縁化合物を創製
する試みが行われており、さらにいくつかのアントラサ
イクリン抗生物質、例えばアクラシノマイシンAおよび
B(特公昭51−34915号)、4−デメトキシ−1
1−デオキシダウノマイシン(特開昭57−26494
号)、ロドマイシン群抗生物質(特開昭56−1529
9号)などが提案されている。
は、従来から放線菌の培養液から得られるダウノマイシ
ン(米国特許第3,616,242号)およびアドリア
マイシン(米国特許第3,590,028号)が知られ
ており、これらの化合物は、実験腫瘍に対して広い抗癌
スペクトルを有し、癌化学療法剤として臨床的にも広く
利用されている。しかし、ダウノマイシンおよびアドリ
アマイシンはかなり強力な抗癌作用を示すが決して満足
できるものではない。そのため発酵法、半合成法、微生
物変換法など各種の手段により種々の類縁化合物を創製
する試みが行われており、さらにいくつかのアントラサ
イクリン抗生物質、例えばアクラシノマイシンAおよび
B(特公昭51−34915号)、4−デメトキシ−1
1−デオキシダウノマイシン(特開昭57−26494
号)、ロドマイシン群抗生物質(特開昭56−1529
9号)などが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】抗腫瘍剤としてのアン
トラサイクリン抗生物質は、上述したように、各種の類
縁化合物が提案され、すでに一部は臨床的にも広く利用
されているものもあり、また臨床試験に供されているも
のもある。しかし、毒性、抗癌作用双方について共に満
足できるものはない。しかも抗腫瘍剤は、試験管内試
験、動物試験の結果が必ずしも人間の抗癌作用として反
映できないため、多角的な研究が要求される。そのた
め、抗腫瘍剤として一応の評価がされているアントラサ
イクリン系抗生物質について、さらに新たな部類に属す
る化合物の提案が望まれている。
トラサイクリン抗生物質は、上述したように、各種の類
縁化合物が提案され、すでに一部は臨床的にも広く利用
されているものもあり、また臨床試験に供されているも
のもある。しかし、毒性、抗癌作用双方について共に満
足できるものはない。しかも抗腫瘍剤は、試験管内試
験、動物試験の結果が必ずしも人間の抗癌作用として反
映できないため、多角的な研究が要求される。そのた
め、抗腫瘍剤として一応の評価がされているアントラサ
イクリン系抗生物質について、さらに新たな部類に属す
る化合物の提案が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、より有用
なアントラサイクリン抗生物質またはその合成中間体と
なり得る新規化合物を提案するため鋭意研究を重ねたと
ころ、ロドマイシン生産菌の1株であるストレプトミセ
ス・ビオラセウス(Streptomycesviol
aceus)A262株の変異株が、新規なアントラサ
イクリン抗生物質を生産することを見出し、本発明を完
成した。
なアントラサイクリン抗生物質またはその合成中間体と
なり得る新規化合物を提案するため鋭意研究を重ねたと
ころ、ロドマイシン生産菌の1株であるストレプトミセ
ス・ビオラセウス(Streptomycesviol
aceus)A262株の変異株が、新規なアントラサ
イクリン抗生物質を生産することを見出し、本発明を完
成した。
【0005】本発明により提供される新規アントラサイ
クリン抗生物質は、一般式(I)
クリン抗生物質は、一般式(I)
【化3】 (式中、R1およびR2は
【化4】 または水素原子を表す。但し、R1とR2が共に水素原子
である場合を除く。)で示される化合物である。
である場合を除く。)で示される化合物である。
【0006】これらの化合物は、10−エピ−11−デ
オキシ−β−ロドマイシノン骨格を有し、ロドサミンま
たは3’−N−モノデメチルロドサミンが分子中に共存
する点で構造上の特徴を有する従来の文献に未載の新規
な物質である。
オキシ−β−ロドマイシノン骨格を有し、ロドサミンま
たは3’−N−モノデメチルロドサミンが分子中に共存
する点で構造上の特徴を有する従来の文献に未載の新規
な物質である。
【0007】より具体的には、式(I−a)
【化5】 で示される化合物(以下、K502aと略記する)、
【0008】式(I−b)
【化6】 で示される化合物(以下、K502bと略記する)、
【0009】式(I−c)
【化7】 で示される化合物(以下、K502cと略記する)、
【0010】式(I−d)
【化8】 で示される化合物(以下、K502dと略記する)、
【0011】式(I−e)
【化9】 で示される化合物(以下、K502eと略記する)を提
供するものである。なお以後、本明細書において各化合
物を上記略称を用いて説明する。
供するものである。なお以後、本明細書において各化合
物を上記略称を用いて説明する。
【0012】上述の本発明の化合物は、培養白血病細胞
L1210に対して増殖阻止作用を有し、それ自体制癌
剤として有用である。 (マウス白血病L1210培養細胞に対する増殖阻害作
用)10%仔牛血清を含むRPMI1640培地(ロー
ズウエルバーグ研究所)へL1210細胞を5×104
個/ml接種し、同様に本発明の物質を0.005〜1
0μg/mlの濃度で添加し、37℃にて炭酸ガス培養
器中で48時間培養し、対照区に対する50%増殖阻害
濃度を求めた。なお、本発明の化合物は、0.01M酢
酸(pH3.0)中に1mg/ml濃度で溶解した後、
Dulbecco PBS(−)(日水製薬株式会社
製)で希釈し、添加した。結果を表1に示す。
L1210に対して増殖阻止作用を有し、それ自体制癌
剤として有用である。 (マウス白血病L1210培養細胞に対する増殖阻害作
用)10%仔牛血清を含むRPMI1640培地(ロー
ズウエルバーグ研究所)へL1210細胞を5×104
個/ml接種し、同様に本発明の物質を0.005〜1
0μg/mlの濃度で添加し、37℃にて炭酸ガス培養
器中で48時間培養し、対照区に対する50%増殖阻害
濃度を求めた。なお、本発明の化合物は、0.01M酢
酸(pH3.0)中に1mg/ml濃度で溶解した後、
Dulbecco PBS(−)(日水製薬株式会社
製)で希釈し、添加した。結果を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】本発明の化合物の製造は、ストレプトミセ
ス属に属するロドマイシン系抗生物質およびその類縁化
合物を生産する能力を有する土壌分離株または公知の菌
株を、変異源として例えば、紫外線あるいはN−メチル
−N′−ニトロ−N−ニトロソグアニジン(NTG)を
用いる通常の変異処理により容易に単離される、本発明
の化合物を生産する菌株を、適当な栄養源からなる培地
に培養することにより、さらに好ましくはその培養液を
適当な条件下で酸処理することにより行うことができ
る。
ス属に属するロドマイシン系抗生物質およびその類縁化
合物を生産する能力を有する土壌分離株または公知の菌
株を、変異源として例えば、紫外線あるいはN−メチル
−N′−ニトロ−N−ニトロソグアニジン(NTG)を
用いる通常の変異処理により容易に単離される、本発明
の化合物を生産する菌株を、適当な栄養源からなる培地
に培養することにより、さらに好ましくはその培養液を
適当な条件下で酸処理することにより行うことができ
る。
【0015】これらの変異株のうち具体的なものとして
は、β−ロドマイシン類生産菌ストレプトミセス・ビオ
ラセウス(Streptomyces violace
us)A262株を紫外線で変異処理して得られる変異
株SKRU−502株を挙げることができる。該菌株
は、平成6年9月29日付で工業技術院生命工学工業技
術研究所にFERM P−14566として寄託されて
いる。
は、β−ロドマイシン類生産菌ストレプトミセス・ビオ
ラセウス(Streptomyces violace
us)A262株を紫外線で変異処理して得られる変異
株SKRU−502株を挙げることができる。該菌株
は、平成6年9月29日付で工業技術院生命工学工業技
術研究所にFERM P−14566として寄託されて
いる。
【0016】以下にSKRU−502株の菌学的性状を
示す。 (1)形態 良く分枝した基中菌糸より、螺旋状の気中菌糸を形成
し、輪生枝は認められない。成熟した胞子鎖は10〜5
0個の胞子の連鎖を認める。胞子の表面はとげ状であ
る。
示す。 (1)形態 良く分枝した基中菌糸より、螺旋状の気中菌糸を形成
し、輪生枝は認められない。成熟した胞子鎖は10〜5
0個の胞子の連鎖を認める。胞子の表面はとげ状であ
る。
【0017】(2)各種培地における生育状態(28
℃) 色の記載について( )内に示す標準は、H.D.Tr
esner & E.J.Backus,System
of color wheels for Stre
ptomycete taxonomy(J.App
l.Microbiol.vol.11,335〜33
8(1963))を用い、補足的に日本色彩研究所出版
の「色の標準」を用いた。
℃) 色の記載について( )内に示す標準は、H.D.Tr
esner & E.J.Backus,System
of color wheels for Stre
ptomycete taxonomy(J.App
l.Microbiol.vol.11,335〜33
8(1963))を用い、補足的に日本色彩研究所出版
の「色の標準」を用いた。
【0018】(2−1)シュークロース・硝酸塩寒天培
地 生育は良好である。基中菌糸は、濃い赤紫〜暗い赤紫色
を呈し、気中菌糸は形成しない。薄い紫〜赤紫色の可溶
性色素を産生する。 (2−2)グルコース・アスパラギン寒天培地 生育は良好である。気中菌糸は、明るい黄味ピンク色
(7ca)であり、基中菌糸は、黄味赤〜暗い赤色を呈
する。オレンジ色の可溶性色素を産生する。 (2−3)グリセリン・アスパラギン寒天培地 生育は良好である。気中菌糸は、明るい黄味ピンク色
(7ca)であり、基中菌糸は、初め明るい黄味赤色で
あり、後に暗い赤色を呈する。明るい赤色の可溶性色素
を産生する。 (2−4)スターチ・無機塩寒天培地 生育は良好である。気中菌糸は、明るい黄味ピンク色
(7ca)である。基中菌糸は、初め明るい赤味オレン
ジ色〜赤味茶色である。ピンク色の可溶性色素を産生す
る。
地 生育は良好である。基中菌糸は、濃い赤紫〜暗い赤紫色
を呈し、気中菌糸は形成しない。薄い紫〜赤紫色の可溶
性色素を産生する。 (2−2)グルコース・アスパラギン寒天培地 生育は良好である。気中菌糸は、明るい黄味ピンク色
(7ca)であり、基中菌糸は、黄味赤〜暗い赤色を呈
する。オレンジ色の可溶性色素を産生する。 (2−3)グリセリン・アスパラギン寒天培地 生育は良好である。気中菌糸は、明るい黄味ピンク色
(7ca)であり、基中菌糸は、初め明るい黄味赤色で
あり、後に暗い赤色を呈する。明るい赤色の可溶性色素
を産生する。 (2−4)スターチ・無機塩寒天培地 生育は良好である。気中菌糸は、明るい黄味ピンク色
(7ca)である。基中菌糸は、初め明るい赤味オレン
ジ色〜赤味茶色である。ピンク色の可溶性色素を産生す
る。
【0019】(2−5)チロシン寒天培地 生育は良好である。気中菌糸は、非常に薄い紫〜明るい
黄味ピンク色(7ca)であり、基中菌糸は、赤〜暗い
赤色を呈する。赤味オレンジ色の可溶性色素を産生す
る。 (2−6)栄養寒天培地 生育は良好である。気中菌糸は、非常に薄い紫色(11
ca)であり、基中菌糸は、濃い赤紫色を呈する。ピン
ク色の可溶性色素を産生する。 (2−7)イースト・麦芽寒天培地 生育は良好である。基中菌糸は、暗い赤紫色を呈し、気
中菌糸は形成しない。ピンク色の可溶性色素を産生す
る。 (2−8)オートミール寒天培地 生育は良好である。気中菌糸は、明るい黄味ピンク色
(7ca)であり、基中菌糸は、明るい赤色を呈する。
ピンク色の可溶性色素を産生する。
黄味ピンク色(7ca)であり、基中菌糸は、赤〜暗い
赤色を呈する。赤味オレンジ色の可溶性色素を産生す
る。 (2−6)栄養寒天培地 生育は良好である。気中菌糸は、非常に薄い紫色(11
ca)であり、基中菌糸は、濃い赤紫色を呈する。ピン
ク色の可溶性色素を産生する。 (2−7)イースト・麦芽寒天培地 生育は良好である。基中菌糸は、暗い赤紫色を呈し、気
中菌糸は形成しない。ピンク色の可溶性色素を産生す
る。 (2−8)オートミール寒天培地 生育は良好である。気中菌糸は、明るい黄味ピンク色
(7ca)であり、基中菌糸は、明るい赤色を呈する。
ピンク色の可溶性色素を産生する。
【0020】(3)生理的性質 (3−1)生育温度範囲:イースト・麦芽寒天培地を使
用し、pH6.0において、20℃、28℃、33℃、
37℃、42℃の各温度で実験したところ、20℃から
37℃までの各温度で生育が認められた。 (3−2)ゼラチンの液化:グルコース・ペプトン・ゼ
ラチン培地を使用し、20℃で培養したところ、僅かに
陽性であった。 (3−3)スターチの加水分解:スターチ・無機塩寒天
培地を使用して培養したところ、陽性であった。 (3−4)脱脂牛乳の凝固、ペプトン化:僅かに凝固す
る。ペプトン化は陽性であった。 (3−5)メラニン様色素の生成:トリプトファン・イ
ーストエキス・鉄寒天培地を使用して培養したところ、
陽性であった。
用し、pH6.0において、20℃、28℃、33℃、
37℃、42℃の各温度で実験したところ、20℃から
37℃までの各温度で生育が認められた。 (3−2)ゼラチンの液化:グルコース・ペプトン・ゼ
ラチン培地を使用し、20℃で培養したところ、僅かに
陽性であった。 (3−3)スターチの加水分解:スターチ・無機塩寒天
培地を使用して培養したところ、陽性であった。 (3−4)脱脂牛乳の凝固、ペプトン化:僅かに凝固す
る。ペプトン化は陽性であった。 (3−5)メラニン様色素の生成:トリプトファン・イ
ーストエキス・鉄寒天培地を使用して培養したところ、
陽性であった。
【0021】(4)各種炭素源の利用性:フリードハム
・ゴトリーブ寒天培地上に各種の炭素源を加え、生育を
見たところ、L−アラビノース、D−キシロース、D−
グルコース、D−フルクトース、シュークロース、イノ
シトール、L−ラムノース、ラフィノース、D−マンニ
ットのいずれの炭素源も利用することができた。
・ゴトリーブ寒天培地上に各種の炭素源を加え、生育を
見たところ、L−アラビノース、D−キシロース、D−
グルコース、D−フルクトース、シュークロース、イノ
シトール、L−ラムノース、ラフィノース、D−マンニ
ットのいずれの炭素源も利用することができた。
【0022】本発明の抗生物質を生産する菌株の培養
は、放線菌の栄養源として通常使用されそれ自体公知の
培地組成物中で行うことができる。例えば、炭素源とし
ては、グルコース、グリセリン、シュークロース、澱
粉、マルトース、動植物油などが使用でき、窒素源とし
ては、大豆粉、肉エキス、酵母エキス、ペプトン、コー
ンステープリカー、綿実粕、魚粉などの有機物態窒素、
ならびに硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硝酸ナ
トリウム、リン酸アンモニウムなどの無機態窒素が使用
できる。また必要に応じて食塩、塩化カリウム、リン酸
塩、その他Mg++、Ca++、Co++、Zn++、Fe++、
Cu++、Mn++あるいはNi++などの二価金属塩類、さ
らにはアミノ酸やビタミン類などを添加することができ
る。また発酵中の発泡を抑制するため、例えばシリコー
ン−KM75(商品名:信越化学株式会社製)などの消
泡剤を添加することができる。
は、放線菌の栄養源として通常使用されそれ自体公知の
培地組成物中で行うことができる。例えば、炭素源とし
ては、グルコース、グリセリン、シュークロース、澱
粉、マルトース、動植物油などが使用でき、窒素源とし
ては、大豆粉、肉エキス、酵母エキス、ペプトン、コー
ンステープリカー、綿実粕、魚粉などの有機物態窒素、
ならびに硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硝酸ナ
トリウム、リン酸アンモニウムなどの無機態窒素が使用
できる。また必要に応じて食塩、塩化カリウム、リン酸
塩、その他Mg++、Ca++、Co++、Zn++、Fe++、
Cu++、Mn++あるいはNi++などの二価金属塩類、さ
らにはアミノ酸やビタミン類などを添加することができ
る。また発酵中の発泡を抑制するため、例えばシリコー
ン−KM75(商品名:信越化学株式会社製)などの消
泡剤を添加することができる。
【0023】温度、pH、通気撹拌および発酵時間など
の発酵条件は、使用する菌株が最大量の該化合物を蓄積
するように選択すればよい。例えば温度は、20〜40
℃、好ましくは28℃、pHは5〜9、好ましくは6〜
7において、発酵時間は1〜10日間、好ましくは6〜
7日間で発酵を行うのが有利である。
の発酵条件は、使用する菌株が最大量の該化合物を蓄積
するように選択すればよい。例えば温度は、20〜40
℃、好ましくは28℃、pHは5〜9、好ましくは6〜
7において、発酵時間は1〜10日間、好ましくは6〜
7日間で発酵を行うのが有利である。
【0024】培養物から本発明の抗生物質K502a、
K502b、K502c、K502dおよびK502e
を単離、採取するには、発酵終了後の培養物をそのま
ま、あるいは濃塩酸、濃硫酸、濃リン酸を加えて、pH
を1.0〜2.0、好ましくはpH1.0とした後、お
よそ1〜10時間室温あるいは加温下にて撹拌する。こ
れを遠心分離するか、または珪藻土のような適当な濾過
助剤の存在下で濾過することにより、菌体と上清または
濾液に分離する。
K502b、K502c、K502dおよびK502e
を単離、採取するには、発酵終了後の培養物をそのま
ま、あるいは濃塩酸、濃硫酸、濃リン酸を加えて、pH
を1.0〜2.0、好ましくはpH1.0とした後、お
よそ1〜10時間室温あるいは加温下にて撹拌する。こ
れを遠心分離するか、または珪藻土のような適当な濾過
助剤の存在下で濾過することにより、菌体と上清または
濾液に分離する。
【0025】上清または濾液からはpH7〜9でクロロ
ホルム、トルエン、酢酸エチル、ブタノールなどの有機
溶媒で抽出するか、あるいは適当な吸着担体、例えば合
成吸着樹脂(例えば、ダイヤイオンHP−20(商品
名:三菱樹脂株式会社製))、イオン交換樹脂で処理し
吸着させた後、含水アセトンやメタノールで抽出する。
一方、菌体からは、必要により、アセトン、メタノー
ル、エタノールもしくはブタノールなどの有機溶媒を用
いて抽出する。いずれも濃縮乾固して粗粉末を採取し、
シリカゲルを用いたカラムおよび薄層クロマトグラフィ
ーあるいは高速液体クロマトグラフィーなどを単独ある
いは適宜組合せて使用することにより、抗生物質K50
2a、K502b、K502c、K502dおよびK5
02eを精製、単離することができる。
ホルム、トルエン、酢酸エチル、ブタノールなどの有機
溶媒で抽出するか、あるいは適当な吸着担体、例えば合
成吸着樹脂(例えば、ダイヤイオンHP−20(商品
名:三菱樹脂株式会社製))、イオン交換樹脂で処理し
吸着させた後、含水アセトンやメタノールで抽出する。
一方、菌体からは、必要により、アセトン、メタノー
ル、エタノールもしくはブタノールなどの有機溶媒を用
いて抽出する。いずれも濃縮乾固して粗粉末を採取し、
シリカゲルを用いたカラムおよび薄層クロマトグラフィ
ーあるいは高速液体クロマトグラフィーなどを単独ある
いは適宜組合せて使用することにより、抗生物質K50
2a、K502b、K502c、K502dおよびK5
02eを精製、単離することができる。
【0026】以下に実施例を挙げ、本発明をさらに詳細
に説明する。
に説明する。
【0027】
実施例1 ストレプトミセス・ビオラセウス(Streptomy
ces violaceus)SKRU−502株(F
ERM P−14566)のYGS(酵母エキス0.3
%、可溶性澱粉0.5%、グルコース0.5%、寒天
1.5%、pH7.2)斜面培養より1白金耳を採り、
種母培地(可溶性澱粉0.5%、グルコース0.5%、
エスサンミート(商品名:味の素株式会社製)1.0
%、酵母エキス0.1%、食塩0.1%、第二リン酸カ
リウム0.1%、硫酸マグネシウム・7水和物0.1
%、pH7.4に調整、120℃、15分加熱殺菌)1
00mlを含む500ml坂口フラスコに接種した。こ
れを30℃にて2日間振とう培養して種母を作成した。
ces violaceus)SKRU−502株(F
ERM P−14566)のYGS(酵母エキス0.3
%、可溶性澱粉0.5%、グルコース0.5%、寒天
1.5%、pH7.2)斜面培養より1白金耳を採り、
種母培地(可溶性澱粉0.5%、グルコース0.5%、
エスサンミート(商品名:味の素株式会社製)1.0
%、酵母エキス0.1%、食塩0.1%、第二リン酸カ
リウム0.1%、硫酸マグネシウム・7水和物0.1
%、pH7.4に調整、120℃、15分加熱殺菌)1
00mlを含む500ml坂口フラスコに接種した。こ
れを30℃にて2日間振とう培養して種母を作成した。
【0028】次いで生産培地(エスサンミート(商品
名:味の素株式会社製)2.5%、可溶性澱粉4.0
%、酵母エキス0.2%、食塩0.25%、炭酸カルシ
ウム0.32%、ミネラル混液0.1%、pH7.0に
調整、120℃、15分加熱殺菌)を100mlづつ5
00ml坂口フラスコ60本に入れ、これに上記種母を
1mlづつ接種した。但し、ミネラル混液は、硫酸マン
ガン、硫酸亜鉛、硫酸ニッケル、硫酸コバルトを各0.
9mgを蒸留水300mlに溶解し、pHを2.3に調
整したものである。
名:味の素株式会社製)2.5%、可溶性澱粉4.0
%、酵母エキス0.2%、食塩0.25%、炭酸カルシ
ウム0.32%、ミネラル混液0.1%、pH7.0に
調整、120℃、15分加熱殺菌)を100mlづつ5
00ml坂口フラスコ60本に入れ、これに上記種母を
1mlづつ接種した。但し、ミネラル混液は、硫酸マン
ガン、硫酸亜鉛、硫酸ニッケル、硫酸コバルトを各0.
9mgを蒸留水300mlに溶解し、pHを2.3に調
整したものである。
【0029】接種した培地を30℃で7日間往復振とう
培養した。培養液を回収し、濃塩酸を添加してpHを
1.0に調整した。これを65℃で2時間加熱撹拌した
後、遠心分離にて菌体と上清に分離した。菌体にはアセ
トン6lを加え、よく撹拌して抽出した後、濾過してア
セトン抽出液を得た。これを減圧濃縮した後、4M水酸
化ナトリウム溶液でpH8.0に調整し、クロロホルム
4.5lで抽出した。一方、遠心上清に関しては、4M
水酸化ナトリウム溶液でpH8.0に調整し、クロロホ
ルム6l(総量)で抽出した。菌体からのクロロホルム
抽出液と混合し、少量まで減圧濃縮した。これにn−ヘ
キサンを過剰に加えて沈澱させ、濾過、真空乾燥して、
抗生物質K502a、K502b、K502c、K50
2dおよびK502eを含む粗粉末1.1gを得た。
培養した。培養液を回収し、濃塩酸を添加してpHを
1.0に調整した。これを65℃で2時間加熱撹拌した
後、遠心分離にて菌体と上清に分離した。菌体にはアセ
トン6lを加え、よく撹拌して抽出した後、濾過してア
セトン抽出液を得た。これを減圧濃縮した後、4M水酸
化ナトリウム溶液でpH8.0に調整し、クロロホルム
4.5lで抽出した。一方、遠心上清に関しては、4M
水酸化ナトリウム溶液でpH8.0に調整し、クロロホ
ルム6l(総量)で抽出した。菌体からのクロロホルム
抽出液と混合し、少量まで減圧濃縮した。これにn−ヘ
キサンを過剰に加えて沈澱させ、濾過、真空乾燥して、
抗生物質K502a、K502b、K502c、K50
2dおよびK502eを含む粗粉末1.1gを得た。
【0030】実施例2 実施例1で得た粗粉末1.1gをシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(φ29mm×400mm:ワコーゲル
C200(商品名:和光純薬株式会社製))にかけ、ク
ロロホルム/メタノール(100:1〜2:1)の溶媒
系で展開し、抗生物質K502a、K502b、K50
2c、K502dおよびK502eの該当画分をそれぞ
れ濃縮乾固し、各部分精製粉末を得た。
マトグラフィー(φ29mm×400mm:ワコーゲル
C200(商品名:和光純薬株式会社製))にかけ、ク
ロロホルム/メタノール(100:1〜2:1)の溶媒
系で展開し、抗生物質K502a、K502b、K50
2c、K502dおよびK502eの該当画分をそれぞ
れ濃縮乾固し、各部分精製粉末を得た。
【0031】実施例3 実施例2で得た抗生物質K502aの部分精製粉末を分
取用シリカゲル薄層プレート シリカゲル60PF25
4(商品名:メルク社製)を用いて精製した。薄層の下
端より2.0cmの位置に横線状に塗布し、クロロホル
ム/メタノール/濃アンモニア水(80:10:0.
2)で展開した。K502aに相当する部分をかきと
り、クロロホルム/メタノール混液で抽出し、濃縮乾固
した。これを0.02M酢酸(pH3.0)50mlに
溶解し、トルエンで洗浄した後、残りの水層に1M水酸
化ナトリウム溶液を添加してpH8.0に調整し、クロ
ロホルムで抽出した。水洗した後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥させ、減圧濃縮した。これに過剰のn−ヘキサン
を加え、生成した沈澱を濾過集積し、真空乾燥して抗生
物質K502aを20.5mg得た。
取用シリカゲル薄層プレート シリカゲル60PF25
4(商品名:メルク社製)を用いて精製した。薄層の下
端より2.0cmの位置に横線状に塗布し、クロロホル
ム/メタノール/濃アンモニア水(80:10:0.
2)で展開した。K502aに相当する部分をかきと
り、クロロホルム/メタノール混液で抽出し、濃縮乾固
した。これを0.02M酢酸(pH3.0)50mlに
溶解し、トルエンで洗浄した後、残りの水層に1M水酸
化ナトリウム溶液を添加してpH8.0に調整し、クロ
ロホルムで抽出した。水洗した後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥させ、減圧濃縮した。これに過剰のn−ヘキサン
を加え、生成した沈澱を濾過集積し、真空乾燥して抗生
物質K502aを20.5mg得た。
【0032】以下に本発明の抗生物質K502aの理化
学的性状を示す。 (1)外観:黄色粉末 (2)融点:128〜132℃(分解) (3)比旋光度:[α]D 20 +119.8゜(c
0.0192、CHCl3) (4)分子式:C28H33NO9 (5)FABマススペクトル(m/z):528(M+
H)+ (6)UV吸収スペクトル:メタノール溶液中で測定し
た極大吸収は下記のとおりである(単位:nm)。 λmax(E1cm 1%):227(681.8)、256
(389.9)、287(146.1)、431(19
3.4) (7)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸収
は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1622、1670
学的性状を示す。 (1)外観:黄色粉末 (2)融点:128〜132℃(分解) (3)比旋光度:[α]D 20 +119.8゜(c
0.0192、CHCl3) (4)分子式:C28H33NO9 (5)FABマススペクトル(m/z):528(M+
H)+ (6)UV吸収スペクトル:メタノール溶液中で測定し
た極大吸収は下記のとおりである(単位:nm)。 λmax(E1cm 1%):227(681.8)、256
(389.9)、287(146.1)、431(19
3.4) (7)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸収
は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1622、1670
【0033】(8)1H−NMRスペクトル(400M
Hz、CDCl3−CD3OD(20:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δTMS(ppm):1.07(3H,t,J=7.3
4Hz),1.39(2H,d,J=6.60Hz),
1.82(1H,td,J=12.47Hz &J=
3.67Hz),2.10(1H,dd,J=14.6
7Hz & J=2.94Hz),2.34(6H,
s),2.47(1H,br d),3.76(1H,
s),3.96(1H,q,J=6.60Hz),4.
55(1H,s),5.05(1H,br s),5.
22(1H,br s),7.32(1H,d,J=
8.03Hz),7.71(1H,t,J=8.07H
z),7.83(1H,d,J=7.34Hz),7.
86(1H,s)
Hz、CDCl3−CD3OD(20:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δTMS(ppm):1.07(3H,t,J=7.3
4Hz),1.39(2H,d,J=6.60Hz),
1.82(1H,td,J=12.47Hz &J=
3.67Hz),2.10(1H,dd,J=14.6
7Hz & J=2.94Hz),2.34(6H,
s),2.47(1H,br d),3.76(1H,
s),3.96(1H,q,J=6.60Hz),4.
55(1H,s),5.05(1H,br s),5.
22(1H,br s),7.32(1H,d,J=
8.03Hz),7.71(1H,t,J=8.07H
z),7.83(1H,d,J=7.34Hz),7.
86(1H,s)
【0034】(9)13C−NMRスペクトル(400M
Hz、CDCl3−CD3OD(20:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δ(ppm):6.30,16.75,27.73,2
9.16,34.54,41.83,60.24,6
2.58,66.27,67.09,72.61,9
4.29,115.25,115.63,120.0
5,121.51,124.54,131.86,13
3.41,133.47,137.38,143.4
7,160.80,162.20,181.37,19
2.79
Hz、CDCl3−CD3OD(20:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δ(ppm):6.30,16.75,27.73,2
9.16,34.54,41.83,60.24,6
2.58,66.27,67.09,72.61,9
4.29,115.25,115.63,120.0
5,121.51,124.54,131.86,13
3.41,133.47,137.38,143.4
7,160.80,162.20,181.37,19
2.79
【0035】実施例4 実施例2で得た抗生物質K502bの部分精製粉末を実
施例3と同様に精製し、抗生物質K502bを32.0
mg得た。
施例3と同様に精製し、抗生物質K502bを32.0
mg得た。
【0036】以下に本発明の抗生物質K502bの理化
学的性状を示す。 (1)外観:黄色粉末 (2)融点:141〜144℃(分解) (3)比旋光度:[α]D 20 +222.8゜(c
0.0184、CHCl3) (4)分子式:C28H33NO9 (5)FABマススペクトル(m/z):528(M+
H)+ (6)UV吸収スペクトル:メタノール溶液中で測定し
た極大吸収は下記のとおりである(単位:nm)。 λmax(E1cm 1%):227(715.8)、256
(427.6)、430(222.4) (7)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸収
は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1622、1670
学的性状を示す。 (1)外観:黄色粉末 (2)融点:141〜144℃(分解) (3)比旋光度:[α]D 20 +222.8゜(c
0.0184、CHCl3) (4)分子式:C28H33NO9 (5)FABマススペクトル(m/z):528(M+
H)+ (6)UV吸収スペクトル:メタノール溶液中で測定し
た極大吸収は下記のとおりである(単位:nm)。 λmax(E1cm 1%):227(715.8)、256
(427.6)、430(222.4) (7)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸収
は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1622、1670
【0037】(8)1H−NMRスペクトル(400M
Hz、CDCl3−CD3OD(20:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δTMS(ppm):1.08(3H,t,J=7.3
2Hz),1.38(3H,d,J=6.60Hz),
1.66(1H,m,J=7.33Hz),1.78
(1H,m,J=7.33Hz),1.83〜1.9
(2H),2.19(1H,br d,J=15.02
Hz),2.27(s),3.74(1H,br
s),4.06(1H,q,J=6.96Hz),4.
52(1H,s),5.13(1H,br t,J=
4.03Hz),5.50(1H,br s),7.3
1(1H,dd,J=8.06Hz & J=0.74
Hz),7.70(1H,t,J=7.32Hz),
7.81(1H,dd,J=7.32Hz& J=1.
09Hz),7.86(1H,s)
Hz、CDCl3−CD3OD(20:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δTMS(ppm):1.08(3H,t,J=7.3
2Hz),1.38(3H,d,J=6.60Hz),
1.66(1H,m,J=7.33Hz),1.78
(1H,m,J=7.33Hz),1.83〜1.9
(2H),2.19(1H,br d,J=15.02
Hz),2.27(s),3.74(1H,br
s),4.06(1H,q,J=6.96Hz),4.
52(1H,s),5.13(1H,br t,J=
4.03Hz),5.50(1H,br s),7.3
1(1H,dd,J=8.06Hz & J=0.74
Hz),7.70(1H,t,J=7.32Hz),
7.81(1H,dd,J=7.32Hz& J=1.
09Hz),7.86(1H,s)
【0038】(9)13C−NMRスペクトル(400M
Hz、CDCl3−CD3OD(20:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δ(ppm):6.37,16.76,28.13,2
9.21,33.24,41.83,60.03,6
6.08,66.67,70.97,72.59,7
3.00,100.85,114.56,115.7
3,120.07,121.75,124.70,13
0.53,132.96,133.38,137.2
4,147.52,161.42,162.26,18
1.61,192.51
Hz、CDCl3−CD3OD(20:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δ(ppm):6.37,16.76,28.13,2
9.21,33.24,41.83,60.03,6
6.08,66.67,70.97,72.59,7
3.00,100.85,114.56,115.7
3,120.07,121.75,124.70,13
0.53,132.96,133.38,137.2
4,147.52,161.42,162.26,18
1.61,192.51
【0039】実施例5 実施例2で得た抗生物質K502cの部分精製粉末を実
施例3と同様に精製し、抗生物質K502cを12.3
mg得た。
施例3と同様に精製し、抗生物質K502cを12.3
mg得た。
【0040】以下に本発明の抗生物質K502cの理化
学的性状を示す。 (1)外観:黄色粉末 (2)融点:132〜135℃(分解) (3)比旋光度:[α]D 20 +111.7゜(c
0.0188、CHCl3) (4)分子式:C36H48N2O11 (5)FABマススペクトル(m/z):685(M+
H)+ (6)UV吸収スペクトル:90%メタノール溶液中で
測定した極大吸収は下記のとおりである(単位:n
m)。 λmax(E1cm 1%):227(509.5)、256
(283.9)、431(143.9) (7)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸収
は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1624
学的性状を示す。 (1)外観:黄色粉末 (2)融点:132〜135℃(分解) (3)比旋光度:[α]D 20 +111.7゜(c
0.0188、CHCl3) (4)分子式:C36H48N2O11 (5)FABマススペクトル(m/z):685(M+
H)+ (6)UV吸収スペクトル:90%メタノール溶液中で
測定した極大吸収は下記のとおりである(単位:n
m)。 λmax(E1cm 1%):227(509.5)、256
(283.9)、431(143.9) (7)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸収
は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1624
【0041】(8)1H−NMRスペクトル(400M
Hz、CDCl3−CD3OD(20:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δTMS(ppm):1.07(3H,t,J=7.3
3Hz),1.37(3H,d,J=6.60Hz),
1.40(3H,d,J=6.60Hz),1.6〜
1.9(6H),2.21(1H,br dd,J=1
5.03Hz &J=3.30Hz),2.27
(s),2.31(s),3.72(1H,brs),
3.74(1H,br s),3.95(1H,q,J
=6.59Hz),4.04(1H,q,J=6.60
Hz),4.54(1H,s),5.00(1H,br
d,J=2.20Hz),5.13(1H,br
t),5.49(1H,br s),7.32(1H,
d,J=8.42Hz),7.72(1H,t,J=
8.43Hz),7.84(1H,d,J=7.70H
z),7.87(1H,s),
Hz、CDCl3−CD3OD(20:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δTMS(ppm):1.07(3H,t,J=7.3
3Hz),1.37(3H,d,J=6.60Hz),
1.40(3H,d,J=6.60Hz),1.6〜
1.9(6H),2.21(1H,br dd,J=1
5.03Hz &J=3.30Hz),2.27
(s),2.31(s),3.72(1H,brs),
3.74(1H,br s),3.95(1H,q,J
=6.59Hz),4.04(1H,q,J=6.60
Hz),4.54(1H,s),5.00(1H,br
d,J=2.20Hz),5.13(1H,br
t),5.49(1H,br s),7.32(1H,
d,J=8.42Hz),7.72(1H,t,J=
8.43Hz),7.84(1H,d,J=7.70H
z),7.87(1H,s),
【0042】(9)13C−NMRスペクトル(400M
Hz、CDCl3−CD3OD(20:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δ(ppm):6.65,16.94,17.11,2
8.14,28.34,29.39,33.73,4
1.99,42.11,60.12,60.31,6
6.18,66.36,66.74,67.06,7
1.54,72.72,76.61,94.10,10
1.21,115.51,115.88,120.2
6,121.72,124.71,131.63,13
2.41,133.64,137.58,143.9
1,161.81,162.62,181.50,19
3.05
Hz、CDCl3−CD3OD(20:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δ(ppm):6.65,16.94,17.11,2
8.14,28.34,29.39,33.73,4
1.99,42.11,60.12,60.31,6
6.18,66.36,66.74,67.06,7
1.54,72.72,76.61,94.10,10
1.21,115.51,115.88,120.2
6,121.72,124.71,131.63,13
2.41,133.64,137.58,143.9
1,161.81,162.62,181.50,19
3.05
【0043】実施例6 実施例2で得た抗生物質K502dの部分精製粉末を実
施例3と同様に精製し、抗生物質K502dを9.8m
g得た。
施例3と同様に精製し、抗生物質K502dを9.8m
g得た。
【0044】以下に本発明の抗生物質K502dの理化
学的性状を示す。 (1)外観:黄色粉末 (2)融点:152〜155℃(分解) (3)比旋光度:[α]D 20 +62.2゜(c 0.
0225、CHCl3) (4)分子式:C27H31NO9 (5)FABマススペクトル(m/z):514(M+
H)+ (6)UV吸収スペクトル:90%メタノール溶液中で
測定した極大吸収は下記のとおりである(単位:n
m)。 λmax(E1cm 1%):227(610.6)、256
(349.7)、286(131.5)、430(17
0.5) (7)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸収
は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1622、1670
学的性状を示す。 (1)外観:黄色粉末 (2)融点:152〜155℃(分解) (3)比旋光度:[α]D 20 +62.2゜(c 0.
0225、CHCl3) (4)分子式:C27H31NO9 (5)FABマススペクトル(m/z):514(M+
H)+ (6)UV吸収スペクトル:90%メタノール溶液中で
測定した極大吸収は下記のとおりである(単位:n
m)。 λmax(E1cm 1%):227(610.6)、256
(349.7)、286(131.5)、430(17
0.5) (7)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸収
は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1622、1670
【0045】(8)1H−NMRスペクトル(400M
Hz、CDCl3−CD3OD(20:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δTMS(ppm):1.07(3H,t,J=7.3
3Hz),1.37(3H,d,J=6.60Hz),
1.6〜1.75(3H),1.79(1H,br t
d),2.10(1H,dd,J=15.38Hz &
J=2.93Hz),2.37(1H,dd,J=1
5.02Hz & J=5.86Hz),2.49
(s),3.01(1H,br d,J=11.36H
z),3.76(1H,br s),4.00(1H,
q,J=6.60Hz),4.53(1H,s),5.
01(1H,d,J=2.56Hz),5.23(1
H,brs),7.33(1H,d,J=8.43H
z),7.72(1H,t,J=7.69Hz),7.
84(1H,d,J=7.32Hz),7.85(1
H,s)
Hz、CDCl3−CD3OD(20:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δTMS(ppm):1.07(3H,t,J=7.3
3Hz),1.37(3H,d,J=6.60Hz),
1.6〜1.75(3H),1.79(1H,br t
d),2.10(1H,dd,J=15.38Hz &
J=2.93Hz),2.37(1H,dd,J=1
5.02Hz & J=5.86Hz),2.49
(s),3.01(1H,br d,J=11.36H
z),3.76(1H,br s),4.00(1H,
q,J=6.60Hz),4.53(1H,s),5.
01(1H,d,J=2.56Hz),5.23(1
H,brs),7.33(1H,d,J=8.43H
z),7.72(1H,t,J=7.69Hz),7.
84(1H,d,J=7.32Hz),7.85(1
H,s)
【0046】(9)13C−NMRスペクトル(400M
Hz、CDCl3−CD3OD(20:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δ(ppm):6.57,16.85,28.66,2
9.31,31.36,34.62,54.61,6
2.87,66.18,67.27,72.66,7
7.72,94.29,115.53,115.83,
120.31,121.80,124.82,132.
12,133.62,133.68,137.66,1
43.46,160.91,162.48,181.5
7,193.05
Hz、CDCl3−CD3OD(20:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δ(ppm):6.57,16.85,28.66,2
9.31,31.36,34.62,54.61,6
2.87,66.18,67.27,72.66,7
7.72,94.29,115.53,115.83,
120.31,121.80,124.82,132.
12,133.62,133.68,137.66,1
43.46,160.91,162.48,181.5
7,193.05
【0047】実施例6 実施例2で得た抗生物質K502eの部分精製粉末を実
施例3と同様に精製し、抗生物質K502eを11.6
mg得た。
施例3と同様に精製し、抗生物質K502eを11.6
mg得た。
【0048】以下に本発明の抗生物質K502eの理化
学的性状を示す。 (1)外観:黄色粉末 (2)融点:145〜148℃(分解) (3)比旋光度:[α]D 20 +156.9゜(c
0.0204、CHCl3) (4)分子式:C27H31NO9 (5)FABマススペクトル(m/z):514(M+
H)+ (6)UV吸収スペクトル:90%メタノール溶液中で
測定した極大吸収は下記のとおりである(単位:n
m)。 λmax(E1cm 1%):227(516.2)、256
(303.3)、430(153.9) (7)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸収
は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1624、1671
学的性状を示す。 (1)外観:黄色粉末 (2)融点:145〜148℃(分解) (3)比旋光度:[α]D 20 +156.9゜(c
0.0204、CHCl3) (4)分子式:C27H31NO9 (5)FABマススペクトル(m/z):514(M+
H)+ (6)UV吸収スペクトル:90%メタノール溶液中で
測定した極大吸収は下記のとおりである(単位:n
m)。 λmax(E1cm 1%):227(516.2)、256
(303.3)、430(153.9) (7)IR吸収スペクトル(KBr):特徴的な吸収
は、下記のとおりである(単位:cm-1)。 νmax:1624、1671
【0049】(8)1H−NMRスペクトル(400M
Hz、CDCl3−CD3OD(20:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δTMS(ppm):1.06(3H,t,J=6.9
6Hz),1.33(d,J=6.60Hz),1.5
7(1H,m,J=6.96Hz),1.76(1H,
m,J=7.70Hz),1.8〜1.95(2H),
2.15(1H,br dd,J=15.02Hz),
2.30(1H,dd,J=15.02Hz & J=
5.13Hz),2.45(3H,s),3.0(1
H,br d),4.55(1H,s),5.11(1
H,br t),5.49(1H,br d),7.3
3(1H,dd,J=8.43Hz & J=1.10
Hz),7.73(1H,t,J=8.43Hz),
7.84(1H,dd,J=7.69Hz & J=
1.10Hz),7.94(1H,s)
Hz、CDCl3−CD3OD(20:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δTMS(ppm):1.06(3H,t,J=6.9
6Hz),1.33(d,J=6.60Hz),1.5
7(1H,m,J=6.96Hz),1.76(1H,
m,J=7.70Hz),1.8〜1.95(2H),
2.15(1H,br dd,J=15.02Hz),
2.30(1H,dd,J=15.02Hz & J=
5.13Hz),2.45(3H,s),3.0(1
H,br d),4.55(1H,s),5.11(1
H,br t),5.49(1H,br d),7.3
3(1H,dd,J=8.43Hz & J=1.10
Hz),7.73(1H,t,J=8.43Hz),
7.84(1H,dd,J=7.69Hz & J=
1.10Hz),7.94(1H,s)
【0050】(9)13C−NMRスペクトル(400M
Hz、CDCl3−CD3OD(20:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δ(ppm):6.62,16.71,28.61,2
8.75,30.95,34.41,54.78,6
6.18,67.30,71.52,73.25,7
3.59,100.56,114.88,116.1
4,120.39,121.54,125.03,13
0.74,133.35,133.82,137.6
3,148.41,161.70,162.61,18
2.12,192.99
Hz、CDCl3−CD3OD(20:1)):主要な吸
収は、下記のとおりである。 δ(ppm):6.62,16.71,28.61,2
8.75,30.95,34.41,54.78,6
6.18,67.30,71.52,73.25,7
3.59,100.56,114.88,116.1
4,120.39,121.54,125.03,13
0.74,133.35,133.82,137.6
3,148.41,161.70,162.61,18
2.12,192.99
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1およびR2は 【化2】 または水素原子を表す。但し、R1とR2が共に水素原子
である場合を除く。)で示されるアントラサイクリン抗
生物質。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27428394A JPH08113587A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 新規アントラサイクリン抗生物質 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27428394A JPH08113587A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 新規アントラサイクリン抗生物質 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08113587A true JPH08113587A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17539497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27428394A Pending JPH08113587A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 新規アントラサイクリン抗生物質 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08113587A (ja) |
-
1994
- 1994-10-14 JP JP27428394A patent/JPH08113587A/ja active Pending
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