JPH0942101A - 分配型燃料噴射ポンプ - Google Patents
分配型燃料噴射ポンプInfo
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- JPH0942101A JPH0942101A JP19046795A JP19046795A JPH0942101A JP H0942101 A JPH0942101 A JP H0942101A JP 19046795 A JP19046795 A JP 19046795A JP 19046795 A JP19046795 A JP 19046795A JP H0942101 A JPH0942101 A JP H0942101A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃料圧送系路における圧力損失が小さく、小
型化可能な分配型燃料噴射ポンプを提供する。 【構成】 燃料吸入口27および燃料吐出口28は分配
ロータ13の外周壁に形成されており、燃料吐出口28
は燃料吸入口27よりも燃料加圧室から軸方向に遠い位
置に形成されている。第1の燃料通路25は燃料加圧室
と燃料吸入口27とを連通している。第2の燃料通路2
6は燃料吸入口27から燃料吐出口28に向かうにした
がい燃料加圧室および燃料吸入口27を含み分配ロータ
13の回転軸を通る仮想平面から離れかつ分配ロータ1
3の回転方向に向かって延びている。分配通路30は分
配通路30の延長線が分配ロータ13の回転軸からずれ
るように形成されている。このため、第2の燃料通路2
6から燃料吐出口28を経て分配通路30に流れる燃料
流れの曲がりが小さくなるので圧力損失が低下する。
型化可能な分配型燃料噴射ポンプを提供する。 【構成】 燃料吸入口27および燃料吐出口28は分配
ロータ13の外周壁に形成されており、燃料吐出口28
は燃料吸入口27よりも燃料加圧室から軸方向に遠い位
置に形成されている。第1の燃料通路25は燃料加圧室
と燃料吸入口27とを連通している。第2の燃料通路2
6は燃料吸入口27から燃料吐出口28に向かうにした
がい燃料加圧室および燃料吸入口27を含み分配ロータ
13の回転軸を通る仮想平面から離れかつ分配ロータ1
3の回転方向に向かって延びている。分配通路30は分
配通路30の延長線が分配ロータ13の回転軸からずれ
るように形成されている。このため、第2の燃料通路2
6から燃料吐出口28を経て分配通路30に流れる燃料
流れの曲がりが小さくなるので圧力損失が低下する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(以下、
「内燃機関」をエンジンという)用の分配型燃料噴射ポ
ンプに関するものである。
「内燃機関」をエンジンという)用の分配型燃料噴射ポ
ンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばディーゼルエンジンの
燃料噴射ポンプとしてインナカム式燃料噴射ポンプが知
られている。インナカム式燃料噴射ポンプは、シリンダ
に回転可能に支持された分配ロータの外周にインナカム
リングを配設し、分配ロータに収容されたプランジャが
インカムリングのカム面に沿って分配ロータの径方向に
往復移動することにより、燃料加圧室に吸入された燃料
を加圧して圧送および分配するものである。
燃料噴射ポンプとしてインナカム式燃料噴射ポンプが知
られている。インナカム式燃料噴射ポンプは、シリンダ
に回転可能に支持された分配ロータの外周にインナカム
リングを配設し、分配ロータに収容されたプランジャが
インカムリングのカム面に沿って分配ロータの径方向に
往復移動することにより、燃料加圧室に吸入された燃料
を加圧して圧送および分配するものである。
【0003】このようなインナカム式燃料噴射ポンプの
主要部を図8および図9に示す。分配ロータ120はシ
リンダ121に回転可能に支持され、分配ロータ120
の径方向にプランジャ122が往復移動可能に収容され
ている。分配ロータ120のプランジャ122を囲む外
周にはインナカムリング123が配設されている。分配
ロータ120のほぼ軸中心には燃料加圧室124と連通
する燃料通路125が形成されており、この燃料通路1
25を含む平面状に燃料通路125に垂直に連通する吸
入通路126および吐出通路127が形成されている。
分配ロータ120の外壁には、吐出通路127と連通す
る燃料吐出口128が形成されており、分配ロータ12
0の回転に伴い、シリンダ121に形成された分配通路
129と連通する。圧送行程において燃料吐出口128
と分配通路129とが連通すると、燃料加圧室124内
で加圧された高圧燃料が燃料通路127、燃料吐出口1
28、分配通路129を経て圧送される。
主要部を図8および図9に示す。分配ロータ120はシ
リンダ121に回転可能に支持され、分配ロータ120
の径方向にプランジャ122が往復移動可能に収容され
ている。分配ロータ120のプランジャ122を囲む外
周にはインナカムリング123が配設されている。分配
ロータ120のほぼ軸中心には燃料加圧室124と連通
する燃料通路125が形成されており、この燃料通路1
25を含む平面状に燃料通路125に垂直に連通する吸
入通路126および吐出通路127が形成されている。
分配ロータ120の外壁には、吐出通路127と連通す
る燃料吐出口128が形成されており、分配ロータ12
0の回転に伴い、シリンダ121に形成された分配通路
129と連通する。圧送行程において燃料吐出口128
と分配通路129とが連通すると、燃料加圧室124内
で加圧された高圧燃料が燃料通路127、燃料吐出口1
28、分配通路129を経て圧送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図8およ
び図9に示す燃料噴射ポンプでは、吸入通路126およ
び吐出通路128がそれぞれ単独で分配ロータ120内
に形成されているため燃料圧送に直接関与しない所謂デ
ッドボリュームが大きくなることにより燃料圧送効率が
低下する。この低下分を補うために分配ロータを大型化
すると燃料噴射ポンプの体格が大きくなるという問題が
ある。
び図9に示す燃料噴射ポンプでは、吸入通路126およ
び吐出通路128がそれぞれ単独で分配ロータ120内
に形成されているため燃料圧送に直接関与しない所謂デ
ッドボリュームが大きくなることにより燃料圧送効率が
低下する。この低下分を補うために分配ロータを大型化
すると燃料噴射ポンプの体格が大きくなるという問題が
ある。
【0005】この問題を解決するため、図10に示す分
配ロータ130では、燃料加圧室134と連通しかつ燃
料吸入口133を介して第2の燃料通路132と連通す
る第1の燃料通路131が燃料の吸入通路および吐出通
路を兼ねている。このため、図8および図9に示す燃料
噴射ポンプに較べ分配ロータ130に形成されるデッド
ボリュームが減少し圧送効率が上昇するので、分配ロー
タを小型化できる。
配ロータ130では、燃料加圧室134と連通しかつ燃
料吸入口133を介して第2の燃料通路132と連通す
る第1の燃料通路131が燃料の吸入通路および吐出通
路を兼ねている。このため、図8および図9に示す燃料
噴射ポンプに較べ分配ロータ130に形成されるデッド
ボリュームが減少し圧送効率が上昇するので、分配ロー
タを小型化できる。
【0006】ところが、図8および図9に示す従来例1
と図10に示す従来例2においては、従来例1を例にす
ると図9に示すように、分配ロータ120の回転位置に
よっては吐出通路127、燃料吐出口128、分配通路
129を通る燃料流れの曲がりが大きいため、圧力損失
が増加するという問題がある。本発明はこのような問題
を解決するためになされたものであり、燃料圧送系路に
おける圧力損失が小さく、小型化可能な燃料噴射ポンプ
を提供することを目的とする。
と図10に示す従来例2においては、従来例1を例にす
ると図9に示すように、分配ロータ120の回転位置に
よっては吐出通路127、燃料吐出口128、分配通路
129を通る燃料流れの曲がりが大きいため、圧力損失
が増加するという問題がある。本発明はこのような問題
を解決するためになされたものであり、燃料圧送系路に
おける圧力損失が小さく、小型化可能な燃料噴射ポンプ
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段・作用・発明の効果】前記
目的を達成するための本発明の請求項1記載の分配型燃
料噴射ポンプは、カムのプロフィールに応じて往復移動
するプランジャにより燃料加圧室に吸入した燃料を加圧
して圧送および分配する分配型燃料噴射ポンプであっ
て、エンジンと同期して回転し、径方向に往復移動可能
にプランジャを支持する分配ロータであって、前記分配
ロータの外周壁に燃料吸入口およびこの燃料吸入口より
も前記燃料加圧室から軸方向に遠い前記分配ロータの外
周壁に燃料吐出口を設け、前記燃料加圧室と前記燃料吸
入口とを連通する第1の燃料通路、および、前記燃料吸
入口と前記燃料吐出口とを連通する第2の燃料通路を設
けた分配ロータと、前記燃料吸入口を介して前記燃料加
圧室に燃料を供給可能な吸入通路、および、前記燃料吐
出口と連通可能な分配通路を設け前記分配ロータを回転
可能に支持するシリンダとを備え、前記第2の燃料通路
は、前記燃料吸入口から前記燃料吐出口に向けて前記燃
料吸入口および前記分配ロータの回転軸を含む仮想平面
から離れる方向に延びていることを特徴とする。
目的を達成するための本発明の請求項1記載の分配型燃
料噴射ポンプは、カムのプロフィールに応じて往復移動
するプランジャにより燃料加圧室に吸入した燃料を加圧
して圧送および分配する分配型燃料噴射ポンプであっ
て、エンジンと同期して回転し、径方向に往復移動可能
にプランジャを支持する分配ロータであって、前記分配
ロータの外周壁に燃料吸入口およびこの燃料吸入口より
も前記燃料加圧室から軸方向に遠い前記分配ロータの外
周壁に燃料吐出口を設け、前記燃料加圧室と前記燃料吸
入口とを連通する第1の燃料通路、および、前記燃料吸
入口と前記燃料吐出口とを連通する第2の燃料通路を設
けた分配ロータと、前記燃料吸入口を介して前記燃料加
圧室に燃料を供給可能な吸入通路、および、前記燃料吐
出口と連通可能な分配通路を設け前記分配ロータを回転
可能に支持するシリンダとを備え、前記第2の燃料通路
は、前記燃料吸入口から前記燃料吐出口に向けて前記燃
料吸入口および前記分配ロータの回転軸を含む仮想平面
から離れる方向に延びていることを特徴とする。
【0008】請求項1記載の分配型燃料噴射ポンプによ
ると、分配ロータの軸方向から離れる方向に燃料吸入口
から燃料吐出口に向けて第2の燃料通路が延びているの
で、圧送行程において第2の燃料通路から燃料吐出口に
流入する燃料流れの曲がりを小さくできる。このため、
第2の燃料通路から燃料吐出口に流入する燃料の圧力損
失が低下するので燃料の圧送効率が上昇する。
ると、分配ロータの軸方向から離れる方向に燃料吸入口
から燃料吐出口に向けて第2の燃料通路が延びているの
で、圧送行程において第2の燃料通路から燃料吐出口に
流入する燃料流れの曲がりを小さくできる。このため、
第2の燃料通路から燃料吐出口に流入する燃料の圧力損
失が低下するので燃料の圧送効率が上昇する。
【0009】本発明の請求項2記載の分配型燃料噴射ポ
ンプは、カムのプロフィールに応じて往復移動するプラ
ンジャにより燃料加圧室に吸入した燃料を加圧して圧送
および分配する分配型燃料噴射ポンプであって、エンジ
ンと同期して回転し、径方向に往復移動可能にプランジ
ャを支持する分配ロータであって、前記分配ロータの外
周壁に燃料吸入口およびこの燃料吸入口よりも前記燃料
加圧室から軸方向に遠い前記分配ロータの外周壁に燃料
吐出口を設け、前記燃料加圧室と前記燃料吸入口とを連
通する第1の燃料通路、および、前記燃料吸入口と前記
燃料吐出口とを連通する第2の燃料通路を設けた分配ロ
ータと、前記燃料吸入口を介して前記燃料加圧室に燃料
を供給可能な吸入通路、および、前記燃料吐出口と連通
可能な分配通路を有し前記分配ロータを回転可能に支持
するシリンダとを備え、前記分配通路の延長線は前記分
配ロータの回転軸からずれていることを特徴とする。
ンプは、カムのプロフィールに応じて往復移動するプラ
ンジャにより燃料加圧室に吸入した燃料を加圧して圧送
および分配する分配型燃料噴射ポンプであって、エンジ
ンと同期して回転し、径方向に往復移動可能にプランジ
ャを支持する分配ロータであって、前記分配ロータの外
周壁に燃料吸入口およびこの燃料吸入口よりも前記燃料
加圧室から軸方向に遠い前記分配ロータの外周壁に燃料
吐出口を設け、前記燃料加圧室と前記燃料吸入口とを連
通する第1の燃料通路、および、前記燃料吸入口と前記
燃料吐出口とを連通する第2の燃料通路を設けた分配ロ
ータと、前記燃料吸入口を介して前記燃料加圧室に燃料
を供給可能な吸入通路、および、前記燃料吐出口と連通
可能な分配通路を有し前記分配ロータを回転可能に支持
するシリンダとを備え、前記分配通路の延長線は前記分
配ロータの回転軸からずれていることを特徴とする。
【0010】請求項2記載の分配型燃料噴射ポンプによ
ると、分配通路の延長線が分配ロータの回転軸からずれ
ていることにより、圧送行程において燃料吐出口から分
配通路に流入する燃料流れの曲がりを小さくできる。こ
のため、燃料吐出口から分配通路に流入する燃料の圧力
損失が低下するので燃料の圧送効率が上昇する。本発明
の請求項3記載の分配型燃料噴射ポンプは、請求項2記
載の分配型燃料噴射ポンプにおいて、前記第2の燃料通
路は、前記燃料吸入口から前記燃料吐出口に向けて前記
燃料吸入口および前記分配ロータの回転軸を含む仮想平
面から離れる方向に延びていることを特徴とする。
ると、分配通路の延長線が分配ロータの回転軸からずれ
ていることにより、圧送行程において燃料吐出口から分
配通路に流入する燃料流れの曲がりを小さくできる。こ
のため、燃料吐出口から分配通路に流入する燃料の圧力
損失が低下するので燃料の圧送効率が上昇する。本発明
の請求項3記載の分配型燃料噴射ポンプは、請求項2記
載の分配型燃料噴射ポンプにおいて、前記第2の燃料通
路は、前記燃料吸入口から前記燃料吐出口に向けて前記
燃料吸入口および前記分配ロータの回転軸を含む仮想平
面から離れる方向に延びていることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の分配型燃料噴射ポンプによ
ると、請求項2記載の燃料噴射ポンプの構成に加え、燃
料吸入口から燃料吐出口に向けて燃料吸入口および分配
ロータの回転軸を含む仮想平面から離れる方向に第2の
燃料通路が延びているので、圧送行程において第2の燃
料通路から燃料吐出口に流入する燃料流れの曲がり、お
よび、燃料吐出口から分配通路に流入する燃料流れの曲
がりを小さくできる。このため、第2の燃料通路から燃
料吐出口を経て分配通路に流入する燃料の圧力損失が低
下するので燃料の圧送効率がさらに上昇する。
ると、請求項2記載の燃料噴射ポンプの構成に加え、燃
料吸入口から燃料吐出口に向けて燃料吸入口および分配
ロータの回転軸を含む仮想平面から離れる方向に第2の
燃料通路が延びているので、圧送行程において第2の燃
料通路から燃料吐出口に流入する燃料流れの曲がり、お
よび、燃料吐出口から分配通路に流入する燃料流れの曲
がりを小さくできる。このため、第2の燃料通路から燃
料吐出口を経て分配通路に流入する燃料の圧力損失が低
下するので燃料の圧送効率がさらに上昇する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例によるインナカム式
の分配型燃料噴射ポンプを図1から図4に示す。分配型
燃料噴射ポンプ(以下、「噴射ポンプ」という)10は
四気筒の噴射ポンプである。
づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例によるインナカム式
の分配型燃料噴射ポンプを図1から図4に示す。分配型
燃料噴射ポンプ(以下、「噴射ポンプ」という)10は
四気筒の噴射ポンプである。
【0013】図4に示すように、図示しないエンジンに
より駆動される噴射ポンプ10の駆動軸1はベアリング
2およびジャーナル3を介してポンプハウジング4に回
転可能に支持されている。ベーン式フィードポンプ5は
駆動軸1とともに回転し、図示しない燃料タンクから吸
入した燃料を吸入加圧し、図示しない外部配管を通して
燃料ギャラリ14に燃料を送出している。燃料ギャラリ
14は、分配ヘッド11の内壁に環状の凹部を設けるこ
とにより形成されている。
より駆動される噴射ポンプ10の駆動軸1はベアリング
2およびジャーナル3を介してポンプハウジング4に回
転可能に支持されている。ベーン式フィードポンプ5は
駆動軸1とともに回転し、図示しない燃料タンクから吸
入した燃料を吸入加圧し、図示しない外部配管を通して
燃料ギャラリ14に燃料を送出している。燃料ギャラリ
14は、分配ヘッド11の内壁に環状の凹部を設けるこ
とにより形成されている。
【0014】分配ヘッド11の内壁にシリンダ12が固
定され、このシリンダ12の内壁に分配ロータ13が回
転可能に支持されている。分配ロータ13は駆動軸1と
軸方向に連結され、駆動軸1とともに回転する。分配ロ
ータ13の反駆動軸側に分配ロータ13と同軸上に電磁
弁である溢流弁50が配設されている。分配ロータ13
には互いに直交する一対の摺動孔が形成され、各摺動孔
を形成する分配ロータ13の内壁にそれぞれ一対のプラ
ンジャ20が油密状態で摺動可能に支持されており、各
プランジャ20の内端面と各摺動孔を形成する内壁によ
り燃料加圧室21が画成されている。
定され、このシリンダ12の内壁に分配ロータ13が回
転可能に支持されている。分配ロータ13は駆動軸1と
軸方向に連結され、駆動軸1とともに回転する。分配ロ
ータ13の反駆動軸側に分配ロータ13と同軸上に電磁
弁である溢流弁50が配設されている。分配ロータ13
には互いに直交する一対の摺動孔が形成され、各摺動孔
を形成する分配ロータ13の内壁にそれぞれ一対のプラ
ンジャ20が油密状態で摺動可能に支持されており、各
プランジャ20の内端面と各摺動孔を形成する内壁によ
り燃料加圧室21が画成されている。
【0015】各プランジャ20の外側端部にはシュー2
2が配設され、各シュー22にローラ23が回転自在に
保持されている。ローラ23の外側には内周面にエンジ
ン気筒数に応じた四個のカム山を有するカム面の形成さ
れたインナカムリング24が配置されており、分配ロー
タ13の回転に基づいてローラ23がインナカムリング
24内周面のカム面に摺動することにより、ローラ23
はカム面に沿ってインナカムリング24の径方向に往復
移動し、この往復移動がシュー22を介してプランジャ
20に伝達される。そしてプランジャ20が分配ロータ
13の径方向外側に移動することにより燃料加圧室21
の容積が増加しプランジャ室21に燃料が吸入される。
プランジャ20が分配ロータ13の径方向内側に移動す
ることによりプランジャ室21の容積が減少し燃料が加
圧される。インナカムリング24は、ポンプハウジング
4の内壁に回動可能に支持されており、タイマ装置70
により回転角を調節可能である。タイマ装置70は電磁
弁71の駆動力によりインナカムリング24を回動させ
て燃料噴射時期を進角または近くさせるものである。
2が配設され、各シュー22にローラ23が回転自在に
保持されている。ローラ23の外側には内周面にエンジ
ン気筒数に応じた四個のカム山を有するカム面の形成さ
れたインナカムリング24が配置されており、分配ロー
タ13の回転に基づいてローラ23がインナカムリング
24内周面のカム面に摺動することにより、ローラ23
はカム面に沿ってインナカムリング24の径方向に往復
移動し、この往復移動がシュー22を介してプランジャ
20に伝達される。そしてプランジャ20が分配ロータ
13の径方向外側に移動することにより燃料加圧室21
の容積が増加しプランジャ室21に燃料が吸入される。
プランジャ20が分配ロータ13の径方向内側に移動す
ることによりプランジャ室21の容積が減少し燃料が加
圧される。インナカムリング24は、ポンプハウジング
4の内壁に回動可能に支持されており、タイマ装置70
により回転角を調節可能である。タイマ装置70は電磁
弁71の駆動力によりインナカムリング24を回動させ
て燃料噴射時期を進角または近くさせるものである。
【0016】図2および図3に示すように、燃料吸入口
27および燃料吐出口28は分配ロータ13の外周壁に
形成されており、燃料吐出口28は、燃料吸入口27よ
りも燃料加圧室21から軸方向に遠い位置に形成されて
いる。第1の燃料通路25は燃料加圧室21と燃料吸入
口27とを結ぶ直線上に形成され燃料加圧室21と燃料
吸入口27とを連通している。第2の燃料通路26は燃
料吸入口27と燃料吐出口28とを結ぶ直線上に形成さ
れ燃料吸入口27と燃料吐出口28と連通している。溢
流口29は分配ロータ13の外周壁に燃料吐出口28か
ら軸方向にずれて環状に形成され、溢流通路32と連通
している。
27および燃料吐出口28は分配ロータ13の外周壁に
形成されており、燃料吐出口28は、燃料吸入口27よ
りも燃料加圧室21から軸方向に遠い位置に形成されて
いる。第1の燃料通路25は燃料加圧室21と燃料吸入
口27とを結ぶ直線上に形成され燃料加圧室21と燃料
吸入口27とを連通している。第2の燃料通路26は燃
料吸入口27と燃料吐出口28とを結ぶ直線上に形成さ
れ燃料吸入口27と燃料吐出口28と連通している。溢
流口29は分配ロータ13の外周壁に燃料吐出口28か
ら軸方向にずれて環状に形成され、溢流通路32と連通
している。
【0017】第1の燃料通路25は、燃料加圧室21お
よび燃料吸入口27を含み分配ロータ13の回転軸を通
る仮想平面上に形成されている。第2の燃料通路26は
この仮想平面上には含まれず、燃料吸入口27から燃料
吐出口28に向かうにしたがい前記仮想平面から離れか
つ分配ロータ13の回転方向に向かって延びている。燃
料吸入口27は、分配ロータ13の回転にともない吸入
通路としての吸入ポート15と連通する。燃料吸入口2
7と吸入ポート15とが連通すると、燃料ギャラリ14
に充填されている燃料が、吸入ポート15、吸入口2
7、第1の燃料通路25を経て燃料加圧室21に吸入で
きる。
よび燃料吸入口27を含み分配ロータ13の回転軸を通
る仮想平面上に形成されている。第2の燃料通路26は
この仮想平面上には含まれず、燃料吸入口27から燃料
吐出口28に向かうにしたがい前記仮想平面から離れか
つ分配ロータ13の回転方向に向かって延びている。燃
料吸入口27は、分配ロータ13の回転にともない吸入
通路としての吸入ポート15と連通する。燃料吸入口2
7と吸入ポート15とが連通すると、燃料ギャラリ14
に充填されている燃料が、吸入ポート15、吸入口2
7、第1の燃料通路25を経て燃料加圧室21に吸入で
きる。
【0018】図1および図2に示すように、燃料吐出口
28は第2の燃料通路26の端部から分配ロータ13の
外周壁に沿って分配ロータ13の回転方向に延びてい
る。分配通路30は、図1に示す図2のI−I線断面に
おいて、分配ロータ13の回転位置によっては第2の燃
料通路26とほぼ一直線上に連通しかつ分配ロータ13
の回転軸からずれるように形成されている。言い換えれ
ば、分配通路30は燃料吐出口28側からシリンダ12
の外周に向かい分配ロータ13の回転方向に延びてい
る。分配通路30は分配ヘッド11に設けられた分配通
路31と常に連通しており、分配通路31からデリバリ
ーバルブ40を通って高圧燃料が図示しないインジェク
タに供給される。
28は第2の燃料通路26の端部から分配ロータ13の
外周壁に沿って分配ロータ13の回転方向に延びてい
る。分配通路30は、図1に示す図2のI−I線断面に
おいて、分配ロータ13の回転位置によっては第2の燃
料通路26とほぼ一直線上に連通しかつ分配ロータ13
の回転軸からずれるように形成されている。言い換えれ
ば、分配通路30は燃料吐出口28側からシリンダ12
の外周に向かい分配ロータ13の回転方向に延びてい
る。分配通路30は分配ヘッド11に設けられた分配通
路31と常に連通しており、分配通路31からデリバリ
ーバルブ40を通って高圧燃料が図示しないインジェク
タに供給される。
【0019】溢流弁50は分配ロータ13の一方の端部
に同軸上に配設されている。溢流弁50への通電オフ時
弁部材51がリフトして溢流弁50は開弁しており、溢
流通路32内の高圧燃料が燃料通路61を介して燃料室
6に排出される。駆動軸1の外周壁には、所定間隔毎に
突起を設けたパルサー41が嵌挿されており、インナカ
ムリング24にはパルサー41の近接または離間をパル
ス信号に変換する回転角センサ42が固定されている。
つまり、回転角センサ42が出力するパルス数を計数す
ることにより、インナカムリング24に対する駆動軸1
の回転角、すなわちインナカムリング24に対する分配
ロータ13の回転角を検出することができる。
に同軸上に配設されている。溢流弁50への通電オフ時
弁部材51がリフトして溢流弁50は開弁しており、溢
流通路32内の高圧燃料が燃料通路61を介して燃料室
6に排出される。駆動軸1の外周壁には、所定間隔毎に
突起を設けたパルサー41が嵌挿されており、インナカ
ムリング24にはパルサー41の近接または離間をパル
ス信号に変換する回転角センサ42が固定されている。
つまり、回転角センサ42が出力するパルス数を計数す
ることにより、インナカムリング24に対する駆動軸1
の回転角、すなわちインナカムリング24に対する分配
ロータ13の回転角を検出することができる。
【0020】オーバフローバルブ60は、溢流弁50の
開弁時、溢流燃料の一部を減圧して燃料室6に還流する
ために設けられている。燃料室6とオーバフローバルブ
60とは燃料通路61で接続されている。次に、噴射ポ
ンプ10の作動について説明する。 (1) 吸入行程 図5の左側に示すように、カムリフト量が減少するとプ
ランジャ20が分配ロータ13の径方向外側に移動し、
燃料加圧室21の容積が増加するので燃料加圧室21の
圧力が低下する。このとき、燃料吸入ポート15と燃料
吸入口27とが連通すると、燃料ギャラリ14に充填さ
れていた燃料が吸入ポート15、燃料吸入口27、第1
の燃料通路25を経て燃料加圧室21に吸入される。燃
料吐出口28はシリンダ12の内壁により閉塞されてい
る。また、溢流弁50は閉弁している。
開弁時、溢流燃料の一部を減圧して燃料室6に還流する
ために設けられている。燃料室6とオーバフローバルブ
60とは燃料通路61で接続されている。次に、噴射ポ
ンプ10の作動について説明する。 (1) 吸入行程 図5の左側に示すように、カムリフト量が減少するとプ
ランジャ20が分配ロータ13の径方向外側に移動し、
燃料加圧室21の容積が増加するので燃料加圧室21の
圧力が低下する。このとき、燃料吸入ポート15と燃料
吸入口27とが連通すると、燃料ギャラリ14に充填さ
れていた燃料が吸入ポート15、燃料吸入口27、第1
の燃料通路25を経て燃料加圧室21に吸入される。燃
料吐出口28はシリンダ12の内壁により閉塞されてい
る。また、溢流弁50は閉弁している。
【0021】(2)圧送行程 分配ロータ13がさらに回転すると、燃料吸入口27は
シリンダ12の内壁により閉塞される。カムローラ23
がインナカムリング24のカム山に乗り上げ、プランジ
ャ20が径方向内側に移動し始めると、燃料加圧室21
内の燃料が加圧される。このとき燃料吐出口28と分配
通路30とは連通している。燃料加圧室21で加圧され
た燃料が一定圧以上になるとデリバリバルブ40が開弁
し、燃料加圧室21内の高圧燃料が第1の燃料通路2
5、燃料吸入口27、第2の燃料通路26、燃料吐出口
28、分配通路30、分配通路31を経てデリバリバル
ブ40からインジェクタに供給される。
シリンダ12の内壁により閉塞される。カムローラ23
がインナカムリング24のカム山に乗り上げ、プランジ
ャ20が径方向内側に移動し始めると、燃料加圧室21
内の燃料が加圧される。このとき燃料吐出口28と分配
通路30とは連通している。燃料加圧室21で加圧され
た燃料が一定圧以上になるとデリバリバルブ40が開弁
し、燃料加圧室21内の高圧燃料が第1の燃料通路2
5、燃料吸入口27、第2の燃料通路26、燃料吐出口
28、分配通路30、分配通路31を経てデリバリバル
ブ40からインジェクタに供給される。
【0022】第2の燃料通路26、燃料吐出口28、分
配通路30を通る燃料流れは、図1および図5に示すよ
うに、分配ロータ13の回転位置に関係なく燃料流れの
曲がりが小さい。また、分配ロータ13の回転位置によ
ってはほぼ一直線状に連通して燃料が流れる。このた
め、第2の燃料通路26から燃料吐出口28を経て分配
通路30に流れる燃料の圧力損失が低下するので、プラ
ンジャ20により燃料加圧室21から圧送される燃料の
エネルギー低下を抑えてデリバリバルブ40まで燃料を
圧送できる。
配通路30を通る燃料流れは、図1および図5に示すよ
うに、分配ロータ13の回転位置に関係なく燃料流れの
曲がりが小さい。また、分配ロータ13の回転位置によ
ってはほぼ一直線状に連通して燃料が流れる。このた
め、第2の燃料通路26から燃料吐出口28を経て分配
通路30に流れる燃料の圧力損失が低下するので、プラ
ンジャ20により燃料加圧室21から圧送される燃料の
エネルギー低下を抑えてデリバリバルブ40まで燃料を
圧送できる。
【0023】また、燃料吸入口27から燃料吐出口28
に向かうにしたがい燃料吸入口27および分配ロータ1
3の回転軸を含む仮想平面から離れかつ分配ロータ13
の回転方向に向けて第2の燃料通路26が延びているの
で、第2の燃料通路26内の燃料には、プランジャ20
により燃料加圧室21から圧送される圧送エネルギーに
分配ロータ13の回転エネルギーが加わる。このため、
噴射ポンプ10の燃料供給能力が増加する。
に向かうにしたがい燃料吸入口27および分配ロータ1
3の回転軸を含む仮想平面から離れかつ分配ロータ13
の回転方向に向けて第2の燃料通路26が延びているの
で、第2の燃料通路26内の燃料には、プランジャ20
により燃料加圧室21から圧送される圧送エネルギーに
分配ロータ13の回転エネルギーが加わる。このため、
噴射ポンプ10の燃料供給能力が増加する。
【0024】(3)溢流行程 回転各センサ42から検出されるパルス数により分配ロ
ータ13の回転位置θを検出し、BDC(下死点)から
プランジャ20が所定のリフト位置まで上昇すると、電
磁弁50への通電がオンされ電磁弁50が開弁する。す
ると、溢流通路32と燃料通路61が連通するので、燃
料加圧室21内の高圧燃料が、第1の燃料通路25、燃
料吸入口27、第2の燃料通路26、燃料吐出口28、
溢流口29、溢流通路32、燃料通路61を経て低圧の
燃料室6に溢流される。燃料が溢流すると、分配通路3
1の燃料圧力が低下しインジェクタからの燃料噴射が終
了する。
ータ13の回転位置θを検出し、BDC(下死点)から
プランジャ20が所定のリフト位置まで上昇すると、電
磁弁50への通電がオンされ電磁弁50が開弁する。す
ると、溢流通路32と燃料通路61が連通するので、燃
料加圧室21内の高圧燃料が、第1の燃料通路25、燃
料吸入口27、第2の燃料通路26、燃料吐出口28、
溢流口29、溢流通路32、燃料通路61を経て低圧の
燃料室6に溢流される。燃料が溢流すると、分配通路3
1の燃料圧力が低下しインジェクタからの燃料噴射が終
了する。
【0025】前記、(1) 吸入行程、(2) 圧送行程、 (3)
溢流行程を繰り返すことにより、高精度な燃料噴射量お
よび燃料噴射時期制御が行われる。 (第2実施例)本発明の第2実施例の噴射ポンプを図6
に示す。噴射ポンプ80の分配ヘッド81の内壁にシリ
ンダ82が固定され、このシリンダ82の内壁に分配ロ
ータ83が回転可能に支持されている。
溢流行程を繰り返すことにより、高精度な燃料噴射量お
よび燃料噴射時期制御が行われる。 (第2実施例)本発明の第2実施例の噴射ポンプを図6
に示す。噴射ポンプ80の分配ヘッド81の内壁にシリ
ンダ82が固定され、このシリンダ82の内壁に分配ロ
ータ83が回転可能に支持されている。
【0026】燃料吸入口88および燃料吐出口89は分
配ロータ83の外周壁に形成されており、燃料吐出口8
8は、燃料吸入口89よりも燃料加圧室21から軸方向
に遠い位置に形成されている。第1の燃料通路86は燃
料加圧室21と燃料吸入口88とを結ぶ直線上に形成さ
れ燃料加圧室21と燃料吸入口88とを連通している。
第2の燃料通路87は燃料吸入口88と燃料吐出口89
とを結ぶ直線上に形成され燃料吸入口88と燃料吐出口
89とを連通している。環状の燃料通路90はシリンダ
82の内周壁に形成され、燃料吸入口88および吸入通
路としての燃料通路91と連通している。
配ロータ83の外周壁に形成されており、燃料吐出口8
8は、燃料吸入口89よりも燃料加圧室21から軸方向
に遠い位置に形成されている。第1の燃料通路86は燃
料加圧室21と燃料吸入口88とを結ぶ直線上に形成さ
れ燃料加圧室21と燃料吸入口88とを連通している。
第2の燃料通路87は燃料吸入口88と燃料吐出口89
とを結ぶ直線上に形成され燃料吸入口88と燃料吐出口
89とを連通している。環状の燃料通路90はシリンダ
82の内周壁に形成され、燃料吸入口88および吸入通
路としての燃料通路91と連通している。
【0027】第1の燃料通路86は、燃料加圧室21お
よび燃料吸入口88を含み分配ロータ83の回転軸を通
る仮想平面上に形成されている。第2の燃料通路87は
この仮想平面上には含まれず、燃料吸入口88から燃料
吐出口89に向かうにしたがい前記仮想平面から離れか
つ分配ロータ83の回転方向に向かって延びている。燃
料吐出口89は第2の燃料通路87の端部から分配ロー
タ83の外周壁に沿って分配ロータ83の回転方向に延
びている。
よび燃料吸入口88を含み分配ロータ83の回転軸を通
る仮想平面上に形成されている。第2の燃料通路87は
この仮想平面上には含まれず、燃料吸入口88から燃料
吐出口89に向かうにしたがい前記仮想平面から離れか
つ分配ロータ83の回転方向に向かって延びている。燃
料吐出口89は第2の燃料通路87の端部から分配ロー
タ83の外周壁に沿って分配ロータ83の回転方向に延
びている。
【0028】分配通路92は、燃料吐出口89側からシ
リンダ82の外周に向かい分配ロータ83の回転方向か
つ燃料加圧室21から離れる方向に延びている。つまり
分配通路92は、分配通路92の延長線が分配ロータ8
3の回転軸からずれており、分配ロータ83の回転位置
によっては第2の燃料通路87とほぼ一直線上に連通す
るように形成されている。
リンダ82の外周に向かい分配ロータ83の回転方向か
つ燃料加圧室21から離れる方向に延びている。つまり
分配通路92は、分配通路92の延長線が分配ロータ8
3の回転軸からずれており、分配ロータ83の回転位置
によっては第2の燃料通路87とほぼ一直線上に連通す
るように形成されている。
【0029】分配通路92は分配ヘッド81に設けられ
た分配通路93と常に連通しており、分配通路93から
デリバリーバルブ40を通って高圧燃料が図示しないイ
ンジェクタに供給される。溢流弁100は分配ロータ8
3の回転軸に対して垂直方向から分配ヘッド81に取付
けられており、電磁コイル101への通電をオンすると
閉弁し、電磁コイル101への通電をオフすると開弁す
る。
た分配通路93と常に連通しており、分配通路93から
デリバリーバルブ40を通って高圧燃料が図示しないイ
ンジェクタに供給される。溢流弁100は分配ロータ8
3の回転軸に対して垂直方向から分配ヘッド81に取付
けられており、電磁コイル101への通電をオンすると
閉弁し、電磁コイル101への通電をオフすると開弁す
る。
【0030】次に、噴射ポンプ80の作動について説明
する。 (1) 吸入行程 燃料ギャラリ94にはフィードポンプ5から図示しない
燃料配管を通して燃料が供給されるとともに、後述する
ように、燃料溢流時の溢流燃料が溢流弁100から還流
される。燃料ギャラリ94に供給されている燃料は、二
系統に分かれて溢流弁100の燃料通路104に達して
いる。一つは、燃料通路108、環状通路107を通る
系統であり、もう一つは、環状通路103を通る系統で
ある。
する。 (1) 吸入行程 燃料ギャラリ94にはフィードポンプ5から図示しない
燃料配管を通して燃料が供給されるとともに、後述する
ように、燃料溢流時の溢流燃料が溢流弁100から還流
される。燃料ギャラリ94に供給されている燃料は、二
系統に分かれて溢流弁100の燃料通路104に達して
いる。一つは、燃料通路108、環状通路107を通る
系統であり、もう一つは、環状通路103を通る系統で
ある。
【0031】プランジャ20が分配ロータ83の径方向
外側に移動し、燃料加圧室21の容積が増加すると燃料
加圧室21の圧力が低下する。このとき、溢流弁100
は開弁しており、燃料通路104、燃料通路105、燃
料通路106、燃料通路91、燃料通路90、燃料吸入
口88、第1の燃料通路86を経て燃料が燃料加圧室2
1に吸入される。燃料吐出口89はシリンダ82の内壁
により閉塞されている。
外側に移動し、燃料加圧室21の容積が増加すると燃料
加圧室21の圧力が低下する。このとき、溢流弁100
は開弁しており、燃料通路104、燃料通路105、燃
料通路106、燃料通路91、燃料通路90、燃料吸入
口88、第1の燃料通路86を経て燃料が燃料加圧室2
1に吸入される。燃料吐出口89はシリンダ82の内壁
により閉塞されている。
【0032】(2)圧送行程 分配ロータ83がさらに回転すると、カムローラ23が
インナカムリング24のカム山に乗り上げプランジャ2
0が径方向内側に移動し始める。このとき、燃料吐出口
89と分配通路92とは連通しており、電磁コイル10
1への通電をオンし溢流弁100を閉弁すると、プラン
ジャ20のリフトにともない燃料加圧室21内の燃料が
加圧される。この圧力が一定圧以上になるとデリバリバ
ルブ40が開弁し、燃料加圧室21内の高圧燃料が第1
の燃料通路86、燃料吸入口88、第2の燃料通路8
7、燃料吐出口89、分配通路92、分配通路93を経
てデリバリバルブ40からインジェクタに供給される。
インナカムリング24のカム山に乗り上げプランジャ2
0が径方向内側に移動し始める。このとき、燃料吐出口
89と分配通路92とは連通しており、電磁コイル10
1への通電をオンし溢流弁100を閉弁すると、プラン
ジャ20のリフトにともない燃料加圧室21内の燃料が
加圧される。この圧力が一定圧以上になるとデリバリバ
ルブ40が開弁し、燃料加圧室21内の高圧燃料が第1
の燃料通路86、燃料吸入口88、第2の燃料通路8
7、燃料吐出口89、分配通路92、分配通路93を経
てデリバリバルブ40からインジェクタに供給される。
【0033】(3)溢流行程 圧送行程中に電磁コイル101への通電をオフして溢流
弁100が開弁すると、燃料吸入系路と逆向きに溢流弁
100から二系統に分かれて燃料が溢流する。前記、
(1) 吸入行程、(2) 圧送行程、 (3)溢流行程を繰り返す
ことにより、高精度な燃料噴射量および燃料噴射時期制
御が行われる。
弁100が開弁すると、燃料吸入系路と逆向きに溢流弁
100から二系統に分かれて燃料が溢流する。前記、
(1) 吸入行程、(2) 圧送行程、 (3)溢流行程を繰り返す
ことにより、高精度な燃料噴射量および燃料噴射時期制
御が行われる。
【0034】第2実施例でも第1実施例と同様に、第2
の燃料通路87、燃料吐出口89、分配通路92の連通
時における圧力損失が低下されるので、燃料の圧送エネ
ルギーの低下を抑えてデリバリバルブ40まで供給でき
る。また、燃料の圧送エネルギーに分配ロータ83の回
転エネルギーが加わるので、噴射ポンプ80の燃料供給
能力が増加する。
の燃料通路87、燃料吐出口89、分配通路92の連通
時における圧力損失が低下されるので、燃料の圧送エネ
ルギーの低下を抑えてデリバリバルブ40まで供給でき
る。また、燃料の圧送エネルギーに分配ロータ83の回
転エネルギーが加わるので、噴射ポンプ80の燃料供給
能力が増加する。
【0035】以上説明した本発明の実施例に対し、燃
料吸入口から燃料吐出口に向かうにしたがい燃料吸入口
および分配ロータの回転軸を含む仮想平面から離れると
ともに、分配ロータの回転方向に向かうかまたは分配ロ
ータの反回転方向に向かって第2の燃料通路が延びた状
態でシリンダに形成された分配通路の延長線が分配ロー
タの回転軸を通る構成も本発明では可能である。ま
た、シリンダに形成された分配通路の延長線が分配ロー
タの回転軸からずれた状態で、燃料吸入口および分配ロ
ータの回転軸を含む仮想平面上に第2の燃料通路を形成
することも可能である。
料吸入口から燃料吐出口に向かうにしたがい燃料吸入口
および分配ロータの回転軸を含む仮想平面から離れると
ともに、分配ロータの回転方向に向かうかまたは分配ロ
ータの反回転方向に向かって第2の燃料通路が延びた状
態でシリンダに形成された分配通路の延長線が分配ロー
タの回転軸を通る構成も本発明では可能である。ま
た、シリンダに形成された分配通路の延長線が分配ロー
タの回転軸からずれた状態で、燃料吸入口および分配ロ
ータの回転軸を含む仮想平面上に第2の燃料通路を形成
することも可能である。
【図1】本発明の第1実施例による噴射ポンプの主要部
を示す図2のI−I線断面図である。
を示す図2のI−I線断面図である。
【図2】本発明の第1実施例による噴射ポンプの主要部
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図3】第1実施例の分配ロータを示す斜視部分断面図
である。
である。
【図4】本発明の第1実施例による噴射ポンプを示す縦
断面図である。
断面図である。
【図5】第1実施例の分配ロータ回転位置と、カムリフ
ト量、角度センサ信号、スピル弁開閉、燃料噴射圧との
関係を示す特性図である。
ト量、角度センサ信号、スピル弁開閉、燃料噴射圧との
関係を示す特性図である。
【図6】本発明の第2実施例による噴射ポンプを示す縦
断面図である。
断面図である。
【図7】第2実施例の主要部を示す縦断面図である。
【図8】従来例1の分配ロータを示す斜視断面図であ
る。
る。
【図9】従来例1の吐出燃料流れを示す模式図である。
【図10】従来例2の分配ロータを示す斜視断面図であ
る。
る。
1 駆動軸 4 ベーン式フィードポンプ 10 噴射ポンプ(分配型燃料噴射ポンプ) 12 シリンダ 13 分配ロータ 14 燃料ギャラリ 15 吸入ポート 20 プランジャ 21 燃料加圧室 24 インナカムリング 25 第1の燃料通路 26 第2の燃料通路 27 燃料吸入口 28 燃料吐出口 29 溢流口 30、31 分配通路 80 噴射ポンプ(分配型燃料噴射ポンプ) 82 シリンダ 83 分配ロータ 86 第1の燃料通路 87 第2の燃料通路 88 燃料吸入口 89 燃料吐出口 92、93 分配通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永沼 孝夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 カムのプロフィールに応じて往復移動す
るプランジャにより燃料加圧室に吸入した燃料を加圧し
て圧送および分配する分配型燃料噴射ポンプであって、 内燃機関と同期して回転し、径方向に往復移動可能にプ
ランジャを支持する分配ロータであって、前記分配ロー
タの外周壁に燃料吸入口およびこの燃料吸入口よりも前
記燃料加圧室から軸方向に遠い前記分配ロータの外周壁
に燃料吐出口を設け、前記燃料加圧室と前記燃料吸入口
とを連通する第1の燃料通路、および、前記燃料吸入口
と前記燃料吐出口とを連通する第2の燃料通路を設けた
分配ロータと、 前記燃料吸入口を介して前記燃料加圧室に燃料を供給可
能な吸入通路、および、前記燃料吐出口と連通可能な分
配通路を設け前記分配ロータを回転可能に支持するシリ
ンダとを備え、 前記第2の燃料通路は、前記燃料吸入口から前記燃料吐
出口に向けて前記燃料吸入口および前記分配ロータの回
転軸を含む仮想平面から離れる方向に延びていることを
特徴とする分配型燃料噴射ポンプ。 - 【請求項2】 カムのプロフィールに応じて往復移動す
るプランジャにより燃料加圧室に吸入した燃料を加圧し
て圧送および分配する分配型燃料噴射ポンプであって、 内燃機関と同期して回転し、径方向に往復移動可能にプ
ランジャを支持する分配ロータであって、前記分配ロー
タの外周壁に燃料吸入口およびこの燃料吸入口よりも前
記燃料加圧室から軸方向に遠い前記分配ロータの外周壁
に燃料吐出口を設け、前記燃料加圧室と前記燃料吸入口
とを連通する第1の燃料通路、および、前記燃料吸入口
と前記燃料吐出口とを連通する第2の燃料通路を設けた
分配ロータと、 前記燃料吸入口と連通可能であり前記燃料加圧室に燃料
を供給可能な吸入通路、および、前記燃料吐出口と連通
する分配通路を設け前記分配ロータを回転可能に支持す
るシリンダとを備え、 前記分配通路の延長線は前記分配ロータの回転軸からず
れていることを特徴とする分配型燃料噴射ポンプ。 - 【請求項3】 前記第2の燃料通路は、前記燃料吸入口
から前記燃料吐出口に向けて前記燃料吸入口および前記
分配ロータの回転軸を含む仮想平面から離れる方向に延
びていることを特徴とする請求項2記載の分配型燃料噴
射ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19046795A JPH0942101A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19046795A JPH0942101A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0942101A true JPH0942101A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16258606
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19046795A Pending JPH0942101A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0942101A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007132251A (ja) * | 2005-11-09 | 2007-05-31 | Toyota Motor Corp | 燃料噴射装置 |
-
1995
- 1995-07-26 JP JP19046795A patent/JPH0942101A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007132251A (ja) * | 2005-11-09 | 2007-05-31 | Toyota Motor Corp | 燃料噴射装置 |
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